JP2014105607A - チューブポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブの脱着を容易に実行することができ、さらに液体を円滑かつ定量により移送することができ、しかも液体の移送量を十分に確保することができるようにする。
【解決手段】押圧ローラ2によりチューブ5を押圧して円弧形状による壁面にチューブ5を押し付けると共に、駆動モータ4による駆動により押圧ローラ2による押圧位置を可動させることにより、チューブ5内の液体を搬送する。押圧ローラ2を保持するロータ部3と駆動モータ4とを保持するポンプベース7と、円弧形状による壁面に係る壁部10A1とチューブ5とを保持するポンプハウジング10と、ポンプベース7とポンプハウジング10との相対位置を可変する可変機構とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、人工透析装置等に搭載されるチューブポンプに関する。
従来、押圧ローラを有するロータ部を駆動モータによって回転させ、液体が流通するチューブを押圧ローラでしごくことによって、チューブ内の液体を送出するチューブポンプが提供されている。
このようなチューブポンプは、円弧形状により壁面が形成され、この壁面の内側に沿って液体の搬送に係るチューブが配置される。また人工透析等の一連の作業が完了すると、チューブが交換される。このチューブポンプに関して、特開平6−142190号公報(特許文献1)、特開2007−195740号公報(特許文献2)等には、チューブを容易に交換可能とする工夫が提案されている。
具体的に、特許文献1に開示の構成は、チューブの配置に係る円弧形状による壁面の部材を、1対の腕部により構成すると共に、この腕部の付け根の部分に設けた回動軸によりこの1対の腕部を回動するように構成し、これによりこの1対の腕部の先端側間隔を広げてチューブを容易に交換可能とする。
また特許文献2に開示の構成は、ロータ部、駆動モータ、チューブガイド等を配置したポンプブロックベースに対して、壁面の部材を進退自在に配置し、カバーの開操作に連動させて、この壁面の部材を後退させることにより、チューブを容易に交換可能とする。
特開平6−142190号公報 特開2007−195740号公報
しかしながら従来構成によるチューブを容易に交換可能とする構成にあっては、実用上未だ不十分な問題がある。
すなわち特許文献1の構成では、1対の腕部の繋ぎの部位で隙間の発生を避け得ず、この隙間により液体を円滑かつ定量に搬送することが困難な問題がある。なおこの場合、高精度、高強度の部品を用いることで繋ぎの部位を平面に近づけることは不可能ではないが、高コスト化を招く結果となる。
また特許文献2の構成では、ポンプブロックベースにチューブを保持し、このポンプブロックベースに対して壁面の部材を進退させていることにより、ロータ部の1/2周以下しか壁面を作製することが困難になり、その結果、押圧ローラを3個以上設けることが必要になり、液体の移送量が少なくなる問題がある。
本発明は、上述した問題点に留意してなされたものであり、チューブの脱着を容易に実行できるようにして、液体を円滑かつ定量で移送可能であり、しかも液体の移送量を十分に確保することができるチューブポンプを提供する。
(1) 押圧ローラによりチューブを押圧して円弧形状による壁面に前記チューブを押し付けると共に、駆動モータによる駆動により前記押圧ローラによる押圧位置を可動させることにより、前記チューブ内の液体を搬送するチューブポンプにおいて、
前記押圧ローラを保持するロータ部と前記駆動モータとを保持するポンプベースと、
前記円弧形状による壁面に係る壁部と前記チューブとを保持するポンプハウジングと、
前記ポンプベースと前記ポンプハウジングとの相対位置を可変する可変機構とを備える。
(1)によれば、ポンプハウジングにチューブを保持するようにして、ポンプベースとポンプハウジングとの相対位置を可変することにより、大きく相対位置を可変してチューブを着脱することができ、これによりチューブの脱着を容易に実行することができる。また円弧形状による壁面を平滑な面とすることができ、円滑かつ定量に液体を移送することができ、さらには液体の移送量を充分に確保することができる。
(2) (1)において、
前記駆動モータの駆動を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記円弧形状による壁面の中央と前記駆動モータの駆動軸とを結ぶ直線上であって、前記駆動モータの駆動軸の前記円弧形状による壁面側とは逆側に前記押圧ローラがほぼ位置する状態で、前記駆動モータの駆動を停止させる。
(2)によれば、充分な空隙を確保してチューブを着脱することができ、これによっても一段と簡易にチューブを着脱することができる。
(3) (1)又は(2)において、
前記ロータ部は、
前記駆動モータの駆動軸を中心にした180度の角間隔により前記押圧ローラが設けられ、
前記円弧形状による壁面が、半円弧形状の壁面である。
(3)によれば、液体の移送量を十分に確保することができる。
本発明によれば、チューブの脱着を容易に実行することができ、さらに液体を円滑かつ定量の移送することができ、しかも液体の移送量を十分に確保することができる。
本発明のチューブポンプを示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の正面図である。 図1の底面図である。 図1の側面図である。 図3をA−A線により切り取って示す断面図である。 図2との対比によりチューブ交換時の状態を示す平面図である。 図7をB−B線により切り取って示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るチューブポンプを示す斜視図である。 図9のチューブポンプを、カバーを開いた状態により示す正面図である。 図9のチューブポンプを、カバーを閉じた状態により示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るチューブポンプを示す斜視図である。また図2は、その平面図であり、図3、図4及び図5は、その正面図、底面図及び側面図である。また図6は、図3をA−A線により切り取って示す断面図である。
チューブポンプ1は、図1に示すように、押圧ローラ2がロータ部3に設けられ、この押圧ローラ2によりチューブ5を押圧して円弧形状による壁面にチューブ5を押し付け、駆動モータ4による駆動によりこの押圧ローラ2による押圧位置を可動させ、これによりチューブ5内の液体を搬送する。なおこれら図1〜図6は、チューブポンプ1により液体を搬送している状態を示す図である。この実施形態において、チューブポンプ1は、透析装置に適用されることにより、搬送に供する液体は血液である。
ここでチューブポンプ1は、図6に示すように、平板形状によるポンプベース7に設けられた貫通孔7Aより駆動モータ4の駆動軸4Aが突出するようにして、ポンプベース7に駆動モータ4が配置される。チューブポンプ1は、この駆動モータ4の駆動軸4Aにロータ部3が配置される。
ロータ部3は、図1に示すように、外周方向にバネにより付勢されて押圧ローラ2が回転自在に設けられ、さらに各押圧ローラ2には、それぞれ駆動モータ4の回転方向側に、チューブ5の上下方向の変位を規制するガイドローラ8が、チューブ5の上部及び下部に対応する部位に設けられる。この実施形態において、押圧ローラ1は、駆動モータ4の回転軸に対して180度の角間隔によりロータ部3に2個設けられる。これによりロータ部3は、駆動モータ4の駆動により、ガイドローラ8によりチューブ5をガイドしながら、押圧ローラ2によりチューブ5を押圧して押圧位置を可変する。またポンプハウジング10側にチューブ5を保持するようにして、後述するようにポンプベース7とポンプハウジング10との相対位置を可変してチューブ5を交換する場合でも、ガイドローラ8によりチューブ5をガイドして確実に押圧ローラ2によりチューブ5を押圧する。これらによりポンプベース7は、押圧ローラ2を保持するロータ部3と駆動モータ4とを保持するように構成される。
チューブポンプ1は、ポンプベース7に、ポンプハウジング10が積層させて配置され、このポンプハウジング10を介して透析装置の筐体に保持される。チューブポンプ1は、このポンプハウジング10に、押圧ローラ2によりチューブ5を押し付ける円弧形状による壁面が形成される。すなわちポンプハウジング10は、駆動モータ4の回転軸を中心にして半円弧形状により立ち上がり、さらにこの半円弧形状による両端部が円周接線方向にほぼ平行に延出するように、壁部10Aが形成される。チューブポンプ1では、この壁部10Aの内側壁面にチューブ5が配置される。
ポンプハウジング10は、このように壁部10Aを形成して、チューブ5の両端が飛び出す部位には、チューブ5を挿入する凹溝10Bが設けられる。これによりチューブポンプ1では、チューブ5の両端に設けられた回路チューブとの連結部であるコネクタ5Aが凹溝10Bより飛び出すようにチューブ5を位置決めした後、凹溝10Bによりチューブ5をガイドして壁部10Aの内側壁面に沿ってチューブ5を配置できるように構成される。またポンプハウジング10によりチューブ5を保持して、後述するチューブ5の交換時、ポンプベース7に対してポンプハウジング10とチューブ5とを一体に可動できるように構成される。なお以下において、この壁部10Aの半円弧形状に係る部位を半円弧形状壁部10A1と呼び、この半円弧壁部の両端部よりほぼ平行に延出する部位を延出壁部10A2と呼ぶ。これによりポンプハウジング10は、円弧形状による壁面に係る壁部10A1とチューブ5とを保持するように構成される。
ここで図3〜図5に示すように、チューブポンプ1は、平面視した場合にほぼ長方形形状となるようにポンプベース7が形成される。チューブポンプ1は、この長方形状における長辺が、壁部10の延出壁部10A2の延長方向と平行になるように設定されて、この延長方向にポンプベース7に対してポンプハウジング10をスライド可能に構成される。
すなわちポンプベース7は、この長辺側の、駆動モータ4側面の角部7Cが階段状に形成され、ポンプハウジング10は、この階段状の角部7Cに噛み合って、ポンプベース7をスライド可能に保持する保持部10Dが設けられる。
またチューブポンプ1は、このようにしてポンプベース7にポンプハウジング10をスライド可能に保持して、ポンプハウジング10をスライド操作する構成が設けられる。すなわち図1、図2、図4及び図5に示すように、ポンプベース7は、長孔による貫通孔7Bが設けられ、この貫通孔7Bに偏心カム12の回動軸12Aが挿入されて保持される。偏心カム12は、この回動軸12Aに対して一定の間隔だけ偏移した位置に回動軸12B(図6)が設けられ、この回動軸12Bが、ポンプハウジング10の延出部10Cに設けられた貫通孔10Eに挿通される。これによりチューブポンプ1は、回動軸12Bを回動中心にして偏心カム12を回動させることにより、ポンプハウジング10のスライド方向についての回動軸12A及び12B間の間隔を可変し、ポンプベース7に対してポンプハウジング10をスライド操作できるように構成される。
チューブポンプ1は、回動軸12Bが延出部10を貫通するように形成され、この貫通して突出する回動軸12Bの先端に円柱形状によるストッパー13が設けられ、このストッパー13に操作レバー14が設けられる。これによりチューブポンプ1は、操作レバー14を操作することにより、ポンプハウジング10をスライド操作することができるように構成される。
ここでこのようにして操作レバー14を操作して、壁部10Aの半円弧形状壁部10A1がロータ部3に最も接近するように設定した状態で(図1〜図6)、チューブポンプ1は、チューブ5中の液体を充分に搬送可能に、押圧ローラ2によりチューブ5を半円弧形状壁部10A1の内側壁面に押圧できるように、各部の寸法が設定される。これによりこの実施形態では、液体の移送量を充分に確保して、円滑かつ定量により移送できるように構成される。すなわちこの実施形態では、1対の押圧ローラ2により半円弧形状壁部10A1にチューブ5を押し付けて液体を搬送できることにより、液体の移送量を十分に確保することができる。またこの半円弧形状壁部10A1にあっては、内側面を平滑な面とすることができ、これにより特許文献1について上述した問題点を有効に回避して、円滑かつ定量により液体を移送することができる。
なおチューブポンプ1は、このように押圧ローラ2により半円弧形状壁部10A1にチューブ5を押し付けて液体を搬送する場合、ロータ部3から半円弧形状壁部10A1を遠ざける方向に、チューブ5から力を受けることになる。そこでチューブポンプ1では、バネにより付勢された突片を使用したロック機構が設けられ、操作レバー14を操作してロータ部3に半円弧形状壁部10A1が最も接近するように設定すると、このロック機構により操作レバー14の操作を停止した以降においても、この最も接近した状態を維持できるように構成される。またこのロック機構には、このロックを解除する操作子が設けられており、この操作子の押圧によりロックを解除して操作レバー14を操作できるように構成される。なお図においては、このロック機構、操作子については、記載を省略するものの、このような機構については種々の構成を広く適用することができる。
これに対して図2及び図6との対比により図7及び図8により示すように、ロータ部3に壁部10Aの半円弧形状壁部10A1を最も接近させた状態から、操作レバー14を180度回動させると、ロータ部3から壁部10Aの半円弧形状壁部10A1を最も遠ざけることができる。なお図7及び図8は、チューブ5を着脱する場合の状態を示す図である。
チューブポンプ1では、駆動モータ4がステッピングモータにより構成され、ステッピングモータに係るコントローラ21によるロータ部3の停止位置の制御と(図1参照)、偏心カム12における回動軸12A、12Bの間隔の設定により、チューブ5の着脱作業を簡易かつ確実に実行可能となるように設定される。
すなわちコントローラ21は、この透析装置のメインコントローラの制御により、駆動モータ4の駆動を制御する。コントローラ21は、この駆動モータ4の制御において、メインコントローラの指示により駆動モータ4を停止させる。具体的に、コントローラ21は、図7に示すように、半円弧形状壁部10A1の中心と駆動モータの駆動軸の中心とを結ぶ直線L上であって、駆動モータ4の駆動軸の半円弧形状壁部10A1とは逆側に押圧ローラ2がほぼ位置するタイミングで、駆動モータ4の駆動を停止させる。ここでこの実施形態では、180度の角間隔により2つの押圧ローラ2が配置されていることにより、2つの押圧ローラ2を結ぶ直線が、ほぼ壁部10Aの延出壁部10A2の延長方向になる停止位置で(図7の状態である)、駆動モータ4を停止させる。
チューブポンプ1は、またこの状態で、操作レバー14を180度回動させて、ロータ部3から半円弧形状壁部10A1を最も遠ざけると、半円弧形状壁部10A1側の押圧ローラ2と、チューブ5との間に一定の空隙が形成されるように、回動軸12A、12Bの間隔が設定される。これによりこの実施形態では、チューブの脱着を容易に実行することができる。
これらによりこの実施形態において、角部7C、保持部10D、貫通孔7B、偏心カム12、貫通孔12C、ストッパー13、操作レバー14は、ポンプベース7とポンプハウジング10との相対位置を可変する可変機構を構成する。
以上の構成によれば、円弧形状による壁面に係る壁部10A1とチューブ5とをポンプハウジング10に一体に設けるようにして、このポンプハウジング10に対して押圧ローラ2を保持するロータ部3と駆動モータ4とを保持するポンプベース7の相対位置を可変可能に構成することにより、チューブの脱着を容易に実行できるようにして、液体を円滑かつ定量に移送することができ、しかも液体の移送量を十分に確保することができる。
またこのように壁部10A1とチューブ5とをポンプハウジング10に一体に設けるようにして、このポンプハウジング10とポンプベース7との相対位置を可変することにより、チューブ5の着脱時には、チューブ5に無駄な応力を与えないようにして、着脱作業のために十分な空隙を確保することができ、これによっても一段と容易にチューブを脱着することができる。
またこの場合、チューブ5を装着してポンプハウジング10をポンプベース7に接近させる際に、壁面に配置したチューブ5をガイドローラ8がガイドすることにより、チューブ5が上下方向に位置ずれして配置された場合でも、チューブ5の位置を正しい配置位置に補正することができ、これによっても一段と簡易にチューブ5を装着することができる。
またさらに円弧形状による壁面の中央と駆動モータの駆動軸とを結ぶ直線上であって、駆動モータの駆動軸の円弧形状による壁面側とは逆側に押圧ローラがほぼ位置する状態で、駆動モータの駆動を停止させることにより、充分な空隙を確保してチューブ5を着脱することができ、これによっても一段と簡易にチューブを着脱することができる。またポンプハウジング10とポンプベース7との相対位置を可変する際のチューブ5への無駄な応力の印加を防止することができる。
またさらに駆動モータの駆動軸を中心にした180度の角間隔により1対の押圧ローラを設けることにより、液体の移送量を十分に確保することができるチューブポンプを提供することができる。
〔第2実施形態〕
図9は、本発明の第2実施形態に係るチューブポンプを示す斜視図である。また図10、このチューブポンプ21についてカバーを開いた状態を示す正面図であり、図11はカバーを閉じた状態を示す正面図である。この実施形態に係るチューブポンプ31は、カバー32が設けられ、このカバー32の開閉と連動してポンプベース7とポンプハウジング10との相対位置を可変する。チューブポンプ31は、このカバー32に関する構成が異なる点を除いて、第1実施形態について上述したチューブポンプ1と同一に構成される。従って図9〜図11において、チューブポンプ1と同一の構成は対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
ここでカバー32は、内部を目視可能に、例えばポリカーボネート等の透明樹脂材料を射出成形して作製され、壁部10の上側端面に当接して、チューブ5を配置した箇所を覆う形状によりカバー部本体32Aが作製される。またカバー32は、半円弧形状壁部10A1のほぼ中央部分に当接する部位が外方に延出して延出部32Bが形成され、この延出部32Bは、先端がポンプベース7側にほぼ直角に折れ曲がった後、これとは逆側に折れ曲がるように形成される。延出部32Bは、このポンプベース7側に折れ曲がった部位より先端側が二股により形成され、この二股の部位の先端に、外方に延出するように回動軸32Cが設けられる。
ポンプベース7は、この回動軸32Cに対応して一対の突片7Eが設けられる。ここでこの突片7Eは、上方に開口する凹溝が設けられ、この凹溝により回動軸32Cを上下方向に変位可能に保持する。これによりチューブポンプ31は、この回動軸32Cによりカバー32を回動させて、カバー32を開閉できるように構成され、さらにはカバー32を上方に取り外すことができるように構成される。
カバー32は、回動軸32Cよりカバー本体部32A側、二股の部位に、円柱形状によるスライドピン32Dが掛け渡される。ポンプハウジング10は、このスライドピン32Dに対応する部位10Cが外方に延出し、この延出した部位に設けられた凹溝10D(図11)がスライドピン32Dに上方側より引っ掛けられて保持される。これによりチューブポンプ31は、カバー32の開閉に連動してポンプハウジング10とポンプベース7との相対位置が変位し、カバー32を開いてチューブ5を容易に脱着することができる。
さらにカバー32は、カバー本体32Aの先端に突片32Eが設けられ、ポンプハウジング10は、この突片32Eに引っ掛かってカバー32を閉じた状態に保持する保持具33が設けられる。これによりチューブポンプ31は、チューブポンプ1について上述した操作レバー14に係るロック機構が、この突片32Eと保持具33とにより構成される。
この実施形態によれば、カバー32の開閉と連動してポンプベース7とポンプハウジング10との相対位置を可変するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせるようにし、また上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、駆動モータにステッピングモータを適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブラシレスモータ等、種々のモータを広く適用することができる。
また上述の実施形態では、ロータ部に押圧ローラを2個設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、3個以上、複数個設ける場合にも広く適用することができる。
また上述の実施形態では、操作レバー14の操作によりポンプベースとポンプハウジングとの相対位置を可変する場合、カバーの開閉と連動させて相対位置を可変する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ソレノイド、空気圧シリンダ、モータ等による駆動により相対位置を可変する場合等、この種の相対位置の可変に係る構成にあっては、種々の構成を広く適用することができる。
また上述の実施形態では、チューブポンプを透析装置に適用して血液を搬送する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、透析装置以外の医療機器に適用して血液を搬送する場合、血液以外の各種の液体を搬送する場合に広く適用することができる。
1、31 チューブポンプ
2 押圧ローラ
3 ロータ部
4 駆動モータ
4A 駆動軸
5 チューブ
5A コネクタ
7 ポンプベース
7A、7B、10E、12C 貫通孔
7C 角部
8 ガイドローラ
10 ポンプハウジング
10A 壁部
10A1 半円弧形状壁部
10A2 延出壁部
10B、10D 凹溝
10C、10E、32B 延出部
10D 保持部
12 偏心カム
12A、12B、32C 回動軸
13 ストッパー
14 操作レバー
21 コントローラ
32 カバー
32A カバー本体部
32D スライドピン
32E 突片
33 保持具

Claims (3)

  1. 押圧ローラによりチューブを押圧して円弧形状による壁面に前記チューブを押し付けると共に、駆動モータによる駆動により前記押圧ローラによる押圧位置を可動させることにより、前記チューブ内の液体を搬送するチューブポンプにおいて、
    前記押圧ローラを保持するロータ部と前記駆動モータとを保持するポンプベースと、
    前記円弧形状による壁面に係る壁部と前記チューブとを保持するポンプハウジングと、
    前記ポンプベースと前記ポンプハウジングとの相対位置を可変する可変機構とを備えるチューブポンプ。
  2. 前記駆動モータの駆動を制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、
    前記円弧形状による壁面の中央と前記駆動モータの駆動軸とを結ぶ直線上であって、前記駆動モータの駆動軸の前記円弧形状による壁面側とは逆側に前記押圧ローラがほぼ位置する状態で、前記駆動モータの駆動を停止させる
    請求項1に記載のチューブポンプ。
  3. 前記ロータ部は、
    前記駆動モータの駆動軸を中心にした180度の角間隔により前記押圧ローラが設けられ、
    前記円弧形状による壁面が、半円弧形状の壁面である
    請求項1又は請求項2に記載のチューブポンプ。
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