JP2020100286A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP2020100286A JP2018239808A JP2018239808A JP2020100286A JP 2020100286 A JP2020100286 A JP 2020100286A JP 2018239808 A JP2018239808 A JP 2018239808A JP 2018239808 A JP2018239808 A JP 2018239808A JP 2020100286 A JP2020100286 A JP 2020100286A
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Tatsuki Doi
立樹 土井
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Abstract

【課題】同じ光源がテールライトの発光面とライセンスプレートの両方を照らす場合であっても、ライセンスプレートの被視認性を確保できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。【解決手段】テールライト41は第1光源45と第1露出部42と底部48を備える。第1露出部42は第1光透過部43と第2光透過部44を備える。第1光透過部43は車両中心断面において下方かつ後方に延びる。第2光透過部44は車両中心断面において第1光透過部43の後端43bから下方かつ前方に延びる。底部48は第3光透過部49を備える。リアアンダーカバー61の第1部分62は車両中心断面において第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aから、下方かつ後方に延びる。リアアンダーカバー61の後端は、車両中心断面において、第1露出部43の後端43bよりも後方に位置し、かつ、ライセンスプレート75の後端75dよりも後方に位置する。【選択図】図11

Description

本発明は、テールライトと、テールライトの光源によって照らされるライセンスプレートを備える鞍乗型車両に関する。
特許文献1は、自動二輪車を開示する。以下では、特許文献1に記載される符号を、括弧書きで表記する。自動二輪車(1)は、テールライト(20)を備える。テールライト(20)は、バルブ(21)とレンズ(25)を備える。バルブ(21)は、光を発する光源である。レンズ(25)は、バルブ(21)の後方に配置される。レンズ(25)は、車両背面視において、視認可能である。バルブ(21)の光は、レンズ(25)を透過する。バルブ(21)の光は、レンズ(25)の後方に放出される。すなわち、レンズ(25)は、バルブ(21)の光によって発光する。レンズ(25)は、テールライト(20)の発光面に相当する。
レンズ(25)は、レンズ中央部(25a)を備える。レンズ中央部(25a)は、レンズ中央部(25a)の下縁(25c)から後方かつ上方に延びる。レンズ(25)は、テールライト(20)の発光色(例えば赤)に着色されている。このため、レンズ(25)は赤く発光する。
テールライト(20)は、レンズ中央部(25a)の下縁(25c)の前方に形成される開口(A)を有する。バルブ(21)の光は、開口(A)を通過し、開口(A)の下方にも放出される。
自動二輪車(1)は、リアフェンダ(11)とライセンスプレートを備える。リアフェンダ(11)は、テールライト(20)の下方に配置される。ライセンスプレートは、リアフェンダ(11)に取り付けられる。ライセンスプレートは、開口(A)の下方に放出されたバルブ(21)の光によって照らされる。このように、バルブ(21)は、レンズ(25)を発光させ、かつ、ライセンスプレートを照らす。
ここで、便宜上、レンズ(25)から放出された光を「第1光」と呼ぶ。開口(A)から放出された光を、「第2光」と呼ぶ。第1光および第2光はともに、バルブ(21)の光である。すなわち、第1光の光源は、第2光の光源と同じである。第1光は、例えば、赤い。第2光は、例えば、白色または無色である。ライセンスプレートは、第2光によって照らされる。すなわち、ライセンスプレートは白色または無色の光で照らされる。
特開2012−240425号公報
本発明者は、次のような課題を知見した。特許文献1は、ライセンスプレートの位置を明確に示していない。ただし、ライセンスプレートを照らす光源、および、レンズ(25)を発光させる光源として、バルブ(21)を共用しているので、ライセンスプレートは、おそらく、テールライト(20)の近くに配置される。このため、第1光がライセンスプレートに当たり易い場合がある。仮に、赤い第1光がライセンスプレートに当たった場合、ライセンスプレートの被視認性が低下する。このように、本発明者は、ライセンスプレートの被視認性が低下するおそれがあることを、知見した。
ここで、被視認性とは、自動二輪車(1)の乗員以外の第三者にとっての視認性である。自動二輪車(1)の乗員は、例えば、ライダーや同乗者である。第三者は、例えば、自動二輪車(1)の後方の車両の乗員や、自動二輪車(1)の後方の歩行者である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、同じ光源がテールライトの発光面とライセンスプレートの両方を照らす場合であっても、ライセンスプレートの被視認性を確保できる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本発明者は、ライセンスプレートとテールライト(20)の間隔を大きくすることを検討した。これによれば、レンズ(25)とライセンスプレートの間隔が大きいので、第1光がライセンスプレートに当たることを抑制できる。このため、第1光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを防止できる。
しかし、ライセンスプレートとテールライト(20)の間隔を大きくした場合、新たな2つの問題が生じることを、本発明者は知見した。第1に、バルブ(21)とライセンスプレートの間隔も大きいので、第2光がライセンスプレートを適切に照らすことが困難になる。このため、ライセンスプレートの被視認性を確保し難い。第2に、自動二輪車(1)の後部が大型化する。
そこで、本発明者は、テールライト(20)を小型化することを検討した。具体的には、本発明者は、ライセンスプレートとテールライト(20)の間隔を大きくせずに、レンズ(25)を小さくすることを検討した。これによれば、第1光がライセンスプレートに当たることを抑制できる。このため、第1光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを防止できる。
しかし、テールライト(20)を小型化した場合、新たな問題が生じることを、本発明者は知見した。新たな問題とは、レンズ(25)(すなわち、テールライト(20)の発光面)が小さいので、テールライト(20)の被視認性が低下することである。さらに、特許文献1では、レンズ中央部(25a)は、レンズ中央部(25a)の下縁(25c)から後方かつ上方に延びる。テールライトは、一般に、自動二輪車(1)の乗員以外の第三者の目よりも低い位置に配置される。したがって、テールライト(20)を小型化した場合、レンズ中央部(25a)の形状は、テールライト(20)の被視認性の低下を助長する。
そこで、本発明者は、同じ光源がテールライトの発光面とライセンスプレートの両方を照らす場合であっても、ライセンスプレートの被視認性を確保でき、かつ、テールライトの被視認性を確保できる鞍乗型車両をさらに検討した。
これらの知見および検討に基づく本発明は、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、
テールライトと、
右サイドカバーと、
左サイドカバーと、
前記右サイドカバーと前記左サイドカバーの間に配置されるリアアンダーカバーと、
前記右サイドカバーおよび前記左サイドカバーの少なくともいずれかに接続され、車両側面視において前記右サイドカバーの下縁および前記左サイドカバーの下縁の少なくともいずれかの下方に配置され、下方かつ後方に延びるマッドガードと、
マッドガードに支持されるライセンスプレートと、
を備え、
前記テールライトは、
光源と、
車両背面視において視認可能な第1露出部と、
前記光源よりも下方に配置され、車両背面視において視認不能な底部と、
を備え、
前記第1露出部は、
前記光源よりも後方に配置され、光透過性を有する第1光透過部と、
前記光源よりも後方に配置され、光透過性を有する第2光透過部と、
を備え、
第1光透過部は、鞍乗型車両の中心を含み、かつ、車両幅方向に垂直な車両中心断面において、下方かつ後方に延び、
第2光透過部は、前記車両中心断面において、前記第1光透過部の後端から下方かつ前方に延び、
前記底部は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の下端から前方に延び、かつ、前記ライセンスプレートよりも上方に配置され、
前記底部は、光透過性を有する第3光透過部を備え、
前記リアアンダーカバーは、車両背面視において、前記第2光透過部の下方、かつ、前記ライセンスプレートの上方に配置される第1部分を備え、
前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の前記下端および前記底部の後端の少なくともいずれかから、下方かつ後方に延び、
前記リアアンダーカバーは、前記車両中心断面において、前記第1露出部の後端よりも後方に位置する後端を備え、
前記リアアンダーカバーの前記後端は、前記車両中心断面において、前記ライセンスプレートの後端よりも後方に位置する鞍乗型車両である。
テールライトは、光源と第1露出部を備える。光源は光を発生する。第1露出部は、車両背面視において視認可能である。第1露出部は、第1光透過部と第2光透過部を備える。第1光透過部および第2光透過部は、光源よりも後方に配置される。第1光透過部および第2光透過部は、光透過性を有する。第1光透過部は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。第2光透過部は、車両中心断面において、第1光透過部の後端から下方かつ前方に延びる。光源の光は、第1光透過部および第2光透過部を透過する。光源の光は、第1光透過部および第2光透過部から放出される。第1光透過部と第2光透過部は、光源の光によって発光する。第1光透過部と第2光透過部は、テールライトの発光面に相当する。
テールライトは、底部を備える。底部は光源よりも下方に配置される。底部は、車両背面視において視認不能である。このため、底部は、テールライトの発光面に相当しない。底部は、車両中心断面において、第2光透過部の下端から前方に延びる。底部は、車両中心断面において、ライセンスプレートよりも上方に配置される。底部は、第3光透過部を備える。第3光透過部は、光透過性を有する。光源の光は、第3光透過部を透過する。光源の光は、第3光透過部から放出される。第3光透過部から放出された光は、ライセンスプレートを照らす。
このように、光源は、テールライトの発光面とライセンスプレーの両方を照らす。ここで、第1光透過部から放出された光を、第1光と呼ぶ。第2光透過部から放出された光を、第2光と呼ぶ。第3光透過部から放出された光を、第3光と呼ぶ。第1光、第2光および第3光のいずれも、光源によって発生された光である。
リアアンダーカバーは、右サイドカバーと左サイドカバーの間に配置される。リアアンダーカバーは、第1部分を備える。第1部分は、車両背面視において、第2光透過部の下方に配置される。第1部分は、車両背面視において、ライセンスプレートの上方に配置される。リアアンダーカバーの第1部分は、車両中心断面において、第2光透過部の下端および底部の後端の少なくともいずれかから、下方かつ後方に延びる。このため、リアアンダーカバーの第1部分は、車両中心断面において、第2光透過部の下端および底部の後端の少なくともいずれかよりも後方に配置される。よって、リアアンダーカバーの第1部分は、第3光がライセンスプレートを照らすことを、妨げない。したがって、第3光は、ライセンスプレートを好適に照らすことができる。よって、ライセンスプレートの被視認性を好適に確保できる。
リアアンダーカバーは、車両中心断面において、後端を備える。リアアンダーカバーの後端は、車両中心断面において、第1露出部の後端よりも後方に位置する。このため、リアアンダーカバーは、第1光および第2光がライセンスプレートに当たることを抑制できる。よって、第1光および第2光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを抑制できる。
リアアンダーカバーの後端は、車両中心断面において、ライセンスプレートの後端よりも後方に位置する。このため、リアアンダーカバーは、第1光および第2光がライセンスプレートに当たることを一層抑制できる。よって、第1光および第2光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを一層抑制できる。
上述のとおり、第2光透過部は、車両中心断面において、下方かつ前方に延びる。リアアンダーカバーの第1部分は、車両中心断面において、第2光透過部の下端および底部の後端の少なくともいずれかから、下方かつ後方に延びる。このため、第2光はリアアンダーカバーの第1部分を好適に照らすことができる。その結果、車両背面視において、第1光透過部と第2光透過部に加えて、リアアンダーカバーの第1部分も、明るく見える。したがって、テールライトの被視認性を効果的に向上できる。
第1光透過部は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。このため、テールライトが第三者の目よりも低い位置に配置されていても、テールライトの被視認性をさらに向上できる。
以上のとおり、本鞍乗型車両によれば、同じ光源がテールライトの発光面とライセンスプレートの両方を照らす場合であっても、ライセンスプレートの被視認性を確保できる。さらに、本鞍乗型車両によれば、テールライトの被視認性を確保できる。
上述した鞍乗型車両において、前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の後端よりも後方に位置する後端を備えることが好ましい。これによれば、第1部分は第2光を十分に受けることができる。したがって、テールライトの被視認性を効果的に向上できる。さらに、第1部分は、第1光および第2光がライセンスプレートに当たることを抑制できる。
上述した鞍乗型車両において、前記リアアンダーカバーの前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の前記下端および前記底部の前記後端の少なくともいずれかと接触することが好ましい。これによれば、リアアンダーカバーは、第2光を適切に受けることができる。よって、テールライトの被視認性を向上できる。さらに、第1部分は、第1光および第2光がライセンスプレートに当たることを適切に抑制できる。よって、第1光および第2光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを適切に抑制できる。
上述した鞍乗型車両において、前記リアアンダーカバーは、車両底面視において、前記第2光透過部の全部と重なる位置に配置され、前記リアアンダーカバーは、車両底面視において、前記第3光透過部の少なくとも一部と重ならない位置に配置されることが好ましい。リアアンダーカバーは、車両底面視において、第2光透過部の全部と重なる位置に配置される。このため、リアアンダーカバーは、第2光がライセンスプレートに当たることを抑制できる。よって、第2光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを抑制できる。リアアンダーカバーは、車両底面視において、第3光透過部の少なくとも一部と重ならない位置に配置される。このため、リアアンダーカバーは、第3光がライセンスプレートを照らすことを、妨げない。よって、第3光は、ライセンスプレートを好適に照らすことができる。したがって、ライセンスプレートの被視認性を好適に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、前記ライセンスプレートは、前記車両中心断面において、後方かつ下方に延び、前記第3光透過部の少なくとも一部は、前記車両中心断面において、前記ライセンスプレートの前端よりも後方、かつ、前記ライセンスプレートの前記後端よりも前方に配置されることが好ましい。これによれば、第3光はライセンスプレートに一層好適に当たる。すなわち、光源はライセンスプレートを一層好適に照らすことができる。よって、ライセンスプレートの被視認性を一層好適に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、前記車両中心断面において、前記第1光透過部の長さは、前記第2光透過部の長さよりも大きいことが好ましい。これによれば、テールライトの被視認性を容易に向上できる。
上述した鞍乗型車両において、車両背面視において、前記第1光透過部の面積は、前記第2光透過部の面積よりも大きいことが好ましい。これによれば、テールライトの被視認性を容易に向上できる。
上述した鞍乗型車両において、車両幅方向における前記第2光透過部の長さは、車両上下方向における前記第2光透過部の長さよりも大きいことが好ましい。これによれば、第2光がリアアンダーカバーの第1部分に当たる面積を容易に確保できる。よって、テールライトの被視認性を容易に向上できる。
上述した鞍乗型車両において、鞍乗型車両は、マフラーを備え、前記第1露出部の少なくとも一部は、前記マフラーよりも後方に配置されることが好ましい。第1露出部は、比較的に後方の位置に配置される。このため、第1露出部の設置スペースを容易に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、鞍乗型車両は、フラッシャーを備え、前記フラッシャーは、車両背面視において、視認可能な第2露出部と、車両背面視において、視認可能な第3露出部と、を備え、前記第2露出部は、車両背面視において、前記第1露出部から右方かつ上方に延び、前記第3露出部は、車両背面視において、前記第1露出部から左方かつ上方に延び、前記第1露出部と前記第2露出部と前記第3露出部の全体は、車両背面視において、略U字形状または略V字形状を有することが好ましい。テールライトの被視認性およびフラッシャーの被視認性を好適に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、鞍乗型車両は、後輪を備え、車両前後方向における前記第1露出部と前記第2露出部の全体の長さ、および、車両前後方向における前記第1露出部と前記第3露出部の全体の長さの少なくともいずれかは、前記後輪の半径よりも大きいことが好ましい。第1露出部と第2露出部の全体、および、第1露出部と第3露出部の全体の少なくともいずれかは、車両前後方向に長い。このため、テールライトの被視認性およびフラッシャーの被視認性を好適に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、前記第1露出部は、前記後輪の後端よりも後方に配置されることが好ましい。これによれば、テールライトおよびフラッシャーの設置スペースを容易に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、鞍乗型車両は、車体フレームと、前記テールライトおよび前記フラッシャーの全体を前記車体フレームに結合する結合部材と、を備えることが好ましい。テールライトおよびフラッシャーを堅牢に支持できる。よって、テールライトおよびフラッシャーを容易に大型化できる。
上述した鞍乗型車両において、前記マッドガードは、車両側面視において、下方かつ後方に延びる後縁を備え、前記第1露出部は、車両側面視において、前記マッドガードの前記後縁と前記右サイドカバーの前記下縁との第1交点、および、前記マッドガードの前記後縁と前記左サイドカバーの前記下縁との第2交点の少なくともいずれかよりも後方に配置されることが好ましい。これによれば、第1露出部の下方においてライセンスプレートの設置スペースを容易に設置できる。このため、第3光はライセンスプレートを適切に照らすことができる。よって、ライセンスプレートの被視認性を容易に確保できる。
上述した鞍乗型車両において、前記右サイドカバーは、後端を備え、前記左サイドカバーは、後端を備え、前記右サイドカバーの前記後端および前記左サイドカバーの前記後端の少なくともいずれかは、前記ライセンスプレートの前記後端よりも上方かつ後方に位置することが好ましい。これによれば、右サイドカバーおよび左サイドカバーの少なくともいずれかは、第1光および第2光がライセンスプレートに当たることを一層抑制できる。よって、第1光および第2光に起因してライセンスプレートの被視認性が低下することを一層抑制できる。
本発明に係る鞍乗型車両によれば、ライセンスプレートの被視認性を確保でき、かつ、テールライトの被視認性を確保できる。
実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の後部の平面図である。 鞍乗型車両の一部の背面図である。 鞍乗型車両の後部の斜視図である。 車体フレームの側面図である。 車体フレームの平面図である。 テールライトユニットの支持構造を示す側面図である。 テールライトユニットの支持構造を示す平面図である。 テールライトユニットの支持構造を示す斜視図である。 テールライトユニットの背面図である。 鞍乗型車両の後部の車両中心断面である。 テールライトとリアアンダーカバーの底面図である。 テールライトの点灯時に明るく見える領域を模式的に示す鞍乗型車両の一部の背面図である。 変形実施形態における鞍乗型車両の後部の車両中心断面である。
以下、図面を参照して本発明に係る鞍乗型車両について説明する。
1.鞍乗型車両の概略構成
図1は、実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。
図1は、鞍乗型車両1の前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zを示す。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは、鞍乗型車両1に乗車したライダーを基準として定義される。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは互いに直交する。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zはそれぞれ、本発明における車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向の例である。
「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」はそれぞれ、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」を意味する。本明細書において特に断らない限り、「前方」および「後方」は、前後方向Xと平行な方向のみならず、前後方向Xに近い方向も含む。前後方向Xと近い方向は、例えば前後方向Xとのなす角度が45度以下の方向である。同様に、特に断らない限り、「右方」および「左方」は、幅方向Yと平行な方向のみならず、幅方向Yに近い方向も含む。特に断らない限り、「上方」および「下方」は、上下方向Zと平行な方向のみならず、上下方向Zに近い方向も含む。各図では、参考として、前、後、上、下、右、左を適宜に示す。
本明細書において、配置を説明する各表現は、それぞれ、以下の意味を有するものとする。以下では、幅方向Yを例に採って説明するが、前後方向Xおよび上下方向Zについても同様である。
「部材Aは部材Bよりも右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定し、前後方向Xおよび上下方向Zにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定しない。本表現の場合、部材Aが車両側面視において部材Bと重なってもよいし、重ならなくてもよい。
見る方向の言及を伴わない「部材Aは部材Bの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Bに対する部材Aの位置と、前後方向Xにおける部材Bに対する部材Aの位置と、上下方向Zにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定する。本表現は、部材Aは部材Bよりも右方/左方に配置され、かつ、部材Aの少なくとも一部は、車両側面視において、部材Bの少なくとも一部と重なることを意味する。
「部材Aは、車両平面視において、部材Bの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Bに対する部材Aの位置と、前後方向Xにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定し、上下方向Zにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定しない。本表現は、部材Aは部材Bよりも右方/左方に配置され、部材Aの前端は部材Bの後端よりも前方に位置し、かつ、部材Aの後端は部材Bの前端よりも後方に位置することを意味する。
「部材Aは、車両正面視において、部材Bの右方/左方に配置される」との表現は、幅方向Yにおける部材Bに対する部材Aの位置と、上下方向Zにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定し、前後方向Xにおける部材Bに対する部材Aの位置を規定しない。本表現は、部材Aは部材Bよりも右方/左方に配置され、部材Aの上端は部材Bの下端よりも上方に位置し、かつ、部材Aの下端は部材Bの上端よりも下方に位置することを意味する。
鞍乗型車両1はスクータ型車両である。鞍乗型車両1は、車体フレーム3を備える。図1は、車体フレーム3を破線で示す。車体フレーム3は、アンダーボーンフレームである。
鞍乗型車両1は、ステアリング装置11を備える。ステアリング装置11は、車体フレーム3に支持される。ステアリング装置11は、車体フレーム3に対して回転可能である。
ステアリング装置11は、フロントサスペンション12とハンドル13と前車軸14を備える。フロントサスペンション12は、車体フレーム3に対して回転可能に、車体フレーム3に支持される。ハンドル13はフロントサスペンション12に直接的または間接的に支持される。前車軸14はフロントサスペンション12に支持される。前車軸14はハンドル13よりも下方に配置される。
鞍乗型車両1は、前輪15を備える。前輪15は、ステアリング装置11に支持される。前輪15は、前車軸14に支持される。前輪15は、前車軸14回りに回転可能である。
鞍乗型車両1は、ヘッドライト17を備える。ヘッドライト17は、ステアリング装置11に直接的または間接的に支持される。ヘッドライト17は、車両側面視において、ハンドル13の前方に配置される。ヘッドライト17は、鞍乗型車両1の前方の路面を照らす。
鞍乗型車両1は、シート19を備える。シート19は、ステアリング装置11の後方に配置される。シート19は、車体フレーム3に直接的または間接的に支持される。シート19は、第1シート19aと第2シート19bを備える。第2シート19bは第1シート19aよりも後方に配置される。
鞍乗型車両1は、フロアカバー21を備える。フロアカバー21は、ステアリング装置11および前輪15よりも後方、かつ、シート19よりも前方に配置される。フロアカバー21は、ハンドル13およびシート19よりも下方に配置される。車体フレーム3は、車両側面視において、ステアリング装置11の後方、かつ、シート19の前方において、下方に凹む。
鞍乗型車両1は、グラブバー23を備える。グラブバー23は、車両側面視において、シート19(具体的には、第2シート19b)と重なる位置に配置される。
図2は、鞍乗型車両の後部の平面図である。図2は、鞍乗型車両1の車両中心面Cを示す。車両中心面Cは、仮想的な平面である。車両中心面Cは、鞍乗型車両1の中心を含み、幅方向Yに垂直である。
グラブバー23は、車両平面視において、シート19(具体的には、第2シート19b)の右方、左方および後方に配置される。グラブバー23は、車両平面視において、略U字形状を有する。グラブバー23は、車両平面視において、後方に凸に湾曲した形状を有する。
図1を参照する。鞍乗型車両1は、駆動ユニット25と後輪27を備える。駆動ユニット25と後輪27は、シート19の下方に配置される。駆動ユニット25は、車体フレーム3に支持される。後輪27は、駆動ユニット25に支持される。具体的には、駆動ユニット25は、前部と後部を有する。駆動ユニット25の前部は、車体フレーム3に揺動可能に支持される。後輪27は、駆動ユニット25の後部に支持される。さらに、駆動ユニット25は、後輪27を回転する。具体的には、駆動ユニット25は、動力を発生するエンジン(不図示)と、エンジンの動力を後輪27に伝達するトランスミッション(不図示)を備える。後輪27は、駆動ユニット25に対して回転中心N回りに回転する。回転中心Nは、幅方向Yに延びる仮想線である。回転中心Nは後車軸(不図示)の軸心に相当する。
鞍乗型車両1は、マフラー29を備える。マフラー29は、前後方向Xに延びる。マフラー29は、車両側面視において、後輪27と重なる位置に配置される。なお、図2は、マフラー29の図示を省略する。
図2を参照する。鞍乗型車両1は、右サイドカバー31と左サイドカバー32を備える。右サイドカバー31および左サイドカバー32は、フロアカバー21よりも後方に配置される。右サイドカバー31は、車両平面視において、シート19の右方に配置される。左サイドカバー32は、車両平面視において、シート19の左方に配置される。
図1を参照する。左サイドカバー32は、車両側面視において、シート19の下方に配置される。左サイドカバー32は、車両側面視において、駆動ユニット25および後輪27の上方に配置される。左サイドカバー32は、前後方向Xに延びる。左サイドカバー32は、車両側面視において、下縁32aを備える。左サイドカバー32の下縁32aは、車両側面視において、緩やかに湾曲する。左サイドカバー32の下縁32aは、車両側面視において、上方に凸に湾曲する。
右サイドカバー31は、左サイドカバー32の右方に配置される。右サイドカバー31は、車両側面視において、左サイドカバー32と重なる。右サイドカバー31は、左右対称である点を除き、左サイドカバー32と同様の構造および形状を有する。
鞍乗型車両1は、リアトップカバー35を備える。リアトップカバー35は、シート19よりも後方かつ下方に配置される。リアトップカバー35は、車両側面視において、左サイドカバー32の上方に配置される。
図3は、鞍乗型車両1の一部の背面図である。図4は、鞍乗型車両1の後部の斜視図である。リアトップカバー35は、車両背面視において、シート19の下方に配置される。リアトップカバー35は、右サイドカバー31と左サイドカバー32の間に配置される。リアトップカバー35は、右サイドカバー31の左方、かつ、左サイドカバー32の右方に配置される。
鞍乗型車両1は、テールライトユニット37を備える。テールライトユニット37は、車両背面視において、リアトップカバー35の下方に配置される。テールライトユニット37は、右サイドカバー31と左サイドカバー32の間に配置される。テールライトユニット37は、右サイドカバー31の左方、かつ、左サイドカバー32の右方に配置される。
テールライトユニット37は、テールライト41を備える。テールライト41は、鞍乗型車両1の存在を第三者に知らせる。例えば、鞍乗型車両1の周囲が暗いときであっても、テールライト41の光によって、第三者は、鞍乗型車両1の存在を認識できる。ここで、第三者は、鞍乗型車両1の乗員以外の者である。第三者は、例えば、鞍乗型車両1の後方の車両の乗員や、鞍乗型車両1の後方の歩行者である。テールライト41は、ヘッドライト17に連動して、点灯する。例えば、ヘッドライト17が点灯するとき、テールライト41は点灯する。ヘッドライト17が消灯するとき、テールライト41は消灯する。
さらに、テールライト41は、鞍乗型車両1のブレーキ操作を第三者に知らせてもよい。テールライト41は、鞍乗型車両1のブレーキ操作に連動して点灯してもよい。
テールライトユニット37は、さらに、フラッシャー51を備える。フラッシャー51は、鞍乗型車両1の進路変更などを第三者に知らせる。フラッシャー51は、テールライト41よりも右方の位置、および、テールライト41よりも左方の位置に配置される。
鞍乗型車両1は、リアアンダーカバー61を備える。リアアンダーカバー61は、車両背面視において、テールライトユニット37の下方に配置される。リアアンダーカバー61は、テールライト41の下方に配置される。リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31と左サイドカバー32の間に配置される。リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31の左方、かつ、左サイドカバー32の左方に配置される。
図1を参照する。鞍乗型車両1は、マッドガード71を備える。マッドガード71は、右サイドカバー31および左サイドカバー32に接続される。マッドガード71は、車両側面視において左サイドカバー32の下縁32aの下方に配置される。図示を省略するが、マッドガード71は、車両側面視において右サイドカバー31の下縁の下方に配置される。マッドガード71は、下方かつ後方に延びる。
図3を参照する。マッドガード71は、車両背面視において、リアアンダーカバー61の下方に配置される。
鞍乗型車両1は、ライセンスプレート75を備える。ライセンスプレート75は、マッドガード71に支持される。ライセンスプレート75は、マッドガード71に取り付けられる。ライセンスプレート75は、車両背面視において、リアアンダーカバー61の下方に配置される。ライセンスプレート75は、車両側面視において、後方かつ下方に延びる。
ライダーは、第1シート19aに着座し、フロアカバー21に足を置き、ハンドル13を握る。同乗者は、第2シート19bに着座し、グラブバー23を握る。ライダーと同乗者は、鞍乗型車両1の乗員の例である。
2.車体フレーム3
図5は、車体フレーム3の側面図である。図6は、車体フレーム3の平面図である。車体フレーム3は、比較的に高い剛性を有する。車体フレーム3は、例えば、金属製である。
車体フレーム3は、ヘッドパイプ4を備える。ヘッドパイプ4は、鞍乗型車両1の前部に配置される。
車体フレーム3は、ダウンフレーム5を備える。ダウンフレーム5は、ヘッドパイプ4に接続される。ダウンフレーム5は、ヘッドパイプ4から下方かつ後方に延びる。
車体フレーム3は、右ロアフレーム6Rと左ロアフレーム6Lを備える。右ロアフレーム6Rおよび左ロアフレーム6Lは、ダウンフレーム5に接続される。ダウンフレーム5と左ロアフレーム6Lの接続位置は、ヘッドパイプ4とダウンフレーム5の接続位置よりも下方かつ後方である。ダウンフレーム5と右ロアフレーム6Rの接続位置は、ダウンフレーム5と左ロアフレーム6Lの接続位置と実質的に同じ高さ位置である。左ロアフレーム6Lは、ダウンフレーム5から左方かつ後方に延びる。右ロアフレーム6Rは、ダウンフレーム5から右方かつ後方に延びる。右ロアフレーム6Rおよび左ロアフレーム6Lは、ヘッドパイプ4よりも下方に配置される。右ロアフレーム6Rは、左ロアフレーム6Lの右方に配置される。右ロアフレーム6Rは、車両側面視において、左ロアフレーム6Lと重なる。
車体フレーム3はクロスフレーム7を備える。クロスフレーム7は、右ロアフレーム6Rと左ロアフレーム6Lに接続される。クロスフレーム7は、右ロアフレーム6Rと左ロアフレーム6Lの間に配置される。クロスフレーム7は、右ロアフレーム6Rの左方、かつ、左ロアフレーム6Lの右方に配置される。クロスフレーム7は幅方向Yに延びる。クロスフレーム7は、ヘッドパイプ4およびダウンフレーム5よりも後方に配置される。クロスフレーム7は、ヘッドパイプ4よりも下方に配置される。
車体フレーム3は、右シートフレーム8Rと左シートフレーム8Lを備える。右シートフレーム8Rは右ロアフレーム6Rに接続される。右シートフレーム8Rは、右ロアフレーム6Rから後方かつ上方に延びる。左シートフレーム8Lは左ロアフレーム6Lに接続される。左シートフレーム8Lは、左ロアフレーム6Lから後方かつ上方に延びる。右シートフレーム8Rおよび左シートフレーム8Lは、クロスフレーム7よりも後方に配置される。右シートフレーム8Rは、左シートフレーム8Lの右方に配置される。右シートフレーム8Rは、車両側面視において、左シートフレーム8Lと重なる。
車体フレーム3は、ブラケット9を備える。ブラケット9は、右シートフレーム8Rと左シートフレーム8Lに接続される。ブラケット9は、右シートフレーム8Rの後部と左シートフレーム8Lの後部に接続される。ブラケット9は、右シートフレーム8Rと左シートフレーム8Lの間に配置される。
右シートフレーム8Rは、後端8Raを備える。左シートフレーム8Lは、後端8Laを備える。ブラケット9は、第1部分9aと第2部分9bを備える。第1部分9aは、右シートフレーム8Rの後端8Raよりも後方に延びる。第1部分9aは、右シートフレーム8Rの後端8Raよりも下方に配置される。第2部分9bは、第1部分9aの左方に配置される。第2部分9bは、左シートフレーム8Lの後端8Laよりも後方に延びる。第2部分9bは、左シートフレーム8Lの後端8Laよりも下方に配置される。
図6を参照する。ヘッドパイプ4とダウンフレーム5とクロスフレーム7とブラケット9は、車両中心面C上に配置される。すなわち、ヘッドパイプ4とダウンフレーム5とクロスフレーム7とブラケット9は、車両中心面Cと交差する。右ロアフレーム6Rと右シートフレーム8Rは、車両中心面Cの右方に配置される。左ロアフレーム6Lと左シートフレーム8Lは、車両中心面Cの左方に配置される。ブラケット9の第1部分9aは、車両中心面Cの右方に配置される。ブラケット9の第2部分9bは、車両中心面Cの左方に配置される。
左ロアフレーム6Lは、左右対称である点を除き、右ロアフレーム6Rと同様の構造および形状を有する。右ロアフレーム6Rと左ロアフレーム6Lを区別しない場合、ロアフレーム6と呼ぶ。
左シートフレーム8Lは、左右対称である点を除き、右シートフレーム8Rと同様の構造および形状を有する。右シートフレーム8Rと左シートフレーム8Lを区別しない場合、シートフレーム8と呼ぶ。右シートフレーム8Rの後端8Raと左シートフレーム8Lの後端8Laを区別しない場合、シートフレーム8の後端8aと呼ぶ。
3.テールライトユニット37の支持構造
図7は、テールライトユニット37の支持構造を示す側面図である。図8は、テールライトユニット37の支持構造を示す平面図である。図9は、テールライトユニット37の支持構造を示す斜視図である。テールライトユニット37は、車体フレーム3に支持される。テールライトユニット37は、ブラケット9に支持される。
図8、9を参照する。鞍乗型車両1は、テールライトユニット37を車体フレーム3に結合する結合部材81、82を備える。結合部材81、82は、例えば、ボルトである。結合部材81は、ブラケット9の第1部分9aにフラッシャー51を結合する。結合部材82は、ブラケット9の第2部分9bにフラッシャー51を結合する。これにより、結合部材81、82は、テールライト41とフラッシャー51の全体を、車体フレーム3に結合する。
フラッシャー51は、ブラケット9に接触する。すなわち、テールライトユニット37は、車体フレーム3に接触する。テールライト41とフラッシャー51の全体は、車体フレーム3に直接的に結合する。テールライト41とフラッシャー51の全体は、車体フレーム3に直接的に支持される。
図8を参照する。結合部材81、82は、車両平面視において、シートフレーム8の後方に配置される。結合部材81、82は、シートフレーム8の後端8aよりも後方に配置される。結合部材81は、車両平面視において、車両中心面Cの右方に配置される。結合部材82は、車両平面視において、車両中心面Cの左方に配置される。
なお、ステアリング装置11は、ヘッドパイプ4に直接的または間接的に支持される。フロアカバー21は、例えば、ロアフレーム6に直接的または間接的に支持される。シート19およびグラブバー23は、シートフレーム8に直接的または間接的に支持される。駆動ユニット25は、例えば、ロアフレーム6およびシートフレーム8の少なくともいずれかに直接的または間接的に支持される。右サイドカバー31、左サイドカバー32、リアトップカバー35、リアアンダーカバー61およびマッドガード71は、シートフレーム8に直接的または間接的に支持される。
図7−9を参照する。鞍乗型車両1は、燃料タンク83を備える。燃料タンク83は、燃料を貯留する。燃料タンク83は、車体フレーム3に支持される。燃料タンク83は、シートフレーム8に支持される。
4.配置
図1を参照する。ハンドル13およびヘッドライト17は、ヘッドパイプ4よりも上方に配置される。前車軸14および前輪15は、ヘッドパイプ4よりも下方に配置される。前車軸14および前輪15は、車両側面視において、ダウンフレーム5の前方に配置される。フロアカバー21は、例えば、車両側面視において、ロアフレーム6と重なる位置に配置される。シート19およびグラブバー23は、車両側面視において、シートフレーム8の上方に配置される。駆動ユニット25および後輪27は、車両側面視において、シートフレーム8の下方に配置される。駆動ユニット25および後輪27は、車両側面視において、ロアフレーム6の後方に配置される。
左サイドカバー32は、シートフレーム8の左方に配置される。左サイドカバー32は、車両側面視において、シートフレーム8の少なくとも一部と重なる。図示を省略するが、右サイドカバー31は、シートフレーム8の右方に配置される。右サイドカバー31は、車両側面視において、シートフレーム8の少なくとも一部と重なる。
テールライト41は、シートフレーム8よりも後方に配置される。テールライト41は、シートフレーム8の後端8aよりも後方に配置される。テールライト41は、シートフレーム8の後端8aよりも下方に配置される。
フラッシャー51の少なくとも一部は、シートフレーム8よりも後方に配置される。フラッシャー51の少なくとも一部は、シートフレーム8の後端8aよりも後方に配置される。フラッシャー51は、シートフレーム8の後端8aよりも下方に配置される。
図7−9を参照する。燃料タンク83は、右シートフレーム8Rと左シートフレーム8Lの間に配置される。燃料タンク83は、右シートフレーム8Rの左方、かつ、左シートフレーム8Lの右方に配置される。燃料タンク83は、車両側面視において、シートフレーム8と重なる位置に配置される。燃料タンク83は、シート19の下方に配置される。燃料タンク83は、後輪27の上方に配置される。図示を省略するが、燃料タンク83は、車両平面視において、シート19と重なる位置に配置される。燃料タンク83は、車両平面視において、後輪27と重なる位置に配置される。燃料タンク83は、右サイドカバー31と左サイドカバー32の間に配置される。燃料タンク83は、右サイドカバー31の左方、かつ、左サイドカバー32の右方に配置される。燃料タンク83は、車両側面視において、右サイドカバー31および左サイドカバー32と重なる位置に配置される。
図7は、左サイドカバー32の下縁32aを破線で示す。テールライト41の全部は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも上方に配置される。マッドガード71の全部は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも下方に配置される。ライセンスプレート75の全部は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも下方に配置される。
マッドガード71は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aと交差している。上述のとおり、マッドガード71は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも下方に配置される。本明細書においては、マッドガード71は、車両側面視において左サイドカバー32の下縁32aよりも上方に配置される部分を含まない。マッドガード71と一体に成形されている部材であっても、車両側面視において左サイドカバー32の下縁32aよりも上方に配置されている部材を、マッドガード71と呼ばない。
テールライト41は、マッドガード71に支持されていない。テールライト41は、マッドガード71に取り付けられていない。テールライト41は、マッドガード71に接触していない。テールライト41は、マッドガード71から離れた位置に配置される。
図3を参照する。リアトップカバー35とテールライト41とリアアンダーカバー61とマッドガード71とライセンスプレート75は、車両中心面C上に配置される。リアトップカバー35とテールライト41とリアアンダーカバー61とライセンスプレート75は、車両背面視において、上下方向Zに並ぶように配置される。右サイドカバー31は、車両中心面Cの右方に配置される。左サイドカバー32は、車両中心面Cの左方に配置される。フラッシャー51は、車両中心面Cの右方の位置、および、車両中心面Cの左方の位置に配置される。
テールライト41は、車両背面視において、視認可能な第1露出部42を備える。第1露出部42は、図3に表れるテールライト41の部分に相当する。フラッシャー51は、車両背面視において、視認可能な第2露出部52を備える。フラッシャー51は、車両背面視において、視認可能な第3露出部56を備える。第2露出部52は、車両背面視において、第1露出部42から右方かつ上方に延びる。第2露出部52は、車両背面視において、第1露出部42に接している。第3露出部56は、車両背面視において、第1露出部42から左方かつ上方に延びる。第3露出部56は、車両背面視において、第1露出部42に接している。第3露出部56は、車両背面視において、第2露出部52に接していない。第3露出部56は、左右対称である点を除き、第2露出部52と同様の構造および形状を有する。
第1露出部42と第2露出部52と第3露出部56の全体は、車両背面視において、略U字形状または略V字形状を有する。第1露出部42と第2露出部52と第3露出部56の全体は、車両背面視において、下方に凸に湾曲する。
リアアンダーカバー61は、車両背面視において、第1露出部42の下方に配置される。リアアンダーカバー61は、車両背面視において、第1露出部42に接している。リアアンダーカバー61は、車両背面視において、幅方向Yに延びる。リアアンダーカバー61は、車両背面視において、第1露出部42よりも右方の位置から、第1露出部42よりも左方の位置まで、延びる。
図2を参照する。第1露出部42は、車両平面視において、後縁42aを備える。後縁42aは、車両平面視において、後方に凸に湾曲する。
第1露出部42は、後端42bを備える。後端42bは、車両平面視において、後縁42a上に位置する。後端42bは、例えば、車両中心面C上に位置する。後端42bは、例えば、後縁42aと車両中心面Cが交差する位置である。
第1露出部42の後端42bは、ライセンスプレート75よりも後方に位置する。ライセンスプレート75は、後端75aを備える。第1露出部42の後端42bは、ライセンスプレート75の後端75aよりも後方に位置する。
リアアンダーカバー61は、車両平面視において、後縁61aを備える。後縁61aは、車両平面視において、後方に凸に湾曲する。
リアアンダーカバー61の後縁61aは、車両平面視において、第1露出部42の後縁42aの後方に配置される。リアアンダーカバー61は、車両平面視において、第1露出部42の後縁42aの全部と重なる。リアアンダーカバー61の後縁61aは、車両平面視において、ライセンスプレート75よりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の後縁61aは、車両平面視において、ライセンスプレート75の後端75aよりも後方に配置される。
リアアンダーカバー61は、後端61bを備える。後端61bは、車両平面視において、後縁61a上に位置する。後端61bは、車両中心面C上に位置する。後端61bは、後縁61aと車両中心面Cが交差する位置である。
リアアンダーカバー61の後端61bは、第1露出部42よりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の後端61bは、第1露出部42の後端42bよりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の後端61bは、ライセンスプレート75よりも後方に位置する。リアアンダーカバー61の後端61bは、ライセンスプレート75の後端75aよりも後方に位置する。
図1を参照する。後輪27は、後端27aを備える。第1露出部42は、後輪27の後端27aよりも後方に配置される。
図1を参照する。マフラー29は、後端29aを備える。第1露出部42の少なくとも一部は、車両側面視において、マフラー29の後端29aよりも後方に配置される。例えば、第1露出部42の全部は、車両側面視において、マフラー29の後端29aよりも後方に配置される。
第1露出部42は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも上方に配置される(図1に加えて、後述する図7も併せて参照)。
第3露出部56は、車両側面視において、第1露出部42から前方かつ上方に延びる。第3露出部56は、車両側面視において、第1露出部42に接している。第3露出部56は、前後方向Xに長い。図1は、前後方向Xにおける第1露出部42と第3露出部56の全体の長さL1を示す。図1は、後輪27の半径Rを示す。半径Rは、車両側面視において、回転中心Nと後端27aの距離に相当する。長さL1は、半径Rよりも大きい。
図示を省略するが、第2露出部52は、車両側面視において、第1露出部42から前方かつ上方に延びる。第2露出部52は、車両側面視において、第1露出部42に接している。第2露出部52は、前後方向Xに長い。前後方向Xにおける第1露出部42と第2露出部52の全体の長さは、半径Rよりも大きい。前後方向Xにおける第1露出部42と第2露出部52の全体の長さは、長さL1と略同じである。
マッドガード71は、車両側面視において、後縁71aを備える。マッドガード71の後縁71aは、車両背面視において、後方かつ下方に延びる。
車両側面視において、マッドガード71の後縁71aと左サイドカバー32の下縁32aとの交点を、第2交点Pと呼ぶ。第2交点Pは、車両側面視において、後輪27の回転中心Nよりも後方に位置する。第2交点Pは、車両側面視において、第1露出部42よりも前方に位置する。第2交点Pは、車両側面視において、第1露出部42よりも下方に位置する。第2交点Pは、車両側面視において、ライセンスプレート75よりも前方に位置する。ライセンスプレート75は、前端75bを備える。第2交点Pは、車両側面視において、ライセンスプレート75の前端75bよりも前方に位置する。第2交点Pは、車両側面視において、ライセンスプレート75よりも上方に位置する。第2交点Pは、車両側面視において、ライセンスプレート75の前端75bよりも上方に位置する。左サイドカバー32の下縁32aは、車両側面視において、第2交点Pよりも後方に延びる。
図示を省略するが、車両側面視において、マッドガード71の後縁71aと右サイドカバー31の下縁との交点を、第1交点と呼ぶ。第1交点は、車両側面視において、第2交点Pと略同じ位置である。したがって、例えば、第1交点は、車両側面視において、第1露出部42よりも前方に位置する。右サイドカバー31の下縁は、車両側面視において、第1交点よりも後方に延びる。
左サイドカバー32は、車両側面視において、上縁32bを備える。左サイドカバー32の上縁32bは、車両側面視において、上方に凸に湾曲する。左サイドカバー32は、上端32cを備える。上端32cは、車両側面視において、上縁32b上に位置する。左サイドカバー32の上端32cは、車両側面視において、シート19の中央部の下方に位置する。左サイドカバー32の上端32cは、回転中心Nよりも前方に位置する。左サイドカバー32は、後端32dを備える。左サイドカバー32の上縁32bは、車両側面視において、上端32cから後端32dに下方かつ後方に延びる。
左サイドカバー32の後端32dは、シート19よりも下方かつ後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、グラブバー23よりも下方かつ後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、後輪27よりも後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、後輪27の後端27aよりも後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、後輪27よりも上方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、車両側面視において、第2交点Pよりも後方に位置する。
図1、2を参照する。左サイドカバー32は、ライセンスプレート75よりも後方に延びる。左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75よりも後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75の後端75aよりも後方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75よりも上方に位置する。左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75の前端75bよりも上方に位置する。
図2を参照する。右サイドカバー31は、ライセンスプレート75よりも後方に延びる。右サイドカバー31は、後端31aを備える。右サイドカバー31の後端31aは、ライセンスプレート75よりも後方に位置する。右サイドカバー31の後端31aは、ライセンスプレート75の後端75aよりも後方に位置する。図示を省略するが、右サイドカバー31の後端31aは、ライセンスプレート75よりも上方に位置する。右サイドカバー31の後端31aは、ライセンスプレート75の前端75bよりも上方に位置する。右サイドカバー31の後端31aは、車両側面視において、第1交点よりも後方に位置する。
5.テールライトユニット37およびリアアンダーカバー61の詳細な構造
図3、4を参照する。テールライト41の第1露出部42は、光透過性を有する第1光透過部43と、光透過性を有する第2光透過部44を備える。第1光透過部43は、第2光透過部44の下方に配置される。第1光透過部43は第2光透過部44に接している。
図3、4は、第1光透過部43と第2光透過部44の境界Jを示す。境界Jは、車両背面視において、略幅方向Yに延びる。より詳しくは、境界Jは、車両背面視において、下方に凸に湾曲する。第1光透過部43は、境界Jから上方かつ前方に延びる。第2光透過部44は、境界Jから下方かつ前方に延びる。境界Jは、上述した車両平面視における後縁42aと同じ位置である。
第2光透過部44は、幅方向Yに長い。図3は、幅方向Yにおける第2光透過部44の長さW1を示す。図3は、上下方向Zにおける第2光透過部44の長さH2を示す。長さW1は、長さH2よりも大きい。
第1光透過部43も、幅方向Yに長い。幅方向Yにおける第1光透過部43の長さは、長さW1と略同じである。図3は、上下方向Zにおける第1光透過部43の長さH1を示す。幅方向Yにおける第1光透過部43の長さは、長さH1よりも大きい。
第1光透過部43は、第2光透過部44よりも大きい。長さH1は、長さH2よりも大きい。
車両背面視において、第1光透過部43の面積は、第2光透過部44の面積よりも大きい。言い換えれば、第1光透過部43の背面投影面積は、第2光透過部44の背面投影面積よりも大きい。ここで、背面投影面積は、前後方向Xに垂直な投影面に投影された第1光透過部43/第2光透過部44の領域の面積である。
第1光透過部43と第2光透過部44は、例えば、クリアカバーである。第1光透過部43と第2光透過部44は、例えば、無色ではなく、色を有する。第1光透過部43と第2光透過部44は、例えば、白色以外の色を有する。第1光透過部43と第2光透過部44は、例えば、赤色を有する。
フラッシャー51の第2露出部52は、光透過性を有する第4光透過部53を備える。第4光透過部53は、例えば、第2露出部52の全部である。フラッシャー51の第3露出部56は、光透過性を有する第5光透過部57を備える。第5光透過部57は、例えば、第3露出部56の全部である。
第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、クリアカバーである。第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、無色ではなく、色を有する。第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、白色以外の色を有する。第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、赤色を有する。
第1光透過部43と第2光透過部44と第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、一体に成形されている。第1光透過部43と第2光透過部44と第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、互いに分離不能である。第1光透過部43と第2光透過部44と第4光透過部53と第5光透過部57は、例えば、分離不能な1つのクリアカバーによって構成されている。
リアアンダーカバー61は、遮光性を有する。光は、リアアンダーカバー61を実質的に透過しない。リアアンダーカバー61は、透明でない材料によって形成される。リアアンダーカバー61は、例えば、有色の合成樹脂で形成される。
リアアンダーカバー61は、第1部分62を備える。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において視認可能である。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、第2光透過部44の下方に配置される。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、第2光透過部44に接している。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、幅方向Yに延びる。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、第2光透過部44よりも右方の位置から、第2光透過部44よりも左方の位置まで、延びる。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、ライセンスプレート75の上方に配置される。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両背面視において、ライセンスプレート75に接していない。
リアアンダーカバー61は、第2部分63を備える。リアアンダーカバー61の第2部分63は、車両背面視において視認可能である。リアアンダーカバー61の第2部分63は、車両背面視において、第1部分62の下方に配置される。リアアンダーカバー61の第2部分63は、車両背面視において、リアアンダーカバー61の第1部分62に接している。リアアンダーカバー61の第2部分63は、ライセンスプレート75の上方に配置される。リアアンダーカバー61の第2部分63は、車両背面視において、ライセンスプレート75に接していない。
図10は、テールライトユニット31の背面図である。図10は、テールライト41の第1露出部42の図示を省略する。図10は、フラッシャー51の第2露出部52および第3露出部56の図示を省略する。
テールライト41は、第1光源45を備える。第1光源45は、光を発生する。第1光源45は、例えば、電球である。第1光源45は、車両中心面C上に配置される。第1光源45は、第1露出部42よりも前方に配置される。第1光源45は、第1光透過部43よりも前方に配置される。第1光源45は、第2光透過部44よりも前方に配置される。第1光源45は、本発明における光源の例である。
テールライト41は、第1ハウジング46を備える。第1ハウジング46は、車両背面視において、第1露出部42および第1光源45と重なる位置に配置される。第1ハウジング46は、第1光源45を収容する。第1ハウジング46は、第1光源45を支持する。第1ハウジング46は、後方に開放されている。第1ハウジング46は、第1露出部42の前方に配置される。第1ハウジング46は、第1露出部42を支持する。
フラッシャー51は、第2光源54を備える。第2光源54は、光を発生する。第2光源54は、例えば、電球である。第2光源54は、車両中心面Cの右方に配置される。第2光源54は、車両背面視において、第1光源45の右方かつ上方に配置される。第2光源54は、第2露出部52よりも前方に配置される。第2光源54は、第4光透過部53よりも前方に配置される。
フラッシャー51は、第2ハウジング55を備える。第2ハウジング55は、車両背面視において、第2露出部52および第2光源54と重なる位置に配置される。第2ハウジング55は、車両背面視において、第1ハウジング46の右方かつ上方に配置される。第2ハウジング55は、第2光源54を収容する。第2ハウジング55は、第2光源54を支持する。第2ハウジング55は、後方に開放されている。第2ハウジング55は、第2露出部52の前方に配置される。第2ハウジング55は、第2露出部52を支持する。
フラッシャー51は、第3光源58を備える。第3光源58は、光を発生する。第3光源58は、例えば、電球である。第3光源58は、車両中心面Cの左方に配置される。第3光源58は、車両背面視において、第1光源45の左方かつ上方に配置される。第3光源58は、第2光源54と略同じ高さ位置に配置される。第3光源58は、車両背面視において、第2光源54の左方に配置される。第3光源58は、第3露出部56よりも前方に配置される。第3光源58は、第5光透過部57よりも前方に配置される。
フラッシャー51は、第3ハウジング59を備える。第3ハウジング59は、車両背面視において、第3露出部56および第3光源58と重なる位置に配置される。第3ハウジング59は、車両背面視において、第1ハウジング46の左方かつ上方に配置される。第3ハウジング59は、第3光源58を収容する。第3ハウジング59は、第3光源58を支持する。第3ハウジング59は、後方に開放されている。第3ハウジング59は、第3露出部56の前方に配置される。第3ハウジング59は、第3露出部56を支持する。
第2ハウジング55は、結合部材81によって、車体フレーム3に締結される。第3ハウジング59は、結合部材82によって、車体フレーム3に締結される。第1ハウジング46は、第2ハウジング55および第3ハウジング59に連結されている。このため、テールライト41とフラッシャー51の全体は、結合部材81、82によって、車体フレーム3に結合される。
第1ハウジング46と第2ハウジング55と第3ハウジング59は、例えば、一体に成形されている。第1ハウジング46と第2ハウジング55と第3ハウジング59は、例えば、互いに分離不能である。
図3は、第1光源45と第2光源54と第3光源58を破線で示す。第1光源45は、車両背面視において、第1露出部42と重なる。第1光源45は、車両背面視において、第1光透過部43と重なる。第1光源45は、車両背面視において、第2光透過部44と重なる。第2光源54は、車両背面視において、第2露出部52と重なる。第2光源54は、車両背面視において、第4光透過部53と重なる。第3光源58は、車両背面視において、第3露出部56と重なる。第3光源58は、車両背面視において、第5光透過部57と重なる。
図11は、鞍乗型車両1の後部の車両中心断面である。車両中心断面は、車両中心面Cに沿った断面である。すなわち、車両中心断面は、鞍乗型車両1の中心を含み、幅方向Yに垂直である。
第1露出部42は、車両中心断面において、後端42cを備える。車両中心断面における第1露出部42の後端42cは、上述した第1露出部42の後端42bと同じ位置である。
第1光透過部43は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。第1光透過部43は、車両中心断面において、下方かつ後方に直線的に延びる。
第1光透過部43は、車両中心断面において、上端43aを有する。第1光透過部43は、車両中心断面において、後端43bを有する。第1光透過部43の後端43bは、車両中心断面において、第1光透過部43の上端43aよりも下方かつ後方に位置する。第1光透過部43は、車両中心断面において、上端43aから後端43bに延びる。
第2光透過部44は、車両中心断面において、第1光透過部43の後端43bから下方かつ前方に延びる。第2光透過部44は、車両中心断面において、下方、かつ、前方に直線的に延びる。第2光透過部44は、車両中心断面において、第1光透過部43に接している。
第2光透過部44は、車両中心断面において、後端44aを有する。第2光透過部44は、車両中心断面において、下端44bを有する。第2光透過部44の後端44aは、第1光透過部43の後端43bに接している。第2光透過部44の下端44bは、車両中心断面において、第2光透過部44の後端44aよりも下方かつ前方に位置する。第2光透過部44は、車両側面視において、後端44aから下端44bに延びる。
第2光透過部44の後端44aは、車両中心断面において、第1光透過部43の後端43bと実質的に同じ位置である。第1光透過部43の後端43bおよび第2光透過部44の後端44aは、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cに相当する。
第2光透過部44の長さは、車両中心断面において、第1光透過部43の長さよりも小さい。車両中心断面において、第1光透過部43の上端43aと後端43bの直線距離は、第2光透過部44の後端44aと下端44bの直線距離よりも大きい。図11は、車両中心断面における第1光透過部43の上端43aの高さ位置と第1光透過部43の後端43bの高さ位置の差D1を示す。図11は、車両中心断面における第2光透過部44の後端44aの高さ位置と第2光透過部44の下端44bの高さ位置の差D2を示す。差D1は、差D2よりも大きい。
第2光透過部44の下端44bは、車両中心断面において、第1光透過部43の上端43aよりも前方に位置する。
テールライト41は、車両背面視において視認不能な上部47を備える。上部47は、第1光源45よりも上方に配置される。上部47は、車両中心断面において、第1光透過部43の上端43aから前方に延びる。上部47は、車両中心断面において、略水平に延びる。上部47は、車両中心断面において、第1ハウジング46に接続される。
テールライト41は、車両背面視において視認不能な底部48を備える。底部48は、第1光源45よりも下方に配置される。底部48は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bから前方に延びる。底部48は、車両中心断面において、第2光透過部44に接している。底部48は、車両中心断面において、略水平に延びる。底部48は、車両中心断面において、第1ハウジング46に接続される。
底部48は、車両中心断面において、後端48aを有する。底部48の後端48aは、第2光透過部44の下端44bに接している。
底部48は、光透過性を有する第3光透過部49を備える。第3光透過部49は、底部48の一部である。第3光透過部49は、例えば、クリアカバーである。第3光透過部49は、例えば、無色または白色である。
底部48は、遮光部50を備える。遮光部50は、遮光性を有する。光は、遮光部50を実質的に透過しない。遮光部50は、第3光透過部49以外の底部48の部分である。遮光部50は、第3光透過部49の周囲に配置される。
第3光透過部49は、車両中心断面において、第1光源45の下方に配置される。第1光源45は、車両中心断面において、後端45aを備える。第3光透過部49は、車両中心断面において、第1光源45の後端45aよりも前方の位置から、第1光源45の後端45aよりも後方の位置まで延びる。第3光透過部49は、車両中心断面において、前端49aと後端49bを有する。第3光透過部49の前端49aは、車両中心断面において、第1光源45の後端45aよりも前方に位置する。第3光透過部49の後端49bは、車両中心断面において、第1光源45の後端45aよりも後方に位置する。第3光透過部49は、車両中心断面において、前端49aから後端49bまで延びる。
リアトップカバー35は、車両中心断面において、第1光透過部43の上端43aから、上方かつ前方に延びる。リアトップカバー35の傾きは、車両中心断面において、第1光透過部43の傾きと略同じである。リアトップカバー35は、車両中心断面において、第1光透過部43の延長線上に配置される。リアトップカバー35は、車両中心断面において、第1光透過部43と段差無く連続している。
リアアンダーカバー61は、車両中心断面において、第1露出部42よりも下方に配置される。
リアアンダーカバー61は、車両中心断面において、上端61cと後端61dと前端61eを備える。
リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cよりも後方に位置する。リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cよりも下方に位置する。車両中心断面におけるリアアンダーカバー61の後端42dは、上述したリアアンダーカバー61の後端61bと同じ位置である。
リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、第3光透過部49よりも後方に位置する。リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、第3光透過部49の後端49bよりも後方に位置する。リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aよりも前方に配置される。
リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aから、下方かつ後方に延びる。
リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、底部48の後端48aと接触する。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、上端62aを備える。第1部分62の上端62aは、底部48の後端48aと接触する。第1部分62の上端62aは、車両中心断面において、リアアンダーカバー61の上端61cに相当する。
リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の後端44aよりも後方の位置まで延びる。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cよりも後方の位置まで延びる。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、後端62bを備える。第1部分62の後端62bは、車両中心断面において、第2光透過部44の後端44aよりも後方に位置する。第1部分62の後端62bは、車両中心断面において、第2光透過部44の後端44aよりも下方に位置する。第1部分62の後端62bは、リアアンダーカバー61の後端61dに相当する。
リアアンダーカバー61の第2部分63は、車両中心断面において、第1部分62の後端62bから、下方かつ前方に延びる。第2部分63は、車両中心断面において、下端63aを備える。
リアアンダーカバー61は、車両背面視において、視認不能な第3部分64を備える。リアアンダーカバー61の第3部分64は、車両中心断面において、第2部分63の下端63aから、前方に延びる。リアアンダーカバー61の第3部分64は、車両中心断面において、略水平に延びる。
リアアンダーカバー61の第3部分64は、車両中心断面において、リアアンダーカバー61の第1部分62よりも前方の位置まで延びる。リアアンダーカバー61の第3部分64は、車両中心断面において、前端64aを備える。第3部分64の前端64aは、車両中心断面において、第1部分62の上端62aよりも前方に位置する。リアアンダーカバー61の第3部分64の前端64aは、車両中心断面において、リアアンダーカバー61の前端61eに相当する。
ライセンスプレート75は、車両中心断面において、テールライト41よりも下方に配置される。ライセンスプレート75は、車両中心断面において、底部48よりも下方に配置される。ライセンスプレート75は、車両中心断面において、リアアンダーカバー61よりも下方に配置される。
ライセンスプレート75は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。ライセンスプレート75は、車両中心断面において、後端75cと前端75dを備える。車両中心断面におけるライセンスプレート75の後端75cは、上述したライセンスプレート75の後端75aと略同じ位置である。車両中心断面におけるライセンスプレート75の前端75dは、上述したライセンスプレート75の前端75bと略同じ位置である。
第1露出部42の後端42cは、車両中心断面において、ライセンスプレート75よりも後方に位置する。第1露出部42の後端42cは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも後方に位置する。
第3光透過部49は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の上方に配置される。第3光透過部49の少なくとも一部は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方、かつ、ライセンスプレート75の後端75cよりも前方に配置される。第3光透過部49は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも前方の位置から、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方の位置まで延びる。具体的には、第3光透過部49の前端49aは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも前方に位置する。第3光透過部49の後端49bは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方、かつ、ライセンスプレート75の後端75cよりも前方に位置する。
第3光透過部49は、車両中心断面において、第1光源45とライセンスプレート75と結ぶ仮想直線F上に配置される。仮想直線Fは、車両中心断面において、略上下方向Zに延びる。
鞍乗型車両1は、車両中心断面において、第3光透過部49からライセンスプレート75に直線的に延びる第1空間85を備える。第1空間85は、第3光透過部49とライセンスプレート75の間に配置される。第1空間85は、第3光透過部49の下方、かつ、ライセンスプレート75の上方に配置される。第1空間85は、車両中心断面において、仮想直線Fに沿って延びる。第1空間85は、車両中心断面において、略上下方向Zに直線的に延びる。
リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、ライセンスプレート75よりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも後方に位置する。
リアアンダーカバー61の第1部分62の後端62bは、車両中心断面において、ライセンスプレート75よりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の第1部分62の後端62bは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも後方に位置する。
リアアンダーカバー61の少なくとも一部は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも前方に配置される。リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも前方に位置する。
リアアンダーカバー61は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方に配置される。リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方に位置する。
図12は、テールライト41とリアアンダーカバー61の底面図である。図12は、マッドガード71およびライセンスプレート75の図示を省略する。リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第2光透過部44の全部と重なる。
第2光透過部44は、車両底面視において、前縁44cと後縁44dを備える。図12は、第2光透過部44の前縁44cと後縁44dを破線で示す。第2光透過部44の後縁44dは、車両平面視における第1露出部42の後縁42aと同じ位置である。第2光透過部44は、車両底面視において、前縁44cから後縁44dまで延びる。
リアアンダーカバー61は、車両底面視において、前縁61fを備える。リアアンダーカバー61の前縁61fは、車両底面視において、第2光透過部44の前縁44cよりも前方に位置する。リアアンダーカバー61の後縁61aは、車両底面視において、第2光透過部44の後縁44dよりも後方に位置する。リアアンダーカバー61は、前縁61fから後縁61aまで延びる。
リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第3光透過部49の少なくとも一部と重ならない位置に配置される。例えば、リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第3光透過部49の全部と重ならない位置に配置される。例えば、リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第3光透過部49と重なる部分を有しない。リアアンダーカバー61の前縁61fは、車両底面視において、第3光透過部49の後方に位置する。例えば、第3光透過部49の全部は、車両底面視において、リアアンダーカバー61の前縁61fの前方に位置する。
第3光透過部49は、幅方向Yに長い。図12は、幅方向Yにおける第3光透過部49の長さW2を示す。図12は、前後方向Xにおける第3光透過部49の長さL2を示す。長さW2は、長さL2よりも大きい。
第3光透過部49は、車両底面視において、第1光源45の少なくとも一部と重なる位置に配置される。図12は、第1光源45を破線で示す。
図11を参照する。第1光源45は、第1光透過部43、第2光透過部44およびライセンスプレート75を照らす。具体的には、第1光源45の光の一部は、第1光透過部43および第2光透過部44を透過し、テールライト41の後方に放出される。第1光透過部43および第2光透過部44は、第1光源45の光によって発光する。第1光透過部43および第2光透過部44は、テールライト41の発光面に相当する。第1光源45の光の他の一部は、第3光透過部49を透過し、テールライト41の下方に放出される。第3光透過部49から放出された光は、ライセンスプレート75を照らす。このように、第1光源45は、テールライト41の発光面とライセンスプレート75の両方を照らす。
なお、第3光透過部49は背面視において視認不能であるので、第3光透過部49はテールライト41の発光面に相当しない。
ここで、第1光透過部43から放出された光を「第1光K1」と呼ぶ。第2光透過部44から放出された光を「第2光K2」と呼ぶ。第3光透過部49から放出された光を「第3光K3」と呼ぶ。第1光K1、第2光K2および第3光K3はいずれも、第1光源45によって発生された光である。
第1光K1は、第1光透過部43から後方に進む。第1光透過部43は、車両中心断面において、後方かつ下方に延びるので、第1光K1の一部は、第1光透過部43から後方かつ上方に進む。
第2光K2は、第2光透過部43から後方に進む。第2光透過部44は、車両中心断面において、下方かつ前方に延びるので、第2光K2の一部は、第2光透過部44から後方かつ下方に進む。このため、第2光K2の一部は、リアアンダーカバー61の第1部分62に到達する。これにより、第2光K2の一部は、リアアンダーカバー61の第1部分62を照らす。
第3光K3は、第3光透過部49から下方に進む。第3光K3は、第1空間85を通り、ライセンスプレート75に当たる。すなわち、第3光K3は、ライセンスプレート75を照らす。ただし、第1光K1および第2光K2は、ライセンスプレート75に当たり難い。第1光K1および第2光K2は、リアアンダーカバー61に遮られるからである。
図13は、テールライト41の点灯時に明るく見える領域を模式的に示す鞍乗型車両1の一部の背面図である。例えば、鞍乗型車両1の周囲が暗いときであっても、第1光透過部43、第2光透過部44、第1部分62およびライセンスプレート75は、車両背面視において、明るい。第1光透過部43、第2光透過部44、第1部分62およびライセンスプレート75は、車両背面視において、第三者にとって明るく見える。ここで、第1部分62の明るさは、第1光透過部43および第2光透過部44の明るさと同等でなくてもよい。第1部分62の明るさは、第1光透過部43および第2光透過部44の明るさよりも低くてもよい。同様に、ライセンスプレート75の明るさは、第1光透過部43および第2光透過部44の明るさと同等でなくてもよい。
これに対して、第2部分63は、車両背面視において、明るくない。すなわち、第2部分63は、暗い。第2部分63は、車両背面視において、第三者にとって明るく見えない。第1光源45の光が、第2部分63にほとんど当たらないからである。すなわち、第1光源45は、第2部分63を照らさないからである。
同様の理由により、右サイドカバー31、左サイドカバー32およびリアトップカバー35も、車両背面視において、明るくない。すなわち、右サイドカバー31、左サイドカバー32およびリアトップカバー35も、車両背面視において、暗い。サイドカバー31、左サイドカバー32およびリアトップカバー35も、第三者にとって明るく見えない。
6.実施形態の効果
テールライト41は、光源45と第1露出部42を備える。第1露出部42は、車両背面視において、視認可能である。第1露出部42は、第1光透過部43と第2光透過部44を備える。第1光透過部43および第2光透過部44は、光源45よりも後方に配置される。第1光透過部43および第2光透過部44は、光透過性を有する。第1光透過部43は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。第2光透過部44は、車両中心断面において、第1光透過部43の後端43bから下方かつ前方に延びる。このため、光源45は、第1光透過部43および第2光透過部44を照らす。第1光透過部43は、第1光K1を放出する。第2光透過部44は、第2光K2を放出する。第1光透過部43および第2光透過部44は、テールライト41の発光面に相当する。
テールライト41は、底部48を備える。底部48は光源45よりも下方に配置される。底部48は、車両背面視において視認不能である。底部48は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bから前方に延びる。底部48は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の上方に配置される。底部48は、第3光透過部49を備える。第3光透過部49は、光透過性を有する。このため、光源45は、ライセンスプレート75を照らす。具体的には、光源45の第3光K3は、ライセンスプレート75を照らす。
このように、光源45は、テールライト41の発光面(具体的には、第1光透過部43および第2光透過部44)と、ライセンスプレート75の両方を照らす。
リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31と左サイドカバー32の間に配置される。リアアンダーカバー61は、第1部分62を備える。第1部分62は、車両背面視において、第2光透過部44の下方に配置される。第1部分62は、車両背面視において、ライセンスプレート75の上方に配置される。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aから、下方かつ後方に延びる。このため、リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aよりも後方に配置される。よって、リアアンダーカバー61の第1部分62は、第3光K3がライセンスプレート75を照らすことを、妨げない。したがって、第3光K3は、ライセンスプレート75を好適に照らすことができる。よって、ライセンスプレート75の被視認性を好適に確保できる。
リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cよりも後方に位置する。リアアンダーカバー61が第1光K1および第2光K2を遮ることによって、リアアンダーカバー61は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを抑制できる。
リアアンダーカバー61の後端61dは、車両中心断面において、ライセンスプレート75の後端75cよりも後方に位置する。このため、リアアンダーカバー61は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを一層抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを一層抑制できる。
上述のとおり、第2光透過部44は、車両中心断面において、下方かつ前方に延びる。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aの少なくともいずれかから、下方かつ後方に延びる。このため、第2光K2はリアアンダーカバー61の第1部分62を好適に照らすことができる。その結果、車両背面視において、第1光透過部43と第2光透過部44に加えて、リアアンダーカバー61の第1部分62も、明るく見える。したがって、テールライト41の被視認性を効果的に向上できる。
第1光透過部43は、車両中心断面において、下方かつ後方に延びる。よって、第1光K1の一部は、第1光透過部43から後方かつ上方に進む。このため、テールライト41が第三者の目よりも低い位置に配置されていても、テールライト41の被視認性をさらに向上できる。
以上のとおり、鞍乗型車両1によれば、同じ光源45がテールライト41の発光面とライセンスプレート75の両方を照らす場合であっても、ライセンスプレート75の被視認性を確保できる。さらに、鞍乗型車両1によれば、テールライト41の被視認性を確保できる。
第1部分62の後端62bは、車両中心断面において、第2光透過部44の後端44aよりも後方に位置する。このため、第1部分62は第2光K2を十分に受けることができる。したがって、テールライト41の被視認性を効果的に向上できる。さらに、第1部分62は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレートに当たることを抑制できる。
第1部分62は、車両中心断面において、底部48の後端48aと接触する。このため、リアアンダーカバー61は、第2光K2を適切に受けることができる。よって、テールライト41の被視認性を向上できる。さらに、第1光K1および第2光K2が、第1部分61と底部48の間を通過すること(すなわち、第1光K1および第2光K2が漏洩すること)を好適に防止できる。このため、第1部分61は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを適切に抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを適切に抑制できる。
リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第2光透過部44の全部と重なる位置に配置される。このため、リアアンダーカバー61は、第2光K2がライセンスプレート75に当たることを抑制できる。よって、第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを抑制できる。
リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第3光透過部49の少なくとも一部と重ならない位置に配置される。このため、リアアンダーカバー61は、第3光K3がライセンスプレート75を照らすことを、妨げない。よって、第3光K3は、ライセンスプレート75を好適に照らすことができる。したがって、ライセンスプレート75の被視認性を好適に確保できる。
リアアンダーカバー61の前端61eは、車両中心断面において、第3光透過部49よりも後方に位置する。このため、リアアンダーカバー61は、第3光K3がライセンスプレート75を照らすことを、妨げない。よって、第3光K3は、ライセンスプレート75を好適に照らすことができる。したがって、ライセンスプレート75の被視認性を好適に確保できる。
リアアンダーカバー61の後縁61aは、車両平面視において、第1露出部42の後縁42aの後方に配置される。このため、リアアンダーカバー61は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを抑制できる。
ライセンスプレート75は、車両中心断面において、後方かつ下方に延びる。第3光透過部49の少なくとも一部は、車両中心断面において、ライセンスプレート75の前端75dよりも後方、かつ、ライセンスプレート75の後端75cよりも前方に配置される。このため、第3光K3はライセンスプレート75に一層好適に当たる。すなわち、光源45はライセンスプレート75を一層好適に照らすことができる。よって、ライセンスプレート75の被視認性を一層好適に確保できる。
第3光透過部49は、車両中心断面において、第1光源45の下方に配置される。このため、第3光K3は、第3光透過部49から好適に放出される。よって、第3光K3はライセンスプレート75を好適に照らすことができる。
第3光透過部49は、車両底面視において、第1光源45の少なくとも一部と重なる位置に配置される。このため、第3光K3は、第3光透過部49から好適に放出される。よって、第3光K3はライセンスプレート75を好適に照らすことができる。
第3光透過部49は、車両中心断面において、第1光源45とライセンスプレート75と結ぶ仮想直線F上に配置される。このため、第3光K3は、第3光透過部49から好適に放出される。よって、第3光K3はライセンスプレート75を好適に照らすことができる。
幅方向Yにおける第3光透過部49の長さW2は、前後方向Xにおける第3光透過部49の長さL2よりも大きい。よって、第3光K3は、ライセンスプレート75の全体を好適に照らすことができる。
鞍乗型車両1は、車両中心断面において、第3光透過部49からライセンスプレート75に直線的に延びる第1空間85を備える。このため、第3光K3が第1空間85を進むことによって、第3光K3はライセンスプレート75に好適に到達できる。よって、第3光K3はライセンスプレート75を好適に照らすことができる。
ライセンスプレート75の後端75cは、車両中心断面において、第1露出部42の後端42cよりも前方に位置する。このため、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを一層抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを一層抑制できる。
ライセンスプレート75の後端75aは、第1露出部42の後端42bよりも後方に位置する。このため、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを一層抑制できる。
車両中心断面において、第1光透過部43の長さは、第2光透過部44の長さよりも大きい。よって、第1光透過部43および第2光透過部44の少なくともいずれかから、後方かつ上方に進む光の量を容易に増大できる。このため、テールライト41の被視認性を容易に向上できる。
車両背面視において、第1光透過部43の面積は、第2光透過部44の面積よりも大きい。よって、第1光透過部43および第2光透過部44のいずれかから後方かつ上方に進む光の量を容易に増大できる。このため、テールライト41の被視認性を容易に向上できる。
幅方向Yにおける第2光透過部44の長さW1は、上下方向Zにおける第2光透過部44の長さH2よりも大きい。このため、第2光K2がリアアンダーカバー61の第1部分62に当たる面積を容易に確保できる。さらに、第2光K2は、リアアンダーカバー61の第1部分62を効率良く照らすことができる。よって、テールライト41の被視認性を容易に向上できる。
第1露出部42の少なくとも一部は、マフラー29よりも後方に配置される。このように、第1露出部42は、比較的に後方の位置に配置される。このため、第1露出部42の設置スペースを容易に確保できる。
フラッシャー51は、第2露出部52と第3露出部56を備える。第2露出部52と第3露出部56は、車両背面視において、視認可能である。第2露出部52は、車両背面視において、第1露出部42から右方かつ上方に延びる。第3露出部56は、車両背面視において、第1露出部42から左方かつ上方に延びる。第1露出部42と第2露出部52と第3露出部56の全体は、車両背面視において、略U字形状または略V字形状を有する。このため、テールライト41の被視認性およびフラッシャー51の被視認性を好適に確保できる。
前後方向Xにおける第1露出部42と第2露出部52の全体の長さは、後輪27の半径Rよりも大きい。前後方向Xにおける第1露出部42と第3露出部56の全体の長さL1は、後輪27の半径Rよりも大きい。このため、テールライト41の被視認性およびフラッシャー51の被視認性を好適に確保できる。
第1露出部42は、後輪27の後端27aよりも後方に配置される。このため、テールライト41の設置スペースを容易に確保できる。さらに、フラッシャー51の設置スペースを容易に確保できる。
鞍乗型車両1は、車体フレーム3と結合部材81、82を備える。結合部材81、82は、テールライト41およびフラッシャー51の全体を車体フレーム3に結合する。このため、テールライト41およびフラッシャー51を堅牢に支持できる。よって、テールライト41およびフラッシャー51を容易に大型化できる。
第1露出部42は、車両側面視において、マッドガード71の後縁71aと右サイドカバー31の下縁との第1交点よりも後方に配置される。第1露出部42は、マッドガード71の後縁71aと左サイドカバー32の下縁32aとの第2交点Pよりも後方に配置される。このため、第1露出部42の下方においてライセンスプレート75の設置スペースを容易に設置できる。さらに、第1空間85を適切な位置に形成できる。このため、第3光K3はライセンスプレート75を適切に照らすことができる。よって、ライセンスプレート75の被視認性を容易に確保できる。
右サイドカバー31の後端31aは、ライセンスプレート75の後端75aよりも上方かつ後方に位置する。このため、右サイドカバー31は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを一層抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを一層抑制できる。
左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75の後端75aよりも上方かつ後方に位置する。このため、左サイドカバー32は、第1光K1および第2光K2がライセンスプレート75に当たることを一層抑制できる。よって、第1光K1および第2光K2に起因してライセンスプレート75の被視認性が低下することを一層抑制できる。
第1露出部42は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも上方に配置される。ライセンスプレート75は、車両側面視において、左サイドカバー32の下縁32aよりも下方に配置される。このため、テールライト41の設置スペースを容易に確保できる。
マッドガード71は、ライセンスプレート75を支持するが、テールライト41を支持しない。テールライト41は、マッドガード71から離れた位置に配置される。このため、テールライト41の設置スペースを容易に確保できる。
リアアンダーカバー61は、第2部分63を備える。第2部分63は、車両背面視において、視認可能である。第2部分63は、車両背面視において、第1部分62の下方、かつ、ライセンスプレート75の上方に配置される。第2部分63は、車両中心断面において、第1部分62の後端62bから、下方かつ前方に延びる。よって、第2部分63は、光源45によって照らされない。このため、鞍乗型車両1の周囲が暗いとき、テールライト41が点灯しても、第2部分63は、車両背面視において、暗い。その結果、車両背面視において、第1部分61の下方に暗い領域を形成できる。したがって、第1部分61の被視認性を効果的に向上できる。さらに、車両背面視において、ライセンスプレート75の上方に暗い領域を形成できる。したがって、ライセンスプレート75の被視認性を効果的に向上できる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施形態では、リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aから、延びる。ただし、これに限られない。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aの少なくともいずれかから、延びてもよい。
(2)上述した実施形態では、マッドガード71は、右サイドカバー31および左サイドカバー32に接続される。ただし、これに限られない。マッドガード71は、右サイドカバー31および左サイドカバー32の少なくともいずれかに接続されてもよい。
(3)上述した実施形態では、リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、底部48の後端48aと接触する。ただし、これに限られない。リアアンダーカバー61の第1部分62は、車両中心断面において、第2光透過部44の下端44bおよび底部48の後端48aの少なくともいずれかと接触してもよい。
(4)上述した実施形態では、前後方向Xにおける第1露出部42と第2露出部52の全体の長さ、および、前後方向Xにおける第1露出部42と第3露出部56の全体の長さL1は、後輪27の半径Rよりも大きい。ただし、これに限られない。前後方向Xにおける第1露出部42と第2露出部52の全体の長さ、および、前後方向Xにおける第1露出部42と第3露出部56の全体の長さL1の少なくともいずれが、後輪27の半径Rよりも大きくてもよい。
(5)上述した実施形態では、第1露出部42は、車両側面視において、第1交点および第2交点Pよりも後方に配置される。ただし、これに限られない。第1露出部42は、車両側面視において、第1交点および第2交点Pの少なくともいずれかよりも後方に配置されてもよい。
(6)上述した実施形態では、右サイドカバー31の後端31aおよび左サイドカバー32の後端32dは、ライセンスプレート75の後端75aよりも上方かつ後方に位置する。ただし、これに限られない。右サイドカバー31の後端31aおよび左サイドカバー32の後端32dの少なくともいずれかが、ライセンスプレート75の後端75aよりも上方かつ後方に位置してもよい。
(7)上述した実施形態では、第3光透過部49は、底部48の一部である。ただし、これに限られない。第3光透過部49は、底部48の全部であってもよい。
(8)上述した実施形態では、第3光透過部49は、クリアカバーである。ただし、これに限られない。例えば、第3光透過部49は、開口であってもよい。
(9)上述した実施形態では、底部48は、遮光部50を備えたが、これに限られない。ただし、これに限られない。底部48は、遮光部50に代えて、光透過部を備えてもよい。
図14は、変形実施形態における鞍乗型車両1の後部の車両中心断面である。なお、実施形態と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。
底部48は、第3光透過部49に加えて、光透過性を有する第6光透過部91を備える。第6光透過部91は、第3光透過部49の周囲に配置される。第6光透過部91は、例えば、クリアカバーである。第6光透過部91は、例えば、無色ではなく、色を有する。第6光透過部91は、例えば、白色以外の色を有する。第6光透過部91は、例えば、赤色を有する。第1光透過部43と第2光透過部44と第6光透過部91は、例えば、一体に成形されている。第1光透過部43と第2光透過部44と第6光透過部91は、例えば、互いに分離不能である。第1光透過部43と第2光透過部44と第6光透過部91は、例えば、分離不能な1つのクリアカバーによって構成されている。
本変形実施形態によっても、第3光透過部49から放出された第3光K3によってライセンスプレート75を適切に照らすことができる。よって、ライセンスプレート75の被視認性を好適に確保できる。
(10)上述した実施形態において、遮光部50と第1ハウジング46は、一体に成形されてもよい。遮光部50と第1ハウジング46は、互いに分離不能であってもよい。
(11)上述した実施形態では、第1光源45は、車両中心面C上に配置される。ただし、これに限られない。第1光源45は、車両中心面Cと交差しない位置に配置されてもよい。
(12)上述した実施形態では、境界Jは、車両平面視における後縁42aと同じ位置である。ただし、これに限られない。境界Jは、車両平面視における後縁42aと異なる位置であってもよい。
上述した実施形態では、車両底面視における第2光透過部44の後縁44dは、車両平面視における後縁42aと同じ位置である。ただし、これに限られない。車両底面視における第2光透過部44の後縁44dは、車両平面視における後縁42aと異なる位置であってもよい。
(13)上述した実施形態では、第1露出部42の後端42bは、例えば、車両中心面C上に位置する。ただし、これに限られない。第1露出部42の後端42bは、車両中心面Cと交差しない位置に位置してもよい。上述した実施形態では、車両中心断面における第1露出部42の後端42cは、第1露出部42の後端42bと同じ位置である。ただし、これに限られない。車両中心断面における第1露出部42の後端42cは、第1露出部42の後端42bと異なる位置であってもよい。
(14)上述した実施形態では、リアアンダーカバー61の後端61bは、車両中心面C上に位置する。ただし、これに限られない。リアアンダーカバー61の後端61bは、車両中心面Cと交差しない位置に位置してもよい。上述した実施形態では、車両中心断面におけるリアアンダーカバー61の後端42dは、リアアンダーカバー61の後端61bと同じ位置である。ただし、これに限られない。車両中心断面におけるリアアンダーカバー61の後端42dは、リアアンダーカバー61の後端61bと異なる位置であってもよい。
(15)上述した実施形態では、第1部分62の後端62bは、リアアンダーカバー61の後端61dに相当する。ただし、これに限られない。第1部分62の後端62bは、リアアンダーカバー61の後端61dに相当しなくてもよい。
(16)上述した実施形態では、リアアンダーカバー61の前縁61fは、車両底面視において、第3光透過部49の後方に位置する。ただし、これに限られない。リアアンダーカバー61の前縁61fは、車両底面視において、第3光透過部49の前方に位置してもよい。この場合、リアアンダーカバー61は、車両底面視において、第3光透過部44の少なくとも一部と重ならない位置に配置される開口を備えることが好ましい。
(17)上述した実施形態において、リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31と一体に成形されてもよい。リアアンダーカバー61と右サイドカバー31は、互いに分離不能であってもよい。同様に、リアアンダーカバー61と左サイドカバー32を構成してもよい。
リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31の一部と一体に成形されてもよい。リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31の一部と分離不能であってもよい。同様に、リアアンダーカバー61と左サイドカバー32を構成してもよい。
リアアンダーカバー61と右サイドカバー31は、互いに分離可能な複数の部材によって構成されてもよい。この場合、リアアンダーカバー61と右サイドカバー31の境界が、複数の部材の境界の少なくともいずれかと一致してもよい。リアアンダーカバー61と右サイドカバー31の境界が、複数の部材の境界の少なくともいずれかと異なってもよい。同様に、リアアンダーカバー61と左サイドカバー32を構成してもよい。
(18)上述した実施形態では、右サイドカバー31は、左右対称である点を除き、左サイドカバー32と同様の構造および形状を有する。ただし、これに限られない。右サイドカバー31は、左サイドカバー32と異なる構造を有してもよい。右サイドカバー31は、左サイドカバー32と異なる形状を有してもよい。
(19)上述した実施形態では、左サイドカバー32の下縁32aは、車両側面視において、湾曲する。ただし、これに限られない。左サイドカバー32の下縁32aは、車両側面視において、略直線的に延びてもよい。同様に、右サイドカバー31の下縁を変更してもよい。
(20)上述した実施形態において、マッドガード71は、右サイドカバー31の少なくとも一部と一体に成形されてもよい。リアアンダーカバー61は、右サイドカバー31の少なくとも一部と分離不能であってもよい。同様に、マッドガード71と左サイドカバー32を構成してもよい。
マッドガード71と右サイドカバー31は、互いに分離可能な複数の部材によって構成されてもよい。この場合、マッドガード71と右サイドカバー31の境界が、複数の部材の境界の少なくともいずれかと一致してもよい。マッドガード71と右サイドカバー31の境界が、複数の部材の境界の少なくともいずれかと異なってもよい。同様に、マッドガード71と左サイドカバー32を構成してもよい。
(21)上述した実施形態では、鞍乗型車両1としてスクータ型車両を例示したが、これに限られない。鞍乗型車両1を、モペット型、ストリート型、スポーツ型、不整地走行用車両(ALL−TERRAIN VEHICLE)など、他の種類の車両に変更してもよい。
(22)上述した実施形態では、前輪15の数は1つであったが、これに限られない。前輪15の数を2つに変更してもよい。上述した実施形態では、後輪27の数は1つであったが、これに限られない。後輪27の数を2つに変更してもよい。
(23)上述した実施形態では、動力源としてエンジン(内燃機関)を例示したが、これに限られない。例えば、鞍乗型車両1は、動力源として、エンジンおよび電動モータの少なくともいずれかを備えてもよい。
(24)上述した実施形態および上記(1)から(23)で説明した各変形実施形態については、さらに各構成を他の変形実施形態の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1 :鞍乗型車両
3 :車体フレーム
8 :シートフレーム
9 :ブラケット
25 :駆動ユニット
27 :後輪
27a:後輪の後端
29 :マフラー
29a:マフラーの後端
31 :右サイドカバー
31a:右サイドカバーの後端
32 :左サイドカバー
32a:車両側面視における左サイドカバーの下縁
32d:左サイドカバーの後端
35 :リアトップカバー
37 :テールライトユニット
41 :テールライト
42 :第1露出部
42a:車両平面視における第1露出部の後縁
42b:第1露出部の後端
42c:車両中心断面における第1露出部の後端
43 :第1光透過部
43a:車両中心断面における第1光透過部の上端
43b:車両中心断面における第1光透過部の後端
44 :第2光透過部
44a:車両中心断面における第2光透過部の後端
44b:車両中心断面における第2光透過部の下端
45 :第1光源(光源)
48 :底部
48a:車両中心断面における底部の後端
49 :第3光透過部
49a:車両中心断面における第3光透過部の前端
49b:車両中心断面における第3光透過部の後端
50 :遮光部
51 :フラッシャー
52 :第2露出部
56 :第3露出部
61 :リアアンダーカバー
61a:車両平面視におけるリアアンダーカバーの後縁
61b:リアアンダーカバーの後端
61c:車両中心断面におけるリアアンダーカバーの上端
61d:車両中心断面におけるリアアンダーカバーの後端
61e:車両中心断面におけるリアアンダーカバーの前端
62 :第1部分
62a:車両中心断面における第1部分の上端
62b:車両中心断面における第1部分の後端
63 :第2部分
63a:車両中心断面における第2部分の下端
64 :第3部分
64a:車両中心断面における第3部分の前端
71 :マッドガード
71a:車両側面視におけるマッドガードの後縁
75 :ライセンスプレート
75a:ライセンスプレートの後端
75b:ライセンスプレートの前端
75c:車両中心断面におけるライセンスプレートの後端
75d:車両中心断面におけるライセンスプレートの前端
81、82:結合部材
85 :第1空間
91 :第6光透過部
C :車両中心面
D1 :車両中心断面における第1光透過部の上端の高さ位置と第1光透過部の後端の高さ位置の差
D2 :車両中心断面における第2光透過部の後端の高さ位置と第2光透過部の下端の高さ位置の差
F :車両中心断面において第1光源とライセンスプレートと結ぶ仮想直線
H1 :上下方向における第1光透過部の長さ
H2 :上下方向における第2光透過部の長さ
L1 :前後方向における第1露出部と第3露出部の全体の長さ
L2 :前後方向における第3光透過部の長さ
J :第1光透過部と第2光透過部の境界
K1 :第1光
K2 :第2光
K3 :第3光
N :駆動ユニットに対する後輪の回転中心
P :車両側面視におけるマッドガードの後縁と左サイドカバーの下縁との交点
R :後輪の半径
W1 :幅方向における第2光透過部の長さ
W2 :幅方向における第3光透過部の長さ
X :鞍乗型車両の前後方向
Y :鞍乗型車両の幅方向
Z :鞍乗型車両の上下方向

Claims (15)

  1. テールライトと、
    右サイドカバーと、
    左サイドカバーと、
    前記右サイドカバーと前記左サイドカバーの間に配置されるリアアンダーカバーと、
    前記右サイドカバーおよび前記左サイドカバーの少なくともいずれかに接続され、車両側面視において前記右サイドカバーの下縁および前記左サイドカバーの下縁の少なくともいずれかの下方に配置され、下方かつ後方に延びるマッドガードと、
    マッドガードに支持されるライセンスプレートと、
    を備え、
    前記テールライトは、
    光源と、
    車両背面視において視認可能な第1露出部と、
    前記光源よりも下方に配置され、車両背面視において視認不能な底部と、
    を備え、
    前記第1露出部は、
    前記光源よりも後方に配置され、光透過性を有する第1光透過部と、
    前記光源よりも後方に配置され、光透過性を有する第2光透過部と、
    を備え、
    第1光透過部は、鞍乗型車両の中心を含み、かつ、車両幅方向に垂直な車両中心断面において、下方かつ後方に延び、
    第2光透過部は、前記車両中心断面において、前記第1光透過部の後端から下方かつ前方に延び、
    前記底部は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の下端から前方に延び、かつ、前記ライセンスプレートよりも上方に配置され、
    前記底部は、光透過性を有する第3光透過部を備え、
    前記リアアンダーカバーは、車両背面視において、前記第2光透過部の下方、かつ、前記ライセンスプレートの上方に配置される第1部分を備え、
    前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の前記下端および前記底部の後端の少なくともいずれかから、下方かつ後方に延び、
    前記リアアンダーカバーは、前記車両中心断面において、前記第1露出部の後端よりも後方に位置する後端を備え、
    前記リアアンダーカバーの前記後端は、前記車両中心断面において、前記ライセンスプレートの後端よりも後方に位置する
    鞍乗型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の後端よりも後方に位置する後端を備える
    鞍乗型車両。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記リアアンダーカバーの前記第1部分は、前記車両中心断面において、前記第2光透過部の前記下端および前記底部の前記後端の少なくともいずれかと接触する
    鞍乗型車両。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記リアアンダーカバーは、車両底面視において、前記第2光透過部の全部と重なる位置に配置され、
    前記リアアンダーカバーは、車両底面視において、前記第3光透過部の少なくとも一部と重ならない位置に配置される
    鞍乗型車両。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記ライセンスプレートは、前記車両中心断面において、後方かつ下方に延び、
    前記第3光透過部の少なくとも一部は、前記車両中心断面において、前記ライセンスプレートの前端よりも後方、かつ、前記ライセンスプレートの前記後端よりも前方に配置される
    鞍乗型車両。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記車両中心断面において、前記第1光透過部の長さは、前記第2光透過部の長さよりも大きい
    鞍乗型車両。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    車両背面視において、前記第1光透過部の面積は、前記第2光透過部の面積よりも大きい
    鞍乗型車両。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    車両幅方向における前記第2光透過部の長さは、車両上下方向における前記第2光透過部の長さよりも大きい
    鞍乗型車両。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    鞍乗型車両は、マフラーを備え、
    前記第1露出部の少なくとも一部は、前記マフラーよりも後方に配置される
    鞍乗型車両。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    鞍乗型車両は、フラッシャーを備え、
    前記フラッシャーは、
    車両背面視において、視認可能な第2露出部と、
    車両背面視において、視認可能な第3露出部と、
    を備え、
    前記第2露出部は、車両背面視において、前記第1露出部から右方かつ上方に延び、
    前記第3露出部は、車両背面視において、前記第1露出部から左方かつ上方に延び、
    前記第1露出部と前記第2露出部と前記第3露出部の全体は、車両背面視において、略U字形状または略V字形状を有する
    鞍乗型車両。
  11. 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    鞍乗型車両は、後輪を備え、
    車両前後方向における前記第1露出部と前記第2露出部の全体の長さ、および、車両前後方向における前記第1露出部と前記第3露出部の全体の長さの少なくともいずれかは、前記後輪の半径よりも大きい
    鞍乗型車両。
  12. 請求項11に記載の鞍乗型車両において、
    前記第1露出部は、前記後輪の後端よりも後方に配置される
    鞍乗型車両。
  13. 請求項10から12のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    鞍乗型車両は、
    車体フレームと、
    前記テールライトおよび前記フラッシャーの全体を前記車体フレームに結合する結合部材と、
    を備える
    鞍乗型車両。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記マッドガードは、車両側面視において、下方かつ後方に延びる後縁を備え、
    前記第1露出部は、車両側面視において、前記マッドガードの前記後縁と前記右サイドカバーの前記下縁との第1交点、および、前記マッドガードの前記後縁と前記左サイドカバーの前記下縁との第2交点の少なくともいずれかよりも後方に配置される
    鞍乗型車両。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の鞍乗型車両において、
    前記右サイドカバーは、後端を備え、
    前記左サイドカバーは、後端を備え、
    前記右サイドカバーの前記後端および前記左サイドカバーの前記後端の少なくともいずれかは、前記ライセンスプレートの前記後端よりも上方かつ後方に位置する
    鞍乗型車両。
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