JPH11353762A - 情報記録再生装置およびその動作テスト方法 - Google Patents

情報記録再生装置およびその動作テスト方法

Info

Publication number
JPH11353762A
JPH11353762A JP10161042A JP16104298A JPH11353762A JP H11353762 A JPH11353762 A JP H11353762A JP 10161042 A JP10161042 A JP 10161042A JP 16104298 A JP16104298 A JP 16104298A JP H11353762 A JPH11353762 A JP H11353762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation test
console
program
information
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10161042A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tadokoro
敬二 田所
Masato Yokota
正人 横田
Nobuhiro Tsurumaki
伸寛 鶴巻
Toru Yumine
亨 湯峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10161042A priority Critical patent/JPH11353762A/ja
Priority to PCT/JP1999/003056 priority patent/WO1999065024A1/ja
Publication of JPH11353762A publication Critical patent/JPH11353762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム構成の変更や状況の変化等の影響
を受けずに情報記録再生装置の最適な動作テストを行う
ことを可能とする。 【解決手段】 カセットライブラリ1は、カセットKに
対する情報の記録および再生を行うドライブ装置13
と、カセットKを収納する多数の収納部を有するカセッ
ト収納棚14,15と、カセットKを搬送するカセット
搬送機16とを備える。ライブラリコントローラ2は、
システム起動時にカセットライブラリ1からライブラリ
構成情報を取り込んで格納する。ライブラリコントロー
ラ2はまた、カセットライブラリ1に収納されたすべて
のカセットについての収納位置情報をカセット収納位置
データベースとして登録する。これらのライブラリ構成
情報や収納位置情報を動作テストプログラムのコマンド
解釈に反映させた上で動作テストプログラムを実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置に対
して着脱可能なカセットテープ等の記録媒体を複数収納
すると共に、必要に応じて、収納された記録媒体に対す
る各種情報の記録または記録媒体からの情報の再生を行
うことができる情報記録再生装置、およびそのような情
報記録再生装置の動作テストを行うための動作テスト方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録再生装置に対して着脱可
能な記録媒体(例えば、カセットテープやディスク状の
記録媒体等)を複数収納すると共に、必要に応じて、収
納された記録媒体に対して各種情報の記録を行ったり、
記録された情報を再生するようなシステムがある。この
ようなシステムは、ライブラリシステムまたはオートチ
ェンジャ等と呼ばれているが、以下の説明では、ライブ
ラリシステムと呼ぶことにする。
【0003】ライブラリシステムには、予め決められた
構成のものもあるが、ユーザに応じて、構成をある程度
自由に変更できるようにしたものもある。このように構
成を変更できるライブラリシステムとしては、例えば、
記録媒体に対する情報の記録や再生を行う記録再生装置
を有する記録再生用コンソールや、それぞれ記録媒体を
収納可能な複数の収納部を有する記録媒体収納用コンソ
ール等の、互いの位置を変更可能に接続される複数のコ
ンソールを備え、これらの複数のコンソールを任意に組
み合わせて様々な規模や配置のライブラリシステムを構
築可能なものがある。記録再生用コンソールには、それ
ぞれ記録媒体を収納可能な複数の収納部を有するものも
ある。また、このようなライブラリシステムは、記録媒
体収納用コンソールにおける任意の収納部と記録再生装
置との間で記録媒体を搬送する搬送装置と、記録再生装
置と搬送装置とを制御する制御部とを備えている。
【0004】このライブラリシステムでは、多数の記録
媒体に対する各種情報の記録や記録媒体からの情報の再
生を自動的に行うことができるので、例えば映像データ
等のような多量の情報を取り扱うシステムに適用した場
合にも、大幅な省力化が可能である。特に、構成を変更
可能にしたライブラリシステムとして構築した場合に
は、取り扱う情報量が増大した場合等のように、状況の
変化に応じて柔軟な対応を採ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のライブラリシステムは、全体として大規模なも
のとなるので、顧客への納品に際しては、個々のコンソ
ールブロックに分割して現場に搬入して、そこで組み立
てる必要がある。このため、例えば設置場所の床の非平
坦性やその他の原因により、組み立てられたライブラリ
システムに機械的または電気的な不具合が生ずる場合も
あり、組み立て設置後の動作テストが必須となる。ま
た、上記のような構成のライブラリシステムは、取り扱
う記録媒体の数の増大等に応じてコンソールの追加拡張
や構成の変更が可能であるため、この場合においても、
システム構成の変更後に動作テストを行う必要がある。
さらに、ライブラリシステムのいずれかに故障が生じ、
これを修理した場合においても動作テストは必要であ
る。
【0006】このようなライブラリシステムの動作テス
トは、専門のサービス員により行われるのが通常であ
る。また、この動作テストは、必ずしもシステム全体を
対象として行なければならないものではなく、例えば、
一部の構成を変更しまたは修理したときのように、変更
箇所または修理箇所に係るブロックのみをテストしたい
場合や、多数の機能のうちの一部の機能のみをテストし
たい場合がある。そのような要請に対応するには、例え
ば、複数種類の動作テストを個別に実行可能な機能を予
めシステム内に用意しておき、サービス員がライブラリ
システムのコンソールに設けられている簡単な表示装置
と操作キーとを用いて、予め決められた動作テスト番号
を入力することにより、目的とする動作テストが行われ
るようにする方法がある。
【0007】しかしながら、上記の方法では、サービス
員は、動作テスト番号とその動作テストの内容とを対応
付けて覚えておくか、あるいはマニュアル等を見ながら
目的の動作テスト番号を選び、これを入力しなければな
らない。このため、動作テストの種類が多岐にわたる場
合には、サービス員がこれをすべて覚えておくのは困難
であり、また、マニュアルを逐一見ながら動作テスト番
号を選択するのは不便である。
【0008】また、たとえ、予め多くのケースを想定し
て様々な種類の動作テスト機能を用意しておいたとして
も、それらの動作テストでは適切に対応しきれないよう
なケースが当初の想定から洩れていたり、あるいはライ
ブラリシステムの構成の変更等に伴ってそのような対応
できないケースが後発的に生ずる場合もある。ところ
が、上記の方法では、各動作テストの内容は固定されて
おり、現場で自由に変更することはできない。このた
め、最適な動作テストを行うことをあきらめて、次善の
動作テストを行わざるを得ない場合が生ずる。一方、ラ
イブラリシステムの制御基板等を交換したりあるいはそ
れに手を加えることにより、新たな動作テストを行うた
めの機能を追加することも可能ではあるが、そのような
機能追加は、ライブラリシステムの製造元の設計または
保守部門等に依頼しなければ行うことができず、サービ
ス員が現場で直ちに対処できるものではない。
【0009】そこで、本出願人は、ライブラリシステム
の構成の変更等に対応してサービス員が現場で直ちに動
作テストプログラムを修正し得るような環境を提供する
ことを提案している。これによれば、動作テストの機能
の変更や追加等を自由に行うことができるので、ライブ
ラリシステムの設置後における装置構成の拡張や変更に
も柔軟に対処できて便利である。
【0010】ところが、そのようなプログラムの改変に
は、ある程度のプログラミングの知識が必要となること
から、必ずしもすべてのサービス員がそのような現場処
理を常に容易に行うことができる保証はない。また、仮
にそのような現場処理がサービス員にとって容易であっ
たとしても、プログラムの改変のための手間と時間とが
掛かり、不便である。
【0011】すなわち、上記の方法では、ライブラリシ
ステムの構成の変更や状況の変化等があった場合には、
動作テストプログラムの修正という処理を行わなければ
ならず、技術上および労力上の問題がある。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、システム構成の変更や状況の変化等
の影響を受けずに最適な動作テストを行うことを可能と
する情報記録再生装置およびその動作テスト方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録再生装
置は、着脱可能な記録媒体を用いて、情報の記録と再生
のうちの少なくとも一方を行う記録再生手段と、記録媒
体を収納可能な複数の収納部を有する記録媒体収納手段
と、記録媒体収納手段における任意の収納部と記録再生
手段との間で記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段
および記録再生手段を制御する制御手段とを備えた情報
記録再生装置であって、制御手段が、情報記録再生装置
の構成および状況の少なくとも一方に適合するようにし
て情報記録再生装置の動作テストを実行可能な機能を備
えるようにしたものである。
【0014】本発明の情報記録再生装置では、制御手段
が有する機能により、情報記録再生装置の構成および状
況の少なくとも一方に自動的に適合した形で情報記録再
生装置の動作テストが実行される。
【0015】また、本発明の情報記録再生装置では、制
御手段がさらに、記録再生手段および搬送手段を含む装
置各部の動作テストを行うための動作テストプログラム
を操作することが可能なプログラム操作機能を備えるよ
うにしてもよい。この場合において、制御手段は、情報
記録再生装置の構成を表す構成情報および情報記録再生
装置の状況を表す状況情報の少なくとも一方を取得し
て、これらの情報を動作テストプログラムに自動的に反
映させるように構成可能である。
【0016】また、本発明の情報記録再生装置では、制
御手段が、動作テストプログラムを操作するために必要
な各種の情報をグラフィカルに表示可能な表示手段と、
表示手段に表示された情報に従って動作テストプログラ
ムを操作可能な操作手段と、表示手段および操作手段を
用いて行われる操作に応じて動作テストプログラムを取
り扱うことが可能なプログラム取扱手段とを有するよう
にしてもよい。この場合において、プログラム取扱手段
は、操作手段による操作に応じて動作テストプログラム
の実行を任意の箇所から開始させる機能、および操作手
段による操作に応じて動作テストプログラムの実行を任
意の箇所で停止させる機能、のうちの少なくとも一方を
有するように構成可能である。また、プログラム取扱手
段は、操作手段による操作に応じて、動作テストプログ
ラムの作成、編集、所定の記憶媒体からの動作テストプ
ログラムの読み込み、記憶媒体への動作テストプログラ
ムの保存、および通信ネットワークを介しての動作テス
トプログラムの送受信のうちの少なくとも一つの処理を
行う機能を有するように構成可能である。また、プログ
ラム取扱手段は、操作手段による操作に応じて、動作テ
ストプログラムの操作に係わる各種の補助情報を表示手
段により表示させる機能を有するように構成可能であ
る。
【0017】また、本発明の情報記録再生装置では、動
作テストプログラムが、逐次解釈方式により実行される
命令を表す文字または文字列であるシェルスクリプトの
形式で記述されるものであるようにしてもよい。
【0018】本発明の情報記録再生装置の動作テスト方
法は、着脱可能な記録媒体を用いて、情報の記録と再生
のうちの少なくとも一方を行う記録再生手段と、記録媒
体を収納可能な複数の収納部を有する記録媒体収納手段
と、この記録媒体収納手段における任意の収納部と記録
再生手段との間で記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送
手段および記録再生手段を制御する制御手段とを備えた
情報記録再生装置の動作テスト方法であって、制御手段
において、情報記録再生装置の構成および状況の少なく
とも一方に適合するようにして情報記録再生装置の動作
テストを実行するようにしたものである。
【0019】本発明に係る情報記録再生装置の動作テス
ト方法では、制御手段により、情報記録再生装置の構成
および状況の少なくとも一方に適合するようにして情報
記録再生装置の動作テストが実行される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1および図2は本発明の一実施の形態に
係る情報記録再生装置としてのライブラリシステムの概
略構成を表すものである。ここで、図1はライブラリシ
ステムの基本構成を正面から見た状態を表し、図2は図
1に示したカセットライブラリ1の全体構成を真上から
見た状態を表す。なお、本発明の一実施の形態に係る情
報記録再生装置の動作テスト方法は、本実施の形態に係
る情報記録再生装置としてのライブラリシステムによっ
て具現化されるので、以下、併せて説明する。
【0022】このライブラリシステムは、記録媒体とし
てのビデオテープカセット(以下、単にカセットKと記
す。)を複数収納すると共に、要求に応じて、収納され
た任意のカセットKを用いて情報の記録や再生を行うカ
セットライブラリ1と、カセットライブラリ1の制御を
行うためのライブラリコントローラ2とを備えている。
【0023】ライブラリコントローラ2は、カセットラ
イブラリ1を制御するための装置であるコントローラ本
体21と、このコントローラ本体21に対して制御に必
要な情報の入力や指示等を行うためのマウスやキーボー
ドからなる入力装置22と、コントローラ本体21に接
続され、制御に伴う情報等を表示するための表示画面を
有した表示装置23とを備えている。コントローラ本体
21は、例えば、RS−232C規格の伝送路24,2
5によってカセットライブラリ1に接続されている。ま
た、コントローラ本体21は、例えば、SCSI(Small
Computer System Interface) 規格の伝送路31によっ
て、カセットライブラリ1を利用するクライアントとし
てのホストコンピュータ3に接続可能となっている。ま
た、コントローラ本体21は、例えば、イーサネット(E
thernet)等の所定の規格の通信ネットワーク32を介し
てホストコンピュータ3に接続することも可能となって
いる。表示装置23は、例えば後述する図7における示
したようなGUI(Graphical User Interface)画面を制
御用画面として表示可能になっている。ここで、入力装
置22が本発明における「操作手段」に対応し、表示装
置23が本発明における「表示手段」に対応する。
【0024】カセットライブラリ1は、基本(Basic) コ
ンソール1B、ドライブコンソール1D、カセットコン
ソール1Cおよびジャンクションコンソール1Jの4種
類のコンソールと、カセットライブラリ1の内部におい
てカセットKの搬送を行うためのカセット搬送機16と
を備えている。このカセット搬送機16は、カセットK
に付加されているバーコードを読み取るための図示しな
いバーコード読取装置を備えている。4種類のコンソー
ルは、互いの位置を変更可能に選択的に接続されるもの
であり、カセットライブラリ1は、これらの4種類のコ
ンソールの一部または全てを用いたライブラリ構成が可
能となっている。なお、ライブラリシステムを実現する
ための必要最小限のカセットライブラリ1の構成は、基
本コンソール1Bとドライブコンソール1Dの構成であ
る。ここで、カセット搬送機16が本発明における「搬
送手段」に対応する。
【0025】図1では、カセットライブラリ1の基本的
な構成のみを図示し、他の構成部分を省略している。こ
の図に示した例では、基本コンソール1Bの一側面にド
ライブコンソール1Dの一側面が接続され、ドライブコ
ンソール1Dの他の側面にカセットコンソール1Cの一
側面が接続されている。
【0026】また、図2では、カセットライブラリ1の
全体構成をすべて図示している。この図に示したよう
に、基本コンソール1Bの一側面方向には、基本コンソ
ール1B側から順に、ドライブコンソール1D(1
11,1D12,……)およびカセットコンソール1C
(1C11,1C12,……)が交互に接続され、これらに
より、基本となるコンソール列L1を構成している。ド
ライブコンソール1D11の前面方向には、ジャンクショ
ンコンソール1J1 を介して、ドライブコンソール1D
(1D21,1D22,……)およびカセットコンソール1
C(1C21,1C22,……)が交互に接続され、これら
により、拡張されたコンソール列L2を構成している。
さらに、カセットコンソール1C12の前面方向には、ジ
ャンクションコンソール1J2 を介して、ドライブコン
ソール1D(1D31,1D32,……)およびカセットコ
ンソール1C(1C31,1C32,……)が交互に接続さ
れ、これらにより、拡張されたコンソール列L3を構成
している。コンソール列L1〜L3は、それぞれ、前面
(フロント)Fと背面(リア)Rとを有し、これらの各
面に、後述する複数の収納部(以下、適宜、ビンとも記
す。)を有するカセット収納棚が設けられている。な
お、以下に示したいくつかの図面において「コンソール
ライン」とあるのは、「コンソール列」と同義である。
【0027】図2に示したように、コンソール列が複数
ある場合には、それぞれのコンソール列にカセット搬送
機16が設置される。また、それぞれのコンソール列間
におけるカセットKの受け渡しは、ジャンクションコン
ソール1Jのジャンクションポート部18を介して行わ
れるようになっている。
【0028】なお、各コンソールの接続関係は、図1お
よび図2に示したものに限定されるものではなく、例え
ば、基本コンソール1Bとドライブコンソール1Dのみ
を接続した構成であっても、ライブラリシステムとして
の基本的な機能は実現できるようになっている。
【0029】図1に示したように、カセットライブラリ
1のドライブコンソール1Dは、カセットKに対する情
報の記録や再生を行う記録再生手段としての複数(例え
ば4つ)のドライブ装置13と、それぞれにカセットK
を収納可能な複数の収納部(以下、ビンともいう。)を
有するカセット収納棚14と、ドライブ装置13を制御
するためのドライブ制御部70(図2)とを備えてい
る。なお、ドライブ装置13においてカセットKのテー
プに記録するデータは、例えばRAID(Redundant Arr
ay of Inexpensive Disks)等を用いて構成された図示し
ない映像編集装置等から図示しないデータラインを介し
てドライブ制御部70に直接入力され、ドライブ装置1
3に供給されるようになっている。また、ドライブ装置
13においてカセットKから再生されたデータは、ドラ
イブ制御部70を経由して上記データラインを介して上
記映像編集装置等に直接出力されるようになっている。
【0030】カセットコンソール1Cは、それぞれにカ
セットKを収納可能な複数の収納部(ビン)を有する複
数の収納部を有するカセット収納棚15を備えている。
【0031】ジャンクションコンソール1Jが接続され
るドライブコンソール1Dとカセットコンソール1Cで
は、ジャンクションコンソール1Jを接続した際に、ジ
ャンクションコンソール1Jとの間でカセットKの受け
渡しができるように、カセット収納棚14,15が部分
的に取り外された構成となっている。ここで、ドライブ
装置13が本発明における「記録再生手段」に対応し、
カセット収納棚14,15が本発明における「記録媒体
収納手段」に対応する。
【0032】基本コンソール1Bは、前面からカセット
Kをライブラリ内に取り込むと共に、ライブラリ内のカ
セットKを自動的に外部に排出するための入出力ポート
部11と、基本コンソール1Bの前面においてカセット
ライブラリ1に関する制御情報等の各種情報を表示する
表示部12とを、前面部Fの側に有している。入出力ポ
ート部11は、基本コンソール1Bの上段に設けられた
上段ポート部11aと、下段に設けられた下段ポート部
11bとから構成されている。カセットKの入出力を行
うための上段ポート部11aおよび下段ポート部11b
は、それぞれ複数(例えば4つ)の入出力ポートを有し
ている。表示部12は、例えば、液晶表示装置により構
成されている。基本コンソール1Bは、さらに、伝送路
24によってライブラリコントローラ2のコントローラ
本体21に接続される基本制御部60(図2)と、伝送
路25によってライブラリコントローラ2のコントロー
ラ本体21に接続されると共に、ドライブコンソール1
Dのドライブ制御部70に接続される主ドライブ制御部
61(図2)とを有している。
【0033】ジャンクションコンソール1Jは、コンソ
ール列間の接続を拡張するために用いられるものであ
り、他のコンソール列の前面または背面に自らの一側面
を接続可能に構成されている。ジャンクションコンソー
ル1Jの一側面には、図2に示したように、接続された
他のコンソールとの間でカセットKの受け渡しをするた
めの機構を有したジャンクションポート部18が、基本
コンソール1Bの上段ポート部11aに対応する位置に
備えられている。また、ジャンクションコンソール1J
の前面には、基本コンソール1Bの入出力ポート部11
と同様の機能を有する入出力ポート部17が、基本コン
ソール1Bの下段ポート部11bに対応する位置に備え
られている。また、ジャンクションコンソール1Jは、
ジャンクションポート部18におけるカセットKの受け
渡しをするための機構の制御や拡張されたコンソール列
においてカセット搬送機16等の制御を行うための基本
制御部80を備えている。基本制御部80は、基本コン
ソール1Bの基本制御部60に電気的に接続されてい
る。なお、ジャンクションコンソール1Jのその他の基
本的な構成は、基本コンソール1Bと同様となってい
る。
【0034】基本コンソール1B,ドライブコンソール
1D,カセットコンソール1Cおよびジャンクションコ
ンソール1Jの内部の中央部分には、図2に示したよう
に、カセット搬送機16が移動するための空間である搬
送エリア103が設けられている。搬送エリア103内
には、カセット搬送機16が移動する際の搬送路となる
ガイドレール101がカセット搬送機16の搬送方向に
沿って設けられている。更に、ガイドレール101の側
部には、カセット搬送機16に電力を供給するための通
電用レール102が設けられている。
【0035】カセット搬送機16は、カセットKを把持
可能な図示しないカセット把持部を有するハンドリング
機構(図示せず)を備え、これにより、各コンソールに
対するカセットKの受け渡しができるようになってい
る。カセット搬送機16は、搬送エリア103内におい
て、通電用レール102から電力が供給されてカセット
Kを保持しつつガイドレール101に沿って水平方向に
移動することが可能であると共に、図示しない垂直方向
移動機構によって各コンソール内においてカセットKを
保持しつつ垂直方向(上下方向)にも移動することが可
能となっている。カセット搬送機16は、例えば、基本
コンソール1Bの入出力ポート部11から水平方向の姿
勢で取り込まれたカセットKをカセットコンソール1C
のカセット収納棚15まで搬送し、これをハンドリング
機構により垂直方向の姿勢に回転させてから受け渡すよ
うな動作や、その逆の動作を行うことが可能となってい
る。カセット搬送機16のハンドリング機構はまた、各
コンソール列の前面Fおよび背面Rに配置されたカセッ
ト収納棚15の各収納部(ビン)のカセットKに対して
アクセスできるように、上記のカセット把持部の向きを
180度回転できる機構をも有している。
【0036】図3は、ライブラリコントローラ2の回路
構成を示すブロック図である。ライブラリコントローラ
2は、コントローラ本体21内に、表示装置23の制御
を行うための画面制御部41と、入力装置22の制御を
行うための入力制御部42と、伝送路31を介してSC
SI規格でホストコンピュータ3とライブラリコントロ
ーラ2とを接続するための制御を行うSCSI制御部4
3と、インターネット等の通信ネットワーク32とライ
ブラリコントローラ2とを接続するための制御を行うネ
ットワーク制御部44とを備えている。なお、コントロ
ーラ本体21内の各ブロック要素は、内部バス40によ
って互いに接続されている。
【0037】ライブラリコントローラ2はまた、例えば
RS−232C規格等の伝送路24,25によってカセ
ットライブラリ1とライブラリコントローラ2とを接続
するための制御を行うシリアル回線制御部45と、CP
U(中央処理装置)等を含んで構成され、ライブラリコ
ントローラ2の全体の制御やカセットライブラリ1に対
する実質的な制御を行う中央演算制御部46と、中央演
算制御部46の基本動作命令を集めたプログラム群であ
るBIOS(Basic Input/Output System) 等のプログラ
ムを記憶した読出専用メモリ(ROM:Read Only Memo
ry)47と、例えば、中央演算制御部46がプログラム
を実行する際に使用するワークエリアとなるRAM(Ra
ndom Access Memory)等の一時記憶用メモリ48とを備
えている。ここで、ライブラリコントローラ2が本発明
における「制御手段」に対応し、主として中央演算制御
部46が本発明における「プログラム取扱手段」に対応
する。
【0038】ライブラリコントローラ2はさらに、中央
演算制御部46によって実行されるオペレーティングシ
ステム等の基本プログラムや各種のアプリケーションプ
ログラムのほか、カセット収納位置データベース49a
およびシステム情報ファイル49b等の各種のデータを
格納するためのハードディスク(HD)装置49と、図
示しないフロッピーディスクに対する情報の記録再生を
行うためのフロッピーディスク(FD)装置50とを備
えている。
【0039】上記の基本プログラムは、ユーザが表示装
置23を介してライブラリコントローラ2との間で情報
をやりとりするのを容易化する仲介プログラムであるG
UIプログラムを含んでいる。また、上記のアプリケー
ションプログラムとしては、ホストコンピュータ3から
の指示に応じてカセットライブラリ1の動作を制御する
ための制御プログラムのほか、カセットライブラリ1の
動作テストを行うための各種の動作テストプログラム等
がある。この動作テストプログラムについては、後述す
る。これらのアプリケーションプログラムは、フロッピ
ーディスク装置50によってフロッピーディスクから読
み込んだり、あるいは上記の通信ネットワーク32を介
して他のコンピュータ等から取得することができると共
に、フロッピーディスクに保存しまたは通信ネットワー
ク32を介して他のコンピュータに送信することが可能
である。ハードディスク装置49に格納されたアプリケ
ーションプログラムは、中央演算制御部46によって読
み出されて実行され、これにより、カセットライブラリ
1を制御する機能が実現されるようになっている。
【0040】カセット収納位置データベース49aは、
カセットライブラリ1に収納されているすべてのカセッ
トKの収納位置を表す収納位置情報を登録したもので、
具体的には、収納部の固有番号であるビン番号とカセッ
トKのID(種別情報)とを対応付けている。システム
情報ファイル49bは、ライブラリシステム1に関する
各種のシステム情報を含むものである。後述するよう
に、カセットライブラリ1の構成を表す各種の情報もま
た、このシステム情報ファイル49bに格納されるよう
になっている。ここで、上記の収納位置情報が本発明に
おける「状況情報」に対応する。
【0041】ハードディスク装置49のカセット収納位
置データベース49aに対する新たなカセットKの登録
は、基本コンソール1Bの入出力ポート部11に挿入さ
れたカセットKからカセット搬送機16のバーコード読
取装置(図示せず)によって読み取ったIDと、挿入後
にカセット搬送機16によって搬送されたカセットKの
収納先のビン番号とを対応付けて行うようになってい
る。このカセット収納位置データベース49aの内容
は、カセット搬送機16による搬送処理によってカセッ
トKが移動するごとに更新されるようになっている。カ
セット収納位置データベース49aにおける、新たなカ
セットKについての収納位置情報の追加や既存の収納位
置情報の更新は、ホストコンピュータ3にも逐次報告さ
れるようになっており、この結果、ホストコンピュータ
3が保有するデータベース(図示せず)の内容とライブ
ラリコントローラ2のカセット収納位置データベース4
9aの内容とは常に一致している。
【0042】図4は、ライブラリコントローラ2の機能
的な構成の要部を示すブロック図である。ライブラリコ
ントローラ2は、入力装置22,表示装置23およびカ
セットライブラリ1を制御するための機能を有する制御
機能部55を備えている。制御機能部55は、ライブラ
リコントローラ2の全体の制御やカセットライブラリ1
に対する実質的な制御を行うように機能する主制御部5
1と、この主制御部51に接続され、表示装置23の制
御を行うように機能する画面制御部52と、主制御部5
1に接続され、入力装置22の制御を行うように機能す
る入力制御部53と、ライブラリシステムに関するカセ
ット収納位置データベース49aやシステム情報ファイ
ル49b等の各種情報を記憶するように機能する記憶部
54とを有している。
【0043】図5は、基本コンソール1Bの回路構成を
示すブロック図である。基本コンソール1Bは、伝送路
24によってライブラリコントローラ2のコントローラ
本体21に接続され、基本コンソール1B自身の制御や
カセット搬送機16の搬送制御等を行う基本制御部60
と、伝送路25によってライブラリコントローラ2のコ
ントローラ本体21に接続されると共に、ドライブコン
ソール1Dのドライブ制御部70にも接続され、ドライ
ブ制御部70に対してドライブ装置13の制御を行わせ
るための指示等を行う主ドライブ制御部61とを備えて
いる。主ドライブ制御部61は、例えば、マイクロコン
ピュータによって実現される。
【0044】基本制御部60は、基本制御部60におけ
る各構成ブロックの制御やカセット搬送機16の搬送制
御等を行うコンソール制御部62と、拡張されたコンソ
ール列L2,L3との間で通信線72を介して通信を行
うためのコンソール列間通信部63と、基本コンソール
1Bを含んだ基本となるコンソール列L1を構成する各
コンソールの構成に関する情報等を採取するコンソール
構成採取部64と、基本コンソール1Bの前面に設けら
れた表示部12(図1)の表示制御を行う表示制御部6
5と、基本コンソール1Bの前面に設けられた入出力ポ
ート部11(図1)におけるカセットKの受け渡し機構
の制御を行うための入出力ポート制御部66と、カセッ
ト搬送機16との間で赤外線71によって制御用の通信
を行う搬送機通信部67とを有している。基本制御部6
0の各ブロック要素は、内部バス68によって互いに接
続されている。コンソール制御部62は、例えば、マイ
クロコンピュータによって実現される。
【0045】コンソール構成採取部64は、システムの
起動時において、基本となるコンソール列L1を構成す
る各コンソールの構成情報送出部10B,10D11,1
0C11,10D12等から各コンソールの構成に関する情
報等を採取するようになっている。
【0046】コンソール制御部62は、コンソール構成
採取部64で得られた基本となるコンソール列L1にお
けるコンソールの構成に関する情報や、コンソール列間
通信部63を介して受信した他のコンソール列における
コンソールの構成に関する情報等をライブラリコントロ
ーラ2に送出するようになっている。これらの情報は、
ライブラリコントローラ2のハードディスク装置49に
おけるシステム情報ファイル49bに格納される。この
ようなカセットライブラリ1の構成に関する情報(以
下、ライブラリ構成情報という。)としては、コンソー
ル列の数、各コンソール列を構成するコンソールの種類
や数、各コンソール列間および各コンソール間の接続関
係、ならびに各コンソールの内部構成を表す情報等があ
る。各コンソールの内部構成を表す情報には、カセット
収納棚における収納部の段数(以下、ビン段数ともい
う。)、各段における収納部の数(以下、ビン列数とも
いう。)、およびドライブ装置の台数等を表す情報があ
る。ここで、ライブラリ構成情報が本発明における「構
成情報」に対応する。
【0047】図6は、ジャンクションコンソール1Jj
(j=1,2)の回路構成を示すブロック図である。ジ
ャンクションコンソール1Jj は、ジャンクションコン
ソール1Jj 自身の制御やジャンクションコンソール1
j によって拡張されたコンソール列Li(i=2,
3)においてカセット搬送機16の搬送制御等を行うた
めの基本制御部80と、必要に応じてジャンクションコ
ンソール1Jj により拡張されたコンソール列において
ドライブ制御部70に対してドライブ装置13の制御を
行わせるための指示等を行う主ドライブ制御部81とを
備えている。主ドライブ制御部81は、ドライブコンソ
ール1Dを多数使用する場合に、基本コンソール1Bの
主ドライブ制御部61と、複数のドライブコンソール1
D内のドライブ制御部70とのインタフェースのために
用いられるものである。
【0048】基本制御部80は、コンソール制御部82
と、コンソール列間通信部83と、コンソール構成採取
部84と、表示制御部85と、入出力ポート制御部86
と、搬送機通信部87とを有している。コンソール構成
採取部84は、拡張されたコンソール列Liを構成する
各コンソールの構成情報送出部10J,10Di1,10
i1,10Di2等から各コンソールの構成に関する情報
等を採取するようになっている。また、基本制御部80
は、ジャンクションコンソール1Jの側面に設けられた
ジャンクションポート部18(図2)におけるカセット
Kの受け渡し機構の制御を行うためのジャンクションポ
ート制御部89を有している。基本制御部80の各ブロ
ック要素は、内部バス88によって互いに接続されてい
る。なお、ジャンクションポート制御部89を除く基本
制御部80の各ブロック要素は、基本的に、基本コンソ
ール1Bの基本制御部60の各ブロック要素と同様の機
能を有するものである。なお、コンソール制御部82に
は、ジャンクションコンソール1Jj が接続される他の
コンソール列(図2の例では、コンソール列L1)にお
けるコンソールの構成情報送出部から、主としてコンソ
ールライン間の接続関係を表すための構成情報90が送
られてくるようになっている。例えば、ジャンクション
コンソール1J1 の場合には、ドライブコンソール1D
11の構成情報送出部10D11(図5)から構成情報90
がコンソール制御部82(図6)に送られるようになっ
ている。これにより、コンソール列間の接続関係の認識
が可能になっている。
【0049】図7は、ライブラリコントローラ2の表示
装置23において表示される制御用のGUI画面の一例
を表すものである。この例は、ライブラリコントローラ
2の起動時に表示される初期画面を示す。ライブラリコ
ントローラ2は、このようなGUI画面を通じて、ユー
ザに対して必要な情報をグラフィカルに(図形情報とし
て)提示することができる一方、ユーザは、このような
画面上にグラフィカルに表示された各種情報に対してマ
ウス等を用いて操作を行うことにより、ライブラリコン
トローラ2に対して必要な指示を行うことができるよう
になっている。図7に示したメイン画面には、ライブラ
リシステムの制御の指示を行うためのメニューバー等が
所定の領域(図7の領域91)に表示され、また、カセ
ットライブラリ1の基本的な構成についての情報が所定
の領域(図7の領域92)に、直感的に分かるような形
態でグラフィック表示されるようになっている。ライブ
ラリコントローラ2は、ライブラリコントローラ2の起
動時において、カセットライブラリ1からライブラリ構
成情報を取得し、このライブラリ構成情報に基づいて、
図7の領域92で示したような形態のグラフィック情報
を表示するようになっている。カセットライブラリ1か
ら取得されるライブラリ構成情報は、図5でも説明した
ように、コンソール列の数、各コンソール列を構成する
コンソールの種類や数、各コンソール列間および各コン
ソール間の接続関係、および各コンソールにおけるビン
段数・ビン列数・ドライブ装置の台数等を表す情報を含
む。
【0050】次に、以上のような構成のライブラリシス
テムの動作を説明する。まず、全体の動作を説明する。
【0051】ライブラリコントローラ2が起動される
と、ライブラリコントローラ2の表示装置23に、図7
に示したようなGUI環境による初期画面が表示され
る。ユーザは、表示された初期画面上でマウス等を用い
た操作を行うことにより、ライブラリシステムの制御を
行うための各種の設定を行う。
【0052】ライブラリコントローラ2は、ホストコン
ピュータ3からの要求に応じて、カセットライブラリ1
の基本コンソール1Bに対して、各種の命令を送信す
る。これらの命令としては、例えば、カセット搬送機1
6を用いて所望のカセットKを基本コンソール1Bの入
出力ポート部11、カセットコンソール1Cのカセット
収納棚15、ドライブコンソール1Dのドライブ装置1
3またはカセット収納棚14等の相互間で移動させるた
めの命令や、ドライブコンソール1Dのドライブ装置1
3において情報の記録や再生を行わせるための命令等が
ある。カセットKをカセット搬送機16を用いて移動さ
せるための命令は、伝送路24を介して基本コンソール
1Bの基本制御部60に送信される。また、ドライブ装
置13において情報の記録や再生を行わせるための命令
は、伝送路25を介して基本コンソール1Bの主ドライ
ブ制御部61に送信される。
【0053】基本制御部60では、伝送路24を介して
受信したライブラリコントローラ2からの命令に基づい
て、カセット搬送機16を制御する。基本制御部60か
らカセット搬送機16への制御は、搬送機通信部67
(図5)を介して赤外線通信によって行われる。カセッ
ト搬送機16は、基本制御部60からの制御に基づい
て、例えば、基本コンソール1Bの入出力ポート部11
から取り込まれたカセットKをカセットコンソール1C
のカセット収納棚15の指示された位置の収納部まで搬
送して受け渡すような搬送動作あるいはその逆方向の搬
送動作、または、カセットコンソール1Cのカセット収
納棚15の指示された位置の収納部に収納されたカセッ
トKをドライブコンソール1Dのドライブ装置13まで
搬送して受け渡すような搬送動作あるいはその逆方向の
搬送動作等を行う。コンソール制御部62は、カセット
搬送機16によるカセット搬送動作が終了すると、その
結果(搬送成功または搬送失敗)を示す処理結果情報と
共に搬送処理終了通知をライブラリコントローラ2に送
出する。なお、ジャンクションコンソール1Jによって
拡張されたコンソール列においては、ジャンクションコ
ンソール1Jの基本制御部80が、ライブラリコントロ
ーラ2からの命令を基本コンソール1Bの基本制御部6
0より受け取り、拡張されたコンソール列におけるカセ
ット搬送機16を基本制御部60と同様に制御する。
【0054】主ドライブ制御部61は、伝送路25を介
して受信したライブラリコントローラ2からの命令に基
づいて、各ドライブコンソール1Dのドライブ制御部7
0を制御し、ドライブ装置13において情報の記録や再
生を行わせる。ドライブ制御部70は、主ドライブ制御
部61からの制御に基づいて、ドライブ装置13におけ
る情報の記録や再生を制御する。
【0055】次に、図8〜図31を参照して、本発明の
特徴部分をなすカセットライブラリ1の動作テストを行
う場合の処理および動作について説明する。
【0056】まず、図8〜図19を参照して、カセット
ライブラリ1の動作テストの全体の流れを説明する。こ
こで、図8および図9は、ライブラリコントローラ2の
主として中央演算制御部46(図3)における動作テス
トに係わる処理を表し、図10〜図19は、動作テスト
の各局面におけるライブラリコントローラ2の表示装置
23(図3)のGUI画面の例を表すものである。な
お、ここに例示した図8および図9では、システムを起
動してから、所定の動作テストプログラムを作成または
読み込んで実行し、これを終了するまでの一連の処理を
説明するものとする。
【0057】図8において、カセットライブラリ1およ
びライブラリコントローラ2を含むライブラリシステム
が起動されると(ステップS101)、ライブラリコン
トローラ2の中央演算制御部46は、基本コンソール1
Bのコンソール構成採取部64やジャンクションコンソ
ール1Jのコンソール構成採取部84によって採取され
た情報をライブラリ構成情報として取得する(ステップ
S102)。そして、中央演算制御部46は、取得した
ライブラリ構成情報をハードディスク装置49のシステ
ム情報ファイル49bに記録する(ステップS10
3)。このとき記録されるライブラリ構成情報には、最
大コンソール列数、各コンソール列における最大コンソ
ール数、各コンソールにおける最大ビン段数および最大
ビン列数が含まれる。なお、図2に示した例では、最大
コンソール列数は3、コンソール列L1,L2,L3に
おけるそれぞれの最大コンソール数はそれぞれ6,5,
5、各コンソールにおける最大ビン段数および最大ビン
列数はそれぞれ5段,18列となっている。
【0058】次に、ライブラリコントローラ2の中央演
算制御部46は、画面制御部41(図3)によって図7
に示したような初期画面を表示装置23に表示させる
(ステップS104)。この画面で、領域91のメニュ
ーバーのうちの‘Test’という項目93が入力装置
22のマウス等によって選択(例えばマウスの左クリッ
クを実行)されると、中央演算制御部46は、図10に
示したように、‘Test’という項目93の下にテス
トメニューをプルダウン表示させる。なお、以下の説明
で、「項目の選択」とは、特に断わらない限り、マウス
で左クリックすることを意味するものとし、また、必要
に応じ、「選択」という用語に代えて「クリック」とい
う語を用いるものとする。
【0059】上記のテストメニューの中から‘Prog
ram’という項目94が選択されると(ステップS1
05;Y)、中央演算制御部46は、図11に示したよ
うな動作テストプログラムダイアログボックスを表示さ
せる(ステップS106)。この動作テストプログラム
ダイアログボックスでは、通常のテキストファイルとし
て取り扱うことが可能なシェルスクリプトの形式で記述
された動作テストプログラムを用いてカセットライブラ
リ1の動作テストを行うための操作や、このような動作
テストプログラムの作成や編集等を行うことができるよ
うになっている。
【0060】ここで、シェルスクリプト形式とは、OS
(オペレーティングシステム)のコマンドシェルが実行
可能なスクリプトの形式をいい、例えばUNIX等のO
Sにおいて用いられる形式と同様のものである。なお、
コマンドシェルとは、ユーザが入力したコマンドを解釈
して実行するインタプリタをいい、スクリプトとは処理
手順を記述したテキスト(文字および文字列)をいう。
すなわち、シェルスクリプト形式とは、逐次解釈方式
(インタプリティブな方式)により実行される命令(コ
マンド)を表す文字または文字列(テキスト)であるシ
ェルスクリプトを用いて記述される形式を意味する。な
お、OSとしては、例えばWindows95(マイク
ロソフト社の登録商標)等が使用可能である。
【0061】このようなシェルスクリプト形式の動作テ
ストプログラムは、他の任意のコンピュータにおける通
常のテキストエディタによっても作成可能である。
【0062】ここで、図11に示した動作テストプログ
ラムダイアログボックスにおける各部の機能について説
明する。この動作テストプログラムダイアログボックス
の上部領域には、動作テストプログラムを取り扱うため
の各種のコマンドボタンを含むツールバー97が用意さ
れている。コマンドボタンとしては、新規に動作テスト
プログラムを入力するときに使用する新規作成ボタン9
7a、予め作成されたテキストファイル形式の動作テス
トプログラムをフロッピーディスク等の外部記憶媒体か
ら読み込むときに使用するロードボタン97b、作成ま
たは編集した動作テストプログラムを外部記憶媒体に記
録するときに使用するセーブボタン97c等がある。
【0063】動作テストプログラムダイアログボックス
のほぼ上半分を占める領域には、プログラムテキストボ
ックス98が配置されている。ユーザが新規に入力した
動作テストプログラムや、フロッピーディスク等から読
み込んだ動作テストプログラムは、このプログラムテキ
ストボックス98に表示され、ここで編集を行うことが
できるようになっている。プログラムテキストボックス
98の上側には、コンソールモード表示部99、実行ボ
タン101、停止ボタン102、およびモード切替ボタ
ン103が配置されている。コンソールモード表示部9
9は、カセットライブラリ1が、現在、動作テストモー
ド(Testと表示)になっているか、通常動作モード
であるリモートモード(Remoteと表示)になって
いるかを示すものである。モード切替ボタン103は、
動作テストプログラムを編集するためのモードである編
集モードと動作テストプログラムを実行するためのモー
ドである実行モードとの間でモードを切り替えるのに使
用するものである。‘Edit→Run Mode’が
表示されているときは、編集モードであることを示す。
なお、実行モードにあるときは、後述する図13に示し
たように、‘Run→Edit Mode’が表示さ
れ、このボタンを選択することにより実行モードから編
集モードに切り替えることができるようになっている。
実行ボタン101は、実行モードにおいてプログラムテ
キストボックス98に表示されている動作テストプログ
ラムを実行させるのに使用するもので、停止ボタン10
2は、実行中の動作テストプログラムを途中で一旦停止
させるのに使用するものである。
【0064】動作テストプログラムダイアログボックス
のほぼ下半分を占める領域には、コマンドドロップダウ
ンリストボックス105、コマンド実行ボタン107、
コマンド実行経過リストボックス106、終了ボタン1
08、およびヘルプボタン109が配置されている。こ
のうち、コマンドドロップダウンリストボックス105
は、カセットライブラリ1における単一動作のテストを
行うために制御コマンドを1つだけ入力するときに使用
するものである。このコマンドドロップダウンリストボ
ックス105には、入力装置22(図3)のキーボード
から直接コマンドを入力できるほか、プログラムテキス
トボックス98に表示されている任意のコマンド行をマ
ウスにより選択することによっても入力でき、さらに、
図示しないコマンド実行履歴リストから選択して入力す
ることも可能である。コマンド実行ボタン107は、コ
マンドドロップダウンリストボックス105に入力され
ているコマンドを実行するのに使用するものである。コ
マンド実行経過リストボックス106は、実行されてい
るコマンドを順次追加表示するための領域である。終了
ボタン108は、この動作テストプログラムダイアログ
ボックスを閉じるときに使用するものである。
【0065】また、ヘルプボタン109は、動作テスト
プログラムダイアログボックスにおける各部の機能や動
作テストプログラムで使用可能なコマンドの内容等を説
明するためのヘルプ画面を表示させるのに使用するもの
である。このヘルプ画面としては、例えば図20〜図2
6に示したようなものがある。これらのヘルプ画面につ
いては後述する。
【0066】なお、図11の動作テストプログラムダイ
アログボックスにおいて、‘Cycle’欄110に
は、動作テストプログラムの実行回数(=後述する予約
変数cycleの値)が表示され、‘BCR’欄111
aには、カセット搬送機16の図示しないバーコード読
取装置によるカセットのバーコード読取試行回数(=後
述する予約変数bcrcntの値)が表示され、‘BC
R’欄111bには、バーコード読取成功回数(=後述
する予約変数bcrok1〜bcrok3の値の和)が
表示され、‘Read Count’欄112a〜11
2cには、バーコード読取成功までの読み込み回数(=
後述する予約変数bcrok1〜bcrok3の値)が
表示されるようになっている。また、‘Default
Line’欄113には、コンソール列の指定を必要
とするコマンドにおけるディフォルトのコンソール列番
号を指定するのに使用する数値が表示される。後述する
各コマンドの引数のうちのコンソール列の部分が省略さ
れている場合に、この‘Default Line’欄
113の値が自動的に指定されるようになっている。
【0067】さて、図11の動作テストプログラムダイ
アログボックスにおいて、ツールバー97の新規作成ボ
タン97aが選択されると(ステップS107;Y)、
中央演算制御部46は、動作テストプログラムの入力が
可能な編集モードに移行し、ここで入力されたプログラ
ムをプログラムテキストボックス98に表示する(ステ
ップS108)。
【0068】図12は簡単な動作テストプログラムの一
例を入力した状態を表すものである。このプログラム例
は、カセットを搬送するためのコマンド‘carry’
を用いて所定のカセット収納棚の収納部間でカセットを
次々と移動させるという動作テストを表している。この
プログラムで用いられている制御コマンド、制御コード
および変数等については、後述する。
【0069】図12に示した状態で、例えばモード切替
ボタン103が選択されると(ステップS109)、中
央演算制御部46は、図13に示したように実行モード
に移行する(ステップS110)。
【0070】ここで、図13〜図16を参照して、プロ
グラムの実行および停止に係わる操作および動作につい
て説明する。
【0071】図13は、実行モードにおいてプログラム
ボインタがプログラムの先頭行にあるときの状態を表し
ている。この図に示したように、中央演算制御部46
は、プログラムポインタが指し示している行をライトア
ップ表示する。各プログラム行の左端には、プログラム
行番号を表示する。ここで、実行ボタン101が選択さ
れると(図9ステップS111;Y)、中央演算制御部
46は、プログラムの実行を開始し(ステップS11
2)、図14に示したように、プログラムの実行に伴っ
て、実行中のプログラム行のライトアップ表示を移動さ
せる。このとき、コマンド実行経過リストボックス10
6には、実行されたコマンドを順次表示する。ここで、
停止ボタン102が選択されると、中央演算制御部46
は、プログラムの実行を停止させると共に、図15に示
したように、プログラムテキストボックス98における
最後に実行したプログラム行の次の行(図示の例では第
7行目)をライトアップ表示させる。このとき、中央演
算制御部46は、コマンド実行経過リストボックス10
6に、停止したプログラム行の番号と共に、プログラム
が停止中であることを示すメッセージを表示させる。こ
こで、再び実行ボタン101が選択されると、ライトア
ップ表示していた行(図示の例では第7行目)からプロ
グラムの実行を再開する。
【0072】また、中央演算制御部46は、プログラム
の実行開始前または停止状態において、プログラムテキ
ストボックス98に表示されたプログラムの任意の行が
マウスでクリックされると、その行をライトアップ表示
させる。ここで実行ボタン101が選択されると、中央
演算制御部46は、ライトアップ表示されているプログ
ラム行からプログラムの実行を開始させる。例えば図1
6に示したように、行番号‘12’のプログラム行をク
リックして、実行ボタン101を選択すると、この行番
号‘12’の行からプログラムの実行が開始する。
【0073】このように、プログラムの行単位で自由に
実行を開始しまたは停止することができるのは、ここで
取り扱うプログラムがコンパイル形式のプログラムでは
なく、行単位で逐次解釈を行うインタプリティブな形式
のプログラムだからである。この場合、プログラムポイ
ンタの値は、中央演算制御部46の図示しないレジスタ
に常に保持されており、プログラムの実行中は、このレ
ジスタの値がプログラムの実行に伴って変化するが、プ
ログラムが停止すると、レジスタの値の変化が停止す
る。プログラムの実行を再開すると、再びレジスタの値
がプログラムの実行に伴って変化する。また、任意の行
からプログラムの実行を開始させるときには、指定され
た実行開始行を指し示すプログラムポインタの値がレジ
スタにセットされ、そこから実行開始となる。
【0074】さて、図8に戻って説明する。図11の動
作テストプログラムダイアログボックスにおいて、ツー
ルバー97のロードボタン97bが選択されると(ステ
ップS116;Y)、中央演算制御部46は、図17に
示したようなプログラムロードダイアログボックスを表
示させる。この図に示した例では、‘SysChec
k.prg’をはじめとする6個の動作テストプログラ
ムファイルが表示されている。ここで、いずれかのプロ
グラムファイルが指定されて、‘開く’ボタン115が
選択されると、中央演算制御部46は、この指定された
プログラムファイルを、それを格納している例えばフロ
ッピーディスクから読み出して一時記憶用メモリ48
(図3)に格納すると共に、この読み出したプログラム
をプログラムテキストボックス98に表示する(ステッ
プS117)。これと同時にモードを実行モードにす
る。例えば、図17に示した例で、‘SysChec
k.prg’というプログラムファイルが指定される
と、中央演算制御部46は、図18に示したように、こ
のプログラムのリストをプログラムテキストボックス9
8に表示させる。ここで、実行ボタン101が選択され
ると(図9ステップS111;Y))、中央演算制御部
46は、プログラムテキストボックス98に表示してい
るプログラムの実行を開始する(ステップS112)。
このプログラムの実行および停止に関する動作は、上記
の図14〜図16で説明したのと同様であり、説明を省
略する。実行モードにおいて、モード切替ボタン103
が選択されると、中央演算制御部46は、例えば図19
に示したように、モードを編集モードに切り替え、プロ
グラムテキストボックス98のプログラムを編集できる
状態にする。
【0075】プログラムが停止している状態において、
例えば終了ボタン108が選択されると(ステップS1
13;Y)、中央演算制御部46は、動作テストモード
を終了させて、動作テストプログラムダイアログボック
スを閉じ(ステップS114)、図7に示したような初
期画面を表示する(ステップS115)。また、編集モ
ードにおいて、セーブボタン97cが選択されると(ス
テップS118;Y)、プログラムテキストボックス9
8のプログラムをフロッピーディスク等に保存する(ス
テップS119)。
【0076】なお、図18に示した例において、プログ
ラムテキストボックス98に表示された‘SysChe
ck.prg’というプログラムは、例えば次の11種
類の動作テストのサブルーチンを含んでいる。
【0077】(1)I/O door :入出力ポート
部11のドア(図示せず)の開閉動作のテストである。
【0078】(2)Y/V full stroke
:カセット搬送機16を、そのハンドリング機構の把
持部を水平に保ったまま各コンソールの最下段まで移動
させると共に、把持部を垂直に保ったまま各コンソール
の最上段まで移動させるという垂直方向の移動テストで
ある。
【0079】(3)X/H full stroke
:カセット搬送機16のハンドリング機構の把持部を
前面Fの側と背面Rの側に180度ずつ回転させなが
ら、カセット搬送機16をガイドレール101上で移動
させる水平移動テストである。
【0080】(4)I/O rfs :カセットを持た
ずにカセット搬送機16を入出力ポート部11まで移動
させるテストである。
【0081】(5)Drive rfs :カセットを
持たずにカセット搬送機16をドライブ装置13まで移
動させるテストである。
【0082】(6)All BIN rfs :カセッ
トを持たずにすべてのカセット収納棚のすべてのビンに
対してカセット搬送機16を移動させるテストである。
【0083】(7)I/O access :カセット
搬送機16によってカセットを入出力ポート部11まで
搬送するテストである。
【0084】(8)Drive access :カセ
ット搬送機16によってカセットをドライブ装置13ま
で移動させるテストである。
【0085】(9)barcode read acc
ess :カセット搬送機16によってカセットのバー
コードを読み込ませるテストである。
【0086】(10)corner BIN acce
ss :各コンソールにおけるカセット収納棚の四隅の
ビンまでカセットを移動させるテストである。
【0087】(11)all BIN access
:各コンソールにおけるカセット収納棚のすべてのビ
ンにカセットを移動させるテストである。
【0088】次に、図20〜図26を参照して、中央演
算制御部46によるGUI機能によって提供されるヘル
プ画面について説明する。なお、以下に説明する各ヘル
プ画面に表示されるヘルプ情報が本発明における「補助
情報」に対応する。
【0089】上記したように、例えば図11に示した動
作テストプログラムダイアログボックスにおいて、ヘル
プボタン109が選択されると、中央演算制御部46
は、例えば図20に示したような動作テストプログラム
ダイアログボックス用のヘルプ画面を表示させる。この
ヘルプ画面では、動作テストプログラムダイアログボッ
クスにおける各項目の意味や操作方法等を説明してい
る。このヘルプ画面で、右側のスクロールバーが操作さ
れると、中央演算制御部46は例えば図21に示したよ
うに画面をスクロールさせるようになっている。
【0090】図20に示したヘルプ画面において、例え
ば‘表記法’という項目115が選択されると、中央演
算制御部46は、例えば図22に示したようなコマンド
表記法についてのヘルプ画面を表示させる。このヘルプ
画面では、コマンド中で使用される各種の予約変数およ
び演算子の意味や種類等を説明している。このヘルプ画
面においても、右側のスクロールバーが操作されると、
中央演算制御部46は例えば図23に示したように画面
をスクロールさせるようになっている。
【0091】図20に示したヘルプ画面において、例え
ば‘PetaSiteコマンド’という項目116が選
択されると、中央演算制御部46は、例えば図24に示
したようなカセットライブラリ制御用コマンドについて
のヘルプ画面を表示させる。なお、‘PetaSit
e’とはカセットライブラリ1を指称するものである。
このヘルプ画面では、カセットライブラリ1の動作テス
トプログラムにおいて使用可能な制御コマンドの意味お
よび用法を説明している。このヘルプ画面においても、
右側のスクロールバーが操作されると、中央演算制御部
46は画面をスクロールさせるようになっている。
【0092】図20に示したヘルプ画面において、例え
ば‘制御コード’という項目117が選択されると、中
央演算制御部46は、例えば図25に示したようなプロ
グラム制御コードについてのヘルプ画面を表示させる。
このヘルプ画面では、動作テストプログラム自体を制御
するための制御コードの意味および用法を説明してい
る。このヘルプ画面においても、右側のスクロールバー
が操作されると、中央演算制御部46は例えば図26に
示したように画面をスクロールさせるようになってい
る。
【0093】なお、以上のヘルプ画面に例示されている
制御コマンドや制御コードのうち、主なものについては
後述する。
【0094】次に、実際の動作テストプログラムを例示
して、そのプログラム構成について詳細に説明する。こ
こでは、例えば上記の‘SysCheck.prg’と
いうプログラムのうち、‘corner BIN ac
cess’というサブルーチンを一例として説明する。
【0095】このサブルーチンのプログラムリストは、
例えば図27に示した通りである。このサブルーチンプ
ログラムは、システム起動時にカセットライブラリ1か
ら取得したライブラリ構成情報(具体的には、後述する
予約変数maxconsole,conrow,concolの値)や、カセット
収納位置データベース49aから読み出した収納位置情
報を基に、カセットライブラリ1のコンソール列L1の
基本コンソール1Bの入出力ポート部11にセットされ
た所定のカセットを、コンソール列L1における各コン
ソールのカセット収納棚の四隅のビンまで順次移動さ
せ、すべての移動テストの終了後に、カセットを元の入
出力ポート部11に戻すという動作テストの内容を表す
ものである。
【0096】図27に示したサブルーチンプログラムの
説明に先立ち、まず、ライブラリコントローラ2が取り
扱うことができる動作テストプログラムにおいて使用さ
れる変数、主な制御コードおよび制御コマンド等につい
て説明する。なお、これらの説明は、上記したヘルプ画
面(図22〜図26)に含まれているものである。
【0097】(a)変数
【0098】変数の設定や参照を行なう場合、以下に列
挙した予約変数(ユーザが自由に使用することが禁止さ
れている変数)の文字列以外の任意の文字列(アルファ
ベットで始まる32文字までのアルファベットおよび数
字)を変数名として指定できる。変数名に大文字、小文
字の区別はない。変数の値は、例えば$varまたは$ {va
r }というように、変数名の直前に$ をつけることによ
って参照することができる。上記のプログラムの場合、
sourceおよびdestが変数名として使われている。
【0099】(a−1) 予約変数
【0100】予約変数の一覧を以下に示す。なお、図2
7のプログラムでは、line,consoleおよびmaxconsoleと
いう予約変数が明示的に(そのまま)使用されている。
また、物理ビン番号を指定するために、‘XX’という表
現で予約変数lineおよびconsole が用いられ、‘MM’と
いう表現で予約変数conrowおよびconcolが用いられてい
る。なお、物理ビン番号とは、カセットライブラリ1内
でカセットが存在する可能性のある場所に割り当てられ
ている番号であり、使用者にとって、その番号を見ただ
けで物理的位置を認識できるように付されたものであ
る。
【0101】●barcode :カセット搬送機16のバ
ーコード読取装置によって最後に読み込んだバーコード
データを示す。
【0102】●bcrcnt :バーコードデータ読み込
みの実行回数を示す。この値は、動作テストプログラム
ダイアログボックス(図11等)の‘BCR’欄111
aに表示される。
【0103】●bcrok1,bcrok2,bcrok3 :バーコード
データ読み込みが成功した回数を示す。ここで、bcrok1
は最初のバーコード読み込みが成功したものの数、bcro
k2は2回目で成功したものの数、bcrok3は3回目で成功
したものの数である。1つのバーコードに対して、3回
まで読み込みを行うようになっている。これらの予約変
数の値は、それぞれ、動作テストプログラムダイアログ
ボックス(図11等)の‘Read Count’欄1
12a〜112cに表示され、これらの値の合計は‘B
CR’欄111bに表示される。
【0104】●current :現在カセット搬送機16
が停止している位置のビンの論理ビン番号を示す。な
お、論理ビン番号は、カセットライブラリ1におけるす
べてのビン、ドライブ装置13および入出力ポート部1
1に対して、それぞれユニークに割り当てられた番号で
あり、ライブラリコントローラ2の中央演算制御部46
は、この論理ビン番号に基づいてカセットを管理するよ
うになっている。なお、この論理ビン番号は、上記した
物理ビン番号と共に、カセットのIDと対応付けられ
て、ライブラリコントローラ2のハードディスク装置4
9内のカセット収納位置データベース49aに登録され
るようになっている。上記した収納位置情報は、これら
の論理ビン番号、物理ビン番号およびカセットIDを総
称したものである。
【0105】●cycle :プログラムの実行回数を
示す。この値は、動作テストプログラムダイアログボッ
クス(図11等)の‘Cycle’欄110に表示され
る。
【0106】●firstbin :ビンの先頭( 基本コンソ
ール1Bの背面R側のビン) の論理ビン番号を示す。
【0107】●firstdrv :ドライブ装置13のう
ち、先頭のドライブ装置の論理ビン番号を示す。
【0108】●firstin :入出力ポート部11にお
ける先頭の入出力ポートの論理ビン番号を示す。
【0109】●lastbin :ビンの最後の論理ビン番
号を示す。
【0110】●lastdrv :ドライブ装置13のう
ち、最後のドライブ装置の論理ビン番号を示す。
【0111】●lastin :入出力ポート部11にお
ける最後の入出力ポートの論理ビン番号を示す。
【0112】●pscerr :最後に検出されたエラー
コードを示す。
【0113】●pscmess :最後に検出されたエラー
コードに対応するエラーメッセージを示す。
【0114】●line :コンソール列番号を示
す。物理ビン番号の中で、例えばXX020302R 等のよう
に、コンソール列を表す桁位置にXXが使用された場合
に、この予約変数lineの値がコンソール列番号として指
定(代入)される。初期値は01である。
【0115】●console :コンソール番号を示す。
物理ビン番号の中で、例えば01XX0302R 等のように、コ
ンソールを表す桁位置にXXが使用された場合に、この予
約変数console の値がコンソール番号として指定され
る。初期値は01である。
【0116】●row :段番号を示す。物理ビン
番号の中で、例えば0102XX02R 等のように、カセット収
納棚のビン段を表す桁位置にXXが使用された場合に、こ
の予約変数row の値が段番号として指定される。初期値
は01である。
【0117】●column :列番号(カラム番号)を
示す。物理ビン番号の中で、例えば010203XXR 等のよう
に、ビン列を表す桁位置にXXが使用された場合に、この
予約変数columnの値が列番号として指定される。初期値
は01である。
【0118】●maxline :システム内の最大のコン
ソール列番号を示す。物理ビン番号の中で、例えばMM02
0302R 等のように、コンソール列を表す桁位置にMMが使
用された場合に、この予約変数maxline の値が最大コン
ソール列番号として指定される。図1および図2に示し
た構成の場合には、$maxline =3である。
【0119】●maxconsole :予約変数lineで指定され
たコンソール列内の最大のコンソール番号を示す。物理
ビン番号の中で、例えば01MM0302R 等のように、コンソ
ールを表す桁位置にMMが使用された場合に、この予約変
数maxconsoleの値が最大コンソール番号として指定され
る。図1および図2に示した構成の場合には、コンソー
ル列L1,L2,L3において、それぞれ、$maxconso
le=6,5,5である。
【0120】●condrv :予約変数lineおよびcons
ole で指定されたコンソールがドライブコンソールであ
る場合に、そのドライブコンソール内の最大のドライブ
番号を示す。物理ビン番号の中で、例えば010201MMD 等
のように、ドライブ装置を表す桁位置にMMが使用された
場合に、この予約変数condrvの値が最大ドライブ装置番
号として指定される。図1に示したドライブコンソール
1Dの場合には、$condrv=4である。
【0121】●conrow :予約変数lineおよびcons
ole で指定されたコンソール内のビンの段数を示す。物
理ビン番号の中で、例えば0102MM02R 等のように、ビン
段を表す桁位置にMMが使用された場合に、この予約変数
conrowの値がビン段数として指定される。図1に示した
ドライブコンソール1Dおよびカセットコンソール1C
の場合には、$conrow=5である。
【0122】●concol :予約変数lineおよびcons
ole で指定されたコンソール内のビン列数を示す。物理
ビン番号の中で、例えば010203MMR 等のように、ビン列
を表す桁位置にMMが使用された場合に、この予約変数co
ncolの値が指定される。図1に示したカセットコンソー
ル1Cの場合には、例えば、$conrow=18である。但
し、図1の図示は正確ではない。
【0123】(a−2)変数の値
【0124】変数の値の設定は、set コマンドにより行
う。例えば、「set var =5」とすると、「var 」とい
う変数に「5」という値が設定される。値を参照するに
は、変数名の頭に「$ 」をつけて、例えば「$var」とす
ればよい。この例では、「$var」が「5」という値に置
き換わる。
【0125】(b)制御コード
【0126】次のような制御コードにより、変数の値に
基づく条件判定を行なって処理を分岐させたり、あるい
は、サブルーチンの処理を実行することができる。
【0127】●if (expr1)then...else if (expr2)the
n...else...endif :指定した式 (expr1)が真なら
ば、次の行からelseまたはendif の前までを実行し、偽
ならばelse以降を実行する。
【0128】●while (expr)...end :指定した式(e
xpr)が真である間、while からend までの行を繰り返し
実行する。
【0129】●call Label :指定したラベルの行か
ら始まるサブルーチンを実行する。ラベル行は、「Labe
l:」という形式で指定する。
【0130】●return :サブルーチンから呼び
出し行に戻る。
【0131】(c)制御コマンド
【0132】上記のプログラムで使用しているコマンド
の説明を以下に示す。
【0133】●inc[var] :変数var をインクリメン
トする。変数var を省略した場合は、予約変数cycle が
指定されたものとなる。
【0134】●carry BinNo.1 BinNo.2 :BinNo.
1 から BinNo.2にカセットを移動するためのカセット搬
送コマンドをライブラリに発行する。
【0135】●cassettein BinNo.1 :BinNo.
1 のビンにカセットが入っていれば真の値、入っていな
ければ偽の値になる。例えば、If (expr1)等のような条
件判定用の制御コードと共に用いる。
【0136】(d)ビン番号の解説
【0137】プログラム中で使用しているビン番号の意
味は以下の通りである。
【0138】●XX010101I :$line番目のコンソール
列、1番目のコンソール、1段目の入出力ポート部を示
す。
【0139】●XXXX0101F およびXXXX0101R :$line
番目のコンソール列、$console 番目のコンソールの1
段目、1列目のビンを示す。末尾のFは前面側、Rは背
面側を指定するものである。例えば、背面側が指定され
た場合であるXXXX0101R は、左上隅のビンを示すものと
なる。
【0140】●XXXX01MMF およびXXXX01MMR :$line
番目のコンソール列、$console 番目のコンソールの1
段目、最終列のビンを示す。例えば、背面側が指定され
た場合であるXXXX01MMR は、右上隅のビンを示すものと
なる。
【0141】●XXXXMM01F およびXXXXMM01R :$line
番目のコンソール列、$console 番目のコンソールの最
下段、1列目のビンを示す。例えば、背面側が指定され
た場合であるXXXXMM01R は、左下隅のビンを示すものと
なる。
【0142】●XXXXMMMMF およびXXXXMMMMR :$line
番目のコンソール列、$console 番目のコンソールの最
下段、最終列のビンを示す。例えば、背面側が指定され
た場合であるXXXXMMMMR は、右下隅のビンを示すものと
なる。
【0143】次に、図28〜図32を参照して、図27
に示したサブルーチンプログラムに沿った中央演算制御
部46およびカセットライブラリ1の動作を説明する。
なお、図28〜図30は、このサブルーチンプログラム
の全体の流れを表し、図31および図32は、図29お
よび図30に示したプログラムの中で呼び出される(コ
ールされる)プログラムモジュールの内容を表す。
【0144】図18の状態で、実行ボタン101を選択
すると、プログラムテキストボックス98に表示されて
いる動作テストプログラム‘SysCheck.pr
g’が実行を開始する。このプログラム中で、‘cor
ner BIN access’というサブルーチンが
コールされると、中央演算制御部46は、変数の初期化
を行う(図28ステップS201)。具体的には、図2
7のステップS5〜S7に示したように、コンソール列
番号を示す予約変数lineに‘1’が、カセットの移動元
のビン番号を示す変数sourceに‘XX010101I ’が、コン
ソール番号を示す予約変数console に‘1’が、それぞ
れセットされる。‘XX010101I ’は、コンソール列L1
の基本コンソール1Bにおける入出力ポート部11の先
頭ポートのビン番号を表し、ここに入っているカセット
を用いて以下の移動処理が行われる。
【0145】次に、中央演算制御部46は、コンソール
番号を表す予約変数console が最大コンソール列数(ma
xconsole)に達するまでの間(図28ステップS20
2;Y)、図28ステップS203から図30ステップ
S227までの処理を行う。すなわち、コンソール列L
1のすべてのコンソールに対して、図27のステップS
8〜S28の処理を繰り返し行う。ここでいう処理と
は、後に詳述するように、各コンソールの4隅のビンに
対してカセットを順次移動する処理である。
【0146】図27ステップS9において、コンソール
番号が‘1’のとき( $console=1)、すなわち、基本
コンソール1Bまたはジャンクションコンソール1Jの
場合には(図28ステップS203;Y)、コンソール
の前面F側にビンが設けられていないので、ステップS
18に飛び、これ以降ステップS19〜S26までのス
テップにより、コンソールの背面R側の4隅のビン(ビ
ン番号の最後がRのビン)に対する処理を行う(図30
ステップS216〜S227)。
【0147】一方、コンソール番号が‘1’でないとき
( $console≠1 )、すなわち、基本コンソール1Bおよ
びジャンクションコンソール1J以外のコンソールの場
合には(図28ステップS203;N)、コンソールの
前面Fおよび背面Rの両側にビンが設けられているの
で、まず図27のステップS10〜S17のステップに
より、コンソールの前面F側の4隅のビン(ビン番号の
最後がFのビン)に対する処理を行ってから(図29ス
テップS204〜S215)、次に、コンソールの背面
R側の4隅のビン(ビン番号の最後がRのビン)に対す
る処理を行う(図30ステップS216〜S227)。
なお、図27のステップS9において、『!=』は
『≠』を意味する。
【0148】次に、中央演算制御部46は、予約変数co
nsole をインクリメントして(図28ステップS22
8)、次のコンソールの処理を行なう。以下同様にし
て、コンソール列L1におけるすべてのコンソールのビ
ンに対する処理が行われる。例えば、図2に示した構成
例では、基本コンソール1B、ドライブコンソール1D
11、カセットコンソール1C11、ドライブコンソール1
12、カセットコンソール1C12、ドライブコンソール
1D12、……という順序で処理が行われる。結局、前面
F側のビンに対する処理は基本コンソール1B以外のす
べてのコンソールについて行われ、背面R側のビンに対
する処理はコンソール列L1のすべてのコンソールに対
して行なわれることとなる。
【0149】中央演算制御部46は、予約変数console
が最大コンソール列数(maxconsole)を超えると(図2
8ステップS202;N)、図27ステップS29に飛
び、コンソール列L1の基本コンソール1Bにおける入
出力ポート部11の先頭ポートにカセットを戻すための
コマンドを発行する(ステップS229)。これで、こ
のサブルーチンにおける処理を終了して、図27ステッ
プS30により、メインプログラム‘SysChec
k.prg’のルーチンへと戻る。
【0150】次に、図29を参照して、図27における
ステップS10〜S17のブロックの処理を詳細に説明
する。この処理ブロックは、各コンソールにおける前面
F側のカセット収納棚の4隅のビンに対して順次アクセ
スしてカセットの出し入れを行うものである。中央演算
制御部46は、まず、図27ステップS10でアクセス
対象のビン番号を示す変数destの値として‘XXXX0101F
’を取得する( 図29ステップS204)。次に、中
央演算制御部46は、取得した変数destの値‘XXXX0101
F ’が示す実際の値を解読する(図29ステップS20
5)。この解読は、ハードディスク装置49のシステム
情報ファイル49bに格納されたライブラリ構成情報
(例えば、予約変数maxline,maxconsole,conrow,concol
等の値)や、その他の予約変数line,console,row,colum
n 等を用いて行うが、その詳細は図31において説明す
る。図27のステップS10では、変数destの値‘XXXX
0101F’の解読の結果、アクセス対象のビンはコンソー
ルの前面左上隅のビンであることが判る。次に、中央演
算制御部46は、図27のステップS11において‘B
IN put’というサブルーチンをコールして実行
し、目的のビン(ここでは、前面左上隅のビン)に対す
るカセットの出し入れ処理を行う(図29ステップS2
06)。この場合のカセット出し入れ処理の詳細につい
ては図32において説明する。
【0151】次に、中央演算制御部46は、図27のス
テップS12でアクセス対象のビン番号を示す変数dest
の値として‘XXXX01MMF ’を取得し( 図29ステップS
207)、取得した変数destの値‘XXXX01MMF ’が示す
実際の値を解読する(図29ステップS208)。ここ
では、解読の結果、アクセス対象のビンはコンソールの
前面右上隅のビンであることが判る。次に、中央演算制
御部46は、図27のステップS13において上記のサ
ブルーチン‘BIN put’をコールして実行し、目
的のビン(ここでは、前面右上隅のビン)に対するカセ
ットの出し入れ処理を行う(図29ステップS20
9)。
【0152】次に、中央演算制御部46は、図27のス
テップS14でアクセス対象のビン番号を示す変数dest
の値として‘XXXXMM01F ’を取得し( 図29ステップS
210)、取得した変数destの値‘XXXXMM01F ’が示す
実際の値を解読する(図29ステップS211)。ここ
では、解読の結果、アクセス対象のビンはコンソールの
前面左下隅のビンであることが判る。次に、中央演算制
御部46は、図27のステップS15において上記のサ
ブルーチン‘BIN put’をコールして実行し、目
的のビン(ここでは、前面左下隅のビン)に対するカセ
ットの出し入れ処理を行う(図29ステップS21
2)。
【0153】次に、中央演算制御部46は、図27のス
テップS16でアクセス対象のビン番号を示す変数dest
の値として‘XXXXMMMMF ’を取得し( 図29ステップS
213)、取得した変数destの値‘XXXXMMMMF ’が示す
実際の値を解読する(図29ステップS214)。ここ
では、解読の結果、アクセス対象のビンはコンソールの
前面右下隅のビンであることが判る。次に、中央演算制
御部46は、図27のステップS17において上記のサ
ブルーチン‘BIN put’をコールして実行し、目
的のビン(ここでは、前面右下隅のビン)に対するカセ
ットの出し入れ処理を行う(図29ステップS21
5)。これで、1つのコンソールにおける前面F側のカ
セット収納棚の4隅のビンに対して順次アクセスしてカ
セットの出し入れを行うという動作テストが終了する。
【0154】次に、図30を参照して、図27における
ステップS19〜S26のブロックの処理を簡単に説明
する。この処理ブロックは、各コンソールにおける背面
R側のカセット収納棚の4隅のビンに対して順次アクセ
スしてカセットの出し入れを行うものであり、基本的
に、図29における各ステップの処理と同様である。す
なわち、図27のステップS19,S20においてコン
ソールの背面左上隅のビンにアクセスしてカセット出し
入れを行い、S21,S22においてコンソールの背面
右上隅のビンにアクセスしてカセット出し入れを行い、
S23,S24においてコンソールの背面左下隅のビン
にアクセスしてカセット出し入れを行い、S25,S2
6においてコンソールの背面右下隅のビンにアクセスし
てカセット出し入れを行う。これで、1つのコンソール
における背面R側のカセット収納棚の4隅のビンに対し
て順次アクセスしてカセットの出し入れを行うという動
作テストが終了する。
【0155】ここで、図31を参照して、図29のステ
ップS205,S208,S211,S214、および
図30のステップS217,S220,S223,S2
26において行われるビン番号解読処理の内容を説明す
る。中央演算制御部46は、まず、変数destの値のうち
のコンソール列を表す桁位置(またはエリア)の文字列
を抽出する(図31ステップS301)。例えば、変数
destの値が‘XXXX0101F ’の場合、左端側の2桁の文字
列‘XX’が抽出される。
【0156】次に、中央演算制御部46は、抽出した文
字列が、数値、‘XX’および‘MM’のいずれであるかを
調べる(ステップS302,S303,S305)。こ
の結果、抽出した文字列が数値であったときは(ステッ
プS302;Y)、中央演算制御部46は、変数destの
うちのコンソール列を表す桁位置に、その抽出した数値
をそのまま設定する(ステップS307)。また、抽出
した文字列が‘XX’であったときは(ステップS30
2;N,ステップS303;Y)、中央演算制御部46
は、例えば一時記憶メモリ48に格納された予約変数li
neの現在値を参照し(ステップS304)、その参照値
(このプログラム例では‘1’に固定)を変数destのう
ちのコンソール列を表す桁位置に設定する(ステップS
307)。また、抽出した文字列が‘MM’であったとき
は(ステップS302;N,ステップS303;N,ス
テップS305;Y)、中央演算制御部46は、ハード
ディスク装置49のシステム情報ファイル49bに格納
されたライブラリ構成情報のうちの予約変数maxline の
現在値を参照し(ステップS306)、その参照値(図
2の例では‘3’)を変数destのうちのコンソール列を
表す桁位置に設定する(ステップS307)。ここで、
例えば、抽出された文字列が‘XX’であったとすると、
この文字列の値として予約変数lineの固定値‘1’が設
定される。これにより、コンソール列L1が指定された
ことになる。なお、抽出した文字列が、数値、‘XX’お
よび‘MM’のいずれでもなかったときは(ステップS3
02;N,ステップS303;N,ステップS305;
N)、中央演算制御部46は、その文字列は無効である
と判断して、所定のエラー処理を行う(ステップS30
8)。
【0157】次に、中央演算制御部46は、変数destに
おける次の桁位置の文字列を抽出する(ステップS30
9)。ここでは、変数destの値‘XXXX0101F ’からコン
ソールを表す桁位置(左から3,4桁目)の文字列‘X
X’が抽出される。ここではまだ、ビン列(カラム)を
表す桁位置(左から7,8桁目)の解読は終了していな
いので(ステップS310;N)、ステップS302に
戻り、上記と同様にしてステップS302〜S308の
処理を行う。
【0158】すなわち、中央演算制御部46は、抽出し
た文字列が、数値、‘XX’および‘MM’のいずれである
かを調べ(ステップS302,S303,S305)、
抽出した文字列が数値であったときは(ステップS30
2;Y)、変数destのうちのコンソールを表す桁位置
に、その抽出した数値をそのまま設定する(ステップS
307)。また、抽出した文字列が‘XX’であったとき
は(ステップS302;N,ステップS303;Y)、
中央演算制御部46は、例えば一時記憶メモリ48に格
納された予約変数console の現在値を参照し(ステップ
S304)、その参照値(ここでは‘1’〜‘6’のい
ずれか)を変数destのうちのコンソールを表す桁位置に
設定する(ステップS307)。また、抽出した文字列
が‘MM’であったときは(ステップS302;N,ステ
ップS303;N,ステップS305;Y)、中央演算
制御部46は、ハードディスク装置49のシステム情報
ファイル49bに格納されたライブラリ構成情報のうち
の変数maxconsoleの現在値を参照し(ステップS30
6)、その参照値(図2のコンソール列L1の場合は
‘6’)を変数destのうちのコンソールを表す桁位置に
設定する(ステップS307)。例えば、抽出された文
字列が‘XX’であり、予約変数consolの現在値が‘2’
であったとすると、文字列‘XX’として数値‘2’が設
定される。この場合、図2の例では、ドライブコンソー
ル1D11が指定されたことになる。なお、抽出した文字
列が、数値、‘XX’および‘MM’のいずれでもなかった
場合のエラー処理は上記と同様である。
【0159】さらに、中央演算制御部46は、変数dest
における次の桁位置の文字列を抽出する(ステップS3
09)。例えば、変数destの値が‘XXXX0101F ’の場合
には、ビン段を表す桁位置(左から5,6桁目)の文字
列‘01’が抽出される。この時点ではまだ、ビン列(カ
ラム)を表す桁位置(左から7,8桁目)の解読は終了
していないので(ステップS310;N)、ステップS
302に戻り、上記と同様にしてステップS302〜S
308の処理を行う。
【0160】すなわち、中央演算制御部46は、抽出し
た文字列が、数値、‘XX’および‘MM’のいずれである
かを調べ(ステップS302,S303,S305)、
抽出した文字列が数値であったときは(ステップS30
2;Y)、変数destのうちのビン段を表す桁位置に、そ
の抽出した数値をそのまま設定する(ステップS30
7)。また、抽出した文字列が‘XX’であったときは
(ステップS302;N,ステップS303;Y)、中
央演算制御部46は、例えば一時記憶メモリ48に格納
された予約変数row の現在値を参照し(ステップS30
4)、その参照値(図1の例では‘1’〜‘5’のいず
れか)を変数destのうちのビン段を表す桁位置に設定す
る(ステップS307)。また、抽出した文字列が‘M
M’であったときは(ステップS302;N,ステップ
S303;N,ステップS305;Y)、中央演算制御
部46は、ハードディスク装置49のシステム情報ファ
イル49bに格納されたライブラリ構成情報のうちの予
約変数conrowの現在値を参照し(ステップS306)、
その参照値(図1の例では‘5 ’)を変数destのうちの
ビン段を表す桁位置に設定する(ステップS307)。
例えば、抽出された文字列が数値‘01’であったとき
は、この値がそのまま変数destのビン段を表す桁位置に
設定される。この場合には、コンソールの最上段が指定
されたことになる。なお、抽出した文字列が、数値、
‘XX’および‘MM’のいずれでもなかった場合のエラー
処理は上記と同様である。
【0161】さらに、中央演算制御部46は、変数dest
における次の桁位置の文字列を抽出する(ステップS3
09)。例えば、変数destの値が‘XXXX0101F ’の場合
には、ビン列(カラム)を表す桁位置(左から7,8桁
目)の文字列‘01’が抽出される。この時点ではまだ、
ビン列を表す桁位置の解読は終了していないので(ステ
ップS310;N)、ステップS302に戻り、上記と
同様にしてステップS302〜S308の処理を行う。
【0162】すなわち、中央演算制御部46は、抽出し
た文字列が、数値、‘XX’および‘MM’のいずれである
かを調べ(ステップS302,S303,S305)、
抽出した文字列が数値であったときは(ステップS30
2;Y)、変数destのうちのビン列を表す桁位置に、そ
の抽出した数値をそのまま設定する(ステップS30
7)。また、抽出した文字列が‘XX’であったときは
(ステップS302;N,ステップS303;Y)、中
央演算制御部46は、例えば一時記憶メモリ48に格納
された予約変数columnの現在値を参照し(ステップS3
04)、その参照値(図1の例では‘1’〜‘18’の
いずれか)を変数destのうちのビン列を表す桁位置に設
定する(ステップS307)。また、抽出した文字列が
‘MM’であったときは(ステップS302;N,ステッ
プS303;N,ステップS305;Y)、中央演算制
御部46は、ハードディスク装置49のシステム情報フ
ァイル49bに格納されたライブラリ構成情報のうちの
予約変数concolの現在値を参照し(ステップS30
6)、その参照値(図1の例では‘18’)を変数dest
のうちのビン列を表す桁位置に設定する(ステップS3
07)。例えば、抽出された文字列が数値‘01’であっ
たときは、この値がそのまま変数destのビン段を表す桁
位置に設定される。この場合には、ビン段の最左端が指
定されたことになる。なお、抽出した文字列が数値、
‘XX’および‘MM’のいずれでもなかった場合のエラー
処理は上記と同様である。
【0163】さらに、中央演算制御部46は、変数dest
における次の桁位置の文字列を抽出する(ステップS3
09)が、ここではすでにビン列を表す桁位置の解読は
終了しているので(ステップS310;Y)、このビン
番号解読処理を終了する。
【0164】次に、図32を参照して、図27ステップ
S32〜S41の‘BIN put’サブルーチンの処
理について説明する。このサブルーチンでは、中央演算
制御部46はまず、図27のステップS35において、
カセット収納位置データベース49aを参照して、カセ
ット移動先を示す変数destにより指定されるアクセス対
象のビンにカセットが入っているか否かを調べる(図3
2ステップS401)。この結果、そこにカセットが入
っていないときは(ステップS401;N)、ステップ
S38に飛び、カセット移動元を示す変数sourceで指定
されるビンのカセットを、変数destで指定されるビンに
搬送させるためのコマンドを発行する。具体的には、ま
ず、カセット移動元を示す変数sourceで指定されるビン
からカセットを抜くためのコマンドを発行し(ステップ
S402)、次に、この抜き出したカセットを変数dest
で指定されるアクセス対象のビンに挿入するためのコマ
ンドを発行する(ステップS403)。その後、次のコ
マンドに備えて、現在の変数destの値を変数sourceに設
定する(ステップS404)。
【0165】一方、アクセス対象のビンにカセットが入
っているときは(ステップS401;Y)、中央演算制
御部46は、ステップS36において、そのビンに入っ
ているカセットを一旦出してから再度挿入するためのコ
マンドを発行する。具体的には、まず、そのカセットを
一旦抜くためのコマンドを発行し(ステップS40
5)、次に、その抜いたカセットを再度同じビンに挿入
するためのコマンドを発行する(ステップS406)。
【0166】こうして、アクセス対象のビンにカセット
が入っているか否かというビンの状況にかかわらず、そ
のアクセス対象のビンに対するカセットの出し入れ動作
は必ず実行されることとなる。
【0167】なお、図27に例示したサブルーチンプロ
グラムでは、ステップS5において予約変数lineに
‘1’をセットして、コンソール列L1のコンソールの
みを対象としているが、この予約変数lineの値を‘1’
から‘3’まで順次インクリメントするようなプログラ
ムとすれば、すべてのコンソール列L1〜L3のコンソ
ールについて動作テストを行うことが可能となる。
【0168】このように、本実施の形態に係るライブラ
リシステムによれば、カセットライブラリ1の制御手段
としてのライブラリコントローラ2に、カセットライブ
ラリ1の各部の動作テストを行うための動作テストプロ
グラムを操作可能なプログラム操作機能を持たせるよう
にしたので、サービス員や保守要員等の使用者は、この
機能を使ってカセットライブラリ1の動作テストを自由
に行うことができる。したがって、使用者にとっては、
従来のように動作テスト番号を各動作テストの内容と対
応付けて覚えたり、あるいはマニュアルを逐一見ながら
動作テスト番号を選択するという手間が不要となる。ま
た、新たな動作テストを行うための機能を追加しようと
する場合であっても、従来のようにライブラリシステム
の製造元の設計または保守部門等に依頼する必要がな
く、サービス員が現場で直ちに対処することも可能であ
る。
【0169】特に、本実施の形態では、システム起動時
にカセットライブラリ1からライブラリ構成情報を取り
込んでハードディスク装置49のシステム情報ファイル
49bに格納すると共に、カセットライブラリ1に収納
されているすべてのカセットについての収納位置情報を
ハードディスク装置49のカセット収納位置データベー
ス49aに登録しておき、これらのライブラリ構成情報
や収納位置情報を適宜参照して動作テストプログラム中
に取り込むようにしたので、カセットライブラリ1の構
成を拡張あるいは変更したり、あるいはカセットライブ
ラリ1におけるカセット収納位置が変化しても、動作テ
ストプログラム自体を変更することなくそのまま同様の
内容の動作テストを実行することができる。すなわち、
カセットライブラリ1の構成や状況の変化を動作テスト
プログラムのコマンド解釈に反映させた上で実行するこ
とができるので、システム構成の拡張、変更、およびシ
ステム状況の変化等の影響を受けずに、1つのプログラ
ムで柔軟に対応することも可能となる。
【0170】また、本実施の形態では、ライブラリコン
トローラ2の表示装置23および入力装置22を利用し
たGUI機能によって動作テストプログラムを操作でき
るようにしたので、使用者は表示装置23の表示内容に
沿ってマウス等の操作をするだけでよく、動作テストプ
ログラムの操作が極めて容易である。
【0171】また、本実施の形態では、動作テストプロ
グラムをシェルスクリプト形式で記述し、OSにおける
GUI部分がプログラムをステップごとに逐次解釈して
実行するようにしたので、表示装置23の動作テストプ
ログラムダイアログボックスにおけるプログラムテキス
トボックス98に表示された動作テストプログラムの任
意のステップをマウス等でクリックするだけで、そのス
テップからプログラムの実行を開始させたり、停止させ
たりすることができる。例えば、カセットライブラリ1
の一部に不具合が生じた場合において、その不具合を取
り除いたのちに動作テストを行う場合には、動作テスト
プログラム全体を実行する必要はなく、その不具合部分
の動作テストのみを行うことも可能である。また、例え
ば、カセットライブラリ1の一連の動作工程を細かく区
切って逐次停止および再開を繰り返しながら動作を確認
したり、特定部分の動作テストのみを繰り返し行って信
頼性を確認することもできる。したがって、動作テスト
を自由自在に行うことが可能である。
【0172】また、本実施の形態では、動作テストプロ
グラムをシェルスクリプトの形式で記述できるようにし
たので、UNIX等で用いられるプログラムに関する一
応の基礎知識を持つ者であれば、プログラミングに特別
に精通した者でなくても、動作テストプログラムの内容
を理解したり動作テストプログラムの作成や修正等を行
うのは比較的容易である。
【0173】また、本実施の形態では、動作テストプロ
グラムの作成や編集のほか、所定の記憶媒体からの動作
テストプログラムの読み込み、前記記憶媒体への動作テ
ストプログラムの保存、および通信ネットワークを介し
ての動作テストプログラムの送受信のうちの少なくとも
一つの処理を行う機能を有するようにしたので、動作テ
ストプログラムを新たに作成したり、既存の動作テスト
プログラムを修正したり、また、記憶媒体や通信ネット
ワークから動作テストプログラムを取り込んだり、ある
いは、作成または修正した動作テストプログラムを記憶
媒体に保存しまたは通信ネットワーク経由で転送するこ
とも可能となる。したがって、より使い勝手のよい動作
テスト環境を提供することができる。
【0174】また、本実施の形態では、動作テストプロ
グラムの操作に関する各種のヘルプ画面を用意して必要
に応じて表示するようにしたので、動作テストプログラ
ムの操作にあまり慣れていない者であっても、動作テス
トプログラムのプログラミングや取り扱い方法を容易に
習得して、カセットライブラリ1の動作テストを簡単に
行うことができる。
【0175】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態で
は、記録媒体がカセットテープであるものとして説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形
態の記録媒体(例えば光ディスクや交換可能型磁気ディ
スクのようなディスク状記録媒体等)にも適用可能であ
る。
【0176】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項8のいずれかに記載の情報記録再生装置、または請
求項9ないし請求項16のいずれかに記載の情報記録再
生装置の動作テスト方法によれば、制御手段が、情報記
録再生装置の構成および状況の少なくとも一方に適合す
るようにして情報記録再生装置の動作テストを実行可能
な機能を備えるようにしたので、情報記録再生装置の構
成の変更や状況の変化によって動作テストの実行が影響
を受けることがない。したがって、装置構成の拡張、変
更、および装置状況の変化等があっても、そのまま情報
記録再生装置の総合的な動作テストを行うことができる
という効果を奏する。
【0177】特に、請求項2記載の情報記録再生装置ま
たは請求項10記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、制御手段がさらに、記録再生手段および搬
送手段を含む装置各部の動作テストを行うための動作テ
ストプログラムを操作することが可能なプログラム操作
機能を備えるように構成し、このプログラム操作機能に
よって動作テストプログラムを実行することにより、情
報記録再生装置の構成および状況の少なくとも一方に適
合するようにして情報記録再生装置の動作テストを行う
ようにしたので、さらに、1つの動作テストプログラム
によって多様な装置構成や装置状況に対応することがで
きるという効果を奏する。
【0178】また、請求項3記載の情報記録再生装置ま
たは請求項11記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、制御手段は、情報記録再生装置の構成を表
す構成情報および情報記録再生装置の状況を表す状況情
報の少なくとも一方を取得して、これらの情報を動作テ
ストプログラムに自動的に反映させることにより、情報
記録再生装置の構成および状況の少なくとも一方に適合
するようにして情報記録再生装置の動作テストを行うよ
うにしたので、装置の構成や状況が変化しても動作テス
トプログラムを改変する必要がなく、そのような改変に
要する手間や時間を省くことができるという効果を奏す
る。
【0179】また、請求項4記載の情報記録再生装置ま
たは請求項12記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、制御手段が、動作テストプログラムを操作
するために必要な各種の情報をグラフィカルに表示可能
な表示手段と、表示手段に表示された情報に従って動作
テストプログラムを操作可能な操作手段と、表示手段お
よび操作手段を用いて行われる操作に応じて動作テスト
プログラムを取り扱うことが可能なプログラム取扱手段
とを有するように構成したので、使用者は表示手段にお
ける表示内容に沿って操作手段を操作をするだけでよ
い。したがって、さらに、動作テストプログラムの操作
を極めて簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0180】また、請求項5記載の情報記録再生装置ま
たは請求項13記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、プログラム取扱手段が、操作手段による操
作に応じて動作テストプログラムの実行を任意の箇所か
ら開始させる機能、および前記操作手段による操作に応
じて動作テストプログラムの実行を任意の箇所で停止さ
せる機能、のうちの少なくとも一方を有するように構成
したので、さらに、動作テストの実行開始や実行停止を
自由に行うことができるという効果を奏する。具体的に
は、例えば、情報記録再生装置の一部に不具合が生じ、
その不具合を取り除いた場合には、動作テストプログラ
ム全体を実行するのではなく、その不具合部分の動作テ
ストのみを行うことも可能になる。また、例えば、情報
記録再生装置における一連の動作工程を細かく区切って
逐次停止および再開を繰り返しながら動作を確認した
り、特定部分の動作テストのみを繰り返し行って信頼性
を確認したりする等、情報記録再生装置の動作テストを
自由自在に行うことができる。
【0181】また、請求項6記載の情報記録再生装置ま
たは請求項14記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、プログラム取扱手段が、操作手段による操
作に応じて、動作テストプログラムの作成、編集、所定
の記憶媒体からの動作テストプログラムの読み込み、前
記記憶媒体への動作テストプログラムの保存、および通
信ネットワークを介しての動作テストプログラムの送受
信のうちの少なくとも一つの処理を行う機能を有するよ
うにしたので、動作テストプログラムを新たに作成した
り、既存の動作テストプログラムを修正したり、また、
記憶媒体や通信ネットワークから動作テストプログラム
を取り込んだり、あるいは、作成または修正した動作テ
ストプログラムを記憶媒体に保存しまたは通信ネットワ
ーク経由で転送することも可能となる。したがって、さ
らに、より使い勝手のよい動作テスト環境を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【0182】また、請求項7記載の情報記録再生装置ま
たは請求項15記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、プログラム取扱手段が、操作手段による操
作に応じて、動作テストプログラムの操作に係わる各種
の補助情報を表示手段により表示させる機能を有するよ
うにしたので、さらに、動作テストプログラムの操作に
精通していない者であっても情報記録再生装置の動作テ
ストを簡単に行うことができるという効果を奏する。
【0183】また、請求項8記載の情報記録再生装置ま
たは請求項16記載の情報記録再生装置の動作テスト方
法によれば、動作テストプログラムが、逐次解釈方式に
より実行される命令を表す文字または文字列であるシェ
ルスクリプトの形式で記述されるようにしたので、さら
に、プログラミングに精通していない者であっても動作
テストプログラムの内容の理解や動作テストプログラム
の作成および修正等を比較的容易に行うことができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るライブラリシステ
ムの基本構成を示す正面図である。
【図2】図1に示したカセットライブラリの全体構成の
一例を示す平面図である。
【図3】図1に示したライブラリコントローラの回路構
成を示すブロック図である。
【図4】図1に示したライブラリコントローラの機能的
な構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示した基本コンソールの回路構成を示す
ブロック図である。
【図6】図1に示したジャンクションコンソールの回路
構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示したライブラリコントローラの表示装
置において表示される初期画面を示す図である。
【図8】ライブラリコントローラの主として中央演算制
御部における動作テストに係わる処理を説明するための
流れ図である。
【図9】図8に続く流れ図である。
【図10】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される初期画面の他の状態を表す図で
ある。
【図11】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの初期状態を表す図である。
【図12】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの編集モード時における表示例を表す図であ
る。
【図13】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの実行モード時における表示例を表す図であ
る。
【図14】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスのプログラム実行中における表示例を表す図
である。
【図15】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスのプログラム停止時における表示例を表す図
である。
【図16】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの実行モード時における他の表示例を表す図
である。
【図17】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるプログラムロード画面の一例を
表す図である。
【図18】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの実行モード時における他の表示例を表す図
である。
【図19】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示される動作テストプログラムダイアロ
グボックスの編集モード時における他の表示例を表す図
である。
【図20】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面の一例を表す図であ
る。
【図21】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面の他の例を表す図で
ある。
【図22】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面のさらに他の例を表
す図である。
【図23】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面のさらに他の例を表
す図である。
【図24】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面のさらに他の例を表
す図である。
【図25】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面のさらに他の例を表
す図である。
【図26】図1に示したライブラリコントローラの表示
装置において表示されるヘルプ画面のさらに他の例を表
す図である。
【図27】図1に示したライブラリコントローラにおい
て取り扱うことが可能な動作テストプログラムを構成す
るサブルーチンプログラムの一具体例を表す図である。
【図28】図27に示したサブルーチンプログラムの全
体の流れを表す流れ図である。
【図29】図28に続く流れ図である。
【図30】図28および図29に続く流れ図である。
【図31】図29および図30における一部の処理を説
明するための流れ図である。
【図32】図29および図30における他の一部の処理
を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
1…カセットライブラリ、1B…基本コンソール、1C
…カセットコンソール、1D…ドライブコンソール、1
J…ジャンクションコンソール、2…ライブラリコント
ローラ、3…ホストコンピュータ、10B,10D,1
0C,10J…構成情報送出部、11…入出力ポート
部、13…ドライブ装置、14,15…カセット収納
棚、16…カセット搬送機、21…コントローラ本体、
22…入力装置、23…表示装置、44…ネットワーク
制御部、46…中央演算制御部、47…読出専用メモ
リ、48…一時記憶用メモリ、49…ハードディスク装
置、49a…カセット収納位置データベース、49b…
システム情報ファイル、50…フロッピーディスク装
置、60,80…基本制御部、61,81…主ドライブ
制御部、62,82…コンソール制御部、63,83…
コンソール列間通信部、64,84…コンソール構成採
取部、70…ドライブ制御部、97…ツールバー、97
a…新規作成ボタン、97b…ロードボタン、97c…
セーブボタン、98…プログラムテキストボックス、9
9…コンソールモード表示部、101…実行ボタン、1
02…停止ボタン、103…モード切替ボタン、105
…コマンドドロップダウンリストボックス、106…コ
マンド実行経過リストボックス、107…コマンド実行
ボタン、108…終了ボタン、109…ヘルプボタン、
L1,L2,L3…コンソール列、K…カセット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯峯 亨 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な記録媒体を用いて、情報の記
    録と再生のうちの少なくとも一方を行う記録再生手段
    と、 前記記録媒体を収納可能な複数の収納部を有する記録媒
    体収納手段と、 前記記録媒体収納手段における任意の収納部と前記記録
    再生手段との間で前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段および記録再生手段を制御する制御手段と
    を備えた情報記録再生装置であって、 前記制御手段は、情報記録再生装置の構成および状況の
    少なくとも一方に適合するようにして情報記録再生装置
    の動作テストを実行可能な機能を備えたことを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに、 前記記録再生手段および搬送手段を含む装置各部の動作
    テストを行うための動作テストプログラムを操作するこ
    とが可能なプログラム操作機能を備え、 このプログラム操作機能によって動作テストプログラム
    を実行することにより、情報記録再生装置の構成および
    状況の少なくとも一方に適合するようにして情報記録再
    生装置の動作テストを行うことを特徴とする請求項1記
    載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、情報記録再生装置の構
    成を表す構成情報および情報記録再生装置の状況を表す
    状況情報の少なくとも一方を取得して、これらの情報を
    動作テストプログラムに自動的に反映させることによ
    り、情報記録再生装置の構成および状況の少なくとも一
    方に適合するようにして情報記録再生装置の動作テスト
    を行うことを特徴とする請求項2記載の情報記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 動作テストプログラムを操作するために必要な各種の情
    報をグラフィカルに表示可能な表示手段と、 前記表示手段に表示された情報に従って動作テストプロ
    グラムを操作可能な操作手段と、 前記表示手段および操作手段を用いて行われる操作に応
    じて動作テストプログラムを取り扱うことが可能なプロ
    グラム取扱手段とを有することを特徴とする請求項2記
    載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記プログラム取扱手段は、前記操作手
    段による操作に応じて動作テストプログラムの実行を任
    意の箇所から開始させる機能、および前記操作手段によ
    る操作に応じて動作テストプログラムの実行を任意の箇
    所で停止させる機能、のうちの少なくとも一方を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記プログラム取扱手段は、前記操作手
    段による操作に応じて、動作テストプログラムの作成、
    編集、所定の記憶媒体からの動作テストプログラムの読
    み込み、前記記憶媒体への動作テストプログラムの保
    存、および通信ネットワークを介しての動作テストプロ
    グラムの送受信のうちの少なくとも一つの処理を行う機
    能を有することを特徴とする請求項4記載の情報記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】 前記プログラム取扱手段は、前記操作手
    段による操作に応じて、動作テストプログラムの操作に
    係わる各種の補助情報を前記表示手段により表示させる
    機能を有することを特徴とする請求項4記載の情報記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】 前記動作テストプログラムは、逐次解釈
    方式により実行される命令を表す文字または文字列であ
    るシェルスクリプトの形式で記述されるものであること
    を特徴とする請求項2記載の情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 着脱可能な記録媒体を用いて、情報の記
    録と再生のうちの少なくとも一方を行う記録再生手段
    と、前記記録媒体を収納可能な複数の収納部を有する記
    録媒体収納手段と、この記録媒体収納手段における任意
    の収納部と前記記録再生手段との間で前記記録媒体を搬
    送する搬送手段と、前記搬送手段および記録再生手段を
    制御する制御手段とを備えた情報記録再生装置の動作テ
    スト方法であって、 前記制御手段において、情報記録再生装置の構成および
    状況の少なくとも一方に適合するようにして情報記録再
    生装置の動作テストを実行するようにしたことを特徴と
    する情報記録再生装置の動作テスト方法。
  10. 【請求項10】 前記制御手段が、前記記録再生手段お
    よび搬送手段を含む装置各部の動作テストを行うための
    動作テストプログラムを操作することが可能なプログラ
    ム操作機能を備えるように構成し、 前記制御手段において、前記プログラム操作機能によっ
    て動作テストプログラムを実行することにより、情報記
    録再生装置の構成および状況の少なくとも一方に適合す
    るようにして情報記録再生装置の動作テストを行うよう
    にしたことを特徴とする請求項9記載の情報記録再生装
    置の動作テスト方法。
  11. 【請求項11】 前記制御手段において、情報記録再生
    装置の構成を表す構成情報および情報記録再生装置の状
    況を表す状況情報の少なくとも一方を取得して、これら
    の情報を動作テストプログラムに自動的に反映させ、情
    報記録再生装置の構成および状況の少なくとも一方に適
    合するようにして情報記録再生装置の動作テストを行う
    ようにしたことを特徴とする請求項10記載の情報記録
    再生装置の動作テスト方法。
  12. 【請求項12】 前記制御手段において、動作テストプ
    ログラムを操作するために必要な各種の情報をグラフィ
    カルに表示すると共に、表示された情報に従って動作テ
    ストプログラムを操作するための指示を入力し、この入
    力された指示に応じて動作テストプログラムを取り扱う
    ようにしたことを特徴とする請求項10記載の情報記録
    再生装置の動作テスト方法。
  13. 【請求項13】 前記制御手段において、入力された指
    示に応じて動作テストプログラムの実行を任意の箇所か
    ら開始させる機能、および入力された指示に応じて動作
    テストプログラムの実行を任意の箇所で停止させる機
    能、のうちの少なくとも一方を実行するようにしたこと
    を特徴とする請求項12記載の情報記録再生装置の動作
    テスト方法。
  14. 【請求項14】 前記制御手段において、入力された指
    示に応じて、動作テストプログラムの作成、編集、所定
    の記憶媒体からの動作テストプログラムの読み込み、前
    記記憶媒体への動作テストプログラムの保存、および通
    信ネットワークを介しての動作テストプログラムの送受
    信のうちの少なくとも一つの処理を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項12記載の情報記録再生装置の動作
    テスト方法。
  15. 【請求項15】 前記制御手段において、入力された指
    示に応じて、動作テストプログラムの操作に係わる各種
    の補助情報の表示を行うようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の情報記録再生装置の動作テスト方法。
  16. 【請求項16】 前記動作テストプログラムを、逐次解
    釈方式により実行される命令を表す文字または文字列で
    あるシェルスクリプトの形式で記述するようにしたこと
    を特徴とする請求項9記載の情報記録再生装置の動作テ
    スト方法。
JP10161042A 1998-06-09 1998-06-09 情報記録再生装置およびその動作テスト方法 Pending JPH11353762A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161042A JPH11353762A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 情報記録再生装置およびその動作テスト方法
PCT/JP1999/003056 WO1999065024A1 (fr) 1998-06-09 1999-06-08 Dispositif bibliotheque de supports d'enregistrement et procede de commande dudit dispositif

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161042A JPH11353762A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 情報記録再生装置およびその動作テスト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11353762A true JPH11353762A (ja) 1999-12-24

Family

ID=15727503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10161042A Pending JPH11353762A (ja) 1998-06-09 1998-06-09 情報記録再生装置およびその動作テスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11353762A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085090B2 (en) 2003-07-25 2006-08-01 International Business Machines Corporation System, method, and apparatus for providing a single display panel and control for multiple data storage drives in an automated data storage library
JP2008112551A (ja) * 2006-10-03 2008-05-15 Seiko Epson Corp メディア処理装置及びメディア処理装置の制御方法
JP2009009442A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Hochiki Corp 防災表示盤及び制御方法
US8132506B2 (en) 2006-10-03 2012-03-13 Seiko Epson Corporation Media processing device and control method for a media processing device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085090B2 (en) 2003-07-25 2006-08-01 International Business Machines Corporation System, method, and apparatus for providing a single display panel and control for multiple data storage drives in an automated data storage library
JP2008112551A (ja) * 2006-10-03 2008-05-15 Seiko Epson Corp メディア処理装置及びメディア処理装置の制御方法
US8132506B2 (en) 2006-10-03 2012-03-13 Seiko Epson Corporation Media processing device and control method for a media processing device
JP2009009442A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Hochiki Corp 防災表示盤及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3407809B2 (ja) コンピュータ・アプリケーション・ソフトウェアの自動化試験システム
CN1327345C (zh) 信息处理设备和程序
EP1655661A2 (en) Programmable display device
JPH04181423A (ja) バージョン管理方式
US20060235946A1 (en) Console input/output control system and console control device
JPH11353762A (ja) 情報記録再生装置およびその動作テスト方法
JP2003044108A (ja) エディタの登録装置、登録プログラムおよびそれを記録した記録媒体
WO1999027438A1 (fr) Editeur de texte jouant un role de formation d'ecran
JPH11353761A (ja) 情報記録再生装置およびその動作テスト方法
CN113348440B (zh) 绘图辅助装置、显示装置、绘图辅助方法及计算机程序
JP2002268711A (ja) プログラマブル表示器およびそのための作画プログラム、ならびに作画プログラムを記録した記録媒体
JPH1139010A (ja) プログラマブルコントローラのプログラム作成支援装置およびプログラム作成支援方法
JP2009258905A (ja) ソフトウェア選択プログラムおよびインストーラ
WO1999065024A1 (fr) Dispositif bibliotheque de supports d'enregistrement et procede de commande dudit dispositif
WO1995031758A1 (fr) Systeme d'edition de programme sequentiel
JPH1027095A (ja) ソフトウェアのバージョン管理システム
JPS62206620A (ja) エデイタ中における文字列入力方法
JP2001101833A (ja) 情報記録再生装置およびその管理方法
JPH0895612A (ja) Sfcプログラム開発装置
JPH11353763A (ja) 情報記録再生装置およびその動作指示方法
JPH09244736A (ja) プラント運転監視装置
JPH0364896B2 (ja)
JP3855550B2 (ja) ライブラリ装置及びライブラリ装置における記録媒体処理方法
JPH06168203A (ja) 画面遷移集中管理方式
JPH11162021A (ja) 書換型光ディスク検査装置