JP2020071707A - 硬貨検銭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の小型化を図ること。【解決手段】入金された硬貨を横倒姿勢の状態で搬送する搬送部20と、搬送部20により後方に搬送される硬貨の真偽及び金種を鑑別する鑑別部30とを備えた硬貨検銭装置1aであって、搬送部20は、鑑別部30により正貨と鑑別された硬貨については継続して後方に搬送する一方、鑑別部30により偽貨と鑑別された硬貨については前方に搬送するものであり、搬送部20の後端部に設けられ、かつ後端部まで搬送された硬貨を導入して硬貨搬送装置1bに案内する案内路51を形成する案内路形成部50を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、硬貨検銭装置に関し、より詳細には、入金された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示により収納する硬貨を払い出す硬貨処理機に適用される硬貨検銭装置に関するものである。
従来、入金された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示により収納する硬貨を払い出す硬貨処理機に適用される硬貨検銭装置として、搬送手段、鑑別部、送出フラッパ、偽貨貫通孔を備えたものが知られている。
搬送手段は、前後一対となる態様で設けられた搬送プーリに搬送ベルトが無端状に張設されており、該搬送ベルトに取り付けられた搬送部材が搬送ベルトの変位に応じて変位することで硬貨を後方、あるいは前方に搬送するものである。鑑別部は、搬送手段により後方に向けて搬送される硬貨が所定の鑑別領域を通過する際に、該硬貨の真偽及び金種を鑑別するものである。送出フラッパは、前後一対のプーリ間において、鑑別部の後方に設けられた送出口を開閉するものであり、常態においては、送出口を閉成している。偽貨貫通孔は、前後一対のプーリ間において、送出口の後方側に形成された孔部である。
そのような硬貨検銭装置では、搬送プーリの回転により搬送ベルトが変位し、入金された硬貨を後方に向けて搬送し、鑑別部による鑑別が行われる。かかる鑑別部により硬貨が正貨であると鑑別された場合、硬貨検銭装置は、送出フラッパを駆動させて送出口を開成させ、送出口を通じて硬貨を下流側の所定領域に案内させる。その一方、鑑別部により硬貨が偽貨であると鑑別された場合、硬貨検銭装置は、送出フラッパによる送出口の閉成を維持させ、偽貨貫通孔まで硬貨を後方に向けて搬送し、該偽貨貫通孔を通過させる。そして、硬貨検銭装置は、偽貨貫通孔を通過した硬貨を、搬送ベルトの変位に伴って変位する搬送部材により前方に向けて搬送させ、所定の払出部に送出して外部に払い出させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−92609号公報
ところで、上述した特許文献1に提案された硬貨検銭装置では、前後一対のプーリ間において、鑑別部、送出口及び偽貨貫通孔が設けられているので、前後方向の長さを十分に確保する必要があり、結果的に装置全体の小型化を図ることが困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みて、装置全体の小型化を図ることができる硬貨検銭装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る硬貨検銭装置は、入金された硬貨を横倒姿勢の状態で搬送する搬送手段と、前記搬送手段により一方向に搬送される硬貨の真偽及び金種を鑑別する鑑別手段とを備えた硬貨検銭装置であって、前記搬送手段は、前記鑑別手段により正貨と鑑別された硬貨については継続して前記一方向に搬送する一方、前記鑑別手段により偽貨と鑑別された硬貨については前記一方向と反対側の他方向に搬送するものであり、前記搬送手段の前記一方向の搬送端部に設けられ、かつ該搬送端部まで搬送された硬貨を導入して下流側の所定領域に案内する案内路を形成する案内路形成部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨検銭装置において、前記搬送手段は、前後一対となる態様で設けられた搬送プーリと、前記搬送プーリ間に無端状に張設された搬送ベルトと、前記搬送ベルトに取り付けられ、かつ該搬送ベルトの変位に応じて前記入金された硬貨を横倒姿勢の状態で後方に搬送するとともに、前記鑑別手段により偽貨と鑑別された硬貨を横倒姿勢の状態で前方に搬送する搬送部材とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨検銭装置において、前記搬送ベルトは、前記搬送プーリ間に左右一対となる態様で無端状に張設され、前記搬送部材は、左右両端部が前記搬送ベルトに取り付けられており、かつ前記搬送ベルトの変位により搬送対象となる硬貨を押圧する面がV字状を成すことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨検銭装置において、前記鑑別手段の近傍に設けられた偽貨通過口を開閉する態様で設置され、かつ常態においては、前記偽貨通過口を閉成する一方、前記鑑別手段により硬貨が偽貨と鑑別された場合には、前記偽貨通過口を開成して前記搬送手段により搬送された該硬貨が該偽貨通過口を通過することを許容する偽貨送出フラッパを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨検銭装置において、前記案内路を臨む態様で自身の中心軸回りに回転可能に設けられ、前記搬送手段と共通の駆動源から駆動力が付与されて回転することにより、該案内路に導入された硬貨を前記所定領域に案内する案内回転体を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送手段は、鑑別手段により正貨と鑑別された硬貨については継続して一方向に搬送する一方、鑑別手段により偽貨と鑑別された硬貨については一方向と反対側の他方向に搬送するものであり、搬送手段の一方向の搬送端部に設けられた案内路形成部は、搬送端部まで搬送された硬貨を導入して下流側の所定領域に案内する案内路を形成するので、搬送手段における搬送長さの短縮化を図ることができ、装置全体の小型化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨検銭装置が適用された硬貨処理機の内部構造を示す斜視図である。 図2は、図1に示した硬貨検銭装置、すなわち本実施の形態である硬貨検銭装置を示す斜視図である。 図3は、図2に示した硬貨検銭装置の一部の構成要素を省略して示す斜視図である。 図4は、図3に示した硬貨検銭装置の一部の構成要素を省略して示す斜視図である。 図5は、図3に示した硬貨検銭装置の要部を示す平面図である。 図6は、図3に示した硬貨検銭装置の要部を示す底面図である。 図7は、図2及び図3に示した案内部材及びその周辺構造を模式的に示す側面図である。 図8は、図2及び図3に示した案内部材及びその周辺構造を模式的に示す側面図である。 図9は、図3〜図5に示した案内路形成部を拡大して示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨検銭装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨検銭装置が適用された硬貨処理機の内部構造を示す斜視図である。ここで例示される硬貨処理機1は、例えば釣銭機として適用されるものであり、入金された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示により収納する硬貨を払い出すものである。このような硬貨処理機1は、硬貨検銭装置1a及び硬貨搬送装置1bを備えて構成してある。
硬貨検銭装置1aは、入金部2を通じて入金された硬貨の真偽及び金種を鑑別するものである。入金部2は、図1に示すように、硬貨投入口2aを有しており、硬貨が入金される部分である。かかる硬貨検銭装置1aの構成については後述する。
硬貨搬送装置1bは、硬貨検銭装置1aで真偽及び金種が鑑別された硬貨(正貨)を搬送し、その搬送途中で該硬貨の金種を判別するとともに、該硬貨を金種毎に振り分けて硬貨収納部3に送出するものである。ここで、硬貨収納部3は、硬貨搬送装置1bで振り分けられた硬貨を金種毎に収納するものであり、出金指示が与えられた場合には、該当する硬貨を出金部4に送出して、該出金部4を通じて外部に払い出させるものである。
図2は、図1に示した硬貨検銭装置1a、すなわち本実施の形態である硬貨検銭装置1aを示す斜視図であり、図3は、図2に示した硬貨検銭装置1aの一部の構成要素を省略して示す斜視図であり、図4は、図3に示した硬貨検銭装置1aの一部の構成要素を省略して示す斜視図である。
硬貨検銭装置1aは、図2〜図4に示すように、分離部10と、搬送部(搬送手段)20と、鑑別部(鑑別手段)30と、案内部材40と、案内路形成部50とを備えて構成してある。
分離部10は、入金部2を通じて入金されて搬送された硬貨を搬送部20に1枚ずつ分離させた状態で送出するものである。尚、本明細書においては、分離部10は特徴的な構成要素ではないため、かかる分離部10の説明を割愛する。
図5及び図6は、それぞれ図3に示した硬貨検銭装置1aの要部を示すものであり、図5は平面図であり、図6は底面図である。これら図5及び図6にも示すように、搬送部20は、搬送プーリ21と、搬送ベルト22と、搬送部材23と、ガイド部材24と、偽貨送出フラッパ25とを備えて構成してある。
搬送プーリ21は、前後一対となる態様で設置してある。前方側の搬送プーリ21aは、搬送モータ21cの出力軸に連係ギアユニット21dを介して連係してある。この搬送モータ21cは、制御部60から駆動指令が与えられることにより駆動し、該制御部60から駆動停止指令が与えられることにより駆動停止するものである。
ここで制御部60は、図示せぬメモリに記憶されたプログラムやデータにしたがって硬貨検銭装置1aの動作を統括的に制御するものである。かかる制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
上記前方側の搬送プーリ21aは、搬送モータ21cの駆動により、自身の中心軸を軸心としてその軸心回りに回転する駆動プーリである。かかる前方側の搬送プーリ21aは、搬送モータ21cの駆動力が付与されることにより、左方から見て反時計回りの方向に回転する。
搬送ベルト22は、左右一対となる左側の搬送ベルト22Lと右側の搬送ベルト22Rとを有して構成してある。これら搬送ベルト22は、それぞれ搬送プーリ21間に無端状に張設してある。このような搬送ベルト22は、搬送モータ21cの駆動によって前方側の搬送プーリ21aが回転することにより、その延在方向に沿って変位する。より詳細に説明すると、搬送ベルト22は、前方側の搬送プーリ21aが回転することにより、上方部分が後方に向かいつつ下方部分が前方に向かう態様で変位する。
かかる搬送ベルト22を介して前方側の搬送プーリ21aに連係される後方側の搬送プーリ21bは、該後方側の搬送プーリ21bの回転により、自身の中心軸を軸心として左方から見て反時計回りに回転する。つまり、後方側の搬送プーリ21bは、前方側の搬送プーリ21aの回転に応じて回転する従動プーリである。
搬送部材23は、複数設けられており、それぞれが左右一対の搬送ベルト22を跨る態様で、該搬送ベルト22の延在方向に沿って等間隔となる態様で設けてある。このような搬送部材23は、右端部に設けられた右端凹凸部23aが右側の搬送ベルト22Rの外面に設けられた右側凹凸部22aに嵌合するとともに、左端部に設けられた左端凹凸部23bが左側の搬送ベルト22Lの外面に設けられた左側凹凸部22bに嵌合することにより、左右一対の搬送ベルト22を跨る態様で固定されている。これにより、搬送部材23は、搬送ベルト22の変位に応じて該搬送ベルト22の延在方向に沿って変位するものである。
かかる搬送部材23は、搬送ベルト22の変位方向の下流側を臨む面23c、すなわち、搬送ベルト22の上方部分では後方を臨む面23cであり搬送ベルト22の下方部分では前方を臨む面23cがV字状を成している。つまり、搬送部材23は、搬送ベルト22の変位方向の下流側を臨む面23cにおいて、左方に向かうに連れて該変位方向の上流側に傾斜する面と、右方に向かうに連れて該変位方向の上流側に傾斜する面とが中央部分で連続することでV字状を成している。
また搬送部材23の左右両端部においては、湾曲面23dが構成してある。より詳細に説明すると、搬送部材23の左端部においては、左端凹凸部23bが形成された面と反対側の面、すなわち左側の搬送ベルト22Lの外面に接する面と反対側の面が外方に突となる湾曲状を成すことにより湾曲面23dが構成してある。また搬送部材23の右端部においては、右端凹凸部23aが形成された面と反対側の面、すなわち右側の搬送ベルト22Rの外面に接する面と反対側の面が外方に突となる湾曲状を成すことにより湾曲面23dが構成してある。
ガイド部材24は、搬送装置本体を構成するものであり、左右一対となる左側ガイド部材24Lと右側ガイド部材24Rとを有して構成してある。左側ガイド部材24Lは、左側ガイド基部241aと、左側ガイド規制部242aとを有している。
左側ガイド基部241aは、左側の搬送ベルト22Lの左側に配置されており、該左側の搬送ベルト22Lの左方を覆うものである。尚、左側ガイド基部241aには、適宜開口が形成されている。左側ガイド規制部242aは、左側の搬送ベルト22Lの外面に対向する態様で左側ガイド基部241aに一体的に設けてある。つまり、左側ガイド部材24Lは、左側の搬送ベルト22Lの外面に一部が対向した状態で該左側の搬送ベルト22Lを囲繞するよう設けてある。
かかる左側ガイド部材24Lは、左側ガイド基部241aにより搬送部材23が左側の搬送ベルト22Lに対して左方に移動して該搬送ベルト22から離脱することを規制するとともに、左側ガイド規制部242aにより搬送部材23が左側の搬送ベルト22Lに対して上方、下方、前方及び後方のいずれかに移動して該搬送ベルト22から離脱することを規制するものである。
右側ガイド部材24Rは、右側ガイド基部241bと、右側ガイド規制部242bとを有している。右側ガイド基部241bは、右側の搬送ベルト22Rの右側に配置されており、該右側の搬送ベルト22Rの右方を覆うものである。尚、右側ガイド基部241bには、適宜開口が形成されている。右側ガイド規制部242bは、右側の搬送ベルト22Rの外面に対向する態様で右側ガイド基部241bに一体的に設けてある。つまり、右側ガイド部材24Rは、右側の搬送ベルト22Rの外面に一部が対向した状態で該右側の搬送ベルト22Rを囲繞するよう設けてある。
かかる右側ガイド部材24Rは、右側ガイド基部241bにより搬送部材23が右側の搬送ベルト22Rに対して右方に移動して該搬送ベルト22から離脱することを規制するとともに、右側ガイド規制部242bにより搬送部材23が右側の搬送ベルト22Rに対して上方、下方、前方及び後方のいずれかに移動して該搬送ベルト22から離脱することを規制するものである。
偽貨送出フラッパ25は、図4及び図5に示すように、左右一対の搬送ベルト22間に設けられた搬送基部27に設けてある。より詳細には、偽貨送出フラッパ25は、搬送基部27に形成された偽貨通過口26の前側縁部に揺動可能に設けてある。ここで偽貨通過口26は、硬貨の通過を許容する十分な大きさを有している。この偽貨通過口26を通過した硬貨は、ガイド部材24とともに搬送装置本体を構成する底部20a1(図2参照)に載置される。
このような偽貨送出フラッパ25は、常態においては、図7に示すように偽貨通過口26を硬貨が通過することを規制する態様で閉成するものである。そして、図8に示すように、フラッパ駆動機構28が駆動することにより、偽貨送出フラッパ25は、開く方向に揺動して偽貨通過口26を開成するものである。ここで、フラッパ駆動機構28は、制御部60から駆動指令が与えられることにより駆動して偽貨送出フラッパ25を開く方向に揺動させ、該制御部60から駆動停止指令が与えられることにより駆動停止して、偽貨送出フラッパ25が偽貨通過口26を閉成することを許容するものである。
鑑別部30は、図2、図3及び図5に示したように、分離部10よりも後方側であって偽貨通過口26よりも前方側となる個所に設置してある。この鑑別部30は、搬送部20により後方に向けて搬送される硬貨が所定の鑑別領域を通過する際に硬貨の特性を検知して該硬貨の真偽及び金種を鑑別し、その鑑別結果を鑑別信号として制御部60に与えるものである。
案内部材40は、図2及び図3に示すように、ガイド部材24及び底部20a1とともに搬送装置本体を構成する天部20a2における偽貨通過口26の上方部分に設けてある。この案内部材40は、図7及び図8に示したように、案内軸部41と案内作用部42とを有している。
案内軸部41は、左右方向に沿って延在する円柱状部材である。案内作用部42は、案内軸部41の径方向外部に向けて、より詳細には、後方に向けて延在する部位である。
このような案内部材40は、案内作用部42が天部20a2に形成された案内開口20a3(図2及び図3参照)を通過する態様で、案内軸部41が該天部20a2に設けられた案内支持片20a4に架設されることにより、案内軸部41の中心軸回りに揺動可能に設けてある。
より詳細に説明すると、案内部材40は、案内作用部42の下端部分が搬送部20により後方に向けて搬送される硬貨の通過領域に進退移動する態様で揺動可能に設けてあり、常態においては、案内作用部42の下端部分が通過領域に進出移動した姿勢となっている。かかる案内部材40は、偽貨送出フラッパ25により偽貨通過口26が閉成されている場合には、通過領域を通過する硬貨に押圧されて該通過領域から退行移動する態様で揺動することにより該硬貨が後方へ通過することを許容する一方、偽貨送出フラッパ25により偽貨通過口26が開成されている場合には、該通過領域を通過する硬貨に当接して該硬貨を偽貨通過口26に案内するものである。
案内路形成部50は、図4及び図5に示すように、搬送部20を構成する後方側の搬送プーリ21bの後方に設けてある。この案内路形成部50は、搬送部20の一方向の搬送端部となる後端部に連続する案内路51を備えている。案内路51は、搬送部20の後端部から離隔するに連れて右方に湾曲しながら漸次下方に傾斜しており、搬送部20により後端部まで搬送された硬貨を導入して下流側の所定領域である硬貨搬送装置1bに案内するものである。
そのような案内路形成部50には、図9に示すように、案内路51を臨む態様で案内回転体52が設けてある。案内回転体52は、前後方向に沿って延在する案内回転軸521と、この案内回転軸521に一体的に設けられた複数(図示の例では2つ)の羽根部522とを有しており、案内回転軸521の中心軸回りに回転可能なものである。
かかる案内回転体52は、案内回転軸521が回転伝達ユニット53を介して後方側の搬送プーリ21bに連係している。回転伝達ユニット53は、後方側の搬送プーリ21bの回転力を案内回転軸521に伝達するものである。
これにより案内回転体52は、後方側の搬送プーリ21bが回転する場合に、後方側から見て時計回りに回転するものである。つまり、案内回転体52は、搬送部20と共通の駆動源(搬送モータ21c)から駆動力が付与されて回転するものであり、回転することにより、案内路51に導入された硬貨を硬貨搬送装置1bに案内するものである。
以上のような構成を有する硬貨検銭装置1aにおいては、入金部2を通じて複数の硬貨が入金されて、硬貨処理機1の動作を統括的に制御する図示せぬ硬貨処理主制御部から制御部60に動作指令が与えられることにより、制御部60が搬送モータ21cに対して駆動指令を与える。
これにより搬送モータ21cが駆動し、搬送部20では、搬送プーリ21が左方から見て反時計回りに回転することにより、搬送ベルト22が延在方向に沿って変位する。このように搬送プーリ21が回転することにより、案内回転体52も後方から見て時計回りの方向に回転する。一方、入金部2を通じて入金された硬貨は、分離部10にて1枚ずつ分離させた状態で搬送部20に供給される。
搬送部20に供給された硬貨は、搬送基部27の上面に横倒姿勢の状態で載置される。上述したように搬送ベルト22がその延在方向に変位しているので、該搬送ベルト22に固定された搬送部材23が、搬送基部27の上面に載置された硬貨を後方に向けて押圧して該硬貨を後方に向けて搬送する。
ここで搬送部材23は、搬送ベルト22の変位方向の下流側を臨む面23cがV字状を成しているので、図5に示すように、該下流側を臨む面23cが搬送ベルト22の変位より硬貨を押圧する面となり、硬貨を左右方向の中央部分に寄せた状態で後方に向けて搬送することができる。
このようにして搬送部材23により押圧された状態で硬貨を後方に向けて搬送し、搬送される硬貨が鑑別部30による鑑別領域に至ると、該鑑別部30が硬貨の真偽及び金種を鑑別する。この鑑別部30は、鑑別結果を鑑別信号として制御部60に送出する。
制御部60は、鑑別部30からの鑑別信号を入力し、その鑑別結果が正貨である場合、フラッパ駆動機構28に対して駆動指令を与えずに、偽貨送出フラッパ25による偽貨通過口26の閉成を維持させる。
これにより、鑑別領域を通過して搬送部材23により押圧された状態で後方に搬送される硬貨は、図7に示したように偽貨送出フラッパ25の上面を通過し、後端部(搬送端部)まで搬送される。このように後端部まで搬送された硬貨は、案内路51に導入され、案内路51の傾斜、並びに案内回転体52の回転により硬貨搬送装置1bに案内される。
一方、制御部60は、鑑別部30からの鑑別信号を入力し、その鑑別結果が偽貨である場合、フラッパ駆動機構28に対して駆動指令を与える。これにより、フラッパ駆動機構28が駆動し、偽貨送出フラッパ25は、開く方向に揺動して偽貨通過口26を開成する。このように偽貨送出フラッパ25が偽貨通過口26を開成すると、鑑別領域を通過して搬送部材23により押圧された状態で後方に搬送される硬貨は、案内部材40に当接して姿勢を変化させながら、偽貨通過口26を通過して下方に落下する。このようにして下方に落下した硬貨は、搬送装置本体の底部20a1に横倒姿勢で載置される。
ところで、搬送プーリ21の回転により、搬送ベルト22の下方部分は前方に向かって変位している。そのため、搬送部20の下方では、図6に示すように、搬送ベルト22に固定された搬送部材23が前方に向けて移動しているので、上記底部20a1に載置された硬貨を搬送部材23が前方に向けて押圧した状態で搬送することができる。このとき、搬送部材23は、搬送ベルト22の変位方向の下流側を臨む面23cがV字状を成しているので、硬貨を左右方向の中央部分に寄せた状態で後方に向けて搬送することができる。
このようにして、搬送部20は、前方に向けて搬送した硬貨(偽貨)を図示せぬ払出ユニットに送出する。払出ユニットは、自身に払い出された硬貨を出金部4に送出して、該出金部4に設けられた硬貨払出口4a(図1参照)より外部に払い出させるものである。
偽貨と鑑別された硬貨が偽貨通過口26を通過した後、制御部60は、フラッパ駆動機構28に駆動停止指令を与える。これにより、偽貨通過口26は偽貨送出フラッパ25に閉成される。
以上説明したように、硬貨検銭装置1aは、入金部2を通じて入金された硬貨の真偽及び金種を鑑別し、正貨と鑑別された硬貨については、硬貨搬送装置1bに送出する一方、偽貨と鑑別された硬貨については、出金部4を通じて外部に払い出させている。
そして、このような硬貨検銭装置1aによれば、搬送部20が、入金された硬貨を横倒姿勢の状態で後方に搬送するとともに、鑑別部30により偽貨と鑑別された硬貨を横倒姿勢の状態で前方に搬送し、しかも搬送部20の後端部に設けられた案内路形成部50が、後端部まで搬送された硬貨を導入して硬貨搬送装置1bに案内する案内路51を形成しているので、搬送部20の前後方向の長さの短縮化を図ることができる。従って、装置全体の小型化を図ることができる。
上記硬貨検銭装置1aによれば、案内路51を臨む態様で案内回転軸521の中心軸回りに回転可能に設けられた案内回転体52が、搬送部20と共通の駆動源から駆動力が付与されて回転することにより、案内路51に導入された硬貨を硬貨搬送装置1bに案内するので、案内路51に導入され硬貨を良好に硬貨搬送装置1bに送出することができるとともに、一旦硬貨搬送装置1bに送出された硬貨が硬貨検銭装置1aに逆流してしまうことを防止することができる。
上記硬貨検銭装置1aによれば、搬送部20を構成する搬送部材23は、搬送ベルト22の変位により硬貨を押圧する面がV字状を成しているので、硬貨を左右方向の中央部分に寄せた状態で搬送することができ、これにより、硬貨の搬送位置を制限した状態で硬貨の搬送を安定的に行うことができるとともに、鑑別部30による鑑別精度の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、案内路形成部50の案内路51を臨む態様で案内回転体52が設けられていたが、本発明においては、案内回転体が設けられていなくてもよい。
1a 硬貨検銭装置
2 入金部
10 分離部
20 搬送部
21 搬送プーリ
22 搬送ベルト
23 搬送部材
24 ガイド部材
25 偽貨送出フラッパ
26 偽貨通過口
30 鑑別部
40 案内部材
50 案内路形成部
51 案内路
52 案内回転体
60 制御部

Claims (5)

  1. 入金された硬貨を横倒姿勢の状態で搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により一方向に搬送される硬貨の真偽及び金種を鑑別する鑑別手段と
    を備えた硬貨検銭装置であって、
    前記搬送手段は、前記鑑別手段により正貨と鑑別された硬貨については継続して前記一方向に搬送する一方、前記鑑別手段により偽貨と鑑別された硬貨については前記一方向と反対側の他方向に搬送するものであり、
    前記搬送手段の前記一方向の搬送端部に設けられ、かつ該搬送端部まで搬送された硬貨を導入して下流側の所定領域に案内する案内路を形成する案内路形成部を備えたことを特徴とする硬貨検銭装置。
  2. 前記搬送手段は、
    前後一対となる態様で設けられた搬送プーリと、
    前記搬送プーリ間に無端状に張設された搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに取り付けられ、かつ該搬送ベルトの変位に応じて前記入金された硬貨を横倒姿勢の状態で後方に搬送するとともに、前記鑑別手段により偽貨と鑑別された硬貨を横倒姿勢の状態で前方に搬送する搬送部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の硬貨検銭装置。
  3. 前記搬送ベルトは、前記搬送プーリ間に左右一対となる態様で無端状に張設され、
    前記搬送部材は、左右両端部が前記搬送ベルトに取り付けられており、かつ前記搬送ベルトの変位により搬送対象となる硬貨を押圧する面がV字状を成すことを特徴とする請求項2に記載の硬貨検銭装置。
  4. 前記鑑別手段の近傍に設けられた偽貨通過口を開閉する態様で設置され、かつ常態においては、前記偽貨通過口を閉成する一方、前記鑑別手段により硬貨が偽貨と鑑別された場合には、前記偽貨通過口を開成して前記搬送手段により搬送された該硬貨が該偽貨通過口を通過することを許容する偽貨送出フラッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載の硬貨検銭装置。
  5. 前記案内路を臨む態様で自身の中心軸回りに回転可能に設けられ、前記搬送手段と共通の駆動源から駆動力が付与されて回転することにより、該案内路に導入された硬貨を前記所定領域に案内する案内回転体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の硬貨検銭装置。
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