JP2016139964A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】災害等によって一部の通信事業者の通信網に障害が生じた場合や携帯端末が緊急情報の受信に対応していない場合、携帯端末によって緊急情報を受信することができず、当該携帯端末の利用者は緊急事態に気づくことができない。
【解決手段】本発明に係る携帯端末は、緊急情報を受信する受信部と、受信部が受信した緊急情報を表示する表示部と、緊急情報を携帯端末から分離している表示装置に送信する送信部と、緊急情報を表示部に表示した際に、緊急情報を表示装置に送信するように送信部を制御する制御部とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、携帯端末に関する。
携帯端末の普及が進んだ近年、緊急事態が発生した際、緊急情報を携帯端末に送信するシステムが開発されている。
特開2014−39104号公報
災害によって一部の通信事業者の通信網に障害が生じた場合や携帯端末が緊急情報の受信に対応していない場合、携帯端末によっては緊急情報を受信することができない場合がある。このような場合、緊急情報を受信できない携帯端末の利用者は、緊急事態に気づくことができない。
また、携帯端末を身近に置いていない場合または鞄にしまっている場合、利用者が携帯端末への緊急情報の着信に気づかない場合がある。このような場合も携帯端末の利用者は緊急事態に気づくことができない。
本発明の一態様の携帯端末は、緊急情報を受信する受信部と、受信部が受信した緊急情報を表示する表示部と、緊急情報を、携帯端末とは別の表示装置に送信する送信部と、緊急情報を表示部に表示すると、緊急情報を表示装置に送信するように送信部を制御する制御部とを備える。
本発明の他の態様の携帯端末は、緊急情報を受信する受信部と、受信部が受信した緊急情報を表示する表示部と、緊急情報を、携帯端末とは別の表示装置に送信する送信部と、受信部が前記緊急情報を受信したことに応答して、緊急情報を前記表示装置に送信するように送信部を制御する制御部とを備える。
本発明の一態様によれば、緊急事態の発生に気づき易くなる。
実施の形態に従うスマートフォンの機能構成を表す図である。 家庭内において複数人がテレビをみている状況で、スマートフォンが緊急災害情報を受信した様子を表す図である。 家庭内において、従来のスマートフォンのユーザが一人でテレビを観ている状況で、スマートフォンが緊急災害情報を受信した様子を表す図である。 実施の形態に従うスマートフォンが、受信した緊急災害情報をテレビに送信する様子を表す図である。 第1の実施の形態に従うスマートフォンが、テレビに緊急災害情報を送信する様子を表す概略図である。 第1の実施の形態に従うスマートフォンの制御部が、表示部に表示されている緊急災害情報の画像を、Miracastに基づいてテレビに送信する処理の流れを表すフローチャートである。 家庭内において複数人がテレビをみている状況で、実施の形態に従うスマートフォンが緊急災害情報を受信した様子を表す図である。 家庭内において、実施の形態に従うスマートフォンのユーザが一人でテレビを観ている状況で、実施の形態に従うスマートフォンが緊急災害情報を受信した様子を表す図である。 第2の実施の形態に従うスマートフォンの制御部が、緊急災害情報を表示する表示部をキャプチャした画像ファイルをDLNAに基づいてテレビに送信する処理を表すフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例に従うスマートフォンが、受信した緊急災害情報の内容を表示する画像ファイルをDLNAに基づいてテレビに送信する処理を表すフローチャートである。 実施の形態に従うスマートフォンが、中継器を介さずに緊急災害情報をテレビに送信する様子を表す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
以下の実施の形態では、携帯端末としてスマートフォンを例に説明する。携帯端末はスマートフォンに限定されるものではなく、たとえばタブレットPC、フィーチャーフォン(feature phone)、又はPDAなどであってもよい。
また、以下の実施の形態では、緊急情報として、台風の上陸時に配信される緊急災害情報を例に説明する。
図1は、実施の形態に従うスマートフォン1の機能構成を表す図である。図1を参照して、スマートフォン1は、制御部11と、第1通信部12と、第2通信部13と、入力部14と、表示部15と、記憶部16と、スピーカ17とを備える。
制御部11は、図示しないがCPU(Central Processing Unit)、および記憶素子としてSRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic Random Access Memory)を含み、スマートフォン1の動作を統合的に制御することができる。
第1通信部12は、アンテナスイッチ、デュプレクサ、電力増幅器、低雑音増幅器、および帯域通過フィルタを含む。第1通信部12は、LTE(Long Term Evolution)またはCDMA(Code Division Multiple Access)の方式に従い、通信事業者の通信網において通信を行なうことができる。第1通信部12は、アンテナで受信した信号を処理して、当該信号を制御部11に送信することができる。また、制御部11は、第1通信部12へ信号を送信し、第1通信部12において信号処理された信号をアンテナから送信することができる。
第2通信部13は、図示はしないが無線LAN回路および無線LANアンテナを含み、WiFi(登録商標)に基づいて、例えばWiFiアクセスポイントのようなWiFi対応機器と通信を行なうことができる。
入力部14は、ユーザからの入力を受け付け、制御部11にその入力に基づく信号を送信することができる。入力部14は、例えばボタンまたはタッチパネルから構成されてもよい。
表示部15は、制御部11から受信した信号に基づいて表示を行なうことができる。表示部15は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機ELディスプレイから構成されてもよい。
記憶部16は、制御部11に読み出されて実行されるOS(Operating System)、各種アプリケーションのプログラム、および当該プログラムによって使用される各種データを保存することができる。記憶部16は、例えば、不揮発性の半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、または記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)を含んでもよい。
制御部11は、第1通信部12から受信した信号を解析し、E−mailおよびSMS(Short Message Service)を受信した旨、または音声通話の着信があった旨の表示を行なうように表示部15を制御することができる。また、制御部11は、このような受信または着信があった場合には、通知音をスピーカ17に出力することができる。
従来のスマートフォンも上記のような構成を備えていたが、緊急災害情報に関して以下の図2および図3のような状況において問題があった。
図2は、家庭内において複数人がテレビ2を観ている状況で、スマートフォン100が緊急災害情報を受信した様子を表す図である。図2においては、テレビ2を観ている者のうち、一人がスマートフォン100を手元にもっている。このような状況でスマートフォン100が緊急災害情報を受信した場合、スマートフォン100が従来のスマートフォンであれば、スマートフォン100のユーザは緊急災害情報に気づくことができるが、テレビ2を観ている他の者は緊急災害情報に気づくことができない。
また、図3は、家庭内においてスマートフォン100のユーザが一人でテレビ2を観ている状況で、スマートフォン100が緊急災害情報を受信した様子を表す図である。図3においては、スマートフォン100はテレビ2を観ているユーザの手元にはなく、ユーザの鞄の中に入っている。このような状況で、スマートフォン100が緊急災害情報を受信した場合、スマートフォン100が従来のスマートフォンであれば、テレビ2を観ているスマートフォン100のユーザは緊急災害情報に気づくことができない。
そこで以下では、上記のような状況において、テレビ2を観ている者が、スマートフォン1で表示(または受信)した緊急災害情報に気づくことができる実施の形態について説明する。具体的には、図4のようにスマートフォン1で表示(または受信)した緊急災害情報を、WiFiでテレビ2に送信してテレビ2で表示する。スマートフォン1とテレビ2との通信方式の違いにより、第1の実施の形態と第2の実施の形態とに分けて説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態においては、スマートフォン1とテレビ2とは、緊急災害情報に関する通信をMiracast(Wi-Fi Display)に基づいて行なう。
図5は、第1の実施の形態に従うスマートフォン1が、Miracastに基づいてテレビ2に緊急災害情報を送信する様子を表す概略図である。
図5を参照して、台風が上陸する恐れがある場合、緊急災害情報配信サーバ3は緊急災害情報を配信する。緊急災害情報配信サーバ3としては、例えば、通信事業者が備えるサーバが考えられる。
緊急災害情報配信サーバ3から配信された緊急災害情報が、通信網4を経由してスマートフォン1に受信され、スマートフォン1の表示部15に表示された場合を考える。スマートフォン1の制御部11は、表示部15が表示している緊急災害情報の画像を、中継器であるWiFiアクセスポイント5を介して、テレビ2に送信する。テレビ2は受信した緊急災害情報を表示する。
IPアドレスのようなテレビ2を送信先として特定するための情報、およびWiFiアクセスポイント5のIPアドレスのような中継器に関する情報のように、テレビ2との接続に必要な情報(以下では、「接続情報」ともいう。)は、予め記憶部16に登録されていてもよい。通常、Miracastによってスマートフォン1の表示部15に表示されている画像を他の機器に送信する場合、スマートフォン1のユーザは、OSの設定機能によって送信可能な機器の一覧を表示部15に表示し、その中から送信先を選択する。しかし、緊急災害情報に関しては、そのような選択操作によるタイムロスによって対応が手遅れになる可能性がある。そこで、本実施の形態においては接続情報を予め登録しておき、上記の選択操作を省略することでタイムロスを解消することができる。
図6は、第1の実施の形態に従うスマートフォン1の制御部11が、表示部15に表示されている緊急災害情報の画像を、Miracastに基づいてテレビ2に送信する処理の流れを表すフローチャートである。以下で説明する手順は、スマートフォン1の制御部11に記憶部16から読み込まれたプログラムによって行なわれる。
図6を参照して、ステップS101において、制御部11は、緊急災害情報が受信されたか否かを判定する。例えば、制御部11は、配信されたE−mailまたはSMSがブロードキャストされたものであるか、緊急災害情報であることを示す識別子がメッセージ中に含まれているかに基づいて、受信したメッセージが緊急災害情報であるか否かを判定する。
ステップS101において、第1通信部12が緊急災害情報を受信した場合(S101にてYESの場合)、制御部11はステップS102に処理を進める。第1通信部12が受信したメッセージが緊急災害情報でない場合(S101にてNOの場合)、制御部11は一定時間経過後にステップS101に処理を戻す。
ステップS102において、第1通信部12が受信した緊急災害情報が、ユーザの入力に基づいて表示部15に表示された場合(S102にてYESの場合)、制御部11はステップS103に処理を進める。第1通信部12が受信した緊急災害情報が表示部15に表示されていない場合(S102にてNOの場合)、制御部11は一定時間経過後にステップS101に処理を戻す。つまり、第1通信部12が緊急災害情報を受信した後、一定時間内にその緊急災害情報が表示部15に表示されないなら、その緊急災害情報はテレビ2に表示されない。なお、当該一定時間は、ユーザにより設定可能とすることもできる。
ステップS102における緊急災害情報の表示は、ユーザの入力を介さずに自動的に行なわれても構わない。この場合、緊急災害情報が自動的に表示部15に表示された後、制御部11はステップS103に処理を進める。
ステップS103において、記憶部16にテレビ2の接続情報が登録されている場合(S103にてYESの場合)、制御部11はステップS104に処理を進める。テレビ2の接続情報が登録されていない場合(S103にてNOの場合)、制御部11は処理を終了する。
スマートフォン1に登録されている表示装置の接続情報は複数であっても構わない。例えば、登録されている複数のテレビに予め優先順位をつけおいて、ステップS103においてこの優先順位に従って接続の確立を試みるような処理が行なわれても構わない。例えば、優先順位が最も高く登録されている表示装置の電源が入っておらず、当該表示装置との接続が確立することができない場合に、当該表示装置の次に優先順位の高い表示装置との接続を試みるという処理が行なわれてもよい。
ステップS104において、制御部11は、記憶部16に登録されている接続情報に基づいて、テレビ2との接続を試みる。テレビ2との接続が確立された場合(S104にてYESの場合)、制御部11はステップS105に処理を進める。テレビ2との接続が確立されなかった場合(S104にてNOの場合)、制御部11は処理を終了する。
ステップS105において、制御部11は、表示部15が表示している画像を、Miracastに基づいてテレビ2に送信する。この際送信される情報としては、表示部15の解像度、およびピクセル毎の座標値とRGB値が考えられる。その後、制御部11は処理をステップS106に進む。
スマートフォン1とテレビ2とがMiracastに基づいて通信を行なう場合、スマートフォン1で発生させた音声をテレビ2でも発生させることが可能である。そこで、ステップS105において、制御部11が、表示部15に表示されている画像をMiracastに基づいてテレビ2に送信する際、スマートフォン1が緊急災害情報に特有の音楽またはチャイムのような通知音を発生するようにしてもよい。このような構成とすることにより、緊急災害情報がテレビ2に表示されると同時に通知音がテレビ2から発せられるので、テレビ2を観ている者は災害の発生を通知音によっても知ることができる。
また、スマートフォン1とテレビ2とがMiracastに基づいて通信を行なう場合、スマートフォン1で横長の画面表示をすると、テレビ2で表示される画像も横長のものとなる。そして、現在家庭で使用されているテレビの画面は横縦比が16:9の横長の画面が多い。そこで、ステップS105において、制御部11は、表示部15に表示されている画像をMiracastに基づいてテレビ2に送信する際、テレビ2に送信する画像の横縦比を、テレビ2の画面の横縦比に合わせて横長となるように設定してもよい。このような構成とすることにより、テレビ2に表示される緊急災害情報の文字が大きくなって観やすくなる。
ステップS106において、制御部11は、スマートフォン1とテレビ2との接続が切断されたか否かを判定する。スマートフォン1とテレビ2との接続が切断されていない場合(S106にてNOの場合)、制御部11はステップS105に処理を戻す。スマートフォン1とテレビ2との接続が切断された場合(S106にてYESの場合)、制御部11は処理を終了する。
制御部11によって行なわれる上記のような処理により、スマートフォン1で表示された緊急災害情報がテレビ2に表示される。このことにより、図7のように、スマートフォン1のユーザは、スマートフォン1で表示した緊急災害情報を、テレビ2を観ている者と共有することができる。その結果、テレビ2を観ている者も緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態に気づくことができる。
また、ユーザの入力を介さずに自動的に緊急災害情報の表示部15への表示が行われた場合、スマートフォン1がユーザの手元にない場合であっても、テレビ2を観ている当該ユーザは緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態を知ることができる(図8参照)。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態においては、スマートフォン1とテレビ2との通信がMiracastに基づいて行なわれる構成について説明した。第2の実施の形態においては、スマートフォン1とテレビ2との通信がDLNA(Digital Living Network Alliance)に基づいて行なわれる構成について説明する。スマートフォン1とテレビ2との通信がDLNAに基づくこと以外は第1の実施の形態と同様であるため説明は繰り返さない。
図9は、第2の実施の形態に従うスマートフォン1の制御部11が、緊急災害情報を表示する表示部15をキャプチャした画像ファイル(以下、「スクリーンショット」ともいう。)をDLNAに基づいてテレビ2に送信する処理を表すフローチャートである。
図9を参照して、ステップS201において、制御部11は、緊急災害情報が受信されたか否かを判定する。
ステップS201において、第1通信部12が緊急災害情報を受信した場合(S201にてYESの場合)、制御部11はステップS202に処理を進める。第1通信部12が受信したメッセージが緊急災害情報でない場合(S201にてNOの場合)、制御部11は一定時間経過後にステップS201に処理を戻す。
ステップS202において、第1通信部12が受信した緊急災害情報がユーザの入力に基づいて表示部15に表示された場合(S202にてYESの場合)、制御部11はステップS210に処理を進める。第1通信部12が受信した緊急災害情報がスマートフォン1の表示部15に表示されていない場合(S202にてNOの場合)、制御部11は一定時間経過後にステップS201に処理を戻す。つまり、第1通信部12が緊急災害情報を受信した後、一定時間内にその緊急災害情報が表示部15に表示されないなら、その緊急災害情報はテレビ2に表示されない。当該一定時間は、ユーザにより設定可能とすることもできる。
第1の実施の形態と同様に、ステップS202における緊急災害情報の表示部15への表示は、ユーザの入力を介さずに自動的に行なわれても構わない。この場合、緊急災害情報が自動的に表示部15に表示された後、制御部11はステップS203に処理を進める。
ステップS210において、制御部11は、緊急災害情報が表示されている表示部15のスクリーンショットを記憶部16に保存する。その後、制御部11はステップS203に処理を進める。
第1の実施の形態においては、制御部11は、表示部15に表示されている画像をリアルタイムにテレビ2に送信していたが、第2の実施の形態においては、後述するステップS205において、ステップS210で保存した表示部15のスクリーンショットをテレビ2に送信する。
ステップS203において、記憶部16にテレビ2の接続情報が登録されている場合(S203にてYESの場合)、制御部11は処理をステップS204に進める。記憶部16にテレビ2の接続情報が登録されていない場合(S203にてNOの場合)、制御部11は処理を終了する。
第1の実施の形態と同様に、スマートフォン1に接続情報が登録されているテレビの表示装置は複数であっても構わない。
ステップS204において、制御部11は、登録されている接続情報に基づいてテレビ2との接続を試みる。スマートフォン1とテレビ2との接続が確立された場合(S204にてYESの場合)、制御部11は、処理をステップS205に進む。スマートフォン1とテレビ2との接続が確立されなかった場合(S204にてNOの場合)、制御部11は処理を終了する。
ステップS205においては、制御部11は、ステップS210において保存した表示部15のスクリーンショットをDLNAに基づいてテレビ2に送信する。その後、制御部11はステップS206に処理を進める。
ステップS206において、制御部11は、DLNAに基づくスマートフォン1とテレビ2との接続が切断されたか否かを判定する。スマートフォン1とテレビ2との接続が切断されていない場合(S206にてNOの場合)、制御部11はステップS205に処理を戻す。スマートフォン1とテレビ2との接続が切断された場合(S206にてYESの場合)、制御部11は処理を終了する。
制御部11によって行なわれる上記のような処理により、緊急災害情報が表示された表示部15のスクリーンショットがテレビ2に表示される。このことにより、スマートフォン1のユーザは、表示部15で表示された緊急災害情報を、テレビ2を観ている者と共有することができる(図7参照)。その結果、テレビ2を観ている者も緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態に気づくことができる。
また、ユーザの入力を介さずに自動的に緊急災害情報の表示部15への表示が行われた場合、スマートフォン1がユーザの手元にない場合であっても、テレビ2を観ている当該ユーザは緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態を知ることができる(図8参照)。
[第2の実施の形態の変形例]
第2の実施の形態においては、制御部11は、第1通信部12が受信した緊急災害情報を、表示部15に表示したか否かをステップS202において判定していた。そして、制御部11が、緊急災害情報を表示部15に表示するともに表示部15のスクリーンショットを記憶部16に保存し、保存したスクリーンショットをテレビ2に送信していた。以下では、ステップS202を行なわずに、緊急災害情報の内容を表示する画像ファイルをテレビ2に送信する変形例について説明する。
図10は、第2の実施の形態の変形例に従うスマートフォン1が、受信した緊急災害情報の内容を表示する画像ファイルをDLNAに基づいてテレビ2に送信する処理を表すフローチャートである。
図10を参照して、ステップS201においては、緊急災害情報が受信されたか否かを判定し、緊急災害情報を受信した場合(S201にてYES)には、制御部11は、ステップS203に処理を進める。
スマートフォン1とテレビ2とがDLNAに基づいて通信を行なう場合、制御部11は、第1通信部12が受信したメッセージの内容を表示部15への表示を介さずに画像ファイルとして保存することができる。そのため、本変形例においてはステップS202は行なわれない。
ステップS203以降の処理については、第2の実施の形態と同様であるため説明は繰り返さない。
本変形例においては、スマートフォン1は、緊急災害情報を受信したことに応答して、緊急災害情報を受信するとほぼ同時にその内容を表示する画像ファイルをテレビ2に送信する。このことにより、スマートフォン1のユーザは、スマートフォン1で受信した緊急災害情報を、テレビ2を観ている者と共有することができる(図7参照)。その結果、テレビ2を観ている者も緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態に気づくことができる。
また、本変形例においては、ユーザの表示操作を介さずに、緊急災害情報を受信すると同時にその内容を表示する画像ファイルをテレビ2に送信する。このことにより、スマートフォン1がユーザの手元にない場合であっても、テレビ2を観ている当該ユーザは緊急災害情報に気づき、台風の上陸のような緊急事態を知ることができる(図8参照)。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、図11に示すように、スマートフォン1とテレビ2とが、WiFiアクセスポイントを介さないWiFi Directによって通信しても構わない。テレビとの通信を、WiFiアクセスポイントを介するか、あるいはWiFi Directによって行なうかは、中継器に関する情報として予めスマートフォン1に登録されていてもよい。このことにより、スマートフォン1のユーザは、受信した緊急災害情報をテレビ2に送信する際に、WiFiアクセスポイントを介するか、あるいはWiFi Directによって行なうかの選択を省くことができる。
また、スマートフォン1のユーザは、受信した緊急災害情報をテレビ2に送信する際に、Miracastを利用するか、DLNAを利用するかを予め設定しておくことができる。
また、上記した実施の形態においては、スマートフォンとは別に存在する外部の表示装置としてテレビを用いる場合について説明したが、WiFiでの通信が可能なものであれば実施の形態を適用可能である。例えば、表示装置はWiFiでの通信が可能なパーソナルコンピュータ用ディスプレイであっても構わない。
さらに、緊急情報は緊急災害情報に限られず、緊急地震速報、気象警報、津波警報、噴火警報、あるいは有事の際に発せられる国民保護情報のような緊急性の高い情報を含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,100 スマートフォン、2 テレビ、3 緊急災害情報配信サーバ、4 通信網、5 アクセスポイント、11 制御部、12 第1通信部、13 第2通信部、14 入力部、15 表示部、16 記憶部、17 スピーカ。

Claims (13)

  1. 携帯端末であって、
    緊急情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記緊急情報を表示する表示部と、
    前記緊急情報を、前記携帯端末とは別の表示装置に送信する送信部と、
    前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する制御部とを備える、携帯端末。
  2. 前記携帯端末はさらに入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部への入力に基づいて前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記携帯端末はさらに記憶部を備え、
    前記制御部は、前記表示装置を送信先として特定する情報を前記記憶部に保存し、前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記記憶部に保存されている前記表示装置を送信先として特定する情報に基づいて前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する、請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、前記送信部から前記表示装置への前記緊急情報の送信を中継する中継器に関する情報を前記記憶部に保存し、前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記記憶部に保存されている前記表示装置を送信先として特定する情報と前記中継器に関する情報とに基づいて前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する、請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記表示部のスクリーンショットを記憶部に保存し、保存した前記スクリーンショットを前記表示装置へ送信するように前記送信部を制御する、請求項3に記載の携帯端末。
  6. 前記制御部は、前記緊急情報を前記表示部に表示すると、前記表示部に表示されている画像を前記表示装置へ送信するように前記送信部を制御する、請求項1に記載の携帯端末。
  7. 前記制御部は、前記表示装置に送信する画像の横縦比を、前記表示装置の画面の横縦比に設定して前記表示装置へ送信するよう前記送信部を制御する、請求項6に記載の携帯端末。
  8. 前記制御部は、前記表示部に表示されている画像を前記表示装置に送信するとともに、通知音を前記表示装置に送信する、請求項6に記載の携帯端末。
  9. 前記表示装置はテレビである、請求項1に記載の携帯端末。
  10. 携帯端末であって、
    緊急情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記緊急情報を表示する表示部と、
    前記緊急情報を、前記携帯端末とは別の表示装置に送信する送信部と、
    前記受信部が前記緊急情報を受信したことに応答して、前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する制御部とを備える、携帯端末。
  11. 前記携帯端末はさらに記憶部を備え、
    前記制御部は、前記受信部が前記緊急情報を受信したことに応答して、前記緊急情報を前記記憶部に保存し、保存した前記緊急情報を前記表示装置へ送信するように前記送信部を制御する、請求項10に記載の携帯端末。
  12. 前記携帯端末はさらに記憶部を備え、
    前記制御部は、前記表示装置を送信先として特定する情報を前記記憶部に保存し、前記受信部が前記緊急情報を受信したことに応答して、前記記憶部に保存されている前記表示装置を送信先として特定する情報に基づいて前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する、請求項10に記載の携帯端末。
  13. 前記制御部は、前記送信部から前記表示装置への前記緊急情報の送信を中継する中継器に関する情報を前記記憶部に保存し、前記受信部が前記緊急情報を受信したことに応答して、前記記憶部に保存されている前記表示装置を送信先として特定する情報と前記中継器に関する情報とに基づいて前記緊急情報を前記表示装置に送信するように前記送信部を制御する、請求項12に記載の携帯端末。
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