JP2006126519A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着器内の定着ローラ対に挟持されたままで滞留したジャムシートであっても確実に取り除くことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ジャムシートPBが定着器40内の定着ローラ対41、42に挟持されながらシート搬送ユニット45の搬送路内に滞留した場合、第2の検知器60からの検出結果に基づいてジャムシートPBの存在が報知され、シート搬送ユニット45が引き出される。シート搬送ユニット45の略水平方向への出し入れ後に、ジャムシートPBが定着ローラ対41、42に挟持されたまま定着器40の筐体43の下部の端面とシート搬送ユニットの端面との隙間に垂れ下がった状態で滞留した場合について、そのジャムシートPBの垂れ下がり部分を検知する第3の検知器70を設ける。この第3の検知器70からの検出結果に基づいて依然滞留するジャムシートPBの存在が報知される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、供給された用紙やOHP用シート等のシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置としては、プリンタや複写機、これらとファクシミリの複合機等が挙げられ、以下、その代表格であるプリンタについて述べていく。図5に、一般的な画像形成装置の概略構成を示す。
図5において、1は画像形成装置であり、ここでは用紙やOHP用シートといったシートへの両面印刷が可能なロータリー現像方式のカラープリンタを示している。画像形成装置1で印刷を行う場合、装置本体2内において、一方向に軸回転する感光体ドラム3の表面が先ず帯電器4によって一様に帯電され、続いて、不図示のパーソナルコンピュータ等より入力された画像データに基づくレーザ光が露光器5から出射され、これにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成される。
6は、現像剤であるトナーを感光体ドラム3上に供給するための現像ユニットである。ここでの現像ユニット6は、現像装置とトナー容器が一体化されたシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(B)の各色の現像カートリッジ6C、6M、6Y及び6Bを備えており、現像カートリッジ6C〜6Bを感光体ドラム3に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体ドラム3上の静電潜像にトナーが付着されて各色のトナー像が形成される。
7は、感光体ドラム3上のトナー像が中間的に転写される中間転写ベルトであり、感光体ドラム3に当接しながら一方向に走行して循環する。中間転写ベルト7には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合し無端状にしたベルトや、継ぎ目の無い(シームレス)ベルトが用いられる。この中間転写ベルト7は、感光体ドラム3に対向配置された中間転写ローラ8と、駆動ローラ9と、最下部に配置された従動ローラ10と、テンションプーリ11とによって張架されている。
ユーザにより印刷の開始が入力されると、所定のタイミングで感光体ドラム3上にシアンのトナー像の形成が行われる。そして、中間転写ベルト7に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ8によって感光体ドラム3上のシアンのトナー像が中間転写ベルト7上に転写される。その後、感光体ドラム3の表面に残留したトナーがクリーニング器12により除去されるとともに、現像ユニット6が所定角度回転し、上記と同様にして今度は、マゼンタのトナー像が感光体ドラム3上に形成され、中間転写ベルト7上に転写される。
以下同様にして、イエロー及びブラックのトナー像がそれぞれ順に中間転写ベルト7上に転写される。これらの4色のトナー画像は、全体で1つのフルカラー画像を形成するために予め定められた所定の位置関係をもって積層された状態になる。13は、中間転写ベルト7を張架する従動ローラ10の下方で中間転写ベルト7を挟み込んで対向配置された転写ローラであって、中間転写ベルト7上のトナー像をシートP上へ転写させる役割を果たす。
一方、装置本体2の下部には、シートPを収納したシートカセット20が引き出し可能に設けられており、このシートカセット20内のシートPは、ピックアップローラ21、及び一対より成る給紙ローラ22と捌きローラ23によって1枚ずつ繰り出され、複数の搬送ローラ対24、25、26によってレジストローラ対27へ搬送される。また、装置本体2の側部には、バイパス給紙用の手差しトレイ28が設けられており、この手差しトレイ28上のシートPは、給紙ローラ29によって1枚ずつ繰り出され、搬送ローラ対26によって同じくレジストローラ対27へ搬送される。
レジストローラ対27からは、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13へ到達するのに同期して、シートPが中間転写ベルト7と転写ローラ13の間の転写部へ送出される。そして、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13によってシートPに転写される。トナー像が転写されたシートPは、ほぼ水平な主搬送路S1を通じて定着器40へ送られ、定着器40内で上下に一対より成る定着ローラ対41、42に挟持されながら搬送されていく。その際、シートP上には定着ローラ対41、42からの加熱・加圧によってトナー像が定着される。なお、中間転写ベルト7の表面に残留したトナーはクリーニング器14により除去される。
トナー像が定着されたシートPは、分岐ローラ対31によって垂直上方に向く排出・反転路S2へ送り込まれ、続くその経路S2中の反転搬送ローラ対32及び排出ローラ対33の正転により、シートPの尾端が排出・反転路S2内に収まる程度まで、装置本体2の上面に形成されたシート排出部34へ向けて一旦搬送される。なお、片面のみの印刷の場合は、シートPはそのままシート排出部34に排出される。
次いで今度は、排出・反転路S2中の反転搬送ローラ対32及び排出ローラ対33が共に逆回転され、これにより、排出・反転路S2内のシートPはその進行方向が切り換えられて、これまでの尾端を進行の先頭端として分岐ローラ対35に至り、主搬送路S1の下方であってシートカセット20の上方に配置された両面搬送路S3へ送り込まれる。両面搬送路S3内では、シートPは、その経路S3中に配設された複数の両面搬送ローラ対36、37によって搬送され、上記の印刷のときとは表裏が反転された状態でレジストローラ対27に至る。
そして、中間転写ベルト7上に形成された次の新たなトナー像が転写ローラ13へ到達するのに同期して、反転されたシートPがレジストローラ対27より送出され、そのシートPの画像が形成されていない裏面に、中間転写ベルト7上のトナー像が転写ローラ13によって転写される。そのシートPは、主搬送路S1を経て定着器40へ送られ、定着ローラ対41、42を通じてトナー像が定着された後、排出・反転路S2を経てシート排出部34に排出される。
ここで、上記したような画像形成装置1では、特に主搬送路S1内にシートPが詰まって滞留してしまう状況(ジャム)が想定されることから、そのジャムシート(以下、符号「PA」で示す)を取り除くことのできる工夫が施されている。例えば、レジストローラ対27と、転写ローラ13と、主搬送路S1を形成する上下ガイド板S1a、S1bのうちの下ガイド板S1bと、が1つのユニットとして一体化され、このシート搬送ユニット45が、定着器40より離間していくように、装置本体2からほぼ水平方向(図では右向き)に引き出しが可能になっている(例えば、特許文献1参照)。ジャム処理の際には、図6に示すように、シート搬送ユニット45を装置本体2から引き出し、ユーザの手元で主搬送路S1の下ガイド板S1b上のジャムシートPAを取り除くことができる。なお、ここでのシート搬送ユニット45には、搬送ローラ対25も一体化されている。更に、両面搬送路S3内で生じたジャムシートの処理も行えるように、両面搬送ローラ対36、37と、これらを含む両面搬送路S3を形成するガイド板S3a、S3bも一体化されている。
その際、シート搬送ユニット45の引き出しによるジャム処理を行うにあたって、主搬送路S1内でジャムが発生してそこにジャムシートPAが存在することが表示パネル(不図示)等に表示されることで報知されるわけであるが、そのジャムシートPAの存在の認定は、シートPの搬送路中の適所に配設された検知器からの出力に基づいて行われる。例えば、主搬送路S1の上流にあるレジストローラ対27の上流近傍の搬送路に、ここを通過するシートPを検知する第1の検知器50が配設され、他方主搬送路S1の下流にある定着器40の下流近傍の搬送路に、ここを通過するシートPを検知する第2の検知器60が配設されており、装置本体2内の制御部(不図示)が、第1の検知器50から出力を受けてその出力終了を受けた後、所定時間継続して第2の検知器60から出力を受けなかった時、この場合は、シートPが第1の検知器50を通過したにもかかわらず第2の検知器60まで到達していないことを意味するため、主搬送路S1内でシートPが滞留していると判断して、ジャムシートPAの存在を認定し報知するようになっている。
特開2003−122072号公報
ところで、上記した第2の検知器60によるシートPの通過の未検知に依存した主搬送路S1内でのジャムシートPAの存在の認定では、そのジャムシートPAの存在状態として、定着器40内の定着ローラ対41、42に挟持された状態で滞留する場合も当然含まれる。この場合のジャムシート(以下、符号「PB」で示す)は、図7及び図8に示すように、シート搬送ユニット45を引き出しても、定着ローラ対41、42に挟持されたまま垂れ下がって装置本体2内の奥深くに取り残されるため、視認性が極めて悪いものである。そのため、誤って、そのジャムシートPBの取り除きが行われないまま、シート搬送ユニット45を挿入して装着してしまう場合が多々ある。このような場合、図9に示すように、ジャムシートPBが定着ローラ対41、42に挟持されたままで依然滞留することになる。
しかし、その依然滞留したジャムシートPBは、そもそも第2の検知器60によって直接検知されたわけではないため、その後一切検知されることはなく、結果として、依然滞留していることも報知されない。つまり、ジャムシートPBが定着ローラ対41、42に挟持されたままであるにもかかわらず、ジャムの報知がリセットされてあたかもジャム処理が完了した状況になる。そして、このまま印刷を開始すると、そのジャムシートPBは直ちにジャムの要因となってしまう。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、定着器内の定着ローラ対に挟持されたままで滞留したジャムシートであっても確実に取り除くことができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による画像形成装置は、画像形成部を通じてトナー像が転写されたシートを装置本体に対して固定の定着器へ略水平に導く搬送路を有し、装置本体からシートの搬送方向に沿って略水平に出し入れが可能なシート搬送ユニットと、画像形成部から定着器に至る搬送路内でのジャムシートの存在を認定するジャムシート認定手段と、を備え、ジャムシートが定着器内の定着ローラ対に挟持されながらシート搬送ユニットの搬送路内に滞留した場合、ジャムシート認定手段での認定結果に基づいてジャムシートの存在が報知され、シート搬送ユニットが引き出される画像形成装置において、シート搬送ユニットの出し入れ後に、ジャムシートが定着器内の定着ローラ対に挟持されたまま、互いに対向する定着器の下部の端面とシート搬送ユニットの端面との隙間に垂れ下がった状態で滞留した場合について、前記隙間に垂れ下がったジャムシートの垂れ下がり部分を検知する垂れ下がりシート検知手段を設け、この垂れ下がりシート検知手段での検知結果に基づいてジャムシートの存在が報知されるようになっている。
このようにすれば、定着器内の定着ローラ対に挟持された状態でジャムが発生した場合、ジャムシート認定手段より搬送路内でのジャムシートの存在が認定されて報知され、その後、シート搬送ユニットを引き出してジャム処理を行うが、仮にジャムシートの取り除きが行われないまま、シート搬送ユニットを挿入して装着しても、定着ローラ対に挟持されたまま依然滞留したジャムシートの垂れ下がり部分が、垂れ下がりシート検知手段で検知されて、ジャムシートの存在が報知されるようになる。そして、あらためてシート搬送ユニットを引き出し、ジャムシートの取り除きを確実に行うことができる。
例えば、前記ジャムシート認定手段として、定着器の下流近傍の搬送路に、シートの通過を検知する通過シート検知手段が設けられていて、この通過シート検知手段によってシートの通過が所定時間検知されなかった時、画像形成部から定着器に至る搬送路内でのジャムシートの存在が認定されて報知されるようになっている。
ここで、実用性を踏まえると、前記通過シート検知手段は、シートの搬送方向に略垂直で且つ略水平な支軸を中心に回動可能であって上端部が定着器の下流近傍の搬送路内に突出する第1の回動部材と、この第1の回動部材の回動によって受光部が遮蔽/開放される光センサと、より成り、シートが第1の回動部材の上端部に到達して第1の回動部材が回動することで、光センサの受光部が遮蔽又は開放され、その受光部での検出結果に基づいてシートの通過が検知されることが好ましい。
更に、部品点数の抑制を実現する観点から、前記垂れ下がりシート検知手段は、シートの搬送方向に略垂直で且つ略水平な支軸を中心に回動可能であって定着器の下部の端面から突出してシート搬送ユニットの端面を貫通する突出部を有する第2の回動部材より成り、前記隙間に垂れ下がったジャムシートの垂れ下がり部分が第2の回動部材の突出部を押圧して第2の回動部材が回動することで、第1の回動部材が連動して回動し、その第1の回動部材の回動に伴って、光センサの受光部が遮蔽又は開放され、その受光部での検出結果に基づいてジャムシートの存在が報知されることが好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、シート搬送ユニットの出し入れ後に、定着器内の定着ローラ対に挟持されたままで依然滞留したジャムシートであっても、そのジャムシートの垂れ下がり部分が垂れ下がりシート検知手段で検知されて、ジャムシートの存在が報知されるため、あらためてシート搬送ユニットを引き出し、そのジャムシートの取り除きを確実に行うことができる。
以下に、本発明の画像形成装置の一実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1〜図3は本発明の画像形成装置の要部を示す断面図であって、図1は定着ローラ対に挟持されてジャムが生じた直後の状態を示し、図2は図1の状態からシート搬送ユニットを引き出した状態を示し、図3は図2の状態からシート搬送ユニットを挿入して装着した状態を示す。また、図4はその画像形成装置の要部を示す斜視図であって、定着器の下流近傍の搬送路を通過するシートを検知する第2の検知器、及び定着器内の定着ローラ対に挟持されたジャムシートの垂れ下がり部分を検知する第3の検知器の構成を示す。なお、これらの図中で図5〜図9と同じ名称で同じ機能を果たす部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1〜図4に示すように、先ず第2の検知器60の構成については、定着器40の外形を構成する筐体43内における下側の定着ローラ42の下流近傍において、シートPの搬送方向にほぼ垂直で且つほぼ水平な支軸61を中心に回動可能な板状の回動部材(以下、説明の便宜上「第1の回動部材」と記すことがある)62が設けられている。この第1の回動部材62は、自重のみを受けた状態で上端部62aがシートの搬送路内に突出しており、本質的には、搬送路内のシートPの通過に伴い、到達したシートPによってその上端部62aが押圧されることで、支軸61を中心に回動するようになっている(図1中の破線で示す回動部材62参照)。
また、第1の回動部材62の下端部62bを跨ぐように、発光部及び受光部を有するコの字形の光センサ65が筐体43に固定されている。この光センサ65は、第1の回動部材62の上端部62aがシートPによって押圧されていない状態、すなわちシートPの通過のない状態では(図1中の実線で示す回動部材62、及び図4参照)、第1の回動部材62の下端部62bによって受光部が遮蔽された状態におかれ、他方、第1の回動部材62の上端部62aがシートPによって押圧されて回動した状態、すなわちシートPが通過している状態では(図1中の破線で示す回動部材62参照)、第1の回動部材62の下端部62bによって受光部が開放された状態におかれる。そして、光センサ65の受光部が開放されると、発光部からの光を受光部で検出して、光センサ65から制御部への出力がなされ、これにより搬送路内のシートPの通過が検知されて報知されることになる。
ちなみに、第1の検知器60(図5〜図9参照)の構成についても、同様の仕組みで実現されている。
続いて、本実施形態では、定着器40内の定着ローラ対41、42に挟持されたジャムシートPBの垂れ下がり部分を検知する第3の検知器70が配設されている。この第3の検知器70の構成としては、定着器40の外形を構成する筐体43内における下側の定着ローラ42の上流近傍において、シートPの搬送方向にほぼ垂直で且つほぼ水平な支軸71を中心に回動可能な板状の回動部材(以下、説明の便宜上「第2の回動部材」と記すことがある)72が設けられている。この第2の回動部材72は、図1、図2及び図4に示すように、自重のみを受けた状態で側端部72aが、定着器40の筐体43の下部の端面に形成された開口43aから突出し、更にその筐体43の端面と対向位置にあるシート搬送ユニット45の外形を構成する筐体46の端面に形成された開口46aを貫通している。そして、図3に示すように、シート搬送ユニット45の出し入れ後、定着ローラ対41、42に挟持されたまま定着器30の筐体43の下部の端面とシート搬送ユニット45の筐体46の端面との隙間に垂れ下がった状態のジャムシートPBの垂れ下がり部分によって、第2の回動部材72の側端部72aが押圧され、これにより第2の回動部材72は支軸71を中心に回動するようになっている。
また、第2の回動部材72は、第1の回動部材62の下端62b付近まで延び出す延出部72bを有している。この延出部72bは、側端部72bがジャムシートPBによって押圧されることで第2の回動部材72と共に支軸71を中心に回動するわけであるが、その際、第1の回動部材62と一体に形成された突起63に引掛かって、その突起63を摺動させながら案内し、これにより、第2の回動部材72の回動に連動して第1の回動部材62が支軸61を中心に回動するようになっている。従って、第2の回動部材72が回動していない状態、すなわちジャムシートPBがシート搬送ユニット45の出し入れ後に存在しない状態では、第1の回動部材62も回動せずにその下端部62bによって光センサ65の受光部が遮蔽された状態におかれ、他方、第2の回動部材72が回動した状態、すなわちシート搬送ユニット45の出し入れ後にも依然滞留したジャムシートPBによってその上端部72aが押圧された状態では、第1の回動部材62が回動してその下端部62bによって光センサ65の受光部が開放された状態におかれる。そして、搬送路内のシートPの通過検知と同様に、光センサ65の受光部が開放されると、発光部からの光を受光部で検出して、光センサ65から制御部への出力がなされ、これにより、定着ローラ対41、42に挟持されたまま依然滞留したジャムシートPBの存在が検知されて報知されることになる。
このようにすれば、定着器40内の定着ローラ対41、42に挟持された状態でジャムが発生した場合、第2の検知器60によるシートPの所定時間内での通過の未検知より主搬送路S1内でのジャムシートPBの存在が認定されて報知される(図1参照)。その後、シート搬送ユニット45を引き出してジャム処理を行うが(図2参照)、仮にジャムシートPBの取り除きが行われないまま、シート搬送ユニット45を挿入して装着しても、定着ローラ対41、42に挟持されたまま依然滞留したジャムシートPBの垂れ下がり部分が、第3の検知器70で検知されて、ジャムシートPBの存在が報知されるようになる(図3参照)。そして、あらためてシート搬送ユニット45を引き出し、ジャムシートPBの取り除きを確実に行うことができる。
また、本実施形態では、第2の検知器60と第3の検知器70における事実上の検出機能を共用の光センサ65で賄っているため、部品点数が抑制されて経済性に優れるし、制御回路も複雑化することはない。もっとも、第3の検出器70における第2の回動部材72が、第2の検出器60における第1の回動部材62を連動させずに、単独で回動し、その第2の回動部材72の回動を別個の光センサで検出するようにしても構わない。
更に、本実施形態では、光センサ65による第2の回動部材72の回動の検出については、光センサ65の受光部が遮蔽状態から開放状態へ移行することでなされるようにしているが、光センサ65の配置を変えて、逆に開放状態から遮蔽状態へ移行することでなされるようにすることも勿論可能である。
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、第2の検知器60の構成要素としては、単に、搬送路内でのシートPの通過をシートPからの反射光を受光することで検知する光センサであっても構わない。同様に、第3の検知器70の構成要素としては、単に、ジャムシートPBの存在をジャムシートPBからの反射光を受光することで検知する光センサであっても構わない。
本発明は、装置本体から略水平に出し入れが可能なシート搬送ユニットを有する画像形成装置に有用である。
本発明の画像形成装置において定着ローラ対に挟持されてジャムが生じた直後の状態の要部を示す断面図である。 図1の状態からシート搬送ユニットを引き出した状態の要部を示す断面図である。 図2の状態からシート搬送ユニットを挿入して装着した状態の要部を示す断面図である。 本発明の画像形成装置の要部を示す斜視図である。 一般の画像形成装置において主搬送路内でジャムが生じた直後の状態を示す断面図である。 図5の状態からシート搬送ユニットを引き出した状態を示す断面図である。 従来の画像形成装置において定着ローラ対に挟持されてジャムが生じた直後の状態を示す断面図である。 図7の状態からシート搬送ユニットを引き出した状態を示す断面図である。 図8の状態からシート搬送ユニットを挿入して装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 装置本体
3 感光体ドラム
4 帯電器
5 露光器
6 現像ユニット
7 中間転写ベルト
8 中間転写ローラ
13 転写ローラ
27 レジストローラ対
24、25、26 搬送ローラ対
31、35 分岐ローラ対
32 反転搬送ローラ対
33 排出ローラ対
34 シート排出部
36、37 両面搬送ローラ対
40 定着器
41、42 定着ローラ
43 筐体
45 シート搬送ユニット
46 筐体
50 第1の検知器
60 第2の検知器
61 支軸
62 回動部材
63 突起
65 光センサ
70 第3の検知器
71 支軸
72 回動部材
P シート
PA、PB ジャムシート
S1 主搬送路
S2 排出・反転路
S3 両面搬送路

Claims (4)

  1. 画像形成部を通じてトナー像が転写されたシートを装置本体に対して固定の定着器へ略水平に導く搬送路を有し、装置本体からシートの搬送方向に沿って略水平に出し入れが可能なシート搬送ユニットと、画像形成部から定着器に至る搬送路内でのジャムシートの存在を認定するジャムシート認定手段と、を備え、ジャムシートが定着器内の定着ローラ対に挟持されながらシート搬送ユニットの搬送路内に滞留した場合、ジャムシート認定手段での認定結果に基づいてジャムシートの存在が報知され、シート搬送ユニットが引き出される画像形成装置において、
    シート搬送ユニットの出し入れ後に、ジャムシートが定着器内の定着ローラ対に挟持されたまま、互いに対向する定着器の下部の端面とシート搬送ユニットの端面との隙間に垂れ下がった状態で滞留した場合について、前記隙間に垂れ下がったジャムシートの垂れ下がり部分を検知する垂れ下がりシート検知手段を設け、この垂れ下がりシート検知手段での検知結果に基づいてジャムシートの存在が報知されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジャムシート認定手段として、定着器の下流近傍の搬送路に、シートの通過を検知する通過シート検知手段が設けられていて、この通過シート検知手段によってシートの通過が所定時間検知されなかった時、画像形成部から定着器に至る搬送路内でのジャムシートの存在が認定されて報知されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通過シート検知手段は、シートの搬送方向に略垂直で且つ略水平な支軸を中心に回動可能であって上端部が定着器の下流近傍の搬送路内に突出する第1の回動部材と、この第1の回動部材の回動によって受光部が遮蔽/開放される光センサと、より成り、シートが第1の回動部材の上端部に到達して第1の回動部材が回動することで、光センサの受光部が遮蔽又は開放され、その受光部での検出結果に基づいてシートの通過が検知されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記垂れ下がりシート検知手段は、シートの搬送方向に略垂直で且つ略水平な支軸を中心に回動可能であって定着器の下部の端面から突出してシート搬送ユニットの端面を貫通する突出部を有する第2の回動部材より成り、前記隙間に垂れ下がったジャムシートの垂れ下がり部分が第2の回動部材の突出部を押圧して第2の回動部材が回動することで、第1の回動部材が連動して回動し、その第1の回動部材の回動に伴って、光センサの受光部が遮蔽又は開放され、その受光部での検出結果に基づいてジャムシートの存在が報知されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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