JP2018022338A - 購入支援システム、端末装置、購入支援方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の購入又は販売を支援する購入支援システムを提供すること。【解決手段】情報処理装置は、ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付ける予約受付手段を有し、前記端末装置は、ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段を有し、前記情報処理装置が前記識別情報に対応付けて保持するユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、購入支援システム、端末装置及び購入支援方法に関する。
海外からの旅行者が日本国内で買い物した場合、購入金額に応じて支払う消費税が免税される制度がある。旅行者が免税制度の要件を満たして商品を購入する場合、消費税を支払う必要がなく、又は、いったん支払っても店内のサービスデスクなどで還付を受けられる。
免税制度を利用するための要件には、商品を旅行者が購入する店舗が「免税店」であること、免税品として予め定められている商品を購入すること、購入金額が所定値以下であることなどがある。しかし、これらの用件を満たす店舗や商品を、来日後に土地勘がなく言語も通じにくい旅行先で旅行者が探すのは大変である。このため、日本へ旅行する旅行者は、渡航前にWebサイトを見るなどして日本での買い物の計画を立てる場合も少なくない。
ところで、免税品を購入した旅行者が出国する際には店舗において作成してもらった免税販売書類を税関に提示することが定められている。このため、免税店で旅行者が商品を購入する場合、店舗の店員はパスポートを拝見し必要な情報を入力して免税販売書類を作成する必要がある。免税販売書類の作成は比較的煩雑であり時間がかかることが知られており、また、旅行者も免税販売書類が作成されるまでに長い時間、待たされる場合があった。
このため、免税販売書類の作成を支援して店員の作業を軽減したり、免税店における旅行者の待ち時間を低減したりすることが望まれている。このような要望に対し、旅行者が日本へ入国する前に氏名や生年月日、パスポート番号(旅券番号)などの顧客情報の登録を行っておき、店舗での免税手続の負担を軽減する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の技術では、購入された商品を免税品として店舗が販売し、予め登録されているパスポート番号などで免税販売書類を作成してよいかどうかをスタッフ等が確認できないという問題があった。例えば、旅行者が自国で予約した商品を店舗がレジで販売することは可能であるが、法律上、免税販売書類は旅行者が店舗で提示したパスポートに基づいて作成されることが要求される。これに対し、従来の技術では事前に登録されたパスポートの情報が、旅行者が携帯するパスポートと一致するかどうか判断されていない。
本発明は、上記課題に鑑み、商品の購入又は販売を支援する購入支援システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、商品の販売に関する処理を行う端末装置と、商品の予約に関する処理を行う情報処理装置とを有する購入支援システムであって、前記情報処理装置は、ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付ける予約受付手段を有し、前記端末装置は、ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段と、前記識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を有し、前記購入支援システムは、前記情報処理装置が前記識別情報に対応付けて保持するユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報と、に基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段、を有する。
商品の購入又は販売を支援する購入支援システムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態の一例として購入支援システム及び購入支援システムが行う購入支援方法について図面を参照しながら説明する。
<購入支援システムの概略>
図1は、旅行者が日本で商品を購入する際の購入支援システムの概略を説明する図の一例である。
図1は、旅行者が日本で商品を購入する際の購入支援システムの概略を説明する図の一例である。
(1)旅行者Xは出国する前に自国501において、日本で購入を予定している商品を調査する。例えば、旅行者PC9を操作し、旅行代理店のポータルサイト502を経由して店舗システム504のWebサイトにアクセスする。この店舗システム504は、例えば、日本で免税店を運営している店舗運営会社のシステムである。
旅行者XはWebサイトを閲覧して日本で購入したい商品を予約する。これにより、店舗システム504には予約情報が記録される。また、旅行者Xは旅行者PC9を操作して旅行者情報(例えば、旅行者ID、パスポート番号など免税販売書類507を作成するために必要な情報)を入力する。これにより、旅行者情報が店舗システム504に送信される。
(2)日本に到着した旅行者Xは商品を予約した店舗503に移動し、携帯端末30に予約情報を表示させ予約した商品を確認する。すなわち、携帯端末30を操作して店舗システム504にアクセスすると旅行者IDが通知され、携帯端末30には予約した商品のリストが表示される。例えば、携帯端末30に表示させた予約した商品と店舗503に展示されている商品を見比べて、この商品を購入するかどうかを検討する。旅行者Xは予約した商品に過不足がないか等を確認して、必要であれば商品を削除したり個数を変更したり、又は新たに商品を追加する。最終的な商品の確認が終了すると旅行者Xはその旨の操作を行い、商品確定通知(旅行者IDと商品IDと個数)が店舗システム504に送信される。
(3)携帯端末30は旅行者IDを店舗システム504に送信し旅行者Xの旅行者情報を取得するか又は予め携帯端末30に記憶している。携帯端末30はこの旅行者情報と商品ID及び個数を含む画像コード(例えばQRコード(登録商標。以下、省略する。)等)を表示する。この画像コードを旅行者Xがレジ40で提示すると、店員Yがスキャナ211で画像コードを読み取り、旅行者情報、商品ID及び個数をデコードする。
(4)レジ40は旅行者IDを店舗システムサーバ50に送信する。これにより、旅行者Xが特定されるので店舗システム504は旅行者Xが予約した予約情報を特定できる。
(5)店舗システム504は特定した旅行者の予約情報をレジ40に送信する。
(6)レジ40は、画像コードからデコードした商品IDと個数が予約情報と一致するか否かを判断する。一致する場合にはデコードした旅行者情報はパスポートから入力されたものであると推定することができる。したがって、デコードした旅行者情報を用いて複合機20で免税販売書類507を印刷してよいと判断できる。
(7)旅行者Xは現金又はカードで購入代金を決済する。なお、旅行者Xは店舗503では商品を受け取らない。これにより、旅行者Xは旅行中に商品を運ぶ必要がない。
(8)レジ40は決済が完了すると購入商品情報(旅行者ID、商品の商品IDと個数)を店舗システム504に送信する。
(9)決済が完了した商品を出国地である出国空港506で旅行者Xに手渡すため、店舗システム504は出荷要求を物流センタ505に送信する。これにより、物流センタ505は出国日までに商品を出国空港506に配送する。
(10)一方、店舗503では決済が完了した商品に関し、レジ40は免税販売書類作成情報を複合機20に送信する。すなわち、レジ40は画像コードから旅行者情報を読み取っているので、レジ40は免税販売書類の作成に必要な免税販売書類作成情報を複合機20に送信できる。これにより、複合機20は免税販売書類507を印刷できる。
(11)物流センタ505から商品が出国空港506に配送される。
(12)出国空港506のスタッフZは携帯端末30の画像コードをスキャナ331で読み取る。これにより、商品管理サーバ120は配送された商品と画像コードからデコードされた商品が一致するかどうかを判断する。一致する場合には、商品が旅行者Xに手渡される。
このように、旅行者Xは事前にパスポートに記載された旅行者情報を登録しておき、商品を予約しておけば、画像コードをレジ40で見せることで予約した商品を購入できる。画像コードには旅行者IDが含まれており、レジでは旅行者IDに対応付けられた予約情報と画像コードの商品が一致することを確認するので、画像コードの旅行者情報が旅行者Xのものであることを確認して免税販売書類507を作成できる。また、画像コードには旅行者情報が含まれているので、店員Yは煩雑な操作を行わなくても免税販売書類507を作成できる。また、商品は出国空港506に配送されるので旅行者Xが旅行中に商品を運ぶ必要がない。
<用語について>
ユーザの識別情報とは、ユーザを特定する機能を有する情報をいう。本実施形態では旅行者IDという用語で説明する。具体的にはパスポート番号が一例として使用される。また、ユーザとは購入支援システム100を使用する者をいう。主に旅行者が相当する。
ユーザの識別情報とは、ユーザを特定する機能を有する情報をいう。本実施形態では旅行者IDという用語で説明する。具体的にはパスポート番号が一例として使用される。また、ユーザとは購入支援システム100を使用する者をいう。主に旅行者が相当する。
ユーザに関する情報とは、ユーザが予約した商品を店舗で購入できる者であることを確認するための情報である。より具体的には、免税販売書類を作成してよいことを確認することが可能な情報である。例えば、予約された商品IDと個数、又は、パスワードなどユーザだけが知る情報である。
商品の販売に関する書類とは、一定の条件を満たす態様で商品が販売されたことを示す書類である。本実施形態では免税販売書類という用語で説明する。
<システム構成について>
図1を用いて、購入支援システム100について説明する。自国501とは、旅行者Xの国籍がある国であるが、主に日本以外の国をいう。日本に来日した旅行者Xも店舗システム504のWebサイトにアクセスして商品を予約できるため、自国501が日本となる場合もある。したがって、自国501で商品を予約しなければならないわけではない。また、旅行者PC9は旅行者Xが使用する情報処理装置であればよい。具体的には、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、腕時計型端末やサングラス型端末などのウェアラブルPCなどである。また、旅行者PC9は携帯端末30と兼用されてもよい。
図1を用いて、購入支援システム100について説明する。自国501とは、旅行者Xの国籍がある国であるが、主に日本以外の国をいう。日本に来日した旅行者Xも店舗システム504のWebサイトにアクセスして商品を予約できるため、自国501が日本となる場合もある。したがって、自国501で商品を予約しなければならないわけではない。また、旅行者PC9は旅行者Xが使用する情報処理装置であればよい。具体的には、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、腕時計型端末やサングラス型端末などのウェアラブルPCなどである。また、旅行者PC9は携帯端末30と兼用されてもよい。
旅行者PC9はブラウザソフトウェア又は購入支援システム100に対応したアプリケーションソフトを実行している。ブラウザソフトウェア又はアプリケーションソフトは旅行者Xの操作に応じてネットワークを介してリクエストを店舗システム504に送信し、店舗システム504はリクエストに対するレスポンスを送信する。
旅行代理店のポータルサイト502とは、旅行代理店が運営する免税サイトに旅行者Xを誘導するためのWebサイトである。旅行代理店は、日本国内における免税店や免税対象の商品、免税条件などの免税に関する情報を蓄積している。旅行代理店が、旅行者Xへ固有のURL(Uniform Resource Locator(又は、旅行者ID))及びパスワードを提供しておくと、各旅行者Xは自分のマイページにアクセスして商品を予約できる。つまり、旅行者はマイページで商品を予約したり確認したりすることができる。
また、旅行代理店のポータルサイト502は免税店の店舗システム504にリンクされているので、旅行者Xは旅行代理店のポータルサイト502を経由して所望の免税店の店舗システム504にアクセスできる。
また、旅行代理店は基幹システムに旅行者情報を保持しているため、旅行代理店のポータルサイト502と基幹システムが連携することで、旅行者Xは旅行者情報を入力する必要がなくなる。また、旅行代理店が本人確認を行えば旅行者情報が確かに旅行者Xのものであると言え、画像コードに含まれる旅行者情報のトレースアビリティが向上する。
店舗システム504は、数多くの免税店のうち旅行者Xが選択した店舗運営会社が提供するシステムである。店舗システム504は複数あることが想定される。店舗システム504は、店舗503で購入できる商品をインターネット経由で旅行者Xが確認できるWebサイトを提供する。なお、店舗503にないが出国空港506で受け渡し可能な商品を旅行者XがWebサイトで予約することもできる。
店舗システム504は店舗システムサーバ50を有している。店舗システムサーバ50は、情報処理装置としての機能を有するサーバ装置である。店舗システムサーバ50は、いわゆるクラウドコンピューティングに対応していることが好ましく、店舗システムサーバ50は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はない。この場合、店舗システムサーバ50の構成は、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成される。
店舗システムサーバ50は旅行者PC9とHTTP,HTTPs、HTTP2などの通信プロトコルで通信するが、通信プロトコルは一例に過ぎない。店舗システム504ではWebアプリが動作し、旅行者PC9からのリクエストに対しHTMLやスクリプト言語で記述されたWebページを旅行者PC9に送信する。
店舗システムサーバ50は店舗503のレジ40、物流センタ505の在庫管理サーバ70及び出国空港506の商品管理サーバ120と通信する機能を有する。通信にはWANやインターネットなどのネットワーク、広域イーサネット(登録商標)、公衆回線網などが利用されるが、通信できれば経路は問われない。
店舗システムサーバ50は、旅行者PC9からの商品の予約を受け付け旅行者IDと関連付けて管理する。また、携帯端末30から商品確定通知を取得すると、物流センタ505と通信して在庫の確認等を行う。また、レジ40から購入商品情報を取得すると物流センタ505に出荷要求を送信して出荷させる。
店舗503にはレジ40や複合機20が設置される。レジ40とは、売店や飲食店等において、お客と金銭のやり取りをする際に、取引金額の計算や販売商品の記録を行うための装置である。正式にはキャッシュレジスタと呼ばれる。レジ40は一体化したドロワーと呼ばれる引き出しを有し、また、レシートの発行機能を有している。レジ40にはさらにPOS(Point Of Sales)に対応した機能を有するものがある。POS機能とは、商品を販売した時点でどの商品が、いつ、何個、売れたかを記録、集計、管理及び分析できる機能である。具体的には、スキャナでバーコードを読み取り商品IDを検出し、商品ID、時刻、個数等を特定する。さらに、購入者の性別、年齢層、などを店員Yが入力することもできる。なお、バーコードにはJANコードが含まれている。JANコードは主に商品の流通コードとして用いられ、JAN企業コード(商品の製造会社)と商品アイテムコード(商品を特定する情報)を含む。JANコードは、国際的にはEANコードと呼ばれ、北米のEAN(European Article Number)コード、欧州のUPC(Universal Product Code)コードと互換性がある。本実施例では例えばJANコードが商品IDとして使用されるが、商品を特定する情報であれば商品IDとなる。
本実施形態のレジ40のスキャナ211は画像コードを読み取ることができる。画像コードは旅行者情報と商品ID及び個数が白黒の情報でコード化された画像である。例えば、QRコードを使用できる。また、これらの情報を含めることができればバーコード(一次元コード)でもよい。
レジ40は店舗システム504の店舗システムサーバ50とネットワークを介して通信可能に接続されている。レジ40は、商品の購入に関する金額を決済すると購入商品情報を店舗システムサーバ50に送信する。
また、店舗503には複合機20が設置されている。複合機20とは、複数の機能を有する機器である。MFP(Multifunction Peripheral)、複写機、コピー機、画像形成装置、画像処理装置、プリンタなどと呼ばれてもよい。本実施形態の複合機20は、印刷機能を有していればよい。この他、ファクシミリ機能、複写機能、データ保存機能などを有していてもよい。
複合機20では免税販売書類作成情報に基づいて免税販売書類507を印刷するアプリケーションソフト(以下、印刷アプリという)が動作している。印刷アプリはプログラムを配信する専用のサーバから複合機20に配信されてよいし、プログラムを記憶する記憶媒体に記憶された状態で配布され複合機20にインストールされてもよい。
レジ40と複合機20は例えばUSBケーブルなどで1対1に通信可能に接続されている。あるいは、LANなどのネットワークを介して通信可能に接続されている。そして、レジ40で決済が完了するとレジ40から免税販売書類作成情報を受信する。
店舗503で旅行者Xは可搬性に優れた携帯端末30を使用する場合が多い。携帯端末30は、可搬性が高い情報処理装置である。例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA、腕時計型端末やサングラス型端末などのウェアラブルPCなどである。
携帯端末30では店舗システム504と通信するためにブラウザソフトウェア又はアプリケーションソフト(以下、商品選択アプリという)が動作している。商品選択アプリはプログラムを配信する専用のサーバから携帯端末30に配信されてよいし、プログラムを記憶する記憶媒体に記憶された状態で配布され携帯端末30にインストールされてもよい。
携帯端末30は3GやLTEなど公衆回線網(携帯電話網)や無線LANなどを介して旅行代理店のポータルサイト502を介して店舗システム504と通信することができる。旅行者Xは商品選択アプリにパスワードを入力して旅行代理店のポータルサイト502(マイページ)にログインするので、予約した商品を携帯端末30に表示することができる。また、商品選択アプリは上記の画像コードを表示する。
なお、商品選択アプリは携帯端末30のカメラ機能を制御してパスポートを作像する機能を有することが好ましい。商品選択アプリは、パスポートの画像データからMRZ(Machine Readable Zone)領域を特定し、MRZ領域にOCR処理を施す。MRZ領域には、パスポート種類、発行国、名前、パスポート番号、国籍、生年月日、性別、有効期間満了日等が含まれているため、旅行者Xがこれらの情報を入力する必要をなくすことができる。
物流センタ505には在庫管理サーバ70が設置されている。在庫管理サーバ70は、PCなどの情報処理装置である。在庫管理サーバ70はインターネット、WAN、広域イーサネット(登録商標)、公衆回線網などを介して店舗システム504と通信する。在庫管理サーバ70は店舗システム504の店舗システムサーバ50から出荷要求(旅行者ID、商品ID、個数、出国空港、出国日)を受信すると、スタッフが出荷作業を行いので、在庫管理DB(データベース)を更新し、出荷が指示された商品を出国日に間に合うように出国空港506に出荷する。旅行者が購入した一連の商品にはラベルが添付されており、このラベルには旅行者ID(及び氏名)が記載され、さらに旅行者IDと商品ID及び個数が含まれるQRコードが印刷されている。
出国空港506には購入支援システム100のスタッフZが待機しており、旅行者Xが購入した商品を手渡す。出国空港506には商品管理サーバ120が設置されている。商品管理サーバ120はインターネット、WAN、広域イーサネット(登録商標)、公衆回線網などを介して店舗システム504と通信する。商品管理サーバ120はPCなどの情報処理装置である。
旅行者Xは、例えば画像コードを提示する。あるいは、旅行IDを提示したり口頭でスタッフZに伝えたりしてもよい。商品管理サーバ120のスタッフZは旅行者IDが記載されたラベルを特定し、ラベルのQRコードをスキャナ331で読み取る。また、スタッフZは携帯端末30が表示した画像コードをスキャナ331で読み取る。これにより、旅行者Xが購入した商品と、出国空港506に配送された商品が一致するかどうかを判断できる。一致する場合、スタッフは商品を旅行者Xに手渡す。
<ハードウェアについて>
続いて、複合機20、店舗システム504及び携帯端末30のハードウェア構成を説明する。
続いて、複合機20、店舗システム504及び携帯端末30のハードウェア構成を説明する。
<<複合機20のハードウェアについて>>
図2(a)は、複合機20の構成を模式的に示す図の一例である。本体装置90は、情報処理端末80と通信可能に接続される。本体装置90と情報処理端末80との通信は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標)又は赤外線等)、又は、LAN(有線又は無線の別は問わない)等のネットワークを介して行われる。
図2(a)は、複合機20の構成を模式的に示す図の一例である。本体装置90は、情報処理端末80と通信可能に接続される。本体装置90と情報処理端末80との通信は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標)又は赤外線等)、又は、LAN(有線又は無線の別は問わない)等のネットワークを介して行われる。
本体装置90は、少なくとも原稿を読み取るスキャナ機能と印刷機能を提供する装置である。これに対し、情報処理端末80ではアプリが動作して従業員8等とのインタフェースとなる画面を表示する。
情報処理端末80は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等、単独で完結した情報処理を実行可能な電子機器である。本実施形態において、情報処理端末80は、本体装置90の操作部として機能する。より詳しくは、情報処理端末80は、従来、複合機20の専用の操作部として設置されていた操作パネルの代わりに、本体装置90に接続される。情報処理端末80と本体装置90とは、一台の装置として把握されてもよい。また、情報処理端末80は複合機20から取り外しができなくてもよいし、取り外しができてもよい。
次に、図2(b)を用いて、複合機20のハードウェア構成について説明する。図2(b)は、複合機20のハードウェアブロック図の一例を示す。複合機20の本体装置90と情報処理端末80は、通信路300を介して相互に通信可能に接続されている。
本体装置90は、情報処理端末80が受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体装置90は、クライアントPC等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
まず、本体装置90のハードウェア構成について説明する。本体装置90は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(ハードディスクドライブ)14と、通信I/F(インタフェース)15と、接続I/F16と、エンジン部17と、リーダライタ19を備え、これらがシステムバスBを介して相互に接続されている。
CPU11は、本体装置90の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラム90pを実行しエンジン部17を制御することで、本体装置90全体の動作を制御する。また、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路300を介して情報処理端末80と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(スキャナ機能)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(印刷機能)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。さらに、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿搬送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
リーダライタ19は、ICカードからの情報の読み取り及びICカードへの情報の書き込みを行う通信装置である。リーダライタ19は、システムコードを指定して定期的にポーリングを行い、ICカードがレスポンスを送信すると少なくともIDmを取得する。なお、リーダライタ19は複合機20に対し外付けされてもよい。
次に、情報処理端末80のハードウェア構成について説明する。情報処理端末80は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、ディスプレイ27と、外部接続I/F28と、ホームキー29とを備える。これらがシステムバスBを介して相互に接続されている。
CPU21は、情報処理端末80の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22又はフラッシュメモリ24等に格納されたプログラム80pを実行することで、情報処理端末80全体の動作を制御し、旅行者Xから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
通信I/F25は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F26は、通信路300を介して本体装置90と通信するためのインタフェースである。
ディスプレイ27は、旅行者Xの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、複合機20の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を画面として表示する。ディスプレイ27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。また、情報処理端末80はディスプレイ27に加えて、ハードウェアキーやランプ表示などを有していてもよい。例えば、ホームキー29と呼ばれるハードウェアキーとして装備していることで、従業員8はホームキー29を押下することで利用可能なアプリの一覧を表示できる。なお、ホームキー29は画面に表示されるソフトウェアキーとしても実装可能である。
外部接続I/F28は、外部の装置と通信するためのインタフェースであり、例えばICカードリーダ/ライタと接続することができる。
ホームキー29は、従業員8がホームキー押下というイベントを情報処理端末80に入力するためのキーである。図2(b)のホームキー29はハードウェアキーとして実装される例であるが、ソフトウェアキーで実装されてもよい。
<<店舗システムサーバ50のハードウェアについて>>
図3は店舗システム504に配置される店舗システムサーバ50のハードウェア構成図の一例である。店舗システムサーバ50は、CPU301、ROM302、RAM303及び補助記憶装置304を備える。さらに、店舗システムサーバ50は、入力部305、表示制御部306、ネットワークI/F307及び外部機器I/F308を備える。なお、店舗システムサーバ50の各部は、バスBを介して相互に接続されている。したがって、店舗システムサーバ50は情報処理装置としての機能を有する。
図3は店舗システム504に配置される店舗システムサーバ50のハードウェア構成図の一例である。店舗システムサーバ50は、CPU301、ROM302、RAM303及び補助記憶装置304を備える。さらに、店舗システムサーバ50は、入力部305、表示制御部306、ネットワークI/F307及び外部機器I/F308を備える。なお、店舗システムサーバ50の各部は、バスBを介して相互に接続されている。したがって、店舗システムサーバ50は情報処理装置としての機能を有する。
CPU301は、補助記憶装置304に格納された各種のプログラム304p、OS(Operating System)等を実行する。ROM302は不揮発性メモリである。ROM302は、システムローダーやデータ等を格納する。
RAM303は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。CPU301によって実行される際に補助記憶装置304に格納されたプログラム304pがRAM303に展開され、RAM303はCPU301の作業領域となる。
補助記憶装置304は、CPU301により実行されるプログラム304p及びプログラム304pがCPU301により実行される際に利用される各種データベースを記憶する。補助記憶装置304は例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリである。なお、各種データベースについては後述する。
入力部305は、オペレータが店舗システムサーバ50に各種指示を入力するためのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などである。
表示制御部306は、CPU301からの要求により、店舗システムサーバ50が有する各種情報をカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの形態でディスプレイ310に表示する。表示制御部306は、例えばグラフィックチップやディスプレイI/Fである。
ネットワークI/F307は、ネットワークを介して、複合機20と通信を行う通信装置である。ネットワークI/F307は例えばイーサネット(登録商標)カードであるがこれに限られない。
外部機器I/F308は、USBケーブル、又は、USBメモリ等の各種の記憶媒体320などを接続するためのインタフェースである。
なお、店舗システムサーバ50は、いわゆるクラウドコンピューティングに対応していることが好ましく、店舗システムサーバ50は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はない。この場合、店舗システムサーバ50の構成は、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成される。
また、旅行者PC9、在庫管理サーバ70及び商品管理サーバ120のハードウェア構成は、店舗システムサーバ50と相違がないか、相違があるとしても本実施形態の説明に対し支障がないものとする。
<<携帯端末30のハードウェア構成>>
図4は、携帯端末30のハードウェア構成図の一例である。図示する携帯端末30は、CPU401、フラッシュROM402、RAM403、無線通信モジュール404、アンテナ405、LCD406、タッチパネル407、外部I/F408、マイク409、スピーカー410、及び、カメラ411を備えている。これらはバス412に接続され、データのやり取りが可能である。また、携帯端末30はバッテリ413を備えており、上記の各デバイスへ電力を供給している。
図4は、携帯端末30のハードウェア構成図の一例である。図示する携帯端末30は、CPU401、フラッシュROM402、RAM403、無線通信モジュール404、アンテナ405、LCD406、タッチパネル407、外部I/F408、マイク409、スピーカー410、及び、カメラ411を備えている。これらはバス412に接続され、データのやり取りが可能である。また、携帯端末30はバッテリ413を備えており、上記の各デバイスへ電力を供給している。
CPU401は、フラッシュROM402に記憶されたプログラム402pにしたがって、各種データの演算処理などにより携帯端末30全体を制御するものである。フラッシュROM402は携帯端末30全体を制御するプログラム402pを記憶すると共に、各種データを記憶するストレージとしても機能する。プログラム402pは上記の仮想化環境接続クライアントと位置検知アプリケーションを含む。
RAM403は、CPU401のワークメモリとして使用される。フラッシュROM402に記憶されたプログラム402pはRAM403に読み込まれて、CPU401により実行される。無線通信モジュール404は携帯電話回線を利用した音声通信やデータ通信を制御する。無線通信モジュール404はまた、無線LANやBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の通信制御も行う(以下、Bluetooth(登録商標)の旨を省略する)。
LCD406は、携帯端末30を操作するためのアイコンや、各種のデータを表示する。タッチパネル407はLCD406に重ね合わせて密着しており、指が接触した位置を検出する。
外部I/F408は、例えばUSBインタフェースであり、外部機器を接続するためのインタフェースである。マイク409は入力された音声信号をA(Analog)/D(Digital)変換する。スピーカー410は音データをD/A変換して可聴信号を出力する。カメラ411は撮像素子から出力された画像信号をA/D変換する。
<<レジ40のハードウェア構成>>
図5は、レジ40のハードウェア構成図の一例を示す。レジ40は、一般的なPCやサーバ等の情報処理装置と同様の構成に加え、レジ40に特有の構成を有する。
図5は、レジ40のハードウェア構成図の一例を示す。レジ40は、一般的なPCやサーバ等の情報処理装置と同様の構成に加え、レジ40に特有の構成を有する。
レジ40は、CPU201、RAM202、ROM203、ディスプレイA(204)、タッチパネル205、ネットワークI/F206、HDD207、外部I/F208及びI/F209がバスを介して接続されている。また、I/F209にはディスプレイB(210)、スキャナ211、キーボード212、印刷装置213及びドロワー214が接続されている。
CPU11は演算手段であり、HDD207からRAM202に展開されたプログラム207pを実行し図5に示された各機能を制御することでレジ40全体の動作を制御する。RAM202は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU201が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
ROM203は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムやBIOS設定など格納されている。HDDは、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OSやレジ40用のプログラム等が格納されている。
I/F209は、バスBとディスプレイB(210)、スキャナ211、キーボード212、印刷装置213及びドロワー214の動作クロックの違いを調整してディスプレイB(210)、スキャナ211、キーボード212、印刷装置213及びドロワー214からバスB又はその逆の通信を制御する。また、I/F209はディスプレイB(210)、スキャナ211、キーボード212、印刷装置213及びドロワー214からの通信を調停する。
ディスプレイA(204)は店員Y向けに設置され主にバーコードを有さない商品名などを表示し、タッチパネルと共に商品の選択を受け付ける。ネットワークI/F206はLANなどのネットワークに接続するためのインタフェースである。
また、外部I/F208はUSBケーブルやUSBメモリなどが接続可能であり、例えば複合機20が接続されている。ディスプレイB(210)はお客(旅行者X)向けに設置され、合計金額や購入した商品名などを表示するために使用される。キーボード212は店員Yが商品を選択したり、個数を入力したり、ドロワー214を開くために使用される。
印刷装置213は、いわゆるレシートを印刷する装置である。例えば、熱転写方式やインクジェット方式などでレシートを印刷する。また、ドロワー214は現金が収容されており、お客が支払った現金やお客に支払うおつりを出納するために使用される。
<購入支援システム100の機能について>
図6,7を用いて購入支援システム100の機能について説明する。図6は、購入支援システム100の旅行者PC9、店舗システムサーバ50、携帯端末30、レジ40、及び、複合機20の機能を説明する図の一例である。
図6,7を用いて購入支援システム100の機能について説明する。図6は、購入支援システム100の旅行者PC9、店舗システムサーバ50、携帯端末30、レジ40、及び、複合機20の機能を説明する図の一例である。
<<旅行者PC9の機能>>
旅行者PC9は、通信部91、表示部92、操作入力受付部93の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム304pにはブラウザソフトウェア又は購入支援システム100に対応したアプリケーションソフトが含まれている。
旅行者PC9は、通信部91、表示部92、操作入力受付部93の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム304pにはブラウザソフトウェア又は購入支援システム100に対応したアプリケーションソフトが含まれている。
通信部91は、図3のCPU301がプログラム304pを実行してネットワークI/F307を制御すること等で実現される。通信部91は、店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。
表示部92は、図3のCPU301がプログラム304pを実行して表示制御部306を制御すること等で実現される。表示部92は、HTMLやスクリプトを解析してディスプレイ310に画面を表示する。
操作入力受付部93は、図3のCPU301がプログラム304pを実行して入力部305を制御すること等で実現される。操作入力受付部93は、旅行者Xの各種操作を受け付ける。
<<店舗システムサーバ50について>>
店舗システムサーバ50は、通信部51、旅行者情報取得部52、商品情報提供部53、予約受付部54、予約情報提供部55、在庫確認部56、及び、出荷要求部57の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム304pにはサーバソフトウェアやWebアプリ等が含まれている。
店舗システムサーバ50は、通信部51、旅行者情報取得部52、商品情報提供部53、予約受付部54、予約情報提供部55、在庫確認部56、及び、出荷要求部57の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム304pにはサーバソフトウェアやWebアプリ等が含まれている。
また、店舗システムサーバ50は、図3に示された補助記憶装置304、RAM303、ROM302により実現される記憶部5000を有する。記憶部5000には、店舗情報DB5001、商品情報DB5002、旅行者情報DB5003、及び、予約情報DB5004が構築されている。以下、これらのデータベース(DB)について説明する。
店舗運営会社は、店舗503を運営している企業や会社の名称をいう。屋号と呼ばれる場合がある。店舗名は旅行者Xが認識するための店舗503の一般名称である。住所(位置)等は店舗503の所在地の住所、緯度や経度の座標、電話番号などである。店舗ジャンルは店舗503が扱う商品の分野である。物流センタ情報は、店舗503に商品を配送する物流センタ505に関する情報であり、例えば住所や緯度経度、などである。物流センタ505がない店舗503の場合は空欄でよい。空港配送情報は、物流センタ505又は店舗503から出国空港506まで配送に何日かかるに関する情報である。
表3(b)は旅行者情報DB5003に記憶されている情報をテーブル状に示す旅行者スケジュール情報テーブルの一例である。旅行者スケジュール情報テーブルには、旅行者Xの旅行のスケジュールが設定される。旅行者スケジュール情報テーブルは、旅行者ID、日本滞在期間、主な滞在地、出国空港、スケジュール詳細、及び、希望受け取り方法等を有する。なお、出国空港は出国する港でもよい。
これらの情報は、旅行者Xが旅行者PC9から入力するか、あるいは、旅行代理店が店舗システムサーバ50に提供する。旅行代理店が企画するツアーでは通常、これらの情報が出国前に決まっている。このように、出国空港506が分かっているため、物流センタ505は出国空港506に商品を配送できる。また、主な滞在地とスケジュール詳細で旅行者Xの立ち寄り先が分かるので、店舗システムサーバ50は旅行者Xが立ち寄ることができる店舗503を特定できる。また、希望受け取り方法は、空港で受取、購入店舗で確認して受取又は自宅受取などが登録される。旅行者Xが任意に選択でき、商品確定通知の送信までは変更できる。
(店舗システムサーバ50の機能)
通信部51は、図3のCPU301がプログラム304pを実行してネットワークI/F307を制御すること等で実現される。通信部51は、旅行者PC9、携帯端末30、レジ40、在庫管理サーバ70、及び、商品管理サーバ120と各種の情報を送受信する。なお、以下では、店舗システムサーバ50が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
通信部51は、図3のCPU301がプログラム304pを実行してネットワークI/F307を制御すること等で実現される。通信部51は、旅行者PC9、携帯端末30、レジ40、在庫管理サーバ70、及び、商品管理サーバ120と各種の情報を送受信する。なお、以下では、店舗システムサーバ50が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
旅行者情報取得部52は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、旅行者PC9又は携帯端末30から旅行者情報を取得する。旅行者情報は旅行者情報DB5003に記憶される。
商品情報提供部53は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、旅行者Xの滞在地等を考慮して旅行者PC9に滞在地の近くの店舗を紹介すると共に、商品情報DB5002に記憶されている商品情報を提供する。
予約受付部54は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、旅行者PC9で旅行者Xが選択した商品の予約を受け付ける。旅行者Xが予約した商品は予約情報DB5004に記録される。
予約情報提供部55は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、レジ40から送信された旅行者IDに対応付けられた予約情報を記憶部5000から読み出してレジ40に送信する。
在庫確認部56は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、携帯端末30が商品確定通知を店舗システムサーバ50に送信すると、在庫管理サーバ70に商品IDと個数を送信して在庫の確認を要求する。
出荷要求部57は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等で実現され、レジ40が購入商品情報を店舗システムサーバ50に送信すると、在庫管理サーバ70に出荷要求(旅行者ID、商品ID、個数、出国空港、出国日)を送信する。
<<携帯端末30について>>
携帯端末30は、通信部31、表示部32、操作入力受付部33、予約商品取得部34、確定商品送信部35、及び、画像コード作成部36の各機能を有する。これら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、フラッシュROM402からRAM403に展開されたプログラム402pに従ったCPU401からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム402pには商品選択アプリ等が含まれている。
携帯端末30は、通信部31、表示部32、操作入力受付部33、予約商品取得部34、確定商品送信部35、及び、画像コード作成部36の各機能を有する。これら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、フラッシュROM402からRAM403に展開されたプログラム402pに従ったCPU401からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム402pには商品選択アプリ等が含まれている。
また、携帯端末30は、図4に示されたフラッシュROM402又はRAM403により実現される記憶部3000を有する。記憶部3000には、画像コード3001、旅行者情報3002等が記憶されている。画像コード3001の一例を図15に示す。また、旅行者情報は表3(a)のパスポート情報テーブル及び表3(b)の旅行者スケジュール情報テーブルと同じものである。
(携帯端末30の機能)
通信部31は、図4のCPU401がプログラム402pを実行して無線通信モジュール404を制御すること等で実現される。通信部31は、店舗システム504の店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。なお、以下では、携帯端末30が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
通信部31は、図4のCPU401がプログラム402pを実行して無線通信モジュール404を制御すること等で実現される。通信部31は、店舗システム504の店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。なお、以下では、携帯端末30が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
表示部32は、図4のCPU401がプログラム402pを実行すること等で実現され、LCD406に各種の画面を表示する。例えば、画面を構成する部品に店舗システムサーバ50から送信された情報を当てはめて1つの画面を構築する。あるいは、ブラウザソフトウェアと同等の機能を有していてもよい。また、表示部32は画像コードをLCD406に表示する。
操作入力受付部33は、図4のCPU401がプログラム402pを実行してタッチパネル407やハードキーを制御すること等で実現される。操作入力受付部33は、旅行者Xの各種操作を受け付ける。
なお、携帯端末30の通信部31、表示部32及び操作入力受付部33は、旅行者PC9の通信部91、表示部92及び操作入力受付部93と同等の機能を有し、旅行者Xは商品確定通知を送信するまで予約情報を変更したり商品を追加して予約したりできる。
予約商品取得部34は、図4のCPU401がプログラム402pを実行すること等で実現され、旅行者IDをキーにして店舗システムサーバ50から予約情報を取得する。これにより、旅行者Xは予約した商品を確認したり、キャンセルしたりすることができる。
確定商品送信部35は、図4のCPU401がプログラム402pを実行すること等で実現され、予約した商品に対し最終的に確認した旨を旅行者Xが入力すると、商品確定通知を店舗システムサーバ50に送信する。
図6に戻り、画像コード作成部36は、図4のCPU401がプログラム402pを実行すること等で実現され、旅行者情報、商品ID及び個数をコード化して画像コードを作成する。なお、この旅行者情報には免税販売書類507に必要な情報が含まれていればよく、例えば、メールアドレスを除く表3(a)と表3(b)の日本滞在期間の内容が含まれていればよい。
<<レジ40について>>
レジ40は、通信部41、画像コード読取部42、購入商品情報作成部43、及び、複合機通信部44、旅行者判断部45、及び、決済処理部46の各機能を有する。これら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、HDD207からRAM202に展開されたプログラム207pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
レジ40は、通信部41、画像コード読取部42、購入商品情報作成部43、及び、複合機通信部44、旅行者判断部45、及び、決済処理部46の各機能を有する。これら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、HDD207からRAM202に展開されたプログラム207pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部41は、図6のCPU201がプログラム207pを実行してネットワークI/F206を制御すること等で実現される。通信部41は、店舗システム504の店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。なお、以下では、レジ40が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
画像コード読取部42は、図6のCPU201がプログラム207pを実行しスキャナ211を制御すること等で実現され、携帯端末30のLCD406に表示された画像コードを読み取りデコードし旅行者情報、商品ID及び個数を取得する。
購入商品情報作成部43は、図6のCPU201がプログラム207pを実行すること等で実現され、レジでの決済が終了すると、画像コード読取部42が取得した旅行者情報、商品ID及び個数から購入商品情報を作成する。また、購入商品情報を店舗システムサーバ50に送信する。
図6に戻り、複合機通信部44は、図6のCPU201がプログラム207pを実行し外部I/F208等を制御すること等で実現され、免税販売書類507の作成に必要な免税販売書類作成情報を複合機20に送信する。なお、レジ40と複合機20はネットワークNを介して通信してもよい。
図6に戻り、旅行者判断部45は、図6のCPU201がプログラム207pを実行し外部I/F208等を制御すること等で実現され、画像コードからデコードされた旅行者IDを店舗システムサーバ50に送信する。店舗システムサーバ50から予約情報が送信されるので、旅行者判断部45は画像コードからデコードされた商品情報と予約情報が一致するか否かを判断する。
決済処理部46は、図6のCPU201がプログラム207pを実行し外部I/F208等を制御すること等で実現され、旅行者Xが購入した商品の価格と個数に基づき代金を決済する。
<<複合機20について>>
複合機20は、免税販売書類作成部47、印刷部48、及び、レジ通信部49の各機能を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM22からRAM23に展開されたプログラム80pに従ったCPU21からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
複合機20は、免税販売書類作成部47、印刷部48、及び、レジ通信部49の各機能を有する。これら各機能部は、図2に示された各構成要素のいずれかが、ROM22からRAM23に展開されたプログラム80pに従ったCPU21からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
免税販売書類作成部47は、図2のCPU21がプログラム80pを実行すること等で実現され、免税販売書類作成情報を所定のフォーマットに設定して免税販売書類507の文書データを作成する。
印刷部48は、図2のCPU11がプログラム90pを実行しエンジン部17を制御すること等で実現され、免税販売書類507を印刷する。
レジ通信部49は、図2のCPU21がプログラム80pを実行し外部接続I/F28を制御すること等で実現され、レジ40から免税販売書類作成情報を取得する。
<<在庫管理サーバ70>>
図7は、購入支援システム100の在庫管理サーバ70、及び、商品管理サーバ120の機能を説明する図の一例である。
図7は、購入支援システム100の在庫管理サーバ70、及び、商品管理サーバ120の機能を説明する図の一例である。
在庫管理サーバ70は、通信部71、在庫管理部72、及び、出荷処理部73の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
また、在庫管理サーバ70は、図3に示された補助記憶装置304、RAM303、ROM302により実現される記憶部7000を有する。記憶部7000には、在庫管理DB7001が構築されている。
(在庫管理サーバ70の機能)
通信部71は、図3のCPU301がプログラム304pを実行してネットワークI/F307を制御すること等で実現される。通信部71は、店舗システム504の店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。なお、以下では、在庫管理サーバ70が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
在庫管理部72は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等により実現され、店舗システムサーバ50の出荷要求部57から出荷要求されると在庫管理DB7001の在庫数を更新する。例えば、Aという商品が2個、出荷される場合、Aという商品の在庫数を2個減らす。また、在庫数が閾値以下になると商品を発注する。
出荷処理部73は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等により実現され、出荷に関する処理を行う。例えば、ラベル85を印刷する。ラベル85には、出荷要求に含まれている旅行者ID(氏名を含めてよい)が平文で印刷され、旅行者ID、商品IDと個数などがQRコードで印刷される。また、物流センタ505では、スタッフが商品を用意し、出国日までに到着するように出国空港506に向けて配送作業を行う。
<<商品管理サーバ120>>
商品管理サーバ120は、通信部81、画像コード読取部82、ラベル読取部83、及び、商品確認部84の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
商品管理サーバ120は、通信部81、画像コード読取部82、ラベル読取部83、及び、商品確認部84の各機能を有する。これら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、ROM302からRAM303に展開されたプログラム304pに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部81は、図3のCPU301がプログラム304pを実行してネットワークI/F307を制御すること等で実現される。通信部81は、店舗システム504の店舗システムサーバ50と各種の情報を送受信する。なお、以下では、商品管理サーバ120が通信する場合でも、「通信部を介して」という記載を省略する場合がある。
画像コード読取部82は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等により実現され、携帯端末30のLCD406に表示された画像コードを読み取りデコードし旅行者情報、商品ID及び個数を取得する。
ラベル読取部83は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等により実現され、ラベル85に印刷されたQRコードを読み取りデコードし、旅行者ID、商品IDと個数などを取得する。なお、スタッフZは旅行者ID又は氏名に基づいてバックヤード89の商品から旅行者Xの商品を特定しておく。
商品確認部84は、図3のCPU301がプログラム304pを実行すること等により実現され、携帯端末30の画像コードから取得した旅行者IDがラベル85のQRコードから取得した旅行者IDと一致し、さらに、携帯端末30から取得した商品IDと個数がラベル85から取得した商品IDと個数と一致するか否かを判断する。これにより、商品を手渡す際の間違いを抑制できる。
<動作手順>
以下では、図8〜18を用いて購入支援システム100の動作を説明する。
以下では、図8〜18を用いて購入支援システム100の動作を説明する。
<<商品の予約>>
図8は、旅行者Xが旅行者PC9を操作して店舗システムサーバ50に商品を予約する手順を示すシーケンス図の一例である。シーケンス図のSはステップ(STEP)を省略したものである。図8では旅行代理店のポータルサイト502は省略した。なお、適宜、図9〜図10の画面例を参照して説明する。
図8は、旅行者Xが旅行者PC9を操作して店舗システムサーバ50に商品を予約する手順を示すシーケンス図の一例である。シーケンス図のSはステップ(STEP)を省略したものである。図8では旅行代理店のポータルサイト502は省略した。なお、適宜、図9〜図10の画面例を参照して説明する。
S1:旅行者Xの操作により旅行者PC9は店舗システムサーバ50と通信し、表示部92はログイン画面601を旅行者PC9のディスプレイ310に表示する。図9(a)はログイン画面601の一例を示す。旅行者Xはパスポート番号やパスワードを入力して店舗システムサーバ50にログインする。このログインは、免税店での買い物をより円滑にするためのものであり、旅行代理店がサービスで行っている。あるいは、店舗システム504が免税品の購入を円滑にするためにサービスで行ってもよい。ユーザはログインすることで免税品を予約して店舗503では円滑に商品を購入できる。なお、ログインにより店舗システムサーバ50の旅行者情報取得部52は旅行者Xを特定できる。
S2:ログインできると、旅行者Xは旅行者情報を入力する。図9(b)(c)は旅行者情報の入力画面602の一例である。旅行者情報は、表3(a)(b)に示した情報である。図9(b)では一例として1.パスポート番号、2.氏名、3.国籍、4.生年月日、5.メールアドレス、が示されている。また、図9(c)では「旅行者Xスケジュール情報」として、1.日本滞在予定期間、2.主な滞在地、3.出国空港506、4.滞在スケジュール詳細、5.希望受取方法(空港で受取、購入店舗で受取、自宅で受取など)、が示されている。店舗システムサーバ50の旅行者情報取得部52は旅行者情報を旅行者情報DB5003に記憶させる。なお、旅行者PC9は旅行者情報の入力の前後でメールアドレスなどを送信する。
S3:旅行者情報が入力されると、商品情報提供部53は商品選択開始画面(正確には画面を構築するためのHTMLやスクリプトであるが、説明の便宜上、単に商品選択開始画面を送信すると説明する)を旅行者PC9に送信する。
S4:旅行者PC9の表示部92はディスプレイ310に商品選択開始画面603を表示する。図10(a)は商品選択開始画面603の一例を示す。図10(a)の商品選択開始画面603は、商品の選択方法を旅行者Xが選択するための画面である。ここでは、2つのパターンがある。ひとつは、購入予定の商品のジャンルから選択する場合である。もう1つのパターンは、購入予定の店舗503から入力する場合である。操作入力受付部93は旅行者Xの選択を受け付けて選択方法を店舗システムサーバ50に送信する。
S5:店舗システムサーバ50の商品情報提供部53は選択方法に応じた画面を旅行者PC9に送信する。ここでは、図10(a)で「A:商品のジャンルから選択」603aが選択されたものとする。このため、店舗システムサーバ50の商品情報提供部53はジャンル選択画面を旅行者PC9に送信する。
S6:旅行者PC9の表示部92はディスプレイ310にジャンル選択画面604を表示する。図10(b)はジャンル選択画面604の一例を示す。図10(b)では商品ジャンルとして、例えば、1)家電製品、2)装飾品、3)衣類、4)靴、5)かばん等、6)食品類、7)飲料類、8)たばこ、9)薬品類、10)化粧品類が表示されている。操作入力受付部93は旅行者Xの選択を受け付けてジャンルの選択結果を店舗システムサーバ50に送信する。
S7:店舗システムサーバ50の商品情報提供部53はジャンルの選択結果を取得して、表3(b)のスケジュール詳細を参照し、購入可能店舗を店舗情報DB5001から特定する。主な滞在地とスケジュール詳細には滞在地の情報があるので、滞在地の近辺で希望の商品ジャンルを取り扱う店舗503を店舗情報DB5001から取得する。商品情報提供部53はこの店舗503が含まれる店舗候補画面を旅行者PC9に送信する。
S8:旅行者PC9の表示部92はディスプレイ310に店舗候補画面を表示する。図10(c)は店舗候補画面605の一例を示す。図10(c)では、滞在期間、滞在地及び候補店舗が表示されている。図10(c)は、9月8日〜9月13日まで旅行者Xが京都市に滞在した場合の例であり、京都市において希望の商品を購入可能な店舗503の候補店舗が紹介されている。ここでは、候補店舗が3店舗の例を示したが、より多数の店舗を表示することが可能である。店舗名だけでなく、店舗503の特徴や場所の情報を表示することも可能である。チェーン店の場合は同じ商品を販売しているので、どの店舗503でも購入できる。
なお、図10(c)で表示される店舗503は、出国予定日に出国空港506に商品を届けることが可能な店舗503のみである。例えば、出国空港506が成田空港である場合、出国日の前日に旅行者Xが九州地方にいる予定の場合、空港配送情報が2日以上の店舗503は、購入手続を出国前日に九州で行っても物流センタ505又は九州の店舗503から成田空港に翌日までに配送することが困難である。商品情報提供部53は、「店舗に立ち寄る日から出国日までの日数よりも空港配送情報の日数の方が長い場合」、この店舗を旅行者PC9に提供しない。このように配送が間に合わない店舗503は表示されない。逆に、店舗503が九州でも、成田空港近辺に物流センタ505がある店舗503であれば、配送が可能であるので表示される。
なお、図10(a)で「B:店舗から選択」603bが選択された場合、まず滞在地の店舗リストが旅行者PC9のディスプレイ310に表示される。次に、旅行者Xが購入希望の店舗503(旅行者Xが宿泊するホテルの近辺にある店舗など)を選択すると、商品情報提供部53はその店舗503で購入可能な「商品ジャンル」の一覧を提供する。商品ジャンルの一覧から購入予定の商品ジャンルを選択すると、その店舗503で購入可能な商品ジャンルの商品一覧を提供する。
旅行者Xが図10(c)の店舗候補画面605で店舗503を選択すると、操作入力受付部93は旅行者Xの選択を受け付けて店舗503の選択結果を店舗システムサーバ50に送信する。
S9:店舗システムサーバ50の商品情報提供部53は店舗503の選択結果を取得すると、商品選択画面606を旅行者PC9に送信する。図11(a)は商品選択画面606の一例である。商品選択画面606には、店舗503で購入可能な免税品の商品の一覧が表示される。
S10:旅行者Xは購入を希望する商品を選択し、購入する個数を入力することで、購入希望商品の特定と個数の特定を行う。図11(a)は、商品Aを20個、商品C30個、商品Dを10個購入する場合の記入例である。旅行者Xは、購入する商品と個数を決めて「決定」ボタン606aを押下する。操作入力受付部93は旅行者Xによる商品の選択を受け付ける。
S11:旅行者PC9は商品IDと個数を含む商品情報を店舗システムサーバ50に送信する。
S12:店舗システムサーバ50の商品情報提供部53は、免税で購入可能な条件が満たされている場合は、購入を予定した商品の一覧を含む予約結果画面を旅行者PC9に送信する。なお、この条件とは、一般品については、1人1日1店舗あたり「1万円超の購入」であり、消耗品に関しては、1人1日1店舗あたり「5千円超50万円以下の購入」である。免税で購入可能な条件が満たされていない場合は、商品情報提供部53はエラーメッセージを旅行者PC9に送信し、表示部92が表示する。例えば、「購入金額が不足しています」などのメッセージが表示される。
S13:旅行者PC9の表示部92はディスプレイ310に予約結果画面を表示する。図11(b)は予約結果画面607の一例を示す。予約結果画面607には、購入を予定した商品の一覧が表示される。予約結果画面607で旅行者Xが「予約」ボタン607aを押下することにより商品の予約が確定する。操作入力受付部93は旅行者Xによる予約ボタン607aの押下を受け付ける。旅行者PC9は予約情報を店舗システムサーバ50に送信する。店舗システムサーバ50の予約受付部54は旅行者IDに対応付けて予約情報DB5004に商品IDと個数を記憶する。
このように、旅行者情報DB5003と予約情報DB5004があることで、店舗システム504は、何時頃(滞在予定期間)、どこで(商品購入地)、どの商品がどれ位、需要があるかという予測が事前に立てられることが可能となり、予め、商品の補充や近隣の地への配送手配等の準備が可能となる。
<<商品の確定>>
図12は、旅行者Xが携帯端末30を操作して店舗システムサーバ50に商品確定通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図13の画面例を参照する。
図12は、旅行者Xが携帯端末30を操作して店舗システムサーバ50に商品確定通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図13の画面例を参照する。
S1:旅行者Xの操作により旅行者PC9を店舗システムサーバ50と通信し、旅行者PC9は店舗システムサーバ50にログインする。
S2:店舗システムサーバ50の予約受付部54は旅行者IDで予約情報を検索すると、すでに予約済みであるので予約情報画面を携帯端末30に送信する。
S3:携帯端末30の予約商品取得部34は予約情報画面608を取得し、表示部32はLCD406に予約情報画面608を表示する。図13は予約情報画面608の一例を示す。予約情報画面608には現在の予約状況に加え、変更ボタン608aと確定ボタン608bが表示される。旅行者Xは購入する商品に変更がない場合、確定ボタン608bを押下する。購入する商品を削除、追加、及び、個数を変更する場合、変更ボタン608aを押下する。旅行者Xが変更ボタン608aを押下した場合、携帯端末30の予約商品取得部34は商品選択画面606を要求する。
S4、S5:携帯端末30はLCD406に図11(a)のような商品選択画面606を表示するので、旅行者Xは再度、商品を選択できる。商品を追加するのであれば、旅行者Xが店舗503にいる場合、店頭から商品を選択することもできる。しかし、一般に旅行者Xは日本語に不慣れであり、商品名などは日本語で記述されているため、旅行者Xが商品を選択するのには時間がかかる。サポートを受けるため店員Yと会話することも困難な場合がある。これに対し、携帯端末30の商品選択アプリでは商品の説明も旅行者Xの母国語で表示されるので、旅行者Xが商品を選択しやすいという利点がある。
S6:旅行者Xは購入する商品を変更すると再度、予約情報画面608を表示させ、確定ボタン608bを押下する。これにより、購入する商品に変更がないという状態となる。
S7:携帯端末30の確定商品送信部35は商品確定通知を店舗システムサーバ50に送信する。
S8:店舗システムサーバ50の通信部51は商品確定通知を受信し、これにより在庫確認部56が在庫確認要求を在庫管理サーバ70に送信する。
S9:在庫管理サーバ70の通信部71は在庫確認要求を受信して商品ごとに在庫の有無を判断する。そして、確認結果を店舗システムサーバ50に送信する。
S10:店舗システムサーバ50の通信部51は確認結果を受信する。在庫管理部72は全ての商品の在庫がある場合、一部の商品の在庫がない場合、又は、全ての商品の在庫がない場合などの確認結果を携帯端末30に送信する。
全ての商品の在庫がない場合、旅行者Xの携帯端末30にその旨を通知するが、旅行者Xは再度、別の商品を予約し直すと考えられる。また、旅行者Xの許可があれば在庫管理部72が予約情報を破棄する。一部の商品の在庫がない場合、該商品の個数を在庫の範囲に低減したり、商品そのものを破棄することを旅行者Xの携帯端末30に通知して、旅行者Xの許可があれば商品を削除したり個数を低減する。こうすることで、旅行者Xが買える範囲で商品を予約できる。
なお、在庫がないまま予約されてもかまわない。この場合は、予約情報に基づきレジ40で商品が購入されるが、出国空港506で商品の受け渡し時に在庫がない商品の金額が返金される。配送先が自宅の場合は、在庫を用意できるので店舗側は返金しなくてよい。
<<支払いの決済>>
図14は、旅行者Xが画像コードを利用して決済する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図15、図16の画面例を参照する。旅行者Xは商品を確定させたので免税用のレジ40に並ぶ。
図14は、旅行者Xが画像コードを利用して決済する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図15、図16の画面例を参照する。旅行者Xは商品を確定させたので免税用のレジ40に並ぶ。
S1:旅行者Xが確定ボタン608bを押下すると、携帯端末30の画像コード作成部36は画像コードを作成し、LCD406に表示する。すなわち、携帯端末30の通信部31はログインにより店舗システムサーバ50から旅行者情報を取得して記憶部3000に記憶させている。また、予約情報を店舗システムサーバ50から取得できる。画像コード作成部36は予約情報と旅行者情報をQRコードなどの画像コード3001に変換し、記憶部3000に記憶させておく。また、旅行者Xが画像コード3001を表示させる操作を行うと、表示部32は画像コードをLCD406に表示する。
図15は画像コードの一例を示す。図15では「レジ40で提示してください」という文字と画像コード3001が記載されている。画像コード3001には、上記のように、旅行者情報(の一部でよい)と、商品ID及び個数が含まれている。
S2:レジ40の店員Yは画像コード3001をスキャナ211で読み取る。携帯端末30は、画像コードでなく、NFCやBluetooth(登録商標)などで予約情報と旅行者情報をレジに送信してもよい。
S3:レジ40の画像コード読取部42は画像コード3001を光学的に読み取って旅行者情報、商品ID及び個数をデコードする。
S4:レジ40の旅行者判断部45は予約情報を取得するため旅行者IDを店舗システムサーバ50に送信する。なお、旅行者判断部45はここで旅行者情報を取得してもよい。すなわち、画像コードに旅行者情報が含まれていなくても、店舗システムサーバ50から旅行者情報を取得できる。
S5:店舗システムサーバ50の通信部51は旅行者IDを受信して、予約情報提供部55は旅行者IDに対応づけられている予約情報を記憶部5000から読み出してレジ40に送信する。
S6:旅行者判断部45は、画像コード3001からデコードされた商品IDと個数が予約情報と一致するか否かを判断する。一致した場合、画像コード3001からデコードされた旅行者情報が旅行者Xのパスポートのものであると推定できる。なお、一致判断の対象は、商品IDと個数でなくてもよい。これは、レジ40と接続されている店舗システムサーバ50から取得した情報は信頼できるという前提に一致判断を行っているためである。例えば、店舗システムサーバ50に任意のパスワードを登録しておき、画像コードにパスワードが含まれていれば、パスワードが一致するかどうかを判断してもよい。また、画像コードにパスワードを含めるのでなくパスワードをレジ40で旅行者が入力してもよい。これにより、レジ40は旅行者Xが店舗システムサーバ50に登録されていることを認証できる。また、パスワード以外の情報で一致を判断してもよい。しかし、商品IDと個数に基づいて一致判断することで、購入された商品は旅行者が予約した商品であると確認できる。
さらに、一致判断は店舗システムサーバ50が行うことができる。この場合、レジ40は旅行者IDと商品IDと個数を店舗システムサーバ50に送信して、予約情報と一致するか否かの判断結果を店舗システムサーバ50から取得すればよい。
以下では、予約情報と画像コードからデコードされた商品IDと個数が一致したものとして説明する。一致しない場合は、再度、レジ40が同じ判断をしたり、旅行者Xに画像コードの再提示を要求したりする。
S7:レジ40の決済処理部46は商品IDで単価を特定し、単価と個数の積から旅行者Xの支払金額を決定する。したがって、日本人が商品をレジ40に持ち込む場合と同様に旅行者Xが代金を支払うことができる。現金だけでなくクレジットカードで支払うことも可能である。決済処理部46が代金を受け取ったことを確認すると決済が完了する。
S8:決済によりレジ40の複合機通信部44は免税販売書類作成情報を複合機20に送信する。免税販売書類作成情報は、上記のように、旅行者情報、一般品合計金額、消耗品合計金額、及び、日本滞在期間である。
S9:複合機20のレジ通信部49は免税販売書類作成情報を受信して、免税販売書類作成部47が免税販売書類507の文書データを作成し、印刷部48により印刷する。したがって、旅行者Xは画像コードを提示するという簡単な作業で免税販売書類507を得られる。また、レジ40の店員Yもスキャナ211で画像コードを読み取り代金を受け取ると免税販売書類507を作成できるため、免税販売書類507の作成に要する負担を大きく低減できる。
S10:次に、レジ40の購入商品情報作成部43は購入商品情報を作成し店舗システムサーバ50に送信する。購入商品情報は上記のように旅行者ID、商品ID及び個数である。
S11:店舗システムサーバ50の通信部51は購入商品情報を受信すると、予約受付部54が予約情報DB5004の予約状況を「確認済み」に変更する。これにより、旅行者Xが店舗システムサーバ50にアクセスして予約情報を取得すると料金の支払いが完了しており、出国空港506で商品を受け取れることを確認できる。
なお、旅行者Xが予約情報DB5004にない商品を手に持ってレジ40に並んでもよい。旅行者Xは追加の商品の料金を支払って、実物を持ち帰ってもよいし、出国空港506へ配送を依頼してもよい。出国空港506へ配送する場合、追加の商品は予約情報DB5004(画像コード3001)に載っていないので、レジ40の購入商品情報作成部43は追加の商品の商品IDと個数を店舗システムサーバ50に送信する。店舗システムサーバ50の予約受付部54は追加された商品を予約情報DB5004に登録する。これにより、旅行者Xはレジ40に手で持って購入した商品も出国空港506で受け取ることができる。
また、予約状況が「確認済み」になった後は、旅行者Xは原則的に予約情報DB5004の商品を変更できない。例外的に、旅行者Xがレジ40に相談するなどして商品をいったんキャンセルするなどすれば、その旨をレジ40が店舗システムサーバ50に通知し予約状況が「予約中」に戻り旅行者Xは予約情報の商品を変更できるようになる。
図16は、印刷される免税販売書類(免税物品購入記録票及び購入者誓約書)の一例を示す。図16(a)は免税物品購入記録票を、図16(b)は購入者誓約書をそれぞれ示す。免税物品購入記録票及び購入者誓約書は必要事項が記載されていればよく形式に制約はない。したがって、図16は一例に過ぎない。免税販売書類作成情報により、複合機20は免税物品購入記録票及び購入者誓約書を印刷することができる。
<<出荷>>
図17は、在庫管理サーバ70が商品を出荷する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図18を参照して説明する。店舗システムサーバ50は購入商品情報を取得したので在庫管理サーバ70に商品の出荷を要求する。
図17は、在庫管理サーバ70が商品を出荷する手順を示すシーケンス図の一例である。なお、適宜、図18を参照して説明する。店舗システムサーバ50は購入商品情報を取得したので在庫管理サーバ70に商品の出荷を要求する。
S1:店舗システムサーバ50が購入商品情報を受信すると、出荷要求部57が出荷要求を在庫管理サーバ70に送信する。出荷要求には、旅行者ID、商品ID、個数、出国空港506及び出国日が含まれている。出荷要求部57は、購入商品情報に含まれる旅行者IDに対応付いている商品IDと個数を予約情報DB5004から取得して、また、購入商品情報に含まれる旅行者IDに対応付いている日本滞在期間と出国空港を旅行者情報DB5003から取得する。なお、この商品IDと個数には、旅行者Xがレジ40に手で持ち込んだが出国空港に発送した商品が含まれていてよい。
S2:在庫管理サーバ70の出荷処理部73は出荷処理を行う。すなわち、ラベル85に出荷要求に含まれている旅行者ID(氏名を含めてよい)を平文で印刷する。また、旅行者ID、商品IDと個数などをQRコードでラベルに印刷する。
図18はラベルの一例を示す図である。旅行者ID85aと氏名85bが平文であるので、出国空港506のスタッフZが読むことができ、また、商品管理サーバ120はQRコード85cにより商品と個数を特定できる。なお、ラベル85のQRコード85cはICタグなどでもよい。
物流センタ505では、旅行者ID(及び氏名を使用してよい)に基づいてスタッフが商品を用意し、出国日までに到着するように出国空港506に向けて配送作業を行う。
S3:商品を棚から取り出したスタッフは商品に添付されているバーコードをハンディスキャナなどで読み取るので、商品IDが在庫管理サーバ70に送信される。在庫管理部72はこの商品の個数を受信した数だけ在庫管理テーブルの在庫数を減らす。こうすることで、人為的なミスを低減できる。
<<商品の受け取り>>
図19は、商品管理サーバ120が商品を旅行者Xに受け渡すための処理を示すシーケンス図の一例である。旅行者Xが例えば出国空港506のサービスカウンタで携帯端末30を提示する。
図19は、商品管理サーバ120が商品を旅行者Xに受け渡すための処理を示すシーケンス図の一例である。旅行者Xが例えば出国空港506のサービスカウンタで携帯端末30を提示する。
S1:まず、携帯端末30の予約商品取得部34は予約情報を店舗システムサーバ50から取得する。記憶部3000に記憶されている画像コード3001を表示してもよい。しかし、店舗でレジ40に商品を持ち込んで購入した場合、店舗システムサーバ50に追加の商品が登録されているため、予約情報で画像コードを作成することが好ましい。
S2:携帯端末30の画像コード作成部36は画像コード3001を作成し、また、表示部32がLCD406に表示する。この画像コード3001には旅行者IDと予約情報が含まれている。
S3:次に、サービスカウンタのスタッフZはスキャナ331で画像コードを読み取る。商品管理サーバ120の画像コード読取部82は画像コードを読み取って、旅行者IDと予約情報をデコードする。なお、携帯端末30は、画像コードでなく、NFCやBluetooth(登録商標)などで旅行者IDと予約情報を商品管理サーバに送信してもよい。
S4:次に、サービスカウンタのスタッフZはデコードして得られた旅行者IDが記載されたラベル85をバックヤード89から探し、そのラベル85のQRコードをスキャナなどで読み取る。すなわち、商品管理サーバ120のラベル読取部83はラベルのQRコードを読み取って、QRコードをデコードする。QRコードには旅行者ID、商品ID及び個数が含まれている。
S5:商品確認部84は、画像コードの商品がラベル85の商品と一致するか否かを判断する。まず、ラベル85のQRコードからデコードした旅行者IDが画像コードから読み取った旅行者IDと一致することを確認する。また、携帯端末30の画像コードから取得した商品IDと個数が、ラベル85のQRコードから取得した商品IDと個数と一致するか否かを判断する。これにより、商品を手渡す際の間違いを抑制できる。
なお、商品の受け取りの処理においても、画像コードに旅行者IDが含まれていればよく商品IDと個数は含まれていなくてもよい。この場合、商品確認部84は旅行者IDを店舗システムサーバ50に送信し、店舗システムサーバ50から予約情報を取得する。そして、予約情報とラベルのQRコードから取得した商品IDと個数と一致するか否かを判断する。
また、商品の受け渡しの判断は店舗システムサーバ50が行ってもよい。この場合、商品管理サーバ120は画像コードから読み取った旅行者IDと、ラベル85から読み取った商品IDと個数を店舗システムサーバ50に送信すればよい。
<まとめ>
このように、旅行者Xは事前にパスポートに記載された旅行者情報を登録しておき、商品を予約しておけば、画像コードをレジ40で見せることで予約した商品を購入できる。画像コードには旅行者IDが含まれており、レジでは旅行者IDに対応付けられた予約情報と画像コードの商品が一致することを確認するので、画像コードの旅行者情報が旅行者Xのものであることを確認して免税販売書類507を作成できる。また、画像コードには旅行者情報が含まれているので、店員Yは煩雑な操作を行わなくても免税販売書類507を作成できる。また、商品は出国空港506に配送されるので旅行者Xが旅行中に商品を運ぶ必要がない。
このように、旅行者Xは事前にパスポートに記載された旅行者情報を登録しておき、商品を予約しておけば、画像コードをレジ40で見せることで予約した商品を購入できる。画像コードには旅行者IDが含まれており、レジでは旅行者IDに対応付けられた予約情報と画像コードの商品が一致することを確認するので、画像コードの旅行者情報が旅行者Xのものであることを確認して免税販売書類507を作成できる。また、画像コードには旅行者情報が含まれているので、店員Yは煩雑な操作を行わなくても免税販売書類507を作成できる。また、商品は出国空港506に配送されるので旅行者Xが旅行中に商品を運ぶ必要がない。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、店舗システムサーバ50は、1つのサーバで実現されている必要はなく、複数のサーバに機能が分散されていてよい。また、複数の店舗システムサーバ50が存在してもよい。在庫管理サーバ70や商品管理サーバ120についても同様である。
また、レジ40と複合機20は別々の装置でなくてもよく、例えば複合機20がレジ40の機能を有していてもよい。
また、図1,6,7などの構成例は、旅行者PC9、店舗システムサーバ50,レジ40,複合機20、在庫管理サーバ70及び商品管理サーバ120の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。また、旅行者PC9、店舗システムサーバ50,レジ40,複合機20、在庫管理サーバ70及び商品管理サーバ120の処理は、処理内容に応じてさらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、予約受付部54は予約受付手段の一例であり、画像コード読取部42は取得手段の一例であり、通信部41は端末装置の送信手段の一例であり、予約情報提供部55は情報処理装置の送信手段の一例であり、旅行者判断部45は判断手段の一例である。決済処理部46は決済手段の一例であり、出荷要求部57は出荷手段の一例であり、商品情報提供部53は店舗提供手段の一例であり、ラベル読取部83はラベル情報取得手段の一例であり、画像コード読取部82は情報取得手段の一例であり、商品確認部84は商品確認手段の一例であり、在庫確認部56は在庫確認手段の一例である。
20 複合機
30 携帯端末
40 レジ
50 店舗システムサーバ
70 在庫管理サーバ
100 購入支援システム
30 携帯端末
40 レジ
50 店舗システムサーバ
70 在庫管理サーバ
100 購入支援システム
Claims (16)
- 商品の販売に関する処理を行う端末装置と、商品の予約に関する処理を行う情報処理装置とを有する購入支援システムであって、
前記情報処理装置は、
ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付ける予約受付手段を有し、
前記端末装置は、
ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段と、
前記識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、を有し、
前記購入支援システムは、
前記情報処理装置が前記識別情報に対応付けて保持するユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段、を有する購入支援システム。 - 前記取得手段は、予約された商品に関する商品情報を前記携帯端末から取得し、
前記端末装置は、前記取得手段が取得した前記商品情報に基づいて代金を決済する決済手段を有する請求項1に記載の購入支援システム。 - 前記取得手段は、前記識別情報と共に前記端末装置が設置された国へのユーザの旅行に関する旅行者情報を取得し、
前記判断手段が前記書類の出力を行うと判断した場合、前記端末装置は前記旅行者情報を用いて作成される前記書類の出力を開始する請求項1又は2に記載の購入支援システム。 - 前記予約受付手段は、前記端末装置が設置された国へのユーザの旅行に関する旅行者情報を受け付けており、
前記取得手段は、前記識別情報に基づいて前記情報処理装置から前記旅行者情報を取得し、
前記判断手段が前記書類の出力を行うと判断した場合、前記端末装置は前記旅行者情報を含む前記書類の出力を開始する請求項3に記載の購入支援システム。 - 前記判断手段は、前記情報処理装置から前記ユーザに関する情報として取得された前記商品情報と、前記携帯端末から前記ユーザに関する情報として取得された前記商品情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する請求項2に記載の購入支援システム。
- 前記書類は免税販売書類である請求項3〜5のいずれか1項に記載の購入支援システム。
- 前記端末装置は、前記決済手段により代金が決済された前記商品情報を前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、前記端末装置から送信された前記商品情報に基づいて商品の出荷処理を行う出荷手段を有する請求項2に記載の購入支援システム。 - 前記予約受付手段は、商品の配送先として出国地と出国日を受け付けており、
前記出荷手段は、前記出国日までに前記出国地に商品を配送するよう物流センタに要求する請求項7に記載の購入支援システム。 - 前記取得手段は、前記識別情報と共に前記端末装置が設置された国へのユーザの旅行に関する旅行者情報を取得し、
前記情報処理装置は、前記旅行者情報に含まれるユーザの滞在地に関する情報に基づき店舗を紹介する店舗提供手段を有し、
前記店舗提供手段は、前記店舗の商品が出国地に配送される際に必要な日数が、ユーザが店舗で商品を購入してから出国するまでの日数より長い場合、該店舗を紹介しない請求項8に記載の購入支援システム。 - 前記出国地に配送された商品に添付されたラベルから前記識別情報と前記商品情報を取得するラベル情報取得手段と、
前記携帯端末から前記識別情報と前記商品情報を取得する情報取得手段と、
前記ラベルから取得された前記識別情報と前記携帯端末から取得した前記識別情報とが一致するか否か、及び、前記ラベルから取得された前記商品情報と前記携帯端末から取得した前記商品情報とが一致するか否かを判断する商品確認手段と、を有する請求項8又は9に記載の購入支援システム。 - 前記出国地に配送された商品に添付されたラベルから前記識別情報と前記商品情報を取得するラベル情報取得手段と、
前記携帯端末から前記識別情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が取得した前記識別情報を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記識別情報に対応付けられた前記商品情報を取得する商品確認手段と、を有し、
前記商品確認手段は、前記ラベルから取得された前記識別情報と前記携帯端末から取得した前記識別情報とが一致するか否か、及び、前記ラベルから取得された前記商品情報と前記携帯端末から取得した前記商品情報とが一致するか否かを判断する請求項8又は9に記載の購入支援システム。 - 前記予約受付手段は、商品の予約を受け付けた後、ユーザの携帯端末から商品の変更を受け付け、
前記情報処理装置は、
前記携帯端末に入力された購入する商品を確定する旨を取得した場合、予約された商品の在庫を確認する在庫確認手段を有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の購入支援システム。 - 商品の販売に関する処理を行う端末装置と、商品の予約に関する処理を行う情報処理装置とを有する購入支援システムであって、
ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付ける予約受付手段と、
ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段と、
前記情報処理装置が前記識別情報に対応付けて保持するユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段、を有する購入支援システム。 - 情報処理装置を、
ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付ける予約受付手段と、
端末装置から前記識別情報を受信すると、前記識別情報に対応付けられているユーザに関する情報を前記端末装置に送信する送信手段、として機能させるプログラムと、
ユーザの識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段と、
前記識別情報を情報処理装置に送信する送信手段と、
前記情報処理装置から受信した前記ユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段と、を有する端末装置と、
を有する購入支援システム。 - ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付け、端末装置から前記識別情報を受信すると、前記識別情報に対応付けられているユーザに関する情報を前記端末装置に送信する情報処理装置と、ネットワークを介して通信する端末装置であって、
ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得する取得手段と、
前記識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
前記情報処理装置から受信した前記ユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断する判断手段と、を有する端末装置。 - 商品の販売に関する処理を行う端末装置と、商品の予約に関する処理を行う情報処理装置とを有する購入支援システムが行う購入支援方法であって、
前記情報処理装置の予約受付手段が、ユーザの識別情報と共に商品の予約を受け付けるステップと、
前記端末装置の取得手段が、ユーザの前記識別情報及びユーザに関する情報をユーザの携帯端末から取得するステップと、
送信手段が、前記識別情報を前記情報処理装置に送信するステップと、
前記情報処理装置が前記識別情報に対応付けて保持するユーザに関する情報と、前記携帯端末から前記取得手段が取得した前記ユーザに関する情報とに基づいて、判断手段が、商品の販売に関する書類の出力を行うか否かを判断するステップと、
を有する購入支援方法。
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