JP2002222043A - カーソル制御装置 - Google Patents

カーソル制御装置

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JP2002222043A
JP2002222043A JP2001019460A JP2001019460A JP2002222043A JP 2002222043 A JP2002222043 A JP 2002222043A JP 2001019460 A JP2001019460 A JP 2001019460A JP 2001019460 A JP2001019460 A JP 2001019460A JP 2002222043 A JP2002222043 A JP 2002222043A
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Takeshi Mitamura
健 三田村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイのカーソルの遠隔制御におい
て、隣接するアイコン間の移動を確実に行なえ、かつ手
振れに対して安定なカーソル表示を得る。 【解決手段】 カメラでディスプレイを撮影した画像に
おける最も近接したアイコンS1、S2間の距離を直径
とする最大サイズFmaxの範囲内で、カメラからディ
スプレイまでの距離に応じて、(d)のようにサイズF
0の不感帯領域を視野フレーム18の中心に設定する。
距離が遠くなって(e)のようにディスプレイ画像Dが
小さくなるほどF0は相対的に大きくすることにより、
距離に関わらず略同サイズの不感帯領域が確保される。
同距離でも振動が激しい環境では(f)のように不感帯
領域をさらに大きくF2とする。撮影画像中のカーソル
画像Kdが不感帯領域から外れると不感帯領域に入るよ
うにディスプレイ上のカーソルを移動させる。これによ
りカメラの向きにしたがってカーソルが移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置など
のディスプレイに表示された画像上のカーソルを遠隔制
御するカーソル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示画面上の位置を指示する装置
として、例えば特開平7−319616号公報に開示さ
れた位置入力システムがある。この装置では、投影装置
によりスクリーン上に画像を投影し、スクリーンから離
れた位置から手操作のレーザポインタで指定しようとす
るスクリーン上の任意位置にレーザビームを照射する。
そして、スクリーン上のレーザビームの輝点位置をビデ
オカメラで検出し、その位置にレーザビームの輝点より
大きな見やすいカーソルを表示する。これにより、スク
リーンから離れた位置から容易に指定位置のポインティ
ングが可能で、カーソルの表示により多数の人が指定位
置を明瞭に認識することができる。
【0003】このような離れた位置からの指定位置の指
示表示は、大会議室におけるプレゼンテーションだけで
なく、車両内における車載小型モニタに対してそのディ
スプレイに表示されたアイコンなどを同様にカーソルで
指定して所定機能の選択などを行う手段としても利用す
ることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザポイ
ンタの操作者に手振れがあると、レーザポインタから離
れたスクリーン上でのレーザビームの輝点が振れ、これ
にしたがってカーソルの指示位置も変動して、カーソル
が見づらいという問題が生じる。この手振れによるカー
ソルの変動を防止するため、上記の従来装置では、予め
設定した周波数以上の高周波成分をもつ指示位置の変動
は手振れによるものと判断してカーソルの指示位置の移
動を禁止する技術が提案されている。
【0005】しかしながら、上記の技術を車載のモニタ
に適用する場合には、車両の走行中の振動が加わること
によって、手振れによる高周波成分との識別が困難な高
周波成分が発生する。このため、振動の少ない環境で
は、例えば図24の(a)に示すように、カーソルKを
表示画面内のどの位置へでも移動させることができ、隣
接するアイコンSの選択や、表示された道路Zに沿って
カーソルKを移動させることが容易であるのに対して、
振動の多い環境では(b)に示すように、上述のカーソ
ル移動の禁止により、カーソルKの周辺にカーソルを移
動させることのできない領域Bができ、隣接するアイコ
ンがこの領域内にある場合は当該アイコンを選択した
り、当該アイコンまでカーソルを道路に沿って移動させ
ることができなくなり、ポインタの使用者が意図する所
望のアイコン等の上にカーソルを表示できないという問
題が生じる。
【0006】したがって本発明は、上記の問題点に鑑
み、ディスプレイ上のカーソルを遠隔制御する装置にお
いて、手振れに対しては安定したカーソル表示が行われ
るとともに、隣接するアイコン等の選択や当該アイコン
等への移動を確実に行うことができるカーソル制御装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明は、表示画面に表示するカーソルを含む画像を生成
する画像生成手段と、表示画面を撮影可能のカメラと、
該カメラで撮影した撮影画像中におけるカーソル画像の
位置を検出するカーソル位置検出手段と、撮影画像から
表示画面とカメラ間の距離を検出する距離検出手段と、
撮影画像内に不感帯領域を設定する不感帯領域設定手段
と、カーソル位置検出手段で検出したカーソル画像が不
感帯領域内にあるときは表示画面におけるカーソルの表
示位置を保持させ、検出したカーソル画像が不感帯領域
から外れたときは当該カーソル画像が不感帯領域に入る
ようにカーソルの表示位置を移動させる制御信号を発す
るカーソル移動制御手段とを有し、不感帯領域設定手段
は、表示画面とカメラ間の距離に基づいて不感帯領域の
サイズを可変とするものとした。
【0008】請求項2の発明は、不感帯領域設定手段
が、表示画面とカメラ間の距離が大きくなるにしたがっ
て不感帯領域のサイズを大きくするものとしたものであ
る。
【0009】請求項3の発明は、さらに車両の運行状態
を推定する車両運行状態推定部を備え、不感帯領域設定
手段は、運行状態が振動の大きい環境にあるときは、不
感帯領域のサイズをさらに大きくするものとした。
【0010】請求項4の発明は、車両運行状態推定部
が、車両の現在位置と地図データから判断される道路種
別に基づいて、運行状態を推定するものである。請求項
5の発明は、車両運行状態推定部が、車両の操舵角セン
サまたは加速度センサの所定の周波数帯域の出力に基づ
いて、運行状態を推定するものである。また、請求項6
の発明は、車両運行状態推定部が、カーソル位置検出手
段で検知したカーソル画像位置の時間的なばらつきに基
づいて、運行状態を推定するものである。
【0011】請求項7の発明は、不感帯領域が、撮影画
像における表示画面に表示されたアイコンのうち最も近
接したアイコン間の距離を直径とする円または該円に内
接する多角形を最大サイズとするものとした。請求項8
の発明は、最も近接したアイコン間の距離が所定値より
小さいときには、撮影画像における当該アイコン間の距
離が上記所定値以上となるように、表示画面に表示する
画像を拡大させる表示拡大制御手段を有するものとし
た。
【0012】請求項9の発明は、カーソル移動制御手段
が請求項1に記載したと同じ機能の第1のモードに加え
て、カーソル位置検出手段で検出したカーソル画像が撮
影画像における現在位置を固定的に保持するようにカー
ソルの表示位置を移動させる制御信号を発する第2のモ
ードを有するものとした。請求項10の発明は、とくに
請求項9の発明において、カーソル移動制御手段が、第
1のモードと第2のモードに対応して表示画面における
カーソルの表示態様を異ならせるものとした。
【0013】請求項11の発明は、カーソル移動制御手
段が、不感帯領域設定手段により不感帯領域が設定され
たとき、表示画面におけるカーソルの表示を変化させる
ものとした。
【0014】請求項12の発明は、カメラから表示画面
までの信号伝達経路が無線通信を含んでいるものとし
た。
【0015】請求項13の発明は、カーソル移動制御手
段が、不感帯領域から外れたカーソル画像を不感帯領域
に入るように移動させる制御信号として、検出されたカ
ーソル画像が不感帯領域から遠く離れているほど高い移
動速度を与えるものとした。また請求項14の発明は、
画像生成手段が、表示画面にカーソルを表示している間
は、該カーソルの表示態様を変化させ続けるものとし
た。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明は、カメラで表示画面を
撮影し、カーソル位置検出手段により撮影画像中のカー
ソル画像を検出して、カーソル移動制御手段からカーソ
ル画像が不感帯領域内にあるときはカーソルの表示位置
を保持させ、カーソル画像が不感帯領域から外れたとき
は不感帯領域に入るように画像生成手段へ制御信号を発
して、表示画面上のカーソルを移動させるものとしたの
で、カメラの向きを表示画面上で移動させるだけで表示
画面に表示されたカーソルを移動させることができる。
そして、表示画面とカメラ間の距離に基づいて不感帯領
域のサイズを変化させるものとし、とくに請求項2のよ
うに、当該距離が大きくなるにしたがって不感帯領域の
サイズを大きくすることにより、距離が短いときは細か
い単位で所望の位置へカーソルを移動できるとともに、
手振れがあってもカメラから表示画面までの距離にかか
わらず安定したカーソル制御が得られる。
【0017】請求項3の発明は、さらに車両運行状態推
定部を備えて、運行状態が振動の大きい環境にあるとき
は不感帯領域のサイズを大きくするものとしたので、悪
路走行時など振動の大きい場合でも安定したカーソル制
御が得られる。請求項4の発明は、とくに車両運行状態
推定部が車両の現在位置と地図データから判断される道
路種別に基づいて運行状態を推定するので、車載のナビ
ゲーション装置からの情報を利用できて簡単な構成で実
現できる。
【0018】請求項5の発明は、車両運行状態推定部が
操舵角センサまたは加速度センサの出力に基づいて運行
状態を推定するので、実際の環境を高精度に推定でき、
またこの場合もすでに車両設置のセンサを利用するので
簡単な構成で実現できる。また、請求項6の発明は、車
両運行状態推定部がカーソル画像位置の時間的なばらつ
きに基づいて運行状態を推定するので、すでに検知した
カーソル画像位置データを処理する簡単なプログラムで
実際の環境を高精度に推定できる。
【0019】請求項7の発明は、不感帯領域の最大サイ
ズを撮影画像における最も近接したアイコン間の距離を
直径とする円または多角形としたので、隣接するアイコ
ンが不感帯領域に含まれてしまってその間のカーソル移
動が不可となることがなく、選択したどのアイコンへで
も確実に移動させることができる。一方、請求項8の発
明は、最も近接したアイコン間の距離が所定値より小さ
いときには、所定値以上となるように表示画面に表示す
る画像を拡大させるので、アイコンが密集しているよう
な場合でも、適切なサイズの不感帯領域を設定すること
ができる。
【0020】請求項9の発明は、不感帯領域を用いた制
御の第1のモードに加えて、カーソル画像が撮影画像に
おける現在位置を固定的に保持するようにカーソルの表
示位置を移動させる制御信号を発する第2のモードを有
するものとしたので、第1のモードでは手振れを吸収し
て安定な操作感を得られるとともに、第2のモードでは
カメラの向きの変化に直接応動して応答性の高い操作感
が得られ、とくにカーソルを表示画面の全幅にわたって
移動させる場合などに便利である。
【0021】請求項10の発明は、第1のモードと第2
のモードに対応して表示画面におけるカーソルの表示態
様を異ならせるものとしたので、使用者はいずれのモー
ドで動作しているかを容易に知り、操作感を予測するこ
とができる。
【0022】請求項11の発明は、不感帯領域が設定さ
れたときに表示画面におけるカーソルの表示を変化させ
るものとしたので、この表示変化により、使用者は不感
帯領域が設定されたことを確実に知ることができる。
【0023】請求項12の発明は、カメラから表示画面
までの信号伝達経路が無線通信を含んでいるものとした
ので、無線通信線部分は配線が不要で、カメラの操作が
とくに容易となり、また配線接続不具合等の問題から解
放される。
【0024】請求項13の発明は、検出されたカーソル
画像が不感帯領域から遠く離れているほど高い移動速度
を与えるものとしたので、カーソル画像が不感帯領域か
ら遠く外れた場合も、不感帯領域に近い場合と大差のな
い時間でカーソルを不感帯領域内相当位置へ移動させる
ことができ、良好な応答感が得られる。また、請求項1
4の発明では、表示画面にカーソルを表示している間は
該カーソルの表示態様を変化させ続けるものとしたの
で、その表示変化によりカーソル位置検出手段によるカ
ーソル画像の検出が容易となり、使用者は信頼性の高い
操作をすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、車載のナビゲーション装置のディ
スプレイに発明を適用した第1の実施例の構成を示すブ
ロック図である。ナビゲーション装置1は、ナビゲーシ
ョン制御部1aからビデオ信号等を入力して画像データ
に変換する画像処理部2と、画像処理部2に接続された
表示画面としてのディスプレイ3とからなる。ディスプ
レイ3には、地図などのナビゲーション画像と、後述す
るカーソルKが表示される。ディスプレイ3は、車室内
の図示省略のインストルメントパネルの略中央部に設置
されている。画像処理部2には通信インタフェース6を
介してポインタ装置10が接続される。
【0026】ポインタ装置10は、CMOS撮像素子を
備えて画像データを出力するカメラ11をケース16に
組み込んで構成されている。ケース16には、さらにカ
メラ11に順次接続された位置認識部12と制御信号発
生部13が内蔵されるとともに、手動操作可能にモード
切替スイッチ14と入力スイッチ15が設けられてい
る。
【0027】モード切替スイッチ14は第1のモードと
しての安定モードと第2のモードとしての直接モードと
を切り替えるようになっており、切り替えられた状態を
保持する。入力スイッチ15は常開のボタン形式で、キ
ーボードのエンターキーに相当する機能を有している。
【0028】使用者は、ポインタ装置10のケース16
を持って、カメラ11の光軸をディスプレイ3へ向けて
使用する。位置認識部12は、カメラ11で撮影した図
2に示す視野フレーム18の画像データから、ディスプ
レイ画像D中のカーソル画像Kdの位置を算出し、制御
信号発生部13は位置認識部12が算出したカーソル画
像Kdの位置に基づいてディスプレイ3上のカーソルK
を所定位置へ移動させるための制御信号を出力する。
【0029】制御信号発生部13では、図2に示すよう
に、視野フレーム18の中心部に、所定領域として制御
処理上の所定面積の不感帯領域20を設定する。位置認
識部12および制御信号発生部13が有線の信号線17
で通信インタフェース6と接続されている。
【0030】ナビゲーション装置1の画像処理部2に
は、カーソル制御部4が接続されており、通信インタフ
ェース6を介したポインタ装置10の制御信号発生部1
3からの制御信号に基づいて、カーソルKの移動を画像
処理部2へ指令する。画像処理部2は、前述のビデオ信
号等に基づく画像に重ねて、カーソル制御部4からの制
御指令にしたがってディスプレイ3上にカーソルKを表
示する。画像処理部2およびカーソル制御部4は、発明
の画像生成手段を構成している。
【0031】また、ナビゲーション制御部1aには車両
運行状態推定部5が接続されている。車両運行状態推定
部5は、ナビゲーション制御部1aから車両の現在位置
と地図データを得て、車両がどのような環境を走行して
いるかの運行状態を推定する。制御信号発生部13は通
信インタフェース6を介してこの運行状態を読み込むよ
うになっている。
【0032】つぎに、本実施例の安定モードにおける基
本動作について、図3により説明する。まず、ナビゲー
ション画像が表示されたディスプレイ3に、図3の
(a)のようにカーソルKが併せて表示されている状態
で、ポインタ装置10のカメラの光軸を当該ディスプレ
イ3に向け、ディスプレイ3を撮影する。不感帯領域2
0が視野フレーム18の中心部に設定されている場合、
カメラの光軸が略ディスプレイ3上のカーソルに合って
いると、(b)のように、撮影画像におけるディスプレ
イ画像D上のカーソル画像Kdは不感帯領域20内に検
出される。なお、視野フレームはカメラが撮影可能の範
囲であり、撮影画像の大きさと視野フレームは1対1で
対応する。
【0033】ここで、ポインタ装置10の向きを変える
ことにより、(c)に示すように、撮影画像におけるカ
ーソル画像Kdが不感帯領域20の外側になると、制御
信号発生部13がカーソル制御部4へ制御信号を発し
て、(c)に矢示で示すように、撮影画像におけるカー
ソル画像Kdが不感帯領域20に入るように、ディスプ
レイ3上のカーソルKを横方向に移動させる。
【0034】制御信号発生部13がカーソル制御部4へ
発する制御信号の指令内容は、例えば図4の原理図に示
すように、カーソルの移動速度とすることができる。図
4の(a)のように撮影画像に不感帯領域20を通過す
るX軸を定義し、X軸上の各点にカーソル画像Kdが位
置したときの当該位置に対応して、(b)のように移動
速度vが設定される。この例では、不感帯領域20の範
囲内ではv=0であるが、不感帯領域20より右側では
v=−Vxの指令が出されて、カーソルKは絶対値Vx
で左方向に移動する。
【0035】また、不感帯領域20より左側ではv=+
Vxの指令が出されて、カーソルKは右方向に移動する
ことになる。図3の(c)はこの状態を示している。こ
の考えを発展させて、制御信号発生部13では、図4の
(c)に示すように、横方向のX軸に加えて上下のY軸
方向に不感帯領域20を挟んで−Vy、+Vyの速度を
設定し、また、不感帯領域20を挟む対角領域では隣接
する領域の設定速度をベクトル的に合成した速度を設定
している。
【0036】このようにして、先の図3においてポイン
タ装置10の向きを(b)の状態から下方へ変えたとき
も、その(d)に示すように、不感帯領域20の外側に
なったカーソル画像Kdが不感帯領域20に入るように
制御信号発生部13から指令が出され、ディスプレイ3
上のカーソルKを下方へ移動させる。ディスプレイ3上
のカーソルKが移動後、再びカメラによる撮影が行なわ
れ、撮影画像におけるカーソル画像Kdが不感帯領域2
0内に入ると、カーソルKの移動が停止される。
【0037】これにより、使用者が手にするポインタ装
置10の向きをディスプレイ3上の範囲内で移動させる
ことにより、ディスプレイ3に表示されるカーソルKを
任意の位置に移動させることができる。なお、手振れに
よってカーソル画像Kdの位置が少々変動しても、カー
ソル画像Kdが不感帯領域20内にある間はv=0で、
制御信号発生部13はカーソルKを移動させる指令を発
しない。なお、直接モードでは上記の不感帯領域を設定
しない。
【0038】以下、本実施例における制御動作の詳細に
ついて、図5、図6のフローチャートに基づいて説明す
る。ここではナビゲーション装置1が動作中で、、図7
の(a)のようにディスプレイ3に道路ZやアイコンS
を含むナビゲーション地図が表示されるとともに、カー
ソルKが例えば白色で表示されている状態で動作を開始
する。まず、ステップ101において、ポインタ装置1
0をディスプレイ3に向けて、カメラ11でディスプレ
イ3を撮影する。
【0039】そしてステップ102では、位置認識部1
2において、撮影画像内におけるディスプレイ画像Dの
カーソル画像Kdの位置、すなわち視野フレーム18内
のカーソル画像Kdの位置を検出する。カーソルKの形
状が既知であるから、カーソル画像Kdの検出は容易で
ある。
【0040】つぎのステップ103において、制御信号
発生部13はモード切替スイッチ14の選択状態をチェ
ックする。モード切替スイッチ14が安定モードにある
ときは、ステップ104へ進み、直接モードにあるとき
はステップ120へ進む。
【0041】ステップ104においては、制御信号発生
部13がカーソル画像Kdを検出した旨の制御信号を出
力し、カーソル制御部4がこの制御信号を受けて画像処
理部2へ指令し、ディスプレイ3上のカーソルKの表示
を変化させる。これにより、図7の(b)に示すよう
に、ディスプレイ3上に白色で表示されていたカーソル
Kは赤色(塗りつぶしで示す)に変わり、認識されたこ
とが容易に識別される。
【0042】ステップ105では、位置認識部12にお
いて、さらに撮影画像内のディスプレイ画像Dを検出す
る。ディスプレイ画像Dの検出は、信号線17と通信イ
ンタフェース6を経て、画像処理部2からディスプレイ
3の表示画像の画像データを取り込み、撮影画像と表示
画像の対応部分を抽出して行う。
【0043】続いてステップ106においては、視野フ
レーム18内におけるディスプレイ画像Dの全景サイズ
を演算し、ステップ107で、ディスプレイ画像Dのサ
イズからポインタ装置10(のカメラ11)からディス
プレイ3までの距離を算出する。なお、ディスプレイ画
像Dの全景が視野フレーム18内に収まっていない場合
でも、ディスプレイ3上のカーソルKの位置が既知であ
るからディスプレイ画像Dにおけるカーソル画像Kdの
相対位置に基づいてディスプレイ画像Dのサイズを求め
ることができ距離が算出される。さらには、距離算出に
際しては、上記ディスプレイのサイズやカーソル相対位
置の比較のほか、ディスプレイ3上のカーソルKのサイ
ズと撮影画像におけるディスプレイ画像D内のカーソル
画像Kdのサイズとの比較を用いることもできる。
【0044】ステップ108では、同じく位置認識部1
2において、ディスプレイ画像D内の複数のアイコンS
の位置を検出して、各アイコン間の距離を算出する。こ
の距離はアイコンSの重心間の長さとする。そして、ス
テップ109において、制御信号発生部13では、最も
近接したアイコンS1、S2間の距離が所定の最小値よ
り短いかどうかをチェックする。
【0045】図9の(a)のように、アイコンS1、S
2間の距離Lが所定の最小値より短いときは、ステップ
110において、撮影画像における当該距離が上記の最
小値以上となるように、ディスプレイ3における表示を
拡大させる制御指令を画像処理部2へ送出する。すなわ
ち、(b)のように、ディスプレイ3に表示されている
カーソルKを中心にナビゲーション地図を拡大表示させ
る。その後、ステップ101へ戻る。
【0046】アイコンの重心間の距離が最小値以上であ
るときは、つぎにステップ111以下で不感帯領域のサ
イズFを決定する。なお、基本動作の説明では不感帯領
域を矩形で示したが、ここでは、不感帯領域20を円形
とする。まず、ステップ111では、制御信号発生部1
3において、不感帯領域20の最大値を算出する。ここ
では、図7の(c)のように、撮影画像における最も近
接したアイコンS1、S2の重心間の距離R(≧最小
値)を直径とする円を求める。すなわち最大サイズを直
径Fmax=Rとする。
【0047】そして、ステップ112において、先のス
テップ106で算出したポインタ装置10からディスプ
レイ3までの距離とに応じて、図8の(d)のように不
感帯領域20のサイズF0を決定する。すなわち、距離
に応じた不感帯領域として、図10に示すマップを用い
て、ポインタ装置10とディスプレイ3間の距離が小さ
いときは小径とし、距離が大きくなるほどに大径にし
て、その最大サイズを上記のFmaxに抑えたF0を求
める。たとえば距離が大きくなると、図8の(e)のよ
うに最大サイズのFmaxがディスプレイ画像Dととも
に小さくなるが、F0をFmaxの範囲内で相対的に大
径にするので、(d)におけるF0とほぼ同じサイズの
不感帯領域が確保される。
【0048】このあと、ステップ113において、制御
信号発生部13は車両運行状態推定部5から運行状態を
読み込み、ステップ114において、運行状態に応じて
不感帯領域のサイズF0に対して補正を行う。すなわ
ち、運行状態として車両が高速道路など専用道路を走行
している場合は車両振動が比較的少ないので、最小値F
minを下回らない範囲でF0より小さくしたF1を不
感帯領域20のサイズFとする。
【0049】また、地図データで道路として登録されて
いない地点を車両が走行していると判断される場合は、
未舗装路など悪路の可能性が高いので、図8の(d)に
示したF0に対して最大値Fmaxを越えない範囲で相
対的に大きくしたF2を不感帯領域20のサイズFとす
る。同図の(f)はこの状態を示す。一般舗装道路を走
行中の場合は上記F0を不感帯領域20のサイズFとす
る。
【0050】ステップ115で、制御信号発生部13は
撮影画像の視野フレームの中心部に直径Fの不感帯領域
20を設定し、ステップ116で、カーソル画像Kdが
不感帯領域20内にあるかどうかをチェックする。カー
ソル画像Kdが不感帯領域20内にあるときはステップ
101へ戻る。ポインタ装置10の指向方向(すなわ
ち、カメラ11の光軸)が変化して、カーソル画像Kd
が不感帯領域20の外になっているときは、ステップ1
17に進んで、図3に示した基本動作にしたがってカー
ソル画像Kdが不感帯領域20に入るように制御信号を
発し、ディスプレイ3上のカーソルKを移動させる。
【0051】つぎのステップ118では、入力スイッチ
15がON(オン)されたかどうかをチェックする。入
力スイッチ15がOFF(オフ)であれば、そのままス
テップ101へ戻る。入力スイッチ15がONされれ
ば、カーソルKが現在位置しているアイコン(S)が選
択されたものとして、ステップ119において、制御信
号発生部13が制御信号を画像処理部2を介してナビゲ
ーション制御部1aへ発し、当該アイコンに設定された
コマンドを実行させる。その後、ステップ101へ戻
る。
【0052】先のステップ103のチェックで、モード
切替スイッチ14が直接モードにあるときは、ステップ
120に進む。ステップ120では、制御信号発生部1
3が制御信号を出力し、カーソル制御部4がこの制御信
号を受けて画像処理部2へ指令し、ディスプレイ3上の
カーソルKの表示を、例えば図11に示すように変化さ
せる。ステップ104における色の変化とは異なる表示
変化により、直接モードに入ったことが容易に識別され
る。
【0053】そして、ステップ121で、制御信号発生
部13は、視野フレーム18におけるカーソル画像Kd
の位置を現在位置に保持する制御信号をカーソル制御部
へ発する。すなわち、直接モードにおいては不感帯領域
を設定しないが、撮影画像の視野フレーム18に安定モ
ードにおける不感帯領域をカーソル画像Kdの位置に面
積をもたない目標点として設定したのに相当する。これ
により、ポインタ装置10の向きを変え、撮影画像にお
けるカーソル画像Kdが目標点(すなわち向きを変える
前のカーソル画像Kdの位置)から外れると、不感帯領
域の外になったときと同様に、カーソル画像Kdが目標
点に位置するように制御信号が発せられ、ディスプレイ
3上のカーソルKはポインタ装置10の向きの変化に直
接的に追従して移動する。このあと、ステップ118へ
進む。
【0054】ナビゲーション装置1が作動している間、
上記のフローが繰り返され、ナビゲーション装置1がO
FFされると、ポインタ装置10によるカーソルKの制
御は終了する。
【0055】本実施例では、ステップ102が発明のカ
ーソル位置検出手段を構成し、ステップ105〜107
が距離検出手段を、ステップ108、109および11
1〜115が不感帯領域設定手段を構成している。ま
た、ステップ116、117およびステップ121がカ
ーソル移動制御手段を構成し、ステップ110が表示拡
大制御手段を構成している。
【0056】本実施例は以上のように構成され、カメラ
11でポインタ装置10を構成し、撮影画像中における
ディスプレイ画像Dおよびディスプレイ画像上のカーソ
ル画像Kdの位置に基づきカーソル制御部4を介して画
像処理部2を制御し、ディスプレイ3上のカーソルKを
ポインタ装置10の指向方向へ移動させるようにしたの
で、別途のレーザビーム照射装置等を必要とせず、簡素
な構成でディスプレイ上のアイコンなど指定位置を示す
ことができる。
【0057】そして、モード切替スイッチ14で切り替
えられる安定モードと直接モードとを有し、安定モード
においては撮影画像の視野フレーム18内に不感帯領域
20を設定して、カーソル画像Kdが不感帯領域20内
に検出される間はカーソルKを移動させないので、ポイ
ンタ装置10を操作する使用者の手振れがあってもディ
スプレイ3上のカーソル位置が安定する一方、直接モー
ドにおいては不感帯領域を設定せず、視野フレーム18
内のカーソル画像Kdの現在位置を固定的に保持するよ
うに制御するので、ポインタ装置10の向きの変化に直
接応動して、応答性の高い操作感が得られ、とくにカー
ソルKをディスプレイ3の全幅にわたって移動させる場
合などに有効である。
【0058】また、カーソル画像Kdを検出したとき
は、モードに応じた態様でカーソルKの表示を変化させ
るものとしたので、使用者はポインタ装置10でのカー
ソル制御が可能となっていることと、選択されているモ
ードを確実に知ることができる。
【0059】また、手振れがあるときその振れが同じで
もポインタ装置10からディスプレイ3までの距離が長
いと撮影画像内でのカーソル画像の振れが大きくなる
が、安定モードにおいては、不感帯領域20のサイズを
ポインタ装置10とディスプレイ3間の距離が長いほど
大きく設定するので、距離が長い場合にわずかな手振れ
でカーソル画像が不感帯領域の外に出てしまうというこ
とがなく、ディスプレイ3までの距離にかかわらず安定
したカーソル制御が得られる。
【0060】一方、不感帯領域20のサイズFの上限を
撮影画像における最も近接したアイコンS1、S2の重
心間の距離としているので、両アイコンが不感帯領域に
含まれてしまってその間のカーソル移動が不可となるこ
とがなく、隣接するすべてのアイコン間でカーソルKを
確実に移動させることができ、あるいは表示された地図
上の道路Zなどに沿って移動させることができる。この
際とくに、不感帯領域20のサイズが所定の最小値を下
回ることとなるときは、ディスプレイ3に表示される画
像を拡大させるものとしているので、アイコンが密集し
ているような場合でも、適切なサイズの不感帯領域20
を設定することができる。
【0061】さらに、車両運行状態推定部5を設けて、
高速道路などでは不感帯領域20のサイズを小さ目に設
定し、悪路などの環境では不感帯領域20のサイズを大
き目に設定するので、振動の大きい環境であっても安定
かつ確実にカーソルKを所望のアイコンに移動させるこ
とができる。なお、不感帯領域20の形状は円形とした
が、そのほか撮影画像における最も近接したアイコンの
重心間の距離を直径とする円に内接する多角形を最大と
して、例えば図12に示す6画形などとすることもでき
る。さらに、カーソル画像Kdをより容易に検出するた
め、画像処理部2により、ディスプレイにカーソルを表
示している間は当該カーソルの色や輝度、形状を変化さ
せながら表示させることもできる。これによって、カメ
ラ視野フレーム内における所定時間内(例えば0.5
秒)の撮影画像の中で表示に上記の色や輝度、形状の変
化のある位置をカーソルの位置であるとして容易に検出
することができる。
【0062】つぎに、上記実施例の変形例として、ディ
スプレイ3上に、ナビゲーション地図の代わりに、複数
のアイコンが整列して表示される場合のカーソル制御に
ついて説明する。図13はディスプレイ3に表示された
アイコン画面を示す。ここでは、縦横3×2の配列でメ
ニュー項目を示す6個のアイコンSがそれぞれ矩形形状
で表示され、カーソルKでいずれかのアイコンをポイン
タ装置10で選択する。
【0063】図14、図15は制御動作の流れを示すフ
ローチャートである。ステップ201から207は図1
4のフローチャートのステップ101から107と同
じ、ステップ220、221はステップ120、121
と同じである。同じステップについては説明を省く。ス
テップ207においてポインタ装置10からディスプレ
イ3までの距離を算出すると、つぎのステップ208で
は、制御信号発生部13において、撮影画像におけるア
イコンSの配列と個数を検出する。
【0064】そして、ステップ209において、不感帯
領域20の最大値を算出する。ここでは、図16の
(a)に示すように、ディスプレイ画像DのサイズX0
×Y0をアイコンの縦横の個数で分割して、(X0/
3)×(Y0/2)を最大値Fmaxとする。
【0065】そして、ステップ210において、先のス
テップ207で算出したポインタ装置10からディスプ
レイ3までの距離とに応じて、不感帯領域20のサイズ
F0を決定する。ここでも、距離に応じた不感帯領域と
して、先の図10に示すのと同様のマップを用いて、上
記(X0/3)×(Y0/2)を最大サイズとして、相
似形で変化するサイズF0を求める。F0は、ポインタ
装置10とディスプレイ3間の距離が小さいときは図1
6の(b)に示すように最大値Fmaxに対して相対的
に小さく、距離が大きくなるほどに(c)のようにFm
axの範囲内で相対的な割合が大きくなる。
【0066】このあと、ステップ211において、制御
信号発生部13は車両運行状態推定部5から運行状態を
読み込み、ステップ212において、運行状態に応じて
不感帯領域のサイズF0に対して補正を行う。例えば、
図17の(a)に示す一般舗装道路を走行中の場合の不
感帯領域F0に対して、悪路の可能性が高い状態では、
(b)に示すように最大値Fmaxを越えない範囲で不
感帯領域のサイズを大きくしたF2とする。
【0067】ステップ211からステップ217は、ア
イコンSが矩形であるに対応して不感帯領域20の形状
が矩形であるほかは、図4、図5のフローチャートにお
けるステップ113からステップ119と同じである。
したがって詳細な説明は省略する。なお、ステップ20
3から直接モードに入ってからのステップ221で、制
御信号発生部13が視野フレーム18におけるカーソル
画像Kdの位置を現在位置に保持する制御信号をカーソ
ル制御部へ発してカーソルKを移動させたあとは、ステ
ップ216へ進む。
【0068】この変形例では、ステップ202が発明の
カーソル位置検出手段を構成し、ステップ205〜20
7が距離検出手段を、ステップ208〜213が不感帯
領域設定手段を、そして、ステップ214、215およ
びステップ221がカーソル移動制御手段を構成してい
る。
【0069】この変形例のアイコン画面の場合において
も、同様の効果が奏せられる。すなわち、モード切替ス
イッチ14の切り替えにより所望の操作感を得ることが
でき、とくに安定モードにおいては、手振れがあっても
ディスプレイ3までの距離にかかわらず安定したカーソ
ル制御が得られる。また、不感帯領域20のサイズの上
限をディスプレイ画像Dのサイズをアイコンの個数で分
割した大きさとしているので、隣接するすべてのアイコ
ンS間でカーソルKを確実に移動させることができる。
そして、振動の大きい環境であっても安定かつ確実にカ
ーソルKを所望のアイコンに移動させることができる。
【0070】なお、実施例および変形例ではカーソルK
がカーソル画像Kdとして検出されると安定モードでは
当該カーソルKの色をたとえば白色から赤色へ変化させ
るものとしたが、これに限定されず、変化前後の色彩は
任意に選択できる。また変化が識別できるものであれ
ば、色彩に限らず、カーソルKのサイズや形状等、適宜
のパラメータを選択して表示を変化させることができ
る。直接モードでのカーソルKの表示変化についても同
様である。
【0071】また、ポインタ装置10を最初にディスプ
レイ3へ向けたときの撮影画像にカーソル画像Kdが検
出されないときは、撮影画像内のディスプレイ画像Dの
位置に応じてディスプレイ画像Dの全景が視野フレーム
18に入る方向に、ディスプレイ3に矢印などのガイド
表示を行わせるようにすると、利便性がさらに向上す
る。
【0072】また、実施例および変形例ではポインタ装
置10とナビゲーション装置1側とを有線通信の信号線
17で接続しているが、信号線17を無線通信とするこ
とももちろん可能である。無線で通信することにより両
者間の配線が不要で、ポインタ装置10の操作がとくに
容易となり、また配線接続不具合等の問題から解放され
る。さらに、ポインタ装置10のケース16内に位置認
識部12と制御信号発生部13を収納しているが、ポイ
ンタ装置10に少なくともカメラ11とモード切替スイ
ッチ14および入力スイッチ15が備えられていれば、
位置認識部12や制御信号発生部13はナビゲーション
装置1側に配置してもよい。
【0073】なおまた、実施例および変形例では、カー
ソル画像Kdが検出されたときにディスプレイ3上のカ
ーソルを例えば赤色に変化させるものとしたが、不感帯
領域20が設定された後にカーソルKの色などを変化さ
せることとすれば、それによって不感帯領域が確実に設
定されたことを容易に知ることができる。
【0074】さらに、安定モードにおける不感帯領域2
0に対するカーソルの移動制御については、上記実施例
および変形例に示した以外にも種々の態様がある。以
下、制御信号発生部13から発する制御信号のいくつか
について、不感帯領域20を矩形として説明する。図1
8は、視野フレーム18の中心に設定した不感帯領域2
0を通るX軸上のカーソル画像の位置によって複数段階
の移動速度を与える例を示す。
【0075】ここでは、不感帯領域から離れるにしたが
って移動速度vの絶対値を、(1/4)Vx、(1/
2)Vx、Vxの順に大きくしている。これにより、ポ
インタ装置10の向き(指定位置)を大きく変化させて
カーソル画像Kdが不感帯領域20から遠くなった場合
にも、ポインタ装置10の向きの変化が小さい場合と大
差のない時間でディスプレイ3上のカーソルKを指定位
置のアイコンなどへ移動させることができ、良好な応答
感が得られる。
【0076】図19は、X軸上のカーソル画像の不感帯
領域からの距離により、移動速度を多次曲線で連続的に
変化させる例を示す。ここでは、移動速度vの変化傾向
は図18のものと同様であるが、連続的に変化させるの
で滑らかな制御感が得られる。
【0077】また図20は、移動速度vの代わりに移動
距離wを制御指令の内容とするものを示す。X軸上のカ
ーソル画像の位置によって複数段階の移動距離が設定さ
れ、不感帯領域から離れるにしたがって移動距離wの絶
対値を、(1/4)Wx、(1/2)Wx、Wxの順に
大きくしている。これにより、カーソル画像Kdの不感
帯領域20からの距離にかかわらず確実にカーソルKを
不感帯領域20相当位置へ移動させることができる。
【0078】図21は、移動速度と移動距離を組み合わ
せた制御指令とするものを示す。図の(a)に示すよう
に、不感帯領域20の周辺に所定幅の周辺部領域22を
設定する。そして、(b)に示すようにカーソル画像の
位置が周辺部領域22にあるときは移動距離wの絶対値
をWxとし、カーソル画像の位置が周辺部領域22のさ
らに外側にあるときは移動速度vの絶対値をVxとす
る。
【0079】なお、例えばカーソル画像Kdが不感帯領
域20の左側の周辺部領域22に位置したとして、移動
距離のWxは、(c)に示すように、ディスプレイ3の
サイズを4分割した分割領域の移動方向に沿った幅相当
に設定すれば、矢示のように、ポインタ装置を新たに向
けた側、すなわち右側の分割領域内の、現在位置する分
割領域でのカーソルKの相対位置と略同じ相対位置にカ
ーソルKが移動することになる。
【0080】なお、図18から図21の説明ではX軸方
向の位置を例にしたが、X軸に直交するY軸方向につい
ても同様である。また、このような直交座標系で表わす
のみでなく、不感帯領域20を円形状とする場合には上
述に準じて極座標で表わせばよい。
【0081】さらに図22は、ポインタ装置10とディ
スプレイ3間の距離に応じてカーソルKの移動速度を変
化させる例を示す。図の(a)はポインタ装置10がデ
ィスプレイ3に近い場合を示し、(b)はポインタ装置
10がディスプレイ3から遠い場合を示す。両者間の距
離が大きくなるにつれて不感帯領域のサイズ(図ではX
軸方向の幅)が小さくなるのに対応させて、移動速度v
の段数を増すとともに、不感帯領域直近での速度の絶対
値を小さくするようにしている。これにより、ポインタ
装置10とディスプレイ3間の距離が変化した場合にも
移動速度の変化が滑らかに制御される。
【0082】つぎに、車両運行状態推定部5について
も、実施例ではナビゲーション制御部1aから車両の現
在位置と地図データを得て、車両がどのような環境を走
行しているかの運行状態を推定するものとしたが、この
ほか、例えば車両の操舵角センサやシャシ制御用として
車両に設置される加速度センサなどを用いて、そのセン
サ信号の所定の周波数帯域の出力に基づいて車両への振
動入力を運行状態として推定することもできる。
【0083】あるいはまた、カメラ撮影画像におけるカ
ーソル画像位置の時間的なばらつきに基づいて手振れの
大きさを推定して運行状態とすることもできる。すなわ
ち、図23の(a)のように、現在のカーソル画像Kd
0の検出から過去所定時間内に検出されたカーソル画像
Kd1が所定の範囲H0に集中しているときはポインタ
装置10のカメラを差し向ける方向が安定しており、運
行状態が良好と判断して不感帯領域20を小さくするこ
とができる。一方、(b)のように、カーソル画像Kd
0、Kd1が比較的広範囲H1に散在しているときは手
振れが大きく、不安定な運行状態にあると判断して不感
帯領域20を大きくすればよい。
【0084】なお、実施例は車載のナビゲーション装置
のディスプレイにおけるカーソルの制御について説明し
たが、これに限定されず、種々のモニタの表示画面のカ
ーソル制御に適用することができる。また、カーソルも
表示画面上の任意の位置を指定してその指定位置を認識
させることができるものであれば、その形態を問わな
い。
【0085】さらに、各実施例ではモニタ側とポインタ
装置10間で双方向通信を行い、例えばカメラからディ
スプレイまでの距離算出においてはモニタ側からディス
プレイやカーソルのサイズ情報を取り込んで画像と比較
するようにしているが、ディスプレイやカーソルのいず
れかのサイズが既知の固定値であれば、当該サイズ情報
をあらかじめポインタ装置側に記憶させておくことによ
り、ポインタ装置からモニタ側への一方向通信によって
も実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】カメラの視野フレーム内の画像例と不感帯領域
を示す図である。
【図3】実施例の安定モードにおける基本動作を示す説
明図である。
【図4】カーソル移動制御の信号内容を示す原理図であ
る。
【図5】実施例における制御動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】実施例における制御動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】カーソルの表示制御および不感帯領域設定の要
領を示す図である。
【図8】不感帯領域設定の流れを示す図である。
【図9】ディスプレイ表示画像の拡大要領を示す説明図
である。
【図10】不感帯領域設定用マップ例を示す図である。
【図11】直接モードにおけるカーソルの表示例を示す
図である。
【図12】他の不感帯領域の形状例を示す図である。
【図13】変形例における表示画面と不感帯領域を示す
図である。
【図14】変形例における制御動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図15】変形例における制御動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図16】変形例におけるカーソルの表示制御および不
感帯領域設定の要領を示す図である。
【図17】運行状態に応じた不感帯領域のサイズ変化例
を示す図である。
【図18】カーソル移動制御の他の信号例を示す図であ
る。
【図19】カーソル移動制御の他の信号例を示す図であ
る。
【図20】カーソル移動制御の他の信号例を示す図であ
る。
【図21】カーソル移動制御の他の信号例を示す図であ
る。
【図22】カーソル移動制御の他の信号例を示す図であ
る。
【図23】車両運行状態の推定要領を示す説明図であ
る。
【図24】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 1a ナビゲーション制御部 2 画像処理部 3 ディスプレイ 4 カーソル制御部 5 車両運行状態推定部 6 通信インタフェース 10 ポインタ装置 11 カメラ 12 位置認識部 13 制御信号発生部 14 モード切替スイッチ 15 入力スイッチ 16 ケース 17 信号線 18 視野フレーム 20 不感帯領域 D ディスプレイ画像 K カーソル Kd、Kd0、Kd1 カーソル画像 S、S1、S2 アイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 550 G09G 5/00 550C 5/08 5/08 D

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面に表示するカーソルを含む画像
    を生成する画像生成手段と、前記表示画面を撮影可能の
    カメラと、該カメラで撮影した撮影画像中におけるカー
    ソル画像の位置を検出するカーソル位置検出手段と、前
    記撮影画像から表示画面とカメラ間の距離を検出する距
    離検出手段と、撮影画像内に不感帯領域を設定する不感
    帯領域設定手段と、前記カーソル位置検出手段で検出し
    たカーソル画像が前記不感帯領域内にあるときは表示画
    面におけるカーソルの表示位置を保持させ、検出したカ
    ーソル画像が不感帯領域から外れたときは当該カーソル
    画像が前記不感帯領域に入るようにカーソルの表示位置
    を移動させる制御信号を発するカーソル移動制御手段と
    を有し、前記不感帯領域設定手段は、前記表示画面とカ
    メラ間の距離に基づいて前記不感帯領域のサイズを可変
    としたことを特徴とするカーソル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記不感帯領域設定手段は、前記表示画
    面とカメラ間の距離が大きくなるにしたがって前記不感
    帯領域のサイズを大きくすることを特徴とする請求項1
    記載のカーソル制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の運行状態を推定する車両運行状態
    推定部を備え、前記不感帯領域設定手段は、前記運行状
    態が振動の大きい環境にあるときは、前記不感帯領域の
    サイズをさらに大きくすることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のカーソル制御装置。
  4. 【請求項4】 前記車両運行状態推定部は、車両の現在
    位置と地図データから判断される道路種別に基づいて、
    前記運行状態を推定することを特徴とする請求項3記載
    のカーソル制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両運行状態推定部は、車両の操舵
    角センサまたは加速度センサの所定の周波数帯域の出力
    に基づいて、前記運行状態を推定することを特徴とする
    請求項3記載のカーソル制御装置。
  6. 【請求項6】 前記車両運行状態推定部は、前記カーソ
    ル位置検出手段で検知したカーソル画像位置の時間的な
    ばらつきに基づいて、前記運行状態を推定することを特
    徴とする請求項3記載のカーソル制御装置。
  7. 【請求項7】 前記不感帯領域は、前記撮影画像におけ
    る表示画面に表示されたアイコンのうち最も近接したア
    イコン間の距離を直径とする円または該円に内接する多
    角形を最大サイズとすることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5または6記載のカーソル制御装置。
  8. 【請求項8】 前記最も近接したアイコン間の距離が所
    定値より小さいときには、撮影画像における当該アイコ
    ン間の距離が前記所定値以上となるように、前記表示画
    面に表示する画像を拡大させる表示拡大制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項7記載のカーソル制御装置。
  9. 【請求項9】 表示画面に表示するカーソルを含む画像
    を生成する画像生成手段と、前記表示画面を撮影可能の
    カメラと、該カメラで撮影した撮影画像中におけるカー
    ソル画像の位置を検出するカーソル位置検出手段と、前
    記撮影画像から表示画面とカメラ間の距離を検出する距
    離検出手段と、撮影画像内に不感帯領域を設定する不感
    帯領域設定手段と、第1のモードにおいて、前記カーソ
    ル位置検出手段で検出したカーソル画像が前記不感帯領
    域内にあるときは表示画面におけるカーソルの表示位置
    を保持させ、検出したカーソル画像が不感帯領域から外
    れたときは当該カーソル画像が前記不感帯領域に入るよ
    うにカーソルの表示位置を移動させる制御信号を発し、
    第2のモードにおいて、前記カーソル位置検出手段で検
    出したカーソル画像が撮影画像における現在位置を固定
    的に保持するようにカーソルの表示位置を移動させる制
    御信号を発するカーソル移動制御手段とを有し、前記不
    感帯領域設定手段は、前記表示画面とカメラ間の距離に
    基づいて前記不感帯領域のサイズを可変としたことを特
    徴とするカーソル制御装置。
  10. 【請求項10】 前記カーソル移動制御手段は、前記第
    1のモードと第2のモードに対応して前記表示画面にお
    けるカーソルの表示態様を異ならせることを特徴とする
    請求項9記載のカーソル制御装置。
  11. 【請求項11】 前記カーソル移動制御手段は、前記不
    感帯領域設定手段により不感帯領域が設定されたとき、
    前記表示画面におけるカーソルの表示を変化させること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9または10記載のカーソル制御装置。
  12. 【請求項12】 前記カメラから表示画面までの信号伝
    達経路が無線通信を含んでいることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11
    記載のカーソル制御装置。
  13. 【請求項13】 前記カーソル移動制御手段は、前記不
    感帯領域から外れたカーソル画像を不感帯領域に入るよ
    うに移動させる制御信号として、検出されたカーソル画
    像が不感帯領域から遠く離れているほど高い移動速度を
    与えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11または12記載のカーソル
    制御装置。
  14. 【請求項14】 前記画像生成手段は、前記表示画面に
    カーソルを表示している間は、該カーソルの表示態様を
    変化させ続けることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12または13
    記載のカーソル制御装置。
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