JP2013243733A - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタキー操作時以外のタイミングの画像を取得可能としながら、全体の操作性を向上して取扱いを容易にする。
【解決手段】被写体像を撮影する撮像系11〜13と、撮影を指示するシャッタキー(23)と、シャッタキー(23)での指示タイミングで撮像系11〜13で得た画像を記録するメモリカード32と、シャッタキー(23)での指示タイミングの画像を含めて、撮像系11〜13で得る画像を循環的に一定時間分記憶する画像バッファ14と、シャッタキー(23)で撮影を指示した後に、画像バッファ14に記憶した画像の追加記録を指示するプレイバックキー(23)と、プレイバックキー(23)での指示に応じて画像バッファ14で記憶した画像をメモリカード32に追加記録し、予め与えられる所定の条件の成立に従って画像バッファ14が記憶する画像を自動的に消去する制御部20、メインメモリ21及びプログラムメモリ22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、直前の一定時間分の画像を保持しながら静止画撮影が可能なパスト機能を有するデジタルカメラ等に好適な撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
従来より、直前の一定時間分の連写画像を保持しながら静止画撮影が可能なパスト機能を有するデジタルカメラが規格、製品化されている。
この種のデジタルカメラでは、シャッタキー操作直後に連写画像中の任意画像を選択することで、シャッタキーを操作したタイミングより前のタイミングの画像も取得することができる。
また同様の技術として、シャッタキーの操作前後の連写画像中から選択して取得可能な技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2006−080809号公報
上記特許文献に記載指された技術も含めて、パスト機能を用いるデジタルカメラでは、当該機能を活用できるのが撮影直後のみであり、且つ当該機能で保持した連写画像を選択しない場合でもなんらかの操作を行なう必要があるなど、機能の用途が狭いにも拘わらず、必要となる操作が煩雑であり、ユーザーにとって非常に操作性の悪いものであった
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、シャッタキー操作時以外のタイミングの画像を取得可能としながらも、全体の操作性を向上して取扱いが容易な撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、静止画像の撮影を指示する撮影指示手段と、上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記撮像手段で得た画像を記録する記録手段と、画像を表示する表示手段と、上記撮像手段で得られる画像を随時上記表示手段でモニタ表示させ、上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録手段で記録した画像を上記表示手段で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御手段と、上記撮像手段で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶手段と、上記撮影指示手段で撮影を指示した後に、上記一時記憶手段に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示手段と、上記追加記録指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段に記憶した複数の画像を上記表示手段で表示させる第2の表示制御手段と、上記第2の表示制御手段で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択手段と、上記一時記憶手段で記憶した画像であって、上記撮影指示手段での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示手段の指示に応じて上記画像選択手段で受付けた選択画像を上記記録手段に追加記録する記録制御手段と、上記撮影指示手段での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記追加記録指示手段により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御手段とを具備し、上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段を複数領域に分割し、上記撮影指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶手段の記憶内容を維持することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、更に、停止状態にある上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な撮影準備状態にする指示を行う撮影準備指示手段と、上記循環記憶を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像が維持された状態で、上記追加記録指示手段による追加記録の指示と、上記撮影準備指示手段により撮影準備状態にする指示のうちのいずれかを任意に選択して指示可能にしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、更に、上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段の領域を切換えた後、上記撮影準備指示手段による撮影準備状態にする指示を待たずに、上記撮像手段で得る画像の循環的な記憶を即時開始させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、被写体像を撮影する撮像部、静止画像の撮影を指示する撮影指示部、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記撮像部で得た画像を記録する記録部、画像を表示する表示部、及び上記撮像部で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶部を備えた撮像装置での撮像方法であって、上記撮像部で得られる画像を随時上記表示部でモニタ表示させ、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録部で記録した画像を上記表示部で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御処理と、上記撮影指示部で撮影を指示した後に、上記一時記憶部に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示処理と、上記追加記録指示処理での指示に応じて上記一時記憶部に記憶した複数の画像を上記表示部で表示させる第2の表示制御処理と、上記第2の表示制御処理で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択処理と、上記一時記憶部で記憶した画像であって、上記撮影指示部での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示処理の指示に応じて上記画像選択処理で受付けた選択画像を上記記録部に追加記録する記録制御処理と、上記撮影指示部での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶部が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示処理による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示部による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記一時記憶部が記憶する画像の中で、上記追加記録指示処理により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御処理とを有し、上記一時記憶制御処理は、上記一時記憶部を複数領域に分割し、上記撮影指示部での指示に応じて上記一時記憶部の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶部の記憶内容を維持することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、被写体像を撮影する撮像部、静止画像の撮影を指示する撮影指示部、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記撮像部で得た画像を記録する記録部、画像を表示する表示部、及び上記撮影指示部での指示タイミングの画像を含めて、上記撮像部で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを上記撮像手段で得られる画像を随時上記表示手段でモニタ表示させ、上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録手段で記録した画像を上記表示手段で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御手段、上記撮影指示手段で撮影を指示した後に、上記一時記憶手段に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示手段、上記追加記録指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段に記憶した複数の画像を上記表示手段で表示させる第2の表示制御手段、上記第2の表示制御手段で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択手段と、上記一時記憶手段で記憶した画像であって、上記撮影指示手段での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示手段の指示に応じて上記画像選択手段で受付けた選択画像を上記記録手段に追加記録する記録制御手段、上記撮影指示手段での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記一時記憶手段が記憶する画像の中で、上記追加記録指示手段により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御手段として機能させ、上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段を複数領域に分割し、上記撮影指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶手段の記憶内容を維持することを特徴とする。
本発明によれば、シャッタキー操作時以外のタイミングの画像を取得可能としながらも、全体の操作性を向上して取扱いが容易となる。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る撮影モード時の主として循環記憶の制御の処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係るその他の構成例として、シャッタキーの全押し操作前と全押し操作後で画像データを記憶する領域を2分した場合の画像バッファ及びメインメモリの構成を示す図。 同実施形態に係るその他の構成例として、画像データを記憶する複数の領域を個々に削除対象として任意に設定可能とした場合の画像バッファ及びメインメモリの構成を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る撮影モード時の主として循環記憶の制御の処理内容を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ10の回路構成を示すものである。同図では、カメラ筐体前面に配設される光学レンズユニット11により、固体撮像素子であるCCD12の撮像面上に被写体の光像が結像される。
スルー画像表示、あるいはライブビュー画像表示とも称されるモニタ状態では、このCCD12での撮像により得た画像信号を画像処理部13に送り、相関二乗サンプリングや自動ゲイン調整、A/D変換処理を実行してデジタル化する。画像処理部13はさらに、このデジタル値の画像データに画素補間処理、γ補正処理を含むカラープロセス処理を施した後、システムバスSBを介して画像バッファ14に一時的に保持させる。
この画像バッファ14は、後述する循環記憶動作に対応するように一定時間分、例えばフレームレートが30フレーム/秒で10秒間分であれば計300フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有しているものとする。
画像バッファ14に保持された画像データをシステムバスSBを介して画像処理部13に読出し、再びシステムバスSBを介して表示部15へ送り、スルー画像として表示させる。
また、上記光学レンズユニット11と同じくカメラ筐体前面には、上記光学レンズユニット11の撮影画角と略同等の音響指向性を有するマイクロホン16が配設され、被写体方向の音声が入力される。マイクロホン16は入力した音声を電気信号化し、音声処理部17へ出力する。
音声処理部17は、音声の録音時にはマイクロホン16から入力する音声信号をデジタルデータ化し、システムバスSBを介してリングバッファで構成する音声バッファ18に一時的に記憶させる。さらに音声処理部17は、必要に応じて音声バッファ18に記憶する音声データを部分的に切り出し、所定のデータファイル形式、例えばAAC(moving picture experts group−4 Advanced Audio Coding)形式でデータ圧縮して音声データファイルを作成し、後述する記録媒体へ送出する。
加えて音声処理部17は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の再生時に送られてくる音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、このデジタルカメラ10の筐体背面側に設けられるスピーカ19を駆動して、拡声放音させる。
以上の回路を制御部20が統括制御する。制御部20はCPUで構成され、メインメモリ21、プログラムメモリ22と直接接続される。メインメモリ21は、SDRAM(シンクロナスDRAM)で構成され、ワークメモリとして機能する。プログラムメモリ22は、例えばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成され、後述する撮影モード時の制御を含む動作プログラムやデータ等を固定的に記憶する。
制御部20はプログラムメモリ22から必要なプログラムやデータ等を読出し、メインメモリ21に適宜一時的に展開記憶させながら、このデジタルカメラ10全体の制御動作を実行する。
さらに上記制御部20は、キー入力部23から直接入力されるキー操作信号に対応して各種制御動作を実行する。制御部20は、システムバスSBを介して上記画像処理部13、画像バッファ14、表示部15の他、さらにレンズ駆動部24、フラッシュ駆動部25、CCD駆動部26、圧縮伸長処理部27、メモリカードコントローラ28、及びUSBインタフェース(I/F)29とも接続される。
キー入力部23は、例えば電源キー、シャッタキー、ズームキー、撮影モードキー、再生モードキー、メニューキー、カーソル(「↑」「→」「↓」「←」)キー、セットキー、プレイバックキー等を備える。
レンズ駆動部24は、制御部20からの制御信号を受けてレンズ用ステッピングモータ(M)30の回動を制御し、上記光学レンズユニット11を構成する複数のレンズ群中の一部、具体的にはフォーカスレンズ及びズームレンズの位置をそれぞれ個別に光軸方向に沿って移動させる。
フラッシュ駆動部25は、静止画像撮影時に制御部20からの制御信号を受けて複数の白色高輝度LEDで構成されるフラッシュ部31を撮影タイミングに同期して点灯駆動する。
CCD駆動部26は、その時点で設定されている撮影条件等に応じて上記CCD12の走査駆動を行なう。
圧縮伸長処理部27は、上記キー入力部23のシャッタキー操作に伴う画像撮影時に、画像バッファ14に保持される画像データを所定のデータファイル形式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)であればDCT(離散コサイン変換)やハフマン符号化等のデータ圧縮処理を施してデータ量を大幅に削減した画像データファイルを作成する。作成した画像データファイルはシステムバスSB、メモリカードコントローラ28を介してメモリカード32に記録される。
また圧縮伸長処理部27は、再生モード時にメモリカード32からメモリカードコントローラ28を介して読出されてくる画像データをシステムバスSBを介して受取り、記録時とは逆の手順で圧縮を解く伸長処理により元のサイズの画像データを得、これをシステムバスSBを介して画像バッファ14に保持させる。そして、画像バッファ14に保持された画像データにより表示部15で再生のための表示が実行される。
メモリカードコントローラ28は、カードコネクタ33を介してメモリカード32と接続される。メモリカード32は、このデジタルカメラ10に着脱自在に装着され、このデジタルカメラ10の記録媒体となる画像データ等の記録用メモリであり、内部にはブロック単位で電気的に書換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリと、その駆動回路とが設けられる。
USBインタフェース29は、USBコネクタ34を介してこのデジタルカメラ10を外部機器、例えばパーソナルコンピュータと接続する際のデータの送受を司る。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお、以下に示す動作は、撮影モード下で静止画像の撮影を行なう際、制御部20がプログラムメモリ22に記憶されている動作プログラムやデータを読出してメインメモリ21に展開して記憶させた上で実行するものである。
プログラムメモリ22に記憶されている動作プログラム等は、このデジタルカメラ10の製造工場出荷時にプログラムメモリ22に記憶されていたものに加え、例えばこのデジタルカメラ10のバージョンアップに際して、デジタルカメラ10をパーソナルコンピュータと接続することにより外部からUSBコネクタ34、USBインタフェース29を経由して新たな動作プログラム、データ等をダウンロードして記憶していたものも含む。
また、キー入力部23の一部を構成するシャッタキーは、2段階の操作ストロークを有し、第1段目の操作ストローク(以下「半押し」と称する)で撮影準備状態となり、AF(自動合焦)処理及びAE(自動露光)処理を実行して合焦位置及び露光値をロックし、さらに第2段階の操作ストローク(以下「全押し」と称する)で撮影を実行するものとする。
図2は、静止画撮影モード時の、主として画像バッファ14に一時記憶される画像データの取扱いの処理内容を示すものである。その当初には、スルー画像表示とも称されるモニタリング動作を開始し、CCD12で撮像した画像データを画像バッファ14に一時保持し、その保持した画像データに基づいて表示部15での表示を行なうことで、CCD12で撮像している内容をリアルタイムに表示部15で表示する(ステップS101)。
このモニタリング動作においては、後述する循環記憶を行なう場合と異なり、画像バッファ14の一部、画像データ1枚分の容量のみを使用して画像データを更新記憶させる。
このモニタリング動作で、キー入力部23のシャッタキーが半押し操作されたか否かを判断する(ステップS102)。シャッタキーが半押し操作されていなければ、次いでキー入力部23のプレイバックキーが操作されたか否かを判断する(ステップS103)。そして、プレイバックキーも操作されていないと判断すると、再びステップS102に戻る。
以後、ステップS102,S103の処理を繰返し実行し、キー入力部23のシャッタキーが半押し操作されるか、あるいはプレイバックキーが操作されるのを待機する。
モニタリング動作時にシャッタキーが半押し操作された場合、上記ステップS102でそれを判断し、画像バッファ14での循環記憶動作を開始する(ステップS104)。
この循環記憶動作時には、画像バッファ14の記憶容量をフルに活用し、例えば上述したように画像バッファ14がフレームレート:30[フレーム/秒]で10秒間分、計300フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有するものとすれば、300フレーム分の画像データを記憶した後は、随時新しい画像データの記憶に先立って最も古いフレームの画像データを消去する上書き記憶により、最大10秒間分の画像データを循環的に記憶する。
画像バッファ14での循環記憶を開始した後、さらにシャッタキーが全押し操作されたか否かを判断する(ステップS105)。ここでシャッタキーが全押し操作されていないと判断した場合には、次に上記ステップS103の処理に進む。
また、上記ステップS105でシャッタキーが全押し操作されたと判断すると、画像バッファ14に記憶した最新の画像データを圧縮伸長処理部27で所定のデータファイル形式、例えばJPEG形式に従ってデータ圧縮し、得た画像データファイルをメモリカードコントローラ28を介して記録媒体であるメモリカード32に記録する(ステップS106)。
このとき、画像バッファ14に記憶していた最新の画像データを記録するのではなく、新たにCCD12での撮像動作により画像データを取得し、その画像データを画像バッファ14を介して圧縮伸長処理部27へ送出し、データ圧縮してメモリカード32に記録させるものとしてもよい。
同時に、上記モニタリング動作を一時的に停止し、メモリカード32に記録した画像データを表示部15で一定時間、例えば3秒間表示するプレビュー表示を実行する(ステップS107)。これは、シャッタキーの全押し操作に伴って撮影を実行し、メモリカード32に記録した画像データをこのデジタルカメラ10のユーザーに対して確認させるための動作である。
上記プレビュー表示を一定時間行なった後、上記モニタリング動作を再開する(ステップS108)。
以上のステップS106〜S108の一連の画像データの記録に関する処理を通常記録処理Aとする。
上記ステップS108でのモニタリング動作再開後、所定時間、例えば5秒が経過した時点で画像バッファ14への循環記憶を停止し、それまでの循環記憶で記憶された画像バッファ14の内容を維持するよう設定した上で(ステップS109)、上記ステップS103に進む。
上記ステップS103でキー入力部23のプレイバックキーが操作されたと判断した場合には、その時点でモニタリング動作が実行されていればその動作を停止させた上で、画像バッファ14に記憶している画像データをすべて読出して表示部15で一覧表示させる(ステップS110)。
このとき、画像バッファ14に記憶する全画像データを表示部15に表示しきれない場合には、適宜その一部を表示部15に一覧表示させると共に、キー入力部23のカーソルキー操作を受付けて、一覧表示する画像データの範囲を適宜スクロールさせてもよい。
次いで、一覧表示される画像中から、追加して記録する画像データの選択を受付ける(ステップS111)。選択された画像を画像バッファ14から読出し、圧縮伸長処理部27でデータ圧縮してデータファイル化した後にメモリカードコントローラ28を介してメモリカード32に追加記録させる(ステップS112)。
その後、モニタリング動作を再開させ(ステップS113)、上記ステップS102からの処理に戻る。
以上のステップS110〜S113の一連の画像データの追加記録に関する処理をプレイバック記録処理Bとする。
以上詳記した如く本実施形態によれば、シャッタキーの全押し操作時以外のタイミングで撮影した画像を、プレイバックキーを操作することで画像バッファ14から読出して選択し、表示部15に追加記録させることが可能としながらも、画像バッファ14に循環記憶していた画像データが不要である場合には、特にそれらの画像データを消去する等の操作を行なう必要がなく、したがってユーザーはそれら循環記憶した一連の画像データに関して特に意識することなく次の撮影に専念できる。そのため、全体の操作性を向上して取扱いが容易となる。
加えて上記実施形態では、その時点でCCD12により撮影される画像をリアルタイムで表示部15で表示するモニタリング動作を実行しながら、シャッタキーを全押し操作した際には該モニタリング動作を一時的に停止させ、メモリカード32に記録した画像データを一定時間だけ表示部15でプレビュー画像として表示させるものとした。
これにより、特別なキー操作を行なうことなしに撮影直後にシャッタキー操作で記録した画像を確認することができ、ユーザーが意図したタイミングで撮影を実施できたか否かの判断が行えるため、意図する撮影タイミングでなかった場合には、一時的に循環記憶している画像データの選択に速やかに移行することができ、ユーザーにとって撮影動作を効率的に進めることができる。
また上記実施形態では、画像バッファ14に記憶される一連の画像データは、シャッタキーが全押し操作されてから一定時間が経過した時点で循環記憶が自動的に停止されるものとした。これにより、不必要に画像バッファ14の上書き記憶を継続して、シャッタキーを全押し操作したタイミング近傍の重要と思われる可能性の高い画像データが消去されるのを未然に防止できる。
なお上記実施形態では、画像バッファ14に循環的に画像データを記憶するものとして説明したが、画像バッファ14を2つの領域に分割し、シャッタキーの全押し操作のタイミングを中心として、シャッタキー全押し操作前に得られる画像データを循環的に記憶する領域と、シャッタキー全押し操作後に得られる画像データを循環的に記憶する領域とを別個に設けるものとしてもよい。
図3はそのような他の構成例として、画像バッファ14と、画像バッファ14を制御するためにメインメモリ21内に構成される各種レジスタ等の構成を簡略化して説明する図である。同図では、画像バッファ14を「1」番〜「8」番の8フレーム分の画像データが記憶可能な容量を有する場合に、「1」番〜「4」番をシャッタキー全押し操作前に得られる画像データを循環的に記憶する領域とし、「5」番〜「8」番をシャッタキー全押し操作時を含むその後の画像データを循環的に記憶する領域領域とした場合を例示する。
同図では、画像バッファ14の書込み位置を管理するものとしてパストテーブル21B及びアフターテーブル21Dを設ける。シャッタキーの全押し操作前では、パストテーブル21Bの内容に示すように画像バッファ14の「1」番〜「4」番で循環的に画像データの記憶を行なう。
シャッタキー全押し操作時に取得して画像データのフレーム番号が「frm n」であった場合、同図では、画像バッファ14の「4」番,「1」番〜「3」番に古い順でフレーム番号「frm n−4」〜「frm n−1」の画像が順次記憶される状態を示す。シャッタキー全押し操作前の画像データで、最もシャッタキー全押し操作に近いタイミングの画像データの記憶位置を記憶するパストインデックス21Aの内容が、パストテーブル21Bの内容にしたがって「3」番となる。
シャッタキー全押し操作時及び全押し操作後に取得したフレーム番号「frm n」〜「frm n+3」の画像データが画像バッファ14の「5」番〜「8」番の位置に順次記憶される。シャッタキー全押し操作時及び全押し操作後の画像データで、最もシャッタキー全押し操作に近いタイミングの画像データの記憶位置を記憶するアフターインデックス21Cの内容が、アフターテーブル21Dの内容にしたがって「1」番となる。
さらに、シャッタキー全押し操作後の追加記録を行なう際に、画像バッファ14内で追加する画像データの候補位置を記憶する追加テーブル21Fと、この追加テーブル21Fの内容に基づいて画像バッファ14の指定位置を記憶する追加インデックス21Eとを設ける。
このようにシャッタキー全押し操作前と、シャッタキー全押し操作時及び全押し操作後とで画像バッファ14の使用する領域を区分することにより、シャッタキー全押し操作後も確実にシャッタキー全押し操作前の一定量の画像データを、上書き記憶により消去することなく、維持することができる。
また、画像バッファ14に記憶されている複数の画像データの中から、後に追加記録する可能性のない削除対象として画像データを選択することで、その後は、選択した画像データを記憶した画像バッファ14の領域のみを記憶対象として選択し、循環記憶させることも考えられる。
図4は、上記図3の状態から、画像バッファ14の「2」番のフレーム番号「frm n−2」、「4」番の「frm n−4」、「5」番の「frm n」、「7」番の「frm n+2」の各画像データを選択して削除対象とした場合を示す。この場合、追加テーブル21Fでは、対象となる位置の内容を「0」に書き換えることで、以後の撮影動作時にこの追加テーブル21Fの内容に従い、画像バッファ14では選択した位置のみを用いて画像データを循環的に上書き記憶する。
このように、画像バッファ14を複数の領域に分割して、各領域毎に続く撮影で得られる画像データの記憶を行なうか否かを必要により選択することにより、画像バッファ14で不必要な画像データを記憶した領域のみを有効に活用して続く撮影動作に利用することができる。
(第2の実施形態)
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10′の回路構成に関して、基本的には上記図1に示したものと同様であるので、同一部分には同一符号を用いてその図示と説明とを省略するものとする。
また本実施形態では、表示部15を複数の領域に分割し、分割した領域をシャッタキーの操作毎に適宜切換えながら静止画の撮影動作を実行するものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお、以下に示す動作は、撮影モード下で静止画像の撮影を行なう際、制御部20がプログラムメモリ22に記憶されている動作プログラムやデータを読出してメインメモリ21に展開して記憶させた上で実行するものである。
プログラムメモリ22に記憶されている動作プログラム等は、このデジタルカメラ10の製造工場出荷時にプログラムメモリ22に記憶されていたものに加え、例えばこのデジタルカメラ10のバージョンアップに際して、デジタルカメラ10をパーソナルコンピュータと接続することにより外部からUSBコネクタ34、USBインタフェース29を経由して新たな動作プログラム、データ等をダウンロードして記憶していたものも含む。
図5は、静止画撮影モード時の、主として画像バッファ14に一時記憶される画像データの取扱いの処理内容を示すものである。その当初には、スルー画像表示とも称されるモニタリング動作を開始し、CCD12で撮像した画像データを画像バッファ14に一時保持し、その保持した画像データに基づいて表示部15での表示を行なうことで、CCD12で撮像している内容をリアルタイムに表示部15で表示する(ステップS201)。
このモニタリング動作においては、後述する循環記憶を行なう場合と異なり、画像バッファ14の一部、画像データ1枚分の容量のみを使用して画像データを更新記憶させる。
このモニタリング動作で、プレイバック撮影の有効モードへの移行操作がキー入力部23でのキー操作によりなされたか否かを判断する(ステップS202)。
ここで当該キー操作がなされていないと判断すると、上記モニタリング動作に基づく通常の撮影動作を実行し、得た画像データを表示部15で表示した後に(ステップS203)、上記ステップS202の処理に戻る。
こうしてステップS202,S203の処理を繰返してモニタリング動作を実行しながら、プレイバック撮影の有効モードへの移行操作がなされるのを待機する。
上記モニタリング動作からプレイバック撮影の有効モードへの移行操作がなされると、上記ステップS202でそれを判断し、次に画像バッファ14で循環記憶の対象とする領域を1つ選択する(ステップS204)。
そして、領域が選択されるともその選択された画像バッファ14の当該領域への循環記憶動作を開始する(ステップS205)。
この循環記憶動作時には、画像バッファ14の選択された領域の記憶容量をフルに活用し、例えば画像バッファ14の当該領域がフレームレート:30[フレーム/秒]で10秒間分、計300フレーム分の画像データを記憶可能な容量を有するものとすれば、300フレーム分の画像データを記憶した後は、随時新しい画像データの記憶に先立って最も古いフレームの画像データを消去する上書き記憶により、最大10秒間分の画像データを当該領域に循環的に記憶する。
選択した領域での循環記憶を開始した後、プレイバック撮影の有効モードを解除するためのキー操作がなされたか否かを判断する(ステップS206)。
ここで、プレイバック撮影の有効モードを解除するためのキー操作がなされたと判断した場合には、画像バッファ14の現在選択している領域への循環的な記憶動作を停止した後(ステップS207)、上記ステップS203の処理に進む。
また、上記ステップS206でプレイバック撮影の有効モードを解除するためのキー操作がなされていないと判断すると、次いで撮影を指示するべくシャッタキーが操作されたか否かを判断する(ステップS208)。ここでシャッタキーが操作されたと判断した場合にのみ、通常の記録処理を実行する(ステップS209)。
この通常の記録処理においては、上記図1のステップS106〜S108の処理と同様に、画像バッファ14の当該領域に記憶した最新の画像データを圧縮伸長処理部27で所定のデータファイル形式、例えばJPEG形式に従ってデータ圧縮し、得た画像データファイルをメモリカードコントローラ28を介して記録媒体であるメモリカード32に記録する。
このとき、画像バッファ14に記憶していた最新の画像データを記録するのではなく、新たにCCD12での撮像動作により画像データを取得し、その画像データを画像バッファ14を介して圧縮伸長処理部27へ送出し、データ圧縮してメモリカード32に記録させるものとしてもよい。
同時に、上記モニタリング動作を一時的に停止し、メモリカード32に記録した画像データを表示部15で一定時間、例えば3秒間表示するプレビュー表示を実行する。これは、シャッタキーの操作に伴って撮影を実行し、メモリカード32に記録した画像データをこのデジタルカメラ10′のユーザーに対して確認させるための動作である。
そして、上記プレビュー表示を一定時間行なった後、上記モニタリング動作を再開する。
以上のステップS209による通常記録処理の実行の有無に拘わらず、次に前回キー入力部23のシャッタキーが操作されてから所定時間、例えば5秒間が経過しているか否かを判断する(ステップS210)。
ここで、該所定時間が経過したと判断した場合にはさらに、その時点で選択されている画像バッファ14の当該領域への循環記憶動作を停止する(ステップS211)。
その後、循環記憶の対象とする画像バッファ14の領域を他に切換え設定した上で(ステップS212)、あらためて切換え後の領域への循環記憶動作を開始させる(ステップS213)。
上記ステップS213で循環記憶を開始させた後、あるいは上記ステップS210で前回キー入力部23のシャッタキーが操作されてから所定時間がまだ経過していないと判断した場合に、次いでキー入力部23のプレイバックキーが操作されたか否かを判断する(ステップS214)。
ここで、キー入力部23のプレイバックキーが操作されたと判断した場合には、さらにプレイバック記録処理を実行する(ステップS215)。
このプレイバック記録処理においては、上記図1のステップS110〜S113の処理と同様に、その時点でモニタリング動作が実行されていればその動作を停止させた上で、画像バッファ14のそれまで選択していた領域内に記憶している画像データをすべて読出して表示部15で一覧表示させる。
このとき、画像バッファ14の当該領域に記憶する全画像データを表示部15に表示しきれない場合には、適宜その一部を表示部15に一覧表示させると共に、キー入力部23のカーソルキー操作を受付けて、一覧表示する画像データの範囲を適宜スクロールさせてもよい。
次いで、一覧表示される画像中から、追加して記録する画像データの選択を受付ける。選択された画像を画像バッファ14から読出し、圧縮伸長処理部27でデータ圧縮してデータファイル化した後にメモリカードコントローラ28を介してメモリカード32に追加記録させる。その後、モニタリング動作を再開させる。
以上の画像データの追加記録に関するプレイバック記録処理を終了後、または上記ステップS214でプレイバックキーが操作されなかったと判断した場合には、次いで上記ステップS206からの処理に戻り、以後、同様の処理を繰返す。
以上詳記した如く本実施形態によれば、画像バッファ14を複数の領域に分割し、順次領域を切換えながら上記循環記憶を実行するものとした。これにより、画像バッファ14の容量を活かして、一度記憶した画像データが次の上書き操作で自動的に消去されるまでの時間を最大限に設定して、より多くの画像を後の追加記録の処理で記録媒体であるメモリカード32に記録させることができる。
また上記実施形態では、画像バッファ14の領域を切換えた後に当該領域への巡回記憶を即時自動的に開始させるものとしたので、循環記憶中の領域の切換えに伴う撮影動作の一時的な停止を最小限に抑え、確実に撮影画像を取得できる。
さらに上記実施形態では、上記画像バッファ14の領域の切換えに際し、切換え前に画像データを循環記憶していた領域は、画像バッファ14の領域の切換えが一巡して再度当該領域に切換えられるまで記憶内容を保持できる。
そのため、画像バッファ14全体の容量にもよるが、記憶した画像データが上書き操作により自動的に消去されるまでの時間を画像バッファ14の容量に応じて最大限に引き延ばすことができ、結果として数多くの画像を後の追加記録の処理で必要に応じて記録媒体であるメモリカード32に記録させることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態はいずれも、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限ることなく、ビデオムービーカメラや、カメラ機能を有する携帯電話端末、ウェブカメラを搭載したモバイルコンピュータ等、その他の各種電子機器にも同様に適用可能となる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10,10′…デジタルカメラ、11…光学レンズユニット、12…CCD、13…画像処理部、14…画像バッファ、15…表示部、16…マイクロホン、17…音声処理部、18…音声バッファ、19…スピーカ、20…制御部、21…メインメモリ、21A…パストインデックス、21B…パストテーブル、21C…アフターインデックス、21D…アフターテーブル、21E…追加インデックス、21F…追加テーブル、22…プログラムメモリ、23…キー入力部、24…レンズ駆動部、25…フラッシュ駆動部、26…CCD駆動部、27…圧縮伸長処理部、28…メモリカードコントローラ、29…USBインタフェース(I/F)、30…レンズ用ステッピングモータ(M)、31…フラッシュ部、32…メモリカード、33…カードコネクタ、SB…システムバス。
請求項1記載の発明は、撮像手段と、画像を記録する記録手段と、複数の一時記憶領域を有する一時記憶手段と、前記複数の一時記憶領域の1つを選択する領域選択手段と、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を、前記領域選択手段により選択された一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶動作を実行する循環記憶実行手段と、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像を前記記録手段に記録する第1の記録制御手段と、を備え、前記領域選択手段は、前記循環記憶動作の実行中において前記循環記憶動作を行う一時記憶領域を切り換えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、更に、前記一時記憶領域に一時記憶されている複数の画像の中から前記記録手段に記録する画像を選択する画像選択手段を更に備え、前記第1の記録制御手段は、前記画像選択手段により選択された画像を前記記録手段に記録することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、更に、静止画像の撮影を指示する撮影指示手段と、前記撮影指示手段の指示に応じて前記撮像手段で得た画像を前記記録手段に記録する第2の記録制御手段とを更に備え、前記領域選択手段は、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶動作を行う一時記憶領域を切り換え、前記画像選択手段は、前記撮影指示手段の指示が行われる前に前記循環記憶動作を行っていた一時記憶領域であって、他の一時記憶領域への切り換えによって前記循環記憶動作が停止された一時記憶領域に一時記憶されている複数の画像の中から前記記録手段に記録する画像を選択することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、更に、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像の追加記録を任意に指示する追加記録指示手段を更に備え、前記画像選択手段は、前記追加記録指示手段により追加記録が指示された場合に、前記一時記憶領域に一時記憶されている複数の画像の中から前記記録手段に記録する画像を選択することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、更に、前記循環記憶制御手段は、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶動作を行う一時記憶領域を切り換えた後、前記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、前記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、前記追加記録指示手段により追加記録が指示されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、更に、画像を表示する表示手段と、前記追加記録指示手段での指示に応じて前記一時記憶手段に記憶した複数の画像を前記表示手段で表示させる第1の表示制御手段を更に備え、前記画像選択手段は、前記第2の表示制御手段で表示した画像中から前記記録手段に記録する画像を任意に選択することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、撮像手段と、撮影を指示する撮影指示手段と、前記撮影指示手段の指示に応じて前記撮像手段で得た画像を所定の記録手段に記録する第1の記録制御手段と、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を所定の一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶の動作を実行する循環記憶実行手段と、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶実行手段による前記循環記憶の動作を停止させる循環記憶制御手段と、前記撮影指示手段で撮影を指示した後に、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像の追加記録を指示する追加記録指示手段と、前記追加記録指示手段により追加記録が指示された画像を前記記録手段に追加して記録する第2の記録制御手段と、を具備し、前記循環記憶制御手段は、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶の動作を停止させた後、前記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、前記循環記憶の動作を再開させて前記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、前記追加記録指示手段により追加記録が指示されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、更に、画像を表示する表示手段と、前記撮像手段で得られる画像を逐次前記表示手段でモニタ表示させ、前記撮影指示手段での指示タイミングに応じて前記モニタ表示を停止し、代わって前記記録手段で記録した画像を前記表示手段で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御手段と、
前記追加記録指示手段での指示に応じて前記一時記憶手段に記憶した複数の画像を前記表示手段で表示させる第2の表示制御手段とを更に備え、前記追加記録指示手段は、前記第2の表示制御手段で表示した複数の画像の中から前記記録手段に記録する画像を任意に選択することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、撮像手段と、画像を記録する記録手段と、複数の一時記憶領域を有する一時記憶手段とを備えた撮像装置での撮像方法であって、前記複数の一時記憶領域の1つを選択する領域選択処理と、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を、前記領域選択処理により選択された一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶動作を実行する循環記憶実行処理と、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像を前記記録手段に記録する記録制御処理と、を有し、前記領域選択処理は、前記循環記憶動作の実行中において前記循環記憶動作を行う一時記憶領域を切り換えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、撮像手段と、画像を記録する記録手段と、複数の一時記憶領域を有する一時記憶手段とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを前記複数の一時記憶領域の1つを選択する領域選択手段、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を、前記領域選択手段により選択された一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶動作を実行する循環記憶実行手段、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像を前記記録手段に記録する第1の記録制御手段、して機能させ、前記領域選択手段は、前記循環記憶動作の実行中において前記循環記憶動作を行う一時記憶領域を切り換えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、撮像手段を備えた撮像装置での撮像方法であって、撮影を指示する撮影指示処理と、前記撮影指示処理の指示に応じて前記撮像手段で得た画像を所定の記録手段に記録する第1の記録制御処理と、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を所定の一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶の動作を実行する循環記憶実行処理と、前記撮影指示処理の指示に応じて前記循環記憶実行処理による前記循環記憶の動作を停止させる循環記憶制御処理と前記撮影指示処理で撮影を指示した後に、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像の追加記録を指示する追加記録指示処理と、前記追加記録指示処理により追加記録が指示された画像を前記記録手段に追加して記録する第2の記録制御手段と、を具備し、前記循環記憶制御処理は、前記撮影指示処理による指示に応じて前記循環記憶の動作を停止させた後、前記追加記録指示処理による追加記録の指示の有無に係わらず、前記循環記憶の動作を再開させて前記撮影指示処理による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、前記追加記録指示処理により追加記録が指示されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、撮像手段を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを撮影を指示する撮影指示手段、前記撮影指示手段の指示に応じて前記撮像手段で得た画像を所定の記録手段に記録する第1の記録制御手段、前記撮像手段により逐次撮影して得られる画像を所定の一時記憶領域内で循環的に一時記憶させていく循環記憶の動作を実行する循環記憶実行手段、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶実行手段による前記循環記憶の動作を停止させる循環記憶制御手段、前記撮影指示手段で撮影を指示した後に、前記一時記憶領域に一時記憶されている画像の追加記録を指示する追加記録指示手段、前記追加記録指示手段により追加記録が指示された画像を前記記録手段に追加して記録する第2の記録制御手段、として機能させ、前記循環記憶制御手段は、前記撮影指示手段の指示に応じて前記循環記憶の動作を停止させた後、前記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、前記循環記憶の動作を再開させて前記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、前記追加記録指示手段により追加記録が指示されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去することを特徴とする。

Claims (5)

  1. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    静止画像の撮影を指示する撮影指示手段と、
    上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記撮像手段で得た画像を記録する記録手段と、
    画像を表示する表示手段と、
    上記撮像手段で得られる画像を随時上記表示手段でモニタ表示させ、上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録手段で記録した画像を上記表示手段で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御手段と、
    上記撮像手段で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶手段と、
    上記撮影指示手段で撮影を指示した後に、上記一時記憶手段に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示手段と、
    上記追加記録指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段に記憶した複数の画像を上記表示手段で表示させる第2の表示制御手段と、
    上記第2の表示制御手段で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択手段と、
    上記一時記憶手段で記憶した画像であって、上記撮影指示手段での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示手段の指示に応じて上記画像選択手段で受付けた選択画像を上記記録手段に追加記録する記録制御手段と、
    上記撮影指示手段での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記追加記録指示手段により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御手段と
    を具備し、
    上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段を複数領域に分割し、上記撮影指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶手段の記憶内容を維持することを特徴とする撮像装置。
  2. 停止状態にある上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な撮影準備状態にする指示を行う撮影準備指示手段と、
    上記循環記憶を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像が維持された状態で、上記追加記録指示手段による追加記録の指示と、上記撮影準備指示手段により撮影準備状態にする指示のうちのいずれかを任意に選択して指示可能にしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段の領域を切換えた後、上記撮影準備指示手段による撮影準備状態にする指示を待たずに、上記撮像手段で得る画像の循環的な記憶を即時開始させることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 被写体像を撮影する撮像部、静止画像の撮影を指示する撮影指示部、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記撮像部で得た画像を記録する記録部、画像を表示する表示部、及び上記撮像部で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶部を備えた撮像装置での撮像方法であって、
    上記撮像部で得られる画像を随時上記表示部でモニタ表示させ、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録部で記録した画像を上記表示部で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御処理と、
    上記撮影指示部で撮影を指示した後に、上記一時記憶部に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示処理と、
    上記追加記録指示処理での指示に応じて上記一時記憶部に記憶した複数の画像を上記表示部で表示させる第2の表示制御処理と、
    上記第2の表示制御処理で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択処理と、
    上記一時記憶部で記憶した画像であって、上記撮影指示部での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示処理の指示に応じて上記画像選択処理で受付けた選択画像を上記記録部に追加記録する記録制御処理と、
    上記撮影指示部での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶部が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示処理による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示部による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記一時記憶部が記憶する画像の中で、上記追加記録指示処理により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御処理と
    を有し、
    上記一時記憶制御処理は、上記一時記憶部を複数領域に分割し、上記撮影指示部での指示に応じて上記一時記憶部の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶部の記憶内容を維持することを特徴とする撮像方法。
  5. 被写体像を撮影する撮像部、静止画像の撮影を指示する撮影指示部、上記撮影指示部での指示タイミングに応じて上記撮像部で得た画像を記録する記録部、画像を表示する表示部、及び上記撮影指示部での指示タイミングの画像を含めて、上記撮像部で得る画像を循環的に一定時間分記憶する一時記憶部を備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記コンピュータを
    上記撮像手段で得られる画像を随時上記表示手段でモニタ表示させ、上記撮影指示手段での指示タイミングに応じて上記モニタ表示を停止し、代わって上記記録手段で記録した画像を上記表示手段で一定時間プレビュー表示させ、該一定時間経過後に上記プレビュー表示を停止して上記モニタ表示を再開させる第1の表示制御手段、
    上記撮影指示手段で撮影を指示した後に、上記一時記憶手段に記憶した画像の追加記録を指示する追加記録指示手段、
    上記追加記録指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段に記憶した複数の画像を上記表示手段で表示させる第2の表示制御手段、
    上記第2の表示制御手段で表示した画像中から任意の画像の選択を受付ける画像選択手段と、
    上記一時記憶手段で記憶した画像であって、上記撮影指示手段での指示タイミングよりも前に撮影された画像の中から上記追加記録指示手段の指示に応じて上記画像選択手段で受付けた選択画像を上記記録手段に追加記録する記録制御手段、
    上記撮影指示手段での指示タイミングから一定時間が経過した時点で上記循環記憶の動作を停止させて上記一時記憶手段が記憶する画像を維持した後、上記追加記録指示手段による追加記録の指示の有無に係わらず、上記循環記憶の動作を再開させて上記撮影指示手段による静止画像の撮影の指示を受け付け可能な状態にし、上記一時記憶手段が記憶する画像の中で、上記追加記録指示手段により選択されなかった画像については、ユーザーによる削除の指示が無くとも自動的に消去する一時記憶制御手段
    として機能させ、
    上記一時記憶制御手段は、上記一時記憶手段を複数領域に分割し、上記撮影指示手段での指示に応じて上記一時記憶手段の領域を切換えることで、上記循環記憶の動作を所定時間以上停止させることなく、切換え前の領域の上記一時記憶手段の記憶内容を維持することを特徴とするコンピュータが読取り可能なプログラム。
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