JP2018155620A - ムーブメント及びそれを備えた時計 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1実施形態のムーブメントの部分側面図である。図2は、図1において上方から見た平面図である。図3は、図1において下方から見た平面図である。(図3は、図2の紙面裏側から見た図であり、輪列を理解する上で図2とほぼ鏡像となっている。)図4は、図2の輪列機構を模式的に表した平面図である。図5は、本発明の第1実施形態の香箱車を除いた輪列機構を下方から見た斜視図である。図6は、本発明の第1実施形態における摩擦結合した第1、第2伝達車を示す側面図である。なお、ムーブメントの時分秒針が設置される側を、以下「表側」と称し、その反対側を「裏側」と称す。表側は文字盤が設置される側であり、裏側は時計ケースの裏蓋側でもある。
表示部とは、少なくとも、分針Bが取り付けられる筒かな37と、時針Cが取り付けられる筒車35と、筒かな37と筒車35とに噛合う、日の裏車31とからなる。本実施形態では、表示部には、秒針が取り付けられる秒針軸が含まれる。第1輪列において、二番車2の回転は「分」の情報を持っている。本実施形態においては、この二番車2の回転の「分」の情報を、それぞれ減速又は増速させて、「時」や「秒」の回転情報を生成させている。「分」の情報を「時」の情報に減速変換している歯車列が、筒かな37から日の裏車31を介し筒車に至る経路であり、「分」の情報を「秒」の情報に増速変換しているのが第4輪列である。
香箱車1を大きくする場合(パワーリザーブを大きくするため)、香箱車1とムーブメントの中心軸Oがオーバーラップしてしまう。このため、二番車2の回転軸Mを、香箱車1と重ならないように、香箱車2の投影面の外側に配置せざるを得なくなる。本実施形態は、このように香箱車1を大きくする場合の実施形態である。通常、時計の多くはセンターセコンドであり、時分秒針はムーブメントの中心軸Oに設置される。このため、本実施形態では、表示部は香箱車2の投影面の内側かつ上側に配置されている。第4輪列は、二番車2からの「分」の情報を増速変換し秒針軸61に伝達して、秒針軸61(図1参照)を中心軸Oに持ってくるために設置されている。
時刻修正時には、竜頭を、時計ケースに押し込まれた1段目の位置から、引いて2段目の位置にする。竜頭には、巻き芯19がネジで固定されており、図1に示すように、巻き芯19には、きち車25が、回転自在に嵌装されており、つづみ車26は、回転はしないが摺動可能に嵌装されている。つづみ車26はクラッチとしての機能を有し、図1では中心軸側に位置(第2段目の位置)して、小鉄車23と噛合っている。つづみ車26は竜頭を2段目に位置に引くと、つづみ車26の円周溝にはかんぬきレバーが係合しており、このかんぬきレバーが、つづみ車26を図1に示すように小鉄車23と噛み合わせる(一段目においては、つづみ車26はきち車25と係合している)。この2段目の状態は、図2においても示されている。なお、1段目と2段目の間にもう一段追加し、カレンダー表示の修正を行ってもよい。
時刻修正時に、第3輪列によって竜頭からのトルクを日の裏車31に伝達するとそのトルクが第1輪列に対して、スリップする機構が必要である。図8の先行技術では、二番車112の外周と筒かな137の内周とが、Fr面で摩擦結合しており、ここで竜頭からのトルクがスリップされる。特許文献1の従来技術では、二番車の軸上にスリップ機構が設けられている。この特許文献1の従来技術の二番車は、エスケープメント(ガンギ車・アンクル・振り石)に繋がっており、時刻修正の際には、二番車内に設けられたスリップ機構が滑り合って回転するように構成されている。これにより、二番車に設けられたスリップ機構の製造誤差や摩擦面の平面度公差が、香箱車と2番かなの噛み合い、及び2番歯車と3番かなの噛み合いにおけるトルクの伝達効率を乱してしまうため、エスケープメントに伝わる動力に影響し、歩度やテンプの振幅に影響を及ぼしていた。一方、本実施形態では、第1、第2伝達車39、41の共通軸Nは、二番車の回転軸Mとは異なるとともに、エスケープメントに繋がる第1輪列には含まれない。したがって、本実施形態ではエスケープメントには上記したような影響が及ばない。
図7は、本発明の第2実施形態の香箱車を除いた輪列機構を下方から見た斜視図である。
2 二番車
3 三番車
4 四番車
7 がんぎ車
8 アンクル
9 テンプ
31 日の裏車
35 筒車
37 筒かな
39 第1伝達車
41 第2伝達車
Claims (5)
- 香箱車、二番車、三番車、四番車からなる第1輪列と、
前記第1輪列からの動力が伝えられるエスケープメントと、
前記エスケープメントを介して前記香箱車からの駆動力が伝達されるテンプと、
分針が取り付けられる筒かな、時針が取り付けられかつ前記筒かなと同軸である筒車、及び、前記筒かなと前記筒車とに噛合う日の裏車を、含む表示部と、
前記二番車の回転軸とは異なる共通軸を有しかつ相互に摩擦結合した第1、第2伝達車を含む第2輪列であって、前記共通軸は前記第1輪列には含まれず、前記第1輪列の回転が前記第1伝達車に伝達され前記第2伝達車の回転は前記筒かなに伝達される第2輪列と、
時刻修正時に竜頭からのトルクを前記表示部に伝達する第3輪列と、を有するムーブメント。 - 前記筒かなと前記筒車の前記同軸は、前記香箱車の投影面の内側にあることを特徴とする請求項1に記載のムーブメント。
- 前記表示部に、秒針が取り付けられる秒針軸が含まれ、
該秒針軸は、前記筒かな及び前記筒車と同軸に設けられ、
前記第1伝達車の回転を、前記秒針軸に伝達する第4輪列を有することを特徴とする請求項2に記載のムーブメント。 - 前記四番車に秒針が取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のムーブメント。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のムーブメントを備えた時計。
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KR102481971B1 (ko) * | 2022-07-12 | 2022-12-27 | 조영봉 | 용두 위치가 다른 편심 구조의 손목 시계용 무브먼트 작동 장치 |
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