JP2004287731A - ポインティング装置およびそれを備えた携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フレームバッファ2が格納している表示画面に対応する画像信号と、カメラ6が出力する表示画面にレーザポインタ5のスポット光が付加された画面に対応する画像信号とをポインタ位置検出部8が比較し、両画像信号の異なる部分がレーザポインタ5による指示部としての照射光が存在する部分であると判断するので、表示画面に対応する画像信号にレーザポインタ5による照射光と同様な映像が存在していても、その映像は両画像信号に存在し、照射光の像は2つの画像信号の一方にしか含まれないので、この違いにより、レーザポインタ5による照射光と同様な映像をレーザポインタ5による照射光とを区別する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポインティング装置およびそれを備えた携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、表示装置に表示された画面の中の所定部分を指し示す指示部の位置を検出するポインティング装置がある。
【0003】
特許文献1(特開2001−236181号公報)には、表示装置と無線通信するポインティング装置が記載されている。
【0004】
以下、特許文献1に記載のポインティング装置を簡単に説明する。
【0005】
特許文献1に記載のポインティング装置は、4角形の表示画面上の所定部分を指し示すためのレーザポインタと、そのレーザポインタからの照射光(指示部)で指し示された所定部分を含む表示画面を撮影するCCDカメラと、そのCCDカメラで撮影された表示画面に応じた画像信号からレーザポインタからの照射光が指し示す位置を求める処理回路と、その処理回路で求められた位置の情報を無線送信するRF変換回路とを備える。
【0006】
特許文献1に記載のポインティング装置が有する処理回路は、CCDカメラから出力される画像信号から輝度成分を取り出し、取り出した輝度成分を微分して微分信号を出力し、その微分信号から4角形の表示画面の輪郭を形成する4辺およびレーザポインタによる指示部としての照射光の縁の部分とを求め、求めた4辺とレーザポインタによる照射光の縁の部分との相対関係に基づき照射光の位置を求めている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−236181号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のポインティング装置は、4角形の表示画面の輪郭を形成する4辺とレーザポインタによる照射光の縁の部分との相対関係に基づき照射光の位置を求めている。このため、特許文献1に記載のポインティング装置の場合、4角形の表示画面の大きさが小さくなればなるほど、指示部としての照射光の位置検出精度が悪化していく。
【0009】
本発明の目的は、表示画面の中の所定部分を指し示す指示部の位置検出精度が悪化することを防止可能なポインティング装置およびそれを備えた携帯機器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のポインティング装置は、格納手段に格納してある表示画面に応じた画像信号と撮影手段が出力する撮影画面に応じた画像信号とに基づき位置検出手段が指示部の位置を検出する。よって、撮像手段が指示部によって所定部分が指し示された表示画面を撮影するようにすれば、指示部が含まれる画像信号と指示部が含まれない画像信号とに基づき位置検出手段が指示部の位置を検出できる。したがって、従来のように表示画面の輪郭の4辺と指示部との相対関係に基づき指示部の位置を検出する必要がなく、表示画面が小さくなるにつれて指示部の位置検出精度がますます悪化するという問題を防止可能となる。
【0011】
また、表示画面が、指示部によって指示された部分と異なる箇所に指示部と同様の画像を含んでいても、格納手段に格納された画像信号と撮像手段が出力する画像信号とに指示部と同様の画像が含まれ、指示部の画像が両画像信号の一方にしか含まれないので、位置検出手段は指示部と同様の画像と指示部とを区別することが可能となる。
【0012】
また、本発明のポインティング装置は、位置検出手段が、格納手段に格納してある画像信号と撮影手段が出力した画像信号とを比較し、比較した両映像信号の異なる部分が指示部であると判定し、指示部であると判定した部分の位置を指示部の位置として検出するので、上記と同様の効果を奏し、指示部の位置を精度よく検出可能となる。
【0013】
また、本発明のポインティング装置は、格納手段に格納してある画像信号を外部に出力する画像信号出力手段をさらに含むので、画像信号出力手段から出力される画像信号に応じた表示を外部の表示装置に表示させることが可能となる。よって、例えば、大きい表示画面を有する外部の表示装置を用いれば、使用者は表示画面上の指示部の位置を細かく設定可能となる。
【0014】
また、本発明のポインティング装置は、前記指示部としてのスポット光を照射する光照射指示手段をさらに含む。
【0015】
光照射指示手段は、照射するスポット光として複数の波長のものを具備し、各波長のスポット光を同時に照射するものとすれば、スポット光によって指し示された所定部分の画像とその指し示したスポット光の色とが同じになる可能性が小さくなるので、スポット光の位置を高い確率で検出可能となる。
【0016】
前記光照射指示手段は、照射するスポット光として複数の波長のものを具備し、各波長のスポット光を選択的に変化させるものとすれば、スポット光によって指し示された所定部分の画像とその指し示したスポット光の色とが一旦同じになりスポット光が検出できない状態が生じても、その後、スポット光の色が変わるので、スポット光の位置を検出可能となる。
【0017】
また、本発明のポインティング装置は、光照射指示手段からスポット光を照射させ、かつ撮影手段に撮影を開始させる動作開始信号を第1の操作部材が出力するで、第1の操作部材を操作することにより光照射指示手段の動作と撮影手段の動作とを開始できる。よって、光照射指示手段の動作を開始するため操作部材と撮影手段の動作を開始するための操作部材とを別々に設ける場合に比べて、構成の簡略化が図れる。
【0018】
また、本発明のポインティング装置は、第2の操作部材から位置確定信号が出力された際に位置検出手段が検出した指示部の位置に指示部を確定する位置確定手段をさらに含むので、使用者は、指示部の位置を確定しやすくなる。
【0019】
また、本発明の携帯機器は、前記ポインティング装置と、撮影手段が出力する画像信号に応じた画面を表示する表示手段とを含むので、上記と同様の効果を奏するとともに、表示手段により指示部の位置を確認可能となる。
【0020】
また、本発明の携帯機器は、表示手段が携帯機器の本体に設けてあり、撮影手段が携帯機器の本体と別体の操作部に設けてあるので、表示手段に表示される、指示部によって所定部分が指し示された表示画面を撮影手段によって撮影可能となる。よって、携帯機器が有する表示手段を用いて指示部の位置を検出可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す一実施例に基づき説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施例のポインティング装置を示したブロック図である。また、図2は、図1に示したポインティング装置が組み込まれた本発明の一実施例の携帯機器を示した斜視図である。
【0023】
図1において、ポインティング装置1は、フレームバッファ2と、画像出力装置3と、レーザ照射釦4と、レーザポインタ5と、カメラ6と、入力画像バッファ7と、ポインタ位置検出部8と、ポインタ操作釦9とポインタ制御処理部10とを含む。
【0024】
図2において、携帯電話機等の携帯機器11は、図1に示したポインティング装置と、表示部12と、通話用穴14と、通話用穴15とを含む。携帯機器11は、携帯電話機に限らず適宜変更可能である。表示手段としての表示部12には、矢印等により示されるポインタ13が表示される。なお、図2において、図1と同一構成のものには同一符号を附してある。
【0025】
図1に戻って、ポインティング装置1は、表示画面の中の所定部分を指し示す指示部(本実施例では、レーザポインタ5から照射された照射光によって形成されるスポット光)の位置を検出する。また、ポインティング装置1は、図2に示したポインタ13を所望の位置に移動させる。
【0026】
格納手段としてのフレームバッファ2は、表示画面に応じた画像信号を格納している。フレームバッファ2に格納される画像信号は、例えば、図2に示した携帯機器11の表示部12に表示されるように指定されている表示画面に応じた画像信号である。
【0027】
画像信号出力手段としての画像出力装置3は、ケーブル等を介してフレームバッファ2に格納されている画像信号を外部の表示装置等に出力する。なお、画像出力装置3は、フレームバッファ2に格納されている画像信号を無線通信で外部の表示装置等に出力するようにしてもよい。外部の表示装置は、入力する画像信号に応じた画面を表示する。換言すれば、外部の表示装置は、フレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画面を表示する。
【0028】
図3は、画像出力装置3と外部の表示装置16とをケーブル17で接続した状態を示した説明図である。
【0029】
テレビジョンモニタ等の外部の表示装置16は、画像出力装置3からケーブル17を介して入力するフレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画像を表示する。なお、外部の表示装置16は、テレビジョンモニタに限るものではなく、適宜変更可能である。例えば、外部の表示装置16は、CRTモニタまたは液晶モニタまたはプロジェクタ装置などでもよい。
【0030】
図1に戻って、第1の操作部材としてのレーザ照射釦4は、使用者によって操作されたとき、レーザポインタ5とカメラ6とに動作開始を指示する動作開始信号を出力する。
【0031】
光照射指示手段としてのレーザポインタ5は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号に入力に応じて指示部5aとしてのスポット光(図3参照)を形成するためのレーザビームを照射する。
【0032】
なお、レーザポインタ5は、レーザビームを照射する際、レーザビームの色(波長)を変更していくことが好ましい。レーザビームの色を変更するレーザポインタの一例としては、互いに異なる色(波長)のレーザビームを照射する複数のレーザポインタを備え、これら複数のレーザポインタが順番にレーザビームを照射していくレーザポインタ装置が挙げられる。
【0033】
使用者は、レーザポインタ5から照射されるレーザビームのスポット光5aによって、外部の表示装置16に表示された画面上の所定部分を指し示す。
【0034】
例えば、使用者は、外部の表示装置16に表示された画面の正面位置からレーザポインタ5を用いて外部の表示装置16に表示された画面上の所定部分を指し示す。なお、使用者は、外部の表示装置16に表示された画面の正面位置と異なる位置からレーザポインタ5を用いて外部の表示装置16に表示された画面上の所定部分を指し示してもよい。
【0035】
撮像手段としてのカメラ6は、撮影した画面に応じた画像信号を出力するカメラである。カメラ6の撮影方向は、レーザポインタ5から照射されるレーザビームによって照射される物体を撮影する方向に設定されている。よって、レーザポインタ5により表示画面に表示された所定部分が指し示されていると、カメラ6は、指示部(スポット光)によって所定部分が指し示された表示画面を撮影するようになっている。
【0036】
カメラ6は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号の入力に応じて所定の間隔で撮影を行う。カメラ6は、撮影するごとに撮影した画面に応じた画像信号を入力画素バッファ7に出力する。よって、レーザポインタ5により外部の表示装置16に表示された画面の一部が指し示されていると、カメラ6は、外部の表示装置16に表示された画面にレーザポインタ5による照射光が付加された画面に応じた画像信号を順次出力する。
【0037】
入力画像バッファ7は、カメラ6から出力された画像信号を逐次格納する。よって、入力画像バッファ7に格納されている画像信号は、外部の表示装置16に表示された画面にレーザポインタ5による照射光が付加された画面に応じた画像信号となる。ちなみに、フレームバッファ2に格納されている画像信号は、外部の表示装置16に表示された画面に応じた画像信号である。
【0038】
なお、使用者が、外部の表示装置16に表示された画面の正面位置と異なる位置からレーザポインタ5を用いて外部の表示装置16に表示された画面上の所定部分を指し示している場合、カメラ6が出力する画像信号を画像処理して、フレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画像信号とすることが好ましい。
【0039】
位置検出手段としてのポインタ位置検出部8は、フレームバッファ2に格納されている画像信号と入力画像バッファ7に逐次格納されている画像信号(カメラ6が出力した画像信号)とを比較し、比較した両画像信号の異なる部分がレーザポインタ5によるスポット光5aとしての照射光であると判定する。
【0040】
なお、レーザポインタ5によるスポット光5aの色が固定されていると、例えばスポット光によって指し示された画面がスポット光と同様な画面であった場合、フレームバッファ2に格納されている画像信号と入力画像バッファ7に逐次格納されている画像信号が同じような信号になってしまい、スポット光5aを検出できなくなってしまうという問題が発生する可能性がある。
【0041】
この問題を解決する1つの手法は、レーザポインタ5として、レーザビームを照射する際にレーザビームの色を変更していくものを用いることである。レーザビームの色が変わっていくと、スポット光によって指し示された所定部分の画像とスポット光の色とが一旦同じになっても、その後、スポット光の色が変わるので、スポット光の位置を検出可能となる。
【0042】
また、ポインタ位置検出部8が行う比較および判定は、入力画像バッファ7に格納されている画像信号が変更されるごとに行ってもよいし、ポインタ操作釦9の操作に応じて行うようにしてもよい。
【0043】
ポインタ位置検出部8は、レーザポインタ5による照射光であると判定した部分の位置をレーザポインタ5による照射光の位置として検出する。具体的には、レーザポインタ5から照射されたレーザ光であるスポット光がフレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画面上のどの位置に照射されているかを検出する。
【0044】
第2の操作部材としてのポインタ操作釦9は、例えばクリック釦である。ポインタ操作釦9は使用者によって操作されたとき、ポインタ制御処理部10にスポット光の位置を確定するための位置確定信号としてクリック信号を出力する。
【0045】
位置確定手段としてのポインタ制御処理部10は、ポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置に図3に示したポインタ13を移動する。
【0046】
ポインタ制御処理部10は、ポインタ操作釦9からクリック信号が出力された際にポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置にスポット光の位置を確定し、クリック動作を実行する。
【0047】
なお、ポインタ位置検出部8とポインタ制御処理部10は、別々の回路で構成してもよい。また、ポインタ位置検出部8とポインタ制御処理部10は、ポインタ位置検出部8とポインタ制御処理部10の機能をCPUに実行させるソフトウエアとそのソフトウエアを実行するCPUとで構成するようにしてもよい。
【0048】
次に、動作を説明する。
【0049】
なお、図3に示すように、携帯機器11の画像出力装置3はケーブル17を介して外部の表示装置16と接続されているものとする。外部の表示装置16は、画像出力装置3からケーブル17を介して出力されるフレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた表示を行う。よって、例えば、表示画面の大きい外部の表示装置を用いれば、使用者は表示画面上の指示部の位置を細かく設定しやすくなる。
【0050】
使用者によってレーザ照射釦4が操作されると、レーザ照射釦4は、レーザポインタ5とカメラ6とに動作開始信号を出力する。
【0051】
レーザポインタ5は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号に入力に応じてレーザビームを照射する。なお、レーザポインタ5は、照射するレーザビームの色を変更していくことが好ましい。また、カメラ6は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号の入力に応じて所定の間隔で撮影を行う。
【0052】
本実施例では、レーザ照射釦4が操作されることにより、レーザポインタ5とカメラ6とが動作を開始するので、レーザポインタ5の動作を開始するための釦とカメラ6の動作を開始するための釦とを別々に設ける場合に比べて、構成の簡略化が図れる。よって、小型化が可能となる。
【0053】
使用者は、外部の表示装置16に表示された画面の正面位置からレーザポインタ5から照射されるレーザビームを用いて外部の表示装置16に表示された画面上の所定部分を指し示す。
【0054】
カメラ6は、レーザポインタ5から照射されるレーザビームによって照射された外部の表示装置16の表示画面を逐次撮影する。
【0055】
入力画像バッファ7は、カメラ6から出力された画像信号を逐次格納する。よって、入力画像バッファ7に格納されている画像信号は、外部の表示装置16に表示された画面にレーザポインタ5によるスポット光が付加された画面に応じた画像信号となる。
【0056】
なお、入力画像バッファ7に格納される画像信号に応じた画面を携帯機器11が有する表示部12で表示するようにしてもよい。この場合、使用者は、カメラ6で実際に撮影されている画面を確認することが可能となる。よって、外部の表示装置16に表示された画面にレーザポインタ5による照射光が付加された画面だけをカメラ6で撮影することが容易になる。
【0057】
ポインタ位置検出部8は、フレームバッファ2に格納されている画像信号と入力画像バッファ7に逐次格納されている画像信号とを逐次比較し、両画像信号の異なる部分がレーザポインタ5による照射光が存在する部分であると判断する。
【0058】
ポインタ位置検出部8は、レーザポインタ5による照射光が存在する部分を確認した後、レーザポインタ5から照射されたレーザ光であるスポット光がフレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画面上のどの位置に照射されているかを検出する。
【0059】
ポインタ制御処理部10は、ポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置に図3に示したポインタ13を移動する。
【0060】
使用者は、レーザポインタ5による照射光がポインタ13を移動したい場所を示したとき、ポインタ操作釦9を操作する。使用者により操作されたポインタ操作釦9は、クリック信号をポインタ制御処理部10に出力する。
【0061】
ポインタ制御処理部10は、ポインタ操作釦9からクリック信号が出力された際にポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置にスポット光の位置を確定し、クリック動作を実行する。
【0062】
本実施例は、表示画面に対応する画像信号と表示画面にレーザポインタ5のスポット光が付加された画面に対応する画像信号とを比較し、両画像信号の異なる部分がレーザポインタ5による照射光が存在する部分であると判断する。
【0063】
よって、表示画面が、レーザポインタ5による照射光によって指示された部分と異なる箇所にレーザポインタ5による照射光と同様の画像を含んでいても、その映像は両画像信号に存在し、レーザポインタ5による照射光の像は2つの画像信号の一方にしか含まれないので、この違いに基づくことにより、レーザポインタ5による照射光と同様な映像をレーザポインタ5による照射光と誤認することを防止可能となる。
【0064】
また、レーザポインタ5がスポット光の色を変更することにより、スポット光によって指し示された所定部分の画像とその指し示したスポット光の色とが一旦同じになりスポット光が検出できない状態が生じても、その後、スポット光の色が変わるので、スポット光の位置を検出可能となる。
【0065】
図4は、本発明の他の実施例となるポインティング装置が組み込まれた携帯電話機等の携帯機器を示した説明図である。なお、図4において、図1または図2と同一構成のものには同一符号を附してある。
【0066】
図4において、携帯機器11の本体と別体の操作部18は、カメラ6が設けてある。さらに操作部18には、カメラ6とともにレーザポインタ5が設けてある。さらに操作部18には、カメラ6とレーザポインタ5とともにレーザ照射釦4が設けてある。操作部18には、さらにポインタ操作釦9が設けてある。カメラ6の撮影方向は、レーザポインタ5から照射されるレーザビームによって照射される物体を撮影するように設定されている。
【0067】
操作部18は、ケーブル19を介して携帯機器11と接続されている。
【0068】
携帯機器11は、フレームバッファ2と、画像出力装置3と、入力画像バッファ7と、ポインタ位置検出部8とポイント制御処理部10等が組み込まれている。
【0069】
ケーブル19は、カメラ6が出力する画像信号を携帯機器11に組み込まれた入力画像バッファ7に伝える。また、ケーブル19は、ポインタ操作釦9が出力するクリック信号を携帯機器11に組み込まれたポインタ制御処理部10に伝える。
【0070】
次に、動作を説明する。
【0071】
表示部12は、フレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画面を表示する。
【0072】
使用者によってレーザ照射釦4が操作されると、レーザ照射釦4は、レーザポインタ5とカメラ6とに動作開始信号を出力する。
【0073】
レーザポインタ5は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号に入力に応じてレーザビームを照射する。好ましくは、レーザポインタ5は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号に入力に応じてレーザビームの色を変更しながら照射する。
【0074】
カメラ6は、レーザ照射釦4から出力された動作開始信号の入力に応じて所定の間隔で撮影を行う。
【0075】
使用者は、表示部12に表示された画面の正面位置からレーザポインタ5から照射されるレーザビームを用いて表示部12に表示された画面上の所定部分を指し示す。
【0076】
カメラ6は、レーザポインタ5から照射されるレーザビームによって照射された表示部12の表示画面を逐次撮影する。
【0077】
入力画像バッファ7は、カメラ6から出力された画像信号を逐次格納する。よって、入力画像バッファ7に格納されている画像信号は、表示部12に表示された画面にレーザポインタ5による照射光が付加された画面に応じた画像信号となる。
【0078】
ポインタ位置検出部8は、フレームバッファ2に格納されている画像信号と入力画像バッファ7に逐次格納されている画像信号とを逐次比較し、両画像信号の異なる部分がレーザポインタ5による照射光が存在する部分であると判断する。
【0079】
なお、レーザポインタ5がスポット光の色を変更することにより、スポット光によって指し示された所定部分の画像とその指し示したスポット光の色とが一旦同じになりスポット光が検出できない状態が生じても、その後、スポット光の色が変わるので、スポット光の位置を検出可能となる。
【0080】
ポインタ位置検出部8は、レーザポインタ5による照射光が存在する部分を確認した後、レーザポインタ5から照射されたレーザ光であるスポット光がフレームバッファ2に格納されている画像信号に応じた画面上のどの位置に照射されているかを検出する。
【0081】
ポインタ制御処理部10は、ポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置に図4に示したポインタ13を移動する。
【0082】
使用者は、レーザポインタ5による照射光がポインタ13を移動したい場所を示したとき、ポインタ操作釦9を操作する。使用者により操作されたポインタ操作釦9は、クリック信号をポインタ制御処理部10に出力する。
【0083】
ポインタ制御処理部10は、ポインタ操作釦9からクリック信号が出力された際にポインタ位置検出部8が検出したスポット光の位置にスポット光の位置を確定し、クリック動作を実行する。
【0084】
図4に示した実施例では、フレームバッファ2に格納された画像信号に応じた画面を画像出力装置3から外部の表示装置に出力した場合は、図3に示した実施例のようにポインタ13を制御できる。
【0085】
また、フレームバッファ2に格納された画像信号に応じた画面を画像出力装置3から外部の表示装置に出力しない場合でも、携帯電話機などの携帯機器11に具備された液晶ディスプレイ等の表示部12を外部の表示装置のかわりに用いることにより、フレームバッファ2に格納された画像信号に応じた画面を画像出力装置3から外部の表示装置に出力した場合と同様の動作を実現できる。
【0086】
以上説明した各実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【0087】
例えば、レーザポインタ5は、照射するスポット光として複数の色(波長)のスポット光を照射する照射を具備し、スポット光を照射する際、各波長のスポット光を同時に照射するものとしてもよい。
【0088】
スポット光を照射する際、各波長のスポット光を同時に照射する場合、スポット光によって指し示された所定部分の画像とその指し示したスポット光の色とが同じになる可能性が小さくなるので、スポット光の位置を高い確率で検出可能となる。
【0089】
なお、照射するスポット光として複数の色(波長)のスポット光を具備し、スポット光を照射する際、各波長のスポット光を同時に照射するレーザポインタの一例としては、互いに異なる色(波長)のスポット光を照射する複数のレーザポインタを備え、これら複数のレーザポインタから各波長のスポット光を同時に照射していくレーザポインタ装置が挙げられる。
【0090】
また、指示手段はレーザポインタに限らず、適宜変更可能である。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば、格納手段に格納してある表示画面に応じた画像信号と、撮影手段が出力する撮影画面に応じた画像信号とに基づき、位置検出手段が指示部の位置を検出するので、撮像手段が指示部によって所定部分が指し示された表示画面を撮影するようにすれば、指示部が含まれる画像信号と指示部が含まれない画像信号とに基づき位置検出手段が指示部の位置を検出できる。
【0092】
よって、従来のように表示画面の輪郭の4辺と指示部との相対関係に基づき指示部の位置を検出する必要がなく、表示画面が小さくなるにつれて指示部の位置検出精度がますます悪化するという問題を防止可能となる。
【0093】
また、表示画面が、指示部によって指示された部分と異なる箇所に指示部と同様の画像を含んでいても、格納手段に格納された画像信号と撮像手段が出力する画像信号とに指示部と同様の画像が含まれ、指示部の画像が両画像信号の一方にしか含まれないので、位置検出手段は指示部と同様の画像と指示部とを区別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のポインティング装置を示したブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の携帯機器を示した斜視図である。
【図3】本実施例の携帯機器の一使用形態を示した説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の携帯機器を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 ポインティング装置
2 フレームバッファ
3 画像出力装置
4 レーザ照射釦
5 レーザポインタ
5a 指示部
6 カメラ
7 入力画像バッファ
8 ポインタ位置検出部
9 ポインタ操作釦
10 ポインタ制御処理部
11 携帯機器
12 表示部
13 ポインタ
14 通話用穴
15 通話用穴
16 外部の表示装置
17 ケーブル
18 操作部
19 ケーブル
Claims (10)
- 表示画面の中の所定部分を指し示す指示部の位置を検出するポインティング装置であって、
前記表示画面に応じた画像信号を格納する格納手段と、
撮影画像に応じた画像信号を出力する撮影手段と、
前記格納手段に格納してある画像信号と前記撮影手段が出力した画像信号とに基づき、前記指示部の位置を検出する位置検出手段とを含むことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1に記載のポインティング装置において、前記位置検出手段は、前記格納手段に格納してある画像信号と前記撮影手段が出力した画像信号とを比較し、比較した両映像信号の異なる部分が前記指示部であると判定し、前記指示部であると判定した部分の位置を前記指示部の位置として検出することを特徴とするポインティング装置。
- 請求項1または2に記載のポインティング装置において、前記格納手段に格納してある画像信号を外部に出力する画像信号出力手段をさらに含むことを特徴とするポインティング装置。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のポインティング装置において、
前記指示部としてのスポット光を照射する光照射指示手段をさらに含むことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項4に記載のポインティング装置において、
前記光照射指示手段は、照射するスポット光として複数の波長のものを具備し、各波長のスポット光を同時に照射することを特徴とするポインティング装置。 - 請求項4に記載のポインティング装置において、
前記光照射指示手段は、照射するスポット光として複数の波長のものを具備し、各波長のスポット光を選択的に変化させて照射することを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のポインティング装置において、
動作開始信号を出力する第1の操作部材と、前記第1の操作部材から出力される動作開始信号の入力に応じて前記指示部としてのスポット光を照射する光照射指示手段とをさらに含み、前記撮影手段は、前記第1の操作部材から出力される動作開始信号の入力に応じて撮影を開始することを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のポインティング装置において、
前記指示部の位置を確定するための位置確定信号を出力する第2の操作部材と、
前記第2の操作部材から位置確定信号が出力された際に前記位置検出手段が検出した指示部の位置に前記指示部を確定する位置確定手段とをさらに含むことを特徴とするポインティング装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載のポインティング装置と、前記撮影手段が出力する画像信号に応じた画面を表示する表示手段とを含むことを特徴とする携帯機器。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載のポインティング装置と、前記格納手段に格納してある画像信号に応じた画面を表示する表示手段とを含む携帯機器であって、
前記表示手段は、携帯機器の本体に設けてあり、前記撮影手段は、携帯機器の本体と別体の操作部に設けてあることを特徴とする携帯機器。
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