JPH04212090A - 中三針携帯時計の輪列構造 - Google Patents

中三針携帯時計の輪列構造

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JPH04212090A
JPH04212090A JP4099191A JP4099191A JPH04212090A JP H04212090 A JPH04212090 A JP H04212090A JP 4099191 A JP4099191 A JP 4099191A JP 4099191 A JP4099191 A JP 4099191A JP H04212090 A JPH04212090 A JP H04212090A
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JP
Japan
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wheel
hand
rotation
minute
transmitted
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JP4099191A
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English (en)
Inventor
Masahide Hasegawa
昌英 長谷川
Mitsutoshi Yamada
山田 光俊
Toshiyuki Imai
俊之 今井
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、腕時計や懐中時計な
ど、秒針車と分針車と時針車を時計ムーブメントの中央
に同一軸を中心として回転可能に支持してなる中三針携
帯時計に適用し得る。詳しくは、そのような中三針携帯
時計において、ロータ車の回転を減速し、秒針車や分針
車や時針車に伝達する輪列構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の輪列構造は、たとえば図
13に示すような構成であった。図中符号aは地板であ
り、輪列受bとの間でロータ車1を回転自在に支持する
。ロータ車1のロータカナ1aは、5番車5の5番歯車
5aと噛み合う。5番車5の5番カナ5bは、秒針車4
の秒針歯車4aと噛み合う。秒針車4は、その真4cが
ポストpを貫通し、そのポストpを立てる分針受cと前
述の輪列受bとで回転自在に支持する。秒針車4の秒針
カナ4bは、3番車3の3番歯車3aと噛み合う。3番
車3の3番カナ3bには、分針車2の分針歯車2aが噛
み合う。分針車2は、前述のポストpが中心を貫通し、
そのポストpを介して分針受cで回転自在に支持する。 分針車2は、その真2cが時針車6を貫通する。そして
、分針車2の分針カナ2bが、図示しない日ノ裏車を介
してその時針歯車6aと噛み合う。
【0003】そして、図13および図14に示すごとく
、ロータ車1の回転を5番車5を介して秒針車4に伝達
してその秒針車4を回転し、また、この秒針車4の回転
を3番車3を介して分針車2に伝達してその分針車2を
回転し、さらに、この分針車2の回転を日ノ裏車を介し
て時針車6に伝達してその時針車6を回転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来の輪列構造では、時計ムーブメントの中央に、輪列受
b・秒針歯車4a・秒針カナ4b・分針受c・分針歯車
2a・分針カナ2b・時針歯車6aの7つの部材を重ね
て配置する。これら7つの部材の薄型化にはそれぞれ限
りがあるから、結局時計ムーブメントの薄型化には限界
があり、従来の時計ムーブメントの厚さを 1.5mm
以下とすることは困難であった。
【0005】そこで、この発明の目的は、そのような従
来の問題点に鑑み、中三針携帯時計の輪列構造を改良し
、時計ムーブメントの一層の薄型化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のこの発明は、たとえば以下の図示実施例において示
すとおり、ロータ車12の回転を歯車列Aを介して時針
車22へと伝達する中三針携帯時計の輪列構造において
、前記歯車列Aから分岐して秒針車14へと回転を伝達
してなることを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載のこの発明は、たと
えば以下の図示実施例に示すごとく、請求項1に記載の
輪列構造において、前記ロータ車12の回転を5番車1
3・4番車17・3番車18・2番車19のような複数
の中間車を介して日ノ裏車20へと伝達し、その日ノ裏
車20を介して分針車21および前記時針車22へと回
転を伝達するとともに、前記ロータ車12と噛み合う5
番車13のような第1番目の前記中間車を介して前記秒
針車14へと回転を伝達してなることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載のこの発明は、たと
えば以下の図示実施例に示すごとく、請求項1に記載の
輪列構造において、前記ロータ車12の回転を5番車1
3・4番車17・3番車18のような複数の中間車を介
して分針車21に伝達し、その分針車21の回転を日ノ
裏車20で減速して前記時針車22へと伝達するととも
に、前記ロータ車12と噛み合う5番車13のような第
1番目の前記中間車に直接前記秒針車14を噛み合わせ
、その秒針車14へと回転を伝達してなることを特徴と
する。
【0009】さらに、請求項4に記載のこの発明は、た
とえば以下の図示実施例に示すごとく、請求項3に記載
の輪列構造において、前記中間車をたとえば5番車13
・4番車17・3番車18の3つとし、その第3番目の
中間車である3番車18を前記分針車21と前記時針車
22との間に配置してなることを特徴とする。
【0010】またさらに、請求項5に記載のこの発明は
、たとえば以下の図示実施例に示すごとく、請求項1に
記載の輪列構造において、前記ロータ車12の回転を6
番車25・4番車17・3番車18・2番車19のよう
な複数の中間車を介して分針車21に伝達し、その分針
車21の回転を日ノ裏車20で減速して前記時針車22
へと伝達するとともに、前記ロータ車12と噛み合う6
番車25のような第1番目の前記中間車から分岐し、前
記複数の中間車とは別の5番車13のような中間車を介
して前記秒針車14へと回転を伝達してなることを特徴
とする。
【0011】さらにまた、請求項6に記載のこの発明は
、たとえば以下の図示実施例に示すごとく、請求項5に
記載の輪列構造において、前記中間車をたとえば6番車
25・4番車17・3番車18・2番車19の4つとし
、その第4番目の中間車である2番車19を分針受16
と同一の高さに配置してなることを特徴とする。
【0012】
【作用】そして、請求項1に記載のこの発明では、ロー
タ車12の回転を歯車列Aを介して時針車22へと伝達
するとともに、前記歯車列Aから分岐して秒針車14へ
と回転を伝達する。
【0013】また、請求項2に記載のこの発明では、ロ
ータ車12の回転を複数の中間車を介して日ノ裏車20
へと伝達し、その日ノ裏車20を介して分針車21およ
び時針車22へと回転を伝達するとともに、第1番目の
前記中間車を介して秒針車14へと回転を伝達する。
【0014】さらに、請求項3および4に記載のこの発
明では、ロータ車12の回転を複数の中間車を介して分
針車21に伝達し、その分針車21の回転を日ノ裏車2
0で減速して時針車22へと伝達するとともに、第1番
目の前記中間車を介して秒針車14へと回転を伝達する
【0015】またさらに、請求項5および6に記載のこ
の発明では、ロータ車12の回転を複数の中間車を介し
て分針車21に伝達し、その分針車21の回転を日ノ裏
車20で減速して時針車22へと伝達するとともに、第
1番目の前記中間車から分岐し、前記複数の中間車とは
別の中間車を介して秒針車14へと回転を伝達する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
を説明する。図1はロータ車から秒針車への回転伝達を
示す時計ムーブメントの断面図、図2はロータ車から分
針車および時針車への回転伝達を示す時計ムーブメント
の断面図、図3はそれらの時計輪列を示す平面図、図4
はロータ車の回転を秒針車や分針車や時針車に伝達する
経路を示すブロック図である。図中符号10は、地板で
ある。地板10は、輪列受11との間でロータ車12を
回転自在に支持する。ロータ車12のロータカナ12a
には、図1および図3に示すごとく、5番車13の5番
歯車13aが噛み合う。5番車13の5番カナ13bは
、時計ムーブメントの中央に設ける秒針車14の秒針歯
車14aと噛み合う。秒針歯車14aは、その真14b
がポスト15を貫通し、そのポスト15を立てた分針受
16と前記輪列受11とで回転自在に支持する。
【0017】他方、5番車13の5番カナ13bは、図
2および図3に示すごとく、4番車17の4番歯車17
aとも噛み合う。4番車17の4番カナ17bは、3番
車18の3番歯車18aと噛み合う。3番車18の3番
カナ18bは、2番車19の2番歯車19aと噛み合う
。2番車19の2番カナ19bは、日ノ裏車20の日ノ
裏歯車20aと噛み合う。日ノ裏歯車20aは、分針車
21の分針カナ21aと噛み合う。分針車21は、前述
のポスト15が中心を貫通し、時計ムーブメントの中央
においてそのポスト15を介して分針受16で回転自在
に支持する。また、日ノ裏車20の日ノ裏カナ20bは
、時針車22の時針歯車22aと噛み合う。時針歯車2
2aは、分針車21の真21bが中心を貫通し、分針車
21と同様に時計ムーブメントの中央においてポスト1
5を介して分針受16で回転自在に支持する。また、こ
の時針車22を図示しない文字板で針座23を介して押
えることにより、時分針のふらつきを防止してなる。
【0018】こうして、この図示実施例では、ムーブメ
ントの中央に、輪列受11と分針受16とで支持して秒
針車14を設け、その秒針車14が中心を貫通する分針
車21とその分針車21が中心を貫通する時針車22と
を分針受16で支持し、それら秒針車14と分針車21
と時針車22を同一軸上に回転自在とする中三針型に構
成してなる。また、ロータ車12と日ノ裏車20との間
に配置する中間車を5番車13・4番車17・3番車1
8・2番車19の4つで構成する。そして、図4に示す
ように、それら4つの中間車に日ノ裏車20を加えて歯
車列Aを構成する。そのうちロータ車12と噛み合う第
1番目の中間車である5番車13に直接秒針車14を噛
み合わせるとともに、同じ5番車13に4番車17・3
番車18・2番車19・日ノ裏車20の噛み合いを介し
て分針車21および時針車22を噛み合わせ、これによ
り、ロータ車12の回転伝達経路を2つに分岐する輪列
構造としてなる。
【0019】しかして、図3および図4に示すとおり、
ロータ車12の回転を、5番車13から順次4番車17
・3番車18・2番車19の中間車に伝達し、その最終
の2番車19を介して日ノ裏車20へと伝達して減速し
、その日ノ裏車20を介して分針車21および時針車2
2に伝達してそれら分針車21および時針車22を回転
する。それとともに、同じロータ車12の回転を、5番
車13を介して秒針車14に伝達し、その秒針車14を
回転する。
【0020】ところで、各歯車およびカナの歯数は、た
とえば次のとおりとする。 ロータカナ12a      8 5番歯車13a      44 5番カナ13b      11 4番歯車17a      40 4番カナ17b        6 3番歯車18a      54 3番カナ18b        6 2番歯車19a      60 2番カナ19b      12 日ノ裏歯車20a    44 日ノ裏カナ20b    11 秒針歯車14        60 分針カナ21a      12 時針歯車22        36
【0021】そして、ロータ車12を2極着磁し、1秒
ごとに180度回転する。すると、秒針車14は、8/
44 × 11/60 = 1/30から、ロータ車1
2の 1/30 回転して 1秒運針する。分針車21
は、 8/44 × 11/40 × 6/54 × 6/6
0 × 12/44 × 44/12= 1/1800 から、ロータ車12の 1/1800 回転する。また
、時針車22は、 8/44 × 11/40 × 6/54 × 6/6
0 × 12/44 × 11/36= 1/2160
0 から、ロータ車12の  1/21600 回転する。
【0022】そして、上述した図示実施例では、秒針車
14・分針車21・時針車22のまわりに、ロータ車1
2・5番車13・4番車17・3番車18・2番車19
・日ノ裏車20などの歯車列を配置する構成とし、歯車
の重なりを最大3部材(たとえば5番車13と4番車1
7と3番車18)に押さえることができる。さらに、分
針カナ21aを2番カナ19bと同じ歯数として小型に
したから、分針車21と5番車13との重なりがなくな
るとともに、5番カナ13bと4番歯車17aとは直接
噛み合うから、秒針車14のバックラッシュの増加もな
く、従来と同じ秒表示精度が得られる。
【0023】なお、上述した図示実施例では、5番車1
3に秒針車14を直接噛み合わせたが、それらの間にさ
らに歯車を設けることも可能である。また、上述した図
示実施例では、ロータ車12に直接5番車13を噛み合
わせたが、それらの間にさらに歯車を設けてロータ車の
位置を移動することも可能である。
【0024】さて、上述した実施例では、図4に示すご
とく、歯車列Aのうち第1番目の中間車13から分岐し
た回転の一方を、複数の中間車17・18・19を介し
て日ノ裏車20へと伝達し、その日ノ裏車20で減速し
て分針車21および時針車22へと伝達する構成とする
。しかし、たとえば以下の図示実施例に示すごとく、こ
の分岐した回転の一方を、複数の中間車を介して分針車
に伝達し、この分針車の回転を日ノ裏車で減速して時針
車へと伝達する構成とすることも可能である。
【0025】すなわち、この他の実施例では、図5およ
び図7に示すごとく、ロータ車12のロータカナ12a
に5番車13の5番歯車13aを噛み合わせ、5番カナ
13bに秒針車14の秒針歯車14aを直接噛み合わせ
る。それとともに、図6および図7に示すごとく、同じ
5番車13に4番車17の4番カナ17bと3番車18
の3番歯車18aの噛み合いを介して分針車21を噛み
合わせる。これにより、ロータ車12の回転の伝達経路
を5番車13から2つに分岐する輪列構造としてなる。 そして、そのロータ車12と分針車21間の中間車を、
5番車13・4番車17・3番車18の3つとする。さ
らに、分針車21は、その分針カナ21bに日ノ裏車2
0の日ノ裏歯車20aを噛み合わす。そして、図8に示
すように日ノ裏車20と分針車21および中間車13・
17・18とで歯車列Aを構成する。そのうち日ノ裏車
20は、図5および図7に示すごとく、その日ノ裏カナ
20bに時針車22の時針歯車22aを噛み合わす。
【0026】そして、図6に示すごとく、この時針車2
2の時針歯車22aと分針車21の分針歯車21aとの
間に、第3番目の中間車である3番車18の3番歯車1
8aを配置してなる。
【0027】しかして、図7および図8に示すとおり、
ロータ車12の回転を、5番車13から順次4番車17
・3番車18の中間車に伝達し、さらにその最終の3番
車18を介して分針車21へと伝達してその分針車21
を回転し、この分針車21の回転を日ノ裏車20で減速
して時針車22へと伝達して時針車22を回転する。そ
れとともに、同じロータ車12の回転を、5番車13を
介して秒針車14に伝達してその秒針車14を回転する
【0028】ところで、この実施例では、各歯車および
カナの歯数は、たとえば次のとおりとする。 ロータカナ12a      7 5番歯車13a      42 5番カナ13b      12 4番歯車17a      45 4番カナ17b        6 3番歯車18a      48 3番カナ18b        6 分針歯車21a        60 分針カナ21b      12 日ノ裏歯車20a    42 日ノ裏カナ20b    14 秒針歯車14a      60 時針歯車22a      48
【0029】そして、ロータ車12を2極着磁し、1秒
ごとに180度回転する。すると、秒針車14は、7/
42 × 12/60 = 1/30から、ロータ車1
2の 1/30 回転して 1秒運針する。分針車21
は、 7/42 × 12/45 × 6/48 × 6/6
0  = 1/1800から、ロータ車12の 1/1
800 回転する。 また、時針車22は、 7/42 × 12/45 × 6/48 × 6/6
0 × 12/42 × 14/48= 1/2160
0 から、ロータ車12の  1/21600 回転する。
【0030】さてまた、図5ないし図8に示した上記実
施例では、ロータ車12と分針車21との間の中間車を
3つとし、そのうちの第1番目の中間車13に秒針車1
4を直接噛み合わせる構成としたが、たとえば以下の図
示実施例に示すごとく、ロータ車と分針車との間の中間
車を4つとし、そのうちの第1番目の中間車にそれら4
つの中間車とは別の中間車を介して秒針車を噛み合わせ
る構成とすることも可能である。
【0031】このさらなる他の実施例では、図9および
図11に示すごとく、ロータ車12のロータカナ12a
に6番車25の6番歯車25aを噛み合わす。6番車2
5は、その6番カナ25bに5番車13の5番歯車13
aを噛み合わす。そして、5番車13の5番カナ13b
に秒針車14の秒針歯車14aを噛み合わす。他方、同
じ6番車25の6番カナ25bには、図10および図1
1に示すごとく、4番車17の4番歯車17aも噛み合
わす。4番車17の4番カナ17bは、3番車18の3
番歯車18aと噛み合う。3番車18の3番カナ18b
は、2番車19の2番歯車19aと噛み合う。そして、
この2番車19の2番カナ19bに分針車21の分針歯
車21aが噛み合う。これにより、ロータ車12の回転
の伝達経路を6番車25から2つに分岐する輪列構造と
してなる。しかして、このロータ車12と分針車21間
の中間車を、6番車25・4番車17・3番車18・2
番車19の4つとするとともに、そのうちの第4番目の
中間車である2番車19の2番歯車19aを分針受16
と同一の高さに配置する。さらに、分針車21の分針カ
ナ21bは、日ノ裏車20の日ノ裏歯車20aと噛み合
う。その日ノ裏車20の日ノ裏カナ20bは、時針車2
2の時針歯車22aと噛み合う。そして、図12に示す
ように日ノ裏車20と分針車21および中間車25・1
7・18・19とで歯車列Aを構成する。
【0032】しかして、図11および図12に示すとお
り、ロータ車12の回転を、6番車25から順次4番車
17・3番車18・2番車19の中間車に伝達し、さら
にその最終の2番車19を介して分針車21へと伝達し
てその分針車21を回転し、この分針車21の回転を日
ノ裏車20で減速して時針車22へと伝達して時針車2
2を回転する。それとともに、同じロータ車12の回転
を、歯車列Aのうち6番車25から分岐して5番車13
を介して秒針車14に伝達し、その秒針車14を回転す
る。
【0033】ところで、この実施例では、各歯車および
カナの歯数は、たとえば次のとおりとする。 ロータカナ12a    13 6番歯車25a      36 6番カナ25b      12 5番歯車13a      40 5番カナ13b      20 4番歯車17a      40 4番カナ17b        6 3番歯車18a      39 3番カナ18b        6 2番歯車19a      45 2番カナ19b      15 分針歯車21a      60 分針カナ21b      12 日ノ裏歯車20a    32 日ノ裏カナ20b    12 秒針歯車14a      65 時針歯車22a      54
【0034】そして、ロータ車12を2極着磁し、1秒
ごとに180度回転する。すると、秒針車14は、13
/36 × 12/40 × 20/65= 1/30
から、ロータ車12の 1/30 回転して 1秒運針
する。分針車21は、 13/36 × 12/40 × 6/39 × 6/
45 ×15/60= 1/1800 から、ロータ車12の 1/1800 回転する。また
、時針車22は、 1/1800 × 12/32 × 12/54 = 
1/21600から、ロータ車12の  1/2160
0 回転する。
【0035】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、ロータ
車の回転を歯車列を介して時針車へと伝達するとともに
、前記歯車列から分岐して秒針車へと伝達する輪列構成
とし、秒針車の回転を減速して分針車や時針車へ伝達す
る構成とはしないことから、時計ムーブメントの中央で
秒針カナをなくしてムーブメントを薄型とし、 1.1
mmレベルの極薄の中三針用時計ムーブメントを得るこ
とができる。
【0036】また、請求項4に記載のこの発明によれば
、最終の中間車を分針車と時針車との間に配置する構成
にして時計ムーブメントの断面スペースを有効に活用す
ることができる。
【0037】さらに、請求項6に記載のこの発明では、
最終の中間車を分針受と同一の高さに配置する構成にし
て上記した時計ムーブメントの薄型化の実効性を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である輪列構造のうちロー
タ車から秒針車への回転伝達を示す時計ムーブメントの
断面図である。
【図2】その輪列構造におけるロータ車から分針車およ
び時針車への回転伝達を示す時計ムーブメントの断面図
である。
【図3】それらの輪列構造を示す平面図である。
【図4】その輪列構造におけるロータ車の回転の伝達経
路を示すブロック図である。
【図5】この発明の他の実施例である輪列構造のうちロ
ータ車から秒針車への回転伝達を示す時計ムーブメント
の断面図である。
【図6】その輪列構造におけるロータ車から時針車への
回転伝達を示す時計ムーブメントの断面図である。
【図7】それらの輪列構造を示す平面図である。
【図8】その輪列構造におけるロータ車の回転の伝達経
路を示すブロック図である。
【図9】この発明のさらなる他の実施例である輪列構造
のうちロータ車から秒針車への回転伝達を示す時計ムー
ブメントの断面図である。
【図10】その輪列構造におけるロータ車から時針車へ
の回転伝達を示す時計ムーブメントの断面図である。
【図11】それらの輪列構造を示す平面図である。
【図12】その輪列構造におけるロータ車の回転の伝達
経路を示すブロック図である。
【図13】従来の中三針携帯時計の輪列構造を示す時計
ムーブメントの断面図である。
【図14】その輪列構造におけるロータ車の回転の伝達
経路を示すブロック図である。
【符号の説明】
12  ロータ車 13  5番車(中間車) 14  秒針車 16  分針受 17  4番車(中間車) 18  3番車(中間車) 19  2番車(中間車) 20  日ノ裏車 21  分針車 22  時針車 25  6番車(中間車) A    歯車列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロータ車の回転を歯車列を介して時針
    車へと伝達する中三針携帯時計の輪列構造において、前
    記歯車列から分岐して秒針車へと回転を伝達してなる、
    中三針携帯時計の輪列構造。
  2. 【請求項2】  前記ロータ車の回転を複数の中間車を
    介して日ノ裏車へと伝達し、その日ノ裏車を介して分針
    車および前記時針車へと回転を伝達するとともに、前記
    ロータ車と噛み合う第1番目の前記中間車を介して前記
    秒針車へと回転を伝達してなる、前記請求項1に記載の
    中三針携帯時計の輪列構造。
  3. 【請求項3】  前記ロータ車の回転を複数の中間車を
    介して分針車に伝達し、その分針車の回転を日ノ裏車で
    減速して前記時針車へと伝達するとともに、前記ロータ
    車と噛み合う第1番目の前記中間車に直接前記秒針車を
    噛み合わせ、その秒針車へと回転を伝達してなる、前記
    請求項1に記載の中三針携帯時計の輪列構造。
  4. 【請求項4】  前記中間車を3つとし、その第3番目
    の中間車を前記分針車と前記時針車との間に配置してな
    る、前記請求項3に記載の中三針携帯時計の輪列構造。
  5. 【請求項5】  前記ロータ車の回転を複数の中間車を
    介して分針車に伝達し、その分針車の回転を日ノ裏車で
    減速して前記時針車へと伝達するとともに、前記ロータ
    車と噛み合う第1番目の前記中間車から分岐し、前記複
    数の中間車とは別の中間車を介して前記秒針車へと回転
    を伝達してなる、前記請求項1に記載の中三針携帯時計
    の輪列構造。
  6. 【請求項6】  前記中間車を4つとし、その第4番目
    の中間車を分針受と同一の高さに配置してなる、前記請
    求項5に記載の中三針携帯時計の輪列構造。
JP4099191A 1990-05-29 1991-02-12 中三針携帯時計の輪列構造 Pending JPH04212090A (ja)

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JP5627690 1990-05-29
JP2-56276 1990-05-29
JP2-88679 1990-08-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6406176B1 (en) 1997-12-22 2002-06-18 Seiko Instruments Inc. Chronograph timepiece

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750084B2 (ja) * 1974-01-23 1982-10-26

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