JP6859310B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用する画像形成装置には、帯電した感光体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する光走査装置が設けられている。この光走査装置は、光源やミラー等の光学系部品と、光学系部品を覆う筐体と、光源からの光を筐体外へ出射する開口部を備えている。そして、この開口部は、筐体内部にトナーや埃等の異物が侵入するのを防止するために、光を透過させる透明窓によって閉塞されている。
ここで、透明窓上にトナーや埃等の異物が存在する場合、開口部から出射される光が異物に遮られることで光学特性が変化し、形成される画像の品質が低下してしまう虞があった。
これに対して、特許文献1では、清掃部材を透明窓上に接触させながら移動させることで、透明窓上の異物を清掃部材によって除去する清掃処理を行う構成が開示されている。また、特許文献1では、このような清掃処理を、例えば1万枚程度の画像形成が実施される度に定期的に実行する構成が開示されている。
特開2016−31467号公報
しかしながら、定期的に清掃処理を実行する枚数に到達した際にユーザが画像形成ジョブを実行中であると、画像形成ジョブを中断して清掃処理を行うことになってしまう。この場合、清掃処理にかかる時間だけユーザを待たせてしまうため、ユーザビリティを損なう虞があった。
そこで、本発明は、上記の点に鑑み、定期的に清掃処理を実行する場合であってもユーザビリティを損なうことがない画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透明窓を備える光走査装置と、を有し、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって記録媒体上への画像形成を実行する画像形成手段と、前記透明窓を清掃する清掃機構と、画像形成ジョブを取得する取得手段と、前記取得手段が画像形成ジョブを取得した状態であるか否かを判定する判定手段と、前記清掃機構を制御する制御手段であって、前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えたことに応じて前記清掃機構に清掃動作を実行させることが可能な制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記取得手段によって取得した第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了時に、前記取得手段が前記第1の画像形成ジョブの次の画像形成ジョブである第2の画像形成ジョブを取得していた場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記清掃機構に清掃動作を実行させることなく、前記画像形成手段に前記第2の画像形成ジョブに基づく画像形成を開始させ、前記取得手段によって取得した前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了時に、前記第2の画像形成ジョブを取得していなかった場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えた場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記判定手段に前記判定をさせる前に、前記清掃機構に前記清掃動作を実行させ、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えなかった場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記清掃機構に清掃動作を実行させることなく、前記判定手段に前記判定をさせることを特徴とする。
本発明によれば、定期的に清掃処理を実行する場合であっても、ユーザビリティを損なうことがない画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略断面図 光走査装置の斜視図 光走査装置の上面図 第1清掃ホルダの部分斜視図 第1清掃ホルダの部分断面図 第1実施形態における制御ブロック図 画像形成ジョブの説明図 第1実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャート 清掃設定枚数を設定する処理を示すフローチャート 清掃実施タイミングの説明図 第2実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャート 第3実施形態における制御ブロック図 第3実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャート 第4実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャート
以下にて、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態における画像形成装置1の概略断面図である。図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkを備えるタンデム型のカラーレーザビームプリンタである。
また、本実施形態における画像形成装置1は、装置本体の上部にリーダ部306を備える。リーダ部306は、原稿を自動的に搬送する原稿搬送装置301と、搬送された原稿の画像を読み取る原稿読取装置305と、原稿が排紙される原稿排紙トレイ302と、を備える。
原稿搬送装置301は、原稿がセットされる原稿給紙トレイ300を備える。原稿搬送装置301は、原稿給紙トレイ300に載置された原稿をガラス303上の原稿読取位置へ1枚ずつ搬送する。ガラス303上に搬送された原稿は、原稿読取装置305の内部に設けられるCCDやCIS等の不図示のスキャナによって読み取られる。その後、原稿搬送装置301は、さらに原稿を搬送し、原稿排紙トレイ302上に原稿を排出する。
原稿搬送装置301は、原稿読取装置305に対して開閉可能となっており、操作者は原稿搬送装置301を開くことで、ガラス303上に原稿を載置することが可能となっている。
そして、スキャナは、原稿搬送装置301によってガラス303上に搬送された原稿やガラス303上に載置された原稿等に光源から光を照射し、原稿からの反射光を受光センサによって受光した光を電気信号に変換する。ここで変換した赤(r)、緑(g)、青(b)成分の電気信号を、後述するCPU601等の制御部に出力する。
また、図1に示すように、本実施形態における画像形成装置1は、操作部304を備える。操作部304はユーザやサービスマン等の作業者に対して、印刷条件の設定情報を表示するディスプレイを有する。
ディスプレイは、作業者が指などで接触することにより操作されるソフトキーを表示することができる。これにより、作業者は、片面印刷や両面印刷などの指示情報を操作パネルから入力することができる。
操作部304は、画像形成動作を開始する際に押下するスタートキーや、画像形成動作を中断する際に押下するストップキーを有する。テンキーは画像形成枚数の設定などを行う際に押下するキーである。本実施形態の画像形成装置においてスタートキー、ストップキー、およびテンキーはハードキーとして操作部304に設けられているが、これらをソフトキーとしてディスプレイに表示しても良い。操作部304で入力された各種データは、CPU601を通じてRAM603に記憶される。
画像形成装置1は、各画像形成部10Y、10M、10C、10Bkにて作像されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20にそれぞれの画像形成部10から重ねられたトナー像を記録媒体であるシートPに転写してシート上(記録媒体上)にカラー画像を形成するように構成されている。尚、画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、それぞれで用いるトナーの色が異なる以外は略同一に構成されている。以下では画像形成部10として画像形成部10Yを例に説明し、画像形成部10M、10C、10Bkについて重複する説明を省略する。ここで、本発明において、記録媒体としては、一般的な印刷に用いられる紙だけでなく、布、プラスチック、フィルム等も広く包含する。
画像形成部10は、感光体100と、感光体100を一様な背景電位に帯電させる帯電ローラ12と、後述する光走査装置40によって感光体100上に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部としての現像器13と、形成されたトナー像を中間転写ベルト20へ転写する一次転写ローラ15が設けられている。ここで、一次転写ローラ15は、中間転写ベルト20を介して感光体100との間に一次転写部を形成しており、所定の転写電圧が印加されることにより感光体100上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、第1ベルト搬送ローラ21及び第2ベルト搬送ローラ22に架け回されており、矢印H方向に回転動作しながら各画像形成部10で形成されたトナー像が転写される。ここで、4基の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、中間転写ベルト20の鉛直方向下側に並列的に配置されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写する。画像形成部10による各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト20上に一次転写された上流側のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、中間転写ベルト20上には、4色のトナー像が重ね合わせられるように形成される。
また、第1ベルト搬送ローラ21は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ローラ65と互いに圧接されており、中間転写ベルト20を介して二次転写ローラ65との間にシートP上にトナー像を転写する二次転写部を形成している。シートPは、二次転写部に挿通されることで、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。尚、中間転写ベルト20の表面に残った転写残トナーは、不図示のクリーニング装置によって回収される。
ここで、各色の画像形成部10は、中間転写ベルト20の回転方向(矢印H方向)において、二次転写部に対して上流側からイエローのトナー像を形成する画像形成部10Y、マゼンタのトナー像を形成する画像形成部10M、シアンのトナー像を形成する画像形成部10C、ブラックのトナー像を形成する画像形成部1Bkが順に配置されている。
また、各画像形成部10の鉛直方向下方には、各感光体100にレーザ光を走査して、形成する画像情報に応じた静電潜像を各感光体100上に形成する光走査手段としての光走査装置40が設けられている。ここで、画像形成部10及び光走査装置40は、画像形成手段の一例である。
光走査装置40は、各色の画像情報に応じて変調されたレーザ光を出射する不図示の4基の半導体レーザを備えている。また、光走査装置40は、モータユニット41と、モータユニット41によって高速回転されることで、各半導体レーザから出射された各レーザ光を各感光体100の回転軸方向に沿って走査させるように偏向させる回転多面鏡43を備えている。回転多面鏡43によって偏向された各レーザ光は、光走査装置40の内部側に配置された光学部材に案内され、光走査装置40の上部に設けられた各開口部を覆う透過部材42a〜dを介して光走査装置40の内部側から外部側へと出射される。そして、光走査装置40の外部側へ出射された各レーザ光は、各感光体100を露光する。ここで、透過部材42a〜dは、透明窓の一例である。
一方、シートPは、画像形成装置1の下部に配置される給送カセット2に収容されている。そして、シートPは、ピックアップローラ24によって、給送ローラ25とリタードローラ26によって形成される分離ニップ部へと給送される。ここで、リタードローラ26は、ピックアップローラ24によってシートPが複数枚給送された場合に逆回転するように駆動が伝達されており、シートPを1枚ずつ下流へ搬送することでシートPの重送を防止している。給送ローラ25及びリタードローラ26によって1枚ずつ搬送されたシートPは、画像形成装置1の右側面に沿って略垂直に伸びる搬送路27に搬送される。
そして、シートPは、搬送路27を通って画像形成装置1の鉛直方向下側から上側へと搬送され、レジストレーションローラ29に搬送される。レジストレーションローラ29は、搬送されるシートPを一旦停止させ、シートの斜行を矯正する。その後、レジストレーションローラ29は、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が二次転写部へ搬送されるタイミングに合わせてシートPを二次転写部へ搬送する。その後、二次転写部においてトナー像が転写されたシートPは、定着器3へと搬送され、定着器3によって加熱加圧されることでシートP上にトナー像が定着される。そして、トナー像が定着されたシートPは、排出ローラ28によって画像形成装置1の外側であって画像形成装置1の本体上部に設けられる排出トレイへと排出される。
このように、画像形成装置1の本体内部において、光走査装置40の上方に画像形成部10が設けられる構成であると、画像形成動作に伴って、光走査装置40の上部に設けられる透過部材42a〜d上にトナーや紙粉や埃等の異物が落下してくる場合がある。この場合、透過部材42a〜dを介して感光体100へ出射されるレーザ光が、異物によって遮られることになる。従って、異物によって光学特性が変化することで画像の品質が低下してしまう場合があった。
そこで、本実施形態は、光走査装置40に、透過部材42a〜dを清掃するための清掃機構51を備えている。以下では、光走査装置40と、光走査装置40に設けられる清掃機構51について、詳しく説明をする。図2は、光走査装置40の全体を示す斜視図であり、図3は、光走査装置40の上面図である。
図2及び図3に示すように、光走査装置40は、上述したモータユニット41や回転多面鏡43を内部側に収容する収容部40aと、収容部40aに取り付けられ、収容部40aの上面を覆うカバー部40bとを有している。ここで、収容部40aとカバー部40bとによって光走査装置40の筐体を構成している。カバー部40bには、各色の感光体100に対応してレーザ光が通過する開口部が4つ設けられており、各開口部は、対応する感光体100の回転軸線方向に長尺な矩形状であって、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように形成されている。そして、各開口部は、それぞれが長尺な矩形状に形成される透過部材42a〜dによってそれぞれ閉塞されている。透過部材42a〜dは、開口部と同様に4つ設けられており、それぞれが長手方向に互いに並行に延びるように、カバー部40bに取り付けられている。尚、透過部材42a〜dの長手方向は、光走査装置40から出射されるレーザ光の走査方向と略等しくなっている。また、本実施形態では、透過部材42a〜dの長手方向は、各感光体100の回転軸線方向と略等しくなっている。
ここで、透過部材42a〜dは、光走査装置40の内部へトナーや埃、紙粉等の異物が侵入することを防ぐために設けられており、異物が半導体レーザやミラー、回転多面鏡43等に付着することによる画像品質の低下を防止している。透過部材42a〜dは、例えばガラス等の透明な部材で形成されており、収容部40a内の半導体レーザによって発せられるレーザ光を、感光体100へ出射可能となっている。本実施形態では、透過部材42a〜dの大きさを開口部の開口よりも大きく設定し、透過部材42a〜dが各開口部をオーバーラップして覆うように構成されている。そして、透過部材42a〜dの開口部に対してオーバーラップしている部分を接着することで、透過部材42a〜dをカバー部40bに固定している。
このように、光走査装置40は、カバー部40b及び透過部材42a〜dによって覆われることで、トナーや紙粉、埃等の異物が光走査装置40の内部へ入り込まないような構成となっている。また、開口部よりも大きい透過部材42a〜dをカバー部40b上に接着固定することで、光走査装置40の上方から落下するトナーや紙粉、埃等の異物が、透過部材42a〜dと各開口部の隙間から光走査装置40の内部へ入り込むことを防止している。
そして、本実施形態では、上方から光走査装置40の上面(透過部材42a〜dの上面)へ落下する異物を清掃する清掃処理を行う清掃機構51を備えている。ここで、透過部材42a〜dの上面とは、光走査装置40に対して外側の面であり、透過部材42a〜dを通過するレーザ光が出射する側の面である。
清掃機構51は、光走査装置40のカバー部40b上であって、画像形成部10と対向する面側に取り付けられている。清掃機構51は、それぞれが透過部材42a〜dの上面(光走査装置40の外部側の面)を清掃するための清掃部材53a〜dと、清掃部材53a〜dを保持して透過部材42a〜d上を移動させる第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512を有している。
第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれが隣り合う2つの透過部材42に跨って、透過部材42が延びる方向と直交する方向に延在すると共に、それぞれが清掃部材53を2つずつ有している。ここで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が有する清掃部材53は、透過部材42に対応する数だけ設けられている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42aと42bとに跨るように配置され、透過部材42aの上面を清掃する清掃部材53aと、透過部材42bの上面を清掃する清掃部材53bとを有している。また、第2清掃ホルダ512は、透過部材42cと42dとに跨るように配置され、透過部材42cの上面を清掃する清掃部材53bと、透過部材42dの上面を清掃する清掃部材53dとを有している。
清掃部材53a〜dは、例えばシリコンゴムや、不織布等で構成され、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動に伴って透過部材42の上面に接触して移動することで、透過部材42上の異物を除去することが可能であり、清掃部材42上を清掃可能となっている。
第1清掃ホルダ511は、中央部分がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53a,53bを保持する構成となっている。また、第2清掃ホルダ512は、中央部がワイヤ54に連結されており、ワイヤ54を中心にして両端側にそれぞれ清掃部材53c,53dを保持する構成となっている。従って、ワイヤ54は、透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように張設されている。
また、ワイヤ54は、カバー部40bに回転可能に保持されている4つの張設用滑車57a〜d、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59によって、カバー部40b上に環状に張設されている。そして、ワイヤ54は、装置の組み立て時に巻取ドラム59に所定回数巻き取られることで長さの調整がなされた状態で、張設用滑車57a〜dに張架されている。このとき、4つの張設用滑車57a〜dは、上述したように、ワイヤ54が透過部材42a,42bの間と、透過部材42c,42dの間とを通過するように配置されている。
ワイヤ54は、張設用滑車57aと57dとの間に設けられるテンション調整用滑車58によって張力が調整されているため、各張設用滑車57、テンション調整用滑車58及び巻取ドラム59の間で弛まずに張った状態で配置されている。これにより、ワイヤ54を張設することによって、ワイヤ54を滑らかに環状走行させることができる。
本実施形態では、テンション調整用滑車58を、張設用滑車57aと57dとの間に設けた構成としたが、張設用滑車57a〜dに張架されたワイヤ57の張力を調整できる位置であれば、この位置に限らなくてもよい。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511に清掃部材53a,bを設け、第2清掃ホルダ512に清掃部材53c,dを設ける構成としている。これに対し、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる場合は、透過部材の数だけ清掃ホルダを有する必要があり、清掃ホルダを張設するワイヤの長さが長くなる。従って、本実施形態では、1つの清掃ホルダに1つの清掃部材を保持させる構成と比較して、清掃ホルダの数を低減することができると共に、ワイヤ54の長さを短くすることができ、より簡単な構成で透過部材42a〜d上面の清掃を行うことができる。
また、巻取ドラム59は、駆動部としての巻取モータ55の駆動によって回転可能に構成されている。
ここで、巻取モータ55は正逆回転可能に構成されている。本実施形態では、巻取モータ55の正回転をCW方向(Clock Wise)とし、逆回転をCCW方向(Counter Clock Wise)とする。
従って、ワイヤ54は、巻取モータ55のCW方向またはCCW方向への回転によって巻取ドラム59が回転することで、巻取ドラム59に巻き取り及び引き出しされる構成になっている。このように、巻取ドラム59によって巻き取り及び引き出しされることで、ワイヤ54が各張設用滑車57に張架された状態でカバー部40b上を環状に走行可能となっている。
そのため、ワイヤ54に連結されている第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ワイヤ54の走行に伴って、矢印D1,D2方向(透過部材42の長手方向)に移動可能となっている。本実施形態では、巻取モータ55がCCW方向へ回転することで第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向へ移動する。また、巻取モータ55がCW方向へ回転することで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512がD2方向へ移動する。
このとき、ワイヤ54が環状に張設されているため、ワイヤ54の移動に伴って、第1清掃ホルダ511と第2清掃ホルダ512とが、透過部材42a〜dの長手方向においてそれぞれが直線的に反対方向に移動する構成となっている。
ここで、巻取モータ55及び巻取ドラム59は、カバー部40bの上面に対して凹むように設けられた凹部60内に設けられている。これによって、光走査装置40の高さ方向のサイズを小さくすることが可能となっている。尚、この凹部60は、光走査装置40の内部とは連通しておらず、この凹部60からも異物が光走査装置40の内部へ入り込まないように設けられている。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511の、透過部材42a,bの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第1ストッパ56aが設けられている。また、カバー部40bには、第2清掃ホルダ512の、透過部材42c,dの長手方向(感光体100の回転軸線方向)への移動を規制する第2ストッパ56bが設けられている。ここで、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、当接部材の一例である。
第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bは、透過部材42a〜dの長手方向における一端側に設けられている。従って、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D1方向に移動していくと、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。
これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検出部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。このとき、第2清掃ホルダ512は、透過部材42の長手方向において前記第1清掃ホルダ511の反対側に位置している。
尚、本実施形態における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動による一連の清掃処理は、以下の通りである。
まず、駆動モータ55がCW方向に回転駆動されることで、ワイヤ54が矢印D2方向に走行し、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が矢印D2方向へ移動する。
その後、第2清掃ホルダ512は、矢印D2方向における透過部材42c,dの端部に到達し、第2ストッパ56bに当接することになる。これにより、第2清掃ホルダ512の矢印D2方向への移動が第2ストッパ56bによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検出部を用いて検出することによって、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出される。
そして、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56bに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55の回転を停止させる。このとき、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向において他端側であって、第二位置に到達している。従って、巻取モータ55の回転が停止されることで、透過部材42の長手方向において第二位置にて移動が停止される。
その後、巻取モータ55をCCW方向へ回転させることで、ワイヤ54を矢印D1方向に走行させる。これによって、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、それぞれ矢印D1方向へ移動する。
その後、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向における透過部材42a,bの端部に到達し、第1ストッパ56aに当接することになる。これにより、第1清掃ホルダ511の矢印D1方向への移動が第1ストッパ56aによって規制されるため、ワイヤ54を走行させるために巻取ドラム59を回転させている巻取モータ55に作用する負荷が大きくなる。この負荷を後述する電流検出部を用いて検出することによって、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出される。
そして、第1清掃ホルダ511が第1ストッパ56aに到達したことが検出された場合は、巻取モータ55のCCW方向への回転を停止し、所定回転だけCW方向へ回転させる。これによって矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させてから、巻取モータ55の回転を停止させる。
このように、本実施形態では、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512が、透過部材42a〜d上をそれぞれ1往復することを、一連の清掃処理としている。そして、一連の清掃処理が終了した際は、矢印D2方向に所定距離だけワイヤ54を走行させることで第1清掃ホルダ511は第1ストッパ56aに当接しない位置であって、透過部材42の表面に清掃部材53が接触していない位置にて動作を停止させている。
つまり、第1清掃ホルダ511は、透過部材42の長手方向における透過部材42の端部と第1ストッパ56aとの間であって、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域に位置している。尚、このとき第2清掃ホルダ512は、長手方向において透過部材42の端部に当接しない位置、つまり、透過部材42においてレーザ光が通過しない非通過領域にて動作を停止させている。ここで、一連の清掃処理が終了した場合における第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の停止位置が、正常停止位置であり、清掃開始位置である。
以上で説明した一連の清掃処理では、第2清掃ホルダ512が第2ストッパ56baに到達した場合に巻取モータ55の回転を停止させてからCCW方向へ回転させる構成としたが、第2ストッパ56bに到達したことに応じてCCW方向へ回転させる構成であってもよい。
尚、本実施形態では、巻取モータ55を正回転(CW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D1方向へ走行させ、巻取モータ55を逆回転(CCW方向へ回転)させることでワイヤ54を矢印D2方向へ走行させる構成としたが、巻取モータ55の正回転によってワイヤ54を矢印D2方向へ走行させ、逆回転によって矢印D1方向へ走行させる構成であってもよい。
また、カバー部40bには、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の移動をガイドするためのガイド部材61a〜dが設けられている。そして、図4及び図5に示すように、第1清掃ホルダ511の両端部は、ガイド部材61a,61bとそれぞれ係合している。
ここで、図4は、第1清掃ホルダ511近傍を示す部分斜視図である。尚、第2清掃ホルダ512についても第1清掃ホルダ511の構成と同様に、第2清掃ホルダ512の両端部は、ガイド部材61c,61dとそれぞれ係合している。図5は、第1清掃ホルダ511の清掃部材53aを保持している側の端部における部分断面図である。ここでは、第1清掃ホルダ511の構成のみを説明するが、本実施形態では、第2清掃ホルダ512にも同様の構成を用いるものとする。
図4及び図5に示すように、ガイド部材61a〜dは、カバー部40bと一体的に形成され、カバー部40bの上面から上方に突出するように設けられている。
ここで、ガイド部材61a〜dは、図5に示すように、カバー部40bの上面に対して上方に突出する第1突部61aaと、第1突部61aaから清掃部材53aに対して離れる方向に延びる第2突部61abを有している。
そして、第1清掃ホルダ511の一端側の端部511aが、第2突部61abの下方に潜り込むように形成されている。ここで、端部511aは、第2突部61abと当接部が円弧形状となるように構成されている。このように、端部511aを円弧形状とすることで、第1清掃ホルダ511が矢印D1方向または矢印D2方向(図3参照)へ移動する際の摺動抵抗を低減させることができる。
尚、本実施形態では、第1清掃ホルダ511の一端側のみを詳細に説明するが、他端側も同様の構成を有しているものとする。また、第2清掃ホルダ512についても同様の形状を有しているものとする。
また、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512は、ガイド部材61a〜dに係合することで、透過部材42a〜dに対して第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512に保持される清掃部材53a〜dが離間することを抑制している。このとき、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512とガイド部材61a〜dの係合位置は、透過部材42a〜dに清掃部材53a〜dが所定の接触圧で接触するような位置となっている。
また、本実施形態では、ガイド部材61a〜d、第1ストッパ56a及び第2ストッパ56bをカバー部40bと一体的に樹脂で形成する構成としているが、カバー部40bと別体構成としてもよい。
上述したように、本実施形態では、清掃処理時に第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512をそれぞれ矢印D1方向や矢印D2方向へ移動させることで、透過部材42a〜dの上面を清掃することが可能となっている。そして、この清掃処理は、操作者から操作部304等を介して任意のタイミングで清掃処理実行の指示を受け付けた場合や、画時形成されたシートの積算枚数が所定枚数に達したことに応じて定期的に実行される。
ここで、定期的に清掃処理を実行する所定枚数は、初期設定として予め2000枚等に設定されている。この初期設定に対して、操作者は、例えば、操作部304を介して500枚毎の値を入力することで、清掃処理を実行する際の所定枚数を設定変更できる。
このように、定期的に清掃処理を実行する場合、画像形成ジョブの実行中に画像形成枚数が所定枚数に達すると、画像形成ジョブを一旦停止して清掃機構51を動作させて清掃処理を行う。しかしながら、画像形成ジョブを一旦停止させるため、画像形成ジョブを実行している操作者は、清掃処理が終わるまで待機しなければならず、ユーザビリティを損なっていた。
この場合、特に、同一のユーザによって複数の連続したジョブを実行している場合等は、前述したように所定枚数に達した際に画像形成ジョブを一旦停止させて清掃処理を実行すると、ユーザは複数の連続したジョブが終了するまでの待ち時間が長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、定期的に清掃処理を実行する場合であっても、操作者を待たせる時間を低減するために、清掃処理を実行するタイミングを画像形成ジョブに応じて変更する構成としている。
以下では、図6〜図8を用いて本実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作について説明をする。図6は、本実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作を行うための制御構成を示す制御ブロック図である。また、図7は、本実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャートである。
図6に示すように、ICコントローラ73は、内蔵モジュールとして、エンジン制御部74、巻取モータ55を制御するための清掃制御部75、巻取モータ55の駆動電流を検知する電流検知部79、画像形成部10および中間転写ベルト20等を駆動する画像形成駆動部90、画像形成の累積枚数をカウントするカウンタ81を含んでいる。
ICコントローラ73は、各モジュールを介して、ユーザインタフェース71や巻取モータ55、画像形成部10を制御する構成となっている。以下では、ICコントローラ73が各モジュールを用いて行う清掃動作の制御について、説明する。
ICコントローラ73は、エンジン制御部74を介してROM500に格納されたファームウェアプログラムやファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを読み出す。そして、ICコントローラ73は、RAM501を作業領域及びデータの一時記憶領域として使用して各種制御を実行する。ここで、ICコントローラ73は、制御手段の一例である。
また、ICコントローラ73は、画像形成装置1に設けられる操作部304に表示するユーザインタフェース71を介して操作者からの画像形成ジョブに関する設定情報等を取得し、また操作者へ各種情報を報知することが可能となっている。ここで、操作部304は、操作手段の一例であり、例えば、液晶表示式のディスプレイパネルと、抵抗膜式や静電容量式のタッチパネルとが重ねて構成されている。
ICコントローラ73は、ユーザインタフェース71を介して操作者から受け付けた画像形成ジョブをRAM501に格納(蓄積)し、ユーザからのジョブ実行許可などに応じてRAM501に格納されている画像形成ジョブに基づいて画像形成駆動部90を制御することで、画像形成ジョブを実行する。また、ICコントローラ73は、不図示のネットワーク回線を介して受け付けた画像形成ジョブをRAM501に格納し、RAM501に格納されている画像形成ジョブに基づいて画像形成駆動部90を制御することで、画像形成ジョブを実行する。ここで、ICコントローラ73は、操作部304や不図示のネットワーク回線を通じて複数の画像形成ジョブを受け付けている場合、受け付けた順に、それぞれの画像形成ジョブをRAM501に格納する。そして、格納された順序等に基づいて、複数の画像形成ジョブを順次実行するように画像形成駆動部90を制御する。
ここで、図7に、画像形成ジョブを複数受け付けた場合の説明図を示す。図7(a)は、ジョブ1とジョブ2とをICコントローラ73が同時に受け付けた際の画像形成駆動部90による画像形成動作の順序を示す説明図である。
このように、ジョブ1とジョブ2の複数の画像形成ジョブを同時に受け付けた場合は、まず、ジョブ1の画像形成動作を実行する。その際、ジョブ2については実行を待機し、ジョブ1の画像形成動作が終了した後に続けてジョブ2の画像形成ジョブを実行する。
また、図7(b)は、ジョブ1を実行している最中にジョブ2を受け付けた際の説明図である。このように、ジョブ1実行中にジョブ2を受け付けた場合も、ジョブ1の動作が終了するまでは、ジョブ2の実行を待機する。その後、ジョブ1の動作が終了した後に続けてジョブ2の画像形成動作を実行する。
ここで、図7(a)(b)は、複数(2以上の所定数)の画像形成ジョブが連続している、いわゆる連続ジョブの動作説明図である。これに対し、図7(c)は、複数の画像形成ジョブが連続していない、いわゆる間欠ジョブの動作説明図である。
図7(c)に示すように、ジョブ1の画像形成動作を受け付けた後、画像形成動作を実行し、ジョブ1に関する動作が終了した場合は、画像形成駆動部90は動作を停止、もしくは待機状態に移行する。ジョブ1に関する動作が終了した後にジョブ2を受け付けた場合は、ジョブ2を待機させずに、ジョブ2を受け付けた時点でジョブ2の画像形成動作を実行する。
また、ユーザインタフェース71は、ディスプレイパネル上の表示に基づいてタッチパネルを介して操作者による操作が可能な構成となっている。画像形成動作の実行タイミングや清掃の実行タイミングは、操作者がユーザインタフェース71を介して設定することが可能である。ここで、清掃動作の実行タイミングは、ユーザインタフェース71を介した操作者からの設定によりRAM501に格納される清掃設定値(または、予めRAM501に格納された清掃設定値の初期値)等により決定される。
ここで、ICコントローラ73は、画像形成駆動部90及びエンジン制御部74を介して画像形成部10により画像形成を行った回数として画像形成信号を出力し、カウンタ81にてカウントする。
カウンタ81は、カウント値をエンジン制御部74に出力する。そして、エンジン制御部74は、受け付けたカウント値を記録媒体上に画像形成した累積枚数として随時RAM501に格納する。
エンジン制御部74は、カウンタ81によってカウントされたカウント値とRAM501に保存された清掃設定値とを比較し、カウント値がRAM501に格納された清掃設定値以上となる場合に清掃制御部75へ清掃実行指示を出力する。ここで、清掃処理を実行した場合、エンジン制御部74は、カウンタ81のカウント値を0とし、カウント値をリセットする。
そして、ICコントローラ73は、清掃制御部75を介して巻取モータ55へモータ制御信号を出力することで、巻取モータ55を回転駆動させる。このように、ICコントローラ73は、清掃制御部75を介して巻取モータ55を動作可能となっている。一方、清掃動作時においては、電流検知部79を介して巻取モータ55からのモータ駆動電流を検知している。
ここで、巻取モータ55は、一定電圧で制御されており、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接すると、巻取モータ55に作用する負荷が重くなることに応じて駆動電流が増加する。
従って、ICコントローラ73は、電流検知部79によって検知される駆動電流が所定の値よりも大きくなった場合に、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接し、透過部材42の端部から端部への1方向の移動が終了したことを検出する。つまり、往復動作における片道の清掃が終了したことを検出する。
従って、ICコントローラ73は、駆動電流が所定の値よりも大きくなったことを検知することに応じて、清掃制御部75へ移動完了信号を出力する。清掃制御部75は、この移動完了信号を受け取ることで、巻取モータ55の回転駆動を停止させる。
ここで、所定の値とは、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が透過部材42上を移動している間に巻取モータ55に流れる駆動電流値よりも大きい値である。つまり、所定の値とは、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接する前に巻取モータ55に流れている駆動電流値よりも大きい値である。
また、所定の値とは、第1清掃ホルダ511または第2清掃ホルダ512が第1ストッパ56aまたは第2ストッパ56bに当接したことを検出できる値であって、モータの故障等その他の変動によって増加する電流値の値を含まない値に設定する。
尚、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512の透過部材42の長手方向における一端から他端への移動終了の判定については、所定の値との比較ではなく、検出した電流値の変化量を判定することで行ってもよい。
清掃動作が完了したと判定される場合、ICコントローラ73は、エンジン制御部74及び清掃制御部75を介して巻取モータを停止させ、ユーザインタフェース71へ清掃完了通知を出力する。ユーザインタフェース71は、これに基づいて、不図示の表示部へ清掃動作が完了した旨の表示をすることで、操作者へ清掃動作が完了したことを報知する。尚、操作者への清掃動作が完了したことの報知は、表示部に画面を表示するのではなく、音を鳴らすことで行ってもよく、報知が煩わしい場合は報知自体をしないものでもよい。
これに対し、清掃動作が完了していないと判定される場合は、再び清掃実行指示を清掃制御部75へ出力し、清掃制御部75を介して巻取モータ55を制御することで清掃動作を継続する。尚、清掃制御部75は、巻取モータ55を正逆回転させることで、第1清掃ホルダ511及び第2清掃ホルダ512を往復動作させるように制御可能となっている。
本実施形態では、ICコントローラ73にエンジン制御部74、清掃制御部75、電流検知部79及びカウンタ781を内蔵する構成としたが、必ずしもこの構成でなくてもよい。例えば、本実施形態で説明したICコントローラ73の内蔵モジュールとは異なるモジュールを用いてICコントローラ73による清掃動作時の制御を実行する構成としてもよい。また、ROM500やRAM501を内蔵するコントローラによって各種制御を行う構成であってもよい。
ここで、画像形成駆動部90からカウンタ81へ出力される画像形成信号は、シート片面に対して画像形成した際に1回出力され、シート両面に対して画像形成した際には合計2回出力される。そして、カウンタ81は、この画像形成信号を受信する度に、カウント値を1ずつ増加させる。
次に、本実施形態におけるICコントローラ73による画像形成ジョブ実行時の制御について、図8及び図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、ICコントローラ73はRAM501からカウンタ81によってカウントされたカウント演算値を取得する(S101)。そして、ICコントローラ73は、清掃設定値の設定(S102)を行う。
図9は、S102における、清掃設定枚数としての清掃設定値の設定方法を記すフローチャートである。ここで、ICコントローラ73は、操作者によってユーザインタフェース71等を介して清掃設定値が指定されたか否を判断し(S201)、指定されていない場合は清掃設定値を初期値に設定してRAM501に格納(蓄積)する(S202)。ここで、初期値は、例えば1000等の値に設定する。
これに対し、操作者によって清掃設定値が設定される場合は(S201のYES)、ユーザインタフェース71から指定される値をRAM501に格納して(S203)図9のフローを終了する。
次に、ICコントローラ73は、操作者から操作部304等を介して画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S103)。S103において、画像形成ジョブを受け付けていないと判定した場合はS103の状態を保ち、画像形成ジョブがある場合、S104へ移行する。尚、ここでの判定は、画像形成ジョブがRAM501に格納(蓄積)されているか否かに基づいて行う。
次に、ICコントローラ73は、S103で受け付けた画像形成ジョブに対応する画像形成動作を行った後(S104)、カウンタ81においてカウント値のカウントアップを行う(S105)。ここで、ICコントローラ73は、カウンタ81によってカウントアップされた値をRAM501に格納する。
そして、ICコントローラ73は、S103で受け付けた画像形成ジョブが全て終了したか否かを判定する(S106)。ここで、画像形成ジョブが全て終了していない場合(S106No)は、S104へ戻り、引き続きシートに対して画像形成を行う。画像形成ジョブが全て終了した場合(S106Yes)、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S107)。
ここで、ICコントローラ73は、S107において、RAM501に次の画像形成ジョブが存在するか否か、またはユーザインターフェース71を介して次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。つまり、画像形成ジョブが連続しているか否かを判定する。
ここで、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けている場合(S107Yes)、S104へ戻り、次の画像形成ジョブが全て終了するまでS104〜S105を繰り返す。そして、次の画像形成ジョブを受け付けていない場合(S107No)、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S108)。
そして、ICコントローラ73は、カウント値が清掃設定値より小さい場合(S108NO)、図8のフローを終了する。また、カウント値が清掃設定値以上である場合(S108YES)、清掃動作を実施する(S109)。
次に、ICコントローラ73は、上述した清掃動作の実施に伴い、RAM501に格納されているカウンタ81のカウント値をリセットして(S110)、図8のフローチャートを終了する。尚、本実施例では、カウンタ81のカウント値は0とするが、清掃動作後にカウント演算値を減算する構成であれば、この数値に限らなくても良い。
ここで、図10を用いて清掃動作の実施タイミングを説明する。図10に示すパターン1は、画像形成ジョブが連続していない場合を示している。このように、本実施形態では、画像形成の累積枚数が清掃設定値を超えている場合であってもジョブ1が完了するまで、画像形成動作を実行し、ジョブ1が終了した際に清掃動作を実施する。
また、パターン2では、複数の画像形成ジョブが連続している状態を示している。このように、複数の画像形成ジョブが連続している場合であり、画像形成の累積枚数が清掃設定値を超えている場合であっても、すべての画像形成ジョブ(ここでは、ジョブ1,2)が終了するまで画像形成動作を継続する。そして、すべての最後の画像形成ジョブ(ここではジョブ2)が終了してから、清掃動作を実施する。
また、パターン3では、複数のジョブがあるが連続していない状態を示している。このように、ジョブ1が終了してからジョブ2を受け付けるまでの間に時間がある場合(ジョブ1終了時にジョブ2を受け付けていない場合)は、ジョブ1の画像形成動作が終了した際に清掃動作を実施する。
以上のように、本実施形態では、画像形成ジョブが連続している場合は清掃動作を実行しないため、ユーザを待たせることがなく、画像形成ジョブを中断することによるダウンタイムの発生を抑制することができる。これにより、画像形成枚数が清掃枚数と一致した際に画像形成ジョブを中断して清掃動作を実行する場合よりもユーザビリティを向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明をする。尚、第2の実施形態では、複数の画像形成ジョブを受け付けている際に、清掃動作の実施を何度延長したかを判定する点が、第1の実施形態と異なる。従って、制御構成については、図6の構成と同様であるため説明を省略する。
以下では、図11を用いて、第2の実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作について説明をする。尚、以降の説明においては、第1の実施形態と同じ構成については、同符号を付して説明を省略する。
まず、ICコントローラ73はRAM501からカウンタ81によってカウントされたカウント演算値を取得する(S301)。そして、ICコントローラ73は、清掃設定値の設定(S302)を行う。尚、S302で行う清掃設定値の設定は、図9で示した制御方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、ICコントローラ73は、操作者から操作部304等を介して画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S303)。S303において、画像形成ジョブを受け付けていないと判定した場合はS303の状態を保持し、画像形成ジョブがある場合、S304へ移行する。尚、ここでの判定は、画像形成ジョブがRAM501に格納(蓄積)されているか否かに基づいて行う。
次に、ICコントローラ73は、S303で受け付けた画像形成ジョブに対応する画像形成動作を行った後(S304)、カウンタ81においてカウント値のカウントアップを行う(S305)。ここで、ICコントローラ73は、カウンタ81によってカウントアップされた値をRAM501に格納する。
そして、ICコントローラ73は、S303で受け付けた画像形成ジョブが全て終了したか否かを判定する(S306)。ここで、画像形成ジョブが全て終了していない場合(S306No)は、S304へ戻り、引き続きシートに対して画像形成を行う。画像形成ジョブが全て終了した場合(S306Yes)、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S307)。
ここで、ICコントローラ73は、S307において、RAM501に次の画像形成ジョブが存在するか否か、またはユーザインターフェース71を介して次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。つまり、画像形成ジョブが連続しているか否かを判定する。
ここで、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けている場合(S307Yes)、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S308)。そして、カウント値が清掃設定値より小さい場合(S308NO)は、清掃延長回数に1を追加し、S304へ戻り、次の画像形成ジョブを実行する。
カウント値が清掃設定値より大きい場合(S308YES)は、清掃動作を延長した回数がZ以上であるか否かを判定する(S309)。本実施形態では、Zを3とし、延長回数が3回を超える場合は、次の画像形成ジョブを受け付けていても清掃動作を実行する。ここで、延長回数は3以外の任意の値でもよく、操作者によって設定される値であってもよい。
清掃動作を延長した回数がZ以上でない場合は、S304へ戻り、Z以上である場合は、清掃動作を実施する(S310)。次に、ICコントローラ73は、上述した清掃動作の実施に伴い、RAM501に格納されているカウンタ81のカウント値をリセットして(S311)S104へ戻り、次の画像形成ジョブが全て終了するまでS104〜S105を繰り返す。
そして、次の画像形成ジョブを受け付けていない場合(S307No)、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S312)。カウント値が清掃設定値より小さい場合(S312NO)は、図11のフローチャートを終了する。カウント値が清掃設定値より大きい場合(S312YES)は、清掃動作を実施(S313)し、カウント値をリセットして(S314)図11のフローチャートを終了する。
以上のように、本実施形態では、画像形成ジョブが連続している場合は清掃動作を実行しないため、ユーザを待たせることがなく、画像形成ジョブを中断することによるダウンタイムの発生を抑制することができる。これにより、画像形成枚数が清掃枚数と一致した際に画像形成ジョブを中断して清掃動作を実行する場合よりもユーザビリティを向上させることができる。
また、本実施形態では、清掃動作の延長回数に制限を設けるため、清掃が延期され続けることによって透過部材42に異物が蓄積することによる画像不良等を抑制することができる。この場合であっても、数回までは清掃動作を延長することができるので、従来よりも清掃動作によって画像形成ジョブが中断されることが抑制でき、ユーザビリティを向上させることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明をする。尚、第3の実施形態では、複数の画像形成ジョブを受け付けている際に、受け付けた画像形成ジョブが同一ユーザのものであるか否かを判定する点が、第1の実施形態と異なる。
以下では、図12及び図13を用いて、第3の実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作について説明をする。尚、以降の説明においては、第1の実施形態と同じ構成については、同符号を付して説明を省略する。
図12は、第3の実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作を行うための制御構成を示す制御ブロック図である。また、図13は、第3の実施形態における画像形成ジョブ実行時のシーケンスを示すフローチャートである。
前述したように、図12において、個人認証部92が追加されている点が、第1の実施形態と異なる点である。ここで、個人認証部92とは、ユーザが保有するIDカード等から個人認証データを取得するICカードリーダ等のことであり、認証データ取得手段の一例である。
ICコントローラ73は、個人認証部92を介してユーザからの個人認証データを受け付けた場合、個人認証データと画像形成ジョブの内容とを関連づけてRAM501に格納する。
尚、本実施形態では、個人認証部92の例としてICカードリーダを挙げたが、ユーザインタフェース71を介してユーザから受け付けたユーザID等を個人認証データとして取得するものであってもよい。また、不図示のネットワーク回線を通じて画像形成ジョブを受け付ける際は、受け付けたユーザの識別番号等を個人認証データとして画像形成ジョブと関連させてRAM501に格納しておくものであってもよい。
ICコントローラ73は、RAM501に格納されている画像形成ジョブが同一ユーザのものであるか否かを、個人認証データが同じであるか否かに基づいて判定する。
本実施形態では、さらなるユーザビリティの向上のため、個人認証データが同じであるか否かに基づいて清掃動作の実行タイミングを決定する。ここで、同一ユーザから複数のジョブを受け付けた場合、ユーザが装置の前で記録媒体の出力を待っている可能性が高く、ユーザが待っているにも関わらず1つの画像形成ジョブの終了時に清掃動作を実行してしまうとユーザビリティが低下してしまうためである。
従って、本実施形態では、個人認証データが同じである複数の画像形成ジョブを受け付けている場合に、カウント値が清掃設定値以上となった場合であっても清掃動作を実行させない構成としている。これによって、ユーザが装置の前で待っている可能性が高い場合は、清掃動作を実行することによってダウンタイムが生じてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態では、複数の画像形成ジョブが異なるユーザからのものであり、カウント値が清掃設定値以上となった場合は、同一ユーザからの画像形成ジョブが終了した際に清掃動作を実行する。このような構成とすることで、清掃動作が実行されずに透過部材42の異物が除去できなくなってしまうことを抑制することができる。
以下では、本実施形態におけるICコントローラ73による画像形成ジョブ実行時の制御について、図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、ICコントローラ73はRAM501からカウンタ81によってカウントされたカウント演算値を取得する(S401)。そして、ICコントローラ73は、清掃設定値の設定(S402)を行う。尚、S402で行う清掃設定値の設定は、図9で示した制御方法と同様であるため、説明を省略する。
次に、ICコントローラ73は、操作者から操作部304等を介して画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S403)。S403において、画像形成ジョブを受け付けていないと判定した場合はS403の状態を保持し、画像形成ジョブがある場合、S404へ移行する。尚、ここでの判定は、画像形成ジョブがRAM501に格納されているか否かに基づいて行う。
次に、ICコントローラ73は、S403で受け付けた画像形成ジョブに対応する画像形成動作を行った後(S404)、カウンタ81においてカウント値のカウントアップを行う(S405)。ここで、ICコントローラ73は、カウンタ81によってカウントアップされた値をRAM501に格納する。
そして、ICコントローラ73は、S403で受け付けた画像形成ジョブが全て終了したか否かを判定する(S406)。ここで、画像形成ジョブが全て終了していない場合(S406No)は、S404へ戻り、引き続きシートに対して画像形成を行う。ICコントローラ73は、画像形成ジョブが全て終了した場合(S406Yes)、次の画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S407)。
ここで、ICコントローラ73は、S407において、RAM501に次の画像形成ジョブが存在するか否か、またはユーザインターフェース71を介して次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。つまり、画像形成ジョブが連続しているか否かを判定する。
ここで、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けている場合(S407Yes)、S406で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものであるか否かを判定する(S408)。また、次の画像形成ジョブを受け付けていない場合(S407No)は、S409へ進む。
そして、ICコントローラ73は、S406で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものである場合(S408Yes)、S404へ戻り、次の画像形成ジョブが全て終了するまでS404〜S405を繰り返す。
また、ICコントローラ73は、S406で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものでない場合(S408No)、S409へ進む。
S409では、ICコントローラ73は、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S409)。
そして、ICコントローラ73は、カウント値が清掃設定値より小さい場合(S409NO)、図13のフローを終了する。また、カウント値が清掃設定値以上である場合(S409YES)は、清掃動作を実施する(S410)。
次に、ICコントローラ73は、上述した清掃動作の実施に伴い、RAM501に格納されているカウンタ81のカウント値をリセットして(S411)、図13のフローチャートを終了する。
尚、本実施例では、カウンタ81のカウント値は0とするが、清掃動作後にカウント値を減算する構成であれば、この数値に限らなくても良い。
以上のように、本実施形態では、連続した画像形成ジョブが同一ユーザから受け付けたものである場合は清掃動作を実行しないため、ユーザを待たせることがなく、画像形成ジョブを中断することによるダウンタイムの発生を抑制することができる。また、連続する画像形成ジョブが異なる複数のユーザからのものである場合は、1人のユーザ(同じユーザ)から受け付けた画像形成ジョブが終了した場合に清掃動作を実行する。これにより、画像形成枚数が清掃枚数と一致した際に画像形成ジョブを中断して清掃動作を実行する場合よりもユーザビリティを向上させることができる。また、清掃動作が実行されなくなることにより、透過部材42上に異物が蓄積してしまうことを抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明をする。尚、第4の実施形態では、複数の画像形成ジョブを受け付けている際に、清掃動作の実施を何度延長したかを判定している点が、第3の実施形態と異なる。従って、制御構成については、図12の構成と同様であるため説明を省略する。
以下では、図14を用いて、第4の実施形態における画像形成ジョブ実行時の清掃動作について説明をする。尚、以降の説明においては、第1の実施形態と同じ構成については、同符号を付して説明を省略する。
まず、ICコントローラ73はRAM501からカウンタ81によってカウントされたカウント演算値を取得する(S501)。そして、ICコントローラ73は、清掃設定値の設定(S502)を行う。尚、S502で行う清掃設定値の設定は、図9で示した制御方法と同様であり、上述した内容と同様であるため、説明を省略する。
次に、ICコントローラ73は、操作者から操作部304等を介して画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S503)。S503において、画像形成ジョブを受け付けていないと判定した場合はS503の状態を保持し、画像形成ジョブがある場合、S504へ移行する。尚、ここでの判定は、画像形成ジョブがRAM501に格納(蓄積)されているか否かに基づいて行う。
次に、ICコントローラ73は、S503で受け付けた画像形成ジョブに対応する画像形成動作を行った後(S504)、カウンタ81においてカウント値のカウントアップを行う(S505)。ここで、ICコントローラ73は、カウンタ81によってカウントアップされた値をRAM501に格納する。
そして、ICコントローラ73は、S503で受け付けた画像形成ジョブが全て終了したか否かを判定する(S506)。ここで、画像形成ジョブが全て終了していない場合(S506No)は、S504へ戻り、引き続きシートに対して画像形成を行う(S504〜S505)。画像形成ジョブが全て終了した場合(S506Yes)、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けたか否かを判定する(S507)。
ここで、ICコントローラ73は、S507において、RAM501に次の画像形成ジョブが存在するか否か、またはユーザインターフェース71を介して次の画像形成ジョブを受け付けているか否かを判定する。つまり、画像形成ジョブが連続しているか否かを判定する。
ここで、ICコントローラ73は、次の画像形成ジョブを受け付けている場合(S507Yes)、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S508)。そして、カウント値が清掃設定値より小さい場合(S508NO)は、S504へ戻り、次の画像形成ジョブを実行する。
カウント値が清掃設定値より大きい場合(S508YES)は、S506で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものであるか否かを判定する(S509)。
また、ICコントローラ73は、S506で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものでない場合(S509No)、S511へ進む。
そして、ICコントローラ73は、S506で終了した画像形成ジョブと次の画像形成ジョブが同一ユーザからのものである場合(S509YES)は、清掃延長回数に1を追加し、その値(清掃動作を延長した回数)がZ以上であるか否かを判定する(S510)。本実施形態では、Zを3とし、延長回数が3回を超える場合は、次の画像形成ジョブを受け付けていても清掃動作を実行する。ここで、延長回数は3以外の任意の値でもよく、操作者によって設定される値であってもよい。
清掃動作を延長した回数がZ以上でない場合(S510NO)は、S504へ戻り、Z以上である場合(S510YES)は、S511へ進む。
そして、ICコントローラ73は、S511において清掃動作を実行する。次に、ICコントローラ73は、上述した清掃動作の実行に伴い、RAM501に格納されているカウンタ81のカウント値をリセットして(S512)S104へ戻り、次の画像形成ジョブが全て終了するまでS504〜S505を繰り返す。
そして、次の画像形成ジョブを受け付けていない場合(S507No)、RAM501に格納されているカウント値がRAM501に格納されている清掃設定値以上であるか否かを判定する(S513)。カウント値が清掃設定値より小さい場合(S513NO)は、図14のフローチャートを終了する。カウント値が清掃設定値より大きい場合(5313YES)は、清掃動作を実施(S314)し、カウント値をリセット(S515)して図11のフローチャートを終了する。
以上のように、本実施形態では、画像形成ジョブが連続している場合であって、かつ連続ジョブが同一ユーザのものであり清掃延長回数を超えていない場合は清掃動作を実行しないため、ユーザを待たせることがなく、画像形成ジョブを中断することによるダウンタイムの発生を抑制することができる。これにより、画像形成枚数が清掃枚数と一致した際に画像形成ジョブを中断して清掃動作を実行する場合よりもユーザビリティを向上させることができる。
また、本実施形態では、清掃動作の延長回数に制限を設けるため、清掃が延期され続けることによって透過部材42に異物が蓄積することによる画像不良等を抑制することができる。この場合であっても、数回までは清掃動作を延長することができるので、従来よりも清掃動作によって画像形成ジョブが中断されることが抑制でき、ユーザビリティを向上させることができる。
さらに、本実施形態では、連続した画像形成ジョブが同一ユーザから受け付けたものである場合は清掃動作を実行しないため、ユーザを待たせることがなく、画像形成ジョブを中断することによるダウンタイムの発生を抑制することができる。また、連続する画像形成ジョブが異なる複数のユーザからのものである場合は、1人のユーザ(同じユーザ)から受け付けた画像形成ジョブが終了した場合に清掃動作を実行する。これにより、画像形成枚数が清掃枚数と一致した際に画像形成ジョブを中断して清掃動作を実行する場合よりもユーザビリティを向上させることができる。また、清掃動作が実行されなくなることにより、透過部材42上に異物が蓄積してしまうことを抑制することができる。
<他の実施形態>
上述した実施形態では、画像形成部10の鉛直方向下方に光走査装置40を設ける構成としたが、光走査装置40を画像形成部10の鉛直方向上方に設ける構成であってもよい。この構成の場合、透過部材42a〜dは画像形成部10に対して上方に設けられるため、画像形成部10からトナーや紙粉等が落下することはないが、飛散したトナーや紙粉が付着する虞がある。そのため、画像形成部10の鉛直方向上方に光走査装置40を設ける構成であっても、清掃機構51を設けることで透過部材42a〜dに付着したトナーや紙粉等の異物を除去することができるようになる。
また、上述した実施形態では、CPU601からの画像形成枚数情報に基づいてカウンタ81がカウント値を1ずつ加算していく構成としたが、画像形成枚数情報に基づいてカウンタ81がカウント値を1ずつ減算していく構成としてもよい。この場合は、設置絵された清掃設定枚数から減算する構成であってもよく、清掃設定枚数を「−1000」のように設定したり、カウンタ81によってカウントされたカウント値の絶対値に基づいて清掃設定枚数に到達したか否かを判定するものであってもよい。
このような構成であっても、画像形成ジョブを行っている最中にカウント値(画像形成枚数)が清掃設定枚数に到達する場合、画像形成ジョブを中断させずに画像形成ジョブが終了してから清掃処理を行う。従って、画像形成ジョブの実行を指示した操作者を待たせることがなくなり、ユーザビリティの低下を防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、操作部304を介して操作者から画像形成ジョブを受け付ける構成を開示したが、通信回線を介して外部機器から画像形成ジョブを受け付ける構成にも、上述した実施形態を適用することができる。このように、画像形成装置1は、様々な方法により操作者から画像形成ジョブを受け付けることが可能となっている。これに対し、上述した実施形態を用いることで、操作部304を介して画像形成ジョブを入力する操作者に対しては、ユーザビリティの低下を抑制するといった効果が特に大きいと考えられる。これは、操作部304を介して画像形成ジョブを入力する操作者は、画像形成ジョブの完了を装置本体の前で待つ可能性が高いためである。
同様に、画像読取装置306を用いて読み取った原稿画像を画像形成部1によってコピーする画像形成ジョブを行う操作者に対しても、装置本体の前でジョブの完了を待つ可能性が高いため、上述した実施形態を用いることによる効果が特に大きいと考えられる。この他に、画像形成装置1に近距離無線通信方式を用いた不図示のユーザ認証部等を設ける構成に対しても、上述した実施形態を用いることによる効果が特に大きいと考えられる。これは、送信したジョブに対して画像形成するために操作者がユーザ認証部にて認証動作をするため、操作者がそのまま画像形成ジョブの完了を装置の前で待つ可能性が高いためである。
このように、上述した実施形態では、画像形成装置1に対して画像形成ジョブを実行させる操作者に対して、光走査装置40の清掃動作に伴って操作者のジョブを中断してしまうことを抑制することができるため、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
1 画像形成装置
13 現像器
40 光走査装置
42a〜d 透過部材
53a〜d 清掃部材
54 ワイヤ
55 巻取モータ
56a 第1ストッパ
56b 第2ストッパ
57a〜d 張設用滑車
59 巻取ドラム
61a〜d ガイド部材
71 ユーザインターフェース
73 ICコントローラ
74 エンジン制御部
75 清掃制御部
79 電流検出部
81 カウンタ
90 画像形成駆動部
100 感光体
511 第1清掃ホルダ
512 第2清掃ホルダ
500 ROM
501 RAM

Claims (8)

  1. 感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透明窓を備える光走査装置と、を有し、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって記録媒体上への画像形成を実行する画像形成手段と、
    前記透明窓を清掃する清掃機構と、
    画像形成ジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段が画像形成ジョブを取得した状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記清掃機構を制御する制御手段であって、前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えたことに応じて前記清掃機構に清掃動作を実行させることが可能な制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段によって取得した第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了時に、前記取得手段が前記第1の画像形成ジョブの次の画像形成ジョブである第2の画像形成ジョブを取得していた場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記清掃機構に清掃動作を実行させることなく、前記画像形成手段に前記第2の画像形成ジョブに基づく画像形成を開始させ、
    前記取得手段によって取得した前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了時に、前記第2の画像形成ジョブを取得していなかった場合、
    前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えた場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記判定手段に前記判定をさせる前に、前記清掃機構に前記清掃動作を実行させ、
    前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えなかった場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記清掃機構に清掃動作を実行させることなく、前記判定手段に前記判定をさせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取得手段によって取得される画像形成ジョブに係る個人認証データを取得する認証データ取得手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記取得手段によって取得した前記第1の画像形成ジョブに係る個人認証データと前記取得手段によって取得した前記第2の画像形成ジョブに係る個人認証データとが同一である場合は、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成と前記第2の画像形成ジョブに基づく画像形成が完了したことに応じて前記清掃機構を動作させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記認証データ取得手段によって取得された個人認証データと、画像形成ジョブとを関連させて記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された個人認証データが同一である複数の画像形成ジョブがある場合は、前記個人認証データが同一である複数の画像形成ジョブが完了した際に前記清掃機構を動作させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 感光体と、前記感光体を走査するレーザ光を外部に通過させる透明窓を備える光走査装置と、を有し、前記レーザ光により走査されることによって前記感光体に形成される静電潜像をトナーを用いて現像し、前記トナー像を記録媒体に転写することによって記録媒体上への画像形成を実行する画像形成手段と、
    前記透明窓を清掃する清掃機構と、
    画像形成ジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段が画像形成ジョブを取得した状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記清掃機構を制御する制御手段であって、前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えたことに応じて前記清掃機構に清掃動作を実行させることが可能な制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段によって取得した画像形成ジョブが複数ある場合であって、当該複数の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えた場合、前記複数の画像形成ジョブのうち、2以上の所定数の画像形成ジョブに基づく画像形成が完了したことに応じて前記清掃機構に前記清掃動作を実行させ、
    前記取得手段によって取得した第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了時に、前記第1の画像形成ジョブの次の画像形成ジョブである第2の画像形成ジョブを取得していなかった場合、
    前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えた場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記判定手段に前記判定をさせる前に、前記清掃機構に前記清掃動作を実行させ、
    前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えなかった場合、前記第1の画像形成ジョブに基づく画像形成の完了後、前記清掃機構に清掃動作を実行させることなく、前記判定手段に前記判定をさせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、前記制御手段によって前記2以上の所定数の画像形成ジョブに基づく画像形成が完了したことに応じた前記清掃機構による前記清掃動作が実行された場合、当該清掃動作が完了したことに応じて前記複数の画像形成ジョブのうち完了していない画像形成ジョブを実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記取得手段によって取得される画像形成ジョブに係る個人認証データを取得する認証データ取得手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記取得手段によって取得した画像形成ジョブが複数ある場合であって、当該複数の画像形成ジョブに基づく画像形成の実行中に前記清掃機構による前回の清掃動作が実行されてからの累積の画像形成枚数が所定枚数を超えた場合、前記複数の画像形成ジョブのうち、前記認証データ取得手段によって取得した個人認証データが同一の画像形成ジョブについて、2以上の所定数の画像形成ジョブに基づく画像形成完了したことに応じて前記清掃機構に前記清掃動作を実行させる
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数の画像形成ジョブのうち、実行中の画像形成ジョブの個人認証データと、当該画像形成ジョブの次の画像形成ジョブの個人認証データとが一致しない場合、前記実行中の画像形成ジョブに係る画像形成が完了したことに応じて清掃機構を動作させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段によって画像が形成された記録媒体の累積枚数をカウントするカウンタをさらに備え、
    前記制御手段は、前記清掃機構による前記透明窓の清掃が完了したことに応じて、前記カウンタのカウント値をリセットする
    ことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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