JP2020117617A - 樹脂組成物およびその樹脂組成物を用いた積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材接着性やヒートシール強度、耐ピンホール性などの、各種包装材料に要求される物性に優れ、更には押出ラミネート加工性にも優れる生分解性樹脂組成物とエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物及び当該組成物からなる積層体を提供する。【解決手段】 生分解性樹脂(A)1重量%以上99重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)1重量%以上99重量%以下(ここで(A)及び(B)の合計は100重量%とする)を含む樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、生分解性樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる樹脂組成物に関するものであり、より詳細には押出ラミネート加工性、基材接着性、ヒートシール性、耐ピンホール性に優れる樹脂組成物及びその樹脂組成物を用いた積層体に関するものである。
従来から、食品包装や工業資材包装にはポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの石油由来樹脂からなる容器やフィルム、またはこれらの樹脂と紙やフィルムを組み合わせた積層フィルムが使用されている。しかしながら、これらの樹脂は石油を原料としており生産や焼却に際して大気中の二酸化炭素濃度が上昇することから地球温暖化問題や、更には環境中に投棄された製品は自然に分解されず最終的に海洋に蓄積されることから海洋生物の生活環境が破壊される海洋プラスチック問題などが世界的に指摘されている。
このような社会情勢から、バイオマス由来樹脂や生分解性樹脂が注目を集めている。これらは、カーボンニュートラル性や環境中の微生物に分解される特性を有することから低環境負荷な材料として注目されており、石油由来プラスチックの代替材料として期待されている。近年ではバイオマス原料から生産されたポリエチレンが、既存ポリエチレンの汎用用途において代替化が進められており、広く普及し始めている。一方で、生分解性樹脂は物性面や加工性など、既存プラスチック製品で所望されている物性を満足することができず、代替化はほとんど進んでいない。
例えば、代表的な生分解性樹脂であるポリ乳酸は、石油由来プラスチック代替材料として長年注目を集めているものの、その耐衝撃性や加工性の低さが課題とされ十分な普及に至っていない。特に、大量消費される日用品向けのフィルムや積層フィルム用途は生分解性樹脂への代替化が望まれているが、ポリ乳酸の溶融膜安定性の低さや得られたフィルムの脆さから製品化への課題が多い分野となっている。
一方で、他の樹脂を複合させることで、生分解性樹脂の課題を解決する試みが行われている。
例えば、ポリ乳酸をはじめとする生分解性樹脂の押出ラミネート加工性とヒートシール性を向上させるため、乳酸系脂肪族ポリエステルの配合(特許文献1)やポリオレフィンの配合(特許文献2)、2価金属イオンで中和したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーの配合(特許文献3)、などが開示されている。
しかしながら、いずれの方法も押出ラミネート加工性(および薄膜成形性)とヒートシール性を十分に両立できるものではなかった。また、包装用積層フィルムに所望される物性である耐ピンホール性についてはいずれの特許文献においても検討されていなかった。
特開2012−148444号公報 特開2005−068232号公報 特開2004−002773号公報
本発明は、押出ラミネート加工性、基材接着性、ヒートシール性、耐ピンホール性などの各種包装材料に要求される物性に優れる樹脂組成物、およびその樹脂組成物を用いた積層体を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の配合の樹脂組成物が押出ラミネート加工性優れ、かつ得られた積層体が基材接着性、ヒートシール性、耐ピンホール性に優れたものとなることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、生分解性樹脂(A)1重量%以上99重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)1重量%以上99重量%以下(ここで(A)及び(B)の合計は100重量%とする)からなることを特徴とする樹脂組成物。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の生分解性樹脂(A)としては、ポリ乳酸(ポリ−L−乳酸、ポリ−D−乳酸、L−乳酸とD−乳酸の共重合体、ポリL−乳酸とポリD−乳酸のステレオコンプレックスを含む)、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/アジペート)、ポリエチレンサクシネート、ポリ(ブチレンサクシネート/テレフタレート)、ポリ(ブチレンアジペート/テレフタレート)、ポリ(ヒドロキシブチレート/ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ3−ヒドロキシブチレート、ポリグリコール酸、ポリビニルアルコール、修飾澱粉、酢酸セルロースからなる群の少なくとも1種を例示することができる。
この中で、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)との相溶性に優れ、ラミネート加工が安定することから、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートが好ましく、さらに好ましくはポリ乳酸である。
生分解性樹脂(A)がポリ乳酸の場合、L−乳酸および/またはD−乳酸を主たる構成成分とするポリマーであるが、耐熱性の点から、乳酸成分の光学純度が高いポリ乳酸系樹脂を用いることが好ましい。すなわち、ポリ乳酸系樹脂の総乳酸成分の内、L体が80%以上含まれるかまたはD体が80%以上含まれることが好ましく、L体が90%以上含まれるかまたはD体が90%以上含まれることがさらに好ましく、L体が95%以上含まれるかまたはD体が95%以上含まれることが特に好ましく、L体が98%以上含まれるかまたはD体が98%以上含まれることが最も好ましい。
生分解性樹脂(A)の分子量や分子量分布は、成形体として使用でき得る剛性を有するという点で、重量平均分子量として好ましくは1万以上、より好ましくは5万以上、さらに好ましくは10万以上である。ここでの重量平均分子量とは、溶媒としてテトラヒドロフランを用いたゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
生分解性樹脂(A)のメルトマスフローレートとしては特に限定されないが、成形加工性に優れることから、0.1g/10分以上50以下g/10分が好ましく、0.1g/10分以上20g/10分以下がより好ましい。さらに生分解性樹脂(A)がポリ乳酸もしくはポリブチレンサクシネートの場合、メルトマスフローレートは0.1g/10分以上20g/10分以下が好ましく、1g/10分以上10g/10分以下がより好ましい。
本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合体組成物(B)は酢酸ビニル含量が異なる2種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含むものである。
本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)は公知の製造方法により得ることができる。具体的には、高圧法ラジカル重合、溶液重合や乳化重合等の製造方法が挙げられ、このような樹脂は市販品の中から便宜選択することができ、エチレン−酢酸ビニル共重合体として、東ソー株式会社からウルトラセンの商品名で、ランクセス株式会社からレバプレンの商品名で各々市販されている。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)のJIS K6924−1で測定した酢酸ビニル含有量は、6重量%以上90重量%以下であることが好ましく、より好ましくは15重量%以上85重量%以下である。酢酸ビニル含有量が6重量%以上であれば生分解性樹脂(A)との相溶性に優れ、ラミネート加工時に溶融膜割れが発生しにくい。酢酸ビニル含有量が90重量%以下であればラミネート積層体が耐ピンホール性に優れることから好ましい。
また、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)は単独で使用しても、酢酸ビニル含有量が異なる2種類以上の共重合体を含む組成物であってもよい。ラミネート加工性とヒートシール性に優れたものとなることから、酢酸ビニル含有量が異なる2種類以上の共重合体を含む組成物であることが好ましい。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が、前記の2種以上の共重合体組成物である場合、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差が40重量%以下であることが好ましい。これにより、組成物(B)を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差は、好ましくは35重量%以下、さらに好ましくは30重量%以下であり、最も好ましくは28重量%以下である。
また、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差は5重量%以上であることが好ましい。これにより、生分解性樹脂(A)と組成物(B)を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。
ここで、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が組成物である場合、各共重合体の酢酸ビニル含量の差とは、例えば、酢酸ビニル含量25重量%、50重量%、80重量%の3種のエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、酢酸ビニル含量をそれぞれ。VAc25、VAc50、VAc80と表記する)を含む組成物においては、次にように算出できる。
VAc50 − VAc25 = 25重量%
VAc80 − VAc50 = 30重量%
VAc80 − VAc25 = 55重量%
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が、前記の2種以上の共重合体組成物である場合、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、各酢酸ビニル含量の差が全ての組合せにおいて70重量%以下であることが好ましい。これにより得られる組成物の透明性がより向上する。全ての酢酸ビニル含量の差は、好ましくは60重量%以下である。
また、各酢酸ビニル含量の差が全て5重量%以上であることが好ましい。これにより、生分解性樹脂(A)と組成物(B)を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体間の相容性がより向上し、得られる組成物の耐衝撃性及び柔軟性が向上する。
本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)は酢酸ビニル含量が異なる3種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物であることが好ましい。これにより、本発明の樹脂組成物からなる成形体の耐ピンホール性がより向上する。
これらを満足させるためには、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)を構成するエチレン−酢酸ビニル共重合体は2種以上、好ましくは3種以上とすることで調整することができ、酢酸ビニル含量25重量%のエチレン酢酸ビニル共重合体をVAc25と表記し、成分の組成を(+)で表すと、例えば、(VAc25+VAc40)、(VAc25+VAc50)、(VAc50+VAc80)、(VAc25+VAc50+VAc80)、(VAc25+VAc50+VAc70+VAc80)、(VAc25+VAc40+VAc50+VAc70)、(VAc25+VAc40+VAc50+VAc70+VAc80)などが例示される。
本発明におけるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が、酢酸ビニル含量が異なる2種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物である場合、それらのエチレン−酢酸ビニル共重合体は架橋されていてもよい。
架橋変性方法としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)に架橋剤を添加する手法が挙げられ、架橋剤としては各成分を架橋できるものあればよく、特に限定されるものではないが、反応性などを考慮して有機過酸化物を使用することが好ましい。
架橋剤の有機過酸化物としては、有機過酸化物であれば特に限定されず、例えば、ジクミルペルオキシド、ジt−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1、1ージ(tーブチルペルオキシ)シクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,3−ジ−(t−ブチルペルオキシ)−ジイソプロピルベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート、ベンゾイルペルオキシド、p−クロロベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシドなどが挙げることができる。これらは単独で或いは2種類以上を混合して使用することができる。
なかでも、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1、1ージ(tーブチルペルオキシ)シクロヘキサンが反応性の観点から好ましく用いられる。また、前記架橋剤と共に、必要に応じて、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼンなどの架橋助剤を用いてもよい。
また、本発明におけるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)は、生分解性樹脂(A)との相容性を高めるために加水分解処理して酢酸ビニルをビニルアルコールに変換してもよい。
加水分解の処理方法は特に限定されないが、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)のペレットをアルカリ中で直接加水分解処理するのが好ましい。本発明のエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)のケン化度は10重量%以上が好ましい。10重量%以上であれば生分解性樹脂(A)に対する相溶性が向上する。
本発明の樹脂組成物における生分解性樹脂(A)とエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)との混合比率は、生分解性樹脂(A)を1重量%以上99重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)を1重量%以上99重量%以下であることが好ましい。生分解性樹脂(A)を99重量%以下含むことで得られる樹脂組成物のラミネート加工性およびヒートシール性がより優れたものとなる。一方、生分解性樹脂(A)を1重量%以上含むことで得られる樹脂組成物の生分解性がより優れたものとなる。本発明の組成物は、さらに好ましくは生分解性樹脂(A)を30重量%以上95重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)を5重量%以上70重量%含み、またさらに好ましくは生分解性樹脂(A)を50重量%以上90重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)を10重量%以上50重量%含む。
本発明の樹脂組成物は、特に押出ラミネート加工性に優れるものとなることからJIS K6924−1により測定しメルトマスフローレイトが1〜100g/10分であることが好ましく、より好ましくは1〜50g/10分である。
本発明の樹脂組成物を混練する方法としては、生分解性樹脂(A)とエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)をヘンシェルミキサー又はタンブラー等の混合機により予備ブレンドしておき同時に混練装置で混練する方法が挙げられる。また、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が2種以上から構成される場合は、生分解性樹脂(A)と各種エチレン−酢酸ビニル共重合体を呼びブレンドしておき同時に混練装置で混練する方法と、エチレン−酢酸ビニル共重合体混合物を事前に混練し、その後生分解性樹脂(A)と混練したエチレン−酢酸ビニル共重合体混合物をブレンドし更に混練する方法が挙げられる。後者の方がエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)がより均一に混ざり所望の物性が安定して得られることから好ましい。
混練装置としては、各成分を均一に分散できれば特に制限はなく、通常用いられる樹脂の混練装置により製造することができる。例えば、単軸押出機、多軸押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダ−、回転ロール、インターナルミキサーなどの混練装置が挙げられる。混練温度は生分解性樹脂(A)の融点〜300℃程度が好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、造核剤、滑剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、流動性改良剤、離型剤、難燃剤、着色剤、無機系中和剤、塩酸吸収剤、充填剤導電剤、鎖長延長剤、加水分解防止剤等が用いられても良い。
本発明の樹脂組成物は、各種基材とラミネートすることにより積層体(以下、「本発明の積層体」という。)として使用される。すなわち、本発明の積層体は、基材上に本発明の樹脂組成物が積層されてなる積層体である。
本発明の積層体は、少なくとも一層が本発明の樹脂組成物の層(以下、「樹脂組成物層」という。)より構成される。
樹脂組成物の層と積層する基材は自己支持性を有するものであれば良く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酸共重合樹脂などのオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等の熱可塑性樹脂で構成されたプラスチックフィルム、和紙、複合紙、クラフト紙、カップ原紙などの紙基材、アルミニウムなどの金属で構成された金属箔、これらの単独又は積層体などが挙げられる。この中で、本発明の樹脂組成物との接着性に優れることから紙基材が好ましく、より好ましくはクラフト紙およびカップ原紙である。
樹脂組成物層の厚みは、接着性、作業性などが損なわれない範囲で用途に応じて選択できるが、好ましくは5μm以上100μm以下、より好ましくは10以上50μm以下、さらに好ましくは10以上30μm以下である。
基材が紙である場合、本発明の積層体は、紙の少なくとも一方の面に樹脂組成物より構成される層を有することが好ましい。 本発明の積層体の製造方法としては樹脂組成物層と基材を積層できればよく、押出ラミネート法、ドライラミネート法、ウェットラミネート法などが挙げられるが、生産性に優れることから押出ラミネート法が好ましい。押出ラミネートではシングルラミネート加工法、タンデムラミネート加工法、サンドウィッチラミネート加工法、共押出ラミネート加工法などの各種押出ラミネート加工法を例示することができる。
押出ラミネート法における樹脂の温度は、200℃以上300℃以下の範囲が好ましく、冷却ロールの表面温度は10℃以上50℃以下の範囲が好ましい。
また、樹脂組成物層と基材との接着性を向上させるため、必要に応じて基材の接着面に対してコロナ処理、フレーム処理、プラズマ処理などを、押出ラミネートであれば樹脂組成物の溶融膜にオゾン処理などの公知の表面処理を施してもよい。また、必要であれば基材にアンカーコート剤を塗布しても良い。
本発明の樹脂組成物からなる積層体は、各種の包装資材や農業・土木資材包装紙などとして用いられ、例えば、食品包装、食品容器、薬包紙、紙袋、シュリンクフィルム、紙製容器、発泡紙カップ、粘着テープ、ゴミ袋、コンポストバッグ、電子部品包装、医薬品包装、化粧品包装、農業用・園芸用フィルム、農薬品用ラップ、フィルム、温室用フィルム、肥料用袋、育苗ポット、防水シート、土嚢用袋、建築用フィルムなどとして用いられ、特に食品包装、食品容器、紙製容器、紙袋に好的に用いられる。
本発明の樹脂組成物は押出ラミネート加工性に優れ、得られた積層体は基材接着性、ヒートシール性、耐ピンホール性に優れたものとなることから、食品紙製容器、紙袋、包装、食品容器等として有用である。
以下、実施例および比較例により本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)メルトマスフローレート(MFR)
ポリ乳酸(A)およびエチレン−酢酸ビニル共重合体のMFRは、メルトインデクサー(宝工業製)にて190℃、2.16kg荷重の条件にて測定した。
(2)酢酸ビニル含有率
酢酸ビニル含有率は、JIS K6924−1に準拠して測定した。
(3)基材接着強度
ラミネートした試料を15mm幅の短冊状に切り出し、樹脂組成物層と紙基材を一部剥離したのち、剥離部をテンシロン引張試験機(ORIENTEC製 RTE−1210)のチャックで固定し剥離速度300mm/分で剥離し測定した。
(4)ヒートシール強度
ラミネートした試料の樹脂組成物層の面同士を重ね合わせ、ヒートシールテスター(テスター産業社製、TP−701型)を用いて160℃、0.2MPa、1秒の条件で加圧加熱接着した。放冷後に、テンシロン引張試験機(ORIENTEC製 RTE−1210)を用いて剥離角度180度、剥離速度300mm/分の条件にて測定し、第一極大点をシール強度とした。
(5)耐ピンホール性
ラミネートした試料をゲルボフレックステスター(テスター産業製)にて100回屈曲させたのち、染色液(メチレンブルー/メタノール溶液)を樹脂組成物層上に塗布し、逆面の紙基材に染色液が染み出た数をピンホール数としてカウントした。
(6)ラミネート加工性
接着性樹脂組成物を基材にラミネートする際の加工性を評価した。加工性良好なものを〇、やや悪いものを△、溶融膜割れやレゾナンスが激しいものを×とした。
実施例1
生分解性樹脂(A)としてL体比率98.5%、D体比率1.5%、重量平均分子量18万g/mol、メルトマスフローレイト4g/10分であるポリ乳酸(A−1)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo4032D)90重量%、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)として酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%をタンブラー混合機で予備ブレンドしておき、二軸押出機を用い180℃で溶融混練し本樹脂組成物ペレットを得た。
上記樹脂組成物を直径25mmφのスクリューを有する単軸押出ラミネーター(プラコー(株)製)へ供給し、Tダイ直下の樹脂温度250℃、エアギャップ長さ130mm、引取り速度15m/分、ラミネート厚み30μmの条件にて、コロナ処理したクラフト紙基材(坪量50g/m)にラミネートすることで積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例2
生分解性樹脂(A)としてL体比率98.5%、D体比率1.5%、重量平均分子量18万g/mol、メルトマスフローレイト4g/10分であるポリ乳酸(A−1)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo4032D)80重量%、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)として酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)20重量%をとした以外は実施例1と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例3
ラミネート条件を引取り速度30m/分、ラミネート厚み15μmとした以外は実施例2と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例4
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)として酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)20重量%を用いた以外は、実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例5
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)として酢酸ビニル含量28重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化度30%の樹脂(B−28−OH)(東ソー(株)製 商品名メルセンH−3051)20重量%を用いた以外は、実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例6
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)10重量%
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例7
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例2と同様の手法により積層フィルムを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)5重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)5重量%
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例8
ラミネート条件を引取り速度30m/分、ラミネート厚み15μmとした以外は実施例7と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例9
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)20重量%を下記の組成とした以外は実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)10重量%
・酢酸ビニル含量40重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−40)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン400)2重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)2重量%
・酢酸ビニル含量70重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−70)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン700)2重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)4重量%
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例10
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)として架橋されたエチレン−酢酸ビニル共重合組成物(B−架橋)20重量%を用いた以外は実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。但し、架橋されたエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−架橋)は以下の方法により得た。
下記組成のエチレン−酢酸ビニル共重合体および架橋剤として有機過酸化物(日油(株)製、商品名パーヘキサ25B)をエチレン−酢酸ビニル共重合体に対して0.02重量%ブレンドし、二軸押出機を用い180℃で溶融混練し架橋されたエチレン−酢酸ビニル共重合組成物(B−架橋)ペレットを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)6重量%
・酢酸ビニル含量40重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−40)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン400)2重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)2重量%
・酢酸ビニル含量70重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−70)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン700)2重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)4重量%
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例11
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)としてケン化処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合組成物(B−ケン化)20重量%を用いた以外は実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。但し、ケン化処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−ケン化)は以下の方法により得た。
実施例10に記載の架橋されたエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−架橋)を1重量部の水酸化ナトリウムメタノール溶液中、60℃で加水分解処理を行い、ケン化処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合組成物(B−ケン化)を得た。
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
実施例12
生分解性樹脂(A)としてL体比率98.5%、D体比率1.5%、重量平均分子量18万g/mol、メルトマスフローレイト4g/10分であるポリ乳酸(A−1)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo4032D)60重量%を用い、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)40重量%を下記の組成とした以外は実施例3と同様の手法により積層フィルムを得た。
・酢酸ビニル含量25重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−25)(東ソー(株)製 商品名ウルトラセン640)20重量%
・酢酸ビニル含量40重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−40)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン400)4重量%
・酢酸ビニル含量50重量%、メルトマスフローレイト3g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−50)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン500)4重量%
・酢酸ビニル含量70重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−70)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン700)4重量%
・酢酸ビニル含量80重量%、メルトマスフローレイト5g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(B−80)(ランクセス(株)製 商品名レバプレン800)8重量%
得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例1
生分解性樹脂(A)としてL体比率98.5%、D体比率1.5%、重量平均分子量18万g/mol、メルトマスフローレイト4g/10分であるポリ乳酸(A−1)(NatureWorks(株)社製、商品名Ingeo4032D)100重量%を用いた以外は実施例1と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例2
ラミネート条件を引取り速度30m/分、ラミネート厚み15μmとした以外は比較例1と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例3
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)の代わりに密度924kg/m、メルトマスフローレイト3g/10分である低密度ポリエチレン(C−1)(東ソー(株)製 商品名ペトロセン205)20重量%を用いた以外は、実施例2と同様の手法により積層フィルムを得た。得られた積層フィルムについて前記評価方法で測定した。評価の結果を表1に示す。
比較例4
ラミネート条件を引取り速度30m/分、ラミネート厚み15μmとした以外は比較例3と同様の手法により積層フィルムを得ようとしたが、ラミネート時に溶融膜が割れたため加工することができなかった。
本発明の樹脂組成物は押出ラミネート加工性に優れ、紙基材上にラミネートすることで得られた積層体は基材接着性、ヒートシール性、耐ピンホール性に優れたものとなることから、食品包装や食品容器、薬包紙、紙袋、紙コップ等に好適に用いられる。

Claims (14)

  1. 生分解性樹脂(A)を1重量%以上99重量%以下、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)を1重量%以上99重量%以下(ここで(A)及び(B)の合計は100重量%とする)からなる樹脂組成物。
  2. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)の酢酸ビニル含有量が6重量%以上90重量%以下である請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が酢酸ビニル含有量の異なる2種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物である請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が酢酸ビニル含有量の異なる3種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物である請求項1乃至3いずれか一項に記載の樹脂組成物。
  5. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が、各共重合体の酢酸ビニル含量の差を取った際に、少なくとも1組の共重合体の酢酸ビニル含量の差が40重量%以下となるエチレンー酢酸ビニル共重合体組成物である請求項3または4に記載の樹脂組成物。
  6. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)が、架橋処理された2種以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体を含む組成物である請求項3乃至5いずれか一項に記載の樹脂組成物。
  7. エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)の加水分解物を含む請求項1乃至6いずれか一項に記載の樹脂組成物。
  8. 生分解性樹脂(A)がポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートの少なくともいずれかである請求項1乃至7いずれか一項に記載の樹脂組成物。
  9. 少なくとも1層が請求項1乃至8いずれか一項に記載の樹脂組成物より構成される積層体。
  10. 前記樹脂組成物より構成される層の厚みが5μm以上100μm以下である請求項9に記載の積層体。
  11. 紙の少なくとも一方の面に樹脂組成物より構成される層を有する請求項9または10に記載の積層体。
  12. 樹脂組成物が押出ラミネート法により基材に積層されている請求項9乃至11いずれか一項に記載の積層体。
  13. 請求項9乃至12いずれか一項に記載の積層体からなる包装紙。
  14. 請求項9乃至12いずれか一項に記載の積層体からなる紙製容器。
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