JP2020106963A - 情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが電子決済処理においてまとめて支払うことを選択した場合に、支払いに対する柔軟性、及びユーザの利便性を向上させる。【解決手段】情報処理装置が実行する情報処理方法であって、複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払処理に対し、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決済処理の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストを、他の情報処理装置から受信するステップと、利用合計金額と、暫定合計金額とを合算した第1支払金額を取得するステップと、支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の中から選択された少なくとも一つの支払手段を示す支払手段情報を受信するステップと、他の情報処理装置から支払リクエストが受信された後、支払手段情報が示す支払手段を用いて第1支払金額に対する支払処理を実行するステップとを含む。【選択図】図8

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムに関する。
近年、電子決済処理を可能にする店舗やサービスが増えてきている。他方、ユーザが
商品等を購入する際に、金融機関から融資を受ける場合がある。この融資に関し、例え
ば、特許文献1には、融資者に最小リスクの融資条件、販社に好適な販売条件、被融資
者に余裕のある返済条件を提供する技術が開示されている。
特開2006−318073号公報
ここで、電子決済事業者において、ユーザに対し、所定期間内に発生した決済処理を
まとめて支払ってもらう機能が提供されている。例えば、クレジットカードと同様にひ
と月単位で決済処理をまとめ、与信により定められた上限値内で、ユーザは電子決済処
理の支払いをまとめることができる。しかし、ユーザがまとめて支払うことを選択した
場合、金額や期日は予め決定されているため、支払いの柔軟性にかけ、必ずしもユーザ
フレンドリーであるとは言えなかった。
本開示の一側面では、ユーザが電子決済処理においてまとめて支払うことを選択した
場合に、支払いに対する柔軟性、及びユーザの利便性を向上させる情報処理方法、情報
処理装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が実行する情報処理方法で
あって、複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支
払処理に対し、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決
済処理の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストを、他の情報処理装置から受
信するステップと、前記合算リクエストの受信後、前記利用合計金額と、前記暫定合計
金額とを合算した第1支払金額を取得するステップと、前記他の情報処理装置から、前
記支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の中から選択された少なくとも一つ
の支払手段を示す支払手段情報を受信するステップと、前記他の情報処理装置から支払
リクエストが受信された後、前記支払手段情報が示す支払手段を用いて前記第1支払金
額に対する支払処理を実行するステップと、を含む。
図1は、実施形態の一態様に係る通信システムの構成を示す。 図2は、本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、実施形態に係るサーバ110の機能構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。 図5は、実施形態に係る決済管理DBの一例を示す。 図6は、実施形態に係る支払管理DBの一例を示す。 図7は、実施形態に係る端末120の機能構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る通信システム1が行う支払処理の処理手順のシーケン スの一例を示す。 図9は、実施形態に係る支払処理のフローチャートの一例を示す。 図10は、実施形態に係る端末120の支払画面(その1)の一例を示す。 図11は、実施形態に係る端末120の支払画面(その2)の一例を示す。 図12は、実施形態に係る端末120の支払画面(その3)の一例を示す。 図13は、実施形態に係る端末120の支払画面(その4)の一例を示す。 図14は、実施形態に係る端末120の支払画面(その5)の一例を示す。 図15は、実施形態に係る端末120の支払画面(その6)の一例を示す。 図16は、実施形態に係る端末120の支払画面(その7)の一例を示す。 図17は、実施形態に係る端末120の支払画面(その8)の一例を示す。 図18は、実施形態に係る端末120の支払リクエスト完了画面の一例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のう
えで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な
、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る情報処理方法、情報処理装置、およびプログラムを実施するための形態
について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示される
ように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ1
10Bと、端末120A、端末120B、端末120Cと、外部システム140とが接
続される。外部システム140は、限定でなく例として、他の事業者(金融機関、クレ
ジットカード会社など)や他の事業部門によって運営されるサーバなどによって構築さ
れる。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がな
い場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されて
もよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別
する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端
末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合
は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい
。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定
のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融
サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Soc
ial Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む
。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以
上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受が
できるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、
二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コ
ードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Fi
eld Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標
)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金
の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済
を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)
」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された
二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120
が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consume
r Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよい
し、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端
末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表
現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウント
に対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザに
より入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザの
アイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユー
ザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー
(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジッ
トカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネット
ワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することが
できるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネッ
トワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・
ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベ
ート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネット
ワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN
)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless W
AN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、イン
ターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)
の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LA
Ns、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)
、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以
上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワー
ク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装
置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィー
チャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、
タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例
として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハン
ドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assi
stant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メ
ガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーシ
ョンプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成に
ついて説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と
、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F
)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例
として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と
、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能
、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードま
たは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でな
く例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Gr
aphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア
(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-S
pecific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み
、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration)
)等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示され
る各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実
現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることと
してもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウル
トラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プ
ロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201が
プログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ2
02は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only M
emory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例と
して、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ
などを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該
通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば
、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク13
0を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は
、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。
また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プ
ロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、
および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力
I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置
とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ20
1に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現され
る。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボー
ド等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介し
た操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての
種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映
像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表
示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれ
かまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチ
パネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OE
LD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(
HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中
など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音
声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表
示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶
された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログ
ラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラム
やコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(I
C)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA
)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、
ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(OD
D)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・デ
ィスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ
、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、または
これらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発
性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネ
ットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬
送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pytho
nなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift Kotlin、Java(登録商標)などを用
いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより
構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う
構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のう
ち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定
条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の
処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「Aおよび
Bの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されな
い限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は
「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記さ
れない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」
は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、
置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の
実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、ま
たは修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態
または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の
特徴との任意の組合せを包含する。加えて、特定の機能を実施するように適合される、
配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動
作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特
許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合され
る、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、
または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクテ
ィベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置
、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、
事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同
意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本実施形態は、電子決済処理において、ユーザが先月分の電子決済処理をまとめて今
月支払う際に、今月分の電子決済処理も合わせて支払うことを可能にし、また、支払額
の少なくとも1部を電子バリューで支払うことを可能にする実施形態である。なお、以
下では、月単位でまとめて支払う処理を「ひと月支払い」とも称し、ひと月支払いと、
今月分の暫定支払金額とをまとめて支払う処理を「複数月支払い」とも称す。なお、「
ひと月支払い」は必ずしも月単位である必要はなく、所定期間単位であればよく、また
、「複数月支払い」は必ずしも先月分と今月分である必要はなく、複数の所定期間であ
ればよい。
これにより、本実施形態において、ユーザは、ひと月分(例えば第1所定期間)だけ
ではなく、ふた月分(例えば第1及び第2所定期間)の電子決済処理を実質的にまとめ
て支払うことで、支払いに係る手数料を削減することができ(ユーザ利便性の向上)、
また、ユーザが所持する電子バリューを支払いに充当することで、支払いの選択肢を増
やすことができる(支払に対する柔軟性の向上)。また、実質的にふた月分の支払いが
可能になるため、端末とサーバとの間の通信回数を減らすことで、通信帯域への負荷を
軽減することが可能になる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110の機能構成を説明し、図4〜6を用いてサーバ110に記
憶される各種データベース(DB)を説明し、図7を用いて端末120の機能構成を説
明する。
(1)サーバの機能構成
図3は、実施形態に係るサーバ110の機能構成の一例を示す図である。図3に開示
の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、スト
レージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される
図3に示すように、サーバ110は、例えば、入出力部311と、通信部312と、
表示制御部313と、決済処理部314と、取得部315と、支払処理部316と、特
典付与部317と、記憶部320とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実
現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現さ
れてもよい。
入出力部311は、例えば、入出力I/F204を介してプロセッサ201により実
現されうる。また、通信部312は、例えば、通信I/F205を介してプロセッサ2
01により実現されうる。表示制御部313と、決済処理部314と、取得部315と
、支払処理部316と、特典付与部317とは、プロセッサ201が、記憶部320に
格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部320は
、メモリ202および/またはストレージ203を用いて実現されうる。
記憶部320は、実施形態に係るサーバ110が実行するプログラムと、電子決済を
利用するユーザのアカウント情報を管理するユーザ管理DBと、ユーザが行った決済処
理の履歴を管理する決済管理DBと、ひと月支払いを利用するユーザの支払い状況を管
理する支払管理DBとを含む。図4〜6は、各管理DBの一例を示す図である。
図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。ユーザ管理DBには、決済事
業者により作成された各ユーザのアカウントに関する情報が管理される。決済事業者は
、例えば、電子商取引プラットフォームを運営、管理する者であってもよい。「ユーザ
ID」には、サーバ110がユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報(ユーザI
D:IDentifier)が含められる。「パスワード」には、ユーザ認証を行うためのパスワ
ードが含められる。「残高」には、ユーザが保有するアカウントの電子マネー(又は電
子バリュー)の残高が含められる。
図4に示す例では、残高には、チャージ金額、売上高、ポイント1、ポイント2など
が含まれる。この種類は一例であって、これらに限定されるものではない。チャージ金
額とは、例えば、ユーザが、自身の銀行口座から、決済事業者により作成されたアカウ
ントの口座へ入金した金額を示す。売上高とは、例えば、ユーザが、連携する電子商取
引プラットフォームに商品を出品して販売することで得た収益を示す。ポイント1とは
、例えば、ユーザが、売上高を変換して得たポイントであり、連携する電子商取引プラ
ットフォームにおいて利用されるポイントを示す。ポイント2とは、例えば、決済事業
者等の他者が付与したポイントであり、電子商取引プラットフォームにおいて利用され
るポイントである。
チャージ金額は、ユーザが、決済事業者が提供するアプリケーション内で、自身の銀
行口座の情報を入力し、ユーザIDと銀行口座とを対応付け、本人確認が完了した場合
に、アカウントの残高に任意の金額をチャージ可能となる。なお、チャージ金額は、銀
行口座以外にも、コンビニエンスストアなどでチャージすることも可能である。以下、
犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく本人確認が完了し、ユーザのアカウン
トと銀行口座が対応付けられていれば、「銀行接続後」と表記し、未完了であれば、「
銀行接続前」と表記する。
ポイント1は、銀行接続前に、ユーザが連携する電子商取引プラットフォームにおい
て取引するために、売上高が変換された有償のポイントであり、ポイント1は、有効期
限が設定されてもよい。有効期限は、例えば6か月である。ポイント1は、銀行接続後
であれば、売上高からの出金が可能になるため、新規に敢えてポイント1に変換して保
有される必要がない。したがって、銀行接続前に保有されたポイント1は、使用により
徐々に減少する。
ポイント2は、決済事業者等の他者が、特典として配布、又は付与する無償のポイン
トであり、ポイント2は、有効期限が設定されてもよい。ポイントの2の有効期限は、
ポイント1の有効期限よりも短く設定されてもよい。
例えば、売上高は、銀行接続前であれば、所定期間内にポイント1に変換されて連携
する電子商取引プラットフォームで利用されるが、銀行接続後であれば、例えば残高な
どの名称に変更され、ポイント1に変換せずにそのまま利用することが可能になる。ま
た、ユーザ管理DBには、図4に示す情報以外にもユーザのメールアドレスや電話番号
や住所などが保持されてもよい。
図5は、実施形態に係る決済管理DBの一例を示す。「ユーザID」には、電子決済
サービスを利用して商品やサービスなど(以下、単に「商品」と称する。)を購入した
ユーザ(購入者)のユーザ識別情報が含められる。「支払先」には、電子決済サービス
を利用して商品を販売したユーザ(販売者)の名称が含められる。「金額」には、電子
決済で利用された金額であり、例えば、消費税込みの商品の金額が含められる。
図6は、実施形態に係る支払管理DBの一例を示す。「支払ID」には、上述したひ
と月支払いを識別するための識別情報が含められる。「ユーザID」には、ひと月支払
いを選択しているユーザのユーザIDが含められる。「支払金額」には、月単位の電子
決済処理をまとめた金額が含められる。なお、この支払金額は、予め設定された月単位
の利用可能上限値以下であるが、複数月支払いが選択された場合は、支払金額は利用可
能上限値を超え得る。「支払方法」は、ユーザにより選択された支払方法(又は支払手
段)が含められる。例えば、支払手段は、コンビニエンスストア(以下、単に「コンビ
ニ」とも称す。)での支払い、銀行口座からの振込、ポイントの利用、などの少なくと
も1つを含む。
「対象月」には、ひと月支払いの対象となった年月が含められる。「支払期限」には
、ひと月支払いの支払期限が含められる。例えば、支払期限は、対象月の翌月の月末な
どである。「支払済」には、ユーザがひと月支払いの支払いが終わっているか否かを示
す情報が含められる。例えば、「済」は、ユーザの支払いが完了していることを表し、
「未」は、ユーザの支払いが完了していないことを表す。また、複数月支払いが行われ
たことを特定するため、支払管理DBは、対象月をふた月分管理したり、複数月支払い
が行われたか否かを示すフラグを管理したりしてもよい。
図3に戻り、入出力部311は、入出力I/F204を介して各種データの入力を受
け付ける処理、及び、入出力I/F204を介して各種のデータを出力する処理を行う
機能を有する。
通信部312は、通信I/F205を介して各端末120から各種データを受信する
受信部、及び、通信I/F205を用いて各種データを各端末120に送信する送信部
としての機能を有する。
例えば、通信部(受信部)312は、端末120から、複数月支払いのリクエストを
受信する。「複数月支払いのリクエスト」は、例えば、月単位に関する所定期間に行わ
れた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払処理に対し、先月分(過去の
所定期間)の電子決済処理の利用合計金額と、今月分(現在の所定期間)の電子決済処
理の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストである。「月単位に関する所定期
間」は、例えば、月初から月末であり、または、先々月の15日から先月の14日まで
などのひと月に対応する期間である。また、所定期間は、月を基準に説明するが、月を
基準にしなくてもよい。例えば2週間や1週間単位や他の所定日数単位であってもよい
通信部(送信部)312は、先月分の利用合計金額と今月分の暫定合計金額との合計
金額(第1支払金額)を示す支払金額情報を端末120に送信する。
また、通信部(受信部)312は、端末120から、支払処理に関連付けられる複数
の異なる支払手段の中から選択された少なくとも一つの支払手段を示す支払手段情報を
受信する。例えば、「支払手段情報」は、コンビニ支払い、ポイント使用、銀行口座か
らの振込などの支払金額を減少させる複数の手段のうち、少なくとも1つを含む。
また、通信部(送信部)312は、支払手段情報が示す支払手段に関連付けられる電
子バリューに対応する金額を、第1支払金額から減算した第2支払金額を取得し、この
第2支払金額情報を端末120に送信する。第2支払金額情報は、例えばポイントなど
を用いて減算された金額情報である。
また、通信部(受信部)312は、端末120から、支払リクエストを受信したり、
通信部(送信部)312は、端末120に、支払処理に対して付与された特典を示す特
典情報を送信したりする。また、通信部(受信部)312は、端末120から各種画面
の表示リクエストを受信したり、通信部(送信部)312は、表示リクエストに対応す
る各画面の画面情報を端末120に送信したりする。
表示制御部313は、連携する電子商取引プラットフォームに関する画面の画面情報
を、通信部312を介して端末120に送信するよう制御する。例えば、表示制御部3
13は、ひと月支払いに関する表示画面の表示リクエストが受信された場合に、ひと月
支払いを可能にする支払画面の画面情報を、通信部312を介して端末120に送信す
るよう制御する。
決済処理部314は、電子決済を実行するための各種の処理を行う機能を有する。例
えば、決済処理部314は、ユーザの端末120から受信された決済情報に基づいて決
済処理を行う。決済処理は、支払い対象のユーザのアカウントの残高から、決済情報に
含まれる金額を減算し、決済情報などから特定される支払い先のアカウントの残高に支
払額を加算する処理を含む。また、決済処理部314は、ユーザによりひと月支払いが
設定されている場合は、所定期間中の決済処理における支払額については、決済事業者
が肩代わりしてもよい。
取得部315は、通信部312により合算リクエストが受信された後に、所定期間が
経過し、先月分の電子決済処理としてまとめられた利用合計金額と、今月分の電子決済
処理としてまとめられた暫定合計金額とを合算した第1支払金額を取得する。例えば、
先月分の複数の電子決済処理として確定した利用合計金額が5600円であり、今月分
の未確定の暫定合計金額が2700円である場合に、取得部315は、利用合計金額5
600円と暫定合計金額2700円とを合算し、第1支払金額8300円を算出する。
また、取得部315は、通信部312により支払手段情報が受信された後に、この支
払手段情報が示す支払手段に関連付けられる電子バリューに対応する金額を、第1支払
金額から減算した第2支払金額を取得する。例えば、支払いを指示するユーザが、図4
に示すポイント1として200ポイントを所持している場合、このユーザにより、一つ
の支払手段である「ポイント利用」が選択されたとする。この場合、取得部315は、
ポイント利用を検知して、ユーザが所持する200ポイントを200円(1ポイント=
1円)に換算し、第1支払金額8300円からポイント分の200円を減算する。減算
後の8100円が第2支払金額を表す。
なお、取得部315は、第1支払金額からポイント分を減算したが、合算リクエスト
が受信される前に、支払手段情報が受信されていれば、利用合計金額からポイント分の
金額を減算してもよい。取得部315は、ひと月支払いに対する支払金額(利用合計金
額)を、暫定合計金額や、選択された支払手段の電子バリューに対応する金額等を用い
て更新し、更新後の現在の支払金額を取得してもよい。取得部315により取得された
現在の支払金額を示す金額情報は、端末120に通信部312を介して送信されてもよ
い。また、支払手段情報が複数選択される場合もある。例えば、ポイント利用と、一部
を銀行振込と、残りをコンビニ支払とが選択されたとする。このとき、取得部315は
、第1支払金額から、ポイント分を減算し、一部の金額を減算し、残りの金額を第2支
払金額としてもよい。
支払処理部316は、端末120からの支払リクエストが受信された後、支払手段情
報が示す支払手段を用いて第1支払金額に対する支払処理を実行する。また、支払処理
部316は、端末120から支払リクエストが受信された後に、第2支払金額に対する
支払処理を実行してもよい。支払処理は、支払手段に応じて異なる。例えば、支払手段
が銀行振り込みの場合は、支払処理部316は、接続された銀行から第2支払金額の振
込処理を実行し、支払手段がコンビニ支払の場合は、支払処理部316は、コンビニエ
ンスストアで支払いが可能になるように受付番号と確認番号とを発行し、発行された各
番号を、通信部312を介して端末120に通知する。
これにより、ユーザは、ひと月分だけではなく、ふた月分の電子決済処理を実質的に
まとめて支払うことで、支払いに係る手数料を削減することができる。また、ユーザが
所持する電子バリューを支払いに充当することで、支払いの選択肢を増やすことができ
る。この結果、本通信システム1は、電子決済処理において、ユーザの利便性、及び支
払いに対する柔軟性を向上させることができる。また、実質的にふた月分の支払いを可
能にするため、端末120とサーバ110との間の通信を減らすことができ、通信帯域
に負荷を与えずに済む。
特典付与部317は、通信部312により支払リクエストが受信された後に、第1支
払金額を用いる支払処理に対して、端末120を利用するユーザに特典を付与する。例
えば、特典付与部317は、複数月支払いがリクエストされると、予め設定されたポイ
ントをユーザに付与してもよいし、支払金額に応じたポイントをユーザに付与してもよ
い。これにより、ユーザに対し、複数月支払いを選択するモチベーションを与えること
ができる。決済事業者は、来月まで待たなくても先に支払いを受けることができるので
、貸与額を回収し損なう可能性を減らすことができる。
また、特典付与部317は、複数月支払いの場合、今月分の暫定合計金額に対する特
典を付与してもよい。これにより、例えば複数月支払いではポイントが付与されるため
、ユーザに対し、複数月支払いを選択するモチベーションを与えることができる。例え
ば、特典としてのポイントは、暫定合計金額が高いほど高いポイントであってもよい。
これにより、ユーザは、なるべく暫定合計金額を高くすべく所定期間間際での複数月支
払いを選択することが考えられ、より実質的にふた月まとめた支払いを実行することが
できる。
また、支払処理部316は、端末120から端数処理リクエストを受信した後、利用
合計金額に対する端数処理を実行する端数処理部としての機能を有してもよい。これに
より、端数処理が行われることで、支払額が端数のない金額になり、ユーザがコンビニ
等で現金で支払う場合に、例えば2942円をなどの小銭を出す必要がある金額を30
00円や2000円に調整できるため、より利便性の高い支払手段を提供できる。
支払処理部316の端数処理部は、端数処理として、暫定合計金額の一部を利用合計
金額に加算する処理を含む。例えば、利用合計金額が3998円の場合、あと2円あれ
ば4000円となり、ユーザは現金で支払いやすくなる。この2円は、暫定合計金額か
ら加算して前払いしてもらう。これにより、端数処理が行われることで、支払額が端数
のない金額になり、ユーザがコンビニ等で現金で支払う場合に、より利便性の高い支払
手段を提供できる。
また、支払処理部316の端数処理部は、端数処理として、選択された支払手段に関
連付けられる電子バリューの一部に対応する金額を利用合計金額から減算する処理を含
んでもよい。例えば、利用合計金額が3998円の場合、998円又は498円をポイ
ントで支払うことで、ユーザは3000円又は3500円を現金等で支払うことになる
。これにより、端数処理が行われることで、支払額が端数のない金額になり、ユーザが
コンビニ等で現金で支払う場合に、より利便性の高い支払手段を提供できる。
なお、支払処理部316の端数処理部は、ユーザからの端数処理リクエストに応じて
、上述した処理の少なくともいずれかを実行すればよい。また、支払処理部316の端
数処理部は、利用合計金額を参照し、端数のない所定金額(例えば百の位以下がゼロの
金額)になるように、上述した2つの端数処理の少なくとも一つを実行するようユーザ
に通知してもよい。これにより、システム側からユーザに端数処理を提案することが可
能になり、ユーザの利便性が向上する。
また、支払処理部316は、第1支払金額(利用合計金額と暫定合計金額との合算値
)を用いる支払処理の利用実績に応じて、所定期間に行われた電子決済処理をまとめた
支払処理に係る手数料を減額してもよい。例えば、支払処理部316は、或るユーザ(
例えばユーザA)が、複数月支払いを1年間のうちに4回以上利用した場合、このユー
ザAに対して、ひと月支払い又は複数月支払いに係る手数料を減額してもよい。これに
より、ユーザに対して複数月支払いの利用回数を増やすことによる恩恵(手数料削減)
を与え、複数月支払いを選択するモチベーションを与えることができる。
また、支払処理部316は、第1支払金額を用いる支払処理の利用実績に応じて、所
定期間に行われる電子決済処理の合計金額に対する上限値を調整してもよい。例えば、
支払処理部316は、或るユーザ(例えばユーザB)が、複数月支払いを連続して3回
以上利用した場合、このユーザBに対して、ひと月支払いの利用可能上限値を引き上げ
る。これにより、ユーザに対して複数月支払いの利用回数を増やすことによる恩恵(利
用可能上限値の引き上げ)を与え、複数月支払いを選択するモチベーションを与えるこ
とができる。
また、支払処理部316は、第1支払金額を用いる支払リクエストを受信した後、所
定期間の末日までの残期間に電子決済処理が行われた場合、残期間における電子決済処
理の合計金額に応じて、合計金額の減額、又は支払処理に係る手数料の減額を行っても
よい。例えば、所定期間が15日から次の月の14日までとし、ユーザが複数月支払い
(例えば7月、8月分)を5日(例えば8月5日)に選択した後、14日(例えば8月
14日)までに別の電子決済を行ったとする。このとき、14日までに行った電子決済
に係る支払金額は、今月分(8月分)の支払いとして残ってしまうため、ユーザにとっ
ては複数月支払いを選択したにもかかわらず、その月のひと月支払いが発生し、複数月
まとめて支払ったにも関わらず当月(8月分)の支払が残ってしまう。そこで、複数月
支払いが選択された後の残期間に発生した電子決済による支払金額に対し、支払処理部
316は、支払金額の減額や、支払処理に係る手数料の減額を行うことで、ユーザに対
して再度複数月支払いを選択する恩恵を与える。
また、支払処理部316は、支払リクエストの受信後、端末120を利用するユーザ
からの支払処理が未了であることが検知された場合、このユーザに関連付けられた複数
の支払手段を用いて強制支払処理を実行してもよい。
例えば、複数の支払手段には優先順位が設定されてもよい。この場合、支払処理部3
16は、ひと月支払い又は複数月支払いに対する支払期限までに支払いが行われていな
いことを検知すると、順に支払手段を選択して強制支払処理を実行する。優先順は、例
えば、図4に示すポイント1又はポイント2(有効期限の近いポイント)、売上額又は
チャージ金額(銀行接続後は、これらをまとめて「残高」と称してもよい。)、接続さ
れた銀行の順である。接続された銀行が複数ある場合は、残高が多い口座を有する銀行
、直近で使用した銀行の順で銀行が選択されてもよい。直近で使用した銀行について、
支払処理部316は、電子決済事業者から電子商取引における商品の売上金を振り込ん
だ銀行や、電子決済事業者のアカウントにチャージした銀行などを優先的に選択すると
よい。
(2)端末の機能構成
図7は、実施形態に係る端末120の機能構成の一例を示す図である。図7に開示の
機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレ
ージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
図7に示すように、端末120は、例えば、入出力部411と、通信部412と、表
示制御部413と、取得部414と、支払受付部415と、記憶部420とを有する。
なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(A
rtificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力部411は、例えば、入出力I/F204を介してプロセッサ201により実
現されうる。また、通信部412は、例えば、通信I/F205を介してプロセッサ2
01により実現されうる。表示制御部413と、取得部414と、支払受付部415と
は、プロセッサ201が、記憶部420に格納されているプログラムを読み出して実行
することで実現されうる。記憶部420は、メモリ202および/またはストレージ2
03を用いて実現されうる。
記憶部420は、実施形態に係る端末120が実行するプログラムを記憶しており、
例えば、電子決済処理や、複数の電子決済処理における支払合計金額をまとめて支払う
処理を実行するためのプログラムなどを記憶する。
入出力部411は、入出力I/F204を介して各種データの入力を受け付ける処理
、及び、入出力I/F204を介して各種データを出力する処理を行う機能を有する。
例えば、入出力部411は、タッチパネル等に対するユーザ操作を受け付ける。
通信部412は、通信I/F205を介してサーバ110から各種データを受信する
受信部、及び、通信I/F205を用いて各種データをサーバ110に送信する送信部
としての機能を有する。
例えば、通信部(送信部)412は、サーバ110に、電子決済に関する情報や、複
数の電子決済処理をまとめて支払う処理に関する情報を送信する。通信部(受信部)4
12は、サーバ110から、電子決済に関する情報や、複数の電子決済処理をまとめて
支払う処理に関する情報を受信する。
例えば、通信部(受信部)412は、複数月支払いに関する支払画面の画面情報(以
下、「支払画面情報」とも称す。)サーバ110から受信してもよい。なお、支払画面
情報は、決済事業者により提供されるアプリケーションの画面から支払ボタン等がユー
ザにより押下されることに応答して受信されてもよい。また、通信部(送信部)412
は、支払画面を用いて、ユーザにより選択された情報等をサーバ110に送信してもよ
い。
表示制御部413は、受信された支払画面情報に基づいて、表示装置(例えばタッチ
パネル)に支払画面(後述する図10〜17)を表示制御する。また、表示制御部41
3は、電子決済に関する画面を表示装置に表示制御したりする。
取得部414は、支払画面に対するユーザの操作に応答して、先月分のひと月支払い
の利用合計金額と、今月分の暫定合計金額とを合計した第1支払金額を取得する。取得
部414は、端末120側で利用合計金額と暫定合計金額とのデータが保持されている
場合は、利用合計金額と暫定合計金額とを加算して第1支払金額を取得する。また、取
得部414は、端末120側で利用合計金額と暫定合計金額とのデータが保持されてい
ない場合は、サーバ110に合算リクエストを送信することで、第1支払金額をサーバ
110から取得する。第1支払金額は、表示制御部413により支払画面に表示されて
もよい。
支払受付部415は、支払画面に対するユーザの操作に応答して、支払いに関する各
種処理を受け付ける。例えば、支払受付部415は、複数月支払いのリクエスト(合算
リクエスト)を受け付けたり、複数の異なる支払手段の中から、少なくとも一つの支払
手段を選択する処理を受け付けたりする。選択処理については、コンビニ支払い、図4
に示すチャージ金額、及びポイントなどの複数の支払手段が支払画面に選択可能に表示
され、ユーザがいずれかの支払手段を押下することにより、一の支払手段が選択される
。この場合、表示制御部413は、選択された支払手段に関連付けられる電子バリュー
に対応する金額が、第1支払金額から減算された第2支払金額を支払画面に表示制御す
る。
支払受付部415は、支払画面に対するユーザの操作に応答して、第2支払金額に対
する支払処理を受け付ける。例えば、支払画面に表示される支払決定ボタンをユーザが
押下することにより、入出力部411からの押下情報に基づき支払処理が受け付けられ
る。支払受付部415により支払処理が受け付けられると、通信部(送信部)412は
、支払リクエストをサーバ110に送信する。
これにより、ユーザは、支払画面において支払手段を選択しながら、支払手段に対応
する電子バリューに対応する金額が減額されることを確認し、さらに減額後の支払額を
同支払画面において確認することができる。つまり、ユーザは、支払手段が選択可能で
あることで支払いに対する柔軟性が向上し、選択した支払手段に応じた現在の支払金額
が確認可能であることで利便性が向上したアプリケーション(例えばユーザーインタフ
ェース)を使用することができる。
また、通信部(受信部)412は、支払処理を実行するサーバ110から、支払処理
に対して付与される特典を示す特典情報を受信してもよい。この場合、表示制御部41
3は、特典情報を表示画面に表示制御する。これにより、ユーザは、複数月支払いの特
典を知ることができる。
また、通信部(受信部)412は、暫定合計金額に対する特典を示す特典情報を受信
してもよい。これにより、ユーザは、暫定合計金額に対する特典であることを知ること
ができ、暫定合計金額を増やすため、できるだけふた月分をまとめて支払うよう促すこ
とができる。電子決済業者としては、ふた月分をまとめて支払ってくれることにより、
ユーザの貸付分をまとめて回収することが可能になる。
また、支払受付部415は、上述した端数処理部を有してもよい。この場合、端数処
理部は、支払画面に対するユーザの操作に応答して、利用合計金額に対する端数処理を
実行する。端数処理部は、端数処理として、暫定合計金額の一部を利用合計金額に加算
する処理を含んでもよい。また、端数処理部は、端数処理として、ユーザにより選択さ
れた支払手段に関連付けられる電子バリューの一部に対応する金額を、利用合計金額か
ら減算する処理を含んでもよい。これにより、ユーザは端数のない所定金額で支払額を
支払うことが可能になる。
<実施形態における通信システムの動作処理>
図8は、実施形態に係る通信システム1が行う支払処理の処理手順のシーケンスの一
例を示す。図8にシーケンスは、端末120が、複数月支払いを選択する場合の処理を
示す。
ステップS102で、端末120の通信部(送信部)412は、ユーザにより選択さ
れたひと月支払いを確認するリクエストをサーバ110に送信する。例えば、電子決済
事業者が提供するアプリケーションの支払画面等から、ひと月支払いを確認するボタン
等が押下されると、ステップS102の処理が実行される。
ステップS104で、サーバ110の通信部(受信部)312は、端末120から確
認リクエストを受信すると、サーバ110の通信部(送信部)312は、表示制御部3
13により生成された支払画面情報を端末120に送信する。
ステップS106で、端末120の表示制御部413は、支払画面を表示制御する。
例えば、支払画面は、後述する図10に示す画面である。
ステップS112で、端末120の支払受付部415は、支払画面に対するユーザ操
作に応答して、先月分の利用合計金額と、今月分の暫定合計金額とを合算するリクエス
トを受け付け、通信部(送信部)412は、合算リクエストをサーバ110に送信する
ステップS114で、サーバ110の通信部(受信部)312は、端末120から合
算リクエストを受信すると、支払処理部316は、先月分の利用合計金額と今月分の暫
定合計金額とを合算した第1支払金額を算出する。
ステップS116で、サーバ110の通信部(送信部)312は、第1支払金額を示
す支払金額情報を端末120に送信する。端末120の取得部414は、受信された支
払金額情報が示す第1支払金額を取得し、表示制御部413は、第1支払金額を支払画
面に表示制御してもよい。なお、ステップS112、S114、及びS116をまとめ
てステップS10の合算制御処理と称する。
ステップS122で、端末120の支払受付部415は、支払画面に対するユーザ操
作に応答して、支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の中から選択された少
なくとも一つの支払手段の選択を受け付け、通信部(送信部)412は、選択された支
払手段を示す支払手段情報をサーバ110に送信する。
ステップS124で、サーバ110の通信部(受信部)312は、支払手段情報を端
末120から受信し、支払処理部316は、支払手段情報が示す支払手段に関連付けら
れる電子バリューに対応する金額を、第1支払金額から減算して第2支払金額を算出(
調整)する。
ステップS126で、サーバ110の通信部(送信部)312は、第2支払金額を示
す調整後の支払金額情報を端末120に送信する。端末120の取得部414は、受信
された調整後支払金額情報が示す第2支払金額を取得し、表示制御部413は、第2支
払金額を支払画面に表示制御してもよい。なお、ステップS122、S124、及びS
126をまとめてステップS20の調整制御処理と称する。
ステップS132で、端末120の支払受付部415は、支払画面に対するユーザ操
作に応答して、端数処理のリクエストを受け付け、通信部(送信部)412は、端数処
理リクエストをサーバ110に送信する。
ステップS134で、サーバ110の通信部(受信部)312は、端数処理リクエス
トを端末120から受信し、支払処理部316は、第2支払金額に対して、上述した端
数処理を実行する。
ステップS136で、サーバ110の通信部(送信部)312は、端数処理後の支払
金額を示す調整後の支払金額情報を端末120に送信する。端末120の取得部414
は、受信された調整後支払金額情報が示す端数処理後の支払金額を取得し、表示制御部
413は、端数処理後の支払金額を支払画面に表示制御してもよい。なお、ステップS
132、S134、及びS136をまとめてステップS30の端数制御処理と称する。
なお、ステップS30の端数制御処理は必ずしも必要な処理ではなく、また、ステッ
プS10の合算制御処理、ステップS20の調整制御処理、ステップS30の端数制御
処理の順序は問わない。例えば、先にステップS20の調整制御処理が実行された後、
ステップS10の合算制御処理が実行されてもよい。
ステップS140で、端末120の支払受付部415は、支払画面に対するユーザ操
作に応答して、支払いのリクエストを受け付け、通信部(送信部)412は、支払リク
エストをサーバ110に送信する。
ステップS142で、サーバ110の通信部(受信部)312は、支払リクエストを
端末120から受信し、支払処理部316は、複数月支払いの支払金額に対して、上述
した支払処理を実行する。
ステップS144で、サーバ110の特典付与部317は、上述した特典処理を実行
する。
ステップS146で、サーバ110の通信部(送信部)312は、付与された特典を
示す特典情報を端末120に送信する。端末120の取得部414は、受信された特典
情報を取得し、表示制御部413は、特典情報が示す特典を表示画面に表示制御しても
よい。なお、ステップS144及びS146の処理は、必ずしも必要な処理ではなく、
サーバ110の通信部(送信部)312は、代わりに支払が完了したことを端末120
に通知してもよい。
(支払処理)
図9は、実施形態に係る支払処理のフローチャートの一例を示す。図9に示すステッ
プS202で、サーバ110の支払処理部316は、ユーザによりひと月支払いの設定
がなされているか否かを判定する。ひと月支払いの設定がされている場合(ステップS
202−YES)、処理はステップS206に進み、ひと月支払いの設定がされていな
い場合(ステップS202−NO)、処理はステップS204に進む。
ステップS204で、支払処理部316は、電子決済処理が実行されるごとに、個別
の支払処理を実行する。例えば、支払処理部316は、ユーザに対し、支払金額に対す
る支払方法(支払手段)を選択させる処理を実行する。
ステップS206で、支払処理部316は、ひと月支払の所定期間の期日(末日)内
か否かを判定する。その日が期日内である場合(ステップS206−YES)、処理は
ステップS212に進み、その日が期日内でない場合(ステップS206−NO)、処
理はステップS208に進む。
ステップS208で、支払処理部316は、強制執行を実行し、そのユーザのアカウ
ントの残高等からの支払いが完済したか否かを判定する。支払いが完済している場合(
ステップS208−YES)、処理は終了し、支払が完済していない場合(ステップS
208−NO)、処理はステップS210に進む。
ステップS210で、支払処理部316は、ユーザのアカウント情報などから、ユー
ザのメールアドレスや住所などの連絡先を特定し、特定した連絡先に支払いを行うよう
督促状を配信又は配送する。
ステップS212で、支払処理部316は、次月分の支払いがあるか否かを判定する
。次月分の支払いがある場合(ステップS212−YES)、処理はステップS214
に進み、次月分の支払いがない場合(ステップS212−NO)、処理はステップS2
18に進む。
ステップS214で、支払処理部316は、ユーザにより次月分の支払い操作がある
か否かを判定する。次月分の支払い操作(例えば、図8に示す合算リクエスト操作)が
ある場合(ステップS214−YES)、処理はステップS216に進み、次月分の支
払い操作がない場合(ステップS214−NO)、処理はステップS218に進む。
ステップS216で、支払処理部316は、複数月支払いによる支払処理を実行する
ステップS218で、支払処理部316は、ひと月支払いによる支払処理を実行する
。例えば、支払処理部316は、ひと月分の支払いの支払方法をユーザに選択させるコ
マンド等を端末120に送信するよう制御する。
<実施形態の表示態様>
図10〜18を参照し、実施形態に係る端末120の表示画面における表示態様につ
いて説明する。図10は、実施形態に係る端末120の支払画面(その1)の一例を示
す。図10に示す支払画面D10は、例えば、図8に示すステップS106で表示され
る画面であり、現在の利用上限金額欄A10、ひと月分の利用合計金額欄A12、支払
手続ボタンB10を含む。
利用上限金額欄A10は、そのユーザのひと月分に利用できる上限金額を示す。ひと
月分の利用合計金額欄A12は、例えば、7月分の合計利用金額(5600円)と、支
払期限(2018年8月31日)とを含む。支払手続ボタンB10は、次の画面(例え
ば図11)に遷移させるためのボタンである。
図11は、実施形態に係る端末120の支払画面(その2)の一例を示す。図11に
示す支払画面D12は、ひと月分の利用合計金額欄A12、今月分の暫定合計金額欄A
14、先月分の利用合計金額と、今月分の暫定合計金額とを合算するためのチェックボ
ックスC10と、複数の支払手段を選択するUI部品P10、P12、P14と、最終
的な支払金額を示す支払金額欄A20と、確認画面へ遷移する確認画面ボタンB12と
を含む。UI部品P10は、電子商取引プラットフォームにおける売上金(図4に示す
売上額)を利用する支払手段を示し、UI部品P12は、ユーザが所持しているポイン
ト(例えば、図4に示すポイント1又はポイント1、あるいは両方の合算ポイント)を
利用する支払手段を示し、UI部品P14は、コンビニやATMを利用する支払手段を
示す。
図11に示す支払画面D12に対し、ユーザがチェックボックスC10にチェックを
入れる操作を行うと、端末120の通信部(送信部)412は、合算リクエストをサー
バ110に送信する(図8に示すステップS112)。
図11に示す支払画面D12に対し、ユーザがUI部品P10及びP12のいずれか
を選択する操作を行うと、次の画面が表示される、例えば、ユーザがUI部品P12を
選択する操作を行うと、図12に示す画面が表示され、ユーザがUI部品P10を選択
すると、図14に示す画面が表示される。
図12は、実施形態に係る端末120の支払画面(その3)の一例を示す。図12に
示す支払画面D14は、利用するポイントの表示を含むUI部品P12と、決定ボタン
B14とを含む。図12に示す支払画面D14に対し、ユーザが決定ボタンB14を押
下する操作を行うと、支払手段情報(ポイント利用情報)をサーバ110に送信する(
図8に示すステップS122)。
図13は、実施形態に係る端末120の支払画面(その4)の一例を示す。図12に
示す支払画面D16の構成は、基本的に図11に示す画面の構成と同様であるが、支払
金額が異なる。図13に示す例では、電子バリューである200ポイント分に相当する
200円が、支払金額5700円から減算され、支払金額として5500円が画面上に
表示される。また、「コンビニ・ATM」では、コンビニAがユーザにより選択されて
いる。
図14は、実施形態に係る端末120の支払画面(その5)の一例を示す。図14に
示す支払画面D18は、売上金をポイントに変更するためのUI部品P10と、ポイン
ト購入ボタンB14とを含む。図14に示す支払画面D18に対し、ユーザがポイント
購入B16を押下する操作を行うと、売上金3914円が3914ポイントに変更され
る。
図15は、実施形態に係る端末120の支払画面(その6)の一例を示す。図15に
示す支払画面D20の構成は、基本的に図11に示す画面の構成と同様であるが、支払
金額が異なる。図15に示す例では、売上金分のポイントである3914ポイントと、
所有されていた200ポイントとの合計4114ポイントに対応する4114円が、支
払金5700円から減算され、支払金額として1586円が画面上(A22の欄)に表
示される。
図16は、実施形態に係る端末120の支払画面(その7)の一例を示す。図16に
示す支払画面D22は、図15に示す支払画面D20内のチェックボックスC10にチ
ェックが入れられたときに表示される画面である(図8に示すステップS10)。また
、図16に示す支払画面D22の構成は、基本的に図11に示す画面の構成と同様であ
るが、支払金額が異なる。図16に示す例では、8月分の2700円が、元の支払金額
1586円に加算され、支払金額4286円が画面上(A24の欄)に表示される。こ
こで、ユーザにより決定ボタンB12が押下される操作が行われると、図17に示す画
面が表示される。
上述した画面例では、先月分の支払金額(利用合計金額)からポイント分を減算する
処理が先に行われ、今月分の支払金額(暫定合計金額)を加算する処理が後から行われ
る例を用いて説明した。しかし、先に今月分の支払金額を先月分の支払金額に加算する
処理が行われ、後からポイント分を減算する処理が行われてもよい。
図17は、実施形態に係る端末120の支払画面(その8)の一例を示す。図17に
示す支払画面D24は、支払を決定するための画面であり、複数月支払いに対応する画
面である。図17に示す支払画面D24に対し、ユーザが支払ボタンB18を押下する
操作を行うと、端末120の通信部(送信部)412は、支払リクエストをサーバ11
0に送信する(図8に示すステップS140)。
図18は、実施形態に係る端末120の支払リクエスト完了画面の一例を示す。図1
8に示す支払リクエスト完了画面D26では、前倒して支払った8月分の2700円に
対して、特典として27ポイントが与えられたことが画面上に表示される。
以上、上述した実施形態によれば、ユーザが電子決済処理においてまとめて支払うこ
とを選択した場合に、支払いに対する柔軟性、及びユーザの利便性を向上させることが
可能になる。また、ユーザは、画面上で、選択した支払手段に応じて変更される支払金
額を確認しながら、支払い手続きを進めることができる。
1 通信システム、110 サーバ、120 端末、120A 端末、120B 端末
、120C 端末、200 情報処理装置、201 プロセッサ、202 メモリ、2
03 ストレージ、204 入出力インタフェース(入出力I/F)、205 通信イ
ンタフェース(通信I/F)、311 入出力部、312 通信部、313 表示制御
部、314 決済処理部、315 取得部、316 支払処理部、317 特典付与部
、320 記憶部、411 入出力部、412 通信部、413 表示制御部、414
取得部、415 支払受付部。


Claims (20)

  1. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払処理
    に対し、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決済処理
    の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストを、他の情報処理装置から受信する
    ステップと、
    前記合算リクエストの受信後、前記利用合計金額と、前記暫定合計金額とを合算した
    第1支払金額を取得するステップと、
    前記他の情報処理装置から、前記支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の
    中から選択された少なくとも一つの支払手段を示す支払手段情報を受信するステップと

    前記他の情報処理装置から支払リクエストが受信された後、前記支払手段情報が示す
    支払手段を用いて前記第1支払金額に対する支払処理を実行するステップと、を含む情
    報処理方法。
  2. 前記支払手段情報が示す支払手段に関連付けられる電子バリューに対応する金額を前
    記第1支払金額から減算した第2支払金額を取得するステップと、
    前記他の情報処理装置から支払リクエストが受信された後、前記第2支払金額に対す
    る支払処理を実行するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記第1支払金額を用いる支払処理に対して、前記他の情報処理装置を利用するユー
    ザに特典を付与するステップと、
    前記特典を示す特典情報を、前記他の情報処理装置に送信するステップと、をさらに
    含む、請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. 前記特典を付与するステップは、
    前記暫定合計金額に対する特典を付与する、請求項3に記載の情報処理方法。
  5. 前記他の情報処理装置から端数処理リクエストを受信した後、前記利用合計金額に対
    する端数処理を実行するステップをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載
    の情報処理方法。
  6. 前記端数処理は、前記暫定合計金額の一部を前記利用合計金額に加算する処理を含む
    、請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記端数処理は、前記選択された支払手段に関連付けられる電子バリューの一部に対
    応する金額を前記利用合計金額から減算する処理を含む、請求項5または6に記載の情
    報処理方法。
  8. 前記第1支払金額を用いる支払処理の利用実績に応じて、前記複数の所定期間に行わ
    れた電子決済処理をまとめた支払処理に係る手数料を減額するステップをさらに含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  9. 前記第1支払金額を用いる支払処理の利用実績に応じて、前記複数の所定期間に行わ
    れる電子決済処理の合計金額に対する上限値を調整するステップをさらに含む、請求項
    1から8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  10. 前記第1支払金額を用いる支払リクエストを受信した後、前記第2所定期間の末日ま
    での残期間に電子決済処理が行われた場合、前記残期間における電子決済処理の合計金
    額に応じて、前記合計金額の減額、又は支払処理に係る手数料の減額を行うステップを
    さらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. 前記支払リクエストの受信後、前記他の情報処理装置を利用するユーザからの支払処
    理が未了であることが検知された場合、当該ユーザに関連付けられた複数の支払手段を
    用いて強制支払処理を実行するステップをさらに含む、請求項1から10のいずれか一
    項に記載の情報処理方法。
  12. 複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払処理
    に対し、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決済処理
    の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストを、他の情報処理装置から受信する
    第1受信部と、
    前記合算リクエストの受信後、前記利用合計金額と、前記暫定合計金額とを合算した
    第1支払金額を取得する第1取得部と、
    前記他の情報処理装置から、前記支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の
    中から選択された少なくとも一つの支払手段を示す支払手段情報を受信する第2受信部
    と、
    前記他の情報処理装置から支払リクエストが受信された後、前記支払手段情報が示す
    支払手段を用いて前記第1支払金額に対する支払処理を実行する支払処理部と、を備え
    る情報処理装置。
  13. 情報処理装置に、
    複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払処理
    に対し、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決済処理
    の暫定合計金額との合算を要求する合算リクエストを、他の情報処理装置から受信する
    ステップと、
    前記合算リクエストの受信後、前記利用合計金額と、前記暫定合計金額とを合算した
    第1支払金額を取得するステップと、
    前記他の情報処理装置から、前記支払処理に関連付けられる複数の異なる支払手段の
    中から選択された少なくとも一つの支払手段を示す支払手段情報を受信するステップと

    前記他の情報処理装置から支払リクエストが受信された後、前記支払手段情報が示す
    支払手段を用いて前記第1支払金額に対する支払処理を実行する、を実行させるプログ
    ラム。
  14. 情報処理装置に
    複数の所定期間に行われた電子決済処理をまとめて支払うことを可能にする支払画面
    であって、第1所定期間の電子決済処理の利用合計金額と、第2所定期間の電子決済処
    理の暫定合計金額と、複数の異なる支払手段とを含む前記支払画面を表示制御するステ
    ップと、
    ユーザの操作に応答して、前記利用合計金額と、前記暫定合計金額とを合計した第1
    支払金額を取得するステップと、
    ユーザの操作に応答して、前記複数の異なる支払手段の中から、少なくとも一つの支
    払手段を選択するステップと、
    ユーザの操作に応答して、選択された前記支払手段を用いて前記第1支払金額に対す
    る支払処理を受け付けるステップと、を実行させるプログラム。
  15. 選択された支払手段に関連付けられる電子バリューに対応する金額が、前記第1支払
    金額から減算された第2支払金額を前記支払画面に表示制御するステップと、
    ユーザの操作に応答して、前記第2支払金額に対する支払処理を受け付けるステップ
    と、をさらに実行させる、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記情報処理装置に、
    前記支払処理を実行する他の情報処理装置から、前記支払処理に対して付与される特
    典を示す特典情報を受信するステップを、さらに実行させる、請求項14または15に記載のプログラム。
  17. 前記受信するステップは、
    前記暫定合計金額に対する特典を示す特典情報を受信する、請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記情報処理装置に、
    ユーザの操作に応答して、前記利用合計金額に対する端数処理を実行するステップを
    さらに実行する、請求項14から17のいずれか一項に記載のプログラム。
  19. 前記端数処理は、前記暫定合計金額の一部を前記利用合計金額に加算する処理を含む
    、請求項18に記載のプログラム。
  20. 前記端数処理は、前記選択された支払手段に関連付けられる電子バリューの一部に対
    応する金額を前記利用合計金額から減算する処理を含む、請求項18または19に記載のプログラム。




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