JP2020147901A - エレベータ式駐車装置とその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入出庫フロアにおける車両の入出庫方向と格納棚における車両の格納方向とが異なる場合でも、昇降旋回装置を入出庫フロアに設置してケージを軽量化することができ、かつ入出庫時に入出庫フロアを利用者が安全に歩行できるエレベータ式駐車装置とその運転方法を提供する。【解決手段】ケージ10が、中心から格納方向Xにずれた位置に設けられた横行装置12と、第1プラットホーム14Aと、第2プラットホーム14Bとを有する。第1プラットホーム14Aは、格納方向Xのパレット3が位置し入出庫方向Yのパレットが位置しない2つの開口のうち、横行装置12が設置されていない側の第1開口33を閉鎖する。第2プラットホーム14Bは、横行装置が設置されている側の第2開口34を閉鎖する。第2プラットホーム14Bは、平面視で横行装置12と干渉しない第3開口35と、第3開口を開閉可能な上部開閉装置40を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、入出庫フロアにおける車両の入出庫方向と格納棚における車両の格納方向とが異なるエレベータ式駐車装置とその運転方法に関する。
エレベータ式駐車装置は、車両を昇降路に沿って昇降させ、昇降路に隣接する格納棚に車両を格納する機械式駐車装置である。エレベータ式駐車装置には、格納棚に格納されたパレットの長手方向と車両の入出庫方向とが異なる装置がある。このようなエレベータ式駐車装置は、例えば特許文献1に開示されている。
図1は、格納棚6に格納されたパレット3の長手方向(以下、格納方向X)と車両1の入出庫方向Yとが異なる従来のエレベータ式駐車装置の説明図である。なおこの例では、格納方向Xと入出庫方向Yとが90度異なっている。
図1において、(A)は全体構成図、(B)はケージ59が入出庫フロア55に到着する直前の入出庫フロア55の平面図である。また(C)は、車両1の入出庫時の入出庫フロア55の平面図であり、(D)は、仮に昇降プラットホーム57が無い場合の入出庫時の入出庫フロア55の平面図を表している。
図1において、ケージ59は、その上にパレット3を搭載し、格納棚6と入出庫フロア55との間で昇降路4を昇降する。格納棚6は、昇降路4に沿って複数設けられている。格納棚6からケージ上に横行したパレット3は、入出庫フロア55に向けて昇降路4を下降する。
ケージ59の中央には、昇降旋回装置52が設けられている。この昇降旋回装置52は、格納棚6とケージ59の間でパレット3を横行させる横行装置を兼ねている。入出庫時には、図1(C)に示すように、昇降旋回装置52によってパレット3が90度水平旋回し、車両1の前後方向を格納方向Xから入出庫方向Yに向ける。
入出庫フロア55には、上述した格納方向Xと入出庫方向Yとに延びる開口部54が略十字状に設けられている。
パレット3がその長手方向を入出庫方向Yに向けると、略十字状の開口部54のうちのパレット3が塞がない部分に2つの大きな開口56が生じる(図1(D))。入出庫時には、利用者が入出庫フロア55に入るため、開口56を塞ぐ必要がある。
従来のエレベータ式駐車装置では、昇降旋回装置52の両側のケージ上に上下動可能に設けられた2つの昇降プラットホーム57でこの開口56を閉鎖していた(図1(C))。
図2は、従来のケージ59と昇降プラットホーム57の説明図である。この図において、(A)は、ケージ59の昇降時、(B)はケージ59が入出庫フロア55に到着する直前、(C)は車両1の入出庫時を示している。
図2(A)(B)に示すように、昇降プラットホーム57は、ケージ59の昇降時及びパレット3の旋回時にはパレット3の下に収められている。ケージ59が入出庫フロア55を通過する際に、昇降プラットホーム57は、パレット3と同じ高さで入出庫フロア55に係止され、図2(C)に示すように、開口56を塞さぐ。
特開2001−271506号公報
上述した従来のエレベータ式駐車装置は、ケージ上に横行装置を兼ねた昇降旋回装置が設置されるため、ケージが複雑かつ全重量が大きくなる。そこで、エレベータ式駐車装置のケージの単純化、軽量化が求められている。
ケージの単純化、軽量化の手段として、横行装置と昇降旋回装置を分け、昇降旋回装置を入出庫フロアに設置し、横行装置をケージに搭載することが考えられる。
この場合、パレット3を水平旋回するためには、昇降旋回装置をパレット3の中心(すなわちケージの中心)に設置する必要がある。そのため横行装置は、昇降旋回装置との干渉を避けて、ケージの中心から長手方向にずれた位置に設置することになる。
しかし、格納方向Xと入出庫方向Yとが異なるエレベータ式駐車装置でケージ59の中心から長手方向にずれた位置に横行装置を設置すると、パレット3の長手方向を入出庫方向Yに向けたときに横行装置が上述した開口56に露出する。横行装置が設置される位置(ケージ59の中心から長手方向にずれた位置)には、昇降プラットホーム57がある。
したがって、ケージの中心から長手方向にずれた位置に横行装置が設置されかつ格納方向Xと入出庫方向Yとが異なるエレベータ式駐車装置に従来の昇降プラットホーム57を使用することはできなかった。
そのため格納方向Xと入出庫方向Yとが異なるエレベータ式駐車装置においてケージの単純化と軽量化を実現するには、入出庫時に横行装置の上方を閉鎖し、パレット3の横行時には横行装置の上方から退避している新たなプラットホームが必要であった。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、入出庫方向と格納方向が異なる場合でも、昇降旋回装置を入出庫フロアに設置してケージを軽量化することができ、かつ入出庫時に入出庫フロアを利用者が安全に歩行できるエレベータ式駐車装置とその運転方法を提供することにある。
本発明によれば、入出庫フロアにおける車両の入出庫方向と格納棚における前記車両の格納方向とが異なるエレベータ式駐車装置であって、
前記格納方向のパレットを載せて昇降路を昇降するケージを備え、
前記ケージは、その中心から前記格納方向にずれた位置に設けられ前記格納棚との間で前記パレットを横行させる横行装置と、
平面視で前記格納方向の前記パレットが位置し前記入出庫方向の前記パレットが位置しない2つの開口のうち、前記横行装置が設置されていない側の第1開口を閉鎖する第1プラットホームと、
前記開口のうち、前記横行装置が設置されている側の第2開口を閉鎖する第2プラットホームと、を有し、
前記第1プラットホームと前記第2プラットホームは、前記ケージに上下動可能に固定されており、
前記第2プラットホームは、平面視で前記横行装置と干渉しない第3開口と、該第3開口を開閉可能な上部開閉装置と、を有する、エレベータ式駐車装置が提供される。
また本発明によれば、上記のエレベータ式駐車装置の運転方法であって、
前記車両の入出庫時に、
前記第3開口の全開状態において、前記ケージを入出庫高さより下方に位置決めし、かつ前記第1プラットホーム及び前記第2プラットホームを前記入出庫高さに位置決めし、
次いで、前記上部開閉装置により前記第3開口を全閉し、ケージ上の前記パレットを前記入出庫方向に位置決めする、エレベータ式駐車装置の運転方法が提供される。
本発明によれば、横行装置がケージの中心から格納方向にずれた位置に設けられているので、入出庫フロアに設けられた昇降旋回装置により、入出庫フロアに位置するケージ上のパレットを入出庫高さより上に持ち上げて水平旋回させることができる。
したがって、昇降旋回装置を入出庫フロアに設置してケージを軽量化することができる。
また、第1プラットホームと第2プラットホームが、ケージに上下動可能に固定されているので、車両の入出庫時に、ケージを入出庫高さより下方に位置決めし、かつ第1プラットホームと第2プラットホームを入出庫高さに位置決めすることができる。
この際、第2プラットホームが第3開口と上部開閉装置とを有するので、第3開口を全開状態にすることで、横行装置と干渉せずに、第1プラットホーム及び第2プラットホームを上下動させることができる。
次いで、上部開閉装置により第3開口を全閉し、ケージ上のパレットを入出庫方向に位置決めすることで、車両の入出庫時に、平面視で格納方向のパレットが位置し入出庫方向のパレットが位置しない2つの開口(第1開口と第2開口)を閉鎖することができる。
したがって、入出庫フロアにおける車両の入出庫方向と格納棚における車両の格納方向とが異なる場合でも、入出庫フロアの開口部を全て塞ぐので、入出庫時に入出庫フロアを利用者が安全に歩行できる。
なお、ケージの昇降時には、ケージ上のパレットを格納方向に位置決めし、上部開閉装置により第3開口を全開する。これにより、横行装置と干渉せずに、第1プラットホーム及び第2プラットホームを上下動させることができ、横行装置によりケージと格納棚との間でパレットを横行させることができる。
格納棚に格納されたパレットの長手方向と入出庫方向とが異なる従来のエレベータ式駐車装置の説明図である。 従来のケージと昇降プラットホームの説明図である。 本発明によるエレベータ式駐車装置の全体構成図である。 本発明の入出庫フロアの平面図である。 本発明によるケージの全体構成図である。 第2プラットホームの全体構成図である。 上部開閉装置の作動説明図である。 本発明によるエレベータ式駐車装置の運転方法の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明によるエレベータ式駐車装置100の全体構成図である。
このエレベータ式駐車装置100は、入出庫フロア5における車両1の入出庫方向Yと格納棚6における車両1の格納方向Xとが異なるエレベータ式駐車装置である。
格納方向Xと入出庫方向Yは、同方向でなければどのような角度に異なっていてもよい。例えばこの図の入出庫方向Yと格納方向Xは90度異なっている。しかしこれに限らず、格納方向Xと入出庫方向Yは、30度や45度異なるものであってもよい。
以下、必要な場合を除き、格納方向Xを「X方向」、入出庫方向Yを「Y方向」と略称する。
図3において、本発明のエレベータ式駐車装置100は、ケージ10、昇降旋回装置20、及び固定プラットホーム30を備える。
ケージ10は、格納方向X(X方向)のパレット3を載せて昇降路4を昇降する。
昇降旋回装置20は、入出庫フロア5に設けられ、入出庫フロア5に位置するケージ上のパレット3を入出庫高さhより上に持ち上げて水平旋回させる。
固定プラットホーム30は、入出庫フロア5の入出庫高さhに固定され、ケージ10とX方向及びY方向のパレット3とが通過可能な開口を有する床である。この開口は、後述する十字開口32である。
入出庫フロア5は、エレベータ式駐車装置100の最下層に設けられており、入出庫フロア5から上方に向けて昇降路4が延びる。格納棚6は、その昇降路4に沿って複数設けられている。
昇降旋回装置20は、入出庫フロア5の下部に備えられ、ケージ10の中心部(中央)を通り抜けてパレット3を持ち上げ、X方向とY方向の間でパレット3を水平旋回させる。
例えば入庫時に昇降旋回装置20は、ケージ上のパレット3の長手方向を入出庫方向Yに向け、入出庫フロア5に設けられた支持レール5aに乗せる。車両1は、そのパレット上に自走して入庫する。
ケージ10は、その長手方向を格納方向Xに向けており、長手方向両端部に設けられた支持ローラ10a(図5参照)にパレット3を載せて入出庫フロア5と格納棚6との間を昇降路4に沿って昇降する。ケージ10は、その四隅に連結されたワイヤーロープによって吊り下げられている。昇降駆動装置9がワイヤーロープを巻き上げ、巻き下ろすことによってケージ10は昇降する。
図4は、本発明の入出庫フロア5の平面図であり、(A)は、入出庫フロア5にケージ10が無い時を示し、(B)は、仮に後述する昇降プラットホーム14が無い場合の入出庫時を示している。
上述したように、入出庫フロア5の入出庫高さhには、固定プラットホーム30が床として固定されている。入出庫方向Yと格納方向Xとが異なるため、固定プラットホーム30には、図4(A)に示すように、X方向とY方向に延びる略十字状の開口32(以下、十字開口32)が設けられている。十字開口32は、ケージ10とX方向とY方向のパレット3が固定プラットホーム30を通過し、入出庫高さhより下方へ通り抜けられるように設けられている。
また、十字開口32の入出庫方向Yの両端部には、パレット3の両端部を支持する支持レール5aが設けられている。
入出庫時には、パレット3の長手方向が入出庫方向Yを向くため、十字開口32のうちの2本の支持レール5aの間の部分がパレット3によって覆われる。
その結果、図4(B)に示すように、仮に、後述する昇降プラットホーム14が無い場合、十字開口32のうちパレット3によって覆われなかった2つ開口が入出庫高さhに露出する。
この2つ開口は、平面視で格納方向Xのパレット3が位置し入出庫方向Yのパレット3が位置しない部分の開口である。以下この開口を、第1開口33及び第2開口34と呼ぶ。
第1開口33は、横行装置12が設置されていない側の開口、第2開口34は、横行装置12が設置された側の開口である。第1開口33と第2開口34の平面視寸法は実質的に同一である。
この例で、昇降旋回装置20は入出庫フロア5の下部に設けられている。パレット3を水平旋回するには、昇降旋回装置20がパレット3の中心に位置している必要がある。そのためケージ10は、昇降旋回装置20が通り抜けできる矩形の枠(フレーム11)に設けられている。
またケージ10には、格納棚6とケージ10との間でパレット3を横行させる横行装置12が設けられている。
昇降旋回装置20がパレット3の中心に位置するため、横行装置12は、昇降旋回装置20との干渉を避けて、ケージ10の中心から長手方向にずれた位置に設けられる。そのため横行装置12は、十字開口32のうち入出庫方向Yに向いたパレット3によって覆われなかった第2開口34に露出する。
このように、入出庫時には第1開口33と第2開口34が入出庫フロア5に開口するため、利用者が安全に乗降できるようにそれらを塞ぐ必要がある。エレベータ式駐車装置100は、入出庫時にそれらの開口(第1開口33と第2開口34)を塞ぐため、後述する昇降プラットホーム14を備える。
図5は、本発明によるケージ10の全体構成図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線における断面図である。なお、この図において、パレット3の図示は省略している。
図5において、ケージ10は、上述した横行装置12と昇降プラットホーム14とを有する。
横行装置12は、ケージ10の中心Oから格納方向Xにずれた位置に設けられ、格納棚6との間でパレット3を横行させる。
この例で横行装置12は、鉛直な回転軸Zを中心に水平旋回する旋回アーム12aと、回転軸Zを中心に旋回アーム12aを水平駆動する旋回駆動装置12bとを有する。旋回アーム12aの先端には上向きに延びる係合ローラ12cが取り付けられている。
ケージ10はその長さ方向両端部にY方向に間隔を隔てて位置する複数の支持ローラ10aを有する。図示しないパレット3は、支持ローラ10aによりY方向に水平移動可能に案内され、かつX方向に延び係合ローラ12cと嵌合する係合溝を有する。
上述した構成により、旋回アーム12aを旋回させることで、パレット3を支持ローラ10aで案内して格納棚6との間でパレット3を横行させることができる。
昇降プラットホーム14は、上述した第1開口33(図4参照)を塞ぐ第1プラットホーム14Aと、上述した第2開口34を塞ぐ第2プラットホーム14Bとからなる。
第1プラットホーム14Aと第2プラットホーム14Bは、それぞれケージ10に上下動可能に固定され、入出庫方向Yのパレット3と十字開口32との間に生じる開口(第1開口33と第2開口34)を閉鎖する。
図5において、第1プラットホーム14Aは、横行装置12が無い方の第1開口33を閉鎖し、第2プラットホーム14Bは、横行装置12がある方の第2開口34を閉鎖する。
図5(B)に示すように第1プラットホーム14Aは、その上を人が歩行可能な矩形の平板15aと、平板15aの下面から下方に鉛直に延びるガイド棒16と、を有する。
同様に第2プラットホーム14Bは、その上を人が歩行可能な矩形の平板15bと、平板15aの下面から下方に鉛直に延びるガイド棒16と、を有する。
ガイド棒16は、ケージ10のフレーム11に上下動可能に固定されている。
図6は、第2プラットホーム14Bの全体構成図である。この図において、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B矢視図、(C)は(A)のC−C矢視図である。
図6において、第2プラットホーム14Bは、平面視で横行装置12と干渉しない第3開口35と、第3開口35を開閉可能な上部開閉装置40を有する。
この図に示すように、上部開閉装置40は、第2プラットホーム14Bの下面に固定されている。
上部開閉装置40は、可動床42、移動ガイド44、及び移動駆動装置46を有する。
可動床42は、第3開口35を全閉する全閉位置aと全開する全開位置bとの間で移動可能な床である。
移動ガイド44は、第2プラットホーム14Bの下面に固定され、全閉位置aと全開位置bとの間で可動床42を移動可能に案内する。
移動駆動装置46は、第2プラットホーム14Bの下面に固定され、全閉位置aと全開位置bとの間で可動床42を移動する。
図7は、上部開閉装置40の作動説明図である。この図において、(A)は、図6(C)に相当する可動床42の全開位置b、(B)は、可動床42の全閉位置aを示している。
この図において、移動ガイド44は、水平ガイドレール44aと傾斜ガイドレール44bを有する。
水平ガイドレール44aは、第3開口35を間に挟んでY方向(ケージ10の幅方向)の両側に位置し、X方向(ケージの長さ方向)に水平に延びる。傾斜ガイドレール44bは、水平ガイドレール44aの外端に連続して位置し外方が下向きに傾斜している。
この例で、移動ガイド44は、断面がコの字形である。また、1対の移動ガイド44のコの字形の開いた部分が互いに対向して内側に向いている。
可動床42は、そのY方向の両端に水平ガイドレール44a及び傾斜ガイドレール44bに沿って案内される複数の案内ローラ43を有する。
この例で可動床42は、第3開口35に相当する矩形床であり、そのY方向の両側にそれぞれ2つの案内ローラ43が取り付けられている。
この構成により、案内ローラ43を水平ガイドレール44aと傾斜ガイドレール44bで案内して、可動床42を全閉位置aと全開位置bとの間で移動することができる。
図6と図7において、移動駆動装置46は、1対のチェーン47と同期駆動装置49とを有する。
1対のチェーン47は、第3開口35を間に挟んでY方向の両側に設けられ、可動床42の外方端を水平ガイドレール44a及び傾斜ガイドレール44bに沿って移動する。
図7において、チェーン47は、2つのスプロケット48a,48bの間に架け渡されている。また、可動床42の外方端が、アッタチメント45を介してチェーン47の一部に固定されている。
図6において、同期駆動装置49は、Y方向に延び両端部に1対のスプロケット48aが固定された同期軸49aと、同期軸49aを回転駆動する駆動装置49bとを有し、1対のチェーン47を同期駆動する。
上述した構成により、全閉位置aと全開位置bとの間で可動床42を移動することができる。
図8は、本発明によるエレベータ式駐車装置100の運転方法の説明図である。この図において、(A)は車両1の入出庫時、(B)はケージ10の昇降時である。
本発明の運転方法は、上述したエレベータ式駐車装置100の運転方法であって、車両1の入出庫時に、以下を実施する。
(1)第3開口35の全開状態において、ケージ10を入出庫高さhより下方に位置決めし、かつ第1プラットホーム14A及び第2プラットホーム14Bを入出庫高さhに位置決めする。
第1プラットホーム14A及び第2プラットホーム14Bは、ケージ10に上下動可能に固定されているため、ケージ10の下降時に、入出庫フロア5の支持部材により支持することで、入出庫高さhに位置決めすることができる。
これにより、第1開口33は第1プラットホーム14Aで塞がれ、第2開口34は、第3開口35を除き第2プラットホーム14Bで塞がれる。
また、ケージ10が入出庫高さhより下方に位置するため、第2プラットホーム14Bは横行装置12よりも上方に位置する。
(2)次いで、上部開閉装置40により横行装置12の上の第3開口35を全閉し、ケージ上のパレット3を入出庫方向Yに位置決めする。図8(A)はこの状態を示している。
第3開口35を可動床42で全閉することで、入出庫フロア5の開口部(第1〜第3開口)を全て塞ぐので、入出庫時に入出庫フロア5を利用者が安全に歩行できる。
また、本発明の運転方法は、ケージ10の昇降時に、ケージ上のパレット3を格納方向Xに位置決めし、上部開閉装置40により第3開口35を全開する。
第3開口35を全開することで、ケージ10を上昇させた際に、第1プラットホーム14A及び第2プラットホーム14Bを横行装置12と干渉しない下方まで下げることができる。
したがって、第3開口35を全開したまま保持することで、ケージ10を昇降させ、横行装置12により格納棚6との間でパレット3を横行させることができる。図8(B)はこの状態を示している。
上述した本発明の実施形態によれば、横行装置12がケージ10の中心から格納方向Xにずれた位置に設けられているので、入出庫フロア5に設けられた昇降旋回装置20により、ケージ上のパレット3を入出庫高さhより上に持ち上げて水平旋回させることができる。
したがって、昇降旋回装置20を入出庫フロア5に設置してケージ10を軽量化することができる。
また、第1プラットホーム14Aと第2プラットホーム14Bが、ケージ10に上下動可能に固定されているので、車両1の入出庫時に、ケージ10を入出庫高さhより下方に位置決めし、かつ昇降プラットホーム14を入出庫高さhに位置決めすることができる。
この際、第2プラットホーム14Bが第3開口35と上部開閉装置40とを有するので、第3開口35を全開状態にすることで、横行装置12と干渉せずに、第1プラットホーム14A及び第2プラットホーム14Bを上下動させることができる。
次いで、上部開閉装置40により第3開口35を全閉し、ケージ上のパレット3を入出庫方向Yに位置決めする。これにより、車両1の入出庫時に、平面視で格納方向Xのパレット3が位置し入出庫方向Yのパレット3が位置しない2つの開口(第1開口33と第2開口34)を閉鎖することができる。
したがって、入出庫フロア5における車両1の入出庫方向Yと格納棚6における車両1の格納方向Xとが異なる場合でも、入出庫フロア5の開口部を全て塞ぐので、入出庫時に入出庫フロア5を利用者が安全に歩行できる。
なお、ケージ10の昇降時には、ケージ上のパレット3を格納方向Xに位置決めし、上部開閉装置40により第3開口35を全開する。これにより、横行装置12と干渉せずに、第1プラットホーム14A及び第2プラットホーム14Bを上下動させることができ、横行装置12によりケージ10と格納棚6との間でパレット3を横行させることができる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
a 全閉位置、b 全開位置、X 格納方向、Y 入出庫方向、Z 回転軸、
h 入出庫高さ、1 車両、3 パレット、5 入出庫フロア、5a 支持レール、
6 格納棚、9 昇降駆動装置、10 ケージ、10a 支持ローラ、
11 フレーム、12 横行装置、12a 旋回アーム、
12b 旋回駆動装置、14 昇降プラットホーム、
14A 第1プラットホーム、14B 第2プラットホーム、
15a,15b 平板、16 ガイド棒、20 昇降旋回装置、
30 固定プラットホーム、32 十字開口、
33 第1開口、34 第2開口、35 第3開口、
40 上部開閉装置、42 可動床、43 案内ローラ、
44 移動ガイド、44a 水平ガイドレール、44b 傾斜ガイドレール、
45 アッタチメント、46 移動駆動装置、47 チェーン、
48a,48b スプロケット、49 同期駆動装置、49a 同期軸、
49b 駆動装置、52 昇降旋回装置、54 開口部、55 入出庫フロア、
56 開口、57 昇降プラットホーム、59 ケージ、
100 エレベータ式駐車装置、

Claims (6)

  1. 入出庫フロアにおける車両の入出庫方向と格納棚における前記車両の格納方向とが異なるエレベータ式駐車装置であって、
    前記格納方向のパレットを載せて昇降路を昇降するケージを備え、
    前記ケージは、その中心から前記格納方向にずれた位置に設けられ前記格納棚との間で前記パレットを横行させる横行装置と、
    平面視で前記格納方向の前記パレットが位置し前記入出庫方向の前記パレットが位置しない2つの開口のうち、前記横行装置が設置されていない側の第1開口を閉鎖する第1プラットホームと、
    前記開口のうち、前記横行装置が設置されている側の第2開口を閉鎖する第2プラットホームと、を有し、
    前記第1プラットホームと前記第2プラットホームは、前記ケージに上下動可能に固定されており、
    前記第2プラットホームは、平面視で前記横行装置と干渉しない第3開口と、該第3開口を開閉可能な上部開閉装置と、を有する、エレベータ式駐車装置。
  2. 前記入出庫フロアに設けられ、前記入出庫フロアに位置するケージ上の前記パレットを入出庫高さより上に持ち上げて水平旋回させる昇降旋回装置と、
    前記入出庫フロアの前記入出庫高さに固定され、前記ケージと前記入出庫方向及び前記格納方向の前記パレットとが通過可能な十字開口を有する固定プラットホームと、を備える、請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  3. 前記上部開閉装置は、前記第3開口を全閉する全閉位置と全開する全開位置との間で移動可能な可動床と、
    前記第2プラットホームの下面に固定され、前記全閉位置と前記全開位置との間で前記可動床を移動可能に案内する移動ガイドと、
    前記第2プラットホームの下面に固定され、前記全閉位置と前記全開位置との間で前記可動床を移動する移動駆動装置とを有する、請求項1に記載のエレベータ式駐車装置。
  4. 前記移動ガイドは、前記第3開口を間に挟んで前記入出庫方向の両側に位置し、前記格納方向に水平に延びる水平ガイドレールと、該水平ガイドレールの外端に連続して位置し外方が下向きに傾斜した傾斜ガイドレールと、を有し、
    前記可動床は、その前記入出庫方向の両端に前記水平ガイドレール及び前記傾斜ガイドレールに沿って案内される複数の案内ローラを有し、
    前記移動駆動装置は、前記第3開口を間に挟んで前記入出庫方向の両側に設けられ、前記可動床の外方端を前記水平ガイドレール及び前記傾斜ガイドレールに沿って移動する1対のチェーンと、該チェーンを同期駆動する同期駆動装置と、を有する、請求項3に記載のエレベータ式駐車装置。
  5. 請求項1に記載のエレベータ式駐車装置の運転方法であって、
    前記車両の入出庫時に、
    前記第3開口の全開状態において、前記ケージを入出庫高さより下方に位置決めし、かつ前記第1プラットホーム及び前記第2プラットホームを前記入出庫高さに位置決めし、
    次いで、前記上部開閉装置により前記第3開口を全閉し、ケージ上の前記パレットを前記入出庫方向に位置決めする、エレベータ式駐車装置の運転方法。
  6. 前記ケージの昇降時に、
    前記ケージ上の前記パレットを前記格納方向に位置決めし、前記上部開閉装置により前記第3開口を全開する、請求項5に記載のエレベータ式駐車装置の運転方法。
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