JPH0279986A - 紅麹色素の製造方法 - Google Patents

紅麹色素の製造方法

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JPH0279986A
JPH0279986A JP63206575A JP20657588A JPH0279986A JP H0279986 A JPH0279986 A JP H0279986A JP 63206575 A JP63206575 A JP 63206575A JP 20657588 A JP20657588 A JP 20657588A JP H0279986 A JPH0279986 A JP H0279986A
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JP
Japan
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coloring matter
culture
production
medium
pigment
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Application number
JP63206575A
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English (en)
Inventor
Rinjiro Saruno
猿野 琳次郎
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NOUSAN GIKEN KK
Original Assignee
NOUSAN GIKEN KK
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は、紅麹菌より紅麹菌が生産する紅麹色素を操作
簡易に大量に製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
紅麹菌の生産する色素は、現在食品工業ではハム、ソー
セージなどの畜産加工品、魚肉練製品、エビ、カニ等の
水産加工品の製造に広く利用されている。また、冷菓、
ジニース、ジャム等の天然色素として利用されている他
、医薬品、化粧品等の原料としても使用されている広い
用途を有する色素である。
現在このような有用な紅麹色素は、米、ふすまを原料と
して固体培養法又は通気攪拌による液体培養法で製造さ
れていた(M、 Yoshimura、  日本農産化
学欧文跡Agr、 8io、 Chem 3917g9
)、固体培養による色素の生産(日本農芸化学誌510
07(1932)。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、紅麹色素を製造するに当たって、固体培養法並び
に液体培養法においては、その培養期間が極めて長り、
10日以上も必要とするので、その間に不純物が混入し
工業的製造に適さない欠点があった。
また、本発明者は、先に穀類を原料として焼酎廃液に紅
麹菌、例えばモナスカス属糸状菌を培養し、5゛−ホス
ホジェステラーゼ、グルコアミラーゼ等の酵素を生成さ
せ、これらの酵素類を複合調味料に使用する調味料の製
法を発明したく特公昭62−51583号公報参照)。
この複合調味料の製造において、酵素を取得するため、
使用した紅麹菌体は多量廃棄されていた。
本発明は、紅麹色素を短期間で工業的生産に適するよう
に製造する方法の確立と、本発明者の発明した複合調味
料の製造過程において廃棄されていた紅麹菌体の有効利
用を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記紅麹菌の液体培養により生産する5′
−ホスホジエステラーゼ、グルコアミラーゼ等の酵素を
生産させ、これを複合調味料に使用する際副生される菌
体を通気しつつ固体培養したところ、製造日数が大幅に
縮減され、しかも不純物の混入のない紅麹色素が生産さ
れることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、紅麹菌を液体培地に培養してアミラーゼ、5
′−ホスホジエステラーゼ等の有用酵素を生産せしめた
後、培地より菌体を分離し、該菌体を固体培地で培養し
、生産される色素を抽出分離する紅麹色素の製造方法で
ある。
本発明に使用する紅麹菌は、紅麹色素を生産するモナス
カス(!Jonascus)属に属する菌で、特に5゜
−ホスホジエステラーゼ、アミラーゼの生産能力の高い
モナスカス プルプレウス(λ1onascus pu
rpureus) 、  モナスカス アンカ(!Jo
nascus anka)  等が好適である。
これらの紅0菌を液体培養する場合、通常の液体培地、
グルコーズ1%、酵母エキス0.3%、麦芽エキス0.
3%が合成培地として使用される。また、半合成培地と
してグルコーズ3〜5%、糖3%、0.1%KNO30
,1%、MgS口、・711.00.1%等が使用され
る。
特に、本発明者が先に発明した複合調味料の製造法(特
公昭62−51583号公報)に用いる穀類を原料とす
る焼酎廃液の蛋白質は、麹菌のプロテアーゼの作用を受
けて、ペプチド、アミノ酸として大部分が残っている焼
酎廃液を複合調味料の製造と同時に本発明の紅麹色素の
製造を行うことができるから好適である。
この紅麹菌の液体培地での培養は、30℃前後で通気攪
拌し、紅麹菌を増殖させ、アミラーゼ、ヌクレアーゼ等
の有用酵素を生産させ、5゛−アデニル酸、5”−グア
ニル酸15゛−シチジル酸、5°−ウリジル酸等の旨味
成分を生成させる。
この液体培養により生成された旨味成分は、調味料とす
る目的で紅麹菌体と分離される。
液体培地からの紅麹菌体の分離は、濾過等の通常の固体
分離手段により行う。紅麹菌の菌体は、直ちに固体培地
に移植する。固体培地は通常の固体培地、米1食パン、
ふすまが使用される。培地の調製法としては、蒸株し澱
粉をα化して使用する。この固体培地に少量の糠、ふす
ま、コーングリッツ等の栄養物を添加して通気培養する
と、菌体中に紅麹色素が効率よく、短期間(5〜6日)
で生産される。
このようにして生産された紅麹色素を抽出分離するには
、エタノール、メタノール、酢酸、アセトン、クロロホ
ルム等が使用される。特に、メタノール、酢酸は、色素
の溶解度が大である。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、調味料製造のため紅麹菌を充分に増殖
して、この多量の紅麹菌を次の固体培養に付すので、固
体培養法が極めて能率よく行われ、短時間で多量の紅麹
色素を生産することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、紅麹菌を液体培地に培養して、アミラーゼ、5′−
    ホスホジエステラーゼ等の有用酵素を生産せしめた後、
    培地より菌体を分離し、該菌体を固体培地で培養して、
    生産される色素を抽出分離することを特徴とする紅麹色
    素の製造方法。
JP63206575A 1988-08-19 1988-08-19 紅麹色素の製造方法 Pending JPH0279986A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173564A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Yamasa Shoyu Co Ltd 唾液分泌促進剤
CN109825495A (zh) * 2019-03-01 2019-05-31 江南大学 一种高通量筛选红曲色素高产菌株的方法
JP2020108341A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 小林製薬株式会社 紅麹を配合した旨味増強用組成物

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CN109825495A (zh) * 2019-03-01 2019-05-31 江南大学 一种高通量筛选红曲色素高产菌株的方法
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