JP2020090084A5 - - Google Patents

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Claims (11)

  1. 保護フィルムと、コーティング層と、樹脂基材とをこの順で有する加飾用積層部材であって、
    前記保護フィルムは、前記コーティング層と接する粘着層を有し、
    前記コーティング層と接していない状態の前記粘着層における、前記コーティング層側の表面粗さRz(a)と、
    前記積層部材における、前記保護フィルムを、前記コーティング層から5.0mm/秒の速度で剥離したコーティング層と、樹脂基材とを有する未加温試料の、前記コーティング層における前記樹脂基材とは反対側の表面粗さRz(b)とが、
    85%<Rz(b)/Rz(a)×100≦110% (1)
    の関係を示し、
    前記表面粗さRz(b)と、
    前記未加温試料を150〜190℃雰囲気下で30〜60秒間加温した加温試料の、前記コーティング層における前記樹脂基材とは反対側の表面粗さRz(bh)とが、下記(2)及び(3)の少なくとも1つを満たし、
    0%≦Rz(bh)/Rz(b)×100<30% (2)、
    0≦Rz(bh)≦Rz(b)<0.5μm (3);並びに
    前記コーティング層は、未反応の(メタ)アクリロイル基を有し、
    前記加温試料に対して500mJ/cmの活性エネルギー線を照射した状態において、前記コーティング層の未反応の(メタ)アクリロイル基は、
    前記未加温試料の前記コーティング層における未反応の(メタ)アクリロイル基と比べ、
    10〜100%消失しており、
    前記コーティング層は、コーティング層形成用組成物から形成された層であり、
    前記コーティング層形成用組成物は、多官能(メタ)アクリレート化合物、多官能ウレタン(メタ)アクリレート化合物および多官能シリコン(メタ)アクリレート化合物のいずれか1つを含有する加飾用積層部材。
    加飾用積層部材。
  2. エリクセン硬度計を用い、前記保護フィルム上から0.5Nの圧力で引っ掻き試験を行った場合、コーティング層における保護フィルム側の表面に引っ掻き試験の痕が視認されない、請求項1に記載の加飾用積層部材。
  3. 前記保護フィルムは、20℃、90%RHにおいて、2000(ml/m d MPa)以上800,000(ml/m d MPa)以下の酸素透過度を有し、前記粘着層における前記コーティング層側の粘着力が0.025N/25mm以上1.000N/25mm以下であって、
    前記加飾成形部材を150〜190℃の加温雰囲気下にて0−300%の延伸をかけた状態において、
    前記コーティング層はクラックを有さず、更に、
    前記延伸後の加飾成形部材は、前記保護フィルムと前記コーティング層との界面に、空気層を有さない、又は保護フィルム側からの平面視において直径0.3mm以上の気泡を有さない、
    請求項1または2に記載の加飾用積層部材。
  4. 前記保護フィルムは、厚さ30μm以上100μm以下のポリエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、変性ポリオレフィンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPPフィルム)及び二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)から選択される少なくとも1種の保護フィルム基材と、
    厚さ10μm以上30μm以下の前記粘着層とを有し、
    前記粘着層と、前記コーティング層との粘着力が0.005N/25mm以上0.025N/25mm以下であり、
    前記積層部材における、前記保護フィルムを、前記コーティング層から5.0mm/秒の速度で剥離したコーティング層に対し、更に150〜190℃の加温雰囲気下にて0−300%の延伸をかけた状態のコーティング層は、クラックを有さない、請求項1または2に記載の加飾用積層部材。
  5. 前記コーティング層の厚さが3μm以上20μm以下であり、樹脂基材の厚さが100μm以上500μm以下である、請求項1、2または4のいずれか1項に記載の加飾用積層部材における前記保護フィルムを、20〜30℃、5.0mm/秒の速度で剥離した、コーティング層と樹脂基材とを有する試料を、160℃雰囲気下で1分間加温した延伸試験用加温試料(1)における、延伸率をE1とし、
    前記延伸試験用加温試料(1)を1mJ/cm以上100mJ/cm以下照射した条件で測定する、延伸試験用加温試料(2)における、延伸率をE2とし、
    前記延伸試験用加温試料(1)を100mJ/cm超5000mJ/cm以下照射した条件で測定する、延伸試験用加温試料(3)における、延伸率をE3とし、
    前記延伸率E1、E2及びE3が
    0%≦E3<2%<E2<40%<E1 (4)
    の関係を有する、請求項1、2または4のいずれか1項に記載の加飾用積層部材。
  6. 前記コーティング層は、コーティング層形成用組成物から形成された層であり、
    前記コーティング層形成用組成物は、重量平均分子量(Mw)が5000〜100000である不飽和二重結合含有アクリル樹脂及び/または非反応性のアクリル樹脂と、アクリレート当量100〜200の多官能ウレタン(メタ)アクリレートとを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の加飾用積層部材。
  7. 前記コーティング層形成用組成物は、不飽和二重結合含有アクリル樹脂及び/または非反応性のアクリル樹脂と、重量平均分子量(Mw)が700〜100000である多官能シリコン(メタ)アクリレートと、フッ素樹脂と、無機酸化微粒子とを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の加飾用積層部材。
  8. 活性エネルギー線の未照射状態における前記コーティング層形成用組成物は、150〜190℃雰囲気下で30〜60秒間加温した前後で分子量分布の形状に変化が無い組成物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の加飾用積層部材。
  9. 前記未加温試料を150〜190℃雰囲気下で30〜60秒間加温した前記加温試料に対して500mJ/cmの活性エネルギー線を照射した状態におけるコーティング層の表面を、9N、2000回摩耗を行う摩耗試験の結果、傷が視認されない、請求項1〜8のいずれか1項に記載の加飾用積層部材。
  10. 加飾用積層部材を用い、下記工程i)、工程ii)及び工程iii)のいずれか1つを含む、加飾成形体の製造方法:
    工程i)
    請求項1、2および4〜9のいずれか1項に記載の加飾用積層部材において、
    樹脂基材のコーティング層とは反対側の面に加飾層を形成すること、
    保護フィルムを剥離すること、
    コーティング層と樹脂基材とを有するコーティング積層部材を賦形すること、
    前記賦形後のコーティング積層部材に対し、100mJ/cmを超える活性エネルギー線の照射を行い、コーティング積層部材を硬化させ、硬化積層部材を形成すること、並びに
    硬化積層部材における、樹脂基材の加飾層側に、透明基材をインサートモールド成形することを含む、工程i);
    工程ii)
    請求項1、2および4〜9のいずれか1項に記載の加飾用積層部材において、
    樹脂基材の前記コーティング層とは反対側の面に加飾層を形成すること、
    保護フィルムを剥離すること、
    コーティング層と樹脂基材とを有するコーティング積層部材を賦形すること、
    賦形後のコーティング積層部材に対し、1mJ/cm以上100mJ/cm以下の活性エネルギー線の照射を行い、コーティング積層部材を半硬化させ、半硬化積層部材を形成すること、
    半硬化積層部材における、樹脂基材の加飾層側に、透明基材をインサートモールド成形すること、並びに
    透明基材を成形した積層部材に対し、100mJ/cmを超える活性エネルギー線の照射を行い、半硬化積層部材の硬化を行うことを含む、工程ii);
    工程iii)
    請求項1〜3、および6〜9に記載の加飾用積層部材において、
    樹脂基材のコーティング層とは反対側の面に加飾層を形成すること、
    加飾層を有する加飾用積層部材を賦形すること、
    前記賦形後の、加飾用積層部材における、前記樹脂基材の加飾層側に、透明基材をインサートモールド成形すること、
    100mJ/cmを超える活性エネルギー線の照射を行い、インサートモールド成形後の加飾用積層部材を硬化すること、及び
    保護フィルムを剥離することを含む、工程iii)。
  11. 前記工程i)及び前記工程ii)の少なくとも1方において、
    前記積層部材における前記保護フィルムを5.0mm/秒の速度で剥離した後、前記コーティング積層部材を賦形する前における、前記コーティング層の厚さが3μm以上20μm以下であり、前記樹脂基材の厚さが100μm以上500μm以下である試料を、160℃雰囲気下で1分間加温した延伸試験用加温試料(1)における、延伸率をE1とし、
    前記延伸試験用加温試料(1)を1mJ/cm以上100mJ/cm以下照射した条件で測定する、延伸試験用加温試料(2)における、延伸率をE2とし、
    前記延伸試験用加温試料(1)を100mJ/cm超5000mJ/cm以下照射した条件で測定する、延伸試験用加温試料(3)における、延伸率をE3とし、
    前記延伸率E1、E2及びE3が
    0%≦E3<2%<E2<40%<E1 (4)
    の関係を有する、
    請求項10に記載の加飾成形体の製造方法。
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