JP2020070185A - 巻き取り装置 - Google Patents

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彦徳 今西
Hikonori Imanishi
彦徳 今西
義隆 関根
Yoshitaka Sekine
義隆 関根
丸山 毅
Takeshi Maruyama
毅 丸山
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Abstract

【課題】ドラムの軸方向に沿う巻き取り装置の寸法を詰めて、より小型軽量化を実現できる巻き取り装置を提供する。【解決手段】キャリア53の回転中心に、外周部53dおよび内周部53eを有する筒状の連結部53bを設け、外周部53dをドラムユニット63のドラム軸63bに動力伝達可能に連結し、内周部53eにモータ軸46のキャリア支持部46bを回動自在に支持するニードルベアリング54を装着している。これにより、キャリア53とドラムユニット63とを一体回転可能とし、従前の構造で必要となっていたドラムと回転軸との間の軸受を省略することが可能となる。したがって、ドラムユニット63の軸方向に沿う電動ウィンチ30の寸法を詰めることができ、より小型軽量化を図ることが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、牽引部材を巻き取ったり繰り出したりすることで、被牽引物を移動させることが可能な巻き取り装置に関する。
従来、自動車等の車両に搭載される巻き取り装置には、例えば、ベルト(牽引部材)を巻き取って車椅子等を車室内に移動させる電動ウィンチや、ケーブル(牽引部材)を巻き取って車両の側部のスライドドアを移動させる車両用開閉装置がある。これらの電動ウィンチおよび車両用開閉装置は、いずれも小型軽量化が望まれており、これにより軽自動車等にも容易に適用することが可能となる。
例えば、特許文献1には、ベルトを巻き取る電動ウィンチが記載されている。特許文献1に記載された電動ウィンチは、ベルトを巻き取ったり繰り出したりするドラムと、ドラムを正逆回転させる減速機構付モータと、を備えている。そして、減速機構付モータには、電動モータおよびウォーム減速機構が設けられている。
また、特許文献2には、ケーブルを巻き取る車両用開閉装置が記載されている。特許文献2に記載された車両用開閉装置は、ケーブルを巻き取ったり繰り出したりするドラムと、ドラムを正逆回転させる電動モータと、ドラムと電動モータとの間に設けられる減速機構と、を備えている。そして、電動モータにはブラシレスモータが用いられ、減速機構には遊星歯車減速機構が用いられている。
特開2011−046513号公報 国際公開第2015/115358号
しかしながら、特許文献1に記載の巻き取り装置(電動ウィンチ)では、減速機構付モータにおける、回転軸の軸方向に沿う長さ寸法や出力軸の軸方向に沿う厚み寸法が、比較的大きくなっている。したがって、巻き取り装置全体が大型化してしまうという問題を生じ得る。特に、軽自動車等においては、巻き取り装置を運転席や助手席の下部に設置する場合があるため、巻き取り装置の小型軽量化は必須の条件となっている。
そこで、特許文献2に記載された巻き取り装置(車両用開閉装置)のように、扁平形状のブラシレスモータおよび扁平形状の遊星歯車減速機構を採用し、これらをドラムと同軸上に配置することで、巻き取り装置全体を小型軽量化することも考えられる。
しかしながら、特許文献1の技術に、特許文献2に記載されたブラシレスモータおよび遊星歯車減速機構を単純に採用したのでは、回転軸の軸方向に並べられた2つの軸受により、キャリアおよびドラムをそれぞれ個別に回転自在に支持することになる。したがって、さらに小型化軽量化を図るためには、巻き取り装置の全体構造を見直す必要があった。
本発明の目的は、ドラムの軸方向に沿う巻き取り装置の寸法を詰めて、より小型軽量化を実現できる巻き取り装置を提供することにある。
本発明の一態様では、被牽引物を牽引する長尺の牽引部材と、前記牽引部材が巻き掛けられるドラムと、前記ドラムを回転させる回転軸を有する電動モータと、前記ドラムと前記回転軸との間に設けられる減速機構と、前記ドラム、前記電動モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、を有する巻き取り装置であって、前記減速機構は、前記回転軸に設けられるサンギヤと、前記ハウジングに固定されるリングギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤに噛み合わされるプラネタリギヤと、前記プラネタリギヤを回動自在に支持するキャリアと、を備え、前記キャリアの回転中心に、外周部および内周部を有する筒状の連結部が設けられ、前記外周部が前記ドラムに動力伝達可能に連結され、前記内周部に前記回転軸を回動自在に支持する第1軸受部材が装着されている。
本発明の他の態様では、前記ドラムの軸方向に沿う前記減速機構側が、前記ハウジングに対して第2軸受部材により回動自在に支持され、前記第2軸受部材および前記第1軸受部材が、前記ドラムの径方向から見たときに互いに重なっている。
本発明の他の態様では、前記ハウジングに、前記電動モータに駆動電流を供給する外部コネクタが接続されるコネクタ接続部が設けられ、前記コネクタ接続部および前記ハウジングが、前記ドラムの径方向から見たときに互いに重なっている。
本発明の他の態様では、前記ドラムおよび前記外周部が、互いにセレーション嵌合により相対回転不能に連結されている。
本発明の他の態様では、前記第1軸受部材が、ニードルベアリングである。
本発明の他の態様では、前記電動モータが、ブラシレスモータである。
本発明によれば、キャリアの回転中心に、外周部および内周部を有する筒状の連結部を設け、外周部をドラムに動力伝達可能に連結し、内周部に回転軸を回動自在に支持する第1軸受部材を装着している。
これにより、キャリアとドラムとを一体回転可能とし、従前の構造で必要となっていたドラムと回転軸との間の軸受を省略することが可能となる。したがって、ドラムの軸方向に沿う巻き取り装置の寸法を詰めることができ、より小型軽量化を図ることが可能となる。
軽自動車に搭載された電動ウィンチを説明する概要図である。 図1の電動ウィンチを単体で示す斜視図である。 電動ウィンチの詳細構造を説明する断面図である。 モータ部およびドラム部の接続関係を説明する説明図である。 モータ部の内部構造を説明する分解斜視図である。 モータ軸と遊星歯車機構とドラム軸との接続関係を説明する斜視図である。 ドラム部の内部構造を説明する斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は軽自動車に搭載された電動ウィンチを説明する概要図を、図2は図1の電動ウィンチを単体で示す斜視図を、図3は電動ウィンチの詳細構造を説明する断面図を、図4はモータ部およびドラム部の接続関係を説明する説明図を、図5はモータ部の内部構造を説明する分解斜視図を、図6はモータ軸と遊星歯車機構とドラム軸との接続関係を説明する斜視図を、図7はドラム部の内部構造を説明する斜視図をそれぞれ示している。
図1に示される車両10は、軽自動車をベースとした小型の福祉車両である。車両10の後方側(図中右側)には、被牽引物としての車椅子20を搭載し得る車椅子搭載スペース11が形成されている。ここで、車両10の車椅子搭載スペース11は、後部座席12を前方(図中左側)に倒すことで形成される。また、車椅子搭載スペース11の前方側には、運転席13および助手席14(図示では一方のみを示す)が設けられ、運転席13および助手席14の下部には、それぞれ巻き取り装置としての電動ウィンチ30(図示では一方のみを示す)が設置されている。
電動ウィンチ30は、先端側にフック31が設けられた長尺のベルト(牽引部材)32を備えており、ベルト32は車椅子20を牽引するようになっている。具体的には、電動ウィンチ30からベルト32を繰り出して、フック31を車椅子20の左右側にある前フレーム21に引っ掛け、その状態で一対の電動ウィンチ30を同期動作させてベルト32を巻き取ることで、車椅子20を車椅子搭載スペース11に向けて移動させることができる。
車椅子搭載スペース11の後方側には、地面Gと車両10の床面Fとを緩やかな傾斜角度で接続するスロープ15が設置されている。このスロープ15は、車両10の走行時には、車椅子搭載スペース11の後方部分に立て掛けられて固定可能となっている。なお、スロープ15を使用する際には、車両10を停車させてかつバックドア16を開いた状態とし、その状態でスロープ15を車椅子搭載スペース11から車外に引き出すようにする。
このように、スロープ15を設けることで、車椅子20の地面Gと床面Fとの間の移動を容易に行えるようにしている。ここで、電動ウィンチ30は、介助者(操作者)によって操作され、電動ウィンチ30の操作中においては、介助者は車椅子20の後方から当該車椅子20を支持するようにする。なお、電動ウィンチ30を制御する制御装置(図示せず)は、車両10の所定箇所に設置されたコントローラや操作パネル、さらには車室外から操作可能なリモコン等(いずれも図示せず)から構成されている。
なお、図1に示されるように、車両10の床面Fにはフック17を備えた一対の固定ベルト18が設置されている。そして、これらの固定ベルト18のフック17は、車椅子搭載スペース11に搭載された車椅子20の車軸22にそれぞれ引っ掛けられるようになっている。これにより、車椅子搭載スペース11に搭載された車椅子20は、一対のフック31および一対のフック17の合計4箇所で固定され、車椅子搭載スペース11において車椅子20が移動したりがたついたりすることが抑制される。
図2ないし図4に示されるように、電動ウィンチ30は、モータ部40とドラム部60とを備えている。これらのモータ部40およびドラム部60は、複数の固定ボルトBT(図2では2つのみを示す)によって、それぞれ一体化(ユニット化)されている。
モータ部40は、扁平の略円盤形状に形成されたモータハウジング(ハウジング)41と、当該モータハウジング41の開口部分を閉塞するモータカバー(ハウジング)42と、を備えている。これらのモータハウジング41およびモータカバー42は、いずれもプラスチック等の樹脂材料により形成され、これにより軽量化が図られている。なお、モータカバー42は、モータハウジング41に対して、複数の締結ねじS(図3では2つのみを示す)によって固定されている。
モータハウジング41は、円板状の底壁部41aと、当該底壁部41aから起立した筒状の側壁部41bとを備えている。そして、モータハウジング41の内部には、扁平形状のブラシレスモータ(電動モータ)43が収容されている。ブラシレスモータ43は、ステータ(固定子)44とロータ(回転子)45とを備えている。
このように、電動ウィンチ30の駆動源にブラシレスモータ43を採用しており、電動ウィンチ30を薄型化しつつ、ブラシ付きの電動モータに比してメンテナンスフリーにしている。よって、電動ウィンチ30の耐久性向上は勿論のこと、ブラシノイズの発生等が一切無くなり、車両10に搭載される他の車載機器に悪影響を与えずに済む。
ステータ44は環状に形成され、かつモータハウジング41に固定されている。ステータ44は、複数の鋼板(磁性体)を積層してなるステータコア44aと、当該ステータコア44aを形成する複数のティース(詳細図示せず)に巻装されたコイル44bと、から形成されている。コイル44bは、三相のコイル(U相,V相,W相)からなり、所定の巻き数および巻き方でそれぞれのティースに巻装されている。
そして、三相のコイル44bには、コントローラからの駆動電流がそれぞれ順番に高速で供給され、これによりロータ45がステータ44に対して、所定の回転方向に所定の回転速度で回転するようになっている。
ロータ45は、鋼板をプレス加工等することで、断面が略U字形状に形成されたロータ本体45aと、当該ロータ本体45aの周囲に一体に設けられた筒状のマグネット(永久磁石)45bと、を備えている。ここで、マグネット45bは、その周方向に沿うようにして複数の磁極(N極およびS極)が交互に着磁されている。なお、マグネット45bは、ロータ本体45aに対して、接着剤(図示せず)によって強固に固定されている。
また、ロータ本体45aの径方向内側には、丸鋼棒よりなるモータ軸(回転軸)46の軸方向基端部(図3および図4の上方側)が固定されている。具体的には、ロータ本体45aの径方向内側には、モータ軸46の軸方向基端部が圧入によって強固に固定されている。これにより、モータ軸46は、ロータ本体45a(マグネット45b)の回転に伴って回転するようになっている。
そして、モータ軸46は、軸本体46aと、キャリア支持部46bと、サンギヤ46cと、を備えている。軸本体46aは、モータ軸46の軸方向基端側の略半分を占めており、その軸方向両側には、一対のモータベアリング47が装着されている。ここで、モータベアリング47は、汎用品の玉軸受であって、モータベアリング47の外輪は、モータハウジング41の底壁部41aに一体に設けられたボス部41cに固定されている。これに対し、モータベアリング47の内輪は、軸本体46aに固定されている。
ここで、一対のモータベアリング47は、モータ軸46の軸方向に所定間隔で配置されている。これにより、軸本体46aを含むロータ45は、モータハウジング41に対して、傾斜すること無く(がたつくこと無く)スムーズに回転自在に支持されている。
モータ軸46の軸方向先端部(図3および図4の下方側)には、略円柱形状に形成されたキャリア支持部46bが設けられている。このキャリア支持部46bには、ニードルベアリング54を介して遊星歯車機構50を形成するキャリア53が、回転自在に装着されている。
また、モータ軸46の軸方向に沿う軸本体46aとキャリア支持部46bとの間には、遊星歯車機構50を形成するサンギヤ46cが一体に設けられている。このサンギヤ46cには、遊星歯車機構50を形成する合計3つのプラネタリギヤ52(図5および図6参照)が噛み合わされている。
図3および図4に示されるように、ドラムユニット63を形成するドラム軸63bと、モータ軸46との間には、減速機構としての遊星歯車機構50が動力伝達可能に設けられている。この遊星歯車機構50は、モータ軸46の高速回転を減速し、減速して高トルク化された回転力をドラム軸63bに伝達するようになっている。したがって、比較的小型かつ低トルクであって、扁平形状のブラシレスモータ43であっても、ドラムユニット63を十分に回転させる(駆動する)ことが可能となっている。
また、遊星歯車機構50は、モータ軸46に対して同軸に設けられ、さらにはモータ軸46のキャリア支持部46bおよびサンギヤ46cの軸方向範囲で、かつこれらの径方向外側に配置されている。言い換えれば、遊星歯車機構50は、非常に薄い扁平形状に形成されている。これにより、ドラムユニット63の軸方向に沿う電動ウィンチ30の寸法の増大が、効果的に抑えられている。
図3ないし図6に示されるように、遊星歯車機構50は、モータ軸46に一体に設けられ、径方向外側に歯を備えたサンギヤ46cと、モータハウジング41とドラムハウジング61との間に挟まれるようにして固定され、径方向内側に歯を備えたリングギヤ51と、サンギヤ46cおよびリングギヤ51の双方に噛み合わされる3つのプラネタリギヤ52と、3つのプラネタリギヤ52を回転自在に支持するキャリア53と、を有している。
なお、リングギヤ51は、図4に示されるように、モータハウジング41の底壁部41aと、ドラムハウジング61のモータ固定部61hとの間に挟持されている。ここで、モータ固定部61hは、ドラムハウジング61の底壁部61aに一体に設けられ、略円筒状に形成されている。
そして、遊星歯車機構50のサンギヤ46cが、ブラシレスモータ43側(入力側)に設けられ、遊星歯車機構50のキャリア53が、ドラム本体63a側(出力側)に設けられている。具体的には、サンギヤ46cがモータ軸46の回転に伴って回転すると、リングギヤ51はモータハウジング41およびドラムハウジング61に固定されているため、3つのプラネタリギヤ52がサンギヤ46c(モータ軸46)の周囲を公転運動する。すると、3つのプラネタリギヤ52の公転運動に伴ってキャリア53が回転される。このときの公転速度、つまりキャリア53の回転速度は、サンギヤ46cの回転速度よりも遅い回転速度(ただし、高トルク)となる。
ここで、リングギヤ51,プラネタリギヤ52およびキャリア53においても、サンギヤ46cと同様に鋼材によって形成されている。これにより、モータ軸46の回転力をドラム本体63aに対して、がたつくこと無くかつ高トルクで効率良く伝達可能となっている。
キャリア53は、鋼板をプレス加工等することで略ハット形状に形成されている。そして、キャリア53は、略正六角形形状に形成されたキャリア本体53aと、キャリア本体53aの回転中心に設けられた有底筒状の連結部53bと、を備えている。キャリア本体53aには、その周方向に沿うようにして3つの支持ピン53cが固定されている。これらの支持ピン53cは、キャリア本体53aの周方向に等間隔(120度間隔)で配置され、それぞれの支持ピン53cはプラネタリギヤ52を回転自在に支持している。
また、連結部53bは、キャリア本体53aの支持ピン53cが突出された側とは反対側に突出されている。すなわち、連結部53bは、キャリア本体53aのプラネタリギヤ52側とは反対側に突出して設けられている。そして、連結部53bの外周部53dには、モータ側セレーション嵌合部SR1が形成されている。ここで、モータ側セレーション嵌合部SR1は、連結部53bの外周部53dにおいて鋸歯状となっており、ドラム軸63bのドラム側セレーション嵌合部SR2に嵌合して噛み合わされる。つまり、外周部53dおよびドラム軸63bは、互いにセレーション嵌合によって相対回転不能(動力伝達可能)に連結されている。
さらに、連結部53bの内周部53eには、モータ軸46のキャリア支持部46bを回動自在に支持するニードルベアリング(第1軸受部材)54が装着されている。このニードルベアリング54は、図4に示されるように、円柱状に形成された複数の針状ころ54aと、これらの針状ころ54aを回動自在に保持する筒状の保持器54bとを備えている。そして、ニードルベアリング54の保持器54bが、連結部53bの内周部53eに対して、圧入によって強固に固定されている。
一方、複数の針状ころ54aは、モータ軸46のキャリア支持部46bを回動自在に支持している。このように、キャリア53は、モータ軸46に対してニードルベアリング54を介して回動自在に支持されている。よって、キャリア53は、モータ軸46に対してがたつくこと無く、モータ軸46よりも遅い回転速度で回転することができる。
また、本実施の形態においては、ニードルベアリング54を採用することで、外輪,内輪および複数の鋼球を備えたボールベアリングに比して、連結部53bの直径寸法が無用に大きくなってしまうことを防止しており、さらにはより滑らかなキャリア53のモータ軸46に対する相対回転を可能としている。
図2ないし図4に示されるように、ドラム部60は、略直方体形状に形成されたドラムハウジング(ハウジング)61と、当該ドラムハウジング61の開口部分を密閉するドラムカバー(ハウジング)62と、を備えている。これらのドラムハウジング61およびドラムカバー62は、いずれもプラスチック等の樹脂材料により形成され、これにより軽量化が図られている。なお、ドラムカバー62は、ドラムハウジング61に対して、複数の固定ボルトBT(図2では3つのみ示す)によって固定されている。
ドラムハウジング61は、略長方形に形成された底壁部61aと、当該底壁部61aから起立した側壁部61bとを備えている。そして、ドラムハウジング61の内部には、ベルト32を巻き取ったり繰り出したりするドラムユニット63が回動自在に収容されている。また、ドラムハウジング61の内部で、かつドラムユニット63の軸方向に沿う遊星歯車機構50側とは反対側(図3中下側)には、ドラムユニット63のベルト32の繰り出し方向への回転を規制し得るラチェット機構64が収容されている。
一方、ドラムカバー62には、ドラムユニット63から繰り出されたベルト32の弛みを取り除く弛み取り機構65が設けられている。また、ドラムカバー62には、ドラムユニット63を形成するドラム本体63aの回転状態を検出する回転センサ66や、車両10側の外部コネクタ(図示せず)が接続され、ブラシレスモータ43等に駆動電流を供給するコネクタ接続部67が設けられている。
ここで、回転センサ66には、磁束の変化を捉えて矩形波を出力するホールICが採用される。そして、この回転センサ66には、図6に示されるように、ドラム本体63aに一体回転可能に設けられた環状のセンサマグネットMGが近接して配置されるようになっている。
また、図3に示されるように、弛み取り機構65およびコネクタ接続部67は、電動ウィンチ30をドラムユニット63の径方向から見たときに、いずれもドラムカバー62に対して重なるようになっている。すなわち、弛み取り機構65,コネクタ接続部67およびドラムカバー62は、ドラムユニット63の径方向に対して互いに重なっている。
これにより、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することが効果的に抑えられている。なお、弛み取り機構65には、径方向外側に突出された出っ張り部Dが存在するが、この出っ張り部Dをドラムユニット63の径方向に向くようにしている。これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することを効果的に抑えている。また、車両10側の外部コネクタは、コネクタ接続部67に対して、ドラムユニット63の径方向外側(図3中左側)から接続されるようになっている。
さらに、図2に示されるように、ドラムハウジング61の側壁部61bには、ドラムハウジング61の内外を連通するベルト出入口61cが形成されている。そして、ベルト出入口61cからは、ドラムユニット63の回転に伴ってベルト32が出入りするようになっている。
また、ドラムハウジング61の側壁部61bには、ベルト出入口61cに近接するようにして、案内部材61dが設けられている。この案内部材61dは、ベルト32の巻き取りや繰り出しを案内して、ベルト32が捻れるのを防止する。当該機能に加えて、案内部材61dはフック31の通過を許さず、これによりベルト32の全てがドラムハウジング61の内部に引き込まれてしまうのを防止する。
さらに、ドラムハウジング61の側壁部61bには、合計3つの取り付け脚61eが一体に設けられ、これらの取り付け脚61eには、それぞれボルト挿通孔61fが形成されている。これらのボルト挿通孔61fには、電動ウィンチ30を車両10の床面F(図1参照)に固定するための固定ボルト(図示せず)がそれぞれ挿通されるようになっている。これにより電動ウィンチ30は、車両10に対してがたつくこと無く強固に固定される。
ドラムユニット63は、本発明におけるドラムを構成している。図3,図4および図7に示されるように、ドラムユニット63は、ベルト32が巻き掛けられるドラム本体63aと、ドラム本体63aの回転中心に設けられるドラム軸63bと、ドラム本体63aとドラム軸63bとの間に設けられるワンウェイクラッチ63cと、を備えている。ここで、ドラム本体63aはプラスチック等の樹脂材料からなり、ドラム軸63bは段付きの丸鋼棒からなる。
また、ドラム本体63aに巻き掛けられるベルト32の幅寸法は、従前の電動ウィンチのベルトの幅寸法に比して、略半分の幅寸法となっている(ベルトの幅狭化)。よって、ドラム本体63aの軸方向寸法も、従前に比して詰められており、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することが効果的に抑えられている。
図4に示されるように、ドラム軸63bの軸方向に沿う遊星歯車機構50側には、第1ドラムベアリング(第2軸受部材)B1が装着される第1ベアリング装着部63b1が設けられている。ここで、第1ドラムベアリングB1は、モータベアリング47と同様に、汎用品の玉軸受となっている。第1ベアリング装着部63b1は円筒状に形成され、その外周部分に第1ドラムベアリングB1の内輪が固定されている。一方、第1ドラムベアリングB1の外輪は、ドラムハウジング61の底壁部61aの略中央部分に形成された貫通孔61gに固定されている。つまり、ドラム軸63bの軸方向に沿う遊星歯車機構50側は、ドラムハウジング61に対して第1ドラムベアリングB1により回動自在に支持されている。
第1ベアリング装着部63b1の内周部分、つまり窪み部分には、連結部53bのモータ側セレーション嵌合部SR1が嵌合するドラム側セレーション嵌合部SR2が形成されている。そして、ドラム側セレーション嵌合部SR2は、第1ベアリング装着部63b1の窪み部分において鋸歯状となっており、モータ側セレーション嵌合部SR1が、がたつくこと無く噛み合わされるようになっている。
これにより、第1ベアリング装着部63b1の内周側にニードルベアリング54が配置され、第1ベアリング装着部63b1の外周側に第1ドラムベアリングB1が配置される。したがって、ニードルベアリング54および第1ドラムベアリングB1は、ドラムユニット63の径方向から見たときに、互いに重ねられている。よって、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に沿う電動ウィンチ30の寸法の増大が抑えられている。
また、図3に示されるように、ドラム軸63bの軸方向に沿うドラムカバー62側には、第2ドラムベアリングB2が装着される第2ベアリング装着部63b2が設けられている。ここで、第2ドラムベアリングB2においても、第1ドラムベアリングB1と同様に、汎用品の玉軸受となっている。第2ベアリング装着部63b2は円柱状に形成され、その外周部分に第2ドラムベアリングB2の内輪が固定されている。これに対し、第2ドラムベアリングB2の外輪は、ドラムカバー62に設けられたベアリング固定部62aに固定されている。
これにより、ブラシレスモータ43を形成するモータ軸46の回転が、遊星歯車機構50を介してドラム軸63bに伝達される。そして、ドラム軸63bおよびドラム本体63aは、ブラシレスモータ43の正逆方向への回転に伴い正逆方向に回転駆動される。これによりベルト32を、ドラムハウジング61の内部に引き込んだり、ドラムハウジング61の外部に送り出したりすることが可能となっている。
ドラム本体63aとドラム軸63bとの間のワンウェイクラッチ63cは、ニードルベアリング内蔵形のワンウェイクラッチを採用している。したがって、ワンウェイクラッチ63cに加えて、ドラム本体63aを回動自在に支持するニードルベアリングを設ける必要が無い。したがって、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することが効果的に抑えられている。
ワンウェイクラッチ63cは、ドラム軸63bがベルト32の巻き取り方向に回転する際に、この回転をそのままドラム本体63aに伝達するようになっている。一方、ドラム軸63bよりも先にドラム本体63aがベルト32の巻き取り方向に回転すると、ドラム本体63aの回転がドラム軸63bに伝達されず、ドラム軸63bに対してドラム本体63aが空回りするようになっている。
図7に示されるように、ラチェット機構64は、ドラム本体63aに一体回転可能に設けられたラッチギヤ64aを備えている。また、ラッチギヤ64aと係合して、ドラム本体63aのベルト32の巻き取り方向への回転を許容し、ベルト32の繰り出し方向への回転を阻止する、揺動自在な歯止め64bを備えている。そして、歯止め64bは、ソレノイド駆動部材64cの作動により揺動するようになっている。
ソレノイド駆動部材64cは駆動ピン64dを備えており、ソレノイド駆動部材64cに駆動電流を供給することで、駆動ピン64dは当該駆動ピン64dの軸方向に移動して、引っ込むようになっている。これにより、ラッチギヤ64aと歯止め64bとの係合が解除されて「リリース状態」となり、ベルト32の巻き取り方向および繰り出し方向への双方向にドラム本体63aが回転自在となる。このように、ドラム本体63aの双方向への回転が許容され、ひいては車椅子20を車椅子搭載スペース11(図1参照)から降ろせるようになる。
これに対し、ソレノイド駆動部材64cへの駆動電流の供給を停止することで、内蔵ばね(図示せず)のばね力によって、駆動ピン64dは突出するようになっている。これにより、ラッチギヤ64aに歯止め64bが係合して「ロック状態」となり、ベルト32の巻き取り方向へのドラム本体63aの回転が許容される一方で、ベルト32の繰り出し方向へのドラム本体63aの回転が規制される。したがって、スロープ15(図1参照)の上において、車椅子20が後退することが確実に防止される。
図7に示されるように、弛み取り機構65は、ドラム本体63aに一体回転可能に設けられたスパーギヤ65aと、スパーギヤ65aに噛み合わされる小径ギヤ65bと、弛み取りモータ65cにより回転駆動される減速ギヤ機構65dとを備えている。
弛み取りモータ65cは、ドラム本体63aを、ベルト32を巻き取る方向に回転させ、このときの弛み取りモータ65cの回転力は、減速ギヤ機構65d,トルクリミッタ65e,小径ギヤ65bおよびスパーギヤ65aを介してドラム本体63aに伝達される。ここで、小径ギヤ65bと減速ギヤ機構65dとの間にトルクリミッタ65eを設けているが、このトルクリミッタ65eは、所定値以上の過大トルクの伝達をカットするようになっている。
これにより弛み取りモータ65cへの過負荷を防止し、弛み取りモータ65cを保護するようにしている。つまり、弛み取りモータ65cとして、ベルト32の弛みを取ることができる程度の低トルクを発生し得る小型モータを採用できるようになっている。
次に、以上のように形成された電動ウィンチ30の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図4に示されるように、別の組み立て工程で組み立てられたモータ部40と、サンギヤ46cを除いた遊星歯車機構50と、ドラム部60と、を準備する。
次に、図4の矢印M1に示されるように、ドラム部60のドラム軸63bに設けられた第1ベアリング装着部63b1に、遊星歯車機構50のキャリア53に設けられた連結部53bを差し込んで固定する。このとき、ドラム軸63bの軸心と連結部53bの軸心とを一致させ、かつ真っ直ぐに差し込むようにする。
そして、連結部53bのモータ側セレーション嵌合部SR1と、第1ベアリング装着部63b1のドラム側セレーション嵌合部SR2とを、互いに噛み合わせる。これにより、遊星歯車機構50のドラム部60への組み付けが完了する。
次いで、図4の矢印M2に示されるように、モータ部40を、遊星歯車機構50が組み付けられたドラム部60に組み付ける。このとき、遊星歯車機構50の軸心とモータ軸46の軸心とを一致させ、かつ真っ直ぐに組み付けるようにする。具体的には、モータ軸46のキャリア支持部46bを、連結部53bに保持されたニードルベアリング54に差し込むようにし、かつ遊星歯車機構50の3つのプラネタリギヤ52の間に、モータ軸46のサンギヤ46cを差し込むようにする。
これにより、3つのプラネタリギヤ52とサンギヤ46cとが噛み合わされ、かつ遊星歯車機構50のリングギヤ51が、モータハウジング41の底壁部41aとドラムハウジング61のモータ固定部61hとの間に挟まれて強固に固定される。このとき、遊星歯車機構50は、底壁部41aとモータ固定部61hとに覆われて、モータハウジング41およびドラムハウジング61の内部に収容される。
その後、ドラム部60とモータ部40とを、互いに最終的に固定するために、両者を複数の固定ボルトBT(図2の上側の2つの固定ボルトBTを参照)で固定する。これにより、モータ部40,遊星歯車機構50およびドラム部60がそれぞれ組み付けられて、電動ウィンチ30の組み立てが完成する。
ここで、遊星歯車機構50は、特に専用のケース等を必要とせず、単にモータ部40とドラム部60との間に動力伝達可能に挟まれているだけなので、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することが効果的に抑えられている。
以上詳述したように、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、キャリア53の回転中心に、外周部53dおよび内周部53eを有する筒状の連結部53bを設け、外周部53dをドラムユニット63のドラム軸63bに動力伝達可能に連結し、内周部53eにモータ軸46のキャリア支持部46bを回動自在に支持するニードルベアリング54を装着している。
これにより、キャリア53とドラムユニット63とを一体回転可能とし、従前の構造で必要となっていたドラムと回転軸との間の軸受を省略することが可能となる。したがって、ドラムユニット63の軸方向に沿う電動ウィンチ30の寸法を詰めることができ、より小型軽量化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、ドラムユニット63の軸方向に沿う遊星歯車機構50側が、ドラムハウジング61に対して第1ドラムベアリングB1により回動自在に支持され、第1ドラムベアリングB1およびニードルベアリング54が、ドラムユニット63の径方向から見たときに互いに重なっている。したがって、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することを効果的に抑えることができる。
さらに、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、ドラムカバー62に、ブラシレスモータ43に駆動電流を供給する外部コネクタが接続されるコネクタ接続部67が設けられ、コネクタ接続部67およびドラムカバー62が、ドラムユニット63の径方向から見たときに互いに重なっている。したがって、これによっても、ドラムユニット63の軸方向に対して、電動ウィンチ30の寸法が増大することを効果的に抑えることができる。
また、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、ドラムユニット63のドラム軸63bおよび外周部53dが、互いにセレーション嵌合により相対回転不能に連結されているので、両者をがたつくこと無く容易に動力伝達可能に連結することができる(組み立て性向上)。
さらに、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、第1軸受部材にニードルベアリング54を採用しているので、連結部53bの直径寸法が無用に大きくなることを防止でき、かつキャリア53をモータ軸46に対してより滑らかに回転させることができる。
また、本実施の形態に係る電動ウィンチ30によれば、電動モータにブラシレスモータ43を採用しているので、電動ウィンチ30の薄型化を実現しつつ、ブラシ付きの電動モータに比してメンテナンスフリーにできる。よって、電動ウィンチ30の耐久性向上は勿論のこと、ブラシノイズの発生等が一切無くなり、車両10に搭載される他の車載機器に悪影響を与えずに済む。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態では、本発明における牽引部材としてベルト32を採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、牽引方向のみに剛性を有する他の形状のケーブルやチェーン等を採用することもできる。
また、上記実施の形態では、本発明における巻き取り装置を、被牽引物が車椅子20である電動ウィンチ30として説明したが、本発明はこれに限らず、被牽引物が車両の側部に設けられるスライドドアである、所謂、車両用開閉装置にも適用することができる。
その他、上記実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記実施の形態に限定されない。
10 車両
11 車椅子搭載スペース
12 後部座席
13 運転席
14 助手席
15 スロープ
16 バックドア
17 フック
18 固定ベルト
20 車椅子(被牽引物)
21 前フレーム
22 車軸
30 電動ウィンチ(巻き取り装置)
31 フック
32 ベルト(牽引部材)
40 モータ部
41 モータハウジング(ハウジング)
41a 底壁部
41b 側壁部
41c ボス部
42 モータカバー(ハウジング)
43 ブラシレスモータ(電動モータ)
44 ステータ
44a ステータコア
44b コイル
45 ロータ
45a ロータ本体
45b マグネット
46 モータ軸(回転軸)
46a 軸本体
46b キャリア支持部
46c サンギヤ
47 モータベアリング
50 遊星歯車機構(減速機構)
51 リングギヤ
52 プラネタリギヤ
53 キャリア
53a キャリア本体
53b 連結部
53c 支持ピン
53d 外周部
53e 内周部
54 ニードルベアリング(第1軸受部材)
54a 針状ころ
54b 保持器
60 ドラム部
61 ドラムハウジング(ハウジング)
61a 底壁部
61b 側壁部
61c ベルト出入口
61d 案内部材
61e 取り付け脚
61f ボルト挿通孔
61g 貫通孔
61h モータ固定部
62 ドラムカバー(ハウジング)
62a ベアリング固定部
63 ドラムユニット(ドラム)
63a ドラム本体
63b ドラム軸
63b1 第1ベアリング装着部
63b2 第2ベアリング装着部
63c ワンウェイクラッチ
64 ラチェット機構
64a ラッチギヤ
64b 歯止め
64c ソレノイド駆動部材
64d 駆動ピン
65 弛み取り機構
65a スパーギヤ
65b 小径ギヤ
65c 弛み取りモータ
65d 減速ギヤ機構
65e トルクリミッタ
66 回転センサ
67 コネクタ接続部
B1 第1ドラムベアリング(第2軸受部材)
B2 第2ドラムベアリング
BT 固定ボルト
D 出っ張り部
F 床面
G 地面
MG センサマグネット
S 締結ねじ
SR1 モータ側セレーション嵌合部
SR2 ドラム側セレーション嵌合部

Claims (6)

  1. 被牽引物を牽引する長尺の牽引部材と、
    前記牽引部材が巻き掛けられるドラムと、
    前記ドラムを回転させる回転軸を有する電動モータと、
    前記ドラムと前記回転軸との間に設けられる減速機構と、
    前記ドラム、前記電動モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、
    を有する巻き取り装置であって、
    前記減速機構は、
    前記回転軸に設けられるサンギヤと、
    前記ハウジングに固定されるリングギヤと、
    前記サンギヤおよび前記リングギヤに噛み合わされるプラネタリギヤと、
    前記プラネタリギヤを回動自在に支持するキャリアと、
    を備え、
    前記キャリアの回転中心に、外周部および内周部を有する筒状の連結部が設けられ、前記外周部が前記ドラムに動力伝達可能に連結され、前記内周部に前記回転軸を回動自在に支持する第1軸受部材が装着されている、
    巻き取り装置。
  2. 請求項1記載の巻き取り装置において、
    前記ドラムの軸方向に沿う前記減速機構側が、前記ハウジングに対して第2軸受部材により回動自在に支持され、
    前記第2軸受部材および前記第1軸受部材が、前記ドラムの径方向から見たときに互いに重なっている、
    巻き取り装置。
  3. 請求項1または2記載の巻き取り装置において、
    前記ハウジングに、前記電動モータに駆動電流を供給する外部コネクタが接続されるコネクタ接続部が設けられ、
    前記コネクタ接続部および前記ハウジングが、前記ドラムの径方向から見たときに互いに重なっている、
    巻き取り装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の巻き取り装置において、
    前記ドラムおよび前記外周部が、互いにセレーション嵌合により相対回転不能に連結されている、
    巻き取り装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の巻き取り装置において、
    前記第1軸受部材が、ニードルベアリングである、
    巻き取り装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の巻き取り装置において、
    前記電動モータが、ブラシレスモータである、
    巻き取り装置。
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