JP2016011200A - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が煩雑になるのを抑制しつつ、斜行による用紙のズレを精度よく補正できる用紙搬送装置を提供する。【解決手段】用紙搬送ユニット170は、供給される用紙を搬送する搬送ローラ200と、搬送方向に対する用紙の斜行量及び用紙の移動量を検出する検出センサ220と、搬送されている用紙の斜行を補正する補正ローラ230と、検出センサ220が検出した斜行量及び移動量に応じて補正ローラ230を制御する補正ローラ制御部250とを含む。検出センサ220は、用紙に対して光を照射する発光部と、発光部が照射した光の用紙からの反射光を受光することによって用紙における光を照射した部分の画像を連続的に取得することにより移動量を検出するセンサICとを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を含む画像形成装置に関し、特に、用紙の斜め送り(以下「斜行」と呼ぶ場合がある。)を補正するための技術に関する。
情報処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、画像通信モード(代表的にはファクシミリモード)、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数のモードを有するものも多くなってきている。
こうした画像形成装置には用紙搬送装置が組み込まれている。この用紙搬送装置により用紙が給紙トレイ等から引出されて搬送される。用紙搬送装置によって用紙が搬送されている途中で用紙が斜行する場合がある。斜行した用紙に印刷が行なわれると、用紙に対して斜めに画像が形成されるため、正確な印刷ができなくなる。
こうした問題に対して、後掲の特許文献1は、供給された用紙の斜行量を検出する二次元センサを備えた画像形成装置を開示する。この画像形成装置は、二次元センサで検出した斜行量に基づいて用紙に形成する画像の画像データを補正する。二次元センサは、幅方向の両端を含む用紙の画像を読取り、その画像を、紙端位置情報を含む領域データとして画像メモリに記憶する。画像形成装置は、領域データの紙端位置情報に基づいて用紙の斜行量を検出する。画像形成装置はさらに、検出した斜行量に基づいて画像データを補正し、補正した画像データを用いて当該用紙に画像を形成する。特許文献1では、斜行が生じた用紙自体の位置補正は行なわず、画像データを補正することによって斜行による画像のずれを補正する。これにより、斜行した用紙に印刷が行なわれた場合でも、用紙に対して斜めに画像が形成されるのが抑制される。
特許文献1では、用紙の斜行量を検出するために、供給される用紙の最大幅以上の幅を有する二次元センサが必要になる。こうした二次元センサを搭載することによって、画像形成装置の大型化、高コスト化を招く。さらに、二次元センサで用紙画像を読取って斜行を検出するため、高負荷の画像処理が必要になる。検出した斜行量に応じて画像データを補正する際にも、高負荷の画像処理が必要になる。さらに、用紙の斜め送りは紙詰まりの原因になる一方、特許文献1では斜行が生じた用紙自体の位置補正は行なわれないため、斜行に起因する紙詰まりを抑制することも困難である。
後掲の特許文献2は、斜行が生じた用紙自体の位置補正を行なうことにより、用紙の搬送状態を適正化する用紙搬送装置を開示する。この用紙搬送装置は、複数の光センサによって用紙の斜行を検出し、複数の搬送ローラによって当該用紙の斜行を補正する。複数の光センサはいずれも搬送されている用紙の先端を検出するセンサである。複数の光センサは、用紙の搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。さらに複数の光センサは、用紙の斜行を補正する複数の搬送ローラに対して、搬送方向の上流側に配置されている。用紙搬送装置は、用紙の搬送速度と、複数の光センサで用紙を検出したタイミングのずれとに基づいて斜行量を検出する。複数の搬送ローラは、搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。この用紙搬送装置では、検出した斜行量に基づいて、一方側の搬送ローラの搬送速度ともう一方側の搬送ローラの搬送速度とが異なるように当該搬送ローラの搬送速度が制御されて用紙の斜行が補正される。
特許文献2はさらに、用紙の斜行を検出する複数の光センサを、用紙の斜行を補正する複数の搬送ローラに対して、搬送方向の上流側及び下流側に配置した構成を開示する。搬送方向の下流側に配置された複数の光センサは、複数の搬送ローラによって補正された後の用紙の斜行を検出する。補正後に斜行が検出されると、複数の搬送ローラが反対方向に回転されて搬送方向の上流側に用紙が戻される。上流側に戻された用紙は、上流側に配置された複数の光センサによって再び斜行量が検出されて当該複数の搬送ローラによって再び斜行が補正される。
特開2004−354544号公報 特開2012−148852号公報
特許文献2の用紙搬送装置は、二次元センサに代えて、複数の光センサを用いて用紙の斜行を検出する。そのため、画像形成装置の大型化が抑制される。さらに複数の光センサを用いることによって、高負荷の処理を行なうことなく用紙の斜行を検出できる。特許文献2では、複数の搬送ローラによって用紙の斜行が補正されるため、斜行に起因する紙詰まりを低減することも可能である。
特許文献2の用紙搬送装置では、複数の光センサで用紙の先端を検出したタイミングのずれに基づいて用紙の斜行量を検出するため、用紙の先端を検出した後の用紙の状態を検出することができない。そのため、補正が行なわれている時の用紙の状態を搬送ローラの制御に反映させることができない。複数の搬送ローラに対して搬送方向の下流側にも複数の光センサを配置すれば、複数の搬送ローラによる斜行の補正が精度よく行なわれたか否かを検出することは可能である。しかし、この場合は、単に用紙が上流側に戻されて同じ処理が繰返されるだけであるため、こうした構成であっても、補正時の用紙の状態を搬送ローラの制御に反映させることはできない。
このように、特許文献2では、用紙の斜行が精度よく補正されるように複数の搬送ローラを制御できないため、補正の精度を向上させることが困難である。用紙の斜行量を精度よく検出することによって、複数の搬送ローラによる補正の精度を向上させることは可能であるものの、斜行量の検出精度を向上させるためには多数の光センサを配置する必要がある。この場合、構成が煩雑になるとともに斜行量の検出処理も煩雑になる。したがって、特許文献2に記載の用紙搬送装置では、構成が煩雑になるのを抑制しつつ、斜行による用紙のズレを精度よく補正することが困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、構成が煩雑になるのを抑制しつつ、斜行による用紙のズレを精度よく補正できる用紙搬送装置、及び画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る用紙搬送装置は、供給される用紙を搬送するための用紙搬送手段と、搬送方向に対する用紙の斜行量を検出することにより当該用紙の斜行を検出するための斜行検出手段と、斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、当該用紙の斜行を補正するための斜行補正手段と、斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙における第1の部分及び搬送方向に対して交差する方向に第1の部分と所定の距離を隔てた第2の部分の搬送方向の移動量をそれぞれ検出するための移動量検出手段と、斜行検出手段が検出した斜行量、及び移動量検出手段が検出した移動量に応じて、斜行補正手段を制御するための補正制御手段とを含む。移動量検出手段は、第1の部分における用紙の移動量を検出する第1の光学センサと、第2の部分における用紙の移動量を検出する第2の光学センサとを含む。第1の光学センサ及び第2の光学センサは、それぞれ、用紙に対して光を照射する照射部と、照射部が照射した光の用紙からの反射光を受光することによって用紙における光を照射した部分の画像を連続的に取得することにより移動量を検出する移動量検出部とを含み、斜行検出手段は、第1の光学センサ及び第2の光学センサを用いて用紙の斜行量を検出する。
用紙搬送装置は、搬送方向に対する用紙の斜行量を検出することにより当該用紙の斜行を検出する。用紙搬送装置はまた、用紙の斜行を検出すると、斜行量に応じて当該用紙の斜行を補正する。さらに、用紙の斜行を検出すると、用紙における第1の部分及び搬送方向に対して交差する方向に第1の部分と所定の距離を隔てた第2の部分の移動量を検出し、検出した移動量に応じて斜行補正手段を制御する。
用紙の斜行を検出したことに応答して移動量を検出することにより、斜行が補正されているときの用紙の状態がリアルタイムで検出される。検出された移動量に応じて斜行補正手段が制御されるため、斜行による位置ズレを計測しながらそのズレが補正される。斜行が解消されたタイミングで補正動作を停止することにより、容易に、精度よく斜行を補正できる。さらに、用紙に対して光を照射する照射部と、照射部が照射した光の用紙からの反射光を受光することによって用紙における光を照射した部分の画像を連続的に取得することにより移動量を検出する移動量検出部とを含む光学センサを用いることにより、容易に移動量を精度よく検出できる。斜行量の検出は、移動量を検出する光学センサを用いて行なわれるため、センサの数が増加するのを抑制できる。加えて、移動量を検出する光学センサを用いて斜行量を検出することにより、斜行量を精度よく検出できるので、斜行量の検出精度を高めるために多数の光センサ等を配置する必要もない。したがって、センサ等の数が増加することに起因して、構成が煩雑になるという不都合が生じるのを抑制できる。移動量を検出する際には、幅方向の両端を含む用紙の画像のような広い領域の画像の取得を必要としないため、高負荷の画像処理を行なうことなく移動量を検出できる。
好ましくは、第2の部分は、搬送方向に対して直交する方向に第1の部分と所定の距離を隔てられており、第1の光学センサ及び第2の光学センサは、搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている。
より好ましくは、移動量検出手段は、斜行補正手段に対して搬送方向の上流側に配置される。
さらに好ましくは、斜行補正手段は、搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置される、第1の搬送部材及び第2の搬送部材を含み、補正制御手段は、斜行検出手段が検出した斜行量、及び移動量検出手段が検出した移動量に応じて、第1の搬送部材及び第2の搬送部材による搬送速度を互いに異なる速度となるように制御するための制御手段を含む。
さらに好ましくは、用紙搬送装置は、斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、サービスマンコールの必要があることをユーザに通知するための通知手段をさらに含む。
さらに好ましくは、用紙搬送装置は、斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、サービスマンコールを実行するためのサービスマンコール実行手段をさらに含む。
さらに好ましくは、用紙搬送装置は、斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、用紙搬送手段による用紙の搬送を停止するための手段をさらに含む。
本発明の第2の局面に係る画像形成装置は、上記第1の局面に係る用紙搬送装置と、用紙搬送装置によって搬送された用紙に対して画像を形成するための画像形成手段とを含む。
以上より、本発明によれば、構成が煩雑になるのを抑制しつつ、斜行による用紙のズレを精度よく補正できる用紙搬送装置、及び画像形成装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 用紙搬送ユニットのハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 検出センサの構成を示す図である。 検出センサの構成を示す断面図である。 検出センサの構成を示す平面図である。 用紙搬送ユニットにおける補正ローラと検出センサとの配置関係を示す図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7のステップS1060の詳細なフローである。 図1に示す画像形成装置の動作を説明するための図である。 図1に示す画像形成装置の動作を説明するための図である。 図1に示す画像形成装置の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図12のステップS2000の詳細なフローである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図(用紙搬送ユニットにおける補正ローラと検出センサとの配置関係を示す図)である。 図14に示す画像形成装置の構成を示す図である。 検出センサが補正ローラに対して用紙搬送方向の下流側に配置されている構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能、及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
[ハードウェア構成]
画像形成装置100は、制御部110、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、用紙搬送ユニット170、及びネットワークインターフェイス(以下「ネットワークI/F」と呼ぶ。)180を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)112、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)114、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)116、及び記憶装置118を含む。記憶装置118は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、ハードディスクドライブ(HDD)及びフラッシュメモリを含む。CPU112には、BUSライン190が接続されており、このBUSライン190には、ROM114、RAM116及び記憶装置118が電気的に接続される。
CPU112は、操作ユニット120等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及びパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM114又は記憶装置118に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM114又は記憶装置118から読出されてRAM116に転送される。CPU112は、CPU112内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM116内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU112はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM116、記憶装置118及びCPU112内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
記憶装置118には、画像形成装置100の一般的な動作等を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワークI/F180を介して、外部の情報処理装置等から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、例えばコンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶装置118にインストールされてもよい。記憶装置118は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。
BUSライン190には、さらに、操作ユニット120、原稿読取部130、画像処理部140、画像形成部150、給紙部160、用紙搬送ユニット170、ネットワークI/F180が電気的に接続される。
操作ユニット120はユーザによる操作を受付ける。この操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ122を含む。タッチパネルディスプレイ122は、液晶パネル等で構成された表示パネル124と、表示パネル124の上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネル126とを含む。表示パネル124は、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ122は、ユーザに対して対話的な操作インターフェイス(UI)を提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネル126から画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネル124に表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110等に対して出力する。
原稿読取部130は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、原稿載置台上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像した反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。すなわち、原稿読取部130は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部140に対して出力する。
画像処理部140は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部140は、原稿読取部130、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部150に対して出力する。
画像形成部150は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部150には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部160から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。
給紙部160は、複数枚(例えば約500枚)の記録用紙を収納可能なカセットトレイ(図示せず。)を含む。給紙部160は、カセットトレイに収納された記録用紙に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部150の搬送路へと送り出す。画像形成部150の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は排紙トレイに排出される。
用紙搬送ユニット170は、給紙部160(カセットトレイ)から供給された記録用紙を画像形成部150(例えば感光体ドラム)に向けて搬送するユニットである。図2を参照して、用紙搬送ユニット170は、記録用紙を搬送する搬送ローラ200、搬送ローラ200を駆動する駆動モータ210、記録用紙の斜行を検出する検出センサ220、記録用紙の斜行を補正する補正ローラ230、補正ローラ230を駆動する駆動モータ240、及び検出センサ220が検出した情報に基づいて補正ローラ230の駆動を制御する補正ローラ制御部250を含む。搬送ローラ200、駆動モータ210、検出センサ220、補正ローラ230、駆動モータ240、及び補正ローラ制御部250は、いずれも、BUSライン260に接続されている。補正ローラ制御部250は、BUSライン260を介して、検出センサ220から出力された情報を取得し、取得した情報に基づいて駆動モータ240を制御する。
検出センサ220は、2つのセンサ220a及び220bを含む。これら2つのセンサ220a及び220bは記録用紙の搬送路に設置されている。2つのセンサ220a及び220bの一方のセンサ220aは、例えば、画像形成装置100の正面から見て搬送路の前方(Front)側に配置され、もう一方のセンサ220bは搬送路の後方(Rear)側に配置される。以下では、前方側に配置される検出センサをF側センサ220a、後方側に配置される検出センサをR側センサ220bと呼ぶ。F側センサ220a及びR側センサ220bは同じ構造を持つ検出センサからなる。これらセンサ220a及び220bを総称する場合は検出センサ220と記す。
本実施の形態では、検出センサ220に小型の光学式ポインティングデバイスであるオプティカルフィンガーマウス(Optical Finger Mouse(OFM))を用いている。図3を参照して、検出センサ220は、測定対象物(本実施の形態では記録用紙)に対して光を照射する発光部222、測定対象物からの反射光を受光して、測定対象物の表面の模様を画像として取得するイメージセンサ224、及びイメージセンサ224が取得した画像のデータを画像処理することによって測定対象物(模様)の動く方向及び距離を算出する演算部226を含む。
図4及び図5を参照して、検出センサ220の構成についてより詳細に説明する。図4を参照して、検出センサ220は、センサ部300と、センサ部300でセンシングした情報を外部に出力するためのフレキシブルプリント基板310とを含む。センサ部300は、上記した発光部222、センサIC228、基板302、遮光部材304、及び光学カバー306を含む。発光部222は、例えば赤外光を出射する赤外LED(Light Emitting Diode)を含む。発光部222及びセンサIC228は基板302上に実装されている。センサIC228は、イメージセンサ224及び演算部226を含む。イメージセンサ224は例えばCMOSイメージセンサからなる。光学カバー306の上面には、用紙P(測定対象物)を検出するための検出窓(図示せず。)が設けられている。検出窓の大きさは、例えば1mm×1mm程度である。遮光部材304は、用紙Pからの反射光以外の光がイメージセンサ224(センサIC228)に入射するのを抑制するためにセンサ部300の内部に設けられている。
検出センサ220は、検出窓を介して用紙Pに光を照射し、その反射光を受光したイメージセンサ224が用紙Pの表面の模様を画像として読取る。検出センサ220は、搬送による用紙Pの動きに対して、用紙Pの表面の模様をイメージセンサ224で取得し続け(連続的に取得)、当該イメージセンサ224が出力する画像のデータに演算部226で演算処理を施すことにより用紙Pの移動方向、移動量及び移動速度を算出する。すなわち、検出センサ220は模様の移動を読取ることによって、用紙Pの移動方向、移動量及び移動速度を算出する。算出した移動量等の情報は、フレキシブルプリント基板310を介して、補正ローラ制御部250に出力される。
検出窓の位置まで用紙Pが搬送されていない場合、用紙からの反射光は得られない。用紙からの反射光は用紙が検出窓の位置まで搬送されたときに得られるため、検出センサ220は、用紙が搬送されたこと(用紙の有無)を検出するセンサ(ON/OFFセンサ)としての機能をも持つ。
図5を参照して、検出センサ220のセンサ部300は矩形状の平面形状を有している。センサ部300の縦方向の長さa1及び横方向の長さa2はそれぞれ例えば約8.0mmである。センサ部300の厚みは、例えば約1.56mm〜約3.1mmである。図6を参照して、F側センサ220a及びR側センサ220bは、用紙搬送方向に対して直交する方向(A方向)に互いに所定の距離Dを隔てて配置されている。すなわち、F側センサ220aは、用紙PにおけるA方向の一端側の部分の移動量を検出するように配置されており、R側センサ220bは、用紙PにおけるA方向の他端側の部分(以下、一端側の部分を「F側部分」と、他端側の部分を「R側部分」と呼ぶ場合がある。)の移動量を検出するように配置されている。そのため、上記所定の距離Dは、用紙PのA方向の幅Wより小さい。
補正ローラ230は、例えば、画像形成装置100の正面から見て前方(Front)側に配置されるF側ローラ230aと、後方(Rear)側に配置されるR側ローラ230bとを含む。F側ローラ230a及びR側ローラ230bは、駆動モータ240によって、独立してその回転速度(搬送速度)が制御される。F側ローラ230a及びR側ローラ230bは、用紙搬送方向に対して直交する方向(A方向)に互いに所定の距離を隔てて配置されている。F側ローラ230aとR側ローラ230bとを隔てる所定の距離は、F側センサ220aとR側センサ220bとを隔てる距離Dと同じ距離とすることができる。ただし、異なる距離としてもよい。検出センサ220は、補正ローラ230に対して、用紙搬送方向の下流側に配置されている。
ネットワークI/F180は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このネットワークI/F180を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルにしたがったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、ネットワークI/F180を介して、PC等から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
[ソフトウェア構成]
図7を参照して、記録用紙の斜め送りを補正するために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。このプログラムは、印刷指示がされたことに応じて開始する。
このプログラムは、両方の検出センサ(F側センサ220a及びR側センサ220b)で記録用紙が同時に検出されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1000と、ステップS1000において、両方の検出センサで記録用紙が同時に検出されていないと判定された場合に実行され、F側センサ220aで記録用紙が検出されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1010と、ステップS1010において、F側センサ220aで記録用紙が検出されたと判定された場合に実行され、R側センサ220bで記録用紙が検出されるまで待機するステップS1020とを含む。
このプログラムはさらに、ステップS1010において、F側センサ220aで記録用紙が検出されていないと判定された場合に実行され、R側センサ220bで記録用紙が検出されたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1030と、ステップS1030において、R側センサ220bで記録用紙が検出されたと判定された場合に実行され、F側センサ220aで記録用紙が検出されるまで待機するステップS1040とを含む。ステップS1030において、R側センサ220bで記録用紙が検出されていないと判定された場合は、制御はステップS1000に戻る。
このプログラムはさらに、ステップS1020において、R側センサ220bで記録用紙が検出されたと判定された場合、又は、ステップS1040において、F側センサ220aで記録用紙が検出されたと判定された場合に実行され、斜め送り量(X)を算出するステップS1050と、ステップS1050の後に実行され、記録用紙の斜め送りを補正するステップS1060と、ステップS1060の後、又は、ステップS1000において、両方の検出センサで記録用紙が同時に検出されたと判定された場合に実行され、次の用紙印刷があるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1070とを含む。ステップS1070において、次の用紙印刷があると判定された場合は、制御はステップS1000に戻る。ステップS1070において、次の用紙印刷がないと判定された場合は、このプログラムは終了する。
ステップS1050では、F側センサ220aで記録用紙を検出してからR側センサ220bで記録用紙を検出するまでの間にF側センサ220aで検出したF側部分の移動量、又はR側センサ220bで記録用紙を検出してからF側センサ220aで記録用紙を検出するまでの間にR側センサ220bで検出したR側部分の移動量が斜め送り量(X)として算出される。ステップS1010において、F側センサ220aで記録用紙が検出されたと判定された場合は、F側先行の斜め送りが生じていると判定される。一方、ステップS1030において、R側センサ220bで記録用紙が検出されたと判定された場合は、R側先行の斜め送りが生じていると判定される。なお、ステップS1000において、両方の検出センサで記録用紙が同時に検出されたと判定された場合は、斜め送り量は0であるため、記録用紙の斜め送りが生じていないと判定される。
図8は、図7のステップS1060の詳細なフローである。図8を参照して、このルーチンは、F側先行の斜め送りであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1100と、ステップS1100において、F側先行の斜め送りであると判定された場合に実行され、F側先行の斜め送りを補正するための、R側ローラ230bの制御速度(搬送速度)を算出するステップS1110と、ステップS1110の後に実行され、算出した搬送速度に基づいてR側ローラ230bの搬送速度を増速するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS1120と、ステップS1120の後に実行され、R側部分の移動量がF側部分の移動量に斜め送り量(X)を加えた移動量と等しいか否かを判定し、等しくなるまで待機するステップS1130とを含む。ステップS1120では、F側ローラ230aは通常の搬送速度となるように制御され、R側ローラ230bは通常の搬送速度より増速するように制御される。
このルーチンはさらに、ステップS1100において、F側先行の斜め送りではない、すなわちR側先行の斜め送りであると判定された場合に実行され、R側先行の斜め送りを補正するための、F側ローラ230aの制御速度(搬送速度)を算出するステップS1140と、ステップS1140の後に実行され、算出した搬送速度に基づいてF側ローラ230aの搬送速度を増速するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS1150と、ステップS1150の後に実行され、F側部分の移動量がR側部分の移動量に斜め送り量(X)を加えた移動量と等しいか否かを判定し、等しくなるまで待機するステップS1160とを含む。ステップS1150では、F側ローラ230aは通常の搬送速度より増速するように制御され、R側ローラ230bは通常の搬送速度となるように制御される。
このルーチンはさらに、ステップS1130において、R側部分の移動量がF側部分の移動量に斜め送り量(X)を加えた移動量と等しいと判定された場合、又は、ステップS1160において、F側部分の移動量がR側部分の移動量に斜め送り量(X)を加えた移動量と等しいと判定された場合に実行され、F側ローラ230a及びR側ローラ230bの搬送速度が同じ速度(通常の搬送速度)となるよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS1170を含む。ステップS1170の処理が終了すると、このルーチンは終了する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
以下では、検出センサ220の検出精度が1400dpi、用紙の搬送速度が100mm/sであるものとする。これより、1秒あたりの検出ドット数は5512dot/sであり、用紙が1mm移動する時間は10msであるため、検出センサ220は用紙が1mm移動する間(10ms)に55dot検出するものとする。
図6を参照して、F側センサ220a及びR側センサ220bが、搬送されてきた用紙Pを同時に検出したものとする(図7に示すステップS1000においてYES)。この場合、斜め送り量(X)は0であるため、用紙搬送ユニット170(画像形成装置100)は用紙に斜行が生じていないと判定する。
図9を参照して、用紙PのR側部分がF側部分よりも1mm遅れて給紙(搬送)されている場合を考える。図9(A)を参照して、時間t1のタイミングでF側センサ220aが用紙Pを検出する(図7に示すステップS1010においてYES)。図9(B)を参照して、時間t1から10ms後の時間t2のタイミングでR側センサ220bが用紙Pを検出したとする(ステップS1020においてYES)。F側センサ220aはこの間に55dotカウントする。画像形成装置100は、斜め送り量(F側カウント値=X)を55dotと算出し(ステップS1050)、用紙PにF側先行の斜行が生じていると判定する(図8に示すステップS1100においてYES)。画像形成装置100は、例えば時間t2からさらに10ms後の時間t3のタイミングで用紙Pの斜行が補正されるよう、補正ローラ230の制御速度(搬送速度)を算出する(ステップS1110)。この場合、F側ローラ230aの搬送速度が通常の搬送速度(定速v1=100mm/s)、R側ローラ230bの搬送速度が定速v1の2倍の速度(増速v2=200mm/s)とされる。
画像形成装置100は、算出した速度に基づいて、補正ローラ制御部250を介して駆動モータ240を制御する。図9(C)を参照して、画像形成装置100は、R側センサ220bのカウント値及びF側センサ220aのカウント値をモニタし、R側センサ220bのカウント値とF側センサ220aのカウント値とが等しくなったタイミングで(図8に示すステップS1130においてYES)、補正ローラ制御部250を介して、F側ローラ230a及びR側ローラ230bの搬送速度が通常の搬送速度(定速v1)となるように駆動モータ240を制御する(ステップS1170)。
図10(A)を参照して、時間t2の時点でのF側センサ220aのカウント値は55dotである。時間t2から時間t3までの間(時間t=10ms)、用紙PのF側部分はF側ローラ230aによって通常の搬送速度(定速v1)で搬送されるため、時間t3の時点でのF側センサ220aのカウント値は110dot(定速v1×時間t(10ms)+R側遅れ量(X=55dot))となる。図10(B)を参照して、時間t2の時点でのR側センサ220bのカウント値は0dotである。時間t2から時間t3までの間(時間t=10ms)、用紙PのR側部分はR側ローラ230bによって通常の搬送速度(定速v1)の2倍の速度(増速v2)で搬送されるため、時間t3の時点でのR側センサ220bのカウント値も110dot(増速v2×時間t(10ms))となる。したがって、時間t3のタイミングで、F側ローラ230a及びR側ローラ230bの搬送速度が通常の搬送速度(定速v1)となるように駆動モータ240を制御すれば、用紙Pの斜行が解消(補正)される。
R側先行の斜め送りが生じている場合、R側とF側とを逆にした動作が実行される。図11には、用紙PのF側部分がR側部分よりも1mm遅れて給紙(搬送)されている場合の斜め送りを補正する動作の例が示されている。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
画像形成装置100(用紙搬送ユニット170)は、F側センサ220a及びR側センサ220bによって用紙搬送方向に対する記録用紙の斜行量(斜行)を検出する。記録用紙の斜行を検出すると、用紙搬送ユニット170は、斜行量に応じて当該記録用紙の斜行を補正ローラ230で補正する。さらに、記録用紙の斜行を検出すると、F側センサ220a及びR側センサ220bにより、記録用紙におけるF側部分及びR側部分の移動量を検出し、検出した移動量に応じて補正ローラ制御部250により補正ローラ230(F側ローラ230a及びR側ローラ230b)の搬送速度を制御する。
記録用紙の斜行を検出したことに応答して、記録用紙におけるF側部分及びR側部分の移動量を検出することにより、斜行が補正されているときの記録用紙の状態がリアルタイムで検出される。検出された移動量に応じて補正ローラ230の搬送速度が制御されるため、斜行による位置ズレを計測しながらそのズレが補正される。斜行が解消されたタイミング(F側カウント値とR側カウント値が等しくなったタイミング)で補正を停止する(F側ローラ230aとR側ローラ230bの搬送速度を同じにする)ことにより、容易に、精度よく斜行を補正できる。これにより、不良コピー、紙詰まり(JAM)等の不具合が発生するのを未然に防止できる。
さらに、F側センサ220a及びR側センサ220bの2つの検出センサ220によって、斜行量の検出、及び記録用紙の移動量を検出できるため、移動量を検出するためのセンサを設けた場合であってもセンサの数が増加するのを抑制できる。移動量を検出する検出センサ220によって記録用紙の斜行量を検出するため、斜行量を精度よく検出できるので、斜行量の検出精度を高めるために多数の光センサ等を配置する必要もない。そのため、センサ等の数が増加することに起因して、構成が煩雑になるという不都合が生じるのを抑制できる。移動量の検出に上記検出センサ220を用いることによって、容易に記録用紙の移動量を精度よく検出できる。検出センサ220はまた、小型の光学式ポインティングデバイスであるため、こうしたセンサを搭載することによって、画像形成装置が大型化するのを抑制できる。加えて、移動量を検出する際には、幅方向の両端を含む用紙の画像のような広い領域の画像の取得を必要としないため、高負荷の画像処理を行なうことなく移動量を検出できる。
検出センサ220は補正ローラ230に対して用紙搬送方向の下流側に配置されているため、補正ローラ230による記録用紙の搬送途中に当該記録用紙の斜行を検出センサ220で検出できる。そのため、検出センサ220が記録用紙の斜行を検出すると直ぐに搬送中の記録用紙の斜行を補正ローラ230で補正できる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、記録用紙の斜め送りを補正する際に、補正ローラ(F側ローラ及びR側ローラ)の一方を停止する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100とは異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置では、図7に示されるプログラムに代えて、図12に示されるプログラムが実行される。図12のプログラムは、図7のステップS1060に代えて、ステップS2000を含む。ステップS1000〜ステップS1050、及びステップS1070における処理は、図7に示される各ステップにおける処理と同じである。
図13は、図12のステップS2000の詳細なフローである。図13を参照して、このルーチンは、F側先行の斜め送りであるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS2100と、ステップS2100において、F側先行の斜め送りであると判定された場合に実行され、F側ローラ230aを停止するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS2110と、ステップS2110の後に実行され、R側ローラ230bを通常の搬送速度で動作するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS2120と、ステップS2120の後に実行され、R側センサ220bの出力値に基づいて、記録用紙におけるR側部分の移動量が斜め送り量(X)と等しいか否かを判定し、等しくなるまで待機するステップS2130とを含む。
このルーチンはさらに、ステップS2100において、F側先行の斜め送りではない、すなわちR側先行の斜め送りであると判定された場合に実行され、R側ローラ230bを停止するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS2140と、ステップS2140の後に実行され、F側ローラ230aを通常の搬送速度で動作するよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS2150と、ステップS2150の後に実行され、F側センサ220aの出力値に基づいて、記録用紙におけるF側部分の移動量が斜め送り量(X)と等しいか否かを判定し、等しくなるまで待機するステップS2160とを含む。
このルーチンはさらに、ステップS2130において、記録用紙におけるR側部分の移動量が斜め送り量(X)と等しいと判定された場合、又は、ステップS2160において、記録用紙におけるF側部分の移動量が斜め送り量(X)と等しいと判定された場合に実行され、F側ローラ230a及びR側ローラ230bの搬送速度が同じ速度(通常の搬送速度)となるよう、補正ローラ制御部250に駆動モータ240を制御させるステップS2170を含む。ステップS2170の処理が終了すると、このルーチンは終了する。
(第3の実施の形態)
図14を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置は、検出センサ220が補正ローラ230に対して用紙搬送方向の上流側に配置されている点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
図15を参照して、本実施の形態では、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けて、検出センサ220、補正ローラ230及び画像形成部150が配置されている。そのため、検出センサ220が記録用紙の斜め送りを検出した後に当該記録用紙の斜め送りが補正ローラ230によって補正される。記録用紙が補正ローラ230に到達した時点から斜め送りを補正できるので、記録用紙の用紙長(搬送方向の長さ)が短い場合でも斜め送りを補正できる。すなわち、補正ローラ230によって斜め送りが補正されている間に記録用紙が搬送される距離L1以上の用紙長を持つ記録用紙であれば、記録用紙の斜め送りを補正できる。さらに、検出センサ220を補正ローラ230に対して用紙搬送方向の上流側に配置することにより、補正ローラ230と画像形成部150との間の距離を短くできる。そのため、設計自由度を高めることができる。
図16を参照して、検出センサ220が補正ローラ230に対して用紙搬送方向の下流側に配置されている場合、補正ローラ230によって検出センサ220まで記録用紙が搬送されて、当該記録用紙の斜め送りが検出センサ220で検出される。そのため、記録用紙の斜め送りを補正するためには、当該記録用紙の用紙長(搬送方向の長さ)は、補正ローラ230から検出センサ220までの距離Laと、補正ローラ230によって斜め送りが補正されている間に記録用紙が搬送される距離L1とを足した距離L2以上の用紙長が必要となる。さらにこの場合は、検出センサ220を補正ローラ230に対して用紙搬送方向の上流側に配置する場合に比べて、補正ローラ230と画像形成部150との間の距離が長くなる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、記録用紙の斜行量(斜め送り量(X))が所定の値より大きい場合にサービスマンコールを行なう必要があることをユーザに通知する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置では、記録用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定する。斜行量が所定の値より大きい場合、画像形成装置はサービスマンコールを行なう。サービスマンコールを行なうか否かの選択は、設定により切替えることができる。サービスマンコールの設定がONになっている場合、画像形成装置は、斜行量が所定の値より大きいと判定したことに応答して、自動的にサービスマンコールを実行する。この際、画像形成装置は、操作ユニット120にメッセージ画面(図示せず。)を表示して、斜行(斜め送り)が生じていること、及びサービスマンコールを行なったことをユーザに通知する。一方、サービスマンコールの設定がOFFになっている場合、画像形成装置はサービスマンコールを実行しない。この場合、画像形成装置は、斜行量が所定の値より大きいと判定したことに応答して、操作ユニット120にメッセージ画面(図示せず。)を表示して、サービスマンコールが必要であることをユーザに通知する。
サービスマンコールとは、画像形成装置のメンテナンスを行なうサービスマンを電子メール等を介して呼出す処理である。より詳細には、サービスマンコールとは、サービスマンに画像形成装置本体に異常及び故障が発生していることを通知して、異常・故障個所を修理してもらうために、画像形成装置本体の異常又は故障をネットワークI/F180を介して、当該画像形成装置の管理会社等に通報する処理をいう。
[ソフトウェア構成]
本実施の形態に係る画像形成装置では、図7に示されるプログラムに代えて、図17に示されるプログラムが実行される。図17のプログラムは、図7に示されるプログラムにおいて、ステップS3000〜ステップS3030をさらに含む。ステップS1000〜ステップS1070における処理は、図7に示される各ステップにおける処理と同じである。以下、異なる部分について説明する。
図17を参照して、このプログラムは、ステップS1050の後に実行され、算出した斜め送り量(X)が所定の閾値Aより大きいか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3000と、ステップS3000において、斜め送り量(X)が所定の閾値Aより大きいと判定された場合に実行され、サービスマンコールの設定がONになっているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3010と、ステップS3010において、サービスマンコールの設定がONになっていると判定された場合に実行され、サービスマンコールを実行するステップS3020と、ステップS3010において、サービスマンコールの設定がONになっていないと判定された場合に実行され、サービスマンコールを行なう必要があることをユーザに通知するステップS3030とを含む。
ステップS3000において、斜め送り量(X)が所定の閾値Aより大きくないと判定された場合は、制御はステップS1060に進む。ステップS1070において、次の用紙印刷がないと判定された場合、又は、ステップS3020若しくはステップS3030の処理が終了した場合は、このプログラムは終了する。ステップS3020では、サービスマンコールが実行されるとともに、記録用紙が斜め送りされていることをユーザに通知するためのメッセージ画面が表示される。
上記閾値Aは、例えば記録用紙にしわ等が発生して搬送ローラに巻き込まれる等の不具合が生じる斜め送り量より若干小さい値とすることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置では、記録用紙の斜め送り量(X)が所定の閾値Aより大きいと判定された場合に、サービスマンコールを実行する、又はサービスマンコールの必要があることをユーザに通知する。搬送ローラへの記録用紙の巻き込み、感光体ドラム等の損傷等によって画像形成装置が使用できなくなる前に、サービスマンに異常・故障個所を修理してもらうことができるので、画像形成装置が使用できなくなるのを未然に防止できる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、記録用紙の斜行量(斜め送り量(X))が所定の値より大きい場合に記録用紙の搬送を停止する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本実施の形態に係る画像形成装置では、記録用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定する。斜行量が所定の値より大きい場合、画像形成装置は記録用紙の搬送を停止する。この際、画像形成装置は、操作ユニット120にメッセージ画面(図示せず。)を表示して、斜め送りが生じたために記録用紙の搬送を停止したことをユーザに通知する。通知を行なうか否かの選択は、設定により切替えることができる。
[ソフトウェア構成]
本実施の形態に係る画像形成装置では、図7に示されるプログラムに代えて、図18に示されるプログラムが実行される。図18のプログラムは、図7に示されるプログラムにおいて、ステップS4000〜ステップS4030をさらに含む。ステップS1000〜ステップS1070における処理は、図7に示される各ステップにおける処理と同じである。以下、異なる部分について説明する。
図18を参照して、このプログラムは、ステップS1050の後に実行され、算出した斜め送り量(X)が所定の閾値Bより大きいか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4000と、ステップS4000において、斜め送り量(X)が所定の閾値Bより大きいと判定された場合に実行され、記録用紙の搬送を停止するステップS4010と、ステップS4010の後に実行され、通知設定がONになっているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4020と、ステップS4020において、通知設定がONになっていると判定された場合に実行され、斜め送りが生じたために記録用紙の搬送を停止したことをユーザに通知するステップS4030とを含む。
ステップS4000において、斜め送り量(X)が所定の閾値Bより大きくないと判定された場合は、制御はステップS1060に進む。ステップS1070において、次の用紙印刷がないと判定された場合、ステップS4020において、通知設定がONになっていないと判定された場合、又はステップS4030の処理が終了した場合は、このプログラムは終了する。上記閾値Bは、第4の実施の形態における閾値Aより大きい値に設定されていると好ましい。
本実施の形態に係る画像形成装置では、記録用紙の斜め送り量(X)が所定の閾値Bより大きいと判定された場合に、記録用紙の搬送を停止する。これにより、過度な斜め送りに起因する記録用紙の損傷、記録用紙の損傷による搬送ローラへの当該記録用紙の巻き込み、及びプロセス部(例えば感光体ドラム等)の損傷等を未然に防止できる。斜め送りによって角が折れた記録用紙が画像形成部に搬送されるのを防止することもできるので、印刷処理の適正化を図ることもできる。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機(MFP)に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。画像形成装置は複合機以外の装置であってもよい。例えば、コピー機、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。また上記実施の形態では、用紙搬送ユニットは画像形成装置に備えられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。用紙搬送ユニットは、用紙を搬送する機能を持つ他の装置に備えられてもよい。他の装置としては、例えば、スキャナ装置等がある。
上記実施の形態では、2つの検出センサ(F側センサ及びR側センサ)を用紙搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。2つの検出センサは用紙搬送方向に対して交差する方向に互いに所定の距離を隔てて配置されていてもよい。2つの検出センサにおける用紙搬送方向の距離に応じた検出タイミングのズレに基づいて検出センサの検出結果を補正すれば、2つの検出センサが用紙搬送方向に対して交差する方向に配置されている場合であっても精度よく記録用紙の斜行量、移動量等を検出できる。
上記実施の形態では、2つの検出センサを用いて記録用紙の搬送を検出する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。記録用紙の搬送を検出するセンサは3つ以上の複数であってもよい。
上記実施の形態では、2つの検出センサをいずれも移動量を検出可能なセンサとした例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。2つの検出センサの一方のセンサを、移動量を検出可能なセンサとし、もう一方のセンサを用紙の有無のみを検出するセンサ(移動量を検出できないセンサ)としてもよい。用紙の有無のみを検出するセンサ(以下「フォトセンサ」と呼ぶ。)としては、例えば、対向する発光部と受光部を持ち、発光部からの光を物体が遮るのを受光部で検出することによって物体の有無を判定するフォトインタラプタ、又は物体に光を当てて反射してきた光を検出することで物体の有無を判定するフォトリフレクタ等を用いることができる。
例えばF側に検出センサ(例えば、光学式ポインティングデバイス)が配置され、R側にフォトセンサが配置されている場合、F側先行の斜め送りに対しては、上記実施の形態と同様にして検出センサで記録用紙の斜行量を検出できる。R側先行の斜め送りに対しては、フォトセンサで記録用紙を検出してから検出センサで記録用紙を検出するまでの時間を測定し、その時間分だけ記録用紙をさらに搬送することによって検出センサで斜行量を検出できる。斜め送りを補正する場合、F側先行の斜め送りに対しては、例えばR側ローラを停止し、F側ローラを逆方向(搬送方向とは逆方向)に回転させればよい。R側先行の斜め送りに対しては、例えばR側ローラを停止し、F側ローラを正方向(搬送方向)に回転させればよい。R側に検出センサ(光学式ポインティングデバイス)が配置され、F側にフォトセンサが配置されている場合は、上記と逆の構成になる。
上記実施の形態では、F側ローラ及びR側ローラを含む補正ローラを用いて記録用紙の斜め送りを補正する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。補正ローラは、3つ以上の補正ローラを含む構成であってもよい。
上記実施の形態では、斜め送りを補正する際に、F側ローラ及びR側ローラの一方を増速するよう補正ローラを制御する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。斜め送りを補正する際に、例えば、F側ローラ及びR側ローラの一方を増速し、F側ローラ及びR側ローラのもう一方を減速するように補正ローラを制御するようにしてもよい。
上記実施の形態では、検出センサの発光部が赤外光を照射するLEDを含む例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。検出センサの発光部は、赤外光以外の光を照射する発光素子を含む構成であってもよい。例えば、赤外光よりも波長が短い光(例えば青色光)を照射する発光素子を含む構成であってもよい。さらに発光部は、LEDに代えて、例えば非可視光のレーザー光を発するレーザーダイオード(Laser Diode)を含む構成であってもよい。レーザー光は均一な方向に進むため乱反射が起こりにくいので、イメージセンサが照射面の画像(模様)を精緻に捉えることが可能である。そのため、記録用紙の移動量をより高い精度で検出できる。
上記第5の実施の形態において、記録用紙の搬送を停止する際に画像形成装置自体を停止するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100 画像形成装置
110 制御部
120 操作ユニット
130 原稿読取部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 給紙部
170 用紙搬送ユニット
180 ネットワークI/F
200 搬送ローラ
210、240 駆動モータ
220、220a、220b 検出センサ
222 発光部
224 イメージセンサ
226 演算部
230、230a、230b 補正ローラ
250 補正ローラ制御部

Claims (7)

  1. 供給される用紙を搬送するための用紙搬送手段と、
    搬送方向に対する用紙の斜行量を検出することにより当該用紙の斜行を検出するための斜行検出手段と、
    前記斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、当該用紙の斜行を補正するための斜行補正手段と、
    前記斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、前記用紙における第1の部分及び搬送方向に対して交差する方向に前記第1の部分と所定の距離を隔てた第2の部分の搬送方向の移動量をそれぞれ検出するための移動量検出手段と、
    前記斜行検出手段が検出した斜行量、及び前記移動量検出手段が検出した移動量に応じて、前記斜行補正手段を制御するための補正制御手段とを含み、
    前記移動量検出手段は、前記第1の部分における用紙の移動量を検出する第1の光学センサと、前記第2の部分における用紙の移動量を検出する第2の光学センサとを含み、
    前記第1の光学センサ及び第2の光学センサは、それぞれ、用紙に対して光を照射する照射部と、前記照射部が照射した光の用紙からの反射光を受光することによって用紙における光を照射した部分の画像を連続的に取得することにより移動量を検出する移動量検出部とを含み、
    前記斜行検出手段は、前記第1の光学センサ及び前記第2の光学センサを用いて用紙の斜行量を検出する、用紙搬送装置。
  2. 前記第2の部分は、搬送方向に対して直交する方向に前記第1の部分と所定の距離を隔てられており、
    前記第1の光学センサ及び前記第2の光学センサは、搬送方向に対して直交する方向に互いに所定の距離を隔てて配置されている、請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記移動量検出手段が、前記斜行補正手段に対して搬送方向の上流側に配置される、請求項1又は請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、サービスマンコールの必要があることをユーザに通知するための通知手段をさらに含む、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  5. 前記斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、サービスマンコールを実行するためのサービスマンコール実行手段をさらに含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  6. 前記斜行検出手段が用紙の斜行を検出したことに応答して、用紙の斜行量が所定の値より大きいか否かを判定し、判定結果が肯定であることに応答して、前記用紙搬送手段による用紙の搬送を停止するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の用紙搬送装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の用紙搬送装置と、
    前記用紙搬送装置によって搬送された用紙に対して画像を形成するための画像形成手段とを含む、画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019014560A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および搬送制御方法
JP2019064790A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 セイコーエプソン株式会社 媒体給送装置及び画像読取装置

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