JP6090494B2 - 動画撮影装置および動画像揺れ補正方法ならびにプログラム - Google Patents
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Description
(第1実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態によるデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。図1において、画像取得部10は、レンズ11、シャッタ12、LPF13からなる。レンズ11は、通常の光学レンズであり、非球面レンズを重ねたレンズ群からなる。シャッタ12は、シャッタボタンが操作されると、制御部20によって駆動されるドライバ14により動作する、所謂メカニカルシャッタである。なお、デジタルカメラによっては、メカニカルシャッタを備えない場合もあり、沈胴式のレンズ構造、メカニカルズームを搭載する機種の場合、これらの駆動制御もドライバ14で行う。LPF13は、水晶ローパスフィルタであり、モアレの発生を防ぐために搭載されている。
揺れ量検出部210は、例えば、後述の画像メモリ31に記憶されている撮影済み動画像データを再生する前の段階で、該動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する。揺れ補正部220は、撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取った各部分画像の位置を揺れ量検出部210により検出された揺れ量に応じて調整することにより動画像データの揺れを補正する。制御部20は、揺れ量検出部210により検出された揺れ量に応じて所定サイズを変化させる制御を実行する。
また、揺れ補正部220は、所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、補正部20の制御による所定サイズの変化に応じて、所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小する。
制御部20は、揺れ量検出部210により第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して揺れ量検出部210により検出された揺れ量に応じて所定サイズを決定する第1の制御を実行する。また、制御部20は、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、同じ第2のフレーム区間ではなく前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して揺れ量検出部210により検出された揺れ量に応じて所定サイズを決定する第1の制御とは異なる第2の制御を実行する。さらに、制御部20は、第1の閾値未満の揺れ量が検出された第3のフレーム区間については、揺れ量検出部210により検出された揺れ量に応じたサイズではなく、予め決められた固定サイズを所定サイズとして決定する第1の制御および第2の制御のいずれとも異なる第3の制御を実行する。
以下、図3、図4を参照して図1に示す本実施形態によるデジタルカメラ1の動作について詳細に説明する。まず、図3に示す概念図を参照して本実施形態の動画像揺れ補正の概略について説明する。図3(A)は補正対象となる動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を示すタイムチャートを示している。なお、この補正対象の動画像データの揺れ量は、例えば、後述する揺れ量検出部210(図2参照)により検出される。すなわち、揺れ量検出部210は、当該動画像データのあるフレーム区間におけるメインの被写体の移動量、背景にある建物や山等の移動量等を総合的に加味して検出される。図3(B)は、図3(A)に示す動画像データの揺れ補正時の切り出し余白サイズのタイムチャートを示している。図3(A)においては、上記タイムチャートに引き出し線を引いて、当該引き出し線の起点のタイミングにおける切り出し前のフレーム画像G1〜G7を例示している。また、図3(C)は、図3(A)に示す動画像データの揺れ補正時のデジタルズーム倍率のタイムチャートを示している。図3(C)においては、上記タイムチャートに引き出し線を引いて、該引き出し線の起点のタイミングで切り出された画像G21〜G27を例示している。
以上説明したように、本実施形態による動画像撮影装置(デジタルカメラ1)によれば、制御手段(揺れ補正部220)は、図4に示すように(ステップS104〜S109参照)、検出手段(揺れ量検出部210)により第1の閾値以上で第2の閾値未満の揺れ量が検出された第1のフレーム区間を特定し、第1のフレーム区間と該第1のフレーム区間の前後の第2のフレーム区間とを対象に、第1と第2のフレーム区間のフレームから検出手段により前記第1のフレーム区間について検出された揺れ量に対応するサイズに画像を切り取るとともに、該切り取った画像の位置及びサイズを他のフレームに合わせて調整する第1の揺れ補正処理を行う。このように、大きな揺れを検出したフレームだけではなく、その前後のフレームについても揺れ補正を行うことにより、大きな揺れを検出したフレームを小さく切り出した後、大きな倍率で拡大することにより揺れの補正を行う従来装置(第1引用文献参照)において顕著であった、大きな揺れを補正したフレーム区間での、切り取りサイズの変化に応じた拡大率の急激な変化に起因する動画の連続性を損なうという問題を回避できるようになる。
(1)一瞬被写体がフレームから消えてしまいその後に被写体が捕捉されるように大きな揺れに対して、当該フレームを被写体が存在する隣接するフレームから切り出した画像で補間することにより、自然な再生画像を見ることができる。
(2)第1のフレーム区間の振れ量に応じて第2のフレーム区間の長さを変更し、緩やかにサイズが変化する自然な再生画像を視聴できる。
(3)撮影済の動画画像の再生時、あるいは、動画像の撮影時のいずれの場合でも本実施形態の揺れ補正を適用できる。撮影時に揺れ補正して画像メモリに蓄えておくことで、再生時に揺れ補正の処理が不要となる。
(4)画像がゆっくりと一方へ移動した後、再び画像が大きくゆっくりと逆方向に移動するような揺れであって、通常撮影時にリアルタイムで揺れ補正できない揺れも補正できる。
なお、第1実施形態では、第1のフレーム区間において、揺れ量検出部210により検出された当該第1のフレーム区間の揺れ量に基づいて切り取り余白サイズで画像を切り取る例を挙げているが、動画像再生時、ユーザが上記切り取り余白サイズ(縮小レベル:ブレ補正レベル)をユーザが任意に設定できるように構成しても良い。この構成については、例えば、動画生成モードを設定した後、再生開始操作の前(ステップS101に移行する前)に、表示部25に設定画面を表示し、該設定画面を用いて上記設定の指示を受けるようにすることで実現できる。かかる構成によれば、揺れ量が大きい区間の揺れ補正に際してサイズの変動をユーザが任意に設定できる。
また、第2の実施形態の変形例1に示した上記設定画面において、大きな揺れ(上記第1閾値に相当する揺れ)の動画像を対象とする揺れ補正を行うか否か、無駄画像(上記第2閾値に対応する揺れを有する画像)を対象とする揺れ補正を行うか否かを設定できるようにしても良い。なお、これらの補正を実行するか否かを設定する処理は、動画像の撮影時に実施する構成とすることもできる。かかる構成によれば、補正対象の揺れの種別をユーザが任意に設定できる。
(第2の実施形態の構成)
上述した第1実施形態では、動画像の再生時に揺れ補正処理を行う例について開示したが、第2の実施形態では、動画像の撮影時に揺れ補正処理を行うものである。動画像の撮影時に揺れ補正を行う場合、補正対象が上記実施形態で述べた撮影済動画像データから撮影中の動画像データに変わるだけであり、制御部20の構成は、当該動画像データの揺れ補正処理に図2に示す構成により対応できる。本実施形態によるデジタルカメラ1のその他の構成も図1と同様である。
図5は本実施形態による動画撮影時における揺れ補正処理動作を示すフローチャートである。以下、図5を参照して本実施形態の揺れ補正処理について説明する。動画像を撮影するためには、動画像撮影モードにしたうえで、撮影開始の操作を行う。撮影開始の操作が行われると、撮像センサ16により撮像された動画像の光電変換出力が、サンプリング/信号増幅処理部17によりサンプリング・増幅処理され、更にA/Dコンバータ18によりデジタル変換されてバスラインに出力される。本実施形態において、制御部20は、A/Dコンバータ18から出力されるデジタル信号(動画像データ)を画像メモリ31に格納する前にイメージバッファ26に一時蓄え、該蓄えた動画像データに対して図5に示す揺れ補正処理を行う。なお、この補正処理を行うにあたり、上記第1実施形態と同様、第1閾値、第2閾値が予め設定されているものとする。
以上説明したように、第2実施形態による動画撮影装置(デジタルカメラ1)よれば、動画像の撮影時、撮影された動画像データを画像メモリ31に記憶させる前にバッファリングして揺れ補正を行う。撮影時に大きな揺れのある動画像が撮影されても、該揺れを補正した動画像を画像メモリに記憶でき、当該動画像データの再生時には、揺れ補正処理を行うことなく大きな揺れのない画像を再生できる。
(第3実施形態の構成)
上述した第1実施形態、第2の実施形態では、動画像の再生時、あるいは撮影時に、揺れ補正対象の動画像データから各フレームの揺れ量を検出しているが、第3の実施形態では、装置本体部の揺れ量(振動)を検出する加速度/ジャイロセンサ等の検出器と、撮像手段により撮像された動画像データ内の各フレーム毎に、検出器により検出された揺れ量を関連付けて記憶させる関連付け手段とを具備する。そして、揺れ量の関連付けられている動画像データを再生する際、制御部20の揺れ量検出部210は、該動画像データに関連付けられている各フレームの揺れ量を読み出して当該画像データの各フレームの揺れ量をそれぞれ検出する。そして、その後、揺れ補正部220は読み出された揺れ量に基づいて、例えば、第1閾値未満の揺れ量が検出されたフレーム期間、第1閾値以上で第2閾値未満の揺れ量が検出されたフレーム期間、第2閾値以上の揺れ量が検出されたフレーム期間をそれぞれ特定して揺れ補正処理を行う。
このように、第3実施形態では、撮像手段(撮像センサ16)により撮像された動画像データに、装置(デジタルカメラ1)本体部の揺れ量を検出する検出器により検出された揺れ量を関連付けて記憶させ、検出手段(揺れ量検出部210)は、動画像データに関連付けられた(装置本体の)揺れ量に基づき補正対象の動画像データの揺れ量を検出することを特徴とする。本実施形態の構成によれば、ジャイロセンサ等の揺れ検知センサを用いて大きな揺れを補正した画像の再生が行える。
[請求項1]
動画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する検出手段と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取った各部分画像の位置を前記検出手段により検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する揺れ補正手段と、
前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する制御手段と、
を具備し、
前記揺れ補正手段は、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記制御手段の制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記制御手段は、
前記検出手段により第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、同じ第2のフレーム区間ではなく前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する前記第1の制御とは異なる第2の制御を実行することを特徴とする動画撮影装置。
[請求項2]
前記制御手段は、
前記第1の閾値未満の揺れ量が検出された第3のフレーム区間については、前記検出手段により検出された揺れ量に応じたサイズではなく、予め決められた固定サイズを前記所定サイズとして決定する前記第1の制御および前記第2の制御のいずれとも異なる第3の制御を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の動画撮影装置。
[請求項3]
前記制御手段は、
前記第1のフレーム区間について検出された前記揺れ量に応じて前記第2のフレーム区間の長さを変更することを特徴とする請求項1または2記載の動画撮影装置。
[請求項4]
前記制御手段は、
前記第2のフレーム区間については、前記所定サイズを前記第1のフレーム区間に近づくほど徐々に大きくなり、遠ざかるほど徐々に小さくなるように変化させる制御を前記第2の制御として実行することを特徴とする請求項3記載の動画撮影装置。
[請求項5]
前記検出手段により前記第1の閾値以上で第2の閾値未満の揺れ量が検出されたフレーム区間を前記第1のフレーム区間、前記第2の閾値以上の揺れ量が検出されたフレーム区間を第4のフレーム区間とし、
この第4のフレーム区間内については、前記揺れ補正手段による揺れ補正を行う代わりに、この第4のフレーム区間内の各フレームを破棄し、隣接するフレームの画像で補間するフレーム補間手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の動画撮影装置。
[請求項6]
装置本体部の揺れ量を検出する検出器と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに、前記検出器により検出された揺れ量を関連付けて記憶させる関連付け手段と
を更に具備し、
前記検出手段は、前記関連付け手段により前記動画像データに関連付けられた前記揺れ量に基づき当該動画像データの揺れ量を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の動画撮影装置。
[請求項7]
前記揺れ補正手段は、
記憶部に記憶されている前記動画像データに対して前記揺れ補正処理を行い、
前記制御手段は、
前記記憶部に記憶されている前記動画像データに対して前記揺れ補正手段が前記揺れ補正処理を行う際に前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の動画撮影装置。
[請求項8]
前記揺れ補正手段は、
前記記憶部に記憶されている前記動画像データ全体を再生する際に前記揺れ補正処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画撮影装置。
[請求項9]
前記揺れ補正手段は、
前記撮像手段による撮像中に前記記憶部に記憶する前に一時記憶される前記動画像データを対象に前記揺れ補正処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画撮影装置。
[請求項10]
撮像手段により撮像された動画像データの揺れ補正を行う動画像揺れ補正方法であって、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する第1のステップと、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取った各部分画像の位置を前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する第2ステップと、
前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する第3ステップと、
を有し、
前記第2ステップは、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記第3ステップの制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記第3ステップは、
前記第1ステップにより第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、同じ第2のフレーム区間ではなく前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する前記第1の制御とは異なる第2の制御を実行することを特徴とする動画像揺れ補正方法。
[請求項11]
動画像撮影装置のコンピュータによって実行され、撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する検出手段を備えた動画像撮影装置の動画像揺れ補正プログラムであって、
コンピュータに、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取った各部分画像の位置を前記検出手段により検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する揺れ補正処理と、
前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する制御処理と、を実行させ、
前記揺れ補正処理は、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記制御手段の制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記制御処理は、
前記検出手段により第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、同じ第2のフレーム区間ではなく前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する前記第1の制御とは異なる第2の制御を実行することを特徴とする動画像揺れ補正プログラム。
Claims (11)
- 動画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する検出手段と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取られる各部分画像の位置を前記検出手段により検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する揺れ補正手段と、
前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する制御手段と、
を具備し、
前記揺れ補正手段は、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記制御手段の制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記制御手段は、
前記検出手段により第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて所定サイズを決定する第2の制御を実行することを特徴とする動画撮影装置。 - 前記制御手段は、
前記第1の閾値未満の揺れ量が検出された第3のフレーム区間については、予め決められた固定サイズを前記所定サイズとして決定する第3の制御を実行することを特徴とする請求項1記載の動画撮影装置。 - 前記制御手段は、
前記第1のフレーム区間について検出された前記揺れ量に応じて前記第2のフレーム区間の長さを変更することを特徴とする請求項1または2記載の動画撮影装置。 - 前記制御手段は、
前記第2のフレーム区間については、前記所定サイズを前記第1のフレーム区間に近づくほど徐々に大きくなり、遠ざかるほど徐々に小さくなるように変化させる制御を前記第2の制御として実行することを特徴とする請求項3記載の動画撮影装置。 - 前記検出手段により前記第1の閾値以上で第2の閾値未満の揺れ量が検出されたフレーム区間を前記第1のフレーム区間、前記第2の閾値以上の揺れ量が検出されたフレーム区間を第4のフレーム区間とし、
この第4のフレーム区間内については、隣接するフレームの画像で前記第4のフレームを補間するフレーム補間手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の動画撮影装置。 - 装置本体部の揺れ量を検出する検出器と、
前記撮像手段により撮像された動画像データに、前記検出器により検出された揺れ量を関連付けて記憶させる関連付け手段と
を更に具備し、
前記検出手段は、前記関連付け手段により前記動画像データに関連付けられた前記揺れ量に基づき当該動画像データの揺れ量を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の動画撮影装置。 - 前記揺れ補正手段は、
記憶部に記憶されている前記動画像データに対して前記揺れ補正処理を行い、
前記制御手段は、
前記記憶部に記憶されている前記動画像データに対して前記揺れ補正手段が前記揺れ補正処理を行う際に前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の動画撮影装置。 - 前記揺れ補正手段は、
前記記憶部に記憶されている前記動画像データ全体を再生する際に前記揺れ補正処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画撮影装置。 - 前記揺れ補正手段は、
前記撮像手段による撮像中に前記記憶部に記憶する前に一時記憶される前記動画像データを対象に前記揺れ補正処理を行うことを特徴とする請求項7記載の動画撮影装置。 - 撮像手段により撮像された動画像データの揺れ補正を行う動画像揺れ補正方法であって、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する第1のステップと、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取られる各部分画像の位置を前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する第2ステップと、
前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する第3ステップと、
を有し、
前記第2ステップは、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記第3ステップの制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記第3ステップは、
前記第1ステップにより第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、前記第1ステップにより検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第2の制御を実行することを特徴とする動画像揺れ補正方法。 - 動画像撮影装置のコンピュータによって実行され、撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの揺れ量を検出する検出手段を備えた動画像撮影装置の動画像揺れ補正プログラムであって、
コンピュータに、
前記撮像手段により撮像された動画像データに含まれる各フレームの画像内から所定サイズの部分画像を切り取るとともに、この切り取られる各部分画像の位置を前記検出手段により検出された揺れ量に応じて調整することにより前記動画像データの揺れを補正する揺れ補正処理と、
前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを変化させる制御を実行する制御処理と、を実行させ、
前記揺れ補正処理は、
前記所定サイズで切り取った複数の部分画像のサイズを合わせるように、前記制御処理の制御による前記所定サイズの変化に応じて、前記所定サイズで切り取った各部分画像を拡大または縮小し、
前記制御処理は、
前記検出手段により第1の閾値以上の揺れ量が検出された第1のフレーム区間については、同じ第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第1の制御を実行し、該第1のフレーム区間に隣接する第2のフレーム区間については、前記第1のフレーム区間内のフレームに対応して前記検出手段により検出された揺れ量に応じて前記所定サイズを決定する第2の制御を実行することを特徴とする動画像揺れ補正プログラム。
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