JPH06131536A - 釣銭のカード決済システム - Google Patents

釣銭のカード決済システム

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JPH06131536A
JPH06131536A JP18493091A JP18493091A JPH06131536A JP H06131536 A JPH06131536 A JP H06131536A JP 18493091 A JP18493091 A JP 18493091A JP 18493091 A JP18493091 A JP 18493091A JP H06131536 A JPH06131536 A JP H06131536A
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JP
Japan
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amount
yen
card
small
payment
Prior art date
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JP18493091A
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English (en)
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Osamu Iba
修 伊庭
Makoto Takashima
誠 高嶋
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Japan Pulp and Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Japan Pulp and Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費者が端数額を支払うための硬貨を常に用
意したり、小売り側が釣銭用として多数の小額硬貨を準
備する煩わしさを軽減すると共に、データの改竄が極め
て難しく、しかもデータの改竄があったときに容易に見
つけ出すことができ、さらに、カードに記録された残額
のチェックを簡単明瞭にする。 【作用】 金銭登録機によって買い上げ商品の金額の積
算を行い買上金額を表示する。金銭登録機に小額金銭決
済カードが差し込まれていると、小額金銭決済カード1
に買上年日付、買上金額を記録する。この請求金額に対
し支払われた現金を支払金額として入力・記録する。支
払金額から請求金額を差し引いて釣銭額の演算し、表示
・記録する。そして、釣銭額と小額金銭決済カードが持
っている小額表示額とを合算し、予め決められた決済金
額の範囲内の金額を残高として小額金銭決済カードに光
学読取り可能なコードと目視可能な数字として印字し、
顧客に手渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードによる支払金の
決済システムに係わり、特に、カウンタレジから1円
玉、5円玉、10円玉、50円玉等の小額硬貨を追放
し、買物時における小額釣銭の授受を省略して釣銭授受
の時間の省力化を図り、支払のためにカウンタレジに並
んで待つ時間を短くすることのできる釣銭のカード決済
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から買い物をした際の支払にクレジ
ットカードを用いて支払うことが行われている。また、
近年では、一定の金額を予め支払って、該金額の記憶さ
れたプリペイドカードを取得し、このプリペイドカード
によって買い物をした際の金額の支払をすることが行わ
れている。従来、例えば特開平3−6796号公報に示
されている如く、プリペイドカードを用いて端数の支払
をするというものがある。しかし、このプリペイドカー
ドによる買い物は、前払いによる買い物であり、プリペ
イドカードの販売価格が、高額となり、一般の主婦や小
さい子供には所有できないものとなっている。しかも、
これらのカードは、利用できる店が限定されており、あ
る特定の人が利用できるもので、誰にでも利用できるも
のではない。特に、主婦や小さな子供が利用できるもの
ではない。また、スーパーマーケット、コンビニエンス
・ストアー等では、商品の販売価格を割り引いて販売し
ているため、多くの主婦や子供は、スーパーマーケッ
ト、コンビニエンス・ストアーにおいて買い物をし、し
かも支払いは、現金で行っている。
【0003】また、商品には、現行で3%の消費税が加
算され、商品価格が消費税込みで1円単位で端数が生じ
ている。このため、商品を購入する消費者は端数額を支
払うために小額硬貨を常時に用意したり、小売り側にあ
っても釣銭用として多数の小額硬貨を予め用意しておか
なければならず、銀行窓口で毎日両替するといった煩わ
しさがあった。
【0004】このような端数額を支払う消費者は、支払
うために持ち歩く1円硬貨、5円硬貨のような小額硬貨
は、釣銭を貰ったりして増え続け、ポケットや財布が膨
らみ、持ち運びに邪魔になるという問題点を有してい
る。
【0005】また、スーパーマーケット、コンビニエン
ス・ストアー等では、商品の代金の支払をカウンタレジ
で行うようになっている。このため、夕方などで客が多
くなると、カウンタレジに多くの客が殺到し、支払いの
ために長蛇の列を作り、支払いの順番を待つと言うこと
が日常茶飯事のように行われている。カウンタレジにお
いて1人の決済にかかる時間は、金銭登録機による商品
代金の読取り、合計金額の算出、現金の支払い、釣銭の
授受である。この中でも、代金の決済の際に、消費者が
支払金額の端数の硬貨を探したり、レジの店員が釣銭の
端数を数えて消費者に渡す時間に手間取り、長蛇の列を
作るという原因を作り出しているという問題点を有して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
決するため、従来より特開昭61−251995号、特
開昭62−269291号、特開昭63−271698
号、特開平2−311993号、特開平3−2998号
の各公報がある。この各公報に示されるものは、いずれ
も小銭の授受は少なくなるが、購入商品の代金より支払
金額の方が大きいことが前提となっており、次のような
場合に不都合を生じていた。
【0007】すなわち、例えば、2980円の商品を購
入し、消費税(3%)を入れて3069円の購入代金を
支払う場合、たまたま財布には100円以下の小銭がな
く、しかも、財布の中には3000円の金銭しかなかっ
たとすると、購入商品の支払ができないことになる。こ
のような場合、従来の方法では、この商品の買い物を諦
めるか、あるいは他の商品に代えるしか方法がなかっ
た。
【0008】また、従来の方法における決済に使用する
カードは、いずれも磁気カードである。この磁気データ
は、異常が生じた場合に発見し難く、異常が発見された
としても、その異常がリーダー側の異常であるのか、あ
るいはカードに書き込まれたデータが異常なのかを特定
することが容易ではない。もしカードに書き込まれたデ
ータに異常があったとしても、その異常が単なる書き込
みミスによる事故によるものか、又はカードのデータを
改竄して生じた異常であるのかを特定することが極めて
困難となっている。このため磁気データにおいては、し
ばしば改竄の問題を生じていた。
【0009】さらに、従来のカードの場合には、取り引
きごとにカードの残高を表示するようになっているが、
その残高が正しいものであるか否かその場で確認しない
と後では自分で確かめることができず、もし間違ってい
ても正しいものと信じるしかないといった問題点を有し
ていた。
【0010】本発明は、消費者が端数額を支払うための
硬貨を常に用意したり、小売り側が釣銭用として多数の
小額硬貨を準備する煩わしさを軽減すると共に、僅かに
金額が足りない場合にでも所望の商品の購入を可能に
し、かつデータの改竄が極めて難しく、しかもデータの
改竄があったときに容易に見つけ出すことができ、さら
に、カードに記録された残額が正しいものであるか否か
をいつでも簡単明瞭にチェックすることのできる極めて
信頼性の高い釣銭のカード決済システムを提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の釣銭のカード決済システムは、0円を中心
にプラス及びマイナスの両方向に、又はマイナス方向
に、所定の貨幣単位で決済金額範囲を予め設定した小額
金銭決済カードを発行し、小額金銭決済カードリーダ/
ライタと、予め決められた決済金額の範囲内の金額を記
憶する機能を備え、消費税を含む買上金額から小額金銭
決済カードの残高を減算して支払請求額を算出し、この
請求金額と実際に支払われた支払金額とから決定される
残金の内予め設定した範囲内の額以下の端数を残高と
し、前記残金から前記残高を差し引いた額を返却額と
し、この新たに決定された残高を小額金銭決済カードに
前回の残高とは分けて光学読み取り可能なコードとして
書き込むとともに、同じ残高を目視可能に印字して、小
額金銭決済カードにおいて予め決められた決済金額の範
囲内の小額硬貨の授受を省略することを特徴とするもの
である。
【0012】そして、予め決められた決済金額の範囲
を、小額金銭決済カードに予め記憶しておくのが好まし
い。
【0013】また、予め決められた決済金額の範囲を、
10円以下、100円以下、1000円以下のいずれか
にするのが好ましい。
【0014】予めマイナス方向に設定された決済金額の
限度額で小額金銭決済カードを発行し、該限度額を保証
金として小額金銭決済カードに光学読取り可能なコード
および目視可能に記録するとともに、該カードの精算時
に顧客にこの保証金を返却するようにしたものである。
【0015】さらに、小額金銭決済カードを、支持体の
少なくとも片面に近赤外吸収性の発色をする発色組成物
を含有した感熱塗工層を設けるのが好ましい。
【0016】また、小額金銭決済カードを、取引年月
日、買上金額、支払金額、釣銭額、残高の欄を設け、取
り引きごとに前記各欄の内容を光学読み取り可能なコー
ドと、目視可能な数字とを、前回の取り引きの記録の下
に記録するようにしたものである。
【0017】そして、小額金銭決済カードリーダ/ライ
タを、光学的画像読み取り機能及び感熱印字システムを
有するもので構成したものである。
【0018】
【作用】小額金銭決済カードを所持している顧客が買い
物を済ませ、カウンタレジにくると、金銭登録機によっ
て買い上げ商品の金額の積算と消費税の演算を行い、買
い上げ合計額として表示する。小額金銭決済カードから
金銭登録機に小額金銭決済カードの残高を読み出し、こ
の読み出した残高を買い上げ合計額から差し引いて支払
合計額を演算し表示する。この請求額に基づき顧客が支
払う現金を現金支払額として入力し、上記買い上げ合計
額を減算して支払い残金を算出する。この支払い残金を
予め設定した決済金額とそれ以下の端数に区分し表示す
る。上記残金から端数残高を差し引いた金額があるとき
は現金で返却金として顧客に返却する。端数残高は、買
い上げ日付、買い上げ合計額、現金支払い額、現金支払
い額と買い上げ合計額の差額である釣銭額のデータとと
もに、小額金銭決済カードリーダ/ライタにより、該小
額金銭決済カードに、光学読取り可能なコードと目視可
能な数字として印字し、顧客に手渡される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図8には本発明に係る釣銭のカード決済システムの
一実施例が示されている。
【0020】図において、1は小額金銭決済カードで、
予め決められた決済金額の範囲内で釣銭の決済をするも
のである。この小額金銭決済カード1は、予め決済金額
の範囲が決められている。そして、小額金銭決済カード
1の支持体の少なくとも片面には、近赤外吸収性の発色
をする発色組成物を含有した感熱塗工層が形成されてい
る。また、この小額金銭決済カード1は、少なくとも取
引年月日、買上金額、支払金額、釣銭額、残高の欄を設
け、場合に因っては、返却金の欄をも設け、1回の取り
引きごとに各欄一列に目視可能な数字によって印字が行
えるようになっている。この取引決済は、例えば10回
分、15回分というように一定の回数が記載できるよう
になっている。
【0021】本実施例においては、この小額金銭決済カ
ード1は、図2に示される予め決められた決済金額の範
囲が10円の小額金銭決済カード11と、図3に示され
る予め決められた決済金額の範囲が100円の小額金銭
決済カード12と、図4に示される予め決められた決済
金額の範囲が1000円の小額金銭決済カード13の3
種類が示されている。
【0022】2は券売機で、所定の決済金額にあった金
額を投入することによって小額金銭決済カード1を自動
で購入するためのものである。21は10円の小額金銭
決済カード11の見本で、下に小額金銭決済カード11
を購入する購入ボタンが設けられている。22は100
円の小額金銭決済カード12の見本で、下に小額金銭決
済カード12を購入する購入ボタンが設けられている。
23は1000円の小額金銭決済カード13の見本で、
下に小額金銭決済カード13を購入する購入ボタンが設
けられている。
【0023】25は硬貨投入口で、1円硬貨、5円硬
貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円
硬貨が投入できるように構成されている。26は紙幣投
入口で、1000円紙幣、5000円紙幣、10000
円紙幣が投入できるように構成されている。
【0024】27はカード取出口で、券売機2で購入し
た小額金銭決済カード1が送り出されてくるところであ
る。28は硬貨投入口25又は紙幣投入口26に投入し
た硬貨又は紙幣によって小額金銭決済カード1を購入し
た際の釣銭が払い出されてくるところである。
【0025】この券売機2は、適当な金額例えば、50
円玉3枚、10円玉9枚、5円玉4枚、1円玉31枚、
合計391円投入し、100円の小額金銭決済カードを
購入すると、図3の調整金額残高の第1欄に、投入され
た391円からカード購入金額100円を差し引いた2
91円が光学読取りマークとともに数字で印字される機
能を有するものとするのが好ましい。この291円は後
に述べるこのカードの2枚目の残高と同じように、次の
買い物のとき決済することになる。このような券売機と
することにより、この券売機2は、所持していたくない
小額硬貨を有効に減少させることができる。
【0026】3は金銭登録機(レジスタ)で、購入した
商品の項目名(又は、商品名)と、金額を記録し、買い
上げ金額の演算をして合計金額と、合計金額に対して入
金した現金と、この支払現金に対する釣銭の金額を表示
するものである。この金銭登録機3は、小額金銭決済カ
ードリーダ/ライタの機能を有し、光学的画像読み取り
機能及び感熱印字システムを兼ね備えたものである。し
たがって、この金銭登録機3は、各取り引きごとに小額
金銭決済カード1の取引年月日、買上金額、支払金額、
釣銭額、残高の欄、必要に応じて返却金の各欄に、取引
決済の状況を光学読み取り可能なコードと、目視可能な
数字とを1回の取り引きごとに記録する。この記録は、
小額金銭決済カード1に記載可能な一定の回数、例えば
10回分、15回分となっている。
【0027】また、この金銭登録機3には、小額金銭決
済カード1の記載が一杯になると、自動的に精算する機
能を持てしてもよい。すなわち、金銭登録機3による精
算は、このカードにおける買上総合計金額を演算し、こ
の買上総合計金額に一定の率(X%)を掛け合わせ、プ
レミアム額(Y円)を計算して算出し、このプレミアム
額(Y円)に小額金銭決済カード1の保証金P円(カー
ドを券売機2で購入した金額)と、小額金銭決済カード
1の残高Q円(Qは、プラスの場合と、マイナスの場合
とがある)を加算(Y+P+Q)した金額が精算支払金
となる。この買上総合計金額、プレミアム額(Y円)、
精算支払金(Y+P+Q円)のそれぞれは、小額金銭決
済カード1の所定の位置に記載され、小額金銭決済カー
ド1の残高は0円と表示される。
【0028】31は金額表示部で、32が小額金銭決済
カード1のカード投入口である。この金銭登録機3は、
カード投入口32に小額金銭決済カード1を投入する
と、買い上げ年日付、買い上げ金額の合計金額、支払金
額(現金入金額)、釣銭(支払い金額−買い上げ合計
額)、調整金残高のそれぞれを小額金銭決済カード1に
印刷すると共に光学的に読み込み可能なコードとして
は、例えば、バーコード、カルラコード、あるいは特開
平1−53285号公報に開示された方法によるコード
がある。また、この金銭登録機3は、買上金額、請求金
額、支払金額、返却金を区別して表示できるようになっ
ている。この返済金は、支払金額から請求金額(買い上
げ合計額−カード残高)を差し引いた金額の内予め決め
られた決済金額の範囲以下の端数金額(例えば、10円
未満)を小額金銭決済カード1に記録し、金額表示部3
1の返済金表示部に小額金銭決済カード1の決済金額以
外の金額(例えば、10円以上の金額)を表示するよう
になっている。
【0029】33はキーボードで、購入した商品項目番
号(商品番号)と、金額を打ち込むものである。34は
現金収納箱である。
【0030】上記では、金銭登録機3が小額金銭決済カ
ードリーダ/ライタの機能を有するものであったが、こ
の機能は分離したものとすることも可能であり、実際上
は分離しているほうが好ましい。すなわち、この小額金
銭決済カードリーダ/ライタは、小額金銭決済カードの
光学的に読取り可能に記録されたマークコードを読み取
って数値データに変換する機能、金銭登録機3にデータ
を送受信する機能、受信した数値データをコードに変換
し光学的マークとして記録する機能、及び数値データを
目視可能数字として感熱印字する機能を有し、インター
フェイスを介して金銭登録機3に連結するようにする。
このように、小額金銭決済カードリーダ/ライタと金銭
登録機3を分離することにより、従来の金銭登録機をそ
のままか、金銭登録機内のソフトを少し手直しするだけ
で使用することができる。
【0031】次に、小額金銭決済カード1を用いた釣銭
の決済システムについて説明する。小額金銭決済カード
1は、券売機2によって所定の決済金額、例えば、10
0円未満であれば、決済金額にあった金額、例えば、1
00円で購入する。10円の小額金銭決済カード11の
最上欄には、○○○○ノーコインカード“10”と印刷
されており、“10”は、このカードが10円で購入さ
れたものであること、このカードの釣銭の調整範囲は1
0円未満の範囲であること、すなわち、釣銭の端数が−
9円〜+9円の範囲で調整されることを示すと共に、こ
のカードシステムを使用しなくなったとき、10円は返
却されるものであることを現している。すなわち、購入
金額の10円は保証金として機能するものである。この
小額金銭決済カード11を券売機1で購入すると、図2
に図示の小額金銭決済カード11のAの部分にナンバー
『NO.○○−△』を印字する。このナンバーの『○
○』は、例えば、A126等の整理番号で、この整理番
号は、発行機2によって発行される顧客番号となるもの
である。そして、このナンバーの『△』は、発行機2か
ら発行された小額金銭決済カード11が継続されている
か否かを示す番号となる。例えば、『NO.A126−
1』であれば、最初に発行されたカードを示し、『N
O.A126−2』であれば、前の『NO.A126−
1』のカードからデータが引き継がれたことを意味す
る。
【0032】また、この小額金銭決済カード11は、券
売機1で購入すると、図2に図示のBの部分に当該カー
ドの残額が表示される。したがって、券売機1で購入し
た当初は、『10』と印字される。すなわち、この購入
した小額金銭決済カード11が持っている残金が10円
であることを示している。しかし、この10円は保証金
であるから、通常の釣銭の調整時には使用されず、この
釣銭決済システムがなんらかの理由で使用されなくなる
ときまで継続して引き継がれるものであり、最終的には
顧客に返金される。
【0033】いま、この小額金銭決済カード11を用い
て買い物をした場合の釣銭決済は、図2の小額金銭決済
カード11に印字されている通りである。すなわち、平
成3年7月1日に2883円の買い物をし、2900円
現金を出したとき、釣銭が17円と表示される。この釣
銭17円の内の7円が10円未満の端数であるから、7
円が小額金銭決済カード11に残され、10円が顧客に
釣銭として現金で支払われる。次に、平成3年7月5日
に3000円の買い物をすると、カード残高7円を減算
して2994円が請求額として金銭登録機3に表示され
るから、顧客は10円未満の端数を無視して2990円
以上を支払えばよいことが示される。そこで現金として
3000円を出したときは3000円と2994円の差
額は6円であり、これは10円未満であるからそのまま
新しい残高として6円がカードに感熱印字される。ま
た、現金支払い額と買い上げ合計金額の差−1円は、釣
銭としてやはりカード11の釣銭の欄に印字される。こ
のように実際の買い物は3001円であるにも拘らず、
支払い請求額は2994円となるから、もし手持ちが3
000円しかなくても支払うことができることがただち
に分かる。さらに、このシステムは−9円までの残高ま
で許すシステムであるから、10円以下の端数を無視し
て、この場合2990円と、買い上げ金額からすれば1
1円の不足があっても構わないのである。このように顧
客には小額硬貨による釣銭が支払われず、また、顧客は
買い物の小額の不足額があっても、その不足分を小額硬
貨で支払う必要がない。
【0034】このような場合、従来の方式であれば、商
品を取り替えるとか、買い物を諦めるとか、あるいは不
足を承知で買うための店との交渉などが必要であった
が、本システムによるときは、このような精神的負担を
感じることなく、欲する商品を購入することができる。
さらに、平成3年7月7日に1066円の買い物をする
と、カード残高6円が差し引かれた1060円が請求額
として表示される。これに対し1100円現金を出した
とき40円が残金となる。この場合10円以下の端数が
ないから40円を顧客に現金で返却し、カードには残高
0円と印字される。また、カードの釣銭欄には支払い額
と買い上げ額との差34円(1100円−1066円)
が印字される。
【0035】このように決済していくことによって顧客
は10円未満の硬貨を持ち歩くこと無く買い物をするこ
とができる。また、カウンタレジにおいて10円未満の
釣銭の授受をしなくて済むので、会計をスムーズに行う
ことができる。
【0036】100円の小額金銭決済カード12は、1
00円未満の金額の範囲で現金の授受をせずに決済する
ものである。すなわち、100円の小額金銭決済カード
12は、釣銭の端数が−99円〜+99円の範囲で決済
するものである。この小額金銭決済カード12を券売機
1で購入すると、図3に図示の小額金銭決済カード12
のAの部分にナンバー『NO.○○−△』を印字する。
このナンバーの『○○』は、小額金銭決済カード11と
同様のもので、例えば、B28等の整理番号で、この整
理番号は、発行機2によって発行される顧客番号となる
ものである。そして、このナンバーの『△』は、発行機
2から発行された小額金銭決済カード12が継続されて
いるか否かを示す番号となる。例えば、『NO.B28
−1』であれば、最初に発行されたカードを示し、『N
O.B28−2』であれば、前の『NO.B28−1』
のカードからデータが引き継がれたことを意味する。
【0037】また、この小額金銭決済カード12は、券
売機1で購入すると、図3に図示のBの部分に当該カー
ドの残額が表示される。したがって、券売機1で購入し
た当初は、『100』と印字される。すなわち、この購
入した小額金銭決済カード12が持っている残金が10
0円であることを示している。しかし、この100円は
保証金であって、通常の貨物取引時における釣銭の調整
金としては使用されず、このカードシステムを使用しな
くなったときに、顧客に返却される。
【0038】いま、この小額金銭決済カード12を用い
て買い物をした場合の釣銭決済は、図3の小額金銭決済
カード12に印字されている通りである。すなわち、平
成3年7月1日に2883円の買い物をし、2900円
現金を出したときは、釣銭が17円と表示される。この
釣銭17円は100円未満の端数であるから、このまま
17円が小額金銭決済カード12の調整金残高欄に印字
される。次に、平成3年7月5日に3001円の買い物
をしたときは、3001円から小額金銭決済カード12
の調整金残高17円を引いて2984円が支払い請求額
として表示される。本システムは、−100円までは容
認するシステムであるから、この請求額表示により顧客
は100円未満を無視して、2900円以上を支払えば
よいことが直ちに分かる。顧客が3000円現金を出し
たときは、3000円と請求額2984円の差額16円
が新たな調整金残高として表示されるとともに小額金銭
決済カード12の調整金残高欄に印字記録される。一
方、買い上げ金額3001円と、現金支払い額3000
円は、その差−1円の釣銭額とともに小額金銭決済カー
ド12の該当欄にそれぞれ感熱印字記録される。
【0039】さらに、平成3年7月7日に1066円の
買い物をしたときには、買い上げ合計額1066円から
小額金銭決済カード12の調整金残高16円を差し引い
て1050円が支払い請求額として表示される。顧客は
この表示を見て、100円以下の端数を無視して100
0円以上を支払えばよいことが直ちに分かる。そこで顧
客が現金1000円を出したときは、現金支払い額10
00円と請求額1050円の差額−50円が新たな調整
金残高として表示される。小額金銭決済カード12に
は、この新たな調整金残高とともに、買い上げ日、支払
い額、釣銭額(支払い額−買い上げ額)が、前回買物時
の記録が印字されている行の下の行のそれぞれの欄に感
熱印字される。小額金銭決済カード12に残額が−50
円ということは、買い上げ金額に対して支払金額が50
円不足しているわけであるが、小額金銭決済カード12
が−99円まで使用可能(本来的に小額金銭決済カード
12は100円の価値を持っている)となっているの
で、小額金銭決済カード12に−50円と表示するだけ
でよいことになる。したがって、この場合、顧客は買い
上げ金額の不足分66円も、小額金銭決済カード12上
の不足額50円も支払う必要はない。このように決済し
ていくことによって顧客は100円未満の硬貨(1円硬
貨、5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨)を持ち歩くこ
と無く買い物をすることができる。また、カウンタレジ
において100円未満の釣銭の授受をしなくて済むの
で、揃える金種を少なくでき、会計をスムーズに行うこ
とができる。しかも、手持ち現金より僅かに上回る買物
をしたときでもそのまま商品を購入することができる。
顧客が、もし、1000円以下の効果の授受はしたくな
いと考えれば、1000円の小額金銭決済カードを購入
することになる。
【0040】1000円の小額金銭決済カード13は、
1000円未満の金額の範囲で現金の授受をせずに決済
するものである。すなわち、1000円の小額金銭決済
カード13は、釣銭の端数が−999円〜+999円の
範囲で決済するものである。この小額金銭決済カード1
3を券売機1で購入すると、図4に図示の小額金銭決済
カード13のAの部分にナンバー『NO.○○−△』を
印字する。このナンバーの『○○』は、小額金銭決済カ
ード11と同様のもので、例えば、C51等の整理番号
で、この整理番号は、発行機2によって発行される顧客
番号となるものである。そして、このナンバーの『△』
は、発行機2から発行された小額金銭決済カード13が
継続されているか否かを示す番号となる。例えば、『N
O.C51−1』であれば、最初に発行されたカードを
示し、『NO.C51−2』であれば、前の『NO.C
51−1』のカードからデータが引き継がれたことを意
味する。
【0041】また、この小額金銭決済カード13は、券
売機1で購入すると、図4に図示のBの部分に当該カー
ドの残額が表示される。したがって、券売機1で購入し
た当初は、『1000』と印字される。すなわち、この
購入した小額金銭決済カード13が持っている残金が1
000円であることを示している。
【0042】いま、この小額金銭決済カード13を用い
て買い物をした場合の釣銭決済は、図4の小額金銭決済
カード13に印字されている通りである。すなわち、平
成3年7月1日に2883円の買い物をし、3000円
現金を出したとき、釣銭が117円と表示される。この
釣銭117円は1000円未満の端数であるからそのま
ま小額金銭決済カード13に残額として表示され、顧客
には釣銭が支払われない。次に、平成3年7月5日に3
001円の買い物をしたときは、「100」、あるいは
「10」の小額金銭決済カードの場合と同様に、支払い
額が2884円(3001円−117円)として表示さ
れる。このシステムにおいては、表示を見た顧客は10
00円未満を無視して2000円以上を支払えばよいこ
とが直ちに分かる。したがって、顧客は2000円を支
払ってもよい。また、顧客がたまたま所持していた小額
硬貨を処理したければ、例えば、2176円等と支払う
こともできる。この支払い額に応じて調整金残高が小額
金銭決済カード13にインキ記録されるだけである。顧
客が3000円現金を出したときは、3000−288
4=116円が新たな残高となる。かどには、買い上げ
日、支払い額、釣銭額(支払い額−買い上げ額)が、前
回買物時の記録が印字されている行の下の行のそれぞれ
の欄に感熱印字される。さらに、平成3年7月7日に1
066円の買い物をしたときは、請求額が950円(1
066−116)と表示されるから、1000円現金を
出したときは、新たな調整金残高が50円と表示され、
他の項目と共に小額金銭決済カード13の前回の買物取
引の記録がある次の列に感熱印字される。
【0043】このように決済していくことによって顧客
は1000円未満の硬貨(1円硬貨、5円硬貨、10円
硬貨、50円硬貨、100円硬貨、500円硬貨)を持
ち歩くこと無く買い物をすることができる。また、カウ
ンタレジにおいて1000円未満の釣銭の授受をしなく
て済むので、揃える金種を少なくでき(1000円紙幣
以上の紙幣だけでよい)、会計をスムーズに行うことが
できる。もし顧客が望むなら、表示された支払い請求額
を見て、手持ちの小銭を付加して支払うことにより手持
ちの小銭を減少させることも可能である。
【0044】図5には、本発明における小額金銭決済カ
ード1を所定回数(例えば、15回)使用した場合にフ
レミアムが付加される場合の実施例が示されている。す
なわち、小額金銭決済カード1を所定回数使用した場合
には、買上金額累計等に一定の率X%で割り出した金額
(Y円)を利用寄与報償金として残額に付加する。図5
では、1000円の小額金銭決済カード13が例に示さ
れている。すなわち、最終回での残額が751円である
場合、この751円にある前記利用寄与報償金額Y円を
加算した『751円+Y円』が次回の買い物の際決済さ
れる。この小額金銭決済カード13の使用を中止したい
ときは先の額に保証金1000円を加えた『751円+
Y円+1000円』を単独で現金または商品に変換がで
きる。
【0045】図6には、本発明における小額金銭決済カ
ード1の残額をそのまま次の小額金銭決済カード1に引
き継ぐ場合の実施例が示されている。すなわち、継続し
て小額金銭決済カード1を使用する場合には、小額金銭
決済カード1の残額をそのまま次の小額金銭決済カード
1に引き継ぐことができる。図6では、1000円の小
額金銭決済カード13が例に示されている。すなわち、
例えば、1枚目の小額金銭決済カード13A(『NO.
C51−1』)の最終回での調整金残高として表示され
ている金額が、751円であるとする。この場合、この
1枚目のカード13Aの残高を次(2枚目)の小額金銭
決済カード13Bに引き継ぐ場合には、買い上げ金額の
累計に予め設定された一定のプレミアム率(X%)を掛
けて、その利用寄与報償金額(Y円)が決定される。し
たがって、小額金銭決済カード13Bの図6に図示のB
の部分には、『751円+Y円』の合計と前小額金銭決
済カード13Aから引き継いだ保証金1000円を加え
て、『751円+Y円+1000円』が印字される。し
たがって、Bの部分には、『751+Y+1000』の
合計が印字される。そして、図6に図示のAの部分に2
枚目であることを示す整理番号(『NO.C51−
2』)が表示される。
【0046】図7に、本発明における小額金銭決済カー
ド1に各買い上げごとの決済額を記載する場合の実施例
が示されている。すなわち、各買い上げごとの決済額を
記載する場合、買上年月日、支払金額、買上金額、釣
銭、返却金、残高が印字される。また、これら買上年月
日、支払金額、買上金額、釣銭、返却金、残高の印字に
対応して、感熱塗工層面に光学読み取り可能なコードを
感熱印字される。本実施例においては、100円の小額
金銭決済カード12を例にとっている。
【0047】すなわち、例えば、小額金銭決済カード1
2を使用して1回目に2883円の買い物を平成3年7
月1日にしたとする。すると、小額金銭決済カード12
の買上年月日の欄に、『3.7.1』と目視可能な数字
で印字され、この数字の上、または、小額金銭決済カー
ド12の裏面の所定箇所に『3.7.1』に該当する光
学読み取り可能なコードが印刷される。また、小額金銭
決済カード12の買上金額の欄に、『2,883』と目
視可能な数字で印字され、この数字の上、または、小額
金銭決済カード12の裏面の所定箇所に『2,883』
に該当する光学読み取り可能なコードが印刷される。そ
して、買上客がこの買上金額に対して3000円支払う
と、3000円を入力し、小額金銭決済カード12の支
払金額の欄に、『3,000』と目視可能な数字で印字
され、この数字の上、または、小額金銭決済カード12
の裏面の所定箇所に『3,000』に該当する光学読み
取り可能なコードが印刷される。すると、支払金額30
00円から買上金額2883円を差し引いた額117円
が釣銭として表示される。すなわち、小額金銭決済カー
ド12の釣銭の欄に、『117』と目視可能な数字で印
字され、この数字の上、または、小額金銭決済カード1
2の裏面の所定箇所に『117』に該当する光学読み取
り可能なコードが印刷される。そして、この117円の
内、100円未満の額17円が残高に記載され、この残
高17円を釣銭117円から差し引いた額100円が返
却金となる。したがって、小額金銭決済カード12に
は、返却金の欄に『100』と、残高の欄に『17』と
それぞれ目視可能な数字で印字され、それぞれの数字の
上、または、小額金銭決済カード12の裏面のそれぞれ
の所定箇所に『100』、『17』とそれぞれに該当す
る光学読み取り可能なコードが印刷される。
【0048】小額金銭決済カード12を使用して2回目
に3001円の買い物を平成3年7月5日にしたとす
る。すると、小額金銭決済カード12のの買上年月日の
欄に、『3.7.5』と目視可能な数字で印字され、こ
の数字の上、または、小額金銭決済カード12の裏面の
所定箇所に『3.7.5』に該当する光学読み取り可能
なコードが印刷される。また、小額金銭決済カード12
の買上金額の欄に、『3,001』と目視可能な数字で
印字され、この数字の上、または、小額金銭決済カード
12の裏面の所定箇所に『3,001』に該当する光学
読み取り可能なコードが印刷される。そして、買上客が
この買上金額に対して3000円支払うと、3000円
を入力し、小額金銭決済カード12の支払金額の欄に、
『3,000』と目視可能な数字で印字され、この数字
の上、または、小額金銭決済カード12の裏面の所定箇
所に『3,000』に該当する光学読み取り可能なコー
ドが印刷される。すると、支払金額3000円から買上
金額3001円を差し引いた額−1円が釣銭(1円不
足)として表示される。すなわち、小額金銭決済カード
12の釣銭の欄に、『1−』と目視可能な数字で印字さ
れ、この数字の上、または、小額金銭決済カード12の
裏面の所定箇所に『1−』に該当する光学読み取り可能
なコードが印刷される。そして、この不足の1円は、前
回の残高17円から支払われ、残高は16円となり、こ
の場合の返却金は0円となる。したがって、小額金銭決
済カード12には、返却金の欄に『0』と、残高の欄に
『16』とそれぞれ目視可能な数字で印字され、それぞ
れの数字の上、または、小額金銭決済カード12の裏面
のそれぞれの所定箇所に『0』、『16』とそれぞれに
該当する光学読み取り可能なコードが印刷される。
【0049】図8に、小額金銭決済カードリーダ/ライ
タ機能を組み込んだ金銭登録による小額金銭決済カード
1を用いた場合の釣銭決済システムの処理フローチャー
トが示されている。すなわち、顧客が買い物を済ませ、
買い物籠を持ってカウンタレジにくると、まず、ステッ
プ100において、金銭登録機3によって買い上げ商品
の金額の積算を行う。次に、ステップ110において、
積算した買い上げ合計金額を買上金額として表示する。
ステップ110において買上金額を表示すると、ステッ
プ120において、金銭登録機3に小額金銭決済カード
1が差し込まれているか否かを判定する。このステップ
120において金銭登録機3に小額金銭決済カード1が
差し込まれていると判定すると、ステップ130におい
て、小額金銭決済カード1の調整金残高を読み出し、表
示し、買上金額を小額金銭決済カード1の買上金額の欄
に目視可能な数字で印字すると共にこの数字の上、また
は、小額金銭決済カード1の裏面の所定箇所に印字した
数字に該当する光学読み取り可能なコードを印刷する。
【0050】次に、ステップ140において、買上金額
からこの表示された小額金銭決済カード1の残高を差し
引いて金銭登録機3の金額表示部に請求金額を表示す
る。そして、ステップ150において、客が支払った現
金を入金額として金銭登録機3のキーボード33から入
力する。すると、ステップ160において、入力された
入金額を支払金額として金銭登録機3の金額表示部に表
示すると共に、小額金銭決済カード1の支払金額の欄に
目視可能な数字で印字すると共にこの数字の上、また
は、小額金銭決済カード1の裏面の所定箇所に印字した
数字に該当する光学読み取り可能なコードを印刷する。
【0051】ステップ160において小額金銭決済カー
ド1の支払金額の欄記録すると、ステップ170におい
て、支払金額から買上金額を差し引いて釣銭を算出し、
この釣銭額を小額金銭決済カード1の釣銭の欄に目視可
能な数字で印字すると共にこの数字の上、または、小額
金銭決済カード1の裏面の所定箇所に印字した数字に該
当する光学読み取り可能なコードを印刷する。さらに、
ステップ180において、支払金額から請求金額を差し
引いて残高を算出する。そして、ステップ190におい
て、残金から所定の端数(例えば、10円未満、100
円未満等)を差し引いた金額を返却金として表示すると
共に、小額金銭決済カード1の返却金の欄に目視可能な
数字で印字すると共にこの数字の上、または、小額金銭
決済カード1の裏面の所定箇所に印字した数字に該当す
る光学読み取り可能なコードを印刷する。また、このと
きの残金の端数を小額金銭決済カード1の調整金残高の
欄に目視可能な数字で印字すると共にこの数字の上、ま
たは、小額金銭決済カード1の裏面の所定箇所に印字し
た数字に該当する光学読み取り可能なコードを印刷す
る。
【0052】また、ステップ120において金銭登録機
3に小額金銭決済カード1が差し込まれていないと判定
すると、ステップ200において、客が支払った現金を
入金額として金銭登録機3のキーボード33から入力す
る。そして、ステップ210において、この支払金額を
金銭登録機3の金額表示部に表示する。さらに、ステッ
プ220において、支払金額から買上金額を差し引いて
釣銭を算出する。そして、この釣銭を返却金として金銭
登録機3のキーボード33に表示する
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、0円を中心にプラス及
びマイナスの両方向に、又はマイナス方向に、所定の貨
幣単位で決済金額範囲を予め設定した小額金銭決済カー
ドを発行し、小額金銭決済カードリーダ/ライタと、予
め決められた決済金額の範囲内の金額を記憶する機能を
備え、消費税を含む買上金額から小額金銭決済カードの
残高を減算して支払請求額を算出し、この請求金額と実
際に支払われた支払金額とから決定される残金の内予め
設定した範囲内の額以下の端数を残高とし、前記残金か
ら前記残高を差し引いた額を返却額とし、この新たに決
定された残高を小額金銭決済カードに前回の残高とは分
けて光学読み取り可能なコードとして書き込むととも
に、同じ残高を目視可能に印字して、小額金銭決済カー
ドにおいて予め決められた決済金額の範囲内の小額硬貨
の授受を省略することができるので、消費者が端数額を
支払うための硬貨を常に用意したり、小売り側が釣銭用
として多数の小額硬貨を準備する煩わしさを軽減すると
共に、カウンタレジから小額硬貨を追放し、買物時にお
ける小額釣銭の授受を省略して釣銭授受の時間の省力化
を図り、支払のためにカウンタレジに並んで待つ時間を
短くすることができる。また、本発明によれば、保証金
の範囲でマイナス残を許容するので、購入額より支払い
額が少なくとも買い物ができる。
【0054】さらに、本発明によれば、請求金額が表示
されるので、その端数を除いた額が最低支払い額とな
り、最低支払い額の計算が簡単になる。
【0055】またさらに、本発明によれば、小額金銭決
済カードに買物取引の明細(購入日、購入額、支払い
額、釣銭、調整金残高)が、一列に目視可能に印字され
ているので、ミニ家計簿として使用でき、調整金が正し
いか否かを簡単にチェックすることができる。
【0056】さらにまた、本発明によれば、小額金銭決
済カードに買物取引の明細が感熱記録方式で光学読取り
可能なコードで同時に印字されるので、調整金残高等の
小額金銭決済カードの内容を改竄しにくく、システムの
信頼性を高く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釣銭のカード決済システムの全体
構模式図である。
【図2】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る10円の小額金銭決済カードの全体構成図である。
【図3】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る100円の小額金銭決済カードの全体構成図である。
【図4】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る1000円の小額金銭決済カードの全体構成図であ
る。
【図5】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る小額金銭決済カードにプレミアムを加算する場合の小
額金銭決済カードの全体構成図である。
【図6】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る小額金銭決済カードのデータを次の小額金銭決済カー
ドに引き継ぐ場合の小額金銭決済カードの全体構成図で
ある。
【図7】図1に図示の釣銭のカード決済システムに用い
る小額金銭決済カードの記載方法を示す小額金銭決済カ
ードの全体構成図である。
【図8】図1に図示の釣銭のカード決済システムの処理
フローチャートである。
【符号の説明】
1………………………………………………小額金銭決済
カード 2………………………………………………券売機 3………………………………………………金銭登録機 31……………………………………………表示部 32……………………………………………カード投入口 33……………………………………………キーボード
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/00 9256−3E G07F 7/08 J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0円を中心にプラス及びマイナスの両方
    向に、又はマイナス方向に、所定の貨幣単位で決済金額
    範囲を予め設定した小額金銭決済カードを発行し、小額
    金銭決済カードリーダ/ライタと、予め決められた決済
    金額の範囲内の金額を記憶する機能を備え、消費税を含
    む買上金額から小額金銭決済カードの残高を減算して支
    払請求額を算出し、この請求金額と実際に支払われた支
    払金額とから決定される残金の内予め設定した範囲内の
    額以下の端数を残高とし、前記残金から前記残高を差し
    引いた額を返却額とし、この新たに決定された残高を小
    額金銭決済カードに前回の残高とは分けて光学読み取り
    可能なコードとして書き込むとともに、同じ残高を目視
    可能に印字して、小額金銭決済カードにおいて予め決め
    られた決済金額の範囲内の小額硬貨の授受を省略するこ
    とを特徴とする釣銭のカード決済システム。
  2. 【請求項2】 上記予め決められた決済金額の範囲は、
    上記小額金銭決済カードに予め記憶しておくものである
    請求項1記載の釣銭のカード決済システム。
  3. 【請求項3】 上記予め決められた決済金額の範囲は、
    10円以下、100円以下、1000円以下のいずれか
    である請求項1又は2記載の釣銭のカード決済システ
    ム。
  4. 【請求項4】 予めマイナス方向に設定された決済金額
    の限度額で小額金銭決済カードを発行し、該限度額を保
    証金として小額金銭決済カードに光学読取り可能なコー
    ドおよび目視可能に記録するとともに、該カードの精算
    時に顧客にこの保証金を返却することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の釣銭のカード決済システム。
  5. 【請求項5】 上記小額金銭決済カードは、支持体の少
    なくとも片面に近赤外吸収性の発色をする発色組成物を
    含有した感熱塗工層を有するものである請求項1、2、
    3又は4記載の釣銭のカード決済システム。
  6. 【請求項6】 上記小額金銭決済カードは、取引年月
    日、買上金額、支払金額、釣銭額、残高の欄を設け、取
    り引きごとに前記各欄の内容を光学読み取り可能なコー
    ドと、目視可能な数字とを、前回の取り引きの記録の下
    に記録する請求項1、2、3、4又は5記載の釣銭のカ
    ード決済システム。
  7. 【請求項7】 上記小額金銭決済カードリーダ/ライタ
    は、金銭登録機にインターフェイスを介して連結されて
    おり、小額金銭決済カードの光学的に読取り可能に記録
    されたマークコードを読み取って数値データに変換する
    機能、金銭登録機にデータを送受信する機能、受信した
    数値データを目視可能数字として桿熱印字する機能を有
    するものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    釣銭のカード決済システム。
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