JP5152500B2 - 流体圧緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、弁機構を有する流体圧緩衝器に関するものである。
例えば、図1または特許文献1に示す鉄道車両用の流体圧緩衝器としてのオイルダンパに採用される従来の弁機構としての圧力制御弁は、図11及び図12に示すように、作動流体としての作動油の流入口20および流出口21が形成された弁体収容室22内に摺動自在に収容され、流入口20を開閉する有底円筒状の弁体70と、該弁体70の底部25bの前記流入口20側の面から突設され、該流入口20に挿入される截頭円錐状軸部26の基部周辺に設けられる着座面27と、弁体70の円筒部25aの内部に配置され、弁体70を、流入口20を閉塞する方向に付勢するスプリング28と、弁体70の円筒部25aの外周壁に軸方向全域に亘って延びると共に周方向に間隔を置いて複数設けられ、弁体収容室22の内周面を摺動する摺動部30と、弁体70の円筒部25aの外周壁で隣接する摺動部30、30間に設けられ、弁体収容室22の内周面との間に隙間を形成する凹み部31が、弁体25の流入口20側端部から軸方向全域に亘って延びている。
特開平11−13815号公報
しかしながら、特許文献1の圧力制御弁では、開弁時には、図12に示すように、ロッド側油室10からの作動油が流入口20から弁体70の円筒部25aの外周壁に設けた各凹み部31と弁体収容室22との間の隙間を流動しながら弁体70が押圧されることで流出口21へ流通するが、作動油の脈動などにより凹み部31と弁体収容室22との間に形成される各隙間には圧力差が発生していると推測され、この圧力差によって弁体70が弁体収容室22内で振動して、弁体70の固有振動数付近の周波数の異音が発生したり、また、弁体70の自励振動が発生してバルブ開弁速度域内では減衰力が安定しにくいという傾向があった。
なお、図12に示すように、弁体収容室22内において、流入口20の開口方向と、流出口21の開口方向とが略直交する配置である場合に、上述した傾向が顕著であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、弁体の振動による異音の発生を抑えると共に、バルブ開弁速度域内での減衰力を安定させる弁機構を有する流体圧緩衝器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって作動流体の流れが生じる流路と、該通路に設けられ前記ピストンの移動に伴って開閉する弁体の開弁動作により前記流路を通過する作動流体の流量を調整する弁機構とを備えてなる流体圧緩衝器において、前記弁機構は、前記作動流体の流入口および流出口が形成された弁体収容室内に摺動自在に収容され、前記弁体収容室の流入口に設けたシート部に着座する着座面を底部に有し前記流入口を開閉する有底筒状の前記弁体と、前記弁体の着座面を前記シート部に押圧して、前記流入口を閉塞する方向に付勢するバネ手段とを有し、前記弁体は、筒部の外周壁に前記弁体の軸方向に延びて形成され前記弁体収容室内を摺動する複数の摺動部と、前記弁体の流入口側端部から軸方向に延びて、前記弁体収容室内と前記筒部の外周壁間に隙間を形成し、前記流出口と対向する凹み部と、前記筒部の内部と外部との圧力差が小さくなるように前記凹み部と前記筒部の内部とを連通する連通路と有していることを特徴としている。
本発明に係る流体圧緩衝器によれば、弁機構の弁体の振動による異音を抑えると共に、バルブ開弁速度域内での減衰力を安定させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図10に基いて詳細に説明する。なお、従来例と同一部材は同一符号を使用して説明する。
本発明の実施の形態に係る弁機構としての圧力制御弁を有する流体圧緩衝器としての油圧緩衝器は、図1に示すように、複筒式横置き油圧緩衝器であり、本油圧緩衝器には、いわゆるバイフロー型ダンパであって、鉄道車両用の台車ヨーダンパとして提供される。
本油圧緩衝器は、図1に示すように、同心に配置した外筒1およびシリンダとしての内筒2の両端を共通の端板3、4により閉鎖して、両者の間を環状のリザーバ5として構成している。なお、説明の便宜のため、以下では図視左側を前側、図視右側を後側としてそれぞれ説明する。
本実施形態において、後側端板4は、外筒1の後端を閉鎖する主蓋部材4aと、内筒2の後端を閉鎖する副蓋部材4bとからなる。ロッドガイドとしての前側端板3の後端面には凹部6が形成されると共に、後側端板4を構成する副蓋部材4bの前部には小径蓋部7が形成される。
そして、内筒2は、その前端部を前側端板3の凹部6に底付きとなるまで嵌入させると共に、その後端部を副蓋部材4bの小径蓋部7に段部に当接する位置まで嵌入させた状態で前側端板3及び後側端板4に嵌合支持されている。
内筒2には、ピストン8が摺動可能に配設されており、このピストン8に一端が連結されたピストンロッド9の他端部が、前側端板3を液密に挿通して外部へ延ばされている。内筒2内は、ピストン8によってロッド側油室10と反ロッド側油室11とに区画されており、これらロッド側油室10及び反ロッド側油室11には作動流体としての作動油が封入されている。なお、この作動油はリザーバ5にも部分的に封入されている。ピストン8には、ピストンロッド9の縮み行程時及び伸び行程時にそれぞれ減衰力を発生する調圧弁12、13が弁体収容室12A、13Aに配設されている。さらに、後側端板4(副蓋部材4b)には、後側の反ロッド側油室11内の圧力に応じて開弁し該反ロッド側油室11内の作動油をリザーバ5の図視下方側領域へ逃がす高圧リリーフ弁14と、リザーバ5から反ロッド側油室11への作動油の流通のみを許容する逆止弁15とが配設されている。
また、前側端板3内には、ロッド側油室10内の油圧が異常値に達した場合等に開弁され、ロッド側油室10の作動油をリザーバ5に流動させる弁機構としての圧力制御弁18が配置される。なお、本実施の形態に係る圧力制御弁18は後で詳述する。
このような台車ヨーダンパは、そのピストンロッド9の先端部に固設されたブラケット16と、後側端板4に固設されたブラケット17とを介して台車と車体との間に横置き状態で取付けられる。なお、ピストンロッド9側のブラケット16には、ピストンロッド9の周りを覆う筒状カバー16aが取付けられている。
次に、本油圧緩衝器の作用を説明する。
すなわち、本油圧緩衝器は、前記したように台車と車体との間に取付けられており、台車と車体とが相対移動すると、ピストンロッド9が伸縮動作する。そして、ピストンロッド9の伸び行程時には、ピストン8に設けた一方の調圧弁13を経てロッド側油室10内の作動油が反ロッド側油室11へ流動し、これに応じて伸び側の減衰力が発生する。この伸び行程時には、ピストンロッド9の退出分の作動油が後側端板4に設けた逆止弁15を経てリザーバ5から反ロッド側油室11へ補給される。
一方、ピストンロッド9の縮み行程時には、ピストン8に設けた他方の調圧弁12を経て反ロッド側油室11内の作動油がロッド側油室10へ流動し、これに応じて縮み側の減衰力が発生する。なお、この縮み行程時には、ピストンロッド9の進入分の作動油が後側端板4に設けた高圧リリーフ弁14を経て反ロッド側油室11からリザーバ5へ排出され、この際も減衰力が発生する。
なお、上述したように、ロッド側油室10内の油圧が異常値に達した場合には、圧力制御弁18が開弁されて、ロッド側油室10の作動油が圧力制御弁18を経由してリザーバ5に流動される。
次に、上述した本実施の形態に係る圧力制御弁18を図1〜図10に基いて説明する。
本実施の形態に係る圧力制御弁18は、図1〜図3に示すように、前側端板3に設けた、作動油の流路としての流入口20および流出口21を有する弁体収容室22内に摺動自在に収容され、流入口20を開閉する有底円筒状の弁体25と、該弁体25の外側で流入口20側に位置する着座面27と、弁体25を、流入口20を閉塞する方向に付勢するスプリング28と、弁体25の円筒部25aの外周壁に設けられ、弁体収容室22内を摺動する摺動部30と、弁体25の円筒部25aの外周壁に設けられ、隣接する摺動部30間で、弁体25の流入口20側端部から軸方向に延びて、弁体収容室22の内周面との間に隙間を形成する凹み部31と、該凹み部31に設けられ、弁体25の円筒部25aの内部と外部とを連通する連通路32とを備えている。
さらに詳しく本実施の形態に係る圧力制御弁18を説明すると、図3に示すように、前側端板3に形成される弁体収容室22は、弁体25の軸方向(図視で上下方向)に延びる断面円形状の開口部38と、該開口部38内に外筒1側から延びる柱状部33との間に設けられた断面コ字状空間で形成される。弁体収容室22には、弁体25の底部25bを臨む面(図視上面)に、流入通路34を介してロッド側油室10と連通される流入口20が形成される。また、弁体収容室22には、弁体25の円筒部25aの外周壁を臨む面(図視右側周面)で、弁体5の円筒部25aの端部を跨ぐように、流出通路35を介してリザーバ5に連通される流出口21が形成される。
このように、弁体収容室22に設けた流入口20の開口方向と、流出口21の開口方向とは略直交するように設けられている。なお、弁体収容室22内の流入口20周辺にはシート部36が形成される。
図2及び図3に示すように、弁体25は、弁体収容室22内に軸方向に摺動自在に収容され、円筒部25aと底部25bとからなる有底円筒状に形成されている。弁体25の底部25bの流入口20側の面には、同心で流入口20に挿入される截頭円錐状軸部26が突設されている。この截頭円錐状軸部26の基部周辺に着座部27が形成され、該着座部27が弁体収容室22の流入口20周辺に設けたシート部36と当接・離間される。
弁体25の円筒部25aの外周壁には、弁体収容室22の内周面に沿って摺動する摺動部30が周方向に間隔を置いて複数形成されると共に、弁体25の流入口20側端部から軸方向全域に亘って延びている。摺動部30の断面形状は、弁体収容室22の内周面と略同形状(本実施例では円弧状)となっている。また、隣接する摺動部30、30間には、弁体25の流入口20側端部から軸方向全域に亘って延びる凹み部31が形成されている。摺動部30は弁体収容室22の内周面を摺動するべく円弧状に形成される一方、凹み部31は摺動部30に比して弁体収容室22の内周面との間に隙間を形成するべく内方に凹むように形成されている。
弁体25の円筒部25aの外周壁に設けた各凹み部31には、その流入口20側に円筒部25aの内部と外部とが連通するように凹み部31には連通路32として機能する孔部37が形成されている。
また、図3に示すように、弁体25の円筒部25a内で、その底部25bの内面と、柱状部33の基部周辺の壁面との間に、常時、弁体25の着座面27を流入口20周辺に設けたシート部36を押圧して、流入口20を閉塞する方向に付勢するバネ手段としてのスプリング28が備えられている。
次に、本実施の形態に係る圧力制御弁18の作用を説明する。
すなわち、ロッド側油室10内の油圧が異常値に達した際、本実施形態に係る圧力制御弁18が作動し開弁されると、図3に示すように、弁体25の截頭円錐状軸部26の基部周辺に設けられた着座部27が、スプリング28の付勢力に抗して弁体収容室22の流入口20周辺のシート部36から離間する。
その結果、ロッド側油室10内の作動油が、流入通路34及び流入口20を経由して弁体25の円筒部25aの外周壁に設けた各凹み部31に沿って流動すると共に、一部の作動油が各凹み部31の孔部37から弁体25の円筒部25a内部にも流動することで円筒部25aの内部と外部の圧力差を小さくしながら、弁体収容室22の流出口21及び流出通路35を経由してリザーバ5に流動される。
以上説明したように本実施の形態に係る圧力制御弁18では、各凹み部31に、弁体25の筒部25aの内部と外部とを連通する孔部37が形成されているので、作動油が弁体収容室22内に流入されると、その大部分は、弁体25の各凹み部31に沿って流動するが、一部の作動油が各凹み部31の孔部37から弁体25の円筒部25a内にも流動することで円筒部25aの内部と外部の圧力差が小さくなり、しかも、その際に、作動油の脈動による各凹み部31間の圧力差がほとんど消失されるものと推測される。
これにより、弁体25の弁体収容室22内での振動が抑制されて異音が抑えられ、また、バルブ開弁速度域内で減衰力が安定される。しかも、本実施形態に係る圧力制御弁18では、弁体25の各凹み部31に孔部37を設けるだけであるので、形状が複雑にならず、従来と略同じコストで性能向上を実現することができる。さらに、従来の弁体25の円筒部25aの摺動部形状は同じであって軸方向の長さが確保されているので、低流量から高流量において弁体にかかる圧力が変化した場合の強度は確保できている。
なお、図2に示す本実施の形態のように、弁体25の各凹み部31は、弁体25の円筒部25aの外周壁の周方向に間隔を置いて複数設けることが好ましいが、一つでもよい。また、複数設けた凹み部31にそれぞれ連通路32を設ける必要はない。しかも、各凹み部31それぞれに対して複数の連通路32を設けてもよい。
連通路32は、本実施の形態では、図2に示すように、各凹み部31に孔部37を設けて構成されているが、図4に示すように、各凹み部31に流出口21側を開放するように切り欠いてU字状切欠部37aを設けて構成してもよい。
ここで、本実施の形態のように、連通路32は、各凹み部31の軸方向の配置に対して流入口20側に寄った位置に配置されることが好ましいが、流出口21側に寄った配置でもよく、各凹み部31の軸方向略中央付近に配置してもよい。
また、各凹み部31は、本実施の形態では、図2に示すように、摺動部30に比して円弧状で内方に凹むように形成されているが、図5に示すように、摺動部30に比して平坦状で形成してもよい。これにより凹み部31の加工が簡素化される。
さらに、各凹み部31は、本実施の形態では、図2に示すように、弁体25の流入口20側端部から軸方向全域に亘って延びるように形成されているが、図6に示すように、各凹み部31を弁体25の流入口20側端部から軸方向に所定長さ(各凹み部31を流出口21側端部まで到達させない)で形成し、各凹み部31に孔部37を形成してもよい。この形態の場合には、弁体25の各凹み部31に沿って流入した全ての作動油が各孔部37から弁体25の円筒部25a内に流動して、弁体収容室22の流出口21及び流出通路35を経由してリザーバ5に流動するようになる。
さらにまた、本実施の形態では、図2に示すように、弁体25の底部25bの流入口20側の面から截頭円錐状軸部26が突設されているが、図7に示すように、該截頭円錐状軸部26を設けず、弁体25の底部25bの流入口20側の着座面27を凹凸のない平坦状に形成してもよい。
さらにまた、本実施の形態では、図2に示すように、弁体25の底部25bの流入口20側の面に截頭円錐状軸部26が突設されているが、図8に示すように、流入口20に挿入される円柱状軸部40を突設して、該円柱状軸部40に軸方向に延びる幅狭のスリット41を設けてもよい。この形態の場合、開弁されると、作動油が円柱状軸部40に設けたスリット41から弁体収容室22内に流入し、弁体収容室22の流出口21及び流出通路35を経由してリザーバ5に流動するようになる。この形態では、開弁する際、円柱状軸部40が流入口20を形成する周壁面にガイドされるために弁体25の振動をさらに抑制する。
さらにまた、図2に示す本実施の形態に加えて、図9に示すように、弁体25に設けた截頭円錐状軸部26内に、弁体25の円筒部25a内に連通するオリフィス42を形成してもよい。これにより、減衰力が発生される。
さらに、以上の説明では、本実施の形態に係る圧力制御弁18が、作動油の流れが正逆の両方向となるバイフロー型ダンパに採用された形態を説明したが、本圧力制御弁18は、図10に示すように、後側端板4を構成する副蓋部材4b内に、リザーバ5から反ロッド側油室11への作動油の流通のみを許容する逆止弁15が配設されると共に、ピストン8内に、反ロッド側油室11からロッド側油室10への作動油の流通のみを許容する逆止弁15が配設され、さらに、前側端板3内に、ロッド側油室10内の圧力に応じて開弁し該ロッド側油室10内の作動油をリザーバ5へ逃がす高圧リリーフ弁14を備え、作動油の流れが一方向のみとなるいわゆるユニフロー型ダンパに採用することができる。
さらに、本実施の形態では、ロッド側油室10内の油圧が異常値に達した場合等に開弁され、ロッド側油室10の作動油をリザーバ5に流動させる圧力制御弁18で本発明の弁機構を説明したが、ピストン8の弁体収容室12A、13Aに配設した減衰力を発生させる調圧弁12、13からなる弁機構に採用してもよく、同様に、後側端板4に設けた、反ロッド側油室11内の作動油をリザーバ5へ逃がす高圧リリーフ弁14からなる弁機構に採用してもよい。
さらに、本実施の形態では、鉄道車両用の台車ヨーダンパ(オイルダンパ)で説明したが、車体と台車の左右方向の振動を抑制する左右動ダンパや上下方向の振動を抑制する上下軸ダンパ、および建築物等の振動を抑制するブレスダンパの調圧弁(リリーフ弁)に採用することもできる。
図1は、本発明の実施の形態に係る圧力制御弁を有する油圧緩衝器を示す断面図である。 図2は、図1の油圧緩衝器の圧力制御弁に採用された弁体を示す斜視図である。 図3は、図1の油圧緩衝器の圧力制御弁を拡大して示した断面図である。 図4は、図2の弁体とは別の弁体を示す斜視図である。 図5は、図2及び図4の弁体とは別の弁体を示す斜視図である。 図6は、図2、図4及び図5の弁体とは別の弁体を示す斜視図である。 図7は、図2及び図4〜図6の弁体とは別の弁体を示す斜視図である。 図8は、図2及び図4〜図7の弁体とは別の弁体を示す斜視図である。 図9は、図2及び図4〜図8の弁体とは別の弁体を示す断面図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る圧力制御弁を有する図1とは別の油圧緩衝器を示す断面図である。 図11は、従来の圧力制御弁に採用された弁体を示す斜視図である。 図12は、従来の圧力制御弁を拡大して示した断面図である。
符号の説明
2 シリンダ、8 ピストン、9 ピストンロッド、18 圧力制御弁、20 流入口、21 流出口、22 弁体収容室、25 弁体、25a 円筒部(筒部)、25b 底部、36 シート部、27 着座面、28 スプリング(バネ手段)、30 摺動部、31 凹み部、32 連通路

Claims (4)

  1. 作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって作動流体の流れが生じる流路と、該通路に設けられ前記ピストンの移動に伴って開閉する弁体の開弁動作により前記流路を通過する作動流体の流量を調整する弁機構とを備えてなる流体圧緩衝器において、
    前記弁機構は、前記作動流体の流入口および流出口が形成された弁体収容室内に摺動自在に収容され、前記弁体収容室の流入口に設けたシート部に着座する着座面を底部に有し前記流入口を開閉する有底筒状の前記弁体と、
    前記弁体の着座面を前記シート部に押圧して、前記流入口を閉塞する方向に付勢するバネ手段とを有し、
    前記弁体は、筒部の外周壁に前記弁体の軸方向に延びて形成され前記弁体収容室内を摺動する複数の摺動部と、
    前記弁体の流入口側端部から軸方向に延びて、前記弁体収容室内と前記筒部の外周壁間に隙間を形成し、前記流出口と対向する凹み部と、
    前記筒部の内部と外部との圧力差が小さくなるように前記凹み部と前記筒部の内部とを連通する連通路と有していることを特徴とする流体圧緩衝器。
  2. 前記シリンダの外周には、一端側が閉塞され、他端側にロッドガイドが設けられた外筒が設けられ、該外筒と前記シリンダの間にはリザーバが設けられており、前記ロッドガイドに、前記流路と、前記弁機構とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の流体圧緩衝器。
  3. 前記凹み部は、前記流入口側端部から軸方向に前記流出口側端部まで到達しない所定長さで形成したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
  4. 前記弁体は有底円筒状に形成され、前記摺動部は円弧状で、前記凹み部は平坦状に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の流体圧緩衝器。
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