JP2020111853A - エアジェット織機の緯入れ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緯糸のS字蛇行現象の発生を抑制しつつ、タンデムノズルによるエアの噴射時間を従来よりも長く確保することができる、エアジェット織機の緯入れ装置を提供する。【解決手段】本発明のエアジェット織機の緯入れ装置は、筬打ちのために揺動動作するスレイ3に取り付けられ、スレイ3の揺動動作に従って移動するメインノズル7と、メインノズル7よりも緯糸搬送方向の上流側に設けられたタンデムノズル6と、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流れをメインノズル7の移動に応じて偏向させる偏向部材19とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、エアジェット織機の緯入れ装置に関する。
エアジェット織機では、緯入れ用ノズルからエアを噴射させることにより、筬の長手方向に緯糸を飛走させて緯入れする。その際、緯入れ用ノズルとして、メインノズルとタンデムノズルとを備えた構成が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。メインノズルは、筬打ち用の筬と共にスレイに取り付けられ、タンデムノズルは、スレイとは別体の固定部材に取り付けられる。このため、メインノズルはスレイの揺動動作に従って機台の前後方向に移動するが、タンデムノズルの位置や向きは固定されたままになる。
エアジェット織機における筬打ちは、筬が、スレイの揺動動作に従って機台の後ろ側から前側に向かって移動(以下、「前進移動」ともいう。)することにより行われる。このとき、メインノズルは、筬と共に前進移動する。これに対して、タンデムノズルからのエアの噴射は、メインノズルが機台の前側から後ろ側へと移動し、この移動終端となる後退位置にメインノズルが配置されたときに行われる。このため、タンデムノズルの向きは、メインノズルが後退位置に配置されたときに、タンデムノズルから噴射されたエアがメインノズル後端の緯糸導入口に向かって吹き付けられるように調整されている。
実開昭63−110587号公報
上述したエアジェット織機においては、タンデムノズルによるエアの噴射時間をなるべく長く確保することが、緯入れ用ノズルによる緯糸搬送力の向上、ひいてはトータルのエア消費量の節約につながる。ただし、図6に示すように、メインノズル81が後退位置からY1方向に前進移動を開始した後もタンデムノズル82からエアを噴射し続けると、タンデムノズル82からメインノズル81へと至る緯糸搬送路上で緯糸83がS字形に蛇行する現象(以下、「S字蛇行現象」という。)が発生し、これが原因で緯入れミスが発生しやすくなる。このため、従来においては、緯糸のS字蛇行現象を避けるために、メインノズル81が後退位置から前進移動を開始すると同時に、タンデムノズル82からのエアの噴射を停止させる必要があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、緯糸のS字蛇行現象の発生を抑制しつつ、タンデムノズルによるエアの噴射時間を従来よりも長く確保することができる、エアジェット織機の緯入れ装置を提供することにある。
本発明に係るエアジェット織機の緯入れ装置は、筬打ちのために揺動動作するスレイに取り付けられ、スレイの揺動動作に従って移動するメインノズルと、メインノズルよりも緯糸搬送方向の上流側に設けられたタンデムノズルと、タンデムノズルから噴射されるエアの流れをメインノズルの移動に応じて偏向させる偏向器とを備える。
本発明に係るエアジェット織機の緯入れ装置において、偏向器は、タンデムノズルから噴射されるエアの流路から外れた第1の位置と、そのエアの流路上にある第2の位置との間で移動可能な偏向部材を含むものであってもよい。
本発明に係るエアジェット織機の緯入れ装置において、偏向器は、タンデムノズルから噴射されるエアに対して偏向用のエアを吹き付ける偏向ノズルを含むものであってもよい。
本発明によれば、緯糸のS字蛇行現象の発生を抑制しつつ、タンデムノズルによるエアの噴射時間を従来よりも長く確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置において、メインノズルとタンデムノズルと偏向部材との配置関係を示す概略平面図である。 図2に示す偏向部材の動作を説明する概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置において、メインノズルとタンデムノズルと偏向ノズルとの配置関係を示す概略平面図である。 図4に示す偏向ノズルの動作を説明する概略平面図である。 緯糸のS字蛇行現象が発生した状態を示す概略平面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置の構成を示す概略図である。
図1において、緯入れ装置1は、緯糸チーズ2と、緯糸貯留装置4と、緯糸張力補正装置5と、タンデムノズル6と、メインノズル7と、複数のサブノズル8と、筬打ち用の筬9と、緯糸フィーラ10と、を備えている。また、緯入れ装置1は、メインバルブ12と、タンデムバルブ14と、メインタンク16と、メイン圧力計17と、メインレギュレータ18と、複数のサブバルブ22と、サブタンク23と、サブレギュレータ24と、サブ圧力計25と、エアフィルタ26と、圧力センサ27と、制御部31と、ファンクションパネル32と、を備えている。
緯糸チーズ2は、緯入れに使用する緯糸11を緯糸貯留装置4に供給するものである。緯糸貯留装置4は、緯入れ前の緯糸を貯留するものである。緯糸貯留装置4は、測長ドラム41と、係止ピン42とを有する。緯糸貯留装置4は、緯糸チーズ2から緯糸貯留装置4へと供給される緯糸11を測長ドラム41に巻き付けて貯留する。係止ピン42は、緯入れに使用する緯糸11を係止可能なピンである。係止ピン42は、電磁ソレノイド43の駆動により、測長ドラム41の外周面に対して接近または離間する方向に動作する。電磁ソレノイド43の駆動は制御部31が制御する。係止ピン42は、測長ドラム41の外周面に接近する方向に動作することで、緯糸11を把持する。また、係止ピン42は、測長ドラム41の外周面から離間する方向に動作することで、緯糸11の把持を解除する。
緯糸張力補正装置5は、緯糸11に過大な張力が加わらないよう、緯糸11に加わる張力を補正する装置である。タンデムノズル6およびメインノズル7は、緯入れ用ノズルを構成するものである。タンデムノズル6およびメインノズル7は、筬9よりも緯糸搬送方向の上流側に配置されている。複数のサブノズル8は、メインノズル7よりも緯糸搬送方向の下流側に配置されている。また、複数のサブノズル8は、筬9の長手方向に沿って配列されている。
メインノズル7は、メインバルブ12を介してメインタンク16に接続され、タンデムバルブ14は、タンデムバルブ14を介してメインタンク16に接続されている。また、メインタンク16にはメイン圧力計17とメインレギュレータ18とが接続されている。メインレギュレータ18は、エアフィルタ26を通して取り込まれる圧縮エア(以下、単に「エア」ともいう。)の圧力を調整するものである。メイン圧力計17は、メインレギュレータ18によって調整されたエアの圧力を測定するものである。メインタンク16は、メインレギュレータ18によって圧力が調整されたエアを貯留するものである。メインタンク16に貯留されたエアは、メインバルブ12を介してメインノズル7に供給されるとともに、タンデムバルブ14を介してタンデムノズル6に供給される。
メインノズル7は、メインバルブ12の開閉状態に応じてエアを噴射または停止する。メインノズル7は、スレイ3(図2参照)に取り付けられる。スレイ3には、メインノズル7と共に筬9が取り付けられる。このため、メインノズル7および筬9は、筬打ちのためのスレイ3の揺動動作に従って機台の前後方向に移動する。タンデムノズル6は、タンデムバルブ14の開閉状態に応じてエアを噴射または停止する。タンデムノズル6は、メインノズル7よりも緯糸搬送方向の上流側に設けられている。タンデムノズル6は、スレイ3とは別体の固定部材に取り付けられる。このため、メインノズル7はスレイ3の揺動動作に従って機台の前後方向に移動するが、タンデムノズル6の位置や向きは固定されたままになる。タンデムノズル6の近傍には、可動式の偏向部材19が配置されている。偏向部材19は、タンデムノズル6から噴射されるエアの流れをメインノズル7の移動に応じて偏向させる偏向器を構成するものである。メインバルブ12、タンデムバルブ14および偏向部材19は、それぞれ制御部31に電気的に接続されている。制御部31は、メインバルブ12の開閉動作とタンデムバルブ14の開閉動作と偏向部材19の動作をそれぞれ制御する。
複数のサブノズル8は、タンデムノズル6およびメインノズル7からのエアの噴射によって筬9の長手方向に飛走する緯糸の飛走路に沿って並べられている。各々のサブノズル8は、タンデムノズル6およびメインノズル7からのエアの噴射によって搬送される緯糸11に対し、エアの噴射によって搬送力を付与するものである。筬9は、緯糸11が1ピック緯入れされるたびに1回ずつ筬打ち動作する。筬打ち動作は、筬9の揺動動作によって行われる。
複数のサブノズル8は、筬9の長手方向で隣り合うサブノズル8を1つの組として、設けられている。なお、サブノズル8の組数は織幅によって異なる。各組のサブノズル8は、それぞれに対応するサブバルブ22を介してサブタンク23に接続されている。サブタンク23にはサブレギュレータ24とサブ圧力計25とが接続されている。メインレギュレータ18およびサブレギュレータ24はエアの圧力を調整するものである。サブ圧力計25は、サブレギュレータ24によって調整されたエアの圧力を測定するものである。サブタンク23は、サブレギュレータ24によって圧力が調整されたエアを貯留するものである。サブタンク23に貯留されたエアは、各々のサブバルブ22の開放により、各組のサブノズル8に分配して供給される。各々のサブバルブ22は、制御部31に電気的に接続される。制御部31は、各々のサブバルブ22の開閉動作を制御する。各組のサブノズル8は、それぞれに対応するサブバルブ22の開閉状態に応じてエアを噴射または停止する。
緯糸フィーラ10は、タンデムノズル6、メインノズル7および複数のサブノズル8からそれぞれエアを噴射して緯糸11を緯入れする際に、この緯糸11が予め設定された所定の位置に到達したか否かを検知するものである。所定の位置は、筬9の長手方向において、メインノズル7から遠い側となる緯入れ終端側に、織布の織幅に合わせて設定される。
エアフィルタ26は、コンプレッサ101からエア配管102を介して供給されるエアに含まれる塵埃などを取り除くためのものである。圧力センサ27は、エアフィルタ26の下流側でエアの圧力を検出するものである。
制御部31は、緯入れ装置1の動作を制御するものである。制御部31は、たとえば、中央演算処理装置、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成される。ファンクションパネル32は、緯入れに関する各種の情報の入出力用として制御部31に接続されている。
続いて、メインノズルとタンデムノズルと偏向部材との配置関係について図2を用いて説明する。
偏向部材19は、タンデムノズル6からメインノズル7へと至る緯糸搬送路の近傍に配置されている。メインノズル7は、スレイ3に取り付けられ、このスレイ3の揺動動作に従って機台の前後方向Yに移動する。メインノズル7はスレイ3に直接取り付けられていてもよいし、図示しない中間部材を介してスレイ3に取り付けられていてもよい。図2においては、メインノズル7が後退位置に配置された状態を示している。後退位置とは、スレイ3の揺動動作に従ってメインノズル7が機台の前側から後ろ側へと移動するときに移動終端となる位置である。メインノズル7の後端には図示しない緯糸導入口が設けられ、この緯糸導入口を通してメインノズル7の内部に緯糸11が導入される。
偏向部材19は板状に形成されている。偏向部材19は、偏向面19aと、回転軸19bとを有している。偏向面19aは、タンデムノズル6から噴射されるエアの流れを偏向させるための面である。偏向面19aは、板状をなす偏向部材19の一方の主面を構成している。本実施形態においては、偏向面19aが平面となっている。ただし、偏向面19aは曲面であってもよい。回転軸19bは、偏向部材19を回転移動させるための軸である。回転軸19bを中心に偏向部材19を回転移動させると、偏向部材19の向きが変わる。偏向部材19は、回転軸19bを中心に所定の角度範囲で回転動作可能に設けられている。
一方、タンデムノズル6の先端部にはエア噴出口6aが設けられ、このエア噴出口6aからタンデムノズル6の中心軸方向に沿ってエアが噴射される。緯糸貯留装置4からタンデムノズル6へと送り込まれる緯糸11は、タンデムノズル6のエア噴出口6aから導出されてメインノズル7の緯糸導入口へと導入される。偏向部材19は、タンデムノズル6の中心軸の延長線上からずれた位置に配置されている。また、偏向部材19は、タンデムノズル6から噴射されるエアの流路から外れた第1の位置(図2参照)と、該エアの流路上にある第2の位置(図3参照)との間で移動可能に設けられている。
偏向部材19を回転移動させるための駆動機構としては、たとえば図示はしないが、次のような機構が考えられる。まず、回転軸19bを中心とした回転方向において偏向部材19をバネ等の付勢部材によって一方向に付勢するとともに、回転軸19bと一体に回転する突き当て部材を付勢部材の付勢力によってストッパー部材に突き当てておく。そして、ストッパー部材の位置をソレノイドの駆動力によって移動させ、この移動に従って偏向部材19を回転動作させる機構が考えられる。偏向部材19は回転移動ではなく前後や上下に動かしてもよい。また、偏向部材19はタンデムノズル6に直接取り付けてもよい。
偏向部材19を第1の位置に配置した状態では、図2に示すように、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流れが偏向部材19によって妨げられないよう、エア13の流路から外れたところに偏向面19aが配置される。すなわち、第1の位置は、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流路から偏向部材19が退避した位置となる。このため、タンデムノズル6から噴射されるエア13は、偏向部材19の偏向面19aに吹き付けられることなく進む。したがって、偏向部材19を第1の位置に配置した状態では、タンデムノズル6から噴射されるエア13が偏向部材19によって偏向されることがない。
一方、偏向部材19を第2の位置に配置した状態では、図3に示すように、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流路を斜めに横切る位置に偏向面19aが配置される。すなわち、第2の位置は、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流路上に偏向部材19が進出した位置となる。このため、タンデムノズル6から噴射されるエア13は、偏向部材19の偏向面19aに斜めに吹き付けられる。したがって、偏向部材19を第2の位置に配置した状態では、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流れが偏向部材19によって機台の前側に偏向される。
続いて、本発明の第1実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置の動作について説明する。
まず、制御部31は、1ピックごとに、係止ピン42による緯糸11の把持を解除するとともに、メインバルブ12、タンデムバルブ14および複数のサブバルブ22をそれぞれ所定のタイミングで開放する。これにより、タンデムノズル6、メインノズル7および複数のサブバルブ22から、それぞれ所定のタイミングでエアが噴射し、このエアの噴射によって緯糸11が筬9の長手方向に搬送される。そして、緯糸11の先端が緯糸フィーラ10の検知位置に到達した段階で、1ピック分の緯入れが終了する。
このような緯入れ動作によって緯入れされた緯糸11は、スレイ3の揺動動作にともなう筬9の前進移動によって打ち込まれる。このとき、メインノズル7は、スレイ3の揺動動作に従って機台の前後方向Yに移動する。この移動中にメインノズル7からのエアの噴射に合わせてタンデムバルブ14が開放し、このタンデムバルブ14の開放によってタンデムノズル6からエアが噴射される。また、メインノズル7が後退位置から前進移動を開始すると、偏向部材19は、図2に示す第1の位置から図3に示す第2の位置へと移動する。これにより、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流れが偏向部材19によって偏向される。このため、図3に示すように、メインノズル7がY1方向に前進移動を開始した後でも、タンデムノズル6から噴射されるエア13をメインノズル7の後端部に向けて吹き付けることができる。
なお、偏向部材19によってエア13の流れを偏向させる場合、エア13の流れを偏向可能な範囲には限界があるため、この限界に達するまでタンデムノズル6からエア13を噴射し続けた段階で、タンデムノズル6からのエア13の噴射を停止させるとよい。
本発明の第1実施形態によれば、緯入れ装置1の動作中にタンデムノズル6から噴射されるエア13の流れをメインノズル7の移動に応じて偏向部材19により偏向させる構成を採用している。これにより、緯糸のS字蛇行現象の発生を抑制しつつ、タンデムノズル6によるエアの噴射時間を従来よりも長く確保することができる。また、タンデムノズル6によって緯糸11に与えられる推進力が向上するため、メインレギュレータ18によるエアの調整圧を低減できるとともに、複数のサブノズル8に供給するエアの流量を低減できる。よって、緯入れ装置1で消費されるトータルのエア消費量を節約することが可能となる。
続いて、本発明の第2実施形態に係るエアジェット織機の緯入れ装置について説明する。
本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して偏光器の構成が異なる。具体的には、図4に示す偏向ノズル29によって偏向器が構成されている。偏向ノズル29は、タンデムノズル6から噴射されるエア13に対して偏向用のエアを吹き付けるものである。偏向ノズル29は、タンデムノズル6からメインノズル7へと至る緯糸搬送経路の近傍に配置されている。偏向ノズル29の向きは、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流路に対して、偏向ノズル29から噴射される偏向用のエアの流路が交差するように調整されている。本第2実施形態においては、一例として、偏向ノズル29の向きは、タンデムノズル6から噴射されるエア13の流れに対して、偏向ノズル29から噴射される偏向用のエアが斜めに吹き付けられるように調整されている。
偏向ノズル29には偏向バルブ30が接続されている。偏向バルブ30は、たとえば、メインタンク16(図1参照)に接続される。これにより、メインタンク16に貯留されたエアは、偏向バルブ30を介して偏向ノズル29に供給される。偏向ノズル29は、偏向バルブ30の開閉状態に応じて、偏向用のエアを噴射または停止する。偏向バルブ30は、上述した制御部31(図1参照)に電気的に接続される。制御部31は、偏向バルブ30の開閉動作を制御する。
上記構成からなるエアジェット織機の緯入れ装置において、メインノズル7は、スレイ3の揺動動作に従って機台の前後方向Yに移動する。この移動中にメインノズル7からのエアの噴射に合わせてタンデムバルブ14が開放し、このタンデムバルブ14の開放によってタンデムノズル6からエアが噴射される。また、図5に示すように、メインノズル7が後退位置からY1方向に前進移動を開始すると、偏向バルブ30の開放によって偏向ノズル29から偏向用のエア33が噴射される。これにより、タンデムノズル6から噴射されたエア13の流れは、偏向ノズル29から噴射されるエア33に押されて偏向される。このため、メインノズル7が後退位置からY1方向に前進移動を開始した後でも、タンデムノズル6から噴射されるエア13をメインノズル7の後端部に向けて吹き付けることができる。
本発明の第2実施形態によれば、緯入れ装置1の動作中にタンデムノズル6から噴射されるエア13の流れをメインノズル7の移動に応じて偏向ノズル29により偏向させる構成を採用している。これにより、緯糸のS字蛇行現象の発生を抑制しつつ、タンデムノズル6によるエアの噴射時間を従来よりも長く確保することができる。また、上記第1実施形態と同様に、トータルのエア消費量を節約することが可能となる。
<変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、上記第1実施形態においては、偏向部材19が回動移動する構成を例に挙げて説明したが、偏向部材19の移動は回転移動に限らず、たとえば、タンデムノズルから噴射されるエアの流路に対して接近および離間する方向に偏向部材が直線移動する構成を採用してもよい。
また、上記第1実施形態においては偏向部材19を1つ設け、上記第2実施形態においては偏向ノズル29を1つ設けた例を示したが、偏向部材19の数や偏向ノズル29の数はそれぞれ複数であってもよい。
1 緯入れ装置、3 スレイ、6 タンデムノズル、7 メインノズル、13 エア、19 偏向部材(偏向器)、19a 偏向面、29 偏向ノズル(偏向器)、33 偏向用のエア

Claims (3)

  1. 筬打ちのために揺動動作するスレイに取り付けられ、前記スレイの揺動動作に従って移動するメインノズルと、
    前記メインノズルよりも緯糸搬送方向の上流側に設けられたタンデムノズルと、
    前記タンデムノズルから噴射されるエアの流れを前記メインノズルの移動に応じて偏向させる偏向器と
    を備えるエアジェット織機の緯入れ装置。
  2. 前記偏向器は、前記タンデムノズルから噴射されるエアの流路から外れた第1の位置と、該エアの流路上にある第2の位置との間で移動可能な偏向部材を含む
    請求項1に記載のエアジェット織機の緯入れ装置。
  3. 前記偏向器は、前記タンデムノズルから噴射されるエアに対して偏向用のエアを吹き付ける偏向ノズルを含む
    請求項1に記載のエアジェット織機の緯入れ装置。
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