JP2020096310A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿束の綴じ方式に関わらず、原稿束が綴じられているか否かを精度よく判定できる原稿搬送装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】原稿搬送装置4は、原稿Gを搬送する。原稿搬送装置4は、載置部28と、気流発生部48と、検知部50と、算出部と、判定部とを備える。載置部28は、複数の原稿Gを含む原稿束30を載置する。気流発生部48は、気流66を発生して、載置部28に載置された原稿束30に気流66を作用させる。検知部50は、原稿束30に気流66を作用させていない時の原稿束30の厚みと、原稿束30に気流66を作用させている時の原稿束30の厚みとを検知する。算出部は、気流66が作用していない時の原稿束30の厚みと、気流66が作用している時の原稿束30の厚みとの差を算出する。判定部は、差が閾値以下か否かを判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載された自動原稿送り装置は、綴じ部材検知センサーを備える。綴じ部材検知センサーは、磁性体と磁気抵抗素子とで構成される。綴じ部材検知センサーは、金属製のステイプラー針を検知する。
特開平8−15927号公報
しかしながら、特許文献1に記載された自動原稿送り装置は、磁性体と磁気抵抗素子で構成された綴じ部材検知センサーを使用するため、金属を含まない綴じ部材を検知できない。従って、例えば、非金属の綴じ部材を使用したり、原稿束を直接折り曲げることによって原稿束を綴じたりしている場合には、原稿が綴じられているか否かを判定できなかった。つまり、原稿束の綴じ方式によっては、原稿が綴じられているか否かを判定できなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、原稿束の綴じ方式に関わらず、原稿束が綴じられているか否かを精度よく判定できる原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、原稿搬送装置は、原稿を搬送する。原稿搬送装置は、載置部と、気流発生部と、検知部と、算出部と、判定部とを備える。前記載置部は、複数の前記原稿を含む原稿束を載置する。前記気流発生部は、気流を発生して、前記載置部に載置された前記原稿束に前記気流を作用させる。前記検知部は、前記原稿束に前記気流を作用させていない時の前記原稿束の厚みと、前記原稿束に前記気流を作用させている時の前記原稿束の厚みとを検知する。前記算出部は、前記気流が作用していない時の前記原稿束の厚みと、前記気流が作用している時の前記原稿束の厚みとの差を算出する。前記判定部は、前記差が閾値以下か否かを判定する。
本発明の一局面によれば、画像形成装置は、上記に記載の原稿搬送装置と、読取部と、画像形成部とを備える。前記読取部は、前記原稿搬送装置が搬送した前記原稿に形成された原稿画像を読み取る。前記画像形成部は、シートに前記原稿画像を形成する。
本発明によれば、原稿束の綴じ方式に関わらず、原稿束が綴じられているか否かを精度よく判定できる原稿搬送装置及び画像形成装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る原稿搬送装置を備える画像形成装置を示す図である。 本実施形態に係る原稿搬送装置を示す模式的断面図である。 本実施形態に係る原稿搬送装置を示す平面図である。 本実施形態に係る原稿搬送装置の制御部を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、本実施形態に係る気流発生部と、綴じられた原稿束とを示す図であり、(c)及び(d)は、本実施形態に係る気流発生部と、綴じられていない原稿束とを示す図である。 本実施形態に係る原稿搬送装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態において、三次元直交座標系のX軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
図1から図4を参照して、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置4を備える画像形成装置2の構成と動作とについて説明する。図1は、画像形成装置2を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置2は、原稿搬送装置4と、読取部10と、給送部18と、シート搬送部20と、画像形成部6と、定着部24と、排出部26とを備える。
画像形成装置2は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機である。以下の明細書では、例えば、画像形成装置2が電子写真方式の複合機である場合について説明する。
原稿搬送装置4は原稿を搬送する。原稿搬送装置4の一例は、ADF(Auto Document Feeder)である。原稿搬送装置4は、制御部14と、表示操作部16とを含む。
制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部14は、原稿搬送装置4の各要素を制御する。尚、制御部14は、画像形成装置2の各要素を制御する制御部としても機能し得る。
表示操作部16は、ユーザーに情報を表示し、又は、ユーザーによる指示操作を制御部14に伝達する。表示操作部16は、画像形成装置2においてユーザーが視認及び操作し易い位置に配置されている。表示操作部16は、「表示部」の一例に相当する。表示操作部16は、LCD(Liquid Crystal Display)のようなディスプレーと、タッチパネルとを含む。
読取部10は、原稿搬送装置4が搬送した原稿に形成された原稿画像を読み取る。読取部10は、読み取った原稿画像から画像データを生成する。読取部10は、CIS(Contact Image Sensor)方式又はCCD(Charge Coupled Devices)方式のスキャナーである。
給送部18は、複数のシートSを収容し、シート搬送部20へシートSを給送する。シートSは、例えば、紙製又は合成樹脂製のシートである。シート搬送部20は、複数の搬送ローラー対を含み、画像形成部6にシートSを搬送する。
画像形成部6は、シートSに画像を形成する。例えば、画像形成部6は、シートSに、読取部10が読み取った原稿画像を形成する。具体的には、画像形成部6は、感光体ドラムと、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、補給装置と、転写装置と、クリーニング装置と、除電装置とを含む。
定着部24は、シートSを加熱及び加圧し、シートSに形成された画像(例えば、原稿画像)をシートSに定着させる。排出部26は、シートSを画像形成装置2の外部に排出する。
記憶部(図示せず)には、各種の閾値のようなデータ、及びプログラムが記憶される。記憶部は、半導体メモリーのようなメモリーを備えており、HDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。
次に、図1〜図4を参照して、原稿搬送装置4の構成の詳細について説明する。図2は、原稿搬送装置4を示す模式的断面図である。図3は、原稿搬送装置4を示す平面図である。図4は、原稿搬送装置4の制御部14を示すブロック図である。図5(a)及び図5(b)は、気流発生部48と、綴じられた原稿束30とを示す図である。図5(c)及び図5(d)は、気流発生部48と、綴じられていない原稿束30を示す図である。
図1〜図3に示すように、原稿搬送装置4は、制御部14と、表示操作部16とに加えて、載置部28と、搬送部52と、ガイド部36と、排出テーブル38と、気流発生部48と、検知部50とを含む。
載置部28は、複数の原稿Gを含む原稿束30を載置する。すなわち、ユーザーは、原稿束30を載置部28上に載置する。載置部28は、画像形成装置2の本体筐体の上部に配置される。
搬送部52は、載置部28に載置された原稿Gを搬送する。搬送部52は、搬送ユニット31と、搬送ローラー34とを含む。搬送ユニット31は、載置部28に載置された原稿Gを引き付けて、原稿Gを搬送方向54に搬送する。搬送ユニット31は、原稿束30の上部に配置される。すなわち、搬送ユニット31は、載置部28と排出テーブル38との間に配置される。
具体的には、搬送ユニット31は、一対の搬送ローラー32と搬送、搬送ベルト44とを含む。搬送ベルト44は、一対の搬送ローラー32に張架され、一対の搬送ローラー32の回転に従動して回転し、原稿Gを搬送方向54に搬送する。搬送ベルト44は、通気のための複数の貫通孔(図示せず)を有する。
搬送ローラー34は、フィードローラー34aと、リタードローラー34bとを含む。フィードローラー34aは、回転し、原稿Gを送出する。リタードローラー34bは、1枚の原稿Gが送られた場合、フィードローラー34aに従動して回転する。一方、複数枚の原稿Gが重なって送られた場合、リタードローラー34bは、搬送方向54の逆方向に回転して、又は停止して、フィードローラー34aに接触している原稿Gから他の原稿Gを分離する。その結果、1枚の原稿Gがフィードローラー34aによって送り出される。
ガイド部36は、搬送ローラー34よりも搬送方向54のさらに下流側に配置される。ガイド部36は、例えば、湾曲しており、原稿Gを排出テーブル38に向けて搬送するようにガイドする。読取部10は、ガイド部36よりも搬送方向54のさらに下流側に配置される。読取部10は、ガイド部36を通過した原稿Gに記載された原稿画像を読み取る。読取部10で読み取られた原稿Gは、排出テーブル38に排出される。
気流発生部48は、気流66を発生して、載置部28に載置された原稿束30に気流66を作用させる。気流発生部48の一例は、ファンである。気流66は、原稿束30に含まれる複数の原稿G同士を離間させるよう作用する。原稿束30に含まれる原稿Gのうち、少なくとも1枚の原稿Gに、気流66によって浮力が働く。従って、気流66を作用させている時と、気流66を作用させていない時とで、原稿束30の厚みに差が生じる。
検知部50は、原稿束30に気流66を作用させていない時の原稿束30の厚みと、原稿束30に気流66を作用させている時の原稿束30の厚みとを検知する。以下、「原稿束30に気流66を作用させていない時の原稿束30の厚み」を「第1厚み」と記載することがある。「原稿束30に気流66を作用させている時の原稿束30の厚み」を「第2厚み」と記載することがある。検知部50は、本実施形態では、原稿束30の側端面12に対向して配置される。具体的には、検知部50は、原稿束30の側端面12のうち、搬送方向54の下流側の面に対向して配置される。なお、検知部50は、原稿束30の前端面8に対向して配置されてもよい。
図1〜図4に示すように、制御部14は、算出部56と、判定部58とを含む。算出部56は、第1厚みと、第2厚みとの差を算出する。判定部58は、第1厚みと、第2厚みとの差が閾値以下か否かを判定する。第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下の場合、複数の原稿G同士が離間することが規制される状態、すなわち、原稿G同士が綴じられている状態であると判定される。一方、第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下ではない場合、複数の原稿G同士が離間することが規制されない状態、すなわち、原稿G同士が綴じられていない状態であると判定される。従って、原稿束30が綴じられているか否かを判定できる。
特に、本実施形態では、原稿束30に気流66を作用させて原稿束30の厚みを検知している。従って、原稿束30の綴じ方式に関わらず、原稿束30が綴じられているか否かを精度よく判定できる。例えば、原稿束30が、ステイプラー針のような金属の綴じ部材で綴じられている場合でも、非金属の綴じ部材で綴じられている場合でも、原稿束30を直接折り曲げることによって綴じられている場合であっても、原稿束30が綴じられているか否かを精度よく判定できる。なお、閾値は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。例えば、閾値が可変値である場合、判定部58は、原稿束30に気流66を作用させていない時の原稿束30の厚みに応じて閾値を変更する。例えば、判定部58は、原稿束30に気流66を作用させていない時の原稿束30の厚みが厚い程、閾値を大きな値に変更する。
また、本実施形態では、検知部50は、原稿束30に光を照射して原稿束30の厚みを検知する。従って、磁気センサーのように磁気ノイズの影響を受けることがなく、磁気センサーに比べて原稿束30の厚みの誤検知を抑制できる。その結果、原稿束30が綴じられているか否かをさらに精度よく判定できる。
例えば、検知部50は、載置部28に略直交する方向に沿って一定間隔で並んだ複数の反射型フォトセンサー(不図示)を含む。複数の反射型フォトセンサーの各々は、発光部及び受光部を含む。この場合、原稿束30からの反射光を受光した反射型フォトセンサーの数が、原稿束30の厚みを表す指標になる。
検知部50は、原稿束30を撮像して、原稿束30の厚みを検知してもよい。この場合、検知部50は、原稿束30を含む広い範囲を撮像できるため、原稿束30に含まれる原稿Gが少量であったり、小さなサイズであっても、原稿束30の厚みを精度よく検知できる。その結果、原稿束30が綴じられているか否かをさらに精度よく判定できる。例えば、検知部50は、原稿束30を撮像して原稿束30の厚みを検知するカメラを含む。カメラは、例えば、CCD素子のような撮像素子を含む。
また、本実施形態では、原稿束30に直接触れずに判定できるため、判定の際に原稿束30に傷がつくことを抑制できる。
次に、図2〜図4を参照して、気流発生部48の配置について詳しく説明する。図3に示すように、気流発生部48は、少なくとも1つの第1気流発生部40と、少なくとも1つの第2気流発生部42と、第3気流発生部47とを含む。
第1気流発生部40は、原稿束30の前端面8に対向して配置される。気流発生部48は、複数の第1気流発生部40を含んでいてもよい。本実施形態では、気流発生部48は、2つの第1気流発生部40を含む。2つの第1気流発生部40は、例えば、原稿束30の搬送方向54に交差する方向の両端側にそれぞれ配置される。第1気流発生部40は、例えば、ファンのような送風機を含む。
第1気流発生部40は、原稿Gの搬送方向54における原稿束30の前端面8に向けて気流66を吹き付ける。検知部50は、原稿束30の前端側の第1厚みと、原稿束の前端側の第2厚みとを検知する。特に、原稿束30は、原稿束30の前端側で綴じられていることが多い。従って、原稿束30が綴じられているか否かを好適に判定できる。
第2気流発生部42は、原稿束30の側端面12に対向して配置される。気流発生部48は、複数の第2気流発生部42を含んでいてもよい。本実施形態では、気流発生部48は、2つの第2気流発生部42を含む。2つの第2気流発生部42は、例えば、原稿束30の搬送方向54に交差する方向の両側の側端面12にそれぞれ対向して配置される。第2気流発生部42は、例えば、ファンのような送風機を含む。
第2気流発生部42は、原稿Gの搬送方向54と交差する方向から、原稿束30の側端面12に向けて気流66を吹き付ける。検知部50は、原稿束30の側端側の第1厚みと、原稿束の側端側の第2厚みとの差を検出する。原稿束30は、原稿束30の前端側から少しずれた位置で綴じられている場合、側端側で綴じられていることが多い。従って、原稿束30が綴じられているか否かを好適に判定できる。
第3気流発生部47は、原稿束30の最上層の原稿Gに対向して配置される。第3気流発生部47は、負圧を発生して原稿束30に含まれる原稿Gを引き付ける。すなわち、第3気流発生部47は、原稿束30の上面に向けて負圧を発生し、原稿束30に含まれる最上層の原稿Gを負圧で引き付ける。従って、第3気流発生部47が原稿束30の最上層の原稿Gのみに直接気流66を作用させるため、第3気流発生部47が発生させる気流66の量を低減できる。その結果、原稿束30が綴じられているか否かを簡素な構成で精度よく判定できる。また、原稿Gがどの位置で綴じられていても容易に判定できる。第3気流発生部47は、例えば、負圧発生器を含む。
なお、第3気流発生部47は、搬送ユニット31の一部としても機能する。つまり、第3気流発生部47は、原稿Gを搬送方向54に搬送するときに、負圧を発生して原稿Gを搬送ベルト44に引き付ける。また、第3気流発生部47は、原稿束30が綴じられていなかった場合、原稿Gを搬送する際に、重送することを抑制する。
図4に示すように、制御部14は、算出部56と、判定部58とに加えて、表示制御部60と、気流制御部62と、搬送制御部64とをさらに含む。
表示制御部60は、第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下と判定された場合に、原稿束30が綴じられていることを示す情報を、搬送部52が搬送動作を開始する前に報知するように、表示操作部16を制御する。すなわち、表示制御部60は、第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下である場合、例えば、原稿束30が綴じられている状態であることを表示操作部16に表示させる。従って、原稿搬送装置4は、原稿束30が綴じられていることを表示操作部16によりユーザーに報知できる。そして、ユーザーは、原稿搬送装置4を動作させる前に、原稿束30が綴じられていることを知ることができる。その結果、綴じられた状態の原稿束30が原稿搬送装置4に巻き込まれることを回避するよう、ユーザーに促すことができる。
気流制御部62は、気流発生部48の動作を制御する。例えば、気流制御部62は、気流の量及び気流の向きを制御する。
搬送制御部64は、第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下と判定された場合に、搬送部52が搬送動作を実行しないように、搬送部52を制御してもよい。従って、原稿搬送装置4は、搬送部52が搬送動作を実行する前に、原稿束30が搬送できる状態か否かを判定できる。その結果、綴じられた状態の原稿束30が原稿搬送装置4に巻き込まれることに起因する原稿Gの詰まりを抑制できる。
さらに、原稿束30が綴じられていないと、原稿搬送装置4の判定部58が判定した場合、画像形成装置2の読取部10は、搬送部52が搬送した原稿Gに形成された原稿画像を読み取る。画像形成部6は、シートSに原稿画像を形成する。一方、原稿束30が綴じられていると、原稿搬送装置4の判定部58が判定した場合、搬送制御部64は、搬送部52が搬送動作を実行しないよう搬送部52を制御する。従って、原稿搬送装置4における原稿Gの詰まりに起因して、読取部10の動作と画像形成部6の動作とが停止することを抑制できる。その結果、シートSに原稿画像を円滑に形成できる。
次に、図4及び図5(a)〜図5(d)を参照して、判定部58による原稿束30が綴じられているか否かの判定について、詳しく説明する。図5(a)及び図5(b)は、第1気流発生部40と綴じ部材70によって綴じられた原稿束30とを示す図である。図5(c)及び図5(d)は、気流発生部48と綴じられていない原稿束30とを示す図である。
図5(a)に示すように、原稿束30は綴じ部材70によって綴じられている。そして、原稿束30に気流66は作用していない。検知部50は、原稿束30の厚みが厚みD1であることを検知する。
図5(b)に示すように、気流発生部48は、原稿束30に気流66を作用させる。原稿束30が綴じられているため、検知部50は、原稿束30の厚みが厚みD2であることを検知する。算出部56は、厚みD1と厚みD2との差DF1(=D2−D1)を算出する。判定部58は、差DF1が閾値以下か否かを判定する。判定部58は、差DF1が閾値以下の場合、複数の原稿G同士が離間することが規制される状態、すなわち、原稿G同士が綴じられている状態であると判定する。
図5(c)に示すように、原稿束30は、綴じられていない。そして、原稿束30に気流66は作用していない。検知部50は、原稿束30の厚みが厚みD1であることを検知する。
図5(d)に示すように、気流発生部48は、原稿束30に気流66を作用させる。原稿束30が綴じられていないため、検知部50は、原稿束30の厚みが厚みD3であることを検知する。算出部56は、厚みD1と厚みD3との差DF2(=D3−D1)を算出する。判定部58は、差DF2が閾値以下か否かを判定する。判定部58は、差DF2が閾値以下ではない場合、複数の原稿G同士が離間することが規制されない状態、すなわち、原稿G同士が綴じられていない状態であると判定する。
次に、図6を参照して、原稿搬送装置4の動作を説明する。図6は、原稿搬送装置4の動作を示すフローチャートである。図6に示すように、処理はステップS10からステップS20を含む。原稿搬送装置4の制御部14は、ステップS10からステップS20の処理を実行する。具体的には次の通りである。
まず、ステップS10において、検知部50は、第1厚みを検知する。処理は、ステップS12に進む。
次に、ステップS12において、気流発生部48は、気流66を発生して、載置部28に載置された原稿束30に気流66を作用させる。処理は、ステップS14に進む。
次に、ステップS14において、検知部50は、第2厚みを検知する。処理は、ステップS16に進む。
次に、ステップS16において、算出部56は、第1厚みと、第2厚みとの差を算出する。処理は、ステップS18に進む。
次に、ステップS18において、判定部58は、第1厚みと第2厚みとの差が、閾値以下か否かを判定する。第1厚みと第2厚みとの差分が閾値以下であると判定された場合(ステップS18でYes)、つまり、原稿束30が綴じられていると判定された場合、処理は、ステップS20に進む。原稿束30が綴じられているからである。一方、第1厚みと第2厚みとの差が閾値以下でないと判定された場合(ステップS18でNo)、つまり、原稿束30が綴じられていないと判定された場合、処理は終了する。
ステップS18でYesの場合、ステップS20において、制御部14は所定の処理を行う。所定の処理は、例えば、原稿束30が綴じられていることを示す情報を、搬送部52が搬送動作を開始する前に報知するように、表示操作部16を制御する処理を示す。また、所定の処理は、例えば、搬送部52が搬送動作を実行しないように、搬送部52を制御する処理を示す。ステップS20の後、処理は終了する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、本実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる本実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図2及び図3を参照して説明したように、気流発生部48は、第1気流発生部40と、第2気流発生部42と、第3気流発生部47とを含んでいたが、本発明はこれに限られない。気流発生部48は、第1気流発生部40と、第2気流発生部42と、第3気流発生部47とのうちのいずれか1つを含んでいればよい。また、気流発生部48は、第1気流発生部40と、第2気流発生部42と、第3気流発生部47とのいずれか2つを含んでいてもよい。
本発明は、原稿搬送装置及び画像形成装置の分野に利用可能である。
2 画像形成装置
4 原稿搬送装置
6 画像形成部
8 前端面
10 読取部
12 側端面
14 制御部
16 表示操作部
18 給送部
20 シート搬送部
24 定着部
26 排出部
28 載置部
30 原稿束
32 搬送ローラー
34 給送ローラー
34a フィードローラー
34b リタードローラー
36 ガイド部
38 排出テーブル
40 第1気流発生部
42 第2気流発生部
44 搬送ベルト
47 第3気流発生部
48 気流発生部
50 検知部
52 搬送部
54 搬送方向
56 算出部
58 判定部
60 表示制御部
62 気流制御部
64 搬送制御部
66 気流

Claims (8)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送装置であって、
    複数の前記原稿を含む原稿束を載置する載置部と、
    気流を発生して、前記載置部に載置された前記原稿束に前記気流を作用させる気流発生部と、
    前記原稿束に前記気流を作用させていない時の前記原稿束の厚みと、前記原稿束に前記気流を作用させている時の前記原稿束の厚みとを検知する検知部と、
    前記気流が作用していない時の前記原稿束の厚みと、前記気流が作用している時の前記原稿束の厚みとの差を算出する算出部と、
    前記差が閾値以下か否かを判定する判定部と
    を備える、原稿搬送装置。
  2. 前記気流発生部は、前記原稿の搬送方向における前記原稿束の前端面に向けて前記気流を吹き付ける第1気流発生部を含む、請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記気流発生部は、前記原稿の搬送方向と交差する方向から、前記原稿束の側端面に向けて前記気流を吹き付ける第2気流発生部を含む、請求項1又は請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記気流発生部は、負圧を発生して前記原稿束に含まれる前記原稿を引き付ける第3気流発生部を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  5. 前記検知部は、前記原稿束に光を照射して、又は、前記原稿束を撮像して、前記原稿束の厚みを検知する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  6. 表示部と、
    前記載置部に載置された前記原稿を搬送する搬送部と、
    前記差が前記閾値以下と判定された場合に、前記原稿束が綴じられていることを示す情報を、前記搬送部が搬送動作を開始する前に表示するように、前記表示部を制御する表示制御部と
    をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  7. 前記載置部に載置された前記原稿を搬送する搬送部と、
    前記差が前記閾値以下と判定された場合に、前記搬送部が搬送動作を実行しないように、前記搬送部を制御する搬送制御部と
    をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の原稿搬送装置と、
    前記原稿搬送装置が搬送した前記原稿に形成された原稿画像を読み取る読取部と、
    シートに前記原稿画像を形成する画像形成部と
    を備える、画像形成装置。
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