JP2022072457A - 制御装置、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022072457000001

【課題】用紙の搬送方向の長さに起因して、印刷時間が過度に長くなることを抑制する。
【解決手段】制御装置は、印刷媒体の前記副走査方向の長さである媒体長さに関する媒体情報を取得し、主走査を行いつつドットを形成する部分印刷と副走査とを印刷実行部に複数回実行させることによって、印刷画像を印刷実行部に印刷させる。制御装置は、媒体情報に基づいて判定される媒体長さが第1長さである場合に第1の印刷制御を実行し、媒体情報に基づいて判定される媒体長さが第1長さよりも長い第2長さである場合に第2の印刷制御を実行する。第2の印刷制御における主走査の速度は、第1の印刷制御における主走査の速度よりも速い。
【選択図】 図4

Description

本明細書は、印刷実行部を制御する技術に関する。
印刷ヘッドの主走査を複数回に亘って実行して印刷を行うインクジェット方式のシリアルプリンタにおいて、A4、B5、L判等の定型の用紙よりも印刷時の搬送方向の長さが長い用紙(長尺用紙とも呼ぶ)を用いて印刷を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、ロール紙に対して余白を生じさせない印刷(いわゆる長尺縁なし印刷)を行うインクジェットプリンタが開示されている。
特開2005-115528号公報
ここで、用紙の搬送方向の長さが長いほど、印刷時間が長くなるために、用紙の搬送方向の長さによっては、印刷時間が過度に長くなる可能性、例えば、ユーザが受け入れ難いほど印刷時間が長くなる可能性があった。
本明細書は、用紙の搬送方向の長さに起因して、印刷時間が過度に長くなることを抑制できる技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]副走査方向の位置が互いに異なる複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部の制御装置であって、前記印刷媒体の前記副走査方向の長さである媒体長さに関する媒体情報を取得する情報取得部と、前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによってドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を前記印刷実行部に複数回実行させることによって、印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御部と、を備え、前記印刷制御部は、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さである場合に第1の印刷制御を実行し、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さよりも長い第2長さである場合に第2の印刷制御を実行し、前記第2の印刷制御における前記主走査の速度は、前記第1の印刷制御における前記主走査の速度よりも速い、制御装置。
上記構成によれば、比較的長い第2長さの印刷媒体が用いられる場合には、比較的短い第1長さの印刷媒体が用いられる場合よりも速い速度の主走査で印刷が行われる。この結果、用紙の搬送方向の長さに起因して、印刷時間が過度に長くなることを抑制できる。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、印刷方法および印刷装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
実施例のプリンタ200の構成を示すブロック図。 印刷機構100の概略構成を示す図。 印刷指示を入力するためのUI画面の一例を示す図。 印刷処理のフローチャート。 1パス制御の説明図。 4パス制御の説明図。 第1実施例の印刷制御を説明する表。 2パス制御の説明図。 第2実施例の印刷制御を説明する表。 第3実施例の印刷制御を説明する表。
A.第1実施例
A-1.プリンタ200の構成
次に、実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、実施例のプリンタ200の構成を示すブロック図である。
プリンタ200は、例えば、印刷実行部としての印刷機構100と、印刷機構100のための制御装置としてのCPU210と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置220と、ハードディスクやフラッシュメモリなどの揮発性記憶装置230と、ユーザによる操作を取得するためのボタンやタッチパネルなどの操作部260と、液晶ディスプレイなどの表示部270と、通信部280と、を備えている。プリンタ200は、通信部280を介して、外部装置、例えば、ユーザの端末装置(図示省略)と通信可能に接続される。
揮発性記憶装置230は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域231を提供する。不揮発性記憶装置220には、コンピュータプログラムCPが格納されている。コンピュータプログラムCPは、本実施例では、プリンタ200を制御するための制御プログラムである。コンピュータプログラムCPは、プリンタ200の出荷時に不揮発性記憶装置220に格納されて提供され得る。これに代えて、コンピュータプログラムCPは、サーバからダウンロードされる形態で提供されても良いし、DVD-ROMなどに格納される形態で提供されてもよい。CPU210は、コンピュータプログラムCPを実行することにより、例えば、印刷機構100を制御して後述する印刷処理を実行する。
印刷機構100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の各インク(液滴)を吐出して印刷を行う。印刷機構100は、印刷ヘッド110とヘッド駆動部120と主走査部130と搬送部140とを備えている。
図2は、印刷機構100の概略構成を示す図である。図2(A)に示すように、主走査部130は、印刷ヘッド110を搭載するキャリッジ133と、キャリッジ133を主走査方向(図2のX軸方向)に沿って往復動可能に保持する摺動軸134と、を備えている。主走査部130は、図示しない主走査モータの動力を用いて、キャリッジ133を摺動軸134に沿って往復動させる。これによって、用紙Mに対して主走査方向に沿って印刷ヘッド110を往復動させる主走査が実現される。
搬送部140は、用紙Mを保持しつつ、主走査方向と交差する搬送方向AR(図2の+Y方向)に用紙Mを搬送する。図2(A)に示すように、用紙台145と、上流ローラ対142と、下流ローラ対141と、を備えている。以下では、搬送方向ARの上流側(-Y側)を、単に、上流側とも呼び、搬送方向ARの下流側(+Y側)を単に下流側とも呼ぶ。
上流ローラ対142は、印刷ヘッド110よりも上流側(-Y側)で用紙Mを保持し、下流ローラ対141は、印刷ヘッド110よりも下流側(+Y側)で用紙Mを保持する。用紙台145は、上流ローラ対142と、下流ローラ対141と、の間の位置であって、かつ、印刷ヘッド110のノズル形成面111と対向する位置に配置されている。図示しない搬送モータによって下流ローラ対141と上流ローラ対142とが駆動されることによって、用紙Mが搬送される。
ヘッド駆動部120(図1)は、主走査部130が印刷ヘッド110の主走査を行っている最中に、印刷ヘッド110に駆動信号を供給して、印刷ヘッド110を駆動する。印刷ヘッド110は、駆動信号に従って、搬送部140によって搬送される用紙上にインクを吐出してドットを形成する。
図2(B)は、-Z側(図2における下側)から見た印刷ヘッド110の構成が図示されている。図2(B)に示すように、印刷ヘッド110のノズル形成面111には、複数のノズルからなる複数のノズル列、すなわち、上述したC、M、Y、Kの各インクを吐出するノズル列NC、NM、NY、NKが形成されている。各ノズル列は、搬送方向ARに沿って並ぶ複数個のノズルNZを含んでいる。複数個のノズルNZは、搬送方向AR(+Y方向)の位置が互いに異なり、搬送方向ARに沿って所定のノズル間隔NTで並ぶ。ノズル間隔NTは、複数のノズルNZの中で搬送方向ARに隣り合う2個のノズルNZ間の搬送方向ARの長さである。各ノズル列のノズル間隔NTは、本実施例では、300dpi相当の間隔、すなわち、(1/300)インチである。
これらのノズル列を構成するノズルのうち、最も上流側(-Y側)に位置するノズルNZを、最上流ノズルNZuとも呼ぶ。また、これらのノズルのうち、最も下流側(+Y側)に位置するノズルNZを、最下流ノズルNZdと呼ぶ。最上流ノズルNZuから最下流ノズルNZdまでの搬送方向ARの長さに、さらに、ノズル間隔NTを加えた長さを、ノズル長Dとも呼ぶ。
ノズル列NC、NM、NY、NKの主走査方向(図2(B)のX方向)の位置は、互いに異なり、搬送方向AR(図2(B)のY方向)の位置は、互いに重複している。例えば、図2(B)の例では、Yインクを吐出するノズル列NYの+X方向に、ノズル列NKが配置されている。
CPU210は、以上のような構成の印刷機構100を制御して印刷を実行させる。すなわち、CPU210は、主走査部130に主走査を行わせつつ、印刷ヘッド110にインクを吐出させて用紙Mにドットを形成する部分印刷と、搬送部140による副走査(用紙Mの搬送)と、を交互に複数回実行することで、用紙Mに印刷画像を印刷する(詳細は後述)。
A-2.印刷処理
印刷処理は、例えば、プリンタ200に対して、ユーザから印刷指示が入力されたときに実行される。印刷指示は、表示部270に表示されるユーザインタフェース画面(UI画面)を介して、入力される。印刷指示は、各種の印刷に関連する条件を示す印刷条件情報(後述)と、印刷の対象画像を示す対象画像データを指定する情報と、を含む。
図3は、印刷指示を入力するためのUI画面の一例を示す図である。図3(A)のUI画面WI1は、印刷に関連する複数個の設定項目のそれぞれについて、対応する複数個の選択肢の中から、1個の有効な選択肢を指定するための入力要素を含んでいる。具体的には、UI画面WI1は、複数個の選択肢から設定情報を入力するプルダウンメニューPM1と、複数個のラジオボタンRB1~RB6と、複数個のボタンBT1~BT3と、を含む。
プルダウンメニューPM1は、印刷媒体としての用紙Mのサイズの指定を入力するための入力要素である。本実施例では、選択肢として、A4、A3などの定型の短尺用紙と、長尺用紙(例えば、297mm×1200mmの用紙)と、ユーザ定義サイズの用紙と、を選択することができる。ユーザ定義サイズの用紙は、予めユーザが登録したサイズの用紙である。ユーザは、ボタンBT1を押下すると表示される別の後述するUI画面WI2(図3(B))を介して、任意のサイズの用紙を登録することができる。
ラジオボタンRB1、RB2は、用紙を縦方向として印刷するか横方向として印刷するかの指示を入力するための入力要素である。ラジオボタンRB3、RB4は、印刷のカラーモードの指定を入力するための入力要素である。カラーモードの選択肢は、本実施例では、モノクロモードとカラーモードとの2種類である。
ラジオボタンRB5、RB6は、印刷の画質モードの指定を入力するための入力要素である。画質モードの選択肢は、本実施例では、通常モードと、高画質モードと、の2種類である。高画質モードで印刷される画像は、通常モードで印刷される画像よりも画質が高い。一方で、高画質モードの印刷に要する時間は、通常モードの印刷に要する時間よりも長い。このように、通常モードは、高画質モードよりも高速で低画質な印刷モードである。高画質モードと通常モードとの印刷制御の違いについては後述する。なお、図3(A)において破線で囲んだラジオボタンRBvは、第1実施例のUI画面WI1には含まれず、第2実施例および第3実施例においてのみ含まれる要素である。このために、ラジオボタンRBvについては、第2実施例および第3実施例において説明する。
UI画面WI1において、印刷ボタンBT2が押下されると、その時点でUI画面WI1にて指定されている選択肢を示す設定情報が、対応する設定項目の有効な設定情報として記憶される。有効な設定情報は、印刷指示に含まれる条件情報の一種である、と言うことができる。
図3(B)のUI画面WI2は、ユーザが用紙Mのサイズを登録するための画面である。UI画面WI2は、2個のラジオボタンRB7、RB8と、2個の入力欄IS1、IS2と、2個のボタンBT4、BT5と、を含む。
ラジオボタンRB7、RB8は、用紙Mのサイズを入力する際に用いられる単位の指定を入力するための入力要素である。単位の選択肢は、本実施例では、ミリとインチとの2種類である。入力欄IS1は、用紙の幅を数値で入力するための入力要素である。入力IS2は、用紙の高さを数値で入力するための入力要素である。
UI画面WI2において、OKボタンBT4が押下されると、その時点でラジオボタンRB7、RB8を介して選択されている単位と、2個の入力欄IS1、IS2に入力されている数値と、によって示されるサイズが登録される。
図4は、印刷処理のフローチャートである。S10では、CPU210は、印刷指示に含まれる情報によって指定される対象画像データを取得する。本実施例の対象画像データは、例えば、不揮発性記憶装置220から取得される。これに代えて、対象画像データは、プリンタ200に接続された図示しない外部装置(例えば、スマートフォンなどの端末装置や、USBメモリなどの記憶装置)から取得されても良い。対象画像データは、RGB値を画素ごとに含むRGB画像データである。RGB値は、例えば、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の成分値を含むRGB表色系の色値である。
S15では、CPU210は、印刷条件情報を取得する。取得される印刷条件情報は、上述したUI画面WI1、WI2を介して、ユーザによって入力された情報である。上述したように、印刷条件情報は、用紙Mのサイズを示す情報や用紙方向を示す情報や印刷モードを示す情報を含む。
S20では、CPU210は、印刷モードを示す情報に基づいて、印刷モードが高画質モードであるか通常モードであるかを判断する。印刷モードが通常モードである場合には(S20:NO)、S30にて、CPU210は、実行すべき印刷制御の基本制御を1パス制御に決定する。1パス制御の詳細については後述するが、1パス制御による印刷の搬送方向ARの印刷解像度は、300dpiである。
さらに、S50にて、CPU210は、主走査方向の印刷解像度を600dpiに決定する。S55にて、CPU210は、印刷時に実行すべき部分印刷における主走査の速度を「高速」に決定する。このように、本実施例では、実行すべき印刷制御は、基本制御と、主走査方向の印刷解像度と、部分印刷における主走査の速度と、の組み合わせで決定される。
印刷モードが高画質モードである場合には(S20:YES)、S35にて、CPU210は、実行すべき印刷制御の基本制御を4パス制御に決定する。4パス制御の詳細については後述するが、4パス制御による印刷の搬送方向ARの印刷解像度は、600dpiである。
S45では、CPU210は、印刷に用いるべき用紙Mのサイズを示す情報と用紙方向(縦方向または横方向)を示す情報とに基づいて、該用紙Mが長尺用紙であるか短尺用紙であるかを判断する。具体的には、A3、A4の用紙Mが指定されている場合には、用紙Mは短尺用紙であると判断される。長尺用紙が指定されている場合には、用紙Mは長尺用紙であると判断される。ユーザ定義サイズが指定され、かつ、ユーザによって登録された用紙Mの搬送方向ARの長さが所定の閾値(例えば、1000mm)未満である場合には、用紙Mは短尺用紙であると判断される。ユーザ定義サイズが指定され、かつ、ユーザによって登録された用紙Mの搬送方向ARの長さが所定の閾値以上である場合には、用紙Mは長尺用紙であると判断される。用紙方向として縦方向が指定されている場合には、用紙の高さが、用紙の搬送方向ARの長さであり、用紙方向として横方向が指定されている場合には、用紙の幅が、用紙の搬送方向ARの長さである。以上の説明から解るように、用紙Mのサイズを示す情報と用紙方向を示す情報とは、用紙Mの搬送方向ARの長さに関する用紙情報である、と言うことができる。
用紙Mが長尺用紙である場合には(S45:YES)、S50にて、CPU210は、主走査方向の印刷解像度を、通常モードの場合と同様の600dpiに決定する。S55にて、CPU210は、印刷時に実行すべき部分印刷における主走査の速度を、通常モードの場合と同様の「高速」に決定する。
用紙Mが短尺用紙である場合には(S45:NO)、S60にて、CPU210は、CPU210は、主走査方向の印刷解像度を、通常モードの場合よりも高解像度である1200dpiに決定する。S65にて、CPU210は、印刷時に実行すべき部分印刷における主走査の速度を、通常モードの場合よりも低い「低速」に決定する。「低速」の主走査速度は、例えば、「高速」の主走査速度の0.4倍~0.8倍の速度である。
S70では、CPU210は、対象画像データ(RGB画像データ)を用いて、印刷画像を示す印刷データを生成する。具体的には、CPU210は、RGB画像データに対して、解像度変換処理を実行する。解像度変換処理は、実行すべき印刷の搬送方向ARおよび主走査方向の印刷解像度に応じて、RGB画像データによって示される画像の縦方向および横方向の画素数を調整する処理である。解像度変換処理は、画素数を増加させる場合には拡大処理であり、画素数を減少させる場合には縮小処理である。CPU210は、解像度変換処理済みのRGB画像データに対して色変換処理を実行する。色変換処理は、RGB画像データに含まれる複数個の画素のRGB値をCMYK値に変換する処理である。CMYK値は、印刷に用いられるインクに対応する成分値(本実施例では、C、M、Y、Kの成分値)を含むCMYK表色系の色値である。色変換処理は、例えば、RGB値とCMYK値との対応関係を規定する公知のルックアップテーブルを参照して実行される。CPU210は、色変換処理済みの対象画像データに対して、ハーフトーン処理を実行して、印刷データ(ドットデータとも呼ぶ)を生成する。印刷データは、CMYKのそれぞれの色成分について、ドット形成状態を画素ごとに表すデータである。印刷データの各画素の値は、例えば、「ドット無し」と「ドット有り」の2階調、あるいは、「ドット無し」「小」「中」「大」の4階調のドットの形成状態を示す。ハーフトーン処理は、ディザ法や誤差拡散法などの公知の手法を用いて実行される。
S75では、CPU210は、印刷データを用いて印刷機構100に印刷を実行させる。その際には、決定済みの印刷制御(基本制御、主走査方向の印刷解像度、主走査の速度)に従って印刷機構100に印刷を実行させる。例えば、CPU210は、印刷データを分割して、複数回の部分印刷を印刷機構100に実行させるための部分印刷データを生成する。CPU210は、該部分印刷データに用紙Mの搬送量、主走査の速度などを示す制御データを付加して、印刷機構100に出力することによって、印刷機構100に印刷を実行させる。これによって、印刷画像が用紙Mに印刷される。
A-3.印刷制御の説明
次に、上述した2種類の基本制御、すなわち、1パス制御、4パス制御について、それぞれ、説明する。
A-3-1.1パス制御
図5は、1パス制御の説明図である。上述のように、本実施例の印刷機構100は、どの印刷制御でも、部分印刷と用紙搬送とを交互に複数回実行することで、用紙Mに印刷画像OIを印刷する。図5の印刷画像OIは、複数個の部分画像PI1~PI3を含んでいる。各部分画像は、1回の部分印刷によって印刷される画像である。部分印刷の印刷方向は、往路方向と復路方向とのいずれかである。すなわち、部分印刷は、往路方向(図5の+X方向)の主走査を行いつつドットを形成する往路印刷と、復路方向(図5の-X方向)の主走査を行いつつドットを形成する復路印刷と、のいずれかである。図5にて部分画像内には、+X方向または-X方向の実線の矢印が付されている。+X方向の実線の矢印が付された部分画像PI1、PI3は、往路印刷によって印刷される。-X方向の実線の矢印が付された部分画像PI2は、復路印刷によって印刷される。このように、本実施例の印刷は、往路印刷と復路印刷とが交互に実行される双方向印刷である。
用紙Mに印刷される印刷画像OIは、図5のX方向(印刷時の主走査方向)に延び、Y方向の位置が互い異なる複数本のラスタラインRLを含んでいる。図5には、複数本のラスタラインRLのうちの2本だけをハッチングで示している。各ラスタラインRLは、主走査方向に沿って並ぶ複数個のドットが形成され得るラインである。
図5には、ヘッド位置、すなわち、用紙Mに対する印刷ヘッド110の搬送方向の相対的な位置が、部分印刷ごと(すなわち、主走査ごと)に図示されている。k回目の部分印刷を行う際のヘッド位置を、ヘッド位置Pkと呼ぶ。そして、k回目の部分印刷と、(k+1)回目の部分印刷と、の間に行われる用紙Mの搬送を、k回目の用紙搬送Tkとも呼ぶ。図5には、1~3回目の部分印刷に対応するヘッド位置P1~P3と、1~3回目の用紙搬送T1~T3と、が図示されている。なお、なお、図5~図8において、ヘッド位置を示す矩形のハッチングされた領域は、使用されるノズルNZが位置する領域を示す。図5では、各ヘッド位置P1~P3の全体がハッチングされているが、各ヘッド位置にて全てのノズルNZが印刷に用いられ得ることを意味する。
1パス制御では、上述のように、搬送方向ARの印刷解像度が300dpiである。1パス制御では、各用紙搬送Tkの搬送量はノズル長Dである。1パス制御では、各ラスタラインRLは、1回の部分印刷のみで印刷される。すなわち、各ラスタライン上に形成される全てのドットは、1回の部分印刷で形成される。したがって、各ラスタラインRLの特定色のドット、例えば、Cのドットは、ノズル列NCのうち、該ラスタラインRLに対応する1個のノズルNZを用いて形成される。
以上の説明から解るように、1パス制御では、ノズル長D分の画像を印刷するために必要な部分印刷の回数は、1回である。
A-3-2.4パス制御
図6は、4パス制御の説明図である。図6には、図5と同様に、用紙Mに印刷される印刷画像OIが図示されている。図6には、1~11回目の部分印刷に対応するヘッド位置P1~P11と、1~10回目の用紙搬送T1~T10と、が図示されている。
4パス制御では、上述のように、搬送方向ARの印刷解像度が600dpiである。上述したように、本実施例の印刷ヘッド110のノズル間隔NTは300dpi相当である。したがって、印刷機構100は、1回の部分印刷では、搬送方向ARの印刷解像度が600dpiである画像を印刷することはできない。このため、本実施例の4パス制御では、印刷機構100は、奇数回目の部分印刷(例えば、図6のヘッド位置P1、P3、P5での部分印刷)にて、搬送方向ARの下流側から数えて奇数番目のラスタラインRLを印刷する。そして、印刷機構100は、偶数回目の部分印刷(例えば、図6のヘッド位置P2、P4、P6での部分印刷)にて、搬送方向ARの下流側から数えて偶数番目のラスタラインRLを印刷する。これによって、印刷機構100は、搬送方向ARの印刷解像度が600dpiの画像を印刷することができる。
4パス制御では、用紙搬送Tk(例えば、図6のT1~T10)の搬送量は、ノズル長Dの(1/4)の値{(1/4)×D}である。
4パス制御では、各ラスタラインRLは、2回の部分印刷で印刷される。すなわち、各ラスタライン上に形成されるドットは、2回の部分印刷のいずれかで形成される。例えば、図6の奇数番目のラスタラインRL1上に形成されるべき複数個のドットは、ヘッド位置P1で行われる部分印刷で形成されるドットと、ヘッド位置P3で行われる部分印刷で形成されるドットと、を含む。図6の偶数番目のラスタラインRL2上に形成されるべき複数個のドットは、ヘッド位置P7で行われる部分印刷で形成されるドットと、ヘッド位置P9で行われる部分印刷で形成されるドットと、を含む。したがって、各ラスタラインRLの特定色のドット、例えば、Cのドットは、ノズル列NCのうち、該ラスタラインRLに対応する2個のノズルNZを用いて形成される。
各ラスタラインRLの複数個のドットを複数回の部分印刷によって形成することで、1個のラスタラインRL上の全ドットが、他のラスタライン上の全ドットに対して、同じようにずれることを抑制できる。これによって、印刷画像OIにバンディングと呼ばれるスジが現れることを抑制できる。この結果、高画質モードでは、通常モードよりもバンディングの発生を抑制することができる。
以上の説明から解るように、4パス制御では、ノズル長D分の画像を印刷するために必要な部分印刷の回数は、4回である。
以上説明した本実施例では、上述したように、2種類の印刷モード(通常モード、高画質モード)と、2種類の用紙(短尺用紙、長尺用紙)と、に応じた印刷制御が実行される。図7は、第1実施例の印刷制御を説明する表である。
図7に示すように、通常モードである場合には、短尺用紙が用いられる場合であっても長尺用紙が用いられる場合であっても同じ印刷制御が行われる。具体的には、通常モードでは、用紙Mのサイズに関わらずに、主走査方向の印刷解像度は、600dpiであり、搬送方向ARの印刷解像度は、300dpiである。通常モードでは、用紙Mのサイズに関わらずに、図5の1パス制御が行われる。通常モードでは、用紙Mのサイズに関わらずに、部分印刷における主走査の速度は、「高速」である。
図7に示すように、高画質モードである場合には、短尺用紙が用いられる場合と長尺用紙が用いられる場合で一部の条件が異なる印刷制御が行われる。具体的には、高画質モードでは、短尺用紙が用いられる場合には、主走査方向の印刷解像度は、1200dpiであり、長尺用紙が用いられる場合には、主走査方向の印刷解像度は、600dpiである。高画質モードでは、用紙Mのサイズに関わらずに、副走査方向の印刷解像度は、600dpiである。高画質モードでは、用紙Mのサイズに関わらずに、図6の4パス制御が行われる。高画質モードでは、短尺用紙が用いられる場合には、部分印刷における主走査の速度は、「低速」であり、長尺用紙が用いられる場合には、部分印刷における主走査の速度は、「高速」である。
ここで、第1実施例では、高画質モードにおいて短尺用紙が用いられる場合に実行される印刷制御、すなわち、基本制御が図6の4パス制御であり、主走査方向の解像度が1200dpiであり、部分印刷における主走査の速度が「低速」である印刷制御を、「短尺高画質制御」とも呼ぶ。高画質モードにおいて長尺用紙が用いられる場合に実行される印刷制御、すなわち、基本制御が図6の4パス制御であり、主走査方向の解像度が600dpiであり、部分印刷における主走査の速度が「高速」である印刷制御を、「長尺高画質制御」とも呼ぶ。通常モードで実行される印刷制御、すなわち、基本制御が図5の1パス制御であり、主走査方向の解像度が600dpiであり、部分印刷における主走査の速度が「高速」である印刷制御を、「通常制御」とも呼ぶ。
以上説明した本実施例によれば、CPU210は、用紙Mの搬送方向ARの長さに関する用紙情報(具体的には、用紙Mのサイズや方向を示す情報)を取得する(図4のS15)。高画質モードにおいて、CPU210は、用紙情報に基づいて判定される用紙Mの長さが第1長さ(本実施例では短尺用紙と判断される長さ)である場合には(図4のS45にてNO)、短尺高画質制御を実行する(図4のS60またはS65)。CPU210は、用紙情報に基づいて判定される用紙Mの長さが第1長さよりも長い第2長さ(本実施例では長尺用紙と判断される長さ)である場合には(図4のS45にてYES)、長尺高画質制御を実行する(図4のS50またはS55)。そして、上述のように、本実施例の高画質モードでは、長尺高画質制御における主走査の速度は、短尺高画質制御における主走査の速度よりも速い(図4のS66、S65)。
この結果、用紙Mの搬送方向ARの長さに起因して、印刷時間が過度に長くなることを抑制できる。例えば、用紙Mの搬送方向の長さが短尺用紙よりも長い長尺用紙が用いられる場合には、短尺用紙が用いられる場合と同じ主走査速度で印刷が行われると、その分だけ印刷時間が長くなる。特に、高画質モードでは、通常モードよりも部分印刷の実行回数が多い。このために、長尺用紙が用いられる場合に、仮に短尺用紙が用いられる場合と同じ主走査速度で印刷が行われると、過度に印刷時間が長くなり、ユーザが不満を感じる可能性があった。本実施例によれば、このような不都合を抑制することができる。
さらに、本実施例の高画質モードでは、長尺高画質制御にて印刷される印刷画像OIの主走査方向の印刷解像度(本実施例では600dpi)は、短尺用紙が用いられる短尺高画質制御にて印刷される印刷画像OIの主走査方向の印刷解像度(本実施例では1200dpi)よりも低い。この結果、長尺用紙が用いられる場合には、短尺用紙が用いられる場合よりも主走査方向の印刷解像度が低いので、長尺用紙が用いられる場合の主走査の速度を、短尺用紙が用いられる場合よりも容易に速くすることができる。例えば、仮に主走査方向の印刷解像度が同じであるとすると、主走査速度が「高速」である場合には、主走査速度が「低速」である場合と比較して、1個のドット分のインクを吐出するための時間が短くなる。この結果、例えば、主走査速度が「高速」である場合に、主走査方向の印刷解像度を1200dpiに維持すると、印刷時に1個のドットを形成するのに必要なインク量を吐出するための時間を確保できない可能性がある。本実施例では、長尺高画質制御では、主走査速度を「高速」とするために、主走査速度が「低速」である短尺高画質制御よりも主走査方向の印刷解像度を低くしている。この結果、主走査速度を「高速」としても、1個のドットを形成するのに必要なインク量を吐出するための時間を確保することができる。したがって、例えば、必要なインク量を吐出できずに、印刷画像の濃度が薄くなることを抑制することができる。
さらに、本実施例の高画質モードでは、短尺高画質制御と長尺高画質制御との両方は、複数本のラスタラインRLのそれぞれを構成する複数個のドットを、2回の部分印刷によって形成する制御である(図6)。この結果、長尺用紙が用いられる場合であっても、印刷画像OIのバンディングの程度を、短尺用紙が用いられる場合に印刷される印刷画像と同程度に抑制することができる。長尺用紙が用いられる場合には、べた塗りの部分が多いポスターなどの画像が印刷されることが想定される。このような画像は、バンディングが目立ちやすい。一方で、ポスターなどの画像は、一般的な文書の画像よりも遠くから観察されることが多いので、印刷解像度の粗さは目立ち難い。これを考慮して本実施例の高画質モードでは、長尺用紙が用いられる場合には、短尺用紙が用いられる場合よりも主走査方向の印刷解像度を低くしているものの、短尺用紙が用いられる場合と同様に、複数本のラスタラインRLのそれぞれを構成する複数個のドットを、2回の部分印刷によって形成している。これによって、長尺用紙が用いられる場合に、印刷時間が過度に長くなることを抑制しつつ、画質が低下することを抑制することができる。
さらに、本実施例では、上述したように、CPU210は、UI画面WI1を介して入力される印刷モードを示す情報を取得する(図3(A)、図4のS15)。すなわち、CPU210は、複数個のモードの中から実行すべき印刷モードを選択する入力をユーザから取得する。そして、CPU210は、ユーザによって選択される印刷モードが高画質モードであり、かつ、短尺用紙が用いられる場合に、短尺高画質制御を実行し、ユーザによって選択される印刷モードが高画質モードであり、かつ、長尺用紙が用いられる場合に、長尺高画質制御を実行する。この結果、ユーザによって選択される印刷モードが同じであっても、用紙Mの搬送方向ARの長さに応じて互いに異なる印刷制御(短尺高画質制御と長尺高画質制御)が使い分けられるので、長尺用紙が用いられる場合に印刷時間が過度に長いとユーザが感じることを抑制することができる。
さらに、本実施例では、上述したように、CPU210は、ユーザによって選択される印刷モードが通常モードである場合には、長尺用紙が用いられるか短尺用紙が用いられるかに関わらずに、通常制御を実行する(図8)。通常制御では、印刷速度が速いために、長尺用紙が用いられる場合であっても、主走査の速度をさらに速くしなくても、印刷速度が過度に遅いとユーザが感じることはない。また、主走査の速度をさらに速くすると、主走査方向の印刷解像度をさらに低くする必要が生じる場合がある。この場合に、仮に主走査方向の印刷解像度をさらに低くすると、画質が過度に低下する可能性がある。このために、本実施例では、高速で低画質の通常モードでは、用紙Mの搬送方向ARの長さに関わらずに、同じ印刷制御が行われる。この結果、通常モードの画質が過度に低下することを抑制することができる。
さらに、上記実施例によれば、CPU210は、ユーザからの入力に基づく用紙情報を取得する(図3、図4のS15)。この結果、高画質モードにおいて、ユーザからの入力に基づいて、短尺高画質制御と長尺高画質制御とを適切に切り替えることができる。
より具体的には、ユーザからの入力は、図3(A)のUI画面WI1のプルダウンメニューPM1を介した入力を含む。すなわち、ユーザからの入力は、用紙Mの複数種類のサイズに対応する複数の選択肢の中から、印刷に用いるべき用紙Mのサイズに対応する選択肢を選択する入力である。そして、CPU210は、ユーザによって選択された選択肢に基づいて、用紙Mの長さが第1長さ(例えば短尺用紙と判断される長さ)であるか第2長さ(例えば長尺用紙と判断される長さ)であるかを判定する(図4のS45)。この結果、ユーザによって選択された選択肢に基づいて、短尺高画質制御と長尺高画質制御とを適切に切り替えることができる。
さらには、ユーザからの入力は、図3(B)のUI画面WI2の入力欄IS1、IS2に入力される数値、すなわち、用紙Mの長さを示す数値の入力を含む。そして、CPU210は、ユーザによって入力された数値が閾値未満である場合には、用紙Mの長さが第1長さ(例えば短尺用紙と判断される長さ)であると判定し、該数値が閾値以上である場合には、用紙Mの長さが第2長さ(例えば長尺用紙と判断される長さ)であると判定する。この結果、ユーザによって入力された数値に基づいて、短尺高画質制御と長尺高画質制御とを適切に切り替えることができる。
以上の説明から解るように、第1実施例では、短尺高画質制御は、第1の印刷制御の例であり、長尺高画質制御は、第2の印刷制御の例であり、通常制御は、第3の印刷制御の例である。
B.第2実施例
第2実施例、および、後述する第3実施例では、第1実施例の通常制御、短尺高画質制御、長尺高画質制御に加えて、中画質制御が行われる。中画質制御では、基本制御が2パス制御であり、主走査方向の印刷解像度が600dpiであり、部分印刷における主走査の速度は、「高速」である。
図8は、2パス制御の説明図である。図8には、図6と同様に、用紙Mに印刷される印刷画像OIが図示されている。図8には、1~6回目の部分印刷に対応するヘッド位置P1~P6と、1~5回目の用紙搬送T1~T5と、が図示されている。
2パス制御では、主走査方向の印刷解像度が600dpiであり、搬送方向ARの印刷解像度が600dpiである。このために、本実施例の2パス制御では、図6の4パス制御と同様に、印刷機構100は、奇数回目の部分印刷(例えば、図8のヘッド位置P1、P3、P5での部分印刷)にて、搬送方向ARの下流側から数えて奇数番目のラスタラインRLを印刷する。そして、印刷機構100は、偶数回目の部分印刷(例えば、図8のヘッド位置P2、P4、P6での部分印刷)にて、搬送方向ARの下流側から数えて偶数番目のラスタラインRLを印刷する。これによって、印刷機構100は、搬送方向ARの印刷解像度が600dpiの画像を印刷することができる。
2パス制御では、奇数回目の用紙搬送Tk(例えば、図8のT1、T3、T5)の搬送量は、ノズル間隔NTの半分の値{(1/2)×NT}である。偶数回目の用紙搬送Tk(例えば、図8のT2、T4)の搬送量は、ノズル長Dからノズル間隔NTの半分を減じた値{D-(1/2)×NT}である。
2パス制御では、各ラスタラインRLは、1回の部分印刷のみで印刷される。すなわち、各ラスタライン上に形成される全てのドットは、1回の部分印刷で形成される。したがって、各ラスタラインRLの特定色のドット、例えば、Cのドットは、ノズル列NCのうち、該ラスタラインRLに対応する1個のノズルNZを用いて形成される。短尺通常制御では、上述した位置補正制御が実行される。
以上の説明から解るように、2パス制御では、ノズル長D分の画像を印刷するために必要な部分印刷の回数は、2回である。
中画質制御で実行される部分印刷の回数は、通常制御よりも多く、短尺高画質制御および長尺高画質制御よりも少ない。このために、中画質制御の印刷速度は、通常制御よりも速く、短尺高画質制御および長尺高画質制御よりも遅い。
中画質制御の搬送方向ARの印刷解像度(600dpi)は、通常制御(300dpi)よりも高く、短尺高画質制御および長尺高画質制御(600dpi)と同じである。中画質制御の主走査方向の印刷解像度(600dpi)は、通常制御および長尺高画質制御(600dpi)と同じであり、短尺高画質制御(1200dpi)よりも低い。中画質制御の各ラスタラインRLを印刷するための部分印刷の回数(1回)は、通常制御(1回)と同じであり、短尺高画質制御および長尺高画質制御(2回)よりも少ない。以上から印刷解像度およびバンディングに対する耐性の観点を総合的にみると、中画質制御の画質は、通常制御よりも高く、短尺高画質制御および長尺高画質制御よりも低い。
第2実施例では、短尺用紙が用いられる場合には、ユーザは、通常モードと高画質モードと最高画質モードとの3種類の印刷モードを選択することができる。第2実施例では、長尺用紙が用いられる場合には、ユーザは、通常モードと最高画質モードとの2種類の印刷モードを選択することができるが、高画質モードを選択することができない。例えば、図3(A)にて破線で囲まれた部分に示すように、第2実施例のUI画面には、第1実施例のUI画面WI1に、さらに、最高画質モードを選択するためのラジオボタンRBvが含まれる。そして、プルダウンメニューPM1にて選択されている選択肢、および、ユーザ定義サイズとして登録されている用紙のサイズから特定される用紙Mが短尺用紙である場合には、ラジオボタンRB1、RB2、RBvがそれぞれ選択可能な態様で表示される。プルダウンメニューPM1にて選択されている選択肢、および、ユーザ定義サイズとして登録されている用紙のサイズから特定される用紙Mが長尺用紙である場合には、ラジオボタンRB1、RBvが選択可能な態様で、ラジオボタンRB2が選択不可能な態様で、それぞれ表示される。
図9は、第2実施例の印刷制御を説明する表である。図9に示すように、短尺用紙が用いられる場合には、CPU210は、印刷モードとして通常モードが選択される場合に通常制御を実行し、高画質モードが選択される場合に中画質制御を実行し、最高画質モードが選択される場合に短尺高画質制御を実行する。長尺用紙が用いられる場合には、CPU210は、印刷モードとして通常モードが選択される場合に通常制御を実行し、最高画質モードが選択される場合に長尺高画質制御を実行する。
このように、本実施例では、短尺用紙が用いられる場合であっても長尺用紙が用いられる場合であっても、複数個の印刷モードが選択可能であり、これらの複数個の印刷モードは、要求される画質のレベルが互いに異なるモードであり、要求される画質のレベルが高いモードほど、高解像度、かつ、低速度で印刷される。そして、長尺用紙が用いられる場合における主走査方向の最大印刷解像度(本実施例では600dpi)は、短尺用紙が用いられる場合における主走査方向の最大印刷解像度(本実施例では1200dpi)よりも低い。そして、主走査方向の印刷解像度が最大である場合の主走査の速度は、長尺用紙が用いられる場合に、短尺用紙が用いられる場合よりも速い。この結果、長尺用紙が用いられる場合に、印刷時間が過度に長くなることを適切に抑制することができる。
C.第3実施例
第3実施例では、第2実施例と同様に、4種類の印刷制御、すなわち、通常制御、短尺高画質制御、長尺高画質制御、中画質制御が実行される。
第3実施例では、短尺用紙が用いられる場合には、第2実施例と同様に、ユーザは、通常モードと高画質モードと最高画質モードとの3種類の印刷モードを選択することができる。第3実施例では、長尺用紙が用いられる場合には、第2実施例とは異なり、ユーザは、通常モードと高画質モードとの2種類の印刷モードを選択することができるが、最高画質モードを選択することができない。例えば、図3(A)にて破線で囲まれた部分に示すように、第3実施例のUI画面には、第1実施例のUI画面WI1に、さらに、最高画質モードを選択するためのラジオボタンRBvが含まれる。そして、プルダウンメニューPM1にて選択されている選択肢、および、ユーザ定義サイズとして登録されている用紙のサイズから特定される用紙Mが短尺用紙である場合には、ラジオボタンRB1、RB2、RBvがそれぞれ選択可能な態様で表示される。プルダウンメニューPM1にて選択されている選択肢、および、ユーザ定義サイズとして登録されている用紙のサイズから特定される用紙Mが長尺用紙である場合には、ラジオボタンRB1、RB2が選択可能な態様で、ラジオボタンRBvが選択不可能な態様で、それぞれ表示される。
図10は、第3実施例の印刷制御を説明する表である。図10に示すように、短尺用紙が用いられる場合には、第2実施例と同様に、CPU210は、印刷モードとして通常モードが選択される場合に通常制御を実行し、高画質モードが選択される場合に中画質制御を実行し、最高画質モードが選択される場合に短尺高画質制御を実行する。長尺用紙が用いられる場合には、CPU210は、印刷モードとして通常モードが選択される場合に通常制御を実行し、高画質モードが選択される場合に長尺高画質制御を実行する。
このように、本実施例では、短尺用紙が用いられる場合であっても長尺用紙が用いられる場合であっても、複数個の印刷モードが選択可能であり、これらの複数個の印刷モードは、要求される画質のレベルが互いに異なるモードであり、要求される画質のレベルが高いモードほど、高解像度、かつ、低速度で印刷される。そして、長尺用紙が用いられる場合における主走査方向の最大印刷解像度(本実施例では600dpi)は、短尺用紙が用いられる場合における主走査方向の最大印刷解像度(本実施例では1200dpi)よりも低い。そして、主走査方向の印刷解像度が最大である場合の主走査の速度は、長尺用紙が用いられる場合に、短尺用紙が用いられる場合よりも速い。この結果、長尺用紙が用いられる場合に、印刷時間が過度に長くなることを適切に抑制することができる。
D.変形例
(1)上記各実施例の印刷制御は、一例であり、これに限られない。例えば、上記各実施例の長尺高画質制御では、主走査方向の印刷解像度が短尺高画質制御よりも低い600dpiにされているが、主走査方向の印刷解像度が短尺高画質制御と同等の1200dpiにされても良い。この場合には、主走査の速度が「高速」であるために、1ドット分のインクを吐出するために確保できる時間が短尺高画質制御よりも短くなる。このために、例えば、1ドット分のインクの吐出量を短尺高画質制御よりも少なくしても良い。この場合には、長尺高画質制御によって印刷される画像の濃度は、短尺高画質制御によって印刷される画像の濃度よりも低くなるが、長尺高画質制御によって印刷される画像の印刷解像度を、短尺高画質制御によって印刷される画像の印刷解像度と同じにすることができる。
また、例えば、第1実施例の通常制御の基本制御は、2パス制御(図8)であっても良い。また、例えば、第1実施例の長尺高画質制御および短尺高画質制御の基本制御は、ノズル長D分の画像を6回の部分印刷によって印刷する6パス制御であっても良い。この場合であっても、例えば、長尺高画質制御における部分印刷の主走査速度は、短尺高画質制御における部分印刷の主走査速度よりも速くされることが好ましい。これによって、長尺用紙が用いられる場合に、印刷時間が過度に長くなることを抑制することができる。
また、第1実施例の長尺高画質制御および短尺高画質制御の基本制御は、同じ4パス制御である。これに代えて、例えば、短尺高画質制御の基本制御を4パス制御とし、長尺高画質制御の基本制御を2パス制御としても良い。この場合であっても長尺高画質制御における部分印刷の主走査速度は、短尺高画質制御における部分印刷の主走査速度よりも速くされても良い。これによって、長尺用紙が用いられる場合に、印刷時間が長くなることを効果的に抑制することができる。
(2)上記実施例では、複数個の印刷モードが選択可能であるが、印刷モードは1つだけであっても良い。この場合にであっても、長尺用紙が用いられる場合における部分印刷の主走査速度は、短尺用紙が用いられる場合における部分印刷の主走査速度よりも速くされても良い。
(3)上記実施例では、通常モードでは、用紙Mの搬送方向ARの長さに関わらずに、部分印刷の主走査速度は一定である。これに代えて、通常モードにおいても長尺用紙が用いられる場合における部分印刷の主走査速度は、短尺用紙が用いられる場合における部分印刷の主走査速度よりも速くされても良い。
(4)上記実施例では、CPU210は、ユーザからの入力に基づいて、用紙Mが短尺用紙であるか長尺用紙であるかを判断している。これに代えて、例えば、CPU210は、プリンタ200に設けられたセンサによって、用いられる用紙Mの搬送方向ARの長さを検出し、該検出結果に基づいて、用紙Mが短尺用紙であるか長尺用紙であるかを判断しても良い。
(5)印刷媒体として、用紙Mに代えて、他の媒体、例えば、OHP用のフィルム、CD-ROM、DVD-ROMが採用されても良い。
(6)上記実施例の印刷機構100では、搬送部140が用紙Mを搬送することによって、印刷ヘッド110に対して用紙Mを搬送方向に相対的に移動させている。これに代えて、固定された用紙Mに対して、印刷ヘッド110を搬送方向ARと反対方向に移動させることによって、印刷ヘッド110に対して用紙Mを搬送方向ARに相対的に移動させても良い。
(7)上記各実施例では、図4の印刷処理を実行する装置は、プリンタ200のCPU210である。これに代えて、プリンタ200と接続されるパーソナルコンピュータなどの端末装置が、図4の印刷処理を実行しても良い。この場合には、端末装置のCPUは、例えば、プリンタドライバプログラムを実行することのよって、図4の印刷処理を実行する。この場合には、端末装置のCPUは、図5のS60では、部分印刷データと制御データとをプリンタ200に送信することによって印刷実行部としてのプリンタ200に印刷を実行させる。
さらには、図4の印刷処理を実行する装置は、例えば、プリンタや端末装置から画像データを取得して該画像データを用いて印刷ジョブを生成するサーバであっても良い。このようなサーバは、ネットワークを介して互いに通信可能な複数個の計算機であっても良い。
(8)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図4の印刷処理がプリンタ200において実行される場合に、ハーフトーン処理や色変換処理は、例えば、プリンタ200のCPU210の指示に従って動作する専用のハードウェア回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100…印刷機構,110…印刷ヘッド,111…ノズル形成面,120…ヘッド駆動部,130…主走査部,133…キャリッジ,134…摺動軸,140…搬送部,141…下流ローラ対,142…上流ローラ対,145…用紙台,200…プリンタ,210…CPU,220…不揮発性記憶装置,230…揮発性記憶装置,231…バッファ領域,260…操作部,270…表示部,280…通信部,AR…搬送方向,BT1~BT4…ボタン,CP…コンピュータプログラム,M…用紙,NC,NK,NY,NM…ノズル列,NZ…ノズル,OI,OIa,OIb…印刷画像,WI1,WI2…UI画面

Claims (10)

  1. 副走査方向の位置が互いに異なる複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部の制御装置であって、
    前記印刷媒体の前記副走査方向の長さである媒体長さに関する媒体情報を取得する情報取得部と、
    前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによってドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を前記印刷実行部に複数回実行させることによって、印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御部と、
    を備え、
    前記印刷制御部は、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さである場合に第1の印刷制御を実行し、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さよりも長い第2長さである場合に第2の印刷制御を実行し、
    前記第2の印刷制御における前記主走査の速度は、前記第1の印刷制御における前記主走査の速度よりも速い、制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記第2の印刷制御にて印刷される印刷画像の前記主走査方向の印刷解像度は、前記第1の印刷制御にて印刷される印刷画像の前記主走査方向の印刷解像度よりも低い、制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記印刷画像は、それぞれが前記主走査方向に沿って並ぶ複数個の前記ドットを含む複数本のラスタラインを含み、
    前記第1の印刷制御と前記第2の印刷制御との両方は、前記複数本のラスタラインのそれぞれを構成する前記複数個のドットを、P回(Pは1以上の整数)の前記部分印刷によって形成する制御である、制御装置。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    第1モードと第2モードとを含む複数個のモードの中から実行すべき印刷モードを選択する入力をユーザから取得する取得部を備え、
    前記印刷制御部は、ユーザによって選択される前記印刷モードが前記第1モードであり、かつ、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第1長さである場合に第1の印刷制御を実行し、ユーザによって選択される前記印刷モードが前記第1モードであり、かつ、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第2長さである場合に前記第2の印刷制御を実行する、制御装置。
  5. 請求項4のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記第2モードは、前記第1モードよりも高速で低画質の印刷モードであり、
    前記印刷制御部は、ユーザによって選択される前記印刷モードが前記第2モードである場合には、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第1長さであるか前記第2長さであるかに関わらずに、第3の印刷制御を実行し、
    前記第3の印刷制御における前記主走査の速度は、前記第2の印刷制御における前記主走査の速度よりも速い、制御装置。
  6. 請求項1~3のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    複数個のモードの中から実行すべき印刷モードを選択する入力をユーザから取得する取得部を備え、
    前記複数個のモードは、要求される画質のレベルが互いに異なるモードであり、
    要求される画質のレベルが高いモードほど、高解像度、かつ、低速度で印刷され、
    前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第2長さである場合における前記主走査方向の最大印刷解像度は、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第1長さである場合における前記主走査方向の最大印刷解像度よりも低く、
    前記主走査方向の印刷解像度が最大である場合の前記主走査の速度は、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが前記第2長さである場合に、前記媒体長さが前記第1長さである場合よりも速い、制御装置。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記情報取得部は、ユーザからの入力に基づく前記媒体情報を取得する、制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置であって、
    前記ユーザからの入力は、前記印刷媒体の複数種類のサイズに対応する複数の選択肢の中から、印刷に用いるべき前記印刷媒体のサイズに対応する選択肢を選択する入力であり、
    前記印刷制御部は、ユーザによって選択された選択肢に基づいて、前記媒体長さが前記第1長さであるか前記第2長さであるかを判定する、制御装置。
  9. 請求項7に記載の制御装置であって、
    前記ユーザからの入力は、前記媒体長さを示す数値の入力であり、
    前記印刷制御部は、ユーザによって入力された前記数値が閾値未満である場合には、前記媒体長さが前記第1長さであると判定し、ユーザによって入力された前記数値が前記閾値以上である場合には、前記媒体長さが前記第2長さであると判定する、制御装置。
  10. 副走査方向の位置が互いに異なる複数個のノズルを有する印刷ヘッドと、印刷媒体に対して前記副走査方向と交差する主走査方向に沿って前記印刷ヘッドを移動させる主走査を実行する主走査部と、前記印刷ヘッドに対して前記副走査方向に沿って前記印刷媒体を移動させる副走査を実行する副走査部と、を備える印刷実行部を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記印刷媒体の前記副走査方向の長さである媒体長さに関する媒体情報を取得する情報取得機能と、
    前記主走査を行いつつ前記印刷ヘッドによってドットを形成する部分印刷と、前記副走査と、を前記印刷実行部に複数回実行させることによって、印刷画像を前記印刷実行部に印刷させる印刷制御機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記印刷制御機能は、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さである場合に第1の印刷制御を実行し、前記媒体情報に基づいて判定される前記媒体長さが第1長さよりも長い第2長さである場合に第2の印刷制御を実行し、
    前記第2の印刷制御における前記主走査の速度は、前記第1の印刷制御における前記主走査の速度よりも速い、コンピュータプログラム。

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