JP5144142B2 - 防災表示盤及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防災受信機から感知器等の各種センサの検出信号を受信すると共に防災受信機に制御信号を送信して防火ダンパや防火戸等の防排煙機器を制御する防災表示盤及び制御方法に関する。
従来、この種の防災表示盤は、防災受信機から火災発報した火災感知器の火災検出信号を受信した際に、火災発生場所を含む地図を液晶ディスプレイ等の表示画面上に表示している。
この表示画面に表示される地図には、火災感知器を含む各種センサや防排煙機器等の防災制御機器を含む各種防災端末をシンボルで表示しており、その中の火災発報した火災感知器のシンボルを例えばカラー点滅表示して火災発生場所を示すようにしている。
また画面上に表示した地図に示している防排煙機器シンボルについては、マウスカーソルで選択してクリック等の操作を行うことにより、防災受信機に制御信号を送信して防排煙制御をできるようにしている。
特開平11−7592号公報
しかしながら、このような従来の画面表示された地図の防排煙機器シンボルを操作して防排煙制御する防災表示盤にあっては、建物の隅や階段付近等に防排煙機器が密集して設置されることが多いため、画面表示した地図上でも防排煙シンボルが密集して示されており、その中から特定の防排煙機器をシンボルのマウスクリックで操作しようとした場合、シンボルが密集しているために、意図した防排煙機器を選択するのに手間がかかるという問題がある。
この問題を解決するためには、画面隅の操作欄に配置している拡大キーをカーソル操作して地図を拡大表示し、続いて制御したい防排煙機器のシンボルが表示されるように画面スクロールしてシンボルをマウスクリックすれば良い。しかし、地図を拡大してシンボルを操作するまでに手間がかかり、特に、火災発生といった緊急時には操作負担が大きいという問題がある。これは、防排煙のシンボルにかかわらず、他の感知器などのシンボルも同様であり、各種シンボルが密集していると操作が行いにくい。
本発明は、通常画面における簡単なカーソル操作でシンボルが密集した部分から特定のシンボルを選択して操作が適切にできる防災表示盤及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、防災受信機から感知器等の各種センサの検出信号を受信すると共に防災受信機に制御信号を送信して防火ダンパや防火戸等の防排煙機器を制御する防災表示盤に於いて、
各種センサ及び防排煙機器の設置場所を示すシンボルを配置した監視対象の地図をデータベースに登録して管理する地図情報管理部と、
データベースから地図及びシンボルを読出し、読出した地図全体が表示されるように液晶ディスプレイ等の画面上に通常表示する地図情報表示部と、
オペレータの操作により画面上を移動するカーソルが表示された地図上で所定時間停止した際に、カーソル位置を中心とした所定の範囲に存在するシンボルの数を検出し、地図の通常表示中に、検出数が所定数以上の場合にカーソル位置を中心に地図を拡大表示する拡大制御部と、
を設けたことを特徴とする。

ここで、拡大制御部は、地図情報表示部により地図を通常表示しているウィンドウ画面に地図を拡大表示するか、又は、別のウィンドウ画面を開いて地図を拡大表示する。

拡大制御部は、地図の拡大表示中に、シンボルの検出数が所定数未満の場合に地図を通常表示に戻す。

拡大制御部は、地図の拡大表示中に、カーソルが画面端などの予め定めた位置に所定時間停止した際に、地図を通常表示に戻す。

通常表示又は拡大表示された地図の防排煙機器シンボルをオペレータがカーソル操作した際に、起動及び復旧の操作項目を含むダイアログを開き、操作項目のカーソル操作に応じた制御信号を防災受信機に送信する防排煙制御部をさらに設ける。

また本発明は、防災受信機から感知器等の各種センサの検出信号を受信すると共に防災受信機に制御信号を送信して防火ダンパや防火戸等の防排煙機器を制御する防災表示盤の表示制御方法に於いて、
各種センサ及び防排煙機器の設置場所を示すシンボルを配置した監視対象の地図をデータベースに登録して管理する地図情報管理プロセスと、
データベースから地図及びシンボルを読出し、読出した地図全体が表示されるように液晶ディスプレイ等の画面上に通常表示する地図情報表示プロセスと、
オペレータの操作により前記画面上を移動するカーソルが表示された地図上で所定時間停止した際に、カーソル位置を中心とした所定の範囲に存在するシンボルの数を検出し、地図の通常表示中に、検出数が所定数以上の場合にカーソル位置を中心に記地図を拡大表示する拡大制御プロセスと、
を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、画面表示された地図に示している排煙ダンパや防火戸などの防排煙機器を制御するため、あるいは他のシンボルを選択して何らかの制御を行うためにカーソルをシンボルが密集している場合に移動して止めていると、自動的にカーソルを中心に地図が拡大表示され、拡大キーの操作や拡大後の画面スクロール等のカーソル操作を必要とすることなく、シンボルが密集していても、拡大表示によって意図したシンボルを正確にカーソル操作して防排煙などを制御することができる。
また拡大表示した地図を通常表示に戻したい場合には、シンボルが密集している場所からカーソルを移動させるか、画面端などの所定の場所にカーソルを移動して停止していると、シンボル密集場所からカーソルが離れたと判断して拡大表示が自動的に通常表示に戻り、縮小キーの操作などを必要とせず、簡単に通常表示に戻すことができる。
図1は防災監視システムと共に本発明による防災表示盤の実施形態を示したブロック図である。図1において、防災監視システムには防災受信盤10が設けられ、防災受信盤10から引き出された伝送路11に対し、感知器などの各種センサと防火ダンパや防火戸などの防排煙機器を接続している。
本実施形態にあっては、各種センサとして、中継器14を介してアナログ煙感知器16、中継器機能を備えたアナログ煙感知器20、中継器機能を備えたアナログ熱感知器22、更に光電式分離型煙感知器24を接続している。なお光電式分離型煙感知器24は発光部24aと受光部24bで構成され、両者を分離配置し、発光部24aからパルス光を発光し、煙用に減衰されたパルス光を受光部24bで受光して火災を検出している。
また伝送路11に対しては、各種防災制御機器として、中継器14を介して地区音響装置18、防排煙ダンパ17、防火戸21のラッチレリーズ19を接続している。
防災受信盤10に対しては本発明による防災表示盤12が接続されている。防災表示盤12はコントローラ26を備え、コントローラ26に対し液晶ディスプレイ28、キーボード30、マウス32、プリンタ34、監視区域を警戒するITVカメラ36及び防災警報などを行うスピーカ38を接続している。
防災表示盤12のコントローラ26はコンピュータで実現されており、監視対象となる警戒区域の地図情報を格納したデータベース40に加え、プログラムにより実行される機能として、地図情報管理部42、地図情報表示部44、防排煙制御部46及び拡大制御部48を設けている。
地図情報管理部42は、防災監視システムに設置している各種センサ及び防排煙機器の設置場所を示すシンボルを配置した監視対象の地図をデータベース40に登録して管理している。
地図情報表示部44は、防災受信盤10から火災検出信号を受信した場合、あるいは液晶ディスプレイ28のメニュー画面からオペレータの操作により地図選択情報を入力した場合、データベース40から対応する地図を読み出して、液晶ディスプレイ28の画面上に表示する。
防排煙制御部46は、液晶ディスプレイ28に表示された防排煙機器のシンボルのマウス32などによるカーソル操作をした際に、このカーソル操作に基づく制御信号を防災受信盤10に送信し、対応する防排煙機器例えば防排煙ダンパ17を制御する。
拡大制御部48は、液晶ディスプレイ28に表示された地図上で、マウス32で操作しているカーソルを予め定めた所定時間停止した際に、カーソル位置を中心とした所定の範囲(検索エリア)に存在する防排煙機器シンボルの数を検出し、検出したシンボル数が予め定めた所定値以上のとき、カーソル位置を中心に地図を拡大表示する。
この拡大制御部48による地図の自動拡大機能を利用し、防排煙機器が密集した地図上のシンボルの中から、意図した防排煙機器のシンボルを間違いなく選択してクリック操作することで、防排煙制御部46により防災受信盤10に対し防排煙機器の制御信号を送信して制御することが可能となる。
また拡大制御部48は、地図の拡大表示中にカーソル位置を中心とした所定範囲(検索エリア)における防排煙機器シンボルの検出数が所定数未満となったときは、カーソルを防排煙機器シンボルが密集している場所から離したことになるため、この場合には地図の拡大表示を通常表示に戻す。
また拡大制御部48は、地図の拡大表示中にカーソルを表示画面の端などの予め定めた位置に所定時間停止していたときには、オペレータが地図の縮小を意図した操作を行ったものとみなして、地図の拡大表示を通常表示に戻す。
更に、防排煙制御部46による防排煙機器の制御にあっては、地図情報表示部44による通常表示の状態あるいは拡大制御部48による拡大表示の状態で、意図したシンボルにカーソルを移動してクリックによる操作を行うと、操作したシンボルの近傍に起動、復旧、取消といった操作項目を表示したダイアログが開き、このダイアログの中の操作項目をカーソル操作することで、操作項目に対応する制御信号、具体的には起動信号または復旧信号を防災受信盤10に送信して、意図した防排煙機器を起動または復旧することができる。また操作項目の中の取消を操作した場合には、一旦開いたダイアログが閉じ、別の防排煙機器シンボルの操作に移ることができる。
図2は本実施形態における防災制御盤のハードウェア構成を示したブロック図である。図2において、防災表示盤12に設けたコントローラ26は、コンピュータのハードウェア環境で実現されている。
コントローラ26を実現するコンピュータはCPU50を備え、CPU50のバス51に対し、RAM52、ROM53、防災受信盤10を接続するシリアルインタフェース54、ハードディスクドライブ55を接続している。
また、コントローラ26の外部に設けている液晶ディスプレイ28、キーボード30、マウス32、プリンタ34、ITVカメラ36及びスピーカ38のそれぞれを、専用のインタフェース56,57,58,59,60,61を介して、CPU50のバス51に接続している。
コントローラ26のハードディスクドライブ55には、図1の防災表示盤12のコントローラ26に示したデータベース40及びCPU50による実行で、地図情報管理部42、地図情報表示部44、防排煙制御部46及び拡大制御部48として機能させるためのプログラムを格納している。
防災表示盤12の電源を投入するとコントローラ26が起動し、ROM53のブートコードの実行により初期化診断処理を行った後に、ハードディスクドライブ55からRAM52にOSをロードし、OSをCPU50で実行することで、ハードディスクドライブ55から本実施形態の防災表示処理を行うアプリケーションプログラムをRAM52にロードし、CPU50で実行する。
図3は本実施形態のデータベース40に格納された地図データファイルを示した説明図である。図3の地図データファイル64は、監視対象の例えば建物の階別に作成された地図を表示するためのデータであり、ヘッダ66、地図データ68及びシンボルデータ70で構成されている。
ヘッダ66には地図データファイル64の建物名及び階数などの識別情報が格納されている。地図データ68は建物の平面レイアウトを示した建物平面図などであり、通常、CADによる2次元地図データとして作成されている。
シンボルデータ70は、地図データ68により表示される地図上に配置される感知器を含む各種センサ及び防排煙機器のそれぞれの配置位置及びシンボル内容を個別に登録したデータである。
シンボルデータ70については、その中に登録されているダンパシンボルデータ72と防火戸シンボルデータ74を右側に取り出して示している。
ダンパシンボルデータ72は、識別子を含むシンボル名、位置座標、図形データ及び指定色で構成されており、指定色については通常時と作動時の色を指定している。このダンパシンボルデータ72を使用することで、地図データ68により表示された地図上の位置座標で決まる位置に、図形データで決まるダンパシンボルを、通常監視時にあっては青色で表示し、マウスクリックによる操作により制御して動作した場合には赤色にシンボルを変化させることができる。
防火戸シンボルデータ74も同様に、識別子を含むシンボル名、位置座標、図形データ及び指定色で構成されている。
地図データファイル64に基づくシンボルを配置した地図の画面表示は、図2のRAM52のメモリ領域を使用したレイアウトレイヤとシンボルレイヤを使用して行われる。まず地図については、地図データファイル64から地図データ68を読み出してレイアウトレイヤに地図を展開する。またシンボルデータ70から全てのシンボルデータを読出し、シンボルレイヤにシンボルを展開する。続いてレイアウトレイヤとシンボルレイヤを重ね合わせた合成レイヤを生成し、これを表示画面に地図として表示する。
図4は本実施形態において地図を通常表示した表示画面の説明図である。図4の表示画面76に表示する地図78は、図1の防災表示盤12に対し防災受信盤10から火災検出信号を受信した場合には、火災発生場所を含む地図がデータベース40から読み出され、地図78のように表示される。
また液晶ディスプレイ28上のメニュー画面からオペレータが防排煙機器を制御するために地図を選択した場合にも、この選択操作に基づく地図をデータベース40から読み出して、図4の地図78のように表示する。
図4の表示画面76に通常表示された地図78には、建物平面図としてのレイアウト図形が図3の地図データファイル64における地図データ68から生成され、更に感知器や防排煙機器の設置場所を示すシンボルが図3のシンボルデータ70から生成されて配置されている。これは前述したように、レイアウトレイヤに地図を展開し、シンボルレイヤにシンボルを展開してレイヤを重ね合わせることで表示される。
この例では、地図78における左下側の階段を含む共有スペースに感知器を示す感知器シンボル80−1〜80−3が表示され、また同じ場所に密集してダンパシンボル82−1〜82−5が配置され、更に部屋と階段に対し防火戸シンボル84−1,84−2が配置されている。
この地図78から明らかなように、監視対象が建物であったような場合には、建物の隅や階段付近に防排煙機器が密集して配置されることが多いことが分かる。また表示画面76上には、マウス32により操作されるカーソル86が表示されている。
カーソル86については、図1の拡大制御部48の機能により、カーソル86を予め定めた所定時間停止していると、カーソル86の位置を中心に予め定めたドット数の範囲に検索エリア88が設定され、検索エリア88に存在する防排煙機器シンボルの数を検出し、検出数が所定値以上の場合には自動的に地図78を通常表示から拡大表示することになる。
表示画面76の右側には拡大キー90、縮小キー92が配置され、マウスクリックにより操作することで、地図78の拡大または縮小を行うことができる。
また表示画面76の右側上部には、画面切替えのため前画面キー94、次画面キー96、直上階キー98及び直下階キー100が設けられており、火災発生時に火災発生場所を含む地図78を表示した際の画面切替えを適切にできるようにしている。
図4に示すような地図78を通常表示した表示画面76において、オペレータが建物の左下側の廊下付近に集中しているダンパシンボル82−1〜82−5の中から例えばダンパシンボル82−1を操作したい場合には、次のように操作する。
まずマウスによりカーソル86を、矢印Aに示すように操作しようとするダンパシンボル82−1側に近付けた後、そのまま停止する。カーソル86が所定時間停止すると、カーソル86の位置を中心に検索エリア88が設定され、検索エリア88に含まれる防排煙機器のシンボル数を検出する。
この場合には、ダンパシンボル82−1の近くにカーソル86を移動して停止すると、その検索エリア88の中に含まれる4つまたは5つといった防排煙機器シンボルが検出される。
ここで拡大表示のための検出シンボル数の閾値を例えば3つに設定していたとすると、シンボル検出数が4つまたは5つであることから、本実施形態の拡大制御部48は表示画面76に表示している通常表示の地図78を、そのときのカーソル86の位置を中心に図5に示すように拡大表示する。
この拡大表示によって、オペレータが意図したダンパシンボル82−1を画面のほぼ中心にした拡大地図78−1が表示され、多数のダンパシンボルが密集している場所であっても、その中から意図したダンパシンボル82−1にカーソル86を位置合せしてクリックすることにより、正確に意図したダンパを制御することができる。
ここで図4に示した防排煙シンボルの数を検出するための検索エリア88のサイズは、予め設定したドット数のサイズとしてもよいし、オペレータが指定したサイズとすることもできる。この点は拡大表示のためにカーソル86を停止している時間についても同様であり、拡大表示のためにカーソル86を停止している時間は予め設定した時間であってもよいし、オペレータが設定した時間とすることもできる。
図6は図5に続いて拡大表示した地図のダンパシンボルをマウスクリックして操作用のダイアログを開いた表示画面の説明図である。図6において、オペレータが拡大地図78−1の中の対象とするダンパシンボル82−1にカーソル86を位置決めした状態でマウス32のクリック操作を行うと、ダンパシンボル82−1に対し枠102が表示されて操作されたことを示すと同時に、ダイアログ104が開く。
ダイアログ104は、操作項目として「起動、復帰、取り消し」の3つが表示されている。そこでオペレータは、ダイアログ104の中から例えば操作項目「起動」にカーソル86を移動してマウスクリックすると、この起動操作に基づく起動制御信号が図1のコントローラ26から防災受信盤10に送信される。
コントローラ26から送信される制御信号は、具体的には起動コマンド信号であり、起動コマンド、起動対象となる防排煙機器を特定する端末情報などが含まれている。このため、防災表示盤12から制御信号を受信した防災受信盤10は、制御信号に含まれる端末アドレスの防排煙機器に対し起動信号を送信し、例えば防排煙ダンパ17を起動してダンパを開くことになる。
このようなダンパシンボル82−1を使用した制御によりダンパが正常に動作すると、ダンパシンボル82−1は、それまでの「青色」から動作状態を示す「赤色」に変化する。
図7は拡大表示している地図を通常表示に戻すためのカーソル操作を示した表示画面の説明図である。図7において、拡大地図78−1を通常表示に戻したい場合には、例えばカーソル86を表示画面の76の上隅に移動して停止している。
この状態を図1のコントローラ26に設けた拡大制御部48が監視しており、カーソル86が画面隅に所定時間以上停止している場合には、現在拡大表示中であることを条件に、拡大地図78−1を図4に示した通常表示に戻すようになる。
また拡大表示から通常表示への戻しは、カーソル86を防排煙機器シンボルが密集している場所から離して停止し、所定時間停止したときに、例えば図4に示すように、カーソル86を中心に検出エリア88が設定されて防排煙機器のシンボル数が検出されたとき、シンボル数が所定数例えば3以下であれば拡大表示を通常表示に自動的に戻すようになる。
なお図4〜図7に示した本実施形態によるカーソルの操作のみに依存した地図の拡大表示と通常表示への戻しのいずれの状態にあっても、表示画面76の右側に設けている拡大キー90または縮小キー92を操作すれば、このキー操作に対応した画面表示が行われることはもちろんである。なお、防排煙機器の制御は、図4の通常サイズにおいても行うことができる。
図8は本実施形態による防災表示処理の全体的なフローを示したフローチャートである。図8において、防災表示処理は、ステップS1で火災発生の有無を判別しており、防災受信盤10から火災発生信号を受信して火災発生を判別すると、ステップS2に進み、地図情報表示部44が火災発生場所を含む地図をデータベース40から読み出して、液晶ディスプレイ28上に、図4に示すように通常サイズで表示する。
続いてステップS3で拡大制御部48によるカーソルの動きに応じた地図拡大表示を含む防排煙機器制御が行われる。続いてステップS4で、地図選択入力例えば図4に示したような表示画面76における前画面キー94、次画面キー96、直上階キー98、直下階キー100などによる地図選択入力を判別すると、ステップS5で選択された地図を画面表示した後、ステップS6でステップS3と同じカーソル移動に伴う拡大表示を含む防排煙機器制御が行われる。
図9は図8のステップS3,S6における本実施形態による地図拡大表示制御を含む防排煙機器制御の詳細を示したフローチャートである。図9において、防排煙機器制御は、図4のように表示画面76に地図78を表示した状態で、ステップS1においてカーソル86が一定時間以上停止していることを判別して起動し、ステップS2に進み、現在のカーソル座標を取得する。
続いてステップS3で現在通常表示中か否か判別する。通常表示中であれば、ステップS4に進み、カーソル座標を中心とした所定サイズの検索エリア88を設定し、検索エリア内の防排煙機器のシンボル数を検出する。
このようにして検出したシンボル数がステップS5で所定値以上存在することが判別されると、ステップS6でカーソル座標を中心に地図を例えば図5のように拡大表示する。続いてステップS7で防排煙機器シンボルのマウスクリックを判別すると、ステップS8に進み、図6に示したように防排煙機器の操作のためのダイアログ104をオープンする。
ステップS9でダイアログについて機器操作を判別すると、ステップS10で機器制御操作に基づく制御コマンド、具体的には起動コマンドまたは復旧コマンドを防災受信盤10に送信し、防排煙機器の制御を行わせる。続いてステップS11で地図画面の切替えまたは消去を判別しており、現在の画面表示が維持されている限り、再びステップS1に戻って同様な処理を繰り返す。
一方、ステップS3で現在の表示画面が通常表示中でなかった場合、即ち拡大表示中であった場合には、ステップS12に進み、カーソル座標を中心とした所定の検索エリア内の防排煙機器のシンボル数を検出し、ステップS13で検出したシンボル数が所定数以上存在するか否か判別する。
検出したシンボル数が所定数未満であった場合にはカーソルは防排煙機器シンボルの密集した場所から離れた位置にあることから、ステップS16に進み、現在の拡大表示を通常表示に戻す。
ステップS13で検出シンボル数が所定数以上の場合には、ステップS14に進み、カーソルが画面の端か否か判別する。カーソルが画面の端であった場合には、ステップS15で所定時間の経過を判別し、所定時間を経過してもカーソルが画面の端に停止している場合には、ステップS16に進み、通常表示に戻す。
これに対し、カーソルが画面の端に達しても拡大表示を通常表示に戻すための操作でなかった場合には、一定時間以上画面の端に停止していないことから、この場合にはステップS16はスキップして、ステップS11に進むことになる。
なお上記の実施形態にあっては、防排煙シンボルの密集場所にカーソルを移動して所定時間停止したときの拡大表示を通常表示に戻す操作として、カーソルを画面の端に一定時間停止させるようにしているが、これ以外に予め決められた動きをする適宜のカーソル操作を行うようにしてもよい。例えば図5の拡大表示した拡大地図78−1上で、カーソル86で丸を描く操作を行うことで、これを検出して通常表示に戻すようなことも可能である。また、拡大地図上のシンボルのない場所をクリックすると、そのクリックした場所を中心に通常表示に戻すようにしても良い。
また上記の実施形態は防排煙機器シンボルの密集場所にカーソルを移動して所定時間停止することで自動的に拡大表示する場合を例にとっているが、防排煙機器シンボルのみならず、感知器などのセンサシンボルを含めて、シンボルの密集した場所にカーソルを移動して一定時間停止していることを判別して、自動的に拡大表示するようにしてもよい。
また、シンボル密集場所に限らず、地図78のレイアウトが細かくなった密集した場所にカーソルを移動して一定時間停止した場合についても、同様にして、カーソル位置を中心に地図を拡大表示して、細かい内容を拡大して表示できるようにしてもよい。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
防災監視システムと共に本発明による防災表示盤の実施形態を示したブロック図 本実施形態における防災表示盤のハードウェア構成を示したブロック図 本実施形態のデータベースに格納された地図データファイルを示した説明図 本実施形態において地図を通常表示した表示画面の説明図 カーソルの移動停止で自動的に地図を拡大表示した表示画面の説明図 拡大表示した地図のダンパシンボルをマウスクリックして操作用のダイアログを開いた表示画面の説明図 拡大表示している地図を通常表示に戻すためのカーソル操作を示した表示画面の説明図 本実施形態による防災表示処理の全体的なフローを示したフローチャート 図8のステップS3,S6における本実施形態の防排煙機器制御の詳細を示したフローチャート
符号の説明
10:防災受信盤
11:伝送路
12:防災表示盤
14:中継器
16,20:アナログ煙感知器
17:防排煙ダンパ
18:地区音響装置
19:ラッチレリーズ
21:防火戸
22:アナログ熱感知器
24:光電式分離型煙感知器
26:コントローラ
28:液晶ディスプレイ
30:キーボード
32:マウス
34:プリンタ
36:ITVカメラ
38:スピーカ
40:データベース
42:地図情報管理部
44:地図情報表示部
46:防排煙制御部
48:拡大制御部
64:地図データファイル
66:ヘッダ
68:地図データ
70:シンボルデータ
72:ダンパシンボルデータ
74:防火戸シンボルデータ
76:表示画面
78:地図
78−1:拡大地図
80−1〜80−3:感知器シンボル
82−1〜82−5:ダンパシンボル
84−1,84−2:防火戸シンボル
86:カーソル
88:検索エリア
90:拡大キー
92:縮小キー
94:前画面キー
96:次画面キー
98:直上階キー
100:直下階キー
102:枠
104:ダイアログ

Claims (6)

  1. 防災受信機から感知器等の各種センサの検出信号を受信すると共に前記防災受信機に制御信号を送信して防火ダンパや防火戸等の防排煙機器を制御する防災表示盤に於いて、
    前記各種センサ及び防排煙機器の設置場所を示すシンボルを配置した監視対象の地図をデータベースに登録して管理する地図情報管理部と、
    前記データベースから前記地図及びシンボルを読出し、前記読出した地図全体が表示されるように液晶ディスプレイ等の画面上に通常表示する地図情報表示部と、
    オペレータの操作により前記画面上を移動するカーソルが前記表示された地図上で所定時間停止した際に、前記カーソル位置を中心とした所定の範囲に存在する前記シンボルの数を検出し、前記地図の通常表示中に、検出数が所定数以上の場合に前記カーソル位置を中心に前記地図を拡大表示する拡大制御部と、
    を設けたことを特徴とする防災表示盤。
  2. 請求項1記載の防災表示盤に於いて、前記拡大制御部は、前記地図情報表示部により前記地図を通常表示しているウィンドウ画面に前記地図を拡大表示するか、又は、別のウィンドウ画面を開いて前記地図を拡大表示することを特徴とする防災表示盤。
  3. 請求項1記載の防災表示盤に於いて、前記拡大制御部は、前記地図の拡大表示中に、前記シンボルの検出数が所定数未満の場合に前記地図を通常表示に戻すことを特徴とする防災表示盤。
  4. 請求項1記載の防災表示盤に於いて、前記拡大制御部は、前記地図の拡大表示中に、前記カーソルが画面端などの予め定めた位置に所定時間停止した際に、前記地図を通常表示に戻すことを特徴とする防災表示盤。
  5. 求項1記載の防災表示盤に於いて、前記通常表示又は拡大表示された前記地図の前記防排煙機器シンボルをオペレータがカーソル操作した際に、起動及び復旧の操作項目を含むダイアログを開き、前記操作項目のカーソル操作に応じた制御信号を前記防災受信機に送信する防排煙制御部を設けたことを特徴とする防災表示盤。
  6. 防災受信機から感知器等の各種センサの検出信号を受信すると共に前記防災受信機に制御信号を送信して防火ダンパや防火戸等の防排煙機器を制御する防災表示盤の制御方法に於いて、
    前記各種センサ及び防排煙機器の設置場所を示すシンボルを配置した監視対象の地図をデータベースに登録して管理する地図情報管理プロセスと、
    前記データベースから前記地図及びシンボルを読出し、前記読出した地図全体が表示されるように液晶ディスプレイ等の画面上に通常表示する地図情報表示プロセスと、
    オペレータの操作により前記画面上を移動するカーソルが前記表示された地図上で所定時間停止した際に、前記カーソル位置を中心とした所定の範囲に存在する前記シンボルの数を検出し、前記地図の通常表示中に、検出数が所定数以上の場合に前記カーソル位置を中心に前記地図を拡大表示する拡大制御プロセスと、
    を設けたことを特徴とする防災表示盤の制御方法。
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