JP2020083574A - 乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置および乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法 - Google Patents

乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置および乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗客コンベアのチェーンの局所的な磨耗を検出できる磨耗検出装置および磨耗検出方法を提供する。【解決手段】アクチュエーター31は、スプロケット13に噛み合いながら回転移動する複数のリンク23a、23c、23eの回転軌道C上に設けられる。アクチュエーター31は、スプロケット13に噛み合いながら回転移動する複数のリンク23a、23c、23eの各々に順次接触する。アクチュエーター31の変位が予め定められた基準変位量より大きいことが検知されることによって、当該検知のときにアクチュエーター31が接触している部分の磨耗が検出される。【選択図】図6

Description

本発明は、乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置および乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法に関する。
特許文献1にエスカレーターのチェーンの伸び量測定装置の例が記載されている。伸び量測定装置は、ステップチェーンに設けられたステップ軸に当たって変位する第1変位部材および第2変位部材を備える。伸び量測定装置は、第1変位部材の変位が検出されてから第2変位部材の変位が検出されるまでの時間差と、ステップチェーンの移動速度とに基づいて、ステップ軸間の伸び量を演算する。ステップ軸間の伸びは、例えばチェーンのピンの磨耗などによって生じる。
特開2008−68960号公報
しかしながら、特許文献1の伸び量測定装置が演算する伸び量は、ステップ軸間の平均的な磨耗に対応する。このため、特許文献1の伸び量測定装置は、チェーンの局所的な磨耗を検出できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、乗客コンベアのチェーンの局所的な磨耗を検出できる磨耗検出装置および磨耗検出方法を提供することである。
本発明に係る乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置は、複数のリンクを連結してなるチェーンを備える乗客コンベアにおいて、チェーンが巻きかけられるスプロケットに噛み合いながら回転移動する複数のリンクの回転軌道上に設けられ、回転軌道上を移動する複数のリンクの各々に順次接触することによってスプロケットから離れる方向に変位するアクチュエーターと、アクチュエーターが予め定められた基準変位量より大きく変位することを検知する検知部と、を備える。
本発明に係る乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法は、複数のリンクを連結してなるチェーンを備える乗客コンベアにおいて、チェーンが巻きかけられるスプロケットから離れる方向に変位可能なアクチュエーターを、スプロケットに噛み合いながら回転移動するときの複数のリンクの回転軌道上に配置する配置工程と、配置工程の後に、複数のリンクの各々が回転軌道上を移動するようにスプロケットを回転させ、複数のリンクの各々に順次接触するアクチュエーターの変位が予め定められた基準変位量より大きいことを検知することによって、当該検知のときにアクチュエーターが接触している部分の磨耗を検出する検出工程と、を備える。
これらの発明によれば、アクチュエーターは、スプロケットに噛み合いながら回転移動する複数のリンクの回転軌道上に設けられる。アクチュエーターは、スプロケットに噛み合いながら回転移動する複数のリンクの各々に順次接触する。アクチュエーターの変位が予め定められた基準変位量より大きいことが検知されることによって、当該検知のときにアクチュエーターが接触している部分の磨耗が検出される。これにより、チェーンの局所的な磨耗を検出できる。
実施の形態1に係る乗客コンベアの構成図である。 実施の形態1に係るチェーンの分解斜視図である。 実施の形態1に係る磨耗検出装置の斜視図である。 実施の形態1に係る磨耗検出装置が取り付けられた乗客コンベアの要部の側面図である。 実施の形態1に係る磨耗検出装置が取り付けられた乗客コンベアの要部の上面図である。 実施の形態1に係る磨耗検出装置による磨耗の検出の例を示す図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る乗客コンベアの構成図である。
乗客コンベア1は、例えばエスカレーターである。図1において、乗客コンベア1の左右方向は、紙面に垂直な方向である。図1において、乗客コンベア1の前後方向は、紙面の左右方向である。
乗客コンベア1は、建築物の上階と下階との間に掛け渡される。乗客コンベア1の第1乗降口2aは、建築物の上階に設けられる。乗客コンベア1の第2乗降口2bは、建築物の下階に設けられる。乗客コンベア1は、第1乗降口2aと第2乗降口2bとの間で乗客を輸送する装置である。乗客コンベア1は、主枠3と、駆動装置4と、一対のメインスプロケット5と、駆動チェーン6と、一対のステップチェーン7と、複数のステップ8と、一対の手摺9と、一対の手摺駆動装置10と、図示されない制御盤と、を備える。
主枠3は、第1乗降口2aと第2乗降口2bとの間に掛け渡される。主枠3は、上部機械室11aと、下部機械室11bと、を有する。上部機械室11aは、主枠3の上端部に設けられる。上部機械室11aは、第1乗降口2aの下方に設けられる。下部機械室11bは、主枠3の下端部に設けられる。下部機械室11bは、第2乗降口2bの下方に設けられる。
駆動装置4は、例えば上部機械室11aに設けられる。駆動装置4は、駆動スプロケット12を備える。駆動装置4は、駆動スプロケット12を回転させる駆動力を発生させる装置である。駆動スプロケット12は、乗客コンベア1のスプロケットの例である。
一対のメインスプロケット5の一方は、乗客コンベア1の左側に設けられる。一対のメインスプロケット5の他方は、乗客コンベア1の右側に設けられる。一対のメインスプロケット5は、同期して回転しうるように、互いに同軸上に設けられる。一対のメインスプロケット5の各々は、乗客コンベア1のスプロケットの例である。
駆動チェーン6は、無端状のチェーンである。駆動チェーン6は、例えばローラーチェーンである。駆動チェーン6は、乗客コンベア1のチェーンの例である。駆動チェーン6は、駆動スプロケット12の回転に追従して移動しうるように、駆動スプロケット12に巻きかけられる。駆動チェーン6は、駆動装置4が発生させた駆動力を伝達しうるように、一対のメインスプロケット5のいずれかに巻きかけられる。駆動チェーン6の駆動側のスプロケットは、駆動スプロケット12である。駆動チェーン6の被動側のスプロケットは、駆動チェーン6が巻きかけられるメインスプロケット5である。
一対のステップチェーン7の各々は、無端状のチェーンである。一対のステップチェーン7の各々は、例えばローラーチェーンである。一対のステップチェーン7の各々は、乗客コンベア1のチェーンの例である。一対のステップチェーン7の一方は、乗客コンベア1の左側に設けられる。一対のステップチェーン7の他方は、乗客コンベア1の右側に設けられる。左側のステップチェーン7は、左側のメインスプロケット5の回転に追従して移動しうるように、左側のメインスプロケット5に巻きかけられる。右側のステップチェーン7は、右側のメインスプロケット5の回転に追従して移動しうるように、右側のメインスプロケット5に巻きかけられる。ステップチェーン7の駆動側のスプロケットは、巻きかけられるメインスプロケット5である。
複数のステップ8の各々は、一対のステップチェーン7の間において連なる。複数のステップ8の全体は、一対のステップチェーン7に沿ってリング状に連結されている。
一対の手摺9の各々は、無端状の輪である。一対の手摺9の各々は、例えば合成ゴムとキャンバスとにより形成される。一対の手摺9の一方は、複数のステップ8の左側に設けられる。一対の手摺9の他方は、複数のステップ8の右側に設けられる。
一対の手摺駆動装置10の一方は、乗客コンベア1の左側に設けられる。一対の手摺駆動装置10の他方は、乗客コンベア1の右側に設けられる。左側の手摺駆動装置10は、左側の手摺9を循環移動させる装置である。右側の手摺駆動装置10は、右側の手摺9を循環移動させる装置である。一対の手摺駆動装置10の各々は、第1手摺スプロケット13と、第2手摺スプロケット14と、手摺駆動ローラーユニット15と、プレッシャーローラーユニット16と、第1手摺チェーン17と、第2手摺チェーン18と、を備える。
左側の手摺駆動装置10の第1手摺スプロケット13は、左側の手摺9の下方に設けられる。右側の手摺駆動装置10の第1手摺スプロケット13は、右側の手摺9の下方に設けられる。第1手摺スプロケット13は、乗客コンベア1のスプロケットの例である。
第2手摺スプロケット14は、第1手摺スプロケット13に同期して回転しうるように、第1手摺スプロケット13と同軸上に設けられる。第2手摺スプロケット14は、乗客コンベア1のスプロケットの例である。
手摺駆動ローラーユニット15は、スプロケット19と、複数のローラー20を備える。スプロケット19は、複数のローラー20に回転を伝達する装置である。スプロケット19は、乗客コンベア1のスプロケットの例である。左側の手摺駆動装置10の手摺駆動ローラーユニット15が備える複数のローラー20の各々は、左側の手摺9に接触する。右側の手摺駆動装置10の手摺駆動ローラーユニット15が備える複数のローラー20の各々は、右側の手摺9に接触する。
プレッシャーローラーユニット16は、複数のローラー21を備える。プレッシャーローラーユニット16は、手摺駆動ローラーユニット15に手摺9を挟んで対向する。左側の手摺駆動装置10のプレッシャーローラーユニット16が備える複数のローラー21の各々は、左側の手摺9に接触する。右側の手摺駆動装置10のプレッシャーローラーユニット16が備える複数のローラー21の各々は、右側の手摺9に接触する。
第1手摺チェーン17は、無端状のチェーンである。第1手摺チェーン17は、例えばローラーチェーンである。第1手摺チェーン17は、乗客コンベア1のチェーンの例である。左側の手摺駆動装置10の第1手摺チェーン17は、左側のメインスプロケット5の回転に追従して移動しうるように、左側のメインスプロケット5に巻きかけられる。右側の手摺駆動装置10の第1手摺チェーン17は、右側のメインスプロケット5の回転に追従して移動しうるように、右側のメインスプロケット5に巻きかけられる。第1手摺チェーン17は、巻きかけられているメインスプロケット5の回転を伝達しうるように、第1手摺スプロケット13に巻きかけられる。第1手摺チェーン17の駆動側のスプロケットは、メインスプロケット5である。第1手摺チェーン17の被動側のスプロケットは、第1手摺スプロケット13である。
第2手摺チェーン18は、無端状のチェーンである。第2手摺チェーン18は、例えばローラーチェーンである。第2手摺チェーン18は、乗客コンベア1のチェーンの例である。第2手摺チェーン18は、第1手摺スプロケット13の回転に同期する第2手摺スプロケット14の回転に追従して移動しうるように、第2手摺スプロケット14に巻きかけられる。第2手摺チェーン18は、第2手摺スプロケット14の回転を伝達しうるように、手摺駆動ローラーユニット15のスプロケット19に巻きかけられる。第2手摺チェーン18の駆動側のスプロケットは、第2手摺スプロケット14である。第2手摺チェーン18の被動側のスプロケットは、スプロケット19である。
制御盤は、例えば上部機械室11aに設けられる。制御盤は、駆動装置4の動作を制御する。駆動装置4の動作は、例えば駆動スプロケット12の順回転、駆動スプロケット12の逆回転、または駆動スプロケット12の停止である。駆動スプロケット12の順回転は、例えばエスカレーターである乗客コンベア1の上り運転に対応する。駆動スプロケット12の逆回転は、例えばエスカレーターである乗客コンベア1の下り運転に対応する。
例えば乗客コンベア1の上り運転時に、駆動装置4は、制御盤の制御によって駆動スプロケット12を順回転させる。駆動チェーン6は、駆動スプロケット12の回転に追従して循環移動する。駆動チェーン6が巻きかけられるメインスプロケット5は、駆動チェーン6の循環移動に追従して回転する。駆動チェーン6が巻きかけられないメインスプロケット5は、駆動チェーン6が巻きかけられるメインスプロケット5に同期して回転する。
一対のステップチェーン7の各々は、一対のメインスプロケット5の各々の回転に追従して循環移動する。複数のステップ8の各々は、一対のステップチェーン7の循環移動に追従して上側を往路として循環移動する。往路を移動する複数のステップ8は、乗客コンベア1の一定傾斜部において、階段状に配置される。
一対の手摺駆動装置10の各々の第1手摺チェーン17は、一対のメインスプロケット5の各々に追従して循環移動する。第1手摺スプロケット13は、第1手摺チェーン17の循環移動に追従して回転する。第2手摺スプロケット14は、第1手摺スプロケット13に同期して回転する。第2手摺チェーン18は、第2手摺スプロケット14の回転に追従して循環移動する。手摺駆動ローラーユニット15のスプロケット19は、第2手摺チェーン18の循環移動に追従して回転する。スプロケット19は、複数のローラー20の各々に回転を伝達する。一対の手摺9の各々は、接触している複数のローラー21の各々から圧力を受けることで、接触している複数のローラー20との間の摩擦力によって循環移動する。一対の手摺9の各々は、複数のステップ8の各々の移動速度と同じ移動速度で循環移動する。
エスカレーターである乗客コンベア1の上り運転時に、利用者は、一対の手摺9の一方をつかんで第2乗降口2bから複数のステップ8のいずれかに乗る。利用者は、往路を移動するステップ8に乗って第1乗降口2aに移動する。
磨耗検出装置22は、例えば第1手摺チェーン17の第1手摺スプロケット13に巻きかけられている部分に対向して設けられる。磨耗検出装置22は、乗客コンベア1のチェーンの磨耗を検出する装置である。
続いて、図2を用いて乗客コンベア1のチェーンの構成を説明する。
図2は、実施の形態1に係るチェーンの分解斜視図である。
図2において、第1手摺チェーン17が例として示される。図2において、第1手摺チェーン17の前後方向は、紙面に矢印で示す方向である。第1手摺チェーン17の前後方向は、第1手摺チェーン17を張る方向である。図2において、第1手摺チェーン17の左右方向は、紙面に矢印で示す方向である。なお、乗客コンベア1の他のチェーンも、第1手摺チェーン17と同様の構成であってもよい。
第1手摺チェーン17は、複数の内リンク23と、複数の外リンク24と、を備える。複数の内リンク23および複数の外リンク24の各々は、乗客コンベア1のチェーンのリンクの例である。
複数の内リンク23の各々は、一対の内プレート25と、一対のブッシュ26と、一対のローラー27と、を備える。一対の内プレート25の各々は、例えば前後方向の中央にくびれを有する平板である。一対の内プレート25の一方は、内リンク23の左側面をなす。一対の内プレート25の他方は、内リンク23の右側面をなす。一対のブッシュ26の各々は、中空の円筒状の部材である。一対のブッシュ26は、一対の内プレート25の間において前後に並んで設けられる。一対のローラー27の各々は、中空の円筒状の部材である。一対のローラー27の各々は、一対のブッシュ26の各々の外側に同軸上に設けられる。すなわち、一対のローラー27の各々は、一対のブッシュ26の各々を軸受けとして回転可能に設けられる。
複数の外リンク24の各々は、一対の外プレート28と、一対のピン29と、を備える。一対の外プレート28の各々は、例えば前後方向の中央にくびれを有する平板である。一対の外プレート28の一方は、外リンク24の左側面をなす。一対の外プレート28の他方は、外リンク24の右側面をなす。一対のピン29の各々は、円柱状の部材である。一対のピン29は、一対の外プレート28の間において前側に並んで設けられる。
外リンク24は、二個一組の内リンク23を前後に連結する部材である。外リンク24の左側面をなす外プレート28は、一組の内リンク23の左側に設けられる。外リンク24の右側面をなす外プレート28は、一組の内リンク23の右側に設けられる。外リンク24の前側のピン29は、前方の内リンク23の後側に設けられるブッシュ26の内側に通される。外リンク24の後側のピン29は、後方の内リンク23の前側に設けられるブッシュ26の内側に通される。このように、乗客コンベア1のチェーンは、複数のリンクを連結してなる。
続いて、図3を用いて、磨耗検出装置22の構成を説明する。
図3は、実施の形態1に係る磨耗検出装置の斜視図である。
図3において、磨耗検出装置22の左右方向は、紙面に矢印で示す方向である。図3において、磨耗検出装置22の前後方向は、紙面に矢印で示す方向である。図3において、磨耗検出装置22の表側は、紙面に矢印で示す側である。
磨耗検出装置22は、支持部30と、アクチュエーター31と、検知部32と、報知部33と、バッテリー34と、を備える。
支持部30は、左右方向に長い平板状の部材である。支持部30は、左右方向の一端に、左右方向に長い長穴35を有する。支持部30は、左右方向の他端に丸穴36を有する。
アクチュエーター31は、支持部30の丸穴36を有する側の端部に設けられる。アクチュエーター31は、支持部30の裏側に設けられる。アクチュエーター31は、支持部30の厚さ方向に変位可能に設けられる。アクチュエーター31は、先端にローラー37を備える。ローラー37の回転軸は、支持部30の長手方向に平行に設けられる。
検知部32は、アクチュエーター31の変位が基準変位量より大きく変位することを検知する部分である。基準変位量は、予め定められた変位の量である。検知部32は、例えばスナップアクション機構を備えるマイクロスイッチである。スナップアクション機構は、アクチュエーター31の変位の速度によらずに、アクチュエーター31の変位が基準変位量に達したときに速やかに開閉が切り替えられるスイッチ機構である。検知部32は、ノーマリーオープンの接点を有する。
検知部32は、一対のナット38を備える。一対のナット38の一方は、支持部30の表側に設けられる。一対のナット38の他方は、支持部30の裏側に設けられる。検知部32は、裏側にネジ部39を有する。検知部32のネジ部39は、一対のナット38の一方と、支持部30の丸穴36と、一対のナット38の他方とに、この順に通される。検知部32は、一対のナット38の各々の締結によって支持部30に固定される。アクチュエーター31は、検知部32の裏側に設けられる。
報知部33は、検知部32が基準変位量より大きいアクチュエーター31の変位を検知するときに、作業員に報知する部分である。報知部33は、例えば通電によって可聴音を発するブザーである。報知部33は、支持部30の表面に例えば接着によって取り付けられる。報知部33は、検知部32のノーマリーオープンの接点に接続される。
バッテリー34は、検知部32および報知部33に電力を供給する部分である。バッテリー34は、例えば乾電池を備える電池ボックスである。バッテリー34は、支持部30の表面に例えば接着によって取り付けられる。バッテリー34は、検知部32および報知部33に接続される。
続いて、図4および図5を用いて磨耗検出装置22の乗客コンベア1への取付けを説明する。
図4は、実施の形態1に係る磨耗検出装置が取り付けられた乗客コンベアの要部の側面図である。図5は、実施の形態1に係る磨耗検出装置が取り付けられた乗客コンベアの要部の上面図である。
図4において、乗客コンベア1の左右方向は、紙面に垂直な方向である。図4において、第1手摺チェーン17の磨耗を検出する場合の磨耗検出装置22の取付けの例が示される。
乗客コンベア1は、注油器40と、注油器支持板41と、を備える。注油器40は、例えば第2手摺チェーン18に注油するグリスニップルである。注油器支持板41は、注油器40を支持する板である。注油器支持板41は、上下方向に立ち上がる部分を有する。注油器支持板41は、当該部分に貫通孔を有する。注油器支持板41は、乗客コンベア1において固定されている部材である。
磨耗検出装置22は、支持部30の長穴35に前後方向から通されたボルトによって、例えば複数のワッシャー42を介して注油器支持板41に固定される。磨耗検出装置22は、裏側を第1手摺チェーン17に向けて固定される。磨耗検出装置22の左右方向は、乗客コンベア1の左右方向に向けられる。磨耗検出装置22の左右の位置は、長穴35によって調整される。磨耗検出装置22の前後の位置は、例えばワッシャー42の枚数によって調整される。
図5に示されるように、磨耗検出装置22の支持部30は、片持ち梁状に固定される。支持部30の長穴35を有する側の端部は、固定端である。支持部30のアクチュエーター31が設けられる側の端部は、自由端である。固定端は、第1手摺スプロケット13の回転面の外に設けられる。ここで、第1手摺スプロケット13の回転面は、第1手摺スプロケット13を含む第1手摺スプロケット13の回転軸に垂直な平面である。
アクチュエーター31のローラー37の回転軸は、第1手摺スプロケット13の回転軸と平行である。ローラー37は、第1手摺スプロケット13に噛み合いながら回転移動する複数のリンクの回転軌道C上に設けられる。当該回転軌道Cは、例えば図5の紙面に垂直な平面Pより紙面下側において磨耗していないリンクが通る半円状の軌道である。平面Pは、第1手摺スプロケット13の回転軸を含む平面である。
続いて、乗客コンベア1のチェーンの磨耗検出方法を説明する。
図6は、実施の形態1に係る磨耗検出装置による磨耗の検出の例を示す図である。
図6において、第1手摺スプロケット13に噛み合う第1手摺チェーン17の磨耗を検出する場合が例として示される。図6において、第1手摺スプロケット13の回転方向は、紙面に矢印で示す方向である。図6において、第1手摺チェーン17の前方向は、紙面の左方向である。すなわち、第1手摺チェーン17の前方向は、第1手摺スプロケット13の回転方向である。
図6において、内リンク23a、内リンク23c、内リンク23eが図示される。内リンク23aおよび内リンク23cは、外リンク24bによって連結される。内リンク23cおよび内リンク23eは、外リンク24dによって連結される。
ここで、チェーンが局所的に磨耗している状態は、例えばチェーンを形成する複数のリンクのいずれかが他のリンクと比較して大きく磨耗した状態をいう。この例において、1つの内リンク23eの後側に設けられるブッシュ26の内側に磨耗が生じた状態を例として示す。この例において、内リンク23eの後側のブッシュ26の内径は、磨耗により拡大している。
磨耗検出方法は、配置工程と、検出工程と、確認工程と、を備える。
まず、作業員は、磨耗を検出する対象となる第1手摺チェーン17を直接観察できるように、準備作業を行う。例えば、作業員は、第1手摺チェーン17の第1手摺スプロケット13に巻きかけられている部分が露出するように、複数のステップ8のうちの数段を取り外す。
次に、作業員は、配置工程の作業を行う。
作業員は、乗客コンベア1において固定される部材に磨耗検出装置22の支持部30を取り付ける。当該部材は、例えば注油器支持板41である。作業員は、アクチュエーター31のローラー37を有する先端が第1手摺チェーン17のリンクを向くように磨耗検出装置22の位置を調整する。この例において、外プレート28の大きさは、内プレート25より小さい。このとき、作業員は、アクチュエーター31の先端が例えば内プレート25を向くように左右の位置を調整する。
作業員は、第1手摺スプロケット13の反対側から磨耗していないリンクに一定の厚さの図示されない調整板を当てる。調整板の厚さは、例えば1mmである。作業員は、ローラー37が調整板に押されて検知部32が基準変位量より大きい変位を検知するまでアクチュエーター31を第1手摺スプロケット13に近づける。作業員は、例えば一対のナット38の締結の位置を調整することによってアクチュエーター31を移動させる。あるいは、作業員は、支持部30と注油器支持板41との間のワッシャー42の枚数を調整することによってアクチュエーター31を移動させてもよい。作業員は、アクチュエーター31を第1手摺スプロケット13に近づけたあとに、調整板を取り除く。
次に、作業員は、検出工程の作業を行う。
作業員は、複数のリンクの各々が回転軌道C上を移動するように第1手摺スプロケット13を回転させる。
第1手摺スプロケット13の歯は、側面が接触しているローラー27を第1手摺スプロケット13の回転によって引き寄せる。磨耗していない内リンク23aの一対のローラー27は、第1手摺スプロケット13の隣り合う歯の間に収められる。内リンク23aは、回転軌道C上の移動によってアクチュエーター31のローラー37に接触する。アクチュエーター31は、内リンク23aに接触することによって、第1手摺スプロケット13から離れる方向に距離d1だけ変位する。ここで、距離d1は、基準変位量より小さい。
このとき、検知部32は、アクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知しない。報知部33は、作業員への報知を行わない。ローラー37が内リンク23aに接触したときに報知部33による報知がないことによって、作業員は、内リンク23aより前方のリンクが磨耗していないことを確認する。
同様に、アクチュエーター31は内リンク23cに接触することによって、第1手摺スプロケット13から離れる方向に距離d1だけ変位する。このとき、報知部33による報知がないことによって、作業員は、内リンク23cより前方のリンクが磨耗していないことを確認する。
このように、複数の内リンク23の各々は、回転軌道C上の移動によって順次アクチュエーター31のローラー37に接触する。このとき、報知部33による報知がないことによって、作業員は、ローラー37に接触した内リンク23より前方のリンクが磨耗していないことを確認する。
続いて、第1手摺スプロケット13の歯は、側面が接触しているローラー27を第1手摺スプロケット13の回転によって引き寄せる。外リンク24dは、前側に連結している内リンク23cによって前方に引き寄せられる。このとき、外リンク24dの位置は、内リンク23cの後側のブッシュ26の内側の磨耗によって、後方向にずれる。これに伴い、外リンク24dの後側に連結している内リンク23eの位置も、後方向にずれる。後方向にずれた内リンク23eの前側のローラー27は、第1手摺スプロケット13の歯に乗り上げる。これにより、磨耗した内リンク23cの後側に連結している外リンク24dと、外リンク24dの後側に連結している内リンク23eとが、磨耗していない他のリンクより第1手摺スプロケット13から離れる方向に変位する。内リンク23eは、回転軌道C上の移動によってアクチュエーター31のローラー37に接触する。アクチュエーター31は、内リンク23eに接触することによって、第1手摺スプロケット13から離れる方向に距離d2だけ変位する。ここで、距離d2は、基準変位量より大きい。
このとき、検知部32は、アクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知する。検知部32は、スナップアクション機構によって、ノーマリーオープンの端子の回路を閉じる。バッテリー34は、報知部33に給電する。報知部33は、検知部32による検知を例えば可聴音を発することによって作業員に報知する。ローラー37が内リンク23eに接触したときに報知部33による報知があることによって、作業員は、第1手摺チェーン17の内リンク23eの部分において局所的な磨耗が生じていることを検出する。
この例のように、内リンク23cの後側に設けられるブッシュ26に磨耗が生じている場合に、当該内リンク23cの後方に外リンク24dを介して連結される内リンク23eが第1手摺スプロケット13の歯に乗り上げる。一方、内リンク23の前側に設けられるブッシュ26に磨耗が生じている場合に、当該内リンク23の位置が後方にずれる。この場合に、当該内リンク23が第1手摺スプロケット13の歯に乗り上げる。また、外リンク24の一対のピン29のいずれかに磨耗が生じている場合に、当該外リンク24を介して後側に連結される内リンク23の位置が後方にずれる。この場合に、当該内リンク23が第1手摺スプロケット13の歯に乗り上げる。
このように、作業員は、アクチュエーター31の基準変位量より大きい変位を検知部32が検知したときにアクチュエーター31が接触している第1手摺チェーン17の部分の磨耗を検出する。当該部分は、当該検知のときにアクチュエーター31が接触している内リンク23、当該内リンク23の前側に連結される外リンク24、または当該外リンク24の前側に連結される内リンク23のいずれかである。
その後、作業員は、確認工程の作業を行う。
作業員は、複数のリンクの各々が回転軌道C上を移動するように第1手摺スプロケット13を回転させる。このときの回転方向は、検出工程における回転方向と逆方向である。
検出工程における検知部32の検知のときに接触していた第1手摺チェーン17の部分にアクチュエーター31が接触するときに、検知部32は、検出工程と同様にアクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知する。これにより、作業員は、当該部分の磨耗を確認する。
以上に説明したように、実施の形態1に係る磨耗検出装置22は、アクチュエーター31と、検知部32と、を備える。乗客コンベア1は、チェーンを備える。チェーンは、複数のリンクを連結してなる。複数のリンクは、チェーンが巻きかけられるスプロケットに噛み合いながら回転軌道C上を回転移動する。アクチュエーター31は、複数のリンクの回転軌道C上に設けられる。アクチュエーター31は、回転軌道C上を移動する複数のリンクの各々に順次接触することによって、スプロケットから離れる方向に変位する。検知部32は、アクチュエーター31が予め定められた基準変位量より大きく変位することを検知する。
また、実施の形態1に掛かる磨耗検出方法は、配置工程と、検出工程と、を備える。乗客コンベア1は、チェーンを備える。チェーンは、複数のリンクを連結してなる。複数のリンクは、チェーンが巻きかけられるスプロケットに噛み合いながら回転軌道C上を回転移動する。配置工程において、スプロケットから離れる方向に変位可能なアクチュエーター31は、複数のリンクの回転軌道C上に配置される。検出工程は、配置工程の後に行われる。検出工程において、複数のリンクの各々が回転軌道C上を移動するようにスプロケットが回転させられる。アクチュエーター31は、複数のリンクの各々に順次接触する。検出工程において、アクチュエーター31の変位が予め定められた基準変位量より大きいことを検知することによって、当該検知のときにアクチュエーター31が接触している部分の磨耗が検出される。
アクチュエーター31は、回転軌道C上を移動する複数のリンクに順次接触する。作業員は、アクチュエーター31に接触したときに検知部32による検知がない部分より前方について、磨耗がないことを確認できる。これにより、作業員は、チェーンの局所的な磨耗を検出できる。
また、アクチュエーター31は、スプロケットに巻きかけられている複数のリンクに順次接触する。このため、スプロケットの回転によって複数のリンクについての磨耗の有無を連続的に判定できる。これにより、作業員は、チェーンの局所的な磨耗を効率的に検出できる。
また、アクチュエーター31は、ローラー37を備える。ローラー37は、スプロケットの回転軸と平行な回転軸の周りに回転する。ローラー37は、回転軌道C上を回転する複数のリンクの各々に順次接触する。
アクチュエーター31は、ローラー37によって複数のリンクに接触する。このため、アクチュエーター31は、複数のリンクの回転移動を妨げない。これにより、作業員は、磨耗の検出をスムーズに行える。また、アクチュエーター31が接触するときにリンクをスプロケットの方向に押すことによって、スプロケットの歯に乗り上げていたリンクが隣接する歯の間に収まってしまうことが抑制される。これにより、作業員は、チェーンの局所的な磨耗をより確実に検出できる。
また、検知部32は、スナップアクション機構を有するマイクロスイッチである。
検知部32は、アクチュエーター31の変位の速度によらずに、アクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知する。これにより、チェーンの場所によってスプロケットの回転速度を変えても、検知部32は、アクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知できる。これにより、例えばチェーンの全体についてスプロケットを速い速度で回転させた後に、そのときに検知部32による検知があった場所についてスプロケットを遅い速度で再び回転させて磨耗が生じた箇所を確認することができる。これにより、作業員は、チェーンの磨耗をより効率的に検出できる。
また、磨耗検出装置22は、支持部30を備える。支持部30は、片持ち梁である。支持部30の固定端は、スプロケットの回転面の外に設けられる。支持部30の自由端は、アクチュエーター31が設けられる側の端部である。
検出工程などにおいて、異物の噛込みなどの要因によってリンクがスプロケットから大きく離れるときに、アクチュエーター31の変位が過大になる可能性がある。この場合においても、支持部30は、自由端に設けられたアクチュエーター31をスプロケットから離れる方向に逃がすことができる。これにより、磨耗検出装置22、チェーンおよびスプロケットの破損が抑制される。
また、磨耗検出装置22は、報知部33を備える。報知部33は、検知部32が基準変位量より大きいアクチュエーター31の変位を検知するときに可聴音によって作業員に報知する。
報知部33は、検知部32により検知の結果をその場で作業員に直接報知する。これにより、磨耗が発生した部分の特定がしやすくなる。なお、報知部33は、可視光を発することによって作業員に報知する、例えばLED(Light Emitting Diode)であってもよい。
また、磨耗検出方法は、検出工程の後に確認工程を備える。確認工程において、検出工程における回転方向の逆方向にスプロケットが回転させられる。確認工程において、検出工程において磨耗が検出された部分にアクチュエーター31が接触することでアクチュエーター31の変位が基準変位量より大きいことを検知することによって、当該部分の磨耗が確認される。
確認工程においても、検出工程における機構と同様の機構によって、チェーンの磨耗した部分が接触するときにアクチュエーター31の変位が基準変位量より大きくなる。一方、スプロケットの回転方向が逆になると、チェーンの張り側と弛み側とが入れ替わる。ここで、チェーンの張り側は、被動側のスプロケットから駆動側のスプロケットに掛けられる部分である。また、チェーンの弛み側は、駆動側のスプロケットから被動側のスプロケットに掛けられる部分である。チェーンの張り側と弛み側とにおいて、リンクの間の張力が異なる。これにより、磨耗した部分のスプロケットへの乗り上げ方が変わりうる。したがって、磨耗検出方法において検出工程と確認工程との両方を経ることによって、作業員は、チェーンの磨耗をより確実に検出できる。
なお、乗客コンベア1は、水平式のエスカレーターであってもよい。
また、磨耗検出装置22の支持部30は、注油器支持板41に例えばクランプまたはクリップで固定されてもよい。磨耗検出装置22の支持部30は、注油器支持板41の他の構造物に固定されてもよい。
また、調整板の厚さは、例えば、磨耗していない内リンク23に接触するときにアクチュエーター31の変位が基準変位量より大きくならない距離として、例えばスプロケットの歯の形状およびリンクの大きさなどに応じて算出される。
以上の説明において、チェーンの駆動側のスプロケットに巻きかけられている部分において行われる磨耗の検出を例に挙げたが、被動側のスプロケットに巻きかけられている部分において磨耗の検出を行ってもよい。なお、張り側のチェーンは、駆動側のスプロケットに巻き込まれる。このため、駆動側のスプロケットにおいて、磨耗した部分のリンクは、より強く後方に引かれる。すなわち、磨耗した部分のリンクは、駆動側のスプロケットにおいて、より乗り上げやすくなる。したがって、チェーンの磨耗は、駆動側のスプロケットにおいてより確実に検出される。
1 乗客コンベア、 2a 第1乗降口、 2b 第2乗降口、 3 主枠、 4 駆動装置、 5 メインスプロケット、 6 駆動チェーン、 7 ステップチェーン、 8 ステップ、 9 手摺、 10 手摺駆動装置、 11a 上部機械室、 11b 下部機械室、 12 駆動スプロケット、 13 第1手摺スプロケット、 14 第2手摺スプロケット、 15 手摺駆動ローラーユニット、 16 プレッシャーローラーユニット、 17 第1手摺チェーン、 18 第2手摺チェーン、 19 スプロケット、 20 ローラー、 21 ローラー、 22 磨耗検出装置、 23、23a、23c、23e 内リンク、 24、24b、24d 外リンク、 25 内プレート、 26 ブッシュ、 27 ローラー、 28 外プレート、 29 ピン、 30 支持部、 31 アクチュエーター、 32 検知部、 33 報知部、 34 バッテリー、 35 長穴、 36 丸穴、 37 ローラー、 38 ナット、 39 ネジ部、 40 注油器、 41 注油器支持板、 42 ワッシャー、 C 回転軌道

Claims (7)

  1. 複数のリンクを連結してなるチェーンを備える乗客コンベアにおいて、前記チェーンが巻きかけられるスプロケットに噛み合いながら回転移動する前記複数のリンクの回転軌道上に設けられ、前記回転軌道上を移動する前記複数のリンクの各々に順次接触することによって前記スプロケットから離れる方向に変位するアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターが予め定められた基準変位量より大きく変位することを検知する検知部と、
    を備える乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置。
  2. 前記アクチュエーターは、
    前記スプロケットの回転軸と平行な回転軸の周りに回転し、前記回転軌道上を回転する前記複数のリンクの各々に順次接触するローラー
    を備える
    請求項1に記載の乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置。
  3. 前記検知部は、スナップアクション機構を有するマイクロスイッチである
    請求項1または請求項2に記載の乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置。
  4. 固定端が前記スプロケットの回転面の外に設けられ、自由端に前記アクチュエーターが設けられる片持ち梁である支持部
    を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置。
  5. 前記検知部が前記基準変位量より大きい前記アクチュエーターの変位を検知するときに可聴音または可視光によって作業員に報知する報知部
    を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベアのチェーンの磨耗検出装置。
  6. 複数のリンクを連結してなるチェーンを備える乗客コンベアにおいて、前記チェーンが巻きかけられるスプロケットから離れる方向に変位可能なアクチュエーターを、前記スプロケットに噛み合いながら回転移動するときの前記複数のリンクの回転軌道上に配置する配置工程と、
    前記配置工程の後に、前記複数のリンクの各々が前記回転軌道上を移動するように前記スプロケットを回転させ、前記複数のリンクの各々に順次接触する前記アクチュエーターの変位が予め定められた基準変位量より大きいことを検知することによって、当該検知のときに前記アクチュエーターが接触している部分の磨耗を検出する検出工程と、
    を備える乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法。
  7. 前記検出工程の後に、前記検出工程における回転方向の逆方向に前記スプロケットを回転させ、前記検出工程において磨耗が検出された部分に前記アクチュエーターが接触することで前記アクチュエーターの変位が前記基準変位量より大きいことを検知することによって、当該部分の磨耗を確認する確認工程
    を備える請求項6に記載の乗客コンベアのチェーンの磨耗検出方法。
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