JP2020082424A - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、および、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】重複領域と、該重複領域に隣接する画像と、の間の色ムラを抑制を抑制する。【解決手段】画像処理装置は、色変換処理を含む生成処理を実行して複数個の部分印刷データを生成し、該部分印刷データを用いて、N回目の部分印刷と(N+1)回目の部分印刷とを印刷実行部に実行させる。N回目の部分印刷で印刷される領域は、N回目と(N+1)回目の部分印刷の両方でドットが形成される重複領域と、重複領域よりも副走査方向の下流側の第1の非重複領域と、上流側の第2の非重複領域と、を含む。色変換処理は、第1の非重複領域に対応するデータに対して第1のプロファイルを参照して実行される第1の変換処理と、第2の非重複領域に対応するデータに対して第2のプロファイルを参照して実行される第2の変換処理と、重複領域に対応するデータに対して実行される、第1および第2の変換処理とは異なる第3の変換処理と、を含む。【選択図】 図5

Description

本明細書は、主走査を行いつつドットを形成する部分印刷と副走査とを複数回実行することで印刷を行う印刷実行部のための画像処理に関する。
主走査の往路で行われる往路印刷と、主走査の復路で行われる復路印刷と、を組み合わせた双方向印刷を行う印刷システムが知られている。例えば、特許文献1には、往路印刷で印刷される領域の端部と、次の復路印刷で印刷される領域の端部と、を重複させて印刷を行う技術が開示されている。特許文献2には、双方向印刷において、色ムラが発生しやすい場合に、往路印刷で使用する印刷データを作成する際には、第1の変換テーブルを使用し、復路印刷で使用する印刷データを作成する際には、第2の変換テーブルを使用する技術が開示されている。これらの技術によって双方向印刷によって印刷される画像の画質の向上が図られている。
特開2011−84005号公報 特開2005−342962号公報
しかしながら、上記技術では、往路印刷と復路印刷とで重複して印刷される重複領域の印刷データについて十分に工夫されているとは言えなかった。このために、双方向印刷で印刷される画像において、重複領域と、該重複領域に隣接する画像と、の間の色ムラが目立つ可能性があった。
本明細書は、双方向印刷で印刷される画像において、重複領域と、該重複領域に隣接する画像と、の間の色ムラを抑制できる技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]第1種のインクを吐出する第1種のノズルと、前記第1種のノズルとは主走査方向の位置が異なり、第2種のインクを吐出する第2種のノズルと、を有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部であって、前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによって前記印刷媒体にドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を複数回実行することで印刷を行う、前記印刷実行部のための画像処理装置であって、第1種の色値と、前記第1種のインクと前記第2種のインクを含む複数種のインクに対応する成分値を含む第2種の色値と、の対応関係を規定する複数個のプロファイルを格納する格納部であって、前記複数個のプロファイルは、前記主走査方向に沿う第1の印刷方向に対応する第1のプロファイルと、前記第1の印刷方向とは逆の第2の印刷方向に対応する第2のプロファイルと、を含む、前記格納部と、複数個の画素に対応する複数個の前記第1種の色値を含む対象画像データを取得する画像取得部と、前記対象画像データを用いて、前記第1の印刷方向で行われるN回目(Nは1以上の整数)の前記部分印刷のための第Nの部分印刷データと、前記第2の印刷方向で行われる(N+1)回目の前記部分印刷のための第(N+1)の部分印刷データと、を含む複数個の部分印刷データを生成する生成処理を実行する印刷データ生成部であって、前記生成処理は、前記対象画像データに含まれる前記複数個の第1種の色値のそれぞれを前記第2種の色値に変換する色変換処理を含む、前記印刷データ生成部と、前記複数個の部分印刷データを用いて、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷を前記印刷実行部に実行させることによって、前記対象画像データに基づく印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御部と、を備え、前記N回目の部分印刷で印刷される領域は、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷との両方でドットが形成される第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の下流側の第1の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成され前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない前記第1の非重複領域と、を含み、前記(N+1)回目の部分印刷で印刷される領域は、前記第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の上流側の第2の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成されず前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成される前記第2の非重複領域と、を含み、前記色変換処理は、前記対象画像データのうち、前記第1の非重複領域に対応するデータに対して実行される第1の変換処理であって、前記第1のプロファイルを参照して実行される前記第1の変換処理と、前記対象画像データのうち、前記第2の非重複領域に対応するデータに対して実行される第2の変換処理であって、前記第2のプロファイルを参照して実行される前記第2の変換処理と、前記対象画像データのうち、前記第1の重複領域に対応するデータに対して実行される第3の変換処理であって、前記第1の変換処理および前記第2の変換処理とは異なる前記第3の変換処理と、を含む、画像処理装置。
上記構成によれば、第1の印刷方向で行われるN回目の部分印刷と、第2の印刷方向で行われる(N+1)回目の部分印刷と、を含む印刷(いわゆる双方向印刷)において、印刷データ生成部によって実行される色変換処理は、第1の重複領域に対応するデータに対して実行される第3の変換処理であって、第1の変換処理および第2の変換処理とは異なる第3の変換処理を含む。この結果、第1の重複領域内の画像が、適切な色で印刷され得るので、第1の重複領域内の画像と、該第1の重複領域に隣接する画像と、の間の色ムラを抑制し得る。
なお、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、印刷装置、印刷実行部の制御方法、印刷方法、これらの装置および方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
実施例の印刷システム1000の構成を示すブロック図である。 印刷機構100の概略構成を示す図である。 画像処理のフローチャートである。 用紙Mに印刷画像PIが印刷される場合の説明図である。 第1実施例の色変換処理のフローチャートである。 パスデータ出力処理のフローチャートである。 分配パターンデータPDとヘッド位置P3〜P5での部分印刷の記録率とを示す図である。 第2実施例の色変換処理のフローチャートである。 第2実施例の色変換処理の説明図である。 第3実施例の色変換処理のフローチャートである。 第4実施例の色変換処理のフローチャートである。 第5実施例の色変換処理のフローチャートである。 第5実施例の色変換処理の説明図である。
A.第1実施例:
A−1: 印刷システム1000の構成
次に、実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、実施例の印刷システム1000の構成を示すブロック図である。
印刷システム1000は、プリンタ200と、本実施例の画像処理装置としての端末装置300と、を含んでいる。プリンタ200と、端末装置300と、は、有線または無線のネットワークNWを介して、通信可能に接続されている。
端末装置300は、プリンタ200のユーザが使用する計算機であり、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンである。端末装置300は、端末装置300のコントローラとしてのCPU310と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置320と、RAMなどの揮発性記憶装置330と、マウスやキーボードなどの操作部360と、液晶ディスプレイなどの表示部370と、通信部380と、を備えている。通信部380は、ネットワークNWに接続するための有線または無線のインタフェースを含む。
揮発性記憶装置330は、CPU310のためのバッファ領域331を提供する。不揮発性記憶装置320には、コンピュータプログラムPG1と複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2とが格納されている。コンピュータプログラムPG1と複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2とは、例えば、サーバからダウンロードされる形態、あるいは、DVD−ROMなどに格納される形態で、プリンタ200の製造者によって提供される。CPU310は、コンピュータプログラムPG1を実行することによって、プリンタ200を制御するプリンタドライバとして機能する。プリンタドライバとしてのCPU310は、例えば、後述する画像処理を実行して、プリンタ200に画像を印刷させる。
複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2は、それぞれ、RGB表色系の色値(RGB値)と、CMYK表色系の色値(CMYK値)と、の対応関係を規定するプロファイルである。複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2は、後述する画像処理において、RGB値をCMYK値に変換する色変換処理のために用いられる。RGB値は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3個の成分値を含む色値である。CMYK値は、印刷に用いられる複数種のインクに対応する複数個の成分値、本実施例では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、黒(K)の成分値を含む色値である。RGB値およびCMYK値は、例えば、256階調の値である。複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2は、例えば、ルックアップテーブルである。複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2については後述する。
プリンタ200は、例えば、印刷機構100と、プリンタ200のコントローラとしてのCPU210と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置220と、RAMなどの揮発性記憶装置230と、ユーザによる操作を取得するためのボタンやタッチパネルなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、通信部280と、を備えている。通信部280は、ネットワークNWに接続するための有線または無線のインタフェースを含む。プリンタ200は、通信部280を介して、外部装置、例えば、端末装置300と通信可能に接続される。
揮発性記憶装置230は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域231を提供する。不揮発性記憶装置220には、コンピュータプログラムPG2が格納されている。コンピュータプログラムPG2は、本実施例では、プリンタ200を制御するための制御プログラムであり、プリンタ200の出荷時に不揮発性記憶装置220に格納されて提供され得る。これに代えて、コンピュータプログラムPG2は、サーバからダウンロードされる形態で提供されても良く、DVD−ROMなどに格納される形態で提供されてもよい。CPU210は、コンピュータプログラムPG2を実行することにより、例えば、後述する画像処理によって端末装置300から送信される印刷データや方向情報(後述)に従って印刷機構100を制御して印刷媒体(例えば、用紙)上に画像を印刷する。
印刷機構100は、C、M、Y、Kの各インク(液滴)を吐出して印刷を行う。印刷機構100は、印刷ヘッド110とヘッド駆動部120と主走査部130と搬送部140とを備えている。
図2は、印刷機構100の概略構成を示す図である。図2(A)に示すように、主走査部130は、印刷ヘッド110を搭載するキャリッジ133と、キャリッジ133を主走査方向(図2のX軸方向)に沿って往復動可能に保持する摺動軸134と、を備えている。主走査部130は、図示しない主走査モータの動力を用いて、キャリッジ133を摺動軸134に沿って往復動させる。これによって、用紙Mに対して主走査方向に沿って印刷ヘッド110を往復動させる主走査が実現される。
搬送部140は、用紙Mを保持しつつ、主走査方向と交差する搬送方向AR(図2の+Y方向)に用紙Mを搬送する。図2に示すように、用紙台145と、上流ローラ対142と、下流ローラ対141と、を備えている。以下では、搬送方向ARの上流側(−Y側)を、単に、上流側とも呼び、搬送方向ARの下流側(+Y側)を単に下流側とも呼ぶ。
上流ローラ対142は、印刷ヘッド110よりも上流側(−Y側)で用紙Mを保持し、下流ローラ対141は、印刷ヘッド110よりも下流側(+Y側)で用紙Mを保持する。用紙台145は、上流ローラ対142と、下流ローラ対141と、の間の位置であって、かつ、印刷ヘッド110のノズル形成面111と対向する位置に配置されている。図示しない搬送モータによって下流ローラ対141と上流ローラ対142とが駆動されることによって、用紙Mが搬送される。
ヘッド駆動部120(図1)は、主走査部130が印刷ヘッド110の主走査を行っている最中に、印刷ヘッド110に駆動信号を供給して、印刷ヘッド110を駆動する。印刷ヘッド110は、駆動信号に従って、搬送部140によって搬送される用紙上にインクを吐出してドットを形成する。
図2(B)は、−Z側(図2における下側)から見た印刷ヘッド110の構成が図示されている。図2(B)に示すように、印刷ヘッド110のノズル形成面111には、複数のノズルからなる複数のノズル列、すなわち、上述したC、M、Y、Kの各インクを吐出するノズル列NC、NM、NY、NKが形成されている。各ノズル列は、複数個のノズルNZを含んでいる。複数個のノズルNZは、搬送方向AR(+Y方向)の位置が互いに異なり、搬送方向ARに沿って所定のノズル間隔NTで並ぶ。ノズル間隔NTは、複数のノズルNZの中で搬送方向ARに隣り合う2個のノズルNZ間の搬送方向ARの長さである。これらのノズル列を構成するノズルのうち、最も上流側(−Y側)に位置するノズルNZを、最上流ノズルNZuとも呼ぶ。また、これらのノズルのうち、最も下流側(+Y側)に位置するノズルNZを、最下流ノズルNZdと呼ぶ。最上流ノズルNZuから最下流ノズルNZdまでの搬送方向ARの長さに、さらに、ノズル間隔NTを加えた長さを、ノズル長Dとも呼ぶ。
ノズル列NC、NM、NY、NKの主走査方向の位置は、互いに異なり、副走査方向の位置は、互いに重複している。例えば、図2(B)の例では、Yインクを吐出するノズル列NYの+X方向に、ノズル列NMが配置されている。
A−2. 画像処理
端末装置300のCPU310(図1)は、ユーザからの印刷指示に基づいて、画像処理を実行する。印刷指示には、印刷すべき画像を示す画像データの指定が含まれる。図3は、画像処理のフローチャートである。S10では、CPU310は、印刷指示によって指定される画像データを揮発性記憶装置330から取得する。取得される画像データは、例えば、JPEG圧縮された画像データや、ページ記述言語で記述された画像データなどの各種のフォーマットを有する画像データである。
S20では、CPU310は、取得された画像データに対して、ラスタライズ処理を実行して、RGB値で画素ごとの色を表すRGB画像データを生成する。これによって、本実施例の対象画像データとしてのRGB画像データが取得される。RGB値は、例えば、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の成分値を含む色値である。
S30では、CPU310は、RGB画像データに対して、色変換処理を実行して、CMYK値で画素ごとの色を表すCMYK画像データを生成する。色変換処理の詳細については、後述する。
S40では、CPU310は、CMYK画像データに対して、ハーフトーン処理を実行して、CMYKのそれぞれの色成分について、ドット形成状態を画素ごとに表すドットデータを生成する。ドットデータの各画素の値は、例えば、「ドット無し」と「ドット有り」の2階調、あるいは、「ドット無し」「小」「中」「大」の4階調のドットの形成状態を示す。ハーフトーン処理は、ディザ法や誤差拡散法などの公知の手法を用いて実行される。ドットデータは、印刷媒体上に形成すべきドットで構成された印刷画像PI(後述)を示す画像データである。
S50では、CPU310は、ドットデータを用いてパスデータ出力処理を実行する。具体的には、CPU310は、ドットデータのうち、後述する1回の部分印刷SP分のデータ(パスデータ)を生成し、該パスデータに各種の制御データを付加して、印刷機構100に出力する。制御データには、部分印刷SP後に実行すべきシートの搬送Tの搬送量を指定するデータが含まれる。パスデータ出力処理の詳細については後述する。
これによって、CPU310は、印刷機構100に印刷画像PIを印刷させることができる。具体的には、CPU310は、ヘッド駆動部120と、主走査部130と、搬送部140と、を制御して、部分印刷SPとシート搬送Tとを、交互に繰り返し複数回に亘って実行させることによって印刷を行う。1回の部分印刷SPでは、用紙Mを用紙台145上に停止した状態で、1回の主走査を行いつつ、印刷ヘッド110のノズルNZから用紙M上にインクを吐出することによって、印刷すべき画像の一部分が用紙Mに印刷される。1回のシート搬送Tは、所定の搬送量だけ用紙Mを搬送方向ARに移動させる搬送である。本実施例では、CPU310は、m回(mは、3以上の整数)の部分印刷SPmを印刷機構100に実行させる。
図4は、用紙Mnに印刷画像PIが印刷される場合の説明図である。図4の例では、印刷画像PIは、5回の部分印刷SPで印刷される(m=5)。さらに、図4には、ヘッド位置P、すなわち、用紙Mに対する印刷ヘッド110の搬送方向の相対的な位置が、部分印刷SPごと(すなわち、主走査ごと)に図示されている。複数回の部分印刷SPに対して、実行順に、パス番号k(kは、1以上m以下の整数)を付し、k回目の部分印刷SPを、部分印刷SPkとも呼ぶ。そして、部分印刷SPkを行う際のヘッド位置Pを、ヘッド位置Pkと呼ぶ。そして、k回目の部分印刷SPkと、(k+1)回目の部分印刷SP(k+1)と、の間に行われるシート搬送Tを、k回目のシート搬送Tkとも呼ぶ。図4には、1〜5回目の部分印刷SP1〜SP5に対応するヘッド位置P1〜P5と、シート搬送T1〜T4と、が図示されている。
なお、図4において、用紙M上に形成される印刷画像PIは、複数個の非重複領域(1パス領域とも呼ぶ)NA1〜NA5(図4のハッチングされていない領域)と、複数個の重複領域(2パス領域とも呼ぶ)SA1〜SA4(図4のハッチングされた領域)と、を含む。
1パス領域NA1〜NA5は、それぞれ、1回の部分印刷のみで画像が形成可能な領域である。具体的には、1パス領域NAkには、k回目の部分印刷SPk、すなわち、ヘッド位置Pkで行われる部分印刷SPkのみで画像が形成可能である。
2パス領域SA1、SA2は、2回の部分印刷で画像が形成可能な領域である。具体的には、2パス領域SAkには、k回目の部分印刷SPkと(k+1)回目の部分印刷SP(k+1)とで画像が形成可能である。すなわち、2パス領域SAkには、ヘッド位置Pkで行われる部分印刷SPkと、ヘッド位置P(k+1)で行われる部分印刷SP(k+1)と、でドットが形成可能である。2パス領域SAkは、1パス領域NAkと1パス領域NA(k+1)との間に位置する。
なお、図4に示すように、1回目の部分印刷SP1で印刷可能な部分領域RA1は、1パス領域NA1と、1パス領域NA1の上流側の2パス領域SA1と、を含む。2回目から4回目の部分印刷SP2〜SP4で印刷可能な部分領域RA2〜RA4は、それぞれ、1パス領域NAkと、1パス領域NAkの上流側の2パス領域SAkと、1パス領域NAkの下流側の2パス領域SA(k−1)と、を含む(kは、2〜4のいずれか)。最後の部分印刷SP5で印刷可能な部分領域RA5は、1パス領域NA5と、1パス領域NA5の下流側の2パス領域SA4と、を含む。
2パス領域SAkを設ける理由を説明する。仮に、2パス領域SAkを設けずに、1パス領域に印刷される画像(1パス部分画像とも呼ぶ)だけで印刷画像が構成されているとする。この場合には、用紙Mの搬送量のばらつき等に起因して、互いに搬送方向ARに隣り合う2個の1パス部分画像の境界に、白スジや黒スジが現れるいわゆるバンディングと呼ばれる不具合が発生し得る。バンディングは、印刷画像PIの画質を低下させる。2個の1パス領域NAkの間に2パス領域SAk領域を設けて、該領域内に画像(2パス部分画像とも呼ぶ)を印刷することで、上述したバンディングと呼ばれる不具合を抑制できる。2パス部分画像では、1個のラスタライン上のドットが2回の部分印刷にて形成されるので、1個のラスタライン上の全ドットが、他のラスタライン上の全ドットに対して、同じようにずれることを抑制できるためである。
ここで、用紙Mに画像が印刷されると用紙Mがインクを吸収した影響等によって用紙Mが変形しやすくなる。そして、最後の部分印刷SP5は、用紙Mが上流ローラ対142で保持されず、下流ローラ対141だけで保持された状態実行される。このために、部分印刷SP5は、用紙Mが変形した状態で行われやすいので、ドットの着弾位置がばらつきやすい。このために、部分印刷SP5と直前の部分印刷SP4とで印刷される2パス領域SA4の搬送方向ARの長さHbは、他の2パス領域SA1〜SA3の搬送方向ARの長さHaよりも長くされている。これによって、ドットの着弾位置がばらつきに起因して2パス領域SA5に発生し得る色ムラを低減できる。また、2パス領域SAkの搬送方向ARの長さを過度に長くすると印刷速度が低下するので、印刷速度の低下を低減すべく、2パス領域SA1〜SA3の搬送方向ARの長さHaは、長さHbよりも短くされている。
部分印刷SPの印刷方向は、主走査方向に沿う2つの方向、すなわち、往路方向と復路方向とのいずれかである。すなわち、部分印刷SPは、往路方向(図4の+X方向)の主走査を行いつつドットを形成する往路印刷と、復路方向(図4の−X方向)の主走査を行いつつドットを形成する復路印刷と、のいずれかである。図4にて部分領域内には、+X方向または−X方向の実線の矢印が付されている。+X方向の実線の矢印が付された部分領域(例えば、図4の部分領域RA1、RA3、RA5)は、往路印刷によって画像が印刷される往路部分領域である。−X方向の実線の矢印が付された部分領域(例えば、図4のRA2、RA4)は、復路印刷によって印刷される復路部分領域である。
図4に示すように、本実施例の印刷は、往路印刷と復路印刷とが交互に実行される双方向印刷である。双方向印刷は、例えば、往路印刷のみが繰り返し実行される片方向印刷よりも印刷時間を短縮できる。片方向印刷では、往路印刷の後、再度、往路印刷を行うために、部分印刷を行うことなく、印刷ヘッド110を復路方向に移動させる必要があるが、双方向印刷では、その必要がないためである。
A−3.色変換処理
先ず、色変換処理で用いられる複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2(図1)について説明する。図2(B)に示すように、印刷ヘッド110に示すように、CMYKのノズル列NC、NM、NY、NKは、主走査方向の位置が互いに異なっている。このために、用紙M上の同じ位置にCMYKの各ドットを形成する場合に、往路印刷と復路印刷との間で、ドットの形成順序が異なる。例えば、図2(B)の例では、往路印刷では、K、C、M、Yの順番でドットが形成され、復路印刷では、逆に、Y、M、C、Kの順番でドットが形成される。この結果、複数色のドットが重なり合う領域では、往路印刷で印刷される部分画像と復路印刷で印刷される画像との間でドットが重なる順序が異なる。このために、往路印刷で印刷される部分画像と復路印刷で印刷される画像との間では、互いに同じドットデータを用いて印刷したとしても、印刷される色味が互いに異なる場合がある。このような往路印刷で印刷される部分画像と復路印刷で印刷される画像との間で印刷される色の相違(往復間色差とも呼ぶ)が生じる。図4の往路印刷で印刷される1パス領域NA1、NA3、NA5に印刷される画像と、復路印刷で印刷される1パス領域NA2、NA4に印刷される画像と、の間では、往復間色差が生じる。
また、2パス領域SA1〜SA4に印刷される画像は、2回の部分印刷SPで印刷される。このために、2パス領域SA1〜SA4に印刷される画像では、1回の部分印刷SPで印刷される1パス領域NA1〜NA5に印刷される画像とはドットが重なる順序が異なる。このために、2パス領域SA1〜SA4に印刷される画像と1パス領域NA1〜NA5に印刷される画像との間では、色の相違が生じ得る。
さらには、2パス領域SA1、SA3では、往路印刷の後に復路印刷が行われるので、K、C、M、Y、Y、M、C、Kの順番でドットが形成される。これに対して2パス領域SA2、SA4では、復路印刷の後に往路印刷が行われるので、Y、M、C、K、K、C、M、Yの順番でドットが形成される。このために、2パス領域SA1、SA3に印刷される画像と2パス領域SA2、SA4に印刷される画像とはドットが重なる順序が異なる。このために、2パス領域SA1、SA3に印刷される画像と2パス領域SA2、SA4に印刷される画像との間では、色の相違が生じ得る。
本実施例では、このような色の相違を低減するために複数個のプロファイルFP、RP、OP1、OP2が用いられる。往路用プロファイルFPは、往路方向で印刷される1パス領域NA1、NA3分の印刷データを生成する際に用いられる。復路用プロファイルRPは、復路方向で印刷される1パス領域NA2、NA4分の印刷データを生成する際に用いられる。第1の重複領域用(2パス領域用)プロファイルOP1は、往路方向で一部が印刷された後に復路方向で残りの一部が印刷される2パス領域SA1、SA3分の印刷データを生成する際に用いられる。第2の重複領域用プロファイルOP2は、復路方向で一部が印刷された後に往路方向で残りの一部が印刷される2パス領域SA2、SA4分の印刷データを生成する際に用いられる。
これらのプロファイルFP、RP、OP1、OP2は、上述した色の相違を小さくするように、互いに色合わせが行われている。具体的には、これらのプロファイルFP、RP、OP1、OP2は、特定のRGB値を、これらのプロファイルを用いてそれぞれ変換して得られるCMYK値に基づいて、対応する印刷方法でそれぞれ印刷される色が、互いに近い色になるように調整されている。これらの調整は、実際に印刷された画像における色の相違を目視や測色によって評価することによって行われている。
次にこれらのプロファイルFP、RP、OP1、OP2を用いて行われる図3のS30の色変換処理について説明する。図5は、第1実施例の色変換処理のフローチャートである。
S100では、CPU310は、注目ラスタラインを選択する。色変換処理の対象となるRGB画像データによって示されるRGB画像RIは、図4の印刷画像PIと対応している。このために、図4は、RGB画像RIを示す図とも言うことができる。RGB画像RIは、図4のX方向(印刷時の主走査方向に対応する方向)に延び、Y方向の位置が互いい異なる複数本のラスタラインRL(例えば、図4のRL1)を含んでいる。各ラスタラインRLは、図4のX方向に延びるラインであり、複数個の画素によって構成される。CPU310は、例えば、複数本のラスタラインRLの中から1本の注目ラスタラインを、印刷時の搬送方向ARの下流側に対応する側(図4の+Y側)から順次に選択する。例えば、最初の注目ラスタラインは、図4のラスタラインRL1である。
S105では、CPU310は、注目ラスタラインは、2パス領域内であるか否かを判断する。RGB画像RIは、印刷画像PIと対応しているから、RGB画像RI上にも、印刷画像PIと同様に、図4に示すような1パス領域NA1〜NA5および2パス領域SA1〜SA4を定義できる。
注目ラスタラインが2パス領域内に位置する場合には(S105:YES)、S110にて、CPU310は、注目ラスタラインが位置する2パス領域(注目2パス領域とも呼ぶ)は、往路方向で印刷された後に復路方向で印刷されるか、復路方向で印刷された後に往路方向で印刷されるかを判断する。例えば、注目ラスタラインが図4の2パス領域SA1、SA3内に位置する場合には、注目2パス領域は往路方向で印刷された後に復路方向で印刷されると判断される。注目ラスタラインが図4の2パス領域SA2、SA4内に位置する場合には、注目2パス領域は復路方向で印刷された後に往路方向で印刷されると判断される。
注目2パス領域が往路方向で印刷された後に復路方向で印刷される場合には(S110:YES)、S115にて、CPU310は、第1の重複領域用プロファイルOP1を参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。これによって、注目ラスタラインに含まれる複数個の画素のRGB値は、それぞれ、CMYK値に変換される。
注目2パス領域が復路方向で印刷された後に往路方向で印刷される場合には(S110:NO)、S120にて、CPU310は、第2の重複領域用プロファイルOP2を参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
注目ラスタラインが2パス領域内に位置しない場合には(S105:NO)、すなわち、注目ラスタラインが1パス領域内に位置する場合には、S170にて、CPU310は、注目ラスタラインが位置する1パス領域(注目1パス領域とも呼ぶ)は、往路方向で印刷されるか、復路方向で印刷されるかを判断する。例えば、注目1パス領域が図4の1パス領域NA1、NA3内に位置する場合には、注目1パス領域は往路方向で印刷されると判断される。注目ラスタラインが図4の1パス領域NA2、NA4である場合には、注目1パス領域は復路方向で印刷されると判断される。
注目1パス領域が往路方向で印刷される場合には(S170:YES)、S175にて、CPU310は、往路用プロファイルFPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
注目1パス領域が復路方向で印刷される場合には(S170:NO)、S180にて、CPU310は、復路用プロファイルRPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
S190では、CPU310は、RGB画像RIに含まれる全てのラスタラインRLを処理したか否かを判断する。全てのラスタラインRLが処理された場合には(S190:YES)、CPU310は、色変換処理を終了する。未処理のラスタラインRLがある場合には(S190:NO)、CPU310は、S100に戻る。
A−4.パスデータ出力処理
次に、図3のS50のパスデータ出力処理について説明する。図6は、パスデータ出力処理のフローチャートである。S40のハーフトーン処理にて生成されるドットデータによって示される印刷画像PI(図4)は、RGB画像RIと同様に、複数本のラスタラインRLを含んでいる。
S200では、CPU310は、複数本のラスタラインRLから、1本の注目ラスタラインを選択する。注目ラスタラインは、上述した色変換処理と同様に、印刷時の搬送方向ARの下流側に対応する側(図4の+Y側)から順次に選択される。ここで、注目ラスタラインを印刷する部分印刷SPを注目部分印刷とも呼ぶ。ただし、注目ラスタラインが2回の部分印刷SPで印刷される場合、すなわち、注目ラスタラインが、2パス領域内に位置する場合には、2回の部分印刷のうち、先に行われる部分印刷を注目部分印刷とする。例えば、図4のラスタラインRL1、RL2が、注目ラスタラインである場合には、注目部分印刷は、ヘッド位置P1(図4)で行われる部分印刷SP1である。
S210では、CPU310は、注目ラスタラインが、2パス領域内に位置するか否かを判断する。
注目ラスタラインが2パス領域内に位置する場合には(S210:YES)、S215にて、CPU310は、注目ラスタラインに対応する分配パターンデータPDを取得する。図7は、分配パターンデータPDと、ヘッド位置P3〜P5での部分印刷の記録率と、を示す図である。図7(A)に示すように、分配パターンデータPDは、注目ラスタラインの各画素に対応する値を有する二値データである。分配パターンデータPDの値「0」は、その画素に対応するドットが、注目部分印刷にて形成されるべきであることを示している。分配パターンデータPDの値「1」は、その画素に対応するドットが、注目部分印刷の次の部分印刷にて形成されるべきであることを示している。
ここで、図7(B)の記録率R3、R4、R5は、それぞれ、ヘッド位置P3、P4、P5での部分印刷SP3、SP4、SP5における記録率である。図7(B)では、搬送方向ARの位置に対する各記録率R3、R4、R5が示されている。1パス部分画像NA3(図4)に対応する搬送方向ARの範囲では、記録率R3は、100%である。同様に、1パス部分画像NA4、NA5(図4)に対応する搬送方向ARの範囲では、記録率R4、R5は、100%である。
2パス部分画像SA3(図4)に対応する搬送方向ARの範囲では、記録率R3は、搬送方向ARの上流側(図7(B)の下側)に向かうに連れて、直線的に減少する。2パス部分画像SA3(図4)に対応する搬送方向ARの範囲では、記録率R4は、搬送方向ARの下流側(図7(B)の上側)に向かうに連れて、直線的に減少する。2パス部分画像SA3(図4)に対応する搬送方向ARの範囲では、記録率R3と記録率R4との和は、100%である。2パス部分画像SA4(図4)に対応する搬送方向ARの範囲における記録率R4、R5についても同様である。
なお、図7(B)では、ヘッド位置P3〜P5での部分印刷についてのみ記録率を示したが、他のヘッド位置P1、P2においても、同様の記録率となっている。これによって、1パス部分画像NA1〜NA5、2パス部分画像SA1〜SA4のそれぞれにて、100%の記録率で印刷が可能である。
分配パターンデータPDは、2パス部分画像が印刷される重複領域における搬送方向ARの位置に応じて、上述した記録率が実現されるように、生成される。
S220では、CPU310は、分配パターンデータPDに従って、ドットデータのうち、注目ラスタラインに対応するデータ(注目ラスタデータとも呼ぶ)を、出力バッファと、一次保存バッファとに分配して格納する。すなわち、注目ラスタデータのうち、注目部分印刷にて形成すべきドットを示すデータは、出力バッファに格納され、注目部分印刷の次の部分印刷にて形成すべきドットを示すデータは、一次保存バッファに格納される。
注目ラスタラインが重複領域内に位置しない場合には(S210:NO)、注目ラスタラインに含まれる複数個の画素に対応するドットは、全て注目部分印刷にて形成されるべきである。したがって、この場合には、S225にて、CPU310は、ドットデータのうち、注目ラスタデータを、出力バッファに格納する。
S230では、CPU310は、注目部分印刷分のラスタラインが、注目ラスタラインとして全て処理されたか否かを判断する。例えば、図4のヘッド位置P1にて行われる部分印刷SP1が、注目部分印刷である場合において、ヘッド位置P1に対応する複数本のラスタラインRLのうち、搬送方向ARの最上流に位置するラスタラインRL3が、注目ラスタラインである場合には、注目部分印刷分のラスタラインを全て処理したと判断される。
注目部分印刷分のラスタラインが全て処理された場合には(S230:YES)、この時点で、出力バッファに、注目部分印刷分のドットデータが格納されている。したがって、この場合には、S235にて、CPU310は、注目部分印刷分のドットデータを、パスデータとして印刷機構100に出力する。その際に、出力されるパスデータには、注目部分印刷の後に行うべきシート搬送Tの搬送量を示す制御データが付加される。例えば、注目部分印刷が最初の部分印刷SP1であるとする。この場合には、部分印刷SP1で印刷される部分領域RA1の上流側の2パス領域SA1の搬送方向ARの長さはHaである(図4)。したがって、注目部分印刷の後に行うべきシート搬送Tの搬送量は、ノズル長DからHaを減じた値(D−Ha)とされる。
S240では、CPU310は、出力済みのパスデータを出力バッファから消去して、一次保存バッファに格納されたデータを、出力バッファにコピーする。例えば、図4のヘッド位置P1に対応する最後のラスタラインが処理された時点で、ヘッド位置P2に対応する複数本のラスタラインのうち、2パス部分画像SA1が印刷される重複領域内のラスタラインは、既に処理済みである。そして、これらの処理済みのラスタラインに対応するラスタデータのうち、ヘッド位置P2にて行われる部分印刷SP2にて用いられるデータは、一次保存バッファに格納済みである。本ステップでは、これらのデータが出力バッファにコピーされる。
注目部分印刷分の未処理のラスタラインがある場合には(S230:NO)、CPU310は、S235とS240をスキップする。
S245では、CPU310は、印刷画像PI内の全てのラスタラインを注目ラスタラインとして処理したか否かを判断する。未処理のラスタラインがある場合には(S245:NO)、CPU310は、S200に戻って、未処理のラスタラインを注目ラスタラインとして選択する。全てのラスタラインが処理された場合には(S245:YES)、CPU310は、パスデータ出力処理を終了する。
以上説明した本実施例によれば、格納部としての不揮発性記憶装置320には、往路方向に対応する往路用プロファイルFPと、往路方向とは逆の復路方向に対応する復路用プロファイルRPと、が格納されている。画像取得部としてのCPU310は、RGB値を含むRGB画像データを対象画像データとして取得する(図3のS10、S20)。印刷データ生成部としてのCPU310は、RGB画像データを用いて、往路方向で行われるN回目(例えば、図4の例では1回目)の部分印刷SPのためのパスデータ(部分印刷データとも呼ぶ)と、復路方向で行われる(N+1)回目(例えば、図4の例では2回目)の部分印刷SPのためのパスデータと、を含む複数個のパスデータを生成する(図3のS30〜S50)。印刷制御部としてのCPU310は、複数個のパスデータを用いて、N回目の部分印刷SPと(N+1)回目の部分印刷SPとを含む複数回の部分印刷SPを印刷実行部としてのプリンタ200に実行させることによって、印刷画像PIをプリンタ200に印刷させる。N回目の部分印刷SPで印刷される領域(例えば、図4の部分領域RA1)は、N回目の部分印刷SPと(N+1)回目の部分印刷SPとの両方でドットが形成される第1の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA1)と、第1の重複領域よりも下流側の第1の非重複領域(例えば、図4の1パス領域NA1)とを含む。第1の非重複領域は、N回目の部分印刷SPにてドットが形成され、(N+1)回目の部分印刷SPにてドットが形成されない領域である。(N+1)回目の部分印刷SPで印刷される領域(例えば、図4の部分領域RA2)は、第1の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA1)と、第1の重複領域よりも上流側の第2の非重複領域(例えば、図4の1パス領域NA2)と、を含む。第2の重複領域は、N回目の部分印刷SPにてドットが形成されず、(N+1)回目の部分印刷SPにてドットが形成される領域である。図3のS30の色変換処理は、RGB画像データのうち、第1の非重複領域(例えば、図4の1パス領域NA1)に対応するデータに対して実行される第1の変換処理であって、往路用プロファイルFPを参照して実行される第1の変換処理を含む(図5のS175)。該色変換処理は、さらに、RGB画像データのうち、第2の非重複領域(例えば、図4の1パス領域NA2)に対応するデータに対して実行される第2の変換処理であって、復路用プロファイルRPを参照して実行される前記第2の変換処理を含む(図5のS180)。該色変換処理は、さらに、RGB画像データのうち、第1の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA1)に対応するデータに対して実行される第3の変換処理であって、第1の変換処理および前記第2の変換処理とは異なる第3の変換処理(図5のS115)と、を含む。この結果、往路方向で行われるN回目の部分印刷と、復路方向で行われる(N+1)回目の部分印刷と、を含む印刷(いわゆる双方向印刷)において、色変換処理は、第1の重複領域に対応するデータに対して実行される第3の変換処理を含むので、第1の重複領域内の画像が、適切な色で印刷され得る。従って、第1の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA1)内の画像と、第1の重複領域に隣接する画像(例えば、図4の1パス領域NA1、NA2内の画像)と、の間の色ムラを抑制し得る。
さらに、本実施例によれば、格納部としての不揮発性記憶装置320には、第1の重複領域用プロファイルOP1が格納されている。第3の変換処理(図5のS115)は、第1の重複領域用プロファイルOP1を参照して実行される。この結果、第1の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA1)に対応するデータを適切に色変換することができる。
さらに、本実施例によれば、格納部としての不揮発性記憶装置320には、第2の重複領域用プロファイルOP2が格納されている。印刷データ生成部としてのCPU310は、往路方向で行われる(N+2)回目(例えば、図4の例では3回目)の部分印刷SPのための部分印刷データをさらに含む複数個の部分印刷データを生成する(図3のS30〜S50)。印刷制御部としてのCPU310は、(N+2)回目の部分印刷SPをさらに含む複数回の部分印刷SPを印刷実行部に実行させる。(N+2)回目の部分印刷SPで印刷される領域(例えば、図4の部分領域RA3)は、(N+1)回目の部分印刷SPと(N+2)回目の部分印刷SPとの両方でドットが形成される第2の重複領域(例えば、図4の2パス領域SA3)と、第2の重複領域よりも上流側の第3の非重複領域(例えば、図4の1パス領域NA3)と、を含む。第3の非重複領域は、(N+2)回目の部分印刷SPにてドットが形成され、(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない領域である。図3のS30の色変換処理において、RGB画像データのうち、第3の非重複領域に対応するデータに対しては、上述した第1の変換処理(図5のS175)が実行される。該色変換処理は、さらに、RGB画像データのうち、第2の重複領域に対応するデータに対して実行される第4の変換処理であって、第2の重複領域用プロファイルOP2を参照して実行される第4の変換処理を含む。この結果、往路方向での部分印刷SPが先に実行される第1の重複領域と、復路方向での部分印刷SPが先に実行される第2の重複領域と、について、互いに異なるプロファイルを参照して色変換が行われる。この結果、第1の重複領域に対応するデータと、第2の重複領域に対応するデータとを、それぞれ、より適切に色変換することができる。
B.第2実施例
第2実施例では、色変換処理が第1実施例とは異なる。図8は、第2実施例の色変換処理のフローチャートである。図9は、第2実施例の色変換処理の説明図である。第2実施例では、第1の重複領域用プロファイルOP1と、第2の重複領域用プロファイルOP2(図1)と、は用いられないので、これらのプロファイルOP1、OP2は、揮発性記憶装置230に格納されていなくても良い。図8の色変換処理では、図5の色変換処理のS110〜S120に代えて、S110B〜S120Bの処理が行われる。図8の色変換処理の他の処理は、図5の色変換処理の同符号の処理と同じである。
S110Bでは、CPU310は、2パス領域内の注目ラスタラインは、復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近いか否かを判断する。例えば、図9の2パス領域SA3のうち、搬送方向ARの中心よりも下流側(+Y側)の下流部分SA3b内に、注目ラスタラインがある場合には、該注目ラスタラインは、復路方向で印刷される1パス領域NA4よりも往路方向で印刷される1パス領域NA3に近いと判断される。図9の2パス領域SA3のうち、搬送方向ARの中心よりも上流側(−Y側)の上流部分SA3a内に、注目ラスタラインがある場合には、該注目ラスタラインは、往路方向で印刷される1パス領域NA3よりも復路方向で印刷される1パス領域NA4に近いと判断される。同様に、図9の2パス領域SA4の下流部分SAb内に注目ラスタラインがある場合には、該注目ラスタラインは、往路方向で印刷される1パス領域NA5よりも復路方向で印刷される1パス領域NA4に近いと判断される。図9の2パス領域SA4の上流部分SA4a内に注目ラスタラインがある場合には、該注目ラスタラインは、復路方向で印刷される1パス領域NA4よりも往路方向で印刷される1パス領域NA5に近いと判断される。
注目ラスタラインが復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S110B:YES)、S115Bにて、CPU310は、往路用プロファイルFPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
注目ラスタラインが往路印刷で印刷される1パス領域よりも復路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S110B:NO)、S120Bにて、CPU310は、復路用プロファイルRPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
以上説明した第2実施例によれば、RGB画像データのうち、2パス領域、例えば、図9の2パス領域SA3、SA4に対応するデータに対して実行される色変換処理は、2パス領域SA3、SA4のうち、搬送方向AR(副走査方向)の上流端を含む上流部分SA3a、SA4aに対応するデータに対して実行される上流変換処理と、搬送方向ARの下流端を含む下流部分SA3b、SA4bに対応するデータに対して実行される下流変換処理と、を含む。上流部分SA3aについての上流変換処理は、2パス領域SA3の上流側の1パス領域NA4(復路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる復路用プロファイルRPを参照して実行される。上流部分SA4aについての上流変換処理は、2パス領域SA4の上流側の1パス領域NA5(往路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる往路用プロファイルFPを参照して実行される。下流部分SA3bについての下流変換処理は、2パス領域SA3の下流側の1パス領域NA3(往路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる往路用プロファイルFPを参照して実行される。下流部分SA4bについての下流変換処理は、2パス領域SA4の下流側の1パス領域NA4(復路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる復路用プロファイルRPを参照して実行される。この結果、2パス領域に対応するデータのうち、上流部分SA3a、SA4a、および、下流部分SA3b、SA4bに対応するデータは、それぞれ、隣接する1パス領域に対応するデータについての色変換処理で用いられるプロファイルを参照して色変換される。この結果、2パス領域に対応するデータを適切に色変換することができる。従って、2パス領域(例えば、図9の2パス領域SA3、SA4)内の画像と、該2パス領域に隣接する画像(例えば、図9の1パス領域NA3、NA4、NA5)と、の間の色ムラを抑制し得る。
例えば、本実施例では、図7を参照して説明したように、2パス領域(例えば、SA3)内の複数本のラスタラインにおいて、先に行われる部分印刷SP(例えば、3回目の部分印刷SP3)に割り当てられる画素の割合は、搬送方向ARの位置が下流端に近づくに連れて高くなり、後に行われる部分印刷SP(例えば、4回目の部分印刷SP4)に割り当てられる画素の割合は、搬送方向ARの位置が上流端に近づくに連れて高くなる。そして、図7から解るように、2パス領域の下流部分(例えば、SA3b)は、各ラスタラインにおいて、先に行われる部分印刷SPに割り当てられる画素の割合(記録率)が(1/2)以上である部分である。また、2パス領域の上流部分(例えば、SA3a)は、各ラスタラインにおいて、後に行われる部分印刷SPに割り当てられる画素の割合(記録率)が(1/2)以上である部分である。この結果、先に行われる部分印刷SPに割り当てられる画素の割合(記録率)が(1/2)以上である下流部分(例えば、SA3b)は、先に行われる部分印刷SPの印刷方向(例えば、往路方向)に対応するプロファイル(例えば、往路用プロファイルFP)を参照して実行される。また、後に行われる部分印刷SPに割り当てられる画素の割合(記録率)が(1/2)以上である上流部分(例えば、SA3a)は、後に行われる部分印刷SPの印刷方向(例えば、復路方向)に対応するプロファイル(例えば、復路用プロファイルRP)を参照して実行される。この結果、上流部分および下流部分に対応するデータをそれぞれ適切に色変換することができる。
以上の説明から解るように、第2実施例において、図9の2パス領域SA3、SA4は、第1の重複領域の例である。そして、図9の2パス領域SA3が第1の重複領域に対応する場合には、往路用プロファイルFPが第1のプロファイルの例であり、復路用プロファイルRPが第2のプロファイルの例である。図9の2パス領域SA4が第1の重複領域に対応する場合には、往路用プロファイルFPが第2のプロファイルの例であり、復路用プロファイルRPが第1のプロファイルの例である。
C.第3実施例
第3実施例では、色変換処理が第1、第2実施例とは異なる。図10は、第3実施例の色変換処理のフローチャートである。第3実施例では、第2実施例と同様に、第1の重複領域用プロファイルOP1と、第2の重複領域用プロファイルOP2(図1)と、は用いられないので、これらのプロファイルOP1、OP2は、揮発性記憶装置230に格納されていなくても良い。図10の色変換処理では、図5の色変換処理のS110〜S120に代えて、S110C、S120Cの処理が行われる。図10の色変換処理の他の処理は、図5の色変換処理の同符号の処理と同じである。
S110Cでは、CPU310は、注目ラスタラインが位置する注目2パス領域内の画像を印刷する2回の部分印刷SP(往路印刷と復路印刷)のそれぞれの記録率を取得する。図7に示すように、記録率は、注目ラスタラインの搬送方向ARの位置に応じて決定される。例えば、N回目の部分印刷が注目部分印刷である場合には、N回目の部分印刷SPnの記録率と、(N+1)回目の部分印刷SPnの記録率と、が取得される。N回目の部分印刷SPnと(N+1)回目の部分印刷SPnの記録率とのうちの一方は、往路印刷であり、他方は復路印刷である。取得された記録率のうち、往路印刷の記録率をRfとし、復路印刷の記録率をRrとする。
S115Cでは、CPU310は、注目ラスタラインに対応するデータを、往路用プロファイルFPからの変換値と、復路用プロファイルRPからの変換値と、を合成した値に変換する。具体的には、CPU310は、注目ラスタラインの各画素のRGB値について、往路用プロファイルFPを参照して対応するCMYK値(Cf、Mf、Yf、Kf)を取得する。CPU310は、注目ラスタラインの各画素のRGB値について、復路用プロファイルRPを参照して対応するCMYK値(Cr、Mr、Yr、Kr)を取得する。CPU310は、これらの2つのCMYK値と、記録率Rf、Rrと、を用いて、注目ラスタラインの各画素のRGB値について、合成CMYK値(Cm、Mm、Ym、Kr)を算出し、注目ラスタラインの各画素のRGB値を合成CMYK値に変換する。合成CMYK値は、以下の式(1)を用いて算出される。
Cm=(Rf×Cr)+(Rr×Cr)
Mm=(Rf×Mr)+(Rr×Mr)
Ym=(Rf×Yr)+(Rr×Yr)
Km=(Rf×Kr)+(Rr×Kr) …(1)
以上説明した第3実施例によれば、RGB画像データのうち、2パス領域に対応するデータに対して実行される色変換処理は、RGB値を合成CMYK値に変換する処理を含む(図10のS120C)。合成CMYK値は、N回目の部分印刷SPに割り当てられる画素と(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素との比率(記録率Rf、Rr)に応じて、往路用プロファイルFPを参照して特定されるCMYK値(Cf、Mf、Yf、Kf)と、復路用プロファイルRPを参照して特定されるCMYK値(Cr、Mr、Yr、Kr)と、を合成して得られる色値である(上記式(1)、図10のS110C、S120C)。この結果、2パス領域に対応するデータを適切に変換することができる。例えば、これらの2回の部分印刷SPのうちの往路印刷の記録率Rfが高いほど、印刷される画像の色は往路印刷で印刷される色に近くなり、復路印刷の記録率Rrが高いほど、印刷される画像の色は復路印刷で印刷される色に近くなると考えられる。本実施例では、これに鑑み、式(1)に示すように、記録率Rfが高いほど、往路用プロファイルFPの寄与が高くなり、記録率Rrが高いほど、復路用プロファイルRPの寄与が高くなるように、合成CMYK値を決定している。この結果、2パス領域内の画像と、隣接する往路印刷で印刷される1パス領域内の画像、および、復路印刷で印刷される1パス領域NA内の画像と、の間の色ムラを抑制できる。
さらに、本実施例によれば、図7を参照して説明したように、2パス領域(例えば、SA3)内の複数本のラスタラインにおいて、往路印刷(例えば、3回目の部分印刷SP3)の記録率Rfは、搬送方向ARの位置が往路印刷で印刷される1パス領域(例えば、NA3)に近づくに連れて高くなり、復路印刷(例えば、4回目の部分印刷SP4)の記録率Rrは、搬送方向ARの位置が復路印刷で印刷される1パス領域(例えば、NA4)に近づくに連れて高くなる。本実施例では、このように搬送方向ARの位置に応じて異なる合成比率(記録率Rf、Rr)に応じた合成CMYK値が算出される。この結果、2パス領域に対応するデータを、より適切に色変換できる。
さらに、本実施例によれば、搬送方向ARの長さがHaである2パス領域SA1〜SA3と、搬送方向ARの長さがHaより長いHbである2パス領域SA4と、の間では、互いに異なる色変換が行われる。この結果、2パス領域SA1〜SA3に対応するデータと、2パス領域SA4に対応するデータとを、それぞれ、適切に色変換することができる。
より詳しく説明すると、具体的には、搬送方向ARの長さがHaである2パス領域SA1〜SA3は、K本(Kは、1以上の整数)のラスタラインRLを含む領域であり、搬送方向ARの長さがHbである2パス領域SA4は、L本(Lは、Kより大きな整数)のラスタラインRLを含む領域である、と言うことができる。このため、2パス領域SA1〜SA3に対応するデータに対する色変換処理は、K本のラスタラインのそれぞれについてRGB値を第1の合成CMYK値に変換する第1の合成変換処理であり、2パス領域SA4に対応するデータに対する色変換処理は、L本のラスタラインのそれぞれについてRGB値を第2の合成CMYK値に変換する第2の合成変換処理である、と言うことができる。第1の合成CMYK値は、K本のラスタラインRLのそれぞれについて搬送方向ARの位置に応じて異なる第1の比率(記録率Rf、Rr)に応じて得られるCMYK値であり、第2の合成CMYK値は、L本のラスタラインRLのそれぞれについて搬送方向ARの位置に応じて異なる第2の比率(記録率Rf、Rr)に応じて得られるCMYK値である。この結果、2パス領域SA1〜SA3に対応するデータと、2パス領域SA4に対応するデータとを、それぞれ、記録率に応じて適切に色変換することができる。
D.第4実施例
第4実施例では、色変換処理が第1〜第3実施例とは異なる。図11は、第4実施例の色変換処理のフローチャートである。第4実施例では、第1の重複領域用プロファイルOP1と第2の重複領域用プロファイルOP2(図1)とに代えて、1個の重複領域用プロファイル(図示省略)が揮発性記憶装置230に格納されている。この1個の重複領域用プロファイルは、例えば、上述した第1の重複領域用プロファイルOP1と第2の重複領域用プロファイルOP2とのうちの一方であっても良いし、これらとは別のプロファイルであっても良い。図11の色変換処理では、図5の色変換処理のS110〜S120に代えて、S110D〜S130Dの処理が行われる。図11の色変換処理の他の処理は、図5の色変換処理の同符号の処理と同じである。なお、図11では、図5のS170〜S180の部分はS170Dとして図示され、詳細は省略されている。
S110Dでは、CPU310は、注目ラスタラインが位置する注目2パス領域の搬送方向ARの長さは、基準以上であるか否かを判断する。例えば、注目2パス領域が図4の2パス領域SA1〜SA3である場合には、注目2パス領域の搬送方向ARの長さは基準未満であると判断され、注目2パス領域が図4の2パス領域SA4である場合には、注目2パス領域の搬送方向ARの長さは基準以上であると判断される。
注目2パス領域の搬送方向ARの長さが基準以上である場合には(S110D:YES)、S115Dにて、CPU310は、重複領域用プロファイルを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。注目2パス領域の搬送方向ARの長さが、基準未満である場合には(S110D:NO)、S120Dにて、CPU310は、図8のS110Bと同様に、2パス領域内の注目ラスタラインは、復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近いか否かを判断する。
注目ラスタラインが復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S120D:YES)、S125Dにて、CPU310は、往路用プロファイルFPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
注目ラスタラインが往路印刷で印刷される1パス領域よりも復路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S120D:NO)、S130Dにて、CPU310は、復路用プロファイルRPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
以上説明した第4実施例によれば、第3実施例と同様に、搬送方向ARの長さがHaである2パス領域SA1〜SA3と、搬送方向ARの長さがHaより長いHbである2パス領域SA4と、の間では、互いに異なる色変換が行われる。この結果、2パス領域SA1〜SA3に対応するデータと、2パス領域SA4に対応するデータとを、それぞれ、適切に色変換することができる。
具体的には、本実施例は、第3実施例とは異なる。本実施例では、搬送方向ARの長さがHaである2パス領域SA1〜SA3に対応するデータに対しては、第2実施例(図8)と同様の色変換処理が行われる(図11のS120D〜S130D)。例えば、2パス領域SA3の上流部分SA3a(図9)に対しては、第2実施例と同様に、上流側の1パス領域NA4(復路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる復路用プロファイルRPを参照して実行される。2パス領域SA3の下流部分SA3b(図9)に対しては、第2実施例と同様に、下流側の1パス領域NA3(往路印刷で印刷される)に対応するデータの色変換に用いられる往路用プロファイルFPを参照して実行される。そして、搬送方向ARの長さがHbである2パス領域SA4に対応するデータに対しては、復路用プロファイルRPとも往路用プロファイルFPとも異なる重複領域用プロファイルを参照して色変換処理が行われる(図11のS115D)。この結果、2パス領域SA1〜SA3に対応するデータと、2パス領域SA4に対応するデータとを、それぞれ、適切に色変換することができる。例えば、2パス領域の搬送方向ARの長さが比較的短い場合は、2パス領域用に作成された専用のプロファイルを用いなくても色ムラが目立ちにくいが、2パス領域の搬送方向ARの長さが比較的長い場合は、2パス領域用に作成された専用のプロファイルを用いることが好ましい場合がある。本実施例ではこのような場合に色ムラを適切に低減できる。
E.第5実施例
第5実施例では、色変換処理が第1〜第4実施例とは異なる。図12は、第5実施例の色変換処理のフローチャートである。図13は、第5実施例の色変換処理の説明図である。第5実施例では、第4実施例と同様に、第1の重複領域用プロファイルOP1と第2の重複領域用プロファイルOP2(図1)とに代えて、1個の重複領域用プロファイル(図示省略)が揮発性記憶装置230に格納されている。図12の色変換処理では、図5の色変換処理のS110〜S120に代えて、S110E〜S130Eの処理が行われる。図12の色変換処理の他の処理は、図5の色変換処理の同符号の処理と同じである。なお、図12では、図5のS170〜S180の部分はS170Eとして図示され、詳細は省略されている。
S110Eでは、CPU310は、注目ラスタラインが、注目2パス領域の中央部分に位置するか否かを判断する。図13の2パス領域SA3は、中央部分SA3dと、上流部分SA3cと、下流部分SA3eと、を含んでいる。中央部分SA3dは、2パス領域SA3の搬送方向ARの所定範囲の部分であって、2パス領域SA3、SA4の搬送方向ARの中心を含む部分である。上流部分SA3cは、中央部分SA3dの上流側に位置し、2パス領域SA3の上流端を含む部分である。下流部分SA3eは、中央部分SA3dの下流側に位置し、2パス領域SA3の下流端を含む部分である。本実施例では、中央部分SA3d、上流部分SA3c、下流部分SA3eの搬送方向ARの長さは、それぞれ、2パス領域SA3の搬送方向ARの長さの(1/3)である。2パス領域SA4も中央部分SA4dと上流部分SA4cと下流部分SA4eとを含み、2パス領域SA3と同様の構成を有している。
注目ラスタラインが注目2パス領域の中央部分に位置する場合には(S110E:YES)、S115Eにて、CPU310は、重複領域用プロファイルを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。注目ラスタラインが注目2パス領域の中央部分に位置しない場合には(S110E:NO)、S120Eにて、CPU310は、図8のS110Bと同様に、注目2パス領域内の注目ラスタラインは、復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近いか否かを判断する。
注目ラスタラインが復路印刷で印刷される1パス領域よりも往路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S120E:YES)、S125Eにて、CPU310は、往路用プロファイルFPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
注目ラスタラインが往路印刷で印刷される1パス領域よりも復路印刷で印刷される1パス領域に近い場合には(S120E:NO)、S130Eにて、CPU310は、復路用プロファイルRPを参照して、注目ラスタラインに対応するデータを色変換する。
以上説明した第5実施例によれば、2パス領域、例えば、図13の2パス領域SA3に対応するデータに対して実行される色変換処理は、上流部分SA3cと下流部分SA3eとの間に位置する中央部分SA3dに対応するデータに対して実行される中央変換処理であって、上流部分SA3cや下流部分SA3eに対応するデータに対して実行される処理(図12のS120E〜S130E)とは異なる中央変換処理(図12のS115E)を含む。この結果、2パス領域に対応するデータを適切に色変換することができる。具体的には、中央変換処理は、重複領域用プロファイルを参照して実行される色変換処理である(図12のS115E)。例えば、上流部分SA3cは、図13に示すように往路印刷で印刷される1パス領域NA3に比較的近いので、往路用プロファイルFPを参照した色変換処理が適用されることで、色ムラを低減できる。また、下流部分SA3eは、図13に示すように復路印刷で印刷される1パス領域NA4に比較的近いので、復路用プロファイルRPを参照した色変換処理が適用されることで、色ムラを低減できる。そして、中央部分SA3dは、1パス領域NA3、NA4のいずれからも離れているので、往路用プロファイルFPと復路用プロファイルRPとのいずれを参照しても色ムラが目立ち得るが、本実施例では、専用の重複領域用プロファイルを参照することで、色ムラを低減できる。図13の2パス領域SA4などの他の2パス領域についても同様である。
また、本実施例では、図7を参照して説明したように、2パス領域SA3内の複数本のラスタラインにおいて、先に行われる部分印刷SP3に割り当てられる画素の割合は、搬送方向ARの位置が下流端に近づくに連れて高くなり、後に行われる部分印刷SP4に割り当てられる画素の割合は、搬送方向ARの位置が上流端に近づくに連れて高くなる。そして、図7から解るように、2パス領域の下流部分SA3eは、各ラスタラインにおいて、先に行われる部分印刷SP3の記録率が(2/3)以上である部分である。また、2パス領域の上流部分SA3cは、各ラスタラインにおいて、後に行われる部分印刷SPの記録率が(2/3)以上である部分である。この結果、先に行われる部分印刷SPの記録率が(2/3)以上である下流部分SA3eは、先に行われる部分印刷SPの印刷方向(往路方向)に対応する往路用プロファイルFPを参照して実行される。また、後に行われる部分印刷SPの記録率が(2/3)以上である上流部分SA3cは、後に行われる部分印刷SPの印刷方向(復路方向)に対応する復路用プロファイルRPを参照して実行される。この結果、上流部分SA3cおよび下流部分SA3eに対応するデータをそれぞれ適切に色変換することができる。図13の2パス領域SA4などの他の2パス領域についても同様である。
F.変形例
(1)上記各実施例は一例であり、適宜に変更され得る。例えば、第5実施例の上流部分SA3c、SA4cや下流部分SA3e、SA4eに対応するデータに対する色変換処理は、復路用プロファイルRPと往路用プロファイルFPとのいずれか一方だけを参照する変換処理が採用されている(図12のS120E〜S130)。これに代えて、第5実施例の上流部分SA3c、SA4cや下流部分SA3e、SA4eに対応するデータに対する色変換処理には、第3実施例の2パス領域に対応するデータに対する色変換処理が採用されても良い。すなわち、第5実施例の上流部分SA3c、SA4cや下流部分SA3e、SA4eに対応するデータに対して、2個のプロファイルFP、RPと記録率Rf、Rrとを用いて得られる合成CMYK値に、RGB値を変換する処理が実行されても良い。
(2)第4実施例のS115D(図11)や第5実施例のS115E(図12)では、1個の重複領域用プロファイルのみが用いられている。これに代えて、第4実施例のS115D(図11)や第5実施例のS115E(図12)にて、第1実施例と同様に、注目2パス領域が、往路印刷が先に行われる領域であるか復路印刷が先に行われる領域であるかに応じて、2種類の重複領域用プロファイルOP1、OP2を使い分けても良い。また、第1実施例では、2種類の重複領域用プロファイルOP1、OP2が使い分けられている(図1のS110〜S120)が、これに代えて、第4実施例や第5実施例のように、1個の重複領域用プロファイルのみが用いられても良い。
(3)上記各実施例では、搬送方向ARの長さがHaである2パス領域SA1〜SA3と、搬送方向ARの長さがHbである2パス領域SA4と、が設定されるが、2パス領域SA1〜SA4の搬送方向ARの長さは、全て同じでも良い。
(4)2パス領域の各搬送方向における記録率は、上流側から下流側に向かって、それぞれ直線的に変化する。これに限らず、例えば、2パス領域の範囲では、搬送方向に関わらずに、一律に、往路方向の記録率Rfが1/2、復路方向の記録率Rrが1/2に、それぞれ設定されても良い。
(5)また、印刷ヘッド110の各ノズル列の配置位置は、図2(B)に示すようなX方向の上流側から、ノズル列NC、NM、NY、NKの順番でなくてもよく、他の任意の順番が採用され得る。
(6)印刷媒体として、用紙Mに代えて、他の媒体、例えば、OHP用のフィルム、CD−ROM、DVD−ROMが採用されても良い。
(7)上記実施例の印刷機構100では、搬送部140が用紙Mを搬送することによって、印刷ヘッド110に対して用紙Mを搬送方向に相対的に移動させている。これに代えて、固定された用紙Mに対して、印刷ヘッド110を搬送方向ARと反対方向に移動させることによって、印刷ヘッド110に対して用紙Mを搬送方向ARに相対的に移動させても良い。
(8)上記各実施例では、図3の画像処理を実行する装置は、端末装置300である。これに代えて、プリンタ200のCPU210が画像処理装置として、図3の画像処理を実行しても良い。この場合には、画像処理装置として機能するCPU210は、図3のS50において、パスデータを、例えば、不揮発性記憶装置220や揮発性記憶装置230の所定のメモリ領域に出力する。プリンタ200の印刷機構100は、該メモリ領域に出力された印刷データに従って部分印刷を実行する。
以上の説明から解るように、上記各実施例では、端末装置300が画像処理装置の例であり、プリンタ200が印刷実行部の例である。本変形例では、プリンタ200のCPU210が画像処理装置の例であり、プリンタ200の印刷機構100が印刷実行部の例である。
(9)図3の画像処理を実行する装置は、例えば、プリンタや端末装置から画像データを取得して該画像データを用いて印刷ジョブを生成するサーバであっても良い。このようなサーバは、ネットワークを介して互いに通信可能な複数個の計算機であっても良い。この場合には、ネットワークを介して互いに通信可能な複数個の計算機の全体が、画像処理装置の例である。
(10)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図3の画像処理がプリンタ200において実行される場合に、S40のハーフトーン処理やS50のパスデータ出力処理は、例えば、プリンタ200のCPU210の指示に従って動作する専用のハードウェア回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100…印刷機構、110…印刷ヘッド、111…ノズル形成面、120…ヘッド駆動部、130…主走査部、133…キャリッジ、134…摺動軸、140…搬送部、141…下流ローラ対、142…上流ローラ対、145…用紙台、200…プリンタ、210…CPU、220…不揮発性記憶装置、230…揮発性記憶装置、231…バッファ領域、260…操作部、270…表示部、280…通信部、300…端末装置、310…CPU、320…不揮発性記憶装置、330…揮発性記憶装置、331…バッファ領域、360…操作部、370…表示部、380…通信部、1000…印刷システム、M…用紙、PD…分配パターンデータ、FP…往路用プロファイル、RP…復路用プロファイル、NW…ネットワーク、NZ…ノズル、PG1、PG2…コンピュータプログラム、OP1…第1の重複領域用プロファイル、OP2…第2の重複領域用プロファイル

Claims (12)

  1. 第1種のインクを吐出する第1種のノズルと、前記第1種のノズルとは主走査方向の位置が異なり、第2種のインクを吐出する第2種のノズルと、を有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部であって、前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによって前記印刷媒体にドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を複数回実行することで印刷を行う、前記印刷実行部のための画像処理装置であって、
    第1種の色値と、前記第1種のインクと前記第2種のインクを含む複数種のインクに対応する成分値を含む第2種の色値と、の対応関係を規定する複数個のプロファイルを格納する格納部であって、前記複数個のプロファイルは、前記主走査方向に沿う第1の印刷方向に対応する第1のプロファイルと、前記第1の印刷方向とは逆の第2の印刷方向に対応する第2のプロファイルと、を含む、前記格納部と、
    複数個の画素に対応する複数個の前記第1種の色値を含む対象画像データを取得する画像取得部と、
    前記対象画像データを用いて、前記第1の印刷方向で行われるN回目(Nは1以上の整数)の前記部分印刷のための第Nの部分印刷データと、前記第2の印刷方向で行われる(N+1)回目の前記部分印刷のための第(N+1)の部分印刷データと、を含む複数個の部分印刷データを生成する生成処理を実行する印刷データ生成部であって、前記生成処理は、前記対象画像データに含まれる前記複数個の第1種の色値のそれぞれを前記第2種の色値に変換する色変換処理を含む、前記印刷データ生成部と、
    前記複数個の部分印刷データを用いて、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷を前記印刷実行部に実行させることによって、前記対象画像データに基づく印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御部と、
    を備え、
    前記N回目の部分印刷で印刷される領域は、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷との両方でドットが形成される第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の下流側の第1の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成され前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない前記第1の非重複領域と、を含み、
    前記(N+1)回目の部分印刷で印刷される領域は、前記第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の上流側の第2の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成されず前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成される前記第2の非重複領域と、を含み、
    前記色変換処理は、
    前記対象画像データのうち、前記第1の非重複領域に対応するデータに対して実行される第1の変換処理であって、前記第1のプロファイルを参照して実行される前記第1の変換処理と、
    前記対象画像データのうち、前記第2の非重複領域に対応するデータに対して実行される第2の変換処理であって、前記第2のプロファイルを参照して実行される前記第2の変換処理と、
    前記対象画像データのうち、前記第1の重複領域に対応するデータに対して実行される第3の変換処理であって、前記第1の変換処理および前記第2の変換処理とは異なる前記第3の変換処理と、
    を含む、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第3の変換処理は、
    前記第1の重複領域のうち、前記副走査方向の上流端を含む上流部分に対応するデータに対して実行される上流変換処理であって、前記第2のプロファイルを参照して実行される前記上流変換処理と、
    前記第1の重複領域のうち、前記副走査方向の下流端を含む下流部分に対応するデータに対して実行される下流変換処理であって、前記第1のプロファイルを参照して実行される前記下流変換処理と、
    を含む、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記第3の変換処理は、前記第1の重複領域のうち、前記上流部分と前記下流部分との間に位置する中央部分に対応するデータに対して実行される中央変換処理であって、前記上流変換処理と前記下流変換処理とは異なる前記中央変換処理を含む、画像処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記格納部は、さらに、前記第1のプロファイルと前記第2のプロファイルとは異なる第3のプロファイルを格納し、
    前記第3の変換処理の少なくとも一部は、前記第3のプロファイルを参照して実行される、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記格納部は、さらに、前記第1のプロファイル、前記第2のプロファイル、および、前記第3のプロファイルとは異なる第4のプロファイルを格納し、
    前記印刷データ生成部は、前記第1の印刷方向で行われる(N+2)回目の前記部分印刷のための第(N+2)の部分印刷データをさらに含む前記複数個の部分印刷データを生成し、
    前記印刷制御部は、前記(N+2)回目の部分印刷をさらに含む複数回の前記部分印刷を前記印刷実行部に実行させることによって、前記印刷画像を前記印刷実行部に印刷させ、
    前記(N+2)回目の部分印刷で印刷される領域は、前記(N+1)回目の部分印刷と前記(N+2)回目の部分印刷との両方でドットが形成される第2の重複領域と、前記第2の重複領域よりも前記副走査方向の上流側の第3の非重複領域であって前記(N+2)回目の部分印刷にてドットが形成され前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない前記第3の非重複領域と、を含み、
    前記色変換処理において、前記対象画像データのうち、前記第3の非重複領域に対応するデータに対しては、前記第1の変換処理が実行され、
    前記色変換処理は、さらに、前記対象画像データのうち、前記第2の重複領域の少なくとも一部に対応するデータに対して実行される第4の変換処理であって、前記第4のプロファイルを参照して実行される前記第4の変換処理を含む、画像処理装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1の重複領域内の複数個の画素は、前記N回目の部分印刷と、前記(N+1)回目の部分印刷と、のいずれかに割り当てられ、
    前記N回目の部分印刷に割り当てられた画素に対応するドットは、前記N回目の部分印刷にて形成され、前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられた画素に対応するドットは、前記(N+1)回目の部分印刷にて形成され、
    前記第1の重複領域のうちの少なくとも一部の領域に対する前記第3の変換処理は、前記第1種の色値を合成色値に変換する合成変換処理を含み、
    前記合成色値は、前記N回目の部分印刷に割り当てられる画素と前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素との比率に応じて、前記第1のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値と前記第2のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値とを合成して得られる前記第2種の色値である、画像処理装置。
  7. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の重複領域は、前記副走査方向の位置が互いに異なる複数本のラスタラインであって、前記主走査方向に沿って並ぶ複数個の画素をそれぞれ含む、前記複数本のラスタラインを含み、
    前記複数本のラスタラインにおいて、前記N回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の下流端に近づくに連れて高くなり、前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の上流端に近づくに連れて高くなり、
    前記合成変換処理は、前記第1種の色値を、前記副走査方向の位置に応じて異なる前記比率に応じた前記合成色値に変換する処理である、画像処理装置。
  8. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記印刷データ生成部は、前記第1の印刷方向で行われるM回目(Mは、Nとは異なる1以上の整数)の前記部分印刷のための第Mの部分印刷データと、前記第2の印刷方向で行われる(M+1)回目の前記部分印刷のための第(M+1)の部分印刷データと、をさらに含む前記複数個の部分印刷データを生成し、
    前記印刷制御部は、前記M回目の部分印刷と前記(M+1)回目の部分印刷とをさらに含む複数回の前記部分印刷を前記印刷実行部に実行させることによって、前記印刷画像を前記印刷実行部に印刷させ、
    前記M回目の部分印刷で印刷される領域は、前記M回目の部分印刷と前記(M+1)回目の部分印刷との両方でドットが形成され前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の長さが長い第3の重複領域と、前記第3の重複領域よりも前記副走査方向の下流側の第4の非重複領域であって前記M回目の部分印刷にてドットが形成され前記(M+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない前記第4の非重複領域と、を含み、
    前記(M+1)回目の部分印刷で印刷される領域は、前記第3の重複領域と、前記第3の重複領域よりも前記副走査方向の上流側の第5の非重複領域であって前記M回目の部分印刷にてドットが形成されず前記(M+1)回目の部分印刷にてドットが形成される前記第5の非重複領域と、を含み、
    前記色変換処理において、前記対象画像データのうち、前記第4の非重複領域に対応するデータに対しては、前記第1の変換処理が実行され、前記第5の非重複領域に対応するデータに対しては、前記第2の変換処理が実行され、
    前記色変換処理は、さらに、前記対象画像データのうち、前記第3の重複領域に対応するデータに対して実行される第5の変換処理であって、前記第1の変換処理、前記第2の変換処理、および、前記第3の変換処理とは異なる前記第5の変換処理を含む、画像処理装置。
  9. 請求項8に記載の画像処理装置であって、
    前記格納部は、さらに、前記第1のプロファイルと前記第2のプロファイルとは異なる第3のプロファイルを格納し、
    前記第3の変換処理は、
    前記第1の重複領域のうち、前記副走査方向の上流端を含む上流部分に対応するデータに対して実行される上流変換処理であって、前記第2のプロファイルを参照して実行される前記上流変換処理と、
    前記第1の重複領域のうち、前記副走査方向の下流端を含む下流部分に対応するデータに対して実行される下流変換処理であって、前記第1のプロファイルを参照して実行される前記下流変換処理と、
    を含み、
    前記第5の変換処理は、前記第3のプロファイルを参照して実行される、画像処理装置。
  10. 請求項8に記載の画像処理装置であって、
    前記第1の重複領域は、前記副走査方向の位置が互いに異なるK本(Kは、1以上の整数)のラスタラインであって、前記主走査方向に沿って並ぶ複数個の画素をそれぞれ含む、前記K本のラスタラインを含み、
    前記第3の重複領域は、前記副走査方向の位置が互いに異なるL本(Lは、Kより大きな整数)のラスタラインであって、前記主走査方向に沿って並ぶ複数個の画素をそれぞれ含む、前記L本のラスタラインを含み、
    前記K本のラスタラインにおいて、前記N回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の下流端に近づくに連れて高くなり、前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の上流端に近づくに連れて高くなり、
    前記L本のラスタラインにおいて、前記M回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の下流端に近づくに連れて高くなり、前記(M+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合は、前記副走査方向の位置が前記副走査方向の上流端に近づくに連れて高くなり、
    前記第3の変換処理は、前記K本のラスタラインのそれぞれについて前記第1種の色値を第1の合成色値に変換する第1の合成変換処理であり、
    前記第5の変換処理は、前記L本のラスタラインのそれぞれについて前記第1種の色値を第2の合成色値に変換する第2の合成変換処理であり、
    前記第1の合成色値は、前記N回目の部分印刷に割り当てられる画素と前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素との比率である第1の比率であって前記副走査方向の位置に応じて異なる前記第1の比率に応じて、前記第1のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値と前記第2のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値とを合成して得られる前記第2種の色値であり、
    前記第2の合成色値は、前記M回目の部分印刷に割り当てられる画素と前記(M+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素との比率である第2の比率であって前記副走査方向の位置に応じて異なる前記第2の比率に応じて、前記第1のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値と前記第2のプロファイルを参照して特定される前記第2種の色値とを合成して得られる前記第2種の色値である、画像処理装置。
  11. 請求項2、3、9のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記下流部分は、各ラスタラインにおいて、前記N回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合が第1の閾値以上である部分であり、
    前記上流部分は、各ラスタラインにおいて、前記(N+1)回目の部分印刷に割り当てられる画素の割合が第2の閾値以上である部分である、画像処理装置。
  12. 第1種のインクを吐出する第1種のノズルと、前記第1種のノズルとは主走査方向の位置が異なり、第2種のインクを吐出する第2種のノズルと、を有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記主走査方向と交差する副走査方向に前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部であって、前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによって前記印刷媒体にドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を複数回実行することで印刷を行う、前記印刷実行部のためのコンピュータプログラムであって、
    複数個の画素に対応する複数個の第1種の色値を含む対象画像データを取得する画像取得機能と、
    前記対象画像データを用いて、前記主走査方向に沿う第1の印刷方向で行われるN回目(Nは1以上の整数)の前記部分印刷のための第Nの部分印刷データと、前記第1の印刷方向とは逆の第2の印刷方向で行われる(N+1)回目の前記部分印刷のための第(N+1)の部分印刷データと、を含む複数個の部分印刷データを生成する生成処理を実行する印刷データ生成機能であって、前記生成処理は、前記対象画像データに含まれる複数個の前記第1種の色値のそれぞれを第2種の色値に変換する色変換処理を含み、前記第2種の色値は、前記第1種のインクと前記第2種のインクを含む複数種のインクに対応する成分値を含む色値である、前記印刷データ生成機能と、
    前記複数個の部分印刷データを用いて、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷とを含む複数回の前記部分印刷を前記印刷実行部に実行させることによって、前記対象画像データに基づく印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記N回目の部分印刷で印刷される領域は、前記N回目の部分印刷と前記(N+1)回目の部分印刷との両方でドットが形成される第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の下流側の第1の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成され前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成されない前記第1の非重複領域と、を含み、
    前記(N+1)回目の部分印刷で印刷される領域は、前記第1の重複領域と、前記第1の重複領域よりも前記副走査方向の上流側の第2の非重複領域であって前記N回目の部分印刷にてドットが形成されず前記(N+1)回目の部分印刷にてドットが形成される前記第2の非重複領域と、を含み、
    前記色変換処理は、
    前記対象画像データのうち、前記第1の非重複領域に対応するデータに対して実行される第1の変換処理であって、前記第1種の色値と前記第2種の色値との対応関係を規定するプロファイルあり、前記第1の印刷方向に対応する第1のプロファイルを参照して実行される前記第1の変換処理と、
    前記対象画像データのうち、前記第2の非重複領域に対応するデータに対して実行される第2の変換処理であって、前記対応関係を規定するプロファイルであり、前記第2の印刷方向に対応する第2のプロファイルを参照して実行される前記第2の変換処理と、
    前記対象画像データのうち、前記第1の重複領域に対応するデータに対して実行される第3の変換処理であって、前記第1の変換処理および前記第2の変換処理とは異なる前記第3の変換処理と、
    を含む、コンピュータプログラム。

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