JP2020071775A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配送サービスにおける発送手続きをより簡便にする情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】配送情報管理部は、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にし、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にし、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
近年、SNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングシステム)、EC(Electric Commerce:電子商取引)など、インターネット上で各種のサービスが普及している。また、オンライン決済など、決済手段も多様化している。特にスマートフォンなどの情報端末装置の普及が、これらのサービスの普及を後押しし、ユーザの生活スタイルを大きく変化させている。
ECでは、売買の対象となる物品を受取人に配送する際、サービス提供業者が運送業者に配送を依頼することが通例である。インターネット上で提供されるフリーマーケットでも、サービス提供業者と運送業者と連携することがある。売主に対する発送手続の負担を軽減するため、売主の端末装置に予め登録した売主と買主のユーザ情報を運送業者に提供し、サービス提供業者が徴収した売買代金もしくは出品料金の一部が配送料金に充当されることがある(例えば、特許文献1)。
特開2008−27260号公報
他方、配送サービスを利用して一般ユーザが任意の物品を特定の受取人に送付する際、運送業者に配送を依頼する手法は大きく変化していない。多くの場合、依頼人は、自宅、運送業者の直営店や代理店などの集荷場所で配送対象の物品を準備しておき、所定の伝票(送り状)に受取人の氏名、住所などの必要事項を記入したうえで物品もしくはその梱包に添付する。ユーザは、予め必要事項を自身の情報端末装置に登録しておき、その必要事項が表示された伝票を印刷しておくこともある。また、ユーザは必要事項を運送業者の店頭に設置された専用端末装置や配送員が所持する発送処理装置に事前に設定しておき、これらの装置が集荷時に必要事項を示す伝票を印刷することも提案されている。それでもなお、発送手続きをより簡便にすることが期待される。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、配送サービスにおける発送手続をより簡便にすることを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にし、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にし、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする配送情報管理部を備える情報処理装置である。
(2)本発明のその他の態様は、(1)の情報処理装置であって、前記配送情報管理部は、前記物品情報を受信するとき、前記ユーザリストが設定された通信装置に対して当該ユーザリストを送信させ、前記選択情報を受信するとき、前記通信装置に対して前記第1端末装置と前記第2端末装置から情報の参照を許可する情報共有領域を生成させ、前記受取照会情報を前記情報共有領域に送信し、前記受取情報を受信するとき、前記集荷照会情報を前記情報共有領域に送信する。
(3)本発明のその他の態様は、(1)または(2)の情報処理装置であって、前記配送情報管理部は、前記物品情報、前記受取情報または前記集荷情報を含む配送情報の入力案内情報の所在を示す参照先情報を生成し、前記受取照会情報および前記集荷照会情報は、それぞれ前記参照先情報を含む。
(4)本発明のその他の態様は、(1)から(3)のいずれかの情報処理装置であって、前記受取情報は、前記受取人の個人情報である受取人情報と、前記受取人情報の公開の可否を示す第1公開可否情報とを含み、前記配送情報管理部は、前記第1公開可否情報が公開可を示すとき、前記第1端末装置からの参照要求の受信に応じて前記第1端末装置に送信する受取情報に前記受取人情報を含め、前記第1公開可否情報が公開否を示すとき、当該受取情報に前記受取人情報を含めない。
(5)本発明のその他の態様は、(1)から(4)のいずれかの情報処理装置であって、前記配送情報管理部は、前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報と、前記依頼人情報の公開の可否を示す第2公開可否情報を含む配送情報を取得し、前記第2公開可否情報が公開可を示すとき、前記第2端末装置からの参照要求の受信に応じて前記第2端末装置に送信する配送情報に前記依頼人情報を含め、前記第2公開可否情報が公開否を示すとき、当該配送情報に前記依頼人情報を含めない。
(6)本発明のその他の態様は、(1)から(5)のいずれかの情報処理装置であって、前記配送情報管理部は、前記物品情報、前記受取情報および前記集荷情報を含む配送情報を取得した後、前記物品の配送受け付けを識別する受付情報を前記第1端末装置に送信し、前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を発送処理装置から受信するとき、前記配送情報要求に対応する配送情報を前記発送処理装置に送信する。
(7)本発明のその他の態様は、(6)の情報処理装置であって、前記配送情報管理部は、前記配送情報の少なくとも一部の変更を示す変更情報を含む配送情報確認通知を前記発送処理装置から受信するとき、前記変更情報に基づいて前記配送情報を更新する。
(8)本発明のその他の態様は、(6)または(7)の情報処理装置であって、前記発送処理装置から前記配送情報の確認を示す配送情報確認通知を受信するとき、前記配送情報に基づいて配送料金を算出し、前記第1端末装置から受信した決済手段情報に基づいて前記配送料金の決済依頼情報を決済処理装置に送信する決済処理部を備える。
(9)本発明のその他の態様は、(8)の情報処理装置であって、 前記決済処理部は、前記配送情報に前記受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報、または、前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき前記配送料金を所定の調整額で調整する。
(10)本発明のその他の態様は、情報処理装置と通信装置とを備える情報処理システムであって、前記通信装置には、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストが設定され、前記情報処理装置は、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、前記通信装置に対して前記ユーザリストを前記第1端末装置に送信させ、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記通信装置に対して前記第1端末装置と前記受取人の端末装置である第2端末装置から情報の参照を許可する情報共有領域を生成させ、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記情報共有領域に送信し、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記情報共有領域に送信する配送情報管理部を備える情報処理システムである。
(11)本発明のその他の態様は、(10)の情報処理システムであって、さらに発送処理装置を備え、前記配送情報管理部は、前記物品情報、前記受取情報および前記集荷情報を含む配送情報を取得した後、前記物品の配送受け付けを識別する受付情報を前記第1端末装置に送信し、前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を前記発送処理装置から受信するとき、前記配送情報要求に対応する配送情報を前記発送処理装置に送信し、前記発送処理装置は、読取部、通信部、印刷部および制御部を備え、前記制御部は、前記読取部に前記受付情報を読み取らせ、前記通信部に前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を前記情報処理装置に送信させ、前記通信部が受信した配送情報に前記受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報を含むとき、前記受取人情報の形式を視認不能な所定の形式に変換し、前記配送情報に前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき、前記依頼人情報を前記形式に変換し、前記形式に変換した前記受取人情報または前記依頼人情報を含む証票を印刷させる。
(12)本発明のその他の態様は、情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置が、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にする第1ステップと、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にする第2ステップと、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする第3ステップと、を有する情報処理方法である。
(13)本発明のその他の態様は、情報処理装置のコンピュータに、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にする第1手順と、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にする第2手順と、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする第3手順と、を実行させるためのプログラムである。
本実施形態によれば、配送サービスにおける発送手続きがより簡便になる。
本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る通信サーバ装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る発送処理装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る会員情報の例を示す表である。 本実施形態に係る配送情報の例を示す表である。 本実施形態に係る物品情報の例を示す表である。 本実施形態に係る依頼人情報の例を示す表である。 本実施形態に係る受取情報の例を示す表である。 本実施形態に係る集荷情報の例を示す表である。 本実施形態に係るユーザリストの例を示す表である。 本実施形態に係る料金データの例を示す表である。 本実施形態に係る料金調整データの例を示す表である。 本実施形態に係る配送情報処理の例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る検索結果画面の例を示す図である。 本実施形態に係る案内地図画面の例を示す図である。 本実施形態に係る物品情報入力画面の第1例を示す図である。 本実施形態に係る物品情報入力画面の第2例を示す図である。 本実施形態に係る物品情報入力画面の第3例を示す図である。 本実施形態に係る受取人選択画面の例を示す図である。 本実施形態に係るユーザ選択画面の例を示す図である。 本実施形態に係る着信通知の第1例を示す図である。 本実施形態に係る受取照会情報の例を示す図である。 本実施形態に係る受取情報入力画面の例を示す図である。 本実施形態に係る受取情報入力確認画面の例を示す図である。 本実施形態に係る受取情報入力完了画面の例を示す図である。 本実施形態に係る着信通知の第2例を示す図である。 本実施形態に係る集荷照会情報の例を示す図である。 本実施形態に係る集荷情報入力画面の第1例を示す図である。 本実施形態に係る集荷情報入力画面の第2例を示す図である。 本実施形態に係る配送情報確認画面の例を示す図である。 本実施形態に係る決済手段選択画面の例を示す図である。 本実施形態に係る決済手段詳細設定画面の例を示す図である。 本実施形態に係るバーコードの表示例を示す図である。 本実施形態に係る物品情報確認画面の例を示す図である。 本実施形態に係る発送伝票の例を示す図である。 本実施形態に係る受領証、領収書の例を示す図である。 本実施形態に係るバーコードと発送伝票の台紙との対応付けの例を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す概略ブロック図である。
情報処理システム1は、情報処理装置10、通信サーバ装置20、発送処理装置30、および複数の端末装置40、50を含んで構成される。図1は、端末装置の数は2台である場合を例示する。なお、端末装置の数は、一般には可変であり3台以上となりうる。情報処理装置10、通信サーバ装置20、発送処理装置30および複数の端末装置40、50では各種の情報を相互にネットワークを経由して送信または受信可能に接続される。ネットワークは、インターネットを含み、端末装置40、50は、公衆無線ネットワークまたは構内ネットワーク(LAN:Local Area Network)を経由してインターネットに接続される。
情報処理装置10は、物品の配送に関する配送情報を処理するサーバ装置である。情報処理装置10は、主に物品の配送に係る運送業者によって運用される。情報処理装置10は、例えば、ウェブサーバとして構成される。
通信サーバ装置20は、予め登録されたユーザ相互間で情報を参照可能とする通信サービスを提供するサーバ装置である。通信サーバ装置20は、いわゆるSNSサーバである。通信サーバ装置20は、主にネットワークサービス業者、広告業者、電子コンテンツ提供業者、などによって運用される。
発送処理装置30は、物品の発送時に配送情報を処理するための端末装置である。発送処理装置30は、例えば、物品の大きさ、ひいては配送料金を確定して、配送の受け付けの支援に用いられる。発送処理装置30は、例えば、POS(Point of Sales)端末装置である。発送処理装置30は、可搬データ端末装置(PDT:Portable Data Terminal)として構成されてもよい。発送処理装置30は、主に貨物の配送に係る運送業者によって運用される。発送処理装置30は、必ずしも可搬型に限られず、設置場所が固定されていてもよい。発送処理装置30は、例えば、運送業者の営業所や代理店の店頭に設置されるものであってもよいし、宅配ロッカーの一部として、もしくは宅配ロッカーに付随する機器として構成されてもよい。
端末装置40、50は、それぞれユーザが各種の情報を他の機器に送信および受信可能とする情報端末装置である。端末装置40、50は、例えば、いわゆるスマートフォン(多機能携帯電話機)である。端末装置40、50は、スマートフォンに限られず、タブレット端末装置、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)などのいずれであってもよい。端末装置40、50は、それぞれ一般のユーザにより利用される。
次に、情報処理システム1の概要について説明する。情報処理システム1は、主に物品の配送サービスの受注と集荷に係る情報を処理する。以下の説明では、端末装置40、50のユーザが、それぞれ物品を配送するサービスである配送サービスの依頼人、配送サービスにより配送される物品の受取人である場合を例にする。但し、端末装置40のユーザは、配送サービスの依頼人から依頼を受けた者(例えば、家族、同居人、使用人など)であってもよい。端末装置50のユーザは、物品の受取人から依頼を受けた者(例えば、家族、同居人、使用人など)であってもよい。また、「集荷」とは、本願では、配送対象とする物品を収集することを意味し、依頼人が要求する場所に集荷担当者が回収することに限られない。つまり、「集荷」とは、例えば、依頼人からみれば配送業者の営業所、物品の集荷に供される所定のロッカー(以下、「宅配ロッカー」と呼ぶ、有人・無人を問わない)、代理店などに依頼人が物品を持ち込むこと、配送業者からみれば、これらの場所に依頼人が持ち込んだ物品を回収することも含む。また、「配送」とは、必ずしも受取人の居住地、勤務先を目的地とすることに限らず、配送業者の営業所、宅配ロッカー、代理店、一時的な取次施設(例えば、イベント会場)なども目的地として指定されうる。
端末装置40は、情報処理装置10から提供される発送受付画面を表示し、依頼人の操作に応じて配送対象の物品に係る物品情報が入力される。端末装置40は、入力された物品情報を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、端末装置40から物品情報を受信するとき、通信サーバ装置20に対してユーザリストを示す画面を物品情報の送信元である端末装置40に表示させる。但し、通信サーバ装置20には、ユーザリストを予め設定させておく。端末装置40は、依頼人の操作に応じて受取人として登録ユーザのいずれかを選択し、選択した受取人の選択情報を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10は、選択情報を端末装置40から受信するとき、物品の受取情報に関する受取照会情報を端末装置40に送信可能にする。「送信可能にする」とは、送信先(この例では、端末装置40)に対して送信できる状態にすることを意味する。つまり、「送信可能にする」とは、以下の例では、通信サーバ装置20に送信しておき、通信サーバ装置が送信先である端末装置40もしくは端末装置50からの要求に応じて送信することを例にする。そこで、情報処理装置10は、通信サーバ装置20に対して情報共有領域を生成させる。情報共有領域自体、情報共有領域を経由して行われる通信、ならびに情報共有領域を経由して共有される情報の表示領域は、トークルーム、コミュニティスペース、などと呼ばれることがある。
より具体的には、情報処理装置10は、受取照会情報を通信サーバ装置20の情報共有領域に送信する。受取照会情報には、受取情報の入力案内情報の格納領域を示す参照先情報(例えば、URL)が含まれる。通信サーバ装置20は、情報共有領域への新たな情報の着信を示す着信通知情報を端末装置50に送信し、着信通知を提示させる。端末装置50は、受取人の操作に応じて、物品の受取情報を入力し、入力した受取情報を参照先情報で指示される格納領域に送信する。
情報処理装置10は、端末装置50から受取情報を受信するとき、物品の集荷情報に関する集荷照会情報を通信サーバ装置20の情報共有領域に送信する。集荷照会情報には、集荷情報の入力案内情報の格納領域を示す参照先情報が含まれる。通信サーバ装置20は、情報共有領域への新たな情報の受信を示す着信通知情報を端末装置40に送信し、着信通知を提示させる。端末装置40は、依頼人の操作に応じて集荷情報を入力し、入力した集荷情報を参照先情報で指示される格納領域に送信する。
情報処理装置10は、物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて配送サービスの代金である配送料金を算出し、決済手段照会情報を端末装置40に送信し、決済手段照会情報を表示させる。決済手段照会情報には、算出した配送料金を示す料金情報と参照先情報が含まれる。
端末装置40は、依頼人の操作に応じて、配送料金の決済手段情報を入力し、入力した決済手段情報を参照先情報で指示される格納領域に送信する。
情報処理装置10は、端末装置40から受信した決済手段情報が所定の電子決済(例えば、カード決済、キャリア決済など)である場合、依頼人による配送料金の決済に関する仮決済依頼情報を所定の決済サーバ装置(図示せず)に送信する。情報処理装置10は、物品の配送受け付けを識別する受付情報を表すバーコードデータを端末装置40に送信する。
依頼人が物品を集荷場所において運送業者に直接または間接的に物品を引き渡す際、端末装置40は、依頼人の操作に応じて情報処理装置10から受信したバーコードデータに基づくバーコードを表示する。発送処理装置30は、端末装置40に表示されたバーコードを示すバーコードデータを読み取り、読み取ったバーコードデータに基づく受付情報に対応する配送情報を情報処理装置10に要求する。発送処理装置30は、情報処理装置10から受信した配送情報の一部(例えば、物品情報)を表示し、集荷担当者の操作に応じて変更情報を編集可能とする。発送処理装置30は、集荷担当者の操作により配送情報の確認指示が入力されるとき、配送情報を確定する。発送処理装置30は、配送情報確認通知を情報処理装置10に送信し、確定した配送情報に基づく配送伝票を印刷する。
情報処理装置10は、発送処理装置30から配送情報確認通知を受信し、決済手段として所定の電子決済が指定された場合、確定した配送情報に基づいて配送料金を計算する。情報処理装置10は、依頼人による確定した配送料金の決済に関する本決済依頼情報を所定の決済サーバ装置に送信し、物品の発送受付通知情報を端末装置40に送信する。
従って、依頼人は、予め登録された登録ユーザのいずれかを物品の受取人として選択することで、物品の集荷情報を取得することができる。受取人の集荷情報を知らない場合でも、予め調べる必要や自ら入力する必要がなくなる。そのため、依頼人における物品の発送に係る作業の負担が軽減される。また、通信装置に設定される情報共有領域を経由して受取照会情報と集荷照会情報が、それぞれ第2端末装置、第1端末装置に対して送信可能となる。受取人と依頼人は、それぞれ使い慣れた通信サービスを用いて、それぞれ受取情報と集荷情報の設定が促されるので、物品の発送に係る作業に対する負担感が軽減される。
(情報処理装置)
次に、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す概略ブロック図である。
情報処理装置10は、制御部110、通信部120および記憶部130を含んで構成される。制御部110、通信部120および記憶部130は、データバスbs10を経由して相互に各種のデータを入出力可能に接続されている。
制御部110は、情報処理装置10の各種の機能を制御する。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの1以上の演算デバイスを含んで構成されてもよい。演算デバイスは、記憶部130に予め記憶された所定のプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行して制御部110としての機能を提供する。以下の説明では、プログラムに記述された命令で指示された処理を実行することを、プログラムを実行すると呼ぶことがある。
通信部120は、ネットワークを経由して他の機器と通信可能に接続し、制御部110による制御のもとで各種のデータを無線または有線で送受信する。通信部120は、例えば、通信サーバ装置20と有線で接続し、発送処理装置30、端末装置40、50と無線で接続する。通信部120は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部130は、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。記憶部130は、制御部110で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。
次に、制御部110の機能構成について説明する。制御部110は、会員情報管理部112、配送情報管理部114および決済処理部116を備える。
会員情報管理部112は、物品の配送サービスを利用する会員に関する会員情報を管理する。会員情報は、少なくとも会員ID(Identifier)、パスワードおよび会員の個人情報を含んで構成される(図6)。会員IDは、個々の会員を識別する識別情報である。パスワードは、個々の会員を認証するための認証情報である。個人情報には、例えば、氏名、住所、電話番号およびメールアドレスが含まれる。会員IDとして、メールアドレスが用いられてもよい。その場合には、会員IDと別個にメールアドレスが設定されなくてもよい。
会員情報管理部112は、例えば、端末装置40から会員登録要求を受信するとき、予め記憶部130に記憶された会員登録画面データ(図示せず)を読み出し、読み出した会員登録画面データを端末装置40に送信する。端末装置40には、情報処理装置10から受信した会員登録画面データに基づく会員登録画面が表示され、ユーザの操作に応じて会員情報が入力される。会員情報管理部112は、端末装置40から受信した会員情報を記憶部130に記憶する(会員登録)。
なお、会員情報管理部112は、さらに個々の会員の会員IDごとにアドレス帳(図示せず)を生成し、生成したアドレス帳を記憶部130に記憶してもよい。アドレス帳は、物品の送付先の候補とするユーザごとの個人情報を含んで構成されるデータである。個人情報として氏名、住所、電話番号およびメールアドレスが含まれる。
会員情報管理部112は、例えば、端末装置40から会員認証要求を受信するとき、予め記憶部130に記憶された会員認証画面データ(図示せず)を読み出し、読み出した会員認証画面データを端末装置40に送信する。端末装置40には、情報処理装置10から受信した会員認証画面データに基づく会員認証画面(ログイン画面、図示せず)が表示され、ユーザの操作に応じて会員IDとパスワードが入力される。端末装置40は、入力された会員IDとパスワードを情報処理装置10に送信する。会員情報管理部112は、記憶部130に記憶された会員情報にそれぞれ含まれる会員IDとパスワードと、端末装置40から受信した会員IDとパスワードとを照合する(会員認証)。会員情報管理部112は、端末装置40から受信した会員IDとパスワードとが一致する会員IDとパスワードを含む会員情報が存在するとき、その会員IDに係る会員が正当な会員であると判定し、会員専用サービスの提供を許可する。会員専用サービスには、本実施形態に係る物品の配送サービスが含まれる。会員専用サービスには、他のサービス、例えば、配送状態案内サービス(追跡サービス)が含まれてもよい。会員情報管理部112は、正当な会員と判定した会員の会員IDを配送情報管理部114に出力する。会員情報管理部112は、端末装置40から受信した会員IDとパスワードが一致する会員IDとパスワードを含む会員情報が存在しないとき、その会員IDに係る会員が正当な会員ではないと判定し、会員専用サービスの提供を許可しない。
配送情報管理部114は、物品の配送に係る配送情報を取得する。配送情報は、例えば、受付番号、物品情報、依頼人情報、受取情報、集荷情報、決済情報および伝票番号を要素として含んで構成される(図7)。配送情報の取得過程において、これらの要素が順次取得され、記憶部130に記憶される。以下の説明では、これらの要素のいずれか又は組み合わせを配送情報と総称することがある。配送情報管理部114は、端末装置40から配送受付要求を受信するとき参照先情報を生成し、配送受付画面を端末装置40に表示させる。依頼人は、配送対象の物品に係る物品情報の設定が促される。物品情報は、配送対象の物品の特性を示す情報である。物品情報として、例えば、物品の種類、サイズ、品名が要素として含まれる(図8)。参照先情報は、配送情報やその入力案内情報の参照先を示す情報である。参照先情報は、例えば、URLで表される。
また、配送情報管理部114は、依頼人の会員情報に含まれる個人情報を依頼人情報として設定する(図9)。配送情報管理部114は、端末装置40から物品情報を受信するとき、通信サーバ装置20に対してユーザリスト(図12)を送信させる。配送情報管理部114は、ユーザリストに設定された登録ユーザのうち受取人を示す受取人の選択情報を端末装置40から受信するとき、通信サーバ装置20に対して情報共有領域の生成を示す情報共有領域生成要求を送信する。通信サーバ装置20から情報共有領域生成通知を受信した後、配送情報管理部114は、受取情報(図10)の入力を案内するための受取照会情報を情報共有領域に送信する。配送情報管理部114は、端末装置50から受取情報の入力を案内するための受取照会情報を情報共有領域に送信する。配送情報管理部114は、端末装置50から受取情報を受信するとき、集荷情報の入力を案内するための集荷照会情報を情報共有領域に送信する。配送情報管理部114は、端末装置40から集荷情報(図11)を受信し、決済手段の選択を案内するための決済手段選択画面を端末装置50に表示させる。決済処理部116(後述)において、選択された決済手段に基づいて決済手段情報と決済状況情報を含む決済情報が生成される。
配送情報管理部114は、物品の配送に要する配送情報として少なくとも物品情報、受取情報および集荷情報を取得した後、受付番号を生成する。受付番号は、個々の物品の配送サービスの受け付けを示す識別情報である。配送情報管理部114は、物品の配送サービスの受け付けを識別する受付番号を示すバーコードデータを端末装置40に送信する。
発送処理装置30から受付情報を伴う配送情報要求を受信するとき、受信した受付情報に対応する配送情報を発送処理装置30に送信する。
配送情報管理部114は、発送処理装置30から配送情報確認通知を受信し、配送情報確認通知に配送情報の変更情報を含むとき、変更情報に基づいて配送情報を更新する。
なお、配送情報管理部114は、発送処理装置30から配送情報確認通知を受信したとき、端末装置40と端末装置50の一方もしくは両方に物品の配送受付完了を示す配送受付完了情報を電子メールで送信してもよい。
決済処理部116は、物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて配送料金を計算し、端末装置40から受信した決済手段情報が示す決済手段を特定する。特定した決済手段がカード決済もしくはキャリア決済などの電子決済である場合には、所定の決済サーバ装置(図示せず)に対して仮決済処理依頼情報を送信する。決済処理部116は、決済サーバ装置から受信した仮決済確認情報が配送に対して与信ありを示すとき、仮決済済みを示す決済状況情報を生成する。決済処理部116は、特定した決済手段が店頭支払、集荷員支払いもしくは着払いである場合には、配送料金の未決済を示す決済状況情報を生成する。
決済処理部116は、受信した配送情報確認通知に配送情報の変更情報を含むとき、特定した決済手段がカード決済もしくはキャリア決済などの電子決済である場合には、変更後の物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて配送料金を計算する。特定した決済手段がカード決済もしくはキャリア決済などの電子決済である場合には、決済処理部116は、再計算した配送料金について所定の決済サーバ装置(図示せず)に対して本決済処理依頼情報を送信する。その後、決済処理部116は、決済サーバ装置から受信した本決済確認情報が本決済完了を示すとき、決済済みを示す決済状況情報を生成する。なお、決済処理部116は、特定した決済手段が店頭支払もしくは集荷員支払いである場合には、決済済みを示す決済状況情報が配送情報確認状況情報に含まれる。
会員情報管理部112、配送情報管理部114および決済処理部116が行う処理については、後述の配送情報処理においてより詳細に説明する。
(通信サーバ装置)
次に、本実施形態に係る通信サーバ装置20の構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る通信サーバ装置20の構成例を示す概略ブロック図である。
通信サーバ装置20は、制御部210、通信部220および記憶部230を含んで構成される。制御部210、通信部220および記憶部230は、データバスbs20を経由して相互に各種のデータを入出力可能に接続されている。
制御部210は、通信サーバ装置20の各種の機能を制御する。制御部210は、1以上の演算デバイスを含んで構成されてもよい。演算デバイスは、記憶部230に予め記憶された所定のプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行して制御部210としての機能を提供する。
通信部220は、ネットワークを経由して他の機器と通信可能に接続し、制御部210による制御のもとで各種のデータを無線または有線で送受信する。通信部220は、例えば、情報処理装置10と有線で接続し、端末装置40、50と無線で接続する。通信部220は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部230は、記憶媒体を含んで構成される。記憶部230は、制御部210で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。
次に、制御部210の機能構成について説明する。制御部210は、ユーザ情報管理部212および通信制御部214を備える。
ユーザ情報管理部212は、通信サーバ装置20が提供する通信サービスのユーザを示すユーザ情報を管理する。ユーザ情報には、ユーザリストが含まれる。ユーザリストは、各ユーザについて設定可能とし、通信相手の候補とする1以上の他のユーザごとにユーザ情報を含んで構成される。つまり、ユーザリストは、通信サーバ装置20により提供される通信サービスを利用可能とする登録ユーザの一覧である。ユーザ情報は、ユーザIDとユーザ名を含んで構成される(図12)。ユーザIDは、通信サービスのユーザが使用する通信機器(情報処理装置10、端末装置40、50が該当)を識別する識別情報である。ユーザIDとして、例えば、通信機器に割り当てられた電話番号が利用可能である。ユーザ名は、複数のユーザ間でユーザを識別する名称である。ユーザ名は、必ずしも本名に限られず、愛称(ニックネーム)、通称、芸名、などの変名であってもよい。ユーザリストは、友達リストと呼ばれることがある。
ユーザ情報管理部212は、情報処理装置10からユーザリストの送信要求を受信するとき、送信要求で指示される送信先(例えば、端末装置40)のユーザリストを記憶部230から読み出し、読み出したユーザリストを送信要求で指示される送信先に送信する。
なお、ユーザ情報管理部212は、ユーザの通信機器(例えば、端末装置40)からユーザ登録要求を受信するとき、予め記憶部230に記憶されたユーザ登録画面データを読み出し、読み出したユーザ登録画面データを要求元の通信機器に送信する。通信機器には、通信サーバ装置20から受信したユーザ登録画面データに基づくユーザ登録画面が表示され、ユーザの操作に応じてユーザ情報が入力される。ユーザ情報管理部212は、通信機器から受信したユーザ情報を依頼人のユーザリストに含めて記憶部230に記憶する(ユーザ登録)。本実施形態では、ユーザリストには、少なくとも端末装置40、50および情報処理装置10のそれぞれのユーザ情報を予め含めておく。
通信制御部214は、情報処理装置10から情報共有領域の生成を示す情報共有領域生成要求を受信するとき、記憶部230の未使用の記憶領域の一部の記憶領域を情報共有領域として確保する。情報共有領域は、情報共有領域生成要求で指示される情報共有先のユーザの通信機器(以下、指定機器と呼ぶ)からの情報の参照を許容する領域である。本実施形態では、指定機器として、情報処理装置10、端末装置40、50が指定される。
通信制御部214は、確保した情報共有領域の所在を示す共有先情報として情報共有アドレス(例えば、トークルームID)を生成し、情報共有領域の生成完了を示す情報共有領域生成通知を要求元の通信機器と情報共有先の端末装置40、50に送信する(情報共有領域の生成)。通信制御部214は、生成した情報共有アドレスを情報共有領域生成通知に含めてもよい。
通信制御部214は、指定機器から情報共有領域を送信先として指定された共有情報を受信するとき、受信した共有情報を情報共有領域に送信元の通信機器のユーザIDと共有情報の受信日時と対応付けて参照情報として記憶部230に記憶する。通信制御部214は、新たに共有情報を受信したとき、新たな共有情報の着信を示す着信通知を各指定機器に送信する(共有情報の着信通知)。通信制御部214は、着信した共有情報の所在を示す情報共有アドレスを着信通知に含めてもよい。共有情報として、前述の受取照会情報と集荷照会情報が該当する。
通信制御部214は、指定機器から共有情報参照要求を受信するとき、共有情報参照要求に含まれる情報共有アドレスで参照先として指定される情報共有領域から共有情報を読み出す。通信制御部214は、読み出した共有情報を共有情報参照要求の送信元とする指定機器に送信する(共有情報の参照)。通信制御部214は、新たに参照された共有情報と対応付けて共有情報参照要求の送信元の通信機器のユーザIDと、その共有情報の送信日時と対応付けて参照情報として記憶部230に記憶してもよい。記憶された一群の参照情報が参照履歴情報として形成される。通信制御部214は、形成された参照履歴情報を共有情報参照要求の送信元の機器に送信してもよい。参照履歴情報により、共有情報の参照(既読)の有無、参照日時、参照したユーザが送信先の機器に通知される。
(発送処理装置)
次に、本実施形態に係る発送処理装置30の構成例について説明する。図4は、本実施形態に係る発送処理装置30の構成例を示す概略ブロック図である。
発送処理装置30は、制御部310、通信部320、記憶部330、操作入力部340、表示部350、読取部360および印刷部370を含んで構成される。制御部310、通信部320、記憶部330、操作入力部340、表示部350、読取部360および印刷部370は、データバスbs30を経由して相互に各種のデータを入出力可能に接続されている。
制御部310は、発送処理装置30の各種の機能を制御する。制御部310は、1以上の演算デバイスを含んで構成されてもよい。演算デバイスは、記憶部330に予め記憶された所定のプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行して制御部310としての機能を提供する。
通信部320は、ネットワークを経由して他の機器と通信可能に接続し、制御部310による制御のもとで各種のデータを無線または有線で送受信する。通信部320は、例えば、情報処理装置10と無線で接続する。通信部320は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部330は、記憶媒体を含んで構成される。記憶部330は、制御部310で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。
操作入力部340は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を生成する。操作入力部340は、生成した操作信号を制御部310に出力する。操作入力部340は、例えば、キーボード、ボタン、タッチセンサなどのいずれか、もしくは、それらの任意の組み合わせを含んで構成される。
表示部350は、制御部310の制御に従って、画像、文字、記号、など視認可能な情報を表示する。表示部350は、例えば、液晶ディスプレイである。操作入力部340、表示部350がそれぞれタッチセンサ、液晶ディスプレイである場合には、液晶ディスプレイの表示領域上にタッチセンサを重ねて一体化されたタッチパネルとして構成されていてもよい。
読取部360は、制御部310の制御に従って、近接して対面した物体の表面に表された模様を画像として読み取る。読取部360は、例えば、バーコードリーダ、イメージスキャナ、ディジタルカメラモジュールなどのいずれであってもよい。読取部360は、主に端末装置40や各種の伝票に表示されたバーコードの読み取りに用いられる。読取部360は、読み取った画像を示す画像データを制御部310に出力する。
印刷部370は、制御部310の制御に従って、所定の用紙に画像、文字、記号など視認可能な情報を印刷する。印刷部370は、例えば、プリンタである。印刷部370は、主に各種の証票の印刷に用いられる。
次に、制御部310の機能構成について説明する。制御部310は、配送情報処理部312および発送処理部314を含んで構成される。
配送情報処理部312は、物品の配送に関する配送情報を取得する。配送情報処理部312は、例えば、操作入力部340から入力される操作信号がバーコードの読み取りを示すとき、読取部360に端末装置40に表示されたバーコードを読み取らせ、読み取ったバーコードを示すバーコードデータを読取部360から取得する。配送情報処理部312は、取得したバーコードデータを所定の変換方式を用いて物品の配送サービスの受付を示す受付番号に変換する。変換方式は、バーコードの生成に用いられた規格に対応する変換方式であればよい。配送情報処理部312は、取得した受付番号に対応する配送情報の要求を示す配送情報要求を情報処理装置10に送信する。配送情報処理部312は、配送情報要求に対する応答として情報処理装置10から配送情報を受信し、受信した配送情報を発送処理部314に出力する。また、配送情報処理部312は、操作入力部340から入力される操作信号に基づいて配送情報を編集してもよい。編集とは、新たに情報を生成すること、一部の情報を変更もしくは消去すること、または他の一部の情報を追加することを意味する。
発送処理部314は、配送情報処理部312から入力される配送情報を表示部350に表示させる。発送処理部314は、編集により配送情報の一部の要素情報、例えば、物品情報のサイズが変更する場合には、変更後の要素情報を表示部350に表示させる。発送処理部314は、操作入力部340から入力される操作信号で配送情報の確認が指示されるとき配送情報を確定する。一部の要素情報が変更する場合には、発送処理部314は、もとの要素情報を変更後の要素情報に更新し、もとの要素情報を消去する。発送処理部314は、個々の物品の配送を識別するための伝票番号を生成し、生成した伝票番号を示す配送情報確認通知を情報処理装置10に送信する。一部の要素情報に変更が生じる場合、発送処理部314は、変更後の要素情報を示す変更情報を配送情報確認通知に含める。
発送処理部314は、確定した物品情報に基づいて所定の形式の配送伝票を示す伝票データを生成し、生成した伝票データに基づく配送伝票を印刷部370に印刷させる。発送処理部314は、物品の受領を示す受領証と料金の収納を示す領収証の一方又は両方を印刷部370に印刷させてもよい。配送伝票、受領証、領収証の具体例については、後述する。
(端末装置)
次に、本実施形態に係る端末装置40の構成例について説明する。図5は、本実施形態に係る端末装置40の構成例を示す概略ブロック図である。
端末装置40は、制御部410、通信部420、記憶部430、操作入力部440、および表示部450を含んで構成される。制御部410、通信部420、記憶部430、操作入力部440、および表示部450は、データバスbs40を経由して相互に各種のデータを入出力可能に接続されている。
なお、端末装置50の構成は、端末装置40の構成と同様であってもよい。即ち、端末装置50の制御部510、通信部520、記憶部530、操作入力部540および表示部550は、それぞれ端末装置40の制御部410、通信部420、記憶部430、操作入力部440、および表示部450と同様な構成を備える。以下の説明では、端末装置40を主に取り上げ、受取人に対して期待される機能構成を説明する際に端末装置50に触れる。
制御部410は、端末装置40の各種の機能を制御する。制御部410は、1以上の演算デバイスを含んで構成されてもよい。演算デバイスは、記憶部430に予め記憶された所定のプログラムに記述された各種の命令で指示された処理を実行して制御部410としての機能を提供する。
通信部420は、ネットワークを経由して他の機器と通信可能に接続し、制御部410による制御のもとで各種のデータを無線または有線で送受信する。通信部420は、例えば、他の端末装置、情報処理装置10もしくは通信サーバ装置20と無線で接続する。通信部420は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部430は、記憶媒体を含んで構成される。記憶部430は、制御部410で実行される処理に用いられる各種情報、その処理により取得された各種情報、その処理を実行するためのプログラムを記憶する。
操作入力部440は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作信号を生成する。操作入力部440は、生成した操作信号を制御部410に出力する。操作入力部440は、例えば、キーボード、ボタン、タッチセンサなどのいずれか、もしくは、それらの任意の組み合わせを含んで構成される。
表示部450は、制御部410の制御に従って、画像、文字、記号、など視認可能な情報を表示する。表示部450は、例えば、液晶ディスプレイである。操作入力部440、表示部450がそれぞれタッチセンサ、液晶ディスプレイである場合には、液晶ディスプレイの表示領域上にタッチセンサを重ねて一体化されたタッチパネルとして構成されていてもよい。
次に、制御部410の機能構成について説明する。制御部410は、通信制御部412と配送情報処理部414を含んで構成される。
通信制御部412は、例えば、通信サーバ装置20を用いた通信サービスの機能を実現する。通信制御部412は、通信サーバ装置20からユーザリストを受信し、受信したユーザリストに基づくユーザ選択画面を表示部450に表示させる。通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、ユーザ選択画面に表示されたユーザリストの登録ユーザのいずれかを受取人として選択する。通信制御部412は、選択した受取人のユーザ名を示す受取人選択情報を情報処理装置10に送信する。
通信制御部412は、通信サーバ装置20から着信通知情報を受信するとき着信通知を表示部450に表示させる。通信制御部412は、受信した着信通知情報から情報共有アドレスを抽出する。
通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号で情報共有領域に新たに着信した共有情報の参照が指示されるとき、着信情報要求を通信サーバ装置20に送信する。通信制御部412は、着信情報要求に対する応答として通信サーバ装置20から情報共有領域に着信した共有情報を受信し、受信した共有情報を表示部450に表示させる。共有情報として、受取人の端末装置50においては受取照会情報が該当し、依頼人の端末装置40においては、集荷照会情報が該当する。
配送情報処理部414は、配送情報の取得、その他、物品の配送に関する処理を行う。配送情報処理部414は、例えば、ブラウザの機能を提供する。配送情報処理部414は、例えば、会員専用サービスへのログイン要求を情報処理装置10に送信し、その応答として会員認証画面データを受信する。配送情報処理部414は、受信した会員認証画面データに基づく会員認証画面を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて会員IDとパスワードが入力されるとき、入力された会員IDとパスワードを情報処理装置10に送信する。
配送情報処理部414は、情報処理装置10から配送受付画面データを受信し、受信した配送受付画面データに基づく配送受付画面を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて入力された物品情報を情報処理装置10に送信する。
配送情報処理部414は、情報処理装置10から受取人選択画面データを受信し、受信した受取人選択画面データに基づく受取人選択画面を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて受取人選択方式を選択する。配送情報処理部414は、選択した受取人選択方式を示す受取人選択方式情報を情報処理装置10に送信する。
受取人の端末装置50の配送情報処理部514は、操作入力部540から入力される操作信号で受取照会情報に含まれる参照先情報が指示されるとき、受取情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する。配送情報処理部514は、受取情報入力案内画面データ要求に対する応答として情報処理装置10から受取情報入力案内画面データを受信し、受信した受取情報入力案内画面データに基づく受取情報入力案内画面を表示部550に表示させる。配送情報処理部514は、操作入力部540から入力される操作信号に基づいて受取情報を入力し、入力された受取情報を情報処理装置10に送信する。
依頼人の端末装置40の配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号で集荷照会情報に含まれる参照先情報が指示されるとき、集荷情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する。配送情報処理部414は、集荷情報入力案内画面データ要求に対する応答として、情報処理装置10から集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力案内画面を受信する。配送情報処理部414は、受信した集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力画面を表示部450に表示させる。
配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて集荷情報を入力し、入力された集荷情報を情報処理装置10に送信する。
配送情報処理部414は、情報処理装置10から決済手段選択画面データを受信し、受信した決済手段選択画面データに基づく決済手段選択画面を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて決済手段情報を入力し、入力された決済手段情報を情報処理装置10に送信する。
配送情報処理部414は、配送情報管理部114からバーコードデータを受信し、自装置の記憶部に記憶する。
配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号でバーコードの表示が指示されるとき、記憶部430からバーコードデータを読み取り、読み取ったバーコードデータが示すバーコードを表示部450に表示させる。
配送情報処理部414は、情報処理装置10から発送受付通知を受信し、受信した発送受付通知を記憶部430に記憶する。通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、記憶部430から発送受付通知を読み出し、読み出した発送受付通知を表示部450に表示させる。
(配送情報処理)
次に説明する配送情報処理に基づく配送サービスの発見を容易にするため、情報処理装置10の所在を示すURLと本サービスに関する説明情報を配送サービスに関するキーワードと対応付けて検索サイトに予め登録しておいてもよい。また、本配送サービスの案内情報を配送サービスに関するキーワードと対応付けて検索サイトに予め登録しておいてもよい。また、地図サイトに本配送サービスの案内情報を予め登録しておいてもよい。地図サイトには、本配送サービスを提供する直営店や代理店の位置であるサービス拠点を予め登録しておいてもよい。サービス拠点には、物品を無人で集荷するための集荷ロッカーが含まれてもよい。地図サイトは、端末装置40からの地図情報要求を受信するとき、地図情報要求に伴って通知される端末装置40の位置を含む所定の大きさの範囲もしくは検索キーワードに対応する地点を含む所定の範囲の領域から位置を含む所定の範囲の領域を特定する。地図サイトは、配送業者のサービス拠点が含まれる領域内の地図情報が端末装置40から要求されるとき、その地図情報とともに案内情報を端末装置40に提供してもよい。
図16は、検索サイトから提供される検索結果を示す検索結果画面の表示例を示す。この表示例では、配送サービスに関するキーワードとして「荷物送る」が検索サイトに対する検索要求として用いられ、本サービスの案内情報と、情報処理装置10のURLが検索結果に含まれている。案内情報には、本サービスの利用のための2つのボタンが含まれている。文字列「送る荷物から設定する」が付されたボタンが操作に応じて指示されることで、端末装置40は、図15のステップS102の処理を開始する。文字列「送る荷物から設定する」が付されたボタンが操作に応じて指示されることで、端末装置40は、図15のステップS102の処理を開始する。文字列「荷物を出す場所から設定する」が付された案内ボタンが操作に応じて指示されることで、端末装置40は、図15のステップS128の処理を開始する。
図17は、地図サイトから提供される地図情報を示す案内地図画面の表示例では、配送業者の直営店(▲印)を含む領域の地図が表示されている。地図の下部には文字列「送る」が付されたボタンが表示されている。このボタンが操作に応じて指示されることで、端末装置40は、図15のステップS102の処理を開始する。
なお、会員専用サービスが、配送受付サービス以外にも他のサービスを含み、既に端末装置40からのログインが完了している場合には、端末装置40から配送受付要求を受信するときに、情報処理装置10は、図15のステップS106の処理を開始してもよい。
次に、本実施形態に係る配送情報処理の例について説明する。
図15は、本実施形態に係る配送情報処理の例を示すシーケンス図である。この例では、情報処理装置10がインターネットに接続されたウェブサーバであり、依頼人の会員情報が予め情報処理装置10に登録されている場合が仮定されている。
(ステップS102)端末装置40の配送情報処理部414は、会員専用サービスへのログイン要求を情報処理装置10に送信する。会員情報管理部112は、端末装置40からログイン要求を受信するとき、予め記憶部130に記憶された会員認証画面データを読み出し、読み出した会員認証画面データを端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から受信した会員認証画面データに基づく会員認証画面(ログイン画面)を表示部450に表示させる。配送情報処理部414には、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて会員IDとパスワードが入力される。配送情報処理部414は入力された会員IDとパスワードを情報処理装置10に送信する。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)情報処理装置10の会員情報管理部112は、記憶部130に記憶された会員情報にそれぞれ含まれる会員IDとパスワードと、端末装置40から受信した会員IDとパスワードとを照合する(ユーザ認証)。会員情報管理部112は、端末装置40から受信した会員IDとパスワードとが一致する会員IDとパスワードを含む会員情報が存在するとき、その会員IDに係る会員が正当な会員であると判定し、会員専用サービスの提供を許可する。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)情報処理装置10の配送情報管理部114は、個々の物品の配送に係る配送情報に関する参照先情報としてURLを生成し、生成したURLで指示される記憶部130の記憶領域を配送情報の記憶領域として確保する。確保した記憶領域には、配送情報の入力案内情報が格納されてもよい。
情報処理装置10の配送情報管理部114は、記憶部130に予め記憶された配送受付画面データを読み出し、読み出した配送受付画面データを端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から配送受付画面データを受信し、受信した配送受付画面データに基づく配送受付画面を表示部450に表示させる。配送受付画面には、物品情報入力画面(図18−図20)が含まれる。
また、配送情報管理部114は、記憶部130に記憶された会員情報から、依頼人の会員情報を抽出し、抽出した会員情報の個人情報を依頼人情報として参照先情報で指示される参照先に格納してもよい。依頼人情報には、依頼人の氏名、住所、電話番号およびメールアドレスが含まれる(図9)。なお、依頼人情報には、公開可否情報が含まれてもよい。公開可否情報については後述する。その後、ステップS108の処理に進む。
(ステップS108)端末装置40の配送情報処理部414には、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて物品情報が入力される。図18、図19、図20に示す表示例は、物品情報の要素として、それぞれ物品の種類、サイズ、品名を入力するための画面を表す。物品の種類には、例えば、通常の物品、旅行関連の物品、冷凍もしく冷蔵品などの区分がある。サイズには、例えば、大、中、小、コンパクトなどの区分がある。品名は、梱包される物品の名称である。品名として、配送上の取り扱いにおける注意事項もしくは注意を要する物品の総称を示す取扱情報が含まれてもよい。取扱情報として、例えば、精密機械、下積厳禁、ナマモノ、ワレモノ、天地無用などの情報が指示される。
端末装置40の配送情報処理部414は、入力を完了した物品情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した物品情報を参照先情報で指示される参照先に格納する。その後、ステップS110の処理に進む。
(ステップS110)情報処理装置10の配送情報管理部114は、記憶部130に予め記憶された受取人選択画面データを読み出し、読み出した受取人選択画面データを端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から受取人選択画面データを受信し、受信した受取人選択画面データに基づく受取人選択画面(図21)を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて受取人選択方式を選択する。図21の表示例では、受取人選択方式として、SNSサービスでのリクエスト、アドレス入力および直接入力のいずれかが選択可能である。配送情報処理部414は、選択した受取人選択方式を示す受取人選択方式情報を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した受取人選択方式情報に基づいて受取人を特定する。受取人選択方式としてSNSサービスでのリクエストが指示されるとき、配送情報管理部114は、通信サーバ装置20にユーザリストの端末装置40への送信要求を送信する。通信サーバ装置20のユーザ情報管理部212は、情報処理装置10からユーザリストの送信要求を受信するとき、端末装置40のユーザリストを記憶部230から読み出し、読み出したユーザリストを端末装置40に送信する。
端末装置40の通信制御部412は、通信サーバ装置20からユーザリストを受信するとき、受信したユーザリストに基づくユーザ選択画面を表示部450に表示させる。図22に例示されるように、ユーザ選択画面には、ユーザリストが示す登録ユーザを友達とし、個々のユーザ名とアイコンとを並列させ垂直方向に配置して構成される。但し、図22に示す例では、ユーザ本人のユーザ名「AA AD」もアイコンも並列させ、「プロフィール」とのタイトルをもって登録ユーザと区別して配置されている。通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、ユーザ選択画面に表示されたユーザリストの登録ユーザのいずれかを受取人として選択する。通信制御部412は、選択した受取人のユーザ名を示す受取人選択情報を情報処理装置10に送信する。ユーザ名は、必ずしも受取人の本名とは限られないため、この段階では、受取人の個人情報は必要とされない。その後、ステップS112の処理に進む。
(ステップS112)情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した受取人選択情報が示す受取人を特定し、依頼人の端末装置40と受取人の端末装置50間における情報共有を指示する情報共有開始要求を通信サーバ装置20に送信する。情報共有開始要求では、例えば、情報の共有先として受取人、依頼人、情報処理装置10それぞれの情報としてユーザIDをもって指示される。通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から情報共有開始要求の受信に応じて情報共有領域を生成する。通信サーバ装置20の通信制御部214は、生成した情報共有領域の所在を示す情報共有アドレスを生成し、生成した情報共有アドレスを情報共有領域生成通知に含めて情報処理装置10、端末装置40、50に送信する。
情報処理装置10の配送情報管理部114、端末装置40の通信制御部412および端末装置50の通信制御部512は、それぞれ通信サーバ装置20から情報共有領域生成通知を受信し、受信した情報共有領域生成通知から情報共有アドレスを抽出する。よって、情報共有アドレスで指示される情報共有領域を経由して情報処理装置10および端末装置40、50間で情報の共有が可能となる。その後、ステップS114の処理に進む。
(ステップS114)情報処理装置10の配送情報管理部114は、受取情報の入力を案内するための受取照会情報を取得し、端末装置50に送信可能とする。配送情報管理部114は、例えば、記憶部130に予め記憶された受取照会定型情報を読み出し、参照先情報を受取照会定型情報に含めて受取照会情報を生成する。受取照会定型情報は、受取情報の入力を案内するための定型文(テンプレート)を示す情報である。配送情報管理部114は、情報共有開始要求で通知された依頼人もしくは選択された受取人のユーザ名を特定し、特定したユーザ名を受取照会情報に加えてもよいし、端末装置40から取得された物品情報を受取照会情報に加えてもよい。配送情報管理部114は、取得した受取照会情報を情報共有アドレスで指定される通信サーバ装置20の情報共有領域に送信する。その後、ステップS116の処理に進む。
(ステップS116)通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から受取照会情報を受信するとき、受信した受取照会情報を情報共有アドレスで指定された記憶部230の情報共有領域に格納する。通信制御部214は、情報共有領域への新たな情報の受信を示す着信通知情報を端末装置50に送信する。端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20から着信通知情報を受信するとき着信通知を表示部550に表示させる。図23の下部に示すアイコンは、端末装置50の表示部550に情報共有サービスを示す。着信通知は、アイコン上に重ねて表示されている。着信通知に表された「1」の数字は、未参照の着信情報の件数を示す。その後、ステップS118の処理に進む。
(ステップS118)端末装置50の通信制御部512は、操作入力部540から入力される操作信号で着信した共有情報として受取照会情報の参照が指示されるとき、受取照会情報要求を通信サーバ装置20に送信する。受取照会情報の参照は、例えば、表示部550に表示させた情報共有サービスのアイコンに対する指示により指示される。受取照会情報要求は、情報共有アドレスで指示される情報共有領域に新たに格納された受取照会情報の要求を示す情報である。通信サーバ装置20の通信制御部214は、端末装置50から受取照会情報要求を受信するとき、受取照会情報要求で指示される情報共有アドレスに格納された受取照会情報を読み取る。通信制御部214は、読み取った受取照会情報を端末装置50に送信する。端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20から受取照会情報を受信し、受信した受取照会情報(図24)を表示部550に表示させる。
図24に示す例では、受取照会情報には、受取人への物品の送付の意思とサイズを示す「BBさんに大きなサイズの荷物を送ろうとしています」とのメッセージと、荷物の受取条件を示す受取情報の入力案内を示す「お手数ですが、URLより受取情報の入力をお願いします。」とのメッセージと、参照先情報を示すURLが含まれる。その後、ステップS120の処理に進む。
情報共有サービスによれば、端末装置40も通信サーバ装置20から着信通知情報を受信し、図24に例示される受取照会情報と同様の情報を含む受取照会情報を参照可能となる。なお、端末装置40の通信制御部412、端末装置50の通信制御部512は、それぞれ通信サーバ装置20から受取照会情報に係る参照履歴を受信し、受信した参照履歴に基づいて受取照会情報への参照の有無、参照したユーザのユーザ名を表示してもよい。これにより、依頼人は、受取人が受取照会情報を参照したか否かを確認することができる。
(ステップS120)端末装置50の配送情報処理部514は、操作入力部540から入力される操作信号で受取照会情報に含まれる参照先情報が指示されるとき、受取情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する。受取情報入力画面データ要求は、参照先情報が示す参照先に格納された入力案内情報として受取情報入力案内画面データの要求を示す情報である。情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置50から受信した受取情報入力案内画面データ要求から参照先情報を抽出し、参照先情報で指示される参照先から受取情報入力画面データを読み取る。配送情報管理部114は、読み取った受取情報入力画面データを端末装置50に送信する。
端末装置50の配送情報処理部514は、情報処理装置10から受取情報入力案内画面データを受信し、受信した受取情報入力案内画面データに基づく受取情報入力案内画面(図25)を表示部550に表示させる。配送情報処理部514は、操作入力部540から入力される操作信号に基づいて受取情報を入力する。図25に示す表示例は、受取情報の要素として、それぞれ受取場所の種別を設定するための画面を表す。図25に示す例では、受取場所として、操作信号により受取人の自宅と、営業所のいずれかが選択される。受取人の自宅が選択される場合には、さらに受取情報の詳細として、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、および受取日時を入力するための画面(図示せず)が表示される。配送情報処理部514は、受取場所として自宅を設定する。営業所が選択される場合には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、受取日時の他、さらに受取場所とする営業所を設定するための画面(図示せず)が表示される。図26は、受取情報入力確認画面の例を示す。受取情報入力確認画面は、受取情報入力画面に含まれる確認ボタンが操作信号で指示されるとき配送情報処理部514が表示させる画面である。図26に示す例では、確認ボタンの他、入力された受取情報の要素として、受取人の住所を構成する市区町村、番地、建物名、電話番号、メールアドレス、公開可否情報、受取日時を構成する受取希望日、受取希望時間帯が表示されている。公開可否情報については、後述する。配送情報処理部514は、操作信号で確認ボタンが指示されるとき、入力された受取情報を確定する。
なお、配送情報処理部514は、この時点において、受取情報入力完了画面(図27)を表示部550に表示させてもよい。受取情報入力完了画面には、受取情報を指定した旨の「受取情報を指定しました」とのメッセージと、物品の受取時の注意事項「荷物のお受取時のご注意」のメッセージが含まれる。
配送情報処理部514は、入力された受取情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置50から受信した受取情報を参照先情報で指示される参照先に格納する。その後、ステップS122の処理に進む。
(ステップS122)情報処理装置10の配送情報管理部114は、集荷情報の入力を案内するための集荷照会情報を取得し、端末装置40に送信可能とする。配送情報管理部114は、例えば、記憶部130に予め記憶された集荷照会定型情報を読み出し、参照先情報を集荷照会定型情報に含めて集荷照会情報を生成する。集荷照会定型情報は、集荷情報の入力を案内するための定型文を示す。配送情報管理部114は、受取人のユーザ名を集荷照会情報に加えてもよい。配送情報管理部114は、取得した集荷照会情報を情報共有アドレスで指定される通信サーバ装置20の情報共有領域に送信する。その後、ステップS124の処理に進む。
(ステップS124)通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から集荷照会情報を受信するとき、受信した集荷照会情報を情報共有アドレスで指定された記憶部230の情報共有領域に格納する。通信制御部214は、情報共有領域への新たな情報の受信を示す着信通知情報を端末装置40に送信する。端末装置40の通信制御部412は、通信サーバ装置20から着信通知情報を受信するとき着信通知(図28)を表示部450に表示させる。その後、ステップS126の処理に進む。
(ステップS126)端末装置40の通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号で着信した共有情報として集荷照会情報の参照が指示されるとき、集荷照会情報要求を通信サーバ装置20に送信する。集荷照会情報要求は、情報共有アドレスで指示される情報共有領域に新たに格納された集荷照会情報の要求を示す情報である。通信サーバ装置20の通信制御部214は、端末装置40から集荷照会情報要求を受信するとき、集荷照会情報要求で指示される情報共有アドレスに格納された集荷照会情報を読み取る。通信制御部214は、読み取った集荷照会情報を端末装置40に送信する。端末装置40の通信制御部412は、通信サーバ装置20から集荷照会情報を受信し、受信した集荷照会情報(図29)を表示部450に表示させる。
図29に示す例では、集荷照会情報には、受取情報の設定完了の旨の「希望日時と受取場所の設定が完了しました」とのメッセージと、集荷情報の入力案内、ひいては発送手続案内を示す「お手数ですが、URLより発送手続きの再開をお願いします。」とのメッセージと、参照先情報を示すURLが含まれる。その後、ステップS128の処理に進む。
情報共有サービスによれば、端末装置50も通信サーバ装置20から着信通知情報を受信し、図29に例示される集荷照会情報と同様の情報を含む集荷照会情報を参照可能となる。また、端末装置40の通信制御部412、端末装置50の通信制御部512は、それぞれ通信サーバ装置20から集荷照会情報に係る参照履歴を受信し、受信した参照履歴に基づいて集荷照会情報への参照の有無、参照したユーザのユーザ名を表示してもよい。
(ステップS128)端末装置40の配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号で集荷照会情報に含まれる参照先情報が指示されるとき、集荷情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する。集荷情報入力画面データ要求は、参照先情報が示す参照先に格納された入力案内情報として集荷情報入力案内画面データの要求を示す情報である。情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置50から受信した集荷情報入力案内画面データ要求に含まれる参照先情報で指示される参照先から集荷情報入力画面データを読み取る。配送情報管理部114は、読み取った集荷情報入力画面データを端末装置50に送信する。
端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力案内画面を受信し、受信した集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力画面(図30、図31)を表示部450に表示させる。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて集荷情報を入力する。集荷情報は、集荷場所と集荷日時を含む情報である(図11)。
図30は、集荷情報入力画面の第1例を示す。この画面は、主に発送方法の選択に用いられる。発送方法は、見方を変えれば集荷場所の種類に相当する。図30に示す例では、集荷場所の種類として直営店(直営店に持ち込む)、自宅もしくは依頼人の指定場所(集荷を依頼する)、宅配ロッカー(宅配ロッカーから発送する)、代理店、その他の店舗(その他の方法で発送する)が選択可能である。
図31は、集荷情報入力画面の第2例を示す。この画面は、地図情報表示欄と、直営店表示欄と、ボタンが表示される。直営店表示欄には、操作信号による指示に応じて直営店のリストを表示し、リスト上の直営店のいずれかを選択可能としている。地図情報表示欄には、選択された直営店の位置を含む領域の地図が表示される。地図上の直営店の表示位置には、直営店の名称、住所の情報が含まれる。ボタンには、「次へ」の文字列が表示され、操作信号でボタンが指示されるとき、配送情報処理部414は、表示された直営店を受取場所として特定する。
なお、配送情報処理部414は、この時点において、配送情報確認画面(図32)を表示部450に表示させてもよい。配送情報確認画面には、設定された物品情報、受取情報および集荷情報と、それらの内容の確認の案内を示す「以下の内容でよろしいですか?」とのメッセージと、「確認」ボタンおよび「再設定」ボタンが含まれる。「確認」ボタンが操作信号で指示されるとき、配送情報処理部414は、既に設定された物品情報、受取情報および集荷情報を確定する。その後、ステップS130の処理に進む。
「再設定ボタン」が操作信号で指示されるとき、配送情報処理部414は、既に設定された物品情報、受取情報および集荷情報のいずれかを編集可能とする。配送情報処理部414は、例えば、ステップS108に戻る、または、上記の集荷情報入力画面(図30、図31)を表示部450に表示させる処理に戻ってもよい。
(ステップS130)決済処理部116は、参照先情報で指示される参照先に格納された物品情報、受取情報および集荷情報を読み出す。決済処理部116は、物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて配送料金を計算する。決済処理部116は、配送料金の計算の際、例えば、記憶部130に予め記憶した料金データを参照する。料金データでは、物品の種類とサイズごとに、集荷地域と発送先地域の各組について配送料金が設定されている(図13)。決済処理部116は、料金データに基づいて物品の種類、サイズ、集荷地域および発送先地域に対応する配送料金を特定することができる。ここで、決済処理部116は、物品情報から物品の種類とサイズを特定する。決済処理部116は、記憶部130に予め記憶した地域対応データ(図示せず)を参照して、集荷情報から集荷地域を特定し、受取情報から発送先地域を特定することができる。地域対応データは、集荷地域もしくは発送先地域の候補となる地域ごとに、その地域に属する地域名もしくは郵便番号を示すデータである。地域名として、例えば、都道府県名、市町村名などが用いられる。集荷情報には集荷場所(図11)を示す都道府県名と市町村名もしくは郵便番号が含まれる。受取情報には受取場所(図10)を示す都道府県名と市町村名もしくは郵便番号が含まれる。決済処理部116は、算出した配送料金を示す配送料金情報を配送情報管理部114に出力する。
配送情報管理部114は、記憶部130に予め記憶された決済手段選択画面データを読み出し、読み出した決済手段選択画面データを端末装置40に送信する。配送情報管理部114は、決済処理部116から入力された配送料金情報を決済手段選択画面データに含めてもよい。
端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から決済手段選択画面データを受信し、受信した決済手段選択画面データに基づく決済手段選択画面(図33)を表示部450に表示させる。図33に示す例では、決済手段選択画面には、概算配送料金(お支払い金額目安)、ラジオボタンおよび確認ボタンが表されている。ラジオボタンは、選択可能とする決済手段として、カード決済、キャリア決済、現金決済(店頭もしくはセールスドライバーに支払う)および着払いのそれぞれについて設けられている。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて指示されたラジオボタンに対応する決済手段を特定する。図33に示す例では、カード決済が選択されている。確認ボタンは、操作信号で指示されるとき決済手段詳細設定画面の表示を指示するためのボタンである。確認ボタンは、カード決済が選択されるときに表示され、他の決済手段が選択される場合や、決済手段が選択されていないときに表示されなくてもよい。図34は、決済手段詳細設定画面の表示例を示す。決済手段詳細設定画面上で、配送情報処理部414は、操作信号に基づいてクレジットカード番号および依頼人情報(氏名、メールアドレス、電話番号)を設定可能である。また、図34に示す例では、配送情報処理部414は、予め登録された依頼人の生体情報の例として、指紋の入力が可能である。入力された生体情報は、依頼人の認証情報として用いられる。決済サーバが、生体情報に基づいてクレジットカード番号と依頼人情報を特定できる場合には、クレジットカード番号と依頼人情報の設定が省略されてもよい。
端末装置40は、入力された決済手段情報を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した決済手段情報を記憶部130の参照先領域に記憶する。その後、ステップS132の処理に進む。
(ステップS132)情報処理装置10の決済処理部116は、配送情報管理部114が受信した決済手段情報で指示される決済手段を特定する。決済処理部116は、特定した決済手段がカード決済である場合には、予め登録された決済業者の決済サーバ装置(図示せず)に仮決済依頼情報を送信する。決済処理部116は、決済サーバ装置を特定するために、例えば、決済業者を示す決済業者識別コードと決済サーバ装置のアドレスを示す決済サーバデータを予め設定しておいてもよい。決済処理部116は、決済手段情報からクレジットカード番号の一部の桁(例えば、16桁の番号のうち上4桁)を決済業者識別コードとして抽出し、決済サーバデータを参照して、抽出した決済業者識別コードに対応する決済サーバ装置のアドレスを特定することができる。
また、決済処理部116は、特定した決済手段がキャリア決済である場合には、予め登録された通信事業者の決済サーバ装置(図示せず)に配送料金に対する仮決済依頼情報を送信してもよい(仮決済依頼)。決済処理部116は、仮決済依頼情報に対する応答として仮決済確認情報を決済サーバ装置から受信し、受信した仮決済確認情報を決済状況情報として記憶部130の参照先領域に記憶する。仮決済確認情報には、配送料金に対する与信の有無を示す情報が含まれる。
なお、決済処理部116は、特定した決済手段が店頭支払、集荷員支払いもしくは着払いである場合には、配送料金と未収納を示す決済状況情報を記憶部130の参照先領域に記憶すればよく、仮決済依頼を行わなくてもよい。決済手段情報と決済状況情報は、それぞれ決済情報の一部を構成する。その後、ステップS134の処理に進む。
(ステップS134)情報処理装置10の配送情報管理部114は、依頼人からの物品の配送に係る受付番号を生成する。受付番号は、個々の物品の配送を示す識別情報である。配送情報管理部114は、例えば、生成した受付番号を示す所定の規格のバーコードを示すバーコードデータを生成する。また、配送情報管理部114は、生成した受付番号を記憶部130の参照先領域に記憶する。バーコードの規格は、例えば、JIS X 0502、 JIS X 0503などに規定された一次元コード、JEIDA−55、JIS X 0510などに規定された二次元コード、などのいずれであってもよい。
配送情報管理部114は、生成したバーコードデータを端末装置40に送信する(バーコード発行)。端末装置40は、配送情報管理部114からバーコードデータを受信し、自装置の記憶部に記憶する。その後、ステップS136の処理に進む。
(ステップS136)発送処理装置30の配送情報処理部312は、読取部360を用いて端末装置40に表示されたバーコードを示すバーコードデータを読み取る。ここで、依頼人は、指定した集荷場所において端末装置40を持参する。端末装置40の配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号でバーコードの表示が指示されるとき、記憶部430からバーコードデータを読み取る。配送情報処理部414は、読み取ったバーコードデータが示すバーコードを表示部450に表示させる。図35は、バーコードの表示例を示す。図35の上部には、受付番号として「000120 019625」を示す一次元バーコードが表示されている。この例では、バーコードの下部に受付番号が算用数字で併記されている。読取部360が光学式スキャナである場合には、配送情報処理部312がより確実にバーコードを読み取れるように、依頼人は表示部450を発送処理装置30に向けながら接近させる。その後、ステップS138の処理に進む。
(ステップS138)発送処理装置30の配送情報処理部312は、読み取ったバーコードデータを所定の変換方式を用いて受付番号に変換する。変換方式は、バーコードの規格に対応する変換方式であればよい。配送情報処理部312は、取得した受付番号に対応する配送情報の要求を示す配送情報要求を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10の配送情報管理部114は、発送処理装置30から配送情報要求を受信するとき、受信した配送情報要求が示す受付番号を有する配送情報を記憶部130から読み出す。配送情報管理部114は、読み出した配送情報を発送処理装置30に送信する。発送処理装置30の配送情報処理部312は、情報処理装置10から配送情報を受信し、受信した配送情報を発送処理部314に出力する。その後、ステップS140の処理に進む。
(ステップS140)発送処理装置30の発送処理部314は、配送情報処理部312から入力される配送情報の一部として、例えば、物品情報を表示部350に表示させる。これにより、発送処理装置30を用いる集荷員は、表示された配送情報を確認することができる。図36は、物品情報確認画面の表示例を示す。物品情報確認画面には、受付番号(お客様番号)、物品情報の要素であるサイズおよび「OK」ボタンが表されている。サイズは、60、80、100、120、140、160、コンパクトサイズのうち、いずれかのサイズを操作信号で選択可能であり、背景を塗りつぶし、白抜きで表された文字が該当するサイズを示す。数値が大きいほど、サイズが大きいことを示す。また、コンパクトサイズは、サイズ60よりも小さいサイズである。図36の例では、「60」が該当するサイズである。このとき、集荷員は、集荷場所に持ち込まれた物品の特性としてサイズを査定する。査定したサイズがもとのサイズと異なる場合には、操作により査定後の物品の特性を示す物品情報を発送処理部314に入力する。ここで、発送処理部314は、情報処理装置10から取得した配送情報に含まれるもとのサイズから、操作入力部340から入力される操作信号で指示されるサイズに変更が生じる場合、仮更新後の物品情報変更後のサイズを表示部350に表示させる。発送処理部314は、その他の要素、例えば、物品の種類、品名など配送料金や物品の取り扱いに依存する項目についても変更可能にしてもよい。その後、ステップS142の処理に進む。
(ステップS142)発送処理部314は、操作入力部340から入力される操作信号で配送情報の確認が指示されるとき配送情報(サイズ)を確定する。図36の例では、操作信号で「OK」ボタンが指示されるとき、配送情報が確定される。発送処理部314は、個々の物品の配送を識別するための伝票番号を生成し、生成した伝票番号を示す配送情報確認通知を情報処理装置10に送信する。もとの配送情報から変更が生じた要素が存在する場合には、発送処理部314は、もとの要素を消去し、変更後の要素を示す変更情報を配送情報確認通知に含める。
その後、発送処理装置30は、ステップS144の処理に進む。情報処理装置10は、ステップS146の処理に進む。
(ステップS144)発送処理装置30の発送処理部314は、確定した物品情報に基づいて所定の形式の配送伝票を示す伝票データを生成し、生成した伝票データに基づく配送伝票を印刷部370に印刷させる。配送伝票には、典型的には伝票番号、受取情報、依頼人(ご依頼主)の氏名、住所、電話番号、受取人(お届け先)の氏名、住所、電話番号などが含まれる。図37に示す例では、さらに品名、取扱情報、受取日時(お届け希望日時)、仕分けコード、航空搭載の有無、冷蔵の要否などが含まれる。また、発送処理部314は、所定の形式の受領証と領収証の一方又は両方を印刷部370に印刷させてもよい。図38に例示される受領証drには、「宅配便1件」の文字列と伝票番号が表される。受領証drには、依頼人の氏名、物品の品名、取り扱いなどがさらに表示されてもよい。図38に例示される領収証prには、「宅配便1件」の文字列、伝票番号および配送料金(合計金額)が表される。領収証prには、依頼人の氏名、受付日時などがさらに表示されてもよい。
(ステップS146)情報処理装置10の配送情報管理部114と決済処理部116は、発送処理装置30から配送情報確認通知を受信する。配送情報管理部114は、配送情報確認通知に含まれる伝票番号を記憶部130の参照先領域に格納することで、配送情報に含める。配送情報確認通知が物品情報の変更情報を含む場合には、配送情報管理部114は、記憶部130に記憶されたもとの物品情報を、受信した変更情報に置き換える。
決済処理部116は、決済状況情報に仮決済確認情報が含まれる場合には、次に説明する処理を行う。配送情報確認通知が配送情報の変更情報を含む場合には、決済処理部116は、記憶部130に記憶され、更新された物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて配送料金を再計算する。配送情報確認通知が配送情報の変更情報を含まない場合には、決済処理部116は、配送料金の再計算を行わずに、既に計算した配送料金をそのまま確定する。
決済処理部116は、決済手段情報で指示される決済手段を特定する。決済処理部116は、特定した決済手段がカード決済である場合には、予め登録された決済業者の決済サーバ装置(図示せず)に本決済依頼情報を送信する。決済処理部116は、特定した決済手段がキャリア決済である場合には、予め登録された通信事業者の決済サーバ装置(図示せず)に配送料金に対する本決済依頼情報を送信する(本決済依頼)。本決済依頼情報は、依頼人が負担する配送料金の決済依頼を示す情報である。決済処理部116は、本決済依頼情報に対する応答として本決済確認情報を決済サーバ装置から受信し、受信した本決済確認情報を決済状況情報として記憶部130の参照先領域に記憶する。本決済確認情報には、配送料金に対する決済済みを示す情報が含まれる。なお、決済処理部116は、特定した決済手段が着払いである場合、または、決済状況情報が決済済みを示す場合には、本決済依頼を行わなくてもよい。その後、ステップS148の処理に進む。
(ステップS148)情報処理装置10の配送情報管理部114は、物品の発送受付を示す発送受付通知を端末装置40に送信する。配送情報管理部114は、例えば、電子メールで発送受付通知を送信する。発送受付通知には、例えば、受付番号、受付日時などの情報が含まれる。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から発送受付通知を受信し、受信した発送受付通知を記憶部430に記憶する。端末装置40の通信制御部412は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、記憶部430から発送受付通知を読み出し、読み出した発送受付通知を表示部450に表示させる。その後、図15に示す処理を終了する。
(変形例)
なお、上記のステップS136の説明は、集荷員が配送業者の直営店、その他の集荷場所において専用の発送処理装置30が、集荷員の操作に応じて端末装置40からバーコードデータを受信する場合を例にしたが、これには限られない。
発送処理装置30は、自装置から所定の範囲内に進入した他の機器を検出する検出部(図示せず)を備える。検出部は、例えば、赤外線型の近接センサ、電磁波型の近接センサ、などのいずれの検出原理が採用されてもよい。発送処理装置30の発送処理部314は、検出部が端末装置40の接近を検出するとき、読取部360に端末装置40の表示部450に表示されたバーコードを示すバーコードデータを読み取らせてもよい。これにより、発送処理装置30が無人の集荷ロッカーに設置されている場合でも、配送情報を取得するための手がかりが得られる。
また、発送処理装置30が代理店に設置された登録装置(例えば、POSレジスタ、図示せず)である場合には、配送料金の収納を処理する際、端末装置40の表示部450に表示されたバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを表す受付票を印刷してもよい。
代理店に設置された情報端末装置(例えば、Multimedia Kiosk(MMK)(登録商標)、図示せず)が、依頼人もしくは店員の操作に応じて、端末装置40の表示部450に表示されたバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを表す受付票を印刷してもよい。
その後、発送処理装置30の発送処理部314が受付票に表されたバーコードを示すバーコードデータを読み取ってもよい。
集荷の際、予め発送伝票の台紙smが準備されている場合には(図39)、ステップS136において、発送処理装置30の配送情報処理部312は、読取部360に端末装置40に表示されたバーコードを読み取らせ、読み取ったバーコードを示すバーコードデータを読取部360から取得する。また、配送情報処理部312は、読取部360に台紙smに表示されている台紙受付番号を示すバーコードをさらに読み取らせてもよい。配送情報処理部312は、読み取ったバーコードを示すバーコードデータから台紙受付番号に変換し、既に取得した受付番号と対応付けて記憶部330に記憶する。これにより、台紙受付番号と対応付けて予め取得した他の情報とを対応付けることができる。
決済手段情報が店頭支払いもしくは集荷員支払いを示す場合、または決済状況情報が未収納を示す場合には、ステップS142において、発送処理部314は、決済状況情報を表示部350に表示してもよい。また、仮更新後の物品情報を取得した場合には、発送処理部314は、仮更新後の物品情報、受取情報および集荷情報に基づいて、配送料金を再計算してもよい。発送処理部314は、配送料金の再計算において、予め記憶部330に記憶させておいた予め記憶した料金データを参照する。発送処理部314は、再計算した配送料金をもとの配送料金に代えて表示部350に表示する。集荷員が配送料金を収納したとき、収納済を発送処理部314に指示する。このとき、発送処理部314は、もとの決済状況情報を、操作入力部340から入力される操作信号で収納済を示す収納状況情報に更新する。収納済みを示す収納状況情報に更新されていない場合には、発送処理部314は、操作信号で指示される配送情報の確定を棄却し、配送情報の確定を行わなくてもよい。
ステップS110において受取人選択方式としてアドレス帳入力が指示されるとき、情報処理装置10の配送情報管理部114は、予め記憶部130に記憶した依頼人のアドレス帳データを読み出す。アドレス帳データは、受取人の候補となるユーザごとのアドレス情報が含まれる。アドレス情報としてユーザの氏名、住所、電話番号およびメールアドレスが含まれる。配送情報管理部114は、アドレス帳データに基づいて受取人選択画面データを生成し、生成した受取人選択画面データを端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から受取人選択画面データを受信し、受信した受取人選択画面データを表示部450に表示させる。受取人選択画面には、アドレス帳データに登録されたユーザの氏名が表示される。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、受取人選択画面に表示されたユーザのいずれかを受取人として選択する。配送情報処理部414は、選択した受取人の個人情報として指名、住所、電話番号およびメールアドレスをアドレス帳データから抽出し、受取人情報として情報処理装置10に送信する。その後、情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した受取人情報を受取情報として参照先情報で指示される参照先に格納する。
その後、情報処理装置10の配送情報管理部114は、ステップS128の処理に進み、端末装置40から集荷情報の入力を案内する。より具体的には、情報処理装置10の配送情報管理部114は、参照先情報で指示される参照先から集荷情報入力画面データを読み取り、読み取った集荷情報入力画面データを端末装置50に送信する。
端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力案内画面を受信し、受信した集荷情報入力案内画面データに基づく集荷情報入力画面を表示部450に表示させる。
ステップS110において受取人選択方式として直接入力が指示されるとき、情報処理装置10の配送情報管理部114は、予め記憶部130に記憶した受取情報入力画面データを読み出す。配送情報管理部114は、読み出した受取情報入力画面データを端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414は、情報処理装置10から受取情報入力画面データを受信し、受信した受取情報入力画面データが示す受取情報入力画面を表示部450に表示させる。受取情報入力画面には、受取情報として受取人の氏名、住所、電話番号およびメールアドレスの入力欄が表示される。配送情報処理部414は、操作入力部440から入力される操作信号に基づいて、受取情報を設定し、設定した受取情報を情報処理装置10に送信する。その後、情報処理装置10の配送情報管理部114は、ステップS128の処理に進み、端末装置40から集荷情報の入力を案内する。
なお、ステップS134において、情報処理装置10の配送情報管理部114は、受付番号に代えて、その物品の配送に係る配送情報を示す所定の規格のバーコードデータを生成してもよい。配送情報を示すバーコードの規格として、一次元コードよりも多くの情報を表現できる二次元コードの規格が用いられてもよい。ステップS138において発送処理装置30の配送情報処理部312は、端末装置40から読み取ったバーコードデータを配送情報に変換する。これにより、配送情報処理部312は、受付番号に対応する配送情報を情報処理装置10に要求し、取得する処理を省略することができる。
なお、ステップS130では、端末装置40の配送情報処理部414が、操作信号に基づいて入力された決済手段情報を情報処理装置10に送信する場合を例にしたが、これには限られない。
例えば、決済手段情報には、依頼人と受取人との配送料金の負担に関する負担情報が含まれてもよい。負担情報は、例えば、依頼人の負担、受取人の負担、依頼人と受取人との折半などのいずれかが指定可能であってもよい。例えば、ステップS106において、情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40に送信する配送受付画面データに負担情報の入力案内情報を含めてもよい。これにより、端末装置40の配送情報処理部414は、操作信号に基づいて負担情報を設定することができる。
負担情報として、受取人の負担もしくは折半が設定される場合には、例えば、ステップS120において、情報処理装置10の配送情報管理部114は、受取情報入力案内画面データに受取人による負担の可否を照会するための負担照会情報を含めてもよい。端末装置50の配送情報処理部514は、操作信号に基づいて負担の可否を示す負担可否情報を設定し、設定した負担可否情報を受取情報に含めて情報処理装置10に送信することができる。
負担情報として受取人の負担が設定され、かつ、負担可を示す負担可否情報を端末装置50から受信するとき、情報処理装置10の配送情報管理部114は、ステップS130において、決済手段情報の入力を案内するための決済手段照会情報を生成し、通信サーバ装置20の情報共有領域に送信してもよい。決済手段照会情報にも、参照先情報を示すURLを含めておく。通信サーバ装置20の通信制御部214は、着信通知情報を端末装置50に送信し、端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20からの着信通知情報に応じて着信通知を表示部550に表示させる。通信制御部512は、操作信号で決済手段照会情報の参照が指示されるとき、決済手段照会情報要求を通信サーバ装置20に送信する。通信サーバ装置20の通信制御部214は、端末装置50から決済手段照会情報要求を受信するとき、決済手段照会情報を読み取り、読み取った受取手段照会情報を端末装置50に送信する。端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20から決済手段照会情報を受信し、受信した決済手段照会情報を表示部550に表示させる。そして、端末装置50の配送情報処理部514は、操作信号で参照先情報が指示されるとき、決済手段選択画面データ要求を情報処理装置10に送信する。そして、情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置50から決済手段選択画面データ要求を受信するとき、決済手段選択画面データを端末装置50に送信する。
端末装置50の配送情報処理部514は、情報処理装置10から受信した決済手段選択画面データに基づく決済手段選択画面を表示部550に表示させる。配送情報処理部514は、操作信号に基づいて決済手段情報を入力し、入力した決済手段情報を情報処理装置10に送信する。そして、情報処理装置10の決済処理部116は、端末装置50から配送情報管理部114が受信した決済手段情報に基づいて、ステップS132に示す処理と、ステップS146に示す処理とを実行してもよい。
また、負担情報として折半が設定され、かつ、負担可を示す負担可否情報を端末装置50から受信するとき、ステップS130において、決済手段選択画面データを端末装置40に送信し、かつ、上述のように決済手段照会情報を生成し、通信サーバ装置20の情報共有領域に送信すればよい。
情報処理装置10の決済処理部116は、端末装置40と端末装置50のそれぞれから配送情報管理部114が受信した決済手段情報に基づいて、ステップS132に示す処理と、ステップS146に示す処理とを実行してもよい。但し、決済処理部116は、算出した配送料金を等分して得られる金額を決済金額として、ステップS132に示す処理と、ステップS146に示す処理に用いる。
また、情報処理装置10の配送情報管理部114は、負担情報として受取人の負担もしくは折半が設定され、かつ、負担否を示す負担可否情報を端末装置50から受信するとき、ステップS120以降の処理を停止する。
なお、ステップS114において、情報処理装置10の配送情報管理部114が生成する受取照会情報には、少なくとも参照先情報を示すURLを含めておけば、受取人に対して受取情報の入力を案内することができる。ステップS116において、通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から受信した受取照会情報を端末装置50に着信通知情報に含めて送信してもよい。ステップS118において、端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20から受信した受取照会情報を表示部550に表示させずに、受取情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する処理(ステップS120)に進めてもよい。これにより、受取人は着信通知に対して操作により受取照会情報の参照を指示し、参照先情報を指示する操作を行わずに、受取情報入力画面による受取情報の入力を進めることができる。
ステップS122において、情報処理装置10の配送情報管理部114が生成する集荷照会情報にも、少なくとも参照先情報を示すURLを含めておけば、集荷情報の入力を案内することができる。ステップS124において、通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から受信した集荷照会情報を端末装置40に着信通知情報に含めて送信してもよい。
端末装置40の通信制御部412は、通信サーバ装置20から受信した集荷照会情報を表示部350に表示させずに、集荷情報入力案内画面データ要求を情報処理装置10に送信する処理(ステップS128)に進めてもよい。これにより、依頼人は着信通知に対して操作により集荷照会情報の参照を指示し、参照先情報を指示する操作を行わずに、集荷情報入力画面による集荷情報の入力を進めることができる。
また、通信サーバ装置20の通信制御部214は、情報処理装置10から決済手段照会情報を受信するとき、受信した決済手段照会情報を端末装置50に着信通知情報に含めて送信してもよい。端末装置50の通信制御部512は、通信サーバ装置20から受信した決済手段照会情報を表示部550に表示させずに、決済手段選択画面データ要求を情報処理装置10に送信してもよい。これにより、受取人は着信通知に対して操作により決済手段照会情報の参照を指示し、参照先情報を指示する操作を行わずに、決定手段選択画面による決済手段選択情報の入力を進めることができる。
なお、通信サーバ装置20の通信制御部214が、情報処理装置10から受信した受取照会情報もしくは集荷照会情報などの情報を着信通知情報に含めて端末装置50もしくは端末装置40に送信する場合には、情報共有領域を必ずしも要しない。その場合には、ステップS112において、通信サーバ装置20の通信制御部214は、通信共有領域を生成する処理、情報共有アドレスを生成する処理、生成した情報共有アドレスを情報処理装置10、端末装置40、50に送信する処理を省略することができる。
(個人情報の非公開)
上記のように、端末装置50から取得される受取情報には、公開可否情報が含まれてもよい。受取情報に含まれる公開可否情報は、受取人情報の公開の可否を示す情報である。以下の説明では、この公開可否情報を第1公開可否情報と呼ぶ。情報処理装置10の配送情報管理部114は、第1公開可否情報が公開可を示すとき、端末装置40からの受取情報の参照要求の受信に応じて、受取人情報を削除せずに含めたまま受取情報を端末装置40に送信する。配送情報管理部114は、第1公開可否情報が公開否を示すとき、端末装置40からの受取情報の参照要求の受信に応じて、受取情報から受取人情報を削除してから端末装置40に送信する。端末装置40の配送情報処理部414が情報処理装置10に受取情報もしくは受取情報を含む配送情報の参照要求を送信する時期は、例えば、ステップS128における集荷情報入力案内画面データ要求時、配送情報確認画面(図32)の表示前などである。
これにより、受取人は、自己の個人情報である受取人情報について公開否を設定することで、依頼人に対して秘匿(非公開)することができる。
また、端末装置40から取得される依頼人情報には、公開可否情報が含まれてもよい。
依頼人情報に含まれる公開可否情報は、依頼人情報の公開の可否を示す情報である。以下の説明では、この公開可否情報を第2公開可否情報と呼ぶ。配送情報管理部114は、第2公開可否情報が公開可を示すとき、端末装置50からの依頼人情報の参照要求の受信に応じて、依頼人情報を削除せずに含めたまま依頼人情報を端末装置50に送信する。配送情報管理部114は、第2公開可否情報が公開否を示すとき、端末装置50からの配送情報の参照要求の受信に応じて、配送情報から受取人情報を削除してから端末装置50に送信する。端末装置50の配送情報処理部514が、情報処理装置10に依頼人情報もしくは依頼人情報を含む配送情報の参照要求を送信する時期は、例えば、ステップS120における、受取情報入力案内画面データ要求時、受取情報入力完了画面(図27)の表示前などである。
これにより、依頼人は、自己の個人情報である依頼人情報について公開否を設定することで、受取人に対して秘匿することができる。
本願では、受取人情報の「秘匿」とは、受取人情報をそのままの状態では(例えば、機器の機能を用いずに)、依頼人ならびに第三者に対して視認できない状態にすることを含む。同様に、依頼人情報の「秘匿」とは、依頼人情報をそのままの状態では、受取人ならびに第三者に対して視認できない状態にすることを含む。但し、「秘匿」にあたり、配送サービスを担う集荷員、配達員などの担当者が受取人情報もしくは依頼人情報を参照することまでは制限されない。
そこで、発送処理装置30の発送処理部314は、受取人情報を所定の規則に従って人間が視認できない形式に変換し、変換した形式で受取人情報を表す証票(例えば、発送伝票)を印刷部370に印刷させてもよい。
また、発送処理装置30の発送処理部314は、依頼人情報を所定の規則に従って人間が視認できない形式に変換し、変換した形式で依頼人情報を表す証票を印刷部370に印刷させてもよい。
視認できない形式として、もとの情報を表現もしくは対応付けられる構成要素(例えば、ビット列)の配列を疑似的にランダム化(スクランブル)した形式、例えば、所定の規格に順じたバーコードが利用可能である。例えば、図37に示す配送伝票において、依頼人の住所、氏名および電話番号に代えて、それらを示す2次元バーコードが印刷されてもよい。また、配送伝票において、受取人の住所、氏名および電話番号に代えて、それらを示す2次元バーコードが印刷されてもよい。また、図38に示す受領証もしくは領収書には、受取人の住所、氏名および電話番号に代えて、それらを示す2次元バーコードが印刷されてもよい。発送処理装置30その他の機器は、情報の変換規則が既知である2次元バーコードを読み取り、読み取った2次元バーコードを逆変換することで、もとの受取人情報もしくは依頼人情報を復元することができる。そのため、担当者は、復元した受取人情報もしくは依頼人情報を認識することができる。但し、発送処理部314は、受取人情報もしくは依頼人情報に基づく2次元バーコードには、図37、図39に例示されるバーコードとは異なり、もとの受取人情報もしくは依頼人情報を併記しない。もっとも、発送処理部314は、もとの受取人情報に含まれる受取人の氏名に代えて受取人のユーザ名を併記してもよいし、もとの依頼人情報の依頼人の氏名に代えて依頼人のユーザ名を併記してもよい。受取人のユーザ名、依頼人のユーザ名として、通信サーバ装置20に予め登録されたユーザリストに含まれるユーザ名が利用可能である。そこで、情報処理装置10の配送情報管理部114は、端末装置40から受信した受取人選択情報(ステップS110)で指示される受取人のユーザ名を受取人情報に含めておいてもよい。また、配送情報管理部114は、通信サーバ装置20に送信したユーザリストの送信要求(ステップS110)に対する応答として、通信サーバ装置20のユーザ情報管理部212から依頼人のユーザ名を含む送信要求応答情報を受信してもよい。ユーザ情報管理部212は、依頼人のユーザリストから依頼人のユーザ名を抽出し、抽出したユーザ名を送信要求応答情報に含めて情報処理装置10に送信する。
(配送料金の調整)
情報処理装置10の決済処理部116は、設定された配送情報に基づいて付加サービスのサービス種別を判定し、予め記憶部130に記憶しておいた料金調整データを参照して、判定したサービス種別に対応する調整額を特定してもよい。付加サービスとは、物品の配送に付随して提供されるサービスを意味する。料金調整データには、サービス種別ごとの調整額を示す情報が含まれる(図14)。そして、情報処理装置10の決済処理部116は、物品の種類、サイズ、集荷地域および発送先地域に基づいて算出した配送料金(以下、基準配送料金と呼ぶ)を、特定した調整額に基づいて調整する。
一例として、決済処理部116は、それぞれ設定された配送情報に公開否を示す第1公開可否情報、公開否を示す第2公開可否情報を含むことをもって、それぞれ該当する付加サービスのサービス種別を受取人情報の非公開、依頼人情報の非公開と判定することができる。決済処理部116は、料金調整データを参照することによって依頼人情報非公開に対応する調整額を特定することができる。決済処理部116は、例えば、ステップS132における仮決済、ステップS146における本決済において、基準配送料金に調整額を加算して得られる配送料金を用いる。よって、配送事業者は調整額を個人情報の秘匿に対する対価として依頼人もしくは受取人から徴収することができる。
なお、決済処理部116は、受取人情報の非公開、依頼人情報の非公開のそれぞれについて配送料金の加算を行ってもよい。その場合、決済処理部116は、公開否を示す第1公開可否情報と、公開否を示す第2公開可否情報とで、配送料金の調整の要否もしくは調整額が異なっていてもよい。
料金調整データのサービス種別には、例えば、受取人情報非公開と依頼人情報非公開に代え、個人情報非公開が含まれてもよい。配送情報に公開否を示す第2公開可否情報または公開否を示す第1公開可否情報が含まれるとき、決済処理部116は、料金調整データを参照して個人情報非公開に対応する調整額を特定することができる。
料金調整データには、その他のサービス種別、例えば、店頭持込割引、集荷ロッカー集荷割引、店頭受取割引、着荷ロッカー割引、着払い、冷蔵サービス、冷凍サービス、資材サービス、代金引換サービスなどが含まれてもよい。資材サービスは、物品を梱包するための資材、例えば、段ボール箱の提供などである。代金引換サービスは、依頼人が物品として発送する物品の提供する代金を、受取人に配送料金とともに請求し、依頼人に代金を支払うサービスである。料金調整データには、代金引換サービスの調整額として手数料が設定されていてもよい。割引サービスに対する調整額として、負の金額を予め設定しておけばよい。
決済処理部116は、前述の集荷情報に基づいて店頭持込割引または集荷ロッカー集荷割引の該当の有無を特定することができる。決済処理部116は、受取情報に基づいて店頭受取割引または着荷ロッカー割引の該当の有無を、決済情報に基づいて着払いの該当の有無を特定することができる。決済処理部116は、受取情報に基づいて店頭受取割引または着荷ロッカー割引の該当の有無を、決済情報に基づいて着払いの該当の有無を特定することができる。決済処理部116は、物品情報に基づいて冷蔵サービスまたは冷凍サービスの該当の有無、資材サービスの要否、代金引換サービスの要否を特定することができる。資材サービスの要否を入力するために、上述の物品情報入力画面には、資材サービスの要否の入力欄が含まれていてもよい。代金引換サービスの要否を入力するため、上述の物品情報入力画面には、資材サービスの要否の入力欄と物品の代金の入力欄が含まれていてもよい。また、配送情報管理部114は、負担情報として受取人負担が設定される場合に限り、物品情報入力画面には、資材サービスの要否の入力欄と物品の代金の入力欄が含めてもよい。決済処理部116は、基準配送料金と該当するサービス種別ごとの調整額の総額を配送料金として算出し、決済金額として仮決済依頼もしくは本決済依頼に用いる。付加サービスに代金引換サービスを伴う場合には、決済処理部116は、配送料金にさらに物品の代金を加えた金額を、決済金額として仮決済依頼もしくは本決済依頼に用いる。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報処理装置10は、配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置(例えば、端末装置40)から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にし、前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置(例えば、端末装置50)に送信可能にし、前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする。
この構成によれば、第1端末装置のユーザである依頼人は、予め登録された登録ユーザのいずれかを物品の受取人として選択することで、物品の集荷情報を取得することができる。受取人の集荷情報を知らない場合でも、予め調べる必要や自ら入力する必要がなくなる。そのため、依頼人における物品の発送に係る作業の負担が軽減される。
また、配送情報管理部114は、前記物品情報を受信するとき、前記ユーザリストが設定された通信装置(例えば、通信サーバ装置20)に対して当該ユーザリストを送信させ、前記選択情報を受信するとき、前記通信装置に対して前記第1端末装置と前記第2端末装置から情報の参照を許可する情報共有領域を生成させ、前記受取照会情報を前記情報共有領域に送信し、前記受取情報を受信するとき、前記集荷照会情報を前記情報共有領域に送信する。
この構成によれば、通信装置に設定される情報共有領域を経由して受取照会情報と集荷照会情報が、それぞれ第2端末装置、第1端末装置に対して送信可能となる。受取人と依頼人は、それぞれ使い慣れた通信サービスを用いて、それぞれ受取情報と集荷情報の設定が促されるので、物品の発送に係る作業に対する負担感が軽減される。
また、配送情報管理部114は、前記物品情報、前記受取情報または前記集荷情報を含む配送情報の入力案内情報の所在を示す参照先情報を生成し、前記受取照会情報および前記集荷照会情報は、それぞれ前記参照先情報を含む。
この構成によれば、第1端末装置、第2端末装置は、それぞれ参照先情報を用いて入力案内情報にアクセスすることができる。受取照会情報、集荷照会情報には必ずしも入力案内情報を含める必要がないため、受取照会情報、集荷照会情報の情報量を低減することができる。また、入力案内情報が受取情報、集荷情報を示すことで、配送情報管理部114により受取情報、集荷情報を効率的に集約することができる。
また、受取情報は、前記受取人の個人情報である受取人情報と、前記受取人情報の公開の可否を示す第1公開可否情報とを含む。配送情報管理部114は、前記第1公開可否情報が公開可を示すとき、前記第1端末装置からの参照要求の受信に応じて前記第1端末装置に送信する受取情報に前記受取人情報を含め、前記第1公開可否情報が公開否を示すとき、当該受取情報に前記受取人情報を含めない。
そのため、第2端末装置のユーザである受取人は、第1公開可否情報を設定することで依頼人への受取人情報への可否を指示することができる。受取人は、受取人情報の公開否を設定することで、依頼人に対して自己の個人情報を秘匿することができる。
配送情報管理部114は、物品情報、前記受取情報および前記集荷情報を含む配送情報を取得した後、前記物品の配送受け付けを識別する受付情報を前記第1端末装置に送信し、前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を発送処理装置30から受信するとき、前記配送情報要求に対応する配送情報を前記発送処理装置に送信する。
この構成によれば、発送処理装置30は第1端末装置から転送された受付情報に基づいて。情報処理装置10から対応する配送情報を取得することができる。そのため、依頼人は配送伝票の各項目を記入しなくても、第1端末装置を集荷場所に持参し、発送処理装置30に提示して受付情報を転送することで、物品の配送依頼を行うことができる。
配送情報管理部114は、前記配送情報に前記受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報を含むとき、前記発送処理装置に送信する配送情報から前記受取人情報を除外し、前記配送情報に前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき、前記発送処理装置に送信する配送情報から前記受取人情報を除外する。
この構成によれば、第2端末装置のユーザである受取人が自己の個人情報である受取人情報の公開否を設定したとき、発送処理装置30に受取人情報が送信されず、第1端末装置のユーザである依頼人が自己の個人情報である依頼人情報の公開否を設定するとき、発送処理装置30に受取人情報が送信されない。そのため、受取人、依頼人は、発送処理装置30のユーザである作業員に対して、発送処理装置30により発行される発送伝票を経由して自己の個人情報の秘匿を設定することができる。
配送情報管理部114は、前記配送情報の少なくとも一部の変更を示す変更情報を含む配送情報確認通知を発送処理装置30から受信するとき、前記変更情報に基づいて前記配送情報を更新する。
また、決済処理部116は、発送処理装置30から配送情報の確認を示す配送情報確認通知を受信するとき、配送情報に基づいて配送料金を算出し、第1端末装置と前記第2端末装置の少なくとも一方から受信した決済手段情報に基づいて前記配送料金の決済依頼情報を決済処理装置に送信する。
この構成によれば、依頼人が設定した配送情報と発送処理装置30のユーザである作業員が評価した配送情報とに差異が生じる場合、作業員は発送処理装置30に変更情報を設定することで配送情報を是正することができる。また、是正した配送情報に基づいて配送料金を計算することで、より妥当な配送料金による決済が可能となる。
例えば、配送料金が配送対象の物品のサイズに応じて異なり、配送情報の一部として配送対象の物品のサイズを発送処理装置30において変更する場合を仮定する。その場合、第1端末装置のユーザである依頼人が判断した物品のサイズを反映した配送情報に基づき、仮に配送料金が算出されうる。但し、物品のサイズは完全に依頼人の判断に委ねられず、発送処理装置30のユーザである作業員による修正の機会が与えられる。そのため、依頼人がおおよその配送料金を把握してから配送サービスを利用したいという要望と、修正された物品のサイズに基づく適切な配送料金の再計算とが両立する。
別の側面では、依頼人からの非対面での集荷(例えば、宅配ロッカーの利用)が行われる場合でも、その時点において配送料金を確定せずに、発送処理装置30のユーザである他の作業員が判定した物品のサイズをもって配送情報を確定し、確定した配送情報に基づいた適切な配送料金の決済を可能にすることができる。また、代理店(例えば、コンビニエンスストア)の従業員が荷受けの際に、配送料金を判定するための作業、例えば、サイズの判定、配送料金の案内やそのための教育を要しない。また、かかる作業によって生ずる配送料金の誤りを回避することができる。
決済処理部116は、前記配送情報に前記受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報、または、前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき前記配送料金を所定の調整額で調整する。
この構成によれば、第1端末装置のユーザである依頼人の個人情報の公開否または第2端末装置のユーザである受取人の個人情報の公開否の設定がされるとき配送料金が調整される。そのため、配送事業者は調整額を個人情報の秘匿に対する対価として依頼人から徴収することができる。
また、本実施形態に係る情報処理システム1は、さらに発送処理装置30を備える。情報処理装置10の配送情報管理部114は、物品情報、受取情報および集荷情報を含む配送情報を取得した後、物品の配送受け付けを識別する受付情報を第1端末装置に送信する。配送情報管理部114は、受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を発送処理装置30から受信するとき、配送情報要求に対応する配送情報を発送処理装置30に送信する。発送処理装置30は、読取部360、通信部320、印刷部370および制御部310を備え、制御部310は、読取部360に受付情報を読み取らせ、通信部320に受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を情報処理装置10に送信させる。制御部310は、通信部320が受信した配送情報に受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報を含むとき、受取人情報の形式を視認不能な所定の形式に変換し、配送情報に第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき、依頼人情報を視認不能な所定の形式に変換する。そして、制御部310は、所定の形式に変換した受取人情報または依頼人情報を含む証票を印刷させる。
この構成によれば、印刷した証票に接した受取人もしくは第三者は依頼人情報を、依頼人もしくは第三者は受取人情報を視認することができないため、依頼人は依頼人情報を、受取人は受取人情報をそれぞれ自己の意思で秘匿することができる。また、所定の形式に応じた逆変換処理を行うことで、配送業者は業務に必要な範囲でもとの依頼人情報もしくは受取人情報を知得することができる。
なお、上述した実施形態における情報処理装置10の一部、例えば、会員情報管理部112、配送情報管理部114、決済処理部116、通信サーバ装置20の一部、例えば、ユーザ情報管理部212、通信制御部214、発送処理装置30の一部、例えば、配送情報処理部312、発送処理部314、端末装置40の一部、例えば、通信制御部412、配送情報処理部414、端末装置50の一部、例えば、通信制御部512、配送情報処理部514、をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、情報処理装置10、通信サーバ装置20、発送処理装置30、または端末装置40、50に内蔵されたCPU等の1以上のプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における情報処理装置10、通信サーバ装置20、発送処理装置30、または端末装置40、50の一部もしくは全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。情報処理装置10、通信サーバ装置20、発送処理装置30、または端末装置40、50の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
10…情報処理装置、20…通信サーバ装置、30…発送処理装置、40、50…端末装置、110…制御部、112…会員情報管理部、114…配送情報管理部、116…決済処理部、120…通信部、130…記憶部、210…制御部、212…ユーザ情報管理部、214…通信制御部、220…通信部、230…記憶部、310…制御部、312…配送情報処理部、314…発送処理部、320…通信部、330…記憶部、340…操作入力部、350…表示部、360…読取部、370…印刷部、410…制御部、412…通信制御部、414…配送情報処理部、420…通信部、430…記憶部、440…操作入力部、450…表示部

Claims (13)

  1. 配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にし、
    前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にし、
    前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする配送情報管理部
    を備える情報処理装置。
  2. 前記配送情報管理部は、
    前記物品情報を受信するとき、前記ユーザリストが設定された通信装置に対して当該ユーザリストを送信させ、
    前記選択情報を受信するとき、前記通信装置に対して前記第1端末装置と前記第2端末装置から情報の参照を許可する情報共有領域を生成させ、
    前記受取照会情報を前記情報共有領域に送信し、
    前記受取情報を受信するとき、前記集荷照会情報を前記情報共有領域に送信する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記配送情報管理部は、
    前記物品情報、前記受取情報または前記集荷情報を含む配送情報の入力案内情報の所在を示す参照先情報を生成し、
    前記受取照会情報および前記集荷照会情報は、それぞれ前記参照先情報を含む
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受取情報は、前記受取人の個人情報である受取人情報と、前記受取人情報の公開の可否を示す第1公開可否情報とを含み、
    前記配送情報管理部は、前記第1公開可否情報が公開可を示すとき、前記第1端末装置からの参照要求の受信に応じて前記第1端末装置に送信する受取情報に前記受取人情報を含め、
    前記第1公開可否情報が公開否を示すとき、当該受取情報に前記受取人情報を含めない
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記配送情報管理部は、前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報と、前記依頼人情報の公開の可否を示す第2公開可否情報を含む配送情報を取得し、
    前記第2公開可否情報が公開可を示すとき、前記第2端末装置からの参照要求の受信に応じて前記第2端末装置に送信する配送情報に前記依頼人情報を含め、
    前記第2公開可否情報が公開否を示すとき、当該配送情報に前記依頼人情報を含めない
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記配送情報管理部は、
    前記物品情報、前記受取情報および前記集荷情報を含む配送情報を取得した後、前記物品の配送受け付けを識別する受付情報を前記第1端末装置に送信し、
    前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を発送処理装置から受信するとき、前記配送情報要求に対応する配送情報を前記発送処理装置に送信する
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記配送情報管理部は、
    前記配送情報の少なくとも一部の変更を示す変更情報を含む配送情報確認通知を前記発送処理装置から受信するとき、前記変更情報に基づいて前記配送情報を更新する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記発送処理装置から前記配送情報の確認を示す配送情報確認通知を受信するとき、前記配送情報に基づいて配送料金を算出し、
    前記第1端末装置と前記第2端末装置の少なくとも一方から受信した決済手段情報に基づいて前記配送料金の決済依頼情報を決済処理装置に送信する決済処理部を備える
    請求項6または請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記物品の配送に付随した付加サービスの種別であるサービス種別ごとの調整額を示す料金調整データを予め記憶させておいた記憶部を備え、
    前記決済処理部は、
    前記配送情報に基づいてサービス種別を判定し、
    前記料金調整データを参照して、判定したサービス種別に対応する調整額を特定し、
    前記配送料金を前記調整額に基づいて調整する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置と通信装置とを備える情報処理システムであって、
    前記通信装置には、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストが設定され、
    前記情報処理装置は、
    配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、前記通信装置に対して前記ユーザリストを前記第1端末装置に送信させ、
    前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記通信装置に対して前記第1端末装置と前記受取人の端末装置である第2端末装置から情報の参照を許可する情報共有領域を生成させ、
    前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記情報共有領域に送信し、
    前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記情報共有領域に送信する配送情報管理部
    を備える情報処理システム。
  11. さらに発送処理装置を備え、
    前記配送情報管理部は、
    前記物品情報、前記受取情報および前記集荷情報を含む配送情報を取得した後、前記物品の配送受け付けを識別する受付情報を前記第1端末装置に送信し、
    前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を前記発送処理装置から受信するとき、前記配送情報要求に対応する配送情報を前記発送処理装置に送信し、
    前記発送処理装置は、
    読取部、通信部、印刷部および制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部に前記受付情報を読み取らせ、
    前記通信部に前記受付情報に対応する配送情報に関する配送情報要求を前記情報処理装置に送信させ、
    前記通信部が受信した配送情報に前記受取人の個人情報である受取人情報の公開否を示す第1公開可否情報を含むとき、前記受取人情報の形式を視認不能な所定の形式に変換し、
    前記配送情報に前記第1端末装置のユーザの個人情報である依頼人情報の公開否を示す第2公開可否情報を含むとき、前記依頼人情報を前記形式に変換し、
    前記形式に変換した前記受取人情報または前記依頼人情報を含む証票を印刷させる
    請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にする第1ステップと、
    前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にする第2ステップと、
    前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする第3ステップと、
    を有する情報処理方法。
  13. 情報処理装置のコンピュータに、
    配送対象の物品に係る物品情報を第1端末装置から受信するとき、予め登録された登録ユーザを示すユーザリストを前記第1端末装置に送信可能にする第1手順と、
    前記登録ユーザのうち前記物品の受取人の選択情報を前記第1端末装置から受信するとき、前記物品の受取情報に関する受取照会情報を前記受取人の端末装置である第2端末装置に送信可能にする第2手順と、
    前記第2端末装置から前記受取情報を受信するとき、前記物品の集荷情報に関する集荷照会情報を前記第1端末装置に送信可能にする第3手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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