JP2020068285A - 半導体発光装置及び半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

半導体発光装置及び半導体発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子の位置精度が高い半導体発光装置を提供する。【解決手段】半導体発光装置10は、基板としての実装基板20の一の面を有する基板と、基板の一の面上に形成され、互いに絶縁された2以上の電極層23a、23bと、2以上の電極層23a、23bのうち1の電極層23a上に形成される矩形状領域に導電性の接合材J1を介して搭載されている発光素子30と、を有し、1の電極層23aは、矩形状領域の外縁の少なくとも3辺に沿って伸長し、かつ1の電極層23aの表面から窪んで形成されている溝24を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体発光装置、特に発光ダイオード(LED)などの発光素子を有する半導体発光装置及び半導体発光装置の製造方法に関する。
半導体発光装置の発光素子は、金錫(Au/Sn)等の導電性の接合材によって基板の電極に接合されている。
このような半導体発光装置としては、金属積層基板に形成されているダイボンディングパッド上にAu−Sn共晶接合によって半導体発光素子を接合した半導体発光装置が特許文献1に開示されている。
特開2016−219522号公報
特許文献1において発光素子とダイボンディングパッドの接合は、ダイボンディングパッド上に接合材を塗布した後に、発光素子を接合材上に載置し、加熱することによって接合材を溶融させて行われている。
ここで、接合材を溶融する際、接合材の溶融速度むら、接合材の濡れ性のむら、等の複合要因によって、ダイボンディングパッド上での接合材の濡れ広がり方は一様ではない。このため、発光素子は、接合材を加熱溶融する際に所定の位置から不規則に移動する。従って、ダイボンディングパッド上の所望の位置に発光素子を接合させることが難しい問題がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、発光素子の位置精度が高い半導体発光装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明の半導体発光装置は、一の面を有する基板と、前記基板の前記一の面上に形成され、互いに絶縁された2以上の電極層と、前記2以上の電極層うち1の電極層上に形成される矩形状領域に導電性の接合材を介して搭載されている発光素子と、を有し、前記1の電極層は、前記矩形状領域の外縁の少なくとも3辺に沿って伸長し、かつ前記1の電極層の表面から窪んで形成されている溝を有することを特徴とする。
また、半導体発光装置の製造方法は、基板を形成する工程と、前記基板の表面上の矩形状領域を囲むように前記基板の表面を窪ませる工程と、前記基板の前記矩形状領域及び前記基板の窪ませた領域を少なくとも覆うように少なくとも一対の電極層を形成する工程と、前記少なくとも一対の電極層の前記矩形状領域の内側に接合材を塗布する工程と、前記電極層の前記矩形状領域の内側に発光素子を載置する工程と、前記接合材を溶融させて前記発光素子を前記電極層に搭載する工程と、を有することを特徴とする。
さらに、半導体発光装置の製造方法は、少なくとも一対の電極層を有する基板を形成する工程と、前記電極層上の矩形状領域を囲むように前記電極層の表面に溝を形成する工程と、前記電極層の前記表面の領域の内側に接合材を塗布する工程と、前記電極層の前記矩形状領域の内側に発光素子を載置する工程と、前記接合材を溶融させて前記発光素子を前記電極層に搭載する工程と、を有することを特徴とする。
実施例1に係る半導体発光装置の平面図である。 図1のA−A線に沿った半導体発光装置の断面図である。 図1の基板の平面を示す平面図である。 図1の基板のA−A線に沿った拡大断面図である。 実施例1に係る半導体発光装置の製造方法を示したフロー図である。 実施例2に係る半導体発光装置の基板の拡大断面図である。 実施例2に係る半導体発光装置の製造方法を示したフロー図である。 実施例3に係る半導体発光装置の平面図である。 図8の基板の平面図である。 実施例4に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例4の変形例に係る半導体発光装置の基板の平面図である。 実施例5に係る半導体発光装置の平面図である。 図19の基板の平面を示す平面図である。
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、半導体発光装置10の平面を示している。図1に示すように、半導体発光装置10は、基板としての実装基板20の一の面上に発光素子30が載置されている。発光素子30は、平面視において矩形の形状を有している。発光素子30は、透光性の封止部材40によって覆われることにより封止されている。尚、実装基板20の発光素子30が搭載されている面、すなわち一の面を主面とする。
図2は、図1のA−A線に沿った半導体発光装置10の断面を示している。図2に示すように、実装基板20は、例えば、金属基板である基材21上に絶縁皮膜を形成し、これを積層した基板である。実装基板20に金属の基材21を用いることで放熱性を高めることが可能となる。
実装基板20は、基材21上に絶縁性を有する絶縁材22が設けられている。絶縁材22は、耐熱性を有することが好ましい。このような絶縁材22としては、例えば、ポリアミドイミド(PAI)、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)等を用いることができる。実装基板20は、例えば、矩形の板状に形成されている。
絶縁材22は、実装基板20の表面上の領域を分断するように設けられている。すなわち、実装基板20は、絶縁材22によって電気的に分離された2つの領域を有する。尚、実装基板20の電気的に分離された領域は、2以上設けられていてもよい。
実装基板20上には、互いに電位が異なる一対の電極層23a,23bが設けられている。1の電極層としての電極層23aは、実装基板20の絶縁材22によって電気的に分離された2つの領域の一方に設けられている。電極層23bは、実装基板20の電気的に分離された2つの領域の他方に設けられている。電極層23a,23bは、例えば、矩形の板状に形成されている。尚、電極層23a、23bは、矩形の板状に限られるものではなく、例えば円板状であってもよい。
電極層23a上には、導電性の接合材J1を介して発光素子30が設けられている。接合材J1は、金錫(Au-Sn)を用いることができる。また、接合材J1は金錫に限られず、例えばダイアタッチ剤を用いることもできる。ダイアタッチ剤は、例えば、エポキシ樹脂に銀(Ag)の粒子を分散させた銀ペーストを用いることができる。
ここで、実装基板20は、熱伝導性が高い。このため、接合材J1の溶融速度のむらを少なくすることができる。
発光素子30は、半導体発光装置10の用途に応じて、所定の波長範囲の光を発する半導体素子である。発光素子30が発する光は、特に限定されず、例えば発光波長約380nm〜750nmの可視光が含まれる。発光素子30は、電極層23bにボンディングワイヤBWを介して電気的に接続されている。
発光素子30の上には、透光性の接合材J2を介して蛍光体層FLが設けられている。蛍光体層FLは、シリコーン樹脂などの透光性の樹脂と、発光素子30の出射光の波長を変換する蛍光体粒子と、を有して構成されている。
蛍光体粒子は、青色光によって励起されて黄色蛍光を出射する。このような蛍光体粒子としては、Ce附活イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG:Ce)、Ce附活テルビウム・アルミニウム・ガーネット(TAG:Ce)、オルトシリケート蛍光体((BaSrCa)SiO4、他)、αサイアロン蛍光体(Ca−α−SiAlON:Euなど)などを用いることができる。尚、本実施形態の半導体発光装置10は、蛍光体層FLを設けずに発光素子30が発する光自体を発光装置の出射光として利用するものであってもよい。
接合材J2は、透光性を有し、且つ耐熱性を有する。このような接合材としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
封止部材40は、発光素子30を埋設するように設けられている。具体的には、封止部材40は、発光素子30の少なくとも側面を覆うように設けられている。封止部材40は、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系などの樹脂を主成分としている。
図3は、実装基板20の平面を示している。図3に示すように、電極層23aの表面には、矩形状領域RRが画定されている。発光素子30は、矩形状領域RRの内側において電極層23aに接合されている。言い換えれば、発光素子30は、矩形状領域RR上に導電性の接合材J1を介して搭載されている。
電極層23aは、矩形状領域RRの外縁の少なくとも3辺に沿って伸長し、かつ電極層23aの表面から窪んで形成されている溝24を有する。具体的には、溝24は、矩形状領域RRを途切れることなく囲むように電極層23aの表面から窪んで形成されている。
溝24は、電極層23aの矩形状領域RRの中心Cを通り、かつ矩形状領域RRの一辺と平行な基準軸ARに対して、対称な形状を有する。具体的には、溝24は、実装基板20の電極層23aが設けられている表面に対して垂直方向から見た、すなわち平面視が矩形の形状を有し、基準軸ARに対して対称な形状を成している。尚、溝24の平面視の形状は矩形に限られず、例えば、円形であってもよい。また、図3においては、基準軸ARは、説明の便宜上、絶縁材22が延びる方向に平行となるように記載されているが、絶縁材22が延びる方向に平行でなくてもよい。
このように、溝24が基準軸ARに対して対称な形状を有することにより、矩形状領域RRの中心Cから溝24までの距離が特定の方向のみが長く又は短くなる偏りがなくなる。この結果、接合材J1も矩形状領域RRの中心Cから溝24までの距離が特定の方向のみが長く又は短く設けられる偏りがなくなる。
図4は、図1のA−A線に沿った実装基板20の拡大断面を示している。図4に示すように、電極層23aは、第1の材料からなる第1の金属層MA及び第1の金属層MA上に設けられ、かつ接合材J1に対する濡れ性が第1の材料とは異なる第2の材料からなる第2の金属層MBを含んでいる。尚、図4は、説明を簡略にするため発光素子30を省いて記載している。
第2の材料は、例えば、接合材J1に対する濡れ性が第1の材料よりも高い。例えば、接合材J1に金錫を用いかつ、第1の材料にニッケルメッキを用いた場合、第2の材料は、金メッキを用いるとよい。また、第2の材料は、例えば、接合材J1に対する濡れ性が第1の材料よりも低い材料であってもよい。尚、第2の材料は、接合材J1に濡れ性が第1の材料とは異なる材料であればよく、接合材J1に応じて適宜変更してもよい。
溝24において接合材J1は、1の電極層23aの表面から第2の金属層MBに接し、かつ第1の金属層にまで至っている。接合材は、前記溝にまで延在している具体的には、接合材J1は、溝24を充填するように設けられている。尚、接合材J1を設ける量に応じて、溝24において接する態様が異なる。例えば、接合材J1は、溝24の発光素子30側の側面及び溝24の一部の底面を覆うように設けられていてもよい。
本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法について説明する。図5は、本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法を示すフロー図である。
図5に示すように、実装基板20を形成する(ステップS01)。具体的には、銅の基材21上の一部を覆うように絶縁材22を設け、これを積層して実装基板20を形成する。
実装基板20の表面上の矩形状領域RRを囲むように実装基板20の表面を窪ませる(ステップS02)。具体的には、実装基板20の基材21の銅に対してエッチング処理又はレーザ加工を行うことにより実装基板20の表面を窪ませる。
少なくとも実装基板20の矩形状領域RR及びステップS02において実装基板20の窪ませた領域を覆うように電極層23aを形成する(ステップS03)。具体的には、実装基板20の基材21上にニッケルメッキ処理を行って第1の金属層MAを形成した後に、金メッキ処理を行って第2の金属層MBを形成する。すなわち、電極層23aは、第1の材料からなる第1の金属層MA上に、接合材J1に対する濡れ性が第1の材料よりも高い第2の材料からなる第2の金属層MBを設けて形成されている。
電極層23a上の表面の矩形状領域RRの内側に接合材J1を塗布する(ステップS04)。電極層23a上の矩形状領域RRの内側に発光素子30を載置する(ステップS05)。実装基板20を接合材J1の融点以上に加熱することにより、接合材J1を溶融させて発光素子30を電極層23aに接合する(ステップS06)。
以上のように、本実施例に係る半導体発光装置10によれば、接合材J1が溶融した際に、接合材J1が溝24に向かって流れる。その際接合材J1は、溝24に留まる。この溝24に接合材J1が留まる性質を利用することにより、接合材J1の濡れ広がり方をコントロールすることができる。従って、発光素子30を所望の位置に接合することができ、発光素子30の位置精度を高めることが可能となる。
また、本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法によれば、再現性が高く、かつ高い加工精度で発光素子30を搭載した半導体発光装置10を製造することが可能となる。
尚、本実施例においては、電極層23aを第1の金属層MA及び第2の金属層MBによって構成するようにした。しかし、電極層23aは、第1の金属層MAのみで構成するようにしてもよい。
また、本実施例においては、実装基板20は、矩形の板状に形成されていた。しかし、実装基板20は、発光素子30及び封止部材40を収容するハウジング(キャビティ)として形成してもよい。
実施例2に係る半導体発光装置10の説明をする。実施例2に係る半導体発光装置10は、実装基板20の構造が実施例1に係る半導体発光装置10とは異なる。具体的には、実施例1に係る半導体発光装置10では、電極層23aの溝24においては、第2の金属層MBは接合材J1と接している。しかし、本実施例に係る半導体発光装置10は、電極層23aの溝24において第1の金属層MA及び第2の金属層MBが接合材J1と接する。尚、実施例1の半導体発光装置10と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本実施例に係る半導体発光装置10の実装基板20の拡大断面を示している。尚、図6は、説明を簡略にするため発光素子30を省いて記載している。図6に示すように、第1の金属層MAは、溝24において接合材J1と接している。また、第2の金属層MBは、電極層23a上の矩形状領域RRにおいて接合材J1と接している。すなわち、接合材J1は、溝24を充填するように設けられており、第1の金属層MA及び第2の金属層MBの両方に接している。このように、接合材J1に対する濡れ性が第2の金属層MBよりも低い第1の金属層MAが、溝24において接合材J1と接している。
尚、実施例1に係る半導体発光装置10と同様に、接合材J1を設ける量に応じて、溝24において接する態様が異なる。例えば、接合材J1は、溝24の発光素子30側の側面及び溝24の一部の底面を覆うように設けられていてもよい。
本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法について説明する。図7は、本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法を示すフロー図である。
図7に示すように、電極層23aを有する実装基板20を形成する(ステップS11)。具体的には、銅の基材21上の一部を覆うように絶縁材22を設け、これを積層して実装基板20を形成する。次いで、基材21上にニッケルメッキ処理を施した後に金メッキ処理を施す。この処理によって、第1の金属層MA及び第2の金属層MBを含む電極層23aが実装基板20上に形成される。
電極層23a上の矩形状領域RRを囲むように電極層23aの表面に溝24を形成する(ステップS12)。ステップS12において、第2の金属層MBを電極層23aから除いて第1の金属層MAを露出させることにより溝24が形成される。具体的には、電極層23aの溝24は、エッチング処理やレーザ加工によって第2の金属層MBを除去することによって形成される。
電極層23a上の矩形状領域RRに接合材J1を塗布する(ステップS13)。電極層23a上の矩形状領域RRに発光素子30を載置する(ステップS14)。接合材J1を溶融させて発光素子30を電極層23aに接合する(ステップS15)。
ステップS15において、接合材J1が溶融すると、接合材J1は、第2の金属層MB上に濡れ拡がった後に、第1の金属層MAに接する。第1の金属層MAは、第2の金属層MBよりも接合材J1に対する濡れ性が低いため、第1の金属層MA上で接合材J1の接触角は大きくなる。このため、接合材J1の濡れ広がり方は、第1の金属層MAに達したときに弱まる。その結果、接合材J1の濡れ広がり方をコントロールすることができる。従って、所望の位置に発光素子30を接合させることができる。
以上のように、本実施例に係る半導体発光装置10は、発光素子30の位置精度を高くすることができる。また、本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法によれば、再現性が高く、かつ高い加工精度で発光素子30を搭載した半導体発光装置10を製造することが可能となる。
実施例3に係る半導体発光装置10の説明をする。実施例3に係る半導体発光装置10は、実装基板20の構造が実施例1に係る半導体発光装置10とは異なる。具体的には、実施例1に係る半導体発光装置10では、電極層23aの溝24は途切れることなく連続的に形成されている。本実施例に係る半導体発光装置10は、電極層23aの溝24は、断続的に形成されている点で実施例1に係る半導体発光装置10とは異なる。尚、実施例1の半導体発光装置10と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、実施例3に係る半導体発光装置の平面を示している。図8に示すように、実装基板20上に発光素子30が載置されている。発光素子30は、平面視において矩形の形状を有している。
接合材J1は、実装基板20の主面において、発光素子30と電極層23aとの間の間隙を埋めるように介在している。接合材J1は、実装基板20の主面に平行な方向であって発光素子30の側面から離れる方向に対して半楕円状に拡がる突出領域PRを有する。
突出領域PRは、例えば、電極層23a上の4か所に設けられている。具体的には、突出領域PRは実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに沿った2カ所に設けられている。また、突出領域PRは実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARの垂直方向に沿った2カ所に設けられている。すなわち突出領域PRは、例えば、発光素子30の外形に沿った矩形状領域の各頂点の間の4か所に設けられている。
図9は、図8の実装基板20の平面を示している。図9に示すように、電極層23aの溝24は、電極層23a上の矩形状領域RRを囲むように形成されている。すなわち、溝24は、平面視において矩形状に形成されている。溝24は、断続的に形成されている。
具体的には、溝24は、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸AR上の2カ所において途切れて形成されている。また、溝24は、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに垂直な方向の2カ所において途切れて形成されている。
すなわち、発光素子30と電極層23aの間に設けられた接合材J1は、溶融する際に、溝24が形成されていない箇所から接合材J1が矩形状領域RRの内側から外側に向かって流出する。接合材J1は、溶融温度以下になると電極層23a上で固着する。その際、矩形状領域RRの内側から外側に向かって流出した接合材J1が突出領域PRを形成する。従って、突出領域PRの態様を目視することによって、発光素子30の電極層23aとの接合状態を推測することが可能となる。
例えば、接合材J1が予め定めた電極層23a上の基準位置まで流出していることを確認することで、発光素子30の接合状態が良好であること推測することができる。これに対して接合材J1が予め定めた電極層23a上の基準位置まで突出していなければ、発光素子30の接合状態が良好でないことを推測することができる。
以上のように、本実施例に係る半導体発光装置10は、発光素子30の位置精度を高くすることができる。また、本実施例に係る半導体発光装置10の製造方法によれば、再現性が高く、かつ高い加工精度で発光素子30を搭載した半導体発光装置10を製造することが可能となる。
尚、溝24が途切れている位置は、発光素子30の外形に沿った矩形状領域の四辺の全てに設けられていなくてもよい。また、溝24が途切れている位置は、発光素子30の外形に沿った矩形状領域の四辺を形成する角、すなわち、頂点であってもよい。
実施例4に係る半導体発光装置10について説明する。上述の実施例においては、溝24は矩形状領域RRに沿って形成されていた。実施例4に係る半導体発光装置10の溝24は、その一部が変形して形成されている点で上述の実施例に係る半導体発光装置10とは異なる。
図10は、実施例4に係る半導体発光装置10の実装基板20の平面を示している。図10に示すように、溝24は、主面に平行な方向に対してその一部が屈曲して形成されている歪曲部DPを有する。
歪曲部DPは、溝24の4か所に形成されている。歪曲部DPの各々は、実装基板20の主面に平行な方向に対して矩形状領域RRの内側に向かってコ字状(C字状)を成すように略直角に折れ曲がって形成されている。
歪曲部DPの各々は、電極層23aの矩形状領域RRの中心を通り、かつ矩形状領域RRの一辺と平行な基準軸ARに対して、対称に位置する。具体的には、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに沿った2カ所に設けられている。また、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに垂直な方向の2カ所に設けられている。歪曲部DPは、例えば、矩形状領域RRの各頂点間の中間位置において形成されている。
接合材J1は、溶融時に溝24よりも平らな電極層23a上に濡れ広がる傾向がある。すなわち、接合材J1は、溶融時に矩形状領域RRの頂点方向に向かって濡れ拡がることになる。従って、歪曲部DPが溝24に形成されていることによって、接合材J1の溶融した際の濡れ広がり方向を制御することができる。
尚、歪曲部DPは、溝24の任意の位置に形成することができる。例えば、歪曲部DPは、図11に示すように、溝24の実装基板20の主面に平行な方向に対して互いに対向する位置の2か所に形成されているようにしてもよい。このように、溝24の互いに対向する位置に歪曲部DPを設けることによって、接合材J1に対して歪曲部DPが対称的に作用する。この結果、接合材J1は、溶融する際に対称的な方向に濡れ広がり方向が制御される。
[変形例1]
図12は、実施例4に係る半導体発光装置10の変形例であり、その実装基板20の平面を示している。図12に示すように、溝24は、主面に平行な方向に対してその一部が屈曲して形成されている歪曲部DPを有する。
歪曲部DPは、溝24の4か所に形成されている。歪曲部DPの各々は、実装基板20の主面に平行な方向に対して矩形状領域RRの内側に向かって折れ曲がって形成されている。また、溝24は、矩形状領域RRの中心Cから最も離れた位置、すなわち隅部CPにおいて矩形状領域RRの外縁と重なるように形成されている。言い換えれば、隅部CPは、矩形状領域RRの一の辺と交わる他の辺が交わる位置において、当該一の辺及び他の辺に沿って形成されている。
歪曲部DPの各々は、電極層23aの矩形状領域RRの中心を通り、かつ矩形状領域RRの一辺と平行な基準軸ARに対して、対称に位置する。具体的には、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに沿った2カ所に設けられている。また、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに垂直な方向の2カ所に設けられている。歪曲部DPは、例えば、矩形状領域RRの各頂点間の中間位置において形成されている。
接合材J1は、図10の場合と同様、溶融時に溝24よりも平らな電極層23a上に濡れ広がる傾向がある。このため、歪曲部DPに対応する位置であって発光素子30の真下には、接合材J1は入りにくくなる。
[変形例2]
実施例4では、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって矩形状領域RRの内側に向かって屈曲するように形成されていた。歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって矩形状領域RRの内側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されてもよい。すなわち、歪曲部DPの歪曲の態様は、屈曲に限られず、例えば、湾曲して形成されるようにしてもよい。
図13は、実施例4に係る半導体発光装置10の実装基板20の平面を示している。図10に示すように、溝24は、主面に平行な方向に対してその一部が歪曲して形成されている歪曲部DPを有する。
歪曲部DPは、溝24の4か所に形成されている。歪曲部DPの各々は、実装基板20の主面に平行な方向に対して矩形状領域RRの内側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されている。歪曲部DPの各々は、電極層23aの矩形状領域RRの中心を通り、かつ矩形状領域RRの一辺と平行な基準軸ARに対して、対称に位置する。具体的には、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに沿った2カ所に設けられている。また、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに垂直な方向の2カ所に設けられている。歪曲部DPは、例えば、矩形状領域RRの各頂点間の中間位置において形成されている。
接合材J1は、溶融時に溝24よりも平らな電極層23a上に濡れ拡がる傾向がある。すなわち、接合材J1は、溶融時に矩形状領域RRの頂点方向に向かって濡れ拡がることになる。従って、歪曲部DPが溝24に形成されていることによって、接合材J1の溶融した際の濡れ広がり方向を制御することができる。
尚、歪曲部DPは、溝24の任意の位置に形成することができる。例えば、歪曲部DPは、図14に示すように、溝24の実装基板20の主面に平行な方向に対して互いに対向する位置の2か所に形成されているようにしてもよい。このように、溝24の互いに対向する位置に歪曲部DPを設けることによって、接合材J1に対して歪曲部DPが対称的に作用する。この結果、接合材J1は、溶融する際に対称的な方向に濡れ広がり方向が制御される。
[変形例3]
実施例4では、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって矩形状領域RRの内側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されていた。歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって矩形状領域RRの外側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されてもよい。
図15は、実施例4の変形例1に係る半導体発光装置10の実装基板20の平面を示している。図15に示すように、溝24は、その一部が歪曲して形成されている歪曲部DPを複数有する。溝24の各々は、矩形状領域RRの外側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されている。
歪曲部DPの各々は、電極層23aの矩形状領域RRの中心を通り、かつ電極層23aの発光素子30が接合されている面と平行な基準軸ARに対して、対称に位置する。具体的には、歪曲部DPは、溝24の4か所に形成されている。歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに沿った2カ所に設けられている。また、歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸ARに垂直な方向の2カ所に設けられている。歪曲部DPは、例えば、矩形状領域RRの各頂点間の中間位置において形成されている。
このように、歪曲部DPが形成されていることによって、余剰の接合材J1は、溶融時に矩形状領域RRの頂点方向に向かって流れることになる。従って、接合材J1の流れを制御することができる。
尚、歪曲部DPは、溝24の任意の位置に形成に形成することができる。例えば、図16に示すように、歪曲部DPは、溝24の実装基板20の主面に平行な方向に対して互いに対向する位置の2か所に形成されているようにしてもよい。このように、溝24の互いに対向する位置に歪曲部DPを設けることによって、接合材J1に対して歪曲部DPが対称的に作用する。この結果、接合材J1は、溶融する際に対称的な方向に濡れ広がり方向が制御される。
[変形例4]
実施例4では歪曲部DPは、実装基板20の主面に平行な方向に対して矩形状領域RRの外側に向かって円弧を描くように湾曲して形成されていた。歪曲部DPは、当該歪曲部DPに濡れ拡がる接合材J1の量を調整する調整部を有するようにしてもよい。
図17は、実施例4の変形例2に係る半導体発光装置10の実装基板20の平面を示している。図17に示すように、歪曲部DPは、当該歪曲部DPに濡れ拡がる接合材J1の量を調整する調整部APを有する。
調整部APは、歪曲部DPの歪曲の始点から湾曲の終点に向かって形成されている溝G1及び、歪曲の終点から湾曲の始点に向かって形成されている溝G2を有している。溝G1は、例えば、歪曲部DPの歪曲の始点から湾曲の終点に向かって直線状に形成されている。溝G2は、例えば、歪曲部DPの歪曲の終点から湾曲の始点に向かって直線状に形成されている。
尚、調整部APは、歪曲部DPの歪曲の始点から湾曲の終点に向かう溝G1又は、歪曲の終点から湾曲の始点に向かう溝G2で構成されるようにしてもよい。
このように、歪曲部DPが調整部APを有することにより、歪曲部DP内に濡れ拡がる接合材J1の量を調整することが可能となる。
[変形例5]
実施例4及び変形例1で説明した歪曲部DPは、基準軸ARに対して対称に形成されていた。歪曲部DPは、基準軸ARに対して非対称に形成されてもよい。
図18は、実施例4の変形例3に係る半導体発光装置10の実装基板20の平面を示している。図18に示すように、2つの歪曲部DP1、DP2は、電極層23aの矩形状領域RRの中心を通り、かつ電極層23aの発光素子30が接合されている面と平行な基準軸ARに対して、非対称に位置する。
具体的には、歪曲部DP1は、基準軸AR方向に形成されている矩形状領域RRの2つの頂点間の中間位置において形成されている。歪曲部DP2は、実装基板20の主面に平行な方向であって基準軸AR方向にずれた位置に形成されている。
このように、基準軸ARに対して互いに非対称となる位置に歪曲部DPを設けても、接合材J1の濡れ広がり方向を制御することが可能となる。
実施例5の半導体発光装置10について説明する。上述の実施例に係る半導体発光装置10は、1つの実装基板20に対して1つの発光素子30が搭載されている。実施例5に係る半導体発光装置10は、1つの実装基板20に対して2つの発光素子30が搭載されている点で上述の実施例に係る半導体発光装置10と異なる。
図19は、実施例5に係る半導体製造装置10の平面を示している。図19に示すように、実装基板20には、発光素子30a及び発光素子30bが搭載されている。絶縁材22は、実装基板20の表面上の領域を3つに分断するように設けられている。すなわち、実装基板20は、絶縁材22によって電気的に分離された3つの領域を有する。
具体的には、絶縁材22は、発光素子30aが搭載されている領域及び発光素子30bが搭載されている領域を分断するように設けられている。また、絶縁材22は、発光素子30bが搭載されている領域と他の領域を分断するように設けられている。すなわち、発光素子30a及び発光素子30bは、絶縁材22によって互いに絶縁されている。
図20は、実装基板20の平面を示している。図20に示すように、実装基板20には、発光素子30aを搭載する電極層23a及び発光素子30bを搭載する電極層23cが形成されている。電極層23a及び電極層23cは、絶縁材22によって互いに絶縁されている。
電極層23a上には、発光素子30aが載置される矩形状領域R1が設けられている。電極層23aは、矩形状領域R1の3辺に沿って電極層23aの表面から窪んで形成されている溝24aを有する。絶縁材22は、2つの発光素子30の間に配されかつ、矩形状領域R1のうち溝24が形成されていない1辺に沿って設けられている。すなわち、矩形状領域R1は、溝24及び絶縁材22によって囲まれている。
電極層23c上には、発光素子30bが載置される矩形状領域R2が設けられている。電極層23cは、矩形状領域R2の3辺に沿って電極層23aの表面から窪んで形成されている溝24bを有する。絶縁材22は、2つの発光素子30a、30bの間に配されかつ、矩形状領域R1のうち溝24aが形成されていない1辺に沿って設けられている。すなわち、矩形状領域R2は、溝24b及び絶縁材22によって囲まれている。
このように、矩形状領域R1又は矩形状領域R2を溝24及び絶縁材22によって囲むように形成することで、2つの発光素子30a、30b間の距離を短くして実装基板20に搭載することが可能となる。
以上のように本実施例に係る半導体発光装置10によれば、接合材J1が溶融した際に、接合材J1が溝24に向かって流れる。その際接合材J1は、溝24に留まる。この溝24に接合材J1が留まる性質を利用することにより、接合材J1の濡れ広がり方をコントロールすることができる。従って、発光素子30a、30bの搭載する位置の精度を高めることが可能となる。
尚、溝24を矩形状領域RRの4辺を囲むように形成するようにしてもよい。このように構成しても、発光素子30a、30bの搭載する位置の精度を高めることが可能となる。
また、本実施例においては、1の実装基板20に2つの発光素子30を搭載するようにした。しかし、1の実装基板20に2以上の発光素子30を搭載するようにしてもよい。
10 半導体発光装置
20 実装基板
23a 電極層
24 溝
30 発光素子
40 封止部材
J1 接合材
MA 第1の電極層
MB 第2の電極層
RR 矩形状領域
AR 基準軸
DP 歪曲部
C 矩形状領域の中心

Claims (15)

  1. 一の面を有する基板と、
    前記基板の前記一の面上に形成され、互いに絶縁された2以上の電極層と、
    前記2以上の電極層うち1の電極層上に形成される矩形状領域に導電性の接合材を介して搭載されている発光素子と、を有し、
    前記1の電極層は、前記矩形状領域の外縁の少なくとも3辺に沿って伸長し、かつ前記1の電極層の表面から窪んで形成されている溝を有することを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記1の電極層は、第1の材料からなる第1の金属層及び前記第1の金属層上に設けられ、かつ前記接合材に対する濡れ性が前記第1の材料とは異なる第2の材料からなる第2の金属層を含み、
    前記溝は、前記1の電極層の表面から前記第1の金属層にまで至っていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記溝は、前記電極層の前記矩形状領域の中心を通り、かつ前記矩形状領域の一辺と平行な基準軸に対して、対称な形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記溝は、前記電極層の前記矩形状領域の中心を通り、かつ前記矩形状領域の一辺と平行な基準軸に対して、非対称な形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光装置。
  5. 前記溝は、断続的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体発光装置。
  6. 前記基板は、3つの前記電極層を有し、
    3つの前記電極層のうち2つの電極層は、前記矩形状領域を有し、
    前記2つの電極層の各々の前記矩形状領域に1の前記発光素子がそれぞれ搭載されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体発光装置。
  7. 前記溝は、前記基板の一の面に平行な方向に対してその一部が歪曲して形成されている歪曲部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体発光装置。
  8. 前記歪曲部は、前記基板の一の面に平行な方向において前記矩形状領域の外側に向かって湾曲して形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置。
  9. 前記歪曲部は、前記基板の一の面に平行な方向において前記矩形状領域の内側に向かって湾曲して形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体発光装置。
  10. 前記歪曲部は、複数形成され、
    前記歪曲部の各々は、前記電極層の前記矩形状領域の中心を通り、かつ前記矩形状領域の一辺と平行な基準軸に対して、対称に位置することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の半導体発光装置。
  11. 前記歪曲部は、複数形成され、
    前記歪曲部の各々は、前記電極層の前記矩形状領域の中心を通り、かつ前記矩形状領域の一辺と平行な基準軸に対して、非対称に位置することを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の半導体発光装置。
  12. 前記矩形状領域は、絶縁材及び前記溝によって囲まれていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の半導体発光装置。
  13. 基板を形成する工程と、
    前記基板の表面上の矩形状領域を囲むように前記基板の表面を窪ませる工程と、
    前記基板の前記矩形状領域及び前記基板の窪ませた領域を少なくとも覆うように少なくとも一対の電極層を形成する工程と、
    前記少なくとも一対の電極層の前記矩形状領域の内側に接合材を塗布する工程と、
    前記電極層の前記矩形状領域の内側に発光素子を載置する工程と、
    前記接合材を溶融させて前記発光素子を前記電極層に搭載する工程と、
    を有することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  14. 少なくとも一対の電極層を有する基板を形成する工程と、
    前記電極層上の領域を囲むように前記電極層の表面に溝を形成する工程と、
    前記電極層の前記表面の矩形状領域の内側に接合材を塗布する工程と、
    前記電極層の前記矩形状領域の内側に発光素子を載置する工程と、
    前記接合材を溶融させて前記発光素子を前記電極層に搭載する工程と、
    を有することを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  15. 前記電極層は、第1の材料からなる第1の金属層上に、前記接合材に対する濡れ性が前記第1の材料とは異なる第2の金属層を設けて形成し、
    前記電極層の表面に前記溝を形成する工程は、前記第2の金属層を前記電極層から除いて前記第1の金属層を露出させる工程を含むことを特徴とする請求項14に記載の半導体発光装置の製造方法。
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