JP2020147159A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両において、保持部材を交換しなくとも、異なるタイプのパニアケースを取り付けできるようにする。【解決手段】車体の側方に配置されるパニアケース50を保持可能な保持部材52を備える鞍乗り型車両において、保持部材52は、パニアケース50が備える係合部51が係合可能な係合穴部55を備え、係合穴部55の底面部65には、ステーを締結可能な締結部67が設けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車体の側方に配置されるパニアケースを保持する保持部材を備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−500215号公報
ところで、鞍乗り型車両では、例えば、樹脂製のパニアケース及び金属製のパニアケース等のタイプの異なるパニアケースが用意されることがある。上記従来のような保持部材を備える鞍乗り型車両では、タイプの異なるパニアケースを装着する場合には、パニアケースのタイプに合わせて保持部材も専用のものを設けていた。このため、保持部材の交換作業が煩雑になるとともに、ユーザーは複数種類の保持部材を購入していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、保持部材を交換しなくとも、異なるタイプのパニアケースを取り付けできるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、車体の側方に配置されるパニアケース(50)を保持可能な保持部材(52)を備える鞍乗り型車両において、前記保持部材(52)は、前記パニアケース(50)が備える係合部(51)が係合可能な係合穴部(55,56)を備え、前記係合穴部(55,56)の底面部(65)には、ステー(81)を締結可能な締結部(67)が設けられることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記ステー(81)は、前記締結部(67)に締結され、第2のパニアケース(80)を保持しても良い。
また、上述の構成において、前記係合穴部(55,56)は、上方に開口する凹形状であり、前記係合穴部(55,56)の前記底面部(65)に前記締結部(67)としてインサートナットが設けられ、前記ステー(81)は、前記係合穴部(55,56)に上方から入る挿入部(83)を介して前記インサートナットに締結されても良い。
また、上述の構成において、前記挿入部(83)は、前記ステー(81)と前記インサートナットとの間に挟まれる筒状のカラー部材であっても良い。
さらに、上述の構成において、前記係合穴部(55,56)の内部には、平面視で、前記係合穴部(55,56)の内面(62a)が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間(66a)が設けられ、前記挿入部(83)の少なくとも一部は、前記凸空間(66a)に配置されても良い。
また、上述の構成において、前記ステー(81)が前記締結部(67)に締結されない状態では、前記締結部(67)を覆うキャップ(70)が前記締結部(67)に取り付けられても良い。
また、上述の構成において、前記係合穴部(55,56)には、車幅方向内側に貫通する水抜き孔(61a)が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記係合穴部(55,56)の内部には、平面視で、前記係合穴部(55,56)の内面(62a)が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間(66a)が設けられ、前記パニアケース(50)の前記係合部(51)の下面部には、前記保持部材(52)に当接するダンパー部材(59)が設けられ、前記ダンパー部材(59)を前記下面部に締結する締結具(60)の少なくとも一部は、前記凸空間(66a)に配置されても良い。
鞍乗り型車両は、車体の側方に配置されるパニアケースを保持可能な保持部材を備え、保持部材は、パニアケースが備える係合部が係合可能な係合穴部を備え、係合穴部の底面部には、ステーを締結可能な締結部が設けられる。
この構成によれば、保持部材の係合穴部にパニアケースの係合部を係合させてパニアケースを取り付けできるとともに、係合穴部の底面部の締結部に締結されるステーを介し、他のパニアケースを保持部材に取り付けできる。このため、保持部材を交換しなくとも、異なるタイプのパニアケースを取り付けできる。
また、上述の構成において、ステーは、締結部に締結され、第2のパニアケースを保持しても良い。
この構成によれば、第2のパニアケースをステーを介して保持部材に保持させることができ、保持部材を交換しなくとも、異なるタイプのパニアケースを取り付けできる。
また、上述の構成において、係合穴部は、上方に開口する凹形状であり、係合穴部の底面部に締結部としてインサートナットが設けられ、ステーは、係合穴部に上方から入る挿入部を介してインサートナットに締結されても良い。
この構成によれば、係合穴部に上方からパニアケースの係合部を係合させることができ、パニアケースを保持部材に取り付け易い。また、係合穴部が凹形状であっても、挿入部を介してステーを締結部に締結できる。さらに、係合穴部の底面部に締結部としてインサートナットが設けられるため、締結部を簡単な構造で設けることができるとともに、締結部を車幅方向にコンパクトに設けることができる。
また、上述の構成において、挿入部は、ステーとインサートナットとの間に挟まれる筒状のカラー部材であっても良い。
この構成によれば、挿入部及びステーを簡単な構造で設けることができる。
さらに、上述の構成において、係合穴部の内部には、平面視で、係合穴部の内面が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間が設けられ、挿入部の少なくとも一部は、凸空間に配置されても良い。
この構成によれば、挿入部を配置するために係合穴部に設けられる空間を小さくでき、保持部材の剛性を確保できるため、係合穴部によってパニアケースを強固に保持できる。また、凸空間に挿入部を配置することで、挿入部を適切な位置に位置決めでき、ステーを保持部材に容易に取り付けできる。
また、上述の構成において、ステーが締結部に締結されない状態では、締結部を覆うキャップが締結部に取り付けられても良い。
この構成によれば、ステーが締結部に締結されない状態において、雨水及び塵埃等の締結部への侵入を防止できるとともに、外観性を向上できる。
また、上述の構成において、係合穴部には、車幅方向内側に貫通する水抜き孔が設けられても良い。
この構成によれば、水抜き孔から車幅方向内に水を抜くことができ、係合穴部の水がパニアケース側に流れることを抑制できる。
また、上述の構成において、係合穴部の内部には、平面視で、係合穴部の内面が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間が設けられ、パニアケースの係合部の下面部には、保持部材に当接するダンパー部材が設けられ、ダンパー部材を下面部に締結する締結具の少なくとも一部は、凸空間に配置されても良い。
この構成によれば、パニアケースの振動をダンパー部材によって抑制できる。また、ダンパー部材の締結具を凸空間を利用してコンパクトに配置できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車にパニアケースが取り付けられた状態を示す斜視図である。 自動二輪車に第2のパニアケースが取り付けられた状態を示す斜視図である。 車体側におけるパニアケース及び第2のパニアケースの取付部を側方側から見た斜視図である。 自動二輪車の後部の左側面図である。 保持部材の取付状態を上方側から見た平面図である。 図2のVII−VII断面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図3のIX−IX断面図である。 リアサイドカバーに替えて、第2のリアサイドカバーを取り付けた状態を側方側から見た斜視図である。 第2のリアサイドカバーを取り付けた状態を下方側から見た斜視図である。 第2のリアサイドカバーを取り付ける場合において、保持部材を車体に設けない状態を側方側から見た斜視図である。 第2のリアサイドカバーを取り付ける場合において、保持部材を車体に設けない状態を下方側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ16と、左右一対のメインフレーム17と、左右一対のピボットフレーム18と、ダウンフレーム19と、左右一対のロアフレーム20と、左右一対のシートフレーム21とを備える。
詳細には、ヘッドパイプ16は、車体フレーム10の前端に設けられ、車幅の中央に位置する。
左右のメインフレーム17は、ヘッドパイプ16から後下がりに後方へ延びる。
左右のピボットフレーム18は、メインフレーム17の後端から下方に延びる。
ダウンフレーム19は、ヘッドパイプ16においてメインフレーム17の下方の位置から1本で下方に延び、車幅の中央に位置する。
左右のロアフレーム20は、ダウンフレーム19の下端部から左右に分岐してそれぞれ後方に延び、ピボットフレーム18の下端部に接続される。
左右のシートフレーム21は、ピボットフレーム18の上部から後上方に延びる。
操舵系12は、ヘッドパイプ16に軸支されるステアリング軸(不図示)を介して操舵自在に設けられる左右一対のフロントフォーク25と、フロントフォーク25の上端部に取り付けられるハンドル26とを備える。前輪2は、フロントフォーク25の下端部に軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム18を車幅方向に連結するピボット軸27に前端部を軸支され、ピボット軸27を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム13の後端部に軸支される。
エンジン11は、車両側面視で、メインフレーム17とロアフレーム20との間、且つ、ダウンフレーム19とピボットフレーム18との間に配置され、車体フレーム10に支持される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部から上方に延びるシリンダー部31とを備える。シリンダー部31のシリンダー軸線31aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の吸気装置(不図示)は、シリンダー部31の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気装置は、シリンダー部31の前面の排気ポートに接続される排気管32aと、排気管32aの下流端に接続されるマフラー32bとを備える。
クランクケース30の後部は、変速機を収容する変速機ケース部30bである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン33によって後輪3に伝達される。
シート14は、シートフレーム21に下方から支持される。シート14は、運転者が着座する前シート14aと、同乗者が着座する後シート14bとを一体に備える。
燃料タンク35は、ヘッドパイプ16とシート14との間に配置され、エンジン11の上方でメインフレーム17に支持される。
運転者が足を乗せるステップ36は、ピボットフレーム18の下端部に左右一対で設けられる。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバー37を備える。車体カバー37は、ヘッドパイプ16及び操舵系12の上部を前方及び側方から覆うフロントカバー38と、シート14の下方でシートフレーム21を覆う左右一対のリアサイドカバー39と、シート14の後方の部分を上方から覆うテールカバー40と、エンジン11の下部を前方から覆うアンダーカバー41とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー42と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー43と、スタンド44とを備える。
後シート14bの同乗者が足を乗せるタンデムステップ45は、シートフレーム21に取り付けられるタンデムステップステー45aに支持される。
後シート14bの同乗者が把持するグラブレール48は、前シート14aよりも後方に配置される。
詳細には、グラブレール48は、後シート14bの外側方に設けられる左右一対のグリップ部48aと、左右のグリップ部48aの後端部を車幅方向に連結する荷台部48bとを一体に備える。グリップ部48aは、車両前後方向に延びる棒状部材であり、同乗者はグリップ部48aを把持する。
グラブレール48は、グリップ部48aの前端部から下方に延びる前側固定部48cと、グラブレール48の後部から下方に延びる後側固定部48dとを介し、シートフレーム21に取り付けられる。
図2は、自動二輪車1にパニアケース50が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、自動二輪車1には、物品を収納可能なパニアケース50が取り付けられる。パニアケース50は、自動二輪車1の車体の後部において左右の側方に左右一対で配置され、車体に固定される。パニアケース50は、樹脂製の箱部材である。
パニアケース50は、パニアケース50の上部から車幅方向内側に延びて車体に取り付けられる係合部51を備える。係合部51は、車両前後方向に並べて複数(一対)設けられる。
図3は、自動二輪車1に第2のパニアケース80が取り付けられた状態を示す斜視図である。
自動二輪車1には、物品を収納可能な第2のパニアケース80を、パニアケース50に替えて取り付け可能である。第2のパニアケース80は、自動二輪車1の車体の後部において左右の側方に左右一対で配置され、車体に固定される。
第2のパニアケース80は、パニアケース50とは異なるタイプの箱部材であり、例えばアルミニウム合金等の金属製である。第2のパニアケース80は、車体に対する取付構造がパニアケース50とは異なる他のパニアケースである。
第2のパニアケース80は、車幅方向内側に延びて車体に取り付けられるステー81を備える。
パニアケース50及び第2のパニアケース80は、前シート14aよりも後方で、後シート14bよりも下方且つスイングアーム13よりも上方に配置される。
左右のパニアケース50及び左右の第2のパニアケース80は、左右で略対称に設けられる。
図4は、車体側におけるパニアケース50及び第2のパニアケース80の取付部を側方側から見た斜視図である。
図4を参照し、自動二輪車1は、パニアケース50及び第2のパニアケース80を保持する保持部材52を備える。保持部材52は、車体の左右に一対で設けられる。ここで、保持部材52及び保持部材52の周辺構造は、左右で略対称に設けられるため、左側の構造について詳細に説明し、右側の構造については詳細な説明を省略する。
保持部材52は、リアサイドカバー39の内側に配置され、リアサイドカバー39によって隠れる。
図5は、自動二輪車1の後部の左側面図である。図6は、保持部材52の取付状態を上方側から見た平面図である。図5及び図6では、リアサイドカバー39及びシート14等は取り外されている。
図5及び図6を参照し、グラブレール48のグリップ部48aは、シートフレーム21の上方をシートフレーム21に沿うように後上がりに延びる。
グラブレール48の前側固定部48cは、前側固定部48cに車幅方向外側から挿通される固定ボルト48eによってシートフレーム21に締結される。グラブレール48の後側固定部48d(図1)は、車幅方向外側から挿通される固定ボルト(不図示)によってシートフレーム21に締結される。
保持部材52は、グリップ部48aの下方でシートフレーム21の後部の外側方に配置され、シートフレーム21に固定される。保持部材52は、シートフレーム21の後部に車幅方向外側から重なる。保持部材52は、シートフレーム21に沿うように設けられており、上下方向よりも車両前後方向に長く延びる。
保持部材52の前部は、グラブレール48の前側固定部48cの下部に車幅方向外側から重なる。保持部材52の前部は、固定ボルト48eによってシートフレーム21に固定される。すなわち、保持部材52の前部は、シートフレーム21に対し、固定ボルト48eによってグラブレール48と共締めされる。
保持部材52の後部は、保持部材52に車幅方向外側から挿通される固定ボルト53によってシートフレーム21に直接締結される。
保持部材52の上面部には、パニアケース50の係合部51(図2)が係合する係合穴部55,56が設けられる。係合穴部55,56は、上方に開口する凹形状である。
係合穴部55は、前側の係合部51が係合する穴部である。係合穴部56は、後側の係合部51が係合する穴部であり、係合穴部55の後方に設けられる。
前側の係合穴部55は、保持部材52の前部に設けられ、グラブレール48のグリップ部48a及び前側固定部48cよりも前方に位置する。
後側の係合穴部56は、保持部材52の後部に設けられ、グラブレール48の前側固定部48cよりも後方且つ後側固定部48d(図1)よりも前方に位置する。また、係合穴部56は、グラブレール48のグリップ部48aよりも車幅方向内側でグリップ部48aよりも下方に位置する。
図1、図4、及び図5を参照し、保持部材52の下面部には、下方に開放する下側係合穴部57が設けられる。下側係合穴部57は、保持部材52の下面部の一部が上方に凹む凹形状である。
下側係合穴部57は、係合穴部55,56よりも下方に設けられる。下側係合穴部57は、車両前後方向では、前側の係合穴部55よりも後方且つ後側の係合穴部56よりも前方に位置する。
図2及び図4を参照し、リアサイドカバー39は、シートフレーム21等の車体を側方から覆うカバー側面部39aと、カバー側面部39aの上縁から後シート14b側に向けて車幅方向内側へ延びるカバー上面部39bとを備える。
リアサイドカバー39は、カバー上面部39bを貫通する上面開口39cを前後に一対備える。上面開口39cは、係合穴部55,56に上方から重なり、保持部材52の係合穴部55,56は、上面開口39cから上方に露出する。
保持部材52の下側係合穴部57は、カバー側面部39aの下縁部とリアフェンダー43との間の隙間から下方に露出する。
下側係合穴部57には、パニアケース50が備える下側係合部58(図4)が係合する。下側係合部58は、係合部51よりも下方に設けられる。下側係合部58は、パニアケース50に設けられる操作部(不図示)の操作に連動して上下に移動するフック状部材である。
図7は、図2のVII−VII断面図である。図8は、図7のVIII−VIII断面図である。
図2及び図6〜図8を参照し、パニアケース50の係合部51は、パニアケース50の上面部から車幅方向内側に延出する内側延出部51aと、内側延出部51aの端部から下方に延出する係合凸部51bとを備える。
係合部51の下面部には、ダンパー部材59が取り付けられる。ダンパー部材59は、内側延出部51aの下面を下方から覆うダンパー上壁部59aと、係合凸部51bを車幅方向外側から覆うダンパー側壁部59bとを一体に備える。ダンパー部材59は、例えばエラストマーであり、防振性が高い。
内側延出部51aの下面には、下方に突出するボス部51cが設けられる。ダンパー部材59は、ダンパー上壁部59aに設けられる孔59cがボス部51cに下方から嵌められ、ボス部51cに下方から締結されるダンパー締結具60(締結具)によって係合部51に固定される。
また、ダンパー部材59は、ダンパー側壁部59bに設けられる突起59dが、係合凸部51bに設けられる孔51dに係合する。
保持部材52の係合穴部55,56は、車幅方向に互いに離間して配置される内側側壁部61及び外側側壁部62と、内側側壁部61及び外側側壁部62の前端部を車幅方向に繋ぐ前壁部63と、内側側壁部61及び外側側壁部62の後端部を車幅方向に繋ぐ後壁部64と、係合穴部55,56の底を形成する底面部65とによって区画される。
係合穴部55,56は、内側側壁部61の板厚よりも外側側壁部62の板厚が厚く形成される。外側側壁部62の高さは、内側側壁部61の高さよりも低い。
係合穴部55,56は、平面視で、車両前後方向に長い略矩形の空間66を内部に形成する。
係合穴部55,56の空間66には、平面視で、外側側壁部62の内面62aの一部が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間66aが設けられる。凸空間66aは、底面部65から外側側壁部62の上端まで設けられる。
凸空間66aは、車両前後方向では、係合穴部55,56の中間部に設けられる。凸空間66aの部分では、外側側壁部62の板厚は薄くなる。
係合穴部55,56の底面部65には、締結部67が設けられる。締結部67は、底面部65に埋め込まれる円筒状のインサートナットである。締結部67の雌ねじ部67aは、底面部65から上方に露出する。締結部67の上端面は、底面部65の上面と略面一である。
締結部67は、平面視で、空間66に設けられるが、締結部67の車幅方向外側の端部は凸空間66aに配置される。
本実施の形態では、締結部67の位置に対応して凸空間66aが外側側壁部62の一部のみに設けられるため、外側側壁部62の板厚を大きく確保でき、係合穴部55,56の剛性を高くできる。
締結部67には、締結部67を上方から覆うキャップ70が取り付けられる。キャップ70は、雌ねじ部67aに挿入される軸部70aと、軸部70aの上端に設けられて締結部67を覆う蓋部70bとを備える。キャップ70の車幅方向外側の端部は凸空間66aに配置される。
キャップ70は、雌ねじ部67aを塞ぎ、雌ねじ部67aへの雨水や塵埃等の侵入を防止する。また、キャップ70は、パニアケース50が保持部材52に取り付けられていない状態では、係合穴部55,56から上方に露出する締結部67を隠し、外観性を向上させる。
凸空間66aは、平面視では、キャップ70及び締結部67の外形に沿うように円弧状に形成される。
図5及び図6を参照し、係合穴部55,56において内側側壁部61の前端部の下部には、内側側壁部61を車幅方向内側に向けて貫通する水抜き孔61aが設けられる。底面部65は、車両側面視では前下がりに傾斜しており、係合穴部55,56に入る雨水等の水は、底面部65に沿って前方に流れ、係合穴部55,56の前端部に位置する水抜き孔61aから車幅方向内側に排出される。
図2、図4、図7、及び図8を参照し、パニアケース50は、前後一対の係合部51が保持部材52の係合穴部55,56にそれぞれ係合するとともに、下側係合部58が保持部材52の下側係合穴部57に係合することで、保持部材52に固定される。
図7及び図8を参照し、パニアケース50の係合部51は、係合凸部51bが係合穴部55,56に上方から係合することで保持部材52に固定される。
詳細には、係合部51は、ダンパー上壁部59aが外側側壁部62の上端部に当接するとともに、係合凸部51bの下端部が底面部65に当接することで、上下方向に位置決めされる。
また、係合部51は、係合凸部51bが係合穴部55,56に係合することで、係合穴部55,56の内周部によって、車両前後方向及び車幅方向に位置決めされる。係合凸部51bの外側面と外側側壁部62の内面62aにおいて凸空間66aの前後に位置する部分との間には、ダンパー側壁部59bが介装される。
ダンパー側壁部59bの下端部は、キャップ70及び底面部65に対し上方に離間して設けられる。
車体側からパニアケース50に伝わる振動は、係合部51と係合穴部55,56との間に設けられるダンパー部材59によって低減される。
ダンパー締結具60は、締結部67の真上に配置されるボルトである。ダンパー締結具60の頭部60aの車幅方向外側の端部は、凸空間66aに配置される。このため、凸空間66aを利用してダンパー締結具60をコンパクトに配置できる。
図9は、図3のIX−IX断面図である。
図3及び図9を参照し、第2のパニアケース80のステー81は、第2のパニアケース80の箱状の本体部80a側から車幅方向内側に延びる取付アーム部81aを前後に一対備える。
第2のパニアケース80は、パニアケース50に替えて保持部材52の係合穴部55,56に取り付けられる。
第2のパニアケース80を保持部材52に取り付ける場合には、キャップ70(図7)は締結部67から取り外される。
第2のパニアケース80は、取付アーム部81aに挿通されて締結部67に締結されるステー固定具82と、取付アーム部81aと締結部67との間に介装されるカラー部材83(挿入部)とを介し、保持部材52に固定される。ステー固定具82はボルトである。
取付アーム部81aの先端部には、ステー固定具82が上方から挿通される固定孔81bが設けられる。
カラー部材83は、円筒状であり、ステー固定具82が上下に貫通する挿通孔83aを備える。
カラー部材83は、上方から係合穴部55,56に挿入され、空間66に配置される。
カラー部材83の車幅方向外側の端部(一部)は、凸空間66aに配置される。
カラー部材83は、底面部65において締結部67上に配置される。カラー部材83の上面83bは、外側側壁部62の上端面よりも上方に位置する。
取付アーム部81aは、カラー部材83の上面83bに上方から重ねて配置される。
ステー固定具82は、上方から取付アーム部81aの固定孔81b及びカラー部材83の挿通孔83aに挿入され、締結部67の雌ねじ部67aに締結される。
本実施の形態では、パニアケース50の係合部51が係合する係合穴部55,56の底面部65に設けられる締結部67に、第2のパニアケース80のステー81を締結できるため、保持部材52をパニアケース50及び第2のパニアケース80で共用できる。このため、保持部材52を交換しなくとも、パニアケース50及び第2のパニアケース80のいずれかを自動二輪車1に取り付けできる。
また、図3、図5、及び図6を参照し、後側の係合穴部56の上方には、グラブレール48のグリップ部48aが配置されるため、取付アーム部81aは、グリップ部48aと保持部材52の上面との間を通って係合穴部56に固定される。本実施の形態では、カラー部材83が取付アーム部81aとは別体であり、カラー部材83を取付アーム部81aよりも先に係合穴部56にセットできるため、取付アーム部81aをグリップ部48aと保持部材52との間に通し易い。このため、第2のパニアケース80を容易に保持部材52に取り付けできる。
また、係合穴部55,56において、カラー部材83は、凸空間66aに配置されるため、凸空間66aによってカラー部材83を適切な位置に位置決めできる。
なお、第2のパニアケース80のステー81は、係合穴部55,56に加えて、例えばタンデムステップステー45a(図1)等の車体の他の部分にも固定されても良い。
図10は、リアサイドカバー39に替えて、第2のリアサイドカバー139を取り付けた状態を側方側から見た斜視図である。図11は、第2のリアサイドカバー139を取り付けた状態を下方側から見た斜視図である。
図10及び図11を参照し、第2のリアサイドカバー139は、車体を側方から覆うサイドカバー本体部139aと、サイドカバー本体部139aの上部に取り付けられる上部カバー部139bとを備える。
サイドカバー本体部139aは、保持部材52を外側方から覆う。係合穴部56を含む保持部材52の後部は、サイドカバー本体部139aよりも後方に位置し、外側に露出する。
上部カバー部139bは、係合穴部55,56の周囲を上方から覆う。上部カバー部139bは、係合穴部55を上方に露出させる開口部139cを備える。
保持部材52の下側係合穴部57は、サイドカバー本体部139a後部の下縁部とリアフェンダー43との間の隙間から下方に露出する。
第2のリアサイドカバー139は、リアサイドカバー39よりも小型のカバーであるため、第2のリアサイドカバー139が取り付けられた状態では、自動二輪車1の外観がシンプルになる。
図12は、第2のリアサイドカバー139を取り付ける場合において、保持部材52を車体に設けない状態を側方側から見た斜視図である。図13は、第2のリアサイドカバー139を取り付ける場合において、保持部材52を車体に設けない状態を下方側から見た斜視図である。なお、図12及び図13では、グラブレール48も取り外されている。
図12及び図13を参照し、保持部材52を車体に設けない場合、第2のリアサイドカバー139は、上部カバー部139bに替えて第2の上部カバー部139dが設けられる。
第2の上部カバー部139dは、サイドカバー本体部139aの上部に取り付けられる。
第2の上部カバー部139dは、保持部材52が設けられていたとしたら、係合穴部55,56を上方から覆う位置まで延びるカバーであり、開口部139c(図10)を有さない。
このため、保持部材52を車体に設けない場合には、第2の上部カバー部139dを取り付けることで、開口部139c等から第2のリアサイドカバー139の内部が外側に露出することを防止できる。
図13に示すように、保持部材52を車体に設けない場合には、保持部材52の下側係合穴部57(図11)を下方に露出させていた隙間は、サイドカバー本体部139a後部の下縁部とリアフェンダー43との間に設けられる下面カバー140によって塞がれる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、車体の側方に配置されるパニアケース50を保持可能な保持部材52を備え、保持部材52は、パニアケース50が備える係合部51が係合可能な係合穴部55,56を備え、係合穴部55,56の底面部65には、ステー81を締結可能な締結部67が設けられる。
この構成によれば、保持部材52の係合穴部55,56にパニアケース50の係合部51を係合させてパニアケース50を取り付けできるとともに、係合穴部55,56の底面部65の締結部67に締結されるステー81を介し、他のパニアケースである第2のパニアケース80を保持部材52に取り付けできる。このため、保持部材52を交換しなくとも、パニアケース50とは異なるタイプの第2のパニアケース80を取り付けできる。
また、ステー81は、締結部67に締結され、第2のパニアケースを保持する。
この構成によれば、第2のパニアケース80をステー81を介して保持部材52に保持させることができ、保持部材52を交換しなくとも、パニアケース50とは異なるタイプの第2のパニアケース80を取り付けできる。
また、係合穴部55,56は、上方に開口する凹形状であり、係合穴部55,56の底面部65に締結部67としてインサートナットが設けられ、ステー81は、係合穴部55,56に上方から入る挿入部としてのカラー部材83を介してインサートナットに締結される。
この構成によれば、係合穴部55,56に上方からパニアケース50の係合部51を係合させることができ、パニアケース50を保持部材52に取り付け易い。また、係合穴部55,56が凹形状であっても、カラー部材83を介してステー81を締結部67に締結できる。さらに、係合穴部55,56の底面部65に締結部67としてインサートナットが設けられるため、締結部67を簡単な構造で設けることができるとともに、締結部67を車幅方向にコンパクトに設けることができる。
また、上記挿入部は、ステー81と締結部67との間に挟まれる筒状のカラー部材83である。
この構成によれば、挿入部及びステー81を簡単な構造で設けることができる。また、係合穴部55,56の周辺部のスペースが狭い場合であっても、カラー部材83及びステー81を分けて係合穴部55,56に組み付けでき、ステー81を取り付け易い。
さらに、係合穴部55,56の内部には、平面視で、係合穴部55,56の内面62aが車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間66aが設けられ、カラー部材83の少なくとも一部は、凸空間66aに配置される。
この構成によれば、カラー部材83を配置するために係合穴部55,56に設けられる空間66を小さくでき、保持部材52の剛性を確保できるため、係合穴部55,56によってパニアケース50を強固に保持できる。また、凸空間66aにカラー部材83を配置することで、カラー部材83を適切な位置に位置決めでき、ステー81を保持部材52に容易に取り付けできる。
また、ステー81が締結部67に締結されない状態では、締結部67を覆うキャップ70が締結部67に取り付けられる。
この構成によれば、ステー81が締結部67に締結されない状態において、雨水及び塵埃等の締結部67への侵入を防止できるとともに、外観性を向上できる。
また、係合穴部55,56には、車幅方向内側に貫通する水抜き孔61aが設けられる。
この構成によれば、水抜き孔61aから車幅方向内に水を抜くことができ、係合穴部55,56内の水がパニアケース50側に流れることを抑制できる。
また、係合穴部55,56の内部には、平面視で、係合穴部55,56の内面62aが車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間66aが設けられ、パニアケース50の係合部51の下面部には、保持部材52に当接するダンパー部材59が設けられ、ダンパー部材59を上記下面部に締結するダンパー締結具60の少なくとも一部は、凸空間66aに配置される。
この構成によれば、パニアケース50の振動をダンパー部材59によって抑制できる。また、ダンパー締結具60を凸空間66aを利用してコンパクトに配置できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、挿入部としてのカラー部材83は、ステー81とは別体であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、取付アーム部81aから下方に突出する挿入部がステー81に一体に設けられても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
50 パニアケース
51 係合部
52 保持部材
55,56 係合穴部
59 ダンパー部材
60 ダンパー締結具(締結具)
61a 水抜き孔
62a 内面
65 底面部
66a 凸空間
67 締結部
70 キャップ
80 第2のパニアケース
81 ステー
83 カラー部材(挿入部)

Claims (8)

  1. 車体の側方に配置されるパニアケース(50)を保持可能な保持部材(52)を備える鞍乗り型車両において、
    前記保持部材(52)は、前記パニアケース(50)が備える係合部(51)が係合可能な係合穴部(55,56)を備え、
    前記係合穴部(55,56)の底面部(65)には、ステー(81)を締結可能な締結部(67)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ステー(81)は、前記締結部(67)に締結され、第2のパニアケース(80)を保持することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記係合穴部(55,56)は、上方に開口する凹形状であり、前記係合穴部(55,56)の前記底面部(65)に前記締結部(67)としてインサートナットが設けられ、
    前記ステー(81)は、前記係合穴部(55,56)に上方から入る挿入部(83)を介して前記インサートナットに締結されることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記挿入部(83)は、前記ステー(81)と前記インサートナットとの間に挟まれる筒状のカラー部材であることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記係合穴部(55,56)の内部には、平面視で、前記係合穴部(55,56)の内面(62a)が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間(66a)が設けられ、
    前記挿入部(83)の少なくとも一部は、前記凸空間(66a)に配置されることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記ステー(81)が前記締結部(67)に締結されない状態では、前記締結部(67)を覆うキャップ(70)が前記締結部(67)に取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記係合穴部(55,56)には、車幅方向内側に貫通する水抜き孔(61a)が設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記係合穴部(55,56)の内部には、平面視で、前記係合穴部(55,56)の内面(62a)が車幅方向外側に張り出すことで、車幅方向外側に延びる凸空間(66a)が設けられ、
    前記パニアケース(50)の前記係合部(51)の下面部には、前記保持部材(52)に当接するダンパー部材(59)が設けられ、
    前記ダンパー部材(59)を前記下面部に締結する締結具(60)の少なくとも一部は、前記凸空間(66a)に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
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