JP2020076858A - 画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]記録媒体上に樹脂層を形成する工程と、記録媒体上に粉体を供給する工程と、を有する、樹脂層と粉体とが接触してなる加飾画像を形成する画像形成方法であって、前記樹脂層がビニル系樹脂を含む、画像形成方法。
[2]前記ビニル系樹脂の含有量が、前記樹脂層に含まれる樹脂の全質量に対して、50質量%以上95質量%以下である、[1]に記載の画像形成方法。
[3]前記ビニル系樹脂がスチレン−アクリル樹脂を含む、[1]または[2]に記載の画像形成方法。
[4]前記スチレン−アクリル樹脂のスチレン含有量が、前記スチレン−アクリル樹脂の全質量に対して、50質量%以上90質量%以下である、[3]に記載の画像形成方法。
[5]前記樹脂層はトナーで形成される層であり、前記トナーは、マグネシウムおよびアルミニウムから選ばれる少なくとも1種の金属を含む、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の画像形成方法。
[6]前記トナーがマグネシウムを含み、蛍光X線分析により測定されるトナー中のマグネシウムのNet強度が3.0上6.0以下である、[5]に記載の画像形成方法。
[7]前記トナーがアルミニウムを含み、蛍光X線分析により測定されるトナー中のアルミニウムのNet強度が0.2以上3.5以下である、[5]または[6]に記載の画像形成方法。
[8]前記樹脂層を軟化させる工程をさらに有し、前記記録媒体上に粉体を供給する工程は、前記樹脂層の表面に前記粉体を供給する工程である、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の画像形成方法。
[9]前記樹脂層の表面に供給された粉体を配向させる工程を含む、[8]に記載の画像形成方法。
[10]前記粉体の配向は、前記粉体が供給された樹脂層の表面の摺擦により行われる、[9]に記載の画像形成方法。
[11]前記粉体は扁平形粒子を含む粉体である、[1]〜[10]のいずれか1項に記載の画像形成方法。
[12]前記粉体は金属粒子を含む粉体である、[1]〜[11]のいずれか1項に記載の画像形成方法。
[13]記録媒体と、前記記録媒体上に形成された樹脂層とを含む樹脂製画像が有する前記樹脂層を軟化する工程と、前記樹脂層の表面に粉体を供給する工程と、を有する加飾画像を形成する画像形成方法において、前記樹脂層がビニル系樹脂を含む、画像形成方法。
本発明の一実施形態は、記録媒体上に樹脂層を形成する工程と、記録媒体上に粉体を供給する工程と、を有する、樹脂層と粉体とが接触してなる加飾画像を形成する画像形成方法であって、前記樹脂層がビニル系樹脂を含む、画像形成方法に関する。
上記記録媒体は、その上に樹脂層が形成されるものであれば特に制限されない。記録媒体の例には、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙またはコート紙などの塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、プラスチックフィルム、樹脂製フィルム、布などの各種が含まれる。記録媒体の色は特に制限されない
上記樹脂層はビニル系樹脂を含む層であり、記録媒体上に形成されるものであれば特に制限されない。樹脂層は、例えば、電子写真方式により記録媒体上に形成されたトナー画像である。
よびメタクリル酸エステル単量体が代表的なものである。
量体は、単独でもまたは2種以上を組み合わせても使用することができる。
エチレン、プロピレン、イソブチレン等
(2)ビニルエステル類
プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等
(3)ビニルエーテル類
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等
(4)ビニルケトン類
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等
(5)N−ビニル化合物類
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等
(6)その他
ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体等。
樹脂層を形成する工程は、記録媒体上に樹脂層を形成することができれば特に制限されない。樹脂層を形成する工程は、記録媒体上に粉体を供給する工程の前に行われても、後に行われてもよい。
上記粉体は記録媒体上に供給され、樹脂層および粉体に応じた加飾効果を奏する。粉体は粉体粒子が集合したものである。粉体粒子の例には、金属粒子、樹脂粒子、熱応答性材料を含む粒子、磁性粒子、非磁性粒子などが含まれる。
本発明の一実施形態は樹脂層を軟化させる工程を含んでもよい。樹脂層は軟化されると接着能を有し、粉体を接着することができるようになる。樹脂層を軟化させる工程は、粉体を供給する工程の前に行われてもよいし、同時に行われてもよいし、後に行われてもよい。軟化は樹脂層の加熱によって行われてもよいし、樹脂層への軟化剤の付与によって行われてもよい。
粉体を供給する工程は、記録媒体上に粉体を供給することができれば特に制限されない。粉体を供給する工程は、記録媒体上に樹脂層を形成する前に行われても、後に行われてもよい。
本発明の一実施形態は、樹脂層の表面に供給された粉体を配向する工程を含んでもよい。配向は、粉体の向きを少なくともある程度、樹脂層の表面に対して揃えることができれば、当該工程は特に制限されない。配向は、たとえば、摺擦すること、粉体を供給した樹脂層の表面に送風することによって行うことができる。また、粉体が磁性粒子を含むものであれば、記録媒体の裏から磁力を使って粉体を引き寄せることによって行うことができる。
本発明の一実施形態は粉体を回収する工程を含んでもよい。本工程では、樹脂層に付着しなかった粉体を回収する。回収は、たとえば、余剰の粉体を吸引する集粉器を用いて行われる。集粉器は、記録媒体の搬送路から適当な高さの位置で吸引口が開口するように配置されており、たとえば、粉体を吸引するが記録媒体を吸引しない適度な出力で運転するように構成されている。
本発明の別の実施形態に係る画像形成装置について図2を用いて説明する。画像形成装置1は、図2に示されるように、樹脂製画像形成部60と表面処理部70とを有する。樹脂製画像形成部60は、記録媒体とその上に配置されている樹脂層とを含む樹脂製画像を作製する部分である。表面処理部70は、樹脂製画像形成部60で形成された樹脂製画像の表面を処理して加飾する部分である。
トナー母体粒子の製造に用いられる、ビニル系樹脂分散液(SA1)〜(SA6)、ポリエステル樹脂分散液(AP1)、(AP2)、結晶性ポリエステル樹脂分散液(CP1)、着色剤微粒子の水系分散液(Bk)、離型剤粒子分散液(W1)を以下のように調整した。
〈第1段重合〉
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器にポリオキシエチレン−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
・スチレン 354.8質量部
・n−ブチルアクリレート 250.0質量部
・メタクリル酸 68.0質量部
・n−オクチルメルカプタン 16.4質量部
撹拌装置を取り付けたフラスコ内に下記化合物よりなる単量体混合液を投入し、離型剤としてパラフィンワックス「HNP−57」(日本精蝋社製)93.8質量部を添加し、90℃に加温して溶解させた。
・スチレン 272.2質量部
・n−ブチルアクリレート 41.0質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 41.0質量部
・メタクリル酸 29.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
樹脂粒子〔A12〕に、過硫酸カリウム5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下で、下記化合物よりなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。
・スチレン 397.4質量部
・n−ブチルアクリレート 128.9質量部
・メタクリル酸 46.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
ビニル系樹脂分散液(SA1)の調製における、第2段重合、第3段重合で使用された単量体混合液を以下のものに変更した以外は同様にして、ビニル系樹脂分散液(SA2)を調整した。当該分散液中のビニル系樹脂粒子は、体積基準のメジアン径が265nmであった。
・スチレン 194.4質量部
・n−ブチルアクリレート 54.6質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 54.6質量部
・メタクリル酸 39.7質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
・スチレン 283.8質量部
・n−ブチルアクリレート 171.8質量部
・メタクリル酸 62.4質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
ビニル系樹脂分散液(SA1)の調製における、第2段重合、第3段重合で使用された単量体混合液を以下のものに変更した以外は同様にして、ビニル系樹脂分散液(SA3)を調整した。当該分散液中のビニル系樹脂粒子は、体積基準のメジアン径が240nmであった。
・スチレン 413.1質量部
・n−ブチルアクリレート 23.7質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 23.7質量部
・メタクリル酸 17.2質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
・スチレン 603.2質量部
・n−ブチルアクリレート 74.5質量部
・メタクリル酸 27.0質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
ビニル系樹脂分散液(SA1)の調製における、第2段重合、第3段重合で使用された単量体混合液を以下のものに変更した以外は同様にして、ビニル系樹脂分散液(SA4)を調整した。当該分散液中のビニル系樹脂粒子は、体積基準のメジアン径が245nmであった。
・スチレン 145.8質量部
・n−ブチルアクリレート 63.7質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 63.7質量部
・メタクリル酸 46.3質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
・スチレン 212.9質量部
・n−ブチルアクリレート 200.5質量部
・メタクリル酸 72.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
ビニル系樹脂分散液(SA1)の調製における、第2段重合、第3段重合で使用された単量体混合液を以下のものに変更した以外は同様にして、ビニル系樹脂分散液(SA5)を調整した。当該分散液中のビニル系樹脂粒子は、体積基準のメジアン径が255nmであった。
・スチレン 534.6質量部
・n−ブチルアクリレート 18.2質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 18.2質量部
・メタクリル酸 13.2質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
・スチレン 780.6質量部
・n−ブチルアクリレート 57.3質量部
・メタクリル酸 20.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
〈第1段重合〉
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器にポリオキシエチレン−2−ドデシルエーテル硫酸ナトリウム4質量部をイオン交換水3040質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
・n−ブチルアクリレート 250.0質量部
・メタクリル酸 68.0質量部
・n−オクチルメルカプタン 16.4質量部
撹拌装置を取り付けたフラスコ内に下記化合物よりなる単量体混合液を投入し、離型剤としてパラフィンワックス「HNP−57」(日本精蝋社製)93.8質量部を添加し、90℃に加温して溶解させた。
・n−ブチルアクリレート 41.0質量部
・2−エチルヘキシルアクリレート 41.0質量部
・メタクリル酸 29.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 5.5質量部
樹脂粒子〔A62〕に、過硫酸カリウム5.45質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、80℃の温度条件下で、下記化合物よりなる単量体混合液を1時間かけて滴下した。
・n−ブチルアクリレート 128.9質量部
・メタクリル酸 46.8質量部
・n−オクチルメルカプタン 8.0質量部
(ポリエステル樹脂(1)の合成)
下記化合物を窒素導入管、脱水管、撹拌拌器および熱電対を備えた四つ口フラスコに入れ、170℃に加熱して溶解させた。
・フマル酸 47.4質量部
・テレフタル酸 66.9質量部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物 228.6質量部
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 57.1質量部
得られたポリエステル樹脂(1)100質量部を、400質量部の酢酸エチル(関東化学社製)に溶解し、あらかじめ調製しておいた0.26質量%濃度のラウリル硫酸ナトリウム溶液638質量部と混合した。混合液を撹拌しながら、超音波ホモジナイザーUS−150T(日本精機製作所製)によりV−LEVEL 400μAで30分間の超音波分散処理を行った。その後、40℃に加温した状態で、ダイヤフラム真空ポンプV−700(BUCHI社製)を使用し、減圧下で3時間撹拌しながら酢酸エチルを完全に除去して、固形分量が13.5質量%のポリエステル樹脂分散液を調製した。
(ポリエステル樹脂(2)の合成)
・フマル酸 12質量部
・テレフタル酸 112質量部
・トリメリット酸 6質量部
・アジピン酸 60質量部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物 290質量部
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 55質量部
を、撹拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管を備えた反応容器に入れ、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、Ti(OBu)4を0.1質量部添加し、窒素ガス気流下において180℃で撹拌しながら9時間重合反応を行った。更にTi(OBu)4を0.2質量部添加し、温度を220℃に上げて撹拌しながら6時間重合反応を行った後、反応容器内を1333.2Paまで減圧し、減圧下で反応を行うことにより、ポリエステル樹脂(2)を得た。
得られたポリエステル樹脂(2)200質量部を、200質量部の酢酸エチル(関東化学社製)に溶解し、イオン交換水800質量部にポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムを濃度が1.3質量%になるよう溶解させた水溶液と混合し、超音波ホモジナイザーUS−150T(日本精機製作所製)によりV−LEVEL 400μAで30分間の超音波分散処理を行った。この溶液を減圧下、酢酸エチルを除去した後、固形分量が20質量%のポリエステル樹脂分散液(AP2)を調整した。
(結晶性ポリエステル樹脂(1)の合成)
下記の結晶性ポリエステル樹脂の単量体を、窒素導入管、脱水管、撹拌器および熱電対を備えた四つ口フラスコに入れ、170℃に加熱し溶解させた。
・ドデンカン二酸 440.0質量部
・1,6−ヘキサンジオール 173.0質量部
結晶性ポリエステル樹脂(1)100質量部を、400質量部の酢酸エチル(関東化学株式会社製)に溶解し、あらかじめ調製しておいた0.26質量%濃度のラウリル硫酸ナトリウム溶液638質量部と混合した。混合液を撹拌しながら、超音波ホモジナイザーUS−150T(株式会社日本精機製作所製)によりV−LEVELを300μAで30分間の超音波分散処理を行った。その後、40℃に加温した状態で、ダイヤフラム真空ポンプV−700(BUCHI社製)を使用し、減圧下で3時間撹拌しながら酢酸エチルを完全に除去して、結晶性ポリエステル樹脂分散液(CP1)を調製した。
ドデシル硫酸ナトリウムを90.0質量部のイオン交換水1600.0質量部に添加した。この溶液を撹拌しながら、カーボンブラック「リーガル330R」(キャボット社製)420.0質量部を徐々に添加し、次いで、撹拌装置「クレアミックス」(エム・テクニック社製)を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の水系分散液(Bk)を調製した。得られた着色剤微粒子の水系分散液〔Bk〕について、着色剤微粒子の平均粒径(体積基準のメジアン粒径)は115nmであった。
・ベヘン酸ベヘネート(離型剤、融点73℃) 45質量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬製ネオゲンRK) 5質量部
・イオン交換水 200質量部
上記の材料を混合し80℃に加熱して、IKA社製のウルトラタラックスT50にて十分に分散した。その後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理した後、分散液にイオン交換水を加えて固形分量を15%に調整して離型剤粒子の分散液(W1)を調製した。この分散液中の離型剤粒子の体積基準のメジアン径をレーザー回折式粒度分布測定器LA−750(HORIBA製)にて測定したところ、210nmであった。
(トナー母体粒子(1)の作製)
撹拌装置、温度センサーおよび冷却管を取り付けた反応容器に、ビニル系樹脂分散液(SA1)189.6質量部(固形分換算)、離型剤分散液(W1)35.0質量部(固形分換算)、およびイオン交換水2000質量部を投入した。室温下(25℃)で、5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10に調整した。
トナー母体粒子(1)の作製において、ビニル系樹脂分散液の種類、ビニル系樹脂分散液(SA)量、ポリエステル樹脂分散液(AP)量を表1に示したようにした以外は、(トナー母体粒子(1)の作製)と同様にすることでトナー母体粒子(2)〜(11)、(14)、(15)、(18)を製造した。
トナー母体粒子(1)の作製において、ビニル系樹脂分散液の種類、ビニル系樹脂分散液(SA)量、ポリエステル樹脂分散液(AP)量を表1に示したようにして、さらに、塩化マグネシウムではなく硫酸アルミニウム水溶液を使用して量を表1に示したようにした以外は、トナー母体粒子(1)の作製と同様にすることでトナー母体粒子(12)、(13)、(16)、(17)を製造した。
撹拌装置、温度センサーおよび冷却管を取り付けた反応容器に、ポリエステル樹脂分散液(AP2)90.0質量部(固形分換算)、結晶性ポリエステル樹脂分散液(CP1)10.0質量部、離型剤分散液(W1)10.0質量部(固形分換算)、着色剤微粒子の水系分散液(Bk)8.0質量部(固形分換算)およびイオン交換水295質量部を投入した。室温下(25℃)で、0.3モル/リットルの硝酸を添加してpHを3に調整した。
得られたトナー母体粒子(1)100質量部に、疎水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm、疎水化度=68)0.6質量部および疎水性酸化チタン(数平均一次粒子径=20nm、疎水化度=63)1.0質量部を添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工機社製)により回転翼周速35m/sec、32℃で20分間混合する外添剤処理工程後、45μmの目開きの篩を用いて粗大粒子を除去することにより、トナー(1)を作製した。トナー(1)と同様にしてトナー(2)〜(19)を製造した。
トナー3gを加圧成型器で荷重15t、加圧時間10秒間で、加圧成型したものを測定試料とし、蛍光X線分析装置「XRF−1700」(株式会社島津製作所製)を用いて、管電圧40kV、管電流90mAの条件で分析し、金属含有量(Net強度)を測定した。測定には、2θテーブルより測定したい金属のKαピーク角度を決定して用いた。金属が存在することを示すピーク角度におけるX線強度よりバックグラウンド強度を差し引いたX線強度を、Net強度として得た。なお、Net強度は小数点第2位を四捨五入して小数点第1位まで求めた値を採用した。
トナー(1)に対して、シクロヘキシルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合樹脂(モノマー質量比=1:1)を被覆した体積平均粒子径30μmのフェライトキャリアを用い、トナー濃度が6質量%となるようにして混合することにより、現像剤(1)を作製した。
[現像剤(1)の作製]において、それぞれトナー(2〜19)とした以外は、(現像剤(1)の作製)と同様にすることで現像剤(2〜19)を作製した。
下記粉体1〜4を用意した。粉体1〜3は金属を含有する粒子であり、粉体4はガラスビーズである。
粉体1:東洋アルミニウム株式会社「VelvetSL」
粉体2:日本板硝子株式会社「メタシャインME2025PS」
粉体3:尾池イメージング株式会社「エルジーneo」
粉体4:ユニチカ株式会社製ホウケイ酸ガラスビーズ「UBS−0010E」
(トナー定着性)
「bizhub PRESS C1070(コニカミノルタ社製)」において、加熱ローラの表面温度(定着温度)を120〜180℃の範囲で変更することができるように改造したものを用いて、上記で作製した現像剤を順次装填して評価を行った。
常温常湿(温度20℃、湿度50%RH)の環境下において、記録媒体としてリンテック社製ニューカラーRゆきを収容し、2cm×5cmの長方形のパッチ画像を記録媒体上に形成し、記録媒体上にパッチ画像を有するトナー画像(樹脂製画像)を出力した。得られた画像について、株式会社テツタニ製の光沢測定器「マイクロ−グロス75°」を用いて光沢を測定した。
金属を含有する粉体である粉体1〜3で加飾した実施例1〜18および比較例1については反射光の半値幅および光沢度によって質感の評価を行った。一方、ガラスビーズである粉体4で加飾した実施例19および比較例2については光沢度によって質感の評価を行った。
変角光度計「GP−5」(株式会社村上色彩技術研究所製)を用いて測定した。入射角度20°における反射光を、受光角度−10〜50°の範囲で計測し、得られたピークの半値幅を求めた。半値幅が小さいほど、正反射がより多いミラー調、パール調の質感があり、半値幅が大きいほど、乱反射がより多いグリッター調の質感があることを意味する。
株式会社テツタニ製の光沢測定器「マイクロ−グロス75°」を用いて測定した。光沢度が高いほどグロスな外観を呈し、光沢度が低いほどマットな外観を呈する。
画像の表面を、ブラシローラーを用い、100kPaの押圧力で30秒こすった(劣化試験)。劣化試験後の画像を、キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX−6000を用いて倍率100倍で写真を撮影し、株式会社ニレコ製LUZEX−APにて二値化処理を行った。下記式に基づいて、はがれ率を算出することで定着性を評価した。
11 光源
12 光学系
13 撮像素子
14 画像処理部
21 感光体ドラム
22 帯電部
23 光書込部
24 現像装置
25 ドラムクリーナー
26 中間転写ベルト
27 定着部
31 送り出しローラ
32 さばきローラ
33 搬送ローラ
34 ループローラ
35 レジストローラ
36 排紙ローラ
37 用紙反転部
41〜43 給紙トレイ
60 樹脂製画像形成部
70 表面処理部
74 摺擦ローラ
75 ヒータ
90 軟化剤
97 軟化剤供給部
98 粉体供給部
98a 容器
98b 搬送スクリュー
98c ブラシローラ
98d フリッカー
99 粉体回収部
100 樹脂層
110 樹脂製画像
200 粉体粒子
S 記録媒体
Claims (13)
- 記録媒体上に樹脂層を形成する工程と、
記録媒体上に粉体を供給する工程と、
を有する、樹脂層と粉体とが接触してなる加飾画像を形成する画像形成方法であって、
前記樹脂層がビニル系樹脂を含む、
画像形成方法。 - 前記ビニル系樹脂の含有量が、前記樹脂層に含まれる樹脂の全質量に対して、50質量%以上95質量%以下である、請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記ビニル系樹脂がスチレン−アクリル樹脂を含む、請求項1または2に記載の画像形成方法。
- 前記スチレン−アクリル樹脂のスチレン含有量が、前記スチレン−アクリル樹脂の全質量に対して、50質量%以上90質量%以下である、請求項3に記載の画像形成方法。
- 前記樹脂層はトナーで形成される層であり、前記トナーは、マグネシウムおよびアルミニウムから選ばれる少なくとも1種の金属を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記トナーがマグネシウムを含み、蛍光X線分析により測定されるトナー中のマグネシウムのNet強度が3.0以上6.0以下である、請求項5に記載の画像形成方法。
- 前記トナーがアルミニウムを含み、蛍光X線分析により測定されるトナー中のアルミニウムのNet強度が0.2以上3.5以下である、請求項5または6に記載の画像形成方法。
- 前記樹脂層を軟化させる工程をさらに有し、
前記記録媒体上に粉体を供給する工程は、前記樹脂層の表面に前記粉体を供給する工程である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法。 - 前記樹脂層の表面に供給された粉体を配向させる工程を含む、請求項8に記載の画像形成方法。
- 前記粉体の配向は、前記粉体が供給された樹脂層の表面の摺擦により行われる、請求項9に記載の画像形成方法。
- 前記粉体は扁平形粒子を含む粉体である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記粉体は金属粒子を含む粉体である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 記録媒体と、前記記録媒体上に形成された樹脂層とを含む樹脂製画像が有する前記樹脂層を軟化する工程と、前記樹脂層の表面に粉体を供給する工程と、を有する加飾画像を形成する画像形成方法において、
前記樹脂層がビニル系樹脂を含む、
画像形成方法。
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