JP2006180471A - カメラ、撮影画像の選択/記録方法、及びプログラム - Google Patents
カメラ、撮影画像の選択/記録方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 オートフォーカス動作に並行して取り込まれる画像を循環的に一時記憶メモリに記憶すると共に、カメラの手ブレ量を検出して手ブレをグラフ化する。そして線グラフ56としてグラフ表示欄52内に表示しシャッター操作(撮影指示)があると、その時点で循環的に記憶されている手ブレ量を比較し、手ブレ量の少ない画像から順に所定数の画像を選択し、記録メモリに記録する。
【選択図】 図3
Description
このようなカメラとして、(1)加速度センサの出力が所定値より大きいことを判定する第1判定手段と、画像信号が所定量以上に変化した時を判定する第2判定手段とを設け、第1、第2の判定手段の判定結果に従って警告を行うカメラがある(例えば、特許文献1参照)。
(2)また、シャッター操作時の撮影画像を保存すると共に、シャッター操作前後の画像を自動的に取得し、シャッター操作時の画像と比較して手ブレを検出したとき警告するように構成した電子スチルカメラがある(例えば、特許文献2参照)。
手ブレ検出値を循環記憶された画像に対応付けて一時記憶メモリに循環的に記憶する手ブレ検出値記憶手段と、一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ検出値を取り出してグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、取得したグラフ値をスルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、撮影指示を検出する撮影指示検出手段と、撮影指示検出後、一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ検出値を基に所定数の画像を選択する画像選択手段と、画像選択手段によって選択された画像を一時記憶メモリから取り出して、記録メモリに記録する選択画像記録手段と、を備えたことを特徴とするカメラを提供する。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ量を視覚的に表示するので撮影者は手ブレの方向及び大きさと推移を把握しやすい。従って、撮影者が撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させて得た複数の画像のうちから更に手ブレの少ない画像を自動的に選択して記憶することができる。また、警告があるたびにカメラを構え直すのではなくて、撮影者が撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止したうえで得た画像のうちから自動的に画像を選択して記憶できるので、撮影者は煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは撮影者が画面を注視している自動合焦時に時系列に手ブレ成分を表示して、自動合焦時に取り込まれる画像だけを循環的に一時記憶メモリに記憶するので、撮影者が合焦開始から撮影指示までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させた手ブレの少ない画像のうちからさらに手ブレ量の少ない画像を選択することができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、画像の手ブレ状態を時系列表示する際に方向成分別にグラフ表示することができる。
これにより、カメラは手ブレ状態を時系列に表示できるので撮影者は手ブレの生じやすい方向の手ブレの推移を把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、カメラは成分別に色の異なるグラフを時系列に表示するので撮影者は方向別に手ブレの大きさ及び推移を容易に把握でき、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、カメラは、1つの画像を選択するようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち最も手ブレの少ない画像を選択して記録できる。また、複数の画像を選択できるようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち最も手ブレの少ない画像から順に複数の画像を選択できる。この場合は、後で選択した画像を表示して最もよい画像を撮影者が選択することもできる。
これにより、カメラは、1つの画像を選択するようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち所定値未満の画像のうちから撮影指示のタイミングに最も近い画像を選択して記録できる。また、複数の画像を選択できるようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうちから撮影指示のタイミングに最も近い画像から順に複数の画像を選択できる。この場合は、後で選択した画像を表示して最もよい画像を撮影者が選択することもできる。
これにより、カメラは時系列に手ブレ量を表示するので撮影者は画面に手ブレの大きさと推移を把握しやすい。従って、撮影者が撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させて得た複数の画像のうちから更に手ブレの少ない画像を自動的に選択して記憶することができる。また、警告があるたびにカメラを構え直すのではなくて、撮影者が撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止したうえで得た画像のうちから自動的に画像を選択して記憶できるので、撮影者は煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは撮影者が画面を注視している自動合焦時にのみ時系列に手ブレ成分を表示して、自動合焦時に取り込まれる画像だけを循環的に一時記憶メモリに記憶するので、撮影者が合焦開始から撮影指示までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させた手ブレの少ない画像のうちからさらに手ブレ量の少ない画像を選択することができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、手ブレ検出装置なしに、電子的に前後の画像の相関量から時系列に手ブレ量を表示することができるのでカメラのサイズを大きくしなくても済む。
これにより、カメラは、1つの画像を選択するようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち最も手ブレの少ない画像を選択して記録できる。また、複数の画像を選択できるようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち最も手ブレの少ない画像から順に複数の画像を選択できる。この場合は、後で選択した画像を表示して最もよい画像を撮影者が選択することもできる。
これにより、カメラは、1つの画像を選択するようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうち所定値未満の画像のうちから撮影指示のタイミングに最も近い画像を選択して記録できる。また、複数の画像を選択できるようにした場合には撮影指示時に記憶されていた画像のうちから撮影指示のタイミングに最も近い画像から順に複数の画像を選択できる。この場合は、後で選択した画像を表示して最もよい画像を撮影者が選択することもできる。
これにより、カメラは選択済みの画像を再表示してユーザに更に画像を選択する機会を与えることができる。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ量を表示するので撮影者は手ブレの方向及び大きさと推移を把握しやすい。従って、撮影者が撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させて得た複数の画像のうちから更に手ブレの少ない画像を自動的に選択して記憶することができる。また、警告があるたびにカメラを構え直すのではなくて、撮影者が撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止したうえで得た画像のうちから自動的に画像を選択して記憶できるので、撮影者は煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは成分別に色の異なるグラフを時系列に表示するので撮影者は方向別に手ブレの大きさ及び推移を容易に把握でき、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、手ブレ検出装置なしに、電子的に前後の画像の相関量から時系列に手ブレ量を表示することができるので、ブレが大きい場合には撮影者はカメラをしっかり保持して安定させることができる。また、カメラは複数の画像のうちから手ブレの少ない画像を自動的に選択して記憶することができる。また、警告があるたびにカメラを構え直すのではなくて、撮影者が撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止したうえで得た画像のうちから自動的に画像を選択して記憶できるので、撮影者は煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラはスルー画像表示時に手ブレを検出して時系列に手ブレ量を画面上に表示し、手ブレがある場合に撮影者にカメラを安定させる機会を与えると共に、手ブレの少ない画像を自動的に選択して記録することができる。
これにより、ブレ量の履歴を動的なグラフとしてプロット表示するので撮影時にどの程度のブレが発生したかを具体的に確認できる。
これにより、最もブレの少ない画質のよい画像を自動的に選択して保存記録することができる。
これにより、最もブレの少ない画質のよい画像若しくはシャッターを押した瞬間に最も近い時点に撮影された画像を自動的に選択して保存記録することができる。
これにより、ブレが検出されるとブレ補正手段によってブレが自動的に補正されるのでブレがなく、画質のよい画像を撮影できる。
これにより、ブレ補正機能がオンの場合にも、またブレ補正された画像が所望でない場合や、ブレ補正をオンせずに(オフのままで)撮影したがブレが生じてしまったような場合でもユーザの意思に反して自動的にブレ補正に強制オンすることなしに、(ブレ補正機能の)いずれの設定状態においても、それぞれの場合においてブレ量の少ない画質のよい画像を得ることができる。
これにより、補正限界ブレ量の指標値を検出ブレ量と共に表示し、検出されたブレ量が指標値を超えた場合は警告報知するので、ユーザは指標値を目安にどの程度のブレまで許されるかを確認しながら安心して撮影や記録確認をすることができる。
これにより、ズーム操作等で焦点距離を変えた場合や露出条件や照明条件等の撮影条件に応じて、許容できるブレ量の指標値を設定し、検出ブレ量およびその履歴データ共に表示し、検出されたブレ量が指標値を超えた場合は警告報知するので、ユーザは指標値を目安にどの程度のブレまで許されるかを容易に知ることができ、安心して撮影や記録確認をすることができる。
これにより、所望の印刷用紙を選択すると印刷用紙サイズに応じて、ブレが気づかれない程度の許容ブレ量を指標として算出し、検出ブレ量と共に表示することができるので、ユーザはこれを目安にどの程度のブレまで許されるかを確認しながら安心して印刷をすることができる。
これにより、所望の印刷用紙を選択すると印刷用紙サイズに応じて、ブレが気づかれない程度の許容ブレ量を指標として算出できる。また、ブレ補正オンかオフかに応じて警告報知方法を切替えるのでブレ補正オンの場合はブレ補正限界を超えるブレが生じていることが画面を見なくても直ちに知ることができ。また、ブレ補正オンでない場合にもブレが生じていることを画面を見なくても直ちに知ることができる。
これにより、ズーム操作等で焦点距離を変えた場合や露出条件や照明条件等の撮影条件に応じて、また、所望の印刷用紙を選択すると印刷用紙サイズに応じて、ブレが気づかれない程度の許容ブレ量を指標として算出し、検出ブレ量と共に表示し、検出されたブレ量が指標値を超えた場合は警告報知するので、ユーザはこれを目安にどの程度のブレまで許されるかを確認しながら安心して撮影や記録確認をすることができる。
これにより、印刷用紙や撮影条件に応じて、本当に許容できないブレの場合だけブレ補正状態に切替えてブレを補正するので、不要な補正による画質低下も防止できる。
図1で、デジタルカメラ100は図1(a)に示すように正面側にレンズ光学系の受光窓1、デジタルカメラを安定的に保持するためのグリップ部6及びストロボ発光部10を備えている。また、図1(a)の符号7−1は正面内部に設けられている角度センサ/振動ジャイロ(X方向)を示し、符号7−2は角度センサ/振動ジャイロ(Y方向)を示す。更に、Z方向の角度センサ/振動ジャイロを設けるようにしてもよい。これら角度センサ/振動ジャイロは図2に示す手ブレ検出部31を構成する。
図2で、デジタルカメラ100は、基本モードである撮影モードにおいて自動合焦(オートフォーカス(AF))機能を備え、合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮影レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、メモリカード28、内蔵メモリ29、キー入力部30、手ブレ検出部31を備えている。図2で、レンズ光学系12〜カラープロセス回路18は本発明で撮像部に相当する。 なお、後述(実施形態2参照)するように、デジタルカメラ100が電子的に手ブレ量を検出するように構成されている場合には手ブレ検出部31は備えなくてもよい。また、手ブレ補正部32、警告出力部33を設けるようにしてもよい。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
例えば、手ブレ検出部31からの手ブレ(手ブレ量及び方位)検出信号により、カメラ本体の上下、前後、左右の手ブレ成分を算出し、算出した手ブレ成分をグラフ化して液晶モニタ画面5に表示すると共に、取り込まれる画像を循環的に記憶し、撮像指示検出後、最も手ブレの少ない画像から順に所定数の画像を選択し、保存記録させる。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態で、静止画像表示を行いたいタイミングでキー入力部30を構成するシャッターキー8(図1)を操作するとトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、デジタルカメラ100の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード28か内蔵メモリ29のいずれか一方に記録保存する。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード28または内蔵メモリ29への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)等と呼ばれる画素サイズがある。
モード選択キー2は図示の例ではスライドキーからなり、基本モードである撮影モード及び下位モードである動画撮影モード等の選択や、再生モード及びその下位モードである動画再生モード等の選択を行うことができる。
カーソルキー3は、通常はメニュー選択時等に行うカーソルの移動操作に用いられる。セットキー4は通常はカーソルキー3でのポイント結果の確認や設定値の確認等の際に用いられ、セットキー4を押すとカーソルキー3によるポイント結果が確定し、カーソル指定された処理が開始される。
また、シャッターキー8は、全押して開放するとトリガ信号(撮像指示信号)を出力する。
なお、動画撮影や動画再生等の各種撮影モードや再生モードの選択は専用キーを設けて行うようにしてもよい。
なお、手ブレ検出部31を小型の方位及び振動検出装置とワンチップのマイクロコンピュータからなる手ブレ算出装置として構成し、算出したカメラ本体の手ブレ成分情報(ピッチ、ヨー、ロール情報)を制御部22に送出するようにしてもよい。
また、手ブレ検出部31は振動(手ブレ量)だけを検出できる小型で安価なセンサ等の装置であってもよい。
また、手ブレ検出部31を、撮影指示(実施例ではシャッターキー8の全押し)前にDRAM21に循環記憶する画像の比較対象域における画像の差を取得して手ブレ量を算出して像ブレを検出する機能を実現するワンチップのマイクロコンピュータとして構成するようにしてもよいし、手ブレ検出部31の代わりに、撮影動作プログラムを撮影指示前にDRAM21に循環記憶する現フレームの画像と循環記憶した前フレームの画像から電子的に手ブレ量を取得する機能を実現するサブプログラムを一つのモジュールとして含むように構成してプログラム格納メモリに格納しておくようにしてもよい。
本実施形態では図2に示した手ブレ検出部31を方位及び振動検出装置(又は振動のみを検出可能な簡易な振動検出装置)で構成し、検出された手ブレ量を(手ブレ成分毎に)スルー画像と共に時系列表示し、撮影指示(シャッターキー8の全押し)前に撮影した複数の画像と各画像の手ブレ量を対応付けてDRAM21等の一時記憶メモリに記憶しておき、撮影指示後に手ブレ量の最も少ない画像から順に所定数の画像を撮影画像として選択し、記録する例について述べる。
撮影開始からスルー画像表示と略同時に手ブレ検出部31により手ブレ量や方位が検出され、3成分がグラフ化手段によってそれぞれグラフ化される。そして、それぞれ色の異なる線グラフ56、57、58としてグラフ表示欄52内に表示される。図示の例では左から右に向かって時系列に線グラフ56、57、58が展開し、グラフ表示欄52の範囲を超えると最も古いものから順に消去され新しい手ブレ量が表示される。
なお、図3の例では3つの線グラフを同一の表示欄に表示したが、画面5の左辺や右辺、或いは上辺に表示欄を設けてそれぞれ別々に表示するようにしてもよい(図3参照)。また表示欄の位置は周辺に限定されない。つまり、被写体の邪魔にならない位置に線グラフを表示するようにすればよい。また、表示するグラフ線グラフに限定されない。例えば、波状のグラフや折れ線グラフ若しくは棒グラフでもよく、線の太さや形状を変えてもよい。
また、手ブレ量の絶対値に限ることなく、各成分の相対的な大きさはデフォルメして表現してもよい。例えば、ピッチがヨーの1.5倍のときに強調するために2倍に表現するとか、対数表現にするようにしてもよい。
この例で、DRAM21にはファイル管理領域211、検出された手ブレ量を循環的に記憶する手ブレ量循環記憶領域222、カラープロセス回路18からの画像データを記憶する画像記憶領域223、グラフ値記憶領域224、及び作業領域225等が割り当てられる。
図5の例では画像G1には手ブレ量M1が対応付けられ、以下同様に、G2にはM2が、・・・、G20にはM20が対応付けられている。
図6はデジタルカメラの手ブレ状態表示及び画像選択・記録動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行するものである。以下、図1及び図2に示したデジタルカメラ100に本発明を適用した例について説明する。
てメモリカード28(又は内蔵メモリ)29等の記録メモリに記録する(ステップS10)。
このように、ステップS12で選択された画像と共にステップS13で手ブレ量を手ブレ成分別に表示するようにしたことにより、複数の画像を選択するようにした場合には、撮影者は手ブレが大きい思う画像を削除することができる。
上記図6のフローチャートでは、撮影指示があると、ステップS10でシャッター指示検出時点に循環記憶されている手ブレ量を比較してブレ量の少ない画像から順に所定数の画像を選択するようにしたが、撮影指示の瞬間に最も近い所定値以下の手ブレ量の画像から順に所定数の画像を選択できるように構成してもよい。以下、画像選択の際、手ブレ量優先かタイミング優先かを選択可能な例について説明する。
図6のステップS9でシャッター8が全押しされると、制御部22はシャッターキー8の全押し検出時点にCCD13から取込んでいる1画面分の画像データのDRAM21へのDMA転送の終了後、直ちにCCD13からのDRAM21への経路を停止し、画像選択設定フラグを調べ、画像選択設定が手ブレ量優先の画像選択に設定されている場合はステップS10−2に進み、相でない場合(つまり、タイミング優先の画像選択に設定されている場合)はステップS10−3に進む(ステップS10−1)。
上記実施形態1では方位及び振動検出装置(又は手ブレ量だけを検出できるような簡易な手ブレ検出装置)で手ブレ量を検出して過去撮影画像に対応付けておき、撮影指示後に手ブレ量の少ない画像を選択・記録するようにしたが、本実施形態では図2に示した手ブレ検出部31を設けることなく、撮影指示前に取りこんだ画像から電子的に手ブレ量を取得しておき、撮影指示後に最も手ブレ量の少ない画像を選択・記録する例について説明する。
ブレ量の検出はスルー画の表示中に、フレーム毎に取得した新たな被写体像(現フレーム)から評価領域(図9の例ではラインC)の画像データを切り出し、直前の被写体像(前フレーム)における評価領域の画像データとの相関量を演算することにより得ることができる。
上記図9の説明では被写体像より大きい区間a,bの1ラインCを手ブレ量検出領域(評価領域)として相関量を演算するので、図10のように被写体の頭や手足が動いたような場合にはブレが検出されるが、この場合、カメラの手ブレによる画像のブレも被写体の動きによる画像のブレもブレとして検出されるので、図示のように被写体81、82の頭や手足が動いてもあまり影響のないような部分、例えば、フォーカスエリア(区間α〜βとラインi〜j(ライン数=m)で囲まれる矩形部分)83に相当する画像部分を手ブレ量検出領域として設定すると略手ブレ量のみを、上述した式(1)による演算をmライン分繰り返して累積した相関量を基に取得することができる。
図11で、ステップT1〜T3の動作は図6のフローチャートと同様であり、ステップT3の画像の循環記憶に続き、制御部22は取り込んだ画像データ(現フレームの被写体像)のフォーカスエリア83の画像を切り出し(ステップT4)、切り出した現フレームの被写体像の画像と前フレームの被写体像から切り出した画像との区間α〜βのmライン分の累積相関量を式(1)に示したような相関関係式を基にした演算プログラムにより算出して手ブレ量を取得し(ステップT5)、DRAM21上に確保されている手ブレ量記憶領域222に最新値として記憶する。つまり、手ブレ量循環記憶領域222が一杯の場合は画像の記憶アドレスがシフトされ最も古い手ブレ量が消去される(ステップT6)。
図12で、図11のステップT4で切り出した現フレームの被写体像のフォーカスエリア83部分の画像と前フレームの被写体像のフォーカスエリア83部分の画像をmライン(m=ライン番号j−i)×(β−αの長さ)とすると、制御部22はラインカウンタLの値をiに、累積相関量エリアを0に設定し(ステップT5−1)、フォーカスエリアPのラインカウンタLの値が示す1ラインのライン区間α〜βのピクセルデータを取得し(T5−2)、現フレームの被写体像のフォーカスエリア83の画像と前フレームの被写体像のフォーカスエリア83の画像の相関量を式(1)に示したような相関関係式を基にした演算プログラムにより算出して累積相関量エリアに加え、(ステップ(T5−3)、ラインカウンタLに1を加えた結果がjより大きい場合はステップT5−5に進み、そうでない場合はステップT5−2に戻る(ステップT5−4)。
上記実施形態1および実施形態2ではカメラ自体は手ブレ補正を行うことなく、ブレている状態をグラフ表示することによってユーザが意識的にカメラを安定保持するようにしたが、更に、カメラがブレ量の履歴データの表示機能を備えるようにしてもよい。また、最もブレ量の少ない画像を自動的に保存記録するようにできる。
また、シャッターキー8を押すまでにPAST撮影された画像であって選択された記録候補画像以外の画像も、撮影レビュー表示の際にカーソルキー3等を操作して順に遡って再生し、撮影時のブレ量と対応付けて表示できるので、これらの画像の中で、所望の画像をユーザが任意に選択してセットキー4等の記録決定キーを押してメモリカード28に保存記録することもできる。
図14(b)示したような撮影レビュー表示(または記録レビュー表示)でも選択された画像と共にその撮影時点のブレ量を履歴と共に表示するので、当該画像がどのタイミングで撮影され、どの程度ブレを生じた時点の画像なのかを、指標線や(▼などの)マークで容易に確認できる。
上記図16に示したフローチャートのステップU3でシャッターキー8が押し下げられた場合に行う最もブレの少ない画像の選択を、ブレ量優先で選択する(所定時間内前からシャッターキー8の押し下げまでに記録された過去画像の中からブレ量が最も少ない画像を選択する)か、または、タイミング優先で選択する(ブレ量が所定値未満の画像の中からシャッターキー8を押した瞬間に最も近い時点に撮影された画像を優先して選択する)か、を予め設定モード等で選択して設定しておき、設定に応じて切替えて選択するようにしてもよい。以下、図17をもとに説明する。
図17で、デジタルカメラ100の電源がオンすると、制御部22は、図16のステップU1〜ステップU13と同様の処理を行う。但し、ステップU3では撮影条件、手ブレ表示機能の設定のほか、ユーザの選択に基づくブレ量優先かタイミング優先かの設定を行うものとする(ステップV1)。
上記実施形態1〜実施形態3ではカメラ自体は手ブレ補正を行うことなく、ブレの状態をグラフ表示することによってユーザが意識的にカメラを安定保持するようにしたが、更に、カメラがブレを自動的に補正する手ブレ補正機能を備えるようにしてもよい。以下、デジタルカメラ100が手ブレ補正機能(図2の手ブレ補正部32参照)を備えた例について説明する。
次に、ズーム処理および所定のフォーカスエリアにピントが合うようにオートフォーカス(AF)処理を実行し(ステップW7)、カラープロセス回路18からの画像データをDRAM21上に確保されている撮影画像用一時記憶メモリ(例えば、画像循環記憶領域223(図5))に最新画像として記憶すると共に、手ブレ検出部31から送られるブレ量を上記画像データと対応付けてブレ量用一時記憶メモリ(例えば、グラフ値循環記憶領域224(図5))に記憶する(ステップW8)。
本実施形態では、実施形態3のブレ表示方法以外の表示方法やブレ警告方法として撮影条件や印刷条件に応じた許容ボケ内の許容できるブレ量の指標を表示したり、デジタルカメラ100が手ブレ補正機能のほかに警告機能(図2の警告出力部33参照)等を備えた例について説明する。
以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行するものである。以下、図1及び図2に示したデジタルカメラ100に本発明を適用した例について説明する。
また、ブレ補正機能の自動オン切替えによると、印刷用紙や撮影条件に応じて、本当に許容できないブレの場合だけブレを補正するので、不要な補正による画質低下も防止できる。
許容できるブレ量は、撮像サイズ(対角)Yに応じて、若しくは、撮像サイズYと印刷用紙への引伸し倍率とに応じて、許容ボケ(許容錯乱円率)δを求め、撮影レンズの焦点距離fに応じて許容ボケδに相当する画角を許容できる角度θpとして求める。また、許容ブレ角度θpと設定された露出時間T〔秒〕とから許容できるブレ角度ωpを算出して指標値として表示する。すなわち、撮影画角θは焦点距離f〔mm〕と撮像サイズ(対角)Y〔mm〕とから、画角θ=tan-1(Y/2f)として設定できる。
ブレとボケでは見え方や印象は異なるが、同程度の寸法まで許容できるとみなした場合には、許容ブレ角θp=2×tan-1(δ/2f)、として設定でき、
許容ブレ角速度ωp=許容ブレ角度θp/露出時間T=2×tan-1(δ/2f)/T、として設定できる。
補正可能な限界ブレ量は、補正光学系の補正可能な角度範囲θp(max)と、応答性により追従できる角速度量ωp(max)などに基づいて予め所定の指標値として設定しておくことができる。
人間の肉眼で細かなものを見分けられる能力には個人差があるが、一般に、角度にして1分(1‘)程度とされる。写真など連続して調子が変化している対象では少し緩めの角度で2〜3分(2’〜3’)程度とされ、これより小さいものはボケていることがわからず、シャープに見えるといわれている。これを基準に考えると、明視距離(約25cm)だけ離れて写真や印刷画像を観察するとき印刷画像上での許容ボケ(許容錯乱円径)δPは、δP〔mm〕=明視距離250〔mm〕×tan(2‘〜3’)=0.15〜0.22mmとなり、この程度のボケの大きさまでは人間の眼にはボケとして認識されないこととなる。
一方、写真はその大きさに応じて、例えば、写真の対角寸法に相当する距離から眺めるのが自然であるという考えもある。これを基準に、対角が27cmと明視距離に近い八つ切り判(216×165mm、対角271.8mm)では0.2mmのボケまでは許され、35mm判フィルム(36×24mm、対角43.3mm)から八つ切り判への引伸ばし倍率は6倍だからとして、35mm判の許容ボケは0.2÷6=0.033mmが一般的な35mm判フィルムの許容ボケ、すなわち許容錯乱円径(Permissible Circle of Confusion)として採用されている。この方法では、印刷用紙サイズや引伸ばし倍率に係わらず、フィルムやCCD等の撮像素子の撮像サイズに応じて所定の視野角度(2‘〜3’)以内の許容錯乱円径であればよいので換算には便利であるが、いつも同じ八つ切り判で利用するわけではないので、この換算方法では用紙サイズや引伸ばし倍率が大きい場合ほど、粗いピントやブレでも許されることとなる。
しかし、用紙サイズや引伸ばし倍率が大きい場合でも、ポスターや写真展などで近くで見るとき、ピントやボケ、ブレが目立つことがあるので、視角の角度だけで許容ボケを決めることが不適切である場合には、前述した明視距離から観察するとして、どの用紙に印刷するかに応じて印刷するべきである。したがって;
この場合の許容ボケδPは、δP=SP〔mm〕×tan(3‘)となる。
これは、撮像サイズYを印刷用紙サイズSPまで引伸ばしたものであるから、引伸ばし倍率(=印刷用紙サイズSP/撮像サイズY)で割り算して撮像サイズ(対角)Y〔mm〕に換算すると、撮像面での許容ボケδは、
δ=(Y/SP)×SP×tan(3‘)
となり、印刷用紙サイズSPに関係なく撮像サイズYに応じて設定できる。したがって、この場合の許容ブレ角度θpと許容ブレ角速度ωpは、
θp=2×tan-1(δ/2f)=2×tan-1{Y×tan(3‘)/2f}、
ωp=θp/T=2×tan-1{Y×tan(3‘)/2f}/T
となる。
この場合の印刷用紙上の許容ボケδPは、δP=250〔mm〕×tan(3‘)となる。
これを、同様に、撮像角サイズ(対角)Y〔mm〕に換算すると、撮像面での許容ボケδは、δ=(Y/SP)×250〔mm〕×tan(3‘)となり、撮像サイズYと印刷用紙サイズSPとの比、若しくは引伸ばし倍率の逆数に応じて設定できることとなる。
したがって、この場合の許容ブレ角度θpと許容ブレ角速度ωpは、
θp=2×tan-1(δ/2f)=2×tan-1{Y/SP)×250〔mm〕×tan(3‘)/2f}、
ωp=θp/T=2×tan-1{(Y/SP)×250〔mm〕×tan(3‘)/2f}/T
となる。
作又はチルト操作と撮影指示の間に図6のステップS3〜S8又は図11のステップT3〜T9と同様の処理を行うように動作プログラムを構成し、動画を表示している画面の一部に手ブレ量を時系列に表示することができる。
また、手ブレ成分を表示するためにサブ液晶表示部を設けてもよい。特にカメラ付き携帯電話においてはメイン表示部とサブ表示部を備えているのでどちらか一方にスルー画像と手ブレ成分を両方表示してもよいし、2つの表示部にスルー画像とブレ成分を別々に表示してもよい。
21 DRAM(一時記憶メモリ)
22 制御部(撮影指示検出手段、画像記憶手段、手ブレ検出値記憶手段、グラフ値取得手段、手ブレ量取得手段、手ブレ量記憶手段、グラフ値記憶手段、グラフ表示手段、画像選択手段、選択画像記録手段、選択画像表示手段、撮影記録制御手段、ブレ量履歴データ表示制御手段、補正限界ブレ量設定手段、ブレ警告報知制御手段、許容ブレ量設定手段、ブレ補正状態切替手段)
26 表示部(グラフ表示手段、画像表示手段)
28 メモリカード(記録メモリ、ブレ量履歴記録手段)
29 内蔵メモリ(記録メモリ)
31 手ブレ検出部(手ブレ検出手段、手ブレ量取得手段、手ブレ検出装置)
32 テブレ補正部(テブレ補正手段)
33 警告出力部
51 被写体
100 デジタルカメラ(カメラ)
200 カメラ
Claims (30)
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、一時記憶メモリと、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
前記取得された画像を循環的に一時記憶メモリに記憶する画像記憶手段と、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出値を循環記憶された画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶する手ブレ検出値記憶手段と、
前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ検出値を取り出してグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得したグラフ値を前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
撮影指示を検出する撮影指示検出手段と、
撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ検出値を基に所定数の画像を選択する画像選択手段と、
前記画像選択手段によって選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録する選択画像記録手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 更に、自動合焦処理手段を備え、前記画像記憶手段による画像の循環記憶、前記手ブレ検出手段による手ブレの検出、前記手ブレ検出値記憶手段による手ブレ検出値の循環的な記憶、前記グラフ値取得手段によるグラフ値の取得、前記グラフ値取得手段による時系列なグラフ表示は、自動合焦処理と並行して行うことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記手ブレ検出値記憶手段は、前記手ブレ方向別の手ブレ量からなる手ブレ検出値を循環記憶された画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
- 前記グラフ値取得手段は、前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ検出値を取り出して方向成分別の手ブレ量のグラフ値を取得し、前記グラフ表示手段は、取得した方向成分別の手ブレ量をそれぞれ前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
- 前記グラフ表示手段は、前記手ブレ成分のグラフ値を前記画面上の表示領域の所定位置にそれぞれ異なる色で線グラフ表示することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
- 前記画像選択手段は、撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ検出値を基に手ブレ量を比較し、手ブレ量の少ない順にそれぞれの手ブレ量に対応付けられている所定数の画像を選択し、前記選択画像記録手段は、前記画像選択手段により選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
- 前記画像選択手段は、撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ検出値を基に手ブレ量を所定値と比較し、所定値未満の手ブレ量の画像の中で撮影指示の瞬間に最も近いタイミングの画像から順に所定数の画像を選択し、前記選択画像記録手段は、前記画像選択手段により選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、一時記憶メモリと、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
前記取得された画像を循環的に一時記憶メモリに記憶する画像記憶手段と、
カメラの手ブレ量を取得する手ブレ量取得手段と、
前記取得した手ブレ量を循環記憶された画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶する手ブレ量記憶手段と、
前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ量を取り出してグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得したグラフ値を前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
撮影指示を検出する撮影指示検出手段と、
撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ量を基に所定数の画像を選択する画像選択手段と、
前記画像選択手段によって選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録する選択画像記録手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 更に、自動合焦処理手段を備え、前記画像記憶手段による画像の循環記憶、前記手ブレ量取得手段による手ブレ量の取得、前記手ブレ量記憶手段による手ブレ量の循環的な記憶、前記グラフ値取得手段によるグラフ値の取得、前記グラフ値取得手段による時系列なグラフ表示は、自動合焦処理と並行して行うことを特徴とする請求項8記載のカメラ。
- 前記手ブレ量取得手段は、カメラの手ブレ量を検出する手ブレ検出装置を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラ。
- 前記手ブレ量取得手段は、前記一時記憶メモリに記憶される画像の所定領域と該画像の直前に記憶されている画像の所定領域の相関量を基に手ブレ量を取得することを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラ。
- 前記画像選択手段は、撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ量をそれぞれ比較して手ブレ量の少ない順にそれぞれの手ブレ量に対応付けられている所定数の画像を選択し、前記選択画像記録手段は、前記画像選択手段により選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録することを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラ。
- 前記画像選択手段は、撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ量を所定値と比較し、所定値未満の手ブレ量の画像の中で撮影指示の瞬間に最も近いタイミングの画像から順に所定数の画像を選択し、前記選択画像記録手段は、前記画像選択手段により選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録することを特徴とする請求項8又は9に記載のカメラ。
- 更に、選択された画像を前記表示部に表示する選択画像表示手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、8、又は9のいずれか1項に記載のカメラ。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、一時記憶メモリと、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出装置と、を備えたカメラにおける撮影画像の選択・記録方法であって、
前記撮像部によって取得された画像を前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
前記取得された画像を循環的に一時記憶メモリに記憶するステップと、
前記手ブレ検出装置から手ブレ検出値を取得するステップと、
前記手ブレ検出値を循環記憶された画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶するステップと、
前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ検出値を取り出してグラフ値を取得するステップと、
前記取得したグラフ値を前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
撮影指示を検出するステップと、
撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ検出値を基に所定数の画像を選択するステップと、
前記画像選択手段によって選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録するステップと、
を含むことを特徴とする撮影画像の選択・記録方法。 - 前記グラフ表示するステップは、前記グラフ値を方向成分別に前記画面上の表示領域の所定位置にそれぞれ異なる色で線グラフ表示するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の撮影画像の選択・記録方法。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、一時記憶メモリと、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出装置と、を備えたカメラにおける撮影画像の選択・記録方法であって、
前記撮像部によって取得された画像を前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
前記取得された画像を循環的に一時記憶メモリに記憶するステップと、
前記手ブレ検出装置から手ブレ量を取得するステップと、
前記手ブレ量を循環記憶された画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶するステップと、
前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ量を取り出してグラフ値を取得するステップと、
前記取得したグラフ値を前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
撮影指示を検出するステップと、
撮影指示検出後、前記一時記憶メモリに循環記憶されている手ブレ量を基に所定数の画像を選択するステップと、
前記画像選択手段によって選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録するステップと、
を含むことを特徴とする撮影画像の選択・記録方法。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、一時記憶メモリと、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける撮影画像の選択・記録方法であって、
前記撮像部によって取得された画像を前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
前記取得された画像を循環的に一時記憶メモリに記憶するステップと、
前記一時記憶メモリに記憶される画像の所定領域と該画像の直前に記憶されている画像の所定領域の相関量を基に手ブレ量を取得するステップと、
前記取得した手ブレ量を循環記憶されている画像に対応付けて前記一時記憶メモリに循環的に記憶するステップと、
前記一時記憶メモリに循環記憶された手ブレ量を取り出してグラフ値を取得するステップと、
前記取得したグラフ値を前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
撮影指示を検出するステップと、
撮影指示検出後、前記取得した手ブレ量を基に所定数の画像を選択するステップと、
前記画像選択手段によって選択された画像を前記一時記憶メモリから取り出して、前記記録メモリに記録するステップと、
を含むことを特徴とする撮影画像の選択・記録方法。 - カメラのコンピュータが実行可能なプログラムであって、請求項15乃至18のいずれか1項に記載の撮影画像の選択/記録方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像手段と、この撮像手段からの撮像信号に基づいて撮影された画像を記録メモリに記録するよう制御する撮影記録制御手段と、
ブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量履歴データを順次記録するブレ量履歴データ記録手段と、
前記撮像手段からの撮像信号による被写体像のスルー画像、若しくは、撮影記録された撮影像を表示する画像表示手段と、
前記被写体像のスルー画像を前記画像表示手段に表示する際に、前記ブレ量履歴データ記録手段に記録されたブレ量履歴データに基づいて、前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量とそれまでに検出されたブレ量履歴データとを、前記画像表示手段に順次プロット表示し、刻々更新される動的なグラフとして上記被写体像のスルー画像に重畳させて表示するように制御するブレ量履歴データ表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - シャッターボタン等による所定の操作がなされる以前から、自動的に所定間隔で複数の画像を連続して撮影して前記記録メモリに順次記録し、所定時間内の連続する複数の撮影画像を蓄積記録するように構成されたカメラにおいて、
少なくとも、前記カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記撮影画像とその撮影画像の撮影時点に前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量データとを対応付けて記録するブレ量履歴データ記録手段と、
被写体像のスルー画像、若しくは撮影画像を再生表示する画像表示手段と、
被写体像のスルー画像、若しくは、撮影画像と共に、検出されたブレ量データ若しくは前記ブレ量履歴データ記録手段に記録されたブレ量データを表示するように制御するブレ量履歴データ表示制御手段と、
シャッターボタンによる所定の操作がなされると、前記連続撮影および蓄積記録動作を停止すると共に、該シャッターボタンの操作までに蓄積記録された複数の画像の中から前記ブレ量履歴データ記録手段に記録されたブレ量が蓄積記録されている他の撮影画像より小さい画像を選択して保存記録するように制御する撮影記録制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 前記撮影記録制御手段は、ブレ量が蓄積記録されている他の撮影画像より小さい画像を選択する際には、備蓄記録された複数の撮影画像の中から、前記シャッターボタンによる所定操作から所定時間前までに撮影された画像で且つ撮影時点のブレ量が最も少ない撮影画像、若しくは、ブレ量が所定値未満の撮影画像の中から、前記シャッターボタンによる所定操作時点に最も近い時点に撮影された画像を、選択して保存記録するように制御する手段である、ことを特徴とする請求項21に記載のカメラ。
- 更に、前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいてブレを補正するブレ補正手段を備えたことを特徴とする請求項20または21に記載のカメラ。
- 少なくとも、カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいてブレを補正するブレ補正手段と、
ユーザによる操作に従って、前記ブレ補正手段によるブレ補正動作を動作させるブレ補正動作モードとブレ補正動作を停止させるブレ補正停止モードとを切替え選択するブレ補正モード選択手段と、
前記ブレ補正動作モードが選択されている場合には、前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に応じて設定されたブレ補正量に基づいて、前記ブレ補正手段によるブレ補正動作を行なうと共に、ブレ補正された撮影画像を保存記録するように制御し、前記ブレ補正停止モードが選択されている場合には、シャッターボタンを押した時点およびそれまでに撮影および記録された画像の中から他の画像よりブレ量が小さい画像を選択して保存記録するように制御する撮影記録制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 更に、前記ズレ補正手段によって補正可能な限界ブレ量の指標値を予め設定する補正限界ブレ量設定手段と、
前記補正限界ブレ量設定手段によって設定された補正限界ブレ量の指標値と共に、前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量とその履歴データとを表示するように制御する表示制御手段、および/または、前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量が前記補正限界ブレ量設定手段によって設定された補正限界ブレ量の指標値を超えた場合に警告報知するように制御するブレ警告報知制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項24に記載のカメラ。 - 少なくとも、カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
ユーザによる操作に従って露出時間ないしは撮影レンズの焦点距離等の撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
前記撮影条件設定手段によって設定された撮影条件に応じて、許容できるブレ量の指標値を設定する許容ブレ量設定手段と、
前記許容ブレ量設定手段によって設定された許容ブレ量の指標値と共に前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量とその履歴データとを表示するように制御する表示制御手段、および/または、前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量が前記許容ブレ量設定手段によって設定された許容ブレ量の指標値を超えた場合に警告報知するように制御するブレ警告報知制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 更に、ユーザによる操作に従って撮影画像を印刷する際の印刷用紙の種別若しくは用紙サイズ等の印刷条件を設定する印刷条件設定手段を備え、前記許容ブレ量設定手段は、設定された印刷条件と設定された撮影条件とに応じて許容ブレ量の指標値を設定する手段であること、を特徴とする請求項26に記載のカメラ。
- 少なくとも、カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいてブレを補正動作を行なうブレ補正手段と、
前記ブレ補正手段によるブレ補正を動作させるブレ補正動作状態とブレ補正動作を停止させるブレ補正停止状態とを切替えるブレ補正状態切替手段と、
前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量とブレ量履歴データを表示するブレ量表示制御手段、および/または、前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量が所定ブレ量を超えた場合に警告報知するように制御するブレ警告制御手段と、を備え、
前記ブレ量表示制御手段は、前記ブレ補正状態切替手段によるブレ補正状態に応じて前記ブレ検出手段によって検出されたブレ量とブレ量履歴データの表示方法を異なる表示方法に切替えるように制御する手段であり、および/または、前記ブレ警告制御手段は前記ブレ補正状態切替手段によるブレ補正状態に応じて警告報知する所定ブレ量もしくは警告報知方法を異なる所定ブレ量若しくは警告報知方法に切替えるように制御する手段である、
ことを特徴とするカメラ。 - 少なくとも、カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいてブレを補正するブレ補正手段と、
前記ブレ補正手段で補正できる限界ブレ量を予め設定する補正限界ブレ量設定手段と、ユーザによる操作に従って、撮影条件および/または撮影画像の印刷条件を設定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により設定された撮影条件および/または印刷条件に応じて許容できるブレ量を設定する許容ブレ量設定手段と、
前記ブレ補正手段によるブレ補正を動作させるブレ補正動作状態とブレ補正動作を停止させるブレ補正停止状態とを切替えるブレ補正状態切替手段と、
前記ブレ補正動作状態の場合には前記ブレ検出手段により検出されたブレ量が前記補正限界ブレ量設定手段によって設定された限界ブレ量を超えた場合に警告報知するように制御し、ブレ補正停止状態の場合には前記ブレ検出手段により検出されたブレ量が前記条件設定手段によって設定された許容ブレ量を超えた場合に警告報知するように制御するブレ警告制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 少なくとも、カメラのブレ若しくは像ブレを検出するブレ検出手段と、
前記ブレ検出手段により検出されたブレ量に基づいてブレを補正するブレ補正手段と、
ユーザの操作に従って、撮影条件および/または印刷条件に応じて許容できるブレ量を設定する許容ブレ量設定手段と、
前記ブレ検出手段により検出されたブレ量が前記許容ブレ量設定手段によって設定された許容ブレ量を超えた場合に、若しくは、ブレ量の履歴データの所定の統計値が前記許容ブレ量を超えた場合に前記ブレ補正手段をブレ補正状態となるように切替えるブレ補正状態切替制御手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。
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