JP2004137040A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

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Kenji Ogura
小倉 健司
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Abstract

【課題】ベルトの破断、摩耗、伸び、スリップ、振動といった乗客コンベアの駆動機の異常を発見できる安全装置を提供する。
【解決手段】ベルト3のスパン中央部付近のベルトの張り側と緩み側の外周2ヶ所に軸芯方向を除き360度どの方向から力が加わっても作動する検出子を有する検出手段10をベルト3の上面より離れた位置に、ベルトの運転方向と直角をなすように設置する。ベルト3が例えば時計回りに回転している時にベルトの張り側(左側)でベルト3が破断したとすると、ベルト3はプーリ間の回転運動から逸脱し、遠心力により外側にはじかれて膨らむ。そのはじかれたベルト3が検出手段10の検出子を蹴り、スイッチが動作する。これにより、検出手段10から乗客コンベア停止手段に信号が送られ、即座に乗客コンベアを停止させ、表示装置に故障表示をさせる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機とプーリおよびベルトによって駆動される乗客コンベアの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の乗客コンベアの伝動装置は、図7に示すように、電動機1と、その出力軸に設けられたプーリ1aと、減速機2と、その入力軸に設けられたプーリ2aとを備え、プーリ間にベルト3が掛けられ、プーリ1aからプーリ2aに回転力を伝達するように構成されている。ベルト剥離検出装置は、この伝動装置に取り付けられたものであり、このベルト3の外周面に対向する位置のプーリ付近に、ベルト3が剥離したときに動作する剥離検出手段4を設けることで構成される。この剥離検出手段4は、ピン4aにより回動自在に支持され、自由端4cがベルト外周面と所定隙間で対向するように位置保持部材4dを備えて配置され、ベルト3の剥離部により押されて回動する揺動検出子4bと自由端4cが、ベルト3の剥離部で押された場合に自由端4cがベルト外周面から離れる方向に回動する。
【0003】
これにより、ベルト剥離検出装置は、ベルトの剥離現象を検出し、揺動検出子4bが剥離部により押し倒された場合、そのままの状態が保持されるので、点検及び保守時に、作業者はその揺動検出子4bの状態を見るだけで、ベルトの劣化状態や交換時期を知ることができる。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−176741号公報(第2−3欄、図1)
【0005】
また、図8は別の従来例である中間部に駆動機を有する乗客コンベアの駆動機の構成図であり、乗客コンベヤのベルト安全装置は、この駆動機内に設けられ、図8に示すようにベルト3の内側に設置された作動体5は、ピン6により中間部で支持され、複数のベルト3のそれぞれに対応して並列配置され、作動体5の先端部のローラ7をベルト3に当接させ、作動体5の他端側の作動部8に対向してマイクロスイッチ9を設け、ベルト3が破断したとき、ローラ7が所定位置に保持されなくなり、作動体5が回動し、作動部8によりスイッチを押圧して動作させ、ベルト3が破断したことを検出し、乗客コンベアを停止させる構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】
実開昭55−105575号公報(第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平10−176741号公報に示されたベルト剥離検出装置においては、ベルト表面に亀裂が発生し亀裂の端が外に飛び出す現象しか検出することができず、また、亀裂が生じても乗客コンベアを停止させない為、伝動能力が低下した状態で運転をし続けるという問題点があった。
また、上記実開昭55−105575号公報に示されたベルト安全装置においては、ベルトとローラが接触しているため、ベルト表面を摩耗させたり、ローラ自体が摩耗する可能性がある。また、その装置の為にベルトに振動が発生したり、ベルトの振動によりローラがベルトの表面上で跳ねて、更に振動を発生させる可能性があるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するために為されたものであり、亀裂などによるベルトの破断だけでなく、ベルトの摩耗、伸び、スリップ、振動といった乗客コンベアの駆動機の異常を発見できる安全装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る乗客コンベアの安全装置は、ベルトの破断を検出する為の、軸芯方向を除き360度どの方向から力が作用しても動作する検出子を有する検出手段を、ベルトの外周側のベルト上面から離れた位置に備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は本発明の一実施例を示すもので、図1は構造を概念的に示す乗客コンベアの駆動機の平面図であり、図2はベルトが3本の場合の図1におけるX−X断面を示す検出手段の概念図で、図3は検出手段の検出子の動きを示す図で、図4はベルトが破断した時のベルトの動きの一例を示す図で、図5は検出手段の制御装置概念図である。
【0011】
図1において、乗客コンベアの駆動機は、電動機1と、その出力軸に設けられたプーリ1aと、減速機2と、その入力軸に設けられたプーリ2aとを備え、図2に示すようにプーリ1aと2aに複数のベルト3が掛けられている。
【0012】
例えば、図1に示すように、ベルト3のスパン中央部付近のベルトの張り側と緩み側の外周2ヶ所に、図3に示すような軸芯方向を除き360度どの方向から力が加わっても作動する検出子(フレキシブルロッド)10aを有したリミットスイッチの検出手段10を備え、この検出子10aは図2に示すようにベルト3の上面より離れた位置に、ベルトの運転方向と直角をなすように設置する。
【0013】
乗客コンベアの駆動機が通常運転時に、ベルト3は検出手段10と非接触で回転している。図4に示すように、例えばベルト3が時計回りに回転している時、ベルトの張り側(左側)でベルト3が破断したとすると、ベルト3はプーリ間の回転運動から逸脱し、遠心力により外側にはじかれて膨らむ。そのはじかれたベルト3が検出手段10の検出子10aを蹴り、スイッチが動作する。
【0014】
よって、検出子がベルトと非接触のため、検出子がベルト表面を摩耗させることがなく、振動を発生させることもない。また検出手段を張り側と緩み側の2ヶ所に設けることにより、運転方向がどちらであっても、ベルトがどの位置で、どのように破断しても、少なくともどちらか一方の検出手段により確実に検出することができる。
【0015】
更に、図5のように、ベルト3の破断を検出したら乗客コンベアを停止させる手段11と、ベルトの破断を機械室に設けた表示装置13に表示させる故障表示手段12を備えた構成とする。表示装置13はLED等の光源を用いて点灯させるようにする。
【0016】
ベルト3が破断すると、検出手段10から乗客コンベア停止手段11に信号が送られ、即座に乗客コンベアを停止させ、故障表示手段12を介して表示装置13に故障表示をさせる。
【0017】
よって、乗客コンベアが停止した原因がベルトの破断であることが容易に判別でき、保守性向上が図れる。複数の駆動機を有する乗客コンベアの場合は、駆動機毎に表示装置を設けることで特に有効である。
【0018】
また、検出後直ちに乗客コンベアを停止させることにより、ベルト破断における伝動能力の低下により、乗客コンベアが逆走(上昇運転時)したり、加速(下降運転時)したりすることを防ぎ、また、破断したベルトが他の機器に干渉することにより生じる事故も防止でき、安全性の向上が図れる。
【0019】
実施の形態2.
図1〜図5に示すような伝動装置におけるベルトの安全装置において、ベルトの上面と検出子までの距離を、通常の張り荷重では作動せず、張力低下が生じた場合には作動するよう設定隙間を定める。
【0020】
ベルトに張力低下が生じると、運転中のベルトの振れが大きくなり、それは、ベルトの緩み側のスパン中央部付近において顕著に現れる。そこで、検出手段をベルトスパン中央部付近に設置し、通常の張り荷重では作動せず、張力低下によるベルトの振れで作動するように隙間を設定する。
【0021】
例えば、図6に示すように、正規の張力ではベルト3は3a〜3cのように僅かな振れで回転しており、スパン中央部付近において、張り側も緩み側も基準面から外側にほとんど振れない(1〜2mm程度の振れ)。これに対し、張力が低下するとベルト3の緩み側において、3c’のように正常に比べ振れが大きくなる。張力が低下したベルト3c’は、その振れによりベルトの上面が検出子10aに接触することでスイッチが作動する。これにより、検出手段10から乗客コンベア停止手段11に信号が送られ、即座に乗客コンベアを停止させ、故障表示手段12を介して表示装置13に故障表示をさせる。
【0022】
よって、検出手段10がベルトの張力低下を検出することにより、張力低下の原因と考えられる摩耗、伸び、スリップ等の異常を発見でき、ベルトの破断を未然に防止することが可能となる。
【0023】
なお、上記実施例では駆動機が単一の構造の乗客コンベアの伝動装置について示したが、駆動機を複数配置する構造のものにおいても同様な効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、ベルトの安全装置は、ベルトの破断を検出する為の、軸芯方向を除き360度どの方向から力が作用しても動作する検出子を有する検出手段をベルトの外周側のベルト上面から離れた位置に設けたので、検出子がベルト表面を摩耗を発生させることなくベルトの破断を発見できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗客コンベアの駆動機の平面図である。
【図2】ベルトが3本の場合の図1におけるX−X断面を示す検出手段の概念図である。
【図3】検出手段の検出子の動きを示す図である。
【図4】ベルトが破断した時のベルトの動きの一例を示す図である。
【図5】検出手段の制御装置概念図である。
【図6】正規の張力の場合または張力が低下した場合のベルト3a〜3cの振れ幅の様子を示す説明図である。
【図7】従来の乗客コンベアの伝動装置の構成図である。
【図8】従来の乗客コンベヤの駆動機の構成図である。
【符号の説明】
1 電動機、1a プーリ、2 減速機、2a プーリ、 3 ベルト、4 剥離検出手段、4a ピン、4b 揺動検出子、4c 自由端、4d 位置保持部材、5 作動体、6 ピン、7 ローラ、8 作動部、9 マイクロスイッチ、10 ベルト破断検出手段、10a 検出子、11 乗客コンベア停止手段、12 故障表示手段、13 表示装置。

Claims (6)

  1. 乗客コンベアの駆動機内に設けられ、隣接する2つのプーリ間に複数のベルトが掛けられ、一方のプーリから他方のプーリに回転力を伝達する少なくとも2つのプーリを備えた乗客コンベアの安全装置において、前記ベルトの破断を検出する為の、軸芯方向を除き360度どの方向から力が作用しても動作する検出子を有する検出手段を、ベルトの外周側のベルト上面から離れた位置に備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
  2. 前記検出手段を、ベルトスパンの張り側及び緩み側の両方に備えたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの安全装置。
  3. 前記検出手段がベルトの破断を検出したときに出力する信号に基づいて乗客コンベアを停止させる手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの安全装置。
  4. 前記検出手段がベルトの破断を検出したときに出力する信号に基づいてベルトが破断したことを表示装置に表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの安全装置。
  5. 前記検出手段とベルト上面との隙間を適宜設定することにより、ベルトの張力低下を検出するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の乗客コンベアの安全装置。
  6. 乗客コンベアが複数の駆動機と、駆動機毎に表示装置を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乗客コンベアの安全装置。
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