JP2020091517A - 防災システム - Google Patents
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Abstract
Description
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防災システムに関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態1について説明する。実施の形態1では、防災装置の設定の状態を示す画像を取得して出力する場合について説明する。
まず、本実施の形態に係る受信機の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る受信機の正面図であり、図2は、受信機のブロック図である。
通信部11は、ネットワークを介して外部機器(例えば、不図示の感知器等)との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
操作部12は、ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1のタッチパッド121を備えて構成される。タッチパッド121は、情報入力部であり、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付けるように構成されており、一例としては、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
表示部13は、制御部17の制御に基づいて情報を表示する表示手段である。この表示部13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1のディスプレイ131を備えて構成される。ディスプレイ131は、情報出力部であり、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ(つまり、平面ディスプレイ)等を用いて構成することができる。なお、上記の操作部12のタッチパッド121と表示部13のディスプレイ131とを相互に重畳してタッチパネルとして一体形成しているものとして、以下説明する。
音響部14は、制御部17の制御に基づいて音声情報を出力する音響手段である。この音響部14の具体的な種類は任意であるが、例えば、図1のスピーカ141を備えて構成される。
印刷部15は、制御部17の制御に基づいて紙面情報を出力する印刷手段である。この印刷部15の具体的な種類は任意であるが、例えば、図1のプリンタ151を備えて構成される。
記録部16は、受信機100の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。この記録部16には、例えば、画像情報が記録されている。
「画像情報」とは、画像の情報であり、例えば、ディスプレイ131に表示された画像自体を含む情報に対応する概念である。なお、この画像情報の具体的な記録手法は任意であるが、例えば、後述する画像記録処理にて記録される。
制御部17は、受信機100を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して受信機100にインストールされることで、制御部17の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成され受信機100によって実行される画像記録処理、及び画像表示処理について説明する。図3〜図5は、受信機のディスプレイに表示される画像を例示した図である。具体的には、図3は、通常の状態(火災等の異常を判定していない状態)を示す画像(以下、「通常監視画像」とも称する)を図示しており、また、図4及び図5は、防災装置の設定の状態を示す画像(以下、「設定用画像」とも称する)を図示しており、具体的には、受信機100と連動し得る前述の他の装置(一例としては、防火戸、シャッタ、たれ壁、ダンパー、給気口、排煙口、及び排煙機)との連動の状態を設定するための画像を図示している。詳細には、図4の設定用画像は、他の装置のうちのたれ壁以外の装置については連動が有効になっており、一方、垂れ壁については連動が無効になっている状態を図示しており、図5の設定用画像は、他の装置全てについて連動が有効になっている状態を図示している。この図3〜図5を適宜参照して各処理を説明する。
まず、画像記録処理について説明する。図6は、画像記録処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「画像記録処理」とは、概略的には、受信機100によって実行される処理であり、具体的には、ディスプレイ131に表示されている画像を記録する処理である。この画像記録処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、受信機100の電源をオンした場合に、繰り返し起動して実行を開始するものとし、実行が開始されたところから説明する(後述の画像表示処理も同様とする)。
次に、画像表示処理について説明する。図7は、画像表示処理のフローチャートである。「画像表示処理」とは、概略的には、受信機100によって実行される処理であり、具体的には、画像の情報をディスプレイ131に表示する処理である。
このように本実施の形態によれば、表示画像を取得し、取得した表示画像を出力することにより、例えば、表示画像の情報を出力することが可能となる。特に、例えば、受信機100のディスプレイ131に現在表示されておらず、過去に表示されていた表示画像を出力することができるので、切り替える前の表示画像を確認することができ、利便性を向上させることが可能となる。
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2においては、異常の状態を示す画像を取得して出力する場合について説明する。なお、実施の形態2においては、実施の形態1の構成と同様な構成には同様な符号を付し、当該構成の説明は省略し、これ以外の構成について説明する。
まず、本実施の形態に係る受信機の構成について説明する。図2の受信機200は、防災システムであって、防災装置であり、例えば、通信部11、操作部12、表示部13、音響部14、印刷部15、記録部16、及び制御部27を備える。
制御部27は、機能概念的に、取得部271、及び出力部272を備える。取得部271は、受信機200のディスプレイ131に表示されている画像である表示画像を取得する取得手段である。出力部272は、取得部271が取得した表示画像の情報を出力する出力手段である。なお、この制御部27の各部により行われる処理については、後述する。
次に、このように構成され受信機200によって実行される画像記録処理、及び画像表示処理について説明する。図8は、受信機のディスプレイに表示される画像を例示した図である。図8は、具体的には、異常の状態(火災等の異常を判定した状態)を示す画像(以下、「異常画像」とも称する)を図示している。
まず、画像記録処理について説明する。図9は、画像記録処理のフローチャートである。
次に、画像表示処理について説明する。
このように本実施の形態によれば、異常の状態(火災等の異常を判定した状態)を示す画像を取得することにより、例えば、受信機200の状態を出力することができるので、受信機200の状態を確実に把握させることが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
また、画像を記録するタイミング(つまり、画像を取得するタイミング)を任意に変更してもよい。例えば、取得部が、ディスプレイ131の画像が切り替わったか否かを判定し、ディスプレイ131の画像が切り替わったものと判定した場合に、切り替わる前の画像又は切り替わった後の画像の一方、又は、両方を取得して、取得した画像を記録するように構成してもよい。なお、変形例の記載では、実施の形態1及び実施の形態2において相互に異なる符号が付されている構成のうち、相互に区別する必要がない構成については、当該符号を省略して説明する。
また、上記各実施の形態では、取得部が、異常発生時又は特定操作時に画像を取得する場合について説明したが、これに限らない。例えば、前述したように、取得部が、イベント発生時、又は、所定時間間隔毎に画像を取得するように構成してもよく、特に、障害発生時、移報出力時、又はログ出力時に画像を取得するように構成してもよい。なお、これらの異常発生時、特定操作時、障害発生時、移報出力時、及びログ出力時については、後述する。このように構成した場合、所定の取得タイミングは、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時のうちの少なくとも1つに対応するタイミングであることにより、例えば、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時に表示画像を取得することができるので、これらの各時の表示画像の情報をユーザに対して把握させることができ、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記各実施の形態では、画像の情報を表示して出力する場合について説明したが、これに限らない。例えば、出力部が、取得部が取得した画像を、図1のプリンタ151にて印刷して紙面出力してもよいし、あるいは、通信部11を介して前述の外部装置に送信し、当該外部装置側に格納して出力してもよい。また、出力部が、取得部が取得した画像について任意の手法で画像認識を行い、画像中の情報を読み込んで認識した上で、読み込んで認識した情報をディスプレイ131に表示したり、スピーカ141を介して音声出力したり、プリンタ151にて印刷して紙面出力したり、あるいは、通信部11を介して外部装置側に送信し、当該外部装置側に格納して出力してもよい。なお、外部装置側に出力する場合については、出力部が、外部装置の記録部に情報を記録するのみであってもよいし、又は、外部装置の記録部に情報記録した上で外部装備の表示装置(ディスプレイ等)に当該記録した情報を表示してもよい。このように構成した場合、表示画像の情報を外部装置に送信又は格納することにより、例えば、防災装置から離れた遠隔地において表示画像をユーザに視認させることができるので、遠隔地のユーザに対して表示画像を視認させることができ、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態では、出力部が、画像の表示を要求する所定操作(つまり、特定操作)を受け付けた場合に、画像の情報を出力する場合について説明したが、これに限らない。例えば、出力部が、イベント発生時、又は、所定時間間隔毎に画像を取得するように構成してもよく、特に、異常発生時、障害発生時、移報出力時、又はログ出力時に、画像の情報を出力するように構成してもよい。特に、この場合、「(画像の情報の出力について)」で説明したように、通信部11を介して外部装置に出力してもよい。なお、「異常発生時」とは、異常が発生した場合であり、例えば、受信機が前述の発報信号を受信した場合等を含む概念である。また、「障害発生時」とは、受信機又は受信機に電気的に接続されている機器が故障した場合又は故障している可能性がある場合等含む概念であり、例えば、受信機において故障している可能性があることを特定する故障フラグが記録されている場合、受信機に接続されている機器からの当該機器が故障している可能性があることを特定する故障信号を受信した場合、当該機器との定期的な通信が不通となった場合、あるいは、当該機器が接続されている回線の電気的な状態に変化があった場合等を含む概念である。また、「移報出力時」とは、例えば、受信機が火災を断定した場合において移報信号を出力した場合等を含む概念である。なお、「受信機が火災を断定」することについては、従来と同様にして処理されることとし、例えば、ユーザが受信機の断定スイッチを操作した場合、発報信号を2か所以上の感知器(例えば、設置フロアが相互に異なる2個以上の感知器等)から受信した場合に、受信機が火災を断定することとする。また、「ログ出力時」とは、受信機を含む防災装置が、従来と同様にして自己の動作履歴を示すログ情報を記録していることとし、当該ログ情報を出力する場合等を含む概念である。なお、「ログ情報を出力」することについては、従来と同様にして処理されることとし、例えば、ユーザによるログ情報を出力するための操作が防災装置に対して行われたタイミング、あるいは、一定時間毎のタイミング等を含む概念である。具体的な実装手法は任意であるが、例えば、出力部が、自己が実装されている受信機の状態を監視、当該受信機の状態がこれらの各時に該当するか否かを判定し、該当するものと判定した場合に、画像の情報を出力するように構成してもよい。このように構成した場合、所定の出力タイミングは、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時のうちの少なくとも1つに対応するタイミングであることにより、例えば、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時に表示画像の情報を、ユーザに対して把握させることができ、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記各実施の形態において、受信機の記録部16に受信機を特定する情報(受信機に設定されている名称、受信機のシリアルナンバー、受信機の型番、及び受信機の設置位置等を特定する情報)が記録されていることとし、取得部が、この記録されている受信機を特定する情報を取得し、出力部が、取得部が取得した受信機を特定する情報を、実施の形態で説明した手法又は変形例で説明した手法で出力するように構成してもよい。このように構成した場合、受信機を特定する情報を表示画像の情報と共に出力することにより、例えば、出力される情報に基づいて受信機を特定することができるので、何れの受信機の表示画像の情報であるかを把握させることが可能となる。
また、上記各実施の形態において、ユーザがタッチパッド121を介して伝達情報を受信機に入力した場合、受信機の制御部が、当該入力された伝達情報を記録部16に記録することとする。そして、取得部が、この記録されている伝達情報を取得し、出力部が、取得部が取得した伝達情報を、実施の形態で説明した手法又は変形例で説明した手法で出力するように構成してもよい。このように構成した場合、ユーザから受け付けた情報に関連する情報を、表示画像の情報と共に出力することにより、例えば、ユーザが伝達したい情報を出力することができるので、ユーザ間において有用な情報を伝達させることが可能となる。なお、ここでは、伝達情報を出力する場合を例示したが、出力部が、「ユーザから受け付けた情報に関連する情報」のうちの他の情報を任意の手法(例えば、記録部16に記録されている情報を取得する手法、あるいは、計時手段にアクセスして取得する手法等)で取得し、取得した情報を出力するように構成してもよい。
また、「(防災装置を特定する情報の出力について)」及び「(防災装置がユーザから受け付けた情報に関連する情報の出力について)」と各実施の形態とを組み合わせて、出力部が、実施の形態で説明したように、画像の情報を出力する場合に、当該画像の情報と共に、「(防災装置を特定する情報の出力について)」で説明した情報、あるいは、「(防災装置がユーザから受け付けた情報に関連する情報の出力について)」で説明した情報を出力してもよい。例えば、図3〜図5、図8、及び図10の画像の隣に受信機を特定する情報、又は伝達情報の画像を表示することにより、これらの情報を同時に表示してもよい。また、例えば、これらの画像と、受信機を特定する情報、又は伝達情報の画像とを交互に表示してもよい。また、これらの画像をディスプレイ131に表示し、この表示中に、受信機を特定する情報、又は伝達情報をスピーカ141から音声出力したり、プリンタ151から紙面出力したり、あるいは、通信部11を介して外部装置に通信出力したりしてもよい。
また、上記各実施の形態の受信機の制御部に設定部を設けてもよい。「設定部」とは、前述の設定手段である。この設定部の具体的な実装手法は任意であるが、例えば、表示画像情報を出力するタイミング、あるいは、出力する表示画像の情報の種類(例えば、文字、数字、画像、色等)を特定するユーザからの設定入力を、タッチパッド121を介して受け付けた場合に、受け付けた設定入力を特定する情報を記録部16に記録することとする。そして、出力部が、記録部16に記録されている設定入力を任意のタイミング(例えば、設定部が設定入力を記録した直後のタイミング等)に取得し、取得した設定入力に対応する処理を行うように構成してもよい。なお、「取得した設定入力に対応する処理」とは、設定入力が特定する出力タイミングで表示画像の情報を出力する処理、あるいは、設定入力が特定する種類の情報を出力する処理等を含む概念である。なお、設定入力において、出力タイミングのみが特定されている場合、出力部は、設定入力で特定されている出力タイミングで表示画像の情報のうちの所定の種類の情報(一例としては、画像)のみを出力してもよいし、あるいは、設定入力において、出力する情報の種類のみが特定されている場合、出力部は、所定の出力タイミング(一例としては、前述の所定の出力タイミングの定義で例示したタイミングのうちの1つ以上のタイミング)で表示画像の情報のうちの設定入力にて特定されている種類の情報を出力してもよい。このように構成した場合、表示画像の情報についての出力部からの出力に関する設定に基づいて、表示画像の情報を出力することにより、例えば、表示画像の情報の出力についてのユーザのニーズに柔軟に対応することができるので、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記各実施の形態の出力部が、受信機のディスプレイ131に対する表示画像の情報の出力態様を特定し、特定した当該出力態様にて、表示画像の情報を出力するように構成してもよい。なお、「出力態様」とは、例えば、表示画像の情報が出力されるありさまであり、例えば、2画面表示(ウインドウ表示)、縮小表示、拡大表示、及び部分拡大表示等含む概念であり、あるいは、前述したように、一部を表示(選択操作で全部を表示)、枠を付けて表示(現行の画面と区別するため)、ショートカットアイコン的な表示、サムネイル表示、履歴メニュー又は履歴画面等に対する画像リストとしての表示等を含む概念である。また、出力態様の特定手法は任意であるが、例えば、前述の「(設定部について)」で説明した設定入力に出力態様が含まれていることとし、出力部が、ユーザからの入力によって記録部16に記録されている設定入力を参照して出力態様を特定するように構成してもよいし、あるいは、設定入力とは異なる出力態様特定情報が記録部16に記録されていることとし、この出力態様特定情報を参照して出力態様を特定するよう構成してもよいし、あるいは、受信機を動作させるためのプログラムに出力態様が書き込まれており、この出力態様を特定するように構成してもよい。
また、上述の「(出力態様について(その1))」の技術を任意に変更又は改良してもよく、例えば、タッチパッド121を介する特定の操作にて、ウインドウ(枠)についての画面内の表示位置(座標)を移動可能としてもよく、あるいは、ウインドウのサイズを変更可能としてもよい。詳細には、例えば、2画面表示となっている図11の縮小表示されている画像のウインドウ、又は図12の拡大表示されている画像のウインドウに関して、タッチパッド121を介して当該ウインドウについてドラッグ操作、ピンチ操作、又はストレッチ操作等を行うことにより、これらのウインドウについて移動又はサイズ変更等が可能となるように構成してもよい。
また、受信機の制御部が、ユーザによる所定操作(例えば、受信機の不図示の押しボタンを押下する操作、あるいは、タッチパッド121を介して行われる任意の操作(一例としては、任意の箇所をタップ、フリック、又はスワイプする操作等))を受け付けた場合に、以下の処理を行うように構成してもよい。
また、受信機の制御部が、従来と同様にして、自己の動作履歴を示すイベント等のログ情報(例えば、発報信号を受信したイベント(つまり、異常発生時に対応するイベント)を特定する文字情報、発報信号を受信した後に移報信号を出力したイベント(つまり、移報信号出力時に対応するイベント)を特定する文字情報等)を記録部16に記録することとする。また、これらの各イベントと、当該各イベントが発生した場合にディスプレイ131の表示画像を取得するか否かを特定する取得有無情報とが相互に関連付けられた状態で、ユーザに定義されて記録部16に記録されていることとする。また、取得部が、イベントが発生したか否かを判定し、発生したものと判定した場合に、記録部16を参照して、当該発生したイベントに対応付けられている取得有無情報を特定し、特定した取得有無情報が表示画像を取得することを特定している場合に、表示画像を取得し、一方、特定した取得有無情報が表示画像を取得しないことを特定している場合に、表示画像を取得しないように構成してもよい。そして、取得部が、表示画像を取得した場合、前述のログ情報において、当該発生したイベントの文字情報に関連付けて、当該取得した表示画像を記録し、一方、表示画像を取得しなかった場合、従来と同様ようにして、当該発生したイベントの文字情報のみを記録するように構成してもよい。
また、記録部16に記録された表示画像については、自動で又は手動操作で消去されるように構成してもよい。例えば、前述のようにログ情報においてイベントの文字情報と対応付けられている場合、制御部が、ログ情報を消去する操作入力を受け付けた場合に、当該ログ情報に対応付けられている表示画像もログ情報と共に消去するように構成してもよい。また、例えば、制御部が、各表示画像が記録されている期間を計時し、計時した期間が所定期間(例えば、1年〜3年等)を経過したか否かを判定し、経過したものと判定した場合に、当該表示画像を消去するように構成してもよい。なお、ログ情報においてイベントの文字情報と表示画像とが相互に関連付けられている場合、イベントの種類毎に当該期間を設定することができることとし、制御部が、この設定された期間を経過した表示画像を消去するように構成してもよい。
また、実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
付記1の防災システムは、防災装置のディスプレイに表示されている画像である表示画像を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記表示画像の情報を出力する出力手段と、を備える。
付記1に記載の防災システムによれば、表示画像を取得し、取得した表示画像を出力することにより、例えば、表示画像の情報を出力することが可能となる。特に、例えば、防災装置のディスプレイに現在表示されておらず、過去に表示されていた表示画像を出力することができるので、切り替える前の表示画像を確認することができ、利便性を向上させることが可能となる。
12 操作部
13 表示部
14 音響部
15 印刷部
16 記録部
17 制御部
27 制御部
100 受信機
121 タッチパッド
131 ディスプレイ
141 スピーカ
151 プリンタ
171 取得部
172 出力部
200 受信機
271 取得部
272 出力部
Claims (13)
- 防災装置のディスプレイに表示されている画像である表示画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記表示画像の情報を出力する出力手段と、
を備える防災システム。 - 前記取得手段は、前記防災装置の状態又は防災システムの状態を示す画像を、前記表示画像として取得する、
請求項1に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記防災装置を特定する情報を、前記表示画像の情報と共に出力する、
請求項1又は2に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記防災装置がユーザから受け付けた情報に関連する情報を、前記表示画像の情報と共に出力する、
請求項1から3の何れか一項に記載の防災システム。 - 前記防災装置は、ユーザ側の端末であるユーザ端末からの情報を当該ユーザ端末との間で通信することにより受け付ける防災装置側受付手段、を備え、
前記出力手段は、前記防災装置側受付手段を介して受け付けた情報を、前記ユーザから受け付けた情報として、前記表示画像の情報と共に出力する、
請求項4に記載の防災システム。 - 前記防災システムは、前記表示画像の情報についての前記出力手段からの出力に関する設定を行う設定手段、を備え、
前記出力手段は、前記設定手段の設定結果に基づいて、前記表示画像の情報を出力する、
請求項1から5の何れか一項に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記表示画像の情報を、前記防災装置の前記ディスプレイに出力する、
請求項1から6の何れか一項に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記防災装置の前記ディスプレイに対する前記表示画像の情報の出力態様を特定し、特定した当該出力態様にて、前記表示画像の情報を出力する、
請求項7に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記表示画像の情報を、外部装置に送信又は格納する、
請求項1から8の何れか一項に記載の防災システム。 - 前記外部装置は、通報センタの表示装置を含んでおり、
前記出力手段は、前記表示画像の情報を、前記表示装置に出力する、
請求項9に記載の防災システム。 - 前記外部装置は、前記取得手段にて前記表示画像を取得された前記防災装置以外の他の防災装置を含んでおり、
前記出力手段は、前記表示画像の情報として前記表示画像を、前記他の防災装置を介して出力する、
請求項9又は10に記載の防災システム。 - 前記出力手段は、前記表示画像の情報を、所定の出力タイミングに出力し、
前記所定の出力タイミングは、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時のうちの少なくとも1つに対応するタイミングである、
請求項1から11の何れか一項に記載の防災システム。 - 前記取得手段は、前記表示画像を、所定の取得タイミングに取得し、
前記所定の取得タイミングは、異常発生時、障害発生時、特定操作時、移報出力時、又はログ出力時のうちの少なくとも1つに対応するタイミングである、
請求項1から12の何れか一項に記載の防災システム。
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