JP2020129082A - 画像形成装置 - Google Patents

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智紀 馬場
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Abstract

【課題】 画像形成装置内に着脱可能に設けられる交換ユニットの交換や、記録媒体の搬送異常(ジャム)の解除等のメンテナンス作業時の振動によって、像担持体や現像器等に担持されたトナーや紙粉が露光ユニットの透過部材上に落下してしまう虞があった。また、このような振動が発生する作業を画像形成装置が実行可能な機能が制限されている状態に実行された場合においては、画像形成装置がメンテナンス作業が実行されたか否かを検出できず、画像形成装置が起動状態へ移行した場合に最初に実行する画像形成動作時の画像品質が低下してしまう虞があった。【解決手段】 画像形成装置が起動状態へ移行した場合に清掃シーケンスを実行する。【選択図】 図8

Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用する画像形成装置には、帯電した感光体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する光走査装置が設けられている。この光走査装置は、光源やミラー等の光学系部品と、光学系部品を覆う筐体と、光源からの光を筐体外へ出射する開口部を備えている。そして、この開口部は、筐体内部にトナーや埃等の異物が侵入するのを防止するために、光を透過させる透過部材によって閉塞されている。
ここで、透過部材上にトナーや紙粉、埃等の異物が存在する場合、開口部から出射される光が異物に遮られることで光学特性が変化し、形成される画像の品質が低下してしまう虞があった。
これに対して、特許文献1では、清掃部材を透過部材上に接触させながら移動させることで、透過部材上の異物を清掃部材によって除去する清掃処理を行う構成が開示されている。また、特許文献1では、このような清掃処理を、例えば1万枚程度の所定枚数に対する画像形成が実施される毎に定期的に実行する構成が開示されている。
特開2016−31467号公報
しかしながら、画像形成装置の使用状態によっては、清掃処理が定期的に実行されるタイミングより前に透過部材上にトナー等の異物が落下する場合がある。
例えば、画像形成装置内に着脱可能に設けられる交換ユニットの交換等のメンテナンス時の振動や、画像形成装置を移動させる際等の外部からの振動等によって、トナーや紙粉等の異物が露光ユニットの透過部材上に落下してしまう虞がある。
このような振動が発生し得る作業が、電源スイッチがOFFされている状態やスリープ状態等、画像形成装置への電源電圧の供給が制限されている状態で行われると、画像形成装置は作業が行われたか否かの検出ができなかった。
従って、装置の起動後やスリープ状態からの復帰後に画像形成をする際に、落下した異物によって光走査装置から出射されるレーザ光が遮られてしまい、感光体へ照射されるレーザ光量が低下し、画像品質が低下してしまう虞があった。
そこで、本発明は、装置の起動後またはスリープ状態からの復帰後の画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透過部材を備える光走査装置と、を有し、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を有し、前記画像形成手段による画像形成処理を実行可能な第1状態と、当該第1状態よりも消費電力が少ない第2状態とに遷移する画像形成装置であって、前記透過部材を清掃する清掃機構と、前記清掃機構を動作させる清掃シーケンスを実行可能であって、前記画像形成装置が前記第2状態から前記第1状態に移行したことに基づいて前記清掃シーケンスを実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置の起動後またはスリープモードからの復帰後の画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略断面図 交換カートリッジを交換する際の説明図 光走査装置の斜視図 光走査装置の上面図 第1清掃ホルダの部分斜視図 第1清掃ホルダの部分断面図 清掃シーケンスを実行するための制御構成を示す制御ブロック図 第1実施形態の清掃シーケンスを示すフローチャート 第2実施形態の清掃シーケンスを示すフローチャート
以下にて、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態における画像形成装置1の概略断面図である。図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkを備えるタンデム型のカラーレーザビームプリンタである。
また、本実施形態における画像形成装置1は、装置本体1Aの上部にリーダ部306を備える。リーダ部306は、原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置301と、搬送された原稿の画像を読み取る原稿読取装置305と、原稿が排紙される原稿排紙トレイ302と、を備える。
原稿搬送装置301は、原稿がセットされる原稿給紙トレイ300を備える。原稿搬送装置301は、原稿給紙トレイ300に載置された原稿をガラス303上の原稿読取位置へ1枚ずつ搬送する。ガラス303上に搬送された原稿は、原稿読取装置305の内部に設けられるCCDやCIS等の不図示のスキャナによって読み取られる。その後、原稿搬送装置301は、さらに原稿を搬送し、原稿排紙トレイ302上に原稿を排出する。
また、原稿搬送装置301は、原稿読取装置305に対して開閉可能となっており、操作者は原稿搬送装置301を開くことで、ガラス303上に原稿を載置することが可能となっている。
そして、スキャナは、原稿搬送装置301によってガラス303上に搬送された原稿やガラス303上に載置された原稿等に光源から光を照射し、原稿からの反射光を受光センサによって受光し、受光した光を電気信号に変換する。ここで変換した赤(r)、緑(g)、青(b)成分の電気信号を、後述するCPU82等の制御部に出力する。
また、図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、操作部304を備える。操作部304は、例えば、液晶表示式のディスプレイパネルと、抵抗膜式や静電容量式のタッチパネルとが重ねて構成された操作パネルを有している。
そのため、操作部304は、ディスプレイパネル上の表示に基づいてタッチパネルを介して操作者による操作が可能な構成となっている。画像形成動作の実行タイミングや清掃の実行タイミングは、操作者が操作部304を介して設定または実行することが可能である。
また、操作部304は、画像形成動作を開始する際に押下するスタートキーや、画像形成動作を中断する際に押下するストップキー、テンキー等を有する。ここで、テンキーは、画像形成枚数の設定などの数値入力を行う際に操作されるキーである。本実施形態の画像形成装置においてスタートキー、ストップキー、およびテンキーはハードキーとして操作部304に設けられているが、これらをソフトキーとしてディスプレイパネルに表示しても良い。
画像形成装置1は、各画像形成部10Y、10M、10C、10Bkにて作像されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20にそれぞれの画像形成部10から重ねられたトナー像を記録媒体であるシートPに転写してシート上(記録媒体上)にカラー画像を形成するように構成されている。ここで、本発明において、記録媒体としては、一般的な印刷に用いられる紙だけでなく、布、プラスチック、フィルム等も広く包含する。
尚、画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、それぞれで用いるトナーの色が異なる以外は略同一に構成されている。以下では画像形成部10として画像形成部10Yを例に説明し、画像形成部10M、10C、10Bkについて重複する説明を省略する。
画像形成部10は、感光体100と、帯電ローラ12と、現像器13と、一次転写ローラ15を有している。帯電ローラ12は、感光体100を一様な背景電位に帯電させる。感光体100は、後述する光走査装置40から出射されるレーザ光によって静電潜像が形成される。また、現像器13は、感光体100上に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する。そして、一次転写ローラ15は、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20へ転写する。ここで、一次転写ローラ15は、中間転写ベルト20を介して感光体100との間に一次転写部を形成しており、所定の転写電圧が印加されることにより感光体100上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、第1ベルト搬送ローラ21及び第2ベルト搬送ローラ22に架け回されており、矢印H方向に回転動作しながら各画像形成部10で形成されたトナー像が転写される。ここで、4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、中間転写ベルト20の鉛直方向下側に並列的に配置されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写する。画像形成部10による各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト20上に一次転写された上流側のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、中間転写ベルト20上には、4色のトナー像が重ね合わせられるように形成される。
また、第1ベルト搬送ローラ21は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ローラ65と互いに圧接されており、中間転写ベルト20を介して二次転写ローラ65との間にシートP上にトナー像を転写する二次転写部を形成している。シートPは、二次転写部を通過することで、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。尚、中間転写ベルト20の表面に残った転写残トナーは、不図示のクリーニング装置によって回収される。
ここで、各色の画像形成部10は、中間転写ベルト20の回転方向(矢印H方向)において、二次転写部に対して上流側からイエローのトナー像を形成する画像形成部10Y、マゼンタのトナー像を形成する画像形成部10M、シアンのトナー像を形成する画像形成部10C、ブラックのトナー像を形成する画像形成部10Bkが順に配置されている。
また、各画像形成部10の鉛直方向下方には、各感光体100にレーザ光を走査することで、画像情報に応じた静電潜像を各感光体100上に形成する光走査装置40が設けられている。ここで、画像形成部10及び光走査装置40は、画像形成手段の一例である。
光走査装置40は、各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光を出射する不図示の4基の半導体レーザを備えている。また、光走査装置40は、モータユニット41と、モータユニット41によって高速回転されることで、各半導体レーザから出射された各レーザ光を各感光体100の回転軸方向に沿って走査させるように偏向させる回転多面鏡43を備えている。回転多面鏡43によって偏向された各レーザ光は、光走査装置40の内部側に配置された光学部材に案内され、光走査装置40の上部に設けられた各開口部を覆う透過部材42a〜dを介して光走査装置40の内部側から外部側へと出射される。そして、光走査装置40の外部側へ出射された各レーザ光は、各感光体100を露光する。
一方、シートPは、画像形成装置1の下部に配置される給送カセット2に収容されている。そして、シートPは、ピックアップローラ24によって、搬送ローラ25とリタードローラ26によって形成される分離ニップ部へと給送される。ここで、リタードローラ26は、ピックアップローラ24によってシートPが複数枚給送された場合に逆回転するように駆動が伝達されており、搬送ローラ25と共にシートPを1枚ずつ下流へ搬送することでシートPの重送を防止している。給送ローラ25及びリタードローラ26によって1枚ずつ搬送されたシートPは、画像形成装置1の右側面に沿って上方に伸びる搬送路27に搬送される。
そして、シートPは、搬送路27を通って画像形成装置1の鉛直方向下側から上側へと搬送され、レジストレーションローラ29に搬送される。レジストレーションローラ29は、搬送されるシートPを一旦停止させ、シートの斜行を矯正する。その後、レジストレーションローラ29は、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が二次転写部へ搬送されるタイミングに合わせてシートPを二次転写部へ搬送する。その後、二次転写部においてトナー像が転写されたシートPは、定着器3へと搬送され、定着器3によって加熱加圧されることでシートP上にトナー像が定着される。そして、トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ28によって画像形成装置1の外側であって画像形成装置1の本体上部に設けられる排出トレイへと排出される。
ここで、搬送路27は不図示の一対の搬送ガイドによって形成されている。そして、この一対の搬送ガイドは、右扉96を装置本体1Aに対して開放することで二つに分離される。つまり、右扉96を開放することで、装置本体側に設けられる搬送ガイドと右扉96側に設けられる搬送ガイドとが分離することで搬送ガイドが開放される。これにより、搬送路27内でシートPの遅延ジャムや滞留ジャム等の搬送異常が発生した場合に、異常が発生したシートや、搬送異常の発生により搬送が停止されたシートを除去することが可能となっている。ここで、搬送異常が発生したシートや、搬送異常の発生により搬送が停止されたシートの除去は、画像形成装置1に対するメンテナンスの一例である。
ここで、遅延ジャム及び滞留ジャムは、シート検知センサ94a,bの検知結果に基づいて判定される。例えば、シート検知センサ94aまたは94bがシートの先端(搬送方向下流側の端部)を検知してから所定時間経過してもシートの後端(搬送方向上流側の端部)を検知しない場合は、滞留ジャムと判定する。また、搬送路27における搬送方向上流側のシート検知センサ94aがシートの先端を検知してから所定時間経過しても搬送方向下流側のシート検知センサ94bがシートの先端を検知しない場合は、遅延ジャムと判定する。
このように、遅延ジャムや滞留ジャムが発生したと判定された場合は、シートPの搬送を停止させる。そして、操作部304に表示を行う等して、搬送異常が発生したシートPの除去を促す旨の報知を行う。
その後、操作者によって搬送異常が発生したシートPが除去されたことは、シート検知センサ94a,bの検知結果がOFFとなったことによって検知される。ここで、本実施形態では、シート検知センサ94a,bがONの場合はシートが有る状態、OFFの場合はシートが無い状態となるように検知を行ったが、この検知方法に限らなくてもよい。例えば、シート検知センサ94a,bがOFFの場合にシートが有り、ONの場合にシートが無いと検知する構成であってもよい。
また、右扉96は、右扉検知センサ92の検出結果によって、装置本体1Aに対して閉状態であることが検知される。搬送路27中で搬送異常が発生した場合は、右扉96の閉状態が検知された後、シート検知センサ94a,bがOFFになっている(シート無を検知している)ことに基づいて、搬送異常が発生したシートが除去されたと判定する。
尚、本実施形態では、装置本体1Aに対して開閉される開閉部材の一例として右扉96を説明したが、他の搬送路中で発生した搬送異常シートを除去する際に装置本体1Aに対して開閉する扉に同じ構成を用いてもよい。
次に、画像形成装置1に対するメンテナンスとして、画像形成部10が交換される場合について説明をする。図2は、装置本体1Aに対して画像形成部10を交換する際の説明図である。
本実施形態における画像形成部10は、装置本体1Aに対して着脱可能なカートリッジとなっている。ここで、着脱可能なカートリッジとは、感光体100と帯電ローラ12と、現像器13とを一体的に有するプロセスカートリッジである。本実施例では、カートリッジの一例としてプロセスカートリッジを説明するが、感光体100と帯電ローラ12を有するドラムカートリッジと現像器を有する現像カートリッジとの2つをそれぞれ装置本体1Aに対して着脱可能に有する構成であってもよい。また、本実施形態における着脱可能なカートリッジは、後述する交換ユニット87の一例である。
ここで、画像形成部10は、経年劣化等により感光体100や帯電ローラの交換が必要な場合に装置本体1Aに対して取り外される。その後、新しい画像形成部10を装着することで、画像形成部10の交換がなされる。
このように、画像形成部10を交換する場合、図2(a)に示すように、装置本体1Aに対して前扉98を矢印P方向に開く。画像形成部10は、前扉98が開放されることで、画像形成部10を着脱する際に把持される把持部11が露出する。
そして、画像形成部10は、不図示のロック機構による装置本体1Aと画像形成部10とのロックを解除することで、把持部11を把持して装置本体1Aから引き出すことが可能となっている。
ここで、前扉98の開閉状態は、前扉検知センサ91の検出結果によって検知することが可能となっている。本実施形態では、前扉検知センサ91がONしている状態を前扉98の閉状態、OFFしている状態を前扉の開状態として検知する。
図2(b)は、画像形成部10Yを装置本体1Aに対して引き出している途中の図である。図2(b)に示すように、本実施形態では、矢印Z方向に画像形成部10を着脱可能としている。ここで、矢印Z方向は、画像形成装置1の前後方向であり、感光体100の回転軸線方向である。
画像形成部10を交換する際は、上述したように、装置本体1Aに装着されている画像形成部10を取り出した後、新しい画像形成部10を装着する。ここで、画像形成部10が交換されたか否かは、画像形成部10に設けられるROM72に格納されている個体情報を取得することで判定する。
図2(c)に示すように、画像形成部10の装着方向下流側には、ROM72が設けられている。そして、装置本体1Aには、画像形成部10が装着された際にROM72に対向する位置に電気接点62が設けられている。そのため、画像形成部10が装着されると、画像形成装置1は、ROM72と電気接点62とが電気的に接続されることでROM72に格納されている画像形成部10の個体情報を取得することができる。ここで取得した個体情報は、装置本体1Aに設けられるメモリに格納される。そして、画像形成部10の装着後(交換後)に取得した個体情報と、メモリに格納されている個体情報とが一致しない場合に、制御部は画像形成部10が交換されたことを検知することができる。
図1に示したように、画像形成装置1の本体内部において、光走査装置40の上方に画像形成部10を設ける構成であると、画像形成動作に伴って光走査装置40の上部に設けられる透過部材42a〜d上にトナーや紙粉や埃等の異物が落下してくる場合がある。この場合、透過部材42a〜dを介して感光体100へ出射されるレーザ光が、異物によって遮られることになる。従って、異物によって光学特性が変化することで画像の品質が低下してしまう場合があった。
そこで、本実施形態は、光走査装置40に、透過部材42a〜dを清掃するための清掃機構51を備えている。以下では、光走査装置40と、光走査装置40に設けられる清掃機構51について、詳しく説明をする。図3は、光走査装置40の全体を示す斜視図であり、図4は、光走査装置40の上面図である。
図3及び図4に示すように、光走査装置40は、上述したモータユニット41や回転多面鏡43を内部側に収容する収容部40aと、収容部40aに取り付けられ、収容部40aの上面を覆うカバー部40bとを有している。ここで、収容部40aとカバー部40bとは、光走査装置40の筐体を構成している。
カバー部40bには、各色の感光体100に対応してレーザ光が通過する開口部が4つ設けられており、各開口部は、対応する感光体100の回転軸線方向に長尺な矩形状であって、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように形成されている。
そして、各開口部は、それぞれが長尺な矩形状に形成される透過部材42a〜dによってそれぞれ閉塞されている。透過部材42a〜dは、開口部と同様に4つ設けられており、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように、カバー部40bに取り付けられている。
尚、透過部材42a〜dの長手方向は、光走査装置40から出射されるレーザ光の走査方向と略等しくなっている。また、本実施形態では、透過部材42a〜dの長手方向は、各感光体100の回転軸線方向と略等しくなっている。
ここで、透過部材42a〜dは、光走査装置40の内部へトナーや埃、紙粉等の異物が侵入することを防ぐために設けられており、異物が内部の半導体レーザやミラー、回転多面鏡43等に付着することによる画像品質の低下を防止している。
透過部材42a〜dは、例えばガラス等の透明な部材で形成されており、収容部40a内の半導体レーザによって発せられるレーザ光を、感光体100へ出射可能となっている。本実施形態では、透過部材42a〜dの大きさを開口部の開口よりも大きく設定し、透過部材42a〜dが各開口部をオーバーラップして覆うように構成されている。そして、透過部材42a〜dの開口部に対してオーバーラップしている部分を接着することで、透過部材42a〜dをカバー部40bに固定している。
このように、光走査装置40は、カバー部40b及び透過部材42a〜dによって覆われることで、トナーや紙粉、埃等の異物が光走査装置40の内部へ入り込まないような構成となっている。また、開口部よりも大きい透過部材42a〜dをカバー部40b上に接着固定することで、光走査装置40の上方から落下するトナーや紙粉、埃等の異物が、透過部材42a〜dと各開口部の隙間から光走査装置40の内部へ入り込むことを防止している。
そして、本実施形態では、上方から光走査装置40の上面(透過部材42a〜dの上面)へ落下する異物を清掃する清掃処理を行う清掃機構51を備えている。ここで、透過部材42a〜dの上面とは、光走査装置40に対して外側の面であり、透過部材42a〜dを通過するレーザ光が出射する側の面である。
清掃機構51は、光走査装置40のカバー部40b上であって、画像形成部10と対向する面側に取り付けられている。清掃機構51は、それぞれが透過部材42a〜dの上面(光走査装置40の外部側の面)を清掃するための清掃部材53a〜dと、清掃部材53a〜dを保持して透過部材42a〜d上を移動させる第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512を有している。
第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれが隣り合う2つの透過部材42に跨って、透過部材42が延びる方向と直交する方向に延在すると共に、それぞれが清掃部材53を2つずつ有している。ここで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が有する清掃部材53は、透過部材42に対応する数だけ設けられている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42aと42bとに跨るように配置され、透過部材42aの上面を清掃する清掃部材53aと、透過部材42bの上面を清掃する清掃部材53bとを有している。また、第2清掃ホルダ512は、透過部材42cと42dとに跨るように配置され、透過部材42cの上面を清掃する清掃部材53bと、透過部材42dの上面を清掃する清掃部材53dとを有している。
清掃部材53a〜dは、例えばシリコンゴムや、不織布等で構成され、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動に伴って透過部材42の上面に接触して移動することで、透過部材42上の異物を除去することが可能であり、清掃部材42上を清掃可能となっている。
第1清掃ホルダ511は、中央部分がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53a,53bを保持する構成となっている。また、第2清掃ホルダ512は、中央部がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53c,53dを保持する構成となっている。従って、ワイヤ54は、透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように張設されている。
また、ワイヤ54は、カバー部40bに回転可能に保持されている4つの張設用滑車57a〜d、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59によって、カバー部40b上に環状に張設されている。そして、ワイヤ54は、装置の組み立て時に巻取ドラム59に所定回数巻き取られることで長さの調整がなされた状態で、張設用滑車57a〜dに張架されている。このとき、4つの張設用滑車57a〜dは、上述したように、ワイヤ54が透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように配置されている。
ワイヤ54は、張設用滑車57aと57dとの間に設けられるテンション調整用滑車58によって張力が調整されているため、各張設用滑車57、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59の間で弛まずに張った状態で配置されている。これにより、ワイヤ54を張設することによって、ワイヤ54を滑らかに環状走行させることができる。
本実施形態では、テンション調整用滑車58を、張設用滑車57aと57dとの間に設けた構成としたが、張設用滑車57a〜dに張架されたワイヤ57の張力を調整できる位置であれば、この位置に限らなくてもよい。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511に清掃部材53a,bを設け、第2清掃ホルダ512に清掃部材53c,dを設ける構成としている。これに対し、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる場合は、透過部材の数だけ清掃ホルダを有する必要があり、清掃ホルダを張設するワイヤの長さが長くなる。従って、本実施形態では、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる構成と比較して、清掃ホルダの数を低減することができると共に、ワイヤ54の長さを短くすることができ、より簡単な構成で透過部材42a〜d上面の清掃を行うことができる。
また、巻取ドラム59は、駆動部としての巻取モータ55の駆動によって回転可能に構成されている。
ここで、巻取モータ55は正逆回転可能に構成されている。本実施形態では、巻取モータ55の正回転をCW方向(Clock Wise)とし、逆回転をCCW方向(Counter Clock Wise)とする。
従って、ワイヤ54は、巻取モータ55のCW方向またはCCW方向への回転によって巻取ドラム59が回転することで、巻取ドラム59に巻き取り及び引き出しされる構成になっている。このように、巻取ドラム59によって巻き取り及び引き出しされることで、ワイヤ54が各張設用滑車57に張架された状態でカバー部40b上を環状に走行可能となっている。
そのため、ワイヤ54に連結されている第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ワイヤ54の走行に伴って、矢印D1,D2方向(透過部材42の長手方向)に移動可能となっている。本実施形態では、巻取モータ55がCCW方向へ回転することで第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向へ移動する。また、巻取モータ55がCW方向へ回転することで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512がD2方向へ移動する。
このとき、ワイヤ54が環状に張設されているため、ワイヤ54の移動に伴って、第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512とが、透過部材42a〜dの長手方向においてそれぞれが直線的に反対方向に移動する構成となっている。
ここで、巻取モータ55及び巻取ドラム59は、カバー部40bの上面に対して凹むように設けられた凹部60内に設けられている。これによって、光走査装置40の高さ方向のサイズを小さくすることが可能となっている。尚、この凹部60は、光走査装置40の内部とは連通しておらず、この凹部60からも異物が光走査装置40の内部へ入り込まないように設けられている。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511の、透過部材42a,bの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第1ストッパ56aが設けられている。また、カバー部40bには、第2清掃ホルダ512の、透過部材42c,dの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第2ストッパ56bが設けられている。ここで、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、当接部材の一例である。
第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、透過部材42a〜dの長手方向における一端側に設けられている。従って、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向に移動していくと、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。
これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。このとき、第2清掃ホルダ512は、透過部材42の長手方向において前記第1清掃ホルダ511の反対側に位置している。
尚、本実施形態における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動による一連の清掃処理は、以下の通りである。
まず、巻取モータ55がCW方向に回転駆動されることで、ワイヤ54が矢印D2方向に走行し、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D2方向へ移動する。
その後、第2清掃ホルダ512は、矢印D2方向における透過部材42c,dの端部に到達し、第2ストッパ56bに当接することになる。これにより、第2清掃ホルダ512の矢印D2方向への移動が第2ストッパ56bによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出される。
そして、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55の回転を停止させる。このとき、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向において他端側であって、第二位置に到達している。従って、巻取モータ55の回転が停止させることで、透過部材42の長手方向において第二位置にて移動が停止される。
その後、巻取モータ55をCCW方向へ回転させることで、ワイヤ54を矢印D1方向に走行させる。これによって、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれ矢印D1方向へ移動する。
その後、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。
そして、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55のCCW方向への回転を停止し、所定回転だけCW方向へ回転させる。これによって矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させてから、巻取モータ55の回転を停止させる。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が、透過部材42a〜d上をそれぞれ1往復することを、一連の清掃処理としている。そして、一連の清掃処理が終了した際は、矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させることで第1清掃ホルダ511は第1ストッパ56aに当接しない位置であって、透過部材42の表面に清掃部材53が接触していない位置にて動作を停止させている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向における透過部材42の端部と第1ストッパ56aとの間であって、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域に位置している。尚、このとき第2清掃ホルダ512は、長手方向において透過部材42の端部に当接しない位置、つまり、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域にて動作を停止させている。ここで、一連の清掃処理が終了した場合における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の停止位置が、正常停止位置であり、清掃開始位置である。
以上で説明した一連の清掃処理では、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56baに到達した場合に巻取モータ55の回転を停止させてからCCW方向へ回転させる構成としたが、第2ストッパ56bに到達したことに応じてCCW方向へ回転させる構成であってもよい。
尚、本実施形態では、巻取モータ55を正回転(CW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D1方向へ走行させ、巻取モータ55を逆回転(CCW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D2方向へ走行させる構成としたが、巻取モータ55の正回転によってワイヤ54を矢印D2方向へ走行させ、逆回転によって矢印D1方向へ走行させる構成であってもよい。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動をガイドするためのガイド部材61a〜dが設けられている。そして、図4及び図5に示すように、第1清掃ホルダ511の両端部は、ガイド部材61a,61bとそれぞれ係合している。
ここで、図4は、第1清掃ホルダ511近傍を示す部分斜視図である。尚、第2清掃ホルダ512についても第1清掃ホルダ511の構成と同様に、第2清掃ホルダ512の両端部は、ガイド部材61c,61dとそれぞれ係合している。図5は、第1清掃ホルダ511の清掃部材53aを保持している側の端部における部分断面図である。ここでは、第1清掃ホルダ511の構成のみを説明するが、本実施形態では、第2清掃ホルダ512にも同様の構成を用いるものとする。
図5及び図6に示すように、ガイド部材61a〜dは、カバー部40bと一体的に形成され、カバー部40bの上面から上方に突出するように設けられている。
ここで、ガイド部材61a〜dは、図5に示すように、カバー部40bの上面に対して上方に突出する第1突部61aaと、第1突部61aaから清掃部材53aに対して離れる方向に延びる第2突部61abを有している。
そして、第1清掃ホルダ511の一端側の端部511aが、第2突部61abの下方に潜り込むように形成されている。ここで、端部511aは、第2突部61abと当接部が円弧形状となるように構成されている。このように、端部511aを円弧形状とすることで、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向または矢印D2方向(図3参照)へ移動する際の摺動抵抗を低減させることができる。
尚、本実施形態では、第1清掃ホルダ511の一端側のみを詳細に説明するが、他端側も同様の構成を有しているものとする。また、第2清掃ホルダ512についても同様の形状を有しているものとする。
また、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ガイド部材61a〜dに係合することで、透過部材42a〜dに対して第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512に保持される清掃部材53a〜dが離間することを抑制している。このとき、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512とガイド部材61a〜dの係合位置は、透過部材42a〜dに清掃部材53a〜dが所定の接触圧で接触するような位置となっている。
また、本実施形態では、ガイド部材61a〜d、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bをカバー部40bと一体的に樹脂で形成する構成としているが、カバー部40bと別体構成としてもよい。
上述したように、本実施形態では、清掃処理時に第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512をそれぞれ矢印D1方向や矢印D2方向へ移動させることで、透過部材42a〜dの上面を清掃することが可能となっている。そして、この清掃処理は、操作者から操作部304等を介して任意のタイミングで清掃処理実行の指示を受け付けた場合や、画像形成されたシートの累積枚数が所定枚数に達したことに応じて定期的に実行される。
ここで、定期的に清掃処理を実行する所定枚数は、初期設定として予め2000枚等に設定されている。この初期設定に対して、操作者は、例えば、操作部304を介して500枚毎の値を入力することで、清掃処理を実行する際の所定枚数を設定変更できる。
定期的に清掃処理を実行する場合は、画像形成ジョブの実行中に画像形成枚数が所定枚数に達すると、画像形成ジョブを一旦停止して清掃機構51を動作させる清掃シーケンスとしての清掃処理を行う。
上述したように、画像形成されたシートの累積枚数が所定枚数に達したことに応じて定期的に透過部材42a〜dの清掃を行うことで、透過部材42a〜d上に落下した異物による画像不良を抑制することができる。
しかしながら、透過部材42a〜d上にトナー等の異物が落下するのは、画像形成動作時のみとは限らない。例えば、前述したように画像形成装置1に対するメンテナンスや画像形成装置1の移動等の振動によって、トナーや紙粉等の異物が透過部材42a〜d上に落下してしまう場合がある。つまり、画像形成部10等の交換カートリッジを着脱する場合や、搬送路中で搬送異常が発生したシートを取り除く場合等の振動によって、透過部材42a〜d上に異物が落下してしまう虞がある。
そこで、メンテナンスが実行されたことに応じて清掃処理を行うことで、メンテナンス後に実行される画像形成動作において画像品質の低下を抑制することが考えられる。
しかしながら、これらのメンテナンスは、画像形成装置1の制御部への電源電圧が遮断されている場合や、一部機能が制限されるスリープ状態に移行している場合等の画像形成装置の機能が制限されている状態(起動状態以外の状態)であっても実行される。ここで、画像形成装置1の制御部への電源電圧が遮断されている場合や、画像形成装置1がスリープ状態へ移行している場合は、電源電圧の供給が遮断されている制御部によって制御されるセンサの検出結果が取得できなくなる。
従って、シート検知センサ92a,b、前扉検知センサ91や右扉検知センサ92等を制御する制御部への電源電圧の供給が遮断されている場合は、メンテナンスが実行されたか否かを検出することができなかった。そのため、メンテナンスが実行されたことに応じた清掃処理が行えず、メンテナンス後に実行される画像形成動作において画像品質が低下してしまう虞があった。
そこで、本実施形態では、画像形成装置1の機能が制限されている状態が解除された場合に、透過部材42a〜dを清掃する清掃シーケンスを実行する。これによって、画像形成装置1の機能が制限されている場合に透過部材42a〜dにトナーや紙粉等の異物が落下したとしても、画像形成時の画像品質の低下を抑制することができる。
以下では、図7及び図8を用いて本実施形態における清掃シーケンスについて説明をする。ここで、図7は、本実施形態における清掃シーケンスを実行するための制御構成を示す制御ブロック図である。図8は、本実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャートである。
図7に示すように、画像形成装置1の各制御部へ電源電圧の供給状態を切り替える主電源である電源スイッチ601が備えられている。電源スイッチ601は、画像形成装置1がコンセント等を介して商用電源に接続されている状態で操作者によってONされた場合に画像形成装置1の各制御部へ電源電圧を供給する。ここで、電源スイッチ601は、電源電圧の供給を遮断可能なスイッチの一例である。
本実施形態では、電源スイッチ601がONである場合に、画像形成装置1の各制御部へ電源電圧を供給する電源ユニット600を備える。ここで、電源スイッチ601がONされると、電源ユニット600へ電源ユニット起動信号が出力されることで、電源ユニット94が駆動する。
そして、本実施形態では、電源ユニット600から電源電圧が供給されることで画像形成装置1を制御する制御部として、DCON制御部700、SCON制御部800及びRCON制御部900を備えている。
ここで、DCON制御部700は、画像形成装置1の各種搬送部材や画像形成部10などを駆動するモータ等の駆動部やシート検知センサ94a,b等のセンサの制御を実行する。そして、SCON制御部800は、画像形成装置1全体のシステム制御を行うものであり、不図示のインターフェースを介した外部機器との通信制御や画像処理等の制御を実行する。より詳細には、SCON制御部800は、画像形成ジョブの受信や、画像形成装置1の本体情報の送信、画像読取装置305で読み取った画像や外部機器等から受信した画像データに対する画像処理制御等を行うことが可能となっている。また、RCON制御部900は、原稿搬送装置301や原稿読取装置305の各種制御を実行する。
ここで、電源スイッチ601がONされた状態とは、画像形成装置が起動した状態であり、コンセント等を介して商用電源が電源ユニット600へ供給され、電源ユニット600からDCON制御部700、SCON制御部800及びRCON制御部900へ電源電圧が供給されている状態のことである。
尚、電源ユニット600は、画像形成装置1がコンセント等を介して商用電源等に接続された場合に、常夜電源として+5Vの電源電圧をSCON800に供給している。そして、電源スイッチ600がONされることで、電源ユニット600は非常夜電源として+12Vや+24Vの電源電圧をDCON700,SCON800及びRCON900へ供給可能となる。本実施形態では、複数種類の電圧を供給することで各制御部を制御する構成としたが、電圧の大きさや種類についてはこの構成に限らなくてもよい。
DCON制御部700は、内蔵モジュールとして、CPU701、清掃制御部702、電流検知部703及び駆動制御部704を備えている。そして、CPU701は、各モジュールを介して巻取モータ55や駆動モータ705を制御する。ここで、駆動モータ705は、画像形成装置1のシート搬送や画像形成動作に関わる駆動力を生成するための駆動源である。尚、本実施形態では例として駆動モータ705を示したが、搬送用のモータを複数有する構成や、複数のモータを用いて定着器3の駆動や画像形成部10へ伝達する駆動力を発生させる構成であってもよい。
また、CPU701は、清掃制御部702を介して巻取モータ55へモータ制御信号を出力することで、巻取モータ55を回転駆動させる。このように、CPU701は、清掃制御部702を介して巻取モータ55を制御可能となっている。
一方、清掃動作時において、CPU701は、電流検知部703を介して巻取モータ55からのモータ駆動電流を検知している。
ここで、巻取モータ55は、一定電圧で制御されている。従って、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接すると、巻取モータ55に作用する負荷が重くなることに応じて駆動電流が増加する。
そのため、CPU701は、電流検知部703によって検知される駆動電流が所定の値よりも大きくなった場合に、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接したことを検出する。つまり、CPU701は、透過部材42の長手方向における端部から端部への1方向の移動が終了したことを検出する。換言すると、CPU701は、清掃シーケンスにおける往復動作の内片道の清掃動作が終了したことを検出する。
そして、CPU701は、巻取モータ55の駆動電流が前述した所定の値よりも大きくなったことに応じて、清掃制御部702へ移動完了信号を出力する。清掃制御部702は、この移動完了信号を受け取ることで、巻取モータ55の回転駆動を停止させる。
尚、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の透過部材42の長手方向における一端から他端への移動終了の判定については、所定の値との比較ではなく、検出した電流値の変化量から判定してもよい。
そして、往復の清掃動作が完了したと判定される場合、CPU701は、清掃制御部702を介して巻取モータ55を停止させる。ここで、清掃動作の完了を、不図示のユーザインタフェースを介して操作部304の表示部へ表示する構成であってもよい。操作者への清掃動作が完了したことの報知は、表示部に画面を表示するのではなく、音を鳴らすことで行ってもよく、報知自体をしないものでもよい。
これに対し、往復の清掃動作が完了していないと判定される場合は、CPU701は再び清掃実行指示を清掃制御部702へ出力し、清掃制御部702を介して巻取モータ55を制御することで清掃動作を継続する。尚、清掃制御部702は、巻取モータ55を正逆回転させることで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512を往復動作させることで制御可能となっている。
また、CPU701には、前扉検知センサ91と右扉検知センサ92が電気的に接続されている。CPU701は、前扉検知センサ91からの出力に基づいて前扉98が閉状態であることを検知し、右扉検知センサ92からの出力に基づいて右扉96が閉状態であることを検知する。
本実施形態では、CPU701は、前扉検知センサ91がONの場合は前扉98が閉状態であり、OFFの場合は前扉98が開状態であると検知する。また、CPU701は、右扉検知センサ92がONの場合は右扉96が閉状態であり、OFFの場合は右扉96が開状態であると検知する。
また、CPU701には、シート検知センサ94a,bが電気的に接続されている。CPU701は、シート検知センサ94a,bからの出力に基づいて、搬送路27内のシートの有無を検知する。そして、CPU701は、シート検知センサ94a,bのそれぞれの検知タイミングに基づいて、上述したような滞留ジャムや遅延ジャム等の搬送異常を判定する。
そして、CPU701は、このようなシートの搬送異常が検知された場合は、駆動制御部704を介してシートの搬送を停止させ、操作部304を介して操作者に搬送路中のシートを除去する旨の報知をする。その後、CPU701は、右扉96が開状態から閉状態へ移行したことに応じて、シート検知センサ94a,bによってシートが検出されているか否かを判定する。これは、搬送路27内のシートを取り除くためには一度右扉96を開放する必要があり、右扉96が閉じられたということは、操作者によるシートの除去が終わった可能性が高いためである。
また、CPU701は、装置本体1Aに対して画像形成部10等の交換ユニット87が装着されている場合、交換ユニット87に設けられるROM72に格納されている個体情報を取得することが可能となっている。そして、CPU82は、交換ユニット87から取得した個体情報をDCON制御部700が有する不図示のEEPROMに書き込む。
ここで、交換ユニット87は、例えば上述したようなプロセスカートリッジや現像カートリッジ等であり、カートリッジ内部の部品が経年劣化によって摩耗した場合等に操作者によって交換されるユニットである。また、交換ユニット87は、現像器へ供給するトナーを容器内に収容し、トナー容器内のトナー量が少なくなることで操作者によって交換されるトナーボトル等である。これらの交換ユニット87の交換を促す通知は、CPU701が、操作部304を介して行う。
CPU701は、例えば前扉検知センサ91が開状態であった状態から閉状態を検知した場合に、交換ユニット87のROM72から個体情報を取得する。これは、交換ユニット87を交換するには前扉98を開く必要があるため、前扉検知センサ91が前扉98の開状態から閉状態への移行を検知した場合は交換ユニット87が交換された可能性が高いためである。
そして、CPU701は、交換ユニット87のROM72から個体情報を取得する前に不図示のメモリに格納されていた個体情報と、新たに取得した個体情報とを比較する。このとき、CPU701は、扉の閉状態検知前に不図示のメモリに格納されていた個体情報と、扉の閉状態検知後に新たにROM72から取得した個体情報とが一致する場合、交換ユニット87が交換されていないと検知する。一方、CPU701は、扉の閉状態検知前に不図示のメモリに格納されていた個体情報と、扉の閉状態検知後に新たにROM72から取得した個体情報とが不一致である場合、交換ユニット87が交換されたと検知する。そして、新たに取得した個体情報を不図示のメモリに格納する。
本実施形態では、DCON制御部700にCPU701、清掃制御部702、電流検知部703及び駆動制御部704を内蔵する構成としたが、必ずしもこの構成でなくてもよい。例えば、本実施形態で説明したDCON制御部700の内蔵モジュールとは異なるモジュールを用いてDCON制御部700による制御を実行する構成としてもよい。
また、SCON制御部800は、CPU801を有し、画像形成装置1全体のシステム制御や、画像読取装置305で読み取った画像の画像処理等の制御を実行する。SCON制御部800は、画像形成装置1全体の制御を行うため、画像形成装置1が商用電源に接続されると、常に電源電圧(+5V)が供給される。
そして、RCON制御部900は、CPU901を有し、原稿搬送装置301や画像読取装置305の制御を実行する。ここで、RCON900は、画像読取装置305を介して読み取った画像をSCON800へ出力する。これにより、SCON800は、DCON700が駆動モータ705等を制御して行う画像形成に用いる画像処理情報を生成する。
なお、DCON制御部700、SCON制御部800及びRCON制御部900は、上記の構成のみに限らず、ASICや他のCPU等を備えて各制御を行うものであってもよい。
ここで、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成動作が可能な起動状態や、各制御部への電源電圧の供給が制限され、画像形成動作が可能な状態よりも消費電力が少ない省電力状態であるスリープ状態等、複数の状態へ移行可能となっている。ここで、起動状態とは、電源スイッチ601がONされている状態であり、DCON制御部700,SCON制御部800及びRCON制御部900へ電源電圧が供給されている状態である。つまり、起動状態とはすべての制御部に電源電圧が供給され、画像形成動作が可能な状態である。
また、スリープ状態とは、SCON制御部800には電源電圧が供給されているが、DCON制御部700及びRCON制御部900への電源電圧が遮断されている状態である。
尚、スリープ状態から起動状態への移行や、起動状態からスリープ状態への移行は、操作部304に設けられる不図示のスリープキーが操作されること等の操作者による操作によって行われる。このとき、操作部304のスリープキーが操作されると、操作部304から電源ユニット600へスリープ信号が出力される。これにより、電源ユニット600は、DCON制御部700、SCON制御部800及びRCON制御部900をそれぞれ制御して、スリープ状態へ移行する。また、スリープ状態は、画像形成装置1が所定時間以上操作されていない場合に、電源SW_ON状態から移行するものであってもよい。ここでの所定時間は、例えば予め60秒等に設定するものであってもよいし、操作者によって任意の時間に設定可能なものであってもよい。
次に、本実施形態の画像形成装置1の状態について、表1を用いて説明する。ここでは、電源スイッチ601がONしている電源SW_ON状態(起動状態)、電源SW_ON状態よりも省電力なスリープ状態、電源スイッチ601がOFFしている電源SW_OFF状態を例に説明をする。
ここで、スリープ状態及び電源SW_OFF状態は、電源SW_ON状態(以下、起動状態)よりも供給される電源電圧が少なく、動作する機能が制限されている状態である。尚、本実施形態において、電源SW_ON状態は、画像形成装置1による画像形成処理を実行可能な第1状態の一例であり、スリープ状態及び電源SW_OFF状態は、第1状態よりも消費電力が少ない第2状態の一例である。
これらの4つの状態について、以下の表1を用いて説明する。
Figure 2020129082
上述したように、電源ユニット600は、画像形成装置1がコンセント等を介して商用電源等に接続された場合に、常夜電源として+5Vの電源電圧をSCON800に供給している。そして、電源スイッチ600がONされることで、電源ユニット600は+5Vに加えて非常夜電源として+12Vや+24Vの電源電圧をDCON700,SCON800及びRCON900へそれぞれ供給する。
表1に記載したように、電源SW_ON状態(起動状態)である場合は、電源スイッチ600がONされているため、+5V,+12V,+24Vの電源電圧がそれぞれSCON制御部800、DCON制御部700、RCON制御部900へと供給される。そのため、DCON制御部700によって駆動される定着器3の不図示の加熱部や、電源ユニット600を冷却する電源FANなどが駆動される。つまり、電源SW_ON状態では、すべての機能が実行可能であり、画像形成が可能な状態となる。尚、本実施形態において起動状態とは、商用電源に接続された状態で電源スイッチ600がONされ、前回転動作等の立ち上げ制御が終わった状態のことを示している。
次に、スリープ状態について説明をする。スリープ状態は、電源スイッチ600がONされた状態であり、電源ユニット600には、+5V,+12V,+24Vが供給されている。そして、SCON制御部800は、電源ユニット600から+5V,+12Vの電源電圧が供給されている。
なお、スリープ状態では、DCON制御部700とRCON制御部900への電源電圧の供給が遮断されている。つまり、スリープ状態では、DCON制御部700によって制御される機能の実行及びRCON制御部900によって制御される機能の実行が制限されている。換言すると、スリープ状態では、画像形成動作や画像読取動作が実行できない。
また、スリープ状態において、SCON制御部800は、電源ユニット600から電源電圧が供給されることで、スリープ状態においても電源ユニット600に接続される不図示の電源FANへON/OFF信号を出力することが可能となっている。そして、電源FANは、SCON制御部800の制御によって電源ユニット600から+12V,+24Vの電源電圧が供給され、回転駆動することが可能となっている。つまり、SCON制御部800は、スリープ状態においても電源ユニット600を冷却する電源FANを制御することができる。
また、SCON制御部800は、電源ユニット600から電源電圧が供給されることで、画像データやアドレス等を記憶するHDDの制御をすることができる。
これに対し、SW_OFF状態では、SCON制御部800へ+5Vの電源電圧のみが供給されている。従って、スリープ状態と比べてSW_OFF状態は、さらに消費電力が少なく、実行できる機能が制限されている。
また、SW_OFF状態は、スリープ状態と同様にDCON制御部700とRCON制御部900への電源電圧の供給が遮断されている。つまり、SW_OFF状態では、DCON制御部700によって制御される機能の実行及びRCON制御部900によって制御される機能の実行が制限されている。換言すると、SW_OFF状態では、スリープ状態と同様に画像形成動作や画像読取動作が実行できない。また、SW_OFF状態では、SCON制御部800へ供給される電源電圧がスリープ状態よりも小さいため、スリープ状態よりも実行可能な機能が制限される。
つまり、スリープ状態では、SCON制御部800に供給される電源電圧が大きいため、画像データやアドレス等を記憶するHDD及び電源ユニットを冷却する電源FANを駆動することができる。一方、SW_OFF状態は、SCON制御部800に供給される電源電圧がスリープ状態よりも小さいため、HDD及び電源FANを駆動することができない。このように、SW_OFF状態は、スリープ状態よりも実行可能な機能が制限されているため、スリープ状態よりも供給される電源電圧が小さく、消費電力が少ない。
上述したように、本実施形態では、画像形成装置1が起動状態からスリープ状態へ移行することが可能となっている。この状態遷移については、上述したように操作部304を介して操作者が省電力状態への設定をした場合に移行する。また、画像形成装置1が動作しない状態が所定時間以上続いた場合に、起動状態からスリープ状態へ移行する。
尚、スリープ状態に関しては、1つのスリープ状態だけでなく、複数のスリープ状態を備える構成であってもよい。例えば、第1スリープ状態と、第1スリープ状態よりも実行できる機能が制限される第2スリープ状態を有する構成であってもよい。このように複数のスリープ状態を有する場合は、所定時間以上画像形成装置1が動作しない状態が続いた場合に移行するスリープ状態を操作者が選択可能とする構成であってもよい。また、起動状態から画像形成装置1が所定時間以上動作しない場合に第1スリープ状態へ移行し、第1スリープ状態からさらに所定時間以上装置が動作しない場合に第2スリープ状態へ移行するような構成であってもよい。
また、スリープ状態から起動状態への移行は、上述したように、操作部304が操作された場合等操作者による操作が行われた場合に行う。このとき、電源ユニット600は、操作部304が操作されたことに応じて、DCON制御部700及びRCON制御部900へ電源電圧を供給する。尚、スリープ状態から起動状態への移行は、画像形成ジョブを受け付けたことに応じて行う構成であってもよいし、スリープ状態であっても電源電圧が供給される不図示のセンサを介して画像形成装置1が操作されたことを検出することに応じて行ってもよい。
ここで、不図示のセンサとは、例えばシート検知センサ94a,b、前扉検知センサ91や右扉検知センサ92のような、DCON制御部700によって制御されるセンサではなく、SCON制御部800によって制御されるセンサのことである。つまり、スリープ態であっても、SCON制御部800によって検出結果が取得できるセンサのことである。
このようなセンサは、例えば、画像形成装置1の不図示のマルチ給紙トレイにシートが載置された場合にON信号を出力するシート検知センサである。また、画像形成部10へトナーを供給するトナーボトルが収容される収容部を覆うカバーが閉じられた場合にON信号を出力するボトルカバー検知センサ等である。
尚、表1に記載した状態および制限される機能についてはあくまでも一例であり、他の機能が制限されてもよく、表1に記載された機能をすべて有するものでなくてもよい。例えば、FAX機能を有する画像形成装置であれば、FAX機能備え、起動状態の場合に電源供給がされる構成であってもよい。また、画像読取装置や原稿搬送装置を有さない画像形成装置であれば、これらを制御するためのRCON制御部を有さない構成であってもよい。
次に、図8を用いて本実施形態における清掃シーケンスの説明をする。本実施形態では、画像形成装置1の電源スイッチ601がONされて起動状態となった場合もしくはスリープ状態から復帰して起動状態となった場合に図8のフローチャートを開始する。
電源スイッチ601がONされ、もしくはスリープモードから復帰すると、電源ユニット600からDCON制御部700のCPU701へ電源電圧が供給される。そして、電源電圧が供給されたCPU701は、清掃制御部75へ清掃実行指示を出力し、清掃動作を実行する(S101)。
そして、CPU701は、S101で実行された清掃動作が完了したか否かを判定する(S102)。ここで、清掃動作が完了したか否かの判定は、上述したように電流検知部703の検知結果に基づいて判定する。尚、ここでの清掃動作の完了は、1回の清掃動作として透過部材42上を一往復させる構成である場合は、一往復が終わった時点で清掃動作の完了とする。また、1回の清掃動作として透過部材42上を一端側から他端側へ移動させる構成である場合は、その移動(往路の移動またはは復路の移動)が終わった時点で清掃動作の完了とする。
CPU701は、清掃動作が完了していない場合(S102No)は清掃動作を継続し、清掃動作が完了した場合(S102Yes)は、清掃制御部75へ移動完了信号を出力し、巻取モータ55の回転駆動を停止させる(S103)。
その後、CPU701は、画像濃度調整処理を実行する(S104)。ここで、濃度調整処理とは、画像形成装置1の画像形成速度の変化や周辺環境の温度などが変化した場合であっても適切な濃度の画像を形成できるように露光装置40のレーザ光量等を設定する処理である。画像濃度調整処理では、画像形成部10を用いて中間転写ベルト20に濃度検出用のトナーパターンを形成し、このトナーパターンの濃度を不図示の濃度検出センサで読み取ることで、画像濃度を検出する。そして、検出した画像濃度が所定の濃度となるようにレーザ光量の設定を変更する。
このように、本実施形態の画像形成装置1では、レーザ光量の強度を変更することで、形成される画像の濃度を調整することが可能となっている。また、画像形成装置1がスリープ状態または電源SW_OFF状態から起動状態へ移行した場合であって最初の画像形成ジョブを実行する前に画像濃度調整処理を実行することで、画像形成装置1が起動してから形成される画像の品質が低下することを抑制している。
その後、CPU701は、操作部304や不図示のインターフェースを介して操作者から画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する(S105)。
そして、画像形成ジョブを受け付けている場合(S105Yes)、CPU701は、駆動制御部704を制御することでシート上に画像形成を行う(S106)。そして、CPU701は、S105で受け付けたジョブに関する画像形成動作が終了したか否かを判定する(S107)。
CPU701は、S105で受け付けた画像形成ジョブが終了していない場合(S107Noは、S106へ戻り画像形成動作を継続する。
また、CPU701は、S105で受け付けた画像形成ジョブが終了した場合(S107Yes)、S105へ戻り、次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。
そして、CPU701は、画像形成ジョブを受け付けていない場合(S105No)、S106の画像形成動作が終了してから所定時間以上経過しているかの判定を行う(S108)。画像形成動作の終了から所定時間以上経過していない場合(S108No)、CPU701は、S105に戻り画像形成ジョブを受け付けたか否かの判定を行う。
また、CPU701は、画像形成動作の終了から所定時間以上経過した場合(S108Yes)は、CPU701は、電源ユニット600からの電源供給が遮断されることで、図8のフローチャートを終了する。つまり、画像形成装置1は起動状態からスリープ状態へと移行する。
図8のフローチャートでは、画像形成動作が終了してから所定時間以上経過したか否かを判定したが、画像の読取動作が終了してから所定時間以上経過したか否かに基づいて、電源ユニット600からの電源供給が遮断される構成であってもよい。
尚、本実施形態ではDCON制御部700のCPU701によって画像形成動作が終了してから所定時間の経過を判定する構成を例としたが、この構成に限らなくてもよい。例えば、SCON制御部800のCPU801がスリープ状態への移行を判定し、電源ユニット600からDCON制御部700のCPU701への電源電圧の供給を遮断する構成でもよい。また、操作部304の不図示のスリープキーが操作された場合に図8のフローチャートを終了する構成であってもよい。また、CPU701でスリープ状態への移行を判定する場合は、所定時間経過したことをCPU801や電源ユニット600へ伝達することで、DCON制御部700のCPU701への電源供給を制限する構成であってもよい。
このように、本実施形態では、画像形成装置1が起動した後に清掃動作を実行するため、画像形成装置1の電源スイッチがOFFである状態またはスリープ状態等、電源電圧の供給が制限されている場合にメンテナンスが行われた場合であっても、メンテナンス後に実行される画像形成動作において形成される画像の品質が低下することを抑制することができる。また、画像形成装置1の電源スイッチがOFFである状態やスリープ状態等、電源電圧の供給が制限されている場合に画像形成装置1が移動されて振動が発生した場合であっても、画像形成装置1の起動後に実行される画像形成動作において警視絵される画像の品質が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1が起動状態となった場合に、画像濃度調整処理を実行する前に清掃動作を実行するため、より精度のよい画像調整を行うことができる。
<第2実施形態>
つぎに、第2の実施形態について図9を用いて説明をする。第2の実施形態では、清掃シーケンスを実行するタイミングが第1実施形態と異なるものであり、他の構成については第1実施形態と同様のため同符号を付して説明を省略する。
図9は、第2実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャートである。本実施形態では、画像形成装置1の電源スイッチ601がONされて起動状態となった場合もしくはスリープ状態から復帰して起動状態となった場合に図9のフローチャートを開始する。
電源スイッチ601がONされ、もしくはスリープモードから復帰すると、電源ユニット600からDCON制御部700のCPU701へ電源電圧が供給される。そして、電源電圧が供給されたCPU701は、操作部304や不図示のインターフェースを介して操作者から画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する(S201)。
そして、画像形成ジョブを受け付けている場合(S201Yes)、CPU701は、清掃制御部75へ清掃実行指示を出力し、清掃動作を実行する(S202)。
そして、CPU701は、S202で実行開始した清掃動作が完了したか否かを判定する(S203)。ここで、清掃動作が完了したか否かの判定は、上述したように電流検知部703の検知結果に基づいて判定する。尚、ここでの清掃動作の完了は、1回の清掃動作として透過部材42上を一往復させる構成である場合は、一往復が終わった時点で清掃動作の完了とする。また、1回の清掃動作として透過部材42上を一端側から他端側へ移動させる構成である場合は、その移動(往路の移動またはは復路の移動)が終わった時点で清掃動作の完了とする。
CPU701は、清掃動作が完了していない場合(S203No)は清掃動作を継続し、清掃動作が完了した場合(S203Yes)、清掃制御部75へ移動完了信号を出力し、巻取モータ55の回転駆動を停止させる(S204)。
その後、CPU701は、駆動制御部704を制御することでシート上に画像形成を行う(S205)。そして、CPU701は、S201で受け付けたジョブに関する画像形成動作が終了したか否かを判定する(S206)。
CPU701は、S201で受け付けた画像形成ジョブが終了していない場合(S206No)は、S205へ戻り画像形成動作を継続する。
また、CPU701は、S201で受け付けた画像形成ジョブが終了した場合(S206Yes)、次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する(S207)。
そして、画像形成ジョブを受け付けている場合(S207Yes)、CPU701は、駆動制御部704を制御することでシート上に画像形成を行う(S208)。そして、CPU701は、S207で受け付けていたジョブに関する画像形成動作が終了したか否かを判定する(S209)。
CPU701は、S207で受け付けた画像形成ジョブが終了していない場合(S209No)は、S208へ戻り画像形成動作を継続する。
また、CPU701は、S105で受け付けた画像形成ジョブが終了した場合(S209Yes)、S207へ戻り、次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。
そして、CPU701は、画像形成ジョブを受け付けていない場合(S207No)、S208の画像形成動作が終了してから所定時間以上経過しているか否かの判定を行う(S210)。画像形成動作の終了から所定時間以上経過していない場合(S210No)、CPU701は、S207に戻り画像形成ジョブを受け付けたか否かの判定を行う。
また、CPU701は、画像形成動作の終了から所定時間以上経過した場合(S210Yes)は、電源ユニット600からの電源供給が遮断されることで、図9のフローチャートを終了する。つまり、画像形成装置1は起動状態からスリープ状態へと移行する。
尚、S201において、画像形成装置1の電源スイッチ601がONされて起動状態となった後もしくはスリープ状態から復帰して起動状態となった後に画像形成ジョブを受信しない場合(S201No)であり、起動状態となった後に画像形成ジョブを受信しない時間が所定時間以上継続する場合(S211Yes)は、図9のフローチャートを終了する。
そして、その後スリープ状態から起動状態へ移行した場合に再度図9のフローチャートが開始され、その際に画像形成ジョブを受け付けた場合(S201Yes)に、S202にて清掃動作を実行する。これにより、画像形成装置1がスリープ状態から復帰または電源スイッチがONされて起動状態となった場合であっても、画像形成ジョブを実行するまで(画像形成ジョブを受け付けるまで)清掃動作を実行しないことになる。これにより、不要な清掃シーケンスの実行を抑制することができる。そして、清掃部材53の摩耗を抑制し、不要な動作を実行することによる消費電力の増大を抑制することができる。
尚、本実施形態においても、第1実施形態と同様にDCON制御部700のCPU701によって画像形成動作が終了してから所定時間の経過を判定する構成を例としたが、この構成に限らなくてもよい。例えば、SCON制御部800のCPU801がスリープ状態への移行の判定をし、電源ユニット600からDCON制御部700のCPU701への電源電圧の供給を遮断する構成でもよい。また、操作部304の不図示のスリープキーが操作された場合に図8のフローチャートを終了する構成であってもよい。また、CPU701でスリープ状態への移行を判定する場合は、所定時間経過したことをCPU801や電源ユニット600へ伝達することで、DCON制御部700のCPU701への電源供給を制限する構成であってもよい。
このように、本実施形態では、画像形成装置1が起動した後に清掃動作を実行するため、画像形成装置1の電源電圧の供給が制限されている場合またはスリープモードである場合にメンテナンスが行われた場合であっても、メンテナンス後に実行される画像形成動作において画像品質が低下してことを抑制することができる。
また、本実施形態では、画像形成装置1が起動状態となった後に最初に実行する画像形成ジョブの実行前に清掃動作を実行するため、画像形成装置1の電源スイッチがOFFしている状態またはスリープ状態等、電源電圧の供給が制限されている場合にメンテナンスが行われた場合であっても、メンテナンス後に実行される画像形成動作において画像品質が低下してことを抑制することができる。
また、画像形成装置1の電源スイッチがOFFである状態やスリープ状態等、電源電圧の供給が制限されている場合に画像形成装置1が移動されて振動が発生した場合であっても、画像形成装置1の起動後に実行される画像形成動作において警視絵される画像の品質が低下することを抑制することができる。
<他の実施形態>
上述した実施形態では、画像形成部10の鉛直方向下方に光走査装置40を設ける構成としたが、光走査装置40を画像形成部10の鉛直方向上方に設ける構成であってもよい。この構成の場合、透過部材42a〜dは画像形成部10に対して上方に設けられるため、画像形成部10からトナーや紙粉等が落下することはないが、飛散したトナーや紙粉が付着する虞がある。そのため、画像形成部10の鉛直方向上方に光走査装置40を設ける構成であっても、清掃機構51を設けることで透過部材42a〜dに付着したトナーや紙粉等の異物を除去することができるようになる。
また、上述した実施形態では、操作部304を介して操作者から画像形成ジョブを受け付ける構成を開示したが、通信回線を介して外部機器から画像形成ジョブを受け付ける構成にも、上述した実施形態を適用することができる。
また、上述した実施形態では、画像形成装置1が起動状態となった場合に清掃処理を実行する構成としたが、この構成に限らなくてもよい。例えば、画像形成装置1が起動状態となった場合であってかつ交換ユニットが交換されたことが検出された場合に清掃処理を実行するものであってもよい。また、画像形成装置1が起動状態となった場合であってかつ搬送異常が解消された場合に清掃処理を実行するものであってもよい。
なお、本実施形態の清掃処理について、画像形成装置1の電源スイッチOFF状態またはスリープ状態から起動状態への移行がなされた場合に実行する構成だけでなく、画像形成部10による画像形成動作が所定枚数行われたことに応じて清掃動作を実行する構成であってもよい。この場合、画像形成装置1の電源スイッチOFF状態またはスリープ状態から起動状態への移行がなされた場合に清掃動作を実行した後に、清掃動作を実行するために画像形成枚数をカウントしているカウンタの値をリセットするとよい。これにより、清掃動作が頻繁に行われてしまうようなユーザビリティの低下を抑制することができる。
1 画像形成装置
10 画像形成部
13 現像器
27 搬送路
40 光走査装置
42a〜d 透過部材
53a〜d 清掃部材
54 ワイヤ
55 巻取モータ
56a 第1ストッパ
56b 第2ストッパ
57a〜d 張設用滑車
59 巻取ドラム
61a〜d ガイド部材
87 交換ユニット
91 前扉検知センサ
92 右扉検知センサ
94a,b シート検知センサ
96 右扉
98 前扉
100 感光体
304 操作部
511 第1清掃ホルダ
512 第2清掃ホルダ
600 電源ユニット
601 電源スイッチ
700 DCON制御部
800 SCON制御部
900 RCON制御部

Claims (8)

  1. 感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透過部材を備える光走査装置と、を有し、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を有し、前記画像形成手段による画像形成処理を実行可能な第1状態と、当該第1状態よりも消費電力が少ない第2状態とに遷移する画像形成装置であって、
    前記透過部材を清掃する清掃機構と、
    前記清掃機構を動作させる清掃シーケンスを実行可能であって、前記画像形成装置が前記第2状態から前記第1状態に移行したことに基づいて前記清掃シーケンスを実行する制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2状態は、前記第1状態よりも実行可能な機能が少ない状態である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像形成手段の駆動制御を実行する第1制御部と、前記画像形成手段によって形成される画像の画像処理制御を実行する第2制御部と、前記第1制御部及び前記第2制御部への電源電圧の供給を制御する電源ユニットと、を有し、
    前記第1状態は、前記電源ユニットによって前記第1制御部及び前記第2制御部に電源電圧が供給される状態であり、
    前記第2状態は、前記電源ユニットによって前記第1制御部のみに電源電圧が供給される状態である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記第1状態において所定時間以上、操作者による操作が行われない場合に、前記第1状態から前記第2状態へ遷移する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2制御部への電源電圧の供給を遮断可能なスイッチをさらに有し、
    前記画像形成装置は、前記スイッチがOFFされた場合に前記第1状態から前記第2状態へ移行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記スイッチがONされた場合に前記清掃シーケンスを実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記画像形成装置の前記第1状態から前記第2状態へ移行した場合であって、前記画像形成手段による画像形成動作の実行前に清掃シーケンスを実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像形成装置の前記第1状態から前記第2状態へ移行した場合であって、前記画像形成手段による濃度調整処理を実行する前に清掃シーケンスを実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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