JP7254499B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用する画像形成装置には、帯電した感光体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する光走査装置が設けられている。この光走査装置は、光源やミラー等の光学系部品と、光学系部品を覆う筐体と、光源からの光を筐体外へ出射する開口部を備えている。そして、この開口部は、筐体内部にトナーや埃等の異物が侵入するのを防止するために、光を透過させる透過部材によって閉塞されている。
ここで、透過部材上にトナーや紙粉、埃等の異物が存在する場合、開口部から出射される光が異物に遮られることで光学特性が変化し、形成される画像の品質が低下してしまう虞があった。
これに対して、特許文献1では、清掃部材を透過部材上に接触させながら移動させることで、透過部材上の異物を清掃部材によって除去する清掃処理を行う構成が開示されている。また、特許文献1では、このような清掃処理を、例えば1万枚程度の所定枚数に対する画像形成が実施される毎に定期的に実行する構成が開示されている。
特開2016-31467号公報
しかしながら、画像形成装置の使用状態によっては、清掃処理が定期的に実行されるタイミングより前に透過部材上にトナー等の異物が落下する場合がある。
例えば、画像形成装置内に着脱可能に設けられる交換ユニットを交換や、記録媒体の搬送異常(ジャム)等のメンテナンス時の振動によって、像担持体や現像器等に担持されたトナーや紙粉が露光ユニットの透過部材上に落下してしまう虞がある。
このように、メンテナンス時の振動によって透過部材上に異物が落下してしまうと、清掃処理が実行される所定枚数に到達するまで清掃処理が実行されないため、落下した異物によって光走査装置から出射されるレーザが妨げられてしまう。これにより、感光体へ照射されるレーザ光量が低下し、画像品質が低下してしまう虞があった。
そこで、本発明は、装置のメンテナンス後の画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる画像形成装置は、
感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透過部材を備える光走査装置と、を備え、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像してトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置において、
前記画像形成手段を内部に有する装置本体と、
前記透過部材に接触した状態で移動することにより前記透過部材を清掃する清掃動作を行う清掃機構と、
前記装置本体の外装を構成し且つ前記装置本体に対して開閉可能な開閉手段であって、前記画像形成装置メンテナンス作業を行う際に開放される開閉手段と、
前記開閉手段が開状態から閉状態へ移行したことを検知する閉状態検知手段と、
記開閉手段が前記開状態から前記閉状態へ移行したこと前記閉状態検知手段によって検知された場合に前記清掃動作を前記清掃機構に実行させる制御手段と、
有することを特徴とする。
本発明によれば、装置のメンテナンス後の画像品質の低下を抑制する画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略断面図 交換カートリッジを交換する際の説明図 光走査装置の斜視図 光走査装置の上面図 第1清掃ホルダの部分斜視図 第1清掃ホルダの部分断面図 清掃シーケンスを実行するための制御構成を示す制御ブロック図 第1実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャート 第2実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャート 第3実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャート
以下にて、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態における画像形成装置1の概略断面図である。図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkを備えるタンデム型のカラーレーザビームプリンタである。
また、本実施形態における画像形成装置1は、装置本体1Aの上部にリーダ部306を備える。リーダ部306は、原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置301と、搬送された原稿の画像を読み取る原稿読取装置305と、原稿が排紙される原稿排紙トレイ302と、を備える。
原稿搬送装置301は、原稿がセットされる原稿給紙トレイ300を備える。原稿搬送装置301は、原稿給紙トレイ300に載置された原稿をガラス303上の原稿読取位置へ1枚ずつ搬送する。ガラス303上に搬送された原稿は、原稿読取装置305の内部に設けられるCCDやCIS等の不図示のスキャナによって読み取られる。その後、原稿搬送装置301は、さらに原稿を搬送し、原稿排紙トレイ302上に原稿を排出する。
また、原稿搬送装置301は、原稿読取装置305に対して開閉可能となっており、操作者は原稿搬送装置301を開くことで、ガラス303上に原稿を載置することが可能となっている。
そして、スキャナは、原稿搬送装置301によってガラス303上に搬送された原稿やガラス303上に載置された原稿等に光源から光を照射し、原稿からの反射光を受光センサによって受光し、受光した光を電気信号に変換する。ここで変換した赤(r)、緑(g)、青(b)成分の電気信号を、後述するCPU82等の制御部に出力する。
また、図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、操作部304を備える。操作部304は、例えば、液晶表示式のディスプレイパネルと、抵抗膜式や静電容量式のタッチパネルとが重ねて構成された操作パネルを有している。
そのため、操作部304は、ディスプレイパネル上の表示に基づいてタッチパネルを介して操作者による操作が可能な構成となっている。画像形成動作の実行タイミングや清掃の実行タイミングは、操作者が操作部304を介して設定または実行することが可能である。
また、操作部304は、画像形成動作を開始する際に押下するスタートキーや、画像形成動作を中断する際に押下するストップキー、テンキー等を有する。ここで、テンキーは、画像形成枚数の設定などの数値入力を行う際に操作されるキーである。本実施形態の画像形成装置においてスタートキー、ストップキー、およびテンキーはハードキーとして操作部304に設けられているが、これらをソフトキーとしてディスプレイパネルに表示しても良い。
画像形成装置1は、各画像形成部10Y、10M、10C、10Bkにて作像されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20にそれぞれの画像形成部10から重ねられたトナー像を記録媒体であるシートPに転写してシート上(記録媒体上)にカラー画像を形成するように構成されている。ここで、本発明において、記録媒体としては、一般的な印刷に用いられる紙だけでなく、布、プラスチック、フィルム等も広く包含する。
尚、画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、それぞれで用いるトナーの色が異なる以外は略同一に構成されている。以下では画像形成部10として画像形成部10Yを例に説明し、画像形成部10M、10C、10Bkについて重複する説明を省略する。
画像形成部10は、感光体100と、帯電ローラ12と、現像器13と、一次転写ローラ15を有している。帯電ローラ12は、感光体100を一様な背景電位に帯電させる。感光体100は、後述する光走査装置40から出射されるレーザ光によって静電潜像が形成される。また、現像器13は、感光体100上に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する。そして、一次転写ローラ15は、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20へ転写する。ここで、一次転写ローラ15は、中間転写ベルト20を介して感光体100との間に一次転写部を形成しており、所定の転写電圧が印加されることにより感光体100上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、第1ベルト搬送ローラ21及び第2ベルト搬送ローラ22に架け回されており、矢印H方向に回転動作しながら各画像形成部10で形成されたトナー像が転写される。ここで、4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、中間転写ベルト20の鉛直方向下側に並列的に配置されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写する。画像形成部10による各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト20上に一次転写された上流側のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、中間転写ベルト20上には、4色のトナー像が重ね合わせられるように形成される。
また、第1ベルト搬送ローラ21は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ローラ65と互いに圧接されており、中間転写ベルト20を介して二次転写ローラ65との間にシートP上にトナー像を転写する二次転写部を形成している。シートPは、二次転写部を通過することで、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。尚、中間転写ベルト20の表面に残った転写残トナーは、不図示のクリーニング装置によって回収される。
ここで、各色の画像形成部10は、中間転写ベルト20の回転方向(矢印H方向)において、二次転写部に対して上流側からイエローのトナー像を形成する画像形成部10Y、マゼンタのトナー像を形成する画像形成部10M、シアンのトナー像を形成する画像形成部10C、ブラックのトナー像を形成する画像形成部10Bkが順に配置されている。
また、各画像形成部10の鉛直方向下方には、各感光体100にレーザ光を走査することで、画像情報に応じた静電潜像を各感光体100上に形成する光走査装置40が設けられている。ここで、画像形成部10及び光走査装置40は、画像形成手段の一例である。
光走査装置40は、各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光を出射する不図示の4基の半導体レーザを備えている。また、光走査装置40は、モータユニット41と、モータユニット41によって高速回転されることで、各半導体レーザから出射された各レーザ光を各感光体100の回転軸方向に沿って走査させるように偏向させる回転多面鏡43を備えている。回転多面鏡43によって偏向された各レーザ光は、光走査装置40の内部側に配置された光学部材に案内され、光走査装置40の上部に設けられた各開口部を覆う透過部材42a~dを介して光走査装置40の内部側から外部側へと出射される。そして、光走査装置40の外部側へ出射された各レーザ光は、各感光体100を露光する。
一方、シートPは、画像形成装置1の下部に配置される給送カセット2に収容されている。そして、シートPは、ピックアップローラ24によって、搬送ローラ25とリタードローラ26によって形成される分離ニップ部へと給送される。ここで、リタードローラ26は、ピックアップローラ24によってシートPが複数枚給送された場合に逆回転するように駆動が伝達されており、搬送ローラ25と共にシートPを1枚ずつ下流へ搬送することでシートPの重送を防止している。給送ローラ25及びリタードローラ26によって1枚ずつ搬送されたシートPは、画像形成装置1の右側面に沿って上方に伸びる搬送路27に搬送される。
そして、シートPは、搬送路27を通って画像形成装置1の鉛直方向下側から上側へと搬送され、レジストレーションローラ29に搬送される。レジストレーションローラ29は、搬送されるシートPを一旦停止させ、シートの斜行を矯正する。その後、レジストレーションローラ29は、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が二次転写部へ搬送されるタイミングに合わせてシートPを二次転写部へ搬送する。その後、二次転写部においてトナー像が転写されたシートPは、定着器3へと搬送され、定着器3によって加熱加圧されることでシートP上にトナー像が定着される。そして、トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ28によって画像形成装置1の外側であって画像形成装置1の本体上部に設けられる排出トレイへと排出される。
ここで、搬送路27は不図示の一対の搬送ガイドによって形成されている。そして、この一対の搬送ガイドは、右扉96を装置本体1Aに対して開放することで二つに分離される。つまり、右扉96を開放することで、装置本体側に設けられる搬送ガイドと右扉96側に設けられる搬送ガイドとが分離することで搬送ガイドが開放される。これにより、搬送路27内でシートPの遅延ジャムや滞留ジャム等の搬送異常が発生した場合に、異常が発生したシートや、搬送異常の発生により搬送が停止されたシートを除去することが可能となっている。ここで、搬送異常が発生したシートや、搬送異常の発生により搬送が停止されたシートの除去は、画像形成装置1に対するメンテナンスの一例である。
ここで、遅延ジャム及び滞留ジャムは、シート検知センサ94a,bの検知結果に基づいて判定される。例えば、シート検知センサ94aまたは94bがシートの先端(搬送方向下流側の端部)を検知してから所定時間経過してもシートの後端(搬送方向上流側の端部)を検知しない場合は、滞留ジャムと判定する。また、搬送路27における搬送方向上流側のシート検知センサ94aがシートの先端を検知してから所定時間経過しても搬送方向下流側のシート検知センサ94bがシートの先端を検知しない場合は、遅延ジャムと判定する。ここで、シート検知センサ94a,bは、異常検知手段の一例である。
このように、遅延ジャムや滞留ジャムが発生したと判定された場合は、シートPの搬送を停止させる。そして、操作部304に表示を行う等して、搬送異常が発生したシートPの除去を促す旨の報知を行う。
その後、操作者によって搬送異常が発生したシートPが除去されたことは、シート検知センサ94a,bの検知結果がOFFとなったことによって検知される。ここで、本実施形態では、シート検知センサ94a,bがONの場合はシートが有る状態、OFFの場合はシートが無い状態となるように検知を行ったが、この検知方法に限らなくてもよい。例えば、シート検知センサ94a,bがOFFの場合にシートが有り、ONの場合にシートが無いと検知する構成であってもよい。
また、右扉96は、右扉検知センサ92によって、装置本体1Aに対して閉状態であることが検知される。そして、搬送路27中で搬送異常が発生した場合は、右扉96の閉状態が検知された後、シート検知センサ94a.bがOFFになっている(シート無を検知している)ことに基づいて、搬送異常が発生したシートが除去されたと判定する。ここで、右扉検知センサ92は、閉状態検知手段の一例である。
尚、本実施形態では、装置本体1Aに対して開閉される開閉部材の一例として右扉96を説明したが、他の搬送路中で発生した搬送異常シートを除去する際に装置本体1Aに対して開閉する扉に同じ構成を用いてもよい。
次に、画像形成装置1に対するメンテナンスとして、画像形成部10が交換される場合について説明をする。図2は、装置本体1Aに対して画像形成部10を交換する際の説明図である。
本実施形態における画像形成部10は、装置本体1Aに対して着脱可能なカートリッジとなっている。ここで、着脱可能なカートリッジとは、感光体100と帯電ローラ12と、現像器13とを一体的に有するプロセスカートリッジである。本実施例では、カートリッジの一例としてプロセスカートリッジを説明するが、感光体100と帯電ローラ12を有するドラムカートリッジと現像器を有する現像カートリッジとの2つをそれぞれ装置本体1Aに対して着脱可能に有する構成であってもよい。また、本実施形態における着脱可能なカートリッジは、後述する交換ユニット87の一例である。
ここで、画像形成部10は、経年劣化等により感光体100や帯電ローラの交換が必要な場合に装置本体1Aに対して取り外される。その後、新しい画像形成部10を装着することで、画像形成部10の交換がなされる。ここで、画像形成部10の交換は、画像形成装置1に対するメンテナンスの一例である。
このように、画像形成部10を交換する場合、図2(a)に示すように、装置本体1Aに対して前扉98を矢印P方向に開く。ここで、前扉98や、右扉96は、装置本体1Aの外装カバーの一部を構成しており、開閉手段の一例である。
画像形成部10は、前扉98が開放されることで、画像形成部10を着脱する際に把持される把持部11が露出する。そして、画像形成部10は、不図示のロック機構による装置本体1Aと画像形成部10とのロックを解除することで、把持部11を把持して装置本体1Aから引き出すことが可能となっている。
ここで、前扉98の開閉状態は、前扉検知センサ91によって検知することが可能となっている。本実施形態では、前扉検知センサ91がONしている状態を前扉98の閉状態、OFFしている状態を前扉の開状態として検知する。ここで、前扉検知センサ91は、閉状態検知手段の一例である。
図2(b)は、画像形成部10Yを装置本体1Aに対して引き出している途中の図である。図2(b)に示すように、本実施形態では、矢印Z方向に画像形成部10を着脱可能としている。ここで、矢印Z方向は、画像形成装置1の前後方向であり、感光体100の回転軸線方向である。
画像形成部10を交換する際は、上述したように、装着されている画像形成部10を取り出した後、新しい画像形成部10を装着する。ここで、画像形成部10が交換されたか否かは、画像形成部10に設けられるROM72に格納されている個体情報を取得することで判定する。
図2(c)に示すように、画像形成部10の装着方向下流側には、ROM72が設けられている。そして、装置本体1Aには、画像形成部10が装着された際にROM72に対向する位置に電気接点62が設けられている。そのため、画像形成部10が装着されると、画像形成装置1は、ROM72と電気接点62とが電気的に接続されることでROM72に格納されている画像形成部10の個体情報を取得することができる。画像形成部10の装着後に取得した個体情報と、後述するEEPROM97に格納されている個体情報とが一致しない場合に、画像形成部10が交換されたことを検知することができる。
図1に示したように、画像形成装置1の本体内部において、光走査装置40の上方に画像形成部10を設ける構成であると、画像形成動作に伴って光走査装置40の上部に設けられる透過部材42a~d上にトナーや紙粉や埃等の異物が落下してくる場合がある。この場合、透過部材42a~dを介して感光体100へ出射されるレーザ光が、異物によって遮られることになる。従って、異物によって光学特性が変化することで画像の品質が低下してしまう場合があった。
そこで、本実施形態は、光走査装置40に、透過部材42a~dを清掃するための清掃機構51を備えている。以下では、光走査装置40と、光走査装置40に設けられる清掃機構51について、詳しく説明をする。図3は、光走査装置40の全体を示す斜視図であり、図4は、光走査装置40の上面図である。
図3及び図4に示すように、光走査装置40は、上述したモータユニット41や回転多面鏡43を内部側に収容する収容部40aと、収容部40aに取り付けられ、収容部40aの上面を覆うカバー部40bとを有している。ここで、収容部40aとカバー部40bとは、光走査装置40の筐体を構成している。
カバー部40bには、各色の感光体100に対応してレーザ光が通過する開口部が4つ設けられており、各開口部は、対応する感光体100の回転軸線方向に長尺な矩形状であって、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように形成されている。
そして、各開口部は、それぞれが長尺な矩形状に形成される透過部材42a~dによってそれぞれ閉塞されている。透過部材42a~dは、開口部と同様に4つ設けられており、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように、カバー部40bに取り付けられている。
尚、透過部材42a~dの長手方向は、光走査装置40から出射されるレーザ光の走査方向と略等しくなっている。また、本実施形態では、透過部材42a~dの長手方向は、各感光体100の回転軸線方向と略等しくなっている。
ここで、透過部材42a~dは、光走査装置40の内部へトナーや埃、紙粉等の異物が侵入することを防ぐために設けられており、異物が内部の半導体レーザやミラー、回転多面鏡43等に付着することによる画像品質の低下を防止している。
透過部材42a~dは、例えばガラス等の透明な部材で形成されており、収容部40a内の半導体レーザによって発せられるレーザ光を、感光体100へ出射可能となっている。本実施形態では、透過部材42a~dの大きさを開口部の開口よりも大きく設定し、透過部材42a~dが各開口部をオーバーラップして覆うように構成されている。そして、透過部材42a~dの開口部に対してオーバーラップしている部分を接着することで、透過部材42a~dをカバー部40bに固定している。
このように、光走査装置40は、カバー部40b及び透過部材42a~dによって覆われることで、トナーや紙粉、埃等の異物が光走査装置40の内部へ入り込まないような構成となっている。また、開口部よりも大きい透過部材42a~dをカバー部40b上に接着固定することで、光走査装置40の上方から落下するトナーや紙粉、埃等の異物が、透過部材42a~dと各開口部の隙間から光走査装置40の内部へ入り込むことを防止している。
そして、本実施形態では、上方から光走査装置40の上面(透過部材42a~dの上面)へ落下する異物を清掃する清掃処理を行う清掃機構51を備えている。ここで、透過部材42a~dの上面とは、光走査装置40に対して外側の面であり、透過部材42a~dを通過するレーザ光が出射する側の面である。
清掃機構51は、光走査装置40のカバー部40b上であって、画像形成部10と対向する面側に取り付けられている。清掃機構51は、それぞれが透過部材42a~dの上面(光走査装置40の外部側の面)を清掃するための清掃部材53a~dと、清掃部材53a~dを保持して透過部材42a~d上を移動させる第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512を有している。
第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれが隣り合う2つの透過部材42に跨って、透過部材42が延びる方向と直交する方向に延在すると共に、それぞれが清掃部材53を2つずつ有している。ここで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が有する清掃部材53は、透過部材42に対応する数だけ設けられている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42aと42bとに跨るように配置され、透過部材42aの上面を清掃する清掃部材53aと、透過部材42bの上面を清掃する清掃部材53bとを有している。また、第2清掃ホルダ512は、透過部材42cと42dとに跨るように配置され、透過部材42cの上面を清掃する清掃部材53bと、透過部材42dの上面を清掃する清掃部材53dとを有している。
清掃部材53a~dは、例えばシリコンゴムや、不織布等で構成され、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動に伴って透過部材42の上面に接触して移動することで、透過部材42上の異物を除去することが可能であり、清掃部材42上を清掃可能となっている。
第1清掃ホルダ511は、中央部分がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53a,53bを保持する構成となっている。また、第2清掃ホルダ512は、中央部がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53c,53dを保持する構成となっている。従って、ワイヤ54は、透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように張設されている。
また、ワイヤ54は、カバー部40bに回転可能に保持されている4つの張設用滑車57a~d、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59によって、カバー部40b上に環状に張設されている。そして、ワイヤ54は、装置の組み立て時に巻取ドラム59に所定回数巻き取られることで長さの調整がなされた状態で、張設用滑車57a~dに張架されている。このとき、4つの張設用滑車57a~dは、上述したように、ワイヤ54が透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように配置されている。
ワイヤ54は、張設用滑車57aと57dとの間に設けられるテンション調整用滑車58によって張力が調整されているため、各張設用滑車57、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59の間で弛まずに張った状態で配置されている。これにより、ワイヤ54を張設することによって、ワイヤ54を滑らかに環状走行させることができる。
本実施形態では、テンション調整用滑車58を、張設用滑車57aと57dとの間に設けた構成としたが、張設用滑車57a~dに張架されたワイヤ57の張力を調整できる位置であれば、この位置に限らなくてもよい。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511に清掃部材53a,bを設け、第2清掃ホルダ512に清掃部材53c,dを設ける構成としている。これに対し、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる場合は、透過部材の数だけ清掃ホルダを有する必要があり、清掃ホルダを張設するワイヤの長さが長くなる。従って、本実施形態では、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる構成と比較して、清掃ホルダの数を低減することができると共に、ワイヤ54の長さを短くすることができ、より簡単な構成で透過部材42a~d上面の清掃を行うことができる。
また、巻取ドラム59は、駆動部としての巻取モータ55の駆動によって回転可能に構成されている。
ここで、巻取モータ55は正逆回転可能に構成されている。本実施形態では、巻取モータ55の正回転をCW方向(Clock Wise)とし、逆回転をCCW方向(Counter Clock Wise)とする。
従って、ワイヤ54は、巻取モータ55のCW方向またはCCW方向への回転によって巻取ドラム59が回転することで、巻取ドラム59に巻き取り及び引き出しされる構成になっている。このように、巻取ドラム59によって巻き取り及び引き出しされることで、ワイヤ54が各張設用滑車57に張架された状態でカバー部40b上を環状に走行可能となっている。
そのため、ワイヤ54に連結されている第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ワイヤ54の走行に伴って、矢印D1,D2方向(透過部材42の長手方向)に移動可能となっている。本実施形態では、巻取モータ55がCCW方向へ回転することで第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向へ移動する。また、巻取モータ55がCW方向へ回転することで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512がD2方向へ移動する。
このとき、ワイヤ54が環状に張設されているため、ワイヤ54の移動に伴って、第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512とが、透過部材42a~dの長手方向においてそれぞれが直線的に反対方向に移動する構成となっている。
ここで、巻取モータ55及び巻取ドラム59は、カバー部40bの上面に対して凹むように設けられた凹部60内に設けられている。これによって、光走査装置40の高さ方向のサイズを小さくすることが可能となっている。尚、この凹部60は、光走査装置40の内部とは連通しておらず、この凹部60からも異物が光走査装置40の内部へ入り込まないように設けられている。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511の、透過部材42a,bの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第1ストッパ56aが設けられている。また、カバー部40bには、第2清掃ホルダ512の、透過部材42c,dの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第2ストッパ56bが設けられている。ここで、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、当接部材の一例である。
第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、透過部材42a~dの長手方向における一端側に設けられている。従って、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向に移動していくと、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。
これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。このとき、第2清掃ホルダ512は、透過部材42の長手方向において前記第1清掃ホルダ511の反対側に位置している。
尚、本実施形態における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動による一連の清掃処理は、以下の通りである。
まず、巻取モータ55がCW方向に回転駆動されることで、ワイヤ54が矢印D2方向に走行し、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D2方向へ移動する。
その後、第2清掃ホルダ512は、矢印D2方向における透過部材42c,dの端部に到達し、第2ストッパ56bに当接することになる。これにより、第2清掃ホルダ512の矢印D2方向への移動が第2ストッパ56bによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出される。
そして、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55の回転を停止させる。このとき、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向において他端側であって、第二位置に到達している。従って、巻取モータ55の回転が停止されることで、透過部材42の長手方向において第二位置にて移動が停止される。
その後、巻取モータ55をCCW方向へ回転させることで、ワイヤ54を矢印D1方向に走行させる。これによって、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれ矢印D1方向へ移動する。
その後、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検知部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。
そして、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55のCCW方向への回転を停止し、所定回転だけCW方向へ回転させる。これによって矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させてから、巻取モータ55の回転を停止させる。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が、透過部材42a~d上をそれぞれ1往復することを、一連の清掃処理としている。そして、一連の清掃処理が終了した際は、矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させることで第1清掃ホルダ511は第1ストッパ56aに当接しない位置であって、透過部材42の表面に清掃部材53が接触していない位置にて動作を停止させている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向における透過部材42の端部と第1ストッパ56aとの間であって、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域に位置している。尚、このとき第2清掃ホルダ512は、長手方向において透過部材42の端部に当接しない位置、つまり、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域にて動作を停止させている。ここで、一連の清掃処理が終了した場合における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の停止位置が、正常停止位置であり、清掃開始位置である。
以上で説明した一連の清掃処理では、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56baに到達した場合に巻取モータ55の回転を停止させてからCCW方向へ回転させる構成としたが、第2ストッパ56bに到達したことに応じてCCW方向へ回転させる構成であってもよい。
尚、本実施形態では、巻取モータ55を正回転(CW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D1方向へ走行させ、巻取モータ55を逆回転(CCW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D2方向へ走行させる構成としたが、巻取モータ55の正回転によってワイヤ54を矢印D2方向へ走行させ、逆回転によって矢印D1方向へ走行させる構成であってもよい。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動をガイドするためのガイド部材61a~dが設けられている。そして、図4及び図5に示すように、第1清掃ホルダ511の両端部は、ガイド部材61a,61bとそれぞれ係合している。
ここで、図4は、第1清掃ホルダ511近傍を示す部分斜視図である。尚、第2清掃ホルダ512についても第1清掃ホルダ511の構成と同様に、第2清掃ホルダ512の両端部は、ガイド部材61c,61dとそれぞれ係合している。図5は、第1清掃ホルダ511の清掃部材53aを保持している側の端部における部分断面図である。ここでは、第1清掃ホルダ511の構成のみを説明するが、本実施形態では、第2清掃ホルダ512にも同様の構成を用いるものとする。
図5及び図6に示すように、ガイド部材61a~dは、カバー部40bと一体的に形成され、カバー部40bの上面から上方に突出するように設けられている。
ここで、ガイド部材61a~dは、図5に示すように、カバー部40bの上面に対して上方に突出する第1突部61aaと、第1突部61aaから清掃部材53aに対して離れる方向に延びる第2突部61abを有している。
そして、第1清掃ホルダ511の一端側の端部511aが、第2突部61abの下方に潜り込むように形成されている。ここで、端部511aは、第2突部61abと当接部が円弧形状となるように構成されている。このように、端部511aを円弧形状とすることで、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向または矢印D2方向(図3参照)へ移動する際の摺動抵抗を低減させることができる。
尚、本実施形態では、第1清掃ホルダ511の一端側のみを詳細に説明するが、他端側も同様の構成を有しているものとする。また、第2清掃ホルダ512についても同様の形状を有しているものとする。
また、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ガイド部材61a~dに係合することで、透過部材42a~dに対して第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512に保持される清掃部材53a~dが離間することを抑制している。このとき、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512とガイド部材61a~dの係合位置は、透過部材42a~dに清掃部材53a~dが所定の接触圧で接触するような位置となっている。
また、本実施形態では、ガイド部材61a~d、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bをカバー部40bと一体的に樹脂で形成する構成としているが、カバー部40bと別体構成としてもよい。
上述したように、本実施形態では、清掃処理時に第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512をそれぞれ矢印D1方向や矢印D2方向へ移動させることで、透過部材42a~dの上面を清掃することが可能となっている。そして、この清掃処理は、操作者から操作部304等を介して任意のタイミングで清掃処理実行の指示を受け付けた場合や、画像形成されたシートの累積枚数が所定枚数(清掃設定値)に達したことに応じて定期的に実行される。
ここで、定期的に清掃処理を実行する所定枚数(清掃設定値)は、初期設定として予め2000枚等に設定されている。この初期設定に対して、操作者は、例えば、操作部304を介して500枚毎の値を入力することで、清掃処理を実行する際の所定枚数を設定変更できる。
定期的に清掃処理を実行する場合は、画像形成ジョブの実行中に画像形成枚数が所定枚数(清掃設定値)に達すると、画像形成ジョブを一旦停止して清掃機構51を動作させる清掃シーケンスとしての清掃処理を行う。
上述したように、画像形成されたシートの累積枚数が所定枚数に達したことに応じて定期的に透過部材42a~dの清掃を行うことで、透過部材42a~d上に落下した異物による画像不良を抑制することができる。
しかしながら、透過部材42a~d上にトナー等の異物が落下するのは、画像形成動作時のみとは限らない。例えば、前述したように画像形成装置1に対するメンテナンス時の振動によって、トナーや紙粉等の異物が透過部材42a~d上に落下してしまう場合がある。つまり、画像形成部10等の交換カートリッジを着脱する場合や、搬送路中で搬送異常が発生したシートを取り除く場合等の振動によって、透過部材42a~d上に異物が落下してしまう虞がある。
これに対し、本実施形態では、画像形成装置1に対するメンテナンスが行われた場合に、透過部材42a~d上を清掃する清掃シーケンスを実行する。これによって、画像形成装置1のメンテナンスによって発生する振動等に起因する透過部材42a~d上への異物の落下による画像不良を低減することが可能となっている。
以下では、図7~図8を用いて本実施形態における清掃シーケンスについて説明をする。図7は、本実施形態における清掃シーケンスを行うための制御構成を示す制御ブロック図である。また、図8は、本実施形態における清掃シーケンスを示すフローチャートである。
図7に示すように、ICコントローラ73は、内蔵モジュールとして、CPU82、カウンタ83、EEPROM97、清掃制御部75、電流検知部79を備えている。CPU82は、各モジュールを介して、巻取モータ55やユーザインタフェース71を制御する構成となっている。ここで、CPU82は、清掃シーケンスを実行可能な制御手段の一例である。
また、CPU82は、ROM500に格納されたファームウェアプログラムやファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを読み出す。そして、CPU82は、RAM501を作業領域及びデータの一次記憶領域として使用して各種制御を実行する。
また、CPU82は、操作部304に表示するユーザインタフェース71を介して操作者からの画像形成ジョブに関する設定情報等を取得し、操作者へ各種情報を報知することが可能となっている。
ここで、CPU82は、記録媒体に対する画像形成動作を行う際に、カウンタ83へカウント信号を出力する。カウンタ83は、CPU82から出力されるカウント信号に基づいて、カウントを行う。カウンタ83によるカウント方法は、画像形成部10において、シートが一次転写部を通過した時に1カウント、もしくは記録媒体上に画像を形成したときに1カウントすることでカウントしていく。また、これらのカウント方法に、不図示のビデオカウント手段によりカウントしたビデオカウント値が所定以上の画像を形成した際に1カウントする構成であってもよい。
そして、CPU82は、カウンタ83によってカウントされたカウント値を記録媒体上に画像を形成した累積枚数としてROM500に格納する。CPU82は、カウンタ83によってカウントされたカウント値とROM500に予め保存されている定期清掃用の清掃設定値とを比較し、カウント値がROM500に格納された清掃設定値以上となる場合に清掃制御部75へ清掃実行指示を出力する。尚、ROM500に格納されている清掃設定値は、予め設定されている初期値でも、操作者によって予め設定されている値であってもよい。
ここで、清掃シーケンスを実行した場合、CPU82は、カウンタ83のカウント値を0とし、カウント値をリセットする。尚、清掃処理実行後のカウント値のリセットとは、清掃実行時よりも少ない値となればよく、1や10といった0以外の値となるようにするとよい。
また、CPU82は、清掃制御部75を介して巻取モータ55へモータ制御信号を出力することで、巻取モータ55を回転駆動させる。このように、CPU82は、清掃制御部75を介して巻取モータ55を動作可能となっている。一方、清掃動作時において、CPU82は、電流検知部79を介して巻取モータ55からのモータ駆動電流を検知している。
ここで、巻取モータ55は、一定電圧で制御されており、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接すると、巻取モータ55に作用する負荷が重くなることに応じて駆動電流が増加する。
従って、CPU82は、電流検知部79によって検知される駆動電流が所定の値よりも大きくなった場合に、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接し、透過部材42の端部から端部への1方向の移動が終了したことを検出する。つまり、往復動作における片道の清掃が終了したことを検出する。
そして、CPU82は、巻取モータ55の駆動電流が前述した所定の値よりも大きくなったことに応じて、清掃制御部75へ移動完了信号を出力する。清掃制御部75は、この移動完了信号を受け取ることで、巻取モータ55の回転駆動を停止させる。
また、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の透過部材42の長手方向における一端から他端への移動終了の判定については、所定の値との比較ではなく、検出した電流値の変化量から判定してもよい。
そして、清掃動作が完了したと判定される場合、CPU82は、清掃制御部75を介して巻取モータを停止させ、ユーザインタフェース71へ清掃完了通知を出力する。ユーザインタフェース71は、これに基づいて、不図示の表示部へ清掃動作が完了した旨の表示をすることで、操作者へ清掃動作が完了したことを報知する。尚、操作者への清掃動作が完了したことの報知は、表示部に画面を表示するのではなく、音を鳴らすことで行ってもよく、報知自体をしないものでもよい。
これに対し、清掃動作が完了していないと判定される場合は、再び清掃実行指示を清掃制御部75へ出力し、清掃制御部75を介して巻取モータ55を制御することで清掃動作を継続する。尚、清掃制御部75は、巻取モータ55を正逆回転させることで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512を往復動作させることで制御可能となっている。
また、CPU82には、前扉検知センサ91と右扉検知センサ92が電気的に接続されている。CPU82は、前扉検知センサ91からの出力に基づいて前扉98が閉状態であることを検知し、右扉検知センサ92からの出力に基づいて右扉96が閉状態であることを検知する。
本実施形態では、CPU82は、前扉検知センサ91がONの場合は前扉98が閉状態であり、OFFの場合は前扉98が開状態であると検知する。また、CPU82は、右扉検知センサ92がONの場合は右扉96が閉状態であり、OFFの場合は右扉96が開状態であると検知する。尚、装置本体に対する扉の開閉状態を検知することができる構成であれば、前扉検知センサ91がONの場合に前扉98が開状態であることを検知したり、右扉検知センサ92がONの場合に右扉96が開状態であることを検知するような構成であってもよい。
また、CPU82には、シート検知センサ94a,bが電気的に接続されている。CPU82は、シート検知センサ94a,bからの出力に基づいて、搬送路27内のシートの有無を検知する。そして、CPU82は、シート検知センサ94a,bのそれぞれの検知タイミングに基づいて、上述したような滞留ジャムや遅延ジャム等の搬送異常を判定する。
そして、CPU82は、このようなシートの搬送異常が検知された場合は、シートの搬送を停止させ、ユーザインタフェース71を介して操作者に搬送路中のシートを除去する旨の報知をする。その後、CPU82は、右扉96が開状態から閉状態へ移行したことに応じて、シート検知センサ94a,bによってシートが検出されているか否かを判定する。これは、搬送路27内のシートを取り除くためには一度右扉96を開放する必要があり、右扉96が閉じられたということは、操作者によるシートの除去が終わった可能性が高いためである。
また、CPU82は、装置本体1Aに対して画像形成部10等の交換ユニット87が装着されている場合、交換ユニット87に設けられるROM72に格納されている個体情報を取得することが可能となっている。そして、CPU82は、交換ユニット87から取得した個体情報をEEPROM97に書き込む。
ここで、交換ユニット87は、例えば上述したようなプロセスカートリッジや現像カートリッジ等であり、カートリッジ内部の部品が経年劣化によって摩耗した場合等に操作者によって交換されるユニットである。また、交換ユニット87は、現像器へ供給するトナーを容器内に収容し、トナー容器内のトナー量が少なくなることで操作者によって交換されるトナーボトル等である。これらの交換ユニット87の交換を促す通知は、CPU82が、ユーザインタフェース71を介して操作部304を用いて行う。
CPU82は、例えば前扉検知センサ91が開状態であった状態から閉状態を検知した場合に、交換ユニット87のROM72から個体情報を取得する。これは、交換ユニット87を交換するには前扉98を開く必要があるため、前扉検知センサ91が前扉98の開状態から閉状態への移行を検知したことに応じて場合は交換ユニット87が交換された可能性が高いためである。
そして、CPU82は、交換ユニット87のROM72から個体情報を取得する前にEEPROM97に格納されていた個体情報と、新たに取得した個体情報とを比較する。このとき、CPU82は、扉の閉状態検知前にEEPROM97に格納されていた個体情報と、扉の閉状態検知後に新たにROM72から取得した個体情報とが一致する場合、交換ユニット87が交換されていないと検知する。一方、CPU82は、扉の閉状態検知前にEEPROM97に格納されていた個体情報と、扉の閉状態検知後に新たにROM72から取得した個体情報とが不一致である場合、交換ユニット87が交換されたと検知する。そして、新たに取得した個体情報をEEPROM97に格納する。
本実施形態では、ICコントローラ73にCPU82、清掃制御部75、電流検知部79、カウンタ83及びEEPROM97を内蔵する構成としたが、必ずしもこの構成でなくてもよい。例えば、本実施形態で説明したICコントローラ73の内蔵モジュールとは異なるモジュールを用いてICコントローラ73による清掃動作時の制御を実行する構成としてもよい。また、ROM500やRAM501を内蔵するコントローラによって各種制御を行う構成であってもよい。
次に、本実施形態におけるCPU82による清掃シーケンス実行時の制御について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、CPU82は、前扉検知センサ91または右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行したか否かを判定する(S101)。つまり、CPU82は、前扉98が会場体から閉状態に移行したか否か、または右扉96が開状態から閉状態に移行したか否かを判定する。
そして、CPU82は、前扉検知センサ91または右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行した場合(S101Yes)、清掃制御部75へ清掃実行指示を出力し、清掃動作を実行する(S102)。CPU82は、前扉検知センサ91または右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行していない場合(S101No)は、図8のフローチャートを終了する。
そして、CPU82は、S102で実行された清掃動作が完了したか否かを判定する(S103)。ここで、清掃動作が完了したか否かの判定は、上述したように電流検知部79の検知結果に基づいて判定する。尚、ここでの清掃動作の完了は、1回の清掃動作として透過部材42上を一往復させる構成である場合は、一往復が終わった時点で清掃動作の完了とする。また、1回の清掃動作として透過部材42上を一端側から他端側へ移動させる構成である場合は、その移動(往路の移動またはは復路の移動)が終わった時点で清掃動作の完了とする。
CPU82は、清掃動作が完了していない場合(S103No)は清掃動作を継続し、清掃動作が完了した場合(S103Yes)、清掃制御部75へ移動完了信号を出力し、巻取モータ55の回転駆動を停止させる(S104)。
その後、CPU82は、ROM500に格納されているカウント値をリセットし(S105)、図8のフローチャートによるシーケンスを終了する。
このように、前扉98または右扉96が開状態から閉状態に移行したことに基づいて清掃動作を実行することにより、交換ユニット87の交換や、搬送路27内の搬送異常しーとの除去等のメンテナンス作業がされた場合に清掃動作を実行することができる。これによって、メンテナンス作業による振動によって透過部材42上にトナーや紙粉等の異物が落下した場合であっても、メンテナンス作業後の画像品質の低下を抑制することができる。
また、メンテナンス作業後に清掃シーケンスを実行した場合であっても、カウンタ83のカウント値をリセットすることで、清掃シーケンスが短期間のうちに連続して実行されることを抑制することができる。これにより、清掃シーケンスによってユーザを待機させてしまう時間を少なくすることができる。
<第2実施形態>
次に、第2の実施形態におけるCPU82による清掃シーケンス実行時の制御について、図9のフローチャートを用いて説明する。第2の実施形態では、搬送異常が発生したシートが搬送路中から解除された(異常停止後に搬送路からシートが除去された)ことに応じて清掃動作を実行する。清掃シーケンスを実行する際の制御以外の構成は第1の実施形態と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
まず、CPU82は、右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行したか否かを判定する(S201)。つまり、CPU82は、右扉96が開状態から閉状態へ移行したか否かを判定する。
そして、CPU82は、前扉検知センサ91または右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行していない場合(S201No)は、図9のフローチャートを終了する。また、CPU82は、右扉検知センサ92がOFF状態からON状態に移行した場合(S201Yes)、搬送異常のエラーが解除されたか否かを判定する(S202)。つまり、搬送路27で搬送異常が発生したシートが取り出されたか否かを判定する。ここで、CPU82は、S202において、シート検知センサ94a,bによってシートが検知されない場合に、シートが除去されたと判定する。
搬送異常のエラーが解除されない場合(S202No)は、搬送路のシートが除去されてエラーが解除されるまで待機する。このとき、搬送異常のエラーが解除されない間は、ユーザインタフェース71を介して操作者にエラーの報知をする構成であってもよい。
また、CPU82は、搬送異常のエラーが解除された場合(S202Yes)、清掃制御部75へ清掃実行指示を出力し、清掃動作を実行する(S203)。
そして、CPU82は、S203で実行された清掃動作が完了したか否かを判定する(S304)。ここで、清掃動作が完了したか否かの判定は、上述したように電流検知部79の検知結果に基づいて判定する。尚、ここでの清掃動作の完了は、1回の清掃動作として透過部材42上を一往復させる構成である場合は、一往復が終わった時点で清掃動作の完了とする。また、1回の清掃動作として透過部材42上を一端側から他端側へ移動させる構成である場合は、その移動(往路の移動またはは復路の移動)が終わった時点で清掃動作の完了とする。
CPU82は、清掃動作が完了していない場合(S204No)は清掃動作を継続し、清掃動作が完了した場合(S204Yes)、清掃制御部75へ移動完了信号を出力し、巻取モータ55の回転駆動を停止させる(S205)。
その後、CPU82は、ROM500に格納されているカウント値をリセットし(S206)、図9のフローチャートによるシーケンスを終了する。
このように、右扉96が開状態から閉状態に移行し、搬送路27内のシートが全て取り除かれたことに基づいて清掃動作を実行することにより、メンテナンス作業による振動によって透過部材42上にトナーや紙粉等の異物が落下した場合であっても、メンテナンス作業後の画像品質の低下を抑制することができる。つまり、搬送異常のシートや、搬送異常の発生によって搬送が停止されたシートが取り除かれる際の振動によって透過部材42上に異物が落下した場合であっても、メンテナンス作業後の画像品質の低下を抑制することができる。
また、搬送路内のシートが全て取り除かれたことに基づいて清掃動作を実行することにより、メンテナンス作業が完了する前に清掃シーケンスを実行してしまうことを防ぐことができる。つまり、搬送路内のシートが全て取り除かれていない場合は、再度右扉96が開閉される場合がある。このとき、右扉96を開閉する度に清掃動作を実行すると、不要な清掃動作を実行してしまうことになる。従って、搬送路内のシートが取り除かれたことに基づいて清掃動作を実行することによって、不要な清掃動作をしてしまうことを抑制することができる。
尚、本実施形態では、右扉96と搬送路27を例に搬送異常発生後の清掃シーケンスについて説明をしたが、その他の搬送路や、その搬送路を開放する他の扉に対して本実施形態を適用する構成であってもよい。
<第3実施形態>
次に、第3の実施形態におけるCPU82による清掃シーケンス実行時の制御について、図10のフローチャートを用いて説明する。第3の実施形態では、交換カートリッジが交換されたことに応じて清掃動作を実行する。清掃シーケンスを実行する際の制御以外の構成は第1の実施形態と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
まず、CPU82は、前扉検知センサ91がOFF状態からON状態に移行したか否かを判定する(S301)。つまり、CPU82は、前扉98が開状態から閉状態へ移行したか否かを判定する。
そして、CPU82は、前扉検知センサ91がOFF状態からON状態に移行していない場合(S301No)は、図10のフローチャートを終了する。また、CPU82は、前扉検知センサ91がOFF状態からON状態に移行した場合(S301Yes)、交換ユニット87の交換判定(S302~S307)を行う。
CPU82は、まず、交換ユニット87が交換されたか否か(前扉検知センサが前扉の閉状態を検知する前後の交換ユニットが一致しているか否か)を判定するための変数XとYを初期値0とする(S302)。
そして、CPU82は、前扉98が閉状態から開状態へ移行した後に装置本体1Aに装着されている交換ユニット87(例えば、画像形成部10)のROM72から個体情報としての個体番号を読み取る(S303)。そして、CPU82は、S303で読み取った個体番号を変数Xに代入する(S304)。
次に、CPU82は、S301で前扉98の開状態から閉状態への移行する前に装置本体1Aに装着されている交換ユニット87の個体番号として、予めEEPROM97に格納されている個体番号を読み取る(S305)。そして、CPU82は、S305で読み取った個体番号を変数Yに代入する(S306)。
そして、CPU82は、変数Xと変数Yとが一致するか否かを判定する(S307)。変数Xと変数Yとが一致する場合(S307No)は、交換ユニット87が交換されていないため、図10のフローチャートを終了する。
これに対し、変数Xと変数Yとが不一致である場合(S307Yes)、CPU82は、清掃制御部75へ清掃実行指示を出力し、清掃動作を実行する(S308)。
そして、CPU82は、S308で実行された清掃動作が完了したか否かを判定する(S309)。ここで、清掃動作が完了したか否かの判定は、上述したように電流検知部79の検知結果に基づいて判定する。尚、ここでの清掃動作の完了は、1回の清掃動作として透過部材42上を一往復させる構成である場合は、一往復が終わった時点で清掃動作の完了とする。また、1回の清掃動作として透過部材42上を一端側から他端側へ移動させる構成である場合は、その移動(往路の移動またはは復路の移動)が終わった時点で清掃動作の完了とする。
CPU82は、清掃動作が完了していない場合(S309No)は清掃動作を継続し、清掃動作が完了した場合(S309Yes)、清掃制御部75へ移動完了信号を出力し、巻取モータ55の回転駆動を停止させる(S310)。
その後、CPU82は、ROM500に格納されているカウント値をリセットする(S311)。
そして、CPU82は、S305で取得した交換ユニット87の個体情報(個体番号)をEEPROM07に格納し、図10のフローチャートによるシーケンスを終了する。
このように、前扉98が開状態から閉状態に移行し、交換ユニット87が交換されたことに基づいて清掃動作を実行することにより、メンテナンス作業による振動によって透過部材42上にトナーや紙粉等の異物が落下した場合であっても、メンテナンス作業後の画像品質の低下を抑制することができる。つまり、画像形成部10やトナーボトル等の交換ユニットが交換される際の振動によって透過部材42上に異物が落下した場合であっても、メンテナンス作業後の画像品質の低下を抑制することができる。
また、交換ユニット87が交換されたことに基づいて清掃動作を実行することにより、前扉98を開閉しただけである場合に清掃シーケンスを実行してしまうことを防ぐことができる。従って、前扉98が開閉しただけの場合に清掃動作を実行することによって、不要な清掃動作をしてしまうことを抑制することができる。
尚、本実施形態では、交換ユニット87としての画像形成部10と前扉98とを例に交換ユニット交換後の清掃シーケンスについて説明をしたが、その他の交換可能なユニットや、その交換ユニットを交換する際に開放される他の扉に対して本実施形態を適用する構成であってもよい。
<他の実施形態>
上述した実施形態では、画像形成部10の鉛直方向下方に光走査装置40を設ける構成としたが、光走査装置40を画像形成部10の鉛直方向上方に設ける構成であってもよい。この構成の場合、透過部材42a~dは画像形成部10に対して上方に設けられるため、画像形成部10からトナーや紙粉等が落下することはないが、飛散したトナーや紙粉が付着する虞がある。そのため、画像形成部10の鉛直方向上方に光走査装置40を設ける構成であっても、清掃機構51を設けることで透過部材42a~dに付着したトナーや紙粉等の異物を除去することができるようになる。
また、上述した実施形態では、操作部304を介して操作者から画像形成ジョブを受け付ける構成を開示したが、通信回線を介して外部機器から画像形成ジョブを受け付ける構成にも、上述した実施形態を適用することができる。
また、上述した実施形態では、清掃処理を実行した後にカウンタ83のカウント値をリセットする構成としたが、清掃処理を実行する直前にカウンタ83のカウント値をリセットする構成であってもよい。
1 画像形成装置
10 画像形成部
13 現像器
27 搬送路
40 光走査装置
42a~d 透過部材
53a~d 清掃部材
54 ワイヤ
55 巻取モータ
56a 第1ストッパ
56b 第2ストッパ
57a~d 張設用滑車
59 巻取ドラム
61a~d ガイド部材
71 ユーザインタフェース
73 ICコントローラ
74 エンジン制御部
75 清掃制御部
76 画像形成駆動部
79 電流検知部
82 CPU
83 カウンタ
87 交換ユニット
91 前扉検知センサ
92 右扉検知センサ
94a,b シート検知センサ
96 右扉
97 EEPROM
98 前扉
100 感光体
511 第1清掃ホルダ
512 第2清掃ホルダ
500 ROM
501 RAM

Claims (8)

  1. 感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透過部材を備える光走査装置と、を備え、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像してトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置において、
    前記画像形成手段を内部に有する装置本体と、
    前記透過部材に接触した状態で移動することにより前記透過部材を清掃する清掃動作を行う清掃機構と、
    前記装置本体の外装を構成し且つ前記装置本体に対して開閉可能な開閉手段であって、前記画像形成装置メンテナンス作業を行う際に開放される開閉手段と、
    前記開閉手段が開状態から閉状態へ移行したことを検知する閉状態検知手段と、
    記開閉手段が前記開状態から前記閉状態へ移行したこと前記閉状態検知手段によって検知された場合に前記清掃動作を前記清掃機構に実行させる制御手段と、
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前回の前記清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数に到達すると前記清掃動作を前記清掃機構に実行させ
    前記制御手段は、前回の前記清掃動作が実行されてからの前記累積の画像形成枚数が前記所定枚数に到達する前に前記開閉手段が前記開状態から前記閉状態へ移行したことに起因して前記清掃動作が実行された場合は、当該清掃動作が実行されてからの前記累積の画像形成枚数が前記所定枚数に到達すると前記清掃動作を前記清掃機構に実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、
    前記装置本体に設けられ、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による前記記録媒体の搬送異常を検知する異常検知手段と、
    有し
    前記開閉手段は、前記メンテナンス作業として前記搬送異常を解除する作業が行われる際に開閉されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記異常検知手段によって検知された搬送異常が解除され且つ前記開閉手段が前記開状態から前記閉状態へ移行したことが前記閉状態検知手段によって検知された場合に、前記清掃動作を前記清掃機構に実行させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、前記装置本体に対して着脱可能であり且つ前記感光体を含むカートリッジを有し
    前記開閉手段は、前記メンテナンス作業として前記カートリッジを着脱する際に開閉されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、前記装置本体に対して着脱可能であり且つ前記感光体へ供給されるトナーを収容する収容部を含むカートリッジを有し
    前記開閉手段は、前記メンテナンス作業として前記カートリッジを着脱する際に開閉されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記装置本体に装着された前記カートリッジに設けられる個体情報を取得し、前記開閉手段が前記開状態であるときに取得した前記個体情報が、前記開閉手段が前記開状態から前記閉状態へ移行したことが検知された後に取得した記個体情報とは異なる場合に、前記清掃動作を前記清掃機構に実行させることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前回の清掃動作が実行されてからの前記画像形成手段による累積の画像形成枚数をカウント値として保持するカウンタを有し
    前記制御手段は、前記清掃動作を前記清掃機構に実行させると、前記カウンタが保持するカウント値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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