JP2018189683A - 光走査装置、画像形成装置、光走査方法 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置、光走査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018189683A
JP2018189683A JP2017089373A JP2017089373A JP2018189683A JP 2018189683 A JP2018189683 A JP 2018189683A JP 2017089373 A JP2017089373 A JP 2017089373A JP 2017089373 A JP2017089373 A JP 2017089373A JP 2018189683 A JP2018189683 A JP 2018189683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
cleaning
optical scanning
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017089373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6702260B2 (ja
Inventor
康晃 阪本
Yasuaki Sakamoto
康晃 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017089373A priority Critical patent/JP6702260B2/ja
Publication of JP2018189683A publication Critical patent/JP2018189683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702260B2 publication Critical patent/JP6702260B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】透光部の汚れに起因する透光部から射出される光の光量の低下を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置は、透光部359Aに接触した状態で移動可能に設けられ、駆動範囲R1で往復移動される清掃部82と、ポリゴンミラー352により走査される光L1を検出する光検出部825と、清掃部82の移動中に光源351A及びポリゴンミラー352を駆動させる駆動処理部と、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく光源351Aの発光制御における光量を補正する光量補正処理及び清掃部82を駆動範囲R1で往復移動させる清掃処理のいずれか一方を実行する制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、前記画像形成装置に搭載される光走査装置、及び前記光走査装置で実行される光走査方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体ドラムなどの像担持体上に画像データに対応する静電潜像を形成する光走査装置が設けられる。前記光走査装置では、光源から射出されてポリゴンミラーなどの光走査部によって走査された画像データに基づく光が、前記光走査装置のハウジングに設けられた透光部から前記像担持体に向けて射出される。
ここで、前記透光部に飛散トナーなどの異物が付着した場合には、前記透光部から射出される光の光量が低下する。これに対し、前記透光部を清掃する清掃部を備える画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−158566号公報
ところで、前記清掃部が用いられて前記透光部が清掃された後において、前記透光部に汚れが残ることがある。この場合、前記光走査装置において前記透光部から射出される光の光量が低下する。
本発明の目的は、透光部の汚れに起因する透光部から射出される光の光量の低下を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る光走査装置は、光走査部と、ハウジングと、清掃部と、光検出部と、駆動処理部と、制御部とを備える。前記光走査部は、光源から射出される光を走査させる。前記ハウジングは、前記光走査部により走査される前記光が透過する透光部を有する。前記清掃部は、前記ハウジングの外側で前記透光部に接触して設けられ、前記透光部における前記光走査部による前記光の走査範囲内の透過領域を挟む前記走査範囲外の非透過領域各々を含む駆動範囲で往復移動される。前記光検出部は、前記清掃部に設けられ、前記光走査部により走査される前記光の光量を検出する。前記駆動処理部は、前記清掃部の移動中に前記光源及び前記光走査部を駆動させる。前記制御部は、前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく前記光源の発光制御における光量を補正する光量補正処理及び前記清掃部を前記駆動範囲で往復移動させる清掃処理のいずれか一方又は両方を実行する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記光走査装置を備える。
本発明の他の局面に係る光走査方法は、光源から射出される光を走査させる光走査部と、前記光走査部により走査される前記光が透過する透光部を有するハウジングと、前記ハウジングの外側で前記透光部に接触して設けられ、前記透光部における前記光走査部による前記光の走査範囲内の透過領域を挟む前記走査範囲外の非透過領域各々を含む駆動範囲で往復移動される清掃部と、前記清掃部に設けられ、前記光走査部により走査される前記光の光量を検出する光検出部と、を備える光走査装置で実行され、前記清掃部の移動中に前記光源及び前記光走査部を駆動させることと、前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく前記光源の発光制御における光量を補正する光量補正処理及び前記清掃部を前記駆動範囲で往復移動させる清掃処理のいずれか一方又は両方を実行することと、を含む。
本発明によれば、透光部の汚れに起因する透光部から射出される光の光量の低下を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の光走査装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の清掃機構の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の清掃部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の清掃部の構成を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される清掃処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される清掃制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。
なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示される画像形成装置10の紙面左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向D3を定義する。
画像形成装置10は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、スキャン機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。また、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、及び記憶部7を備える。
ADF1は、不図示の原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。
画像読取部2は、不図示の原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶装置である。前記EEPROMは、不揮発性の記憶装置である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
記憶部7は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部7は、フラッシュメモリー、SSD(ソリッドステートドライブ)、又はHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶装置である。記憶部7には、画像読取部2で読み取られた画像データなどが記憶される。なお、記憶部7は、制御部5の前記RAM又は前記EEPROMであってもよい。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データに基づいて、電子写真方式でカラー又はモノクロの画像を形成することが可能である。また、画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、画像を形成することも可能である。
図1に示されるように、画像形成部3は、複数の画像形成ユニット31〜34、光走査装置35〜36、中間転写ベルト37、二次転写ローラー38、定着装置39、及び排紙トレイ40を備える。
画像形成ユニット31はY(イエロー)、画像形成ユニット32はC(シアン)、画像形成ユニット33はM(マゼンタ)、画像形成ユニット34はK(ブラック)に対応する電子写真方式の画像形成ユニットである。画像形成ユニット31〜34各々は、感光体ドラム、帯電ローラー、現像部、一次転写ローラー、及びドラム清掃部を備える。
光走査装置35は、画像形成ユニット31〜32各々に設けられる前記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。光走査装置36は、画像形成ユニット33〜34各々に設けられる前記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。図1に示されるように、光走査装置35〜36は、画像形成ユニット31〜34の下方に設けられる。
中間転写ベルト37は、画像形成ユニット31〜34各々に設けられる前記感光体ドラムの表面に形成されるトナー像が転写される無端状のベルト部材である。二次転写ローラー38は、中間転写ベルト37の表面に転写されたトナー像を、給紙部4から供給されるシートに転写する。定着装置39は、二次転写ローラー38によってシートに転写されたトナー像をそのシートに溶融定着させる。排紙トレイ40には、定着装置39によってトナー像が定着されたシートが排出される。
給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備え、前記給紙カセットに収容されるシートを画像形成部3に供給する。例えば、前記給紙カセットに収容されるシートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
画像形成部3では、給紙部4から供給されるシートに以下の手順でカラー画像が形成され、画像形成後のシートが排紙トレイ40に排出される。
まず、画像形成ユニット31では、前記帯電ローラーにより前記感光体ドラムの表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置35により前記感光体ドラムの表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラムの表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム上の静電潜像は前記現像部によってイエローのトナー像として現像(可視像化)される。
続いて、前記感光体ドラムに形成されたイエローのトナー像は、前記一次転写ローラーによって中間転写ベルト37に転写される。一方、前記感光体ドラムの表面に残存したトナーは、前記ドラム清掃部によって除去される。
また、画像形成ユニット32〜34各々においても、画像形成ユニット31と同様の処理手順で、前記感光体ドラムにトナー像が形成される。そして、画像形成ユニット32〜34各々の前記感光体ドラムに形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト37に転写されたイエローのトナー像の上に順次転写される。これにより、中間転写ベルト37の表面に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像が重ねて転写される。そして、中間転写ベルト37に転写されたカラーのトナー像は、二次転写ローラー38によって、給紙部4から供給されるシートに転写される。その後、トナー像が転写されたシートは、定着装置39によりトナー像が溶融定着されることで画像が形成され、排紙トレイ40に排出される。
[光走査装置35の構成]
次に、図3及び図4を参照しつつ、光走査装置35の構成について説明する。ここで、図3は光走査装置35の構成を示す断面模式図である。また、図4はハウジング350の上部の構成を示す平面図である。なお、図3及び図4における二点鎖線は、光源351A〜351B(図4参照)から射出される光L1〜L2の光路を示すものである。
図3及び図4に示されるように、光走査装置35は、光源351A〜351B、ポリゴンミラー352、ポリゴンモーター353、fθレンズ354A〜354B、fθレンズ355A〜355B、折り返しミラー356A〜356B、折り返しミラー357A〜357B、折り返しミラー358A〜358B、及びこれらの構成要素を収容するハウジング350を備える。ハウジング350は、図3及び図4に示されるように、透光部359A〜359Bを有する。なお、光走査装置36は、光走査装置35と同じ構成要素を備える。
光源351A〜351Bは、画像データに対応する光を射出する。例えば、光源351A〜351Bはレーザーダイオードである。光源351Aは、画像形成ユニット31の前記感光体ドラムに照射される光L1(図4参照)を射出する。また、光源351Bは、画像形成ユニット32の前記感光体ドラムに照射される光L2(図4参照)を射出する。
ポリゴンミラー352は、光源351A〜351Bから射出される光を走査させる。例えば、ポリゴンミラー352は、図4に示されるように、平面視が正六角形に形成されており、光源351A〜351B各々から射出される光を反射する複数の反射面を有する。
ポリゴンモーター353は、ポリゴンミラー352に回転駆動力を供給して、ポリゴンミラー352を回転させる。図3に示されるように、ポリゴンミラー352は、ポリゴンモーター353の回転軸353Aに固定されて設けられる。
ポリゴンミラー352は、ポリゴンモーター353から供給される回転駆動力により、回転軸353Aを中心に、図4に示される回転方向D4に回転する。これにより、ポリゴンミラー352は、回転に伴って前記反射面各々で順に光を走査させる。具体的に、ポリゴンミラー352は、光源351Aから射出される光L1を、図4に示される走査方向D31(左右方向D3における右方向)に走査させる。また、ポリゴンミラー352は、光源351Bから射出される光L2を、図4に示される走査方向D32(左右方向D3における左方向)に走査させる。ここに、ポリゴンミラー352が、本発明における光走査部の一例である。
fθレンズ354A、fθレンズ355A、折り返しミラー356A、折り返しミラー357A、折り返しミラー358A、及び透光部359Aは、光源351Aに対応して設けられる。fθレンズ354A、及びfθレンズ355Aは、ポリゴンミラー352により等角速度で走査される光L1を走査方向D31に沿って等速走査される光に変換する。折り返しミラー356A、折り返しミラー357A、折り返しミラー358Aは、fθレンズ354A、及びfθレンズ355Aを通過した光L1を透光部359Aへ案内する。
一方、fθレンズ354B、fθレンズ355B、折り返しミラー356B、折り返しミラー357B、折り返しミラー358B、及び透光部359Bは、光源351Bに対応して設けられる。fθレンズ354B、及びfθレンズ355Bは、ポリゴンミラー352により等角速度で走査される光L2を走査方向D32に沿って等速走査される光に変換する。折り返しミラー356B、折り返しミラー357B、折り返しミラー358Bは、fθレンズ354B、及びfθレンズ355B通過した光L2を透光部359Bへ案内する。
透光部359A〜359Bは、ポリゴンミラー352により走査される光が透過する。例えば、透光部359A〜359Bは、ハウジング350の上部に形成された走査方向D31に長尺な開口部を塞ぐ透明なガラス板又はアクリル板である。透光部359Aを透過する光L1は、画像形成ユニット31の前記感光体ドラムへ射出される。また、透光部359Bを透過する光L2は、画像形成ユニット32の前記感光体ドラムへ射出される。
ここで、光走査装置35では、透光部359A〜359Bに飛散トナーなどの異物が付着して、透光部359A〜359Bから射出される光L1〜L2の光量が低下することがある。これに対し、光走査装置35には、透光部359A〜359Bに対応する二つの清掃機構8が設けられている。
[清掃機構8の構成]
次に、図2、及び図4〜図6を参照しつつ、清掃機構8の構成について説明する。ここで、図5はスクリュー軸811によって支持された状態の清掃部82の構成を示す斜視図である。また、図6はスクリュー軸811から取り外された状態の清掃部82の構成を示す斜視図である。なお、図6では、接触部824が取り外された状態の清掃部82が示されている。
ここで、二つの清掃機構8は、それぞれ同一の構成要素を有する。そのため、以下においては、透光部359Aに対応する清掃機構8のみについて説明し、透光部359Bに対応する清掃機構8については説明を省略する。なお、以下に述べる説明は、透光部359Bに対応する清掃機構8についても同様に当てはまる。
清掃機構8は、透光部359Aの表面を清掃する。図2及び図4に示されるように、清掃機構8は、支持部81、清掃部82、及びモーター83を備える。
支持部81は、清掃部82を走査方向D31に沿って移動可能に支持する。図4に示されるように、支持部81は、スクリュー軸811、及びガイド部812〜813を有する。
スクリュー軸811は、清掃部82を支持すると共に、清掃部82に走査方向D31に沿った移動のための駆動力を供給する。図5に示されるように、スクリュー軸811は、外面に螺旋状の溝部811Aが形成された軸部材である。図4に示されるように、スクリュー軸811は、透光部359Aの後方側の側部において透光部359Aの長手方向に沿って配置される。スクリュー軸811は、ハウジング350の上部に設けられる軸受部811B(図4参照)によって回転可能に支持される。また、スクリュー軸811は、長手方向における一方の端部に設けられたギヤ811C(図4参照)を介して、モーター83から回転駆動力を伝達される。
ガイド部812〜813は、清掃部82を支持すると共に、清掃部82を走査方向D31に沿って案内する。例えば、ガイド部812〜813は柱状の部材である。図4に示されるように、ガイド部812は、スクリュー軸811の後方側の側部において透光部359Aの長手方向に沿って配置される。また、ガイド部813は、透光部359Aの前方側の側部において透光部359Aの長手方向に沿って配置される。ガイド部812〜813は、軸受部811Bによってその両端部が支持される。なお、ガイド部812〜813は、ハウジング350の上部においてハウジング350と一体に形成されていてもよい。
清掃部82は、ハウジング350の外側において、透光部359Aに接触した状態でポリゴンミラー352による光L1の走査方向D31に沿って移動可能に設けられる。図5及び図6に示されるように、清掃部82は、軸受部821、第1アーム部822、第2アーム部823、及び接触部824を備える。
軸受部821は、図6に示されるように筒状に形成される。軸受部821は、第1アーム部822及び第2アーム部823と一体に形成される。図6に示されるように、軸受部821は、スクリュー軸811が挿通される軸孔821Aを有する。軸孔821Aの内側には、スクリュー軸811の溝部811Aと係合可能な突起部821B(図6参照)が設けられている。また、軸受部821は、下方へ向けて突出する突出部821Cを有する。突出部821Cは、ハウジング350の上部に形成される走査方向D31に沿った溝部(不図示)に挿入される。これにより、清掃部82が走査方向D31に沿って案内される。
第1アーム部822は、軸受部821の外周面から後方向へ突出して設けられる。図6に示されるように、第1アーム部822の突出方向における先端部には、ガイド部812を把持可能な把持部822Aが形成されている。把持部822Aによりガイド部812が把持されることで、清掃部82が走査方向D31に沿って案内される。
第2アーム部823は、軸受部821の外周面から第1アーム部822の突出方向とは逆方向へ突出して設けられる。図6に示されるように、第2アーム部823の突出方向における先端部には、ガイド部813を把持可能な把持部823Aが形成されている。把持部823Aによりガイド部813が把持されることで、清掃部82が走査方向D31に沿って案内される。また、第2アーム部823は、接触部824を着脱可能な装着部823B(図6参照)を有する。装着部823Bは、第2アーム部823の下面における透光部359Aとの対向位置に設けられる。
接触部824は、透光部359Aの表面に接触して設けられる。例えば、接触部824は、板状に形成された弾性部材である。接触部824は、第2アーム部823の装着部823Bに装着されることで、清掃部82に取り付けられる。なお、接触部824は、ブラシ状の部材であってもよい。
モーター83は、スクリュー軸811を回転させる。モーター83によってスクリュー軸811が回転されると、スクリュー軸811に挿通された軸受部821の突起部821Bが、スクリュー軸811の溝部811Aに案内されることで、清掃部82がスクリュー軸811の軸方向に沿って移動される。例えば、清掃機構8では、モーター83が予め定められた第1方向へ回転される場合に清掃部82が走査方向D31に移動される。また、清掃機構8では、モーター83が前記第1方向とは逆の第2方向へ回転される場合に清掃部82が走査方向D31とは逆方向に移動される。
清掃機構8では、清掃部82が予め定められた駆動範囲R1(図4参照)で往復移動される。具体的に、駆動範囲R1は、透光部359Aにおけるポリゴンミラー352による光L1の走査範囲内の透過領域R11(図4参照)、及び透過領域R11を挟む前記走査範囲外の非透過領域R12(図4参照)各々を含む範囲である。また、駆動範囲R1は、その長手方向の両端部において清掃部82が前記走査範囲から退避可能となるように設定される。
例えば、清掃部82は、駆動範囲R1における一方の端部であるホームポジションP1(図4参照)を起点に、駆動範囲R1を往復移動される。以下、清掃部82がホームポジションP1から駆動範囲R1における他方の端部である折り返し位置P2(図4参照)へ移動する際の移動路を往路と呼称する。また、清掃部82が折り返し位置P2からホームポジションP1へ移動する際の移動路を復路と呼称する。
ところで、透光部359Aにおける走査方向D31の上流端及び下流端各々に清掃部82の有無を検出可能なセンサーを設けて、前記センサーを用いて清掃部82の往復移動の制御を実行する構成が知られている。
これに対し、画像形成装置10では、以下に説明するように、清掃部82の移動の制御に用いられる構成を簡素化させることが可能である。
具体的に、清掃部82は、図5及び図6に示されるように、光検出部825を備える。
光検出部825は、ポリゴンミラー352により走査される光L1の光量を検出する。具体的に、光検出部825は、フォトダイオードなどの受光素子を含む電子回路であって、前記受光素子における受光量に応じた電気信号を出力する。
例えば、光検出部825は、図5に示されるように、清掃部82における接触部824より清掃部82の前記往路における移動方向(走査方向D31)の下流側に設けられる。具体的に、光検出部825は、図5及び図6に示されるように、第2アーム部823における右方向側の側部において、透光部359Aと対向して設けられる。
なお、光検出部825は、ポリゴンミラー352により走査される光L1の有無のみを検出可能であってもよい。また、光検出部825は、清掃部82における接触部824より清掃部82の前記往路における移動方向(走査方向D31)の上流側に設けられていてもよい。
また、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の閾値設定処理(図7のフローチャート参照)、及び清掃制御処理(図9のフローチャート参照)を実行させるための清掃制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記清掃制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部7にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、第1駆動制御部51、駆動処理部52、及び第2駆動制御部53を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記清掃制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、第1駆動制御部51、駆動処理部52、及び第2駆動制御部53として機能する。ここに、光走査装置35、及び制御部5を備える装置が、本発明における光走査装置の一例である。
第1駆動制御部51は、清掃部82の前記往路及び前記復路各々における移動を開始させる。
例えば、第1駆動制御部51は、予め定められた第1条件を充足する場合に、清掃部82の前記往路における移動を開始させる。具体的に、第1駆動制御部51は、モーター83を前記第1方向に回転させて、清掃部82をホームポジションP1から折り返し位置P2へ向けて移動させる。
例えば、前記第1条件は、画像形成装置10の電源が投入されたこと、画像形成装置10の一部の機能が停止するスリープ状態から通常状態へ復帰したこと、直前の前記第1条件の充足時からの累積印刷枚数が予め定められた枚数を超えたこと、及び操作表示部6において予め定められた第1操作が行われたこと、などである。
また、第1駆動制御部51は、後述する第2駆動制御部53によって清掃部82の前記往路における移動が停止された後に、清掃部82の前記復路における移動を開始させる。具体的に、第1駆動制御部51は、モーター83を前記第2方向に回転させて、清掃部82を折り返し位置P2からホームポジションP1へ向けて移動させる。
駆動処理部52は、清掃部82の移動中に、光源351A、及びポリゴンミラー352を駆動させる。
例えば、駆動処理部52は、第1駆動制御部51によって清掃部82の前記往路における移動が開始される場合に、第1駆動制御部51による清掃部82の移動開始前に、光源351Aを予め定められた基準光量で発光させると共に、ポリゴンモーター353を回転させる。
なお、駆動処理部52は、第1駆動制御部51による清掃部82の移動開始後に、光源351A及び光源351Bを発光させると共に、ポリゴンモーター353を回転させてもよい。
第2駆動制御部53は、第1駆動制御部51による清掃部82の前記往路及び前記復路各々における移動が開始された後、光検出部825により光L1が検出されない非検出状態が予め設定された基準時間を超えて継続した場合に、清掃部82の移動を停止させる。
例えば、第2駆動制御部53は、第1駆動制御部51による清掃部82の前記往路における移動が開始された後、前記非検出状態が前記基準時間として予め定められた第1基準時間を超えて継続した場合に、清掃部82の移動を停止させる。
具体的に、前記第1基準時間は、ポリゴンミラー352による光L1の走査周期より長い時間であって、且つ第1駆動制御部51によって前記往路を移動される清掃部82において、光検出部825の前記受光素子が透過領域R11から退避した時から清掃部82全体が透過領域R11から退避するまでにかかる時間より長い時間である。
また、第2駆動制御部53は、第1駆動制御部51による清掃部82の前記復路における移動が開始された後、前記非検出状態が前記基準時間として予め定められた第2基準時間を超えて継続した場合に、清掃部82の移動を停止させる。
具体的に、前記第2基準時間は、ポリゴンミラー352による光L1の走査周期より長い時間であって、且つ第1駆動制御部51によって前記復路を移動される清掃部82において、光検出部825の前記受光素子が透過領域R11から退避した時から清掃部82全体が透過領域R11から退避するまでにかかる時間より長い時間である。
ここで、画像形成装置10では、光検出部825が清掃部82における接触部824より走査方向D31の下流側に設けられている。そのため、前記第2基準時間の下限は、前記第1基準時間の下限より、接触部824が設けられる第2アーム部823の移動時間分だけ短くなる。このことに鑑みて、画像形成装置10では、前記第2基準時間が前記第1基準時間より短い時間に設定されている。これにより、前記第1基準時間及び前記第2基準時間が同じ長さの時間に設定される構成と比較して、駆動範囲R1を短縮させることが可能である。
なお、画像形成装置10において、光検出部825が清掃部82における接触部824より走査方向D31の上流側に設けられている場合は、前記第2基準時間が前記第1基準時間より長い時間に設定されていてもよい。また、前記第1基準時間及び前記第2基準時間は、同じ長さの時間に設定されていてもよい。また、前記第1基準時間及び前記第2基準時間は、駆動範囲R1が透光部359Aにおける所望の領域となるように、任意に設定されてよい。
また、透光部359Aにおけるハウジング350の外側又は内側の面に、非透過領域R12各々を覆う遮光性のシール部材が設けられてもよい。
ところで、清掃部82が用いられて透光部359Aが清掃された後において、透光部359Aに汚れが残ることがある。この場合、光走査装置35において透光部359Aから射出される光L1の光量が低下する。
これに対し、画像形成装置10では、以下に説明するように、透光部359Aの汚れに起因する透光部359Aから射出される光L1の光量の低下を抑制することが可能である。
具体的に、制御部5は、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく光源351Aの発光制御における光量を補正する光量補正処理、及び清掃部82を駆動範囲R1で往復移動させる清掃処理のいずれか一方を実行する。
例えば、制御部5は、前記第1条件を充足する場合に、第1駆動制御部51、駆動処理部52、及び第2駆動制御部53として機能することで、前記清掃処理を実行する。なお、前記第1条件は、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満であることとは異なる条件である。
そして、制御部5は、前記第1条件の充足に応じた前記清掃処理の実行中において、清掃部82の前記復路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する。
また、制御部5は、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満であるとの判断に基づく前記清掃処理の実行中において、清掃部82の前記復路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する。
例えば、制御部5は、清掃部82が前記復路における透過領域R11を移動される場合に、光検出部825を用いて予め定められた時間間隔ごとに光L1の光量を検出する。そして、制御部5は、ポリゴンミラー352による光L1の前記走査範囲に含まれる前記時間間隔に対応する区分範囲各々のうち、一つ以上の前記区分範囲で光検出部825による光L1の検出光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する。
例えば、制御部5は、前記清掃処理の実行中において、清掃部82の前記復路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満である場合に、前記第1条件の充足後における前記清掃処理の実行回数に基づいて、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する。例えば、制御部5は、前記第1条件の充足後における前記清掃処理の実行回数が予め定められた上限回数以下である場合は前記清掃処理を実行し、前記上限回数を超える場合に前記光量補正処理を実行する。
例えば、制御部5は、前記光量補正処理において、ポリゴンミラー352による光L1の走査周期のうち、光検出部825による検出光量が前記閾値未満に低下する期間の間、光源351Aによる発光光量が増加するように、光源351Aに駆動電流を供給する不図示の光源駆動部による前記駆動電流の供給量を設定する。
なお、制御部5は、清掃部82の前記往路及び前記復路各々の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量の差に基づいて、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行してもよい。例えば、制御部5は、前記復路における光検出部825による光L1の検出光量が前記閾値未満である前記区分範囲について、前記往路における光検出部825による光L1の検出光量との差が予め定められた特定光量以下の場合に前記光量補正処理を実行し、前記特定光量を超える場合に前記清掃処理を実行してもよい。これにより、前記清掃処理による清掃効果の有無又は程度に応じて、前記光量補正処理及び前記清掃処理を切り替えることが可能である。
また、制御部5は、前記清掃処理の実行中において、清掃部82の前記往路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行してもよい。また、制御部5は、前記清掃処理の実行中において、清掃部82の前記往路又は前記復路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理の両方を実行してもよい。
ここで、制御部5は、前記第1条件とは異なる予め定められた第2条件を充足する場合においても、前記清掃処理を実行する。なお、前記第2条件は、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量が前記閾値未満であることとは異なる条件である。ここに、前記第1条件及び前記第2条件が、本発明における清掃条件の一例である。
例えば、前記第2条件は、操作表示部6において前記第1操作とは異なる予め定められた第2操作が行われたこと、及び以下に述べる設定処理部54によって前記閾値が設定されていないこと、などである。
また、制御部5は、図2に示されるように、設定処理部54を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記清掃制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、設定処理部54として機能する。
設定処理部54は、前記第2条件の充足に応じて前記清掃処理が実行される場合に、清掃部82の移動中に光検出部825により検出される光L1の光量に基づいて前記閾値を設定する。
例えば、設定処理部54は、清掃部82が前記復路における透過領域R11を移動される場合に、光検出部825を用いて前記時間間隔ごとに光L1の光量を検出する。そして、設定処理部54は、前記時間間隔ごとに検出された光L1の光量各々を、前記時間間隔各々に対応する前記区分範囲に対応付けて記憶部7の予め定められた記憶領域に記憶させることで、前記閾値を設定する。
なお、設定処理部54は、清掃部82の前記往路における移動中に光検出部825により検出される光L1の光量に基づいて前記閾値を設定してもよい。
[閾値設定処理]
以下、図7を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される閾値設定処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、前記第2条件を充足したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第2条件を充足したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記第2条件を充足していなければ(S11のNo側)、制御部5は、ステップS11で前記第2条件の充足を待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、前記清掃処理を実行する。
[清掃処理]
ここで、図8を参照しつつ、前記閾値設定処理のステップS12で実行される前記清掃処理の手順の一例について説明する。なお、前記閾値設定処理のステップS13の説明は、前記清掃処理の説明の終了後に行う。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部5は、光源351A、及びポリゴンミラー352を駆動させる。ここで、ステップS21の処理は、制御部5の駆動処理部52により実行される。
具体的に、制御部5は、光源351Aを前記基準光量で発光させると共に、ポリゴンモーター353を回転させる。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部5は、清掃部82の前記往路における移動を開始させる。ここで、ステップS22の処理は、制御部5の第1駆動制御部51により実行される。
具体的に、制御部5は、モーター83を前記第1方向に回転させて、清掃部82をホームポジションP1から折り返し位置P2へ向けて移動させる。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部5は、光検出部825により光L1が検出されない前記非検出状態が前記第1基準時間を超えて継続したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記非検出状態が前記第1基準時間を超えて継続したと判断すると(S23のYes側)、処理をステップS24に移行させる。また、前記非検出状態が前記第1基準時間を超えて継続していなければ(S23のNo側)、制御部5は、ステップS23で前記非検出状態が前記第1基準時間を超えて継続するのを待ち受ける。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部5は、ステップS22で開始された清掃部82の移動を停止させる。ここで、ステップS24の処理は、制御部5の第2駆動制御部53により実行される。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部5は、清掃部82の前記復路における移動を開始させる。ここで、ステップS25の処理は、制御部5の第1駆動制御部51により実行される。
具体的に、制御部5は、モーター83を前記第2方向に回転させて、清掃部82を折り返し位置P2からホームポジションP1へ向けて移動させる。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部5は、光検出部825を用いて前記時間間隔ごとに光L1の光量を検出する。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部5は、光検出部825により光L1が検出されない前記非検出状態が前記第2基準時間を超えて継続したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記非検出状態が前記第2基準時間を超えて継続したと判断すると(S27のYes側)、処理をステップS28に移行させる。また、前記非検出状態が前記第2基準時間を超えて継続していなければ(S27のNo側)、制御部5は、ステップS27で前記非検出状態が前記第2基準時間を超えて継続するのを待ち受ける。
<ステップS28>
ステップS28において、制御部5は、ステップS25で開始された清掃部82の移動を停止させる。ここで、ステップS28の処理は、制御部5の第2駆動制御部53により実行される。
以上で、前記清掃処理の説明を終了して、前記閾値設定処理の説明を再開する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、前記閾値を設定する。ここで、ステップS13の処理は、制御部5の設定処理部54により実行される。
具体的に、制御部5は、前記清掃処理の実行中に前記時間間隔ごとに検出された光L1の光量各々を、前記時間間隔各々に対応する前記区分範囲に対応付けて記憶部7の前記記憶領域に記憶させる。
[清掃制御処理]
次に、図9を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される清掃制御処理の手順の一例について説明する。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、制御部5は、前記第1条件を充足したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記第1条件を充足したと判断すると(S31のYes側)、処理をステップS32に移行させる。また、前記第1条件を充足していなければ(S31のNo側)、制御部5は、ステップS31で前記第1条件の充足を待ち受ける。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部5は、前記清掃処理(図8参照)を実行する。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部5は、ステップS32で実行された前記清掃処理において光検出部825により検出された光L1の光量が前記閾値未満である前記区分範囲が存在するか否かを判断する。
ここで、制御部5は、検出された光L1の光量が前記閾値未満である前記区分範囲が存在すると判断すると(S33のYes側)、処理をステップS34に移行させる。また、検出された光L1の光量が前記閾値未満である前記区分範囲が存在していなければ(S33のNo側)、制御部5は、処理をステップS31へ移行させる。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部5は、ステップS31で前記第1条件を充足したと判断された後の前記清掃処理の実行回数が前記上限回数を超過したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記清掃処理の実行回数が前記上限回数を超過したと判断すると(S34のYes側)、処理をステップS35に移行させる。また、前記清掃処理の実行回数が前記上限回数を超過していなければ(S34のNo側)、制御部5は、処理をステップS32へ移行させる。
<ステップS35>
ステップS35において、制御部5は、前記光量補正処理を実行する。これにより、前記清掃処理の実行によって透光部359Aから射出される光L1の光量の低下が改善されない場合、即ち、透光部359Aから射出される光L1の光量の低下が透光部359Aの汚れ以外の原因に起因する場合においても、透光部359Aから射出される光L1の光量の低下を抑制可能である。
このように、画像形成装置10では、清掃部82に光検出部825が設けられている。また、画像形成装置10では、光検出部825が用いて清掃部82の往復移動の制御が実行される。これにより、透光部359Aにおける走査方向D31の上流端及び下流端各々に清掃部82の有無を検出可能なセンサーを設ける構成と比較して、清掃部82の移動の制御に用いられる構成を簡素化させることが可能である。
また、画像形成装置10では、清掃部82を用いた前記清掃処理の実行中に光検出部825により検出される光L1の光量に基づいて、前記光量補正処理及び再度の前記清掃処理のいずれか一方が実行される。これにより、前記清掃処理の実行後において透光部359Aに汚れが残る場合であっても、その汚れに起因する透光部359Aから射出される光L1の光量の低下を抑制することが可能である。
なお、清掃部82は、走査方向D31に直交する方向に移動可能であってもよい。具体的に、清掃部82、接触部824、及び光検出部825が走査方向D31に長尺に設けられていてもよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
6 操作表示部
7 記憶部
8 清掃機構
10 画像形成装置
35〜36 光走査装置
51 第1駆動制御部
52 駆動処理部
53 第2駆動制御部
54 設定処理部
81 支持部
82 清掃部
83 モーター
350 ハウジング
351A〜351B 光源
352 ポリゴンミラー
359A〜359B 透光部
824 接触部
825 光検出部

Claims (8)

  1. 光源から射出される光を走査させる光走査部と、
    前記光走査部により走査される前記光が透過する透光部を有するハウジングと、
    前記ハウジングの外側で前記透光部に接触して設けられ、前記透光部における前記光走査部による前記光の走査範囲内の透過領域を挟む前記走査範囲外の非透過領域各々を含む駆動範囲で往復移動される清掃部と、
    前記清掃部に設けられ、前記光走査部により走査される前記光の光量を検出する光検出部と、
    前記清掃部の移動中に前記光源及び前記光走査部を駆動させる駆動処理部と、
    前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく前記光源の発光制御における光量を補正する光量補正処理及び前記清掃部を前記駆動範囲で往復移動させる清掃処理のいずれか一方又は両方を実行する制御部と、
    を備える光走査装置。
  2. 前記清掃部は、前記光走査部による前記光の走査方向に沿って移動可能に設けられる、
    請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記清掃部は、前記透光部と接触する接触部を有し、
    前記光検出部は、前記清掃部における前記接触部より前記清掃部の往路における移動方向の下流側に設けられ、
    前記制御部は、前記清掃部の復路における移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が前記閾値未満である場合に、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方又は両方を実行する、
    請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記制御部は、前記清掃部の復路における移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が前記閾値未満であることとは異なる予め定められた第1条件を充足する場合に前記清掃処理を実行し、前記清掃部の復路における移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が前記閾値未満である場合に、前記第1条件の充足後における前記清掃処理の実行回数に基づいて、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する、
    請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記制御部は、前記清掃部の往路及び復路各々の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量の差に基づいて、前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方を実行する、
    請求項3に記載の光走査装置。
  6. 前記制御部は、前記清掃部の復路における移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が前記閾値未満であることとは異なる予め定められた清掃条件を充足する場合に前記清掃処理を実行し、
    前記光走査装置は、前記清掃条件のうち予め定められた第2条件の充足に応じて前記清掃処理が実行される場合に、前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量に基づいて前記閾値を設定する設定処理部を備え、
    前記制御部は、前記清掃条件のうち前記第2条件とは異なる第1条件の充足に応じて前記清掃処理を実行する場合に、前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量に基づいて前記光量補正処理及び前記清掃処理のいずれか一方又は両方の実行の有無を制御する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の光走査装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光走査装置を備える画像形成装置。
  8. 光源から射出される光を走査させる光走査部と、前記光走査部により走査される前記光が透過する透光部を有するハウジングと、前記ハウジングの外側で前記透光部に接触して設けられ、前記透光部における前記光走査部による前記光の走査範囲内の透過領域を挟む前記走査範囲外の非透過領域各々を含む駆動範囲で往復移動される清掃部と、前記清掃部に設けられ、前記光走査部により走査される前記光の光量を検出する光検出部と、を備える光走査装置で実行される光走査方法であって、
    前記清掃部の移動中に前記光源及び前記光走査部を駆動させることと、
    前記清掃部の移動中に前記光検出部により検出される前記光の光量が予め定められた閾値未満である場合に、画像データに基づく前記光源の発光制御における光量を補正する光量補正処理及び前記清掃部を前記駆動範囲で往復移動させる清掃処理のいずれか一方又は両方を実行することと、
    を含む光走査方法。
JP2017089373A 2017-04-28 2017-04-28 光走査装置、画像形成装置、光走査方法 Expired - Fee Related JP6702260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089373A JP6702260B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 光走査装置、画像形成装置、光走査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017089373A JP6702260B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 光走査装置、画像形成装置、光走査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018189683A true JP2018189683A (ja) 2018-11-29
JP6702260B2 JP6702260B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=64480103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017089373A Expired - Fee Related JP6702260B2 (ja) 2017-04-28 2017-04-28 光走査装置、画像形成装置、光走査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702260B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020129082A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069784A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 光学系デバイス
JP2005215295A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd 電子写真方式画像形成装置
JP2006227350A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sharp Corp 光ビーム走査装置
CN103777347A (zh) * 2012-10-24 2014-05-07 京瓷办公信息系统株式会社 光扫描装置和图像形成装置
US20140340464A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Coherent, Inc. Laser label-printer

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004069784A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 光学系デバイス
JP2005215295A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Fuji Photo Film Co Ltd 電子写真方式画像形成装置
JP2006227350A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sharp Corp 光ビーム走査装置
CN103777347A (zh) * 2012-10-24 2014-05-07 京瓷办公信息系统株式会社 光扫描装置和图像形成装置
US20140340464A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Coherent, Inc. Laser label-printer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020129082A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6702260B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8879930B2 (en) Image forming apparatus
JP4604104B2 (ja) 画像形成装置
US20140348529A1 (en) Cleaning device, image forming apparatus, and cleaning method
JP5252015B2 (ja) 印刷装置
JP6365442B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、光走査方法
US8644723B2 (en) Image forming apparatus
JP6702260B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、光走査方法
JP6702261B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、清掃制御方法
JP2012247535A (ja) 画像形成装置
JP6638891B2 (ja) 光走査装置
US10108007B2 (en) Laser scanning device, image forming apparatus and reflection surface identification method for identifying reflection surface of rotary polygon mirror
JP5523384B2 (ja) 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP5248402B2 (ja) 転写装置及び該転写装置を備えた画像形成装置
US20180284680A1 (en) Laser scanning device capable of detecting abnormal state, image forming apparatus, abnormality detection method
US20130019115A1 (en) Image forming apparatus and control method
JP2020095163A (ja) 画像形成装置
JP2019203923A (ja) 画像処理装置、異常判断方法
JP2020001192A (ja) 光走査装置および画像形成装置
US20240103419A1 (en) Image forming apparatus capable of adjusting emission light amount of light-emitting portion, and light amount adjustment method
US20230288863A1 (en) Image forming apparatus and determination method
US20240103399A1 (en) Toner concentration sensing apparatus capable of accurately sensing toner concentration of toner image, image forming apparatus, and toner concentration sensing method
JP6288520B2 (ja) 画像形成装置
JP2022177412A (ja) 画像形成装置、転写条件設定方法
JP2023110233A (ja) 画像形成装置、判定方法
JP5116343B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6702260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees