JP2020111242A - ステアリングダンパー - Google Patents

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【課題】微細な穴加工を施すことなく所望の流路絞り効果を得られるステアリングダンパーを実現する。【解決手段】ステアリングダンパー(1)は、シリンダ(11)内を摺動するピストン(16)と、前記ピストンの動作によって生じる油の流れによって減衰力を発生させるアジャスタ(20)と、温度変化による前記油の体積の変化量を補償する油溜室(24)と、前記油溜室へ油を流入させる流入路(33)と、前記流入路の内部に配置され、前記流入路の開口面積を低減することにより、前記流入路を流れる油の量を制限する平行ピン(34)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は二輪車等の操向輪から操舵機構に伝達した振動を緩衝するステアリングダンパーに関する。
二輪車等の操舵機構と車体の間に取り付けられ、前記操舵機構の動作に連動して油(作動油)等の媒質が充填されたシリンダ内をピストンが移動することで生じた圧力差を減衰力として操舵機構に反映するステアリングダンパーが知られている。また、温度変化による油の体積の変化量を補償する油溜室を備えたステアリングダンパーも知られている。例えば、特許文献1には油が膨張した場合は油を油溜室に滞留させ、油が収縮した場合は前記油溜室からシリンダ内へ油を還流させるステアリングダンパーが開示されている。
米国特許第7975814号明細書(2006年8月17日公開)
特許文献1を含む公知のステアリングダンパーにおいて、シリンダから油溜室へ向かう流路には、前記油溜室へ油が入り過ぎないようにするために前記流路の一部を小孔とした絞りが設けられている。しかしながら小孔の微細加工技術には限界があるため、絞りの効果が不足するなど、小孔の開口面積の設計には困難が伴う。
本発明の一態様は、微細な穴加工を施すことなく所望の流路絞り効果が得られるステアリングダンパーを実現することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るステアリングダンパーは、ステアリング動作に連動してシリンダ内を摺動するピストンと、前記ピストンの動作によって生じる油の流れによって減衰力を発生させる減衰力発生部と、前記シリンダの内部と連通しており、温度変化による前記油の体積の変化量を補償する油溜室と、前記油溜室へ油を流入させる流入路と、前記流入路の内部に配置され、前記流入路の開口面積を低減することにより、前記流入路を流れる油の量を制限する制限部材とを備えている。
本発明の一態様によれば、微細な穴加工を施すことなく所望の流路絞り効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るステアリングダンパーの構成を示す断面図である。 図1における領域Aの拡大図である。 前記ステアリングダンパーが備えるサブシリンダの端部周辺における油の流れを示す図である。
〔実施形態1〕
本発明のステアリングダンパーの一実施形態について、図1〜図3を用いて以下の説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリングダンパー1の構成を示す断面図である。ステアリングダンパー1は、二輪車等の操向輪から操舵機構に伝達した振動を緩衝する緩衝装置として機能する。ステアリングダンパー1は、シリンダ接続部13を有する筐体10、およびシャフト接続部14が接続されたメインシャフト12を備えている。シリンダ接続部13およびシャフト接続部14は、二輪車等の操舵機構および車体にそれぞれ接続され、操舵機構の動作に連動してステアリングダンパー1の内部において減衰力が発生する。
図1に示すようにステアリングダンパー1は、内部に円筒状の内壁面を有するシリンダ11を筐体10の内部に有するとともに、シリンダ11の長手方向に沿ってシリンダ11を貫通するように配されたメインシャフト12を備えている。図1の例では、シリンダ11は、筐体10の一部として形成されているが、シリンダ11は、筐体10とは別の部材として形成されていてもよい。
ステアリングダンパー1は、操舵機構の動作(ステアリング動作)に連動してメインシャフト12がシリンダ11に対して相対的に移動することにより、シリンダ11の内部をピストン16が移動する。図1においてピストン16が右側(x軸の正方向)へ移動する行程を押し行程と称し、ピストン16が左側(x軸の負方向)へ移動する行程を引き行程と称する。
シリンダ11の両端はスライドメタル15によって閉塞されており、メインシャフト12はこれらのスライドメタル15を貫通する。スライドメタル15は、メインシャフト12を摺動可能に支持する。シリンダ11の内部には非圧縮性の媒体として油(作動油)が充填されており、シリンダ11の内部の油が漏れ出ないように、スライドメタル15とシリンダ11の端部、およびメインシャフト12との間に形成される筒状の隙間はオイルシール等で塞がれる。
メインシャフト12には、ピストン16が固定され、ピストン16は、シリンダ11に対するメインシャフト12の相対的な移動に応じてシリンダ11の内周面を摺動する。ピストン16は、シリンダ11の内部空間を第1油室17と第2油室18とに区画する。図1の例では、ピストン16を挟んで、x軸の正方向側を第1油室17とし、x軸の負方向側を第2油室18とする。
ピストン16には、一部に流路16Aが設けられており、ピストン16の摺動時にシリンダ11の内部に充填されている油は流路16Aを通って第1油室17と第2油室18との間で流動することができる。油が流路16Aを流れることにより減衰力が発生し、低速動作時の作動性を確保できる。
シリンダ11の内部に充填されている油は、ピストン16に設けられた流路16Aに加えて、シリンダ11の内部と連通する第1流路19を通って第1油室17と第2油室18との間で流動することができる。
第1流路19は筐体10の内部に形成された流路であり、一端が第1油室17と連通し、他端が第2油室18と連通している。図1に示す例において、第1流路19は、シリンダ11の両端を閉塞するスライドメタル15を介して第1油室17および第2油室18と連通している。
ステアリングダンパー1では、押し行程において油は第1油室17から第1流路19を通って第2油室18へ向かって流れる。一方、引き行程において油は第2油室18から第1流路19を通って第1油室17へ向かって流れる。
第1流路19の一部に、第1流路19の開口面積を調整可能なアジャスタ20が接続されている。アジャスタ20は、ピストン16の動作によって生じる油の流れによって減衰力を発生させる減衰力発生部である。図1に示す例では、アジャスタ20は、先端部20Aを第1流路19に設けられた開口部19Aに挿入可能な形状を有しており、先端部20Aの挿入量を調整することで開口部19Aの開口面積を調整することができる。この調整により、先端部20Aと第1流路19との間の隙間を油が通過するときに生じる減衰力の大きさを制御する。
アジャスタ20による減衰力の調整は、筐体10から突出した端部20Bをユーザが把持し、回転等させることにより行うことができる。第1流路19を通る油がアジャスタ20と筐体10との間の隙間から漏れ出ないように、アジャスタ20と筐体10との間に形成される筒状の隙間はオイルシール等で塞がれる。
サブシリンダ25は筐体10の内部、かつシリンダ11の外部に円筒状の内壁面を有するように形成されており、主要な部材として、チェックバルブ23、油溜室24、フリーピストン26、ばね27、および閉塞部28を備えている。
シリンダ11の内部に充填される油は温度変化によって体積が変化する。油溜室24は、このような油の体積の変化量を補償する補助的な油室である。油溜室24は、第1流路19から分岐した第2流路21を介してシリンダ11と油の受容および供給を行う。油が膨張して体積が増大し、第2流路21から油溜室24へ油が流入する行程を膨張行程と称し、油が収縮して体積が減少し、油溜室24から第2流路21へ油が流出する行程を収縮行程と称する。
第2流路21は筐体10の内部に形成された流路であり、第1流路19とサブシリンダ25とを連通する流路である。第2流路21の一部には開口部21Aが形成されており、開口部21Aにプラグ22が挿入されている。第2流路21を通る油がプラグ22と筐体10との間の隙間から漏れ出ないように、プラグ22と筐体10との間に形成される筒状の隙間はオイルシール等で塞がれる。
チェックバルブ23は、第2流路21側から油溜室24側へ油が流入することを防止するバルブであり、油溜室24と第2流路21との間の流路に設けられている。チェックバルブ23はサブシリンダ25の一端側に配されており、サブシリンダ25の他端は、閉塞部28によって閉塞されている。
図1に示すように、サブシリンダ25の内部空間は、フリーピストン26によって油溜室24と、内部にばね27が配された気室29とに区画されている。図1に示す例において、サブシリンダ25はシリンダ11の外部に設けられているが、シリンダ11と一体として設けられてもよい。この場合、サブシリンダ25は、メインシャフト12によって貫通される形状となる。
油溜室24は、第2流路21および第1流路19を介してシリンダ11の内部と連通している。一方、気室29には可圧縮性の気体が充填されている。ばね27によって付勢されるフリーピストン26は、油溜室24に滞留する油の圧力と、気室29内に配されたばね27の反発力および気室29内に充填された気体の圧力の合力との優劣にしたがって油溜室24側または気室29側へ向かって摺動する。
すなわち、膨張行程では第2流路21の油の体積が増加することに伴い、油溜室24に滞留する油の圧力が上昇する。その結果、気室29内に配されたばね27の反発力と気室29内に充填された気体の圧力との合力に対して油溜室24に滞留する油の圧力が優位となり、フリーピストン26は気室29側に向かって摺動する。
一方、収縮行程では第2流路21の油の体積が減少することに伴い、油溜室24に滞留する油の圧力が低下する。その結果、油溜室24に滞留する油の圧力に対して気室29内に配されたばね27の反発力と気室29内に充填された気体の圧力との合力が優位となり、フリーピストン26は油溜室24側へ向かって摺動する。
油溜室24内の油および気室29内の気体がフリーピストン26とサブシリンダ25との間に形成される筒状の隙間から漏れ出ないように、フリーピストン26にはピストンリングが配される。閉塞部28は、気室29の開口された端部を閉塞する。気室29の内部に充填される気体が漏れ出ないように、閉塞部28とサブシリンダ25の端部との間に形成される筒状の隙間はOリング等で塞がれる。
(油溜室24への油の流入量の調節機構)
図2は、図1において破線枠にて示した、チェックバルブ23が配されたサブシリンダ25の端部を含む領域Aについて拡大した拡大図である。図2に示すように、サブシリンダ25の端部にはチェックバルブ23を内部に有するシーリングボルト31が配されており、シーリングボルト31は、サブシリンダ25の内壁面の一部と協働して油溜室24を画定する。
膨張行程において第2流路21から油溜室24側へ油が流れるために通る一連の流路の一部として流入路33が第2流路21の末端に形成されている。そして、シーリングボルト31の外側表面と、シーリングボルト31が挿入されている凹部の壁面との間には、流入路33の下流に位置する流路38が形成されている。膨張行程において、第2流路21から流入路33および流路38を経て油溜室24側へ油が流入する。
図2に示す例において、流入路33は円筒状の内壁面を有し、一端が流路38と連通するように形成されている。流入路33の内部には、円柱状に形成された平行ピン34が配置されている。
平行ピン34は、流入路33の内部に配置されることによって流入路33の開口面積を低減し、流入路33を流れる油の量を制限する制限部材である。平行ピン34を流入路33の内部に配置した場合に平行ピン34と流入路33との間に適切な隙間が生じるように、平行ピン34および流入路33の大きさや形状が設定される。図2に示す例では、円柱状に形成された平行ピン34と円筒状の内壁面を有する流入路33との間に環状の隙間が生じている。かかる適切な隙間を生じる設定によって、平行ピン34を用いない場合と同様の流路抵抗を実現できる。
図3は、本実施形態に係るステアリングダンパー1が備えるサブシリンダ25の端部周辺における油の流れを示す図である。図3に示すように、流入路33は、キャップ35の内部に形成されている。平行ピン34は、流入路33の内部において、図3の上下方向へ移動可能である。流入路33の末端の開口部は、シーリングボルト31の一側面と対向しており、両者の間には流路38の始端となる流路38Aが形成されている。流路38Aを形成することにより、油が流入路33から流路38へ流入できる。
第2流路21から流入路33および流路38を経て油溜室24側へ油が流入し過ぎないよう、流入路33の開口面積は絞られている。ステアリングダンパー1では、流入路33の内部に平行ピン34を配置することによって開口面積を絞っている。そのため、小孔の微細加工技術を用いて流入路33の開口面積のみで所望の流路絞り効果を得ようとする場合と比較して、流入路33の開口面積を大きく設計しつつも所望の開口面積の絞り流路を実現することができ、所望の絞り流路を容易に実現することができる。
一方、油溜室24の下流側には、油溜室24と連通する流出路32A、流出路32Bおよび流出路32Cが形成されている。流出路32Aは、シーリングボルト31に形成されており、流出路32Bは、キャップ35とシーリングボルト31との間に形成されており、流出路32Cは、キャップ35に形成されている。流出路32A〜Cは、収縮行程において、油溜室24に滞留する油が第2流路21側へ流出する場合に流れる一連の流路の一部である。流出路32Aは、油溜室24と直接連通する流路であり、後述する防止弁37によって塞がれる流路である。流出路32BおよびCは、収縮行程における油の流れにおいて流出路32Aの下流に位置している。流出路32Cは、第2流路21と直接連通している。
チェックバルブ23は、流出路32Aを塞ぐ防止弁37と、防止弁37が流出路32Aを塞ぐように防止弁37を付勢するばね36とを備えている。ばね36は、シーリングボルト31の内部に一端が固定され、他端が防止弁37に接続されている。防止弁37は流出路32Aを閉塞する閉塞部材であり、ばね36の反発力と油の圧力差との大小関係にしたがって流出路32Aの閉塞および開放を行う。チェックバルブ23の防止弁37が流出路32Aを塞ぐことにより、膨張行程において第2流路21から油溜室24へは油は流れない。一方、収縮行程において防止弁37は流出路32Aを開放して流出路32Aと流出路32Bとを連通させるため、油は油溜室24から流出路32A〜Cを経て、第2流路21へ流出する。
(サブシリンダ25における油の流れ)
図3を参照しつつ、本実施形態に係るステアリングダンパー1が備えるサブシリンダ25における油の流れを説明する。図3において、実線の矢印は膨張行程における油の流れを示し、破線の矢印は収縮行程における油の流れを示す。
まず、膨張行程における油の流れを説明する。油の温度の上昇によって第2流路21の油が膨張して体積が増大すると、第2流路21の油は、流入路33と平行ピン34との間の隙間、および流路38を通って油溜室24へ流入する。油の流入によって油溜室24に滞留する油の圧力が上昇するため、フリーピストン26は気室29側へ向かって摺動し、油溜室24の容積が増加する。油の体積の膨張分に相当する体積の油を油溜室24が受け入れるとフリーピストン26の移動および油溜室24への油の流入は止まる。
次に、収縮行程における油の流れを説明する。油の温度の低下によってシリンダ11の内部に充填されている油が収縮して体積が減少すると、油溜室24に滞留する油の圧力が第2流路21に滞留する油の圧力に対して優位となる。圧力差がばね36の反発力を越えると、ばね36は圧縮し、防止弁37は流出路32Aを開放する。そのため、油は油溜室24から流出路32Aへ流出し、流出路32Aからさらに流出路32Bおよび流出路32Cを通って第2流路21へ流出する。
このようにして、収縮行程において油は油溜室24からチェックバルブ23を通って第2流路21へ流出する。そして、油溜室24から油が流出することで油溜室24に滞留する油の圧力が低下するため、フリーピストン26は油溜室24側へ向かって摺動し、油溜室24の容積が減少する。油溜室24に滞留する油の圧力が、気室29内に配されたばね27の反発力と気室29内に充填された気体の圧力との合力と一致すると、油溜室24からの油の流出およびフリーピストン26の移動は止まる。
このようにステアリングダンパー1では、膨張行程では油をシリンダ11側から油溜室24側へ流入させるとともに、収縮行程では油溜室24側からシリンダ11側へ流出させることができる。なお、図3の例では膨張行程において油が流れる一連の流路には防止弁37に類する部材が設けられていないため、収縮行程において、ごく一部の油は膨張行程で通った流路を逆方向に流れることで油溜室24側からシリンダ11側へ流動する。しかし、流入路33における流路抵抗が大きいため、収縮行程では、大半の油はチェックバルブ23を通って流れることになる。
〔実施形態2〕
前記実施形態1において、アジャスタ20は、手動で開口面積を調整することで流路を流れる油の量を調整可能な構成であったが、例えば何らかの測定値に基づいて流量を電子的に制御可能な構成であってもよい。例えば、アジャスタ20は、ステアリングダンパー1が装着された二輪車等の車速、舵角、および転舵速度等に関する測定値に基づいて第1流路19の開口面積の大きさを調整する構成であってもよい。特に減衰力を発生させるアジャスタ20は、電子制御される減衰力発生装置として構成されてもよい。
〔まとめ〕
以上のようにステアリングダンパー1は、ステアリング動作に連動してシリンダ11内を摺動するピストン16と、ピストン16の動作によって生じる油の流れによって減衰力を発生させる減衰力発生部として機能するアジャスタ20と、シリンダ11の内部と連通しており、温度変化による油の体積の変化量を補償する油溜室24と、油溜室24へ油を流入させる流入路33と、流入路33の内部に配置され、流入路33の開口面積を低減する平行ピン34とを備えている。平行ピン34は、流入路33を流れる油の量を制限する制限部材として機能する。
温度上昇によって油の体積が膨張すると、その変化量に相当する油は平行ピン34によって開口面積が低減された流入路33を流れて油溜室24へ流入する。流入路33の内部に平行ピン34を配置し、絞り流路を形成することにより、微細な穴加工によって流入路33の開口面積を調整しなくとも、所望する流路絞り効果を容易に得ることができる。
また、ステアリングダンパー1において油溜室24を形成するサブシリンダ25は、シリンダ11の外部に備えられてもよい。この構成により、ステアリングダンパー1の長軸方向の長さを短くすることができ、コンパクトなステアリングダンパーを実現することができる。
また、ステアリングダンパー1において減衰力発生部として機能するアジャスタ20は、電子制御される減衰力発生装置であってもよい。アジャスタ20はステアリングダンパー1が装着された二輪車等の車速、舵角、および転舵速度等に応じて減衰力を発生させるので、状況に応じた適切な減衰力を発生させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ステアリングダンパー
11 シリンダ
16 ピストン
20 アジャスタ(減衰力発生部)
23 チェックバルブ
24 油溜室
25 サブシリンダ
26 フリーピストン
33 流入路
34 平行ピン(制限部材)

Claims (3)

  1. ステアリング動作に連動してシリンダ内を摺動するピストンと、
    前記ピストンの動作によって生じる油の流れによって減衰力を発生させる減衰力発生部と、
    前記シリンダの内部と連通しており、温度変化による前記油の体積の変化量を補償する油溜室と、
    前記油溜室へ油を流入させる流入路と、
    前記流入路の内部に配置され、前記流入路の開口面積を低減することにより、前記流入路を流れる油の量を制限する制限部材とを備えることを特徴とするステアリングダンパー。
  2. 前記油溜室を形成するサブシリンダを、前記シリンダの外部に備えることを特徴とする請求項1に記載のステアリングダンパー。
  3. 前記減衰力発生部は、電子制御される減衰力発生装置であることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングダンパー。
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