JP2007193606A - プリントシステムおよびプリント方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットプリントサービスと店頭端末機による印刷の双方のメリットを兼ね備えたプリントサービス。
【解決手段】プリンタ302は、PC301から出力されたプリントデータに基づいて画像を印刷する。プリンタ302の出力したプリント物は、各認証情報で識別される顧客ごとに、保管庫303の各ロッカーに施錠された状態で保管される(#10)。PC301は、バーコードリーダ304から受け取った認証情報を、データベース305に格納された認証情報と照合する(#11)。PC301は、照合の結果、受信した認証情報と一致する認証情報の存在をデータベース305内に確認すれば、その認証情報で特定される顧客に割り当てられた保管庫303のロッカーを開錠する(#12)。顧客は、保管庫303の開錠されたロッカーから、自分でプリント物を取り出す。
【選択図】 図2
【解決手段】プリンタ302は、PC301から出力されたプリントデータに基づいて画像を印刷する。プリンタ302の出力したプリント物は、各認証情報で識別される顧客ごとに、保管庫303の各ロッカーに施錠された状態で保管される(#10)。PC301は、バーコードリーダ304から受け取った認証情報を、データベース305に格納された認証情報と照合する(#11)。PC301は、照合の結果、受信した認証情報と一致する認証情報の存在をデータベース305内に確認すれば、その認証情報で特定される顧客に割り当てられた保管庫303のロッカーを開錠する(#12)。顧客は、保管庫303の開錠されたロッカーから、自分でプリント物を取り出す。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワークを使用して顧客からアップロードされた画像を顧客の要求に合致した形態でプリントを行うプリントシステムおよびプリント方法に関する。
従来、顧客がプリント注文した画像を実際に受け取る際、顧客が無駄な待ち時間を費やすことのないようにする技術が様々開発されている。
特許文献1によると、画像をプリントするプリント・システムにおいて,プリントすべき画像を指定するとプリントを終了したときの連絡先として電話番号または電子メール・アドレスを入力する。画像のプリントが終了すると,入力された連絡先にその終了の旨が通知される。終了の通知を受けることにより,ユーザはプリント・システムが配置されている場所に戻る。プリントが終了したことがわかるので,プリント終了までの時間をユーザは有効に利用することができる。
特許文献2によると、サーバを介して予め登録された印刷物自動販売機に対して画像データが供給される。この画像データは、印刷物自動販売機に記憶されると共に、ネットワークを介して印刷物自動販売機に送られ記憶される。ユーザは、後に画像データが記憶された印刷物自動販売機に直接、又はネットワークを介してアクセスを行い、画像データの印刷処理を行う。このように構成することにより、ユーザは希望する印刷物自動販売機から印刷物を取得でき、この際メモリーカード等のメディアを使用する必要がない。
特開2002−123375号公報
特開2004−110777号公報
店頭でプリント注文受け付けとプリント実行の両方を行う店頭プリント端末機は、急に必要になった印刷物を店員の補助なく手軽に印刷でき、しかも印刷物を店員に見られることもないので、各所に普及している。しかし、店頭端末機の前で印刷を待つ時間は顧客にとって無駄であり苦痛である。
特許文献1はこのような問題に対処するものであるが、顧客はプリント注文だけのために端末の設置場所まで足を運ばなければならない。このため、結局は印刷時間を待つのと大差ない。特許文献2は印刷開始の指定操作を店頭端末で行う必要があるから、印刷待ち時間をなくすことはできない。
一方、ネットワークを介してプリント注文を行い、できあがった印刷物をコンビニや自宅などの指定の送付先に届けるサービス(ネットプリントサービス)が存在していることは周知の事実であるが、有人のサービスのため店頭端末機を使った料金よりも割高になるし、受け取るタイミングも配送の都合などから顧客の自由になりにくい。また、配送手配時に不特定多数の人物に印刷物が見られてしまう可能性があり、店頭端末機のようには気軽に注文できないと顧客が感じる可能性もある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、ネットプリントサービスと店頭端末機による印刷の双方のメリットを兼ね備えたプリントサービスを可能にするシステムを提供することを目的とする。
本発明は、サーバおよび店頭端末機がネットワークを介して接続されたプリントシステムに関する。このプリントシステムは、ネットワークに接続された顧客の端末から、画像、画像のプリントサイズおよびプリント枚数を指定する注文情報、注文情報に従って画像を印刷する店頭端末機を指定する店頭端末機情報および画像の印刷の対価であるプリント料金の決済情報を受信し、顧客の端末から受信した決済情報によりプリント料金を決済したことおよび店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じ、顧客を特定し認証する認証情報を発行して顧客の端末および指定された店頭端末機に送信し、顧客の端末から受信した画像ならびに注文情報を指定された店頭端末機に送信し、かつ指定された店頭端末機による注文情報に従った画像の印刷の終了予定時刻を指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じて算出し、顧客の端末に画像の印刷終了予定時刻を通知するサーバと、サーバから受信した注文情報に従ってサーバから受信した画像を印刷媒体に印刷するプリンタならびに画像の印刷された印刷媒体を顧客ごとに個別に保管する保管部、サーバから受信した認証情報に基づいて顧客を認証する認証部を含む店頭端末機とを備え、保管部は、認証部が顧客を認証したことに応じ、顧客の端末から受信した画像の印刷された印刷媒体の保管を完了する。
この発明によると、顧客の端末からネットワークを介して、画像、注文情報、店頭端末機情報、決済情報をサーバに送れば、サーバから認証情報と該画像の印刷終了予定時刻が送られてくる。顧客は、通知された印刷終了予定時刻に、店頭端末機情報で指定した店頭端末機の設置場所に赴く。そこで、予めサーバから提供された認証情報を店頭端末機に入力するなどして、店頭端末機の認証を受ける。店頭端末で認証が完了すると、その顧客の送った画像の印刷された印刷媒体の保管が完了し、顧客はその印刷媒体を持って帰ることができる。
このように、顧客はプリント注文をネットワーク経由で行えるため、注文だけのためにわざわざ店頭端末機の設置場所まで出向く必要がない。しかも、通知された印刷予定時刻に店頭端末機の設置場所に赴けば、認証さえ受ければ自分の注文したプリント画像を確実に受け取ることができ、無駄な待ち時間を費やすこともない。各プリント画像は顧客ごとに管理され、認証を受けた顧客が自分のプリント画像だけを受け取ることができるのであるから、自分の注文したプリント画像が他人に持っていかれたり見られたりするおそれもない。
店頭端末機は、外部から認証情報を入力する認証情報入力部を備え、認証部は、認証情報入力部の入力した認証情報とサーバから受信した認証情報とを照合することで顧客を認証するようにしてもよい。
ここで、認証情報入力部はバーコードに埋め込まれた認証情報を読み取る読取部または手動操作による認証情報の入力を受け付ける操作部を含む。
バーコードとは、1次元バーコードおよび2次元バーコードを含むのが慣例であり、必ずしも棒状とはかぎらない。また、操作部とは、キーボード、マウス、タッチパネルなどを含む。ただし、認証情報は、手入力の手間や複製の危険を考慮すると、バーコードに埋め込むことが好ましい。
サーバは、店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況が異常である場合、その旨を顧客の端末に通知することが好ましい。
サーバは、顧客の端末から受信した画像の印刷の対価であるプリント料金の決済情報によりプリント料金を決済したことおよび店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じ、顧客を特定し認証する認証情報を発行してもよい。
ただし、プリント料金の決済情報は、サーバを介さず店頭端末機に直接入力してもよい。
サーバは、店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況が異常である場合、決済したプリント料金の返金処理を行うことが好ましい。
プリントを注文して決済もしたのに、実際に店頭端末機の設置場所に赴くと店頭端末機の異常(プリンタの故障、紙詰まりもしくは紙切れ、または保管部の空きがないなど)で注文した印刷ができていなかったなどというやっかいな問題が生じて顧客からクレームが出るのを未然に防げる。
店頭端末機から検出される稼働状況は、プリンタの故障、紙詰まり、紙切れもしくは紙残量、または保管部の空きの有無を含む。
本発明は、サーバおよび店頭端末機がネットワークを介して接続されたプリントシステムで用いられるプリント方法に関する。このプリント方法は、サーバが、ネットワークに接続された顧客の端末から、画像、画像のプリントサイズおよびプリント枚数を指定する注文情報ならびに注文情報に従って画像を印刷する店頭端末機を指定する店頭端末機情報を受信するステップと、サーバが、顧客の端末から受信した決済情報によりプリント料金を決済したことおよびサーバが店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出した稼働状況に応じ、顧客を特定し認証する認証情報を発行し、サーバから顧客の端末および指定された店頭端末機に認証情報を送信するステップと、サーバが顧客の端末から受信した画像ならびに注文情報をサーバから指定された店頭端末機に送信するステップと、指定された店頭端末機による注文情報に従った画像の印刷の終了予定時刻を指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じて算出し、サーバから顧客の端末に画像の印刷終了予定時刻を通知するステップと、店頭端末機がサーバから受信した注文情報に従ってサーバから受信した画像を印刷媒体に印刷するステップと、店頭端末機が画像の印刷された印刷媒体を顧客ごとに個別に保管するステップと、店頭端末機がサーバから受信した認証情報に基づいて顧客を認証するステップと、店頭端末機が顧客を認証したことに応じ、顧客の端末から受信した画像の印刷された印刷媒体の保管を完了するステップと、を含む。
本発明によると、顧客はプリント注文をネットワーク経由で行えるため、注文だけのためにわざわざ店頭端末機の設置場所まで出向く必要がない。しかも、通知された印刷予定時刻に店頭端末機の設置場所に赴けば、自分の注文したプリント画像を確実に受け取ることができ、無駄な待ち時間を費やすこともない。各プリント画像は顧客ごとに管理され、認証を受けた顧客が自分のプリント画像だけを受け取ることができるのであるから、自分の注文したプリント画像が他人に持っていかれたり見られたりするおそれもない。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るプリントシステムの一実施形態を示す図である。このプリントシステムは、無線LAN機能などのネットワーク接続機能の搭載されたデジタルカメラ100a、パソコン100b、携帯電話100cなどのクライアント端末100と、クライアント端末100とサーバ200、およびサーバ200と複数の店頭端末機300(300−1、300−2、…、300−n)とを接続する通信ネットワーク500とから構成される。
店頭端末機300は、パソコン(PC)301、プリンタ302、保管庫303、バーコードリーダ304、データベース305を備えている。
クライアント端末100は、ネットワーク500上のサーバ200をURL(Uniform Resource Locators)を使って指定し、画像、注文情報、認証情報、注文者情報および店頭端末機情報をサーバ200にアップロードする機能、電子メールの送受信機能、画像等を表示する液晶モニタ、画像データ等を保存するメモリ等を有している。
携帯電話100cは、通信機能に加えて、被写体像を表わす画像データを記録するデジタルスチルカメラの機能も備えている。
以下、図2を参照し、本システムの動作の概略を説明する。
まず、注文者が、クライアント端末100からサーバ200に対し、プリント注文の対象となる画像を入力する。その画像が、初めてプリント注文される画像である場合には、その画像を表わす画像データが入力され、その画像が、過去にプリント注文された画像である場合には、サーバ200と接続されたデータベース201に保管されている、その画像を表わす画像データを特定する特定情報が入力される。ここで、この特定情報は、プリント対象の画像を表わす画像データが保管されているデータベース201を示す保管場所情報とその画像データのファイル名とを有する。
画像データは、携帯電話100cの他、デジタルスチルカメラ100aなどの撮像装置を用いて取得し、これを所定の方法でパソコン100b内に格納し、パソコン100bからサーバ200に送った画像データであっても良い。ただし、デジタルスチルカメラ100aからサーバ200に直接画像を送信できれば、パソコン100bは必要ない。
プリント注文の対象となった画像データに関しては、ある一定期間だけデータベース201で保存するようにし、保存期間中は、クライアント端末100からサーバ200にアクセスしてデータベース201から自由に画像データをダウンロードできるようにしてもよい。こうすれば、クライアント端末100に画像を保存しつづけておく必要がなく、限られた画像の記憶容量を有効に活用できる。保存期間が経過した場合あるいはクライアント端末100などから削除すべき画像に指定された画像はデータベース201からただちに削除するか、クライアント端末100に通知をし、必要なバックアップを作成する猶予を与えてから削除してもよい。あるいは期間を限定せず継続的にデータベース201に保存しておき、保存期間に応じてユーザに画像データの保管料を課金してもよい。
さらに、クライアント端末100は、プリントのサイズや枚数、所望の画像処理等といった注文に関わる情報を示す注文情報や、顧客に関する顧客情報(電子メールアドレス、氏名、住所、電話番号など)、顧客を特定・認証するための認証情報(ID、パスワードなど)、どの店頭端末機300でプリント物を受け取るかを指定する店頭端末機情報といった諸情報もサーバ200に送信する。
プリントのサイズや枚数は、注文情報で特に指定されない限り、サーバ200の指定する規定のサイズや枚数とする。これは、基本的にサイズや枚数は変化しない場合が多く(たとえばサイズはLサイズ、枚数は各画像につき1枚)、毎回ユーザが同じ値を指定するのは煩雑だからである。
そして、このクライアント端末100などから、これら諸情報が信号化されたプリント注文データが、ネットワーク500を介してサーバ200に送信される(#1)。
サーバ200が受信するプリント注文データには、プリント注文の対象となる画像を表わす画像データもしくは特定情報、注文情報、認証情報、顧客情報、店頭端末機情報が含まれている。サーバ200は、プリント注文データを受信すると、これをデータベース201内の対応する領域にいったん格納する(#2)。
サーバ200は、データベース201に格納されたプリント注文データを読み出した上、プリント注文データの店頭端末機情報で指定される店頭端末機300に対し、プリントジョブを受け入れ可能か否かを問い合わせる(#3)。
店頭端末機300のPC301が「レディ」(プリンタ302の紙詰まりや紙切れあるいは各種の故障が生じていないこと、プリントデータのバッファに空きがあること、および保管庫303の空きがあることを含む)を通知してきた場合(#4)、クライアント端末100を介してプリント料金の決済を行う(#5)。
サーバ200は、顧客の決済が完了すると、その顧客を特定・認証する認証情報を発行する。そして、プリントジョブの終了予定時刻を自ら算出するか、あるいは店頭端末機300から通知してもらい、その終了予定時刻とともに、その認証情報を埋め込んだバーコード(QRコードなど)の表示データをクライアント端末100に送信する(#6)。
サーバ200は、指定の店頭端末機300に対し、読み出したプリント注文データの画像データ、注文情報、顧客情報および認証情報を送信する(#7)。なお、プリント注文データの送り先の店頭端末機300が必ずしもプリントジョブを正常に完了するとは限らないので、サーバ200は、データ送信後も、送信が完了したプリント注文データをデータベース201から削除せず保管しておく。
店頭端末機300がPC301「エラー」(プリンタ302の紙詰まりや紙切れ、各種の他の故障が生じていること、プリントデータのバッファに空きがないこと、または保管庫303の空きがないことを含む)を通知してきた場合、その旨をクライアント端末100に通知する。
店頭端末機300のPC301は、サーバ200から送信されたプリント注文データ(画像データ、注文情報および認証情報を含む)受信し、これをデータベース305にいったん格納する(#8)。PC301は、データベース305に格納されたプリント注文データを、プリント注文データの受け付け順に逐次読み出した上、注文情報と画像データに基づいたプリントデータを作成し、これをプリンタ302に出力する(#9)。
プリンタ302は、PC301から出力されたプリントデータに基づいて、所定の印刷媒体に画像を印刷する。プリンタ302の出力したプリント物は、各認証情報で識別される顧客ごとに、保管庫303の各ロッカーに施錠された状態で保管される(#10)。
バーコードリーダ304は、プリント料金を決済した顧客の顧客端末100に送信されて表示画面に表示されたバーコードに埋め込まれた認証情報を読み取り、この認証情報をPC301に送る。PC301は、バーコードリーダ304から受け取った認証情報を、データベース305に格納された認証情報と照合する(#11)。PC301は、照合の結果、受信した認証情報と一致する認証情報の存在をデータベース305内に確認すれば、その認証情報で特定される顧客に割り当てられた保管庫303のロッカーを開錠する(#12)。顧客は、保管庫303の開錠されたロッカーから、自分でプリント物を取り出す。
図3および図4は本システムを構成するクライアント端末100の利用の仕方を概略的に示すフロー図である。
図3は通常時のクライアント端末100の利用の仕方を示す。
まず、顧客は、クライアント端末100により、サーバ200にアクセスする(S1)。顧客は、サーバ200に接続したクライアント端末100により、画像データ、注文情報、店頭端末機情報などを含むプリント注文データをサーバ200に送信する(S2)。
サーバ200は、プリント注文データの店頭端末機情報で特定される店頭端末機300に対し、プリントジョブを受け入れ可能か否かを問い合わせる(S3)。
問い合わせの結果、「レディ」であれば、各種の電子決済手法を用いてプリント料金の決済処理を行う(S4)。問い合わせの結果、「エラー」であれば、注文の変更、キャンセルを受け付ける(S10)。
決済処理の終了後、顧客は、クライアント端末100から自分の連絡先(電子メールアドレス)をサーバ200に送信する。サーバ200は、受信した連絡先を顧客情報の一部としてデータベース201に格納する(S5)。
サーバ200は、プリント注文データを店頭端末機情報で指定される店頭端末機300に送信した上、プリントジョブの終了予定時刻を自ら算出するか、あるいは店頭端末機300で算出した上で通知してもらい、その終了予定時刻とともに、その顧客を特定・認証する認証情報を埋め込んだバーコード(QRコードなど)を発行してクライアント端末100に送信する(S6)。
顧客は、サーバ200から受け取ったプリントジョブの終了予定時刻に、店頭端末機情報で指定した店頭端末機300に出向く(S7)。
顧客は、クライアント端末100の表示画面にバーコードを表示させ、そのバーコードをバーコードリーダ304にかざすことで認証を行わせる(S8)。なお、キーボードやタッチパネルなどの各種手動情報入力手段を店頭端末装置300に設け、ここから直接入力された認証情報をバーコードリーダ304から読み取られた認証情報の代わりにすることも可能である。
認証されれば、保管庫303が開錠され、自分の注文したプリント物を受け取ることができる(S9)。
このように、顧客は、クライアント端末100からネットワーク500経由で所望の店頭端末機300にプリント注文を出すことができ、注文のためだけに店頭端末機300の設置場所に赴く必要はない。また、通知された終了予定時刻に店頭端末機300の設置場所に赴き、認証を受けさえすればただちにプリント物を入手することができ、無意味な待ち時間を過ごすこともない。
図4は、トラブル発生時のクライアント端末100の利用の仕方を示す。
店頭端末機300のPC301は、プリンタ302、保管庫303に異常が発生していないかを監視しており、異常を検知すると、その異常の内容と、その異常によって影響を受ける顧客(すなわち異常発生時に実行中のあるいはそれ以後に実行する予定であるプリントジョブと関係するプリント注文データの送信元であるクライアント端末100のユーザ)の顧客情報をデータベース305から特定し、これらの情報をトラブル情報としてサーバ200に通知する。サーバ200は、トラブル情報を受信すると、それに含まれる顧客情報の連絡先すなわちクライアント端末100に対し、異常の内容を電子メールで通知する(S11)。この電子メールには、プリント注文データの送付先となる店頭端末機300の変更、もしくはプリント注文データのキャンセル(プリント注文データをデータベース201および305から削除すること)を受け付けるWebページへのリンクが張り付けられている。
クライアント端末100は、Webページへのリンクによってサーバ200にアクセスし、店頭端末機300を変更するか、あるいはプリント注文データのキャンセルを指定する(S12)。
クライアント端末100から、異常の検知された店頭端末機300を除く任意の店頭端末機300が指定された場合、サーバ201は、その指定された店頭端末機300にプリント注文データを送信する(S13)。
顧客は、サーバ200から受け取ったプリントジョブの終了予定時刻に、店頭端末機情報で指定した店頭端末機300に出向く(S14)。
顧客は、クライアント端末100の表示画面にバーコードを表示させ、そのバーコードをバーコードリーダ304にかざすことで認証を行わせる(S15)。
認証されれば、保管庫303が開錠され、自分の注文したプリント物を受け取ることができる(S16)。
クライアント端末100から、プリント注文データのキャンセルが指定された場合、サーバ200は、プリント注文データをデータベース201および305から削除し、各種の電子決済手法により、プリント料金の返金処理を行う(S17)。すなわち、プリント注文して決済したのに、異常発生でプリント物を提供することができない場合は返金することで、顧客からクレームが来るのを未然に防止する。
図5はサーバ200の動作の流れを示すフロー図である。
サーバ200は、クライアント端末100から、プリント注文データを受信する(S21)。
サーバ200は、プリント注文データの店頭端末機情報で指定される店頭端末機300に対し、プリントジョブを受け入れ可能か否かを問い合わせる(S22)。
問い合わせの結果、「レディ」であれば、各種の電子決済手法を用いてプリント料金の決済処理を行う(S23)。問い合わせの結果、「エラー」であれば、店頭端末機情報で特定される店頭端末機300は異常があるためプリントできない旨をクライアント端末100に通知する(S32)。なお、「エラー」であれば、その旨をサーバ200に接続された図示しないモニタなどに表示するなどして、管理者に通知してもよい。
決済処理の終了後、サーバ200は、クライアント端末100から受信した連絡先を顧客情報の一部としてデータベース201に格納する(S24)。
サーバ200は、プリントジョブの終了予定時刻を自ら算出するか、あるいは店頭端末機300で算出した上で通知してもらい、その終了予定時刻とともに、その顧客を特定・認証する認証情報を埋め込んだバーコード(QRコードなど)をクライアント端末100に送信する(S25)。
プリントジョブの終了予定時刻の算出の仕方としては、店頭端末機300で未処理の印刷ジョブの総印刷ページ数×プリンタのページ単位あたりの印刷時間でジョブ処理時間を算出し、そのジョブ処理時間を現在時刻に加えた時刻を終了予定時刻とすればよい。
顧客は、サーバ200から受け取ったプリントジョブの終了予定時刻に、店頭端末機情報で指定した店頭端末機300に出向く(S26)。
サーバ200は、プリント注文データを店頭端末機情報で指定された店頭端末機300に送信する(S27)。
店頭端末機300は、サーバ200から受信したプリント注文データに基づいて画像のプリントを試みる(S28)。その結果、プリントが正常に完了したことあるいは正常に完了しなかった旨をサーバ200に通知する。サーバ200は、プリントが正常に完了した通知あるいは正常に完了しなかった通知を受信したことを判断する(S28)。
サーバ200は、プリントが正常に完了した通知を受信しなかった場合、連絡先で指定されたクライアント端末100に対し、その旨を電子メールで通知する(S29)。この電子メールには、プリント注文データの送付先となる店頭端末機300の変更、もしくはプリント注文データのキャンセル(プリント注文データをデータベース201および305から削除すること)を受け付けるWebページへのリンクが張り付けられている。
クライアント端末100は、Webページへのリンクによってサーバ200にアクセスし、指定の店頭端末機300を変更するか、あるいはプリント注文データのキャンセルを指定する(S30)。
クライアント端末100から、異常の検知された店頭端末機300を除く任意の店頭端末機300が指定された場合、サーバ201は、その指定された店頭端末機300にプリント注文データを送信する(S31)。
クライアント端末100から、プリント注文データのキャンセルが指定された場合、サーバ200は、プリント注文データをデータベース201および305から削除し、各種の電子決済手法により、プリント料金の返金処理を行う(S32)。
なお、図示しないが、サーバ200は、プリントが正常に完了した通知を受信した場合、連絡先で指定されたクライアント端末100に対し、その旨を電子メールで通知してもよい。ただし、こうすると、ユーザがプリント物を終了予定時刻に取りに行かず、印刷物が放置され保管庫を占有しつづける可能性が高い。このため、保管庫303に一定時間(たとえば1週間)プリント物が保管されたままの場合、ユーザに受け取りを促すメッセージを店頭端末機300からサーバ200経由でクライアント端末100に送信してもよい。あるいは、サーバ200は、保管期間に応じて課金処理を行ってもよい。あるいは、店頭端末機300は、一定期間保管されたままのプリント物を廃棄する手段(シュレッダーなど)を備えていてもよい。
図6は店頭端末機300の動作の流れを示すフロー図である。
店頭端末機300のPC301は、サーバ200から送信されたプリント注文データ(画像データ、注文情報および認証情報を含む)受信し、これをデータベース305にいったん格納する(S41)。
PC301は、データベース305に格納されたプリント注文データを順次読み出した上、注文情報と画像データに基づいたプリントデータを作成し、これをプリンタ302に出力する。
プリンタ302は、PC301から出力されたプリントデータに基づいて、画像のプリントを試みる(S42)。その結果、プリントが正常に完了したと判断されれば(S43で“Y”)、その旨をサーバ200に通知する(S42)とともに、プリンタ302の出力したプリント物を、各認証情報で識別される顧客ごとに、保管庫303の各ロッカーに施錠された状態で保管する(S45)。正常に完了しなければ(S43で“N”)、その旨をサーバ200に通知する(S50)。
バーコードリーダ304は、プリント料金を決済した顧客の顧客端末100の表示画面に表示されたバーコードから認証情報を読み取り、認証情報をPC301に送る。PC301は、バーコードリーダ304から受け取った認証情報を、データベース305に格納された認証情報と照合する(S46)。
PC301は、照合の結果、一致する認証情報の存在を確認すれば(S47で“Y”)、その認証情報で特定される顧客に割り当てられた保管庫303のロッカーを開錠し、プリント物を取り出し口に搬送する(S48)。顧客は、保管庫303の開錠されたロッカーから、自分でプリント物を取り出す。
PC301は、照合の結果、一致する認証情報の存在を確認できなければ(S47で“N”)、その旨を図示しない表示パネルなどに表示する(S49)。この際、保管庫303は開錠されないから、真正な認証情報の発行されていない者がプリント物を勝手に持ち去ることはできない。
100:クライアント端末、200:サーバ、300:店頭端末機
Claims (8)
- サーバおよび店頭端末機がネットワークを介して接続されたプリントシステムであって、
前記ネットワークに接続された顧客の端末から、画像、前記画像のプリントサイズおよびプリント枚数を指定する注文情報ならびに前記注文情報に従って前記画像を印刷する店頭端末機を指定する店頭端末機情報を受信し、前記店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じ、前記顧客を特定し認証する認証情報を発行して前記顧客の端末および前記指定された店頭端末機に送信し、前記顧客の端末から受信した画像ならびに注文情報を前記指定された店頭端末機に送信し、かつ前記指定された店頭端末機による前記注文情報に従った前記画像の印刷の終了予定時刻を前記指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じて算出し、前記顧客の端末に前記画像の印刷終了予定時刻を通知するサーバと、
前記サーバから受信した注文情報に従って前記サーバから受信した画像を印刷媒体に印刷するプリンタならびに前記画像の印刷された印刷媒体を顧客ごとに個別に保管する保管部、前記サーバから受信した認証情報に基づいて前記顧客を認証する認証部を含む店頭端末機とを備え、
前記保管部は、前記認証部が前記顧客を認証したことに応じ、前記顧客の端末から受信した画像の印刷された印刷媒体の保管を完了するプリントシステム。 - 前記店頭端末機は、外部から認証情報を入力する認証情報入力部を備え、
前記認証部は、前記認証情報入力部の入力した認証情報と前記サーバから受信した認証情報とを照合することで前記顧客を認証する請求項1に記載のプリントシステム。 - 前記認証情報入力部はバーコードに埋め込まれた認証情報を読み取る読取部または手動操作による認証情報の入力を受け付ける操作部を含む請求項2に記載のプリントシステム。
- 前記サーバは、前記店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況が異常である場合、その旨を前記顧客の端末に通知する請求項1〜3のいずれかに記載のプリントシステム。
- 前記サーバは、前記顧客の端末から受信した前記画像の印刷の対価であるプリント料金の決済情報により前記プリント料金を決済したことおよび前記店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じ、前記顧客を特定し認証する認証情報を発行する請求項1〜4のいずれかに記載のプリントシステム。
- 前記サーバは、前記店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出される稼働状況が異常である場合、前記決済したプリント料金の返金処理を行う請求項5に記載のプリントシステム。
- 前記店頭端末機から検出される稼働状況は、前記プリンタの故障、紙詰まり、紙切れもしくは紙残量、または前記保管部の空きの有無を含む請求項1〜6のいずれかに記載のプリントシステム。
- サーバおよび店頭端末機がネットワークを介して接続されたプリントシステムで用いられるプリント方法あって、
前記サーバが、前記ネットワークに接続された顧客の端末から、画像、前記画像のプリントサイズおよびプリント枚数を指定する注文情報ならびに前記注文情報に従って前記画像を印刷する店頭端末機を指定する店頭端末機情報を受信するステップと、
前記サーバが、前記店頭端末機情報で指定された店頭端末機から検出した稼働状況に応じ、前記顧客を特定し認証する認証情報を発行し、前記サーバから前記顧客の端末および前記指定された店頭端末機に前記認証情報を送信するステップと、
前記サーバが前記顧客の端末から受信した画像ならびに注文情報を前記サーバから前記指定された店頭端末機に送信するステップと、
前記指定された店頭端末機による前記注文情報に従った前記画像の印刷の終了予定時刻を前記指定された店頭端末機から検出される稼働状況に応じて算出し、前記サーバから前記顧客の端末に前記画像の印刷終了予定時刻を通知するステップと、
前記店頭端末機が前記サーバから受信した注文情報に従って前記サーバから受信した画像を印刷媒体に印刷するステップと、
前記店頭端末機が前記画像の印刷された印刷媒体を顧客ごとに個別に保管するステップと、
前記店頭端末機が前記サーバから受信した認証情報に基づいて前記顧客を認証するステップと、
前記店頭端末機が前記顧客を認証したことに応じ、前記顧客の端末から受信した画像の印刷された印刷媒体の保管を完了するステップと、
を含むプリント方法。
Priority Applications (1)
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JP2006011619A JP2007193606A (ja) | 2006-01-19 | 2006-01-19 | プリントシステムおよびプリント方法 |
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WO2022113647A1 (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-02 | ブラザー工業株式会社 | 印刷システム |
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2006
- 2006-01-19 JP JP2006011619A patent/JP2007193606A/ja active Pending
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