JP4710343B2 - 印刷装置 - Google Patents
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本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(B)各前記単位領域に対応する補正値を記憶するメモリと、
(C)入力されてくる画素データの属する前記単位領域に対応する前記補正値を前記メモリから読み出し、
前記メモリから読み出された前記補正値に基づいて前記画素データを補正して、各前記単位領域に形成される画像片の濃度を補正する補正ユニットと、
を備え、
(D)補正された濃度の画像片を並べて形成して印刷画像を印刷する印刷装置であって、
(E)前記補正ユニットには、前記単位領域の並ぶ順に前記画素データが入力され、
(F)前記補正ユニットは、入力された画素データの数に基づいて、前記メモリから読み出すべき補正値を決定する
ことを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置によれば、印刷装置の処理速度を向上させることができる。
図1は、本実施形態のSPC複合装置の全体斜視図である。図2は、SPC複合装置の構成のブロック図である。本実施形態のSPC複合装置1は、原稿から画像を読み取るためのスキャナ機能、外部のコンピュータからの印刷データに基づいて画像を紙に印刷するプリンタ機能、スキャナ機能により入力した画像を紙に印刷するコピー機能を有する複合装置である。
図5は、プリンタ機能時のデータの流れの説明図である。
コンピュータ3には、予めSPC複合装置1のプリンタドライバがインストールされている。そして、プリンタドライバは、コンピュータ3に、アプリケーションソフトにより作成された画像データを印刷データに変換させる。この印刷データには、コマンドデータと画素データとが含まれている。コマンドデータは、SPC複合装置1のプリンタ部を制御するためのデータである。画素データは、印刷画像を構成するドットの有無・色・階調に関するデータである。そして、プリンタドライバは、コンピュータに、印刷データをSPC複合装置1に送信させる。
ASIC74は、コンピュータ3から送られてきた印刷データを、コマンドデータと画素データとに分離して、ASIC用メモリ75にバッファする。そして、ASIC74は、受信したコマンドデータに基づいてプリンタ部10を制御し、画素データに基づいてヘッドからインクを吐出させ、印刷を行う。これにより、SPC複合装置は、外部のコンピュータからの印刷データに基づいて画像を紙に印刷するプリンタとして機能する。
図6は、スキャナ機能時のデータの流れの説明図である。
コンピュータ3には、予めSPC複合装置1のスキャナドライバがインストールされている。また、ユーザは、予めスキャナ部30に原稿5をセットする。そして、ユーザは、コンピュータ3上でスキャナドライバの設定を行い、例えば読取解像度、白黒・カラー、読み取り範囲などの設定を行う。
ユーザがコンピュータ上でスキャナドライバによりスキャン開始を指示すると、スキャナドライバは、コンピュータ3に、ユーザの設定内容に応じた制御データをSPC複合装置1に送信させる。
ASIC74は、受信した制御データに基づいてスキャナ部30を制御し、スキャナ部30から原稿5の画像データを取得する。そして、ASIC74は、取得した画像データをコンピュータ3に送信する。これにより、SPC複合装置1は、原稿5の画像を読み取るスキャナとして機能する。
図7は、コピー機能時のデータの流れの説明図である。
ユーザは、予めスキャナ部30に原稿5をセットする。そして、ユーザは、パネル部60を操作して、紙の大きさ、原稿の大きさ、倍率、コピーモード(はやい/きれい)等の設定を行う。
ユーザがパネル部60のコピーボタンを押すと、印刷開始を示す開始信号がパネル部60からASIC74へ送られる。ASIC74は、ユーザの設定内容に応じた制御データに基づいてスキャナ部30を制御し、スキャナ部30から原稿5の画像データを取得する。ASIC74は、スキャナ部30からの画像データをASIC用メモリ75にバッファする。
スキャナ部30からの画像データは、例えば256階調のRGB(レッド、グリーン、ブルー)のデータである。ASIC74は、このデータに基づいて印刷データを生成する(後述)。SPC複合装置1は、この印刷データに基づいてプリンタ部10を制御して印刷を行う。これにより、SPC複合装置は、コピー機として機能する。
<ヘッドの構成>
プリンタ部10は、ASIC74から印刷データを受信すると、印刷動作を開始する。印刷動作は、移動方向に移動するヘッドのノズルからインクを吐出して紙にドットを形成するドット形成動作と、紙を搬送方向に搬送する搬送動作と、を交互に繰り返すことにより行われる。
図8は、ヘッド18の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド18の下面には、ブラックインクノズル群N_Kと、シアンインクノズル群N_Cと、マゼンタインクノズル群N_Mと、イエローインクノズル群N_Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するためのノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。
各ノズル群の複数のノズルは、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720)である場合、k=4である。各ノズル群のノズルには、下流側のノズルほど若い番号が付されている(♯1〜♯180)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯180よりも搬送方向の下流側に位置している。
まず、通常印刷について説明する。本実施形態の通常印刷は、インターレース印刷と呼ばれる印刷方法により行われる。ここで、『インターレース印刷』とは、1回のパスで記録されるラスタライン間に、記録されないラスタラインが挟まれるような印刷を意味する。また、『パス』とは、ノズルが移動方向に1回移動するときのドット形成動作をいう。『ラスタライン』とは、移動方向に並ぶドットの列であり、ドットラインともいう。
同図において、黒丸で示されたノズルはインクを吐出可能なノズルであり、白丸で示されたノズルはインクを吐出不可なノズルである。また、同図において、黒丸で示されたドットは、最後のパスで形成されるドットであり、白丸で示されたドットは、それ以前のパスで形成されたドットである。
図10Aは、実際の通常印刷の説明図である。同図では、ヘッドと紙との相対的な位置を示している。ここでは、ヘッドは搬送方向に沿って配列された180個のノズルを有するが、ノズルピッチkは4なので、インターレース印刷を行うための条件である「Nとkが互いに素の関係」を満たすために、179個のノズル(♯2〜♯180)を用いてインターレース印刷が行われる。また、179個のノズルが用いられるため、紙は搬送量179・Dにて搬送される。
そこで、通常印刷の前後において、以下に説明する上端印刷及び下端印刷が行われる。
図11は、上端印刷及び下端印刷の説明図である。なお、本来、搬送方向に並ぶノズル数は180個であるが、説明を簡単にするため、ここではノズル数を8個とする。
図12は、本実施形態のASIC74の構成の説明図である。
ASIC74は、複数のユニット(スキャナ制御ユニット742と、色変換ユニット743と、補正ユニット80と、ハーフトーン処理ユニット745と、インターレース処理ユニット746と、ヘッド制御ユニット747と、CPUインターフェイスユニット748)と、SDRAMコントローラ749とを備える。また、不図示であるが、ASICは、外部のコンピュータと接続するためのUSBインターフェイスユニットや、プリンタ部の搬送モータ等を制御するモータ制御ユニット等、他のユニットも備えている。
ADTユニット90は、自動データ転送ユニット(Auto Data Transfer Unit)である。このADTユニット90は、補正ユニット80からの信号により読み出し条件が設定され、その設定に応じてSDRAMコントローラ749に対して自動的に読み出し指示を出力し、読み出したデータを補正ユニットへ転送する。
補正ユニット80は、ADTユニット90に読み出し条件を設定するため、ADTユニット90に対して、各種信号を出力する。リセット信号は、ADTユニット90の設定をリセットするための信号である。先頭アドレス、第1加算値、第1カウント値、第2加算値及び第2カウント値の意味は、後ほど明らかになる。
ADTユニット90は、SDRAMコントローラ749に対して、読み出し要求信号と、読み出しアドレスを出力する。なお、後述するとおり、ADTユニット90は、自動的に読み出しアドレスを更新可能である。SDRAMコントローラ749は、ADTユニット90の指示に従って、要求されたアドレスのデータをSDRAM75から読み出し、要求元であるADTユニット90にデータを出力する。また、ADTユニット90は、SDRAM75から読み出したデータを、補正ユニット80の要求に応じて補正ユニット80へ出力する。なお、ADTユニット90には不図示のバッファが設けられており、SDRAM75から読み出されたデータを一旦バッファに記憶させることが可能である。
ADTユニット90は、SDRAMコントローラ749からデータを取得する度に、そのデータを補正ユニット80へ転送する。
多色印刷された画像中に生じる濃度ムラは、基本的には、その各色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)でそれぞれに生じる濃度ムラが原因である。このため、通常は、各色の濃度ムラをそれぞれ別々に抑制することによって、多色印刷された画像中の濃度ムラを抑制する方法が採られている。そこで、以下では、単色印刷された画像中に生じる濃度ムラの発生原因について説明する。
本来であれば同じ濃度の画像片が各ドット列領域に形成されるべきであるにもかかわらず、加工精度のばらつきのため、ドット列領域に応じて画像片に濃淡が発生する。例えば、第2ドット列領域の画像片は比較的淡くなり、第3ドット列領域の画像片は比較的濃くなる。また、第5ドット列領域の画像片は、比較的淡くなる。
そして、このようなラスタラインからなる印刷画像を巨視的に見ると、キャリッジの移動方向に沿う縞状の濃度ムラが視認される。この濃度ムラは、印刷画像の画質を低下させる原因となる。
そこで、本実施形態では、ドット列領域毎に設定された補正値に基づいて、補正ユニットがCMYK12ビットデータを補正している。この補正ユニットの構成や動作について、以下に説明する。
補正ユニット80は、入力されてくる12ビットデータを、補正値データテーブルに基づいてドット列領域毎に設定される補正値に応じて補正し、補正された12ビットデータをハーフトーン処理ユニットに出力する。
製造工場で製造された個々のSPC複合装置のプリンタ部10は、製造のばらつきの影響のため、濃度ムラの特性がそれぞれ異なる。そこで、濃度ムラを抑制するためには、各SPC複合装置のプリンタ部の濃度ムラの特性を検出する必要がある。
図18は、濃度ムラを検出するためのテストパターンの説明図である。製造工場の検査工程において、検査用コンピュータは、個々のSPC複合装置のプリンタ部に、このようなテストパターンを印刷させる。但し、テストパターンを印刷するときには、補正ユニット80による補正処理(後述)は行わない。
テストパターンは、色毎に、3つの濃度のパターンを有する。淡い濃度のパターンは、階調値1016の画素データに基づいて、形成される。中間の濃度のパターンは、階調値2032の画素データに基づいて、形成される。濃い濃度のパターンは、階調値2848の画素データに基づいて、形成される。いずれのパターンも、紙面の上端から下端に延びる帯状の形状をしている。このため、各ドット列領域には、各色毎に、3つの階調値に基づいて形成されたドットの列が含まれている。
例えば、読み取り結果に基づいて、各ドット列領域毎に、シアンの3つの読み取り値と、マゼンタの3つの読み取り値と、イエローの3つの読み取り値と、ブラックの3つの読み取り値とが得られる。各3つの読み取り値は、それぞれ、階調値1016、階調値2032及び階調値2848に対応している。但し、濃度ムラの影響があると、読み取り値は、階調値1016、階調値2032及び階調値2848にはならない。
そこで、検査用コンピュータは、読み取り値に基づいて、ドット列領域毎に、色毎に3つの補正値を算出する。以下、例えば、シアンの3つの補正値はC1、C2及びC3と表記する(マゼンタの場合はM、イエローの場合はY、ブラックの場合はBを用いる)。また、n番目のドット列領域に対応する補正値は、例えばC1_nと表記する。
図19は、補正値データテーブルの説明図である。
補正値データテーブルは、上端印刷領域用、通常印刷領域用、下端印刷領域用の3種類ある。各補正値データテーブルには、色毎に3つの補正値が、各ラスタラインに対応付けられている。例えば、各印刷領域のn番目のラスタラインには、シアンに3つの補正値(C1_n、C2_n、C3_n)が対応付けられており、他の色も同様に3つの補正値が対応付けられている。ここでは、シアンに注目して説明を行う。
図20は、12ビットデータを補正値に基づいて補正するときの演算の説明図である。同図は、n番目のドット列領域のシアンの12ビットデータに対する補正の様子を示している。
補正ユニットに入力された12ビットデータ(「入力値C_in」と呼ぶ)が境界階調値と同じ(例えばD1(=1016))ならば、対応する補正値を入力値に掛けた値が出力される(例えば、1016×C1_n)。但し、入力値が境界階調値と異なる場合、直線補完により、出力する値(「出力値C_out」という)が演算される。
・入力値C_inが、D0≦C_in<D1のとき、
C_out=(D1×C1_n−D0)×A0×(C_in−D0)+D0
・入力値C_inが、D1≦C_in<D2のとき、
C_out=(D2×C2_n−D1×C1_n)×A1×(C_in−D1)+D1×C1_n
・入力値C_inが、D2≦C_in<D3のとき、
C_out=(D3×C3_n−D2×C2_n)×A2×(C_in−D2)+D2×C2_n
・入力値C_inが、D3≦C_in≦D4のとき、
C_out=(D4−D3×D3_n)×A3×(C_in−D3)+D3×C3_n
A0=1/(D1−D0)
A1=1/(D2−D1)
A2=1/(D3−D2)
A3=1/(D4−D3)
図21は、補正ユニット80の構成のブロック図である。補正ユニット80は、CPUインターフェース81と、レジスタ82と、レジスタ83と、2面レジスタ84と、濃度判定部85と、パラメータ選択部86と、演算部87と、ユニット制御部88と、ADTインターフェース89とを有する。
n≦L1の場合、アドレス演算部882は、SDRAM75に記憶されている上端印刷領域用の補正値データテーブルから、n番目のドット列領域の補正値を読み出し、補正ユニット80は、その補正値に基づいて補正処理が行う。また、L1<n≦L−L3の場合、アドレス演算部882は、(n−L1)/7の余りaとすると、通常印刷領域用の補正値データテーブルから、a番目(a=0の場合は7番目)のドット列領域の補正値を読み出す。また、L−L3<nの場合、アドレス演算部882は、下端印刷領域の補正値データテーブルから、{n−(L−L3)}番目のドット列領域のドット列領域の補正値を読み出す。
まず、色変換ユニット743からCMYK12ビットデータが入力する前に、CPU72は、CPU用メモリ73に記憶されている補正値データテーブルに基づいて、CPUインターフェイスユニット748を介してSDRAM75の所定の領域に、上端印刷用及び通常印刷用の補正値データテーブルを作成する。このとき、下端印刷用の補正用データテーブルは、SDRAM75には作成されない。
補正ユニット80からは、ドット列領域毎に設定されている補正値に応じて補正されたCMYK12ビットデータが出力される。例えば、比較的淡い画像片が形成されるドット列領域に対応する画素のCMYK12ビットデータは、高い階調値になるように補正されて、補正ユニット80から出力される。また、比較的濃い画像片が形成されるドット列領域に対応する画素のCMYK12ビットデータは、低い階調値になるように補正されて、補正ユニット80から出力される。
一実施形態としてのSPC複合装置等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
(1)前述のSPC複合装置(印刷装置の一例)は、複数のノズルを備えたヘッド18を備えている。このヘッド18は、キャリッジ移動方向に移動しながらノズルからインクを吐出して、各ノズルが移動方向に沿うドット列領域(単位領域の一例)にラスタライン(ドット列)を形成することにより、ドット列領域に画像片を形成する。そして、ヘッドからインクを吐出して画像片を形成する形成動作と、紙を搬送方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことにより、無数の画像片が搬送方向に並び、印刷画像が紙に印刷される。但し、ノズルの加工精度のばらつきの影響などにより各画像片に濃淡ができ、印刷画像に縞状の濃度ムラができることがある。
そこで、本実施形態では、補正ユニット80が、各単位領域に対応する補正値に基づいて画素データを補正し、各単位領域に形成される画像片の濃度を補正する。これにより、各画像片の濃淡の差が軽減され、印刷画像の濃度ムラが抑制される。
そこで、本実施形態では、SDRAM75(メモリの一例)が各単位領域に対応する補正値を記憶する。そして、補正ユニットは、ドット列領域の並ぶ順に入力される画素データの数に基づいて読み出すべき補正値を決定し、その補正値をSDRAM75から読み出している。これにより、CPU72を使わずに補正ユニット80が補正処理を行うことができる構成が実現されるので、補正ユニット80にCPU741バスが独占されなくて済む。
これにより、CPU72を使わずに補正ユニット80が補正処理を行うことができる構成が実現されるので、補正ユニット80にCPU741バスが独占されなくて済む。
そこで、本実施形態では、まず、CPU72が、CPUバス741を介して、CPU用メモリに記憶された補正値データテーブルの補正値をSDRAM75に記憶させる。そして、次に、補正ユニット80は、CPUバスを介さずに、SDRAM75から補正値を読み出す。これにより、補正ユニット80にCPU741バスが独占されなくて済む。
そこで、前述の実施形態では、まずCPU72は、通常印刷の前に、上端印刷用の補正値データテーブルと、通常印刷領域用の補正値データテーブルとをSDRAM75に記憶させる。これにより、補正ユニット80は、上端印刷領域及び通常印刷領域のドット列領域の補正処理が可能になる。そして、SPC複合装置が通常印刷をするとき、上端印刷領域のドット列領域の補正処理は既に完了しており、上端印刷用の補正値データテーブルが不要になる。そこで、次にCPU72は、通常印刷中に、上端印刷用の補正値データテーブルを消去して、下端印刷領域用の補正値データテーブルを記憶する。これにより、SDRAM75の記憶容量を減らすことができる。
10 プリンタ部、12 給紙部、14 排紙部、16 キャリッジ、18 ヘッド、
30 スキャナ部、31 上蓋、32 載置ガラス、
60 パネル部、
70 コントローラ、71 インターフェース部、72 CPU、
73 CPU用メモリ、74 ASIC、
742 スキャナ制御ユニット、743 色変換ユニット、
745 ハーフトーン処理ユニット、746 インターレース処理ユニット、
747 ヘッド制御ユニット、748 CPUインターフェイスユニット、
749 SDRAMコントローラ、
75 SDRAM(ASIC用メモリ)、76 クロック
80 補正ユニット、81 CPUインターフェース、
82 レジスタ、83 レジスタ、84 2面レジスタ、85 濃度判定部、
86 パラメータ選択部、87 演算部、88 ユニット制御部、
89 ADTインターフェース、90 ADTユニット、
Claims (7)
- (1)複数のノズルを備え、移動方向に移動しながら各前記ノズルからインクを吐出して、各前記ノズルが前記移動方向に沿う単位領域にドット列を形成することにより前記単位領域に画像片を形成するヘッドと、
各前記単位領域に対応する補正値を記憶するメモリと、
入力されてくる画素データの属する前記単位領域に対応する前記補正値を前記メモリから読み出し、前記メモリから読み出された前記補正値に基づいて前記画素データを補正して、各前記単位領域に形成される画像片の濃度を補正する補正ユニットと、
を備え、
補正された濃度の画像片を並べて形成して印刷画像を印刷する印刷装置であって、
前記補正ユニットには、前記単位領域の並ぶ順に前記画素データが入力され、
前記補正ユニットは、入力された画素データの数に基づいて、前記メモリから読み出すべき補正値を決定するとともに、
(2)CPUと、前記メモリとは別のCPU用メモリと、前記CPUと前記CPU用メモリとの間でデータを伝送するCPUバスとを備え、
前記CPUが、前記CPUバスを介して、前記CPU用メモリに記憶された補正値を前記メモリに記憶させた後、
前記補正ユニットは、前記CPUバスを介さずに、前記メモリから前記補正値を読み出し、
(3)前記CPU用メモリは、上端印刷領域用補正値と、通常印刷領域用補正値と、下端印刷領域用補正値とを記憶し、
前記CPUは、
通常印刷の前に、前記上端印刷領域用補正値と通常印刷領域用補正値とを前記メモリに記憶し、
通常印刷中に、前記上端印刷領域用補正値を消去して、前記下端印刷領域用補正値を記憶する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記メモリの指定されたアドレスから順に所定のデータを自動的に転送する転送ユニットを更に備え、
前記補正ユニットは、前記入力された画素データの数に基づいて、前記アドレスを前記転送ユニットに指定する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記補正ユニットは、
入力されてくる画素データの数をカウントする第1カウンタと、前記第1カウンタが所定の値になったときにインクリメントされる第2カウンタとを有し、
前記第2カウンタの値に応じて前記アドレスを指定する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記通常印刷領域用補正値に基づく前記画素データの補正を終了する前に、前記下端印刷領域用補正値の記憶が終了していない場合、前記補正ユニットは、前記通常印刷領域用補正値に基づく前記画素データの補正を終了した後、前記下端印刷領域用補正値の記憶が終了するまで、画素データを補正することを待機する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記補正ユニットは、ある一つの前記補正値に基づいて、複数の前記単位領域に属する画素データをそれぞれ補正する
ことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記補正ユニットは、少なくとも1つの単位領域に対応する補正値を記憶するバッファを有し、
前記補正ユニットは、前記バッファに記憶された前記補正値に基づいて、前記単位領域に属する複数の前記画素データを補正する
ことを特徴とする印刷装置。 - (A)複数のノズルを備え、移動方向に移動しながら各前記ノズルからインクを吐出して、各前記ノズルが前記移動方向に沿う単位領域にドット列を形成することにより前記単位領域に画像片を形成するヘッドと、
(B)各前記単位領域に対応する補正値を記憶するメモリと、
(C)入力されてくる画素データの属する前記単位領域に対応する前記補正値を前記メモリから読み出し、
前記メモリから読み出された前記補正値に基づいて前記画素データを補正して、各前記単位領域に形成される画像片の濃度を補正する補正ユニットと、
を備え、
(D)補正された濃度の画像片を並べて形成して印刷画像を印刷する印刷装置であって、
(E)前記補正ユニットには、前記単位領域の並ぶ順に前記画素データが入力され、
(F)前記補正ユニットは、入力された画素データの数に基づいて、前記メモリから読み出すべき補正値を決定し、
(G)前記メモリの指定された先頭アドレスから順に所定のデータを自動的に転送する転送ユニットを更に備え、
前記補正ユニットは、前記入力された画素データの数に基づいて、前記先頭アドレスを前記転送ユニットに指定し、
(H)前記補正ユニットは、
入力されてくる画素データの数をカウントする第1カウンタと、前記第1カウンタが所定の値になったときにインクリメントされる第2カウンタとを有し、
前記第2カウンタの値に応じて前記先頭アドレスを指定し、
(I)CPUと、前記メモリとは別のCPU用メモリと、前記CPUと前記CPU用メモリとの間でデータを伝送するCPUバスとを備え、
前記CPUが、前記CPUバスを介して、前記CPU用メモリに記憶された補正値を前記メモリに記憶させた後、前記補正ユニットは、前記CPUバスを介さずに、前記メモリから前記補正値を読み出し、
(J)前記CPU用メモリは、上端印刷領域用補正値と、通常印刷領域用補正値と、下端印刷領域用補正値とを記憶し、
前記CPUは、
通常印刷の前に、前記上端印刷領域用補正値と通常印刷領域用補正値とを前記メモリに記憶し、
通常印刷中に、前記上端印刷領域用補正値を消去して、前記下端印刷領域用補正値を記憶し、
(K)前記メモリが前記下端印刷領域用補正値を記憶する前に、前記補正ユニットは、下端印刷により形成される前記画像片の濃度を補正せず、
(L)前記補正ユニットは、ある一つの前記補正値に基づいて、複数の前記単位領域に属する画素データをそれぞれ補正し、
(M)前記補正ユニットは、少なくとも1つの単位領域に対応する補正値を記憶するバッファを有し、
前記補正ユニットは、前記バッファに記憶された前記補正値に基づいて、前記単位領域に属する複数の前記画素データを補正する。
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- 2005-02-16 JP JP2005039409A patent/JP4710343B2/ja active Active
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