JP2020073799A - チューブポンプ - Google Patents

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洋児 湊谷
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Abstract

【課題】チューブポンプの組み立てを容易にする。【解決手段】本発明の一実施形態に係るチューブポンプ100は、ベース130と、ベース130に着脱可能に装着された、半円柱面状の内周面を有するカバー140と、その少なくとも一部が内周面に沿って配置されたチューブ160と、内周面と同心に回転可能に支持されたローター150と、を備える。ローター150は、内周面との間でチューブ160を押し潰しながら内周面に沿って転動可能なローラーを備え、カバー140の内周面と対向する位置には、チューブ160が外周に掛けられたローター150を通す切欠部132aが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、チューブポンプ、回転規制部品、軸体及び軸接続構造に関する。
筐体の略円柱面状に形成された内周面に沿って円弧状に配置された弾性チューブを、内周面とローラーとの間で押し潰しながらローラーを内周面に沿って転動させることで弾性チューブ内の液体を輸送するチューブポンプが知られている。そのようなチューブポンプは、例えば日本国特許第5538829号公報や特開2010−196538号公報(日本国公開特許公報)に記載されている。
日本国特許第5538829号公報に記載のチューブポンプは、ローターと、ローターを回転駆動する駆動ユニットを備えている。また、ローターは、複数のローラーを回転可能に支持している。駆動ユニットによってローラーが回転駆動されると、各ローラーが円周面に沿って転動するように構成されている。
また、特開2010−196538号公報(日本国公開特許公報)に記載のチューブポンプは、ベース及びカバーを有しており、カバー内にチューブ及びローターが収容されている。ローターは、複数のローラーを有しており、ローラーとカバーの内周面との間隔は、チューブを押し潰すことができるように狭く設定されている。また、ベースのカバーとは反対側には駆動ユニットが装着されており、駆動ユニットの駆動軸がローターと連結されている。カバーはベースから着脱可能であり、これにより、チューブやローターのメンテナンスを容易に行えるようにしている。
また、特開平6−193614号公報(日本国公開特許公報)には、動力を効率的に伝えるために、キーを用いて回転軸にローラーを接続する軸接続構造が記載されている。ローラーには回転軸の一端部が挿し込まれる孔が形成されている。回転軸の一端部の外周面とローラーの孔の内周面には、それぞれキー溝が形成されていて、キーを回転軸とローラーのキー溝に嵌合させることで、ローラーが回転軸に確実に固定されるようになっている。
日本国特許第5538829号公報に記載のチューブポンプでは、ローターには、ローラーによって押し潰されたチューブの復元力が、回転軸半径方向に加えられる。また、ローターは、駆動ユニットの駆動軸に連結されることによって支持されている。そのため、ローターにかかるチューブからの復元力(ラジアル荷重)は、駆動ユニットの駆動軸に伝達される。このラジアル荷重によって、駆動ユニットが故障する、或いは、使用可能寿命が短くなってしまうという問題があった。
本発明の一つの側面は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、駆動ユニットの故障を抑制し、長寿命化が可能なチューブポンプを提供することを目的とする。
また、特開2010−196538号公報に記載のチューブポンプでは、カバーは、チューブが巻かれたローターに回転軸方向から被せられて、ベースに装着される。そのため、カバーをベースに装着する際に、チューブがカバーによって回転軸方向に押されてローターから脱落してしまい、ローターとカバーの内周面との間にチューブを正しく配置することが難しいという問題があった。
本発明のもう一つの側面は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、組み立ての容易なチューブポンプを提供することを目的とする。
また、特開平6−193614号公報(日本国公開特許公報)に記載の軸接続構造は、一方の軸体(ローラー)に形成された孔に他方の軸体(回転軸)及びキーを挿し込む構造であるため、一方の軸体の外径を小さくすることが困難であった。また、一方の軸体の孔の内周面にキー溝(内溝)を形成する必要があるが、内溝は加工コストが比較的に高いという問題もあった。
本発明のもう一つの側面は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、内溝(穴の内周面に形成されるキー溝)を設ける必要がなく、細径化も容易な軸接続構造を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るチューブポンプは、ベースと、ベースの一面側に配置された円柱面状の内周面と、その少なくとも一部が内周面に沿って配置されたチューブと、内周面と同心に配置され、内周面との間でチューブを押し潰しながら回転可能にベースに支持されたローターと、ベースの他面側に取り付けられ、ベースを貫通してローターと連結する駆動軸を有する駆動ユニットと、を備える。
また、上記のチューブポンプにおいて、ベースが、一面側に突出した、ローターを支持する円筒状の支持部を有し、駆動軸が、支持部の中空部に通された構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、支持部の外周に被せられ、ローターを回転可能に支持する軸受を備え、ローターには、支持部及び軸受を収容する連結穴が形成された構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、一対の軸受と、一対の軸受に挟まれて、支持部の外周に被せられた、円筒状のスペーサーと、を備え、ローターは、連結穴が形成された略円筒状の胴部を有し、胴部の内周面には、円周方向に延びる環状溝が形成されていて、一対の軸受及びスペーサーが、環状溝に嵌合した構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、駆動ユニットの駆動軸とローターとを連結する連結部材を備え、ローターの中央には、連結軸の一端が嵌入する連結穴が形成され、連結部材の一端には、駆動軸の先端が嵌入する嵌合穴が形成された構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、チューブが、例えば、外周面の一部に、ベースによって保持されるホルダ部を有する構成としてもよい。
本発明のもう一つの実施形態に係るチューブポンプは、ベースと、ベースに着脱可能に装着された、半弧状の内周面を有するカバーと、その少なくとも一部が内周面に沿って配置されたチューブと、ベースによって内周面と同心に回転可能に支持されたローターと、を備え、ローターは、内周面との間でチューブを押し潰しながら内周面に沿って転動可能なローラーを備え、カバーの内周面と対向する位置には、チューブが外周に掛けられたローターを通す切欠部が形成されている。
また、上記のチューブポンプにおいて、内周面と切欠部とが対向する第1方向において、カバーとベースとを締め付けて固定する固定構造を備える構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、固定構造が、第1方向に延びるねじ穴と、ねじ穴に捩じ込まれ、カバーとベースとを締め付けて固定するボルトと、を有する構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、カバーがベースに装着される際に、カバーをベースに対して第1方向へ案内するガイド構造を備えた構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、ガイド構造が、ローターの軸方向である第2方向において、ベースに対するカバーの移動を規制する第2方向移動規制構造と、第1方向及び第2方向の両方向と垂直な第3方向において、ベースに対するカバーの移動を規制する第3方向移動規制構造と、を有する構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、ガイド構造が、カバー及びベースのいずれか一方から他方に向かって突出する突起と、カバー及びベースの他方に形成された、突起が嵌入するガイド溝と、を有し、ガイド溝が、ローターの軸方向である第2方向において対向する一対の側面を有する構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、ガイド構造が、ベースの第3方向における両端部にそれぞれ形成された、第3方向と垂直な一対の外側面と、カバーの第3方向における両端部にそれぞれ形成された、一対の外側面とそれぞれ対向する、一対の内側面と、を有し、ベースが一対の内側面の間に嵌入する構成としてもよい。
また、上記のチューブポンプにおいて、ベースが、カバーの切欠部を塞ぐ底板部を有し、底板部には、チューブが通される第2切欠部が形成され、チューブには、第2切欠部と嵌合してチューブを保持する保持部が取り付けられた構成としてもよい。
本発明のもう一つの実施形態に係る回転規制部品は、平板状の基部と、基部の一端から垂直に伸びる脚部と、を備え、基部が、脚部が伸びる方向と反対方向に突出した凸部を有するものである。
上記の回転規制部品において、脚部が、接続される軸体の一方に形成されたキー溝に嵌入可能であり、凸部が、接続する軸体の他方に形成された凹部に嵌入可能である構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、基部に、ボルトの軸を通すための貫通穴又は切欠きが形成された構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、基部が略円板状である構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、基部の形状が、貫通穴又は切欠きから離れた位置において、略円板形状が垂直な平面により切断された略D字形であり、脚部が、垂直な平面により切断された基部の端面の中央部から突出した構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、脚部が略短冊状である構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、凸部が円柱状である構成としてもよい。
また、上記の回転規制部品において、金属板の板金加工により形成された構成としてもよい。
本発明のもう一つの実施形態に係る軸体は、回転中心軸を中心とする円柱状の貫通穴が形成され、回転中心軸方向の一端面に、上記の回転規制部品の凸部が嵌入する凹部が形成されたものである。軸体は、例えば歯車である、
本発明のもう一つの実施形態に係る軸接続構造は、第1軸体と、第1軸体と同心に配置された第2軸体と、第1軸体と第2軸体の端面間で挟み込まれた、請求項14から請求項21のいずれか一項に記載の回転規制部品と、第1軸体、第2軸体及び回転規制部品を一体に固定するボルトと、を備え、第1軸体の一端部には、第1軸体と同心のめねじと、回転規制部品の脚部と嵌合するキー溝と、が形成され、第2軸体には、第2軸体と同心の貫通穴と、回転規制部品の凸部が嵌入する凹部と、が形成され、ボルトの軸が第2軸体の貫通穴に通されて第1軸体のめねじに捩じ込まれることで、第1軸体、第2軸体及び回転規制部品が一体に固定されたものである。
本発明のもう一つの実施形態に係るチューブポンプは、円柱面状の内周面と、その少なくとも一部が内周面に沿って配置されたチューブと、内周面と同心に配置され、内周面との間でチューブを押し潰しながら回転可能にベースに支持されたローターと、ローターを回転駆動する駆動ユニットと、を備え、駆動ユニットとローターとが、上記の軸接続構造を介して接続されたものである。
本発明の一つの側面によれば、ローターをベースに支持させることにより、ローターに加わるラジアル荷重が、駆動軸ではなく、ベースにかかるようなる。これにより、駆動軸に掛かるラジアル荷重が低減し、チューブポンプの信頼性が向上する。
また、本発明のもう一つの側面によれば、ローターがベースに装着され、チューブをローターに取り付けている状態で、カバーを、ローターが切欠部を通るようにベースに対して装着することができる。そのため、カバーを取り付ける際に、チューブを押し潰した状態で維持しておく必要がなく、チューブポンプの組み立てが容易である。
また、本発明のもう一つの側面によれば、内溝を設ける必要がなく、軸接続構造の細径化を容易にすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るチューブポンプの外観図である。 図2は、本発明の実施形態に係るチューブポンプの外観図である。 図3は、本発明の実施形態に係るチューブポンプの分解図である。 図4は、本発明の実施形態に係るポンプユニットの透視側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るカバーの外観図である。 図6は、本発明の実施形態に係るローターの分解図である。 図7は、本発明の実施形態の変形例に係るポンプユニットの側断面図である。 図8は、本発明の実施形態の変形例に係る駆動ユニットの外観図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例に係る駆動ユニットの分解斜視図である。 図10は、本発明の実施形態の変形例に係る回転規制部品の外観図である。 図11は、本発明の実施形態の変形例に係る歯車の外観図である。 図12は、駆動ユニットの比較例の外観図である。 図13は、駆動ユニットの比較例の分解斜視図である。 図14は、比較例の歯車の外観図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する本発明の実施形態に係るチューブポンプは、汎用の輸液ポンプであり、洗浄装置、食品加工装置、各種分析機器、医療機器、化学装置等の様々な装置において液体の輸送に使用される。また、本発明の実施形態に係るチューブポンプは、液体だけでなく、気体その他の流体の輸送に使用することもできる。なお、以下の説明において、同一の又は対応する構成要素については、同一の又は対応する符号を付して、重複する説明は省略する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ100の外観図である。図1は正面側から見た斜視図であり、図2は背面側から見た斜視図である。図3は、チューブポンプ100の分解斜視図である。図4は、チューブポンプ100が備えるポンプユニット120の側断面図である。
なお、以下の説明において、チューブポンプ100の奥行方向/前後方向(図1において、右上から左下に向かう方向)をX軸方向、幅方向/左右方向(図1において、下から上に向かう方向)をY軸方向、高さ方向/上下方向(図1において、右下から左上に向かう方向)をZ軸方向と呼ぶ。なお、図1−2には、チューブポンプ100を横置き(チューブポンプ100の幅方向を鉛直方向に向けた姿勢)にした状態が示されているが、後述するステー180の向きを変えることで、通常姿勢(チューブポンプ100の高さ方向を鉛直方向に向けた姿勢)で設置することもできる。
図1及び図2に示されるように、チューブポンプ100は、ポンプ機構本体であるポンプユニット120と、ポンプユニット120を駆動する駆動ユニット110と、チューブポンプ100を取り付けるためのステー180を備えている。駆動ユニット110とステー180は、4つのボルト112aによって、ポンプユニット120に着脱可能に取り付けられている。
ポンプユニット120は、ベース130及びカバー140を備えている。ベース130及びカバー140により、ポンプユニット120の筐体が構成される。図3に示されるように、ポンプユニット120の筐体内には、ローター150及びチューブ160が収容されている。チューブ160は、合成ゴムなどのエラストマーから形成されており、ゴム弾性を有している。
また、駆動ユニット110は、モータ111と、モータ111に駆動電力を供給するドライバ118と、モータ111のトルクを増幅する減速機112を備えている。モータ111の回転運動は、減速機112によって減速され、そのトルクが増幅される。減速機112の出力軸である駆動軸113はローター150に接続されていて、減速機112によって増幅されたトルクは、駆動軸113を介してローター150に伝達される。
ステー180は、例えばステンレス鋼板等の金属板の板金加工により形成された部品である。ステー180は、略矩形平板状の主部181と、主部181の幅方向両端において後方に垂直に折り曲げて形成された一対の脚部182と、各脚部182の先端において幅方向外側に折り曲げて形成された一対の固定部183を有している。主部181の略中央部には、駆動ユニット110の駆動軸113が通る開口部181aと、この開口部181aの周囲に等間隔で形成された4つの貫通穴181bが形成されている。貫通穴181bには、駆動ユニット110をポンプユニット120に取り付けるためのボルト112aが通される。ここで、開口部181aと4つの貫通穴181bとを合わせて逃げ形状という。
ステー180の逃げ形状は、開口部181aの中心の周りに4回の回転対称性を有している。そのため、ステー180を開口部181aの中心の周りに90度ずつ回転させても、ポンプユニット120に取り付けられるようになっている。チューブポンプ100は、ステー180をポンプユニット120に取り付ける向きを変えることにより、様々な姿勢で設置できるようになっている。
ベース130は、略平板状の主部131と、主部131の下端部から垂直にX軸正方向に突出する略平板状の底板部132を有している。主部131の背面には、駆動ユニット110及びステー180が固定されている。また、主部131の中央には、円形の貫通穴が形成されていて、この貫通穴の周縁から垂直に突出する円筒部131aが形成されている。円筒部131a内には、背面側から、駆動ユニット110の駆動軸113が挿入される。また、底板部132には、後述のチューブ継手161が挿し込まれる一対のU字状の切欠部132aが形成されている。
主部131の正面には、主部131から垂直に突出し、U字状の外縁に沿って延びるリブ(ガイド部131b)が形成されている。ガイド部131bは、カバー140がベース130に装着されたときに、後述するカバー140の側壁142の内側面に沿って配置される。
図5は、カバー140を背面側から見た図である。カバー140は、略平板状の主部141と、主部141の周縁から略垂直に突出する側壁142を有している。カバー140の主部141は、ローター150を間に挟み、ベース130の主部131と平行に配置される。側壁142は、半円筒状の上部142aと、上部142aの両端からそれぞれ下方に伸びる一対の下部142bを有している。一対の下部142bは、互いに平行に形成された、略平板状の部分である。カバー140の下端部(一対の下部142bの間)には、側壁142が設けられていない。言い換えれば、側壁142には、半円筒状に形成された上部142aと対向する下端部において、切欠部142nが形成されている。
側壁142の背面側の端部には、外周へ突出する(すなわち、直径が拡張した)フランジ部142cが形成されている。フランジ部142cの内周には一対のガイド溝142d1(図5)と1つのガイド溝142d2(図4)が形成されている。一対のガイド溝142d1は、フランジ部142cの左右の下端部にそれぞれ形成されている。また、ガイド溝142d2は、フランジ部142cの上端部に形成されている。また、図3に示されるように、ベース130の主部131の周縁部には、外周へ突出する一対の突起131c1と1つの突起131c2が形成されている。一対の突起131c1は、主部131の左右両端部において、上下方向に伸びた形状に形成されている。また、突起131c2は、主部131の上端部に形成されている。カバー140がベース130に装着されたときに、一対のガイド溝142d1には、一対の突起131c1がそれぞれ嵌入する。また、図4に示されるように、ガイド溝142d2には突起131c2が嵌入する。また、フランジ部142cのガイド溝142d1、142d2が形成されていない位置における内径は、ベース130の主部131の突起131c1、131c2が形成されていない位置における外径と略同じ大きさに設計されている。そのため、ガイド溝142d1、142d2に突起131c1、131c2がそれぞれ嵌入すると、フランジ部142cの内側面と主部131の端面とが当接する。
また、本実施形態のチューブポンプ100は、カバー140をベース130に固定するための固定構造170を備えている。本実施形態の固定構造170は、カバー140に形成されたねじ穴(めねじ)171と、ベース130に形成された貫通孔172と、カバー140とベース130とを締め付けるボルト173から構成される。ねじ穴171は、図5に点線で示されるように、カバー140の一対の下部142bの下端部に形成されている。また、貫通孔172は、カバー140をベース130に装着したときに、ねじ穴171と連絡する位置に形成されており、上下方向に貫通している。カバー140は、各ガイド溝142d1に対応する突起131c1がそれぞれ差し込まれるように、上方からベース130に装着される。そして、貫通孔172に下方から通されたボルト173がねじ穴171に捩じ込まれると、カバー140はベース130に固定される。カバー140及びベース130によって囲われた空間領域には、ローター150及びチューブ160が収容される。
図6は、ローター150の分解斜視図である。ローター150は、フランジ部となる2つの円盤状のフレーム151及び152を備えている。正面側に配置されたフレーム151の背面には、垂直に突出する4つのボス151a及び1つの円筒部151bが形成されている。4つのボス151aは、ローター150の回転軸の周りに等間隔に(すなわち駆動軸113と同心の円柱面上に)配置されている。背面側に配置されたフレーム152の正面には、垂直に突出する4つのボス152a及び1つの円筒部152bが形成されている。4つのボス152aは、X軸方向において、4つのボス151aと対向するように配置されている。円筒部151bは、フレーム151の中央に設けられた貫通穴の周縁から垂直に突出している。同様に、円筒部152bは、フレーム152の中央に設けられた貫通穴の周縁から垂直に突出している。円筒部151bと円筒部152bの外径は略同一であり、円筒部151bと円筒部152bは、対向する端面同士が互いに突き当てられて、一つの連続する円筒状の胴部153を形成する。
ローター150の胴部153の内径はベース130の円筒部131aの外径よりも大きく、胴部153の中空部にはベース130の円筒部131aが収容される。また、胴部153と円筒部131aとの間には、一対のリング状の軸受154a、154b及び円筒状のスペーサー155が配置されている。軸受154a、154b及びスペーサー155は、胴部153の内周に形成された環状溝に嵌め込まれている。また、スペーサー155は、軸受154aと軸受154bとの間に配置されている。スペーサー155は、軸受154aと軸受154bを、X軸方向に所定の間隔を空けて保持するために使用される。スペーサー155には、径方向に貫通するねじ穴155aが形成されている。ねじ穴155aには、止めねじ155bが捩じ込まれていて、止めねじ155bの一端部がスペーサー155の外周面から突出している。また、胴部153には、貫通孔153aが形成されている。貫通孔153aには、スペーサー155の外周面から突出する止めねじ155bの一端部が挿し込まれる。これにより、スペーサー155は、ローター150の胴部153に対して、軸方向(X軸方向、第2方向)及び周方向への移動が規制され、胴部153に固定される。
軸受154a及び154bは滑り軸受である。軸受154a及び154bは、胴部153に固定されておらず、胴部153に対して回転自在に保持されている。また、軸受154aは、円筒部151bの内周に設けられた段差151dとスペーサー155とで挟み込まれている。これによって、軸受154aの軸方向(X軸方向)の移動が規制されている。同様に、軸受154bは、円筒部152bの内周に設けられた段差152dとスペーサー155とで挟み込まれている。これによって軸受154bの軸方向の移動が規制されている。言い換えれば、胴部153の内周面には段差151d及び段差152dを有する円周方向に延びる環状溝が形成されていて、この環状溝に一対の軸受154a及び154bとスペーサー155が嵌め込まれている。そのため、軸受154a及び154bは、回転のみが可能に保持されている。軸受154a及び154bには、内輪が外輪に対して回転自在に構成されたボールベアリングを使用してもよい。この場合、軸受154a及び154bの外輪は、円筒部151b及び152bの内周面に、例えば固く嵌め込まれて、それぞれ固定される。
ローター150は、一対のローラー156aと一対のガイドローラー156bを備えている。ローラー156a及びガイドローラー156bは、それぞれ対応する一対のボス151a及びボス152aによって回転自在に支持されている。一対のローラー156aは、胴部153を挟んで、ローター150の直径方向に並べて配置されている。また、一対のガイドローラー156bも、胴部153を挟んで、ローター150の別の直径方向に並べて配置されている。一対のローラー156aが並ぶ直径方向と、一対のガイドローラー156bが並ぶ直径方向は、互いに直交している。すなわち、ローラー156aとガイドローラー156bは、ローター150の回転方向に90度間隔で交互に配置されている。
ローラー156aの一部は、フレーム151、152より外周側に突出している。ローラー156aは、略円筒形状を有しており、その外周面とカバー140の内周面142eとの間でチューブ160を押し潰す。ガイドローラー156b(図6)は、押し潰されていない状態の円筒状のチューブ160の外周面に沿うように、軸方向中央部がくびれた一葉双曲面状の外周面を有している。チューブ160は、ガイドローラー156bの外周面と当接することにより、X方向における位置がガイドローラー156bのX軸方向中央部に維持される。これにより、チューブ160が、ベース130の主部131やカバー140の主部141、あるいは、フレーム151やフレーム152と擦れてし、破損してしまうことを防止することができる。また、作動時に生じる、ローター150の回転軸に対する軸方向及び半径方向におけるチューブ160の振動も抑えられる。なお、ローター150は、一対のローラー156a及び一対のガイドローラー156bの代わりに、4つの円筒形状のローラー156aを備えていてもよい。
図4に示されるように、チューブ160は、ローラー156aとカバー140の側壁142の内周面142eとで挟まれ、チューブ160の内周面が密着するまで押し潰される。チューブ160の押し潰された箇所(圧潰部)では、チューブ160の中空部が閉塞される。ローラー156aが側壁142の内周面142eに沿って転動すると、チューブ160の圧潰部がローラー156aと共に移動し、これによりチューブ160内の流体がローター150の回転方向(ローラー156aの旋回方向)に移動する。
図4及び図6に示されるように、フレーム151の円筒部151bの内部には、連結穴151eが形成されている。この連結穴151eに連結軸157の正面側の一端が嵌入することで、ローター150と連結軸157とが連結されている。連結穴151eの内周面には、X軸方向に延びる複数の凸部151fが周方向に等間隔に形成されている。また、連結軸157の正面側の一端部は、その外周面にX軸方向に伸びる複数の溝157aが周方向に等間隔に形成されたスプライン軸である。連結軸157の各溝157aに、連結穴151eの各凸部151fが嵌合することにより、連結軸157と連結穴151eとがスプライン継手によって連結される。連結軸157は、略円筒状の部材である。連結軸157の中空部(嵌合穴)には、駆動軸113が挿入される。連結軸157の内周面には、X軸方向に延びる溝157bが形成されている。
次に、チューブポンプ100へのローター150及びチューブ160の取り付け方法について説明する。ローター150及びチューブ160の取り付けは、ベース130からカバー140が取り外され、且つ、ベース130に駆動ユニット110が取り付けられた状態で行われる。このとき、駆動軸113は、ベース130の円筒部131aの中空部に通されている。ローター150がベース130の正面側(X軸正方向側)に取り付けられると、ベース130の円筒部131aがローター150の軸受154a及び154b内に挿入され、円筒部131aと軸受154a及び154bとが摺動可能に嵌合する。これにより、ローター150はベース130に対して回転可能に支持される。
また、ローター150がベース130に取り付けられると、ローター150の連結軸157が駆動軸113と連結する。詳しくは、駆動軸113(図3)の外周面には、X軸方向に延びるキー114Pが設けられている。駆動軸113が連結軸157に挿入され、駆動軸113のキー114Pが連結軸157の溝157bに収容されることより、駆動軸113と連結軸157とが連結する。また、連結軸157はローター150のフレーム151と連結しているため、駆動軸113の回転運動は、連結軸157を介してローター150に伝達される。
ローター150が駆動軸113に連結された後、ローター150の外周にチューブ160がU字状に掛けられる。図3に示されるように、チューブ160の両端には、一対のチューブ継手161が取り付けられている。各チューブ継手161の背面には、ガイド溝161aが形成されている。各チューブ継手161は、ベース130の底板部132の切欠部132aに挿し込まれる。このとき、ガイド溝161aにベース130の底板部132の切欠部132aの周縁部が挿し込まれることにより、各チューブ継手161はベース130に保持される。これにより、チューブ160の上下及び左右方向への移動が防止され、ローター150からのチューブ160の脱落が防止される。
チューブ160が取り付けられた後、ベース130にカバー140が取り付けられる。カバー140は、図3に矢印Aで示されるように、上方からベース130に取り付けられる。
ポンプユニット120は、カバー140をベース130に対する所定位置に案内するガイド構造を有している。ガイド構造には、前後方向(X軸方向、第2方向)においてベース130に対するカバー140の移動を規制する第2方向移動規制構造と、左右方向(Y軸方向、第3方向)においてベース130に対するカバー140の移動を規制する第3方向移動規制構造とが含まれる。
ベース130にカバー140を取り付ける際に、カバー140の側壁142の背面側の端面142f(図5)をベース130の主部131の周縁部(ガイド部131bよりも外側の部分)に正面側から突き当てることにより、X軸方向においてカバー140がベース130に対して位置決めされる。また、ベース130の突起131c1がカバー140のガイド溝142d1に差し込まれると、突起131c1が第2方向(X軸方向)両側からガイド溝142d1の対向する一対の側壁によって挟み込まれるため、カバー140のベース130に対する第2方向の移動が規制される。すなわち、ベース130の突起131c1とカバー140のガイド溝142dとの組は、第2方向移動規制構造として機能する。
また、カバー140のフランジ部142cの内側面とベース130の主部131の周縁部の端面とが当接することにより、カバー130のX軸方向に垂直な面内におけるガタつきを防止することができる。具体的には、U字状のカバー140のフランジ部142cに、同じくU字状のベース130の主部131を差し込むと、カバー140のベース130に対する第3方向(Y軸方向)の移動が規制される。また、主部131がフランジ部142cの最奥部まで差し込まれ、フランジ部142cの内周面の上端部にベース130の上端面が当接すると、カバー140のベース130に対する更なる下方(Z軸方向、第1方向)への移動が規制される。すなわち、カバー140のフランジ部142cとベース130の主部131との組は、第3方向移動規制構造及び第1方向移動規制構造として機能する。
また、カバー140をベース130に取り付ける際、カバー140の側壁142の内側の面とベース130のガイド部131bの外側の面とが当接することにより、カバー140は、ローター150の回転軸に垂直な2方向(Y軸方向、Z軸方向)において、所定の位置に装着されるように案内され、位置決めされる。すなわち、カバー140の側壁142とベース130のガイド部131bとの組も、第3方向移動規制構造及び第1方向移動規制構造として機能する。
また、カバー140がベース130に取り付けられる際、カバー140内に、下側から、ローター150及びチューブ160が収容される。カバー140の下端部に形成された切欠部142nの左右方向における幅は、ローター150の外径よりも大きく設定されている。また、切欠部142nの幅は、ローター150及びその外周に掛けられたチューブ160が通る大きさになっている。そのため、カバー140は、切欠部142nを通してローター150を内部に収容しつつ、上方からベース130に取り付けることができる。また、カバー140がベース130に装着される際、チューブ160は、ローター150のローラー156aとカバー140の内周面142eとで挟まれる。また、チューブ160は、ローラー156aと内周面142eとで挟まれると、押し潰されながらカバー140に収容される。
カバー140が、内部にローター150及びチューブ160を収容しつつ、ベース130に対する所定の位置に配置されると、2つのボルト173によってカバー140とベース130が互いに固定される。なお、ねじ穴171が上下方向(カバーの装着方向。第1方向。)に延びているため、ボルト173によってカバー140とベース130が上下方向に締め付けられる。そのため、カバー140が、押し潰されているチューブ160の復元力によって上向きの力を受けていても、ボルト173による下方への締め付け力によって、チューブ160の復元力に抗しながらカバー140を所定の位置に移動させて、ベース130に強固に固定することができる。一方、カバー140をベース130から取り外す場合は、2つのボルト173を取り外して、カバーを上方に引き抜くだけでよい。
このように、本実施形態では、ローター150及びチューブ160をベース130に装着した状態で、カバー140を上方から装着することにより、ローター150及びチューブ160がカバー140内に収容される。また、カバー140の装着時、チューブ160は、カバー140から下方向への力を受け、前後方向への力は受けない。そのため、カバー140の装着時に、チューブ160がローター150から軸方向に外れて脱落することが防止される。
また、カバー140がベース130に装着された後、カバー140は、固定構造170(ねじ穴171、貫通孔172、ボルト173)によって、その位置が固定される。そのため、外部からの力や、チューブ160から受ける力等によって、カバー140がベース130の所定の位置から移動してしまうことはない。
また、本実施形態では、チューブ160のホルダ161をベース130の切欠部132aに取り付けることにより、チューブ160がベース130に保持される。この状態では、ホルダ161のガイド溝161aと底板部132の切欠部132aの周縁部とが嵌合することにより、チューブ160の上下及び左右方向への移動が規制され、チューブ160がローター150から脱落することが防止される。また、チューブ160は、カバー140が取り付けられていない状態であっても、ベース130に保持されているため、カバー140を取り付ける際に、チューブ160を適切な位置に配置されるように保持しておく必要がなく、チューブポンプ100の組み立てが容易である。
また、本実施形態では、ローター150は、軸受154a、154bがベース130の円筒部131aと嵌り合うことによって、ベース130に回転可能に支持されている。また、駆動ユニット110は、ベース130に支持されているローター150に対して、駆動軸113を介して回転運動を伝達している。このように、ローター150を支持する構造と、ローター150に回転運動を伝達する構造を別々に設けることにより、駆動ユニット110に対する負荷を抑えることができる。
詳しくは、ローター150が有するローラー156aが、カバー140の内周面142eとの間でチューブ160を押し潰すと、ローター150は、チューブ160が押し潰された状態から元の円筒形状に戻ろうとする復元力によって、径方向内側に向かう力(ラジアル荷重)を受ける。また、ローラー156aは、ローター150の回転軸の周りで旋回するため、このラジアル荷重の方向も回転する。例えば、一対のローラー156aがローター150の回転軸に対して左右対称に位置している(すなわち、一対のローラー156aがY軸方向に並んでいる)場合は、チューブ160が各ローラー156aによって同程度に押し潰されるため、ローター150がチューブ160から受ける2つのラジアル荷重は打ち消される。一方、一対のローラー156aのうち、一方が回転軸よりも上側に位置し、他方が下側に位置している場合、ポンプユニット120が上下非対称の形状を有している(具体的には、下側半分に側壁142が形成されていない)ため、ローター150にかかるラジアル荷重は打ち消されずに残る。更に、打ち消されずに残ったラジアル荷重は、ローター150の回転位置(位相)に応じて、その大きさ及び方向が変動する。仮に、この変動するラジアル荷重が駆動軸113にかかると、駆動ユニット110が故障する、或いは、駆動ユニット110の使用可能寿命が短くなってしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、ローター150にかかるラジアル荷重は、軸受154a、154b及び軸受154a、154bが被せられた円筒部131aを介してベース130にかかる。そのため、駆動軸113にはラジアル荷重がかからず、駆動ユニット110が故障してしまう等の問題が発生することを抑制することができる。
(変形例)
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。この変形例は、上述の実施形態における連結軸157に替えて後述する回転規制部品114及び歯車115を介して駆動ユニット110Aの駆動軸113とローター150Aとを連結させたものである。
図7は本変形例のポンプユニット120Aの側断面図である。また、図8及び図9は、それぞれ本変形例の駆動ユニット110Aの外観図及び分解斜視図である。
図8及び図9に示されるように、駆動ユニット110Aの駆動軸113の先端には、ボルト116により、回転規制部品114及び歯車115が取り付けられている。
図10は回転規制部品114の外観図(前方から見た斜視図)である。回転規制部品114は、例えばステンレス鋼板等の金属板の板金加工により形成された部品である。回転規制部品114は、中央部に貫通穴114cが形成された略円板状の基部114bと、基部114bの一端から延びる略短冊状(矩形平板状)の脚部114aを有している。
略円板状の基部114bは、貫通穴114cから離れた位置において板面と垂直な平面により切断(Dカット)された略D字形の形状を有している。
脚部114aは、基部114bのDカットされた端面の中央部から突出し、直角に折り曲げられてから、基部114bの板面と垂直な方向に伸びている。図8に示されるように、脚部114aは、駆動軸113に形成されたキー溝113a(図9)に嵌入して、駆動軸113に対する回転規制部品114の回転中心軸周りの回転を規制する。
また、基部114bには、脚部114aが伸びる方向と反対方向に突出する円柱状の凸部114dが形成されている。凸部114dは、例えばハーフパンチプレス(或いはハーフピアス)加工により形成されている。
図11は、歯車115の外観図(後方から見た斜視図)である。歯車115には、回転中心軸と同心に貫通穴115cが形成されている。また、歯車115の背面には、円柱状の凹部115dが形成されている。凹部115dには、回転規制部品114の基部114bに形成された凸部114dが嵌入して、回転規制部品114に対する歯車115の回転中心軸周りの回転を規制する。すなわち、駆動軸113のキー溝113aと回転規制部品114の脚部114aとの嵌合及び回転規制部品114の凸部114dと歯車115の凹部115dとの嵌合により、駆動軸113に対する歯車115の回転中心軸周りの回転が規制され、歯車115は常に駆動軸113と一体に回転するようになっている。
ボルト116の軸が、歯車115の貫通穴115c及び回転規制部品114の貫通穴114cに通された後、駆動軸113の先端部に形成されたねじ穴(めねじ)113cに捩じ込まれることで、歯車115及び回転規制部品114が駆動軸113に固定される。
(比較例)
ここで、上記の変形例の構成によって奏される作用効果を説明するために、比較例を挙げて説明する。図12及び図13は、それぞれ比較例である駆動ユニット110Pの外観図及び分解斜視図である。また、図14は、比較例の歯車115Pの外観図(後方から見た斜視図)である。この比較例は、キー接続により歯車を駆動軸に接続する一般的な構成例である。
歯車115Pは、歯115Pe(図14)が形成されていない筒部115Pfを有している。この筒部115Pfには、駆動軸113が挿し込まれる穴115Phが形成されている。穴115Phの周面には、駆動軸113のキー溝113aと同じ溝幅のキー溝115Pdが形成されている。キー114P(図13)を駆動軸113のキー溝113a及び歯車115Pのキー溝115Pdの両方に嵌合させることにより、駆動軸113に対する歯車115Pの回転が規制され、歯車115Pは常に駆動軸113と一体に回転するようになっている。また、筒部115Pfには、径方向に伸びるねじ穴(めねじ)115Pgが形成されている。穴115Phにキー114P及び駆動軸113を挿し込んだ状態で、止めねじ117P(図13)をねじ穴115Pgに捩じ込み、キー114P及び駆動軸113を強く締め付けることで、駆動軸113、キー114P及び歯車115Pが一体化する。更に、ボルト116を歯車115Pの貫通穴115Pcを介して駆動軸113の先端部に形成されたねじ穴113cに捩じ込むことで、歯車115Pが駆動軸113に確実に固定される。
(変形例と比較例との対比)
上述した変形例と比較例とを対比すると、比較例では歯車115Pの穴115Ph(及びキー溝115Pd)に駆動軸113(及びキー114P)が嵌入する構成であるため、歯車115Pの外径が駆動軸113よりも太くなる。これに対して、変形例では、歯車115に駆動軸113及びキー114Pを挿し込む必要が無い為、比較例よりも歯車115を(例えば、駆動軸113と同程度以下まで)細径にすることが可能になる。
また、変形例では、歯車115に駆動軸113及びキー114Pを挿し込む必要が無い為、胴部115Pfを設ける必要が無く、その結果、比較例よりも歯車115の全長を短くすることが可能になる。
また、比較例では、キー114Pと係合するキー溝115Pdを設ける必要があるが、内溝であるキー溝115Pdの加工は複雑であるため、比較的に加工コストが高い。これに対して、変形例では、加工が容易な凹部115dと凸部114dの係合によって歯車115の回転規制が実現されている。また、回転規制部品114は、板金加工によって安価に製造することが可能である。
このように、上記の変形例の構成によれば、比較例と比べて、歯車の小型化が可能になると共に、駆動軸に歯車をより低コストで取り付けることが可能になる。
なお、上述した実施形態の連結軸157は、比較例の歯車115Pに相当する部材である。すなわち、変形例では、連結軸157に替えて、歯車115及び回転規制部品114を採用することにより、歯車115の小型化を可能にすると共に、加工コストが比較的に高い回転規制部品114を不要にして、低コスト化を実現している。なお、変形例では、歯車115を小型化する代わりに、駆動軸113を太くすることにより、駆動軸113のねじり剛性が強化されている。
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば明細書中に記載された一つ以上の実施形態の技術構成の少なくとも一部と周知の技術構成とを適宜組み合わせたものも本発明の実施形態に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、ローター150の連結穴151eと駆動ユニット110の駆動軸113を、連結軸157によって連結しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、連結軸157を使用する代わりに、連結穴151eに駆動軸113が直接連結されてもよい。この場合、例えば駆動軸113の先端部に連結穴151eの凸部151fと嵌合するスプライン溝が形成される。また、フレーム152と連結軸157を一体に成形してもよい。
また、上述の実施形態では、ローラー156aの一部は、フレーム151、152よりも外周側に突出しているが、本発明はこの構成に限定されない。ローラー156aの全体をフレーム151、152の外周端よりもわずかに内周側に配置してもよい。
また、上述の実施形態では、複数のローラーを回転可能に支持するローター150が使用されているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ローター150に替えて、偏心した回転軸を有するローラーを使用した構成も本発明の範囲に含まれる。
また、上述の実施形態では、カバー140をベース130に固定するための固定構造170として、ねじ穴171、貫通孔172、ボルト173が使用され、カバー140はベース130にねじ留めされるが、本発明はこの構成に限定されない。固定構造170は、カバー140のベース130に対する上下方向への移動が規制された固定状態と、固定が解除された状態との間で切り替え可能であればよく、その方法はねじ留めに限定されない。
また、上記の実施形態では、チューブポンプ100の主要な構造部材(例えば、ベース130、カバー140、ローター150)の材料に樹脂が使用されているが、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金といった他の種類の構造材料を使用してもよい。
上記の変形例では、回転規制部品114にボルト116を通すための貫通穴114cが形成されているが、貫通穴114cの替わりに、切欠きや、一端が開口した溝穴を設けてもよい。
また、上記の変形例では、脚部114aが矩形平板状に形成されているが、他の形状の脚部114aを設けてもよい。例えば、勾配キーのように、先端に近づくほど徐々に厚さが薄くなる楔状の脚部を設けてもよい。
また、上記の変形例では、回転規制部品114に凸部114dが設けられ、歯車115に凹部115dが設けられているが、これとは逆に、回転規制部品に凹部を設けて、歯車に凸部を設けてもよい。
また、上記の変形例では、凸部114dと凹部115dが一つずつ設けられているが、凹部と凸部をそれぞれ複数設けてもよい。その場合、凹部(凸部)を回転規制部品(又は歯車)の回転中心軸周りに等間隔に形成してもよい。
また、回転規制部品と歯車に、それぞれ凹部と凸部の両方を設けてもよい。また、上記の実施形態では、凸部114dと凹部115dがそれぞれ円柱状に形成されているが、互いに嵌合する形状であれば他の形状としてもよい。例えば、凹部を直線状に延びるキー溝(例えば矩形溝、V字溝、U字溝)とし、凸部と嵌合する形状としてもよい。
本発明は、チューブポンプに関する。

Claims (25)

  1. ベースと、
    前記ベースの一面側に配置された円柱面状の内周面と、
    その少なくとも一部が前記内周面に沿って配置されたチューブと、
    前記内周面と同心に配置され、該内周面との間で前記チューブを押し潰しながら回転可能に前記ベースに支持されたローターと、
    前記ベースの他面側に取り付けられ、該ベースを貫通して前記ローターと連結する駆動軸を有する駆動ユニットと、を備えた、
    チューブポンプ。
  2. 前記ベースが、前記一面側に突出した、前記ローターを支持する円筒状の支持部を有し、
    前記駆動軸が、前記支持部の中空部に通された、
    請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記支持部の外周に被せられ、前記ローターを回転可能に支持する軸受を備え、
    前記ローターには、前記支持部及び前記軸受を収容する連結穴が形成された、
    請求項2に記載のチューブポンプ。
  4. 一対の前記軸受と、
    前記一対の軸受に挟まれて、前記支持部の外周に被せられた、円筒状のスペーサーと、
    を備え、
    前記ローターは、前記連結穴が形成された略円筒状の胴部を有し、
    前記胴部の内周面には、円周方向に延びる環状溝が形成されていて、
    前記一対の軸受及び前記スペーサーが、前記環状溝に嵌合した、
    請求項3に記載のチューブポンプ。
  5. 前記駆動ユニットの駆動軸と前記ローターとを連結する連結部材を備え、
    前記ローターの中央には、前記連結軸の一端が嵌入する連結穴が形成され、
    前記連結部材の一端には、前記駆動軸の先端が嵌入する嵌合穴が形成された、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のチューブポンプ。
  6. ベースと、
    前記ベースに着脱可能に装着された、半弧状の内周面を有するカバーと、
    その少なくとも一部が前記内周面に沿って配置されたチューブと、
    前記ベースによって前記内周面と同心に回転可能に支持されたローターと、
    を備え、
    前記ローターは、前記内周面との間で前記チューブを押し潰しながら該内周面に沿って転動可能なローラーを備え、
    前記カバーの前記内周面と対向する位置には、前記チューブが外周に掛けられた前記ローターを通す切欠部が形成されている、
    チューブポンプ。
  7. 前記内周面と前記切欠部とが対向する第1方向において、前記カバーと前記ベースとを締め付けて固定する固定構造を備える、
    請求項6に記載のチューブポンプ。
  8. 前記固定構造が、
    前記第1方向に延びるねじ穴と、
    前記ねじ穴に捩じ込まれ、前記カバーと前記ベースとを締め付けて固定するボルトと、
    を有する、
    請求項7に記載のチューブポンプ。
  9. 前記カバーが前記ベースに装着される際に、該カバーを該ベースに対して前記第1方向へ案内するガイド構造を備えた、
    請求項6に記載のチューブポンプ。
  10. 前記ガイド構造が、
    前記ローターの軸方向である第2方向において、前記ベースに対する前記カバーの移動を規制する第2方向移動規制構造と、
    前記第1方向及び前記第2方向の両方向と垂直な第3方向において、前記ベースに対する前記カバーの移動を規制する第3方向移動規制構造と、を有する、
    請求項9に記載のチューブポンプ。
  11. 前記ガイド構造が、
    前記カバー及び前記ベースのいずれか一方から他方に向かって突出する突起と、
    前記カバー及び前記ベースの他方に形成された、前記突起が嵌入するガイド溝と、
    を有し、
    前記ガイド溝が、前記ローターの軸方向である第2方向において対向する一対の側面を有する、
    請求項10に記載のチューブポンプ。
  12. 前記ガイド構造が、
    前記ベースの前記第3方向における両端部にそれぞれ形成された、前記第3方向と垂直な一対の外側面と、
    前記カバーの前記第3方向における両端部にそれぞれ形成された、前記一対の外側面とそれぞれ対向する、一対の内側面と、
    を有し、
    前記ベースが前記一対の内側面の間に嵌入する、
    請求項10又は請求項11に記載のチューブポンプ。
  13. 前記ベースが、前記カバーの前記切欠部を塞ぐ底板部を有し、
    前記底板部には、前記チューブが通される第2切欠部が形成され、
    前記チューブには、前記第2切欠部と嵌合して該チューブを保持する保持部が取り付けられた、
    請求項6に記載のチューブポンプ。
  14. 平板状の基部と、
    前記基部の一端から垂直に伸びる脚部と、を備え、
    前記基部が、
    前記脚部が伸びる方向と反対方向に突出した凸部を有する、
    回転規制部品。
  15. 前記脚部が、
    接続される軸体の一方に形成されたキー溝に嵌入可能であり、
    前記凸部が、
    接続する軸体の他方に形成された凹部に嵌入可能である、
    請求項14に記載の回転規制部品。
  16. 前記基部に、
    ボルトの軸を通すための貫通穴又は切欠きが形成された、
    請求項14又は請求項15に記載の回転規制部品。
  17. 前記基部が略円板状である、
    請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の回転規制部品。
  18. 前記基部の形状が、
    前記貫通穴又は切欠きから離れた位置において、略円板形状が垂直な平面により切断された略D字形であり、
    前記脚部が、
    前記垂直な平面により切断された前記基部の端面の中央部から突出した、
    請求項16に記載の回転規制部品。
  19. 前記脚部が略短冊状である、
    請求項14から請求項18のいずれか一項に記載の回転規制部品。
  20. 前記凸部が円柱状である、
    請求項14から請求項19のいずれか一項に記載の回転規制部品。
  21. 金属板の板金加工により形成された、
    請求項14から請求項20のいずれか一項に記載の回転規制部品。
  22. 回転中心軸を中心とする円柱状の貫通穴が形成され、
    前記回転中心軸方向の一端面に、請求項14から請求項21のいずれか一項に記載の前記回転規制部品の凸部が嵌入する凹部が形成された、
    軸体。
  23. 歯車である、
    請求項22に記載の軸体。
  24. 第1軸体と、
    前記第1軸体と同心に配置された第2軸体と、
    前記第1軸体と前記第2軸体の端面間で挟み込まれた、請求項14から請求項21のいずれか一項に記載の回転規制部品と、
    前記第1軸体、前記第2軸体及び前記回転規制部品を一体に固定するボルトと、
    を備え、
    前記第1軸体の一端部には、
    該第1軸体と同心のめねじと、
    前記回転規制部品の脚部と嵌合するキー溝と、が形成され、
    前記第2軸体には、
    該第2軸体と同心の貫通穴と、
    前記回転規制部品の凸部が嵌入する凹部と、が形成され、
    前記ボルトの軸が前記第2軸体の貫通穴に通されて前記第1軸体のめねじに捩じ込まれることで、前記第1軸体、前記第2軸体及び前記回転規制部品が一体に固定された、
    軸接続構造。
  25. 円柱面状の内周面と、
    その少なくとも一部が前記内周面に沿って配置されたチューブと、
    前記内周面と同心に配置され、該内周面との間で前記チューブを押し潰しながら回転可能に前記ベースに支持されたローターと、
    前記ローターを回転駆動する駆動ユニットと、
    を備え、
    前記駆動ユニットと前記ローターとが、請求項24に記載の軸接続構造を介して接続された、
    チューブポンプ。
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