JP2020146806A - 集塵システム - Google Patents
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Abstract
【課題】加工作業を行う動力工具と、加工作業で発生した粉塵を収集する集塵装置を含む集塵システムにおいて、操作性の向上に資する技術を提供する。【解決手段】集塵システム1は、ハンマドリル2と集塵装置4を備える。集塵装置4は、本体ハウジング40、摺動部45、バネ472、ロック部材51、ソレノイド55を備える。本体ハウジング40は、ハンマドリル2に着脱可能である。摺動部45は、摺動軸A2に沿って摺動可能に本体ハウジング40に保持され、先端工具91の先端911を被覆可能なカバー部453を前端部に備える。バネ472は、摺動部45を前方に付勢し、最前方位置に配置させる。ロック部材51は、最前方位置よりも後方の中間位置において、摺動部45を本体ハウジング40に対してロックする。ソレノイド55は、使用者によるトリガ252の引き操作に応じて動作することで、摺動部45のロックを解除する。【選択図】 図1
Description
本発明は、動力工具と集塵装置とを含む集塵システムに関する。
先端工具を駆動することで被加工材に対して加工作業を行う動力工具と、動力工具に取り付けられて、加工作業で発生した粉塵を収集する集塵装置を含む集塵システムが知られている。一般的に、集塵装置は、先端工具の先端を被覆可能なカバー部を備えている。通常、カバー部は、集塵装置の前方へ向けて付勢され、所定位置(例えば、先端工具の先端を被覆する位置)で保持される。一方で、使用者は、例えば、先端工具の先端を被加工材上の加工位置に正確に合わせたい等の理由で、加工作業の開始前に、カバー部を所定位置とは異なる位置でロックしたい場合がある。そこで、例えば、特許文献1では、所定位置とは異なる位置でカバー部をロック可能なロック部材と、動力工具の把持部の近傍領域に設けられた操作部の操作に応じて、ロックを解除するように構成されたロック解除部材を備えた集塵システムが提案されている。
特許文献1の集塵システムでは、使用者は、カバー部を所定位置とは異なる位置でロックし、所望の作業を行った後、操作部を操作して、カバー部を所定位置に戻すことができる。しかしながら、この集塵システムには、操作性の観点から更なる改善の余地がある。
本発明は、かかる状況に鑑み、加工作業を行う動力工具と、加工作業で発生した粉塵を収集する集塵装置を含む集塵システムにおいて、操作性の向上に資する技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、動力工具と集塵装置とを備えた集塵システムが提供される。動力工具は、モータの動力によって、取り外し可能に装着された先端工具を駆動することで、加工作業を行うように構成されている。集塵装置は、加工作業で発生した粉塵を収集するように構成されている。
集塵装置は、本体部と、摺動部と、付勢部材と、ロック部材と、アクチュエータとを備えている。本体部は、動力工具に着脱可能に構成されている。摺動部は、摺動軸に沿って摺動可能に本体部に保持されている。摺動軸は、集塵装置の前後方向を規定する。摺動部は、カバー部を前端部に備えている。カバー部は、粉塵の吸引口を有し、先端工具の先端を被覆可能に構成されている。付勢部材は、摺動部を前方に付勢し、摺動部を第1位置に配置させるように構成されている。ロック部材は、第1位置よりも後方の第2位置において、摺動部を本体部に対してロックするように構成されている。アクチュエータは、使用者による動力工具に対する所定のモータ起動操作に応じて動作することで、ロック部材による摺動部のロックを解除するように構成されている。なお、本態様でいうアクチュエータとは、入力されたエネルギを物理的な運動へと変換する機構であって、例えば、電気的エネルギを、物理的な運動に変換するように構成された電気部品として構成されうる。
本態様によれば、ロック部材によって摺動部が第2位置にロックされた状態で、動力工具に対する起動操作が行われると、アクチュエータによってロックが解除される。これに伴い、摺動部は、付勢部材によって前方へ付勢され、第1位置へ戻る。よって、使用者は、動力工具に対する起動操作を行うだけで、集塵装置に対する操作を何ら行うことなく、摺動部の位置を、第2位置から第1位置へと変化させることができる。例えば、摺動部が第1位置に配置されたときに先端がカバー部によって覆われ、第2位置に配置されたときに先端がカバー部よりも前方に露出する長さの先端工具が動力工具に装着されている場合には、使用者は、摺動部が第2位置でロックされた状態で、先端工具の先端を目視で確認して位置合わせをすることができる。そして、その後、動力工具に対する起動操作を行うだけで、モータを起動させ、且つ、先端工具の先端をカバー部で被覆された状態とすることができる。このように、本態様によれば、操作性に優れた集塵システムが実現される。
本発明の一態様において、アクチュエータは、直線状に動作可能な作動部を備えたソレノイドであってもよい。なお、ソレノイドとは、コイルに電流を流すことで発生する磁界を利用して、電気的エネルギを、直線運動の機械的エネルギに転換するように構成された電気部品である。ソレノイドは、ソレノイドアクチュエータ、リニアソレノイド等とも称されうる。本態様によれば、直線運動というシンプルな動きを実現するソレノイドによって、小型でシンプルなロック解除機構を実現することができる。
本発明の一態様において、ロック部材は、付勢部材の付勢力によって摺動部が第2位置よりも後方の位置から前方へ移動される場合、摺動部が第2位置に配置されるのに応じて摺動部をロックするように構成されていてもよい。本態様によれば、摺動部が本体部に対して第2位置よりも後方へ移動された場合には、摺動部は前方に付勢されて自動的に第2位置へ復帰し、ロックされる。よって、使用者が次の加工作業のために改めて摺動部を第2位置でロックする必要をなくし、利便性を高めることができる。
本発明の一態様において、ロック部材は、付勢部材の付勢力に抗して摺動部が後方へ移動される場合、摺動部が第2位置よりも後方へ移動することを許容するように構成されていてもよい。例えば、摺動部が第1位置に配置され、カバー部が被加工材に押し付けられた状態で穴あけ作業が行われると、摺動部は、穴あけ作業の進行に伴い、付勢部材の付勢力に抗して本体部に対して後方に移動する。本態様によれば、このような場合には、ロック部材は、摺動部が第2位置を超えて後方へ移動することを許容するため、穴あけ作業の進行を妨げることがない。
本発明の一態様において、ロック部材は、摺動部に係合可能なロック位置と、摺動部に係合不能なアンロック位置の間で回動可能に本体部に支持された回動レバーであってもよい。そして、アクチュエータは、起動操作に応じて回動レバーをロック位置からアンロック位置に移動させるように構成されていてもよい。本態様によれば、簡易な構成のロック部材を用いて、摺動部のロックとロック解除を行うことができる。
本発明の一態様において、集塵システムは、アクチュエータの動作を制御するように構成された制御装置を更に備えてもよい。そして、制御装置は、動力工具のモータの起動前に、アクチュエータを動作させるように構成されていてもよい。本態様によれば、摺動部が第1位置へ戻った状態で、動力工具による加工作業を開始させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である集塵システム1について説明する。図1に示すように、本実施形態の集塵システム1は、ハンマドリル2と、集塵装置4とを含む。ハンマドリル2は、モータ21の動力によって、取り外し可能に装着された先端工具91を駆動することで、加工作業(ドリル作業やハツリ作業)を行うように構成されている。より詳細には、ハンマドリル2は、先端工具91を駆動軸A1に沿って直線状に駆動するハンマ動作と、先端工具91を駆動軸A1周りに回転駆動するドリル動作とを遂行可能に構成されている。ハンマ動作によってハツリ作業が行われ、ドリル動作によって穴あけ作業が行われる。また、集塵装置4は、ハンマドリル2に取り外し可能に装着され、加工作業で発生した粉塵を収集するように構成されている。
まず、図1を参照して、ハンマドリル2の概略構成について説明する。
図1に示すように、ハンマドリル2の外郭は、主に、本体ハウジング201と、ハンドル205によって形成されている。本体ハウジング201は、主に、駆動機構23を収容する駆動機構収容部202と、モータ21を収容するモータ収容部203とを含み、全体としては側面視略L字状に形成されている。
駆動機構収容部202は、長尺の箱状体として形成されており、駆動軸A1に沿って延在している。駆動機構収容部202の駆動軸A1方向における一端部内には、先端工具91を着脱可能なツールホルダ239が配置されている。モータ収容部203は、長尺の箱状体として形成されており、駆動機構収容部202の駆動軸A1方向におけるもう一方の端部から、駆動軸A1から離れる方向に突出している。モータ21は、モータシャフト211の回転軸が駆動軸A1に直交する方向に延在するように、モータ収容部203内に配置されている。
なお、以下の説明では、便宜上、駆動軸A1の軸方向(駆動軸A1方向ともいう)をハンマドリル2の前後方向と規定し、ツールホルダ239が設けられている一端部側をハンマドリル2の前側(先端領域側ともいう)、反対側を後側と規定する。また、駆動軸A1に直交する方向であって、モータシャフト211の回転軸の軸方向をハンマドリル2の上下方向と規定し、モータ収容部203が突出する方向を下方向、反対方向を上方向と規定する。更に、前後方向および上下方向に直交する方向を、左右方向と規定する。
ハンドル205は、全体としては側面視略C字状に形成されており、両端部が本体ハウジング201の後端部に連結されている。ハンドル205は、使用者によって把持される把持部206を有する。把持部206は、本体ハウジング201の後方に離間して配置され、駆動軸A1に交差するように、概ね上下方向に延在している。把持部206の上端部の前側には、使用者による押圧操作(引き操作)が可能なトリガ251が設けられている。トリガ251は、モータ21を起動させるための操作部材である。また、ハンドル205の下端部には、バッテリ装着部207が設けられている。バッテリ装着部207は、モータ21等の電源としての充電式バッテリ(バッテリパック)93を着脱可能に構成されている。
以下、本体ハウジング201の内部構造について説明する。
上述のように、駆動機構収容部202には、駆動機構23が収容されている。駆動機構23は、モータ21の動力によって先端工具91を駆動するように構成されている。本実施形態では、駆動機構23は、運動変換機構と、打撃機構と、回転伝達機構とを含む。運動変換機構は、モータシャフト211の回転運動を直線運動に変換して打撃要素に伝達する機構であって、本実施形態では、揺動部材を用いた運動変換機構が採用されている。打撃機構は、直線状に動作して先端工具91を打撃することで、先端工具91を駆動軸A1に沿って直線状に駆動する機構であって、本実施形態では、ストライカとインパクトボルトとを含む。回転伝達機構は、モータシャフト211の回転運動を減速した上でツールホルダ239に伝達することで、先端工具91を回転駆動する機構であって、複数のギアを含む。ハンマドリル2の動作モード(ハンマドリルモード、ドリルモード、ハンマモード)は、使用者によるモード切替ダイアル(図示略)の操作に応じて、モード切替機構(図示略)によって、運動変換機構または回転伝達機構における動力の伝達が遮断されることによって切り替えられる。なお、このような駆動機構23およびモード切替機構の構成については周知であるため、詳細な説明については省略する。
上述のように、モータ収容部203には、モータ21が収容されている。なお、モータ21として、直流ブラシレスモータが採用されている。更に、モータ収容部203には、集塵システム1(ハンマドリル2および集塵装置4)の動作を制御するように構成されたコントローラ27が収容されている。より詳細には、コントローラ27は、モータ収容部203の下端部内に収容されている。本実施形態では、コントローラ27は、制御回路と、三相インバータと、これらが搭載された基板とを含む。制御回路は、CPU、ROM、RAM、タイマ等を含むマイクロコンピュータで構成されている。三相インバータは、6つの半導体スイッチング素子を用いた三相ブリッジ回路を備え、制御回路から出力される制御信号が示すデューティ比に従って三相ブリッジ回路の各スイッチング素子をスイッチング動作させることで、モータ21を駆動する。更に、モータ収容部203の下部前側には、集塵装置4を固定するための凹部が設けられている。この凹部には、集塵装置4のコネクタ415と電気的に接続可能に構成されたコネクタ29が設けられている。
以下、ハンドル205の内部構造について説明する。上述のように、把持部206の上端部には、トリガ251が設けられている。把持部206内には、トリガ251の後側に隣接してスイッチ253が収容されている。スイッチ253は、常時には、オフ状態とされており、トリガ251の引き操作(モータ21の起動操作)に応じてオン状態とされる。スイッチ253は、図示しない配線を介してコントローラ27に接続されている。本実施形態では、コントローラ27は、スイッチ253から出力されるオン・オフ状態を示す信号に基づいて、集塵システム1の動作を制御するように構成されている。
次に、集塵装置4の概略構成について説明する。なお、集塵装置4はハンマドリル2に装着された状態で使用されるため、以下の説明では、便宜上、集塵装置4の方向を、ハンマドリル2に装着されたときのハンマドリル2の方向に合わせて規定する。
図1に示すように、集塵装置4は、本体ハウジング40と、ダストケース43と、摺動部45と、粉塵移送路47とを備える。本体ハウジング40は、ハンマドリル2の本体ハウジング201に着脱可能に構成されている。本体ハウジング40には、集塵用の空気流を形成するためのファン411と、ファン411を回転駆動するように構成されたモータ413とが収容されている。ダストケース43は、粉塵を収容するための容器であって、本体ハウジング40に取り外し可能に装着されている。摺動部45は、本体ハウジング40によって、駆動軸A1に平行な摺動軸A2に沿って前後方向に摺動可能に保持されている。また、摺動部45は、粉塵を吸引するための吸引口454を有し、先端工具91の先端911を被覆可能なカバー部453を備えている。粉塵移送路47は、吸引口454から吸引された粉塵が移送される通路であって、摺動部45内を通り、ダストケース43に接続されている。
本実施形態では、ハンマドリル2のモータ21および集塵装置4のモータ413は、ハンマドリル2のトリガ251の引き操作に応じて駆動される。モータ413が駆動され、ファン411が回転すると、加工作業によって生じた粉塵が空気と共に吸引口454から吸い込まれ、粉塵移送路47を通ってダストケース43に流入する。ダストケース43では、粉塵のみが空気から分離されて収容される。粉塵が分離された後の空気は、本体ハウジング40に設けられた排気口(図示略)から排出される。このようにして、集塵システム1では、ハンマドリル2による加工作業で生じた粉塵が、集塵装置4によって収集される。
以下、集塵装置4の詳細構成について説明する。
まず、本体ハウジング40の詳細構成とその内部構造について説明する。図2に示すように、本体ハウジング40は、側面視略Z状の中空体として形成されており、摺動ガイド部401と、コネクタ部403と、モータ収容部405とを含む。
摺動ガイド部401は、矩形箱状の部分であって、本体ハウジング40の上端部を構成している。摺動ガイド部401は、前後方向に延在する内部空間を有する。摺動ガイド部401の前端部には、内部空間を外部に連通させる開口402が設けられている。摺動ガイド部401は、摺動部45を、摺動軸A2に沿って前後方向に摺動可能に保持するように構成されている。周知の構成であるため図示は省略するが、より詳細には、摺動ガイド部401の内部には、前後方向に延びるガイド溝が、左右一対で設けられている。一方、摺動部45には、ガイド溝にスライド係合し、前後方向に延びる凸部が、左右一対で設けられている。このような構成により、摺動部45は本体ハウジング40に対して前後方向に摺動可能に保持されている。
また、摺動ガイド部401の上前端部には、ロック機構5が収容されている。ロック機構5は、摺動部45を、本体ハウジング40に対して前後方向における特定の位置でロックし、またロックを解除するように構成された機構である。ロック機構5の詳細構成については後述する。
コネクタ部403は、摺動ガイド部401の後端部の下側に設けられ、上下方向に延在している。コネクタ部403の後壁部には、後方に突出する凸部が設けられている。この凸部には、ハンマドリル2のコネクタ29(図1参照)と電気的に接続可能なコネクタ415が設けられている。
モータ収容部405は、コネクタ部403の下側に設けられ、コネクタ部403よりも後方に延在する矩形箱状部分であって、本体ハウジング40の下端部を構成する。なお、モータ収容部405の左右の上端には、前後方向に延びる一対のガイドレール406が設けられている。周知の構成であるため、詳細な図示は省略するが、ハンマドリル2のモータ収容部203の左右側面の下端部には、前後方向に延びる一対のガイド溝が設けられている。集塵装置4は、ガイドレール406とガイド溝とのスライド係合を介して、ハンマドリル2の本体ハウジング201に装着される。なお、図1に示すように、ガイドレール406とガイド溝とが係合した状態で、集塵装置4が本体ハウジング201に対して後方に移動され、所定位置に配置されると、コネクタ部403の凸部がモータ収容部203の凹部に嵌合するとともに、コネクタ415がコネクタ29と電気的に接続する。
また、上述のように、モータ収容部405には、モータ413と、コネクタ415に接続された回路基板(図示略)と、ファン411と、コントローラ417とが収容されている。より詳細には、図2に示すように、モータ413は、モータシャフト414が前後方向に延在するように配置されている。なお、本実施形態では、モータ413としてブラシ付きの直流モータが採用されている。また、集塵装置4が上述のように本体ハウジング201に装着されると、回路基板に形成された通電経路を介して、バッテリ93からモータ413に駆動電流が供給可能となる。ファン411は、モータ413の本体部(ステータおよびロータ)の前側で、モータシャフト414に固定されており、モータシャフト414と一体的に回転する。なお、ファン411は遠心ファンである。モータ収容部405の前壁部には、ファン411の吸込み領域に対向するように開口408が設けられている。コントローラ417は、モータ413の下側に配置されている。
ダストケース43の構成について説明する。図2に示すように、本実施形態では、ダストケース43は、矩形箱状の容器であって、粉塵を含む空気流が流入する流入口431と、粉塵が分離された後の空気流が流出する流出口432とを有する。流入口431および流出口432は、ダストケース43の上後端部および下後端部に設けられている。流出口432は、モータ収容部405の開口408と連通する位置にある。また、ダストケース43の内部には、フィルタ435が配置されている。フィルタ435は、紙や不織布等の通気性を有する素材により形成されている。フィルタ435は、流入口431からダストケース43内に流入した空気流がフィルタ435を通過する際、粉塵を分離するように構成されている。フィルタ435を通過した空気流は、流出口432および開口408を介してダストケース43からモータ収容部405に流入し、排気口(図示略)から集塵装置4の外部へ排出される。
摺動部45の構成について説明する。図2に示すように、摺動部45は、全体としては側面視略L字状の筒状部材であって、前後方向に直線状に延在する第1筒状部451と、第1筒状部451の前端部から上方に延びる第2筒状部452とを含む。カバー部453は、第2筒状部452の上端部に設けられており、先端工具91の先端911を被覆可能に構成されている(図1参照)。カバー部453には、前後方向にカバー部453を貫通する吸引口454が設けられている。摺動部45は、常時、第1筒状部451の一部が摺動ガイド部401内に配置され、カバー部453を含む第2筒状部452が開口402から前方へ突出した状態で、本体ハウジング40に保持されている。
本実施形態では、摺動部45は、図1に実線で示す最前方位置と、一点鎖線で示す最後方位置との間で、本体ハウジング40に対して前後方向に移動可能に構成されている。最前方位置とは、前後方向において、本体ハウジング40に対してカバー部453が最も前方に配置されるときの摺動部45の位置である。最前方位置は、本体ハウジング40からの摺動部45の突出長さが最大となる摺動部45の位置と言い換えることもできる。最後方位置とは、前後方向において、本体ハウジング40に対してカバー部453が最も後方に配置されるときの(つまり、摺動部45が本体ハウジング40に対して後方へ最大限まで押し込まれたときの)摺動部45の位置である。なお、最前方位置は、ハンマドリル2に装着された先端工具91の先端911が、カバー部453で覆われる位置に設定されている。
また、詳細は後述するが、本実施形態では、摺動部45は、最前方位置と最後方位置の間の特定の位置で、本体ハウジング40に対してロック可能に構成されている。このため、摺動部45には、ロック機構5のロック部材51が係合可能な凹部46が設けられている。本実施形態では、凹部46は、第1筒状部451の上壁部を貫通する貫通孔として形成されている。凹部46は、第1筒状部451の上壁部のうち、摺動部45が最前方位置に配置されたときに、本体ハウジング40の開口402よりも前方に露出する位置に設けられている。なお、図2に示すように、凹部46の前端を規定する面は、後方へ向かうにつれて下方に傾斜する傾斜面461を含む。一方、凹部46の後端を規定する面は、摺動軸A2に概ね直交するように延在する直交面462として構成されている。
粉塵移送路47について説明する。図2に示すように、粉塵移送路47は、摺動部45内を延在して、吸引口454とダストケース43の流入口431とを接続する通路である。吸引口454から吸引された粉塵は、粉塵移送路47を通ってダストケース43まで移送される。本実施形態では、粉塵移送路47は、摺動部45の一部(第2筒状部452)と、ホース471と、ホース接続部475によって規定されている。ホース471は、蛇腹状に形成され、伸縮自在とされている。ホース471の一端部は、摺動部45のうち、第2筒状部452の下端部に連結されている。ホース471の他端部は、摺動部45の後端から後方に突出し、ホース接続部475の一端部に連結されている。ホース接続部475は、側面視U字状に湾曲する筒状部材である。ホース接続部475の一端部は、前方へ向けられ、ホース471に接続されている。ホース接続部475の他端部は、本体ハウジング40の前壁部に形成された貫通孔に嵌め込まれ、流入口431を介してダストケース43内に配置されている。このような構成により、吸引口454とダストケース43とを接続する粉塵移送路47が形成されている。
また、本実施形態では、ホース471には、バネ472が装着されている。本実施形態では、バネ472には、圧縮コイルバネが採用されている。摺動部45は、バネ472の弾性力によって、常時、本体ハウジング40から突出する方向、つまり前方に付勢されている。このため、摺動部45に対して後方へ向かう外力が作用しない状態(以下、初期状態ともいう)では、摺動部45は、最前方位置で保持される。
以下、ロック機構5について説明する。図2〜図4に示すように、ロック機構5は、本体ハウジング40のうち、摺動ガイド部401の上前端部に設けられた収容空間に配置されており、第1筒状部451の上側に位置する。ロック機構5は、摺動部45に係合可能に構成されたロック部材51と、ロック部材51と摺動部45との係合を解除するように構成されたソレノイド55とを含む。
ロック部材51は、回動式のレバーであって、本体ハウジング40によって、左右方向に延在する軸周りに回動可能に支持されている。より詳細には、ロック部材51は、側面視L字状に形成されており、第1部分511と、第1部分511の一端から第1部分511に概ね直交する方向に延びる第2部分512とを含む。第2部分512の先端部(第1部分511とは反対側の端部)には、第1部分511とは反対方向に突出する突起513が設けられている。ロック部材51は、第2部分512が概ね前方に延在し、且つ、突起513が概ね下方に突出する向きで、屈曲部に挿通されたピン517を介して本体ハウジング40に支持されている。
ソレノイド55は、コイルに電流を流すことで発生する磁界を利用して、電気的エネルギを、直線運動の機械的エネルギに転換するように構成された周知の電気部品である。詳細な図示は省略するが、ソレノイド55は、コイルを収容する筒状のケース551と、コイルの軸線方向に直線状に移動可能なプランジャ553とを含む。ケース551は、プランジャ553の軸線が駆動軸A1に平行(つまり、前後方向)となるように、本体ハウジング40に固定されている。プランジャ553の先端(突出端)は前方に向けられている。プランジャ553は、バネ555によって前方に付勢されている。なお、バネ555には、圧縮コイルバネが採用されている。プランジャ553の先端は、左右方向に延在するピン(図示略)を介して、ロック部材51の第1部分511の先端(第2部分512とは反対側の端部)に、回動可能に連結されている。このような構成により、ソレノイド55は、プランジャ553の前後方向の移動に伴ってロック部材51を回動させることができる。
ここで、本体ハウジング40に対する摺動部45の位置と、ロック部材51との関係について説明する。
図5に示すように、摺動部45が、最前方位置よりも後方で、凹部46がロック部材51の突起513に対応する位置に配置され、ソレノイド55が起動されていないオフ状態にあるとき(コイルに電流が流されていないとき)には、プランジャ553は、バネ555の付勢力によって前方へ付勢されて最前方位置で保持され、ロック部材51は、突起513が凹部46内に突出する位置で保持される。なお、突起513がこの位置に配置されたときに前側に配置される面は、突起513の先端から、前方へ向かうにつれて上方に傾斜する傾斜面514を含む。なお、傾斜面514は、凹部46の傾斜面461に整合する傾斜面である。一方、突起513の後側に配置される面は、第1筒状部451の長軸に概ね直交するように延在する直交面515として構成されている。
上述のように、摺動部45はバネ472によって常時前方へ付勢されているため、突起513が凹部46内に配置されると、突起513の直交面515に凹部46の直交面462が当接し、摺動部45が本体ハウジング40に対して前方へ移動することが禁止される。つまり、ロック部材51は凹部46に係合し、摺動部45を本体ハウジング40に対してロックする。このことから、以下では、突起513が第1筒状部451の上面よりも下方に突出するロック部材51の位置を、ロック位置ともいう。また、ロック部材51と凹部46とが係合する(突起513と凹部46とが同じ前後方向位置に配置される)摺動部45の位置を、中間位置ともいう。なお、図1に二点鎖線で示すように、中間位置は、ハンマドリル2に装着された先端工具91の先端911が、カバー部453よりも前方に突出する位置(つまり、先端911が、カバー部453の前側で外部に露出する位置)に設定されている。
摺動部45が中間位置に配置され、ロック部材51がロック位置で摺動部45をロックしている状態で、ソレノイド55が起動され、オン状態とされると(コイルに電流が流されると)、図6に示すように、プランジャ553は、バネ555の付勢力に抗して後方に移動する。プランジャ553の後方への移動に伴い、ロック部材51は、突起513が上方へ向かう方向(図6の時計回り方向)に回動する。プランジャ553が最後方まで移動すると、ロック部材51は、突起513の先端が摺動部45(第1筒状部451)の上面から上方に離間する位置(言い換えると、凹部46に係合不能な位置、あるいは摺動部45に干渉しない位置)まで回動する。この過程で、ロック部材51と凹部46の係合が解除され、ロック部材51による摺動部45のロックが解除される。よって、摺動部45はバネ472によって前方へ付勢され、最前方位置へ復帰する。このことから、以下では、突起513が摺動部45(第1筒状部451)の上面から上方に離間するロック部材51の位置を、アンロック位置ともいう。
なお、本実施形態では、ソレノイド55の動作は、ハンマドリル2のコントローラ27によって制御される。より詳細には、上述のように、集塵装置4がハンマドリル2に装着されると、ソレノイド55は、コネクタ415、29を介してコントローラ27に接続される。コントローラ27は、ソレノイド55のコイルに電流を流すことで、ソレノイド55を起動する。なお、本実施形態では、コントローラ27は、トリガ251が引き操作されてスイッチ253がオン状態とされるのに応じて、ソレノイド55を起動するように構成されている。また、コントローラ27は、プランジャ553が最後方位置まで到達するのに必要な時間が経過すると、コイルへの通電を停止するように構成されている。
また、摺動部45が中間位置以外の位置(つまり、最前方位置と中間位置の間、および中間位置と最後方位置の間)にある場合、例えば、図2および図7に示すように、ロック部材51は、バネ555の付勢力に抗してプランジャ553を若干後方へ移動させ、突起513の先端が第1筒状部451の上面に当接する位置(アンロック位置とロック位置との間の位置)で保持されることになる。この位置では、突起513は本体ハウジング40に対して摺動部45をロックすることはできない。よって、本体ハウジング40に対する摺動部45の前後方向の移動が許容される。
以上のように構成された集塵システム1の使用態様について、被加工材(例えば、コンクリート壁)に穴あけ作業を行う場合(ハンマドリルモードまたはドリルモードが選択されている場合)を一例として説明する。
加工作業開始前に摺動部45が最前方位置(図1に実線で示す位置)に配置されている場合には、カバー部453によって先端工具91の先端911が覆われており、使用者は、先端911を目視できない。そこで、使用者は、摺動部45を中間位置に配置し、ロック部材51に摺動部45をロックさせる。具体的には、使用者は、摺動部45を把持し、バネ472の付勢力に抗して、本体ハウジング40に対して後方へ移動させる。この間、ロック部材51は、第1筒状部451の上面を摺動しつつ、凹部46に向けて前方へ移動する。図5に示すように、摺動部45が中間位置に達すると、バネ555の付勢力でプランジャ553が最前方位置へ配置され、ロック部材51がロック位置に配置される。直交面515と直交面462とが当接した状態で、ロック部材51が凹部46に係合する。これにより、摺動部45は、本体ハウジング40に対して中間位置でロックされる。図1に二点鎖線で示すように、摺動部45が中間位置に配置されると、先端工具91の先端911が、カバー部453の前側で外部に露出する。よって、使用者は、先端911の位置を目視で確認した上で、被加工材のすべき箇所に先端911を容易に位置決めすることができる。
使用者は、先端911の位置決めの後、ハンマドリル2のトリガ251を引き操作する。コントローラ27は、スイッチ253がオン状態とされると、ソレノイド55を起動する。図6に示すように、ソレノイド55の起動に応じて、ロック部材51がロック位置からアンロック位置に移動し、摺動部45のロックを解除する。摺動部45は最前方位置に復帰し、カバー部453が先端911を覆った状態で被加工材に押し付けられる。この間に、ソレノイド55のコイルへの通電が停止され、プランジャ553はバネ555に付勢されて前方へ移動し、ロック部材51は、第1筒状部451の上面に突起513が当接する位置まで回動する。
また、コントローラ27は、ソレノイド55を起動するのにあわせてモータ413の駆動を開始し、ファン411を回転させる。その後、コントローラ27は、ハンマドリル2のモータ21の駆動を開始し、駆動機構23にドリル動作(およびハンマ動作)を行わせる。つまり、本実施形態では、ハンマドリル2による穴あけ作業が開始される前に、集塵装置4による空気の吸引が開始される。先端工具91が回転駆動され、穴あけ作業が開始されると、吸引口454から空気と共に吸引された粉塵は、粉塵移送路47を通って移送され、ダストケース43内でフィルタ435によって捕捉され、収容される。
カバー部453が被加工材に押し付けられた状態で穴あけ作業が進行するに従い、ロック部材51が第1筒状部451の上面を摺動する状態で、摺動部45は、バネ472の付勢力に抗して本体ハウジング40に対して後方へ移動する。摺動部45が中間位置に達すると、上述のように、ロック位置に配置されたロック部材51によって、摺動部45がロックされる(図5参照)。その状態で更に摺動部45が後方へ移動すると、突起513の傾斜面514が、凹部46の傾斜面461に当接する。図8に示すように、摺動部45が更に後方へ移動すると、傾斜面514、461の作用により、ロック部材51が、バネ555の付勢力に抗してプランジャ553を後方に移動させつつ、上方へ回動して、摺動部45(第1筒状部451)の上面に乗り上げる。このように、ロック部材51は、摺動部45が本体ハウジング40に対して後方へ移動する場合には、摺動部45が中間位置よりも後方へ移動することを許容する。
その後、摺動部45は、ロック部材51が第1筒状部451の上面を摺動する状態で本体ハウジング40に対して後方に移動し、図7に示すように、最後方位置まで移動することができる。摺動部45が最後方位置に配置されると、ロック部材51は、第1筒状部451の前端部上に位置する。この状態から、使用者が被加工材に対するカバー部453の押し付けを解除すると、バネ472の付勢力により、摺動部45は、本体ハウジング40に対して前方へ移動する。摺動部45が中間位置まで移動する間は、ロック部材51は第1筒状部451の上面を摺動するが、凹部46に達するとロック位置に移動する(図5参照)。突起513の直交面515が、凹部46の直交面462に当接した状態で、ロック部材51が凹部46に係合し、摺動部45のそれ以上前方への移動が禁止される。これにより、摺動部45は、最前方位置まで戻ることなく、中間位置で自動的にロックされる。
以上に説明したように、本実施形態の集塵システム1は、モータ21の動力によって先端工具91を駆動することで加工作業を行うハンマドリル2と、ハンマドリル2に装着されて、加工作業で生じた粉塵を収集する集塵装置4とを備えている。集塵装置4は、本体ハウジング40と、摺動部45と、バネ472と、ロック部材51と、ソレノイド55とを備えている。本体ハウジング40は、ハンマドリル2(詳細には、本体ハウジング201)に着脱可能に構成されている。摺動部45は、前後方向に延びる摺動軸A2に沿って摺動可能に本体ハウジング40に保持されている。摺動部45は、カバー部453を前端部に備えている。カバー部453は、粉塵の吸引口454を有し、先端工具91の先端911を被覆可能に構成されている。バネ472は、摺動部45を前方に付勢し、摺動部45を最前方位置に配置させるように構成されている。ロック部材51は、最前方位置よりも後方の中間位置において、摺動部45を本体ハウジング40に対してロックするように構成されている。ソレノイド55は、使用者によるトリガ251の引き操作(モータ21の起動操作)に応じて動作し、ロック部材51による摺動部45のロックを解除するように構成されている。
特に、本実施形態では、ロック部材51は、ロック位置とアンロック位置の間で回動可能に本体ハウジング40に支持された回動レバーという簡易な構成とされている。また、ソレノイド55は、プランジャ553の直線運動というシンプルな動きによって、ロック部材51をロック位置からアンロック位置に移動させることができる。このようなロック部材51とソレノイド55とを利用して、小型でシンプルな構成で、摺動部45のロックおよびロック解除が可能なロック機構5が実現されている。
本実施形態の集塵システム1によれば、摺動部45がロック部材51によって本体ハウジング40に対して中間位置にロックされた状態でトリガ251の引き操作が行われると、ソレノイド55によってロックが解除される。これに伴い、摺動部45は、バネ472によって前方へ付勢され、最前方位置へ戻る。よって、使用者は、トリガ251の引き操作を行うだけで、集塵装置4に対する操作を何ら行うことなく、摺動部45の位置を、中間位置から最前方位置へ変化させることができる。上述のように、ハンマドリル2に装着された先端工具91の先端911は、摺動部45が最前方位置に配置されたときにはカバー部453によって覆われ、摺動部45が中間位置に配置されたときにはカバー部453よりも前方に露出する。よって、使用者は、摺動部45が中間位置でロックされた状態で、先端911を目視で確認して位置合わせをすることができる。そして、その後、トリガ251の引き操作を行うだけで、モータ21を起動させ、且つ、先端911をカバー部453で被覆された状態とすることができる。このように、本実施形態に係る集塵システム1は、操作性に優れている。
更に、本実施形態では、ソレノイド55は、コントローラ27によって、ハンマドリル2のモータ21の起動前に起動される。このため、摺動部45が最前方位置へ戻った状態、つまり、先端工具91の先端911がカバー部453によって覆われた状態で、加工作業を開始させることができる。
更に、本実施形態では、ロック部材51は、バネ472の付勢力に抗して摺動部45が後方へ移動される場合には、摺動部45が中間位置よりも後方へ移動することを許容するように構成されている。上述のように、摺動部45が最前方位置に配置され、カバー部453が被加工材に押し付けられた状態で穴あけ作業が行われると、摺動部45は、穴あけ作業の進行に伴い、バネ472の付勢力に抗して本体ハウジング40に対して後方に移動する。本実施形態では、ロック部材51は、摺動部45が中間位置に配置されたときに一旦ロック位置に配置されるが、後方へ移動する摺動部45に押圧されてアンロック位置へ向けて移動され、摺動部が第2位置を超えて後方へ移動することを許容するため、穴あけ作業の進行を妨げることがない。
また、ロック部材51は、バネ472の付勢力によって摺動部45が中間位置よりも後方の位置から前方へ移動される場合、摺動部45が中間位置に配置されるのに応じて摺動部45をロックするように構成されている。上述のように、穴あけ作業が行われるときには、カバー部453が被加工材に押し付けられた状態で、中間位置よりも後方まで摺動部45が移動する場合がある。このような場合、使用者がカバー部453の被加工材に対する押し付けを解除すると、摺動部45は自動的に中間位置へ復帰し、ロックされる。よって、使用者は、次の穴あけ作業の前に先端911を位置決めするために、改めて摺動部45を中間位置でロックする必要がない。
上記実施形態における各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。集塵システム1は、「集塵システム」の一例である。ハンマドリル2、モータ21、先端工具91は、夫々、「動力工具」、「モータ」、「先端工具」の一例である。集塵装置4は、「集塵装置」の一例である。本体ハウジング40は、「本体部」の一例である。摺動部45、カバー部453、吸引口454、摺動軸A2は、夫々、「摺動部」、「カバー部」、「吸引口」、「摺動軸」の一例である。最前方位置および中間位置は、夫々、「第1位置」および「第2位置」の一例である。バネ472は、「付勢部材」の一例である。ロック部材51は、「ロック部材」および「回動レバー」の一例である。ソレノイド55は、「アクチュエータ」および「ソレノイド」の一例である。プランジャ553は、「作動部」の一例である。コントローラ27は、「制御装置」の一例である。
なお、上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る集塵システムは、例示された集塵システム1の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す集塵システム1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
上記実施形態では、モータの動力によって、取り外し可能に装着された先端工具を駆動することで、加工作業を行うように構成された動力工具の一例として、ハンマドリル2が挙げられている。しかしながら、集塵システム1で採用可能な動力工具は、ハンマドリル2に限られるものではなく、粉塵が発生しうる加工作業(例えば、穴あけ作業、ハツリ作業)に用いられるいかなる動力工具が採用されてもよい。例えば、振動ドリル、電動ドリル、電動ハンマがこのような動力工具に該当する。また、ハンマドリルモードとハンマモードのみを有するハンマドリルが採用されてもよい。なお、集塵装置4は、先端工具91の先端911がカバー部453で覆われ、カバー部453が被加工材に押し付けられた状態で行われる加工作業で使用されるのに適した装置として構成されている。よって、動力工具として、特に、先端工具を駆動軸周りに回転駆動することで穴あけ作業を遂行するように構成された穿孔工具(例えば、ハンマドリル、振動ドリル、電動ドリル)が好適に採用されうる。
ハンマドリル2の内部構造(モータ21、駆動機構23、コントローラ27等)の構成および配置は、適宜変更されうる。モータ21は、交流モータであってもよく、この場合、ハンマドリル2および集塵装置4は、外部の商用電源から供給される電力によって動作する。駆動機構23には、揺動部材を用いた運動変換機構ではなく、クランク機構を用いた運動変換機構が採用されてもよい。また、本体ハウジング201およびハンドル205の形状や連結構造も適宜変更されうる。例えば、本体ハウジング201とハンドル205は、互いに相対移動可能に弾性連結されていてもよい。
上記実施形態では、集塵装置4に、集塵用の空気流を形成するためのファン411と、ファン411を回転駆動するように構成されたモータ413とが収容されている。しかしながら、集塵装置4は、ファン411およびモータ413を備えなくてもよい。この場合、集塵装置4が装着されるハンマドリル2またはその他の動力工具に、集塵用のファンが設けられ、モータ21によって回転駆動されればよい(例えば、特開2017−221986参照)。モータ413は、ブラシレス直流モータに変更されてもよい。また、集塵装置4において、本体ハウジング40、摺動部45、粉塵移送路47等の構成や配置も、適宜変更可能である。例えば、摺動部45は、粉塵移送路47の一部を規定するホース471に装着されたバネ472ではなく、本体ハウジング40と摺動部45の間に介在する付勢部材(圧縮コイルバネ、板バネ、捩りバネ等)によって前方に付勢されていてもよい。また、例えば、摺動部45は、本体ハウジング40の外部で前後方向に摺動可能に支持されていてもよい。
ハンマドリル2と集塵装置4の着脱構造は、上記実施形態で例示されたガイドレール406とガイド溝(図示略)に限られない。上記実施形態とは反対に、ハンマドリル2にガイドレールが設けられ、集塵装置4にガイド溝が設けられてもよい。また、例えば、ハンマドリル2および集塵装置4の一方に、突出部が設けられ、他方に、突出部に嵌合可能な凹部が設けられてもよい。ハンマドリル2に対する集塵装置4の着脱方向は、駆動軸A1に平行な前後方向ではなく、上下方向であってもよい。更に、着脱構造の配置も、適宜変更されうる。
上記実施形態では、摺動部45が最前方位置に配置された場合、カバー部453が先端工具91の先端911を被覆可能であり、摺動部45が中間位置に配置された場合、カバー部453が先端工具91の先端911を露出させる例を挙げて説明した。一方で、一般的には、ハンマドリル2には、長さの異なる複数種類の先端工具が着脱可能である。このような場合、摺動部45の中間位置は、複数種類の先端工具のうち、少なくとも1種類の先端工具の先端がカバー部453の前方で露出する位置として設定されればよい。なお、最も短い先端工具の先端がカバー部453の前方で露出する位置として設定されるとより好ましい。中間位置は、具体的には、凹部46の位置によって設定されうる。
更に、集塵装置4は、実際に装着される先端工具の長さに応じて、初期状態における本体ハウジング40に対する摺動部45の前後方向位置(以下、初期位置という)が調整可能に構成されていてもよい。なお、このような初期位置の調整機構は周知であるため(例えば、特開2017−221986参照)、ここでの説明は省略するが、使用者は、加工作業開始前に、調整機構によって、初期位置を適切に設定した後で摺動部45を中間位置でロックし、トリガ251を引き操作すればよい。この場合も、上記実施形態と同様、摺動部45が前方に付勢されて初期位置に戻ると、カバー部453によって先端工具の先端が覆われた状態で、加工作業を開始させることができる。
ロック機構5(ロック部材51およびソレノイド55)の構成に関しても、適宜変更が可能である。以下に、ロック機構5に適用しうる変更について説明する。
ロック機構5の位置は、ロック部材51が摺動部45に係合可能な位置にあればよく、摺動ガイド部401の上部ではなく、例えば、側部または下部に設けられてもよい。
ロック部材51は、回動式のレバーではなく、上下方向に移動可能に本体ハウジング40に支持されていてもよい。この場合、ロック部材51は、下方(摺動部45に近づく方向)に突出して凹部46に係合するロック位置と、摺動部45の上面から上方に離間するアンロック位置との間で移動可能とされる。そして、ソレノイド55の起動に応じて、上方のアンロック位置に移動される。また、ロック部材51は、常時、ロック位置に向けて付勢部材(圧縮コイルバネ、板バネ、捩りバネ等)によって付勢されていてもよい。また、ロック部材51は、ロック位置に配置されたときに、摺動部45に設けられた凸部と係合するように構成されていてもよい。凹部46は、貫通孔ではなく、有底の凹部であってもよい。
ソレノイド55に代えて、他の種類のアクチュエータ(例えば、軸周りに回転動作するように構成された作動部を有するアクチュエータ)が採用されてもよい。また、ソレノイドまたは他の種類のアクチュエータは、ロック部材51に直接的に作用するのではなく、別個の介在部材を介して間接的にロック部材51に作用して、ロック部材51をアンロック位置へ移動させるように構成されていてもよい。また、ハンマドリル2のコントローラ27に代えて、集塵装置のコントローラ417がソレノイド55の動作を制御してもよい。この場合、コントローラ417は、コネクタ415、29を介してトリガ251またはコントローラ27と電気的に接続される。そして、トリガ251が引き操作され、スイッチ253がオン状態とされるのに応じて、ソレノイド55を起動すればよい。なお、ハンマドリル27のモータ21は、コントローラ27によって制御されればよい。また、コントローラ27または集塵装置4のコントローラ417は、モータ21と実質的に同時にソレノイド55を起動してもよいし、ソレノイド55よりも先にモータ21を起動してもよい。
また、上記実施形態では、ハンマドリル2に対するモータ21の起動操作は、トリガ251の引き操作とされている。しかしながら、例えば、モータ21の起動操作は、トリガ251の引き操作に限られず、例えば、トリガ251以外の操作部材に対する操作であってもよいし、被加工材に対する先端工具91の押付けであってもよい。この場合、ハンマドリル2は、操作部材の操作または先端工具91の押付けを検出する検出装置を備え、コントローラ27(または集塵装置4のコントローラ)は、検出装置の検出結果に基づき、ソレノイド55を起動してもよい。
なお、検出装置の種類は特に限定されるものではなく、例えば、非接触方式(例えば、磁界検出式、光学式)のセンサが採用されてもよいし、接触方式の検出機構(例えば、フォースセンサ(ロードセンサ)、機械式のスイッチ)が採用されてもよい。例えば、本体ハウジング201とハンドル205とが前後方向に相対移動可能に弾性連結されている場合、本体ハウジング201に対するハンドル205の位置に基づいて、先端工具91の押付けを検出することができる。また、先端工具91の押付けに応じて、本体ハウジング201の内部機構が本体ハウジング201に対して後方に移動するように構成されている場合も、同様にして、先端工具91の押付けを検出することができる。更に、例えば、スピンドルに装着された先端工具を回転駆動する穿孔工具では、スピンドルに付与されている後方への押圧力(荷重)に基づいて、先端工具91の押付けを検出することができる。
更に、本発明および上記実施形態の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様は、上述の実施形態とその変形例、および各請求項に記載された発明の1つまたは複数と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記ロック部材は、前記摺動部に係合可能なロック位置と、前記摺動部に係合不能なアンロック位置の間で移動可能に前記本体部に支持され、且つ、前記摺動部が前記第2位置にある場合、前記ロック位置に配置されるように構成され、
前記アクチュエータは、前記ロック部材を前記ロック位置から前記アンロック位置へ移動させることで前記ロックを解除するように構成されている。
[態様1]
前記ロック部材は、前記摺動部に係合可能なロック位置と、前記摺動部に係合不能なアンロック位置の間で移動可能に前記本体部に支持され、且つ、前記摺動部が前記第2位置にある場合、前記ロック位置に配置されるように構成され、
前記アクチュエータは、前記ロック部材を前記ロック位置から前記アンロック位置へ移動させることで前記ロックを解除するように構成されている。
[態様2]
摺動部は、前記ロック位置に配置された前記ロック部材に係合可能な凹部または凸部を有する。
なお、凹部とは、貫通孔および有底の凹部を含む意である。上記実施形態の凹部46は、本態様の「凹部」の一例である。
摺動部は、前記ロック位置に配置された前記ロック部材に係合可能な凹部または凸部を有する。
なお、凹部とは、貫通孔および有底の凹部を含む意である。上記実施形態の凹部46は、本態様の「凹部」の一例である。
[態様3]
前記ロック部材は、前記摺動部が前記中間位置に配置されるのに応じて前記アンロック位置から前記ロック位置へ移動するように構成されている。
前記ロック部材は、前記摺動部が前記中間位置に配置されるのに応じて前記アンロック位置から前記ロック位置へ移動するように構成されている。
[態様4]
前記ロック部材は、前記摺動部が前記中間位置以外の位置に配置されている場合、前記ロック位置へ向けて付勢され、前記摺動部に対して前記前後方向に摺動可能に保持されるように構成されている。
前記ロック部材は、前記摺動部が前記中間位置以外の位置に配置されている場合、前記ロック位置へ向けて付勢され、前記摺動部に対して前記前後方向に摺動可能に保持されるように構成されている。
[態様5]
前記摺動部が前記第2位置から後方へ移動する場合、前記ロック部材は、前記摺動部に押圧されて前記ロック位置から前記アンロック位置へ向けて移動し、前記摺動部の後方への移動を許容するように構成されている。
前記摺動部が前記第2位置から後方へ移動する場合、前記ロック部材は、前記摺動部に押圧されて前記ロック位置から前記アンロック位置へ向けて移動し、前記摺動部の後方への移動を許容するように構成されている。
[態様6]
前記回動レバーは、前記摺動軸に直交する方向に延在する回動軸周りに回動可能に前記本体部に支持されている。
前記回動レバーは、前記摺動軸に直交する方向に延在する回動軸周りに回動可能に前記本体部に支持されている。
[態様7]
前記回動レバーは、前記ロック位置において前記摺動部に係合可能に構成された第1端部と、第2端部とを有し、
前記アクチュエータは、前記第2端部に作用して前記回動レバーを前記回動軸周りに回動させることで前記アンロック位置へ移動させ、前記第1端部と前記摺動部との係合を解除するように構成されている。
上記実施形態において、ロック部材51の両端部のうち、突起513を有する端部は、本態様における「第1端部」の一例である。ロック部材51両端部のうち、プランジャ553に接続された端部は、本態様における「第2端部」の一例である。
前記回動レバーは、前記ロック位置において前記摺動部に係合可能に構成された第1端部と、第2端部とを有し、
前記アクチュエータは、前記第2端部に作用して前記回動レバーを前記回動軸周りに回動させることで前記アンロック位置へ移動させ、前記第1端部と前記摺動部との係合を解除するように構成されている。
上記実施形態において、ロック部材51の両端部のうち、突起513を有する端部は、本態様における「第1端部」の一例である。ロック部材51両端部のうち、プランジャ553に接続された端部は、本態様における「第2端部」の一例である。
[態様8]
前記回動レバーは、前記ロック位置において前記摺動部に係合可能に構成された第1端部と、第2端部とを有し、
前記第1端部のうち、前記回動レバーが前記ロック位置にある場合に前側に配置される面は、後方へ向かうにつれて前記摺動部に近づく方向に傾斜する第1傾斜面を含み、
前記摺動部は、前記第1端部に係合可能な凹部または凸部を備え、
前記凹部または前記凸部の前端を規定する面は、前記第1傾斜面に整合する第2傾斜面を含み、
前記回動レバーは、前記摺動部が後方へ移動される場合、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の摺動によって、前記アンロック位置へ向けて回動するように構成されている。
上記実施形態において、ロック部材51の両端部のうち、突起513を有する端部は、本態様における「第1端部」の一例である。ロック部材51両端部のうち、プランジャ553に接続された端部は、本態様における「第2端部」の一例である。傾斜面514は、本態様における「第1傾斜面」の一例である。傾斜面461は、本態様における「第2傾斜面」の一例である。
前記回動レバーは、前記ロック位置において前記摺動部に係合可能に構成された第1端部と、第2端部とを有し、
前記第1端部のうち、前記回動レバーが前記ロック位置にある場合に前側に配置される面は、後方へ向かうにつれて前記摺動部に近づく方向に傾斜する第1傾斜面を含み、
前記摺動部は、前記第1端部に係合可能な凹部または凸部を備え、
前記凹部または前記凸部の前端を規定する面は、前記第1傾斜面に整合する第2傾斜面を含み、
前記回動レバーは、前記摺動部が後方へ移動される場合、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面の摺動によって、前記アンロック位置へ向けて回動するように構成されている。
上記実施形態において、ロック部材51の両端部のうち、突起513を有する端部は、本態様における「第1端部」の一例である。ロック部材51両端部のうち、プランジャ553に接続された端部は、本態様における「第2端部」の一例である。傾斜面514は、本態様における「第1傾斜面」の一例である。傾斜面461は、本態様における「第2傾斜面」の一例である。
[態様9]
前記アクチュエータは、前記本体部に保持されている。
前記アクチュエータは、前記本体部に保持されている。
[態様10]
前記動力工具または前記集塵装置は、前記アクチュエータの動作を制御するように構成された制御装置を更に備える。
上記実施形態のコントローラ27は、本態様における「制御装置」の一例である。
前記動力工具または前記集塵装置は、前記アクチュエータの動作を制御するように構成された制御装置を更に備える。
上記実施形態のコントローラ27は、本態様における「制御装置」の一例である。
[態様11]
前記ソレノイドの前記作動部は、前記起動操作に応じて前記ロック部材に直接的に作用するように配置されている。
前記ソレノイドの前記作動部は、前記起動操作に応じて前記ロック部材に直接的に作用するように配置されている。
[態様12]
前記起動操作は、前記動力工具に設けられた操作部材の操作、または、被加工材に対する前記先端工具の押付けである。
前記起動操作は、前記動力工具に設けられた操作部材の操作、または、被加工材に対する前記先端工具の押付けである。
[態様13]
前記動力工具は、前記操作部材の操作または前記先端工具の前記押付けを検出するように構成された検出装置を備え、
前記制御装置は、前記検出装置の検出結果に基づき、前記アクチュエータを起動するように構成されている。
前記動力工具は、前記操作部材の操作または前記先端工具の前記押付けを検出するように構成された検出装置を備え、
前記制御装置は、前記検出装置の検出結果に基づき、前記アクチュエータを起動するように構成されている。
[態様14]
前記動力工具は、穿孔工具である。
前記動力工具は、穿孔工具である。
1:集塵システム、2:ハンマドリル、201:本体ハウジング、202:駆動機構収容部、203:モータ収容部、205:ハンドル、206:把持部、207:バッテリ装着部、21:モータ、211:モータシャフト、23:駆動機構、239:ツールホルダ、251:トリガ、253:スイッチ、27:コントローラ、29:コネクタ、4:集塵装置、40:本体ハウジング、401:摺動ガイド部、402:開口、403:コネクタ部、405:モータ収容部、406:ガイドレール、408:開口、411:ファン、413:モータ、414:モータシャフト、415:コネクタ、417:コントローラ、43:ダストケース、431:流入口、432:流出口、435:フィルタ、45:摺動部、451:第1筒状部、452:第2筒状部、453:カバー部、454:吸引口、46:凹部、461:傾斜面、462:直交面、47:粉塵移送路、471:ホース、472:バネ、475:ホース接続部、5:ロック機構、51:ロック部材、511:第1部分、512:第2部分、513:突起、514:傾斜面、515:直交面、517:ピン、55:ソレノイド、551:ケース、553:プランジャ、555:バネ、91:先端工具、911:先端、93:バッテリ、A1:駆動軸、A2:摺動軸
Claims (6)
- モータの動力によって、取り外し可能に装着された先端工具を駆動することで、加工作業を行うように構成された動力工具と、前記加工作業で発生した粉塵を収集するように構成された集塵装置とを備えた集塵システムであって、
前記集塵装置は、
前記動力工具に着脱可能に構成された本体部と、
前記集塵装置の前後方向を規定する摺動軸に沿って摺動可能に前記本体部に保持され、粉塵の吸引口を有するとともに前記先端工具の先端を被覆可能に構成されたカバー部を前端部に備えた摺動部と、
前記摺動部を前方に付勢し、前記摺動部を第1位置に配置させるように構成された付勢部材と、
前記第1位置よりも後方の第2位置において、前記摺動部を前記本体部に対してロックするように構成されたロック部材と、
前記使用者による前記動力工具に対する所定のモータ起動操作に応じて動作することで、前記ロック部材による前記摺動部のロックを解除するように構成されたアクチュエータとを備えたことを特徴とする集塵システム。 - 請求項1に記載の集塵システムであって、
前記アクチュエータは、直線状に動作可能な作動部を備えたソレノイドであることを特徴とする集塵システム。 - 請求項1または2に記載の集塵システムであって、
前記ロック部材は、前記付勢部材の付勢力によって前記摺動部が前記第2位置よりも後方の位置から前方へ移動される場合、前記摺動部が前記第2位置に配置されるのに応じて前記摺動部をロックするように構成されていることを特徴とする集塵システム。 - 請求項1〜3の何れか1つに記載の集塵システムであって、
前記ロック部材は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記摺動部が後方へ移動される場合、前記摺動部が前記第2位置よりも後方へ移動することを許容するように構成されていることを特徴とする集塵システム。 - 請求項1〜4の何れか1つに記載の集塵システムであって、
前記ロック部材は、前記摺動部に係合可能なロック位置と、前記摺動部に係合不能なアンロック位置の間で回動可能に前記本体部に支持された回動レバーであって、
前記アクチュエータは、前記起動操作に応じて前記回動レバーを前記ロック位置から前記アンロック位置に回動させるように構成されていることを特徴とする集塵システム。 - 請求項1〜5の何れか1つに記載の集塵システムであって、
前記アクチュエータの動作を制御するように構成された制御装置を更に備え、
前記制御装置は、前記動力工具の前記モータの起動前に、前記アクチュエータを動作させるように構成されていることを特徴とする集塵システム。
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