JP2020117252A - 引出付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き出された引出部材から内容物を取り出すことができる引出付き容器を提供する。【解決手段】引出付き容器1は、上下方向に重ねられた複数の内容物Mを収容する箱体10と、下部に位置する内容物Mを収容し、箱体10に対して前後方向(出入方向)に出し入れ可能に設けられている引出部材11と、箱体10と引出部材11とを連結し、引出部材11の出し入れに伴って伸縮する伸縮部材12と、を備え、伸縮部材12は、箱体10から引出部材11を引き出す過程で、箱体10の内部における引出部材11の配置空間Sに進入して箱体10の内部に残された内容物Mを支持し、配置空間Sへの内容物Mの落下を規制する。【選択図】図10

Description

本発明は、引き出し可能な引出部材を備えた引出付き容器に関する。
特許文献1に記載の球状物品取出装置は、収納空間を形成する外ケースと、収納空間の床面を成すガイド台と、ガイド台の開口部から落下した球状カプセルを外ケースの取出口に向けて誘導する排出路と、前後方向に進退することで開口部と排出路の上端との間を連通・非連通とするための貫通穴を有するスライド部と、を備えている。この球状物品取出装置では、待機時において、ガイド台の開口部とスライド部の貫通穴とが連通し、且つ、貫通穴と排出路の上端とが連通していない。この状態で、1個の球状カプセルがスライド部の貫通穴内に配置されている。
球状カプセルを取り出す場合、ユーザはスライド部を前方にスライドさせる。貫通穴に配置された球状カプセルは、貫通穴の下端と排出路の上端とが連通するまで前方に移動し、貫通穴から排出路に落下する。排出路の傾斜底板は取出口に向かって下に傾斜しているので、球状カプセルは傾斜底板上を転がり取出口から排出される。また、スライド部が引き出される過程で、貫通穴の上端はガイド台の下に入り込み、貫通穴の一部が塞がれる。さらに、スライド部の後部に連なる迫出板が、ガイド台の開口部内に徐々に迫り出し、スライド部の後端上部から外ケースの背面に向けて斜め上方に延在した形となる。このため、スライド部の貫通穴に別の球状カプセルが供給されることが防止される。
特開2014−237474号公報
しかしながら、上記した球状物品取出装置では、内容物が、球状カプセルのように排出路の傾斜底板上を転がる物でなければ取り出すことができなかった。すなわち、上記した球状物品取出装置は、球形状以外の内容物には対応できなかった。
また、スライド部の引き出しに伴い、迫出板がガイド台の開口部内に迫り出すことで、別の球状カプセルが通過しないように開口部が狭められていたが、この点についても、球形状以外の内容物には対応できない虞があった。例えば、内容物が前後方向に長く、ガイド台の開口部やスライド部の貫通穴が内容物に合わせて前後方向に長い場合、迫出板が開口部の一部を塞いだだけでは、別の内容物の一部がスライド部の貫通穴に脱落することを阻止することはできない。別の内容物が貫通穴に脱落すると、引き出したスライド部を再び押し入れる(元に戻す)ことができなくなる。
また、スライド部が引き出された状態で取出口から球状カプセルが排出されるため、ユーザは、引き出されたスライド部の下方に位置する取出口から排出される球状カプセルを目視できない場合があった。例えば、球状物品取出装置が設置台に載せられている場合、ユーザは、取出口から排出された球状カプセルを見失い、球状カプセルを設置台から落下させてしまう虞もあった。
本発明は、上記課題を解決するために、引き出された引出部材から内容物を取り出すことができる引出付き容器を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の引出付き容器は、上下方向に重ねられた複数の内容物を収容する箱体と、下部に位置する前記内容物を収容し、前記箱体に対して上下方向に交差する出入方向に出し入れ可能に設けられている引出部材と、前記箱体と前記引出部材とを連結し、前記引出部材の出し入れに伴って伸縮する伸縮部材と、を備え、前記伸縮部材は、前記箱体から前記引出部材を引き出す過程で、前記箱体の内部における前記引出部材の配置空間に進入して前記箱体の内部に残された前記内容物を支持し、前記配置空間への前記内容物の落下を規制する。
この場合、前記伸縮部材は、紙製の板で構成され、平面から見てジグザグに折られた蛇腹状に形成され、前記伸縮部材の上端は、前記引出部材の上端に一致していることが好ましい。
この場合、前記引出部材は、前記箱体の底面から上方に離れて配置され、前記伸縮部材は、その下端が前記箱体の底面に接触可能に形成されていることが好ましい。
他の場合、前記伸縮部材は、前記箱体から前記引出部材を引き出した状態で前記配置空間の上端面に沿って延設される弾性体であることが好ましい。
また、他の場合、前記伸縮部材は、前記箱体に回転可能に設けられているリール部と、前記リール部と前記引出部材との間に架設され、前記リール部に券回される可撓部材と、前記可撓部材を巻き戻す方向に前記リール部を回転させる付勢部材と、を含み、前記可撓部材は、前記箱体から前記引出部材を引き出した状態で、前記付勢部材の付勢力に抗して前記リール部から繰り出され、前記配置空間の上端面に沿って延設されることが好ましい。
この場合、前記引出部材は、前記箱体の底面に接触して前記引出部材を支持する規制部を有し、前記規制部は、前記箱体の引出方向の下流部に当接して前記引出部材の引き出しを規制することが好ましい。
この場合、前記箱体および前記引出部材は、紙製の板で形成されていることが好ましい。
この場合、前記箱体の内部に設けられ、前記引出部材を前記箱体に差し込んだ状態で落下する前記内容物を前記引出部材に案内する案内部材を更に備えていることが好ましい。
この場合、前記案内部材は、紙製の板で形成されていることが好ましい。
本発明によれば、引き出された引出部材から内容物を取り出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る引出付き容器を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器の引出部材を引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器の箱体のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器の引出部材のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器の伸縮部材のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器の案内部材のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る引出付き容器を示す分解斜視図である。 図1のVIII−VIII断面図である。 図1のIX−IX断面図である。 図2のX−X断面図である。 図2のXI−XI断面図である。 本発明の第2実施形態に係る引出付き容器を側方から示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る引出付き容器を平面側から示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る引出付き容器を側方から示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る引出付き容器を平面側から示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。また、本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態:放出機能付き容器の概要]
図1ないし図6を参照して、第1実施形態に係る引出付き容器1の構成について説明する。図1は引出付き容器1を示す斜視図である。図2は引出付き容器1の引出部材11を引き出した状態を示す斜視図である。図3は箱体10のブランク5を示す平面図である。図4は引出部材11のブランク6を示す平面図である。図5は伸縮部材12のブランク7を示す平面図である。図6は案内部材13のブランク8を示す平面図である。
図1に示すように、引出付き容器1は、側面が略正方形で、正面が縦に長い略長方形となる略直方体状に形成されている。図1および図2に示すように、引出付き容器1には前後方向にスライドする引出部材11が設けられており、引出部材11を手前に引き出すことで内容物Mを取り出すことができる。なお、第1実施形態に係る引出付き容器1では、例えば、内容物Mが前後方向に細長いパッケージであるが、これに限らず、内容物Mは箱体10や引出部材11に収容可能な大きさ・形状であれば、如何なるものでもよい。
引出付き容器1は、箱体10と、引出部材11と、伸縮部材12と、案内部材13と、を備え(後述する図7等参照)、これらを組み立てることで構成されている。
箱体10は、図3に示すブランク5を組み立てることで形成される。引出部材11は、図4に示すブランク6を組み立てることで形成される。伸縮部材12は、図5に示すブランク7を組み立てることで形成される。案内部材13は、図6に示すブランク8を組み立てることで形成される。これらのブランク5〜8は、一枚の板紙(厚紙(紙製の板))を抜型等で打ち抜いて形成される。なお、図面に示す「X」は紙の繊維(紙目)が延びる「紙目方向」を示し、「Y」は紙目方向に直交する「直交方向」を示している。また、「上(天)」、「下(底)」およびこれに類する用語は、引出付き容器1を組み立てた状態(使用状態)における上(天)、下(底)およびこれに類する概念を指している。
[箱体のブランク]
図3に示すように、箱体10のブランク5は、左側面壁20Lと、正面壁21Fと、右側面壁20Rと、背面壁21Bと、継代片22と、一対の上内フラップ23と、天面壁24と、一対の下内フラップ25と、底受フラップ26と、底面壁27と、を備えている。なお、以下の説明では、便宜上、左側面壁20Lと右側面壁20Rとに共通する説明では、単に「側面壁20」と呼び、符号に算用数字のみを付す。これと同様に、正面壁21Fと背面壁21Bとに共通する説明では、単に「端面壁21」と呼び、符号に算用数字のみを付す。また、図3は、箱体10の表面側(外側)を示している。
<側面壁、面壁、継代片>
継代片22、左側面壁20L、正面壁21F、右側面壁20Rおよび背面壁21Bは、この順番で紙目方向に一列に並べられ、第1折曲線L1を介して連設されている。左側面壁20Lと右側面壁20Rとは、略同一の大きさとなる略正方形状に形成されている。正面壁21Fと背面壁21Bとは、略同一の大きさとなる略長方形状に形成されている。一対の端面壁21は、一対の側面壁20よりも紙目方向に短く形成されている。継代片22は、端面壁21よりも細い略長方形状(台形状)に形成されている。
<上内フラップ>
一対の上内フラップ23は、第2折曲線L2を介して正面壁21Fと背面壁21Bとの直交方向一端部(上端部)に連設されている。一対の上内フラップ23の紙目方向の両外縁は僅かに傾斜しており、各上内フラップ23は先端に向かって幅狭くなる略台形状に形成されている。各上内フラップ23の直交方向の寸法(延出寸法)は、正面壁21Fの紙目方向の寸法の半分程度に設定されている。
<天面壁>
天面壁24は、第2折曲線L2を介して右側面壁20Rの直交方向一端部(上端部)に連設されている。天面壁24は、右側面壁20Rと略同一幅となる略長方形状に形成されている。天面壁24の延出寸法は、正面壁21Fの紙目方向の寸法と略同一に設定されている。天面壁24の先端部には、第3折曲線L3を介して上差込片24Aが連設されている。上差込片24Aは略長方形状に形成され、その延出寸法は上内フラップ23の延出寸法よりも短く設定されている。
<下内フラップ>
一対の下内フラップ25は、第4折曲線L4を介して正面壁21Fと背面壁21Bとの直交方向他端部(下端部)に連設されている。一対の下内フラップ25の紙目方向の両外縁は約45度傾斜しており、各下内フラップ25は先端に向かって幅狭くなる略台形状に形成されている。各下内フラップ25の延出寸法は、上内フラップ23の延出寸法と略同一に設定されている。背面壁21Bと下内フラップ25との境界部には、板紙を厚み方向に貫通した連結スリット30が形成されている。連結スリット30は、第4折曲線L4と交差するように背面壁21Bから下内フラップ25に向かって突出した略長方形状の切目である。
<底受フラップ>
底受フラップ26は、第4折曲線L4を介して左側面壁20Lの直交方向他端部(下端部)に連設されている。底受フラップ26は略長方形状に形成され、その延出寸法は下内フラップ25の延出寸法と略同一に設定されている。左側面壁20Lと底受フラップ26との境界部には、板紙を厚み方向に貫通した一対の差込スリット31が形成されている。一対の差込スリット31は、互いに間隔をあけて第4折曲線L4に沿って並設されている。正確には、各差込スリット31は、第4折曲線L4と交差するように左側面壁20Lから底受フラップ26に向かって幅狭くなる略台形状(略U字状)の切目である。
<底面壁>
底面壁27は、第4折曲線L4を介して右側面壁20Rの直交方向他端部(下端部)に連設されている。底面壁27は、右側面壁20Rと略同一幅となる略長方形状に形成されている。底面壁27の延出寸法は、正面壁21Fの紙目方向の寸法と略同一に設定されている。右側面壁20Rと底面壁27との境界部には、板紙を厚み方向に貫通した一対の底面スリット32が形成されている。一対の底面スリット32は、一対の差込スリット31と略同一の間隔で配置されている。各底面スリット32は、第4折曲線L4から底面壁27に向かって突出した略台形状(略U字状)の切目である。
底面壁27の先端部には、第5折曲線L5を介して一対の下差込片27Aが連設されている。一対の下差込片27Aは、一対の差込スリット31と略同一の間隔で配置されている。各下差込片27Aは略五角形状に形成され、各下差込片27Aの根本部分は大きく括れている。各下差込片27Aの延出寸法は、底受フラップ26の延出寸法よりも僅かに短く設定されている。
<正面壁の引出開口等>
正面壁21Fの直交方向他側(下側)には、第3折曲線L3と平行に延びた正面折曲線33が形成され、正面折曲線33を残して略楕円形に切断されることで引出開口34が形成されている。引出開口34の紙目方向両側は、左側面壁20Lと右側面壁20Rとに形成されている。正面折曲線33は、正面壁21Fに形成された引出開口34の下縁に位置している。引出開口34の下縁(正面折曲線33)には、略長方形状の引出支持片35が連設されている。引出支持片35は、引出開口34の下縁から上縁まで延設され、正面壁21Fに形成された引出開口34を塞いでいる。したがって、左側面壁20Lと右側面壁20Rには、引出開口34の紙目方向両側の略半円形状の穴が開口している。
なお、第1〜第5折曲線L1〜L5および正面折曲線33は、板紙の表面から直線状に凹ませた汎用罫線である。汎用罫線は、裏面を内側に向けるように板紙を折り曲げるために設けられている。第1〜第5折曲線L1〜L5および正面折曲線33は、汎用罫線に限らず、例えば、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線等、板紙を折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[引出部材のブランク]
図4に示すように、引出部材11のブランク6は、底壁40と、一対の側壁41と、前壁体42と、後壁体43と、4つの折込壁44と、を備えている。また、図4は、引出部材11の表面側(外側)を示している。
<底壁>
底壁40は、紙目方向に細長く延びた略長方形状に形成されている。底壁40の紙目方向の寸法は、箱体10の側壁41の紙目方向の寸法よりも小さく設定されている。底壁40の直交方向の寸法は、箱体10の正面壁21Fの紙目方向の寸法よりも僅かに小さく設定されている。底壁40の紙目方向両側には、互いに逆向きに凸となるように湾曲した一対の係合スリット45F,45Bが切り込まれている。また、底壁40には、一対の係合スリット45F,45Bの頂点から互いに逆向きに延びた一対の直線スリット46F,46Bが切り込まれている。
<側壁>
一対の側壁41は、第6折曲線L6を介して底壁40の直交方向両端部に連設されている。各側壁41は、略長方形状に形成されている。各側壁41の直交方向の寸法(延出寸法)は、箱体10の引出開口34(引出支持片35)の直交方向の寸法(高さ)と略同一に設定されている。
<前壁体>
前壁体42は、前外壁42Aと、前内壁42Bと、前係合片42Cと、を含んでいる。
前外壁42Aは、第7折曲線L7を介して底壁40の紙目方向一端部(前端部)に連設されている。前外壁42Aは略長方形状に形成され、その紙目方向の寸法(延出寸法)は側壁41の延出寸法よりも長く設定されている。前内壁42Bは、第8折曲線L8を介して前外壁42Aの先端部に連設されている。前内壁42Bは略長方形状に形成され、その延出寸法は前外壁42Aの延出寸法よりも僅かに短く設定されている。前係合片42Cは、第9折曲線L9を介して前内壁42Bの先端部に連設されている。前係合片42Cは略長方形状に形成され、その延出寸法は前内壁42Bの延出寸法よりも僅かに短く設定されている。
<後壁体>
後壁体43は、後外壁43Aと、後内壁43Bと、後係合片43Cと、を含んでいる。
(後外壁)
後外壁43Aは、第7折曲線L7を介して底壁40の紙目方向他端部(後端部)に連設されている。後外壁43Aは略長方形状に形成され、その紙目方向の寸法(延出寸法)は側壁41の延出寸法よりも長く、且つ前外壁42Aよりも短く設定されている。後外壁43Aには、規制片43D(規制部)が底壁40に食い込むように突設されている。規制片43Dは、底壁40を舌状に切り込むことで後外壁43Aと一体に形成されている。規制片43Dの紙目方向の寸法は、箱体10の正面折曲線33と第4折曲線L4との間の距離(高さ)と略同一に設定されている。また、底壁40には、規制片43Dを形成する切断線の直交方向両縁から互いに逆向きに延びた一対の仮止めスリット47が形成されている。なお、係合スリット45Bおよび直線スリット46Bは、規制片43Dの先端よりも底壁40の中央寄りに形成されている。
(後内壁)
後内壁43Bは、第8折曲線L8を介して後外壁43Aの先端部に連設されている。後内壁43Bは略長方形状に形成され、その延出寸法は後外壁43Aの延出寸法よりも僅かに短く設定されている。
(後係合片)
後係合片43Cは、第9折曲線L9を介して後内壁43Bの先端部に連設されている。後係合片43Cは略長方形状に形成され、その延出寸法は後内壁43Bの延出寸法と略同一に設定されている。後内壁43Bと後係合片43Cとの境界部には、板紙を厚み方向に貫通した後係合スリット48が形成されている。後係合スリット48は、第9折曲線L9と交差するように後係合片43Cから後内壁43Bに向かって突出した略長方形状(略U字状)の切目である。
<折込壁>
4つの折込壁44は、一対の側壁41と前外壁42Aとの間と、一対の側壁41と後外壁43Aとの間と、に配置されている。4つの折込壁44は、第10折曲線L10を介して一対の側壁41の紙目方向両端部に連設され、第11折曲線L11を介して前外壁42Aと後外壁43Aとの直交方向両端部に連設されている。前方の2つの折込壁44は、略正方形状に形成されている。後方の2つの折込壁44は、略正方形の1つの角を切り欠いた多角形に形成されている。各折込壁44には、第6折曲線L6と第7折曲線L7との交点を成す角部から対角に向かって斜めに延びた折込線49が形成されている。
なお、第6〜第8折曲線L6〜L8および第10〜第11折曲線L10,L11は汎用罫線であり、第9折曲線L9は汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線である。また、折込線49は、汎用罫線の第6および第7折曲線L6,L7の交点側に切目を形成したリード罫線である。リード罫線は、表面(または裏面)を内側に向けるように板紙を折り曲げるために設けられている。また、第6〜第11折曲線L6〜L11および折込線49は、汎用罫線やリード罫線に限らず、板紙を折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[伸縮部材のブランク]
図5に示すように、伸縮部材12のブランク7は、第1連結片50と、連結内壁51と、額縁部52と、7つの蛇腹形成壁53と、第2連結片54と、を備えている。
<第1連結片>
第1連結片50は、略長方形状に形成されている。第1連結片50の紙目方向の寸法は、引出部材11の底壁40の直交方向の寸法よりも僅かに短く設定されている。第1連結片50の直交方向の寸法は、後外壁43A(第7折曲線L7)と係合スリット45Bとの間の最短距離と略同一に設定されている。
<連結内壁>
連結内壁51は、逆折線55を介して第1連結片50の直交方向一端部に連設されている。連結内壁51は、第1連結片50の紙目方向の寸法と同一幅となる略長方形状に形成されている。連結内壁51の直交方向の寸法は、引出部材11の後内壁43Bと略同一に設定されている。第1連結片50と連結内壁51との境界部には、板紙を厚み方向に貫通した凸部スリット56が形成されている。凸部スリット56は、逆折線55と交差するように第1連結片50から連結内壁51に向かって突出した略長方形状(略U字状)の切目である。
<額縁部>
額縁部52は、横折線57を介して連結内壁51の直交方向一端部に連設されている。額縁部52は紙目方向に細長い略長方形状に形成され、その直交方向の寸法は板紙の厚さよりも僅かに長く設定されている。
<蛇腹形成壁>
7つの蛇腹形成壁53は、紙目方向に一列に並べられ、縦折線58を介して連設されている。7つの蛇腹形成壁53は、全て略同じ大きさの略長方形状に形成されている。各蛇腹形成壁53の紙目方向の寸法は、第1連結片50等の紙目方向の寸法と同一に設定されている。各蛇腹形成壁53の直交方向の寸法は、引出部材11の後外壁43Aと規制片43Dとの紙目方向の寸法を合わせた長さ(高さ)と略同一に設定されている。紙目方向一端(図5で下側)に位置する蛇腹形成壁53は、横折線57を介して額縁部52の直交方向一端部に連設されている。
<第2連結片>
第2連結片54は、片折線59を介して紙目方向他端(図5で上側)に位置する蛇腹形成壁53の直交方向一端部(下端部)に連設されている。第2連結片54は、舌状に形成され、箱体10の下内フラップ25の連結スリット30に差込可能な大きさに形成されている。
なお、逆折線55はリード罫線であり、横折線57および片折線59は汎用罫線である。また、縦折線58は、汎用罫線の両端部を除く中間部に1本の切目を形成したリード罫線である。また、逆折線55、横折線57、縦折線58および片折線59は、汎用罫線やリード罫線に限らず、板紙を折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。なお、額縁部52は省略され、1つの蛇腹形成壁53が連結内壁51に直接連設されてもよい(図示せず)。
[案内部材のブランク]
図6に示すように、案内部材13のブランク8は、連結壁60と、右案内壁61Rと、左案内壁61Lと、を備えている。なお、図6は、案内部材13の表面側(外側)を示している。
<連結壁>
連結壁60は、略長方形状に形成されている。連結壁60の紙目方向の寸法は、箱体10の正面壁21Fの紙目方向の寸法と略同一に設定されている。連結壁60の直交方向の寸法(高さ)は、箱体10の正面壁21Fの上端と引出開口34の上縁との間の距離と略同一に設定されている。
<右案内壁>
右案内壁61Rは、連結折線62を介して連結壁60の紙目方向一端部に連設されている。右案内壁61Rは略長方形状に形成されており、その上端は連結壁60の上端と揃えられている。右案内壁61Rの紙目方向の寸法は、箱体10の右側面壁20Rの紙目方向の寸法よりも小さく設定されている。右案内壁61Rの直交方向の寸法(高さ)は、箱体10の右側面壁20Rの直交方向の寸法(高さ)と略同一に設定されている。
また、右案内壁61Rの連結壁60から遠い下角部には、略長方形状の右切欠き部63Rが形成されている。右切欠き部63Rの紙目方向の寸法は、箱体10の引出支持片35の延出寸法よりも長く設定されている。右切欠き部63Rの高さは、箱体10の引出開口34の上縁と第4折曲線L4との間の距離(高さ)と略同一に設定されている。換言すれば、右切欠き部63Rの上縁は、連結壁60の下端と略同じ高さに位置している。
また、右案内壁61Rの上下方向中間部には、右突出片64Rが連結壁60に食い込むように突設されている。右突出片64Rは、連結壁60を舌状に切り込むことで右案内壁61Rと一体に形成されている。右案内壁61Rと右突出片64Rとを合わせた紙目方向の寸法は、箱体10の右側面壁20Rの紙目方向の寸法と略同一に設定されている。
<左案内壁>
左案内壁61Lは、連結折線62を介して連結壁60の紙目方向他端部に連設されている。左案内壁61Lは略長方形状に形成されており、その上端は連結壁60の上端から一段下がっている。この段差は、箱体10の上差込片24Aの延出寸法よりも長く(深く)なっている。なお、左案内壁61Lは、上部の段差を除き、連結壁60を中心にして右案内壁61Rを反転させた形状と略同等である。つまり、左案内壁61Lは、右案内壁61Rと同様に、左切欠き部63Lと左突出片64Lとを有している。
なお、以下の説明では、便宜上、右案内壁61Rと左案内壁61Lとに共通する説明では、単に「案内壁61」と呼び、符号に算用数字のみを付す。これと同様に、右切欠き部63Rと左切欠き部63Lとに共通する説明では単に「切欠き部63」と呼び、右突出片64Rと左突出片64Lとに共通する説明では単に「突出片64」と呼び、これらの符号に算用数字のみを付す。また、連結折線62は汎用罫線であるが、これに限らず、例えば、リード罫線等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[引出付き容器の組立]
次に、図7ないし図9を参照して、引出付き容器1の組立手順の一例について説明する。図7は引出付き容器1を示す分解斜視図である。図8は、図1のVIII−VIII断面図である。図9は、図1のIX−IX断面図である。ここでは、一例として、作業者が手作業で引出付き容器1を製造する場合について説明する。なお、箱体10のブランク5において、左側面壁20Lと背面壁21Bとは第1折曲線L1に沿って折り返され、継代片22は背面壁21Bの裏面に接着剤で接着されているものとする。つまり、箱体10は、略平坦に折り畳まれた状態となっている。また、本明細書では、裏面を内側に向けるように板紙を折り曲げることを「正折り」と呼び、表面を内側に向けるように板紙を折り曲げることを「逆折り」と呼ぶこととする。
<引出部材の組立>
作業者は、ブランク6の裏面を上方に向けた状態とし、一対の側壁41を第6折曲線L6に沿って略直角に正折りする(立ち上げる)(図7参照)。この状態で、4つの折込壁44も、一対の側壁41と共に起立した姿勢となっている。
次に、作業者は、前方の2つの折込壁44を、折込線49に沿って逆折りし、且つ第10および第11折曲線L10,L11に沿って正折りしながら、前外壁42Aを第7折曲線L7に沿って正折りする(立ち上げる)(図8参照)。この状態で、前方の2つの折込壁44は、略三角形に折り畳まれ、起立姿勢となった前外壁42Aの内面に重なっている。
続いて、作業者は、前内壁42Bを第8折曲線L8に沿って下方に折り返し(正折り)、前係合片42Cを第9折曲線L9に沿って逆折りする(図8参照)。また、作業者は、前係合片42Cを底壁40に重ね、前係合片42Cの先端部を係合スリット45Fに差し込む(図8参照)。この状態で、前内壁42Bは、折込壁44を挟んで前外壁42Aに対向した二重壁を構成する。また、前係合片42Cの先端部が係合スリット45Fに係合することで、前外壁42Aと前内壁42Bとによる二重壁構造が維持される。
次に、上記の前壁体42の折り曲げ手順と同様に、作業者は、後方の2つの折込壁44を略三角形に折り畳みながら後外壁43Aを立ち上げ、後内壁43Bを下方に折り返し、後係合片43Cを逆折りする(図8参照)。また、作業者は、後係合片43Cを底壁40に重ね、後係合片43Cの先端部を一対の仮止めスリット47に差し込む(図7および図8参照)。この状態で、後外壁43Aと後内壁43Bとが二重壁を構成する。また、その二重壁構造は、後係合片43Cの先端部を仮止めスリット47に係合させることで維持される。また、規制片43Dは、底壁40から刳り貫かれ、後外壁43Aの下端から下方に向かって延設される。したがって、底壁40には、規制片43Dの輪郭に沿った穴が開口する(図7参照)。
以上によって、引出部材11の組立が完了する(図7参照)。引出部材11は、上面を開放させたトレイである。
<伸縮部材の組立>
作業者は、ブランク7の7つの蛇腹形成壁53を縦折線58に沿ってジグザグに折り曲げる(図7および図9参照)。すなわち、作業者は、7つの蛇腹形成壁53に対して6つの縦折線58に沿って正折りと逆折りを交互に繰り返し、隣り合う蛇腹形成壁53を互いに折り重ねる。この状態で、伸縮部材12の7つの蛇腹形成壁53は、平面から見てジグザグに折られた蛇腹状に形成される。
(伸縮部材と引出部材との連結)
作業者は、額縁部52に連設された蛇腹形成壁53を引出部材11の後壁体43(後外壁43A、規制片43D)に接触させ、額縁部52を横折線57に沿って正折りして後壁体43の上端部に被せる(図7および図8参照)。続いて、作業者は、連結内壁51を横折線57に沿って正折りして後壁体43の後内壁43Bに重ね、第1連結片50を逆折線55に沿って逆折りして後壁体43の後係合片43Cおよび底壁40に重ねる。また、作業者は、第1連結片50の先端部を係合スリット45Bに差し込み、凸部スリット56に沿って連結内壁51から刳り貫かれて後方に突き出した凸部を後係合スリット48に差し込む。
以上によって、伸縮部材12の組立が完了し、且つ伸縮部材12が引出部材11に連結される(図8および図9参照)。この状態で、伸縮部材12の上端は、引出部材11の上端に一致している。正確には、伸縮部材12の各蛇腹形成壁53の上端が、引出部材11の各側壁41の上端に一致している。なお、本明細書において、「一致」とは、完全に一致していることのみを示すものではなく、僅かな誤差を含む意味である。
<箱体の組立>
図7に示すように、作業者は、一対の側面壁20と一対の端面壁21とが略直角を成すように略平坦に折り畳まれた箱体10を起こす。この状態で、一対の側面壁20と一対の端面壁21とが略角筒状の周壁10Wを構成する。続いて、作業者は、正面壁21Fの引出支持片35を正面折曲線33に沿って略直角に正折りする。この状態で、引出支持片35は周壁10Wの内側に向かって略平行に延設され、正面壁21Fには引出開口34が開口する。
(伸縮部材と箱体との連結)
作業者は、7つの蛇腹形成壁53を折り重ねた状態(縮ませた状態)で引出部材11を略垂直に起立した姿勢とし、折り重ねた7つの蛇腹形成壁53の先端部を引出開口34に差し込む。続いて、作業者は、引出開口34の下縁付近を支点として引出部材11を起立姿勢から略水平となるように回動させ、全ての伸縮部材12および引出部材11の後端部を引出開口34に差し込む。その後、作業者は、水平姿勢とした引出部材11を後方に押し込む。引出部材11の前壁体42(前内壁42B)が箱体10の正面壁21Fに当接すると、引出部材11の押し込みが規制される(図8参照)。
次に、作業者は、箱体10の底受フラップ26を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げた後、一対の下内フラップ25を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げる。また、作業者は、伸縮部材12の第2連結片54を背面壁21Bと下内フラップ25との境界部に切られた連結スリット30に差し込む(図8参照)。そして、作業者は、第2連結片54を片折線59に沿って前方に折り曲げて下内フラップ25に重ねる(図8参照)。
次に、作業者は、箱体10の底面壁27を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げる。また、作業者は、箱体10の一対の下差込片27Aを第5折曲線L5に沿って上方に折り曲げ、一対の下差込片27Aを左側面壁20Lと底受フラップ26との境界部に切られた一対の差込スリット31に差し込む。
以上によって、箱体10の底面が形成され、且つ伸縮部材12が箱体10に連結される(図8参照)。この状態で、引出部材11の規制片43Dは、箱体10の底面(底受フラップ26および底面壁27)に接触して引出部材11を支持している。詳細には、引出部材11の前部は引出開口34の下縁(引出支持片35の折曲部)に支持され、引出部材11の後部は規制片43Dによって支持されている。これにより、引出部材11は、箱体10の底面から上方に離れた配置空間Sに水平姿勢で配置されている。また、伸縮部材12の第2連結片54は、下内フラップ25と底面壁27とに挟まれている。引出部材11が箱体10に差し込まれた状態(配置空間Sに配置された状態)で、伸縮部材12(7つの蛇腹形成壁53)は、引出部材11の後方に折り重ねられた状態(縮ませた状態)で配置されている。伸縮部材12の各蛇腹形成壁53の下端は引出部材11の規制片43Dの下端よりも僅かに上方に位置しているが、7つの蛇腹形成壁53のうち両端以外の複数の蛇腹形成壁53は自重で弛むため、弛んだ複数の蛇腹形成壁53の下端は箱体10の底面に接触している。
<案内部材の組立>
図7に示すように、作業者は、ブランク8の右案内壁61Rと左案内壁61Lとを連結折線62に沿って略直角に正折りする。この状態で、右突出片64Rおよび左突出片64Lは、連結壁60から刳り貫かれ、連結壁60から後方に延設される。以上によって、平面から見て略U字状の案内部材13が完成する。
(案内部材を箱体に装着)
作業者は、案内部材13と箱体10との左右を合わせ、案内部材13を周壁10Wの上面開口から内部に差し込む。一対の案内壁61の下部は、一対の側面壁20と引出部材11との間に差し込まれる。箱体10の引出支持片35は、案内部材13の各切欠き部63の内側に配置される(図8参照)。すなわち、各切欠き部63は、各案内壁61を差し込んだ状態で引出支持片35と干渉しないように切り欠かれている。
図8に示すように、案内部材13を箱体10に装着した状態で、案内部材13の連結壁60は、引出部材11や伸縮部材12よりも上方に配置される。また、折り重ねた(縮ませ)7つの蛇腹形成壁53の大部分は、連結壁60よりも後方に配置されている。すなわち、図9に示すように、伸縮部材12(7つの蛇腹形成壁53)は、平面から見て、連結壁60と一対の突出片64とで囲まれた後部領域に配置されている(図9参照)。一方で、引出部材11は、平面から見て、連結壁60と一対の案内壁61とで囲まれた収容領域に配置されている。
<内容物の収容>
図8および図9に示すように、作業者は、周壁10Wの上面開口から連結壁60と一対の案内壁61とで囲まれた収容領域に複数の内容物Mを入れる。
箱体10には、上下方向に重ねられた複数の内容物Mが収容される。連結壁60が収容領域と後部領域とを仕切っているため、収容領域に収容された内容物Mは、後部領域への進入を規制され、引出部材11に向けて適切にガイドされる。すなわち、案内部材13は、箱体10の内部に設けられ、引出部材11を箱体10に差し込んだ状態で落下する内容物Mを引出部材11に案内する機能を有している。引出部材11の底壁40上には、最下部に位置する内容物Mが配置される。
<引出付き容器の封緘>
作業者は、箱体10の一対の上内フラップ23を第2折曲線L2に沿って内側に折り曲げた後、天面壁24を第2折曲線L2に沿って内側に折り曲げる。また、作業者は、上差込片24Aを第3折曲線L3に沿って下方に折り曲げ、上差込片24Aを周壁10Wの内側に差し込む。上差込片24Aは、案内部材13の左案内壁61Lの上部の段差に配置される(図8参照)。すなわち、左案内壁61Lの上部の段差は、上差込片24Aを差し込んだ状態で左案内壁61Lと干渉しないように設けられている。
以上によって、箱体10の天面が形成され、箱体10の組立が完了すると共に、引出付き容器1が封緘される(図1および図8参照)。
[引出付き容器の作用]
次に、図2、図10および図11を参照して、引出付き容器1に収容された内容物Mの取り出し手順(作用)について説明する。図10は、図2のX−X断面図である。図11は、図2のXI−XI断面図である。
上記のように組み立てた引出付き容器1において、内容物Mを収容した引出部材11は、箱体10に対して前後方向(上下方向に交差する出入方向)に出し入れ可能に設けられている。伸縮部材12は、箱体10と引出部材11とを連結し、引出部材11の出し入れに伴って伸縮する。以下、具体的に説明する。
まず、ユーザは、一対の側面壁20に開口した引出開口34の半円部(図2参照)に指を置き、引出部材11の前端部を掴んで手前に引き出す。図10に示すように、引出部材11の底壁40は引出開口34の下縁(引出支持片35)上を摺動し、引出部材11の規制片43Dの下端は箱体10の底面上を摺動する。引出部材11は、引出開口34や箱体10の底面に摺接する規制片43Dに支持され、略水平にスライドする。
図10および図11に示すように、引出部材11の引き出しに伴って、引出部材11に連結された伸縮部材12も手前に向かって引き伸ばされる。つまり、7つの蛇腹形成壁53は、縮んだ蛇腹形状から伸びた蛇腹形状になる。詳細には、7つの蛇腹形成壁53は、互いに折り重ねられた姿勢から互いに開かれて前後方向に延在する姿勢に変位する。
図10に示すように、引出部材11の引き出しが進むと、規制片43Dが箱体10の引出支持片35の先端部(引出方向の下流部)に当接して引出部材11の引き出しを規制する。また、規制片43Dは引出部材11の後端部に設けられているため、規制片43Dが正面壁21Fに当接するまで引出部材11が引き出されると、引出部材11の殆ど全部が箱体10の外部に引き出された状態になる。ユーザは、引き出された引出部材11の底壁40上に配置された内容物Mを取り出す。なお、引き出された引出部材11は自重および内容物Mの重さによって、その先端側が垂れ下がる。
ところで、箱体10の内部には、複数の内容物Mが積層されているため、引出部材11を引き出すと、引出部材11の直上にある他の内容物Mは、引出部材11の配置空間Sに落ちようとする。仮に、他の内容物Mが配置空間Sに落ちてしまうと、その内容物Mが障害物となり、引き出した引出部材11を再び配置空間Sに戻すことができなくなる。その点、第1実施形態に係る引出付き容器1では、引出部材11の引き出しに伴って内容物Mが配置空間Sに落下しない構造を備えている。
上記したように、伸縮部材12(7つの蛇腹形成壁53)は、箱体10から引出部材11を引き出す過程で、箱体10の内部における引出部材11の配置空間Sに進入するように伸びる。つまり、引出部材11が、伸びた蛇腹状の7つの蛇腹形成壁53に置き換わる。箱体10の内部に残された他の内容物Mは、伸びて行く蛇腹状の7つの蛇腹形成壁53の上端を相対的に摺動する。そして、伸縮部材12(7つの蛇腹形成壁53)は、箱体10の内部に残された(他の)内容物Mを支持し、配置空間Sへの内容物Mの落下を規制する。すなわち、他の内容物Mは、伸びた蛇腹状の7つの蛇腹形成壁53の上端に載置される。
なお、ユーザは、内容物Mを引出部材11から取り出した後、引き出された引出部材11を箱体10の内部に押し入れる。伸縮部材12(7つの蛇腹形成壁53)は、箱体10に引出部材11を押し入れる過程で、配置空間Sから退避するように縮む。箱体10に引出部材11を押し入れる過程(引出部材11を配置空間Sに戻す過程)で、箱体10の内部に残された(他の)内容物Mが、引出部材11の底壁40上に落下する。
以上説明した第1実施形態に係る引出付き容器1によれば、内容物Mを収容した引出部材11を引き出すことができる。これにより、引出部材11に収容可能な内容物Mであれば、内容物Mの形状は問われないため、様々な形状の内容物Mを引出付き容器1に収容することができる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1によれば、引出部材11の引き出しに伴って、引出部材11があった場所(配置空間S)に伸縮部材12が伸びてくるため、他の内容物Mが配置空間Sに落下することを規制することができる。これにより、引き出した引出部材11を円滑に箱体10に押し入れることができる。
また、ユーザは引出部材11を引き出すことで、内容物Mを引出部材11に載せた状態で外部に引き出すことができ、引き出された引出部材11から内容物Mを目視しながら取り出すことができる。また、内容物Mが床等に放り出されることが防止されるため、内容物Mを衛生的に取り出すことができ、食品等を内容物Mとすることもできる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1では、伸縮部材12が蛇腹状に形成され、伸縮部材12と引出部材11との上端が略同一の高さに位置していた。この構成によれば、引出部材11と略同じ高さで配置空間Sに伸びた伸縮部材12によって箱体10の内部の他の内容物Mを支持することができる。これにより、配置空間Sへの他の内容物Mの落下を阻止することができる。また、伸縮部材12は板紙をジグザグに折ることで簡単に製造することができるため、伸縮部材12を安価に製造することができる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1では、引出部材11が箱体10の底面から上方に離れて配置されていた。この構成によれば、引出部材11が箱体10の底面に沿って配置された場合に比べて、ユーザにとって引出部材11を出し入れし易くすることができると共に引出部材11から内容物Mを取り出し易くすることができる。また、第1実施形態に係る引出付き容器1では、伸縮部材12(蛇腹形成壁53)は、その下端が箱体10の底面に接触可能に形成されていた。この構成によれば、配置空間Sに伸びた複数の蛇腹形成壁53によって、箱体10の内部の他の内容物Mを、配置空間S以上となる位置で確りと支持することができる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1によれば、引出部材11の規制片43Dが箱体10の底面に接触しているため、引出部材11が配置空間Sから落下することを規制することができる。また、規制片43Dが箱体10の引出支持片35の先端部に当接するため、引出部材11が箱体10から抜け落ちることを防止することができる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1によれば、箱体10、引出部材11、伸縮部材12および案内部材13が紙製の板で構成されているため、例えば、金型を必要とする合成樹脂の成型品に比べて、引出付き容器1を安価に製造することができる。したがって、引出付き容器1は短期間の販売促進等に好適に用いることができる。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1では、箱体10内に設けられた案内部材13が、箱体10内で落下する内容物Mを引出部材11へとガイドする構成とした。この構成によれば、箱体10に収容された内容物Mを、順次、引出部材11上に導くことができる。これにより、内容物Mが引出部材11に収容されない等のトラブルを低減することができる。
なお、第1実施形態に係る引出付き容器1では、伸縮部材12が7つの蛇腹形成壁53を有していたが、蛇腹形成壁53は、7つに限らず、2つ以上設けられていればよい。
また、第1実施形態に係る引出付き容器1では、伸縮部材12の第1連結片50が引出部材11に差し込まれることで、伸縮部材12が引出部材11に連結されていた。また、伸縮部材12の第2連結片54が箱体10に差し込まれることで、伸縮部材12が箱体10に連結されていた。本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば、伸縮部材12は、引出部材11や箱体10に接着されることで、これらに連結されてもよい。
[第2実施形態]
次に、図12および図13を参照して、第2実施形態に係る引出付き容器2について説明する。図12は引出付き容器2を側方から示す断面図である。図13は引出付き容器2を平面側から示す断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る引出付き容器1と同様または対応する構成については同一の符号を付し、引出付き容器1と同様または対応する説明は省略する。
引出付き容器2では、伸縮部材の他の例としてゴムバンド14(弾性体)が採用されている。ゴムバンド14は、左右方向に2本以上並べられ、箱体10と引出部材11との間に架設されている。図12および図13では、一例として、線状のゴムバンド14を2本架設しているが、3本以上であってもよい。ゴムバンド14は、箱体10(配置空間S)に引出部材11を押し入れた状態で略自然長になるように設けられている。ゴムバンド14は、箱体10から引出部材11を引き出した状態で、弾性変形して引き伸ばされ、配置空間Sの上端面に沿って延設される。そして、箱体10の内部に残された他の内容物Mは、引き伸ばされたゴムバンド14上に載置される。なお、引出部材11は、ゴムバンド14の復元力によって箱体10の内部に引き戻される。つまり、ゴムバンド14の復元力で補助しながら引出部材11を配置空間Sに戻すことができる。
以上説明した第2実施形態に係る引出付き容器2によれば、様々な形状の内容物Mを収容することができ、ゴムバンド14によって配置空間Sへの他の内容物Mの落下を阻止することができ、引き出された引出部材11から内容物Mを目視しながら取り出すことができる等、第1実施形態に係る引出付き容器1と同様の効果を得ることができる。
なお、ゴムバンド14は、箱体10に引出部材11を押し入れた状態で弛ませ、箱体10から引出部材11を引き出しきる前に自然長になるように設けられてもよい。また、線状のゴムバンド14に限らず、環状に形成された輪ゴムでもよい(図示せず)。この場合は、少なくとも1つの輪ゴムを箱体10と引出部材11との間に架設すればよい。
[第2実施形態の変形例]
なお、第2実施形態に係る引出付き容器2では、伸縮部材の他の例としてゴムバンド14が採用されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ゴムバンド14に代えて、引張コイルばね(弾性体)が採用されてもよい(図示せず)。この引張コイルばねは、左右方向に2本以上並べられ、箱体10と引出部材11との間に架設されることが好ましい。引張コイルばねは、箱体10(配置空間S)に引出部材11を押し入れた状態で略自然長になるように設けられている。
[第3実施形態]
次に、図14および図15を参照して、第3実施形態に係る引出付き容器3について説明する。図14は引出付き容器3を側方から示す断面図である。図15は引出付き容器3を平面側から示す断面図である。
引出付き容器3では、伸縮部材15が、リール部70と、可撓部材71と、付勢部材72と、を含んでいる。リール部70は、箱体10の内部の後下部に軸周りに回転可能に設けられている。正確には、リール部70は支持筐体70Aに回転可能に支持され、支持筐体70Aは箱体10の底面や背面に固定されている。可撓部材71は、例えば、合成樹脂製の薄いシートであって、リール部70の幅よりも僅かに狭い幅となる帯状に形成されている。可撓部材71は、リール部70と引出部材11との間に架設され、リール部70(の軸部)に券回されている。付勢部材72は、例えば、リール部70の軸部と支持筐体70Aとに係合した捩りコイルばねであって、可撓部材71を巻き戻す方向にリール部70を回転させる機能を有している。
可撓部材71は、箱体10から引出部材11を引き出した状態で、付勢部材72の付勢力に抗してリール部70から繰り出され、配置空間Sの上端面に沿って延設される。そして、箱体10の内部に残された他の内容物Mは、繰り出された可撓部材71上に載置される。なお、可撓部材71は付勢部材72の付勢力によって巻き戻され、これに伴って、引出部材11も箱体10の内部に引き戻される。つまり、付勢部材72の付勢力で補助しながら引出部材11を配置空間Sに戻すことができる。
以上説明した第3実施形態に係る引出付き容器3によれば、様々な形状の内容物Mを収容することができ、伸縮部材15(可撓部材71)によって配置空間Sへの他の内容物Mの落下を阻止することができ、引き出された引出部材11から内容物Mを目視しながら取り出すことができる等、第1実施形態に係る引出付き容器1と同様の効果を得ることができる。
なお、第3実施形態に係る引出付き容器3では、可撓部材71が、箱体10の内寸に合わせた幅広い帯状のシートであったが、本発明はこれに限定されない。例えば、可撓部材71は、幅狭い帯状または紐状に形成されてもよい。このような細い可撓部材71は、左右方向に2本以上並べられ、箱体10とリール部70との間に架設されることが好ましい(図示せず)。2本以上の可撓部材71は、単一のリール部70に巻かれてもよいし、2つ以上のリール部70を設けて別々のリール部70に巻かれてもよい(図示せず)。
なお、第1〜第3実施形態(各変形例を含む。以下同じ。)に係る引出付き容器1〜3では、引出部材11が、箱体10の底面から上方に離れて配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、引出部材11は、箱体10の底面上に配置されてもよい(図示せず)。また、引出部材11が略水平にスライドする構造であったが、引出部材11は、水平線に対して上下方向または左右方向に傾いた方向にスライドする構造であってもよい(図示せず)。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3では、引出部材11の前壁体42と後壁体43とが二重壁を構成していたが、本発明はこれに限定されない。前壁体42と後壁体43の少なくとも何れか一方が、一重壁であってもよい(図示せず)。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3では、引出部材11がトレイ状に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、引出部材11は、板状の底壁40だけで構成されてもよい(図示せず)。また、上記した引出部材11から、側壁41、前壁体42および後壁体43の少なくとも何れか1つが省略されてもよい(図示せず)。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3では、案内部材13が設けられていたが、案内部材13は省略されてもよい。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3の箱体10は、上下方向と前後方向に長く、左右方向に短い略直方体状に形成されていたが、箱体10の寸法(高さ、幅、奥行き)は任意に変更することができる。また、引出部材11や伸縮部材12等の寸法(高さ、幅、奥行き)も、箱体10に対してスライドすることを条件として、任意に変更することができる。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3の箱体10は、略直方体状に形成されていたが、これに限らず、例えば、円筒状に形成されてもよいし、四角形以外の多角形断面を有する箱状に形成されてもよい(図示せず)。また、箱体10は、引出部材11に向けて内容物Mが落下することを条件として、側方または前方から見て、略平行四辺形状または略台形状に形成されてもよい(図示せず)。この場合、複数の内容物Mは、箱体10の内部において、前後方向または左右方向に傾きつつ上下方向に積み重ねられる。すなわち、請求項でいう「上下方向」とは、例えば、底面壁27に対して直交する垂直線に対し、前後方向または左右方向に斜めに傾きつつ概ね上下に延びた方向も含む概念である。また、引出部材11が箱体10に対してスライドすることを条件として、引出部材11の平面形状を、円形、楕円形または四角形以外の多角形としてもよい(図示せず)。さらに、引出部材11が箱体10に対してスライドすることを条件として、箱体10と引出部材11とが互いに異なる形状に形成されてもよい(図示せず)。
また、第1〜第3実施形態に係る引出付き容器1〜3では、箱体10、引出部材11および案内部材13が、板紙(厚紙)で形成されていたが、これに限らず、紙製の段ボールシート等、他の紙製の板で形成されてもよい。また、これらと同様に、第1実施形態に係る引出付き容器1の伸縮部材12が、板紙に代えて、他の紙製の板紙(段ボールシート等)で形成されてもよい。さらに、箱体10、引出部材11、伸縮部材12および案内部材13は、紙製の板に限らず、樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る放出機能付き容器における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1,2,3 引出付き容器
10 箱体
11 引出部材
12,15 伸縮部材
13 案内部材
14 ゴムバンド(伸縮部材)
43D 規制片(規制部)
70 リール部
71 可撓部材
72 付勢部材
M 内容物
S 配置空間

Claims (9)

  1. 上下方向に重ねられた複数の内容物(M)を収容する箱体(10)と、
    下部に位置する前記内容物を収容し、前記箱体に対して上下方向に交差する出入方向に出し入れ可能に設けられている引出部材(11)と、
    前記箱体と前記引出部材とを連結し、前記引出部材の出し入れに伴って伸縮する伸縮部材(12,14,15)と、を備え、
    前記伸縮部材は、前記箱体から前記引出部材を引き出す過程で、前記箱体の内部における前記引出部材の配置空間(S)に進入して前記箱体の内部に残された前記内容物を支持し、前記配置空間への前記内容物の落下を規制することを特徴とする引出付き容器(1,2,3)。
  2. 前記伸縮部材(12)は、紙製の板で構成され、平面から見てジグザグに折られた蛇腹状に形成され、
    前記伸縮部材の上端は、前記引出部材の上端に一致していることを特徴とする請求項1に記載の引出付き容器(1)。
  3. 前記引出部材は、前記箱体の底面から上方に離れて配置され、
    前記伸縮部材は、その下端が前記箱体の底面に接触可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の引出付き容器。
  4. 前記伸縮部材(14)は、前記箱体から前記引出部材を引き出した状態で前記配置空間の上端面に沿って延設される弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の引出付き容器(2)。
  5. 前記伸縮部材(15)は、
    前記箱体に回転可能に設けられているリール部(70)と、
    前記リール部と前記引出部材との間に架設され、前記リール部に券回される可撓部材(71)と、
    前記可撓部材を巻き戻す方向に前記リール部を回転させる付勢部材(72)と、を含み、
    前記可撓部材は、前記箱体から前記引出部材を引き出した状態で、前記付勢部材の付勢力に抗して前記リール部から繰り出され、前記配置空間の上端面に沿って延設されることを特徴とする請求項1に記載の引出付き容器(3)。
  6. 前記引出部材は、前記箱体の底面に接触して前記引出部材を支持する規制部(43D)を有し、
    前記規制部は、前記箱体の引出方向の下流部に当接して前記引出部材の引き出しを規制することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の引出付き容器。
  7. 前記箱体および前記引出部材は、紙製の板で形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の引出付き容器。
  8. 前記箱体の内部に設けられ、前記引出部材を前記箱体に差し込んだ状態で落下する前記内容物を前記引出部材に案内する案内部材(13)を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の引出付き容器。
  9. 前記案内部材は、紙製の板で形成されていることを特徴とする請求項8に記載の引出付き容器。
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