JP2018008757A - ハンドレール駆動装置の検査装置、ハンドレール駆動装置の検査システム、ハンドレール駆動装置の検査方法及び乗客コンベア - Google Patents

ハンドレール駆動装置の検査装置、ハンドレール駆動装置の検査システム、ハンドレール駆動装置の検査方法及び乗客コンベア Download PDF

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洋 鈴木
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Tadashi Goshima
匡 五嶋
尚一 関口
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尚一 関口
和巳 石井
Kazumi Ishii
和巳 石井
晃央 村上
Akio Murakami
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【課題】簡単な構成で容易にハンドレール駆動装置における駆動ローラーの状態を検査することができるハンドレール駆動装置の検査装置、検査システム、検査方法及び乗客コンベアを提供する。【解決手段】検査装置100は、圧電素子101と、メモリ102と、を備えている。圧電素子101は、ハンドレール7におけるハンドレール駆動装置30の駆動ローラー32A、32B、32Cが接触する一面7aに設置される。また、圧電素子101は、駆動ローラー32A、32B、32Cとハンドレール7の間に挟みこまれた時の、駆動ローラー2A、32B、32Cからの圧力を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、エスカレーターや動く歩道(電動道路)等の乗客コンベアに設けられたハンドレールを駆動させるハンドレール駆動装置を検査するために用いられるハンドレール駆動装置の検査装置、検査システム、検査方法及び乗客コンベアに関するものである。
一般に、エスカレーターや動く歩道等の乗客コンベアは、建築構造物に設置されるフレームと、このフレーム内に設けられて循環移動する無端状に連結された複数の踏段とを備えている。さらに、乗客コンベアには、踏段と同期して走行する無端状のハンドレールと、このハンドレールを駆動させるハンドレール駆動装置が設けられている。
ハンドレール駆動装置は、ハンドレールを挟持する駆動ローラー及び従動ローラーと、駆動ローラーと従動ローラーにハンドレールを挟持する力を付与する挟圧バネと、を備えている。駆動ローラーには、摩擦力を高めてハンドレールに効率良く回転力を伝達するために、ゴムが取り付けられている。
ここで、駆動ローラーのゴムが剥離したり、摩耗したりすると、ハンドレールの速度が低下する。ゴムが著しく摩耗すると、挟圧バネのバネ長が変化する。そして、駆動ローラーと従動ローラーにおけるハンドレールを挟み込む力が低下し、ハンドレール駆動装置の駆動力が低下する。その結果、ハンドレールの移動速度が低下したり、ハンドレールのスリップが発生したりする。また、駆動ローラーのゴムが部分的に剥離すると、剥離した部分で摩擦力が得られず、ハンドレールの移動にノッキングが発生する。
そのため、乗客コンベアの保全の際には、ハンドレール駆動装置における駆動ローラーの状態や挟圧バネの状態を検査することが行われている。ハンドレール駆動装置の状態を検査する検査装置としては、例えば、特許文献1に記載された技術が提案されている。この特許文献1には、摩擦力により手摺を駆動する駆動ローラと、手摺の他面に当接して手摺を駆動ローラに押圧する押圧ローラと、押圧ローラに突出して形成される突部異常部を検出する押圧ローラ異常検出装置とを備えた技術が記載されている。また、押圧ローラ異常検出装置は、スイッチと、押圧ローラの外周部に配置され、突部異常部との接触によりスイッチを作動させて押圧ローラの異常を検出する検出子を備えている。
特開2007−39190号公報
しかしながら、特許文献1に記載された検査装置では、駆動ローラーの数に合わせて検出子を設ける必要があり、部品点数が増加すると共に装置の構成が複雑になる、という問題を有していた。さらに、正確に駆動ローラーの状態を検出するためには、検出子を精度よく駆動ローラーに押し当てる必要があり、装置を設置する作業が大変煩雑なものとなっていた。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、簡単な構成で容易にハンドレール駆動装置における駆動ローラーの状態を検査することができるハンドレール駆動装置の検査装置、検査システム、検査方法及び乗客コンベアを提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のハンドレール駆動装置の検査装置は、圧電素子と、メモリと、を備えている。圧電素子は、乗客コンベアのハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置される。メモリは、圧電素子が検出した情報が記憶される。また、圧電素子は、駆動ローラーとハンドレールの間に挟みこまれた時の、駆動ローラーからの圧力を検出し、外部の判断部によりハンドレール駆動装置の状態を検査する際の情報を取得する。
本発明の検査システムは、検査装置と、判断部と、を備えている。検査装置は、上述した検査装置が用いられる。また、判断部はメモリに記憶された情報に基づいて、ハンドレール駆動装置の状態を検査する。
本発明のハンドレール駆動装置の検査方法は、以下(1)から(3)に示す工程を含んでいる。
(1)乗客コンベアのハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置された圧電素子により、駆動ローラーとハンドレールの間に挟みこまれた時の、駆動ローラーからの圧力を検出する工程。
(2)圧電素子が検出した情報をメモリに記憶する工程。
(3)メモリに記憶された情報に基づいて、判断部がハンドレール駆動装置の状態を検査する工程。
また、本発明の乗客コンベアは、枠体と、複数の踏段と、欄干部と、無端状のハンドレールと、ハンドレール駆動装置と、圧電素子と、メモリと、を備えている。枠体は、建築構造物に設置されている。複数の踏段は、枠体内に配置され、無端状に連結されて循環移動する。欄干部は、枠体の上部に支持されている。ハンドレールは、欄干部に設けたハンドレールガイド部に移動可能に支持されている。ハンドレール駆動装置は、ハンドレールを複数の踏段と同一方向に、複数の踏段と同期して循環移動させる。圧電素子は、ハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置されている。メモリは、圧電素子が検出した情報が記憶される。また、圧電素子は、駆動ローラーとハンドレールの間に挟みこまれた時の、駆動ローラーからの圧力を検出し、外部の判断部によりハンドレール駆動装置の状態を検査する際の情報を取得する。
本発明のハンドレール駆動装置の検査装置、検査システム、検査方法及び乗客コンベアによれば、簡単な構成で容易にハンドレール駆動装置における駆動ローラーの状態を検査することができる。
実施の形態例にかかる乗客コンベアの構成例を示す概略構成図である。 実施の形態例にかかる乗客コンベアのハンドレール駆動装置を示す概略構成図である。 実施の形態例にかかる乗客コンベアに検査装置を設置した状態を示す説明図である。 実施の形態例にかかる検査装置の一例を示すブロック図である 実施の形態例にかかる検査システムの他の例を示すブロック図である。 実施の形態例にかかる検査装置のメモリに記憶される情報の一例を示すグラフである。 実施の形態例にかかる検査システムの判断部がハンドレール駆動装置の状態を検査する方法を示すフローチャートである。 実施の形態例にかかるハンドレール駆動装置の各ローラーの良否判定処理を示すフローチャートである。
以下、ハンドレール駆動装置の検査装置、検査システム、検査方法及び乗客コンベアの実施の形態例について、図1〜図8を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.実施の形態例
1−1.乗客コンベアの構成例
まず、図1を参照して乗客コンベアの実施の形態例(以下、「本例」という。)について説明する。
図1は、本例の乗客コンベアを示す概略構成図である。
図1に示すように、本例の乗客コンベア1は、建築構造物の下階床と上階床との間に設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレーターである。乗客コンベア1は、枠体2と、制御盤3と、欄干部4と、複数の踏段5と、ハンドレール7と、運転盤8と、駆動機構10とを備えている。また、乗客コンベア1は、伝達チェーン11と、踏段チェーン12と、駆動スプロケット13と、従動スプロケット14と、ハンドレール駆動装置30とを備えている。
枠体2における上階床側には、駆動機構10と、制御盤3と、駆動スプロケット13が配置されている。また、枠体2における下階床側には、従動スプロケット14が配置されている。枠体2における上階床側及び下階床側の上部には、運転盤8が設けられている。運転盤8は、駆動機構10の起動停止を制御する。
駆動機構10は、電動機21と、減速機22とを有している。電動機21は、制御盤3により電力が供給されると共に、その動作が制御される。電動機21の駆動プーリには、ベルト部材が巻き掛けられている。また、このベルト部材は、減速機22の従動プーリに巻き掛けられている。これにより、電動機21の回転力は、ベルト部材を介して減速機22に伝達される。
さらに、減速機22の伝達スプロケットには、伝達チェーン11が巻き掛けられている。この伝達チェーン11は、駆動スプロケット13に巻き掛けられている。そして、駆動機構10の駆動力が伝達チェーン11を介して駆動スプロケット13に伝達され、駆動スプロケット13が回転する。
駆動スプロケット13と従動スプロケット14には、踏段チェーン12が巻き掛けられている。そして、駆動スプロケット13が回転することで、従動スプロケット14及び踏段チェーン12が回転する。
また、駆動スプロケット13には、ハンドレール駆動チェーン15が巻き掛けられている。ハンドレール駆動チェーン15は、複数の伝達プーリ16に巻き掛けられると共に、後述するハンドレール駆動装置30の駆動ローラー32A、32B、32Cに備えられたスプロケットに巻き掛けられている。
また、枠体2には、複数の踏段5が移動可能に支持されている。複数の踏段5は、踏段チェーン12を介して無端状に連結されている。複数の踏段5は、枠体2に取り付けられたガイドレールに案内されて往路側と復路側を循環移動する。乗客は、往路側を移動する踏段5に乗って搬送される。
欄干部4は、枠体2の上部に支持されており、枠体2の幅方向の両側に配置されている。欄干部4には、ハンドレールガイド部6が設けられている。このハンドレールガイド部6には、無端状のハンドレール7が取り付けられている。ハンドレール7は、ハンドレールガイド部6に移動可能に支持されている。ハンドレール7は、ハンドレール駆動装置30によって、複数の踏段5と同一方向に、複数の踏段5と同期して循環移動する。
図2は、ハンドレール駆動装置30を示す概略構成図である。
図2に示すように、ハンドレール駆動装置30は、支持部31と、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cと、3つの従動ローラー33と、挟圧バネ34と、カウンターローラー36とを備えている。3つの駆動ローラー32A、32B、32C、3つの従動ローラー33及びカウンターローラー36は、支持部31に回転可能に支持されている。
3つの駆動ローラー32A、32B、32Cは、ハンドレール7における裏面である一面7a側に配置されて、ハンドレール7の一面7aに接触している。第1駆動ローラー32Aは、ハンドレール7における移動方向の上流側に配置され、第3駆動ローラー32Cは、ハンドレール7における移動方向の下流側に配置されている。そして、第2駆動ローラー32Bは、第1駆動ローラー32Aと第3駆動ローラー32Cの間に配置されている。
3つの駆動ローラー32A、32B、32Cにおける円板状の本体部37の外周部には、ゴムからなる接触部38が設けられている。接触部38によってハンドレール7の一面7aとの摩擦力が高められる。これにより、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの回転力を効率良くハンドレール7に伝達することができる。
また、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cには不図示のスプロケットが設けられている。このスプロケットには、ハンドレール駆動チェーン15が巻き掛けられている。そして、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cは、ハンドレール駆動チェーン15を介して駆動機構10の駆動力が伝達される。これにより、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cが回転する。
従動ローラー33は、ハンドレール7を間に挟んで3つの駆動ローラー32A、32B、32Cと対向するように配置されている。そして、従動ローラー33は、ハンドレール7における表面である他面7b、すなわち乗客の手が接触する面に配置されている。すなわち、ハンドレール7は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cと従動ローラー33によって挟持される。
従動ローラー33は、挟圧バネ34によって3つの駆動ローラー32A、32B、32Cに向けて所定の力で押し付けられている。その結果、ハンドレール7は、挟圧バネ34によって3つの駆動ローラー32A、32B、32Cと従動ローラー33に所定の力で挟持される。
カウンターローラー36は、従動ローラー33の近傍に配置されている。カウンターローラー36には、ハンドレール駆動チェーン15が巻き掛けられている。ハンドレール駆動チェーン15は、第2駆動ローラー32Bに巻き掛けられた後、カウンターローラー36に巻き掛けられて、第3駆動ローラー32Cに巻き掛けられる。これにより、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cは、全て同一方向に回転する。
3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38の状態や、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cと従動ローラー33におけるハンドレール7を挟持する力を検査するために後述する検査装置100及び検査システムが用いられる。
1−2.検査装置の構成例
次に、図2〜図4を参照して本例の検査装置100について説明する。
図3は、検査装置100をハンドレール7に取り付けた状態を示す説明図である。図4は、検査装置100を示すブロック図である。
図3及び図4に示すように、検査装置100は、圧電素子101と、メモリ102と、電源部103とを備えている。電源部103としては、例えば小型電池からなる。この電源部103は、メモリ102に接続されており、メモリ102に電力を供給する。圧電素子101は、平板状に形成されている。また、圧電素子101は、メモリ102に接続されている。そして、圧電素子101が検出した情報は、メモリ102に記憶される。メモリ102に記憶される情報としては、圧電素子101が検出した圧力と、時間である。
図2及び図3に示すように、ハンドレール駆動装置30を検査する際に、圧電素子101は、ハンドレール7における駆動ローラー32A、32B、32Cが接触する一面7aに取り付けられる。そして、圧電素子101がハンドレール駆動装置30を通過すると、圧電素子101は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cとハンドレール7の間に挟みこまれた時の、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cからの圧力(以下、「挟圧力」という)Pを検出する。この圧電素子101が検出した挟圧力Pは、メモリ102に記憶される。すなわち、圧電素子101は、外部の判断部によりハンドレール駆動装置30の状態を検査する際の情報を取得する。
また、圧電素子101におけるハンドレール7の移動方向の長さNは、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cにおける隣り合う2つの駆動ローラーがハンドレール7に接触する間隔Mよりも短く設定されている(N<M)。そのため、同時に2つの駆動ローラーが圧電素子101に接触しない。これにより、3つの駆動ローラー32A、32B、32C毎の挟圧力を圧電素子101で検出することができる。また、圧電素子101の長さNは、駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38の円周の長さよりも短く設定されている。
ここで、図3に示すように、ハンドレール7における移動方向と直交し、かつ一面7aと他面7bが対向する方向とも直交する幅方向の両端部には、他面7bから一面7aに向けて湾曲状に折り返された折返し部7cが形成されている。そして、ハンドレール駆動装置30を検査する際、メモリ102及び電源部103は、ハンドレール7の一面7aにおける折返し部7cに設置される。すなわち、メモリ102及び電源部103は、ハンドレール7における駆動ローラー32A、32B、32Cと接触しない箇所に設置される。これにより、ハンドレール駆動装置30を検査する際に、メモリ102及び電源部103が駆動ローラー32A、32B、32Cとハンドレール7の間に挟まれて破損することを防ぐことができる。
なお、メモリ102及び電源部103をハンドレール7の一面7aにおける折返し部7cに設置した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、メモリ102及び電源部103をハンドレール7の他面7bに設置してもよい。
圧電素子101からの情報がメモリ102に記憶されるとメモリ102は、検査を行う作業員によってハンドレール7から取り外される。そして、メモリ102は、外部に設けたパーソナルコンピュータ等の判断部に接続される。判断部は、メモリ102に記憶された情報に基づいてハンドレール駆動装置30の状態を検査する。この判断部と、検査装置100によって検査システムが構成される。
図4に示す例では、メモリ102に記憶された情報を判断部に送信するために、ハンドレール7からメモリ102を取り外す例を説明したが、これに限定されるものではない。図5は、検査システムの他の例を示すブロック図である。
図5に示す検査システム200は、検査装置100Aと、受信部105と、判断部106とを有している。検査装置100Aは、圧電素子101と、メモリ102と、電源部103と、送信部104を有している。メモリ102には、圧電素子101が検出した情報が記憶される。そして、メモリ102に記憶された情報は、送信部104に送られる。
送信部104は、外部に設けた受信部105と無線からなるネットワーク108を介して接続されている。そして、送信部104は、メモリ102に記憶された情報を受信部105に送信する。判断部106は、送信部104から受信部105に送信された情報に基づいて、ハンドレール駆動装置30の状態を検査する。判断部106としては、例えば、枠体2に設けられた制御盤3を用いてもよい。
図5に示す検査システム200によれば、メモリ102をハンドレール7から取り外すことなく、圧電素子101が検出した情報を判断部106に送信することができる。
2.ハンドレール駆動装置30の検査方法
次に、上述した検査装置100を用いたハンドレール駆動装置30の検査方法について図3、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、圧電素子101が検出し、メモリ102に記憶された情報を示すグラフである。
まず、図3に示すように、作業員は、検査装置100をハンドレール7の一面7aに設置する。上述したように、圧電素子101は、ハンドレール7における3つの駆動ローラー32A、32B、32Cが接触する箇所に設置され、メモリ102及び電源部103は、ハンドレール7の折返し部7cに設置される。
次に、作業員は、駆動機構10を駆動させて、ハンドレール7を循環移動させる。上述したように、圧電素子101の長さNは、駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38の全周の長さよりも短く設定されている。そのため、検査装置100がハンドレール駆動装置30を1回通過しても、圧電素子101は、駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38の全周の内、一部分にのみしか接触しない。そのため、接触部38の全周を検査するためには、ハンドレール7を複数周回(本例では、3周)、循環移動させて、検査装置100をハンドレール駆動装置30に複数回通過させることが好ましい。
ハンドレール7が複数周回、循環移動すると、作業員は、駆動機構10を停止させて、ハンドレール7を停止させる。次に、作業員は、ハンドレール7に設置したメモリ102を取り外す。メモリ102には、例えば、図6に示すような情報が記憶される。
上述したように、本例のハンドレール駆動装置30には、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cが設けられている。そのため、図6に示すように、ハンドレール7が1周し、検査装置100がハンドレール駆動装置30を1回通過すると、駆動ローラー32A、32B、32Cと同じ数の3つの挟圧力Pのピークが発生する。
また、ハンドレール7の移動方向を予め把握することで、検査装置100が3つの駆動ローラー32A、32B、32Cを通過する順番が決まる。本例のハンドレール駆動装置30では、ハンドレール7の移動方向の上流側に第1駆動ローラー32Aが配置され、下流側に第3駆動ローラー32Cが配置されている。
そのため、メモリ102に記憶された3つの挟圧力Pのピーク値A1、B1、C1のうち最初のピーク値A1が第1駆動ローラー32Aの挟圧力であると判別することができる。そして、2回目のピーク値B1が、第2駆動ローラー32Bの挟圧力であり、3回目のピーク値C1が、第3駆動ローラー32Cの挟圧力であると判別することができる。
次に、判断部は、メモリ102に記憶された情報に基づいてハンドレール駆動装置30の状態を検査する。
図7は、判断部がハンドレール駆動装置30の状態を検査する方法を示すフローチャートである。
図7に示すように、判断部は、所定時間t内に挟圧力Pがしきい値Xを越えたが否かを判断する(ステップS11)。ステップS11の処理で用いられる所定時間tは、検査装置100をハンドレール7に設置してからハンドレール7が1周する時間に設定される。
ここで、乗客コンベア1には、ハンドレール駆動装置30以外に、ハンドレール7の移動を案内するハンドレールガイド部6は、ハンドレール7の張力を調整する不図示の張力調整部材が設けられている。ステップS11の処理で用いられるしきい値Xは、ハンドレールガイド部6や張力調整部材がハンドレール7を押圧する圧力よりも大きく設定されている。これにより、判断部がハンドレールガイド部6や張力調整部材からの圧力を、ハンドレール駆動装置30からの圧力と混同することを防ぐことができる。
ステップS11において、所定時間t内にしきい値X越えがないと判断した場合(ステップS11のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。
これに対し、ステップS11において、所定時間t内にしきい値X越えがあると判断した場合(ステップS11のYES判定)、判断部は、最初のしきい値X越えから1秒以内に、最初のしきい値X越えを含めて3回のしきい値X越えがあるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、本例では、検査装置100がハンドレール駆動装置30を1回通過する時間が、1秒である。そのため、ステップS12の処理で用いられる時間は、検査装置100がハンドレール駆動装置30を1回通過する時間として1秒以内としている。したがって、ステップS12の処理で用いられる時間は、検査装置100がハンドレール駆動装置30を1回通過する時間に設定されるものである。そのため、ステップS12の処理で用いられる時間は、ハンドレール7の移動速度、及び3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの間隔に応じて適宜設定されるものである。
ステップS12において、1秒以内にしきい値X越えが3回ない場合、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cのうちいずれかの駆動ローラーの接触部38が剥離していると考えられる。そのため、ステップS12において、1秒以内にしきい値X越えが3回ないと判断した場合(ステップS12のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cのうちいずれかの駆動ローラーの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。
また、ステップS12において、1秒以内にしきい値X越えが3回あると判断した場合(ステップS12のYES判定)、判断部は、しきい値Xを越えた3回の挟圧力Pにおける1周目のピーク値を記憶する(ステップS13)。ここで、判断部は、ハンドレール7の移動方向を予め把握している。そのため、判断部は、3回の挟圧力Pのピーク値A1、B1、C1のうち最初のピーク値A1が、第1駆動ローラー32Aの挟圧力であると判別する。そして、判断部は、2回目のピーク値B1が、第2駆動ローラー32Bの挟圧力であると判別し、3回目のピーク値C1が、第3駆動ローラー32Cの挟圧力であると判別する。
次に、判断部は、1周目以降、すなわち1周目における3回目のしきい値X越えの後に所定時間t内にしきい値X越えがあるか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14の処理で用いられる所定時間tは、ハンドレール7が1周する時間に設定される。
ステップS14において、所定時間t内にしきい値X越えがないと判断した場合(ステップS14のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。すなわち、接触部38のうち1周目に圧電素子101が接触した箇所以外で剥離が生じていると判断することができる。
これに対し、ステップS14において、所定時間t内にしきい値X越えがあると判断した場合(ステップS14のYES判定)、判断部は、最初のしきい値X越えから1秒以内に、最初のしきい値X越えを含めて3回のしきい値X越えがあるか否かを判断する(ステップS15)。
ステップS15において、1秒以内にしきい値X越えが3回ないと判断した場合(ステップS15のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cのうちいずれかの駆動ローラーの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。
また、ステップS15において、1秒以内にしきい値X越えが3回あると判断した場合(ステップS15のYES判定)、判断部は、しきい値Xを越えた3回の挟圧力Pにおける2周目のピーク値を記憶する(ステップS16)。ここで、判断部は、3回の挟圧力Pのピーク値A2、B2、C2のうち最初のピーク値A2が、第1駆動ローラー32Aの挟圧力であると判別する。また、判断部は、2回目のピーク値B2が、第2駆動ローラー32Bの挟圧力であると判別し、3回目のピーク値C2が、第3駆動ローラー32Cの挟圧力であると判別する。
次に、判断部は、2周目以降、すなわち2周目における3回目のしきい値X越えの後に所定時間t内にしきい値X越えがあるか否かを判断する(ステップS17)。ステップS17において、所定時間t内にしきい値X越えがないと判断した場合(ステップS17のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。すなわち、接触部38のうち1周目及び2周目に圧電素子101が接触した箇所以外で剥離が生じていると判断することができる。
これに対し、ステップS17において、所定時間t内にしきい値X越えがあると判断した場合(ステップS17のYES判定)、判断部は、2周目の最初のしきい値X越えから1秒以内に、2周目の最初のしきい値X越えを含めて3回のしきい値X越えがあるか否かを判断する(ステップS18)。
ステップS18において、1秒以内にしきい値X越えが3回ないと判断した場合(ステップS18のNO判定)、判断部は、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cのうちいずれかの駆動ローラーの接触部38が剥離、又は挟圧バネ34のセットが不良であると判断する(ステップS21)。
また、ステップS18において、1秒以内にしきい値X越えが3回あると判断した場合(ステップS18のYES判定)、判断部は、しきい値Xを越えた3回の挟圧力Pにおける3周目のピーク値を記憶する(ステップS19)。ここで、判断部は、3回の挟圧力Pのピーク値A3、B3、C3のうち最初のピーク値A3が、第1駆動ローラー32Aの挟圧力であると判別する。また、判断部は、2回目のピーク値B3が、第2駆動ローラー32Bの挟圧力であると判別し、3回目のピーク値C3が、第3駆動ローラー32Cの挟圧力であると判別する。
次に、判断部は、ステップS13、ステップS16及びステップS19の処理で記憶した挟圧力Pのピーク値に基づいて3つの駆動ローラー32A、32B、32Cそれぞれの良否判定を行う(ステップ20)。
図8は、各ローラーの良否判定処理を示すフローチャートである。なお、3つの駆動ローラー32A、32B、32Cの良否判定処理の方法は、全て同一であるため、ここでは、第1駆動ローラー32Aの良否判定処理の方法について説明する。
図8に示すように、判断部は、ステップS13、ステップS16及びステップS19の処理で記憶した、第1駆動ローラー32Aのピーク値A1、A2、A3の平均値と、標準偏差を算出する(ステップS31)。
次に、判断部は、ステップS31で算出した平均値が、所定平均値Y以上でかつ、標準偏差が所定標準偏差Z以下であるか否かを判断する(ステップS32)。ここで、所定平均値Yは、しきい値Xよりも大きい値に設定される。
ステップS32において、ステップS31で算出した平均値が、所定平均値Y以上でかつ、標準偏差が所定標準偏差Z以下であると判断した場合(ステップS32のYES判定)、判断部は、第1駆動ローラー32Aは、良好であると判定する(ステップS33)。
ステップS32において、ステップS31で算出した平均値が、所定平均値Yより小さい、又は、標準偏差が所定標準偏差Zより大きいと判断した場合(ステップS32のNO判定)、判断部は、平均値が所定平均値Y以上で且つ標準偏差が所定標準偏差Zより大きいか否かを判断する(ステップS34)。
平均値が所定平均値Y以上で且つ標準偏差が所定標準偏差Zより大きい場合は、第1駆動ローラー32Aの挟圧力にばらつきが生じていることを意味し、第1駆動ローラー32Aの接触部38に部分的な剥離が発生していると考えられる。そのため、ステップS34において、平均値が所定平均値Y以上で且つ標準偏差が所定標準偏差Zより大きいと判断した場合(ステップS34のYES判定)、判断部は、第1駆動ローラー32Aの接触部38に部分的な剥離が発生していると判定する(ステップS35)。
また、平均値が所定平均より小さくて、かつ標準偏差が所定標準偏差Z以下である場合は、第1駆動ローラー32Aの挟圧力が全体的に小さくなっていると考えられる。そのため、ステップS34において、平均値が所定平均値Yより小さく標準偏差が所定標準偏差Z以下であると判断した場合(ステップS34のYES判定)、判断部は、駆動ローラー32Aの接触部38が摩耗している、又は挟圧バネ34の調整が必要であると判定する(ステップS36)。
これにより、第1駆動ローラー32Aの良否判定が終了する。第2駆動ローラー32B及び第3駆動ローラー32Cにおいても、図8に示す工程を行うことで、良否判定が行われる。
上述したように、本例の検査装置100を有する検査システムによれば、ハンドレール7に圧電素子101を設置するだけで、複雑な機構を用いることなくハンドレール駆動装置30の状態を容易に検査することができる。また、ハンドレールの移動方向と駆動ローラーの設置する順番を把握することにより、圧電素子101で検出した挟圧力のピーク値がどの駆動ローラーのピーク値であるか容易に判別することができる。その結果、駆動ローラー毎の良否判定を容易に行うことができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態では、傾斜型の乗客コンベアとして、踏段間に段差が生じるエスカレーターを例に挙げて説明したが、本発明の乗客コンベアとしては、踏段間に段差が生じない複数の踏段を有する電動道路、いわゆる動く歩道にも適用できるものである。
なお、本例の検査システムは、ハンドレール駆動装置30を検査する際に、検査装置100をハンドレール7に設置する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図5に示す検査システム200を用いることで、検査装置100Aをハンドレール7に常に設置させてもよい。これにより、検査装置100Aをハンドレール7に設置及びハンドレール7からメモリ102を取り外す作業を省略することができる。
さらに、ハンドレール駆動装置30の状態を常時監視することができる乗客コンベアを提供することができる。このとき、判断部106は、上述したように、制御盤3を用いてもよく、或いは乗客コンベア1を監視する監視センターのコンピューターを用いてもよい。
さらに、上述した実施の形態例のハンドレール駆動装置30では、駆動ローラー及び従動ローラーを3つ設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、駆動ローラー及び従動ローラーを2つ以下、或いは4つ以上設けてもよい。そして、駆動ローラーの数が4つ以上に増えても、検査装置の部品点数が増えることがない。
なお、駆動ローラーの数が、1つの場合、検査装置の圧電素子におけるハンドレールの移動方向の長さを、駆動ローラーの円周の長さよりも長く設定することが好ましい。これにより、検査装置がハンドレール駆動装置を1回通過することで、圧電素子は、駆動ローラーの全周に接触する。その結果、ハンドレールを複数周回、循環移動させることなく、ハンドレール駆動装置の検査を行うことができる。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…乗客コンベア、 2…枠体、 3…制御盤、 4…欄干部、 5…踏段、 6…ハンドレールガイド部、 7…ハンドレール、 7a…一面、 7b…他面、 7c…折返し部、 8…運転盤、 10…駆動機構、 11…伝達チェーン、 12…踏段チェーン、 13…駆動スプロケット、 14…従動スプロケット、 15…ハンドレール駆動チェーン、 16…伝達プーリ、 21…電動機、 22…減速機、 30…ハンドレール駆動装置、 31…支持部、 32A…第1駆動ローラー、 32B…第2駆動ローラー、 32C…第3駆動ローラー、 33…従動ローラー、 34…挟圧バネ、 37…本体部、 38…接触部、 100、100A…検査装置、 101…圧電素子、 102…メモリ、 103…電源部、 104…送信部、 105…受信部、 106…判断部、 200…検査システム

Claims (8)

  1. 乗客コンベアのハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置される圧電素子と、
    前記圧電素子が検出した情報が記憶されるメモリと、を備え、
    前記圧電素子は、前記駆動ローラーと前記ハンドレールの間に挟みこまれた時の、前記駆動ローラーからの圧力を検出し、外部の判断部により前記ハンドレール駆動装置の状態を検査する際の情報を取得する
    ハンドレール駆動装置の検査装置。
  2. 前記圧電素子は、前記ハンドレールの前記一面における前記駆動ローラーが接触する箇所に設置され、
    前記メモリは、前記ハンドレールにおける前記駆動ローラーが接触しない箇所に設置される
    請求項1に記載のハンドレール駆動装置の検査装置。
  3. 前記ハンドレールの移動方向と直交する幅方向の両側には、前記一面と対向する他面から前記一面に向けて折り返された折返し部が形成され、
    前記メモリは、前記折返し部に設置される
    請求項2に記載のハンドレール駆動装置の検査装置。
  4. 前記ハンドレール駆動装置は、前記駆動ローラーを複数有し、
    前記圧電素子における前記ハンドレールの移動方向の長さは、複数の前記駆動ローラーにおける隣り合う2つの駆動ローラーが前記ハンドレールに接触する間隔よりも短く設定されている
    請求項1に記載のハンドレール駆動装置の検査装置。
  5. 前記ハンドレール駆動装置は、1つの前記駆動ローラーを有し、
    前記圧電素子における前記ハンドレールの移動方向の長さは、前記駆動ローラーの円周の長さよりも長く設定されている
    請求項1に記載のハンドレール駆動装置の検査装置。
  6. 乗客コンベアのハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置される圧電素子及び前記圧電素子が検出した情報が記憶されるメモリを有する検査装置と、
    前記メモリに記憶された情報に基づいて、前記ハンドレール駆動装置の状態を検査する判断部と、を備え、
    前記圧電素子は、前記駆動ローラーと前記ハンドレールの間に挟みこまれた時の、前記駆動ローラーからの圧力を検出する
    ハンドレール駆動装置の検査システム。
  7. 乗客コンベアのハンドレールにおけるハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置された圧電素子により、前記駆動ローラーと前記ハンドレールの間に挟みこまれた時の、前記駆動ローラーからの圧力を検出する工程と、
    前記圧電素子が検出した情報をメモリに記憶する工程と、
    前記メモリに記憶された情報に基づいて、判断部が前記ハンドレール駆動装置の状態を検査する工程と、
    を含むハンドレール駆動装置の検査方法。
  8. 建築構造物に設置された枠体と、
    前記枠体内に配置され、無端状に連結されて循環移動する複数の踏段と、
    前記枠体の上部に支持された欄干部と、
    前記欄干部に設けたハンドレールガイド部に移動可能に支持された、無端状のハンドレールと、
    前記ハンドレールを前記複数の踏段と同一方向に、前記複数の踏段と同期して循環移動させるハンドレール駆動装置と、
    前記ハンドレールにおける前記ハンドレール駆動装置の駆動ローラーが接触する一面に設置される圧電素子と、
    前記圧電素子が検出した情報が記憶されるメモリと、を備え、
    前記圧電素子は、前記駆動ローラーと前記ハンドレールの間に挟みこまれた時の、前記駆動ローラーからの圧力を検出し、外部の判断部により前記ハンドレール駆動装置の状態を検査する際の情報を取得する
    乗客コンベア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022201297A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 三菱電機株式会社 エスカレーター

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