JP5067213B2 - 撮像装置、記録制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に電子データ化した画像データを記録するデジタルカメラ等に好適な撮像装置、記録制御方法及びプログラムに関する。
近時、撮影により得た画像の電子データを記録媒体としてのメモリカードに記録するデジタルカメラが広く一般に普及している。この種のデジタルカメラで、画像記録用メモリの空き容量が少なくなった場合に、記録済みの画像データの中で不要なものを自動的に削除して、あらたな撮影画像を記録するためのメモリ領域を確保する技術が考えられていた。(例えば、特許文献1)
また、画像記録用メモリの空き容量が少なくなった場合に、記録済みの画像データの圧縮率を高めて再圧縮を行なうことで、あらたな撮影画像を記録するためのメモリ容量を確保する技術が考えられていた。(例えば、特許文献2)
特開2007−019855号公報 特開平10−056612号公報
上記特許文献1,2に記載された技術を含め、従来は既に記録されている画像データを削除あるいは圧縮のいずれかの固定化された手段を採ることでメモリの空き容量の増大を図っていた。
その場合、ユーザにとっては貴重と思われる画像データが削除、あるいは画質が劣化した状態で再記録されてしまう可能性も多々あり得る。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザに煩雑な手間を強いることなく、画像記録用のメモリの空き容量を確保するための処理を状況に応じて効率的に実施することが可能な撮像装置、記録制御方法及びプログラムを提供することにある。
発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段とを具備し、上記決定手段は、上記記録制御手段が画像データに付加する複数の属性情報の1つに上記画像データの感度が含まれる場合に、所定の感度以上の画像データに対して空間周波数の高周波成分の除去を削減処理として選択することを特徴とする。
また、他の態様による発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と、上記記録制御手段が画像データに属性情報として付加する上記順位情報または削減情報を変更する変更手段とを具備し、上記記録制御手段は、撮影時の状況に応じた複数の属性情報に加えて、上記決定手段で決定する順位を示す順位情報、または削減処理の種類を示す削減情報を属性情報として画像データに付加して記録し、上記記録制御手段が画像データに属性情報として付加する上記順位情報または削減情報を変更する変更手段を更に具備したことを特徴とする。
また、他の態様による発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段とを具備し、上記削減制御手段は、上記決定手段で決定した削減処理を実行する前に、削減処理の対象となる画像データ及び削減処理の内容の確認を促し、確認がなされた時点で削減処理を実行することを特徴とする。
また、他の態様による発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段とを具備し、上記削減制御手段は、上記決定手段で上記記録手段以外の媒体への転送を選択した場合に、画像データに付加された属性情報に基づいて転送先の媒体側での保存フォルダを指定することを特徴とする。
また、他の態様による発明は、被写体像を撮影する撮像手段と、画像データを記録する記録手段と、上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段とを具備し、上記記録制御手段が画像データに付加する属性情報のうちの1つは、記録する画像データの画像中から検出される顔の大きさに関する情報であり、上記決定手段は、属性情報の1つに画像中から検出される顔の大きさに関する情報を用いて処理対象とする順序を決定することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに煩雑な手間を強いることなく、画像記録用のメモリの空き容量を確保するための処理を状況に応じて効率的に実施することが可能となる。
以下本発明を静止画像を撮影するデジタルカメラに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ10の回路構成を示すものである。同図で、レンズ光学系11により固体撮像素子であるCCD12の撮像面上に被写体の光像が結像される。
モニタ状態では、このCCD12での撮像により得た画像信号が画像処理部13に送られ、相関二乗サンプリングや自動ゲイン調整、A/D変換処理が実行されてデジタル化された後に画素補間処理、γ補正処理を含むカラープロセス処理が施されてバッファメモリ14に一時的に保持される。
このバッファメモリ14に保持された画像データが画像処理部13に読出され、システムバスSBを介して表示部15へ送られ、モニタ画像として表示される。
以上の動作をすべて制御部16が統括制御する。この制御部16はCPUで構成され、メインメモリ17、プログラムメモリ18と接続される。メインメモリ17は、SDRAM(シンクロナスDRAM)で構成される。プログラムメモリ18は、後述する撮影モード時の記録制御を含む動作プログラムや固定データ等を記憶した、電気的に書換可能な不揮発性メモリで構成される。
制御部16はプログラムメモリ18から必要なプログラムやデータ等を読出し、メインメモリ17に適宜一時的に展開記憶させながら、このデジタルカメラ10全体の制御動作を実行する。
さらに上記制御部16は、キー入力部19から直接入力されるキー操作信号に対応して各種制御動作を実行するもので、システムバスSBを介して上記画像処理部13、表示部15の他、レンズ光学系駆動部20、フラッシュ駆動部21、CCDドライバ22、メモリカードコントローラ23、内蔵メモリ24、USBインタフェース(I/F)25、音声処理部26、及び加速度センサ33とも接続される。
キー入力部19は、例えば電源キー、シャッタキー、撮影モードキー、再生モードキー、メニューキー、カーソル(「↑」「→」「↓」「←」)キー、セットキー、シーンプログラムキー、手ブレ補正キー、顔認識機能キー等を備える。
レンズ光学系駆動部20は、制御部16からの制御信号を受けてレンズモータ(M)27を回動制御し、上記レンズ光学系11を構成する複数のレンズ中の一部、具体的にはフォーカスレンズ及びズームレンズの位置をそれぞれ光軸方向に沿って移動させる。
フラッシュ駆動部21は、静止画像撮影時に制御部16からの制御信号を受けて複数の白色高輝度LEDで構成されるフラッシュ部28を撮影タイミングに同期して点灯駆動する。
メモリカードコントローラ23は、カードコネクタCを介してメモリカード29と接続される。メモリカード29は、このデジタルカメラ10に着脱自在に装着され、このデジタルカメラ10の記録媒体となる画像データ等の記録用メモリであり、内部にはブロック単位で電気的に書換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリとその駆動回路とが設けられる。
内蔵メモリ24は、このデジタルカメラ10に着脱可能なメモリカード29とは別に固定的に備えられた画像記録用のメモリである。この内蔵メモリ24は、同じくブロック単位で電気的に書換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリとその駆動回路とで構成される。
内蔵メモリ24は、上記メモリカード29が装着されていない場合にデジタルカメラ10の記録媒体として画像データ等を記録するもので、メモリカード29が装着されている状態ではメモリカード29を優先的に取扱うものとする。
また、メモリカード29と内蔵メモリ24との間で任意に画像データ等のコピー、移動が可能であるものとする。
USBインタフェース25は、USBコネクタ30を介してこのデジタルカメラ10の外部機器、例えばパーソナルコンピュータと接続する際のデータの送受を司る。
音声処理部26は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時にはこのデジタルカメラ10の筐体前面に配設されたマイクロホン部31より入力される音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばAAC(moving picture experts group−4 Advanced Audio Coding)形式でデータ圧縮して音声データファイルを作成し、上記メモリカード29または内蔵メモリ24へ送出する。
一方、音声処理部26は、音声の再生時にメモリカード29または内蔵メモリ24から読出されてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記デジタルカメラ10の背面に設けられるスピーカ部32を駆動して、拡声放音させる。
加速度センサ33は、3次元加速度センサで構成され、特に撮影時にこのデジタルカメラ10に生じている3次元方向の加速度を検出して上記制御部16へ出力する。
なお、上記画像処理部13は、顔検出処理部34及び圧縮伸長処理部35を併設する。
顔検出処理部34は、バッファメモリ14に保持される画像データに対して輪郭抽出及び顔特徴点の抽出を行なって顔グラフを作成することで顔認識を行なうもので、その認識条件に用いる各種データは上記制御部16から画像処理部13を介して与えられる。
圧縮伸長処理部35は、上記キー入力部19のシャッタキー操作に伴う画像撮影時に、バッファメモリ14に保持される画像データを所定のデータファイル形式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)であればDCT(離散コサイン変換)やハフマン符号化等のデータ圧縮処理を施してデータ量を大幅に削減するもので、作成された画像データファイルを上記キー入力部19または内蔵メモリ24に記録する。
また圧縮伸長処理部35は、再生モード時にメモリカード29または内蔵メモリ24から読出されてくる画像データを記録時とは逆の手順で圧縮を解く伸長処理により元のサイズの画像データを得、これをバッファメモリ14に保持させるもので、バッファメモリ14に保持された画像データにより表示部15で再生のための表示が実行される。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2及び図3は、静止画の撮影モード下で実行される基本的な処理内容を示すもので、その制御動作は制御部16がプログラムメモリ18に記憶されている動作プログラムを読出してメインメモリ17に展開記憶させることで実行される。
撮影モード時には、当初、画像サイズ、画質、ISO感度、ホワイトバランス、フラッシュモード等を含む撮影条件を設定する(ステップS101)。
上記画像サイズは、画像の横×縦の構成画素数(の積の概算値をM(メガ)で表した数値)を示し、予め用意された例えば
3648×2736(10M),
3648×2432(9M)(アスペクト比3:2),
3648×2048(7.5M)(アスペクト比16:9),
3072×2304(7M),
2304×1728(4M),
1600×1200(2M),
640× 480(0.3M)の選択肢のいずれか1つを設定する。
上記画質は、予め用意された「Fine(精細)」「Normal(ノーマル)」及び「Economy(エコノミ)」の選択肢のいずれか1つを選択するもので、選択結果に応じて画像データの圧縮率を設定する。
上記ISO感度は、400乃至1600の範囲内で設定するもので、ISO感度値が高くなるに従って、画像に含まれるノイズ成分が多くなる。
上記ホワイトバランスは、予め用意された例えばオート、太陽光、曇天、日陰、昼白色蛍光灯、昼光色蛍光灯、電球、及びマニュアルの選択肢のいずれか1つ設定することで、対応する色温度を設定する。
上記フラッシュモードは、予め用意された例えば自動発光、発光禁止、強制発光、ソフト発光、及び赤目軽減の選択肢のいずれか1つ設定することで、対応する発光モードを設定する。
その後、キー入力部19のシャッタキーが操作されたか否かの判断を繰返すことで、撮影が指示されるのを待機する(ステップS102)。
そしてシャッタキーが操作されるとステップS102でそれを判断し、指示の通り上記条件に従って撮影を実行する(ステップS103)。撮影により得た画像データを画像処理部13がバッファメモリ14に保持した上で、設定された画質の圧縮率に従ってデータ圧縮を実行し、メモリカード29または内蔵メモリ24に記録する(ステップS104)。
この際、撮影時の上記加速度センサ33からの検出信号を手振れ量を示す情報として取得しておく(ステップS105)。
さらに、バッファメモリ14に保持している画像データに対して顔検出処理部34が顔認識処理を行ない、画像中に顔が認識できる人物像が少なくとも1名写っているか否かを判断する(ステップS106)。
ここで、顔が認識でき、人物が写っていると判断した場合にのみ、認識できた顔の中で最も大きいものの大きさ、具体的には例えば天地方向の顔範囲の画素数から大小のランクを判別する(ステップS107)。
その後、上記ステップS107の処理の自己の有無に拘わらず、撮影条件として取得した画像サイズ及び画質と、上記取得した手振れ量、顔の大きさに対応する優先度を、以下に示すプログラムメモリ18に固定記憶されている各優先度ポイントテーブルを参照して特定する(ステップS108)。
図4(A)は、各撮影条件に対応する優先度のポイントを示すテーブルの内容を例示するもので、いずれの撮影条件に対しても最大で10ポイントを付与するものとしている。
例えば、画像サイズが(横)3648(画素)×(縦)2736(画素)(10M)、画質が「Fine(精細)」、ISO感度が800、手振れ量が「なし」、顔の大きさが「小」であれば、各ポイントの和は
10+10+3+10+5=38
となる。
獲得ポイントに対する優先度テーブルを図4(B)に示すように、全6段階中で獲得ポイント「38」から優先度「3」を特定する。
こうして優先度の特定が完了すると、特定した優先度の確認表示を表示部15で行なった上で、その表示に対して変更指示があるかどうかを判断する(ステップS109,S110)。
ここで表示部15では、例えば
「撮影した画像の優先度は「3」です
メモリの空き容量が足りない場合、
画像サイズを縮小して記録します
優先度を 変更しない 変更する」
(デフォルトで「変更しない」を反転表示)
のようなガイドメッセージを表示することで、このデジタルカメラ10のユーザに対して特定した優先度を許可するか、または変更するかの指示を促すもので、当該表示に対して優先度を変更する旨の操作がなされた場合は、さらに表示部15で優先度を変更する画面に遷移し、ユーザの変更操作を受付けることで優先度の変更処理を実行する(ステップS111)。この際、ユーザの操作に伴う変更処理により、メモリカード29または内蔵メモリ24に記録された画像データに付加された優先度を示すコード情報の内容を書換える。
その後、あらためてその時点で特定されている優先度を示すコード情報をメモリカード29または内蔵メモリ24に記録した画像データに関連付けて付加設定する(ステップS112)。
このとき、DCF(Design rule for Camera File system)規格により予め画像データの構成画素数、画質、及びISO感度は画像データ中に付加されているので、上記優先度を示すコード情報を、上記手振れ量を示す情報、及び画像中から検出される顔の大きさを示す情報と共にこの画像データの属性情報として付加設定するものとする。
さらに、メモリカード29または内蔵メモリ24の空き容量が所定以上、例えばその時点で設定している撮影条件でおよそ12枚分程度あるか否かにより、充分な空き容量がなく、なんらかの削減処理によりメモリカード29または内蔵メモリ24から画像データを削減する必要があるか否かを判断する(ステップS113)。
ここで、充分な空き容量があり、画像データの削減処理の必要がないと判断した場合には、そのまま次の画像撮影に備えるべく上記ステップS101からの処理に戻る。
また、上記ステップS113でメモリカード29または内蔵メモリ24に充分な空き容量がなく、メモリカード29または内蔵メモリ24から画像データを削減する必要があると判断した場合には、その時点でメモリカード29または内蔵メモリ24に記録されてイメージ画像データ中で最も優先度を示すコード情報の値が低いものを1つ選択する(ステップS114)。
そして、選択した画像データの優先度に対応する削減処理をプログラムメモリ18に固定的に記憶されている処理内容テーブルを参照して特定する(ステップS115)。
図4(C)は、上述した如くプログラムメモリ18に固定的に記憶される処理内容テーブルの内容を示すものである。
図中の「圧縮」とは、その時点でメモリカード29または内蔵メモリ24に記録されている画像データの圧縮率を上げて再度データ圧縮を実行した上で記録し直す処理を示す。
また「サイズ縮小」は、画像サイズ(構成画素数)の縮小処理示す。
「ノイズ除去」は、画像データのデータ圧縮時の特にDCT(離散コサイン変換)における空間周波数の高周波成分側を削除するしきい値を段階的に下げることで、画像中のノイズ成分と思われる高周波成分を除去すると共に、圧縮率を高める処理を示す。
ここでは、最も優先度が高い「1」の画像データに対してはなんら削減処理は実行しないものと設定している一方で、比較的優先度の低い「4」「5」の画像データに対しては複数の削減処理を組み合わせて実行するものとしている。そして、最も優先度が低い「6」の画像データに対しては、単にデータ量を部分的に削減するのではなく、その画像データ自体を削除するものと設定している。
こうして処理内容テーブルから読出した処理内容に対し、ユーザに確認を行なう確認モードが予め設定されているか否かを判断する(ステップS116)。
ここで、確認モードが予め設定されていると判断した場合は、優先度の最も低いものとして選択した画像データのサムネイル画像を表示部15に表示した上で(ステップS117)、併せて、上記特定した削減処理の実行を確認する表示を表示部15で、例えば優先度「3」の画像データに対して
「メモリの空き容量が少ないので、
優先度が低いと判断した上の画像の
画像サイズを縮小してメモリの容量を確保します
処理を続行してもよいですか?
よい 他の処理を選択する」
(デフォルトで「よい」を反転表示)
のようなガイドメッセージを表示する。
このような表示に対してなんらかの指示操作がなされるのを待機する(ステップS119)。
指示操作がなされたと判断すると、次いでその操作が他の削減処理への変更を指示するためのものであったか否かを判断する(ステップS120)。
ここで、他の削減処理への変更を指示するものであった場合にのみ、削減処理をユーザが任意に他の内容に変更するための設定処理を実行する(ステップS121)。
その後、あるいは上記ステップS116でユーザに確認を行なう確認モードが予め設定されていないと判断した場合、その時点で削減処理の対しようとして選択している画像データを特定した削減処理を実行する(ステップS122)。
こうしてメモリカード29または内蔵メモリ24の空き容量を増加させる、画像データの削減処理を実行した後、再度上記ステップS113からの処理に戻り、続く撮影に備えて充分な空き容量を確保することができたか否かを判断する。
充分な空き容量を確保することができた場合には、ステップS113から上記ステップS101に戻って次の撮影動作に備える。
一方、まだ充分な空き容量を確保するまでには至っていないと判断した場合には、再び上記ステップS114以降の処理を続行する。
こうして上記ステップS113乃至S122の処理を必要な回数だけ繰返して実行することにより、メモリカード29または内蔵メモリ24で充分な空き容量を確保することができたと判断すると、再び上記ステップS101からの処理に戻って次の撮影動作に備える。
この場合、既に削減処理の対象となった画像データについては2回目以降の削除処理の対象から除外するようにしてもよい。また、すでに削減処理の対象となった画像データであっても削減処理の対象となった回数が所定回数以内であれば連続して削減処理の対象となることを可能にしてもよい。
また、上記実施の形態では、撮影によって新たな画像データを取得したタイミングで、内蔵メモリ24の空き容量を調べ、十分な空き容量がなかった場合にデータ量の削減処理を行っているが、内蔵メモリ24の空き容量を調べるタイミングやデータ量の削減処理を行うタイミングはこれに限られるものではなく、例えば、電源をONしたタイミングや一定時間毎に行なうようにしてもよく、内蔵メモリ24の空き容量を調べるタイミングとデータ量の削減処理を行なうタイミングをずらしてもよい。
このように本実施形態によれば、デジタルカメラ10のユーザに煩雑な手間を強いることなく、メモリカード29または内蔵メモリ24の空き容量を確保し、次の撮影に備えるための処理を、状況に応じて効率的に実施することが可能となる。
なお、上記実施形態では、図4(C)でも示したように、比較的優先度が低いと判断した画像データに対し、例えばノイズ除去とデータ圧縮(優先度「4」の場合)、データ圧縮とサイズ縮小とノイズ除去(優先度「5」の場合)のように、少なくとも部分的な削除に関する度合が異なる複数の削減処理を組み合わせて実行するものとした。
これにより、削除するほどではないが、優先度が低い画像データに対してのデータ削減処理を効率的に実行することができ、記録媒体であるメモリカード29または内蔵メモリ24の空き容量をより迅速に確保することができる。
この点で特に、上記実施形態では、メモリカード29または内蔵メモリ24の空き容量を確保するための記録済みの画像データに対する具体的な削減処理として、圧縮率をさらに上げてのデータ圧縮、画像サイズの縮小、及びノイズ除去のための空間周波数の高周波成分の除去を組合わせて選択するものとしたので、いずれも通常の画像の撮影や再生に用いる技術を用いて実現することができる。
また上記実施形態では、撮影による画像データの記録に際し、画像データに付加する属性情報として、画像データの構成画素数、画質、ISO感度、手振れ量、画像中から検出される顔の大きさを併せて記録するものとし、それらの属性情報を複数組み合わせて優先度を決定し、削減処理を行なう対象を選択するものとした。
これにより、ユーザによっての優先度をより多くの要因をもって客観的に評価することで、ユーザにとって優先度が高いと思われる画像データを削減処理により部分的にでも損なってしまう可能性を極力回避することができる。
さらに上記実施形態では、撮影による画像データの記録に際し、画像データに付加する属性情報として、画像データの構成画素数、画質、ISO感度、手振れ量、画像中から検出される顔の大きさを併せて記録するものとし、それらの属性情報に基づいて複数種類の削減処理から実行するものを特定することにした。
これにより、その画像データの内容により適していると思われる削減処理を実行することができる。
また、上記実施形態では、優先度を示す情報を画像データに付加して記録するものとしたので、当該画像データをこのデジタルカメラ10内部で処理する場合のみならず、他のデジタルカメラやパーソナルコンピュータ等の外部機器に転送した場合にもその転送先で同様の削減処理を実施することができる。
この点で、一旦画像データに付加して記録された優先度を示すコード情報をユーザが任意に変更設定した場合、変更設定後の優先度を示すコード情報をあらためて画像データに付加して更新記録するものとしたので、一律にデジタルカメラ10が設定するのではなく、ユーザの意図をも反映した優先度での削減処理を実行することができる。
さらに、上記実施形態では、記録されている画像データの削減処理に先立って、対象となる画像データの内容と削減処理の内容とを表示部15で表示した上で、ユーザの確認をとってから削減処理を実行するものとしたので、ユーザが意図しない削減処理を実行することで、ユーザが保存したいと思っている画像データを部分的にでも損なってしまう可能性を極力回避することができる。
また上記実施形態では、画像データに付加する属性情報として、特に画像中から検出される顔の大きさを併せて記録するものとした。
これにより、特にユーザによっての優先度を判断する上で重要と思われる、被写体の顔の大きさという要因を考慮して後の削減処理を行なうことで、ユーザにとって優先度が高いと思われる画像データを削減処理により部分的にでも損なってしまう可能性を極力回避できる。
(同実施形態の動作の第1の変形例)
次に上記実施形態の動作の第1の変形例について説明する。
上記実施形態の動作では、撮影した画像データの撮影条件を示す個々の要因をそれぞれ優先度のポイントに換算し、それらの合計による獲得ポイントに応じて優先度や削減処理の内容を決定するものとしたので、個々の要因のポイントが高ければ結果として優先度も高くなり、どの画像データから順序立ててどのような削減処理を行なうのかをユーザが理解し易いというメリットがある。
しかしながら、その反面で、複数の要因が特定の組合せである場合にだけ優先度を変更するといった、非線形な優先度の算出には対応することができず、一律な削減処理の決定方法とは別の基準で削減処理を求めたい場合には不向きであった。
したがって、本実施形態の動作の第1の変形例ではそのような場合にも対処し、複数の要因の組合せ毎に撮影記録状態を分類し、各分類毎に任意の優先度や削減処理の内容を対応付けるためのテーブルを設けるものとする。
図5(A)は、上記図4(A)に代えて使用する撮影記録状態の分類テーブルを例示するものである。
すなわち図5(A)では、画像サイズ、画質(圧縮率)、ISO感度、手振れ量、画像中の人物の顔の大きさ、‥‥等の要因に対応し、撮影記録状態の分類として「A」‥‥「D」‥‥「G」‥‥のランクを設定する状態を示している。
ここで「A」‥‥「D」‥‥「G」‥‥のランクは、単に優先度の序列を示すものではなく、画像データの内容に基づいて適正な処理を行なうものとして予め設定される。
そして、この撮影記録状態の分類のランク「A」‥‥「D」‥‥「G」‥‥に対し、そのうちで最も高かった値を用いて、図5(B)に示すような優先度判定テーブルにより優先度「1」‥‥「4」‥‥「7」‥‥を決定するものとする。
上記図5(A)に例示する如く、画像サイズと画質(圧縮率)に関してはいずれか少なくとも一方の内容でより高いものをその分類のランクとする。
これに対して、ISO感度に関しては、その内容単独で分類のランクとしていると共に、上記決定した優先度の決定に加えて、所定以上、例えば「高」、具体的には800以上であれば、削減処理としてノイズ成分の除去として空間周波数の高周波成分の除去を優先的に選択するものとする。
このように、CCD12の撮影感度特性を考慮した上で、ISO感度が所定の値以上であれば、ノイズ成分の除去、すなわち空間周波数の高周波成分の除去を削減処理として優先的に選択することにより、明らかにノイズ成分が多いと思われる画像データに対して適正、且つ効果的にデータ量の削減を図ることができる。
(同実施形態の動作の第2の変形例)
次に上記実施形態の動作の第2の変形例について説明する。
上記実施形態の動作では、メモリカード29または内蔵メモリ24に記録した画像データに対する削減処理として、デジタルカメラ10内部での処理を実行する場合についてのみ説明したが、上述した如くデジタルカメラ10はUSBコネクタ30とUSBインタフェース25とを備えており、例えばパーソナルコンピュータなどの外部機器を接続可能であるものとして説明した。
したがって、削減処理を行なうにあたっては、まず外部機器への画像データの転送が可能であるか否かを判断し、転送が可能であると判断した場合には優先度の低い画像データを転送処理した後に、デジタルカメラ10側のメモリカード29または内蔵メモリ24に記録した元のデータを必要に応じて削除あるいはデータ圧縮するものとしてもよい。
図6は、上記図4、図5に代えて使用する撮影記録状態の分類と削減処理の内容との対応を示すテーブルである。すなわち、上記ステップS122での削減処理の実行時に、USBコネクタ30を介して外部機器と接続しており、且つメモリカード29または内蔵メモリ24に記録した画像データを当該外部機器に転送して記録させることが可能であるか否かを判断することで、その判断結果によって「外部機器への転送ができない場合」「外部機器への転送が可能な場合」のいずれかの処理を選択的に実行する。
この場合、上記第1の変形例の場合と同じく、単に優先度の序列を示すものではなく、画像データの内容に基づいて適正な処理を行なうための分類のランク「A」‥‥「D」‥‥「G」‥‥に合わせて、転送先の外部機器のフォルダを指定するものとしてもよい。
図7は、このデジタルカメラ10のメモリカード29または内蔵メモリ24にDCF規格で設定された「100ABCDE」フォルダに記録されている画像データを、外部機器であるパーソナルコンピュータPC側のフォルダに転送する場合のフィルタ後を例示するものである。
デジタルカメラ10側で全ての撮影画像が最初に記録される画像フォルダが「100ABCDE(ABCDE)」(「ABCDE」はメーカ名を示す)であり、この「100ABCDE(ABCDE)」フォルダに記録された画像データをパーソナルコンピュータPC側に転送する場合、例えばこのデジタルカメラ10用のソフトウェアにより転送対象の画像データのタイムスタンプに対応したフォルダ名「2007年01月24日」の画像フォルダが自動的に作成され、転送されてきた画像データが当該フォルダに格納されるものとする。
さらに上記図6での分類ランク「D」に該当する画像データを転送する場合には、画像フォルダ「2007年01月24日」の下層にあらたな画像フォルダ「人物」を作成して格納させるものとする。具体的に上記分類ランク「D」は、画像中に顔を認識した画像データに対して付与するものであり、上記画像フォルダ「人物」に格納することで、なんらかの人物等を撮影した画像データを格納する画像フォルダとしてユーザが理解し易い。
また、同図に示す如く上記画像フォルダ「2007年01月24日」と同層に並列してフォルダ名「風景」の画像フォルダを設けるものとする。この画像フォルダ「風景」には、例えば優先度の設定によりデジタルカメラ10側で画像サイズの縮小を行なった画像データの、サイズ縮小前のオリジナルコピーデータを格納するものとする。
このように、外部機器への転送が可能である場合には、データ圧縮矢削除等によって部分的にでも損なわれてしまう画像データを事前に外部機器に対して転送しておくことにより、このデジタルカメラ10側に記録する画像データに対する削減処理を実行したとしても、その削除対象となった画像データを一切の劣化のない状態で確保しておくことができる。
その場合、転送先の装置では、画像データに付加した属性データに応じた保存用のフォルダを作成して指定することにより、例えば顔を認識できた画像を「人物」用のフォルダに記録させ、顔を認識できずにデジタルカメラ10側で画像サイズを縮小した画像を「風景」用のフォルダに記録するなど、転送先の画像データの位置がユーザにとって理解しやすく、使い勝手をより向上することができる。
また、上記動作例では、画像データを転送する外部機器としてパーソナルコンピュータを挙げて説明したが、このデジタルカメラ10がインターネットなどのネットワーク接続環境にある場合には、事前に設定したネットワーク上のサーバに用意される画像データ記録用のエリアに転送することも同様に可能である。
なお、上記実施形態のいずれの動作例においても、デジタルカメラ10内のメモリカード29または内蔵メモリ24に記録された画像データを削減処理として完全に削除する場合には、削除した画像データの復元が困難であることから、ユーザの任意指定により削除以外の削減処理へと変更可能としてもよい。
図8はそのような場合の表示部15での表示例を示すもので、ここではファイル名「100−0335」の画像の優先度が低く、削減処理として削除を行なう直前の状態を示している。
このとき図中に示す選択肢「削除する」「優先度を上げる」「キャンセル」の中から「優先度を上げる」を選択して指定した場合、当該画像の優先度を示すスケールが表示され、キー入力部19のカーソルキー「↑」の操作回数により任意の優先度への変更設定が可能であるものとする。
こうして削除対象画像に対する優先度の変更を行った場合、次に優先度の低い他の画像データがあらためて削除対象として選択されることになる。
なお、上記実施形態は、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、静止画像の撮影が可能なビデオムービーカメラや、カメラ機能を有する携帯電話端末やPND(Personal Navigation Device:簡易ナビゲーション装置)、携帯音楽プレーヤ等の小型電子機器にも適用することが可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラを構成する電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る撮影モード時の撮影と画像データの記録に関する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る撮影モード時の撮影と画像データの記録に関する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る撮影モード時に使用する優先度ポイントテーブル、獲得ポイントに対する優先度テーブル、及び削減処理内容テーブルを例示する図。 同実施形態に係る動作の第1の変形例で使用する撮影記録状態の分類テーブルと優先度判定テーブルを例示する図。 同実施形態に係る動作の第2の変形例で使用する撮影記録状態の分類テーブルを例示する図。 同実施形態に係るデジタルカメラ10と外部機器であるパーソナルコンピュータの画素フォルダの構成を例示する図。 同実施形態に係る画像データ削除時の画面例を示す図。
符号の説明
10…デジタルカメラ、11…レンズ光学系、12…CCD、13…画像処理部、14…バッファメモリ、15…表示部、16…制御部、17…メインメモリ、18…プログラムメモリ、19…キー入力部、20…レンズ光学系駆動部、21…フラッシュ駆動部、22…CCDドライバ、23…メモリカードコントローラ、24…内蔵メモリ、25…USBインタフェース(I/F)、26…音声処理部、27…レンズモータ(M)、28…フラッシュ部、29…メモリカード、30…USBコネクタ、31…マイクロホン部、32…スピーカ部、33…加速度センサ、34…顔検出処理部、35…圧縮伸長処理部、C…カードコネクタ、PC…パーソナルコンピュータ、SB…システムバス。

Claims (15)

  1. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    画像データを記録する記録手段と、
    上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、
    上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と
    を具備し、
    上記決定手段は、上記記録制御手段が画像データに付加する複数の属性情報の1つに上記画像データの感度が含まれる場合に、所定の感度以上の画像データに対して空間周波数の高周波成分の除去を削減処理として選択することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    画像データを記録する記録手段と、
    上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、
    上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と、
    上記記録制御手段が画像データに属性情報として付加する上記順位情報または削減情報を変更する変更手段
    を具備し、
    上記記録制御手段は、撮影時の状況に応じた複数の属性情報に加えて、上記決定手段で決定する順位を示す順位情報、または削減処理の種類を示す削減情報を属性情報として画像データに付加して記録し、
    上記記録制御手段が画像データに属性情報として付加する上記順位情報または削減情報を変更する変更手段を更に具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    画像データを記録する記録手段と、
    上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、
    上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と
    を具備し、
    上記削減制御手段は、上記決定手段で決定した削減処理を実行する前に、削減処理の対象となる画像データ及び削減処理の内容の確認を促し、確認がなされた時点で削減処理を実行することを特徴とする撮像装置。
  4. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    画像データを記録する記録手段と、
    上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、
    上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と
    を具備し、
    上記削減制御手段は、上記決定手段で上記記録手段以外の媒体への転送を選択した場合に、画像データに付加された属性情報に基づいて転送先の媒体側での保存フォルダを指定することを特徴とする撮像装置。
  5. 被写体像を撮影する撮像手段と、
    画像データを記録する記録手段と、
    上記撮像手段で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報を付加して上記記録手段に記録する記録制御手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定手段と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断手段と、
    上記判断手段により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定手段で決定した順序に従って上記決定手段で決定した種類の削減処理を施していく削減制御手段と
    を具備し、
    上記記録制御手段が画像データに付加する属性情報のうちの1つは、記録する画像データの画像中から検出される顔の大きさに関する情報であり、
    上記決定手段は、属性情報の1つに画像中から検出される顔の大きさに関する情報を用いて処理対象とする順序を決定することを特徴とする撮像装置。
  6. 上記削減制御手段は、上記決定手段で上記記録手段以外の媒体への転送を選択した場合に、画像データに付加された属性情報中の顔の大きさに関する情報に基づいて転送先の媒体側での保存フォルダを指定することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 上記決定手段は、画像データに対する少なくとも部分的な削除に関する度合が異なる複数種類の削減処理の中から各画像データに施す削減処理を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 上記記録制御手段は、上記撮像手段で得た画像データを撮影時の状況に応じた複数の属性情報を付加して上記記録手段に記録し、
    上記決定手段は、上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている複数の属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する
    ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 上記複数種類の削減処理は、画像データに対する、圧縮率を変えてのデータ圧縮、画像サイズの変更、空間周波数の高周波成分の除去、画像データ自体の削除、及び上記記録手段以外の媒体への転送のうち、少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項8載の撮像装置。
  10. 上記記録制御手段が画像データに付加する複数の属性情報は、記録する画像データの構成画素数、画質、感度、手振れ量、画像中から検出される顔の大きさのうち、少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 上記決定手段は、上記記録手段以外の媒体への転送の可否を判断し、可であると判断した場合に上記記録手段以外の媒体への転送を削減処理の選択肢の1つに加えることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  12. 画像データを取得する取得部と、画像データを記録する記録部とを備えた撮像装置の記録制御方法であって、
    上記撮像装置のコンピュータに、
    上記取得部で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報が付加された画像データを上記記録部に記録する記録制御工程と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定工程と、
    上記記録部に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断工程と、
    上記判断工程により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定工程で決定した順序に従って上記決定工程で決定した種類の削減処理を施していく削減制御工程と
    を実行させ、
    上記決定工程は、上記記録制御工程で画像データに付加する複数の属性情報の1つに上記画像データの感度が含まれる場合に、所定の感度以上の画像データに対して空間周波数の高周波成分の除去を削減処理として選択することを特徴とする記録制御方法。
  13. 画像データを取得する取得部と、画像データを記録する記録部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記取得部で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報が付加された画像データを上記記録部に記録する記録制御ステップと、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する順序決定ステップと、
    上記記録部に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断ステップと、
    上記判断ステップにより削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定ステップで決定した順序に従って上記決定ステップで決定した種類の削減処理を施していく削減制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    上記決定ステップは、上記記録制御ステップで画像データに付加する複数の属性情報の1つに上記画像データの感度が含まれる場合に、所定の感度以上の画像データに対して空間周波数の高周波成分の除去を削減処理として選択することを特徴とするプログラム。
  14. 画像データを取得する取得部と、画像データを記録する記録部とを備えた撮像装置の記録制御方法であって、
    上記撮像装置のコンピュータに、
    上記取得部で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報が付加された画像データを上記記録部に記録する記録制御工程と、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する決定工程と、
    上記記録部に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断工程と、
    上記判断工程により削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定工程で決定した順序に従って上記決定工程で決定した種類の削減処理を施していく削減制御工程と
    を実行させ、
    上記削減制御工程は、上記決定工程で決定した削減処理を実行する前に、削減処理の対象となる画像データ及び削減処理の内容の確認を促し、確認がなされた時点で削減処理を実行することを特徴とする記録制御方法。
  15. 画像データを取得する取得部と、画像データを記録する記録部とを備えた撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記取得部で得た各々の画像データに対して撮影時の状況に応じた属性情報が付加された画像データを上記記録部に記録する記録制御ステップと、
    上記記録手段に記録された複数の画像データの各々に付加されている属性情報に基づいて、これら複数の画像データに対してデータ量を削減する削減処理を施す順序と、各画像データに施す削減処理の種類の両方を決定する順序決定ステップと、
    上記記録部に記録された複数の画像データに対する削減処理の必要性を判断する判断ステップと、
    上記判断ステップにより削減処理が必要であると判断される毎に、上記決定ステップで決定した順序に従って上記決定ステップで決定した種類の削減処理を施していく削減制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    上記削減制御ステップは、上記決定ステップで決定した削減処理を実行する前に、削減処理の対象となる画像データ及び削減処理の内容の確認を促し、確認がなされた時点で削減処理を実行することを特徴とするプログラム。
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