JP2020091963A - リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 - Google Patents
リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020091963A JP2020091963A JP2018226973A JP2018226973A JP2020091963A JP 2020091963 A JP2020091963 A JP 2020091963A JP 2018226973 A JP2018226973 A JP 2018226973A JP 2018226973 A JP2018226973 A JP 2018226973A JP 2020091963 A JP2020091963 A JP 2020091963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixture layer
- electrode
- ion secondary
- secondary battery
- lithium ion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
Description
図1、図2は、本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池用電極を説明するための断面図、及び上面図である。図1に示すように、本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池用電極1は、集電体11と、集電体11の表面に形成され、活物質を少なくとも含む合剤層12と、を備える。図1、図2に示すように、合剤層12は、合剤層12の表面から厚さ方向に伸びるように形成された孔部13を有する。なお、図1、図2では、リチウムイオン二次電池用電極1の一部のみを図示している。
リチウムイオン二次電池用電極を製造する際は、活物質を少なくとも含む合剤層12を集電体11の表面に形成する(図1参照)。その後、合剤層12の表面から厚さ方向に伸びる孔部13を合剤層12に形成する。合剤層12に孔部13を形成する際は、合剤層12の各領域における孔部13の体積割合が、電池使用時における合剤層12の温度が低い領域ほど高くなるように形成する。
同様に、レーザ光をy軸方向に走査することで照射領域51_3にレーザ光を同時に照射することができる。これにより照射領域51_3に孔部13を同時に形成することができる。以下同様に、レーザ光をy軸方向に走査することで、合剤層12のy軸方向に孔部13を順番に形成することができる。
本実施の形態では、例えば、レーザ光のスキャンピッチを変えることで、孔部の密度をグラデーション的に変えることができる。
実施例にかかるサンプルとして、負極を作製した。具体的には、負極活物質とバインダーと溶媒とを混練し、混練後の負極合剤を負極集電体上に塗布して乾燥し、更に圧延することで負極を形成した。
図11は、リチウムイオン二次電池のサイクル回数とインピーダンス法により測定した拡散抵抗との関係を示すグラフである。図11では、リチウムイオン二次電池の充放電サイクルが0(初期値)から100サイクルまでの拡散抵抗の変化を示している。なお、図11に示す電気特性を求める際は、リチウムイオン二次電池を1Cの電流でCCCV充電し、その後、1Cの電流で放電する処理を繰り返した。充放電時の電圧は、3.0V〜4.1Vとした。
11 集電体
12 合剤層
13 孔部
15 活物質
18 細孔
20 積層電極体
21、22 引き出し電極
30 捲回電極体
31、32 未塗工部
33、34 引き出し電極
40 レーザ加工装置
41 レーザ光源
42 回折光学素子(DOE)
43、44 ガルバノミラー
45 集光レンズ
Claims (20)
- 集電体と、
前記集電体の表面に形成され、活物質を少なくとも含む合剤層と、を備え、
前記合剤層は当該合剤層の表面から厚さ方向に伸びるように形成された孔部を有し、
前記合剤層の各領域における前記孔部の体積割合は、電池使用時における前記合剤層の温度が低い領域ほど高くなるように構成されている、
リチウムイオン二次電池用電極。 - 前記合剤層を水銀圧入法を用いて測定した際に、細孔径とlog微分細孔容積との関係を示す細孔分布曲線において、log微分細孔容積の最大ピークを示す領域に第1のモード径を有し、かつ、前記第1のモード径よりも大きい領域に第2のモード径に対応するlog微分細孔容積のピークを有する、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記第2のモード径に対応するlog微分細孔容積のピークの大きさは、前記合剤層に形成されている前記孔部の形成により、当該孔部と繋がった細孔の体積割合に対応している、請求項2に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記第2のモード径に対応するlog微分細孔容積のピークの大きさは、前記電池使用時における前記合剤層の温度が低い領域ほど大きい、請求項2または3に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記第1のモード径は2μm以下であり、前記第2のモード径は前記第1のモード径の2倍以上である、請求項2〜4のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記孔部の体積割合は、前記合剤層に形成される前記孔部の深さを用いて調整されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記孔部の体積割合は、前記合剤層に形成される前記孔部の単位面積当たりの数を用いて調整されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記孔部の体積割合は、前記合剤層に形成される前記孔部の直径を用いて調整されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 前記集電体は当該集電体の端部に引き出し電極を備え、
前記合剤層の前記引き出し電極付近の領域における前記孔部の体積割合は、前記合剤層を平面視した際の中央部付近の領域における前記孔部の体積割合よりも高くなるように構成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。 - 前記孔部の少なくとの一部が前記合剤層の厚さの50%以上の深さを有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極。
- 活物質を少なくとも含む合剤層を集電体の表面に形成する工程と、
前記合剤層の表面から厚さ方向に伸びる孔部を前記合剤層に形成する工程と、を備え、
前記合剤層の各領域における前記孔部の体積割合は、電池使用時における前記合剤層の温度が低い領域ほど高い、
リチウムイオン二次電池用電極の製造方法。 - 前記合剤層を水銀圧入法を用いて測定した際に、細孔径とlog微分細孔容積との関係を示す細孔分布曲線において、log微分細孔容積の最大ピークを示す領域に第1のモード径を有し、かつ、前記第1のモード径よりも大きい領域に第2のモード径に対応するlog微分細孔容積のピークを有する、請求項11に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記合剤層にレーザ光を照射することで前記孔部を形成する、請求項11または12に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記合剤層に照射される前記レーザ光のパワーを制御することで前記孔部の深さを調整する、請求項13に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記合剤層の同一箇所に照射されるレーザ光の照射回数を制御することで前記孔部の深さを調整する、請求項13または14に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記レーザ光をDOE(回折光学素子)を用いて複数の経路に分岐し、当該分岐された複数のレーザ光を前記合剤層の照射領域に同時に照射して、前記合剤層の前記照射領域に前記孔部を同時に形成する、請求項13〜15のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記分岐された複数のレーザ光を走査方向に走査することで、前記合剤層の前記照射領域に前記孔部を同時に形成しつつ、前記走査方向の照射領域に前記孔部を順番に形成していく、請求項16に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記走査方向における前記分岐された複数のレーザ光の走査速度を変えることで、前記合剤層に形成される前記孔部の単位面積当たりの数を調整する、請求項17に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記レーザ光は紫外レーザ光である、請求項13〜18のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
- 前記孔部の深さが50μm以上である、請求項13〜19のいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226973A JP7102326B2 (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226973A JP7102326B2 (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020091963A true JP2020091963A (ja) | 2020-06-11 |
JP7102326B2 JP7102326B2 (ja) | 2022-07-19 |
Family
ID=71013046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018226973A Active JP7102326B2 (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7102326B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022011788A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | プライムアースEvエナジー株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004519078A (ja) * | 2001-02-06 | 2004-06-24 | エルジー ケミカル エルティーディー. | 穿孔された電極及びこれを利用する再充電可能なリチウム2次電池 |
JP2011159642A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nec Tokin Corp | 電気化学デバイス |
JP2013191396A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Hitachi Ltd | 非水電解質二次電池、非水電解質二次電池モジュール |
JP2014179240A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Toshiba Corp | 正極及び電池 |
-
2018
- 2018-12-04 JP JP2018226973A patent/JP7102326B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004519078A (ja) * | 2001-02-06 | 2004-06-24 | エルジー ケミカル エルティーディー. | 穿孔された電極及びこれを利用する再充電可能なリチウム2次電池 |
JP2011159642A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nec Tokin Corp | 電気化学デバイス |
JP2013191396A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Hitachi Ltd | 非水電解質二次電池、非水電解質二次電池モジュール |
JP2014179240A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Toshiba Corp | 正極及び電池 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022011788A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | プライムアースEvエナジー株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
JP7197536B2 (ja) | 2020-06-30 | 2022-12-27 | プライムアースEvエナジー株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7102326B2 (ja) | 2022-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6628289B2 (ja) | メッシュ形態の集電体を含む負極、これを含むリチウム二次電池及びこの製造方法 | |
US8932767B2 (en) | Nonaqueous electrolyte lithium secondary battery | |
US20170263933A1 (en) | Positive electrode for lithium-ion secondary cell, and lithium-ion secondary cell | |
JP5748108B2 (ja) | リチウム二次電池 | |
JP5384917B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP5882549B1 (ja) | 非水系二次電池用セパレータ、その製造方法及び非水系二次電池 | |
KR102684785B1 (ko) | 높은 면적당 용량을 가지는 고 로딩 전극 및 이를 포함하는 에너지 저장 장치 | |
JP2016058257A (ja) | リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池 | |
JP2007329077A (ja) | 非水電解質二次電池およびその製造方法 | |
JP5704405B2 (ja) | 二次電池 | |
JP6264320B2 (ja) | 非水電解液二次電池およびその製造方法 | |
US20160226064A1 (en) | Lithium ion rechargeable battery | |
CN114365306B (zh) | 使用激光制造二次电池的电极的设备和方法及通过其制造的二次电池的电极 | |
JP5625328B2 (ja) | 非水電解質二次電池用集電体およびこれを用いた負極 | |
JP2015149463A (ja) | アルミニウムエッチング箔およびアルミニウムエッチング箔を集電体に用いた電極、これを用いた蓄電デバイス | |
JP2015037008A (ja) | 非水電解質二次電池用の電極活物質層とその製造方法 | |
KR20210011041A (ko) | 이차전지 전극용 집전체 | |
JP2011187343A (ja) | 電池用電極の製造方法 | |
JP4352972B2 (ja) | 電極およびこれを用いてなる電池 | |
JP7102326B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用電極、及びその製造方法 | |
JP2000106213A (ja) | リチウム二次電池およびそれに用いる正極板の製造法 | |
KR101615827B1 (ko) | 환원 그래핀 옥사이드/그래핀 복합필름, 이를 구비하는 에너지 저장소자, 및 환원 그래핀 옥사이드/그래핀 복합필름의 제조방법 | |
JP2015207453A (ja) | 非水電解質二次電池用電極の製造方法 | |
WO2018119957A1 (zh) | 一种多孔锡箔负极及其制备方法和钠离子二次电池 | |
CN115939315B (zh) | 电极片及包含它的电池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220706 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7102326 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |