JP2020108341A - 紅麹を配合した旨味増強用組成物 - Google Patents

紅麹を配合した旨味増強用組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、食感や味を損なうことなく、食品の旨味を増強する方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明により、紅麹、または紅麹由来成分を含有する、食品の旨味増強用組成物が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、紅麹を含有する組成物、および当該組成物を使用する食品、特に食肉類および魚肉類の処理方法に関する。
紅麹は穀類にモナスカス属の菌株を繁殖させた麹で、中国、台湾などでは紅酒、老酒、紅乳腐などの醸造原料として利用されており、また古来より生薬として「消食活血」「健脾燥胃」などの効果が知られている。また、血圧降下作用、コレステロール改善作用等、様々な機能を有することが知られ、味噌、醤油、食酢等の醸造食品をはじめ、パン、麺類等、色々な食品に使われている。
黄麹菌から製造される米麹、特に塩麹を肉類の処理に使用することは知られており(特許文献1)、紅麹を用いた肉類および魚介類の処理方法についても報告がされている(特許文献2〜6)。また紅麹と黄麹菌から製造される米麹を混合して使用することについて報告がされている(特許文献7)。
特開2014−23469号公報 特開2013−048617号公報 特開昭57−181639号公報 特開2007−174916号公報 特開昭50−018658号公報 特開昭47−39562号公報 特開2004−313024号公報
食品、例えば食用の肉類または魚肉類の質の改善のために、魚肉を浸漬処理に付すことが行われている。浸漬処理により食品、特に食肉または魚肉の味および食感に関わる質を向上させる方法、特に、より効率的な方法が求められている。本発明の目的は、食肉または魚肉などの食品が本来有する食感や味を損なうことなく、食品の味を向上させることができる組成物および方法を提供することである。
本発明者は、上記の課題解決のために鋭意研究を進めたところ、紅麹または紅麹由来成分を含有する組成物により食品を処理することにより食品の旨味および質を効率よく向上させ、味を向上させることができることを見いだし、本発明を完成させた。
本発明の一つの側面によれば、以下の(1−1)〜(1−14)に記載の組成物が提供される。
(1−1)紅麹または紅麹由来成分を含有する、食品の旨味増強用組成物。
(1−2)食品が食肉または魚肉である、(1−1)に記載の組成物。
(1−3)さらに食塩を含有する、(1−1)または(1−2)に記載の組成物。
(1−4)紅麹、または紅麹由来成分が、紅塩麹組成物または紅麹粉末組成物である、(1−1)〜(1−3)のいずれかに記載の組成物。
(1−5)(a)紅麹、黄麹、食塩、および水を含有する紅塩麹組成物;または
(b)乾燥紅麹粉末、食塩、および水を含有する紅麹粉末組成物
を含有する、(1−4)に記載の組成物。
(1−6)加熱処理前の食肉または魚肉に使用するための、(1−1)〜(1−5)のいずれかに記載の組成物。
(1−7)食品が魚肉の切り身または牛モモ肉である、(1−1)〜(1−6)のいずれかに記載の組成物。
(1−8)紅麹と黄麹の重量比が、紅麹1に対して、黄麹が0.1〜9である紅塩麹組成物を含有する、(1−5)に記載の組成物。
(1−9)紅麹と食塩の重量比が、紅麹1に対して、食塩が0.01〜5である紅塩麹組成物を含有する、(1−5)または(1−8)のいずれかに記載の組成物。
(1−10)紅麹と水の重量比が、紅麹1に対して、水が0.1〜15である紅塩麹組成物を含有する、(1−5)、(1−8)および(1−9)のいずれかに記載の組成物。
(1−11)酵素が失活する条件の熱処理に付した乾燥紅麹粉末を含む紅麹粉末組成物を含有する、(1−5)のいずれかに記載の組成物。
(1−12)紅麹粉末と食塩の重量比が、紅麹1に対して、食塩が0.1〜12である紅麹粉末組成物を含有する、(1−5)または(1−11)のいずれかに記載の組成物。
(1−13)紅麹粉末と水の重量比が、紅麹1に対して、水が1〜99である紅麹粉末組成物を含有する、(1−5)、(1−11)および(1−12)のいずれかに記載の組成物。
(1−14)紅麹、または紅麹由来成分として紅麹粉末を含み、食品の成分として添加するために用いられる、(1−1)または(1−2)に記載の組成物。
本発明のさらに一つの側面によれば、以下の(2−1)〜(2−5)のいずれかに記載の製造方法が提供される。
(2−1)上記(1−1)および(1−3)〜(1−14)のいずれかに記載の旨味増強用組成物を用いて食品の旨味を増強する工程を含む、加工食品の製造方法。
(2−2)食品が食肉または魚肉である、(2−1)に記載の製造方法。
(2−3)食品の質を改善する工程が、旨味増強用組成物に食品を浸漬させることを含む、(2−1)または(2−2)に記載の製造方法。
(2−4)旨味増強用組成物への食品の浸漬が0〜40℃で1〜240時間行われる、(2−1)〜(2−3)のいずれかに記載の製造方法。
(2−5)浸漬に用いる食品および旨味増強用組成物の重量比が、食品1に対して、旨味増強用組成物が0.01〜0.5である、(2−1)〜(2−4)のいずれかに記載の製造方法。
本発明のさらに一つの側面によれば、以下の(3−1)〜(3−5)のいずれかに記載の旨味増強用組成物が提供される。
(3−1)上記(1−1)〜(1−14)のいずれかに記載の旨味増強用組成物を用いて食品の旨味を増強する工程を含む、食品の旨味増強方法。
(3−2)食品が食肉または魚肉である、(3−1)に記載の方法。
(3−3)食品の質を改善する工程が、旨味増強用組成物に食品を浸漬させることを含む、(3−1)または(3−2)に記載の方法。
(3−4)旨味増強用組成物への食品の浸漬が0〜40℃で1〜240時間行われる、(3−1)〜(3−3)のいずれかに記載の方法。
(3−5)浸漬に用いる食品および旨味増強用組成物の重量比が、食品1に対して、旨味増強用組成物が0.01〜0.5である、(3−1)〜(3−4)のいずれかに記載の方法。
本発明の組成物を用いて食品、特に食肉または魚肉を処理することにより、味がよい食品を得ることができる。また本発明は、食品の本来の食感や味を損なうことなく、食品の旨味を増強する方法を提供する。
本発明の旨味増強用組成物は、食塩、および紅麹または紅麹由来成分を含有することを特徴とする。以下、本発明について詳述する。
本発明において使用される紅麹又は紅麹由来成分に係る製麹原料としては、麹の調製に用いることのできる原料であればいずれでもよく、例えば、精白米、玄米、麦、粟、コウリャン、ソバ、トウモロコシ、大豆、小豆などの各種穀類や、それらの糠、フスマ、胚芽、モミガラ等を用いることができる。好ましくは、精白米である。また、破砕米のような形状のものでもよく、原産地や品種は特に限定されない。これらの原料は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。さらに、これら原料には、必要に応じて、紅麹菌の繁殖に必要な各種の成分、例えば、炭素源、窒素源、無機質、ビタミン等を加えても良い。
上記製麹原料は、製麹に先立って、加熱、加圧加熱等の公知の手段により、殺菌処理されていることが望ましい。
本発明において、上記培養発酵物を調製する際に使用される紅麹菌は、食品衛生上又は薬学的に許容されるものであれば、特に制限することなく使用できる。当該紅麹菌としては、具体的には、モナスカス属(Monascus)に属する糸状菌、より具体的には、モナスカス・パープレウス(Monascus purpureus)、モナスカス・アンカ(Monascus anka)、モナスカス・ルーバー(Monascus ruber)、モナスカス・ピローサス(Monascus pilosus)、これらの変種、及びこれらの変異株等が挙げられる。特に、食用としての実績があり、風味、外観等に優れるモナスカス・ピローサス(Monascus pilosus)が好適に用いられる。なお、これらの紅麹菌は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明において、上記紅麹による製麹は、上記製麹原料に上記紅麹菌を植菌し、よく混合した後に、好気的条件下で培養を行うことにより実施される。
製麹時の温度条件としては、上記紅麹菌が生育可能である限り、特に制限されないが、通常20〜37℃、好ましくは25〜35℃が例示される。
培地のpHは、培養期間中において4.0〜8.0、好ましくは4.5〜7.0である。また、当該製麹に要する時間は、使用する紅麹菌の種類や使用する製麹原料の種類等によって異なり、一律に規定することはできないが、通常5〜20日間、好ましくは7〜14日間である。
当該製麹の期間中、1回若しくは数回に分けて、水やpH調整剤を添加し、水分含量やpHが上記範囲に保持されるように調節することができる。
斯くして得られる紅麹菌による培養発酵物は本明細書において紅麹と称される。本発明において用いられる紅麹は、水分量が例えば、35〜50重量%である。当該紅麹は、そのまま用いるだけでなく、麹の利用法として公知の全ての形で利用することができる。例えば、常法により、菌および酵素の失活物、乾燥物、乾燥粉砕物、粉末、顆粒物、水溶液、ペースト状物、抽出エキス、抽出エキス濃縮物、抽出エキスなどの加工物を施したものは、本発明において米麹由来成分として使用できる。紅麹由来成分として好ましくは紅麹の乾燥物を粉砕して得られる粉末(紅麹粉末)を使用することができる。一つの態様において、粉末の調製は酵素が失活するのに十分な温度による熱処理の工程を含む。熱処理の温度は、例えば、100℃〜120℃が好ましく、105℃〜115℃がより好ましく、また、当該熱処理の時間は、15〜25分が好ましい。また、このような熱処理の温度と時間は、110℃、20分とすることもできる。乾燥後の紅麹の粉砕は、例えばアトマイザー(ダルトン社製)を用いて行うことができる。粉末の粒度は、例えば、100メッシュスルー、80%以上、85%以上、90%以上、または94%以上である。
本発明において、紅麹または紅麹由来成分としては、紅塩麹組成物として調製したものを使用することができる。紅塩麹組成物は、紅麹、アスペルギルス属カビの黄麹(甘酒用麹、清酒用麹、味噌用麹、醤油用麹、焼酎用麹、泡盛用麹)、食塩および水を混合し、所定の温度で所定の時間保存することにより調製することができる。旨味の増強に好適な紅塩麹組成物が得られるという観点から、黄麹として、大豆麹、米麹を使用することができ、好ましくは米麹を使用することができる。また、米麹を使用する場合、同様の観点から、好ましくは甘酒用米麹を使用することができる。紅塩麹組成物の調製において、紅麹と黄麹の重量比は、旨味の増強に好適な紅塩麹組成物が得られるという観点から、紅麹1に対して、黄麹は、例えば0.1〜9、好ましくは0.2〜7、より好ましくは0.4〜5である。また紅麹と食塩の重量比は、旨味の増強に好適な紅塩麹組成物が得られるという観点から、紅麹1に対して、食塩は、例えば0.01〜5、好ましくは0.05〜3.5、より好ましくは0.1〜2である。また紅麹と水の重量比は、好適な紅塩麹組成物が得られるという観点から、紅麹1に対して、水は、例えば0.1〜15、好ましくは0.5〜12.5、より好ましくは1〜10である。
本発明において、紅麹または紅麹由来成分としては、紅麹粉末を含有する組成物(紅麹粉末組成物)を使用することができる。紅麹粉末組成物は、例えば、紅麹粉末、食塩及び水を混合して調製することができる。紅麹粉末組成物の調製において、紅麹粉末と食塩の重量比は、好適な紅麹粉末組成物が得られるという観点から、紅麹1に対して、例えば0.1〜12、好ましくは0.15〜8、より好ましくは0.2〜4である。また紅麹粉末と水の重量比が、好適な紅麹粉末組成物が得られるという観点から、紅麹1に対して、例えば1〜99、好ましくは1.5〜44、より好ましくは2〜33である。
本発明の一つの側面において、紅麹または紅麹由来成分として紅麹粉末を直接食品に添加することにより、旨味が増強した食品を得ることができる。紅麹粉末は、例えば、スープ(味噌汁、ポタージュスープ、コンソメスープなど)、シチュー、麺類(ラーメン、日本そば、うどんなど)、パスタ、カレー、肉料理(焼き肉、唐揚げなど)、焼き魚、煮魚などの料理に添加することができる。また、紅麹粉末は好ましくは、スープなどの汁物に食塩を含む食品に使用することができ、その場合、紅麹粉末1gを、50〜5000ml、好ましくは75〜2500ml、より好ましくは100〜1000mlの水分を含む食品に使用することができる。
本発明で使用される食肉は、動物由来の食用の肉類であれば特に限定されない。食肉の例としては、牛肉、豚肉、鶏肉、ヒツジ肉(マトン、ラム)、ウサギ肉、山羊肉(内臓含む)、鹿肉、猪肉、馬肉、鴨肉、ガチョウ肉、フォアグラ、七面鳥肉、キジ肉、ホロホロチョウ肉、ウズラ肉、鯨肉、イルカ肉等が挙げられる。このうち豚肉としては、かたロース、ロース、ヒレ、バラ、もも、レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、マメ(腎臓)、ガツ(胃)、ヒモ(小腸)、ダイチョウ(大腸)、タン(舌)、トンソク(足)、コブクロ(子宮)、ソーキブニ(あばら骨付き肉)、ナンコツソーキ(肉付き肋軟骨)、豚の肋軟骨ナカミ(内臓類)等が挙げられる。また牛肉としては、ネック(首)、かた、かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、ともばら、かたばら、うちもも、しんたま、そともも、らんぷ、すね、レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、マメ(腎臓)、ミノ(第一胃)、センマイ(第三胃)、ハラミ、サガリ、ひも(小腸)、シマチョウ(大腸)、タン(舌)、テール(尾)、カラシニク等が挙げられる。更にヒツジ肉としては、ショルダー、ロングロイン、胸肉、フランク、レッグ、ラムロール等が、鶏肉としては、手羽類、むね肉、もも肉、ささみ、かわ、きも(肝臓)、すなぎも等が挙げられる。旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、より好ましくは、牛肉(かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、またはもも)、豚肉(かたロース、ロース、ヒレ、バラ、またはもも)および鶏肉(むね肉、もも肉またはささみ)、ヒツジ肉(マトン、ラム)、鹿肉、猪肉、馬肉、鴨肉、鯨肉を使用することができ、特に好ましくは、牛肉(もも)豚肉(もも)、鶏肉(もも)を使用することができる。
本発明で使用される食肉として、加熱処理前の食肉を使用することができる。一つの態様において、使用される食肉は、冷凍保存されてその後解凍された加熱処理前の食肉である。
本発明による旨味増強の効果は、パネラーの試食による官能試験で確認することができる。処理の効果確認には、加熱処理した食肉、例えば60〜100℃、70〜95℃、8または0〜90℃の温浴により加熱し、肉の中心温度が60〜90℃となった食肉を用いることができる。
組成物への食肉の浸漬は、旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、例えば、0〜40℃、好ましくは2〜35℃、より好ましくは4〜30℃の温度で、例えば、1〜120時間、好ましくは2〜84時間、より好ましくは3〜48時間行われる。浸漬に用いる食肉および組成物の重量比は、旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、例えば、食肉1に対して0.01〜0.5、好ましくは0.02〜0.35、より好ましくは0.04〜0.2である。
本発明で使用される魚肉は、魚類由来の食用肉類であれば特に限定されない。魚肉としては、白身魚及び赤身魚を使用することができる。白身魚としては、例えば、メカジキ、金目鯛、マカジキ、イサキ、カレイ、カサゴ、キス、コチ、紅サケ、タイ、マタラ、スケソウダラ、ヒラメ、メジナ、ハゼ、ハモ、メバル、イシダイ、アナゴ、サワラ、ウナギ、銀サケ、タチウオ、ニジマス、ムツ、クロダイ、アマダイ、サメ、ナマズ、ホキ、アブラガレイ、バサ、メルルーサ、またはスズキなどを使用することができる。赤身魚としては、例えば、マサバ、ブリ、マアジ、カツオ、マイワシ、サンマ、ニシン、イナダ、またはハマチなどを使用することもできる。好ましい魚類は、白身魚であれば、金目鯛、カレイ、紅サケ、タイ、マタラ、ヒラメ、ハモ、ニジマス、スズキであり、赤身魚であれば、マサバ、ブリ、マアジ、マイワシ、またはサンマである。旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、好ましい魚類は、マタラ、紅サケ、またはマサバである。魚類の肉は、常温のもの、冷蔵のもの、又は冷凍のものを使用することができる。魚類の肉は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
本発明で使用される魚肉として、加熱処理前の魚肉を使用することができる。一つの態様において、使用される食肉は、冷凍保存されてその後解凍された加熱処理前の魚肉である。また魚肉は、魚全体、内臓を除く処理をしたもの、切り身などであってもよい。旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、魚肉は、切り身が好ましい。
本発明による魚肉の旨味を増強させる効果は、パネラーの試食による官能試験で確認することができる。処理の効果確認には、加熱処理した魚肉、例えば60〜100℃、70〜95℃、または80〜90℃の温浴により加熱し、魚肉の中心温度が60〜90℃となった魚肉、フライパンまたはホットプレートで加熱した魚肉を用いることができる。
組成物への魚肉の浸漬は、旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、例えば、0〜40℃、好ましくは2〜35℃、より好ましくは4〜30℃の温度で、例えば、1〜240時間、好ましくは2〜192時間、より好ましくは3〜144時間行われる。浸漬に用いる魚肉および組成物の重量比は、例えば、旨味増強効果が効果的に得られるという観点から、魚肉1に対して0.01〜0.5、好ましくは0.02〜0.35、より好ましくは0.04〜0.2である。本発明の組成物で処理した魚肉は、加熱処理後、弾力性を有し、繊維が長くまとまり、崩れにくいといった肉質の改善が確認できる。また処理後の魚肉は保水性が向上しているため、加熱処理において生じるドリップの量が減少することも確認される。加熱処理後の魚肉の弾力性は、レオメーターまたはテンシプレッサー(例えば、タケトモ電機製、TENSIPRESSERTMなど)を用いたテクスチャー・プロファイル・アナリシス(TPA)を行うことにより確認することができる。魚肉の弾力性は官能評価における「身のハリ」と相関すると考えられる。
本発明の旨味増強用組成物の処理により、食品の旨味が増強される。一つの態様において、旨味増強用組成物の処理により、食品を食べた後の旨味を感じる時間が延長される。旨味の持続時間は、パネラーの試食による官能試験においてコクとして評価される。旨味増強用組成物の効果として、食品のコクの増強が挙げられる。
本発明の旨味増強用組成物は、食品の製造方法に用いることができ、該方法は食品を食旨味増強用組成物に浸漬させる工程を含む。一つの態様において、旨味増強用組成物は、加工食肉の製造方法に用いることができ、該方法は旨味増強用組成物に食肉を浸漬させる工程を含む。また旨味増強用組成物は、食肉の旨味増強方法に用いることができる。旨味増強用組成物は、加工魚肉の製造方法に用いることができ、該方法は魚肉を旨味増強用組成物に浸漬させる工程を含む。また旨味増強用組成物は、魚肉の旨味増強方法に用いることができる。
本発明の旨味増強用組成物は、1以上の添加剤を含んでいてもよい。添加剤は食品に用いることができる添加剤であれば特に限定されず、その例としては、調味料、着色料、保存料、増粘剤、pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤、糖類、ビタミン、ミネラルなどが挙げられる。
本発明の組成物は、食品用の容器に充填することができる。充填する容器は、食品に使用できるもので密閉できるものであればよく、その例としてフィルムパック、ペットボトルなどの樹脂性容器、ガラスびん、缶などの容器が挙げられる。一つの態様において、本発明の組成物の一回分の使用量をフィルムパック、スタンディングパウチ容器等の容器に充填し、該容器において食品の浸漬処理を行うことができる。別の態様において、本発明の組成物の水以外の成分が食品用容器に収納され、開封後に適量の水を添加して使用することができる。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において示されるパーセンテージは特に言及がなければ重量%を意味する。
[実施例1]紅塩麹組成物の製造方法
下表に示す量の黄麹(甘酒用米麹、マルコメ株式会社製)、紅麹(1G−WLK1(Monascus pilosusNBRC4520)、小林製薬バリューサポート株式会社製)、食塩、および190mlの水を混合し、24時間30℃で保存した。その後麹がかぶる程度まで水(約100ml)を添加し、30℃にて10日間保存し、その間1日1回かき混ぜることにより発酵させて、紅塩麹組成物を得た。調製した紅塩麹組成物は、そのまま浸漬液として試験に使用した。対照として使用した塩麹は、下表に示す量の黄麹(甘酒用米麹、マルコメ株式会社製)、食塩、および190mlの水を混合した点以外は、上記と同様の手法で調製した。
Figure 2020108341
[実施例2]紅麹粉末の製造方法
精白米50kgを一晩水に浸漬し、約1時間水切りした後、オートクレーブで125℃、20分間蒸気滅菌し蒸米を得た。これに菌株(Monascus pilosus NBRC4520)を植菌し、最初の4日間は30〜35℃、4日目以降は23〜25℃で、計2週間培養した。こうして得た培養物を110℃、20分間の熱処理により紅麹菌と酵素を失活させた後、60℃で通風し、水分率を10%まで乾燥した。得られた紅麹を粉砕機(アトマイザー:ダルトン社製)により粉砕した。
[実施例3]鱈切り身浸漬処理試験(1)
鱈の切り身(重量約60〜80g)を準備し、一切れ毎に魚肉重量の10重量%の浸漬液(表1の塩麹、または表1の紅塩麹)の入った袋(フリーザーパックS:旭化成ホームプロダクツ社製)に入れて、空気をなるべく抜いて密閉後、浸漬液を満遍なく表面に揉み込みこんだ。その後、4℃で96時間保管した。切り身を袋から取り出し、キッチンペーパーで付着した各浸漬液を拭き取り、サラダ油大さじ1杯を引いたフライパンで、強火で表裏それぞれ90秒焼いて、官能試験用の試料を得た。当該試料を、どちらで処理した試料が下表の評価項目において優れるか、パネラーによる2点識別による官能試験に付した。結果を表2に示す。なお、表中の数字は、各評価項目について、各試料を選択したパネラー数を示し、これは、以降の2点識別による官能試験結果においても同様である。
Figure 2020108341
[実施例4]鱈切り身浸漬処理試験(2)
浸漬液として、実施例2の紅麹粉末を10重量%、および食塩を12重量%水中に含む紅麹粉末液(紅麹粉末組成物)を調製した。鱈の切り身一切れ毎に魚肉重量の10重量%の浸漬液(表1の塩麹、または上記紅麹粉末液)の入った袋(フリーザーパックS:旭化成ホームプロダクツ社製)に入れて、空気をなるべく抜いて密閉後、浸漬液を満遍なく表面に揉み込みこんだ。その後、4℃で96時間保管した。袋から取り出した切り身を、サラダ油大さじ1杯を引いたフライパンで、強火で表裏それぞれ90秒焼いて、官能試験用の試料を得た。実施例3と同様に、合計5人のパネラーによる2点識別による旨味の強さの官能試験に付した結果、紅麹粉末液に浸漬した鱈の切り身の方が、旨味を強く感じたパネラー数が有意に多かった。
[実施例5]鮭切り身浸漬処理試験
鮭の切り身(重量約80〜100g)を準備して使用した以外は、実施例3と同じ手法により試験を行うことで試料を得て、実施例3と同様に、当該試料をパネラーによる2点識別による官能試験に付した。試験結果を表3に示す。
Figure 2020108341
[実施例6]牛モモ肉浸漬処理試験
牛モモ肉(オーストラリア産)約4kgを60〜90g(厚さ1.5cm前後)の範囲の重さで複数個切り出し、検体とした。検体重量に対し10重量%の各浸漬液(塩麹、紅塩麹組成物)とともにジッパー付きの袋に入れ、空気をなるべく抜いて密閉後、冷蔵庫(約4℃)で24時間漬け込んだ。ここで浸漬液は、塩麹としては表1の塩麹、紅塩麹組成物としては表1の紅塩麹を使用した。
浸漬処理後の肉を袋から取り出し、フライパンで弱火で30秒ごとに裏返しながら2分間加熱した。加熱処理後の肉を一口大に切り、下表に示すn数のパネラーにより、どちらで処理した試料が下表の軟らかさおよび旨味の強さにおいて優れるか2点識別による官能評価を行い、また、どちらで処理した試料が下表の味において好ましいか2点嗜好による官能評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 2020108341
表4に示すように、紅塩麹組成物に浸漬した肉の方が旨味を強く感じたパネラー数が有意に多かった。また、当該評価は、検体を4℃で3時間漬け込んだ以外は同様の手法で試験し、評価を行った場合であっても、紅塩麹組成物に浸漬した肉の方が旨味を強く感じたパネラー数が多かった。
[実施例7]鶏モモ肉浸漬処理試験
鶏モモ肉(日本産)約4kgを60〜90g(厚さ1.5cm前後)の範囲の重さで切り出し、検体とした。検体重量に対し10重量%の各浸漬液(表1の塩麹、表1の紅塩麹組成物)とともにジッパー付きの袋に入れ、空気をなるべく抜いて密閉後、冷蔵庫(約4℃)で24時間漬け込んだ。ここで浸漬液は、塩麹としては表1の塩麹、紅塩麹組成物としては表1の紅塩麹を使用した。
浸漬処理後の肉を袋から取り出し、フライパンで弱火で60秒ごとに裏返しながら2分間加熱した。加熱処理後の肉を一口大に切り下表に示すn数のパネラーにより、どちらで処理した試料が下表の軟らかさ、旨味の強さおよびコクの強さにおいて優れるか2点識別による官能評価を行い、また、どちらで処理した試料が、下表の味において好ましいか2点嗜好による官能評価を行った。結果を表5に示す。
Figure 2020108341
[実施例8]紅麹粉末の添加による効果確認試験
以下の成分量となるように塩分濃度が異なる味噌汁Aおよび味噌汁Bを調製した。
味噌汁A:水300mlあたり、無塩味噌45g、食塩2.4g、だし(ほんだし:味の素株式会社製)2g
味噌汁B:水300mlあたり、無塩味噌44g、実施例2の紅麹粉末1g、食塩1.8g、だし(ほんだし:味の素株式会社製)2g。
味噌汁AおよびBについて、どちらで処理した試料が下表のコクの強さにおいて優れるか2点識別による官能評価を行った。結果を表6に示す。
Figure 2020108341
味噌汁Aと比して味噌汁Bは食塩の濃度が低減され紅麹粉末が配合されている。官能評価の結果では、味噌汁Bについて旨味が持続する時間が長い(コクが強い)とするパネラー数の方が有意に多かった。
以上のように、紅麹または紅麹由来成分を含有する食品の旨味増強用組成物は、食品の旨味を強化する効果に優れたものである。

Claims (9)

  1. 紅麹または紅麹由来成分を含有する、食品の旨味増強用組成物。
  2. 食品が食肉または魚肉である、請求項1に記載の組成物。
  3. さらに食塩を含有する、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 紅麹、または紅麹由来成分が、紅塩麹組成物または紅麹粉末組成物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. (a)紅麹、黄麹、食塩、および水を含有する紅塩麹組成物;または
    (b)乾燥紅麹粉末、食塩、および水を含有する紅麹粉末組成物
    を含有する、請求項4に記載の組成物。
  6. 加熱処理前の食肉または魚肉に使用するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 食品が魚肉の切り身または牛モモ肉である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 紅麹、または紅麹由来成分として紅麹粉末を含み、食品の成分として添加するために用いられる、請求項1または2に記載の組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の旨味増強用組成物を用いて食品の旨味を増強する工程を含む、加工食品の製造方法。
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