JP2022051271A - 鞍乗型車両及び鞍乗型車両の製造方法 - Google Patents

鞍乗型車両及び鞍乗型車両の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイドケースの搭載が容易であると共に、意匠性の低下を抑えることができる鞍乗型車両及びその製造方法を提供する。【解決手段】フレームは、シートの下方に配置される。車体カバーは、フレームの側方に位置する開口を含み、フレームを側方から覆う。ブラケットは、開口内に配置され、フレームに接続される。ステーは、接続部と取付部とを含む。接続部は、ブラケットに接続される。取付部は、接続部から延びる。サイドケースは、取付部に取り付けられる。第1サイドカバーは、車体カバーに取り付けられる。第1サイドカバーは、車両側面視で接続部と重なる。【選択図】図10

Description

本発明は、鞍乗型車両及び鞍乗型車両の製造方法に関する。
鞍乗型車両には、サイドケースが取り付けられることがある。サイドケースは、ステーを介して、車両に取り付けられる。例えば、車体カバーにステーを取り付けるための凹部が設けられるものがある。或いは、特許文献1では、グラブレールなどの剛性の高い箇所にステーが取り付けられる。
特開2011-57071号公報
車体カバーにステーを取り付けるための凹部が設けられる場合、サイドケースを支持するための高い剛性が車体カバーに必要となる。特許文献1のように、グラブレールにステーが取り付けられる場合には、車体カバーには高い剛性は不要となる。しかし、サイドケースの取付位置がグラブレールから遠いため、ステーが大型化してしまう。
一方、鞍乗型車両においては、車体フレームの剛性が高い。しかし、ステーが車体フレームに取り付けられる場合、車体フレームを覆う車体カバーがステーに干渉する。そのため、ステーの車体カバーへの組付けが困難である。車体カバーのステーへの干渉を回避するためには、ステーを通すための孔が車体カバーに設けられる。
ところで、同じ車種に対してサイドケースが搭載されたもの(以下、「オプション型」と呼ぶ)と、サイドケースが搭載されていないもの(以下、「標準型」と呼ぶ)とが製造される場合がある。その場合、オプション型と標準型とで車体を共通化できるように、ステーを通すための孔が車体カバーに設けられると、標準型の車両において、孔が視認可能となる。そのため、標準型の車両の意匠性が低下する。
また、ステーを通すための孔が車体カバーに設けられない場合には、オプション型の車両の製造時に、車体カバーへの孔の加工が必要となる。そのため、オプション型の車両の製造工程が複雑化する。或いは、ユーザーが標準型の車両の取得後にサイドケースを取り付ける場合に、車体カバーへの孔の加工が必要となる。そのため、標準型の車両に対してサイドケースを取り付けるための作業が複雑化する。
本発明の目的は、サイドケースの搭載が容易であると共に、意匠性の低下を抑えることができる鞍乗型車両及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る鞍乗型車両は、シートと、フレームと、車体カバーと、ブラケットと、ステーと、サイドケースと、第1サイドカバーとを備える。フレームは、シートの下方に配置される。車体カバーは、フレームの側方に位置する開口を含み、フレームを側方から覆う。ブラケットは、開口内に配置され、フレームに接続される。ステーは、接続部と取付部とを含む。接続部は、ブラケットに接続される。取付部は、接続部から延びる。サイドケースは、取付部に取り付けられる。第1サイドカバーは、車体カバーに取り付けられる。第1サイドカバーは、車両側面視で接続部と重なる。
本態様に係る鞍乗型車両では、鞍乗型車両は、サイドケース用のステーを取り付けるためのブラケットを備えている。そのため、ブラケットにステーを取り付け、且つ、第1サイドカバーを車体カバーに取り付けることで、オプション型の車両が製造される。オプション型の車両では、サイドケースを車両に容易に取り付けることができる。また、ステーの取付部はサイドケースによって隠され、ステーの接続部は第1サイドカバーによって隠される。それにより、オプション型の車両において意匠性が向上する。
ステーは、金属製であってもよい。第1サイドカバーは、樹脂製であってもよい。この場合、金属製のステーによって、サイドケースの支持剛性が向上する。
鞍乗型車両は、複数の固定部材をさらに備えてもよい。複数の固定部材は、第1サイドカバーを車体カバーに固定してもよい。複数の固定部材の少なくとも1つは、車両側面視でサイドケースと重なってもよい。この場合、サイドケースによって固定部材へのアクセスが規制される。それにより、盗難防止の効果が向上する。
車体カバーは、複数の孔を含んでもよい。複数の孔の一部には、固定部材が挿入されてもよい。複数の孔の少なくとも1つは、車両側面視でステーと重なってもよい。この場合、標準型の車両においてサイドカバーの取付に利用される孔が、オプション型の車両では、ステーによって隠される。それにより、意匠性の低下が抑えられる。
複数の固定部材は、第1固定部材と第2固定部材とを含んでもよい。複数の孔は、第1孔と、第2孔と、第3孔とを含んでもよい。第1孔には、第1固定部材が挿入されてもよい。第2孔には、第2固定部材が挿入されてもよい。第3孔は、第1孔と第2孔との間に配置されてもよい。第3孔は、車両側面視でステーと重なってもよい。この場合、標準型の車両においてサイドカバーの取付に利用される第1~第3孔のうち、第3孔が、オプション型の車両では、ステーによって隠される。それにより、意匠性の低下が抑えられる。
取付部は、サイドケースが取り付けられる取付孔を含んでもよい。取付孔は、上方を向いて開口していてもよい。車両上面視で、第1サイドカバーの少なくとも一部は、取付孔と重ならなくてもよい。この場合、サイドケースの取付時に、第1サイドカバーがサイドケースに干渉することが抑えられる。それにより、サイドケースの取付が容易になる。
接続部は、前後方向に延びる貫通孔を含んでもよい。ブラケットは、第1ブラケットと第2ブラケットとを含んでもよい。第1ブラケットは、接続部の前方に配置されてもよい。第2ブラケットは、接続部の後方に配置されてもよい。鞍乗型車両は、シャフトをさらに備えてもよい。シャフトは、貫通孔に通され、第1ブラケットと第2ブラケットとに固定されてもよい。この場合、サイドケースの支持剛性が向上する。
本発明の第2の態様に係る鞍乗型車両は、シートと、フレームと、車体カバーと、ブラケットと、第2サイドカバーとを備える。フレームは、シートの下方に配置される。車体カバーは、フレームの側方に位置する開口を含み、フレームを側方から覆う。ブラケットは、開口内に配置され、フレームに接続される。ブラケットは、サイドケース用のステーを取り付けるために用いられる。第2サイドカバーは、車体カバーに取り付けられ、開口を閉じる。
本態様に係る鞍乗型車両では、鞍乗型車両は、サイドケース用のステーを取り付けるためのブラケットを備えているが、開口が第2サイドカバーによって閉じられる。第2サイドカバーには、サイドケース用のステーを取り付けるための取付孔が設けられていない。そのため、標準型の車両において、第2サイドカバーによって意匠性の低下を抑えることができる。また、第2サイドカバーを外すことで、オプション型の車両と標準型の車体とで車体を共通化することができる。さらに、ブラケットにサイドケース用のステーを後付けすることで、容易にサイドケースを取り付けることができる。
ブラケットは、第1ブラケットと第2ブラケットとを含んでもよい。第2ブラケットは、第1ブラケットの後方に配置されてもよい。この場合、サイドケース用のステーが取り付けられる場合の支持剛性が向上する。
第2サイドカバーは、側方へ向かって突出した膨出部を含んでもよい。ブラケットの少なくとも一部は、膨出部内に配置されてもよい。この場合、ブラケットと第2サイドカバーとの干渉を回避することができる。
鞍乗型車両は、第2サイドカバーを車体カバーに固定する第1固定部材と第2固定部材と第3固定部材とをさらに備えてもよい。車体カバーは、第1孔と第2孔と第3孔とを含んでもよい。第1孔には、第1固定部材が挿入されてもよい。第2孔には、第2固定部材が挿入されてもよい。第3孔には、第3固定部材が挿入されてもよい。第3孔は、第1孔と第2孔との間に配置されてもよい。この場合、第2サイドカバーが車体カバーに強固に固定される。
本発明の第3の態様に係る鞍乗型車両の製造方法は、第1~第3工程を備える。第1工程は、共通の車体を用意することを含む。車体は、シートと、フレームと、車体カバーと、ブラケットとを含む。フレームは、シートの下方に配置される。車体カバーは、フレームの側方に位置する開口を含み、フレームを側方から覆う。ブラケットは、開口内に配置され、フレームに接続される。第2工程と第3工程とは、選択的に実行される。第2工程は、ブラケットに接続される接続部と、接続部の下方に配置されたサイドケース用の取付部とを含むステーをブラケットに取り付ける工程と、車両側面視で接続部と重なる第1サイドカバーを車体カバーに取り付ける工程とを含む。第3工程は、開口を閉じる第2サイドカバーを車体カバーに取り付ける工程を含む。
本態様に係る鞍乗型車両の製造方法では、第2工程が選択されることにより、オプション型の車両が製造される。第3工程が選択されることにより、標準型の車両が製造される。従って、第1工程で用意される車体は、オプション型の車両と標準型の車両とで共通化される。オプション型の車両では、ステーがブラケットに取り付けられる。そのため、オプション型の車両では、サイドケースを車両に容易に取り付けることができる。また、ステーの取付部と接続部とは、それぞれサイドケースと第1サイドカバーとによって隠される。それにより、オプション型の車両において意匠性が向上する。標準型の車両は、ステーを備えておらず第2サイドカバーによって開口が閉じられている。そのため、標準型の車両では、意匠性の低下が抑えられる。また、ブラケットにサイドケース用のステーを後付けすることで、容易にサイドケースを取り付けることができる。
車体カバーは、第1孔と第2孔と第3孔とを含んでもよい。第1工程において、ステーがブラケットに取り付けられることで、ステーが車両側面視で第3孔と重なり、第1孔と第2孔とのそれぞれに固定部材が挿入されることで、第1サイドカバーが車体カバーに取り付けられてもよい。この場合、標準型の車両においてサイドカバーの取付に利用される第1~第3孔のうち、第3孔が、オプション型の車両では、ステーによって隠される。それにより、意匠性の低下が抑えられる。
第2工程において、第1孔と第2孔と第3孔とのそれぞれに固定部材が挿入されることで、第2サイドカバーが車体カバーに取り付けられてもよい。この場合、第2サイドカバーが車体カバーに強固に固定される。
本発明によれば、サイドケースの搭載が容易であると共に、意匠性の低下を抑えることができる鞍乗型車両及びその製造方法を提供することができる。
実施形態に係る標準型の鞍乗型車両の側面図である。 実施形態に係るオプション型の鞍乗型車両の側面図である。 標準型の鞍乗型車両の後部の側面図である。 第2サイドカバーが取り外された鞍乗型車両の後部の側面図である。 第2サイドカバーが取り外された鞍乗型車両の後部の斜視図である。 標準型の鞍乗型車両の後部の平面断面図である。 第1ブラケットと第2ブラケットとの斜視図である。 第2サイドカバーの斜視図である。 標準型の鞍乗型車両の後部の上面図である。 サイドケースが省略されたオプション型の鞍乗型車両の後部の側面図である。 オプション型の鞍乗型車両の後部の分解斜視図である。 第1サイドカバーが取り外されたオプション型の鞍乗型車両の後部の側面図である。 オプション型の鞍乗型車両の後部の分解斜視図である。 サイドケースの斜視図である。 オプション型の鞍乗型車両の後部の上面図である。 鞍乗型車両の製造方法を示すフローチャートである。 第1変形例に係るオプション型の鞍乗型車両の後部の斜視図である。 第2変形例に係るオプション型の鞍乗型車両を示す側面図である。 第2変形例に係るオプション型の鞍乗型車両の後部の側面図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかる鞍乗型車両について説明する。図1は、実施形態に係る標準型の鞍乗型車両1aの側面図である。図2は、実施形態に係るオプション型の鞍乗型車両1bの側面図である。オプション型の鞍乗型車両1bは、標準型の鞍乗型車両1aに対して、サイドケース10が取り付けられている点で異なる。基本的な構造は、オプション型の鞍乗型車両1bと標準型の鞍乗型車両1aとで共通である。そのため、まず、標準型の鞍乗型車両1aの構造について説明する。
図1に示すように、鞍乗型車両1aは、車体フレーム2と、ステアリング装置3と、燃料タンク4と、シート5と、パワーユニット6と、前輪7と、スイングアーム8と、後輪9とを含む。車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、リアフレーム13とを含む。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11に接続されている。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方へ延びている。
リアフレーム13は、メインフレーム12に接続されている。リアフレーム13は、メインフレーム12から後方へ延びている。リアフレーム13は、シート5の下方に配置されている。なお、本実施形態において、前後、左右、上下の方向は、シート5に着座したライダーから見た前後、左右、上下の方向を意味するものとする。
ステアリング装置3は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリング装置3は、前輪7を回転可能に支持している。ステアリング装置3は、ステアリングシャフト14と、ハンドル部材15と、フロントフォーク16と、アッパブラケット18と、ロアブラケット19とを含む。ステアリングシャフト14は、ヘッドパイプ11に挿入されている。ハンドル部材15は、ヘッドパイプ11よりも上方に配置されている。ハンドル部材15は、左右方向に延びている。
ハンドル部材15の前方には、メータユニット21が配置されている。メータユニット21は、例えば速度計を含む。フロントフォーク16は、アッパブラケット18及びロアブラケット19を介して、ステアリングシャフト14に接続されている。フロントフォーク16は、前輪7を回転可能に支持している。
燃料タンク4は、ヘッドパイプ11の後方に配置されている。燃料タンク4は、メインフレーム12に支持されている。シート5は、燃料タンク4の後方に配置されている。シート5は、リアフレーム13の上方に配置されている。シート5は、ライダーズシート5aとタンデムシート5bとを含む。ライダーズシート5aは、燃料タンクとタンデムシート5bとの間に配置されている。タンデムシート5bは、ライダーズシート5aの後方に配置されている。ライダーズシート5aとタンデムシート5bとは、互いに別体である。ライダーズシート5aとタンデムシート5bとは、一体であってもよい。
シート5の後部の周囲には、グラブバー17が配置されている。グラブバー17は、シート5の後方と左右の側方とに配置されている。詳細には、グラブバー17は、タンデムシート5bの後方と左右の側方とに配置されている。グラブバー17は、リアフレーム13に支持されている。
パワーユニット6は、燃料タンク4の下方に配置されている。パワーユニット6は、メインフレーム12に支持されている。パワーユニット6は、例えば内燃エンジンを含む。後輪9は、スイングアーム8を介して、メインフレーム12に支持されている。後輪9は、スイングアーム8に回転可能に支持されている。スイングアーム8は、メインフレーム12にスイング可能に支持されている。
鞍乗型車両1aは、フロントカウル22を含む。フロントカウル22は、ヘッドパイプ11の前方及び両側方に配置されている。フロントカウル22の上方には、ウィンドシールド27が配置される。フロントカウル22には、ポジションライト31とヘッドライト32とが配置される。
鞍乗型車両1aは、車体カバー23を含む。車体カバー23は、シート5の下方に配置されている。車体カバー23は、リアフレーム13を左側方及び右側方から覆う。車体カバー23の後部には、テールライト24が配置されている。
図3は、鞍乗型車両1aの後部の側面図である。図3に示すように、車体カバー23の側面には、第2サイドカバー25が取り付けられている。第2サイドカバー25は、車体カバー23と別体である。第2サイドカバー25は、例えば樹脂製である。第2サイドカバー25は、金属などの他の材料製であってもよい。
第2サイドカバー25は、車体カバー23に着脱可能に取り付けられる。第2サイドカバー25は、車両側面視で、シート5の後部の下方に配置されている。第2サイドカバー25は、車両側面視で、タンデムシート5bの下方に配置されている。第2サイドカバー25は、車両側面視で、グラブバー17の下方に配置されている。
図4は、第2サイドカバー25が取り外された鞍乗型車両1aの後部の側面図である。図5は、第2サイドカバー25が取り外された鞍乗型車両1aの後部の斜視図である。図4および図5に示すように、車体カバー23は、凹部26を含む。凹部26は、車体カバー23の側面に設けられている。凹部26は、車体カバー23の側面から、内側方へ向かって凹んでいる。車体カバー23は、開口28,29を含む。開口28,29は、凹部26内に配置されている。開口28,29は、孔であってもよく、或いは切り欠きであってもよい。開口28,29は、リアフレーム13の側方に位置する。開口28,29を通して、リアフレーム13の一部が視認可能である。詳細には、開口28,29は、第1開口28と第2開口29とを含む。第1開口28と第2開口29とは、前後方向に互いに離れて配置されている。第2開口29は、第1開口28の後方に配置されている。第1開口28と第2開口29との間には、凹部26の内側壁30が配置されている。
鞍乗型車両1aは、ブラケット33,34を含む。ブラケット33,34は、オプション型の鞍乗型車両1bにおいて、サイドケース10用のステーを車両に取り付けるために用いられる。図6は、鞍乗型車両1aの後部の平面断面図である。図4から図6に示すように、ブラケット33,34は、第1ブラケット33と第2ブラケット34とを含む。第1ブラケット33と第2ブラケット34とは、前後方向に互いに離れて配置されている。第2ブラケット34は、第1ブラケット33の後方に配置されている。
第1ブラケット33と第2ブラケット34とは、リアフレーム13に接続されている。第1ブラケット33は、第1開口28内に配置されている。第1ブラケット33は、リアフレーム13から、第1開口28を通り、外側方へ延びている。第2ブラケット34は、第2開口29内に配置されている。第2ブラケット34は、リアフレーム13から、第2開口29を通り、外側方へ延びている。
図7は、第1ブラケット33と第2ブラケット34との斜視図である。図7に示すように、第1ブラケット33は、第1フレーム固定部35と第1ステー固定部36とを含む。第1フレーム固定部35は、第1開口28よりも内側方に位置している。第1フレーム固定部35は、リアフレーム13に接続される。例えば、第1フレーム固定部35は、溶接によってリアフレーム13に固定される。第1ステー固定部36は、第1開口28よりも外側方に位置している。第1ステー固定部36は、孔360を含む。孔360は、前後方向に第1ステー固定部36を貫通している。第1ステー固定部36には、後述するように、サイドケース10用のステーが取り付けられる。第1ステー固定部36には、第1突起361が接続されている。第1突起361は、第1ステー固定部36の下部に接続されており、第1ステー固定部36から後方へ突出している。
第2ブラケット34は、第2フレーム固定部37と第2ステー固定部38とを含む。第2フレーム固定部37は、第2開口29よりも内側方に位置している。第2フレーム固定部37は、リアフレーム13に接続される。例えば、第2フレーム固定部37は、溶接によってリアフレーム13に固定される。第2ステー固定部38は、第2開口29よりも外側方に位置している。第2ステー固定部38は、孔380を含む。孔380は、前後方向に第2ステー固定部38を貫通している。第2ステー固定部38には、後述するように、サイドケース10用のステーが取り付けられる。第2ステー固定部38には、第2突起381と第1位置合わせ部382とが接続されている。第2突起381は、第2ステー固定部38の下部に接続されており、第2ステー固定部38から前方へ突出している。第1位置合わせ部382は、第2ステー固定部38から外側方へ延びている。第1位置合わせ部382は、孔383を含む。孔383は、前後方向に第1位置合わせ部382を貫通している。
第2サイドカバー25は、車体カバー23に取り付けられ、開口28,29を閉じる。第1ブラケット33と第2ブラケット34とは、第2サイドカバー25内に配置される。車両側面視で、第1ブラケット33と第2ブラケット34とは、第2サイドカバー25と重なる。車両側面視で、開口28,29は、第2サイドカバー25と重なる。第1ブラケット33と第2ブラケット34とは、凹部26と第2サイドカバー25との間に配置される。図8は、第2サイドカバー25の斜視図である。図8に示すように、第2サイドカバー25は、膨出部250を含む。膨出部250は、外側方へ向かって突出した形状を有している。
ブラケット33,34の少なくとも一部は、膨出部250内に配置される。詳細には、第2ブラケット34は、膨出部250内に配置される。車両側面視で、第2ブラケット34は、膨出部250と重なる。車両上面視で、第2ブラケット34は、膨出部250と重なる。図9は、鞍乗型車両1aの後部の上面図である。図9に示すように、第2ブラケット34は、車両上面視で、グラブバー17と重なる。膨出部250は、車両上面視で、グラブバー17と重なる。
図8に示すように、第2サイドカバー25は、第1~第4取付孔41-44を含む。第1~第3取付孔41-43は、第2サイドカバー25の側面に配置されている。第1~第3取付孔41-43は、第2サイドカバー25の下縁に沿って配置されている。第2取付孔42は、第1取付孔41よりも後方に配置される。第3取付孔43は、第1取付孔41と第2取付孔42との間に配置されている。第4取付孔44は、第2サイドカバー25の上面に配置されている。
図4に示すように、車体カバー23は、第1~第4孔45-48を含む。第1~第4孔45-48は、それぞれ第2サイドカバー25の第1~第4取付孔41-44に対応する位置に配置されている。第1孔45は、第1ブラケット33よりも前方に配置されている。第2孔46は、第2ブラケット34よりも後方に配置されている。第3孔47は、第1孔45と第2孔46との間に配置されている。第3孔47は、第1ブラケット33よりも後方、且つ、第2ブラケット34よりも前方に配置されている。
図3に示すように、第2サイドカバー25の第1取付孔41と、車体カバー23の第1孔45とには、第1固定部材51が挿入される。第2サイドカバー25の第2取付孔42と、車体カバー23の第2孔46とには、第2固定部材52が挿入される。第2サイドカバー25の第3取付孔43と、車体カバー23の第3孔47とには、第3固定部材53が挿入される。第2サイドカバー25の第4取付孔44と、車体カバー23の第4孔48とには、第4固定部材54が挿入される。第1~第4固定部材51-54は、例えばボルトである。第1~第4固定部材51-54によって、第2サイドカバー25が車体カバー23に取り付けられる。
以上、標準型の鞍乗型車両1aの左側の構造について説明したが、右側の構造は、左側の構造と左右対称であり、左側の構造と同様である。
次に、オプション型の鞍乗型車両1bについて説明する。上述したように、オプション型の鞍乗型車両1bは、第2サイドカバー25を除く標準型の鞍乗型車両1aと同じ構造を含む。図2に示すように、オプション型の鞍乗型車両1bは、サイドケース10を含む。なお、図2では、左側のサイドケース10のみが図示されているが、鞍乗型車両1bは、右側にも左側と同様のサイドケースを備えている。
図10は、サイドケース10が省略された鞍乗型車両1bの後部の側面図である。図11は、鞍乗型車両1bの後部の分解斜視図である。図10および図11に示すように、鞍乗型車両1bは、第1サイドカバー61とステー62とを含む。第1サイドカバー61は、車体カバー23に着脱可能に取り付けられる。第1サイドカバー61は、例えば樹脂製である。第1サイドカバー61は、金属などの他の材料製であってもよい。
ステー62は、上述したブラケット33,34に取り付けられる。ステー62は、例えば金属製である。図12は、第1サイドカバー61が取り外された鞍乗型車両1bの後部の側面図である。図13は、鞍乗型車両1bの後部の分解斜視図である。図12及び図13に示すように、ステー62は、接続部63と取付部64とを含む。接続部63は、ブラケット33,34に接続される。接続部63は、筒状の形状を有している。接続部63は、第1凹部65と、第2凹部66と、シャフト孔67とを含む。第1凹部65は、接続部63の前面から後方へ向かって凹んでいる。第2凹部66は、接続部63の後面から前方へ向かって凹んでいる。シャフト孔67は、前後方向に延びており、接続部63を貫通している。シャフト孔67は、第1凹部65と第2凹部66とを連通している。
接続部63は、第1弾性体71と、第2弾性体72と、シャフト73と、第1ボルト74と、第2ボルト75とを介して、ブラケット33,34に取り付けられる。第1弾性体71は、例えばゴム製である。第1弾性体71は、筒状の形状を有している。第1弾性体71は、孔を含む。第1弾性体71は、第1凹部65内に配置される。第2弾性体72は、例えばゴム製である。第2弾性体72は、筒状の形状を有している。第2弾性体72は、孔を含む。第2弾性体72は、第2凹部66内に配置される。
シャフト73は、シャフト孔67内に配置される。シャフト73は、第1弾性体71の孔と第2弾性体72の孔とに通される。シャフト73は、第1ブラケット33の孔360と第2ブラケット34の孔380とに通される。第1ボルト74は、シャフト73を第1ブラケット33に固定する。第2ボルト75は、シャフト73を第2ブラケット34に固定する。
接続部63と第1弾性体71と第2弾性体72とは、第1ブラケット33と第2ブラケット34との間に配置される。第1ブラケット33は、接続部63の前方に配置される。第2ブラケット34は、接続部63の後方に配置される。第1ブラケット33は、第1ボルト74と第1弾性体71との間に挟み込まれる。第2ブラケット34は、第2ボルト75と第2弾性体72との間に挟み込まれる。
接続部63は、第2位置合わせ部68を含む。第2位置合わせ部68は、孔680を含む。第2位置合わせ部68の孔680は、第1位置合わせ部382の孔383と向かい合っている。図示しないピン部材が、第2位置合わせ部68の孔680と第1位置合わせ部382の孔383とに挿入される。上述した第1突起361と第2突起381とは、接続部63の下方に配置され、接続部63の底部と向かい合う。それにより、第1ブラケット33及び第2ブラケット34に対して、ステー62が位置合わせされる。
取付部64は、接続部63の底部に接続されている。取付部64は、接続部63から外側方へ延びている。取付部64は、接続部63よりも後方の位置まで延びている。取付部64には、サイドケース10が取り付けられる。接続部63は、車両側面視で、取付部64の上方に位置している。取付部64は、取付孔76-78を含む。取付孔は、第1取付孔76と、第2取付孔77と、第3取付孔78とを含む。第1取付孔76と第2取付孔77とは、取付部64の上面に配置されている。第2取付孔77は、第1取付孔76の後方に配置されている。第1取付孔76と第2取付孔77とは、上方を向いて開口している。
取付部64の上面は、凹部79を含む。凹部79は、第1取付孔76と第2取付孔77との間に配置されている。図12に示すように、第3取付孔78は、取付部64の下面に配置されている。第3取付孔78は、取付部64の下面から上方へ向かって凹んだ形状を有している。第3取付孔78は、凹部79の下方に位置している。第1取付孔76と第2取付孔77と第3取付孔78に、サイドケース10が取り付けられる。
図14は、サイドケース10の斜視図である。サイドケース10は、物品を収納可能な内部空間を有している。サイドケース10は、ケース本体81と蓋82とを含む。蓋82は、図示しないヒンジを介してケース本体81に取り付けられている。蓋82は、ケース本体81を開閉可能である。サイドケース10は、第1係止部83と第2係止部84とを含む。第1係止部83は、ケース本体81の内側面から突出している。第1係止部83は、下方へ向かって屈曲した形状を有する。第2係止部84は、第1係止部83の後方に配置されている。第2係止部84は、ケース本体81の内側面から突出している。第2係止部84は、下方へ向かって屈曲した形状を有する。
サイドケース10は、ロック部材85を含む。ロック部材85は、第1係止部83及び第2係止部84よりも下方に配置されている。ロック部材85は、ケース本体81の内側面から突出している。ロック部材85は、上方へ向かって屈曲した形状を有する。ロック部材85は、ロック位置と解除位置とに動作可能である。ロック部材85は、図示しないキーシリンダと連動して、ロック位置、或いは解除位置に保持される。
第1係止部83は、第1取付孔76に挿入される。それにより、第1係止部83は、取付部64に係止する。第2係止部84は、第2取付孔77に挿入される。それにより、第2係止部84は、取付部64に係止する。ロック部材85は、第3取付孔78に挿入される。それにより、ロック部材85は、取付部64に係止する。
図11に示すように、第1サイドカバー61は、第1~第3取付孔87-89を含む。第1取付孔87と第2取付孔88とは、第1サイドカバー61の側面に配置されている。第1取付孔87と第2取付孔88とは、第1サイドカバー61の下縁に沿って配置されている。第2取付孔88は、第1取付孔87よりも後方に配置される。第3取付孔89は、第1サイドカバー61の上面に配置されている。
第1サイドカバー61は、第1、第2、第4固定部材51,52,54によって、車体カバー23に取り付けられる。第1固定部材51は、第1サイドカバー61の第1取付孔87と車体カバー23の第1孔45とに挿入される。第2固定部材52は、第1サイドカバー61の第2取付孔88と車体カバー23の第2孔46とに挿入される。第4固定部材54は、第1サイドカバー61の第3取付孔89と車体カバー23の第4孔48とに挿入される。
上述した第3固定部材53は、第1サイドカバー61の車体カバー23への取り付けには用いられない。図10に示すように、第3孔47は、車両側面視でステー62と重なっている。そのため、第3孔47は、車両側面視で、視認不能である。それにより、鞍乗型車両1bの意匠性の低下が防止される。
第1サイドカバー61は、車両側面視で接続部63と重なっている。第1サイドカバー61は、車両側面視で、第1ボルト74の一部または全部と重なっている。第1サイドカバー61は、車両側面視で、第2ボルト75の一部または全部と重なっている。サイドケース10が鞍乗型車両1bに取り付けられた状態では、第1固定部材51と第2固定部材52とは、車両側面視でサイドケース10と重なる。そのため、外部から第1固定部材51と第2固定部材52とへのアクセスが困難である。それにより、サイドケース10の防犯性が向上する。
図15は、鞍乗型車両1bの後部の上面図である。図15では、理解の容易のためグラブバー17が省略されている。図15に示すように、車両上面視で、第1サイドカバー61の少なくとも一部は、取付孔76,77と重ならない。第1取付孔76の少なくとも一部は、第1サイドカバー61と重なっておらず、第1サイドカバー61の外側方に位置している。第2取付孔77の少なくとも一部は、第1サイドカバー61と重なっておらず、第1サイドカバー61の外側方に位置している。それにより、サイドケース10の第1取付孔76及び第2取付孔77への取付が容易である。
以上、オプション型の鞍乗型車両1bの左側の構造について説明したが、右側の構造は、左側の構造と左右対称であり、左側の構造と同様である。
次に、鞍乗型車両1a,1bの製造方法について説明する。図16は、鞍乗型車両1a,1bの製造方法を示すフローチャートである。図16に示すように、ステップS101では、共通の車体が用意される。共通の車体は、標準型の鞍乗型車両1aとオプション型の鞍乗型車両1bとで共通の構造を有している。具体的には、図4および図5で示されているように、共通の車体は、標準型の鞍乗型車両1aから第2サイドカバー25が省略されたものである。
標準型の鞍乗型車両1aの製造では、工程は、ステップS101からステップS102へ進む。ステップS102では、第2サイドカバー25が車体カバー23に取り付けられる。ここでは、第1~第4孔45-48に第1~第4固定部材51-54が挿入される。車両の右側についても、左側と同様の工程が施される。それにより、標準型の鞍乗型車両1aが製造される。
オプション型の鞍乗型車両1bの製造では、工程は、ステップS101からステップS103へ進む。ステップS103では、ステー62がブラケット33,34に取り付けられる。ここでは、第1、第2ボルト74,75とシャフト73とによって、ステー62がブラケット33,34に取り付けられる。
次に、ステップS104において、第1サイドカバー61が車体カバー23に取り付けられる。ここでは、第1、第2、第4孔45,46,48に第1、第2、第4固定部材51,52,54が挿入される。そして、ステップS105において、サイドケース10がステー62に取り付けられる。車両の右側についても、左側と同様の工程が施される。それにより、オプション型の鞍乗型車両1bが製造される。
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1a,1bでは、標準型の鞍乗型車両1aとオプション型の鞍乗型車両1bを容易に選択的に製造することができる。オプション型の鞍乗型車両1bでは、ステー62がブラケット33,34に取り付けられる。そのため、オプション型の鞍乗型車両1bでは、サイドケース10を車両に容易に取り付けることができる。また、ステー62の取付部64と接続部63とは、それぞれサイドケース10と第1サイドカバー61とによって隠される。それにより、オプション型の鞍乗型車両1bにおいて意匠性が向上する。標準型の鞍乗型車両1aは、ステー62を備えておらず第2サイドカバー25によって開口28,29が閉じられている。そのため、標準型の鞍乗型車両1aでは、意匠性が向上する。また、ブラケット33,34にサイドケース10用のステー62を後付けすることで、容易にサイドケース10を取り付けることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態の鞍乗型車両1a,1bは、いわゆるストリート・モータサイクルである。しかし、本発明の鞍乗型車両は、ストリート・モータサイクルに限らず、オフロード・モータサイクルであってもよい。或いは、鞍乗型車両は、スクータ、アンダーボーン、或いはモペッドであってもよい。
鞍乗型車両1a,1bの構成は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、車体フレーム2の形状は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。パワーユニット6は、内燃エンジンに限らず、電動モータを含んでもよい。前輪7の数は1つに限らず、2つ以上であってもよい。後輪9の数は1つに限らず、2つ以上であってもよい。
第1サイドカバー61の形状は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。第2サイドカバー25の形状は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。ステー62の形状は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。標準型の鞍乗型車両1aにおいて、固定部材の数は、4つに限らない。固定部材の数は、4つより少なくてもよく、或いは4つより多くてもよい。オプション型の鞍乗型車両1bにおいて、固定部材の数は、3つに限らない。固定部材の数は、3つより少なくてもよく、或いは3つより多くてもよい。ステー62において、取付孔の数は、3つに限らない。取付孔の数は、3つより少なくてもよく、或いは3つより多くてもよい。
図17は、第1変形例に係る鞍乗型車両1bの後部の斜視図である。図17に示すように、鞍乗型車両1bは、リアカバー91を備えてもよい。リアカバー91は、グラブバー17の下方に配置されてもよい。すなわち、車両上面視で、リアカバー91は、グラブバー17と重なってもよい。リアカバー91は、ボルト92によって車体カバー23に取り付けられてもよい。ボルト92のヘッドは、車両の外側方を向いていてもよい。リアカバー91は、車両の後方へ向かってスライドさせることで、車体カバー23から取り外されてもよい。また、リアカバー91は、車両の後方から前方へ向かってスライドさせることで、車体カバー23に取り付けられてもよい。この場合、車体カバー23とグラブバー17との間の隙間が狭くても、リアカバー91を容易に着脱することができる。
図18は、第2変形例に係る鞍乗型車両1bを示す側面図である。図19は、第2変形例に係る鞍乗型車両1bの後部の側面図である。図18に示すように、鞍乗型車両1bは、トップケース90を備えてもよい。トップケース90は、トップケース90用のステー93を介して、車両に取り付けられる。図19に示すように、グラブバー17は、孔170を含んでもよい。トップケース90用のステー93は、ボルト94によって、グラブバー17に固定されてもよい。ボルト94は、グラブバー17の孔170に通されてもよい。ボルト94のヘッドは、グラブバー17とリアカバー91との間に配置されてもよい。リアカバー91の前端は、ボルト94のヘッドよりも前方に位置してもよい。リアカバー91は、第1変形例に係る鞍乗型車両1bと同様に、車両の前後方向にスライドさせることで着脱可能である。この場合、リアカバー91が車体カバー23から外されることで、ボルト94のヘッドの下方の空間が拡大する。それにより、ボルト94へのツールのアクセスが容易になる。
本発明によれば、サイドケースの搭載が容易であると共に、意匠性の低下を抑えることができる鞍乗型車両及びその製造方法を提供することができる。
5:シート,10:サイドケース,13:リアフレーム,23:車体カバー,25:第2サイドカバー,28:第1開口,33:第1ブラケット,34:第2ブラケット,45:第1孔,46:第2孔,47:第3孔,51:第1固定部材,52:第2固定部材,53:第3固定部材,62:ステー,63:接続部,64:取付部,61:第1サイドカバー,67:シャフト孔,76:第1取付孔

Claims (14)

  1. シートと、
    前記シートの下方に配置されたフレームと、
    前記フレームの側方に位置する開口を含み、前記フレームを側方から覆う車体カバーと、
    前記開口内に配置され、前記フレームに接続されたブラケットと、
    前記ブラケットに接続された接続部と、前記接続部から延びる取付部とを含むステーと、
    前記取付部に取り付けられたサイドケースと、
    車両側面視で前記接続部と重なり、前記車体カバーに取り付けられた第1サイドカバーと、
    を備える鞍乗型車両。
  2. 前記ステーは、金属製であり、
    前記第1サイドカバーは、樹脂製である、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記第1サイドカバーを前記車体カバーに固定する複数の固定部材をさらに備え、
    前記複数の固定部材の少なくとも1つは、車両側面視で前記サイドケースと重なる、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記車体カバーは、複数の孔を含み、
    前記複数の孔の一部には、前記固定部材が挿入され、
    前記複数の孔の少なくとも1つは、車両側面視で前記ステーと重なる、
    請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記複数の固定部材は、第1固定部材と第2固定部材とを含み、
    前記複数の孔は、
    前記第1固定部材が挿入される第1孔と、
    前記第2固定部材が挿入される第2孔と、
    前記第1孔と前記第2孔との間に配置された第3孔と、
    を含み、
    前記第3孔は、車両側面視で前記ステーと重なる、
    請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記取付部は、前記サイドケースが取り付けられる取付孔を含み、
    前記取付孔は、上方を向いて開口しており、
    車両上面視で、前記第1サイドカバーの少なくとも一部は、前記取付孔と重ならない、
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記接続部は、前後方向に延びる貫通孔を含み、
    前記ブラケットは、
    前記接続部の前方に配置される第1ブラケットと、
    前記接続部の後方に配置される第2ブラケットと、
    を含み、
    前記貫通孔に通され、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとに固定されるシャフトをさらに備える、
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. シートと、
    前記シートの下方に配置されたフレームと、
    前記フレームの側方に位置する開口を含み、前記フレームを側方から覆う車体カバーと、
    前記開口内に配置され、前記フレームに接続され、サイドケース用のステーを取り付けるためのブラケットと、
    前記車体カバーに取り付けられ、前記開口を閉じる第2サイドカバーと、
    を備える鞍乗型車両。
  9. 前記ブラケットは、
    第1ブラケットと、
    前記第1ブラケットの後方に配置された第2ブラケットと、
    を含む、
    請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記第2サイドカバーは、側方へ向かって突出した膨出部を含み、
    前記ブラケットの少なくとも一部は、前記膨出部内に配置される、
    請求項8又は9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記第2サイドカバーを前記車体カバーに固定する第1固定部材と第2固定部材と第3固定部材とをさらに備え、
    前記車体カバーは、
    前記第1固定部材が挿入される第1孔と、
    前記第2固定部材が挿入される第2孔と、
    前記第1孔と前記第2孔との間に配置され、前記第3固定部材が挿入される第3孔と、
    を含む、
    請求項8から10のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  12. 鞍乗型車両の製造方法であって、
    シートと、前記シートの下方に配置されたフレームと、前記フレームの側方に位置する開口を含み、前記フレームを側方から覆う車体カバーと、前記開口内に配置され、前記フレームに接続されたブラケットと、を備える共通の車体を用意する第1工程と、
    選択的に実行される第2工程と第3工程と、
    を備え、
    前記第2工程は、
    前記ブラケットに接続される接続部と、前記接続部の下方に配置されたサイドケース用の取付部とを含むステーを前記ブラケットに取り付ける工程と、
    車両側面視で前記接続部と重なる第1サイドカバーを前記車体カバーに取り付ける工程と、
    を含み、
    前記第3工程は、前記開口を閉じる第2サイドカバーを前記車体カバーに取り付ける工程を含む、
    鞍乗型車両の製造方法。
  13. 前記車体カバーは、
    第1孔と、
    第2孔と、
    第3孔と、
    を含み、
    前記第2工程において、前記ステーが前記ブラケットに取り付けられることで、前記ステーが車両側面視で前記第3孔と重なり、前記第1孔と前記第2孔とのそれぞれに固定部材が挿入されることで、前記第1サイドカバーが前記車体カバーに取り付けられる、
    請求項12に記載の鞍乗型車両の製造方法。
  14. 前記第3工程において、前記第1孔と前記第2孔と前記第3孔とのそれぞれに固定部材が挿入されることで、前記第2サイドカバーが前記車体カバーに取り付けられる、
    請求項13に記載の鞍乗型車両の製造方法。
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